JP2012157284A - 砂糖きび収穫機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記砂糖きび収穫機を前提として、左右のベースカッターの外筒の間でかつ左右のバットリフターの上方位置に1つの助勢送りローラーが配置されていて、当該助勢送りローラーが根切り装置の枠体Fに支持機構によって支持されており、上記助勢送りローラーが支持機構によって上下動自在に支持されており、バネによって下方に付勢されており、上記助勢送りローラーの下限位置が当該助勢送りローラーの下面が上記バットリフターの上端に接近する位置であり、上記助勢送りローラーを駆動する油圧モーターが備えられていること。
【選択図】 図4−1
Description
これによって砂糖きびが引き込み装置の手前で詰まって収穫作業が中断されることが回避され、ハーベスターによる作業能率が大幅に改善される。
ハーベスターの基本的な機構構造にはいろいろなものがあり、図1のものがその一例である(特許文献1)。これはクローラー1によって自走するものであり、その最先端に左右一対のクロップディバイダー2があって、互いに内側に回転しながら畝と畝の間の溝に沿って前進し、到伏した砂糖きびを引き起こしてクロップディバイダー2,2の内側に押し戻し、これによってベースカッター3による根切りがスムーズになされるようにし、また、引き込み装置4による引き込みがスムーズになされるようにしているものである。
根切り装置の枠体Fは、その全体構造が左右の外筒30b,3bと上記同期伝動装置3−1、環状固定カバー3h、上記同期伝動装置3−1のケーシングg等による門型(正面視で門型)のものである。そして、この枠体Fは昇降リンクR(図3)に支持されていて油圧シリンダによって昇降操作される。
ちなみに、従来技術1の門形の枠体Fは、その左右の縦軸3kの間の幅Wは500mm、外筒3bの外径x1は140mm、バットリフター3aの高さ(リフト高さ)Lは240mm、同期伝動装置3−1の水平軸部3sの高さHは620mm、同期伝動装置の水平軸部3sの外径x2は80mmである。
以上が砂糖きびを長いままで上方に搬送し、上部にある細断装置で細断するタイプの従来技術1であるが、他方、引き込み装置4の直後に細断装置6があって砂糖きびを細断してその細断片Paを搬送コンベアー5で上方の風撰装置7まで搬送するものもある(従来技術2、図示略)。
また、引き込みローラーが細断刃を備えていて、従来技術1における引き込み装置4が細断装置6を兼ねているものもある(従来技術3)。そしてその一例が特開2009−50177号公報(特許文献2)に記載されている。この従来技術3の要部(ベースカッターと、細断装置を兼ねた引き込み装置等の構成)は図2に示すようなものである。この例では、ベースカッター3の直後に引き込み装置20があり、当該引き込み装置20の上下の引き込みローラー21a,21bが3枚の回転刃24をそれぞれ備えており、当該回転刃24で砂糖きびPを上下から掴んで引き込みながら切断するものである。砂糖きびPの細断片Paは、ブレード22aを備えた搬送コンベア22によって上方の風撰装置7(図1のものと同じ)まで搬送される。
以上のような従来のハーベスターでは、ベースカッター3で根切りされた砂糖きびPがバットリフター3aで押し上げられ、ハーベスターの前進によって引き込み装置4(又は20)へ送られ、その引き込みローラー4a(従来技術2では21a,21b)で掴まれて引き込まれるようになっている。そしてこの送りと引き込みの関係は次のとおりである。
そしてまた、引き込み装置の手前に砂糖きびが停滞すると、多量の砂糖きびが溜まって引き込み装置に詰まってしまうことにもなる。
なお、砂糖きびPが繁茂して倒伏し複雑に絡み合っているなどの悪条件が重なると収穫作業が頻繁に中断されることになる。
そこで、この発明は、左右のクロップディバイダーの後方にベースカッターがあり、ベースカッターの直後に引き込み装置があり、ベースカッターにバットリフターが設けられており、ハーベスターの前進によって砂糖きびが引き込み装置へ送られる砂糖きび収穫機(ハーベスター)について、次のことを技術的課題とするものである。すなわち、砂糖きびを引き込み装置へ積極的に送る助勢送り手段について、ベースカッターに簡単な形態で付設される機構であって、かつ、その強度と剛性及び耐久性が高い機構を工夫することである。
