JP2023008098A - 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法 - Google Patents

遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023008098A
JP2023008098A JP2021111384A JP2021111384A JP2023008098A JP 2023008098 A JP2023008098 A JP 2023008098A JP 2021111384 A JP2021111384 A JP 2021111384A JP 2021111384 A JP2021111384 A JP 2021111384A JP 2023008098 A JP2023008098 A JP 2023008098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
information
card
management device
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021111384A
Other languages
English (en)
Inventor
創 岡本
So Okamoto
龍二 尾▲崎▼
Ryuji Ozaki
浩章 関
Hiroaki Seki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2021111384A priority Critical patent/JP2023008098A/ja
Publication of JP2023008098A publication Critical patent/JP2023008098A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付け(紐付け)を効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図ることを課題とする。【解決手段】台間カード処理機10に会員カードが挿入されたならば(S1)、台間カード処理機10は、挿入された会員カードから読み取ったカードIDを管理装置50に通知する(S2)。管理装置50は、受信したカードIDを用いて会員管理データを検索し、このカードIDに通知サービスIDの紐づけがされていなかったならば、このカードIDに対応する氏名等の会員情報を台間カード処理機10に通知する(S3)。台間カード処理機10は、受信した会員情報と遊技関連情報サイトの登録用URLがコード化されたQRコード(登録商標)を表示する(S4)。遊技者は、このQRコード(登録商標)をスマートフォン等の携帯端末で読み取り、遊技関連情報サイトにアクセスして会員登録を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付けを効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図ることができる遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法に関する。
従来、パチンコ店等の遊技店を含む遊技業界では、広告について一定の制限がなされている。具体的には、風俗営業法により、著しく射幸心をそそる恐れがある行為が禁止されており、視覚や聴覚に訴える広告、宣伝が規制対象となっている。
このため、遊技店が自店に会員登録した会員に対する新台導入などの情報伝達は、ダイレクトメール(DM)を用いて行われてきたが、DMでの会員に対する通知は広告宣伝効果が薄いのが実情である。
それゆえに、インターネット上の遊技関連情報サイトに会員登録した会員に対して情報提供を行う仕組みが注目されている。具体的には、遊技店に設置された遊技機において大当たりが発生したならば、該遊技機に搭載されている液晶画面に該遊技機の機種に係る情報等や、インターネット上の遊技関連情報サイトのURLが符号化された二次元バーコードを表示するサービスが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008-200062号公報
しかしながら、上記の従来技術では、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付けを行うことができないため、会員に対するサービスが低下するという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点(課題)を解決するためになされたものであって、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付け(紐付け)を効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図ることができる遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技店に設置され遊技を提供する遊技機と、前記遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技用装置と通信可能に接続された管理装置と、遊技者の遊技に関する情報の提供を行う情報管理装置と、前記遊技者により所持された携帯端末とを備えた遊技情報提供システムであって、前記情報管理装置は、前記遊技者に係る情報を管理する第1の管理手段を備え、前記管理装置は、前記遊技者に係る情報を管理する第2の管理手段と、前記第2の管理手段により管理された前記遊技者に係る情報が、前記第1の管理手段により管理されているか否かを判定する判定手段とを備え、前記遊技用装置は、前記第2の管理手段により管理された前記遊技者に係る情報が前記第1の管理手段により管理されていないと判定された場合に、前記情報管理装置への登録を行うためのコードを表示する表示手段を備え、前記携帯端末は、所定の表示装置により表示されたコードを読み取るコード読取手段と、前記コード読取手段により読み取られた情報に基づいて前記情報管理装置への登録を行う登録手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記情報管理装置は、前記登録手段により登録された前記遊技者に係る情報を前記管理装置に通知する遊技者情報通知手段をさらに備え、前記管理装置は、前記情報管理装置から通知された前記遊技者に係る情報と、前記第2の管理手段により管理された前記遊技者に係る情報との関連付けを行う関連付手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技用装置は、前記遊技者が所持するカードに記録された情報を読み取るカード情報読取手段と、前記カード情報読取手段により読み取られた前記遊技者に係る情報を通知するカード情報通知手段とをさらに備え、前記判定手段は、前記カード情報通知手段により通知された前記遊技者に係る情報を前記第2の管理手段により管理されている前記遊技者に係る情報として判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記携帯端末は、前記遊技者の要望に応じた遊技に係る情報の提供を前記情報管理装置に要求する要求手段をさらに備え、前記情報管理装置は、前記携帯端末から要求された情報又は所定の情報を前記携帯端末に提供する提供手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に設置される管理装置と、前記遊技店の遊技に係る情報の提供を行う情報管理装置とを備えた遊技情報管理システムであって、遊技店の遊技に係る情報を提供する提供手段と、前記提供手段により提供される情報の閲覧者を検知する閲覧検知手段と、前記閲覧検知手段により検知された前記閲覧者の前記遊技店への来店を検知する来店検知手段と、前記閲覧検知手段により検知された前記閲覧者が前記提供手段に係る会員登録を行ったことを検知する第1の登録検知手段と、前記閲覧検知手段により検知された前記閲覧者が前記遊技店の会員登録を行ったことを検知する第2の登録検知手段と、前記来店検知手段、前記第1の登録検知手段及び前記第2の登録検知手段により検知されたことをそれぞれ数値化する数値化手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に設置され遊技を提供する遊技機と、前記遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技用装置と通信可能に接続された管理装置と、遊技者の遊技に関する情報の提供を行う情報管理装置と、前記遊技者により所持された携帯端末とを備えた遊技情報提供システムにおける遊技情報提供方法であって、前記情報管理装置が、前記遊技者に係る情報を管理する第1の管理工程と、前記管理装置が、前記遊技者に係る情報を管理する第2の管理工程と、前記管理装置が、前記第2の管理工程により管理された前記遊技者に係る情報が前記第1の管理工程により管理されているか否かを判定する判定工程と、前記遊技用装置が、前記第2の管理工程により管理されている前記遊技者に係る情報が前記第1の管理工程により管理されていないと判定された場合に、前記情報管理装置への登録を行うためのコードを表示する表示工程と、前記携帯端末が、所定の表示装置により表示されたコードを読み取るコード読取工程と、前記携帯端末が、前記コード読取工程により読み取った情報に基づいて前記情報管理装置への登録を行う登録工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付けを効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図ることができる。
図1は、実施形態1に係る遊技情報提供システムの概要を説明するための説明図である。 図2は、実施形態1に係る遊技情報提供システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ及びカードデータの一例を示す図である。 図6は、図2に示した遊技機の構成を示す図である。 図7は、図2に示した管理装置の構成を示す図である。 図8は、図7に示したカード管理データ、装置管理データ及び会員管理データの一例を示す図である。 図9は、図7に示した稼働データ、遊技関連カード処理履歴データ及び遊技外カード処理履歴データの一例を示す図である。 図10は、図7に示した計数精算処理履歴データ、遊技履歴データ及び遊動データの一例を示す図である。 図11は、図7に示した通知サービス情報データの一例を示す図である。 図12は、図2に示した情報管理装置の構成を示す図である。 図13は、図12に示した会員管理データ及び通知サービス情報データの一例を示す図である。 図14は、図2に示した利用者端末の構成を示す図である。 図15は、図14に示した会員データの一例を示す図である。 図16は、実施形態1に係る遊技関連情報サイトの通知サービスの表示の一例を示す図である。 図17は、実施形態1に係る会員登録の処理手順を示すフローチャートである。 図18は、実施形態2に係る遊技情報提供システムの概要を説明するための説明図である。 図19は、実施形態2に係る遊技情報提供システムのシステム構成を示す図である。 図20は、図19に示した利用者端末の構成を示す図である。 図21は、図19に示した情報管理装置の構成を示す図である。 図22は、図21に示した店舗データ、閲覧者データ及び集客データの一例を示す図である。 図23は、図19に示した管理装置の構成を示す図である。 図24は、実施形態2に係る会員登録の処理手順を示すフローチャートである。 図25は、実施形態3に係る遊技情報提供システムの概要を説明するための説明図である。
[実施形態1]
以下に、本実施形態1に係る遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法について詳細に説明する。
本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した遊技媒体を示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体を示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降、遊技機の遊技に用いる場合に使用される。また、「遊技球数」とは、遊技客が遊技に使用可能な遊技可能数をいう。
<実施形態1に係る遊技情報提供システムの概要>
まず、本実施形態1に係る遊技情報提供システムの概要について説明する。図1は、本実施形態1に係る遊技情報提供システムの概要を説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態1に係る遊技情報提供システムでは、遊技店に設置された管理装置50において、遊技店の会員はカードIDを用いて管理され、インターネット上の遊技関連情報サイトに登録された会員は通知サービスIDを用いて管理される。遊技店の会員には、遊技関連情報サイトにも登録する会員がおり、管理装置50では、会員管理データを用いて双方の登録会員の紐づけを行う。
遊技機20に併設された台間カード処理機10に会員カードが挿入されたならば(S1)、台間カード処理機10は、挿入された会員カードから読み取ったカードIDを管理装置50に通知する(S2)。
管理装置50は、受信したカードIDを用いて会員管理データを検索し、このカードIDに通知サービスIDの紐づけがされていなかったならば、このカードIDに対応する氏名等の会員情報を台間カード処理機10に通知する(S3)。
