JP2023008811A - センサー付きプロテクター及びその製造方法 - Google Patents

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Yoichiro Sasaki
大祐 林
Daisuke Hayashi
航 服部
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Abstract

【課題】特に外観上見栄えを悪くすることなく構造が簡単で作業性にも優れるセンサー付きプロテクターを提供する。【解決手段】スライドドア1に取付けられた中空部12に設けられた空間部33を塞ぐようにインサート50の一端側が圧入され、他端側には抵抗器39の足39a,39bの結線部Mを絶縁する絶縁部60が設けられ、絶縁部60,芯線31,32,抵抗器39,足39a,39b,結線部Mとともに型成形材料で被覆されたセンサー付きプロテクター30で、絶縁部60を平板形状とし、絶縁部60の左右両端部61,62だけを型成形材料Kで被覆された部分の表面から露出させた。インサート50の一端と他端の接続部に絶縁部60の内面よりさらに内方に突出させるように内側突出部66を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、ワゴン車やワンボックスカーなどのように車体の前後に移動するスライドドアやバックドア等のドアやサンルーフなどのように、車体の開口部を開閉する開閉物と、開口部との間に指等の異物が挟み込まれると対応する信号を出力して異物の存在を検知するセンサーが組込まれたセンサー付きプロテクター及びその製造方法に関する。
図10に示すように、ワゴン車などのようにスライドドア1(あるいはバックドア)によって車体の開口部を開閉する自動車や、図11に示すように、サンルーフ2によって車体の開口部を開閉する自動車においては、センサー付きプロテクター10,20が取付けられている。
例えば、スライドドア1の前端面には、車体前側に向けて突設され、図12に示すような、上下に延びるセンサー付きプロテクター10が取付けられている。
センサー付きプロテクター10は、図13及び図14に示すように、スライドドア1の前端面に形成されたフランジFに取付けられる、車内側壁11a,車外側壁11b及び連結壁11cからなる断面凹形状の取付基部11とそれに一体成形された中空部12を備え、中空部12には、スライドドア1とボディ側開口部(フロントドア(サイドドア)の場合もある)との間に人体の一部(指や手足)などの異物が挟まった場合にその挟み込みを検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sが取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
中空部12の外周面は、断面凹形状の外殻12aであり、その外殻12aの両端部12b,12cが取付基部11の左右に間をあけて連結されている。
なお、センサー付きプロテクター10の下部では、取付基部11の車内側壁11a側に断面C字形状のチャンネル部13が一体成形されていて、感圧センサーSに接続されるワイヤーハーネスWを保持している。また、取付基部11の内側には複数の保持リップ14,14が設けられ、また取付基部11には剛性をアップさせるために断面凹形状の芯材15が埋設されている。さらに取付基部11の車外側壁11bにはリップ状のシール部16が設けられている。
センサー(感圧センサー)Sは、車両上下方向(長手方向)に延びる2本の芯線(電極線)31,32が、空間部33を介して設けられた導電性のゴム様弾性体(導電部)34,35に埋設されるようにして中空部12内に固定されてなるもので、スライドドア1の閉時にスライドドア1とボディ側開口部との間に異物が挟み込まれると中空部12が部分的に押圧されて潰れ、ゴム様弾性体34,35が接触して2本の芯線31,32が短絡するようになっている。そして、この電気信号の変化が、センサー付きプロテクター10の下側端末部分で2本の芯線31,32に結線されたリード線36,36に接続された制御装置40に伝えられることによって異物の存在が検知される。なおリード線36,36は絶縁体で被覆された状態でワイヤーハーネスWによって束ねられているが、先端は被覆部37,37からむき出した裸線となっている。
また、ゴム様弾性体(導電部)34,35は、凹形状の中空上部導電部34と凸形状の中空下部導電部35とからなり、センサー(感圧センサー)Sによる検知範囲を広げるために、空間部33を断面「凹」状で断面同一幅として前記「凹」状の開口部が取付基部11側に向くような形状でかつ配置されている。
センサー付きプロテクター10の上側端末部分では、図15に示すように、長手方向(図15では右方向)に引き出された2本の芯線31,32に対して、抵抗器39の足が重ね合わされ抵抗溶接やハンダ付によって結線されるとともに、インサート26で空間部33を塞いだ後、型成形することによって結線部M,インサート26及び抵抗器39を型成形内部に埋めて露出しないようにしている(例えば、特許文献2)。なお、図15では型成形の部位を点線で示した。
しかし、型成形のときに、金型(図示しない)の内部でインサート26が支持されない場合には、インサート26が射出成形圧の影響を受けてがたついたり、位置ずれしたりするおそれがある。