(ロ)上記助勢送りローラーが支持機構によって上下動自在に支持されていて付勢バネによって下方に付勢されていること、
(ハ)上記助勢送りローラーの下限位置が、当該助勢送りローラー下面が上記バットリフターの上端に接近する位置であること、
(ニ)上記助勢送りローラーを駆動する油圧モーターが備えられていること。
また、
(ホ)上記バットリフターの表面に多数の突起が設けられていること。
さらに、
(ヘ)助勢送りローラーを駆動する上記油圧モーターが助勢送りローラー専用であり、助勢送りローラーを上下動自在に支持する支持機構の固定部に固定されていること。
(1)助勢送りローラーの支持機構
助勢送りローラーの支持機構は助勢送りローラーを左右の外筒の間において上下動自在に支持するものであり、支持部材と揺動アームによって構成し、揺動アームに助勢送りローラーを支持させた構成にすることができる。この態様によれば助勢送りローラーを上下方向に移動自在に支持する支持機構が単純に構成される。また、この支持機構を支持部材とスライドブロックとによって構成し、スライドブロックに助勢送りローラーを支持させた構成にすることもでき、このスライドブロックによる場合は、支持機構をコンパクトに纏めることはできるが、支持部材によってスライドブロックを上下方向に摺動自在に案内するスライド部に異物が侵入することを効果的に防止するための特別の工夫が構造設計において必要である。
また、助勢送りローラーの支持機構は、助勢送りローラーがバットリフターの上端と干渉しないようにその下限位置を規定するものでなければならない。
揺動アームによる場合は支持部材を根切り装置の枠体Fから前方又は後方に支持ブラケットを張り出してこれに揺動アームを揺動可能に支持させる他なく、そのために枠体Fの水平軸部30s又は環状固定カバー30hから前方又は後方に支持ブラケットを突出させたとき揺動アームによる支持機構が運転者の視線(ベースカッターの位置を運転席から目視する視線)の妨げにならないように支持ブラケットを前方に張り出させてその先端に揺動アームを支持させた支持機構が好ましい。
なお、揺動アームは左右各一つのアームで構成すればよいが、左右の揺動アームについてはこれを上下一対の平行リンクで構成することもできる。
スライド案内機構による場合は、支持部材を枠体Fの水平軸部30s又は環状固定カバー3h等に固定し、当該支持部材に縦方向のガイド部(ガイド長穴等)を設け、当該ガイド部の摺動面によってスライドブロックを案内させる構造を採用することができ、また、スライドブロックにガイド溝を設け、棒状ガイド部材を支持部材に設けてこれをスライドブロックの上記ガイド溝に嵌めて案内させる構造を採用することもできるが、いずれについてもスライド面に異物が侵入してスライドブロックの円滑な上下動が害されることが問題であるので、この問題を有効に防止してスライドブロックが円滑に上下動するようにすることが構造設計において重要である。
左右のベースカッターを駆動する伝動装置を利用して助勢送りローラーを駆動することも考えられるが、この場合は動力取り出しのための伝動機構が複雑になるので現実的ではない。
他方、助勢送りローラーの駆動モーターを専用モーターとし、これを揺動アームの揺動中心に配置し、これを支持ブラケットなどの固定部に支持させることが考えられ、これは駆動モーターの取り付け及び保守を容易にするのに有利である。しかしこの場合は、駆動モーターの駆動軸と送りローラーの軸との間隔が大きくなりこの間の伝動手段が長くなるという問題がある。
駆動モーターを送りローラーに固定して一体的に上下動するように構成する場合は、駆動モーターと送りローラー及びその間の伝動手段をユニット化してこれをコンパクトにすることができる。
左右のベースカッターの外筒の間に配置した助勢送りローラーを所要のストロークで上下動させるには、根切り装置の門型の枠体Fの内側に所定高さの空間が必要である。このためには、枠体Fの水平軸部3s(図3参照)までの高さが十分に高いときは特に問題はないが、水平軸部3sの高さを十分に高くするのが困難であるときは、水平軸部3s(図3参照)を左右のバットリフター3aの縦軸3kに対して前方又は後方にずらして枠体Fの平面形状をコ形にして左右の外筒3b間の空間を上方に解放して、助勢送りローラーの上下方向可動範囲を大きく(図3の従来例のものに比して大きく)するのがよい。
