JP2023007902A - インタークーラの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、過給された吸気をインタークーラのコアに効率良く流入させることができる、インタークーラの吸気装置を提供する。【解決手段】エンジンの吸気装置10は、エンジンの吸気を冷却するインタークーラ36と、インタークーラ36のコア51へ吸気を供給するために、コア51の入口側端面51aに直交する方向に対して0度を除く角度だけ傾いて、インタークーラ36の入口側ヘッダ52に接続された接続管35と、接続管35の内周面上において、接続管35の出口側部分35aの中心軸cAに対して、接続管35の断面が中心軸cAに沿って入口側端面51a上に投影された入口側端面51aの領域La以外の入口側端面51a上の領域側に設けられた粗面と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、インタークーラの吸気装置に関する。
従来より、過給機を備えたエンジンには、過給機により温度が上昇した吸気を冷却するためにインタークーラが設けられている。インタークーラは、エンジンへの吸気が通るコアと、そのコアの入口側に接続された入口側ヘッダと、コアの出口側に接続された出口側ヘッダとを有している。
入口側ヘッダに流入した吸気は、コアを通るときに熱交換されることにより、温度上昇した吸気が冷却される。エンジンへの吸気が冷却されることにより、充填効率は向上する。また、コアの入口側端面における吸気量分布が均一でないと、吸気を効率良く冷却することはできない。
そこで、例えば、日本国特開2016-102455号公報には、インタークーラの複数の冷却路の複数の開口に取り込まれる吸気の流量分布の偏りをなくすために、吸気路の壁部の形状を工夫した技術が提案されている。
特開2016-102455号公報
しかし、インタークーラに接続された吸気管の断面積がコアの入口側端面の面積よりも小さく、かつエンジンルーム内におけるレイアウト上の制約により吸気管の軸がコアの入口側端面に直交する方向に対し角度を持って吸気管がインタークーラに接続される場合がある。この場合、吸気管から吐出する吸気は、インタークーラのコアの入口側端面において局所的に当たる。
そのような場合に、上述した日本国特開2016-102455号公報に提案の技術を用いると、吸気の流量分布の偏りをなくすための所望の形状を有する壁部を、吸気路に設ける必要があり、そのような壁部を配置するスペースをエンジンルーム内にとれない場合もある。
そこで、本発明は、簡単な構造で、過給された吸気をインタークーラのコアに効率良く流入させて吸気の冷却効率を向上させることができる、インタークーラの吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のインタークーラの吸気装置は、エンジンの吸気を冷却するインタークーラと、前記インタークーラのコアへ前記吸気を供給するために、前記コアの入口側端面に直交する方向に対して0度を除く角度だけ傾いて、前記インタークーラの入口側ヘッダに接続された接続管と、前記接続管の内周面上において、前記接続管の出口側部分の中心軸に対して、前記接続管の断面が前記中心軸に沿って前記入口側端面上に投影された前記入口側端面の第1の領域以外の前記入口側端面上の第2の領域側に設けられた粗面と、を有する。
本発明によれば、簡単な構造で、過給された吸気をインタークーラのコアに効率良く流入させて吸気の冷却効率を向上させることができる、インタークーラの吸気装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係わる、吸気装置を備えたエンジンを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係わる、インタークーラの入口側ヘッダと接続管の断面図である。 本発明の実施の形態に係わる、入口側ヘッダ側から見た、接続管が接続されたインタークーラの斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる、接続管の長手軸方向に直交する接続管の断面図である。 本発明の実施の形態に係わる、インタークーラの吸気装置における、吸気の流れを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係わる、図2とは異なる接続形態の、インタークーラの入口側ヘッダと接続管の断面図である。
なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(構成)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態の吸気装置10を備えたエンジン11を示す概略図である。図1に示すように、エンジン11は、一方のシリンダバンクを構成するシリンダブロック12と、他方のシリンダバンクを構成するシリンダブロック13と、を有する水平対向型ガソリンエンジンである。一方のシリンダブロック12には、動弁機構を備えたシリンダヘッド14が取り付けられており、他方のシリンダブロック13には、動弁機構を備えたシリンダヘッド15が取り付けられている。また、それぞれのシリンダヘッド14,15には、吸気ポート16および排気ポート17が形成されている。
シリンダヘッド14,15の吸気ポート16には、吸気ポート16に吸気を供給する吸気装置10が接続されている。また、シリンダヘッド14,15の排気ポート17には、排気ポート17からの排出ガスを排出する排気装置20が接続されている。また、吸気装置10には、吸気を圧縮するコンプレッサ21が設けられており、排気装置20には、排出ガスによって駆動されるタービン22が設けられている。コンプレッサ21およびタービン22によって、過給機であるターボチャージャ23が構成されている。
吸気装置10は、吸気を案内する吸気経路30を有している。吸気経路30は、エアクリーナボックス31、吸気管32、コンプレッサ21、接続管33、吸気ダクト34、接続管35、インタークーラ36、スロットルバルブ37、および吸気マニホールド38等によって構成される。このように、吸気経路30上には、接続管33、吸気ダクト34および接続管35が設けられている。接続管35は、円筒形状を有する。図1に矢印a1で示すように、エアクリーナボックス31を通過した吸気は、コンプレッサ21、インタークーラ36、スロットルバルブ37、および吸気マニホールド38を経て、シリンダヘッド14,15の吸気ポート16に供給される。
排気装置20は、排出ガスを案内する排気経路40を有している。排気経路40は、排気マニホールド41、タービン22、排気管42等によって構成される。図1に矢印a2で示すように、シリンダヘッド14,15の排気ポート17から排出される排気ガスは、排気マニホールド41、タービン22および排気管42を経て、外部に排出される。なお、排気管42には、図示しない触媒コンバータや消音器が接続されており、排気ガスは触媒コンバータや消音器を経て外部に排出される。
インタークーラ36は、コア51を有している。コア51は、圧縮された吸気を通過させる扁平な複数のチューブと、各チューブに固着した複数のフィンを有する。インタークーラ36は、エンジン11の吸気を冷却する。
コア51は、直方体形状を有する。コア51は、吸気が流入する入口側端面51aと、吸気が流出する出口側端面51bを有している。入口側端面51aが、圧縮された吸気が流入する圧縮空気流入口であり、出口側端面51bは、圧縮された吸気が流出する圧縮空気流出口である。
コア51の入口側端面51aには、入口側ヘッダ52が接続されている。コア51の出口側端面51bには、出口側ヘッダ53が接続されている。本実施の形態では、入口側ヘッダ52及び出口側ヘッダ53は、略直方体形状を有している。
入口側ヘッダ52は、2つの開口を有している。2つの開口の一方は、吸気が流入する上流側開口であり、2つの開口の他方は、吸気が流出する下流側開口である。吸気が流入する入口側ヘッダ52の上流側開口は、接続管35に接続され、吸気が流出する入口側ヘッダ52の下流側開口は、コア51の入口側端面51aに接続される。
コア51の入口側端面51a及び出口側端面51bは、入口側端面51aに直交する方向からみたとき、細長の長方形を有している。よって、コア51の入口側端面51aに直交する方向から見たときに、入口側ヘッダ52のコア51への取り付け部分の形状は、長方形である。
出口側ヘッダ53のコア51への取り付け部分の形状も、コア51の出口側端面51bに直交する方向から見たときに、長方形である。
圧縮された吸気は、コア51の入口側端面51aから流入し、コア51の複数のチューブ内を通り、コア51の出口側端面51bから流出する。圧縮された吸気は、複数のチューブ内を通っている間に冷却される。
インタークーラ36には、走行風により吸気を冷却する空冷式と、冷却水により吸気を冷却する水冷式があるが、本実施の形態では、インタークーラ36は、いずれの方式でも良い。
インタークーラ36の入口側ヘッダ52には、吸気ダクト34に接続された接続管35が接続される。すなわち、接続管35の出口側開口は、入口側ヘッダ52の上流側開口と接続されている。
