JP2023009464A - 草刈り機 - Google Patents

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Abstract

【課題】草刈り機において、満杯検出部の検出感度の変更が容易に行えるようにする。【解決手段】満杯検出部20は、水平方向に沿った軸芯P2周りに上下揺動可能に支持され、軸芯P2から離れる方向に向けて延出され、刈り草が接触して押し操作可能な受け部材21と、受け部材21を刈り草の押し操作の反対側に向けて付勢する付勢部材22と、受け部材21の延出方向に沿って位置変更可能に受け部材21に取り付けられ、軸芯P2に接近する方向及び軸芯P2から離れる方向に位置変更することにより、受け部材21が刈り草により押し操作される際の受け部材21の揺動感度を変更可能な重り部材23と、受け部材21が刈り草により押し操作されたことを検出する検出センサー24とを有している。【選択図】図4

Description

本発明は、草刈り機において、集草部の満杯検出の構成に関する。
特許文献1に開示されているように、草刈り装置と、集草部と、草刈り装置により刈り取られた刈り草を集草部に案内する案内ダクトとが備えられた草刈り機がある。
特許文献1では、集草部において、案内ダクトが接続される前壁部の下部に、満杯検出部が設けられており、集草部に貯留される刈り草が満杯検出部を押し操作すると、集草部が刈り草で満杯になったものと検出される。
特開2006-246804号公報(図5及び図6参照)
草刈り機では、草刈り作業を行う作業地の状態や、草の種類、草が濡れているか否か等の各種の状態に対応できるように、満杯検出部の検出感度を変更可能な構成が要望されている。
本発明は、草刈り機において、満杯検出部の検出感度の変更が容易に行えるように構成することを目的としている。
本発明の草刈り機は、草刈り装置と、刈り草を貯留可能な集草部と、前記草刈り装置と前記集草部とに亘って設けられ、前記草刈り装置により刈り取られた刈り草を前記集草部に案内する案内ダクトと、前記集草部が刈り草で満杯になったことを検出可能な満杯検出部とが備えられ、前記満杯検出部は、水平方向に沿った軸芯周りに上下揺動可能に支持され、前記軸芯から離れる方向に向けて延出され、刈り草が接触して押し操作可能な受け部材と、前記受け部材を刈り草の押し操作の反対側に向けて付勢する付勢部材と、前記受け部材の延出方向に沿って位置変更可能に前記受け部材に取り付けられ、前記軸芯に接近する方向及び前記軸芯から離れる方向に位置変更することにより、前記受け部材が刈り草により押し操作される際の前記受け部材の揺動感度を変更可能な重り部材と、前記受け部材が刈り草により押し操作されたことを検出する検出センサーとを有している。
本発明によると、集草部が刈り草で満杯になった場合、満杯検出部において、刈り草により受け部材が付勢部材に抗して押し操作され、刈り草により受け部材が押し操作されたことが検出センサーにより検出されて、集草部が満杯になったと検出される。
本発明によると、満杯検出部において、重り部材が受け部材に取り付けられており、重り部材により受け部材を揺動させようとするモーメントが発生する。例えば、受け部材が刈り草により付勢部材に抗して下方に押し操作される構成の場合、重り部材によるモーメントは付勢部材の付勢力を弱める方向に作用する。例えば、受け部材が刈り草により付勢部材に抗して上方に押し操作される構成の場合、重り部材によるモーメントは付勢部材の付勢力を強める方向に作用する。
本発明によると、重り部材が、受け部材の延出方向に沿って位置変更可能に、受け部材に取り付けられているので、重り部材の位置を変更して、受け部材の軸芯から重り部材までの長さ(モーメントアーム)を変更することにより、重り部材により受け部材を揺動させようとするモーメントを強弱に変更することができる。
これにより、重り部材のモーメントにより付勢部材の付勢力を弱めると、刈り草が受け部材を軽く押し操作するだけで、受け部材が揺動操作されて検出センサーによる検出が行われるのであり、満杯検出部の検出感度が強い状態(敏感な状態)となる。
重り部材のモーメントにより付勢部材の付勢力を強めると、刈り草が受け部材を強く押し操作しなければ、受け部材が揺動操作されないのであり、満杯検出部の検出感度が弱い状態(鈍感な状態)となる。
本発明によると、満杯検出部において、受け部材における重り部材の位置を変更するという簡単な操作により、草刈り作業を行う作業地の状態等の各種の状態に対応して、満杯検出部の検出感度を容易に変更することができるようになる。
