JP2023008202A - 電子部品ハンドリング装置用のキャリアのコア、及び、キャリア、並びに、コアの取外方法 - Google Patents

電子部品ハンドリング装置用のキャリアのコア、及び、キャリア、並びに、コアの取外方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023008202000001
【課題】キャリアの低コスト化を図ることができるコアを提供する。
【解決手段】DUT90を保持して電子部品ハンドリング装置内で搬送されるキャリア710のコア730は、DUT90を挿入可能な開口733を有するコア本体731と、コア本体731の底部に設けられ、開口733を介して挿入されたDUT90を保持する保持部734と、コア本体731から上方に向かって延出するフック732と、を備え、フック732は、コア本体731に接続されたフック胴体735と、フック胴体735の先端に接続された係合部736と、を含み、フック胴体735は、フック胴体735の先端部735aに近づくに従ってコア本体731の外側に向かって傾斜している。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体集積回路素子等の被試験電子部品(以下、単に「DUT(Device Under Test)」とも称する。)の試験に用いられる電子部品ハンドリング装置内で搬送されるキャリアのコア、及び、そのキャリアを備えたキャリア、並びに、キャリアからコアを取り外す方法に関するものである。
電子部品ハンドリング装置用のキャリアとしては、インサート本体とガイドコアを脱着可能に構成したインサートが知られている(例えば特許文献1参照)。
国際公開03/075024号
上記のインサートでは、インサート本体にガイドコアを着脱するための機構として、インサート本体が、コアクランプ、ねじりばね、及び、シャフトからなるフック機構を備えている。このため、インサートを構成する部品点数が多く、インサートの高コスト化を招くという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、インサートの低コスト化を図ることができるコア、及び、当該コアを備えたキャリア、並びに、キャリアからコアを取り外す方法を提供することである。
[1]本発明に係るコアは、DUTを保持して電子部品ハンドリング装置内で搬送されるキャリアのコアであって、前記DUTを挿入可能な第1の開口を有するコア本体と、前記コア本体の底部に設けられ、前記第1の開口を介して挿入された前記DUTを保持する保持部と、前記コア本体から上方に向かって延出するフックと、を備え、前記フックは、前記コア本体に接続されたフック胴体と、前記フック胴体の先端に接続された係合部と、を含み、前記フック胴体は、前記フック胴体の先端部に近づくに従って前記コア本体の外側に向かって傾斜しているコアである。
[2]上記発明において、前記係合部は、前記フック胴体の前記先端部から前記コア本体の外側に向かって突出しており、前記係合部は、先端面と、前記フック胴体の前記先端部と前記先端面とを接続する下面と、を含み、前記下面は、前記先端面から前記フック胴体の前記先端部に近づくに従って上昇するように傾斜していてもよい。
[3]上記発明において、前記係合部の前記先端面は、前記保持部によって規定される保持面の平面方向に対して実質的に平行な方向に延在していてもよい。
[4]上記発明において、前記保持部は、平面視において前記第1の開口の内部に向かって突出する保持片であり、前記保持片は、前記コア本体に一体的に形成されていてもよい。
[5]上記発明において、前記保持部は、前記第1の開口を覆うように前記コア本体の前記底部に取り付けられたフィルムであってもよい。
[6]上記発明において、前記フックは、前記コア本体と一体的に形成されていてもよい。
[7]上記発明において、前記コア本体は、複数の前記第1の開口を有しており、前記コアは、前記複数の第1の開口に対応するように前記コア本体の前記底部にそれぞれ設けられた複数の前記保持部を備えていてもよい。
[8]本発明に係るキャリアは、DUTを保持して電子部品ハンドリング装置内で搬送されるキャリアであって、上記のコアと、前記コアを着脱可能に保持するキャリア本体と、を備え、前記キャリア本体は、前記DUTを挿入可能であると共に前記第1の開口に連通している第2の開口と、前記フックの前記係合部と係合可能なフック受け部と、を備えたキャリアである。
[9]上記発明において、前記フック受け部は、前記係合部の前記先端面が接触する接触面と、前記接触面における前記コア本体の内側の端部に接続され、前記接触面よりも上方に向かって突出する突出部と、を備えていてもよい。
[10]上記発明において、前記突出部において前記係合部の前記下面に対向する対向面は、前記コア本体の内側に向かうに従って上昇するように傾斜していてもよい。
[11]上記発明において、下記の(1)式を満たしていてもよい。
θ≧θ … (1)
但し、上記の(1)式において、θは、前記接触面に対する前記係合部の下面の傾斜角度であり、θは、前記接触面に対する前記突出部の前記対向面の傾斜角度である。
[12]上記発明において、前記接触面は、前記第2の開口を規定する前記キャリア本体の内面に接続されており、前記フックが前記フック受け部に係合している状態で、前記フック胴体が前記突出部から離れていると共に、前記係合部が前記キャリア本体の内面から離れていてもよい。
[13]上記発明において、前記係合部の前記先端面の延在方向は、前記フック受け部の前記接触面の延在方向に対して実質的に平行であってもよい。
