JP2023006680A - 物品処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023006680000001
【課題】 無菌チャンバの中央部分に空気の流れを形成して、無菌状態を維持する。
【解決手段】 内部が無菌状態に維持された無菌チャンバ3と、当該無菌チャンバ3に無菌エアを供給する給気手段と、上記無菌チャンバ3から空気を排出する排気手段と、上記無菌チャンバ3の内部に設けられるとともに、容器1(物品)を保持する保持手段14を環状の移動経路に沿って移動させる搬送手段4と、上記搬送手段4による物品の搬送経路に沿って設けた計量手段6、充填手段7(物品処理手段)とを備えた薬剤充填装置2(物品処理装置)に関する。
上記搬送手段4は上記保持手段14を環状の移動経路に沿って移動させ、上記排気手段が上記無菌チャンバ3から空気を排出するための排気口12を、上記保持手段14の移動経路の内側に設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は物品処理装置に関し、詳しくは無菌チャンバの内部に搬送手段や物品処理手段を備えた物品処理装置に関する。
従来、内部が無菌状態に維持された無菌チャンバの内部に、物品を保持する保持手段を移動させる搬送手段と、上記搬送手段による物品の搬送経路に沿って設けた物品処理手段とを備えた物品処理装置が知られている(特許文献1)。
このような無菌チャンバを備えた物品処理装置では、上記無菌チャンバの内部の無菌状態を維持するため、上方から下方に向けて無菌エアのラミナフローを形成することが行われている。
特開2012-116495号公報
しかしながら、上述したような搬送手段や物品処理手段を無菌チャンバの内部に収容すると、無菌チャンバの内部空間が大きくなってしまい、当該無菌チャンバの中央部分の空気の流れが滞ることから、無菌状態の維持ができなくなる恐れがあった。
このような問題に鑑み、本発明は無菌チャンバの中央部分にも空気の流れを形成して、無菌状態を維持するようにした物品処理装置を提供するものである。
すなわち請求項1の発明にかかる物品処理装置は、内部が無菌状態に維持された無菌チャンバと、当該無菌チャンバの上方から無菌エアを供給する給気手段と、上記無菌チャンバの下方から空気を排出する排気手段と、上記無菌チャンバの内部に設けられるとともに、物品を搬送する搬送手段と、上記搬送手段による物品の搬送経路に沿って設けた物品処理手段とを備えた物品処理装置において、
上記搬送手段は上記物品を保持する保持手段を備えるとともに、当該保持手段を環状の移動経路に沿って移動させ、上記排気手段が上記無菌チャンバから空気を排出するための排気口を、上記保持手段の移動経路の内側に設けたことを特徴としている。
上記発明によれば、搬送手段による保持手段の移動経路を環状とし、排気口を当該移動経路よりも内側に設けたことで、上記無菌チャンバの上方から下方に向かうラミナフローを、空気の流れが滞りやすい無菌チャンバの中央部分に形成することができる。
また、搬送手段の内側に排気口を設けたことで、物品を保持する保持手段の移動に伴って発生する粉塵が内側の排気口に向けて流れ、上記粉塵が物品に付着してしまうのを防止することができる。
本実施例にかかる薬剤充填装置の平面図 薬剤充填装置の側面図 搬送手段を構成する保持手段の平面図 搬送手段の部分断面図 計量手段および充填手段についての平面図
以下図示実施例について説明すると、図1は物品としての容器1に薬剤を充填する物品処理装置としての薬剤充填装置2を示し、本実施例の薬剤充填装置2はシリンジ1Aおよびバイアル1Bの2種類の容器1に薬剤を充填することが可能となっている。
上記薬剤充填装置2は、内部が無菌状態に維持された無菌チャンバ3と、無菌チャンバ3の内部に設けられるとともに上記容器1を搬送する搬送手段4と、無菌チャンバ3の内部に空の容器1を供給する容器供給手段5と、容器1の重量を計量する計量手段6と、上記容器1に薬剤を充填する充填手段7と、上記容器1にキャップを装着する打栓手段8と、上記容器1を排出する容器排出手段9とを備え、これらは図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
上記シリンジ1Aは先端部に注射針を装着可能なテーパ状の針装着部が形成されたガラス製または樹脂製の筒状の容器となっており、当該シリンジ1Aに薬剤を充填する際には、キャップを装着した針装着部を下方に向けた状態で搬送するとともに、フランジの形成された基部側の開口部より薬剤を充填するようになっている。また上記開口部には上記打栓手段8においてゴム製のキャップが打栓されるようになっている。