(インタークーラの吸気装置の構成)
図2は、インタークーラ36の入口側ヘッダ52と接続管35の断面図である。図3は、入口側ヘッダ52側から見た、接続管35が接続されたインタークーラ36の斜視図である。図4は、接続管35の長手軸方向に直交する接続管35の断面図である。図2は、接続管35の出口側部分35aの中心軸cAを含みかつコア51の入口側端面51aに直交する平面に対して直交する方向(以下、コア側面対向方向とも言う)から見たインタークーラ36の入口側ヘッダ52と接続管35の断面を示す。
上述したように、入口側ヘッダ52は、入口側ヘッダ52の下流側開口がコア51の入口側端面51aに対向するように、コア51に接続されている。コア51の入口側端面51aにおける吸気量分布が均一になるように、吸気がコア51の入口側端面51aに均等に流入することが望ましい。
しかし、車両のエンジンルーム内においてインタークーラ36が設置可能な場所のスペースが限られる場合がある。さらに、入口側ヘッダ52に接続される接続管35の断面積がコア51の入口側端面51aの面積よりも小さく、かつエンジンルーム内のレイアウト上の制約により接続管35の出口側部分35aの中心軸がコア51の入口側端面51aに直交する方向に対し大きな角度で接続管35の出口側部分35aがインタークーラ36に接続される場合がある。
例えば、図2及び図3に示すように、接続管35の出口側部分35aの断面積が、コア51の入口側端面51aの面積よりも小さく、かつ入口側ヘッダ52に接続される接続管35の出口側部分35aが、エンジン11の周囲において他の近接物の存在により、細長の入口側ヘッダ52の長手軸方向の一方側に片寄って接続される場合がある。
接続管35は、接続管35の出口側部分35aの中心軸cAがコア51の入口側端面51aに直交する方向に対して90度未満の角度αだけ傾き、かつ接続管35の出口側部分35aから吐出される吸気が入口側端面51aの一部(図2の下側部分LA)だけに当たるように、入口側ヘッダ52に接続されている。αは、0°<α<90°である。すなわち、αは、0度を超えかつ90度未満の範囲の値である。
また、図2に示すように、接続管35の出口側部分35aの断面積は入口側端面51aの面積よりも小さいため、出口側部分35aの断面が中心軸cAに沿って入口側端面51a上に投影された領域Laは、入口側端面51aの一部の領域である。よって、接続管35から吐出する吸気は、インタークーラ36のコア51の入口側端面51aにおいて局所的に当たる。
そして、図2では、接続管35の出口側部分35aが入口側ヘッダ52の下側に接続され、かつαが45度以下である約20度であるため、二点鎖線の矢印A1で示すように、接続管35からの吸気は、コア51の入口側端面51aの下側部分LAだけに向かい、図2の上側部分UAには直接的には向かわない。
すなわち、接続管35は、図2に示すように、吸気が領域La側に向かうように入口側ヘッダ52に接続されている。そして、接続管35は、インタークーラ36のコア51へ吸気を供給するために、コア51の入口側端面51aに直交する方向に対して0度を除く角度だけ傾いて、インタークーラ36の入口側ヘッダ52に接続されている。接続管35は、入口側端面51aに直交する方向においてコア51に対して入口側ヘッダ52側から入口側ヘッダ52をみたときに、領域Laを含む下側部分LA側で、入口側ヘッダ52に接続されている。
近接物がなければ、図2において二点鎖線EWで示すように、接続管35の出口側部分35aを広げて、入口側ヘッダ52の全面に渡って吸気が流入するようにできるが、近接物OBの存在により、接続管35は、接続管35の出口側部分35aを広げることができない場合がある。
このような場合に、本実施の形態では、複数の凹部CVを有する領域RDが接続管35の内周面の一部に設けられている。領域RDは、複数の凹部CVを有する粗面である。具体的には、図2及び図4に示すように、接続管35の内周面において、中心軸cAに対して入口側端面51aの上側部分UA(吸気が直接的に向けられない部分)側の領域RDの表面に複数の凹部CVが設けられている。
すなわち、粗面である領域RDが、接続管35の内周面上において、接続管35の出口側部分35aの中心軸cAに対して、接続管35の断面が中心軸cAに沿って入口側端面51a上に投影された入口側端面51aの領域Laを含む下側部分LAの領域以外の入口側端面51a上の上側部分UAの領域側に設けられている。
