JP6633329B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、冷蔵庫に関し、特に、扉体の前面に画像を表示する画像表示装置が扉体の内部に設けられた冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫において、その扉体の前面に種々の画像情報を表示するための液晶ディスプレイ等の画像表示装置が扉体の内部に設けられたものが知られている。例えば、特許文献1には、大型の画像表示装置を備えた冷蔵庫が開示されている。
ここで、特許文献1の冷蔵庫では、扉体の内部における画像表示装置の発熱を吸収して外部に放熱するための放熱部材が画像表示装置の背面側すなわち冷蔵庫本体側であって断熱材の前面側に設けられている。
ところが、画像表示装置の通電停止時は、画像表示装置は発熱しないため、放熱部材は僅かながら断熱材を通過した冷気によって冷却される。そのため、扉体内において放熱部材が画像表示装置の収容された収容空間内の空気の露点温度よりも低温になると、収容空間内の空気が放熱部材の前面に接して空気中の水蒸気が凝縮し、放熱部材の前面に結露が発生する。更に、発生した結露に起因して、画像表示装置が正常に動作しなくなるおそれがある。
特開2014−206321号公報
そこで、本発明は、扉体内での結露の発生を抑制することができる冷蔵庫を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る冷蔵庫は、次のように構成したことを特徴とする。
本発明は、冷蔵庫本体と、該冷蔵庫本体の前面に開閉可能に取り付けられた扉体と、該扉体の内部に設置されて前記扉体の前面に画像を表示する画像表示装置と、を備える冷蔵庫であって、前記扉体の内部には、前記画像表示装置を収容可能な収容空間と、前記収容空間を画定する前記冷蔵庫本体側の内面を保温するためのヒータと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ヒータによって収容空間を画定する冷蔵庫本体側の内面を露点温度以上に保温することで、画像表示装置が収容された収容空間内の空気が収容空間を画定する冷蔵庫本体側の内面に接して結露が発生するのを抑制することができる。
また、本発明は、前記収容空間には、前記画像表示装置を制御するための画像表示制御部が収容され、前記ヒータは、前記収容空間を画定する前記冷蔵庫本体側の面のうちの少なくとも前記画像表示制御部に対向する領域を保温するように設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ヒータによって保温する領域を結露によって画像表示制御部が影響を受け得る範囲に限定することができるので、省エネルギ性能を向上させることができる。
また、本発明は、前記画像表示装置の動作停止中は前記ヒータへ通電する一方で、前記画像表示装置の動作中は前記ヒータへの通電を停止するように制御するヒータ制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光源として発熱を有するバックライトを用いる画像表示装置の場合、バックライトの通電中は、画像表示装置自体も発熱するため、この間は、ヒータへ通電しなくても、収容空間を画定する冷蔵庫本体側の内面を露点温度以上に保温することができるので、更に省エネルギ性能を向上させることができる。
また、本発明は、前記扉体の内部には、前記収容空間よりも前記冷蔵庫本体側に設けられた断熱材を備え、前記ヒータは、前記断熱材の前面側に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、断熱材によって収容空間を画定する冷蔵庫本体側の内面が冷えるのを抑制し、更にヒータによって収容空間を画定する冷蔵庫本体側の内面を露点温度以上に保温することができるので、断熱材とヒータによって更に効果的に結露の発生を抑制することができる。
また、本発明は、前記画像表示装置及び前記ヒータへの通電のオン/オフを切替可能な切替スイッチを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像表示装置を使用しないときは、切替スイッチをOFFに切り替えることで画像表示装置及びヒータへの電力の供給を停止することができるので、冷蔵庫全体として不必要な消費電力を削減することができる。
また、切替スイッチを設けたことで冷蔵庫は、切替スイッチをOFFに切り替えたときは、消費電力を従来の画像表示装置が搭載されていない冷蔵庫と同程度に抑えることができる。そのため、冷蔵庫は、エネルギの使用の合理化に関する法律である所謂省エネ法に基づいて定められた冷蔵庫に設定されている省エネルギ性能の目標基準値を達成することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫全体を概略的に示す斜視図である。 図1の冷蔵庫の上扉の内側を示す斜視図である。 図2の上扉の内部構造を示す分解斜視図である。 図2の上扉のE−E線における縦断面図である。 図2の扉体制御基板の冷却と結露防止について説明する説明図である。 図2の扉体制御基板の構成を概略的に示す正面図である。 図2の扉体制御部のシステム構成を示すシステム図である。 図1の冷蔵庫全体の配線を概略的に示す斜視図である。 図2の扉体に対する画像表示装置の組み付け及び交換に関する説明図である。 図2の画像表示装置に表示される画面の例を示す図である。 本発明の第2実施形態の冷蔵庫全体を概略的に示す斜視図である。 図11の冷蔵庫全体の配線を概略的に示す斜視図である。 図11の冷蔵庫の扉体に対する画像表示装置の組み付け及び交換に関する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態の冷蔵庫1について、図1から図10を参照しながら説明する。
