JP2023008433A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023008433000001
【課題】利便性の向上を図ることができる冷蔵庫を提供することである。
【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室を含む筐体と、筐体の開口側に開閉可能に取り付けられた複数の扉と、貯蔵室を冷却する冷却ユニットと、外部の端末装置との間で無線通信が可能なスピーカユニットと、冷却ユニットに電力を供給する第1電源基板と、スピーカユニットに電力を供給する第2電源基板と、を持つ。筐体の上壁に設けられた第1電源基板、第2電源基板及びスピーカユニットのうち、前記スピーカユニットは、前記第1電源基板および前記第2電源基板よりも前記筐体の開口側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
スピーカを備えた冷蔵庫が知られており、スピーカを通じて、冷蔵庫の情報を利用者へ通知することが可能である。
上記のような冷蔵庫では、ディスプレイとともに冷蔵室扉にスピーカが搭載されていることがある。この場合、冷蔵室扉内に収容可能な小型スピーカが採用されるため、低音質であることが懸念されている。
特開2021-038856号公報 特開2007-201990号公報
本発明が解決しようとする課題は、スピーカの音質の向上により利便性の向上を図ることができる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室を含む筐体と、前記筐体の開口側に開閉可能に取り付けられた複数の扉とを持つ。さらに、前記貯蔵室を冷却する冷却ユニットと、外部の端末装置との間で無線通信が可能なスピーカユニットと、前記冷却ユニット及び前記スピーカユニットに電力を供給する電源基板と、を持つ。前記電源基板及び前記スピーカユニットは、前記筐体の上壁に設けられる。前記スピーカユニットは、前記電源基板よりも前記筐体の開口側に配置されているとともに、前記スピーカユニットは、前記第1電源基板および前記第2電源基板よりも前記筐体の開口側に配置されている。
図1は、一実施形態の冷蔵庫を示す斜視図である、また、冷蔵庫を示す斜視図。 図2は、図1中に示された冷蔵庫のF3-F3線に沿う断面図。 図3は、一実施形態の冷蔵庫の天井部の構成を示す図。 図4は、筐体の上壁内の配線構造を模式定に示した斜視図。 図5は、スピーカユニットの構成を模式的に示す斜視図。 図6は、図2に示す領域Fを拡大して示す図。 図7は、図3に示す被覆構造部材の一部を拡大して示す斜視図。 図8は、被覆構造部材の内側の構造を示す斜視図。 図9は、スピーカ固定具を底壁の裏面側から見た斜視図。 図10は、冷蔵庫を斜め上方から見た斜視図。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本明細書では、冷蔵庫の正面に立つ利用者から冷蔵庫を見た方向を基準に、左右を定義している。また、冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つ利用者に近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。また、冷蔵庫1を図1の姿勢で床面に設置した場合における重力方向に対する上下方向を、冷蔵庫1の上下方向とする。また、図1の冷蔵庫1を前側から見た場合における左右方向を、冷蔵庫1の左右方向とする。
<一実施形態>
[1.冷蔵庫の全体構成]
図1は、一実施形態の冷蔵庫1を示す斜視図である。図2は、図1中に示された冷蔵庫1のF3-F3線に沿う断面図である。
以下、図面を参照し、本願発明における一実施形態の冷蔵庫1について説明する。
まず、冷蔵庫1の全体構成について説明する。
図1は、冷蔵庫1を示す斜視図である。
冷蔵庫1は、例えば、前面が開口した縦長矩形箱状の冷蔵庫本体MB内に、複数の貯蔵室11を有して構成されている。
冷蔵庫本体MBは、前面が開口した筐体10と、筐体10の開口側に開閉可能に取り付けられた複数の扉20と、を主体として構成されている。
筐体10は、冷却ユニット30(図2参照)、扉開放装置41、操作部42、表示装置51、スピーカユニット(スピーカユニット)52、庫内カメラ53(図2参照)、外部接続端子54、有線無線通信モジュール(通信モジュール)61、第1電源基板70、及び第2電源基板80を備えている。
筐体10は、上壁10a、下壁10b、左側壁10c、右側壁10d、および後壁10eを有する。上壁10aおよび下壁10bは、略水平な面であって互いに対向している。左側壁10c及び右側壁10dは、下壁10bの左右の端部から上方に起立し、上壁10aの左右の端部に繋がっている。後壁10eは、下壁10bの後端部から上方に起立し、上壁10aの後端部に繋がっている。
筐体10は、図2に示すように、筐体10の内面を形成する内箱10iと、内箱10iの外側に位置して筐体10の外面を形成する外箱10jと、内箱10iと外箱10jとの間に設けられた発泡ウレタンのような発泡断熱材10kとを含み、断熱性を有する。
複数の貯蔵室11は、例えば、図1に示すように、冷蔵室11A、チルド室11Aa(図2参照)、野菜室11B、製氷室11C、小冷凍室11D、および主冷凍室11Eを含む。本実施形態では、最上部に冷蔵室11Aが配置され、冷蔵室11Aの下方に野菜室11Bが配置され、野菜室11Bの下方に製氷室11Cおよび小冷凍室11Dが配置され、製氷室11Cおよび小冷凍室11Dの下方に主冷凍室11Eが配置されている。ただし、貯蔵室11の配置は、上記例に限定されない。筐体10は、各貯蔵室11の前面側に、各貯蔵室11に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。