一方、上記バイアル1Bは有底筒状を有したガラス製の容器となっており、上部には開口部が形成されるとともに、底部は平坦に形成されている。また開口部には上記打栓手段8においてゴム製のキャップが打栓されるようになっている。
このように、上記シリンジ1Aとバイアル1Bとは形状が異なることから、従来は別々の薬剤充填装置2を用いて薬剤の充填を行っていたが、本実施例ではこれらの容器1を一台の薬剤充填装置2で処理することを可能とするものである。
シリンジ1Aおよびバイアル1Bの2種類の容器1を処理するため、本実施例の薬剤充填装置2では、上記搬送手段4がシリンジ1Aおよびバイアル1Bを平行に設けた内側搬送経路CAおよび外側搬送経路CBで搬送するようになっている。
本実施例では、上記シリンジ1Aを内側搬送経路CAによって搬送し、上記バイアル1Bを上記内側搬送経路CAと並行に設けた外側搬送経路CBによって搬送するようになっている。
また上記容器供給手段5、計量手段6、充填手段7、打栓手段8、容器排出手段9は、それぞれ本発明にかかる物品処理手段を構成しており、後に詳述するように、制御手段はこれらの物品処理手段に対し、上記内側搬送経路CAを搬送されるシリンジ1Aに対しては内側用運転モードによって処理を行い、上記外側搬送経路CBを搬送されるバイアル1Bに対しては外側用運転モードによって処理を行うようになっている。
上記無菌チャンバ3の内部空間は、上述した上記搬送手段4や計量手段6、充填手段7等を収容可能な大きさに形成されており、無菌チャンバ3の外部には、図示しないが無菌エアを供給するための給気手段と、無菌チャンバ3内の空気を排出するための排気手段とが設けられている。
図2に示すように、上記給気手段は上記無菌チャンバ3の上部に設けた給気口11から無菌エアを供給するようになっており、図1には図示しないが、上記給気口11は無菌チャンバ3の複数個所に設けられている。
これに対し、上記排気手段は無菌チャンバ3の下部に排気口12を備えており、また上記排気口12には従来公知のHEPAユニットが設けられており、排出する空気を清浄化するようになっている。
このような構成とすることで、無菌チャンバ3の内部の給気口11から供給された無菌エアは、当該無菌チャンバ3の上方から下方に向けてラミナフローを形成して、上記排気口12から排出されるようになっている。
そして本実施例の排気口12は、上記搬送手段4の内側、具体的には上記搬送手段4を構成する保持手段14の移動経路の内周側に配置されており、また排気口12は上記搬送手段4による容器1の搬送高さよりも低い位置に設けられている。
このように、排気口12を搬送手段4の内側に配置することで、当該排気口12が無菌チャンバ3の略中央に配置されることとなり、上述したように上記搬送手段4や計量手段6、充填手段7といった物品処理手段を収容可能な大きな内部空間を有する無菌チャンバ3の内部において、空気の流れが滞りやすい中央部分に空気の流れを形成し、無菌状態を維持するようになっている。
さらに、後述するように本実施例の搬送手段4の駆動手段は保持手段14の移動経路よりも内周側に設けられているため、駆動手段より発生した粉塵を搬送手段4の内側に設けた排気口12より吸引して、容器1や薬剤に粉塵が進入しないようにすることができる。
なお上記排気口12については、上記搬送手段4の内側であれば複数個所に設けるようにしてもよい。
上記搬送手段4は、無端状の長円状に設けられたレール13と、上記レール13に沿って移動するとともに容器1を保持する複数の保持手段14と、上記保持手段14を上記レール13に沿って個別に移動させる駆動手段15とを備えている。
上記レール13は上記直線部分と円弧状部分とからなる略長円状に配置されており、また図2に示すように当該レール13は複数間隔で設けられた柱状部材13aによって上記無菌チャンバ3の床面に対して所要の高さに設けられている。
このように上記レール13を複数の柱状部材13aによって支持することで、無菌チャンバ3内を流通する空気は柱状部材13aと柱状部材13aとの間を流通して、上記搬送手段4の内側に配置された排気口12に向けて流通するようになっている。
図3は上記保持手段14の平面図を示している。本実施例では、一つの保持手段14は一つの容器1を保持するようになっており、上記制御手段が駆動手段15を制御することにより、各保持手段14を個別に移動させることが可能となっている。
