JP2023007261A - コーナー部布片およびこれを用いた布製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】布片を連結して立体形状物を製作する場合に、縫製等の手段を用いることなくコーナー部の処理をすることのできるコーナー部布片を提供する。【解決手段】コーナー部布片Qの周辺に、基本布片と同一形状の第1切り込み11aを備えた第1周縁部および第2切り込み22aを備えた第2周縁部を有し、コーナー部布片Qの第1切り込み11aは基本布片の第2切り込みと各切り込みを一致させて嵌合し、コーナー部布片Qの第2切り込み22aは基本布片の第1切り込みと各切り込みを一致させて嵌合する。【選択図】図1

Description

この発明は、多数の偏平小片を連結することによって立体形状の布製品を構成することのできる布片に関するもので、特に、これら布製品のコーナー部を処理するためのコーナー部布片に関するものである。
本願出願人は、特許文献1(特許第4480791号公報)において、六角形の中央部と、該中央部の周縁に交互に位置する第1周縁部および第2周縁部とからなる布片であって、これらの第1周縁部および第2周縁部が前記六角形の一辺を共有すると共に第1周縁部が前記六角形の2つの頂点を共有し、第1周縁部と前記中央部との境界線にその辺の長さより短くその辺の1/4の長さより長い第1の切り込みを有し、第2周縁部と前記中央部との境界線にその辺の両端から、「辺の長さ-第1切り込みの長さ」の1/2の長さに等しいか又は僅かに長い第2の切り込みを有してなり、前記3つの第1切り込みは他の同一形状の異なる3布片の第2切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、前記3つの第2切り込みは前記3布片とは別の同一形状の異なる3布片の第1切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であることを特徴とする布片を開示した。
前記布片は機能的に非常に優れ、衣料、アクセサリー、帽子等を構成することができるが、これらの立体形状物を製作する場合において、所望の形状を実現するためには、部分的に縫製その他の固定方法が必要であり、布片の連結のみで立体形状物を製作することは困難であった。したがって、立体形状物を製作するために、まずは布片を連結して平面シートを製作し、平面シートを裁断する等して必要な部材を揃え、これらの部材を縫製その他の固定手段を使って繋げる必要があった。
本願出願人は、特許文献2(特許第5465201号公報)において、基本布片と連結可能な端部布片であって、該基本布片は、六角形の中央部と、該中央部の周縁に交互に位置する第1周縁部および第2周縁部とからなる布片であって、これらの第1周縁部および第2周縁部が前記六角形の一辺を共有し、第1周縁部と前記中央部との境界線にその辺の長さより短くその辺の1/4の長さより長い第1の切り込みを有し、第2周縁部と前記中央部との境界線にその辺の両端から、「辺の長さ-第1切り込みの長さ」の1/2の長さに等しいか又は僅かに長い第2の切り込みを有してなり、前記3つの第1切り込みは他の同一形状の異なる3布片の第2切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、前記3つの第2切り込みは前記3布片とは別の同一形状の異なる3布片の第1切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、該端部布片の一辺に、前記基本布片と同一形状の第1切り込みを備えた第1周縁部および第2切り込みを備えた第2周縁部を有し、端部布片の第1切り込みは基本布片の第2切り込みと各切り込みを一致させて嵌合し、端部布片の第2切り込みは基本布片の第1切り込みと各切り込みを一致させて嵌合することを特徴とする端部布片を開示した。
前記端部布片は基本布片との組み合わせによってバッグ等の立体形状物を製作することができるが、コーナー部については従来のバッグ等の縫製方法と同様の方法で製作する必要があった。
特許第4480791号公報 特許第5465201号公報
本発明は、布片を連結して立体形状物を製作する場合に、縫製等の手段を用いることなくコーナー部の処理をすることのできるコーナー部布片を提供することを目的とするものである。