図1及び図2に示すように、複数の扉20は、貯蔵室11を開閉可能に閉じる。複数の扉20は、例えば、冷蔵室11Aの開口を閉じる左側冷蔵室扉20Aa、右側冷蔵室扉20Ab、野菜室11Bの開口を閉じる野菜室扉20B、製氷室11Cの開口を閉じる製氷室扉20C、小冷凍室11Dの開口を閉じる小冷凍室扉20D、および主冷凍室11Eの開口を閉じる主冷凍室扉20Eを含む。
複数の扉20のうち、左側冷蔵室扉20Aa、右側冷蔵室扉20Abは、筐体10に対して左側ヒンジ6A(図3)、右側ヒンジ6B(図3)を介してそれぞれ支持されている。
左側ヒンジ6Aは、左側冷蔵室扉20Aaの外側端部の上方に位置し、左側冷蔵室扉20Aaの外側端部の下方に設けられたもう一つの左側ヒンジ(不図示)とともに、左側冷蔵室扉20Aaを回転可能に支持する。
右側ヒンジ6Bは、右側冷蔵室扉20Abの外側端部の上方に位置し、右側冷蔵室扉20Abの外側端部の下方に設けられたもう一つの右側ヒンジ(不図示)とともに、右側冷蔵室扉20Abを回転可能に支持する。
図2に示すように、冷却ユニット30は、圧縮器31、冷蔵用冷却器32、冷蔵用ファン33、冷凍用冷却器34、および冷凍用ファン35を含む。
圧縮器31は、冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒を、凝縮器およびキャピラリチューブなどを介して冷蔵用冷却器32および冷凍用冷却器34に供給する。
冷蔵用冷却器32は、冷蔵室11Aの後方に設けられた第1ダクト空間D1に配置され、圧縮器31から供給される冷媒を用いて第1ダクト空間D1を流れる空気を冷却する。
冷蔵用ファン33は、冷蔵用冷却器32により冷却された空気(冷気)を、冷蔵温度帯室(冷蔵室11A、チルド室11Aa、および野菜室11B)と第1ダクト空間D1とで循環させる。これにより、冷蔵室11A、チルド室11Aa、および野菜室11Bが冷却される。
冷凍用冷却器34は、主冷凍室11Eの後方に設けられた第2ダクト空間D2に配置され、圧縮器31から供給される冷媒を用いて第2ダクト空間D2を流れる空気を冷却する。
冷凍用ファン35は、冷凍用冷却器34により冷却された空気(冷気)を、冷凍温度帯室(製氷室11C、小冷凍室11D、および主冷凍室11E)と第2ダクト空間D2とで循環させる。これにより、製氷室11C、小冷凍室11D、および主冷凍室11Eが冷却される。
なお、本明細書でいう「冷却ユニット」とは、上記構成に限定されず、除霜用のヒータや、結露防止用のヒータなどの加熱装置も含み得る。
図1に示すように、扉開放装置41は、左側冷蔵室扉20Aa及び右側冷蔵室扉20Abを自動で開放させる装置である。例えば、扉開放装置41は、第1扉開放装置41Aと、第2扉開放装置41Bとを有する。
第1扉開放装置41Aは、左側冷蔵室扉20Aaの後方に配置されている。第1扉開放装置41Aは、電磁石が励磁されることで前方に押し出されるプランジャ41Pを有する。第1扉開放装置41Aは、後述する第1電源基板70の制御部によって制御され、プランジャ41Pを前方に押し出すことで左側冷蔵室扉20Aaを強制的に開く。
第2扉開放装置41Bは、右側冷蔵室扉20Abの後方に配置されている。第2扉開放装置41Bは、電磁石が励磁されることで前方に押し出されるプランジャ41Pを有する。第2扉開放装置41Bは、第1電源基板70の制御部によって制御され、プランジャ41Pを前方に押し出すことで右側冷蔵室扉20Abを強制的に開く。
ただし、扉開放装置41の方式は、上記例に限定されない。
操作部42は、扉開放装置41を動作させる利用者の操作を受け付ける。
例えば、操作部42は、第1扉開放装置41Aを動作させる利用者の操作を受け付ける第1操作部42Aと、第2扉開放装置41Bを動作させる利用者の操作を受け付ける第2操作部42Bとを有する。
第1操作部42Aは、左側冷蔵室扉20Aaに設けられ、左側冷蔵室扉20Aaの表面に触れる利用者のタッチ操作を検出可能なセンサを有する。第1操作部42Aが利用者の操作を受け付けた場合、第1電源基板70の制御部は、第1扉開放装置41Aを動作させる。
第2操作部42Bは、右側冷蔵室扉20Abに設けられ、右側冷蔵室扉20Abの表面に触れる利用者のタッチ操作を検出可能なセンサを有する。第2操作部42Bが利用者の操作を受け付けた場合、第1電源基板70の制御部は、第2扉開放装置41Bを動作させる。
第1操作部42Aまたは第2操作部42Bに設けられるセンサは、例えば、静電容量の変化を検出することで、扉20の表面に触れる利用者のタッチ操作を検出する。ただし、第1操作部42Aまたは第2操作部42Bに設けられるセンサは、扉20の表面に手を近付けるだけの利用者の操作を検出可能なセンサでもよい。
表示装置51は、例えば、右側冷蔵室扉20Abに設けられている。表示装置51は、例えば、表示パネル51a、タッチセンサ(タッチパネル)51b、および表示制御部を有する。
表示パネル51aは、有機EL(Organic Electro Luminescence)ディスプレイ、マイクロLED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、または、液晶ディスプレイなどである。表示パネル51aは、画像や映像が表示される表示画面51aaを有する。