[14]本発明に係るコアの取外方法は、上記のキャリアのキャリア本体から前記キャリア本体に係合した前記コアを取り外すコアの取外方法であって、前記コアの前記フック胴体の位置に対応したフック押圧部を有する取外治具を準備する第1の工程と、前記コアの下方から、前記フック胴体に前記フック押圧部が当接するように前記取外治具を前記コアに取り付ける第2の工程と、前記フック押圧部が前記フック胴体に当接した状態で前記取外治具を上方向に押し上げることで、前記フック胴体を前記第1の開口の内側に押し曲げる第3の工程と、前記取外治具を下方に移動させ、前記コアを前記キャリア本体から取り外す第4の工程と、を備えたコアの取外方法である。
本発明によれば、電子部品試験装置用のキャリアを構成するコアが、コア本体から上方向に延出するフックを備え、当該フックのフック胴体が、フック胴体の先端に近づくに従ってコア本体の外側に向かって傾斜している。本発明によれば、コアのフック胴体がコア本体の外側に向かって傾斜していることにより、フック胴体のたわみを利用してキャリア本体にコアを係合させることができると共に、取外治具を用いてフック胴体をたわませることによってコアをキャリア本体から取り外すことができる。
従って、本発明によれば、DUTキャリア本体にコアを着脱するためのスプリング等の他の部品が不要となるため、キャリアの部品点数の削減を図ることができ、キャリアの低コスト化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態におけるインサートを使用する電子部品試験装置を示す概略断面図である。 図2は、図1の電子部品試験装置を示す斜視図である。 図3は、図1及び図2の電子部品試験装置でのトレイの移送について説明するための概念図である。 図4は、上記の電子部品試験装置において用いられるICストッカを示す分解斜視図である。 図5は、上記の電子部品試験装置において用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。 図6は、本発明の実施形態におけるテストトレイを示す斜視図である。 図7は、本発明の実施形態におけるインサートを示す分解斜視図である。 図8は、本発明の実施形態におけるインサートのボディとコアが係合する前の状態を示す断面図である。 図9は、本発明の実施形態におけるインサートのボディとコアが係合した状態を示す断面図である。 図10は、図9のX部を拡大して示す断面図である。 図11は、本発明の実施形態におけるコアを示す底面図である。 図12は、本発明の実施形態におけるインサートによってDUTを保持し、DUTの試験をする様子を示す断面図である。 図13は、本発明の実施形態におけるコアの取り出し方法を示す断面図(その1)である。 図14は、本発明の実施形態におけるコアの取り出し方法を示す断面図(その2)である。 図15は、本発明の実施形態におけるコアの取り出し方法を示す断面図(その3)である。 図16は、本発明の実施形態におけるコア本体の変形例を示す底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態におけるキャリアを使用する電子部品試験装置を示す概略断面図であり、図2は図1の電子部品試験装置を示す斜視図であり、図3は図1及び図2の電子部品試験装置でのトレイの移送について説明するための概念図である。
図1及び図2に示す電子部品試験装置は、DUT90(図12参照)に高温又は低温の熱ストレスを印加し、この状態でDUT90が適切に動作するか否かを、テストヘッド5及びテスタ6を用いて試験(検査)する。そして、この電子部品試験装置は、試験結果に基づいてDUT90を分類する。DUT90の具体例としては、例えば、メモリ系のデバイスを例示することができる。
電子部品試験装置では、試験対象となる多数のDUT90がカスタマトレイKST(図5参照)に搭載される。また、電子部品装置のハンドラ1内では、テストトレイTST(図6参照)が循環される。DUT90は、カスタマトレイKSTからテストトレイTSTに載せ替えられて試験される。本実施形態におけるハンドラ1が本発明における「電子部品ハンドリング装置」の一例に相当する。
図1に示すように、ハンドラ1の下部には空間8が設けられており、この空間8にテストヘッド5が配されている。テストヘッド5上にはソケット50が設けられており、このソケット50はケーブル7を通じてテスタ6に接続されている。
この電子部品試験装置では、テストトレイTSTに載せられたDUT90と、テストヘッド5上のソケット50とが、接触して電気的に接続され、かかる状態のDUT90に電気信号などが与えられ、テスタ6から出力される信号に基づいてDUT90が試験(検査)される。なお、DUT90の品種交換の際には、ソケット50および後述のコア730が、DUT90の形状やピン数などに適合するものに交換される。
図2及び図3に示すように、ハンドラ1は、格納部200と、ローダ部300と、テスト部100と、アンローダ部400とを備える。格納部200は、試験前や試験済みのDUT90を格納する。ローダ部300は、格納部200から移送されるDUT90をテスト部100に移送する。テスト部100は、テストヘッド5のソケット50が内部に臨むように構成されている。アンローダ部400は、テスト部100で試験が行われた試験済みのDUT90を分類する。
図4は上記の電子部品試験装置において用いられるICストッカを示す分解斜視図であり、図5は上記の電子部品試験装置において用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。
格納部200は、図4に示すように、試験前ストッカ201と、試験済ストッカ202とを備える。試験前ストッカ201は、試験前のDUT90を収容したカスタマトレイKSTを格納する。試験済ストッカ202は、試験結果に応じて分類されたDUT90を収容したカスタマトレイKSTを格納する。試験前ストッカ201および試験済ストッカ202は、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から進入して上部に向かって昇降するエレベータ204とを備える。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられている。この積み重ねられたカスタマトレイKSTは、エレベータ204によって上下に移動される。