本発明は、基本布片と連結可能なコーナー部布片であって、該基本布片は、六角形の中央部と、該中央部の周縁に交互に位置する第1周縁部および第2周縁部とからなる布片であって、これらの第1周縁部および第2周縁部が前記六角形の一辺を共有し、第1周縁部と前記中央部との境界線にその辺の長さより短くその辺の1/4の長さより長い第1の切り込みを有し、第2周縁部と前記中央部との境界線にその辺の両端から、「辺の長さ-第1切り込みの長さ」の1/2の長さに等しいか又は僅かに長い第2の切り込みを有してなり、前記3つ第1切り込みは他の同一形状の異なる3布片の第2切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、前記3つの第2切り込みは前記3布片とは別の同一形状の異なる3布片の第1切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、
該コーナー部布片は、前記基本布片の中央部と同一形状の2つの六角形が1つの頂点で直角に接したコーナー形状を有し、コーナー部布片の周辺に前記基本布片と同一形状の第1切り込みを備えた第1周縁部および第2切り込みを備えた第2周縁部を有し、前記コーナー形状において直角をなす隣り合う第1周縁部および第2周縁部の第1切り込みと第2切り込みは各々切り込みを一致させて嵌合し、前記コーナー部布片の他の第1切り込みは基本布片の第2切り込みと各切り込みを一致させて嵌合し、コーナー部布片の他の第2切り込みは基本布片の第1切り込みと各切り込みを一致させて嵌合することを特徴とする。
前記コーナー形状を4隅に有することが好ましい。
前記基本布片の第1周縁部が前記中央部の六角形の2つの頂点を共有するものであることが好ましい。
本発明の布製品は、前記した基本布片とコーナー部布片とから構成されるものである。
本発明のコーナー部布片は、布片を連結して立体形状物を製作する場合に、コーナー部において通常必要となる縫製等の固定手段が一切不要となるので、縫製の技術等が無くとも様々な立体形状物を布片の連結のみで製作することが可能となる。
本発明のコーナー部布片の正面図である。 本発明のコーナー部布片の変形例を示す正面図である。 本発明のコーナー部布片が用いられる基本布片の正面図である。 図1に示すコーナー部布片に図3に示す基本布片を平面に多数連結した状態を示す図である。 図2に示すコーナー部布片に図3に示す基本布片を平面に多数連結した状態を示す図である。 図4に示すコーナー部布片および多数の基本布片を立体に連結した状態を示す図である。 図5に示すコーナー部布片および多数の基本布片を立体に連結した状態を示す図である。
以下、本発明に係るコーナー部布片の実施形態を図面に基づいて説明するが、始めに基本布片について説明する。
図3は基本布片Pの正面図であり、布片は正六角形の中央部2と、中央部2の周縁に交互に位置する第1周縁部10、10、10および第2周縁部20、20、20とからなっている。
第1周縁部10、10、10と第2周縁部20、20、20とを交互に配置することにより、布片を平面的にほぼ無限に連結していくことが可能になる。
第1周縁部10および第2周縁部20は、それぞれ、中央部2の正六角形の一辺を共有
して中央部2と一体となっている。
第1周縁部10と中央部2との境界線には、共有する辺の長さより短くその辺の1/4の長さより長い第1の切り込み11が設けられている。
また、第2周縁部20と中央部2との境界線には、共有する辺の両端から、「辺の長さ-第1切り込みの長さ」の1/2の長さに等しいか又は僅かに長い切り込み22、22が設けられている。ここで、「僅かに長い」とは、次述する連結強度を保持することのできない長さを排除する趣旨である。
後記するように、第1切り込み11と第2切り込み22、22とは嵌合されて、布片同士が連結されるものである。従って、布片相互の連結強度を保持するために、第1切り込み11と第2切り込み22、22の長さとして、上記範囲の長さが必要である。第1切り込み11の好ましい長さは、共有する辺の1/4から3/4の長さであり、特に、共有する辺の1/2程度の長さが好ましい。
また、第1切り込み11と第2切り込み22、22の幅については、専ら、布片4の厚さに依存する。第1(第2)切り込み11、22は、布片の正面から背面に貫通している。