表示画面51aaには、例えば、レシピや調理手順、食材管理(冷蔵庫の在庫管理)、冷蔵庫1の設定状態(例えば設定温度)、音楽(例えばライブ映像)、または天気予報などに関する画像または映像が表示される。
表示装置51のタッチセンサ51bは、表示画面51aaに重ねて設けられている。タッチセンサ51bは、例えば静電容量式のセンサであり、表示画面51aaに対する利用者の入力操作を受け付け可能である。
表示制御部は、表示パネル51aを制御する。例えば、表示制御部は、タッチセンサ51bに対する利用者の操作に基づき、表示パネル51aの表示画面51aaに表示させる内容を切り替える。
図2に示す庫内カメラ53は、冷蔵室11A、チルド室11Aa,野菜室11B、小冷凍室11D,主冷凍室11Eのうち1つ以上である貯蔵室11に設けられている。庫内カメラ53は、カメラ本体53aと、カメラ制御部53bとを有する。
カメラ本体53aは、貯蔵室11に収容された貯蔵物(食材)の画像を撮影する。
カメラ制御部53bは、カメラ本体53aを制御する。例えば、カメラ制御部53bは、所定の周期でカメラ本体53aを動作させ、貯蔵室11内の様子を撮影させる。カメラ制御部53bは、カメラ本体53aにおいて撮影した画像データを第1電源基板70の制御部に送信する。
外部接続端子54は、図1に示すように、例えば右側冷蔵室扉20Abに設けられている。外部接続端子54は、例えば、USB(Universal Serial Bus)の規格に準拠した雌型コネクタである。冷蔵庫1の利用者は、外部接続端子54に充電ケーブルを接続することで、端末装置TDまたは別の装置を充電することができる。
第1電源基板70は、図1に示すように、例えば筐体10の上壁10aに設けられている。第1電源基板70は、外部の商用電源PS(図3)から電源コード7を介して電力が供給され、冷蔵庫1の冷却運転に必要な電力を各所へ供給する電源基板である。例えば、第1電源基板70は、冷却ユニット30、扉開放装置41、操作部42、有線無線通信モジュール61、表示装置51、庫内カメラ53、および外部接続端子54などへ電力を供給する。
第2電源基板80は、図1に示すように、上述した第1電源基板70とともに筐体10の上壁10aに設けられている。第2電源基板80は、第1電源基板70よりも後方に位置し、当該第1電源基板70とは独立して設けられている。
第2電源基板80は、音を出力可能なスピーカユニット52の主電源として機能する電源基板である。第2電源基板80は、電力供給線8(図3)を介して第1電源基板70と接続されている。第2電源基板80は、第1電源基板70を通じて外部の商用電源PS(図3)から供給された電力を、スピーカユニット52に供給する。
有線無線通信モジュール61は、例えば筐体10の上壁10aに設けられている。有線無線通信モジュール61は、上壁10aのうち、第1電源基板70及び第2電源基板80よりも前方で、筐体10の幅方向左側に配置されている。
有線無線通信モジュール61は、外部の端末装置との間で遠距離通信が可能であり、冷蔵庫1と同じ住居に設置されたルータRと、無線または有線で通信可能である。有線無線通信モジュール61は、ルータR、不図示のモデム、およびインターネットなどの外部のネットワークNWを介して、外部のサーバ装置SD(例えばクラウドサーバ)と通信可能である。有線無線通信モジュール61は、冷蔵庫1の状態を示す情報をサーバ装置SDに送信する。また、有線無線通信モジュール61は、冷蔵庫1に対する遠隔操作の制御信号をサーバ装置SDから受信する。
スピーカユニット52は、図1に示すように、上壁10aに設けられている。スピーカユニット52は、上壁10aのうち、第1電源基板70及び第2電源基板80よりも前方で、筐体10の幅方向右側に配置されている。スピーカユニット52を有線無線通信モジュール61から離れた位置に配置することによって、互いの通信が干渉してノイズ等の影響が生じるのを抑制することができる。スピーカユニット52は、冷蔵庫1の周囲に居る人へ向けて音声を出力し、冷蔵庫1の情報を発信することが可能である。
[2.筐体の上壁]
[2.1 上壁(表側)]
次に、筐体10の上壁10aを上方(表側)から見た平面視における構造について詳しく述べる。図3は、一実施形態の冷蔵庫の天井部の構成を示す図である。
図3に示すように、第1電源基板70及び第2電源基板80は、筐体10の天井部分(上壁10a)に一部が埋め込まれるようにして設置された電源基板収容部2内に収容される。電源基板収容部2は、上側が開口した矩形の容器形状をなし、電源基板収容部用蓋部材2Aによって開口側が閉塞される。電源基板収容部用蓋部材2Aは、電源基板収容部2の開口側に着脱可能に取り付けられる。
有線無線通信モジュール61、扉開放装置41及びスピーカユニット52は、筐体10の上壁10a(外箱10j)上に設置されている。
有線無線通信モジュール61は、左側冷蔵室扉20Aaを支持する左側ヒンジ6Aと前後方向で隣り合うようにして左側ヒンジ6Aの後方に設置されている。
スピーカユニット52は、右側冷蔵室扉20Abを支持する右側ヒンジ6Bの左隣に配置されている。
扉開放装置41は、有線無線通信モジュール61及びスピーカユニット52の間であって、筐体10の中央付近に互いに所定の間隔をおいて配置されている。第1扉開放装置41Aは左側冷蔵室扉20Aaと対向し、第2扉開放装置41Bは、右側冷蔵室扉20Abに対向する。
これら有線無線通信モジュール61、扉開放装置41及びスピーカユニット52は、は、筐体10の上壁10aに取り付けられる被覆構造部材3によって覆われている。被覆構造部材3の構成について後述する。