そこで、インサートを金型で支持することによりインサートの位置ずれを防止するタッチセンサユニットとその製造方法が開示されている(特許文献3)。
これは、図16及び図17に示すように、一対の電極42,43が螺旋状に設けられたチューブ状の絶縁管41に対して、第1セパレータ45の一方から延びる差し込み部46が差し込まれるもので、第1セパレータ45の他方には抵抗器Rを収容する収容本体部47が設けられている。
収容本体部47には、第1底壁部47a,第2底壁部47bと、それらから起立する側壁部47cが設けられ、収容本体部47の内側には第1セパレータ45の長手方向に延在された隔壁47dが設けられている。
この隔壁47dの一方の面と側壁部47cとの間に、抵抗器Rと、その抵抗器Rの一方の足と一方の電極42を接続してかしめたかしめ部材SWを納め、隔壁47dの他方の面と側壁部47cとの間に、抵抗器Rの他方の足と他方の電極43を接続してかしめたかしめ部材SWを納めるようにして絶縁を図っている。また、第1底壁部47aには収容本体部47の外側から内側に向けて窪んだ窪み部47eが設けられている。
そして、第1モールド樹脂部48による型成形によって第1セパレータ45を覆っている。図16において、第1モールド樹脂部48の外殻は破線で示している。
この型成形時に第1セパレータ45を部分的に金型に支持させることで、第1セパレータ45ががたつくことを防止している。
特開2021-062665号公報 特開2015-174632号公報 特開2019-091618号公報
しかしながら、特許文献3に示した発明では、図18に示すように、完成品では第1モールド樹脂部48から露出される部分(図18の網掛部分)が、第2底壁部47bの部分,側壁部47cの部分,隔壁47dの部分,窪み部47eの部分と多く見栄えが悪いといった問題がある。
また、第1底壁部47a,第2底壁部47b,側壁部47c,隔壁47d及び窪み部47eからなる第1セパレータ45の他端側、すなわち絶縁管41から突出した、第1セパレータ45の差し込み部46を除いた部分は、内部構造が複雑でしかも立体的であるので平板状のものと比較して掴み難くその分、作業性が悪くなる。
さらに、第1セパレータ45の他端側は、抵抗器Rに比べて大きいので、これを第1モールド樹脂部48で覆ったものは全体的に大型化してしまう。また、第1セパレータ45が熱収縮することによって第1モールド樹脂部48に凹部などが生じるといった問題もある。
そこで、本発明の目的とするところは、特に外観上見栄えを悪くすることなく構造が簡単で作業性にも優れるセンサー付きプロテクター及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のセンサー付きプロテクターは、車体の開口部を開閉する開閉物(1,2)の周縁または前記開口部の周縁に取付けられる取付基部(11)と、その取付基部(11)とともに一体的に押出成形され、2本の芯線(31,32)がそれぞれ埋設された2つの導電部(34,35)が空間部(33)を介して設けられたチューブ状の中空部(12)を備え、前記開閉物(1,2)の閉時に前記開閉物(1,2)と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部(12)が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、
前記押出成形された端末部分では長手方向に引き出された前記芯線(31,32)が、抵抗器(39)の2本の足(39a,39b)にそれぞれ結線されるとともに、前記空間部(33)を塞ぐように、非導電材で形成されるインサート(50)の一端側が圧入され、前記インサート(50)の他端側には前記2本の足(39a,39b)の結線部(M1,M2)を絶縁する絶縁部(60)が設けられ、前記インサート(50)の他端側は、前記絶縁部(60),前記芯線(31,32),前記抵抗器(39),前記2本の足(39a,39b),及び前記結線部(M1,M2)とともに型成形材料(K)で被覆されてなるセンサー付きプロテクター(30)であって、
前記絶縁部(60)を平板形状とし、前記絶縁部(60)の左右両端部(61,62)だけを、前記型成形材料(K)で被覆された部分の表面から露出させてなることを特徴とする。
なお、ここで、「電気信号の変化」には、2本の芯線が短絡することによる変化や、静電容量の変化が含まれる。
また本発明は、前記絶縁部(60)の外面及び内面のうち、前記取付基部(11)側となる内面側に、前記抵抗器(39)を納める凹部(63)を形成したことを特徴とする。
また本発明は、前記絶縁部(60)の外面を、前記インサート(50)の一端側の外面よりもさらに外方に突出させるように段差(D)を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記絶縁部(60)の外面を、前記インサート(50)の一端側の外面と面一にし、前記インサート(50)の一端と他端の接続部に前記外面よりもさらに外方に突出する突出部(65)を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記インサート(50)の一端と他端の接続部に、前記絶縁部(60)の内面よりさらに内方に突出させるように内側突出部(66)を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記空間部(33)は断面凹形状でその開口部が前記取付基部(11)側に向くとともに、前記インサート(50)の一端側の形状を、前記空間部(33)の形状と略同一にしたことを特徴とする。