上記水平軸部3sの高さが十分に高いときは、同期伝動装置3−1の伝動機構は従来のものと変わらずその伝動機構は単純である。他方、枠体Fの平面形状を前方又は後方にコ形にした場合は、上記伝動機構は複雑になり重量が重くなり製作コストが高くなるので、軽量化や製作コスト低減の観点からして前者の方が有利である。
助勢送り手段は前進走行に伴う送りを助勢するものであるからその送りが高速である必要はないが、助勢送りローラーとバットリフターとの間に砂糖きびを挟持して搬送するものであるから、助勢送りローラーの周速度がバットリフターの周速度とほぼ等速である必要がある。
砂糖きびが引き込み装置によって引き込まれているときはその引き込み力が強く、砂糖きびは上記助勢送り手段に対して滑りながら引き込まれる。
砂糖きびに対する助勢送り手段の挟持力が弱いと十分な助勢送り力が確保されず、挟持力が強すぎると助勢送りローラーに過大な負荷がかかってその耐久性が損なわれることになる。
助勢送りローラーはその重量と付勢バネとによって押さえられる。そして、上記付勢バネのバネ力については、必要な押さえ強さを確保する強さであり、他方、引き込み装置による引き込み時に過大な力が助勢送り手段にかからない程度の強さでなければならない。
なお、助勢送りローラーの重量による押さえだけで足りる場合は付勢バネによる押さえは必ずしも必要ないが、この場合でも付勢バネを設けることによって助勢送りローラーの自由な上下振動が抑制されるので、助勢送りローラーによる送りを安定させることができる。
助勢送りローラーの駆動モーターとして電動モーターを利用することも考えられるが、この場合はその回転速度を油圧モーターによるバットリフターの回転速度と同調させるのが難しい(バットリフターの回転速度は運転操作によって変動する)。他方、バットリフターを専用の油圧モーターで駆動し、専用の油圧モーターで助勢送りローラーを駆動する構成にすればその駆動速度をバットリフターの回転速度と同調させるのが容易であり、また操作手段も単純であるから設計上も有利であるので、駆動モーターとして油圧モーターを用いるのが良い。
また、駆動モーターを助勢送りローラーに直結した構成にしてもよいが、駆動モーターを助勢送りローラーと外筒30b(ベースカッター30の外筒30b)の間に配置するのが容易でない。したがって、油圧駆動モーターを助勢送りローラーと平行に配置し、油圧駆動モーターと助勢送りローラー間に伝動装置を介在させ、当該伝動装置を介して助勢送りローラーを駆動するようにし、助勢送りローラーを支持する揺動アームの支持部に油圧駆動モーターを固定する構成がよい。
上記助勢送りローラーは左右のベースカッターの外筒30b,30bの間にあって、左右のバットリフターの上方位置において支持機構によって上下動自在に支持されており、この支持機構は根切り装置の枠体Fに支持されているから、当該助勢送りローラーは根切り装置の一部になっており、また、付勢バネで下方に押さえられた状態で油圧モーターによって送り方向に駆動される。この状態で左右のバットリフターが回転すると砂糖きびがバットリフターによって押し上げられ、バットリフターと助勢送りローラーとによって挟持されて後方に送られる。
バットリフターと助勢送りローラーとによる助勢送り手段の送り作用の詳細は次のとおりである。
バットリフター31の回転によって砂糖きびPがすくい上げられ、瞬時にバットリフターの上端31aまで押し上げられて助勢送りローラーとの間に挟まれる。そして、砂糖きびPがバットリフターとの間に挟まれると助勢送りローラーを押し上げ、バットリフターと助勢送りローラーとによって強く挟持されることになる。このとき、助勢送りローラーは送り方向に回転しており、また、バットリフターも送り方向に回転しているので、これらに挟持されたとき砂糖きびに強い送りが作用する。
また、バットリフターで砂糖きびが押し上げられ、これを助勢送りローラーで弾力的に押さえて後方に送るのであるから、助勢送り手段は砂糖きびから強い抵抗(引き込み抵抗)を受ける。そして、この引き込み抵抗は砂糖きびが倒伏して絡んでいるほど強く、また、同時に引き込まれる砂糖きびの量が多いほど強くて衝撃的である。したがって、この助勢送り手段はこのような引き込み抵抗に十分耐えられるだけの剛性と強度を備えている必要がある。