(冷蔵庫の全体構成)
図1は本発明の第1実施形態の冷蔵庫全体を概略的に示す斜視図である。図1に示すように、冷蔵庫1は、その内部に食品等の貯蔵室として、上段に図示しない冷蔵室と下段に図示しない冷凍室が配設された冷蔵庫本体2を備える。また、冷蔵庫1は、冷蔵庫本体2の前方Y1の上下にそれぞれ、片開き式の扉体3として上扉3aと下扉3bを備える。冷蔵庫本体2は、その左右方向X一側に複数のヒンジ部材4が取り付けられており、ヒンジ部材4は、扉体3を上下方向Zに延びる軸線を中心として水平方向に回動可能に軸支持している。これにより、上扉3aは、冷蔵室の前面の図示しない開口部を開閉し、下扉3bは、冷凍室の前面の図示しない開口部を開閉することができる。
各扉体3は、扉体3の前面に画像を表示する液晶ディスプレイ等の画像表示装置5がその内部に設けられる。各扉体3の前面には、画像表示装置5の表面を覆うように、光透過性を有するガラス板等の透明前板6が設けられる。また、各扉体3の左方X2側面には、ユーザが扉体3を開く際に指先を引っ掛けるための凹部7が形成される。凹部7が形成されることによって、扉体3は、前面に把手等を設ける必要がなく、全面をフラットにできるため、意匠性に優れている。
冷蔵庫本体2には、上面に画像表示装置5に電力を供給するための図示しない専用電源装置が設けられており、専用電源装置を上方から覆うように、上カバー部材8が装着される。また、冷蔵庫本体2には、底面に冷蔵庫1全体を床面上に安定して支持するための図示しない複数の支持部材が設けられており、これら支持部材を前方Y1及び左右方向Xから覆うように、冷蔵庫本体2の底部の前面及び両側面には、キックプレート9と側面カバー部材10がそれぞれ装着される。
ここで、画像表示装置5は、各種の映像、文字、記号等を画像として表示可能なものであり、例えば、液晶、プラズマ及び有機エレクトロルミネンス等のディスプレイ装置を含む。また、画像表示装置5は、内蔵されたテレビチューナによって受信されたテレビ放送信号に基づいてテレビ番組の映像を表示するテレビ受像機であってもよい。更に、画像表示装置5は、従来よりも画面サイズが大型であり、例えば、収納サイズが450Lの冷蔵庫の場合、画像表示装置として32インチの液晶ディスプレイを用いることができる。
(扉体の構造)
次に、冷蔵庫1の扉体3の詳細な構造について、図2から図6を参照しながら説明する。なお、以下で特段の説明がなければ、下扉3bは上扉3aと共通の構造を有するものとする。
図2は、図1の冷蔵庫の上扉の内側を示す斜視図である。図2に示すように、扉体3は、上下方向Zに複数段でポケット部11が内側に脱着可能に取り付けられており、これらポケット部11は、冷蔵庫本体2の前面の開口部に収容可能に設けられる。
図3は、図2の上扉の内部構造を示す分解斜視図である。図4は、図2の上扉のE−E線における縦断面図である。図3に示すように、扉体3は、扉本体ユニット20と、扉本体ユニット20の内部に組み付けられる画像表示ユニット30と、を備える。
扉本体ユニット20は、扉体3の内側を構成する扉内板21と、扉内板21と対向して設けられた中間板22と、を備える。扉内板21は、内側にポケット部11が取り付けられると共に、扉体3に気密性を持たせるために、周縁部にガスケット23が取り付けられている。扉内板21と中間板22で挟まれた空間には、扉体3に断熱性を持たせるために、硬質ウレタン等の発泡断熱材25(以下、単に「断熱材25」という)が充填発泡されている。
また、扉本体ユニット20は、中間板22の前面に取り付けられた枠体26を備えており、枠体26の前面には、両面接着シート27を介して透明前板6が接着されている。
本実施形態では、透明前板6は、ガラス板6aと、ガラス板6aの表面に貼り付けられた静電容量方式の透明電極膜6bと、を備える。透明電極膜6bは、ユーザが画像表示装置5を操作するためのタッチパネル型の操作装置6として機能する。なお、透明前板6を操作装置として兼用せずにガラス板のみで構成し、操作装置を設けない、又は、透明前板6とは別体の操作装置を設けてもよい。
枠体26は、左右両側面に、画像表示ユニット30を扉本体ユニット20の内部へ案内するための案内部材28が中央の開口を亘って左右方向Xに延びるように取り付けられている。図4に示すように、案内部材28は、平板状部材であり、上端縁及び下端縁が内方に向けて折り曲げられた屈曲部28a、28bを有する。
図3に示すように、画像表示ユニット30は、画像表示装置5を備えており、図4に示すように、画像表示装置5は、裏面の中央に扉体制御基板50が設けられる。
図3に示すように、扉体制御基板50を囲むように、画像表示装置5の裏面には、扉本体ユニット20の案内部材28に係合可能な係合部材33が取り付けられている。図4に示すように、係合部材33は、中央に扉体制御基板50が挿通可能な開口を有する平板状部材であり、上端縁及び下端縁には、後方に向けて屈曲して形成された上面部33aと下面部33bと、上面部33aと下面部33bの端部から更に上下方向かつ互いに離間する方向に向けて屈曲された鍔部33c、33dと、を有する。また、上面部33aと下面部33bには、上下方向Zに連通する複数の連通孔33eが形成されている。