このカスタマトレイKSTは、図5に示すように、DUT90を収容する凹状の複数の収容部を備える。この複数の収容部は、複数行複数列(例えば14行13列)に配列されている。なお、試験前ストッカ201と試験済ストッカ202とは同一の構造である。
図2および図3に示すように、試験前ストッカ201には、2個のストッカSTK-Bと2個の空トレイストッカSTK-Eとが設けられている。2個のストッカSTK-Bは、相互に隣り合い、これらの2個のストッカSTK-Bの隣において、2個の空トレイストッカSTK-Eが相互に隣り合っている。空トレイストッカSTK-Eは、アンローダ部400に移送される空のカスタマトレイKSTが積み重ねられている。
試験前ストッカ201の隣には、試験済ストッカ202が設けられている。この試験済ストッカ202には、8個のストッカSTK-1,STK-2,…,STK-8が設けられている。試験済ストッカ202は、試験済のDUT90を試験結果に応じて最大で8分類に仕分けて格納できるように構成されている。例えば、試験済のDUT90は、試験済ストッカ202において、良品と不良品とに仕分けできる他に、動作速度が高速な良品と、動作速度が中速な良品と、動作速度が低速な良品とに仕分けでき、或いは、再試験が必要な不良品と再試験が不要な不良品とに仕分けできる。
格納部200は、図2に示すように、トレイ移送アーム205をさらに備える。トレイ移送アーム205は、格納部200と装置基台101との間に設けられている。このトレイ移送アーム205は、カスタマトレイKSTを、装置基台101の下側からローダ部300に移送する。装置基第101においてローダ部300に対応する位置には、一対の窓部370が形成されている。
ローダ部300は、デバイス搬送装置310を備える。このデバイス搬送装置310は、2本のレール311と、可動アーム312と、可動ヘッド320とを備える。2本のレール311は、装置基台101上に架設されている。可動アーム312は、2本のレール311に沿ってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復移動する。なお、可動アーム312の移動方向をY方向と称する。可動ヘッド320は、可動アーム312によって支持され、X方向に移動する。可動ヘッド320には、不図示の複数の吸着パッドが下向きに装着されている。
デバイス搬送装置310は、複数の吸着パッドで複数のDUT90を吸着した可動ヘッド320をカスタマトレイKSTからプリサイサ(preciser)360に移動させる。これにより、DUT90が、カスタマトレイKSTからプリサイサ360に移送される。そして、デバイス搬送装置310は、プリサイサ360において、可動アーム312および可動ヘッド320により、DUT90の相互の位置関係を修正する。その後、デバイス搬送装置310は、DUT90を、ローダ部300で停止しているテストトレイTSTに移送する。これにより、DUT90が、カスタマトレイKSTからテストトレイTSTに積み替えられる。
テスト部100は、図2及び図3に示すように、ソークチャンバ110と、テストチャンバ120と、アンソークチャンバ130とを備える。ソークチャンバ110は、テストトレイTSTに搭載されたDUT90に、目的とする高温又は低温の熱ストレスを印加する。テストチャンバ120は、ソークチャンバ110において熱ストレスが印加されたDUT90をテストヘッド5に押し付ける。アンソークチャンバ130は、テストチャンバ120で試験されたDUT90から熱ストレスを除去する。
ソークチャンバ110においてDUT90に高温を印加する場合には、アンソークチャンバ130においてDUT90を送風により室温まで冷却する。一方、ソークチャンバ110においてDUT90に低温を印加する場合は、アンソークチャンバ130においてDUT90を温風又はヒータ等により結露が生じない程度の温度まで加熱する。
図2に示すように、ソークチャンバ110及びアンソークチャンバ130は、テストチャンバ120よりも上方に突出している。また、図3に概念的に示すように、ソークチャンバ110には、垂直搬送装置が設けられており、先行のテストトレイTSTがテストチャンバ120内に存在する間、後行の複数のテストトレイTSTが垂直搬送装置に支持された状態で待機する。後行の複数のテストトレイTSTに搭載されたDUT90は、待機中に高温または低温の熱ストレスを印加される。
テストチャンバ120の中央には、テストヘッド5が配置されている。そのテストヘッド5の上にテストトレイTSTが移送される。テストチャンバ120の中央では、テストトレイTSTに搭載されたDUT90の端子91(図12参照)と、テストヘッド5上のソケット50(図12参照)の接触子51が接触され、DUT90の試験が行われる。試験が終了したDUT90が搭載されたテストトレイTSTは、アンソークチャンバ130に移送される。アンソークチャンバ130では、試験が終了したDUT90が室温まで除熱される。除熱されたDUT90が搭載されたテストトレイTSTは、アンローダ部400に搬出される。
ソークチャンバ110の上部には、テストトレイTSTを装置基台101からソークチャンバ110に搬入するための入口が形成されている。一方、アンソークチャンバ130の上部には、テストトレイTSTをアンソークチャンバ130から装置基台101に搬出するための出口が形成されている。
図2に示すように、装置基台101には、トレイ搬送装置102が設けられている。このトレイ搬送装置102は、テストトレイTSTを装置基台101からソークチャンバ110に搬入し、テストトレイTSTをアンソークチャンバ130から装置基台101に搬出する。このトレイ搬送装置102は、例えば回転ローラ等で構成されている。