また本実施例の保持手段14は、シリンジ1Aを保持するための内側用保持手段14Aと、バイアル1Bを保持するための外側用保持手段14Bとを交換して使用するようになっている。
内側用保持手段14Aと外側用保持手段14Bとは共通の構成を有しており、容器1を把持する一対の把持部材16と、上記把持部材16を開閉させる開閉手段17とを備えている。
上記把持部材16は、向き合う位置に上記容器1を把持するための凹部16aが形成されており、上記把持部材16が開閉手段17によって閉鎖状態になると、上記凹部16aと凹部16aとの間に容器1が収容され、保持手段14によって容器1が把持されることとなる。
上記凹部16aは把持する容器1によって異なる位置に設けられており、上記シリンジ1Aを保持する内側用保持手段14Aの凹部16aは上記内側搬送経路CAの位置に形成され、バイアル1Bを保持する外側用保持手段14Bの凹部16aは上記外側搬送経路CBの位置に形成されている。
上記開閉手段17は、揺動軸17aに対して揺動可能に設けられた2つのアーム17bを備え、各アーム17bの一方の端部にはそれぞれ上記把持部材16が固定されるとともに、これらのアーム17bには図示しないカムが設けられている。これにより、両アーム17bが連動して揺動して上記把持部材16が開閉するようになっている。
上記両アーム17bの把持部材16側の端部にはバネ17cが設けられており、当該バネ17cは上記把持部材16を接近させる方向、すなわち保持手段14を閉鎖状態に付勢するようになっている。
また一方のアーム17bは上記レール13側に突出するように設けられており、その先端にはカムフォロア17dが設けられている。上記カムフォロア17dを押圧すると、上記アーム17bが上記揺動軸17aを中心に揺動するため、上記把持部材16が開閉するようになっている。
そして上記カムフォロア17dの内側には、図示しない駆動手段によって駆動される開閉バー18が設けられており、当該開閉バー18は容器1の搬送経路に沿って直交する方向に進退動するように設けられている。
上記開閉バー18によって上記カムフォロア17dをレール13の内側から外側に向けて押圧すると、上記把持部材16が揺動して開放状態となり、その状態から開閉バー18が外側から内側に向けて移動すると、上記把持部材16が上記バネ17cの付勢力によって閉鎖状態となる。
上記開閉バー18は、図1に示すように上記搬送手段4に沿って設けられた上記容器供給手段5、計量手段6、容器排出手段9のそれぞれに隣接した位置に設けられており、また複数の保持手段14のカムフォロア17dを同時に押圧して同時に開閉させるよう、搬送方向に所定の長さを有している。
上記駆動手段15は従来公知のリニア駆動によって上記保持手段14を移動させるようになっており、図4に示すように、上下に平行に設けられたレール13とレール13との間に設けられた複数の電磁コイル19と、上記保持手段14を保持するとともに上記電磁コイル19との間で生じさせた電磁誘導により移動するシャトル20とによって構成されている。
上記シャトル20は、上記電磁コイル19に近接した位置に設けられた永久磁石20aと、上記永久磁石20aの上下に設けられるとともに上記レール13に係合するローラ20bとを備えている。
そして上記シャトル20の上部には上記保持手段14が設けられており、上記シリンジ1Aを保持する内側用保持手段14Aとバイアル1Bを保持する外側用保持手段14Bとを交換する際には、上記シャトル20から保持手段14を取り外して行うか、シャトル20ごと交換するようになっている。
上記構成により、上記制御手段が各電磁コイル19を制御することで、各シャトル20を移動させることができ、当該シャトル20に設けられた保持手段14を移動させることが可能となっている。
また制御手段は各保持手段14の位置を認識するとともに、各保持手段14の位置に対応して、保持手段14に把持されたシリンジ1Aやバイアル1Bの重量を記憶することが可能となっている。
上記容器供給手段5は、シリンジ1Aやバイアル1Bを図示しないネストと呼ばれるグリットに収容し、ネストごと搬送用容器21に収容した状態で無菌チャンバ3の外部から搬入するようになっており、上記搬送用容器21を搬送するベルトコンベヤ5aと、当該ベルトコンベヤ5aの搬送用容器21からシリンジ1Aやバイアル1Bを取り出して上記搬送手段4の保持手段14に受け渡すロボット5bとを備えている。