台間カード処理機10は、受信した会員情報と遊技関連情報サイトの登録用URLがコード化されたQRコード(登録商標)を表示する(S4)。遊技者は、このQRコード(登録商標)をスマートフォン等の携帯端末で読み取り、遊技関連情報サイトにアクセスして会員登録を行う。
遊技関連情報サイトは、会員登録を受け付けたならば通知サービスIDを指定して管理するとともに、この通知サービスID及び会員情報を管理装置50に通知する。管理装置50は、受信した会員情報を用いて、通知サービスIDとカードIDとの紐づけを行う。
このように、本実施形態1に係る遊技情報提供システムは、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付け(紐付け)を効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図ることができる。
<実施形態1に係るシステム構成>
次に、本実施形態1に係る遊技情報提供システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態1に係る遊技情報提供システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。
台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70が接続される。
また、管理装置50は、店外のネットワークであるインターネットと接続される。インターネットには、管理装置50、情報管理装置80及び利用者端末90が接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機20がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技球数を示す遊技可能数メモリを有している。また、遊技機20の制御部は、遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報(カードID)に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機10は、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機10は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を管理装置50に送信する。
遊技機20は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機10に送信する。また、遊技機20は、遊技玉が入賞領域を通過して(いわゆる入賞)所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機10に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機10に送信する。
アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機20の状態を示す。各データは、台間カード処理機10を介して管理装置50に送信され、管理装置50は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を得ることができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、管理装置50との通信並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知を管理装置50に送信することで、入金額相当のプリペイド価値を管理装置50が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求を管理装置50に送信し、管理装置50が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、管理装置50にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、管理装置50からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、管理装置50に対して持玉減算要求を送信することで、管理装置50が管理する持玉の残高(持玉数)をゼロにクリアする。
台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、管理装置50に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求を管理装置50に送信し、管理装置50に持玉数を加算させた後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出制御する。なお、カード返却操作の前に、遊技機20から計数操作を受け付けた場合には、遊技球数を持玉数に加算する。
台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、管理装置50から受信した認証鍵とを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
台間カード処理機10は、管理装置50から通知サービス登録要求を受け取ったならば、この通知サービス登録要求に含まれる氏名及びURLをコード化してQRコード(登録商標)を生成して表示する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ね、各種情報を管理装置50に対して中継する装置である。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報(以下、「カードID」と言う)と台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機70に対して通知する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から遊技機IDを取得し、自店舗に設置された遊技機20を管理する。そして、遊技店外の図示しない認証鍵管理センタから自店舗に設定された遊技機20を認証するための認証鍵を取得し、台間カード処理機10に配信する。
また、管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、通知サービスID、暗証番号及び氏名等を管理する。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を賞品管理装置60に通知する。
また、管理装置50は、遊技機20のアウトデータ、セーフデータ及び特賞データを台間カード処理機10から受信した場合に、時刻及び遊技機IDと関連付けて稼働データとして記憶し、該稼働データを用いて遊技機20の動作の履歴を時系列に生成し、遊技履歴データとして記憶する。
また、管理装置50は、入金、カード挿入、カード排出などの台間カード処理機10の動作の履歴と、賞品管理装置60、精算機70などによる動作の履歴を遊技関連カード処理履歴データに記憶する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10からワゴン賞品交換データ及び持玉分割通知データを受信した場合に、時刻、遊技機ID、カードIDなどと処理の内容とを対応付けて遊技外カード処理履歴データに記憶する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60、精算機70などから動作の通知を受けた場合に、時刻、装置ID、最後に使用した遊技機20の遊技機ID、カードIDなどと処理の内容とを対応付けて計数精算処理履歴データに記憶する。
また、管理装置50は、閉店後などの所定のタイミングで、稼働データ及び遊技関連カード処理履歴データを用い、遊技履歴データを生成して記憶する。
また、管理装置50は、閉店後などの所定のタイミングで、遊技外カード処理履歴データ、計数精算処理履歴データ及び遊技履歴データを用い、一つの継続した遊技を示す遊動データを生成して記憶する。
また、管理装置50は、情報管理装置80から氏名及び通知サービスIDを含む通知サービス登録情報を受け取ったならば、受け取った氏名を用いて会員管理データを検索し、抽出したデータに通知サービスIDを記憶する。
また、管理装置50は、遊動データを生成したならば、この遊動データから遊技機IDごとにデータを抽出して差玉数を算出し、遊技機IDに該当する機種及び日時を合わせて通知サービス情報データに記憶するとともに、情報管理装置80に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合には、カードIDを管理装置50に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
精算機70は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDを管理装置50に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
情報管理装置80は、利用者端末90から遊技関連情報サイトへの登録申請を受け取ったならば、一意の通知サービスIDに、この登録申請に含まれる氏名、通知先端末ID、登録店舗ID、通知する情報の通知日時及び通知内容を対応付けて会員管理データに記憶するとともに、登録店舗IDに該当する遊技店の管理装置50に対して、通知サービスID及び氏名を通知サービス登録情報として通知する。
また、情報管理装置80は、管理装置50から通知サービス情報を受け取ったならば、この通知サービス情報を通知サービス情報データに記憶する。
また、情報管理装置80は、会員管理データに含まれる通知日時及び通知内容に基づいて、通知サービス情報データから該当するデータを抽出し、会員管理データに含まれる通知先端末IDに対応する利用者端末90に対して通知する。
利用者端末90は、利用者端末90に設置されたカメラで撮像したQRコード(登録商標)から氏名及びURLを抽出する。利用者端末90は、利用者端末90に設置された操作表示部により受け付けた登録店舗ID、通知日時及び通知内容に、自端末の端末ID及びQRコード(登録商標)から抽出した氏名を合わせて、登録申請情報として情報管理装置80に通知するとともに、会員データに記憶する。
また、利用者端末90は、情報管理装置80から通知サービスIDを受け取ったならば、この通知サービスIDを会員データに記憶する。利用者端末90は、情報管理装置80から通知サービス情報を受け取ったならば、この通知サービス情報を表示する。
次に、本実施形態1に係る遊技情報提供システムにおける玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
管理装置50は、玉貸要求を含む電文を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、1度数が100円である場合の500円分を示す5度数)を減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば「125」)の遊技球数への加算を要求する加算信号を遊技機20に送信する。
加算信号を受信した遊技機20は、遊技球数を加算し、加算後の遊技球数を台間カード処理機10に送信する。台間カード処理機10は、加算前の遊技球数と玉貸しを行った数との和を加算後の遊技球数と比較して、遊技球数の加算が適切に行われたか否かを判定する。
次に、本実施形態1に係る遊技情報提供システムにおける持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、管理装置50から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文を管理装置50に送信する。管理装置50は、持玉減算要求を受信したならば、カードID及びレートにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、遊技機20の遊技球数を台間カード処理機10の持玉とすることでその管理を移行させる管理移行要求を遊技機20から受信したならば、管理移行要求に示された遊技球数を自装置の持玉に加算する。その後、カード返却操作を受け付けたならば、管理装置50に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。
管理装置50は、持玉加算要求を受け付けたならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高(持玉数)を受信した値に更新する。その後、台間カード処理機10は、管理装置50にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、本実施形態1に係る遊技情報提供システムにおける貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを受け付けた場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
管理装置50は、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば「125玉」)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受付可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