ここで、図4に示すように、扉本体ユニット20の枠体26は、左側面に画像表示装置5が通過可能な扉体開口部20aを備えると共に、扉体開口部20aを介して内部に画像表示ユニット30を収容可能な収容空間20bを備えている。すなわち、扉体開口部20aは、収容空間20bに連通するように構成されている。
収容空間20bに画像表示ユニット30が収容された状態において、画像表示装置5の背面5cと、収容空間20bを画定する冷蔵庫本体側の面を構成する中間板22の前面22aとは、隙間Gを介して互いに対向している。隙間Gにおいて、案内部材28の屈曲部28a、28bに係合部材33の鍔部33c、33dがそれぞれ係合し、左右方向Xに摺動可能に保持される。そのため、画像表示ユニット30は、扉本体ユニット20によって扉体開口部20aを介して収容空間20bに対して挿入又は取り出し可能に保持される。
そのため、画像表示装置5が重量の嵩む大型の液晶ディスプレイ等の場合であっても、扉体3に設けられた扉体開口部20aを介して扉体3の側方から、画像表示装置5を案内部材28及び係合部材33によって保持しながら扉体3の内部に対して左右方向Xに挿入又は取り出しをすることができるので、製造時又は保守時に配線作業を行いながら、扉体3に対して画像表示装置5を容易に組み付け又は交換をしたり、画像表示装置5の一部を扉体開口部20aを介して扉体3の外部に引き出した状態で画像表示装置5の修理を行うことができる。
この状態において、中間板22の前面22aと画像表示装置5の背面5cとによって挟まれた隙間Gは、上述のように互いに案内保持する案内部材28及び係合部材33によって、上下方向Zに並んだ3つの空間A、B、Cに画成される。なお、請求項1における「案内保持機構」は、本実施形態の「案内部材28及び係合部材33」に相当する構成である。
これら空間A、B、Cのうち、上側の空間Aには、冷蔵庫本体2と扉体制御基板50間を接続する配線65を収納することができると共に、中間に位置する空間Bには、扉体制御基板50を収納することができる。このとき、配線65は、扉体制御基板50から係合部材33の連通孔33eを挿通して空間A内に延びており、空間A内に収納された配線65は、枠体26の内面に取り付けられた複数の配線固定具70によって固定されている。
そのため、画像表示装置5を収容する際、案内部材28及び係合部材33によって画成された配線収納空間Aに配線65を収納することができるので、長い配線65も断線するおそれがなく、大型の画像表示装置5であっても、確実に扉体3に対して組み付け及び交換を行うことができる。更に、画像表示装置5の背面側の隙間Gを有効活用し、扉体3の厚み方向Y寸法の拡大を抑制しつつ、意匠性を損ねることなく、画像表示装置5を扉体3の内部に設置することができる。
(制御基板の構成)
図6は、図2の扉体制御基板の構成を概略的に示す正面図である。図6に示すように、扉体制御基板50には、CPUとRAMを同一パッケージに内蔵したマイクロコンピュータを主要部として構成された扉体制御部51と、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等で構成された記憶部52と、が設けられている。また、扉体制御基板50には、スマートフォン等の通信端末T、インターネットと接続可能なルータ装置等と無線通信するための通信部53と、周辺機器とコネクタを介してデータの送受信を行うためのI/F部(インターフェース)54と、が設けられている。更に、扉体制御部51には、扉体制御基板50の温度を検出するための基板温度センサ55が内蔵されている。
なお、本実施形態において、記憶部52は、例えば、メモリカード、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ等の記録媒体で構成してもよい。通信部53は、扉体制御基板50とは別体で画像表示装置5の背面に設けられてもよい。また、I/F部54は、扉体3内で外部接続端子49と接続されており、外部接続端子49を介して入出力されたデータを扉体制御部51で利用可能に適宜変換を行うように構成されている。
(制御基板の冷却)
図3に示すように、画像表示ユニット30は、画像表示装置5の扉体制御基板50を冷却するための複数の基板用ファンモータ31を備えている。係合部材33の右側方の上下には、基板用ファンモータ31を支持するためのファンモータ支持部32a、32bがそれぞれ取り付けられている。本実施形態では、基板用ファンモータ31として、2つの排気用基板用ファンモータ31aと2つの吸気用基板用ファンモータ31bを備えている。排気用基板用ファンモータ31aは、上方に設けられたファンモータ支持部32aによって、吸気用基板用ファンモータ31bは、下方に設けられたファンモータ支持部32aによって、それぞれ支持されている。また、各ファンモータ支持部32a、32bには、基板用ファンモータ31による扉体制御基板50の冷却効率をより向上させるため、扉体3内に整流板34a、34bがそれぞれ取り付けられている。