また本発明のセンサー付きプロテクターの製造方法は、車体の開口部を開閉する開閉物(1,2)の周縁または前記開口部の周縁に取付けられる取付基部(11)と、その取付基部(11)とともに一体的に押出成形され、2本の芯線(31,32)がそれぞれ埋設された2つの導電部(34,35)が空間部(33)を介して設けられたチューブ状の中空部(12)を備え、前記開閉物(1,2)の閉時に前記開閉物(1,2)と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部(12)が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、
前記押出成形された端末部分では長手方向に引き出された前記芯線(31,32)が、抵抗器(39)の2本の足(39a,39b)にそれぞれ結線されるとともに、前記空間部(33)を塞ぐように、非導電材で形成されるインサート(50)の一端側が圧入され、前記インサート(50)の他端側には前記2本の足(39a,39b)の結線部(M1,M2)を絶縁する絶縁部(60)が設けられ、前記インサート(50)の他端側は、前記絶縁部(60),前記芯線(31,32),前記抵抗器(39),前記2本の足(39a,39b),及び前記結線部(M1,M2)とともに型成形するセンサー付きプロテクター(30)の製造方法であって、
前記絶縁部(60)を平板形状とし、前記絶縁部(60)の左右両端部(61,62)だけを金型(100)の内面にそれぞれ当接するようにセットした後、型成形材料(K)を流して型成形することを特徴とする。
また本発明は、前記金型(100)の上型(101)と下型(102)の間に2本の突出部(103a,103b)が形成された中型(103)を設け、前記2本の突出部(103a,103b)の先端を、前記絶縁部(60)の外面及び内面のうち、前記取付基部(11)側となる内面側に当接させるとともに、前記2本の突出部(103a,103b)の間に前記抵抗器(39)の足(39b)をその全周を取り囲むように空間部(Q)を設けた状態で位置させ、前記空間部に前記型成形材料(K)を流すようにしたことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、センサー付きプロテクターを構成する、2本の芯線がそれぞれ埋設された2つの導電部が空間部を介して設けられたチューブ状の中空部に一端側が圧入されたインサートの他端側には、平板形状の絶縁部が設けられ中空部から突出しているので、型成形作業者はインサートを掴みやすく作業性が向上する。また、型成形作業者は特に視認しなくても中空部と絶縁部に触れた感触だけで姿勢を把握することができ、瞬時に金型にセットすることができる。
またインサートの他端側は、絶縁部,芯線,抵抗器,2本の足,及び結線部とともに型成形材料で被覆されてなるが、そのとき絶縁部を平板形状にすることで、型成形材料で覆い隠す肉厚(寸法)を従来例のもの(図16乃至図18)と比較して小さくすることができる。そのため、型成形後の熱収縮で外観部がヒケたりする外観不具合を防止することができる。しかも絶縁部は平板形状なので構造も簡単で体積も小さくすることができる。
さらに、型成形後には絶縁部の左右両端部だけが、型成形材料で被覆された部分の表面から露出するものとなるので従来例のもの(図16乃至図18)と比較して外観上見栄えがよい。
また本発明では、絶縁部の内面側に、抵抗器を納める凹部を形成したので、抵抗器に対して、インサートの絶縁部の位置決めが容易になる。
また本発明では、絶縁部の外面を、インサートの一端側の外面よりもさらに外方に突出させるように段差を設けたり、あるいは、絶縁部の外面を、インサートの一端側の外面と面一にし、インサートの一端と他端の接続部に外面よりもさらに外方に突出する突出部を設けたり、インサートの一端と他端の接続部に絶縁部の内面よりさらに内方に突出させるように内側突出部を設けたりしたので、段差や突出部や内側突出部がインサートの一端側を中空部に圧入するときのストッパとなり位置決めも容易になる。
これにより押出断面の端部からインサートの一端を圧入するときに入れすぎにくくなり、適正位置にセットすることができる。
また本発明では、空間部は断面凹形状でその開口部が取付基部側に向くとともに、インサートの一端側の形状を空間部の形状と略同一にしたので、空間部にインサートの一端側を確実に圧入することができ圧入後に容易に外れることを防止することができる。
また、型成形時には、絶縁部を平板形状とし、絶縁部の左右両端部だけを金型の内面にそれぞれ当接するようにセットした後、型成形材料を流して型成形するので、センサー付きプロテクターの表面側には絶縁部の左右両端部だけが露出し外観上見栄えはよい。また、型成形時に絶縁部は左右両端部により金型で支持されるので安定した状態で型成形することができる。