テストトレイTSTが、トレイ搬送装置102によってアンソークチャンバ130から装置基台101に搬出された後、そのテストトレイTSTに搭載されている全てのDUT90が、デバイス搬送装置410(後述)により試験結果に応じたカスタマトレイKSTに積み替えられる。その後、テストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を経由してソークチャンバ110に移送される。
図2に示すように、アンローダ部400には、2台のデバイス搬送装置410が設けられている。このデバイス搬送装置410は、ローダ部300に設けられたデバイス搬送装置310と同一構造である。2台のデバイス搬送装置410は、試験済みのDUT90を、装置基台101に存在するテストトレイTSTから、試験結果に応じたカスタマトレイKSTに積み替える。
装置基台101には、二対の窓部470が形成されている。この二対の窓部470は、アンローダ部400に移送されたカスタマトレイKSTが装置基台101の上面に臨むように配置されている。この二対の窓部470と上述の窓部370との下側には、不図示の昇降テーブルが設けられている。この昇降テーブルは、試験済のDUT90が搭載されたカスタマトレイKSTを下降させてトレイ移送アーム205に受け渡す。
以下、DUT90を保持することが可能なインサートを備えたテストトレイTSTの構成について説明する。
図6はテストトレイTSTを示す斜視図であり、図7は本実施形態におけるインサートを示す分解斜視図である。図6に示すように、テストトレイTSTは、フレーム700と、複数のインサート(デバイスキャリア)710とを備える。フレーム700は、矩形状の外枠701と、外枠701内に設けられた格子形状の内枠702とを備えている。フレーム700には、外枠701と内枠702により区画された複数の矩形状の開口703が形成されている。フレーム700には、外枠701と内枠702の交差部、及び、内枠702の各交差部に、複数の貫通孔704が形成されている。図7に示すように、貫通孔704には、固定部材705が挿入される。本実施形態におけるインサート710が、本発明における「キャリア」の一例に相当する。
それぞれのインサート710は、1つの開口703に対応して設けられている。言い換えれば、複数のインサート710は、テストトレイTSTのフレーム700内に、複数行・複数列のマトリクスを形成するように配列されている。
図7は本実施形態におけるキャリアを示す分解斜視図であり、図8は本実施形態におけるキャリア本体とコアが係合する前の状態を示す断面図であり、図11は本実施形態におけるコアを示す底面図である。インサート710は、図7に示すように、ボディ720と、複数のコア730と、複数のラッチ740と、を備えている。本実施形態におけるボディ720が本発明における「キャリア本体」の一例に相当し、本実施形態におけるコア730が本発明における「コア」の一例に相当する。
ボディ720は、フレーム700に対してインサート710を微動可能に保持するための部材である。複数のボディ720のうち、フレーム700の最外周に位置する開口703に対応するボディ720は、ボディ720の外周部720aの一部が外枠701と重なり、外周部720aの他の部分が内枠702と重なるように配置される。その他のボディ720は、外周部720aが内枠702と重なるように配置される。ボディ720の外周部720aの一部が、外枠701又は内枠702と、固定部材705とに挟持されることによって、ボディ720はフレーム700に対しXY平面方向に微動可能な状態で保持される。
また、ボディ720は、コア730を装着してコア730を保持するための部材である。ボディ720は、矩形枠状の樹脂成形体であり、フレーム700の開口703に対応した形状を有している。ボディ720には、コア730の個数と同数(本実施形態では4個)の矩形状の開口721が形成されている。複数の開口721は、ボディ720において、複数行・複数列のマトリクス(本実施形態では2行2列)を形成している。それぞれの開口721には、DUT90が挿通可能となっている。本実施形態では、ボディ720に4つの開口721が形成されているが、開口721の個数は特にこれに限定されない。
それぞれの開口721は、図中Z方向にボディ720を貫通するように形成されている。開口721は、コア730がボディ720に装着されることにより、コア730の開口733(後述)と連通する。本実施形態における開口721が本発明における「第2の開口」の一例に相当する。
ボディ720は、図8に示すように、複数のフック受け部722を備えている。フック受け部722は、コア730のフック732(後述)と係合するための部分である。複数のフック受け部722は、それぞれの開口721の内部に形成されている。複数のフック受け部722は、開口721を規定するボディ720の内面720bと接続しており、開口721の中心に向かって突出している。本実施形態では、開口721の中心を通るYZ平面に対して対称な位置に、一対のフック受け部722が設けられている。本実施形態では、1つの開口721に対して、二対、すなわち、計4つのフック受け部722が設けられている。
フック受け部722は、接触面722aと、突出部722bと、ガイド面722cと、を有している。本実施形態における接触面722aが本発明における「接触面」の一例に相当し、本実施形態における突出部722bが本発明における「突出部」の一例に相当する。
接触面722aは、コア730のフック732(後述)と接触する面である。接触面722aは、ボディ720の内面720bに接続されていると共に、ボディ720の上方に面している。接触面722aは、図中XY平面と実質的に平行な方向に延在している。