本発明において、前記重り部材が、前記受け部材において刈り草により押し操作される面とは反対側の面に取り付けられていると好適である。
本発明によると、刈り草が受け部材を押し操作する際に、刈り草が重り部材に接触し難いので、刈り草が重り部材に絡み付いて受け部材の揺動に支障を来たすようなことが少なくなる。これにより、満杯検出部の作動の安定性を向上させることができる。
本発明において、前記重り部材の位置を固定及び固定解除操作が可能、且つ、前記重り部材を前記受け部材の延出方向に沿って位置変更操作が可能で、手動操作が可能な位置変更操作具が備えられていると好適である。
本発明によると、受け部材における重り部材の位置の変更及び固定を行う場合、作業者は、重り部材の固定解除、位置の変更及び固定を、位置変更操作具によって行うことができるので、受け部材における重り部材の位置の変更及び固定の作業性が良いものとなる。
本発明において、前記満杯検出部が、前記案内ダクトの底部に設けられ、刈り草により前記受け部材が下方に押し操作されたことが、前記検出センサーにより検出されると好適である。
草刈り機において、草刈り装置からの刈り草が、案内ダクトを通って集草部に供給される場合、作業地の草の種類や草が濡れているか否か等により、集草部において刈り草が均一に貯留されないことがあり、集草部に刈り草の堆積ムラが生じることがある。
刈り草の堆積ムラの有無に関係なく集草部が満杯の状態(満杯に近い状態)になって、集草部における案内ダクトが接続される部分が刈り草で塞がれると、草刈り装置からの刈り草は集草部に入ることができなくなる。この状態で、草刈り作業を続行すると、草刈り装置からの刈り草が、案内ダクトにおける集草部に接続される部分の底部から堆積していき、刈り草の堆積は案内ダクトの底部を草刈り装置に向けて進行していく。
前述の状態において、満杯検出部を集草部に設けた場合、集草部における刈り草の堆積ムラにより、集草部が十分に満杯になっているのに、受け部材が刈り草により押し操作されず、集草部が満杯になったと検出されない可能性がある。
本発明によると、集草部での刈り草の堆積ムラの有無に関係なく、集草部における案内ダクトが接続される部分が刈り草で塞がれた場合、草刈り装置からの刈り草が、案内ダクトにおける集草部に接続される部分の底部から、案内ダクトの底部を草刈り装置に向けて堆積していく点に着目して、集草部における案内ダクトが接続される部分が刈り草で塞がれた状態が、集草部が満杯になった状態であると見なしている。
本発明によると、満杯検出部を案内ダクトの底部に設けることにより、集草部での刈り草の堆積ムラの有無に関係なく、受け部材が刈り草により安定して下方に押し操作されるようになるので、満杯検出部の検出作動を安定させることができる。
本発明において、前記軸芯が、前記案内ダクトの延出方向と直交する方向に沿うように配置され、前記受け部材が、前記軸芯から前記集草部とは反対側に向けて延出されていると好適である。
前述のように、集草部における案内ダクトが接続される部分が刈り草で塞がれた後、草刈り装置からの刈り草が、案内ダクトにおける集草部に接続される部分の底部から、案内ダクトの底部を草刈り装置に向けて堆積していく場合、満杯検出部において、受け部材が軸芯から集草部に向けて延出されていると、刈り草の堆積が案内ダクトの底部を草刈り装置に向けて進行した際に、刈り草が受け部材の延出端部に止められて受け部材にうまく乗ることができず、刈り草が受け部材を下方に押し操作できない状態になる可能性がある。
本発明によると、満杯検出部において、受け部材が軸芯から集草部とは反対側に向けて延出されているので、刈り草の堆積が案内ダクトの底部を草刈り装置に向けて進行した場合、刈り草は受け部材の軸芯の位置から受け部材の上面に乗り易くなるのであり、満杯検出部の検出作動を安定させることができる。
本発明において、前記底部に、第1底面部と、前記第1底面部における前記集草部の側の端部から下方に向けて延出された第2底面部と、前記第2底面部の下部から前記集草部に向けて延出された第3底面部とが設けられ、前記満杯検出部が、前記第3底面部に設けられていると好適である。
前述のように、満杯検出部において、受け部材が軸芯から集草部とは反対側に向けて延出されていると、草刈り装置からの刈り草が案内ダクトを通って集草部に供給される際、草刈り装置からの刈り草が受け部材の延出端部に絡み付く可能性がある。