図5は、図4の上扉のF−F線における断面図である。図5に示すように、上側の整流板34aは、空間Aにおいて、図5の右方X2、すなわち基板用ファンモータ31a側から反基板用ファンモータ31a側に向かって斜め下方に延設する板状部材である。下側の整流板34bは、空間Cにおいて、図5の右方X2、すなわち基板用ファンモータ31a側から反基板用ファンモータ31a側に向かって斜め上方に延設する板状部材である。
図5に示すように、基板温度センサ55によって検出された扉体制御基板50の温度が所定の閾値を越えると、基板用ファンモータ31a、31bが駆動され、吸気用基板用ファンモータ31bによって扉体3内に吸気口42bを介して外気が取り込まれる。吸気用基板用ファンモータ31bによって取り込まれた空気は、扉体3内の空間Cの中を整流板34bによって右方斜め上方に流れながら、係合部材33の下面部33bの連通孔33eを通って上方の空間Bへ流入する。空間Bに流入した空気は扉体制御基板50を冷やしながら上方に向かって流れて、係合部材33の上面部33aの連通孔33eを通って上方の空間Aに流入する。空間Aに流入した空気は、空間Aの中を整流板34aによって左方斜め上方に流れて排気用基板用ファンモータ31aによって扉体3の外部に排気口42aを介して排出される。
そのため、吸引用及び排気用基板用ファンモータ31a、31bを用いて扉体3の内部に設けられた画像表示装置5、特に画像表示装置5のCPUである扉体制御部51の発熱を効率的に冷却することができる。この冷却によって扉体制御部51の温度を動作保証温度範囲内に保持することで、扉体制御部51が動作保証温度を越えて故障するのを防止し、その結果、画像表示装置5の信頼性の低下を抑制することができる。また、係合部材33の連通孔33eによって空気が整流されるので、扉体3の内部に設けられた画像表示装置5の扉体制御部51の発熱をより効率的に冷却することができる。
なお、基板用ファンモータ31は、吸気用又は排気用のいずれか一方のみが設けられてもよい。また、扉体制御部51を十分に冷却できるのであれば、整流板34a、34bは特に設けなくてもよい。更に、扉体制御部51の放熱性を向上させるために、扉体制御部51の表面に複数の放熱フィンを備えたヒートシンクを取り付けてもよい。
(制御基板の結露防止機能)
図3に示すように、断熱材25の前面側であって中間板22の背面の中央には、画像表示装置5の扉体制御基板50の結露防止のために、周囲を保温するための基板用ヒータ24が取り付けられている。図5に示すように、基板用ヒータ24は、中間板22の背面のうちの少なくとも扉体制御基板50に対向する領域に配設されている。基板用ヒータ24に所定の電流を通電することによって、中間板22における扉体制御基板50に対向する領域を30〜40℃程度に保温することができる。ここで、中間板22の背面側には断熱材25が施されているが、断熱材25の断熱性が不足して中間板22の前面22aが扉体3内の空気の露点温度よりも低い温度となると、扉体3内の空気中の水蒸気が凝縮して中間板22の前面22aに結露が発生し、その結果、扉体制御基板50が正常に動作しなくなるおそれがある。しかしながら、中間板22の背面側に設けられた基板用ヒータ24により保温された領域は、中間板22の前面22aを露点温度以上に保温することができるため、扉体制御基板50の周辺で中間板22の前面22aに結露が発生するのを抑制することができる。なお、基板用ヒータ24は、中間板22の背面側に限らず、中間板22の前面22a側に設けてもよい。
また、扉本体ユニット20は、枠体26の上部に取り付けられ、冷蔵庫1の前方を撮像するためのCCDカメラ等の撮像装置29を備える。撮像装置29によれば、例えば、冷蔵庫1に収容される食品、冷蔵庫1を操作するユーザの動き等を撮像することができる。
上述の扉本体ユニット20は、左側面に左カバーユニット41と、右側面に右カバー42と、上面に上カバー43と、下面に下カバー44と、が装着される。本実施形態では、左カバーユニット41は、上下方向Zに延びるカバー本体部45と、を備えており、カバー本体部45は、側面に凹部7が形成されている。また、左カバーユニット41は、カバー本体部45の側面において、上部に設けられたスピーカ等の音声出力装置46と、上下方向Zに所定間隔で配列された複数のLED発光体47と、下部に設けられたマイク等の音声入力装置48と、USB等のコネクタを接続可能な外部接続端子49と、を備える。なお、外部接続端子49は、例えば、USB、IEEE1394、LAN、HDMI(登録商標)、DVI(登録商標)等のコネクタを少なくとも1つを任意の組み合わせで接続可能なものであってもよい。右カバー42は、収容空間20bから扉体3の外部へ空気を排出することが可能な排気口42aと、収容空間20bに扉体3の外部から空気を取り込むことが可能な吸気口42bと、を備える。
(冷蔵庫のシステム構成)
次に、冷蔵庫1のシステム構成について、図7を参照しながら説明する。
冷蔵庫1は、冷凍室、冷蔵室等の各室を設定された温度に制御するように、冷蔵庫本体2に設けられた図示しないコンプレッサ及びファンモータ等の動作を制御するための図示しない冷蔵庫本体制御部と、扉体3に設けられた各種装置を制御するための扉体制御部51と、を備える。
図7は、図2の扉体制御部のシステム構成を示すシステム図である。図7に示すように、扉体制御部51には、タッチパネル等の操作装置6、撮像装置29、音声入力装置49、基板温度センサ55等からの信号が入力されるように構成されている。