[2.2 上壁(裏側)]
次に、筐体10の上壁10aを下方(裏側)から見た平面視における構造について詳しく説明する。図4は、筐体10の上壁10a内の配線構造を模式定に示した斜視図である。
図4に示すように、筐体10の上壁10aを構成する外箱10jと内箱10iとの間の空間には、筐体10の上壁10a(上面10ja)側に設置された、第1電源基板70から引き出された複数の制御線12と、第2電源基板80から引き出された電力供給線13とが引き廻されている。
複数の制御線12は、第1電源基板70と、有線無線通信モジュール61、扉開放装置41及びスピーカユニット52とにそれぞれ接続されている。複数の制御線12は、第1電源基板70から有線無線通信モジュール61、扉開放装置41及びスピーカユニット52のそれぞれに制御信号を伝達する。
電力供給線13は、少なくとも第2電源基板80とスピーカユニット52とに接続されている。電力供給線13は、第2電源基板80からスピーカユニット52へ電力を供給する。電力供給線13及びスピーカユニット用の制御線12は、外箱10jを貫通する貫通孔10jbから外箱10jの上面10ja側へと引き出されてスピーカユニット52と接続されている。
[3.スピーカユニット]
まず、スピーカユニット52の構造について詳しく説明する。
図5は、スピーカユニット52の構成を模式的に示す斜視図である。
図5に示すように、本実施形態のスピーカユニット52は、スピーカ52a、スピーカ制御基板52b、スピーカ接続束線52c及びスピーカ固定具52dを有する。
[3.1 スピーカ]
スピーカ52aは、平面視矩形状の薄型スピーカであり、前方放音面52abにおいて音を生成する。スピーカ52aは、後述するスピーカ制御基板52bの平面視における面積よりも大きい。スピーカ52aの大きさは、冷蔵庫1において求められる音質に応じて適宜設定される。本実施形態では、スピーカ52aを筐体10の上壁10a上に設置する構成のため、冷蔵室扉20内に設置する場合に比べて十分な設置スペースを確保でき、平面視におけるスピーカ52aの大きさの制約を受けにくいという利点がある。
[3.2 スピーカ接続束線]
図5に示すように、スピーカ接続束線52cは、スピーカ52aとスピーカ制御基板52bとを接続する電力供給線及び制御線からなる。スピーカ接続束線52cは、スピーカ制御基板52bからスピーカ52aへ向けて電力を供給するとともに制御信号を伝達する。
[3.3 スピーカ制御基板]
スピーカ制御基板52bは、図2に示す回路基板90aと、回路基板90aに実装された複数の電気部品90bとを有する。図2に示した回路基板90aと複数の電気部品90bとにより、スピーカ制御部及びスピーカ記憶部が実現される。
スピーカ制御基板52bは、上記スピーカ制御部によりスピーカ52aを制御する。スピーカ制御基板52bは、例えば、スピーカ52aから出力させる音楽または/および音声を制御する。スピーカ制御基板52bは、スピーカ接続束線52cを介してスピーカ52aと接続されている。スピーカ制御基板52bには、無線通信用アンテナ52eが実装されている。スピーカ制御基板52bは、端末装置TDとの通信が可能な無線通信用アンテナ52eを制御する。
無線通信用アンテナ52eは、外部の端末装置TDと無線で通信可能である。例えば、無線通信用アンテナ52eは、冷蔵庫1から所定範囲内(例えば冷蔵庫1と同じ住居内の少なくとも一部空間)に位置する端末装置TDと無線で直接に通信可能である。無線通信用アンテナ52eは、例えばBluetooth(登録商標)などの規格に準拠した近距離無線通信モジュールである。
端末装置TDは、冷蔵庫1の利用者が所有する端末装置であり、スマートフォンまたはタブレット端末などである。
端末装置TDは、外部のネットワークNWを介してサーバ装置SDと通信可能である。端末装置TDでは、所定のアプリケーションプログラム(例えば、冷蔵庫1の遠隔操作用のプログラム)が事前にインストールされており、このプログラムが端末装置に搭載されたプロセッサにより実行されることで、所定の機能が実現される。例えば、端末装置TDは、冷蔵庫1から状態履歴情報を受信した場合、受信した状態履歴情報をサーバ装置SDに転送する。
スピーカ制御基板52bは、第2電源基板80から供給された電力を、スピーカ接続束線52cを通じてスピーカ52a及び無線通信用アンテナ52eに供給する。これにより、スピーカ52a、および無線通信用アンテナ52eが動作可能になる。
スピーカ制御基板52bは、無線通信用アンテナ52eを通じて端末装置TDから受信した制御信号に基づき、音楽データおよび/または音声データを再生し、再生した音楽および/または音声をスピーカ52aから冷蔵庫1の外部に出力する。これにより、冷蔵庫1における必要な情報を利用者へと通知するだけでなく、利用者が選択した音楽および/または音声を所望のタイミングで聞くことができる。
スピーカ制御基板52bは、図4に示すように、第1電源基板70と通信可能である。スピーカ制御基板52bは、第1電源基板70と制御線12を介して接続されている。第1電源基板70との通信方式としては、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver-Transceiver:非同期シリアル通信用送受信回路)等の通信インターフェースを使う方法がある。
スピーカ制御基板52bは、第1電源基板70と通信することで、記憶部に記憶されている冷蔵庫1の所定の情報(状態履歴情報、故障時用情報、在庫情報など)を取得し、スピーカ記憶部に記憶させる。スピーカ記憶部には、第1電源基板70から取得した冷蔵庫1における所定の情報(状態履歴情報、故障時用情報、在庫情報など)や、これら情報に基づく音楽データおよび/または音声データが記憶される。