第1切り込み11の長さと第2切り込み22、22の長さに関してより具体的に述べれば、布片の材質、厚さ、用途にもよるが、皮革製で1mm程度の厚さの布片で鞄を製作する場合、図3において、正六角形の一辺の長さを例えば12mmとすれば、第1切り込み11が6mmで、第2切り込み22、22が3mmである。
中央部2の形状としては正六角形が最適である。正六角形は、布片を連結して隙間のない平面を構成することができ、布片の連結に際して方向性が自由であり、接続強度の点でも優れている。
正六角形以外であっても、点対称の六角形であれば、連結の方向性に規制を受けずに隙間なく平面を構成することができる点で好ましい。
点対称の六角形として、例えば、正六角形を一方向に潰した形状(6辺の長さが全て等しく、内角が120度でなく2種類ある六角形)、全ての内角が120度で辺の長さが2種類ある六角形、辺の長さ、内角共に2種類ある六角形を挙げることができる。但し、製品の用途によっては、上記六角形の短い接続辺は長い接続辺より接続強度が低下することを考慮する必要がある。
基本布片Pの大きさについては布片によって構成される製品の性質、大きさに多分に依存するものの、格別の制限はないが、例えば正六角形の場合であれば、一辺の長さが6~900mmの範囲とすることが好ましい。
第1周縁部10および第2周縁部20の形状には特別の制限はないが、製造の容易さ等、布片の製造条件に加えて、第1(第2)周縁部10、20としてのデザイン性が考慮される。即ち、第1(第2)周縁部10、20の形状については、布片によって構成される製品の裏面(場合によっては、表面)の意匠を決定づけるからである。また、布片の裏面は衣料としたときにはその保温性・保湿性や肌触りなどの機能にも大きく関わることになるから、布片を適用する用途に応じて、形状のほか、前記布片の素材、厚みを決定すべきである。
図3に示す本実施形態では、第1(第2)周縁部10、20の形状を三角形としたが、矩形、台形、半円形、半楕円形等とすることもできる。三角形とした場合、布片同士を接続し易くなることに加えて、第1周縁部10と第2周縁部20が重なることがないので、薄手の立体形状物を製作し易くなると云う特徴がある。
第1周縁部10または第2周縁部20と中央部2との境界線となる継ぎ幅の長さは、前記六角形の辺の長さと等しい。継ぎ幅が六角形の辺の長さより短いと、接続強度が低下する場合がある。一方、六角形の辺の長さより長い継ぎ幅は、一枚の布地から得ることは困難である。
第1周縁部10および第2周縁部20の継ぎ長さ(継ぎ幅の長さに対する垂直方向の長さ)については、格別の制限はないが、布片4が引っ張られたときに簡単に外れない程度の長さとすることが必要である。図3に示す正六角形の一辺の長さを12mmとすれば、継ぎ長さは7mm程度となる。また、布片および布製品のデザイン性を重視して、7mm以上とすることも可能である。
また、基本布片Pの形状を、第1周縁部10の継ぎ幅の長さが正六角形の中央部2の辺の長さと等しいものとすれば(即ち、第1周縁部が正六角形の2つの頂点を共有するものであれば)、基本布片Pの中央部2の隅角部が浮き上がることがないので好ましい。
第1周縁部10の継ぎ幅の長さが正六角形の中央部2の辺の長さと等しければ、第2周縁部20の継ぎ幅の長さが正六角形の中央部2の辺の長さに満たない(即ち、第1周縁部は正六角形の2つの頂点を共有するが、第2周縁部は正六角形の2つの頂点を共有しない)場合であっても、基本布片Pの中央部2の隅角部が浮き上がることがない。
布片の厚みはその素材や適用される製品によって決定される。一般的には、接続し易いものは強度が弱いと考えられるが、反対に分離し易くなるから、この点を勘案すべきである。通常、布片の厚みは5mm以下とすることが好ましく、0.1~3mm程度がさらに好ましい。
本発明において布片の素材としては、折り曲げることができる柔軟さを備えたシート状のものであれば良く、天然繊維やナイロン、ポリエステルその他の合成繊維、合成樹脂、合成ゴム等からなる種々の織布、不織布、レース、フェルト、等が例示される。また、皮革、スウェード等も用いることができる。
これらの中でも、不織布、フェルト、皮革、スウェード等は、材料シートをカットした後の端部がほつれず、レーザーカッターまたは型押しによるカッティング操作が容易である点で優れた材料である。
以上説明してきた布片は、第1周縁部10の第1切り込み11と他の布片の第2周縁部20の第2切り込み22、22とを嵌合させることによって、多数の布片を平面状に連結させ、各種布製品を製作することができる。