扉体制御部51は、これらの信号に基づいて、画像表示装置5、音声出力装置46を制御すると共に、基板用ヒータ24、基板用ファンモータ31に制御信号を出力して制御するように構成されている。なお、これら冷蔵庫本体制御部及び扉体制御部51はそれぞれ、CPUとRAMを同一パッケージに内蔵したマイクロコンピュータを主要部として構成されている。
また、扉体制御部51は、記憶部52、通信部53及びI/F部54に接続されている。
記憶部52には、画像表示装置5に表示される画像データが記憶される。なお、記憶部52には、音声出力装置46に出力される音声データ、基板温度センサ55によって検出された扉体制御基板50の温度データ、故障を検出した際に画像表示装置5に表示されるエラーコードとエラー内容に関するデータ等が記憶されてもよい。
扉体制御部51は、基本的には、操作装置6、撮像装置29又は音声入力装置49から入力された信号に基づいて、画像表示装置5に表示する画像又は音声出力装置46に出力する音声を制御する。また、記憶部52、通信部53又はI/F部54から読み込まれたデータに基づいて、画像表示装置5に表示する画像又は音声出力装置46に出力する音声を制御することもできる。
更に、扉体制御部51は、基板温度センサ55からの信号に基づいて、扉体制御部51が動作保証範囲内の温度となるように基板用ファンモータ31の動作を制御する。例えば、基板温度センサ55によって測定された扉体制御部51の温度が、動作保証範囲の上限値よりも所定温度だけ低く予め設定された目標上限値を超えると、基板用ファンモータ31が駆動される。一方で、扉体制御部51の温度が、動作保証範囲の下限値よりも所定温度だけ高く予め設定された目標下限値を下回ると、基板用ファンモータ31の運転が停止される。目標上限値及び目標下限値を適宜設定することで、扉体制御部51が常に動作保証範囲内の温度となるように制御することができる。
また、扉体制御部51は、扉体制御基板50の周辺に結露が発生しないように、基板用ヒータ24への通電を制御する。ここで、扉体制御部51の動作中は扉体制御部51自体が発熱する。また、画像表示装置5が光源として蛍光管又はLED等の発熱を有するバックライトを用いる液晶ディスプレイ装置の場合、バックライトの通電中は画像表示装置5自体も発熱するため、扉体制御部51及び画像表示装置5の発熱によって中間板22の前面22aが加熱される。そのため、扉体制御部51は、例えば、画像表示装置5及び扉体制御部51の通電停止中は、基板用ヒータ24に通電される一方で、画像表示装置5又は扉体制御部51の通電中は、基板用ヒータ24への通電が停止されるようにリレー回路等を用いて制御を行う。これによって、中間板22の前面22aを常時、扉体3内の空気の露点温度以上に暖められた状態にして、扉体3内の空気中の水蒸気が凝縮して中間板22の前面22aに結露が発生しないようにすることができる。
なお、画像表示装置5として発熱が少ないものを用いる場合、画像表示装置5又は扉体制御部51の通電中は、画像表示装置5と基板用ヒータ24の合計の発熱によって前面22aが露点温度以上となるように、基板用ヒータ24に所定の電流を通電してもよい。また、中間板22の前面22aに温度センサを更に設けて前面22aの温度を測定し、測定された温度が露点温度以上となるように、基板用ヒータ24の通電を制御してもよい。
(冷蔵庫の配線構造)
次に、冷蔵庫1の配線構造について、図8を参照しながら説明する。
図8は、図1の冷蔵庫全体の配線を概略的に示す斜視図である。図8に示すように、冷蔵庫本体2の右側後方下部には、冷蔵庫本体2を制御するための冷蔵庫本体制御部が搭載された主制御基板60が配設されている。配線61の一端を商用電源に接続することによって、主制御基板60には配線61と、配線61から分岐する配線62とを通じて電力が供給される。
各画像表示装置5a、5bは、扉体制御部51が搭載された扉体制御基板50a、50bをそれぞれ備える。冷蔵庫本体2の上部には、扉体制御基板50a、50bに電力を供給するための専用電源装置63が配設されている。専用電源装置63は、商用電源から画像表示装置5の定格電源に変換することができる。
配線61には、ON/OFF切替スイッチ64(以下、単に「切替スイッチ64」という。)が設けられており、切替スイッチ64をONに切り替えることによって、専用電源装置63には配線61を通じて電力が供給される。専用電源装置63から各扉体制御基板50a、50bには、配線65a、65bを通じて電力が供給される。
そのため、画像表示装置5を使用しないときは、切替スイッチ64をOFFに切り替えることで専用電源装置63への電力の供給を停止することができるので、冷蔵庫1全体として不必要な消費電力を削減することができる。また、切替スイッチ64を設けたことで冷蔵庫1は、切替スイッチ64をOFFに切り替えたときは、消費電力を従来の画像表示装置が搭載されていない冷蔵庫と同程度に抑えることができる。そのため、冷蔵庫1は、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に基づいて定められた冷蔵庫に設定されている省エネ性能の目標基準値を達成することができる。
なお、上述の配線65は、電力の供給のためのケーブルに限るものではなく、制御信号を伝送するケーブル、映像又は音声等を伝送するケーブル、電源線と信号線とが一体化されたケーブルであってもよい。具体的には、配線65として、光ファイバーケーブル、LAN(ローカルエリアネットワーク)ケーブル、USB(ユニバーサルシリアルバス)ケーブル、HDMI(登録商標)ケーブル、同軸ケーブル等を単体で又は任意に組み合わせて用いることができる。また、LED発光体47のみに電力を供給するための他の専用電源装置を専用電源装置63とは別体で設けてもよい。