突出部722bは、接触面722aにおけるボディ720の内側の端部に接続されている。突出部722bは、対向面722dを有している(図10参照)。対向面722dは、ボディ720とコア730が係合した際にフック732の係合部736の下面736b(後述)と対向する面である。この対向面722dは、接触面722aの端部からボディ720の内側に向かうにしたがって、図中Z方向に上昇するように接触面722aに対して傾斜している。本実施形態における対向面722dが本発明における「対向面
」の一例に相当する。
図8に戻り、ガイド面722cは、フック受け部722の側面の下端に接続している。ガイド面722cは、下方に向かうにしたがって開口721の外側の方向へ向かうように、図中Z方向に対して傾斜している。
なお、本実施形態では、フック受け部722が突出部722bを備えているが、特にこれに限定されない。フック受け部722が突出部722bを備えておらず、接触面722aがフック受け部722の端部まで延出していてもよい。
図7に戻り、コア730は、矩形枠状の樹脂成形体であり、コア本体731と、複数のフック732と、を備えている。コア本体731には、複数の開口733が形成されている。DUT90本実施形態におけるコア本体731が本発明における「コア本体」の一例に相当し、本実施形態におけるフック732が本発明における「フック」の一例に相当し、本実施形態における「開口733」が本発明における「第1の開口」の一例に相当する。
コア730は、ボディ720と着脱可能で、DUT90の品種に応じて交換可能となっている。コア本体731の形状や開口733の大きさは、DUT90の形状に応じて適宜設計することができる。
開口733は、図中Z方向にコア本体731を貫通している。開口733は、コア730がボディ720に装着されることにより、ボディ720の開口721と連通する。これにより、ボディ720の上方から開口721を介してインサート710に挿入されたDUT90が、開口733を介してコア本体731に挿入され、コア730に保持されることが可能となっている。
本実施形態では、1つのコア本体731に2つの開口733が形成されており、2つの開口733は、図中X方向に沿って並んでいる。2つの開口733は、それぞれ、ボディ720において、図中X方向に配列された2つの開口721と対応している。すなわち、本実施形態では、1つのボディ720に対し、図中Y方向に並べられた2つのコア730が係合するように構成されている。なお、開口733の数は特にこれに限定されず、例えば、コア本体731に開口733が1つのみ形成されていてもよい。この場合、1つのボディ720に4つのコア730が係合する。
コア本体731の底部には、図11に示すように、複数の保持片734が設けられている。複数の保持片734は、コア本体731の枠形状の底部から開口733の中心に向かって突出している。複数の保持片734は、コア本体731に一体的に形成されている。これらの保持片734が、コア730の上方から開口733内に挿入されたDUT90の外周部分に当接することにより、コア本体731がDUT90を保持することが可能となっている。なお、複数の保持片734に保持されたDUT90の端子91は、開口733から下方に露出する(図12参照)。本実施形態における保持片734が本発明における「保持部」の一例に相当すると共に、本発明における「保持片」の一例に相当する。
図7に戻り、複数のフック732は、ボディ720のフック受け部722と係合し、コア730をボディ720に装着するための部材である。複数のフック732は、コア本体731から上方向(図中Z方向)に向かって延出しており、コア本体731と一体的に形成されている。複数のフック732は、コア730をボディ720の下方からボディ720に装着する際に、ボディ720のフック受け部722と対応する位置に設けられている。すなわち、本実施形態では、コア本体731において、開口733の中心を通るYZ平面に対して対称な位置に、一対のフック732が設けられている。本実施形態では、1つの開口733に対して二対、すなわち、4つのフック732が設けられている。
フック732は、図8に示すように、フック胴体735と、フッ係合部736と、を備えている。フック胴体735は、コア本体731に接続しており、フック胴体735の先端部735aに近づくにしたがってコア本体731の外側に向かって傾斜している。言い換えれば、フック胴体735は、複数の保持片734によって規定される面(以降、底面Bと称す)に垂直な方向、すなわち、図中Z方向に対して角度θだけ傾斜している。特に限定されないが、フック胴体735の傾斜角θは、5°~20°の範囲内にあることが好ましい。本実施形態における底面Bは、コア730においてDUT90を保持する保持面であり、本発明における「保持面」の一例に相当する。
係合部736は、フック胴体735の先端部735aからコア本体731の外側に向かって突出している。係合部736の詳細な構成については、後述する。
図7に戻り、複数のラッチ740は、コア730に挿入されたDUT90の保持を補助するための部材である。複数のラッチ740は、ボディ720の開口721に対応してボディ720に設けられている。本実施形態では、1つの開口721に対して2つのラッチ740が設けられ、1つのボディ720に対して8つのラッチ740が設けられている。
図7に示すように、ラッチ740は、本体741と、回転軸742と、作用部743と、連結部744と、連結部材745と、スプリング746と、を備えている。ラッチ740は、本体741に設けられた回転軸742によってボディ720に接続されており、開口721内で回転可能となっている。
作用部743は、コア730の開口733内に位置しており、DUT90コア730内に保持されたDUT90と接触可能となっている。作用部743がDUT90と接触することにより、DUT90が上方に飛び出すことを抑制することができ、インサート710がDUT90をより安定して保持することができる。