また本発明では、型成形時には、金型の上型と下型の間に2本の突出部が形成された中型を設け、2本の突出部の先端を、絶縁部の内面側に当接させるとともに、2本の突出部の間に抵抗器の足をその全周を取り囲むように空間部を設けた状態で位置させ、空間部に型成形材料を流すようにしたので、絶縁部と抵抗器との間に形成される空間部にも型成形材料が入り込み抵抗器を安定した状態で支持することができる。
また、上型と下型の間に2本の突出部が形成された中型を設けることで、型成形部の厚肉部の肉抜きをすることができるので、型成形後の熱収縮で外観部がヒケたりする、外観不具合を一層防止することができる。
本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクター上側端末部分の要部を示す斜視図である。 図1に示すセンサー付きプロテクターのインサートを示す拡大斜視図である。 図1に示すセンサー付きプロテクターのインサートを示す図で、(a)は拡大正面図,(b)は拡大側面図,(c)は(a)のX-X線断面図,(d)は(a)のY-Y線断面図である。 図1に示すセンサー付きプロテクターのインサートに抵抗器を取付けた状態を示す図で、(a)は拡大底面図,(b)は拡大側面図である。 本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクター上側端末部分の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクターを製造する金型を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクターの別のインサートを示す拡大正面図である。 本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクターのさらに別のインサートを示す拡大側面図である。 本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクターのインサートに対して抵抗器を別の位置に取付けた状態を示す拡大側面図である。 スライドドアによって開閉する自動車の側面図である。 サンルーフが設けられた自動車の斜視図である。 図10に示すセンサー付きプロテクターを示す側面図である。 図12のA-A線拡大断面図である。 図12のB-B線拡大断面図である。 従来例に係るセンサー付きプロテクター上側端末部分の型成形後の構成概要を示す斜視図である。 従来例に係る別のセンサー付きプロテクター端末部分の構成概要を示す斜視図である。 図16に示す第1セパレータを示す拡大斜視図であり、(a)は抵抗器が納められた表面側を、(b)は裏面側を示す。 図16に示すセンサー付きプロテクター端末部分の型成形後の構成概要を示す斜視図であり、(a)は表面側を、(b)は裏面側を示す。 本発明の実施形態に係る別のセンサー付きプロテクター上側端末部分の要部を示す斜視図である。 図19に示すセンサー付きプロテクターのインサートを示す拡大斜視図である。 図19に示すセンサー付きプロテクターのインサートを示す図で、(a)は拡大正面図,(b)は拡大側面図,(c)は(a)のX2-X2線断面図,(d)は(a)のY2-Y2線断面図,(e)は(a)のZ1-Z1線断面図,(f)は(a)のZ2-Z2線断面図である。 図19に示すセンサー付きプロテクターのインサートに抵抗器を取付けた状態を示す図で、(a)は拡大底面図,(b)は拡大側面図である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクター30について説明する。
本発明の実施形態に係るセンサー付きプロテクター30は、図10で示したようなスライドドア1によって車体の開口部を開閉する自動車におけるそのスライドドア1の前端面に車体前側に向けて突出するように取付けられ、スライドドア1とボディ側開口部(フロントドア(サイドドア)の場合もある)との間に人体の一部(指や手足)などの異物が挟まった場合にその挟み込みを検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sが取付けられている。図12乃至図14で示した部分では、従来例で示したものと同一の構成であるが、インサート50の構成が従来例で示したインサート26とは相違する。従来例と同一部分には同一符号を付した。なお、ここで、「電気信号の変化」には、2本の芯線31,32が短絡することによる変化や、静電容量の変化が含まれる。
このセンサー付きプロテクター30は、図13及び図14で示したものと同様に、スライドドア1に形成されたフランジFに直接、取付けられる取付基部11と、その取付基部11に一体成形され、スライドドア1の閉時にスライドドア1の前端面とその前端面が対向するボディ側開口部との間に指等の異物があるとその異物に弾接する中空部12と、その中空部12に組み込まれ異物を検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sを備え、センサー(感圧センサー)Sは、上下方向(長手方向)に延びる2本の芯線(電極線(撚り線も含まれる))31,32が、空間部33を介して設けられた導電性のゴム様弾性体34,35に埋設されるようにして中空部12内に固定されてなる。また、取付基部11の内側には複数の保持リップ14,14が設けられ、また取付基部11には剛性をアップさせるために断面略U字形状の芯材15が埋設されている。さらに取付基部11の車外側壁11bにはリップ状(中空状のものでもよい)のシール部16が設けられている。