(画像表示装置の交換、組み付け方法)
次に、冷蔵庫1の扉体3に対する画像表示装置5の交換、組み付け方法について、図9を参照しながら説明する。なお、図9は、図2の扉体に対する画像表示装置の組み付け及び交換に関する説明図であり、図9(a)は画像表示装置5が扉体3内に完全に組み付けられた状態を示し、図9(b)は画像表示装置5が半分以上、扉体3から外部へ引き出された状態を示している。
画像表示装置5の交換時は、既に冷蔵庫本体2に食品等が収容されているため、扉体3を冷蔵庫本体2から外さずに冷蔵庫1の扉体3を閉じた状態で、画像表示装置5のみを扉体3から取り外して行う。
図9(a)に示すように、配線65は、コネクタ71を介して冷蔵庫本体2に設けられた専用電源装置63と画像表示装置5の扉体制御基板50の間を断接可能に接続する。コネクタ71は、扉体開口部20a付近に設けられ、図9(a)に示された状態で、コネクタ71は、扉体開口部20aを介して扉体3の外部へ取り出し可能に構成されている。配線65は、扉体3のヒンジ部付近aからコネクタ71付近まで、枠体26の内面に取り付けられた複数の配線固定具70によって左右方向Xに延びるように固定されている。また、コネクタ71から扉体制御基板50に延びる配線65は、係合部材33を上下方向Zに貫通する連通孔33eを挿通するように配設されている。
まず、図9(a)に示された状態から画像表示装置5の交換を行う際、扉体3の側面から左カバーユニット41を取り外すと、扉本体ユニット20の左側面に扉体開口部20aが現れる。
次に、扉体3から扉体開口部20aを介して画像表示装置5を含む画像表示ユニット30を側方に引き出す。
このとき、空間Aに配線65の大部分が収容されており、コネクタ71は扉体開口部20a付近に設けられているため、コネクタ71を接続したままでも、図9(b)に示された状態となるまで画像表示ユニット30を側方に引き出すことができる。
図9(b)に示すように、画像表示ユニット30が水平方向に3分の2程、扉体3から引き出された状態においても、画像表示ユニット30は、扉本体ユニット20の案内部材28に係合部材33が係合することによって、安定して保持されている。また、作業者は、この安定した保持状態でコネクタ71を切り離すことができる。
そのため、画像表示装置5の挿入又は取り出しを行う際、画像表示装置5を案内部材28及び係合部材33によって保持したまま、コネクタ71を扉体3の外部へ取り出して配線65の断接を行うことができるので、画像表示装置5として大型の液晶ディスプレイ等を用いる場合にも、配線作業を容易に行うことができる。
また、冷蔵庫1の製造時に、図9(b)から図9(a)に示された状態まで、画像表示装置5を扉体3の内部に組み付ける際も、作業者自身が画像表示ユニット30を保持する必要がないので、扉体3の内部に画像表示装置5を容易に組み付けたり、配線作業を行うことができる。
なお、冷蔵庫1の製造時は、冷蔵庫本体2に取り付けられる前の扉体3単体に画像表示装置5を組み付けることができる。この場合は、扉体3を水平に寝かした姿勢、すなわち扉体3の前面を上方又は下方に向けた状態で、これと平行に画像表示装置5を挿入してもよい。この場合も作業者自身が画像表示装置5を保持する必要がないので、扉体3の内部に画像表示装置5を容易に組み付けたり、配線作業を行うことができる。
(画像表示装置の表示画面)
次に、画像表示装置5の表示画面について、図10を参照しながら説明する。なお、図10(a)及び図10(b)は、図2の画像表示装置5に表示されるユーザ画面及びサービス画面の具体例をそれぞれ示している。
図10(a)に示すように、画像表示装置5の故障等が検知されると、画像表示装置5にはユーザ画面が表示される。ユーザ画面には、例えば、エラーコードとエラー内容等が表示される。ユーザは、このユーザ画面に基づいてメーカに保守点検の依頼等を行うことができる。
図10(b)に示すように、冷蔵庫1の保守点検を行う際、画像表示装置5にはサービス画面が表示される。サービス画面には、例えば、扉体制御部51の温度、基板用ヒータ24の通電状態、基板用ファンモータ31の運転状態等の冷蔵庫1の使用履歴データが表示される。保守点検を行う作業者は、このサービス画面に基づいて画像表示装置5の修理及び交換等を行うことができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図11から図14を参照しながら説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と共通する構成については、説明を省略すると共に、図面に同一の符号に100を加えた符号(例えば、第1実施形態が「画像表示装置5」の場合、第2実施形態が「画像表示装置105」)を付している。
(冷蔵庫の全体構成)
図11は、本発明の第2実施形態の冷蔵庫全体を概略的に示す斜視図である。図11に示すように、本発明の第2実施形態の冷蔵庫101は、内部に食品等の貯蔵室として、上段左右に2つの図示しない冷蔵室と下段左右に2つの図示しない冷凍室が配設された冷蔵庫本体102を備える。また、冷蔵庫101は、冷蔵庫本体102の前方Y1の上下左右にそれぞれ、4つの引き出し式の扉体103を備える。左上扉103a及び右上扉103bは、左右の冷蔵室の前面の開口部をそれぞれ開閉し、左下扉103c及び右下扉103dは、左右の冷凍庫の前面の開口部をそれぞれ開閉する。