より具体的には、第2周縁部20の第2切り込み22、22を折り曲げて、他の布片の第1周縁部10の第1切り込み11に差込み、第1切り込み11と第2切り込み22、22とを嵌合させることによって、多数の布片を平面状に連結させ、各種布製品を製作することができる。
次に、コーナー部布片を説明する。
図1において、コーナー部布片Qは、基本布片Pの中央部と同一形状の2つの六角形が1つの頂点Vaで直角に接したコーナー形状Xaを4隅に有する。また、コーナー部布片Qの基体2aの周辺に、基本布片Pと同一形状の第1切り込み11aを備えた第1周縁部10aと、基本布片Pと同一形状の第2切り込み22a、22aを備えた第2周縁部20aを有している。前記コーナー形状Xaの周辺における第1周縁部30aおよび第2周縁部40aは頂点Vaにおいて直角をなしている。第1周縁部30aの切り込み31aは切り込み11aと、第2周縁部40aの切り込み44aは切り込み22aとそれぞれ同一形状である。
図2は、コーナー部布片の変形態様を示している。
コーナー部布片Rは、その基体2bの形状がコーナー部布片Qと相違するが、その他の点ではコーナー部布片Qと異ならない。コーナー部布片Qと同じように、基本布片Pの中央部と同一形状の2つの六角形が1つの頂点Vbで直角に接したコーナー形状Xbを4隅に有する。また、コーナー部布片Qと同じように、その基体2bに第1周縁部10bと第2周縁部20bとを有している。前記コーナー形状Xbの周辺における第1周縁部30bおよび第2周縁部40bは頂点Vbにおいて直角をなしている。第1周縁部30bの切り込み31bは切り込み11bと、第2周縁部40bの切り込み44bは切り込み22bとそれぞれ同一形状である。
コーナー部布片Q、Rの第1周縁部および第2周縁部の形状については、前記した基本布片Pの説明が当てはまる。
また、コーナー部布片Q、Rの素材、厚みについては、前記した基本布片Pの説明が当てはまる。
コーナー部布片Q、Rの大きさについては構成される製品の性質、大きさに多分に依存するものの、格別の制限はない。図1に示す実施形態において、コーナー部布片Qの第1周縁部10a、30aおよび第2周縁部20a、40aの数は各々44個だが、基本布片Pによって構成される製品の大きさによっては、第1周縁部および第2周縁部の数もこれに対応して増減することができる。また、基本布片P自体の大きさが大きくなったり小さくなったりする場合、コーナー部布片Q、Rをこれに合わせた大きさとすることができる。
図4は、本発明のコーナー部布片Qおよび多数の基本布片Pを平面に連結した状態を示している。
コーナー部布片Qの第1切り込み11aは基本布片Pの第2切り込み22、22と各切り込みを一致させて嵌合し、コーナー部布片Qの第2切り込み22a、22aは基本布片Pの第1切り込み11と各切り込みを一致させて嵌合する。
即ち、コーナー部布片Qおよび基本布片Pは、コーナー部布片Qの第1周縁部10aの第1切り込み11aと基本布片Pの第2周縁部20の第2切り込み22、22を一致させて嵌合し、コーナー部布片Qの第2周縁部20aの第2切り込み22a、22aと基本布片Pの第1周縁部10の第1切り込み11を一致させて嵌合することにより連結されている。この状態において、コーナー部布片Qの第1周縁部10aは基本布片Pの中央部2の裏面に位置し、基本布片Pの第2周縁部20はコーナー部布片Qの基体2aの裏面に位置することになる。また、コーナー部布片Qの第2周縁部20aは基本布片Pの中央部2の裏面に位置し、基本布片Pの第1周縁部10はコーナー部布片Qの基体2aの裏面に位置することになる。
図5は、本発明のコーナー部布片Rおよび多数の基本布片Pを平面に連結した状態を示している。
コーナー部布片Rの第1切り込み11bは基本布片Pの第2切り込み22、22と各切り込みを一致させて嵌合し、コーナー部布片Rの第2切り込み22b、22bは基本布片Pの第1切り込み11と各切り込みを一致させて嵌合する。
コーナー部布片Rおよび基本布片Pは、コーナー部布片Rの第1周縁部10bの第1切り込み11bと基本布片Pの第2周縁部20の第2切り込み22、22を一致させて嵌合し、コーナー部布片Rの第2周縁部20bの第2切り込み22b、22bと基本布片Pの第1周縁部10の第1切り込み11を一致させて嵌合することにより連結されている。この状態において、コーナー部布片Rの第1周縁部10bは基本布片Pの中央部2の裏面に位置し、基本布片Pの第2周縁部20はコーナー部布片Rの基体2bの裏面に位置することになる。また、コーナー部布片Rの第2周縁部20bは基本布片Pの中央部2の裏面に位置し、基本布片Pの第1周縁部10はコーナー部布片Rの基体2bの裏面に位置することになる。