スピーカ制御基板52bは、例えば、スピーカ記憶部に記憶された冷蔵庫1における所定の情報(状態履歴情報、故障時用情報、在庫情報など)に基づく音楽データおよび/または音声データを再生し、再生した音楽および/または音声をスピーカ52aから冷蔵庫1の外部へ出力する。
スピーカ52aからは、例えば、「扉が開いています」、「冷蔵室を強モードに変更しました」、「一気製氷モードに設定しました」などが音声通知される。これにより、冷蔵庫1の周囲にいる利用者は、冷蔵庫1の表示画面51aaを見なくても冷蔵庫1における必要な情報を耳にし、知り得ることができる。
また、スピーカ制御基板52bは、例えば、無線通信用アンテナ52eを通じて、スピーカ記憶部に記憶されている冷蔵庫1の所定の情報(状態履歴情報、故障時用情報、在庫情報など)に基づく音楽データ信号および/または音声データ信号を端末装置TDへと送信する。
これにより、利用者は、冷蔵庫1における必要な情報を手元の端末装置TDにおいて確認することができる。
[3.4 スピーカ固定具]
図6は、図2に示す領域Fを拡大して示す図である。
スピーカ固定具52dは、図5に示すように、スピーカ52a、スピーカ制御基板52b、スピーカ接続束線52cを収容するとともに、これらを図6に示すように筐体10の上壁10aに対して固定するためのものである。
スピーカ固定具52dは、上方開放型の枠体である。スピーカ固定具52dは、奥行方向に長さを有し、前方側にスピーカ52aを収容するためのスピーカ収容部52da、後方側にスピーカ制御基板52bを収容するための基板収容部(収容部)52dbが並んで形成されている。
スピーカ収容部52daは、前方側に、スピーカ52aの前方放音面52abを露出させる開口溝52dmを有する。開口溝52dmは、前方放音面52abの略全体を露出させる大きさを有する。スピーカ52aの振動板の52abの前方にスピーカ収容部52daの側壁が存在していた場合は、スピーカ52aからの音が跳ね返って音の広がりが抑制されて音質が低下してしまうが、開口溝52dmを設けることによってスピーカ52aの音の広がりがスピーカ固定具52dによって邪魔されることがなく、音質を高めることができる。
基板収容部52dbには、スピーカ制御基板52bの平面視の大きさに応じて配置された複数の第1リブ52djが設けられている。複数の第1リブ52djは、筐体10の上壁10aに対して垂直(上下方向)に延び、スピーカ制御基板52bの外周を部分的に支持する。複数の第1リブ52djは、基板収容部52dbのうち、スピーカ収容部52daよりも後方へ僅かに離れた位置に設けられている。このように、スピーカ制御基板52bをスピーカ52aから離して配置することで、スピーカ制御基板52bとスピーカ52aとの間に空間が形成されて、スピーカ制御基板52bの放熱効率が高められる。
また、基板収容部52dbには、複数の第1リブ52djよりも高さが低い複数の第2リブ52dkが設けられている。複数の第2リブ52dkは、筐体10の上壁10aに対して垂直(上下方向)に延びる。複数の第2リブ52dkは、スピーカ制御基板52bの真下となる位置に設けられ、スピーカ制御基板52bを下側から支持する。スピーカ制御基板52bは、複数の第2リブ52dkによってスピーカ固定具52dの底部52dnから所定の高さに保持される。スピーカ制御基板52bをスピーカ固定具52dの底部52dnから浮かせた状態で配置することによってスピーカ制御基板52bの真下に空間が生じ、スピーカ制御基板52bの放熱効性が高められる。
また、複数の第2リブ52dkによって、スピーカ制御基板52bがスピーカ固定具52dの底部(筐体10の上壁10a)から上方へ離れた位置に設置されるため、スピーカ制御基板52bがスピーカ52aのびびり振動による影響を受けにくくなる。
スピーカ接続束線52cは、スピーカ収容部52daの左側方から基板収容部52dbの前方にかけて引き廻されている。
さらに、スピーカ収容部52da及び基板収容部52dbの境界位置においてこれらよりも右側には、複数の配線を集結するための配線集約部52ddが形成されている。配線集約部52ddの底部中央には貫通孔52deが形成されており、貫通孔52deの両側から一対の把持爪52dfが立ち上がっている。
貫通孔52deは、筐体10の上壁10aに形成された貫通孔10jb(図3)と連通している。これにより、図4に示したように、上壁10aを構成する外箱10jと内箱10iとの間の空間内に引き廻された制御線12及び電力供給線13を、貫通孔52deを通じてスピーカ固定具52d内へ引き出すことが可能である。貫通孔52deから引き出された制御線12及び電力供給線13は、上述した一対の把持爪52dfにおいて集結される。
スピーカ固定具52dには、複数のボス55が形成されている。これら複数のボス55は、スピーカ52aよりも高く、且つ互いに等しい寸法で形成されている。複数のボス55は、後述する被覆構造部材3にスピーカ52aが干渉しないように、被覆構造部材3とスピーカ52aとの間に空間を確保するためのものである。