図3及び図4に示すように、コア側面対向方向から、接続管35の出口側部分35aを見たときに、中心軸cAに対して上側部分UA側の領域RDが粗面となっている。ここでは、粗面である領域RDは、中心軸cAに直交する接続管35の出口側部分35aの断面において、接続管35の内周面の半分の領域であるが、接続管35の内周面の半分以下の範囲の領域でもよい。
言い換えると、接続管35の内周面において、領域RD以外の領域RSの表面には、凹部は設けられていない。領域RSの表面は、滑面であり、接続管35の内周面の領域RDは、領域RSとは、表面性状が異なっている。
図2及び図4において、接続管35の内周面の、矢印A2で示す上側の領域RDが粗面である。図3では、領域RDは、点線のハッチングで示されている。領域RDは、コア側面対向方向(中心軸cAを含みかつ入口側端面51aに直交する平面に対して直交する方向)から見たときに、中心軸cAに対して入口側端面51aの上側部分UA側の領域である。接続管35の内周面の領域RDの表面に形成された各凹部CVは、例えば半球状のディンプルである。
なお、本実施の形態では、各凹部CVは、半球状のディンプルであるが、領域RDが粗面となるような凹部であれば、ディンプル以外の形状を有していても良い。
(作用)
次に、本実施の形態のインタークーラの吸気装置の作用について説明する。
図5は、本実施の形態のインタークーラの吸気装置における、吸気の流れを説明するための図である。図5は、インタークーラ36の入口側ヘッダ52と接続管35の断面を示す。図5は、コア側面対向方向から見たインタークーラ36の入口側ヘッダ52と接続管35の断面を示す。
上述したように、領域RDは、接続管35の内周面において、中心軸cAに対して入口側端面51aの上側部分UA側の領域である。入口側端面51aの上側部分UAは、接続管35の出口側部分35aからの吸気が直接的に向けられない領域である。
一方で、領域Laは、接続管35の出口側部分35aからの吸気が向けられる領域であり、長方形の入口側端面51aの長手方向における一方の半分の下側部分LAに含まれる。下側部分LA以外の領域は、長方形の入口側端面51aの長手方向における他方の半分の領域(上側部分UA)を含む。
接続管35の出口側部分35a内を通る吸気は、接続管35の中心軸cAに直交する断面において、中心軸cAにおいて流速が最も早く、内周面の表面に近づくにつれて、流速は遅くなっていく。
また、接続管35は、入口側ヘッダ52の長手軸方向の一方に片寄って接続されているため、図5の場合、入口側ヘッダ52内の上側空間は、吸気路が急激に広がる急拡大領域となっている。
接続管35の出口側部分35aを通る吸気の流速は速いため、急拡大領域の空間を含む入口側端面51aの上側部分UAに隣接する空間LPA(二点鎖線で示す)の圧力は、低くなる。
上述したように、領域RDは、領域RSに比べて表面において空気層の剥離が生じ難くなるように、領域RSとは、表面性状が異なっている。本実施の形態では、接続管35の出口側部分35aの領域RDは、粗面であり、接続管35の出口側部分35aの領域RSは、凹部CVが設けられていない滑面である。
吸気が接続管35の出口側部分35a内を通るとき、滑面である領域RSの表面では、層流境界層が形成され、領域RDの表面では、粗面により吸気の流れに乱れが生じるため、乱流境界層が形成される。領域RSの流動抵抗は小さく、領域RDの流動抵抗は大きい。
そのため、粗面である領域RDの表面では、吸気の剥離が生じにくく、領域RDの表面近傍の吸気の流れが遅くなり、入口側ヘッダ52内の空間LPAに向けて吸気が拡散し、空間LPAに向けての吸気量が増える。その結果、低圧の空間LPAの低圧が緩和され、入口側ヘッダ52の上側部分UAに隣接する空間LPAへ流入する吸気量が増加する。
空間LPAへ流入する吸気量が増加することにより、コア51の入口側端面51aにおける吸気量分布の偏りの度合いが減少し、吸気の冷却効率が高まる。
図6は、図2とは異なる接続形態の、インタークーラ36の入口側ヘッダ52xと接続管35の断面図である。図6は、コア側面対向方向から見たインタークーラ36の入口側ヘッダ52xと接続管35の断面を示す。
図6では、接続管35の出口側部分35aが入口側ヘッダ52xの下側に接続されているが、αが60度以上で90度未満の角度(ここでは約70度)であるため、二点鎖線の矢印A3で示すように、接続管35からの吸気は、コア51の入口側端面51aの上側部分UAだけに向かい、図6の下側部分LAには直接的には向かわない。
そして、図6の場合、接続管35は、コア側面対向方向から入口側ヘッダ52をみたときに、吸気が上側部分UAに向かうように、入口側ヘッダ52に接続されている。