管理装置50は、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数を遊技機20に通知して遊技球数に加算させる。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けたならば貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。管理装置50は、閉店処理時にカード管理データの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高を貯玉の残高に加算して更新する。その後、管理装置50は、該持玉の残高をゼロにクリアする。
<台間カード処理機10と遊技機20の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12a、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13、カードIDが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口14a及び固有IDを関連付けるために遊技客の持つ携帯端末を受け付けるかざし部14bが設けられている。また、かざし部14bは、固有IDを関連付けられた携帯端末を受け付けて、固有IDを読み取る。
遊技機20には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル21及び計数ボタン22が設けられている。
計数ボタン22は、遊技機20の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機10の持玉に加算することで、投出可能な玉数の管理を遊技機20から台間カード処理機10に移行させる管理移行を行うための操作ボタンである。この管理移行は、入賞により現物の遊技玉が払い出される開放式の遊技機20では、払い出された遊技玉を台間カード処理機10が計数して持玉に加算する計数処理に対応する。
<台間カード処理機10の構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、通信部15、記憶部16、制御部17及び遊技管理部18を有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを、かざし部14bにかざされた携帯端末から固有IDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、島コントローラ30を介して管理装置50との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a及びカードデータ16bを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機ID、遊技機ID、遊技種等を含む。台間カード処理機IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機10に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」のように、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機10が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bには、カードID、暗証番号、プリペイド価値、持玉、貯玉等を含む。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。
遊技管理部18は、認証や遊技機20との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部18は、制御部17と異なる基板上に形成することが望ましい。遊技管理部18は、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証処理部18aは、管理装置50から受信した認証鍵を使用して遊技機20の認証を実施する。認証処理部18aは、認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信する。認証処理部18aは、認証が失敗した場合には、遊技機20の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機20への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機20への動作許可を送信せず、遊技機20の使用を禁止するよう構成してもよい。
認証鍵管理部18bは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機20の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部18bは、遊技管理部18が形成された基板の通電時間を遊技機20の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部18bは、管理装置50を介して店舗外の認証鍵管理センタから新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。
遊技機状態管理部18cは、遊技機20と通信し、遊技機20の状態を管理する処理部である。具体的には、遊技機状態管理部18cは、遊技機20からの遊技機IDの取得、玉貸による遊技球数への加算要求の送信、持玉再プレイによる持玉から遊技球数への管理移行要求の送信、貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求の送信、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信、計数による遊技球数から持玉への管理移行要求の受信を行なう。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部18cが遊技機20の状態を取得する時間間隔は、遊技機20において遊技玉が発射(使用)される間隔よりも短く設定することが望ましい。また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20から遊技球数を取得したならば、該遊技球数を制御部17に受け渡す。
なお、遊技機状態管理部18cが遊技機20から新たに遊技機IDを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機10の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理(玉貸、再プレイ、計数など)を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機IDの取得や遊技機20の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部17a及びコード生成部17bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、データ管理部17a及びコード生成部17bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含むカード挿入通知を管理装置50に送信する。また、データ管理部17aは、管理装置50から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知を管理装置50に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む玉貸要求を管理装置50に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17aは、カードデータ16bのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ16bの持玉を減算して更新し、対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求を管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技管理部18が遊技機20から遊技玉の移行要求を受け付けた場合には、遊技管理部18に指示された玉数をカードデータ16bの持玉に加算して更新する。
また、データ管理部17aは、カード返却操作を受け付けた場合には、カードID、台間カード処理機ID、持玉の残高を含む持玉加算要求を管理装置50に送信する。そして、カードデータ16bをクリアした後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出する。
コード生成部17bは、遊技関連情報サイトへの登録用のQRコード(登録商標)を生成する処理部である。コード生成部17bは、管理装置50から通知サービス登録要求を受け取ったならば、この通知サービス登録要求に含まれる氏名及びURLをコード化してQRコード(登録商標)を生成し、表示操作部13に表示する。
次に、図4に示した台間カード処理機10の記憶部16が記憶するデータの具体例について説明する。図5は、図4に示した自装置状態データ16a及びカードデータ16bの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「A101」であり、接続されている遊技機20の遊技機IDが「B201」、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2001」であることを示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」であり、プリペイド価値が「3000」度数である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。
また、カードデータ16bは、持玉として、玉1の持玉の残高が「1500」玉、玉2の持玉の残高が「2500」玉、玉3の持玉の残高が「0」玉であり、貯玉として、玉1の貯玉の残高が「500」玉、玉2の貯玉の残高が「0」玉、玉3の貯玉の残高が「0」玉である状態を示している。
<遊技機20の構成>
次に、図2に示した遊技機20の構成について説明する。図6は、図2に示した遊技機20の構成を示す図である。図6に示すように、遊技機20は、通信制御部23、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を有する。通信制御部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信を制御するための制御部である。台間カード処理機10との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
通信制御部23は、遊技機20の起動時に、遊技制御部25及び/又は遊技玉制御部26に設けられる制御CPUから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機10との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機10から動作許可を受信したならば、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を起動し、遊技可能な状態とする。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部25に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0~65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技客が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機20にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
演出制御部24は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
演出図柄抽選部24aは、遊技制御部25での特別図柄抽選に基づく、演出図柄(遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄)の抽選(具体的には表示を最終的に7,7,7で止めるかどうかなど)を行う。
演出抽選部24bは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選(キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど)を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。
演出制御部24は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部24は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。