図6に示すように、スピーカ固定具52dの底部52dnにの前端側には、スピーカ52aが搭載される搭載面52dtから上方へ向かって突出した凸状部52dsが形成されている。凸状部52dsは、スピーカ固定具52dの底部52dnの幅方向全体に亘って形成されている。凸状部52dsは、図6に示す断面視において上端面52duと傾斜面52dvとを有する。凸状部52dsの上端面52duは、開口溝52dmの底部を構成する。凸状部52dsの傾斜面52dvは、当該凸状部52dsの上端面52duと搭載面52dtとを接続し、これらの間に段差を形成する。これにより、図6に示すように、スピーカ固定具52dの開口溝52dmの位置が、筐体10の上壁10a(上面10ja)から上方へ僅かに離れることになる。
スピーカ固定具52dの前方側に上記凸状部52dsを有することにより、仮に、被覆構造部材3の内部に水が侵入した場合であっても、スピーカ固定具52dの開口溝52dmからスピーカ52aが搭載されたスピーカ収容部52da内へさらに水が侵入することを防ぐことが可能である。
また、凸状部52dsの高さは、スピーカ52aの音を遮らない高さであって、スピーカ52aの前方放音面52abや、被覆構造部材3の放音孔群4と対向しない高さであることが好ましい。これにより、開口溝52dmの開口面積を確保してスピーカ52aの音の広がりを維持しつつ、水の侵入を防ぐことができる。
スピーカ固定具52dは、不図示の固定ねじによって筐体10に対して固定される。
[4. 被覆構造部材]
次に、被覆構造部材について説明する。
図3及び図6に示したように、筐体10の上壁10aに取り付けられる被覆構造部材3は、有線無線通信モジュール61、扉開放装置41及びスピーカユニット52をまとめて被覆する。被覆構造部材3は、上壁10aの前辺に沿って左右方向に長さを有し、冷蔵庫1(筐体10)の左右幅と同程度の幅寸法で形成されている。
被覆構造部材3は、上壁3dと、上壁3dの周縁から下方へ延びる4つの側壁3cを有する。被覆構造部材3は、下方側に開口した矩形の凹形状をなす。被覆構造部材3の開口側は、筐体10の上壁10aによって閉塞される。
被覆構造部材3の高さ寸法は、有線無線通信モジュール61、扉開放装置41及びスピーカユニット52に対して上壁3dが干渉しない高さであるとともに、当該上壁3dの高さ位置が左側冷蔵室扉20Aa及び右側冷蔵室扉20Abの各上面20bの高さ位置と略同程度であることが好ましい。つまり、左側冷蔵室扉20Aa及び右側冷蔵室扉20Abを閉じた状態の冷蔵庫1を正面から見たとき、被覆構造部材3が利用者の目に入らないので、冷蔵庫1の外観の美観を維持することができる。
本実施形態の被覆構造部材3は、図3に示すように、左側ヒンジ被覆部3Aと、右側ヒンジ被覆部3Bとを有する。左側ヒンジ被覆部3Aは、左側冷蔵室扉20Aaを回転可能に支持する左側ヒンジ6Aを上方から覆う部分である。右側ヒンジ被覆部3Bは、右側冷蔵室扉20Abを回転可能に支持する右側ヒンジ6Bを上方から覆う部分である。これら左側ヒンジ被覆部3Aおよび右側ヒンジ被覆部3Bは、前壁(前面)3c1の左右両側から冷蔵庫1の前方へとそれぞれ突出して形成されている。
本実施形態の被覆構造部材3の前壁3c1には、第1扉開放装置41A、および第2扉開放装置41Bの各プランジャ41Pを挿通させるための一対の挿通溝5が形成されている。
このように、本実施形態の被覆構造部材3は、スピーカユニット52、有線無線通信モジュール61、および扉開放装置41を全て収容可能な大きさを有し、従来それぞれを個別に収容していた複数の収容部を一体化した構成をなす。
本実施形態においては、さらに左側ヒンジ被覆部3A及び右側ヒンジ被覆部3Bをさらに一体化したことにより、冷蔵庫1の天井部(上壁10a)に設置する収容部の数を減らすことができる。これにより、筐体10への取付作業が容易になるとともに冷蔵庫1全体で統一感を出すことができる。
スピーカ52aとしては、冷蔵室扉20に収容する場合に比べて平面視における面積の大きいものを採用でき、冷蔵庫1の周囲に居る利用者に通知するには十分な性能(音質)を有する。
図7は、図3に示す被覆構造部材3の一部を拡大して示す斜視図である。
本実施形態の被覆構造部材3は、図7に示すように、内側に収容されるスピーカ52aから出力された音楽または/および音声を、外部へ放音(放出)させるための放音孔群4を有する。放音孔群4は、前壁3c1を貫通して形成された複数の放音孔4aからなる。放音孔群4は、前壁3c1のうちスピーカ52aと対向する位置に形成される。これにより、内側に収容されたスピーカ52aから出力された音楽または/および音声を、放音孔群4を通じて外部(冷蔵庫1の正面側)へ放音させることができる。図3に示すように、本実施形態では、スピーカ52aが冷蔵庫1の上壁10aの前方側に配置されていることから、冷蔵庫1の正面側へ効率よく放音させることができる。
各放音孔4aは、互いに略等しい直径を有する。各放音孔4aは、埃等の侵入を阻止できる大きさとする。これにより、例えば、埃によってスピーカ接続束線52cがショートするのを防ぐことができる。
図3に示すように、電源基板収容部2、電源基板収容部用蓋部材2A、及び被覆構造部材3は、例えば、金属の板材や難燃性樹脂のように防水性、および難燃性を有する材料で構成されている。したがって、電源基板収容部2及び被覆構造部材3の内部空間は、水漏れや延焼が防止される領域となっている。このため、仮に、電源基板収容部2、被覆構造部材3内に水が流入したとしても、その水が筐体10の内部に漏れ出ることが抑制される。また、仮に電源基板収容部2内で発火等が生じたとしても、その火が筐体10に延焼することが抑制される。
[5.スピーカユニットに対する防振構造]
次に、本実施形態におけるスピーカユニット52に対するいくつかの防振構造について説明する。
[5.1 第1防振部材]