本発明によると、案内ダクトの内部を草刈り装置から集草部に向けて視た場合、案内ダクトの底部において、第2底面部から第3底面部の領域が、第1底面部よりも下がった状態となっているので、満杯検出部が第3底面部に設けられることにより、満杯検出部が第1底面部の向こう側に隠れた状態となる。
これにより、草刈り装置からの刈り草が案内ダクトを通って集草部に供給される際、草刈り装置からの刈り草が受け部材の延出端部に絡み付く可能性が小さくなるので、満杯検出部の検出作動を安定させることができる。
本発明によると、満杯検出部が検出作動した後の草刈り作業の中断が遅れても、刈り草の堆積が第2底面部に達すれば、刈り草の堆積の進行が第2底面部により一時的に止められるので、この間に草刈り作業を中断することにより、刈り草の堆積が草刈り装置にまで進行してしまうような状態を防止することができる。
草刈り機の左側面図である。 集草容器が上昇操作された状態での草刈り機の左側面図である。 案内ダクトの底部及び満杯検出部の分解斜視面図である。 案内ダクトの底部及び満杯検出部の付近の縦断左側面図である。 案内ダクトの底部及び満杯検出部の付近の底面図である。
図1~図5に乗用型の草刈り機が示されており、図1~図5において、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(草刈り機の全体構成)
図1に示すように、左右の前輪1及び左右の後輪2により、機体3が走行可能に支持されており、前輪1を操向操作する操縦ハンドル4及び運転座席5が、機体3に設けられている。機体3の前部に、エンジン6が設けられ、機体3の後部に、ロプスフレーム7が設けられている。
草刈り装置8が、前輪1と後輪2との間に位置するように、リンク機構9を介して機体3に支持されている。草刈り装置8において、上下方向に沿った軸芯周りに回転駆動されるブレード8aが、左右方向に沿って並ぶように配置されている。
刈り草を貯留可能な集草部10が、機体3の後部に支持されており、案内ダクト11が草刈り装置8と集草部10とに亘って設けられている。
以上の構成によって、機体3が前進することにより、草刈り装置8のブレード8aにより草が刈り取られ、草刈り装置8のブレード8aの回転に伴って生じる搬送風により、草刈り装置8によって刈り取られた刈り草が、案内ダクト11を通って集草部10に案内され供給されて、集草部10に貯留される。
(集草部の構成)
図1及び図2に示すように、集草部10は、平板状の前壁部12と、箱状の集草容器13とを有している。
前壁部12は、左右の後輪2に亘る横幅を備えて、機体3の後部に連結されており、前壁部12の上端部及び下端部に亘る高さを有する開口部12aが、前壁部12に開口されている。案内ダクト11が、草刈り装置8の後部の左右中央部と、前壁部12の開口部12aとに亘って設けられている。
集草容器13は、箱状に組み立てられたフレームの底部、後部及び左右の横部に、パンチングメタル及びメッシュ等の通気性を有する部材が取り付けられて、フレームの上部に通気性を有しない天板が取り付けられて構成されており、フレームの前部は開放されている。
集草容器13の前部の左右の上部が、前壁部12の左右の上部に、左右方向に沿った軸芯P1周りに揺動可能に支持されている。前壁部12と集草容器13とに亘って昇降シリンダ14が接続されており、昇降シリンダ14により集草容器13を軸芯P1周りに昇降操作可能である。
図1に示す状態は、昇降シリンダ14により集草容器13が下降操作された作業状態であり、前壁部12の下部の左右のロック部材15が集草容器13に係合して、集草容器13が作業状態で固定された状態である。作業状態において、集草容器13の前部が前壁部12に接続されて、集草容器13の前部が前壁部12により閉じられた状態となる。
作業状態において、前述の(草刈り機の全体構成)に記載のように、草刈り装置8によって刈り取られた刈り草が、案内ダクト11を通って、前壁部12の開口部12aから集草部10(前壁部12及び集草容器13)の内部に供給されて貯留される。
集草部10が満杯になると、草刈り作業を中断する。図2に示すように、ロック部材15を外し操作して、昇降シリンダ14により集草容器13を上昇操作すると、刈り草が集草容器13の前部から地面に放出される。
(案内ダクトの構成)
図1に示すように、案内ダクト11は、上部16、左右の横部17及び底部18を有して、断面長方形状の筒状に構成されている。
案内ダクト11において、上部16は、平板状であり、草刈り装置8と、前壁部12の開口部12aの上部とに亘って接続されている。左右の横部17は、平板状であり、草刈り装置8と、前壁部12の開口部12aの左右の横部とに亘って接続されている。