そして、センサー付きプロテクター30の上側端末部分では、図1に示すように、インサート50によって上側端末部分において開口した中空部12の空間部33が塞がれる。図1は、車体の左右両側面に設けられたスライドドア1のうち右側のスライドドア1の前端面に取付けられたセンサー付きプロテクター30の上側端末部分を示したものである。なお、図1では型成形の部位を点線で示した。
インサート50は、図2及び図3に示すように、例えば、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエチレン・テレフタレート,ナイロン,6ナイロン、6-6ナイロン,TPO,TPSといった非導電材からなるもので、一端側に設けられた断面凹部形状の挿入部51と、他端側に設けられた絶縁部60で構成されている。
挿入部51は、中空部12の空間部33に圧入されるように空間部33とほぼ同じ又は少し大きな断面形状により、空間部33を隙間なく塞ぐことで、その後の型成形時に型成形材料が空間部33に流れ込みセンサー機能が損なわれることを防止している。
挿入部51の断面形状は空間部33の断面形状にあわせられ、本実施形態のように、空間部33の断面形状が凹部形状であれば、挿入部51の断面形状も、図3(c)に示すように、凹部形状の断面形状になる。また、例えば、空間部33の断面形状が矩形状であれば、挿入部51の断面形状も矩形状の断面形状になる。
絶縁部60は、平板形状(本実施形態では菱形)で、挿入部51の端面頂部に対して、結合して一体化している。また、更に、挿入部51の両側の底部を通る平面に対して絶縁部60の菱形平板の板面が平行になるように配置している為、インサート50の挿入部51が中空部12の空間部33に圧入された状態では、菱形平板の板面は、図1及び図4(b)に示すように、押出成形された端末部分において引き出された2本の芯線31,32の中心を通る平面Tに直交する(本実施形態では菱形)左右方向に延び、かつ左右両端部61,62が突出するように配置されるが、これには限定はされない。
本実施形態では、平面Tは車両の前後方向に延び、それに直交して延びる菱形平板の板面は車両の車内外方向に延び、板厚は上下方向である。ここでは車内側端部(左側端部)61,車外側端部(右側端部)62として示した。
また、図3(b)に示すように、絶縁部60の外面及び内面のうち、取付基部11とは逆側(車両前側)の外面を、インサート50の一端側の外面よりもさらに外方に突出させるように段差Dを設けて、挿入部51を中空部12に圧入するときのストッパとして位置決めしている。
絶縁部60の外面及び内面のうち、取付基部11側となる内面側(車両後側)には、図3(d)に示すように、抵抗器39を納める凹部63を形成している。凹部63を形成することで抵抗器39の位置決めが容易になる。
すなわち、抵抗器39は、図4に示すように、絶縁部60の内面側(車両後側)に配置され、抵抗器39から延びる2本の足39a,39bのうち一方の足39aは、絶縁部60の外面側(車両前側)で、取付基部11と中空部12が一体的に押出成形された端末部分から長手方向に引き出された一方の芯線31と接続され結線部M1とされる。また、抵抗器39から延びる2本の足39a,39bのうち他方の足39bは、絶縁部60の内面側(車両後側)で、取付基部11と中空部12が一体的に押出成形された端末部分から長手方向に引き出された他方の芯線32と接続され結線部M2とされる。2本の芯線31,32と抵抗器39の足39a,39bはそれぞれ重ね合わされ抵抗溶接やハンダ付によって結線される。結線部M1は、絶縁部60の外面側(車両前側)に形成された凹部64に納められるようにしている。
そして、一端側の挿入部51が中空部12に圧入されたインサート50の他端側は、絶縁部60,芯線31,32,抵抗器39,2本の足39a,39b,及び結線部M1,M2とともに型成形材料Kで被覆される。
このとき、図5に示すように、絶縁部60の左右(車内外側)両端部61,62だけを型成形材料Kで被覆された部分の表面から露出させるようにしている。
絶縁部60の左右(車内外側)両端部61,62は突出した部位なので型成形材料Kで被覆された部分の表面から露出してもほとんど目立たないもので外観上見栄えを特に悪くするものではない。図5では車内側端部(左側端部)61だけが視認できる。
このようにして構成されるセンサー付きプロテクター30の上側端末部分は次のようにして型成形されることにより製造される。まず、前述のように、結線部分M1,M2を作成する。
続いて、芯線31と芯線32との間を縫うようにして、押出成形されたセンサー付きプロテクター30の中空部12に対してインサート50の挿入部51を圧入する。そのとき、インサート50の平板形状の絶縁部60の板面が、押出成形された端末部分において引き出された2本の芯線31,32を含む平面Tに直交する左右方向に延びるように配置する。