連結部材745は、ラッチ740を回転させるための部材である。連結部材745は、本体741に設けられた連結部744と接続している。連結部材745は、連結部材745の内部に設けられたスプリング746によって下方に付勢されている。連結部材745を上方に向かって押し込むことにより、ラッチ740が回転し、作用部743をコア730の開口733の外側に退避させることができる。これにより、インサート710へのDUT90の挿入、あるいは、DUT90の取り出しが可能となっている。
図9は本実施形態におけるインサートのボディとコアが係合した状態を示す断面図であり、図10は図9のX部を拡大して示す断面図である。
ボディ720へのコア730の装着について説明する。先ず、図7及び図8に示すように、コア本体731の開口733がそれぞれボディ720の開口721に対応するように、コア730をボディ720の下方に配置する。次いで、コア730をボディ720に向かって上方に移動させることで、それぞれのフック732の係合部736をフック受け部722のガイド面722cの下部に当接させる。
コア730をさらに上方に移動させると、ガイド面722cの傾斜に沿ってフック732がコア本体731の内側に向かってたわみ、フック732が外側に向かって付勢される。フック受け部722がガイド面722cを備えていることにより、フック732をよりたわませやすくなり、コア730をより容易にボディ720へ装着することができる。
コア730をさらに上方に移動させると、フック732の係合部736の先端がフック受け部722の側面に沿って突出部722bよりも上方に到達し、フック732のたわみが元に戻る。これにより、図9に示すように、フック732がボディ720のフック受け部722に係合し、コア730がボディ720に装着される。
ここで、係合部736は、図10に示すように、先端面736aと、下面736bと、を備えている。係合部736は、先端面736aに向かうに従って細くなるように尖った形状を有している。先端面736aがフック受け部722の接触面722aに接触することで、係合部736がフック受け部722と係合している。本実施形態における先端面736aが本発明における「先端面」の一例に相当し、本実施形態における下面736bが本発明における「下面」の一例に相当する。
先端面736aの延在方向は、コア本体731の底面Bの延在方向と実質的に平行になっている。また、先端面736aの延在方向は、フック受け部722の接触面722aの延在方向と実質的に平行になっている。これにより、先端面736aと接触面722aとの間の摩擦抵抗が大きくなり、コア730とボディ720の装着状態をより安定化させることができる。
フック受け部722の接触面722aは、上述した通り、XY平面に実質的に平行な方向に延在している。ここで、接触面722aが開口721の内側に向かって上昇する方向に傾斜していた場合、コア730をボディ720から取り外す際に、フック732の係合部736が上方に傾斜した接触面722aに引っ掛かり、フック732が取り外しにくくなる。また、接触面722aが開口721の内側に向かって下降する方向に傾斜していた場合、フック732が接触面722aから滑り落ちやすく、コア730がボディ720から外れやすくなる。従って、本実施形態では、フック受け部722の接触面722aが、XY平面に実質的に平行な方向に延在していることにより、コア730をボディ720から取り外しやすくすると共に、コア730とボディ720の装着状態を安定化させることができる。
係合部736の下面736bは、先端面736aからフック胴体735の先端部753aに向かうにしたがって図中Z方向に上昇するように、フック受け部722の接触面722aの延在方向に対してθ(θ>0°)だけ傾斜している。係合部736の下面736bが傾斜しておらず(θ=0°)、フック受け部722が突出部722bを有していない場合、コア本体731に下向きの力がかかった際に、フック受け部722の縁部と係合部736の下面736bとが接する辺を軸にフック732が内側に回転する力がかかり、フック732がフック受け部722から容易に外れてしまう。これに対し、本実施形態では、係合部736の下面736bが接触面722aの延在方向に対して傾斜していることにより、フック受け部722の縁部と係合部736の下面736bが接触しない。従って、上記の辺が存在しないため、フック732が内側に回転することを抑制することができ、フック732とフック受け部722の係合状態を安定化させることができる。
なお、本実施形態では、係合部736の下面736bの角度がθ1で一定となっているが、先端部753aに向かって上昇するように傾斜する部分を含む限り、特にこれに限定されない。例えば、下面736bが、接触面722aに対してθだけ傾斜している部分と、接触面722aと実質的に平行に延在すると共に先端部753と接続する部分と、を有していてもよい。
フック受け部722の対向面722dは、上述した通り、ボディ720の内側に向かうにしたがって上昇するように、接触面722aに対して傾斜しており、この対向面722dの傾斜角度θは、θ以下となっている(θ≧θ)。これにより、フック732がフック受け部722に係合した状態であっても、フック受け部722の突出部722bがフック732の下面736bに接触しないようになっている。これにより、ボディ720は、コア730を図中XY平面方向に微動可能な状態で保持することができる。