図1,3,4に示すように、底部18は、平板状の板材が折り曲げられて構成されており、第1底面部18a、第2底面部18b及び第3底面部18cを有している。
底部18の第1底面部18aは、草刈り装置8に接続されて、斜め上方の後方に向けて延出されている。底部18の第2底面部18bは、第1底面部18aにおける集草部10の側である後部の端部から、下方に向けて延出されている。
底部18の第3底面部18cは、第2底面部18bの下部から集草部10に向けて、斜め上方の後方に延出されて、前壁部12の開口部12aの下部に接続されている。底部18の第3底面部18cに、長方形状の開口部18dが開口されており、左右のフレーム19が、底部18の下面における開口部18dの左右両側の部分を、案内ダクト11の長手方向(前後方向)に沿って連結されている。
(満杯検出部の全体構成)
図3,4,5に示すように、集草部10が刈り草で満杯になったことを検出可能な満杯検出部20が、案内ダクト11の底部18に設けられており、底部18の第3底面部18cに設けられている。
満杯検出部20は、受け部材21、バネ22(付勢部材に相当)、重り部材23、検出センサー24、ボルト25(位置変更操作具に相当)及び蝶ナット26(位置変更操作具に相当)を有している。
(満杯検出部における受け部材の構成)
図3,4,5に示すように、受け部材21は、外周部が下方に向けて折り曲げられた平板状に構成されており、上面部21a、左右の横面部21b、前面部21cが設けられている。長孔21dが、案内ダクト11の長手方向(前後方向)に沿って、上面部21aに開口されている。
底部18の開口部18dの後部(集草部10の側の部分)の下方において、支点軸27が左右方向に沿って左右のフレーム19に支持されている。受け部材21が底部18の開口部18dに配置されており、受け部材21の左右の横面部21bの後部(集草部10の側の部分)が、支点軸27に上下揺動可能に支持されている。
これにより、受け部材21は、支点軸27の軸芯P2周りに上下揺動可能に支持され、軸芯P2から離れる方向である前方に向けて延出されており、軸芯P2から集草部10とは反対側である前方に向けて延出されている。軸芯P2(支点軸27)は、水平方向である左右方向に沿っており、案内ダクト11の延出方向(前後方向)と直交する方向である左右方向に沿っている。
(満杯検出部におけるバネ及び検出センサーの構成)
図3,4,5に示すように、バネ22は、コイル状に構成され、支点軸27に取り付けられており、受け部材21を上方(刈り草の押し操作の反対側)に向けて付勢している。受け部材21の左右の横面部21bの前部(草刈り装置8の側の部分)に、前方に突出する係合部21eが設けられている。
受け部材21がバネ22により上方に向けて付勢されており、受け部材21の係合部21eが、底部18の開口部18dの前部(草刈り装置8の側の部分)に係合することにより、受け部材21は図4に示す上昇位置で止まる。
受け部材21が上昇位置に位置した状態において、受け部材21の上面部21aは、底部18の第3底面部18cよりも上側に位置しており、受け部材21の左右の横面部21bの下端部及び前面部21cの下端部は、底部18の第3底面部18cよりも下側に位置している。
図4及び図5に示すように、右のフレーム19にブラケット28が連結され、リミットスイッチ型式の検出センサー24が、ブラケット28に取り付けられている。受け部材21の右の横面部21bの下端部から、操作部21fが右の横外方に延出されており、受け部材21が上昇位置に位置した状態において、検出センサー24の接触部24aが、受け部材21の操作部21fの下面に接触している。
後述の(満杯検出部の検出状態)に記載のように、刈り草により受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されると、受け部材21の操作部21fが検出センサー24の接触部24aを下方に押し操作するのであり、受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されたことが、検出センサー24により検出される。
この場合、受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されたことが検出センサー24により検出されるということは、集草部10が満杯になったことが満杯検出部20により検出されたことを意味する。
(満杯検出部における重り部材、ボルト及び蝶ナットの構成)