これに対して、ベースカッターの縦軸(駆動軸)やバットリフターはもともと高強度部材であるから、その強度、剛性、耐久性に問題はない。そして、助勢送りローラーは左右のベースカッターの間の比較的狭い空間に配置されるものではあるが、助勢送りローラーが支持機構によって上下動自在に支持されているだけの単純なものであるから必要な強度と剛性を確保するのは容易である。
また、助勢送りローラーは付勢バネに抗して上方に押し上げられ、また、当該付勢バネによる砂糖きびに対する把持力(助勢送りローラーの押さえ力)は安定しているので、助勢送り手段にかかる負荷が過大になることはない(所定以上の負荷がかかると把持された砂糖きびが助勢送りローラー又はバットリフターに対して滑る)。したがって、上記助勢送り手段が過負荷を受けて破損されることはない。
さらに、バットリフターの表面に多数の突起が設けられ、また助勢送りローラーの外面が凹凸であることによって砂糖きびが滑り難く、したがって、助勢送りローラーに対する比較的小さな押さえ力(バネによる下方への付勢力)で強い引き込み力が発揮される。
したがって、助勢送りローラーに対する過大な押さえ力によって支持機構に過大な負荷がかかることはない。
したがって、砂糖きびが引き込み装置の手前で停滞してこのために収穫作業が中断されることはなく、作業中断のために作業能率が大幅に低下することはない。
それゆえ、砂糖きびの品種、生育状況、到伏状況の如何に関わりなくハーベスターによる収穫作業能率が大幅に向上される。
以上は従来技術1の構造と基本的には同じである。
しかし、この発明は根切り装置の枠体Fに支持機構40及び助勢送りローラー50を組み込んでいるものであり、そして、ベースカッター30の左右のバットリフター31,31の上方位置でかつ左右の外筒30b,30bの間において上記助勢送りローラー50を支持機構40で上下動自在に支持しているものであるから、バットリフター31の上方に高い設置空間が必要である。
一方の支持ブラケット41,41’の下端に油圧モーターmが取り付けられており、油圧モーターmのスプロケットs1(図4−4(a)参照)と助勢送りローラーのスプロケットs2とチェンs3とによってチェン伝動装置cが構成されており、このチェン伝動装置cを介して油圧モーターmで送りローラー50aを駆動するようになっている。
また、他方の支持ブラケット41に他方の揺動アーム42を連結ピン44によって連結されており、この連結ピン44に捩りバネ43(図4−4参照)が嵌められていて当該捩りバネ43で上記揺動アーム42が下方に押さえられている。この捩りバネ43のバネ力と助勢送りローラー50(送りローラー50a、軸50b、スプロケットs2等によるユニット)の重量とで送りローラー50aが下方に押さえられている。
螺旋状のバットリフター31は直径23mmの鋼鉄棒によるものであり(従来技術と同じ)、その螺旋半径は約200mmである。そして、これは送りローラー50aによって下方に押さえつけられる負荷及び砂糖きびの送り抵抗による負荷に十分耐える強度と剛性をもともと備えている。
どの程度の送り抵抗に対して滑りを生じさせる(スリップさせる)かは付勢バネ43のバネ力によって加減される。そして、この付勢バネのバネ力をどの程度にするかは、助勢送り手段にどの程度の送り力を発揮させるかによって選択されることであり、また、送りローラー50aの直径、当該送りローラーの鋸歯状ブレード50tの形状の如何等によることでもある。
この実施例2の支持部材70は正面形状が門型であり、上記枠体Fの環状固定カバー30h(又は同期伝動装置30−1の水平軸部30s)に固定されている(水平軸部30sに固定した構造にすることもできる)。ちなみに、この例では外筒30bが従来技術1のものよりも長くて環状固定カバー30hの高さ位置が従来技術1のもの(図3)よりも90mm高くなっている。
門型の上記支持部材70の左右の案内部の長穴70aに上記スライドブロック50sが摺動自在に嵌められていて、長穴70aによってスライド
ブロック50sが案内されており、そして、同長穴70a内の付勢バネ(具体的にはコイルバネ)90によって上記スライドブロック50sが下方に押さえられ、上記長穴70aの底面で支持されている。上記付勢バネ90については概略的に図示されているが、具体的な構造設計においては心棒を支持部材70に固定してこれによって付勢バネ90を前後左右方向に支持させるなどの工夫が必要である。