各扉体103a〜103dの内部には、これら扉体103の前面に画像を表示するための液晶ディスプレイ等の画像表示装置105a〜105dがそれぞれ設けられる。これら画像表示装置105a〜105dの表面を覆うように、扉体103a〜103dの前面には、光透過性を有するガラス板等の透明前板106が設けられる。
(冷蔵庫の配線構造)
次に、冷蔵庫101の配線構造について、図12を参照しながら説明する。
図12は、図11の冷蔵庫全体の配線を概略的に示す斜視図である。図12に示すように、冷蔵庫本体102の左側後方下部には、冷蔵庫本体102を制御するための冷蔵庫本体制御部が搭載された主制御基板160が配設されている。配線161の一端を商用電源に接続することによって、主制御基板160には配線161と配線161から分岐する配線162とを通じて電力が供給される。
各画像表示装置105a〜105dは、扉体制御部151が搭載された扉体制御基板150a〜150dをそれぞれ備える。冷蔵庫本体102の上部には、扉体制御基板150a〜150dに電力を供給するための専用電源装置163が配設されている。配線161には、ON/OFF切替スイッチ164(以下、単に「切替スイッチ164」という。)が設けられており、切替スイッチ164をONに切り替えることによって、専用電源装置163には配線161を通じて電力が供給される。専用電源装置163から各扉体制御基板150a〜150dには、配線165a〜165dを通じて電力が供給される。
(扉体の構造)
図13は、図11の冷蔵庫の扉体に対する画像表示装置の組み付け及び交換に関する説明図である。図13(a)に示すように、冷蔵庫101は、扉体103の上面に、画像表示装置105が通過可能な扉体開口部120aを有し、扉体開口部120aを介して扉体103の内部にある収容空間に画像表示装置105を収容することができる。また、収容空間の冷蔵庫本体102側の内面と、収容空間に収容された画像表示装置105の背面とが隙間Gを介して互いに対向している。隙間Gには、扉体開口部120aを介して収容空間に対して画像表示装置105を挿入又は取り出し可能に保持する案内部材128及び係合部材133と、を備える。収容空間に画像表示装置105が収容された状態において、収容空間の内面、画像表示装置105の背面、案内部材128及び係合部材133によって3つの空間A、B、Cが画成される。
冷蔵庫本体102と画像表示装置105間を接続する配線165は、専用電源装置163から各扉体制御基板150にコネクタ171を介して接続されている。コネクタ171は、扉体開口部120a付近に設けられ、図13(a)に示された状態で、コネクタ171は、扉体開口部120aを介して扉体103の外部へ取り出し可能に構成されている。配線165は、扉体103のヒンジ部付近aからコネクタ171付近まで、図示しない枠体の内面に取り付けられた複数の配線固定具170によって左右方向Xに延びるように固定されている。また、コネクタ171から扉体制御基板150に延びる配線165は、係合部材133を上下方向Zに貫通する連通孔133eを挿通するように配設されている。
(画像表示装置の交換、組み付け方法)
次に、冷蔵庫101の扉体103に対する画像表示装置105の交換、組み付け方法について、図13を参照しながら説明する。なお、図13(a)は、画像表示装置105が扉体103内に完全に組み付けられた状態を示し、図13(b)は、画像表示装置105が半分以上、扉体103から外部へ引き出された状態を示している。
まず、図13(a)に示された状態から画像表示装置105の交換を行う際、扉体103のう上面から上カバーユニット141を取り外すと、扉本体ユニット120の上面に扉体開口部120aが現れる。
次に、扉体103から扉体開口部120aを介して画像表示装置105を含む画像表示ユニット130を上方に引き出す。
このとき、空間Aに配線165の大部分が収容されており、コネクタ171は扉体開口部120a付近に設けられているため、コネクタ171を接続したままでも、図13(b)に示された状態となるまで画像表示ユニット130を上方に引き出すことができる。
図13(b)に示すように、画像表示ユニット130が3分の2程、扉体103から引き出された状態であっても、画像表示ユニット130は、扉本体ユニット120の案内部材128に係合部材133が係合することによって、左右方向Xに安定して保持されている。また、作業者は、画像表示装置5が落下しないように上下方向Zにのみ保持しておくだけで、上下方向Z及び左右方向Xに安定した保持状態でコネクタ171を切り離すことができる。
そのため、画像表示装置105が大型である場合にも、交換時に作業者自身が画像表示ユニット130を左右方向Xに保持する必要がないので、保守時に扉体103の内部に設置された画像表示装置105を容易に交換したり、配線作業を行うことができる。
また、冷蔵庫101の製造時に、図13(b)に示された状態から図13(a)に示された状態まで、画像表示装置105を扉体103の内部に組み付ける際も、作業者自身が画像表示ユニット130を左右方向Xに保持する必要がないので、扉体103の内部に画像表示装置105を容易に組み付けたり、配線作業を行うことができる。