図3,4,5に示すように、平板状の重り部材23が、受け部材21の上面部21aの下面(受け部材21において刈り草により押し操作される面とは反対側の面)に、取り付けられている。
ボルト25が、重り部材23に上向きに連結されて、受け部材21の長孔21dを通って、受け部材21の上面部21aから上方に向けて突出しており、ボルト25の上部に蝶ナット26が取り付けられている。
蝶ナット26が締め付け操作されることにより、重り部材23が受け部材21に固定される。蝶ナット26が緩み操作され、重り部材23及びボルト25が受け部材21の長孔21dに沿って移動操作されることにより、重り部材23が、受け部材21の延出方向(前後方向)に沿って位置変更操作される。
前述の(集草部の構成)及び図2に示すように、集草容器13を上昇操作すると、前壁部12が後方に向けて開放される。
作業者は、前壁部12に対して後側から、前壁部12の開口部12aに手を入れて、蝶ナット26の緩み操作を行うことができるのであり、ボルト25及び蝶ナット26を持って前後に操作することにより、重り部材23を受け部材21の延出方向に沿って位置変更することができる。作業者は、蝶ナット26を締め付け操作することにより、重り部材23を所望の位置で固定することができる。
(受け部材の揺動感度及び満杯検出部の検出感度の変更)
図3,4,5に示すように、バネ22は、受け部材21を軸芯P2周りに上方に向けて付勢する。重り部材23では、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)に基づくモーメントが発生し、重り部材23によるモーメントは、受け部材21を下方に向けて揺動させようとするのであり、バネ22の付勢力を弱める方向に作用する。
図4及び図5に示す状態は、重り部材23が軸芯P2に最も近い位置に固定された状態であり、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)が最も短い状態である。この状態において、重り部材23によるモーメントは最小となるのであり、バネ22の付勢力は最大となる。
前述の状態において、後述の(満杯検出部の検出作動)に記載のように、刈り草により受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されようとしても、刈り草が受け部材21を強く押し操作しなければ、受け部材21は下方に揺動操作されない。これにより、受け部材21の揺動感度が弱い状態(鈍感な状態)となるのであり、後述の(満杯検出部の作動状態)に記載の満杯検出部20の検出感度が弱い状態(鈍感な状態)となる。
図4及び図5に示す状態から、重り部材23を前方に移動させ、ボルト25を受け部材21の長孔21dの前端部に位置させて、重り部材23を固定すると、重り部材23が軸芯P2から最も離れた位置に固定されるのであり、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)が最も長い状態となる。この状態において、重り部材23によるモーメントは最大となるのであり、バネ22の付勢力は最小となる。
前述の状態において、後述の(満杯検出部の検出状態)に記載のように、刈り草により受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されようとする際、刈り草が受け部材21を軽く押し操作するだけで、受け部材21は下方に揺動操作される。これにより、受け部材21の揺動感度が強い状態(敏感な状態)となるのであり、後述の(満杯検出部の検出状態)に記載の満杯検出部20の検出感度が強い状態(敏感な状態)となる。
以上のように、重り部材23を受け部材21の延出方向に沿って位置変更して、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)を変更することにより、重り部材23により受け部材21を揺動させようとするモーメントを、強弱に変更することができるのであり、受け部材21の揺動感度及び満杯検出部20の検出感度を、変更することができる。
(満杯検出部の検出作動)
図1,3,4に示すように、案内ダクト11の内部を草刈り装置8から集草部10に向けて視た場合、満杯検出部20が底部18の第3底面部18cに設けられることにより、満杯検出部20が底部18の第1底面部18aの向こう側に隠れた状態となる。
これにより、草刈り装置8からの刈り草が案内ダクト11を通って集草部10に供給される際、草刈り装置8からの刈り草が受け部材21の前面部21cに絡み付く可能性が小さくなる。