ここで、より詳細には、まず、芯線31,32と、抵抗器39の2本の足39a,39bが結線部分M1,M2で接続された状態で、これら全てを、間隔を保ちつつ、車内側又は車外側に、ある程度の角度がつくように、ねじっておく(図示省略)。
これら全てをねじる事で、結線部分M1,M2や、2本の足39a,39bや、抵抗器39等が、中空部12から遠ざけられる事になり、インサート50の一端側の挿入部51を中空12内に圧入していく際に、インサート50に干渉しにくくなり、圧入の邪魔になりにくい(図示省略)。
最後に、中空部12内に対してインサート50の挿入部51の圧入が完了した後に、これら全てをねじっておいた状態から、ねじる前の状態にもどすとともに、抵抗器39を凹部63の所望位置にセットする事でインサート50の取付けが完了する。
次に、インサート50の挿入部51が圧入されたセンサー付きプロテクター30の上側端部を、図6に示すような、金型100にセットする。金型100は、上側101と下側102と、その間に設けられた中型103とスライド型104を有する。
センサー付きプロテクター30の上側端部を上型101と下型102との間にセットするときには、絶縁部60の車内側端部(左側端部)61を下型102の内面に当接させるとともに、絶縁部60の車外側端部(右側端部)62を上型101の内面に当接させる。
次に、中型103とスライド型104を上型101と下型102の間に差し込む。
中型103には2本の突出部103a,103bが形成されていて、2本の突出部103a,103bの先端を、絶縁部60の内面側に当接させる。2本の突出部103a,103bの付け根部内側は凹部形状になっていて、2本の突出部103a,103bの間に抵抗器39の足39bをその全周を取り囲むように空間部Qを設けた状態で位置させる。抵抗器39の足39bは、絶縁部60及び2本の突出部103a,103bに接触しないように、すなわち抵抗器39の足39b全周に空間部Qが設けられるようにされる。
また、スライド型104は、センサー付きプロテクター30の押出成形されたリップ状のシール部16に連設する型成形部分を形成するために上型101と中型103の間に差し込まれる。
その後、型成形材料Kを流し、金型100から開放すると、図5に示したような型成形端部が製造される。型成形時に絶縁部60の車内側端部(左側端部)61と車外側端部(右側端部)62は、上型101と下型102に当接することでその部分には型成形材料Kは流れ込まないので型成形材料Kで被覆された部分の表面から露出した状態となる。
また、中型103の2本の突出部103a,103bの先端は絶縁部60の内面側に当接するのでその部分にも型成形材料Kは流れ込むことなく露出するが、2本の突出部103a,103bの先端が当接する部分は、型成形材料Kで被覆された部分の裏面側になるので表面からは隠れる。これにより、車両にセンサー付きプロテクター30を取付けた場合は、絶縁部60の車内側端部(左側端部)61と車外側端部(右側端部)62だけが局所的に視認できる状態となっている。
なおインサート50の材質と型成形材料Kの材質を、共に類似な可撓性のある材料にすることができる。例えば、インサート50の材質をPPとし、型成形材料Kの材質をTPOとする事が、あげられる。
これによるとインサート50と型成形材料Kが接着することで一体感ができ、センサー付きプロテクター30の取扱いを容易にすることができる。硬度は軟質のJISA20~90の範囲が好ましく、より好ましくはJISA40~90である。JISA40未満だと型成形部の機能(例えば車体への組付け性)に不安があり、JISA20未満では機能が不十分となる。また外部から内部電気部品や配線へ水が浸入するのを防止するために、インサート50が異なる別の樹脂材料(例えば接着剤)で包まれることもあるが、この別の樹脂材料も型成形材料と同程度又は、これより軟らかい(低硬度)であれば、前記した一体感を阻害しない。
またインサート50の材質と型成形材料Kの材質を相溶性のある材質にすることもできる。この場合もインサート50と型成形部とに一体感ができ、センサー付きプロテクター30の取扱いを容易にすることができる。さらに、水の浸入の更なる防止を目的に異なる別の樹脂材料(接着剤)でインサート50を包む必要があったとしても、インサート50の材質と型成形材料の材質に相溶性があれば、両者と良好に接着する接着剤の選定が容易である。また、両者が融着する程度に同質であると接着剤などを使用せずともインサート50が型成形時に密着することができるため、接着剤を使わずとも外部からの水の内部電気部品や配線への侵入を防止することができる。なお相溶性があるとは、狭義には両者が融着する程度に同質のものであることを意味し、例えば、一方の材質がTPOである場合は、ポリプロピレン,ポリエチレン,TPO、又はオレフィン系樹脂を含有する各種TPEであればよい。オレフィン系樹脂を含有する各種TPEとしてはスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)があげられる。また一方の材質がTPSである場合は、これにオレフィン系樹脂が含有されていれば前記したTPOに対すると同様な材質を、相溶性があって、特に溶着又は融着する程度に同質として選択できる。またここで、型成形材料Kは、発泡材であっても良いし、非発泡材であっても良い。