遊技玉制御部26は、遊技球数を制御する制御部である。実際には、遊技玉制御部26に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技玉制御部26は、遊技球数を遊技可能数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「1」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。また、台間カード処理機10より玉数を通知された場合には、通知された玉数を遊技球数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技球数に加算した旨を示す確認信号を送信する。また、遊技玉制御部26は、遊技機20に封入された遊技玉(循環玉)のクリーニング制御を行うこともできる。
また、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。この場合には、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機10へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。
また、遊技機20には、計数ボタン22が設けられており、この計数ボタン22が押下されたことを示す信号が遊技玉制御部26に入力される。遊技玉制御部26は、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満あると、一定数ずつ(例えば1回の操作あたり100玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。また、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ(例えば5秒あたり200玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した1の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。
遊技制御部25と遊技玉制御部26とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
<管理装置50の構成>
次に、図2に示した管理装置50の構成について説明する。図7は、図2に示した管理装置50の構成を示す図である。図7に示すように、管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部56を有する。
表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部52は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。外部ネットワーク通信部53は、外部ネットワークを介して情報管理装置80及び図示しない認証鍵管理センタとデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、稼働データ55d、遊技関連カード処理履歴データ55e、遊技外カード処理履歴データ55f、計数精算処理履歴データ55g、遊技履歴データ55h、遊動データ55i及び通知サービス情報データ55jを記憶する。
カード管理データ55aは、カードIDにプリペイド価値の残高や持玉の残高等を関連付けたデータである。装置管理データ55bは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ55bは、台間カード処理機ID、設置場所、遊技台番号、遊技機ID、遊技機20の機種データ等を含む。会員管理データ55cは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに対して、会員の氏名、通知サービスID、貯玉の情報等を関連付けたデータである。
稼働データ55dは、遊技機20の動作の履歴を示すデータである。遊技関連カード処理履歴データ55eは、台間カード処理機10、賞品管理装置60、精算機70などによる動作の履歴を示すデータである。遊技外カード処理履歴データ55fは、ワゴン賞品交換などの遊技以外の履歴を示すデータである。
計数精算処理履歴データ55gは、計数処理や精算処理などの履歴を示すデータである。遊技履歴データ55hは、遊技の履歴をデータであり、入金、カード挿入、カード排出、打込玉数、賞出玉数、特賞の発生など、遊技に係る状態が時系列に示される。
遊動データ55iは、一つの継続した遊技を示すデータであり、同一の遊技機における遊技の開始時間、終了時間、遊技機ID、カードID、顧客種別、入金額、打込玉数(アウト)、賞出玉数(セーフ)、大当り回数、ワゴン賞品交換回数、持玉分割回数及び勝ち負け額を対応付けている。ここで、顧客種別は、一般遊技客であるか、会員遊技客であるかを示している。
通知サービス情報データ55jは、遊技関連情報サイトに提供する情報を示すデータである。具体的には、通知サービス情報データ55jは、日時、通知サービスID、機種、遊技台番号及びアウト数からセーフ数を引いた差玉数を含む。
制御部56は、管理装置50の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、稼働データ蓄積集計部56d、カード処理履歴管理部56e、遊技履歴データ生成部56f、遊動データ生成部56g、通知サービス会員管理部56h、通知サービス情報管理部56i及び通知サービス情報通知部56jを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、稼働データ蓄積集計部56d、カード処理履歴管理部56e、遊技履歴データ生成部56f、遊動データ生成部56g、通知サービス会員管理部56h、通知サービス情報管理部56i及び通知サービス情報通知部56jにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部56aは、カード管理データ55aの管理を行う処理部である。カード管理部56aは、台間カード処理機10、賞品管理装置60及び精算機70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部56aは、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該カードに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。
装置管理部56bは、装置管理データ55bの管理を行う処理部である。装置管理部56bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ55bを生成及び更新する。
会員管理部56cは、会員管理データ55cの管理を行う処理部である。会員管理部56cは、賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉の残高を更新する。
ここで、会員管理部56cによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部56cは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
稼働データ蓄積集計部56dは、遊技機20のアウトデータ、セーフデータ及び特賞データを台間カード処理機10から受信した場合に、時刻、遊技機ID及びデータ種別を対応付けて稼働データ55dに登録する。
また、稼働データ蓄積集計部56dは、稼働データ55dに基づいてデータの集計を行うことで、遊技機20の動作の履歴を取得する処理部でもある。遊技機20の動作の履歴には、打込玉数、賞出玉数、特賞の発生が含まれる。
カード処理履歴管理部56eは、入金、カード挿入、カード排出などの台間カード処理機10の動作の履歴と、賞品管理装置60、精算機70などによる動作の履歴を蓄積する処理部である。
具体的には、カード処理履歴管理部56eは、台間カード処理機10からカード挿入通知データ、カード排出通知データ、入金通知データ、各台計数通知データ及び一般カード使切データを受信した場合に、時刻、遊技機ID、カードIDなどと処理の内容とを対応付けて遊技関連カード処理履歴データ55eに追加する。
また、カード処理履歴管理部56eは、台間カード処理機10からワゴン賞品交換データ及び持玉分割通知データを受信した場合に、時刻、遊技機ID、カードIDなどと処理の内容とを対応付けて遊技外カード処理履歴データ55fに追加する。
また、カード処理履歴管理部56eは、賞品管理装置60、精算機70などから動作の通知を受けた場合に、時刻、装置ID、最後に使用した遊技機20の遊技機ID、カードIDなどと処理の内容とを対応付けて計数精算処理履歴データ55gに追加する。
遊技履歴データ生成部56fは、閉店後などの所定のタイミングで、稼働データ55d及び遊技関連カード処理履歴データ55eを用い、遊技履歴データ55hを生成し、記憶部55に記憶する。
遊動データ生成部56gは、閉店後などの所定のタイミングで、遊技外カード処理履歴データ55f、計数精算処理履歴データ55g及び遊技履歴データ55hを用い、一つの継続した遊技を示す遊動データ55iを生成し、記憶部55に記憶する。
通知サービス会員管理部56hは、情報管理装置80から受け取った通知サービスIDを会員管理データ55cに記憶する処理部である。通知サービス会員管理部56hは、情報管理装置80から氏名及び通知サービスIDを含む通知サービス登録情報を受け取ったならば、受け取った氏名を用いて会員管理データ55cを検索し、抽出したデータに通知サービスIDを記憶する。
通知サービス情報管理部56iは、遊技関連情報サイトに提供するデータの通知サービス情報データ55jを管理する処理部である。通知サービス情報管理部56iは、会員管理データ55cにおいて通知サービスIDが設定されているカードIDに関し、遊技履歴データ生成部56fによりアウト数又はセーフ数に係るデータが遊技履歴データ55hに記憶されたならば、所定の時間ごとにこのアウト数及びセーフ数から差玉数を算出し、遊技機IDに該当する機種及び日時を合わせて通知サービス情報データ55jに記憶する。
また、通知サービス情報管理部56iは、遊動データ生成部56gにより遊動データ55iが生成されたならば、この遊動データ55iから遊技機IDごとにデータを抽出して差玉数を算出し、遊技機IDに該当する機種及び日時を合わせて通知サービス情報データ55jに記憶する。
通知サービス情報通知部56jは、通知サービス情報データ55jを情報管理装置80に通知する処理部である。通知サービス情報通知部56jは、通知サービス情報管理部56iにより通知サービス情報データ55jが生成されたならば、この通知サービス情報データ55jを情報管理装置80に通知する。
次に、図7に示した管理装置50の記憶部55が記憶するデータの具体例について説明する。図8~図11は、図7に示したカード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、稼働データ55d、遊技関連カード処理履歴データ55e、遊技外カード処理履歴データ55f、計数精算処理履歴データ55g、遊技履歴データ55h、遊動データ55i及び通知サービス情報データ55jの一例を示す図である。
図8(a)に示すカード管理データ55aでは、カードID「1001」にプリペイド価値「0」度数、各レートの持玉の残高「0」玉、使用先ID「A101」が対応付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、装置ID「A101」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉の残高はゼロである。
また、カード管理データ55aでは、カードID「2001」にプリペイド価値「3000」度数、持玉として、玉1の持玉の残高「1500」玉、玉2の持玉の残高「2500」玉、玉3の持玉の残高「0」玉と対応付けられているが、使用先IDの対応付けはされていない。すなわち、カードID「2001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉の管理が管理装置50により行われている。
図8(b)に示す装置管理データ55bは、ID「A101」の台間カード処理機10に対して、その設置場所が「島1-1」、遊技台番号が「11」、接続された遊技機20のIDが「B201」、遊技種が「玉1」、遊技機20の機種が「EV01」、製造番号が「a」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
また、装置管理データ55bは、ID「A201」の台間カード処理機10に対して、その設置場所が「島2-1」、遊技台番号「21」、接続された遊技機20のIDが「B506」、遊技種が「玉3」、遊技機20の機種が「DX03」、製造番号が「g」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
図8(c)に示す会員管理データ55cは、カードIDに対応付けられた、氏名、通知サービスID、貯玉等を示している。具体的には、会員管理データ55cは、カードID「2002」に対して、氏名「特開花子」、暗証番号「1234」、通知サービスID「123456」、「玉1」の貯玉の残高「2500」玉、「玉2」の貯玉の残高「300」玉、「玉3」の貯玉の残高「100」玉である状態を示し、カードID「2005」に対して、氏名「特許太郎」、暗証番号「5678」、通知サービスID「-」、「玉1」の貯玉の残高「1500」玉、「玉2」の貯玉の残高「200」玉、「玉3」の貯玉の残高「0」玉である状態を示している。