草刈り装置8からの刈り草が集草部10に貯留されていった場合、集草部10での刈り草の堆積ムラの有無に関係なく、集草部10が満杯の状態(満杯に近い状態)になり、前壁部12の開口部12aが刈り草で塞がれたとする。
前述のように前壁部12の開口部12aが刈り草で塞がれると、草刈り装置8からの刈り草は集草部10に入ることができなくなるので、この状態で草刈り作業を続行すると、草刈り装置8からの刈り草は案内ダクト11の底部18(第3底面部18c)における前壁部12の部分から堆積していき、刈り草の堆積は案内ダクト11の底部18を草刈り装置8に向けて前方に進行していく。
刈り草の堆積が案内ダクト11の底部18を草刈り装置8に向けて前方に進行して、満杯検出部20に達した場合、受け部材21が軸芯P2から離れる方向である前方に向けて延出されていることにより、刈り草は受け部材21の上面部21aに無理なく乗る状態となり、刈り草により受け部材21が上昇位置から下方に押し操作される。
刈り草により受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されると、受け部材21の操作部21fが検出センサー24の接触部24aを下方に押し操作するのであり、受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されたことが、検出センサー24により検出される。
集草部10での刈り草の堆積ムラの有無に関係なく、受け部材21が上昇位置から下方に押し操作されたことが検出センサー24により検出されると、満杯検出部20において集草部10が満杯になったと検出される。検出センサー24の検出に基づいて、ブザー等の警報(図示せず)が作動し、警報ランプ(図示せず)が点灯する。
前述の(受け部材の揺動感度及び満杯検出部の検出感度の変更)に記載のように、重り部材23を受け部材21の延出方向に沿って位置変更して、重り部材23により受け部材21を揺動させようとするモーメントを強弱に変更し、受け部材21の揺動感度及び満杯検出部20の検出感度を変更すればよい。
警報が作動し、警報ランプが点灯すると、作業者は、草刈り作業を中断し、前述の(集草部の構成)及び図2に示すように、集草容器13を上昇操作して、刈り草を集草容器13の前部から地面に放出する。
この場合、草刈り作業の中断が遅れても、図3及び図4に示すように、案内ダクト11において、刈り草の堆積が底部18の第2底面部18bに達すれば、刈り草の堆積の進行が底部18の第2底面部18bにより一時的に止められるので、この間に草刈り作業を中断することにより、刈り草の堆積が草刈り装置8にまで進行してしまうような状態が防止される。
(発明の実施の第1別形態)
満杯検出部20を、案内ダクト11の上部16に設けてもよい。
この構成によると、満杯検出部20において、受け部材21が案内ダクト11の上部16から下方に突出する状態となり、バネ22により下方に向けて付勢された状態となる。刈り草により受け部材21が上方に押し操作されると、このことが検出センサー24により検出され、満杯検出部20において集草部10が満杯になったと検出される。
前述の構成では、バネ22は、受け部材21を軸芯P2周りに下方に向けて付勢する。重り部材23では、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)に基づくモーメントが発生し、重り部材23によるモーメントは、受け部材21を下方に向けて揺動させようとするのであり、バネ22の付勢力を強める方向に作用する。
重り部材23が軸芯P2に最も近い位置で固定されると、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)が最も短い状態となり、重り部材23によるモーメントは最小となるのであり、バネ22の付勢力は最小となる。
これにより、受け部材21の揺動感度が強い状態(敏感な状態)となるのであり、満杯検出部20の検出感度が強い状態(敏感な状態)となる。
重り部材23が軸芯P2から最も離れた位置に固定されると、軸芯P2から重り部材23までの長さ(モーメントアーム)が最も長い状態となり、重り部材23によるモーメントは最大となるのであり、バネ22の付勢力は最大となる。
これにより、受け部材21の揺動感度が弱い状態(鈍感な状態)となるのであり、満杯検出部20の検出感度が弱い状態(鈍感な状態)となる。
(発明の実施の第2別形態)
満杯検出部20を案内ダクト11の底部18に設けた場合、受け部材21を軸芯P2から離れる方向である集草部10に向けて延出してもよい。