よって、接続管35の出口側部分35aから吐出する吸気により、入口側ヘッダ52xの下側部分LAの領域近傍の空間の圧力が低下する。
しかし、図6の場合、接続管35の出口側部分35aの内周面のうち、中心軸cAに対して入口側端面51aの下側部分LA(すなわち吸気が直接的に向かわない部分)側の領域である領域RDの表面には、複数の凹部CVが設けられている。すなわち、図6に示すように、接続管35の出口側部分35aの中心軸cAを含みかつコア51の入口側端面51aに直交する平面に対して直交する方向から、接続管35の出口側部分35aを見たときに、中心軸cAに対して下側部分LA側の領域RDの表面に複数の凹部CVが設けられている。
従って、図6のような場合であっても、粗面である領域RDの表面の流動抵抗は、滑面である領域RSの表面よりも大きい。そのため、領域RDの表面では、吸気の剥離が生じにくく、領域RDの表面近傍の吸気の流れが遅くなり、入口側ヘッダ52x内の空間LPA(二点鎖線で示す)に向けての吸気量が増える。その結果、空間LPAの低圧が緩和されて、入口側ヘッダ52の下側部分LAに隣接する空間LPAへ流入する吸気量が増加する。
以上のように、インタークーラの接続管35の出口側部分35aの断面積がコア51の入口側の端面面積よりも小さく、かつ接続管35の出口側部分35aの中心軸cAがコアの入口側端面に直交する方向に対し角度を持って吸気管がインタークーラに接続される場合がある。
そのような場合であっても、上述した本実施の形態によれば、簡単な構造で、過給された吸気をインタークーラのコアに効率良く流入させて吸気の冷却効率を向上させることができる、インタークーラの吸気装置を提供することができる。
以上の実施の形態に記載した発明は、それらの形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、各形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
10 吸気装置、
11 エンジン、
12、13 シリンダブロック、
14,15 シリンダヘッド、
16 吸気ポート、
17 排気ポート、
20 排気装置、
21 コンプレッサ、
22 タービン、
23 ターボチャージャ、
30 吸気経路、
31 エアクリーナボックス、
32 吸気管、
33 接続管、
34 吸気ダクト、
35 接続管、
35a 出口側部分、
36 インタークーラ、
37 スロットルバルブ、
38 吸気マニホールド、
40 排気経路、
41 排気マニホールド、
42 排気管、
51 コア、
51a 入口側端面、
51b 出口側端面、
52、52x 入口側ヘッダ、
53 出口側ヘッダ。

Claims (5)

  1. エンジンの吸気を冷却するインタークーラと、
    前記インタークーラのコアへ前記吸気を供給するために、前記コアの入口側端面に直交する方向に対して0度を除く角度だけ傾いて、前記インタークーラの入口側ヘッダに接続された接続管と、
    前記接続管の内周面上において、前記接続管の出口側部分の中心軸に対して、前記接続管の断面が前記中心軸に沿って前記入口側端面上に投影された前記入口側端面の第1の領域以外の前記入口側端面上の第2の領域側に設けられた粗面と、
    を有する、エンジンの吸気装置。
  2. 前記入口側端面に直交する方向からみたときの前記入口側端面の形状は、長方形であり、
    前記第1の領域は、前記長方形の長手方向における一方の半分の領域に含まれ、
    前記第2の領域は、前記長方形の長手方向における他方の半分の領域に含まれる、
    請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
  3. 前記接続管は、前記入口側端面に直交する方向において前記コアに対して前記入口側ヘッダ側から前記入口側ヘッダをみたときに、前記第1の領域側で、前記入口側ヘッダに接続されている、
    請求項2に記載のエンジンの吸気装置。
  4. 前記接続管は、前記入口側端面に直交する方向において前記コアに対して前記入口側ヘッダ側から前記入口側ヘッダをみたときに、前記吸気が、前記第2の領域に向かうように、前記入口側ヘッダに接続されている、
    請求項2に記載のエンジンの吸気装置。
  5. 前記粗面は、前記中心軸に直交する前記接続管の前記出口側部分の断面において、前記内周面の半分以下の範囲に設けられている、請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
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