図9(a)に示す稼働データ55dは、時刻「11:10:14」に対して、遊技機ID「P001」、データ種別「アウト」を、時刻「11:10:16」に対して、遊技機ID「P001」、データ種別「アウト」を、時刻「11:11:30」に対して、遊技機ID「P001」、データ種別「セーフ」を、時刻「13:30:00」に対して、遊技機ID「P015」、データ種別「特賞(大当り)」を関連付けている。
図9(b)に示す遊技関連カード処理履歴データ55eは、時刻、遊技機ID、カードID及び処理を対応付けたデータである。具体的には、遊技関連カード処理履歴データ55eは、時刻「11:10:00」に遊技機ID「P001」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「1002」のカードを用いて、「カード挿入」の処理が行われたことを示している。
また、遊技関連カード処理履歴データ55eは、時刻「12:35:30」に遊技機ID「P023」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「2005」のカードを用いて、「カード排出」の処理が行われたことを示している。
また、遊技関連カード処理履歴データ55eは、時刻「13:20:20」に遊技機ID「P015」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「1055」のカードを用いて、「入金」の処理が行われたことを示している。
また、遊技関連カード処理履歴データ55eは、時刻「13:52:40」に遊技機ID「P007」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「1021」のカードを用いて、「各台計数」の処理が行われたことを示している。
また、遊技関連カード処理履歴データ55eは、時刻「14:04:00」に遊技機ID「P015」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「1055」のカードの「一般カード使い切り」の処理が発生したことを示している。
図9(c)に示す遊技外カード処理履歴データ55fは、時刻、遊技機ID、カードID及び処理を対応付けたデータである。具体的には、遊技外カード処理履歴データ55fは、時刻「13:40:01」に遊技機ID「P011」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「1003」のカードを用いて、「ワゴン賞品交換」の処理が行われたことを示している。
また、遊技外カード処理履歴データ55fは、時刻「15:00:50」に遊技機ID「P007」の遊技機20に併設された台間カード処理機10において、カードID「1002」のカードを用いて、「持玉分割」の処理が行われたことを示している。
図10(a)に示す計数精算処理履歴データ55gは、時刻、装置ID、遊技機ID、カードID及び処理を対応付けたデータである。装置IDは、賞品管理装置60、精算機70などを一意に特定する識別情報である。遊技機IDは、遊技客が最後に使用した遊技機20を示す識別情報であり、賞品交換、精算、計数などを行う場合に遊技客に入力させることで特定する。若しくは、管理装置50が保持するカードの使用履歴を参照して特定してもよい。
具体的には、計数精算処理履歴データ55gは、時刻「14:22:33」、賞品管理装置60の装置ID「6001」、遊技機ID「P001」、カードID「1002」、処理「賞品交換」を対応付けている。また、時刻「14:22:33」、賞品管理装置60の装置ID「6001」、遊技機ID「P001」、カードID「2013」、処理「賞品交換」を対応付けている。すなわち、カードID「1002」の一般カードとカードID「2013」の会員カードは同時に賞品交換に用いられている。
また、計数精算処理履歴データ55gは、時刻「16:08:08」、精算機70の装置ID「7011」、遊技機ID「P019」、カードID「1033」、処理「精算」を対応付けている。
図10(b)に示す遊技履歴データ55hは、時刻、遊技機ID、カードID及び処理を対応付けたデータであり、入金、カード挿入、カード排出、打込玉数、賞出玉数、特賞の発生など、遊技に係る状態が時系列に示されている。
具体的には、遊技履歴データ55hには、時刻「11:10:00」、遊技機ID「P001」、カードID「1002」及び処理「カード挿入」が対応付けられ、時刻「11:11:20」、遊技機ID「P001」、カードID「1002」及び処理「打込玉数 100」が対応付けられ、時刻「11:12:00」、遊技機ID「P001」、カードID「1002」及び処理「賞出玉数 30」が対応付けられている。
また、遊技履歴データ55hには、時刻「12:35:30」、遊技機ID「P023」、カードID「2005」及び処理「カード排出」が対応付けられ、時刻「13:20:20」、遊技機ID「P015」、カードID「1055」及び処理「入金」が対応付けられ、時刻「13:30:00」、遊技機ID「P015」、カードID「1055」及び処理「特賞(大当り)」が対応付けられている。
図10(c)に示す遊動データ55iは、一つの継続した遊技を示し、同一の遊技機における遊技の開始時間、終了時間、遊技機ID、カードID、顧客種別、入金額、打込玉数(アウト)、賞出玉数(セーフ)、大当り回数、ワゴン賞品交換回数、持玉分割回数及び勝ち負け額が対応付けられている。ここで、顧客種別は、一般遊技客であるか、会員遊技客であるかを示している。
具体的には、遊動データ55iは、開始時間「11:10:00」、終了時間「14:15:33」、遊技機ID「P001」、カードID「2005」、顧客種別「会員」、入金額「3000」円、打込玉数(アウト)「0」玉、賞出玉数(セーフ)「6500」玉、大当り回数「10」、ワゴン賞品交換回数「0」、持玉分割回数「1」及び勝ち負け額「100000」円を対応付けている。
また、遊動データ55iは、開始時間「13:20:20」、終了時間「18:00:00」、遊技機ID「P015」、カードID「1002」、顧客種別「一般」、入金額「12000」円、打込玉数(アウト)「13000」玉、賞出玉数(セーフ)「10150」玉、大当り回数「13」、ワゴン賞品交換回数「2」、持玉分割回数「0」及び勝ち負け額「30000」円を対応付けている。
また、遊動データ55iは、開始時間「14:30:00」、終了時間「17:00:00」、遊技機ID「P020」、カードID「2005」、顧客種別「会員」、入金額「15000」円、打込玉数(アウト)「10000」玉、賞出玉数(セーフ)「8000」玉、大当り回数「5」、ワゴン賞品交換回数「1」、持玉分割回数「0」及び勝ち負け額「-10000」円を対応付けている。
図11に示す通知サービス情報データ55jは、遊技関連情報サイトに提供する情報を示すデータであり、日時、通知サービスID、機種、遊技台番号及び差玉数を対応付けている。差玉数とは、アウト数からセーフ数を引いた玉数を示す。
具体的には、通知サービス情報データ55jは、日時「2021/06/01 10:00」、通知サービスID「123456」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「11」及び差玉数「500玉」を対応付け、日時「2021/06/01 10:10」、通知サービスID「123456」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「11」及び差玉数「-300玉」を対応付け、日時「2021/06/01 10:15」、通知サービスID「123009」、機種「仮面タロウ」、遊技台番号「21」及び差玉数「-1000玉」を対応付けている。
また、通知サービス情報データ55jは、日時「2021/06/01 22:00」、通知サービスID「-」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「11」及び差玉数「-45000玉」を対応付け、日時「2021/06/01 22:00」、通知サービスID「-」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「12」及び差玉数「3500玉」を対応付け、日時「2021/06/01 22:00」、通知サービスID「-」、機種「仮面タロウ」、遊技台番号「21」及び差玉数「-1200玉」を対応付けている。
<情報管理装置80の構成>
次に、図2に示した情報管理装置80の構成について説明する。図12は、図2に示した情報管理装置80の構成を示す図である。図12に示すように、情報管理装置80は、表示部81及び入力部82と接続され、通信部83、記憶部84及び制御部85を有する。
表示部81は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部82は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。通信部83はインターネットを介して管理装置50及び利用者端末90とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部84は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員管理データ84a及び通知サービス情報データ84bを記憶する。会員管理データ84aは、遊技関連情報サイトに登録している会員の情報を示すデータであり、通知サービスID、氏名、通知内容等を含む。通知サービス情報データ84bは、遊技関連情報サイトの会員に通知する遊技に関する情報を示すデータである。
制御部85は、情報管理装置80の全体制御を行う制御部であり、会員管理部85a、通知サービス情報管理部85b及び情報通知部85cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、会員管理部85a、通知サービス情報管理部85b及び情報通知部85cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
会員管理部85aは、会員管理データ84aを管理する処理部である。会員管理部85aは、利用者端末90から遊技関連情報サイトへの登録申請を受け取ったならば、一意の通知サービスIDに、この登録申請に含まれる氏名、通知先端末ID、登録店舗ID、通知する情報の通知日時及び通知内容を対応付けて会員管理データ84aに記憶するとともに、登録店舗IDに該当する遊技店の管理装置50に対して、通知サービスID及び氏名を通知サービス登録情報として通知する。
通知サービス情報管理部85bは、通知サービス情報データ84bを管理する処理部である。通知サービス情報管理部85bは、管理装置50から通知サービス情報を受け取ったならば、この通知サービス情報を通知サービス情報データ84bに記憶する。
情報通知部85cは、遊技関連情報の通知を行う処理部である。情報通知部85cは、会員管理データ84aに含まれる通知日時及び通知内容に基づいて、通知サービス情報データ84bから該当するデータを抽出し、会員管理データ84aに含まれる通知先端末IDに対応する利用者端末90に対して通知する。
次に、図12に示した情報管理装置80の記憶部84が記憶するデータの具体例について説明する。図13は、図12に示した会員管理データ84a及び通知サービス情報データ84bの一例を示す図である。
図13(a)に示す会員管理データ84aは、通知サービスID「123456」に対して、氏名「特開花子」、通知先端末ID「CDE756」、登録店舗ID「ABC456」、通知日時「遊技日23:00」及び通知内容「遊技収支」を対応付けている。
図13(b)に示す通知サービス情報データ84bは、日時「2021/06/01 10:00」、登録店舗ID「ABC456」、通知サービスID「123456」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「11」及び差玉数「500玉」を対応付け、日時「2021/06/01 10:10」、登録店舗ID「ABC456」、通知サービスID「123456」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「11」及び差玉数「-300玉」を対応付け、日時「2021/06/01 10:15」、登録店舗ID「ABC456」、通知サービスID「123009」、機種「仮面タロウ」、遊技台番号「21」及び差玉数「-1000玉」を対応付けている。
また、通知サービス情報データ84bは、日時「2021/06/01 22:00」、登録店舗ID「ABC456」、通知サービスID「-」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「11」及び差玉数「-45000玉」を対応付け、日時「2021/06/01 22:00」、登録店舗ID「ABC456」、通知サービスID「-」、機種「仮面タロウ」、遊技台番号「21」及び差玉数「-1200玉」を対応付け、日時「2021/06/01 22:00」、登録店舗ID「AGT029」、通知サービスID「-」、機種「南斗の拳」、遊技台番号「51」及び差玉数「8000玉」を対応付けている。
<利用者端末90の構成>
次に、図2に示した利用者端末90の構成について説明する。図14は、図2に示した利用者端末90の構成を示す図である。図14に示すように、利用者端末90は、操作表示部91、カメラ92、マイク93、スピーカ94、通信部95、記憶部96及び制御部97を有する。