図5に示した本実施形態のスピーカユニット52において、スピーカ52aとスピーカ制御基板52bとを接続しているスピーカ接続束線52cは、スピーカ52aの振動の影響を受けやすい。そのため本実施形態のスピーカ接続束線52cには、スピーカ固定具52dへの干渉を防ぐための第1防振部材56が設けられている。
第1防振部材56としては、例えば、スポンジ状の緩衝材を用いることができ、スピーカ接続束線52cの周囲に巻回させることで容易に取り付けることが可能である。第1防振部材56は、スピーカ接続束線52cのうちの少なくとも一部に設けられている。本実施形態では、スピーカ接続束線52cのうち、配線把持部52dgに把持される部位を含む領域に設けられていることが好ましい。第1防振部材56によって、スピーカ接続束線52cがスピーカ固定具52dに直接接する(干渉する)ことがなくなるとともに、第1防振部材56によるクッション性によってスピーカ52aからの振動の影響が緩和されて、ノイズの発生を抑えることが可能である。
[5.2 第2防振部材]
図8は、被覆構造部材3の内側の構造を示す斜視図である。
図6及び図8に示すように、被覆構造部材3には、上壁3dの裏面3a側に平面視矩形状の第2防振部材57が設けられている。第2防振部材57は、図6西銘賞に、上壁3dうち、スピーカ制御基板52bと対向する位置に設けられている。第2防振部材57は、スピーカ制御基板52bを収容しているスピーカ固定具52dの基板収容部52dbの開口面積よりも大きい面積を有しており、基板収容部52dbの開口側を閉塞する。
第2防振部材57は、スポンジ状の緩衝材からなり、上壁3dの裏面3a側に不図示の接着材を介して貼り合わされている。第2防振部材57は、被覆構造部材3とスピーカ固定具52dとの間に挟まれて、少なくとも基板収容部52dbを矩形枠状に区画する周壁部52dhの開口端(上端)に押し当てられて部分的に圧縮変形されている。
これにより、スピーカ制御基板52bが収容された基板収容部52dbを略密閉状態にすることが可能となり、スピーカ固定具52dと被覆構造部材3との間の隙間から基板収容部52db内に、埃、水、油などが侵入するのを防ぐことが可能である。
また、第2防振部材57によってスピーカ52aのびびり音が吸収されるので、スピーカ制御基板52bへのノイズの影響を抑制することが可能である。
なお、上記構成に限られず、例えば、被覆構造部材3の裏面3aのうち、スピーカ52aと対向する位置にも第2防振部材57を設けてもよい。スピーカ52aと接触するように第2防振部材57を設けることによって、スピーカ52aのびびり音をより抑制することが可能である。あるいは、被覆構造部材3の裏面3aの全体に第2防振部材57を設けてもよい。
[5.3 第3防振部材]
図9は、スピーカ固定具52dを底部52dnの裏側から見た斜視図である。
スピーカ固定具52dには、図9に示すように、底部52dnの裏面側に平面視細長矩形状の第3防振部材58が複数設けられている。本実施形態では、一対の第3防振部材58が幅方向に沿って設けられているとともに、底部52dnの前後方向で互いに間隔を開けて配置されている。一対の第3防振部材58は、例えば、厚さ3mm程度のスポンジ状の緩衝材からなる。各第3防振部材58は、スピーカ固定具52dの底部52dnの裏面側に不図示の接着材を介して貼り合わされている。このように、スピーカ固定具52dの底部52dnの裏面側に一対の第3防振部材58を設けることにより、スピーカユニット52と筐体10の上壁10aとの間に存在する第3防振部材58によってスピーカ52aの振動を吸収することができるので、スピーカ52aの振動によって筐体10の上壁10aが振動してびびり音が発生するのを防ぐことができる。
なお、上記構成に限られず、3つ以上の第3防振部材58を多数配置してもよい。また、例えば、底部52dnの裏面全体に面積の広い第3防振部材58を設けてもよい。大型の第3防振部材58であれば、防振部材の貼り合わせ作業が一度で済むので製造が容易である。
[6.右側冷蔵室扉]
図10は、冷蔵庫1を斜め上方から見た斜視図である。
図10に示すように、筐体10の最も上位には、複数の扉20(図1)のうち左側冷蔵室扉20Aa及び右側冷蔵室扉20Abが取り付けられている。このうち右側冷蔵室扉20Abには、少なくともスピーカ52aの前方放音面52abと対向する位置に、上面20bの後方側の一部を切り欠いて形成した傾斜面21が形成されている。スピーカ52aは被覆構造部材3の内側に存在することから、実際には被覆構造部材3の放音孔群4と傾斜面21とが対向する。傾斜面21の幅寸法は、スピーカ52aの幅寸法と同等以上であることが好ましい。
傾斜面21は、スピーカ52aの正面(前方放音面52ab)から前方へ離れるにしたがって上方へ向かって傾斜する傾斜面からなる。傾斜面21の上端は、右側冷蔵室扉20Abの上面20bに接続され、傾斜面21の下端は、冷蔵室扉20Abの内面20cに接続される。傾斜面21の上端は、右側冷蔵室扉20Abの奥行方向中央よりも前方側に位置する。傾斜面21の下端は、筐体10の上壁10aよりも上方に位置する。
右側冷蔵室扉20Abの上面20bに対する傾斜面21の傾斜角度θ(図6)は、スピーカ52aの音の広がりや右側冷蔵室扉20Abの強度等を考慮して適宜設定される。
スピーカ52aにおいて生成された音は、前方放音面52abから前方へ向けて伝わっていく。そのため、右側冷蔵室扉20Abのうち、スピーカ52aと対向する内面が、音の進行方向に対して垂直な面であった場合、上記内面によって音が後方へ跳ね返り、音質が低下してしまう。本実施形態のように、スピーカ52aと対向する右側冷蔵室扉20Abの一部に傾斜面からなる傾斜面21を設けることによって、スピーカ52aの音が傾斜面21に沿って冷蔵庫1の正面へ向けて流れるようになる。右側冷蔵室扉20Abが邪魔になることないので、音質の悪化が低減され、良質な音を提供することができる。