上記スライドブロック50sが上記長穴70aの下端位置にある状態での左右の付勢バネ90によるスライドブロック50sに対する押さえ力はそれぞれ約3kgである。なお、このときの送りローラー50aの下面がバットリフター31の上端31aよりも約10mm高いように(実施例1と同じ)、送りローラー50aの下端の位置が設定されている。
したがって、実施例3の実施例1と違う点は次のとおりである。
また、送りローラー50aのバットリフター31に対する高さ位置は実施例1(図4−1等)と同じであり、支持機構も実施例1のものと基本的には違いがないので、実施例1と同様に水平軸部30sに支持ブラケット41(図4−3)を固定することによって助勢送りローラー50を根切り装置の枠体Fに組み込むことができる。
実施例3の作動は実施例1のそれと違いがない。
2:クロップディバイダー
3:ベースカッター
3a:バットリフター
3c:回転円盤
3d:回転刃
3h:環状固定カバー
3k:縦軸
3s:水平軸部
3−1:同期伝動装置
4:従来技術1の引き込み装置
4a:引き込みローラー
5:搬送コンベアー
6:細断装置
7:風撰装置
20:従来技術3の引き込み装置
30:ベースカッター
30b:外筒
30c:回転基盤
30d:回転刃
30h:環状固定カバー
30k:縦軸
30s:水平軸部
30−1:実施例1の同期伝動装置
30−2:実施例3の同期伝動装置
31:実施例のバットリフター
31a:バットリフターの上端
40:支持機構
41,41’:支持ブラケット
41s:ストッパー
42,42’:支持アーム
43:捩りバネ
44:連結ピン
50:助勢送りローラー
50a:送りローラー
50d:送りローラーの外径
50s:スライドブロック
50t:鋸歯状ブレード
70:支持部材
90:付勢バネ
c:チェン伝動装置
e:水平軸部の前方への張出し長さ
F:根切り装置の枠体
M,m:油圧モーター
g,g1:同期伝動装置のケーシング
s1,s2:スプロケット
s3:チェン
Claims (5)
- クロップディバイダーの後方に根切り装置があり、当該根切り装置は正面形状が門型の枠体を備え、当該枠体の下部に左右のベースカッターがあり、上記ベースカッターの後方に引き込み装置があり、さらに細断装置があり、風撰装置があり、また、上記ベースカッターが縦軸を保護する外筒と回転円盤を備えており、当該回転円盤に螺旋状のバットリフターがあって、砂糖きびが上記バットリフターで押し上げられるようになっている砂糖きび収穫機において、
左右のベースカッターの外筒の間でかつ左右のバットリフターの上方位置に1つの助勢送りローラーが配置されていて、当該助勢送りローラーが根切り装置の枠体Fに支持機構によって支持されており、
上記助勢送りローラーが支持機構によって上下動自在に支持されていて付勢バネによって下方に付勢されており、
上記助勢送りローラーの下限位置が当該助勢送りローラー下面が上記バットリフターの上端に接近する位置であり、
上記助勢送りローラーを駆動する油圧モーターを備えられていることを特徴とする砂糖きび収穫機。 - 上記バットリフターの表面に多数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1の砂糖きび収穫機。
- 上記油圧モーターが助勢送りローラー駆動専用であり、助勢送りローラーが当該助勢送りローラーを上下動自在に支持する支持機構の固定部に固定されていることを特徴とする請求項1の砂糖きび収穫機。
- 上記助勢送りローラーの支持機構は支持部材と揺動アームによって構成されており、助勢送りローラーが上記揺動アームに支持されていることを特徴とする請求項3の砂糖きび収穫機。
- 上記支持部材は上記枠体の水平軸部から前方に突出した支持ブラケットであり、上記揺動アームはその前端が上記支持ブラケットの下端に揺動自在に連結されている揺動アームであり、当該揺動アームの後端に助勢送りローラーが支持されていることを特徴とする請求項4の砂糖きび収穫機。
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