また、フック732がフック受け部722に係合した状態において、係合部736は、ボディ720の内面720bと距離Dだけ離れていることが好ましい。また、係合部736は、対向面722dにおける接触面722a側の辺から距離Dだけ離れていることが好ましい。また、フック胴体735は、フック受け部722と距離Dだけ離れていることが好ましい。これらD~Dのクリアランスが保たれていることにより、フック732とボディ720が干渉してフック732がボディ720から意図せず外れることを抑制することができる。また、上記D~Dのクリアランスが保たれていることにより、コア730が図中XY平面方向に微動可能な状態で、コア730をボディ720に装着することができる。
本実施形態におけるDUT90の試験は、上述のインサート710を用いて行われる。図12は本実施形態におけるインサートによってDUTを保持し、DUTの試験をする様子を示す断面図である。
図12に示すように、ボディ720の開口721からDUT90をインサート710に挿入し、複数の保持片734によってDUT90を保持する。このようなインサート710を複数保持したテストトレイTSTをテストヘッド5上に移送し、ソケット50の接触子51とDUT90の端子91を接触させる。ここで、テストチャンバ120内には、Z軸方向に移動する駆動装置(不図示)が設けられている。この駆動装置を下降させ、駆動装置に取り付けられたプッシャ121によってDUT90をソケット50に押圧した状態で、DUT90の試験を行う。なお、ソケット50の接触子51としては、特に限定されないが、異方導電性ゴムシート又はポゴピン等を例示することができる。
次に、インサート710のボディ720から、当該ボディ720に係合したコア730を取り外す方法について、図13~図15を参照しながら説明する。図13~図15は本実施形態におけるコアの取り出し方法を示す断面図(その1)~(その3)である。
先ず、図13に示すように、フック胴体735の位置に対応するフック押圧部81を有する取外治具80を用意し、フック押圧部81がフック胴体735の下方に位置するように、取外治具80をコア730の下方に配置する。フック押圧部81は、コア本体731の底面Bに対して垂直に挿入されるように形成されており、取外治具80をコア730の下方に配置した際に、フック押圧部81の延在する方向の延長線上にフック胴体735が位置するように形成されている。本実施形態における取外治具80が本発明における「取外治具」の一例に相当し、本実施形態におけるフック押圧部81が本発明における「フック押圧部」の一例に相当する。
次いで、取外治具80を上方に移動させ、フック押圧部81がフック胴体735に当接するように取外治具80をコア730に取り付ける。さらに、取外治具80を上方に移動させることにより、図14に示すように、フック押圧部81によってフック胴体735がたわみ、開口733の内側に向かって押し曲げられる。これによって、フック732の係合部736が、フック受け部722から外れ、ボディ720とコア730の係合が解除される。この時、フック胴体735は、係合部736がフック受け部722よりもコア本体731の内側に位置するように押し曲げられる。フック胴体735は、押し曲げられたことによりコア本体731の外側に向かって付勢され、コア730が取外治具80に保持される。
次いで、取外治具80下方に移動させることにより、図15に示すように、コア730が取外治具80と共に下方に移動し、ボディ720から取り外される。
このように、本実施形態におけるコア730では、フック732のフック胴体735がコア本体731の外側に向かって傾斜していることにより、フック胴体735のたわみを利用してフック732をボディ720のフック受け部に係合させることができると共に、取外治具80を用いてボディ720に係合したコア730を取り外すことが可能となっている。従って、本実施形態におけるコア730によれば、DUT90の品種に応じてコア730の交換を可能としながら、ボディ720とコア730を着脱するための他の部品が不要となる。このため、インサート710においてコア730を交換可能としながら、当該インサート710の部品点数の削減を図ることができると共に、当該インサート710の低コスト化及びリードタイムの短縮を図ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図16に示すように、コア730が、保持片734に代わり、コア本体731の底部に取り付けられたフィルム737を備えていてもよい。本実施形態におけるフィルム737が本発明における「保持部」の一例に相当すると共に、本発明における「フィルム」の一例に相当する。図15は本実施形態におけるコア本体の変形例を示す底面図である。
フィルム737は、矩形状の樹脂製の薄膜であり、コア本体731の枠形状の底部に、複数のカシメ738により取り付けられている。フィルム737は、コア本体731の1つの開口733を覆うように取り付けられており、フィルム737の上にDUT90が載置されることで、コア本体731がDUT90を保持することが可能となっている。
フィルム737には、DUT90の底面に設けられた端子(不図示)に対応するように、複数の小孔Hが形成されている。フィルム737に載置されたDUT90の端子91がこれらの小孔Hを介してコア730の下方に突出し、DUT90のテストの際にテストヘッド5上のソケット50と接続することができるようになっている。
フィルム737の中央には、開口739が形成されている。テストチャンバ120の所定の位置に取り付けられた光センサ(不図示)から発射した光をこの開口739に通過させることで、コア730にDUT90が保持されているかどうかを検出することができる。
図16に示す形態では、1つの開口733に対して1つのフィルム737が取り付けられており、1つのコア本体731に対して2つのフィルムが取り付けられている。従って、開口733に対するフィルム737の位置合わせを1つの開口733ごとに行うことができるため、2つの開口733を覆う1つのフィルム737を用いる場合に比べ、フィルム737の位置を精度よく調整することができる。
1 ハンドラ
5 テストヘッド