この構成では、受け部材21の後面部を、受け部材21の上面部21aの後端部から斜め下方の後方に向けて延出されるように構成すればよい。
(発明の実施の第3別形態)
満杯検出部20を案内ダクト11の上部16に設けた場合、受け部材21を軸芯P2から離れる方向である集草部10に向けて延出してもよい。
この構成では、受け部材21の後面部を、受け部材21の下面部の後端部から斜め上方の後方に向けて延出されるように構成すればよい。
(発明の実施の第4別形態)
満杯検出部20を案内ダクト11の底部18に設けた場合、軸芯P2を水平方向である前後方向(案内ダクト11の延出方向)に沿って配置してもよい。
この構成では、受け部材21の集草部10の側の横面部21bを、受け部材21の上面部21aの横端部から斜め下方の後方に向けて延出されるように構成すればよい。
(発明の実施の第5別形態)
満杯検出部20を案内ダクト11の上部16に設けた場合、軸芯P2を水平方向である前後方向(案内ダクト11の延出方向)に沿って配置してもよい。
この構成では、受け部材21の集草部10の側の横面部21bを、受け部材21の下面部の横端部から斜め上方の後方に向けて延出されるように構成すればよい。
(発明の実施の第6別形態)
コイル型式のバネ22に代えて、板バネ型式のバネ22を付勢部材として使用してもよい。
(発明の実施の第7別形態)
満杯検出部20を、集草部10(集草容器13)の底部に設けてもよい。満杯検出部20を、集草部10(集草容器13)の上部に設けてもよい。
本発明は、前輪1及び後輪2の間に草刈り装置8が配置された草刈り機だけではなく、草刈り装置8が前輪1の前方に支持され、案内ダクト11が草刈り装置8の右又は左の横部から後方に向けて延出された草刈り機にも適用できる。
8 草刈り装置
10 集草部
11 案内ダクト
18 底部
18a 第1底面部
18b 第2底面部
18c 第3底面部
20 満杯検出部
21 受け部材
22 バネ(付勢部材)
23 重り部材
24 検出センサー
25 ボルト(位置変更操作具)
26 蝶ナット(位置変更操作具)
P2 軸芯

Claims (6)

  1. 草刈り装置と、刈り草を貯留可能な集草部と、
    前記草刈り装置と前記集草部とに亘って設けられ、前記草刈り装置により刈り取られた刈り草を前記集草部に案内する案内ダクトと、
    前記集草部が刈り草で満杯になったことを検出可能な満杯検出部とが備えられ、
    前記満杯検出部は、
    水平方向に沿った軸芯周りに上下揺動可能に支持され、前記軸芯から離れる方向に向けて延出され、刈り草が接触して押し操作可能な受け部材と、
    前記受け部材を刈り草の押し操作の反対側に向けて付勢する付勢部材と、
    前記受け部材の延出方向に沿って位置変更可能に前記受け部材に取り付けられ、前記軸芯に接近する方向及び前記軸芯から離れる方向に位置変更することにより、前記受け部材が刈り草により押し操作される際の前記受け部材の揺動感度を変更可能な重り部材と、
    前記受け部材が刈り草により押し操作されたことを検出する検出センサーとを有している草刈り機。
  2. 前記重り部材が、前記受け部材において刈り草により押し操作される面とは反対側の面に取り付けられている請求項1に記載の草刈り機。
  3. 前記重り部材の位置を固定及び固定解除操作が可能、且つ、前記重り部材を前記受け部材の延出方向に沿って位置変更操作が可能で、手動操作が可能な位置変更操作具が備えられている請求項1又は2に記載の草刈り機。
  4. 前記満杯検出部が、前記案内ダクトの底部に設けられ、
    刈り草により前記受け部材が下方に押し操作されたことが、前記検出センサーにより検出される請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の草刈り機。
  5. 前記軸芯が、前記案内ダクトの延出方向と直交する方向に沿うように配置され、
    前記受け部材が、前記軸芯から前記集草部とは反対側に向けて延出されている請求項4に記載の草刈り機。
  6. 前記底部に、第1底面部と、前記第1底面部における前記集草部の側の端部から下方に向けて延出された第2底面部と、前記第2底面部の下部から前記集草部に向けて延出された第3底面部とが設けられ、
    前記満杯検出部が、前記第3底面部に設けられている請求項4又は5に記載の草刈り機。

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