なお、冷蔵室扉20の上端側は、扉キャップと呼ばれる構造物によって構成される場合がある。上記傾斜面21は、この扉キャップに形成されていてもよい。
本実施形態の冷蔵庫1は、冷却ユニット30及び情報機能ユニット等に電力を供給する第1電源基板70とは別に、スピーカユニット52だけに電力を供給する第2電源基板80を備えている。この構成によれば、スピーカユニット52に故障が生じた場合でも、第1電源基板70の機能を維持することができる。そのため、例えば、スピーカユニット52に故障が生じた場合でも、冷蔵庫1の冷却機能を維持できるとともに、第1電源基板70に接続された情報機能ユニット(例えば、表示装置51、有線無線通信モジュール61)を通じて表示画面51aaや外部の端末装置TDの画面などにおいて、冷蔵庫1の故障時用情報や、在庫情報を利用者が知ることができる。あるいは、利用者は、端末装置TDを操作することで、第1電源基板70の記憶部に記憶されている所定の情報を確認することができる。
また、故障したスピーカユニット52を交換するだけで済むため、手間とコストを削減できる。これにより、利用者の利便性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、3…被覆構造部材、3c1…被覆構造部材の前壁(前面)、3d…被覆構造部材の上壁、10a…筐体の上壁、4…放音孔群、4a…放音孔、70…第1電源基板、10…筐体、11…貯蔵室、20…扉、21…冷蔵室扉の傾斜面、52dv…凸条部の傾斜面、30…冷却ユニット、52…スピーカユニット、52a…スピーカ、52b…スピーカ制御基板、52c…スピーカ接続束線、52d…スピーカ固定具、52ds…凸状部、52dt…搭載面、56…第1防振部材、57…第2防振部材、58…第3防振部材、61…有線無線通信モジュール(通信モジュール)、80…第2電源基板、TD…端末装置

Claims (10)

  1. 貯蔵室を含む筐体と、
    前記筐体の開口側に開閉可能に取り付けられた複数の扉と、
    前記貯蔵室を冷却する冷却ユニットと、
    外部の端末装置との間で無線通信が可能なスピーカユニットと、
    前記冷却ユニットに電力を供給する第1電源基板と、
    前記スピーカユニットに電力を供給する第2電源基板と、を備え、
    前記筐体の上壁に設けられた前記第1電源基板、前記第2電源基板及び前記スピーカユニットのうち、前記スピーカユニットは、前記第1電源基板および前記第2電源基板よりも前記筐体の開口側に配置されている、
    冷蔵庫。
  2. 音を出力可能なスピーカと、前記スピーカに接続されるスピーカ制御基板と、を備える前記スピーカユニットは、被覆構造部材によって覆われている、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記被覆構造部材は、前記筐体の前記開口側となる前面に、前記スピーカから出力された音を放出させるための放音孔群を有している、
    請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記複数の扉のうち前記筐体の最も上位に取り付けられる前記扉は、
    少なくとも前記スピーカと対向する領域に、前記スピーカから前方へ離れるにしたがって上方へ傾斜する傾斜面が形成されている、
    請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記スピーカ制御基板と前記スピーカとに接続されるスピーカ接続束線は、第1防振部材によって覆われている、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記被覆構造部材は、前記スピーカ制御基板に対向する第2防振部材を有し、
    前記第2防振部材は、前記スピーカ制御基板が収容される収容部の開口面積よりも大きく、且つ前記開口の開口端と接している、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記スピーカユニットと前記筐体の前記上壁との間に第3防振部材が設けられている、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記スピーカ制御基板は、前記筐体の前記上壁から離れた位置に設置されている、
    請求項2から7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記スピーカユニットは、前記スピーカを前記筐体の前記上壁に固定するためのスピーカ固定具を有し、
    前記スピーカ固定具は、前記スピーカが搭載される搭載面と、前記搭載面の前端側に前記搭載面よりも上方へ突出した凸状部を有する、
    請求項2から8のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  10. 外部の端末装置との間で遠距離通信が可能な通信モジュールを備え、
    前記通信モジュール及び前記スピーカユニットは、前記筐体の幅方向両側に互いに離れて配置されている、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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