6 テスタ
7 ケーブル
50 ソケット
51 接触子
100 テスト部
120 テストチャンバ
121 プッシャ
200 格納部
300 ローダ部
400 アンローダ部
TST テストトレイ
700 フレーム
701 外枠
702 内枠
703 開口
710 インサート
720 ボディ
721 開口
722 フック受け部
722a 接触面
722b 突出部
722c ガイド面
730 コア
731 コア本体
732 フック
735 フック胴体
736 係合部
736a 先端面
736b 下面
733 開口
734 保持片
737 フィルム
740 ラッチ
80 取外治具
81 押圧部
90 DUT
91 端子

Claims (14)

  1. DUTを保持して電子部品ハンドリング装置内で搬送されるキャリアのコアであって、
    前記コアは、
    前記DUTを挿入可能な第1の開口を有するコア本体と、
    前記コア本体の底部に設けられ、前記第1の開口を介して挿入された前記DUTを保持する保持部と、
    前記コア本体から上方に向かって延出するフックと、を備え、
    前記フックは、
    前記コア本体に接続されたフック胴体と、
    前記フック胴体の先端に接続された係合部と、を含み、
    前記フック胴体は、前記フック胴体の先端部に近づくに従って前記コア本体の外側に向かって傾斜しているコア。
  2. 請求項1に記載のコアであって、
    前記係合部は、前記フック胴体の前記先端部から前記コア本体の外側に向かって突出しており、
    前記係合部は、
    先端面と、
    前記フック胴体の前記先端部と前記先端面とを接続する下面と、を含み、
    前記下面は、前記先端面から前記フック胴体の前記先端部に近づくに従って上昇するように傾斜しているコア。
  3. 請求項1または2に記載のコアであって、
    前記係合部の前記先端面は、前記保持部によって規定される保持面の平面方向に対して実質的に平行な方向に延在しているコア。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のコアであって、
    前記保持部は、平面視において前記第1の開口の内部に向かって突出する保持片であり、
    前記保持片は、前記コア本体に一体的に形成されているコア。
  5. 請求項1~3のいずれか一項に記載のコアであって、
    前記保持部は、前記第1の開口を覆うように前記コア本体の前記底部に取り付けられたフィルムであるコア。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載のコアであって、
    前記フックは、前記コア本体と一体的に形成されているコア。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載のコアであって、
    前記コア本体は、複数の前記第1の開口を有しており、
    前記コアは、前記複数の第1の開口に対応するように前記コア本体の前記底部にそれぞれ設けられた複数の前記保持部を備えたコア。
  8. DUTを保持して電子部品ハンドリング装置内で搬送されるキャリアであって、
    前記キャリアは、
    請求項1~7のいずれか一項に記載のコアと、
    前記コアを着脱可能に保持するキャリア本体と、を備え、
    前記キャリア本体は、
    前記DUTを挿入可能であると共に前記第1の開口に連通している第2の開口と、
    前記フックの前記係合部と係合可能なフック受け部と、を備えたキャリア。
  9. 請求項8に記載のキャリアであって、
    前記フック受け部は、
    前記係合部の前記先端面が接触する接触面と、
    前記接触面における前記コア本体の内側の端部に接続され、前記接触面よりも上方に向かって突出する突出部と、を備えたキャリア。
  10. 請求項8または9に記載のキャリアであって、
    前記突出部において前記係合部の前記下面に対向する対向面は、前記コア本体の内側に向かうに従って上昇するように傾斜しているキャリア。
  11. 請求項10に記載のキャリアであって、
    下記の(1)式を満たすキャリア。
    θ≧θ … (1)
    但し、上記の(1)式において、θは、前記接触面に対する前記係合部の下面の傾斜角度であり、θは、前記接触面に対する前記突出部の前記対向面の傾斜角度である。
  12. 請求項8~11のいずれか一項に記載のキャリアであって、
    前記接触面は、前記第2の開口を規定する前記キャリア本体の内面に接続されており、
    前記フックが前記フック受け部に係合している状態で、前記フック胴体が前記突出部から離れていると共に、前記係合部が前記キャリア本体の内面から離れているキャリア。
  13. 請求項8~12のいずれか一項に記載のキャリアであって、
    前記係合部の前記先端面の延在方向は、前記フック受け部の前記接触面の延在方向に対して実質的に平行であるキャリア。
  14. 請求項8~13のいずれか一項に記載のキャリアのキャリア本体から、前記キャリア本体に係合した前記コアを取り外すコアの取外方法であって、
    前記コアの前記フック胴体の位置に対応したフック押圧部を有する取外治具を準備する第1の工程と、
    前記コアの下方から、前記フック胴体に前記フック押圧部が当接するように前記取外治具を前記コアに取り付ける第2の工程と、
    前記フック押圧部が前記フック胴体に当接した状態で前記取外治具を上方向に押し上げることで、前記フック胴体を前記第1の開口の内側に押し曲げる第3の工程と、
    前記取外治具を下方に移動させ、前記コアを前記キャリア本体から取り外す第4の工程と、を備えるコアの取外方法。
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