操作表示部91は、液晶タッチパネル等の入出力デバイスである。カメラ92は、利用者端末90に設けられた撮像デバイスである。マイク93は、利用者端末90に設けられた音声入力デバイスである。スピーカ94は、利用者端末90に設けられた音声出力デバイスである。通信部95は、インターネットを介して情報管理装置80とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部96は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員データ96aを記憶する。会員データ96aは、遊技関連情報サイトに登録した内容を示すデータである。
制御部97は、利用者端末90の全体制御を行う制御部であり、コード読取部97a、会員管理部97b及び通知サービス表示部97cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、コード読取部97a、会員管理部97b及び通知サービス表示部97cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
コード読取部97aは、QRコード(登録商標)の読取を行う処理部である。コード読取部97aは、カメラ92で撮像したQRコード(登録商標)から氏名及びURLを抽出する。
会員管理部97bは、遊技関連情報サイトへの登録及び会員データ96aの管理を行う処理部である。会員管理部97bは、コード読取部97aにより読み取った氏名及び遊技関連情報サイトへの登録のための項目を操作表示部91に表示する。
また、会員管理部97bは、操作表示部91により受け付けた登録店舗ID、通知日時及び通知内容に、自端末の端末ID及びコード読取部97aにより読み取った氏名を合わせて、登録申請情報として情報管理装置80に通知するとともに、会員データ96aに記憶する。会員管理部97bは、情報管理装置80から通知サービスIDを受け取ったならば、この通知サービスIDを会員データ96aに記憶する。
通知サービス表示部97cは、通知サービス情報の表示を行う処理部である。通知サービス表示部97cは、情報管理装置80から通知サービス情報を受け取ったならば、この通知サービス情報を操作表示部91に表示する。
次に、図14に示した利用者端末90の記憶部96が記憶するデータの具体例について説明する。図15は、図14に示した会員データ96aの一例を示す図である。
図15に示す会員データ96aは、通知サービスID「123456」に対して、氏名「特開花子」、登録店舗ID「ABC456」、通知日時「遊技日23:00」及び通知内容「遊技収支」を対応付けている。
<実施形態1に係る遊技関連情報サイトの通知サービスの表示例>
次に、本実施形態1に係る遊技関連情報サイトの通知サービスの表示の一例について説明する。図16は、本実施形態1に係る遊技関連情報サイトの通知サービスの表示の一例を示す図である。図16(a)に示すように、通知サービスは、メニュー画面において「収支自動連係」又は「遊技台データ」を選択できる。
図16(b)は、メニュー画面において「収支自動連係」を選択した場合の表示例である。図16(b)は、日付「2021年6月1日12~15時」の遊技店「パーラーABC」において、機種「南斗の拳」、台番号「18番台」に投資「20000円」で遊技した際の収支を折れ線グラフで示している。
図16(c)は、メニュー画面において「遊技台データ」を選択した場合の表示例であり、日付「2021年6月1日」の機種「南斗の拳」に関して、台番号「18~20番台」の一日の収支を棒グラフで示している。
<実施形態1に係る会員登録の処理手順>
次に、本実施形態1に係る会員登録の処理手順について説明する。図17は、本実施形態1に係る会員登録の処理手順を示すフローチャートである。まず、台間カード処理機10は、カードが挿入されたならば(ステップS101;Yes)、カード挿入通知を管理装置50に通知する(ステップS102)。
管理装置50は、カード挿入通知を受信したならば(ステップS103)、カード挿入通知に含まれるカードIDを用いて会員管理データ55cの会員情報を検索し(ステップS104)、抽出したデータの通知サービスIDを検索結果として台間カード処理機10に通知する(ステップS105)。
台間カード処理機10は、検索結果を受信したならば(ステップS106)、検索結果の通知サービスIDが登録済みであれば(ステップS107;Yes)、そのまま処理を終了する。
台間カード処理機10は、検索結果の通知サービスIDが未登録であれば(ステップS107;No)、通知サービスへの登録用QRコード(登録商標)を生成し(ステップS108)、表示操作部13に表示する(ステップS109)。遊技者は、表示されたQRコード(登録商標)を利用者端末90で読み取り、情報管理装置80に登録申請情報を通知する。
情報管理装置80は、通知サービスへの登録申請情報を受信しない場合は(ステップS110;No)、そのまま処理を終了する。通知サービスへの登録申請情報を受信した場合は(ステップS110;Yes)、登録申請に基づいて会員登録を行い(ステップS111)、受信した登録申請情報に含まれる通知サービスID及び氏名を通知サービス登録情報として管理装置50に通知する(ステップS112)。
管理装置50は、通知サービス登録情報を受信したならば(ステップS113)、会員管理データ55cにより店舗会員と通知サービス会員との紐づけを行い(ステップS114)、処理を終了する。
このように、本実施形態1に係る遊技情報提供システムは、遊技店の会員と遊技関連情報サイトの会員との紐づけを容易にして、会員に対するサービスを向上することができる。
上述してきたように、本実施形態1では、情報管理装置80が遊技者に係る情報を管理し、管理装置50においても遊技者に係る情報を管理し、管理装置50により管理されている遊技者に係る情報が、情報管理装置80により管理されているか否かを判定し、台間カード処理機10は、管理装置50により管理された遊技者に係る情報が情報管理装置80により管理されていないと判定された場合に、情報管理装置80に登録を行うためのコードを表示し、利用者端末90は、表示されたコードを読み取り、読み取った情報に基づいて情報管理装置80への登録を行うよう構成したので、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付け(紐付け)を効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図ることができる。
なお、上記の実施形態1では、遊技店の会員と遊技関連情報サイトの会員との紐づけを行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技関連情報を提供するアプリを利用者端末にインストールし、遊技店の会員とこのアプリとの紐づけを行うよう構成することもできる。また、アプリとの紐づけは、台間カード処理機のかざし部に利用者端末をタッチすることで行うよう構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、遊技関連情報サイトへの登録用のQRコード(登録商標)を台間カード処理機において表示する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、賞品管理装置、精算機、島端計数機等の装置でQRコード(登録商標)を表示するよう構成することもできる。
[実施形態2]
ところで、上記の実施形態1では、遊技店の会員と遊技関連情報サイトの会員との紐づけを行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。遊技関連情報サイトの閲覧者が、その後遊技店に来店する等の閲覧後の行動にどれだけつながったかを数値化するよう構成することもできる。
従来、遊技関連情報サイトでは、お気に入り遊技店登録機能及び閲覧履歴機能等によりサイト会員の嗜好分析は可能であり、遊技店では、遊動データ等を用いた店舗内の遊技分析は可能であった。
しかしながら、遊技関連情報サイトの閲覧者が、その後の来店等の行動にどれだけつながったかを分析することができないため、遊技店における遊技関連情報サイトの利用経費が適切かどうか判定できないことが課題であった。本実施形態2では、上記課題を解決するための遊技情報提供システムについて説明する。
<実施形態2に係る遊技情報提供システムの概要>
まず、本実施形態2に係る遊技情報提供システムの概要について説明する。図18は、本実施形態2に係る遊技情報提供システムの概要を説明するための説明図である。
図18に示すように、本実施形態2に係る遊技情報提供システムでは、利用者端末100で遊技関連情報サイトの閲覧者が、その後に来店をしたのか、遊技関連情報サイトに会員登録したのか、又は、遊技店に会員登録したのかを検知して、それぞれを数値化する。
このように、本実施形態2に係る遊技情報提供システムは、遊技関連情報サイトの閲覧者のその後の行動を数値化することにより、閲覧の効果を分析することができる。
<実施形態2に係るシステム構成>
次に、本実施形態2に係る遊技情報提供システムのシステム構成について説明する。図19は、本実施形態2に係る遊技情報提供システムのシステム構成を示す図である。図19に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。
台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、管理装置300、賞品管理装置60、精算機70及び無線ルータ400が接続される。
また、管理装置300は、店外のネットワークであるインターネットと接続される。インターネットには、管理装置300、情報管理装置200及び利用者端末100が接続される。なお、図2に示したシステム構成と同様の装置についての説明は省略する。
管理装置300は、情報管理装置200から受け取った電波の強度を用いて、閲覧者の遊技店内の位置を特定し、この位置から閲覧者が遊技していると推定される台間カード処理機10に対して、遊技関連情報サイトの登録用QRコード(登録商標)を表示するよう通知する。
また、管理装置300は、会員登録を受け付けて会員登録を行うにあたり、遊技関連情報サイトの閲覧者である旨を受け付けたならば、会員登録された旨を情報管理装置200に通知する。
無線ルータ400は、遊技店内に複数台設置され、無線通信を利用して利用者端末100と接続し、管理装置300等とのデータ通信を中継する装置である。
情報管理装置200は、遊技関連情報サイトに登録される遊技店の店舗ID及び位置情報を受け付けて、店舗データとして記憶する。情報管理装置200は、遊技関連情報サイトを閲覧した利用者端末100から端末IDを受け取ったならば、この端末IDを一意の閲覧者IDと関連付けて閲覧者データとして記憶する。
また、情報管理装置200は、利用者端末100から受け取った位置情報等から、遊技関連情報サイトの閲覧者が店舗データのいずれかの店舗に入店したか否かを判定する。情報管理装置200は、閲覧者が遊技店に入店したと判定された後、利用者端末100から遊技店内の無線ルータ400の電波の強度を受け取ったならば、この電波の強度を入店したと判定された遊技店の管理装置300に通知する。
また、情報管理装置200は、利用者端末100から閲覧した機種及び利用者端末IDを受け取ったならば、閲覧履歴として集客データに記憶する。情報管理装置200は、閲覧者が遊技店に入店したと判定されたならば、入店履歴として集客データに記憶する。
また、情報管理装置200は、情報管理装置200は、閲覧者の遊技関連情報サイトへの会員登録が行われたならば、サイト会員登録履歴として集客データに記憶する。情報管理装置200は、閲覧者が遊技店の会員登録を行われた旨を管理装置300から受け取ったならば、店舗会員登録履歴として集客データに記憶する。
利用者端末100は、遊技関連情報サイトを閲覧したならば、閲覧した機種及び自端末の端末IDを情報管理装置200に通知する。利用者端末100は、受信したGNSS信号を用いて所定の時間ごとに自端末の位置情報を算出し、この位置情報を情報管理装置200に通知する。利用者端末100は、遊技店内の無線ルータ400の電波を受信したならば、受信した電波の強度を情報管理装置200に通知する。
<利用者端末100の構成>
次に、図19に示した利用者端末100の構成について説明する。図20は、図19に示した利用者端末100の構成を示す図である。図20に示すように、利用者端末100は、操作表示部91、カメラ92、マイク93、スピーカ94、位置情報センサ101、通信部95、記憶部96及び制御部110を有する。なお、図14に示した利用者端末90と同様の機能部についての説明は省略する。
位置情報センサ101は、GPS(Global Positioning System)や準天頂衛星システム等のGNSS(Global Navigation Satellite System)による人工衛星からの信号を受信するセンサである。
制御部110は、利用者端末100の全体制御を行う制御部であり、コード読取部97a、会員管理部97b、通知サービス表示部97c、閲覧通知部111及び位置情報制御部112を有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、コード読取部97a、会員管理部97b、通知サービス表示部97c、閲覧通知部111及び位置情報制御部112にそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