このようなセンサー付きプロテクター30によれば、インサート50の他端側は、絶縁部60,芯線31,32,抵抗器39,2本の足39a,39b,及び結線部M1,M2とともに型成形材料Kで被覆されてなるが、そのとき絶縁部60を平板形状にすることで、型成形材料Kで覆い隠す肉厚(寸法)を小さくすることができる。そのため、型成形後の熱収縮で外観部がヒケたりする外観不具合を防止することができる。しかも絶縁部60は平板形状なので構造も簡単で体積も小さくすることができ、さらに型成形作業者も掴みやすく作業性が向上する。
さらに、型成形後には絶縁部60の左右両端部61,62だけが、型成形材料Kで被覆された部分の表面から露出するものとなるので外観上見栄えがよい。また、型成形時に絶縁部60は左右両端部61,62により上型101と下型102及び中型103で支持されるので安定した状態で型成形することができる。
なお、本実施形態では、絶縁部60を菱形としたが、平板形状であればよく、例えば、図7に示すような、三角形をしたものでも、あるいは六角形(図示しない)などの多角形(図示しない)でも、円(図示しない)や楕円(図示しない)であってもよい。ただし、上型101及び下型102に接する量が小さい方が型成形後にセンサー付きプロテクター30の表面から露出する量を抑えることができるので、上型101及び下型102に対して点接触させることができる菱形や三角形のものがより好ましい。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、インサート50の一端側の挿入部51に対して他端側の絶縁部60を外方に突出させて段差Dを設けるようにしたが、図8に示すように、絶縁部60の外面を挿入部51の外面と面一にし、挿入部51と絶縁部60の接続部に外面よりもさらに外方に突出する突出部65を設けるようしてもよい。
さらに、図19~図22に示すように、抵抗器39の配置位置を変えたり、絶縁部60の端部側の形状を変えたりしてもよいし、内側突出部66を設けるようにしてもよい。
抵抗器39の配置位置については、図1~図4では、インサート50の他端側の絶縁部60の内面側(車両後側)の中央部に配置したが、図19~図22では、インサート50の他端側の絶縁部60の内面側(車両後側)の先端側に配置している。こうする事により、結線部分M1,M2の結線作業時のスペースを確保できるとともに、芯線31,32をむき出しにする長さも短く設定することができ、結果として、型成形部が不必要に大型化する事が防止できる。
なお、逆に、抵抗器39を絶縁部60の外面側(車両前側)に位置させたり、あるいは、図9に示すように、絶縁部60の側面側外方(インサート50の他端側の端部外方)に位置させたりすることも可能である。
絶縁部60の端部側の形状については、図21(f)に示すように、絶縁部60の端部側の外側に外側面取ME1を設けるとともに、絶縁部60の端部側の内側に内側面取ME2を設けている。
外側面取ME1及び内側面取ME2を設けることにより、抵抗器39を絶縁部60の内面側(車両後側)の先端側において凹部63の所望位置にセットするときに、絶縁部60の端部側が抵抗器39に干渉したり接触したりして作業性が悪化することを防止することができる。
内側突出部66は、図21(b)およぴ図21(e)に示すように、インサート50の一端側の挿入部51に対して他端側の絶縁部60を内方に突出させたものである。すなわち、インサート50の一端と他端の接続部に、絶縁部60の内面よりさらに内方に突出させたものである。内側突出部66は、段差Dや、図8に示した突出部65と同様に、インサート50の一端側を中空部12に圧入するときのストッパとなり位置決めも容易になる。
これにより押出断面の端部からインサート50の一端を圧入するときに入れすぎにくくなり、適正位置にセットすることができる。
なお、段差Dと内側突出部66は、どちらか一方設けても良いし、両方設けても良い。また、図8に示す、突出部65と内側突出部66についても、どちらか一方設けても良いし、両方設けても良い。
また、型成形時に中型103によって抵抗器39の全周に型成形材料Kが流れ込むようにしたが、絶縁部60に対して抵抗器39を密着させた状態で固定し、抵抗器39と絶縁部60との間には型形成材料Kが流れ込まないようにすることもできる。
さらに、中型103に2本の突出部103a,103bを設けるかわりに、2本のピン(図示しない)を絶縁部60の内面側から内方に向け、抵抗器39の足39bに非接触で抵抗器39の足39bを挟むように設けた後に型成形するようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態では、スライドドア1が前後方向に移動する車両において、スライドドア1側にセンサー付きプロテクター30を取付けたものを例にして説明したが、ボディ側開口部にセンサー付きプロテクター30を取付け、スライドドア1との間の異物を検知するようにしてよい。
また、センサー付きプロテクター30をバックドア(図示しない)やサンルーフ2(図11)に適用することもできる。
1 スライドドア
2 サンルーフ
10 センサー付きプロテクター
11 取付基部
11a 車内側壁
11b 車外側壁
11c 連結壁
12 中空部
12a 外殻
12b 端部
12c 端部
13 チャンネル部
14 保持リップ