なお、画像表示装置105を途中まで引き出した後、画像表示装置105が扉体3の内部に不用意に落下しないように、画像表示装置105を扉体3に対して上下方向Zに固定するための図示しないストッパ部材を扉体3又は画像表示装置105に設けてもよい。これによれば、作業者が画像表示装置105を途中まで引き出した状態で両手を用いる複雑な作業等も容易に行うことができる。
以上のように、第2実施形態によれば、扉体103の内部の収容空間に画像表示装置105を扉体開口部120aを介して収容する際、案内部材128及び係合部材133によって画像表示装置105を案内するので、重量が嵩む画像表示装置105も傾かずに扉体103内の適正な位置まで挿入可能であり、大型の画像表示装置105であっても、容易に扉体103に対して組み付け及び交換を行うことができる。
また、第2実施形態によれば、画像表示装置105を収容する際、案内部材128及び係合部材133によって画成された配線収納空間Aに配線165を収納することができるので、長い配線165も断線するおそれがなく、大型の画像表示装置105であっても、確実に扉体103に対して組み付け及び交換を行うことができる。更に、画像表示装置105の背面側の隙間Gを有効活用し、扉体103の厚み方向Y寸法の拡大を抑制しつつ、意匠性を損ねることなく、画像表示装置105を扉体103の内部に設置することができる。
また、第2実施形態によれば、画像表示装置105の挿入又は取り出しを行う際、画像表示装置105を案内部材128及び係合部材133によって保持したまま、コネクタ171を扉体103の外部へ取り出して配線165の断接を行うことができるので、画像表示装置105として大型の液晶ディスプレイ等を用いる場合にも、配線作業を容易に行うことができる。
また、第2実施形態によれば、吸引用又は排気用基板用ファンモータ131を用いて扉体103の内部に設けられた画像表示装置105のCPUである扉体制御部151の発熱を効率的に冷却することができる。この冷却によって扉体制御基板150に搭載された扉体制御部151の温度を動作保証温度範囲内に保持することで、扉体制御部151が動作保証温度を越えて故障するのを防止し、その結果、画像表示装置105の信頼性の低下を抑制することができる。
更に、第2実施形態によれば、連通孔33eが形成された係合部材133は、整流板34a、34bと共に、扉体制御部151を冷却するために扉体103の内部を流れる気体を整流するので、扉体103の内部に設けられた画像表示装置105の扉体制御部151の発熱をより効率的に冷却することができる。
本発明は、例示された第1、第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、上下2枚の扉3a、3bを備える片開き式の冷蔵庫1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、1枚の片開き式の扉を有する冷蔵庫、上下方向Zに3枚以上の片開き式の扉を有する冷蔵庫等であってもよい。また、本実施形態では、片開き式の冷蔵庫1について説明したが、左右両端に軸支持された2枚の扉が左右方向Xに開く観音開き式の冷蔵庫であってもよい。更に、第2実施形態では、引き出し式の4枚の扉103a〜103dの冷蔵庫101について説明したが、引き出し式の3枚以下の扉を有する冷蔵庫、片開き式又は観音開き式の扉と引き出し式の扉とを任意に組み合わせた冷蔵庫等であってもよい。
以上のように、本発明によれば、扉体内での結露の発生を抑制する冷蔵庫を提供できるので、この種の冷蔵庫の製造産業分野において、好適に利用される可能性がある。
1、101 冷蔵庫
2、102 冷蔵庫本体
3、103 扉体
5、105 画像表示装置
20b 収容空間
22a 前面
24 基板用ヒータ
25 発泡断熱材
64、164 切替スイッチ

Claims (4)

  1. 冷蔵庫本体と、該冷蔵庫本体の前面に開閉可能に取り付けられた扉体と、該扉体の内部に設置されて前記扉体の前面に画像を表示する画像表示装置と、を備える冷蔵庫であって、
    前記扉体の内部には、前記画像表示装置を収容可能な収容空間と、
    前記収容空間を画定する前記冷蔵庫本体側の内面を保温するためのヒータと、を備え、
    前記収容空間には、前記画像表示装置を制御するための画像表示制御部が収容され、
    前記ヒータは、前記収容空間を画定する前記冷蔵庫本体側の面のうちの少なくとも前記画像表示制御部に対向する領域に設けられる
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記画像表示装置の動作停止中は前記ヒータへ通電する一方で、前記画像表示装置の動作中は前記ヒータへの通電を停止するように制御するヒータ制御部と、を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  3. 前記扉体の内部には、前記収容空間よりも前記冷蔵庫本体側に設けられた断熱材を備え、
    前記ヒータは、前記断熱材の前面側に設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記画像表示装置及び前記ヒータへの通電のオン/オフを切替可能な切替スイッチを備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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