閲覧通知部111は、遊技関連情報サイトを閲覧した際に閲覧内容を通知する処理部である。閲覧通知部111は、遊技関連情報サイトを閲覧したならば、閲覧した機種及び自端末の端末IDを情報管理装置200に通知する。
位置情報制御部112は、自端末の位置に関する情報を通知する処理部である。位置情報制御部112は、位置情報センサ101で受信したGNSS信号を用いて所定の時間ごとに自端末の位置情報を算出し、この位置情報を情報管理装置200に通知する。位置情報制御部112は、通信部95により遊技店内の無線ルータ400の電波を受信したならば、受信した電波の強度を情報管理装置200に通知する。
<情報管理装置200の構成>
次に、図19に示した情報管理装置200の構成について説明する。図21は、図19に示した情報管理装置200の構成を示す図である。図21に示すように、情報管理装置200は、表示部81及び入力部82と接続され、通信部83、記憶部210及び制御部220を有する。なお、図12に示した情報管理装置80と同様の機能部についての説明は省略する。
記憶部210は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、店舗データ211、閲覧者データ212、会員管理データ84a、通知サービス情報データ84b及び集客データ213を記憶する。
店舗データ211は、遊技関連情報サイトに登録されている遊技店の店舗ID及び位置情報を示すデータである。閲覧者データ212は、遊技関連情報サイトの閲覧者の閲覧者ID及び利用者端末IDを示すデータである。集客データ213は、遊技関連情報サイトの閲覧とその後の閲覧者の行動を示すデータである。
制御部220は、情報管理装置200の全体制御を行う制御部であり、店舗データ管理部221、閲覧者管理部222、入店判定部223、電波強度通知部224、会員管理部85a、通知サービス情報管理部85b及び集客データ管理部225を有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、店舗データ管理部221、閲覧者管理部222、入店判定部223、電波強度通知部224、会員管理部85a、通知サービス情報管理部85b及び集客データ管理部225にそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
店舗データ管理部221は、店舗データ211を管理する処理部である。店舗データ管理部221は、遊技関連情報サイトに登録される遊技店の店舗ID及び位置情報を入力部82から受け付けて、店舗データ211に記憶する。
閲覧者管理部222は、閲覧者データ212を管理する処理部である。閲覧者管理部222は、遊技関連情報サイトを閲覧した利用者端末100から端末IDを受け取ったならば、この端末IDを用いて閲覧者データ212を検索し、該当がなかったならば、端末IDを一意の閲覧者IDと関連付けて閲覧者データ212に記憶する。
入店判定部223は、遊技関連情報サイト閲覧者の遊技店への入店を判定する処理部である。入店判定部223は、利用者端末100から受け取った位置情報及び端末ID、店舗データ211の位置情報並びに閲覧者データ212を用いて、遊技関連情報サイト閲覧者が店舗データ211内のいずれかの店舗に入店したか否かを判定する。
電波強度通知部224は、利用者端末100が受信した電波強度を通知する処理部である。電波強度通知部224は、入店判定部223により閲覧者が遊技店に入店したと判定された後、利用者端末100から遊技店内の無線ルータ400の電波の強度を受け取ったならば、この電波の強度を入店したと判定された遊技店の管理装置300に通知する。
集客データ管理部225は、集客データ213を管理する処理部である。集客データ管理部225は、利用者端末100から閲覧した機種及び利用者端末IDを受け取ったならば、閲覧者データ212を用いて閲覧者IDを特定し、日時、閲覧者ID、閲覧した機種等に合わせ、成功率を0%として集客データ213に記憶する。
また、集客データ管理部225は、入店判定部223により閲覧者が遊技店に入店したと判定されたならば、日時、閲覧者ID、店舗ID等に合わせ、成功率を25%として集客データ213に記憶する。
また、集客データ管理部225は、会員管理部85aにより閲覧者の遊技関連情報サイトへの会員登録が行われたならば、日時、閲覧者ID、登録先等に合わせ、成功率を50%として集客データ213に記憶する。
また、集客データ管理部225は、閲覧者が遊技店の会員登録を行われた旨を管理装置300から受け取ったならば、日時、閲覧者ID、店舗ID等に合わせ、成功率を100%として集客データ213に記憶する。
次に、図21に示した情報管理装置200の記憶部210が記憶するデータの具体例について説明する。図22は、図21に示した店舗データ211、閲覧者データ212及び集客データ213の一例を示す図である。
図22(a)に示す店舗データ211は、店舗ID「ABC456」及び位置情報「35.9・・・,139.6・・・」を対応付けている。図22(b)に示す閲覧者データ212は、閲覧者ID「034567」及び利用者端末ID「CDE579」を対応付けている。
図22(c)に示す集客データ213は、日時「2021/06/01 09:00」、閲覧者ID「034567」に対し、行為「閲覧」、機種・店舗「EV01」、登録先「-」、成功率「0%」を対応付け、日時「2021/06/01 09:30」、閲覧者ID「038901」に対し、行為「閲覧」、機種・店舗「DX03」、登録先「-」、成功率「0%」を対応付け、日時「2021/06/01 11:00」、閲覧者ID「034567」に対し、行為「入店」、機種・店舗「ABC456」、登録先「-」、成功率「25%」を対応付けている。
また、集客データ213は、日時「2021/06/02 20:00」、閲覧者ID「034567」に対し、行為「登録」、機種・店舗「-」、登録先「通知サービス」、成功率「50%」を対応付け、日時「2021/06/03 12:00」、閲覧者ID「034567」に対し、行為「登録」、機種・店舗「ABC456」、登録先「店舗会員」、成功率「100%」を対応付けている。
<管理装置300の構成>
次に、図19に示した管理装置300の構成について説明する。図23は、図19に示した管理装置300の構成を示す図である。図23に示すように、管理装置300は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部310を有する。なお、図7に示した管理装置50と同様の機能部についての説明は省略する。
制御部310は、管理装置300の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、稼働データ蓄積集計部56d、カード処理履歴管理部56e、遊技履歴データ生成部56f、遊動データ生成部56g、通知サービス会員管理部56h、通知サービス情報管理部56i、通知サービス情報通知部56j、位置特定部311、案内表示部312及び登録制御部313を有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、稼働データ蓄積集計部56d、カード処理履歴管理部56e、遊技履歴データ生成部56f、遊動データ生成部56g、通知サービス会員管理部56h、通知サービス情報管理部56i、通知サービス情報通知部56j、位置特定部311、案内表示部312及び登録制御部313にそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
位置特定部311は、閲覧者の遊技店内での位置を特定する処理部である。位置特定部311は、情報管理装置200から受け取った電波の強度を用いて、閲覧者の遊技店内の位置を特定する。
案内表示部312は、遊技関連情報サイトの登録案内の表示を行う処理部である。案内表示部312は、位置特定部311により閲覧者の遊技店内の位置が特定されたならば、この位置から閲覧者が遊技していると推定される台間カード処理機10に対して、遊技関連情報サイトの登録用QRコード(登録商標)を表示するよう通知する。
登録制御部313は、会員登録の処理を行う処理部である。登録制御部313は、入力部52から会員登録を受け付け、登録内容を会員管理データ55cに記憶する。登録制御部313は、会員登録にあたり、遊技関連情報サイトの閲覧者である旨を入力部52から受け付けたならば、会員登録された旨を情報管理装置200に通知する。
<実施形態2に係る会員登録の処理手順>
次に、本実施形態2に係る会員登録の処理手順について説明する。図24は、本実施形態2に係る会員登録の処理手順を示すフローチャートである。まず、利用者端末100がGNSS信号を受信したならば(ステップS201;Yes)、自端末の位置情報を算出し(ステップS202)、この位置情報を情報管理装置200に通知する(ステップS203)。
情報管理装置200は、位置情報を受信したならば(ステップS204)、受信した位置情報等を用いて、遊技関連情報サイト閲覧者が店舗データ211内のいずれかの店舗に入店したか否かを判定する(ステップS205)。
いずれの店舗にも入店していないとの判定ならば(ステップS205;No)、ステップS204に移行する。いずれかの店舗に入店したとの判定ならば(ステップS205;Yes)、閲覧者ID、入店した店舗の店舗ID等に合わせ、成功率を25%として集客データ213に記憶する(ステップS206)。
閲覧者が遊技店に入店し、利用者端末100が店舗内に設置された無線ルータの電波を受信したならば(ステップS207;Yes)、受信した電波の強度を情報管理装置200に通知する(ステップS208)。情報管理装置200は、電波の強度を受信したならば(ステップS209)、この電波の強度を管理装置300に通知する(ステップS210)。
管理装置300は、電波の強度を受信したならば(ステップS211)、受信した電波の強度を用いて、閲覧者の遊技店内の位置を特定する(ステップS212)。特定した位置から閲覧者が遊技していると推定される台間カード処理機10に対して、遊技関連情報サイトの登録用QRコード(登録商標)を表示するよう通知する(ステップS213)。
利用者端末100は、台間カード処理機10に表示された遊技関連情報サイトの登録用QRコード(登録商標)を読み取り、遊技関連情報サイトへの会員登録処理を行ったならば(ステップS214;Yes)、通知サービス登録申請を情報管理装置200に通知する(ステップS215)。
情報管理装置200は、通知サービス登録申請を受信したならば(ステップS216)、受信した通知サービス登録申請に基づいて登録処理を行うとともに、閲覧者ID、登録先等に合わせ、成功率を50%として集客データ213に記憶する(ステップS217)。
管理装置300は、遊技関連情報サイトの閲覧者による会員登録が行われたならば(ステップS218;Yes)、会員登録の旨を情報管理装置200に通知する(ステップS219)。
情報管理装置200は、管理装置300から会員登録の旨を受信したならば(ステップS220)、閲覧者ID、店舗ID等に合わせ、成功率を100%として集客データ213に記憶し(ステップS221)、処理を終了する。
このように、本実施形態2に係る遊技情報提供システムは、遊技関連情報サイトの閲覧者のその後の行動を数値化することにより、閲覧の効果を分析することができる。
なお、上記の実施形態2では、遊技関連情報サイトの閲覧とその後の会員登録等の行動を紐づける構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技関連情報サイトの閲覧者が遊技店の会員に登録した場合、この会員登録情報を遊技関連情報サイトで紐づけて管理するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態2では、遊技関連情報サイトの閲覧者が台間カード処理機に表示された登録用QRコード(登録商標)を用いて遊技関連情報サイトの会員登録を行った場合、情報管理装置200に通知する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技関連情報サイトの会員登録の旨を遊技店の従業員に報知するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態2では、遊技関連情報サイトにおいて発信する遊技情報は、利用者端末からの設定に基づいて行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、無線ルータの電波強度により検知した位置情報を用いて遊技した機種を特定し、この機種に関する遊技情報を自動的に発信するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態2では、遊技関連情報サイトの閲覧者の来店及び遊技店内の位置検知をGNSS及び無線ルータの電波を用いて行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技店及び店内の装置に設置されたカメラが撮像した映像から、顔認証技術を利用して検知するよう構成することもできる。
[実施形態3]
ところで、上記の実施形態1及び2では、遊技店の会員と遊技関連情報サイトの会員との紐づけを行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。遊技店での利用者の遊技状況に応じて、遊技関連情報サイトで閲覧できる内容を制限するよう構成することもできる。
<実施形態3に係る遊技情報提供システムの概要>
まず、本実施形態3に係る遊技情報提供システムの概要について説明する。図25は、本実施形態3に係る遊技情報提供システムの概要を説明するための説明図である。