図6は図4に示すコーナー部布片Qおよび多数の基本布片Pを立体に連結した状態を示している。
図4において、コーナー部布片Qのコーナー形状Xaにおいて直角をなす隣り合う第1周縁部30aおよび第2周縁部40aの第1切り込み31aと第2切り込み44aの切り込みを一致させて嵌合することにより、コーナー部布片Qをベースに周囲の4つの面が立ち上がる。さらに、4つの面のそれぞれについて基本布片P同士を連結することによって立体形状物を製作することができる(図6参照)。
図7は図5に示すコーナー部布片Rおよび多数の基本布片Pを立体に連結した状態を示している。
図5において、コーナー部布片Rのコーナー形状Xbにおいて直角をなす隣り合う第1周縁部30bおよび第2周縁部40bの第1切り込み31bと第2切り込み44bの切り込みを一致させて嵌合することにより、コーナー部布片Rをベースに周囲の4つの面が立ち上がる。さらに、4つの面のそれぞれについて基本布片P同士を連結することによって立体形状物を製作することができる(図7参照)。
本発明のコーナー部布片は、布片を連結して立体形状物を製作する場合に、コーナー部において通常必要となる縫製等の固定手段が一切不要となるので、縫製の技術等が無くとも様々な立体形状物を布片の連結のみで製作することが可能となる。
P 基本布片
Q、R コーナー部布片
2 基本布片の中央部
2a、2b 基体
10 基本布片の第1周縁部
10a、10b コーナー部布片の第1周縁部
11 基本布片の第1切り込み
11a、11b コーナー部布片の第1切り込み
20 基本布片の第2周縁部
20a、20b コーナー部布片の第2周縁部
22 基本布片の第2切り込み
22a、22b コーナー部布片の第2切り込み
30a、30b コーナー部布片の第1周縁部
31a、31b コーナー部布片の第1切り込み
40a、40b コーナー部布片の第2周縁部
41a、44b コーナー部布片の第2切り込み
Xa、Xb コーナー形状
Va、Vb 頂点

Claims (4)

  1. 基本布片と連結可能なコーナー部布片であって、
    該基本布片は、六角形の中央部と、該中央部の周縁に交互に位置する第1周縁部および第2周縁部とからなる布片であって、これらの第1周縁部および第2周縁部が前記六角形の一辺を共有し、第1周縁部と前記中央部との境界線にその辺の長さより短くその辺の1/4の長さより長い第1の切り込みを有し、第2周縁部と前記中央部との境界線にその辺の両端から、「辺の長さ-第1切り込みの長さ」の1/2の長さに等しいか又は僅かに長い第2の切り込みを有してなり、前記3つ第1切り込みは他の同一形状の異なる3布片の第2切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、前記3つの第2切り込みは前記3布片とは別の同一形状の異なる3布片の第1切り込みと各々切り込みを一致させて嵌合し連結可能であり、
    該コーナー部布片は、前記基本布片の中央部と同一形状の2つの六角形が1つの頂点で直角に接したコーナー形状を有し、コーナー部布片の周辺に前記基本布片と同一形状の第1切り込みを備えた第1周縁部および第2切り込みを備えた第2周縁部を有し、
    前記コーナー形状において直角をなす隣り合う第1周縁部および第2周縁部の第1切り込みと第2切り込みは各々切り込みを一致させて嵌合し、
    前記コーナー部布片の他の第1切り込みは基本布片の第2切り込みと各切り込みを一致させて嵌合し、コーナー部布片の他の第2切り込みは基本布片の第1切り込みと各切り込みを一致させて嵌合することを特徴とするコーナー部布片。
  2. 前記コーナー形状を4隅に有する請求項1記載のコーナー部布片。
  3. 前記基本布片の第1周縁部が前記中央部の六角形の2つの頂点を共有するものである請求項1または2記載のコーナー部布片。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の基本布片とコーナー部布片とから構成されてなる布製品。
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