15 芯材
16 シール部
20 センサー付きプロテクター
26 インサート
30 センサー付きプロテクター
31,32 芯線
33 空間部
34,35 導電性のゴム様弾性体(導電部)
36 リード線
37 被覆部
39 抵抗器
39a,39b 抵抗器の足
40 制御装置
41 絶縁管
42,43 電極
45 第1セパレータ
46 差し込み部
47 収容本体部
47a 第1底壁部
47b 第2底壁部
47c 側壁部
47d 隔壁
47e 窪み部
48 第1モールド樹脂部
50 インサート
51 挿入部
60 絶縁部
61 車内側端部(左側端部)
62 車外側端部(右側端部)
63 凹部
64 凹部
65 突出部
66 内側突出部
100 金型
101 上型
102 下型
103 中型
104 スライド型
D 段差
F フランジ
K 型成形材料
M 結線部
M1,M2 結線部
ME1 外側面取
ME2 内側面取
Q 空間部
R 抵抗器
S センサー(感圧センサー)
SW かしめ部材
T 平面
W ワイヤーハーネス

Claims (8)

  1. 車体の開口部を開閉する開閉物の周縁または前記開口部の周縁に取付けられる取付基部と、その取付基部とともに一体的に押出成形され、2本の芯線がそれぞれ埋設された2つの導電部が空間部を介して設けられたチューブ状の中空部を備え、前記開閉物の閉時に前記開閉物と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、
    前記押出成形された端末部分では長手方向に引き出された前記芯線が、抵抗器の2本の足にそれぞれ結線されるとともに、前記空間部を塞ぐように、非導電材で形成されるインサートの一端側が圧入され、前記インサートの他端側には前記2本の足の結線部を絶縁する絶縁部が設けられ、前記インサートの他端側は、前記絶縁部,前記芯線,前記抵抗器,前記2本の足,及び前記結線部とともに型成形材料で被覆されてなるセンサー付きプロテクターであって、
    前記絶縁部を平板形状とし、前記絶縁部の左右両端部だけを、前記型成形材料で被覆された部分の表面から露出させてなることを特徴とするセンサー付きプロテクター。
  2. 前記絶縁部の外面及び内面のうち、前記取付基部側となる内面側に、前記抵抗器を納める凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
  3. 前記絶縁部の外面を、前記インサートの一端側の外面よりもさらに外方に突出させるように段差を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサー付きプロテクター。
  4. 前記絶縁部の外面を、前記インサートの一端側の外面と面一にし、前記インサートの一端と他端の接続部に前記外面よりもさらに外方に突出する突出部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサー付きプロテクター。
  5. 前記インサートの一端と他端の接続部に、前記絶縁部の内面よりさらに内方に突出させるように内側突出部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサー付きプロテクター。
  6. 前記空間部は断面凹形状でその開口部が前記取付基部側に向くとともに、前記インサートの一端側の形状を、前記空間部の形状と略同一にしたことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載のセンサー付きプロテクター。
  7. 車体の開口部を開閉する開閉物の周縁または前記開口部の周縁に取付けられる取付基部と、その取付基部とともに一体的に押出成形され、2本の芯線がそれぞれ埋設された2つの導電部が空間部を介して設けられたチューブ状の中空部を備え、前記開閉物の閉時に前記開閉物と前記開口部との間に挟み込まれた異物により前記中空部が押圧されて潰れると、それに対応した電気信号の変化によって前記異物の存在を検知し、
    前記押出成形された端末部分では長手方向に引き出された前記芯線が、抵抗器の2本の足にそれぞれ結線されるとともに、前記空間部を塞ぐように、非導電材で形成されるインサートの一端側が圧入され、前記インサートの他端側には前記2本の足の結線部を絶縁する絶縁部が設けられ、前記インサートの他端側は、前記絶縁部,前記芯線,前記抵抗器,前記2本の足,及び前記結線部とともに型成形するセンサー付きプロテクターの製造方法であって、
    前記絶縁部を平板形状とし、前記絶縁部の左右両端部だけを金型の内面にそれぞれ当接するようにセットした後、型成形材料を流して型成形することを特徴とするセンサー付きプロテクターの製造方法。
  8. 前記金型の上型と下型の間に2本の突出部が形成された中型を設け、前記2本の突出部の先端を、前記絶縁部の外面及び内面のうち、前記取付基部側となる内面側に当接させるとともに、前記2本の突出部の間に前記抵抗器の足をその全周を取り囲むように空間部を設けた状態で位置させ、前記空間部に前記型成形材料を流すようにしたことを特徴とする請求項7に記載のセンサー付きプロテクターの製造方法。
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