本実施形態3に係る遊技情報提供システムでは、遊技店での遊技状況の条件を設定し、この条件を満たさない場合は、図25(a)に示すように、人気遊技機ランキングの機種名のみを表示し、条件を満たす場合は、図25(b)に示すように、人気遊技機ランキングの機種名に加えて、台番号及び差玉数を表示する。
例えば、設定する条件の例として、来店回数が月に10回以上、遊技の投資額が1万円以上、あるいは、過去の出玉ランキングで30位以内などを設定することができる。
また、上記の条件を満たす利用者のうち、上位100位以下の者、あるいは、過去1か月以内に会員カードの使用がない者などをさらに対象外として制限することもできる。
このように、本実施形態3に係る遊技情報提供システムは、遊技店での利用者の遊技状況に応じて、遊技関連情報サイトで閲覧できる内容を制限することができる。
なお、上記の実施形態3では、遊技店での利用者の遊技状況に応じて、遊技関連情報サイトで閲覧できる内容を制限する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メールやホームページなど、遊技店からの情報発信内容に対して制限を設定するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態3では、遊技店での利用者の遊技状況に応じて、遊技関連情報サイトで閲覧できる内容を制限する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者が会員カードを使用したなどのタイミングにより発信される情報に対して、発信する内容に制限を設定するよう構成することもできる。
また、上記の各実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法は、遊技店に登録された会員情報と、遊技関連情報サイトに登録された会員情報の対応付け(紐付け)を効率良く行うことにより会員に対するサービスの向上を図る場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
17 制御部
17a データ管理部
17b コード生成部
18 遊技管理部
18a 認証処理部
18b 認証鍵管理部
18c 遊技機状態管理部
20 遊技機
21 ハンドル
22 計数ボタン
23 通信制御部
24 演出制御部
24a 演出図柄抽選部
24b 演出抽選部
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技可能数管理部
30 島コントローラ
50 管理装置
51 表示部
52 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55 記憶部
55a カード管理データ
55b 装置管理データ
55c 会員管理データ
55d 稼働データ
55e 遊技関連カード処理履歴データ
55f 遊技外カード処理履歴データ
55g 計数精算処理履歴データ
55h 遊技履歴データ
55i 遊動データ
55j 通知サービス情報データ
56 制御部
56a カード管理部
56b 装置管理部
56c 会員管理部
56d 稼働データ蓄積集計部
56e カード処理履歴管理部
56f 遊技履歴データ生成部
56g 遊動データ生成部
56h 通知サービス会員管理部
56i 通知サービス情報管理部
56j 通知サービス情報通知部
60 賞品管理装置
70 精算機
80 情報管理装置
81 表示部
82 入力部
83 通信部
84 記憶部
84a 会員管理データ
84b 通知サービス情報データ
85 制御部
85a 会員管理部
85b 通知サービス情報管理部
85c 情報通知部
90 利用者端末
91 操作表示部
92 カメラ
93 マイク
94 スピーカ
95 通信部
96 記憶部
96a 会員データ
97 制御部
97a コード読取部
97b 会員管理部
97c 通知サービス表示部
100 利用者端末
101 位置情報センサ
110 制御部
111 閲覧通知部
112 位置情報制御部
200 情報管理装置
210 記憶部
211 店舗データ
212 閲覧者データ
213 集客データ
220 制御部
221 店舗データ管理部
222 閲覧者管理部
223 入店判定部
224 電波強度通知部
225 集客データ管理部
300 管理装置
310 制御部
311 位置特定部
312 案内表示部
313 登録制御部
400 無線ルータ

Claims (6)

  1. 遊技店に設置され遊技を提供する遊技機と、前記遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技用装置と通信可能に接続された管理装置と、遊技者の遊技に関する情報の提供を行う情報管理装置と、前記遊技者により所持された携帯端末とを備えた遊技情報提供システムであって、
    前記情報管理装置は、
    前記遊技者に係る情報を管理する第1の管理手段を備え、
    前記管理装置は、
    前記遊技者に係る情報を管理する第2の管理手段と、
    前記第2の管理手段により管理された前記遊技者に係る情報が、前記第1の管理手段により管理されているか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記遊技用装置は、
    前記第2の管理手段により管理された前記遊技者に係る情報が前記第1の管理手段により管理されていないと判定された場合に、前記情報管理装置への登録を行うためのコードを表示する表示手段を備え、
    前記携帯端末は、
    所定の表示装置により表示されたコードを読み取るコード読取手段と、
    前記コード読取手段により読み取られた情報に基づいて前記情報管理装置への登録を行う登録手段と
    を備えたことを特徴とする遊技情報提供システム。
  2. 前記情報管理装置は、
    前記登録手段により登録された前記遊技者に係る情報を前記管理装置に通知する遊技者情報通知手段をさらに備え、
    前記管理装置は、
    前記情報管理装置から通知された前記遊技者に係る情報と、前記第2の管理手段により管理された前記遊技者に係る情報との関連付けを行う関連付手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技情報提供システム。
  3. 前記遊技用装置は、
    前記遊技者が所持するカードに記録された情報を読み取るカード情報読取手段と、
    前記カード情報読取手段により読み取られた前記遊技者に係る情報を通知するカード情報通知手段と
    をさらに備え、
    前記判定手段は、
    前記カード情報通知手段により通知された前記遊技者に係る情報を前記第2の管理手段により管理されている前記遊技者に係る情報として判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技情報提供システム。
  4. 前記携帯端末は、
    前記遊技者の要望に応じた遊技に係る情報の提供を前記情報管理装置に要求する要求手段をさらに備え、
    前記情報管理装置は、
    前記携帯端末から要求された情報又は所定の情報を前記携帯端末に提供する提供手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の遊技情報提供システム。
  5. 遊技店に設置される管理装置と、前記遊技店の遊技に係る情報の提供を行う情報管理装置とを備えた遊技情報提供システムであって、
    遊技店の遊技に係る情報を提供する提供手段と、
    前記提供手段により提供される情報の閲覧者を検知する閲覧検知手段と、
    前記閲覧検知手段により検知された前記閲覧者の前記遊技店への来店を検知する来店検知手段と、
    前記閲覧検知手段により検知された前記閲覧者が前記提供手段に係る会員登録を行ったことを検知する第1の登録検知手段と、
    前記閲覧検知手段により検知された前記閲覧者が前記遊技店の会員登録を行ったことを検知する第2の登録検知手段と、
    前記来店検知手段、前記第1の登録検知手段及び前記第2の登録検知手段により検知されたことをそれぞれ数値化する数値化手段と
    を備えたことを特徴とする遊技情報提供システム。
  6. 遊技店に設置され遊技を提供する遊技機と、前記遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技用装置と通信可能に接続された管理装置と、遊技者の遊技に関する情報の提供を行う情報管理装置と、前記遊技者により所持された携帯端末とを備えた遊技情報提供システムにおける遊技情報提供方法であって、
    前記情報管理装置が、前記遊技者に係る情報を管理する第1の管理工程と、
    前記管理装置が、前記遊技者に係る情報を管理する第2の管理工程と、
    前記管理装置が、前記第2の管理工程により管理された前記遊技者に係る情報が前記第1の管理工程により管理されているか否かを判定する判定工程と、
    前記遊技用装置が、前記第2の管理工程により管理されている前記遊技者に係る情報が前記第1の管理工程により管理されていないと判定された場合に、前記情報管理装置への登録を行うためのコードを表示する表示工程と、
    前記携帯端末が、所定の表示装置により表示されたコードを読み取るコード読取工程と、
    前記携帯端末が、前記コード読取工程により読み取った情報に基づいて前記情報管理装置への登録を行う登録工程と
    を含むことを特徴とする遊技情報提供方法。
JP2021111384A 2021-07-05 2021-07-05 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法 Pending JP2023008098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021111384A JP2023008098A (ja) 2021-07-05 2021-07-05 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021111384A JP2023008098A (ja) 2021-07-05 2021-07-05 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023008098A true JP2023008098A (ja) 2023-01-19

Family

ID=85112700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021111384A Pending JP2023008098A (ja) 2021-07-05 2021-07-05 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023008098A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023065691A (ja) 遊技システム及び遊技媒体数回収方法
JP2022132451A (ja) 各台装置及び遊技媒体数管理方法
JP2023008098A (ja) 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法
JP7073201B2 (ja) 各台装置、遊技管理システム及び遊技媒体数管理方法
JP7466343B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP2019180886A (ja) 遊技場用システム
JP7525364B2 (ja) 遊技用装置、遊技システム及び遊技管理方法
JP2023118306A (ja) 遊技情報提供システム及び遊技情報提供方法
JP2023101091A (ja) 賞品交換システム、自動販売機制御装置及び賞品交換方法
JP7366761B2 (ja) 遊技実績管理システム及び遊技実績管理方法
JP2024094967A (ja) 遊技システム、管理装置及びポイント管理方法
JP2023022995A (ja) 遊技媒体管理システム、管理装置及び遊技媒体管理方法
JP2022110917A (ja) 賞品交換システム及び賞品交換方法
JP2022115235A (ja) 賞品交換システム及び賞品交換方法
JP2024097241A (ja) 遊技システム、管理装置及びポイント管理方法
JP2023110293A (ja) 遊技システム、遊技用装置及び試打管理方法
JP2024102549A (ja) 遊技システム、管理装置及び再プレイ制御方法
JP2023078909A (ja) 遊技システム、外部管理装置及び遊技価値管理方法
JP2023069313A (ja) 遊技システム、遊技用装置及び不正検知方法
JP2024058982A (ja) 遊技システム、管理装置及び賞品交換制限方法
JP2023068429A (ja) 遊技システム、遊技用装置及び遊技媒体数表示方法
JP2023028753A (ja) 遊技システム、中継装置及び遊技情報管理方法
JP2022143427A (ja) 会員管理システム、管理装置及び会員管理方法
JP2023005693A (ja) 遊技システム、管理装置及び遊技媒体管理方法
JP2024104888A (ja) 遊技システム、管理装置及び遊技媒体利用制限方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240607