上記ベルトコンベヤ5aは、予め滅菌されたシリンジ1Aやバイアル1Bを収容した搬送用容器21を無菌チャンバ3の外部から内部へと搬送すると、当該搬送用容器21を上記搬送手段4に隣接した位置に停止させる。
一方上記搬送手段4は、上記制御手段によって複数の保持手段14を容器供給手段5に隣接した位置に停止させ、当該保持手段14の停止位置には上記開閉バー18が設けられている。
上記ロボット5bは、先端に複数の保持ヘッドを備えており、上記保持ヘッドによって搬送用容器21に収容された容器1を保持すると、これを上記開閉バー18によって開放状態とされた保持手段14に移動させ、当該保持手段14に容器1を受け渡すようになっている。
なお、上記ロボット5bの構成自体は従来公知であるため、詳細な構成についての説明は省略するものとする。
ここで、本実施例の容器供給手段5は、処理する容器1がシリンジ1Aかバイアル1Bであるかに応じて、上記制御手段によって上記内側用運転モードもしくは外側用運転モードによって制御されるようになっている。
つまり容器供給手段5では、上記シリンジ1Aやバイアル1Bがそれぞれ異なる間隔や配置で上記搬送用容器21に収容された状態で供給され、また搬送手段4の保持手段14も内側用保持手段14Aと外側用保持手段14Bとでシリンジ1Aまたはバイアル1Bを保持する位置が異なるため、ベルトコンベヤ5aやロボット5bの制御を異ならせる必要がある。
つまり、シリンジ1Aを処理する場合、上記内側用保持手段14Aの凹部16aは上記内側搬送経路CAの位置に形成されているため、ロボット5bはこの内側搬送経路CA上にシリンジ1Aを移動させて、上記内側用保持手段14Aによってシリンジ1Aを把持させるように制御する。
これに対し、バイアル1Bを処理する場合、上記外側用保持手段14Bの凹部16aは上記外側搬送経路CBの位置に形成されているため、ロボット5bはこの外側搬送経路CB上にバイアル1Bを移動させて、上記外側用保持手段14Bによってバイアル1Bを把持させるように制御する。
次に、図5を用いて上記計量手段6および充填手段7について説明する。
上記計量手段6は上記搬送手段4による保持手段14の移動経路に沿って4個の秤量器6aを上流側および下流側に離隔した位置に2組備えており、各組の秤量器6aに隣接した位置には、それぞれ保持手段14と秤量器6aとの間でシリンジ1Aを移動させるロボット6bが設けられている。
そして上記搬送手段4は、上記秤量器6aの設けられた位置に合わせて上記保持手段14を開閉させる開閉バー18を備えている。
上記秤量器6aは、上記容器1の重量を計量する際に当該容器1を下方から支持する受皿6cを備えており、上記受皿6cは上記外側搬送経路CBに沿って配置されている。
上記シリンジ1Aを処理する際、上記受皿6cは上流側および下流側の2組の秤量器6aに装着されるようになっており、その際装着される受皿6cは、上記シリンジ1Aの先端部を収容可能な形状を有したものとなっている。
一方、上記バイアル1Bを処理する際、上記受皿6cは上流側の4個の秤量器6aのみに装着され、後述するように下流側の秤量器6aは使用しない。また装着される受皿6cは上面が平坦で、かつ当該上面の高さが搬送手段4によって搬送されるバイアル1Bの底面と略同じ高さに設定されたものとなっている。
上記ロボット6bは上記シリンジ1Aを保持するための図示しない保持ヘッドを備えており、上記内側用保持手段14Aに保持されたシリンジ1Aを保持して上記外側搬送経路CBに配置された受皿6cに載置し、シリンジ1Aの計量が終了すると、受皿6cのシリンジ1Aを保持して各内側用保持手段14Aに受け渡すようになっている。
一方、バイアル1Bを処理する際には上記ロボット5bは使用されず、待機状態とされる。
上記充填手段7は、上記シリンジ1Aに薬剤を充填するための4個の充填ノズル7aAと、上記バイアル1Bに薬剤を充填するための4個の充填ノズル7aBとを備えており、それぞれ図示しない昇降手段によって昇降するとともに、図示しない薬剤供給手段から薬剤が供給されるようになっている。
上記シリンジ1Aに薬剤を充填するための4個の充填ノズル7aAは上記上流側および下流側に設けた2組の秤量器6aの間に設けられるとともに、上記内側搬送経路CAの上方に設けられている。
一方、上記バイアル1Bに薬剤を充填するための4個の充填ノズル7aBは上記上流側の4個の秤量器6aの受皿6cの上方に設けられており、したがって上記外側搬送経路CBの上方に設けられている。
上記打栓手段8は、上記シリンジ1Aの基部に形成された開口部にゴムキャップを装着するために設けた4つの打栓ヘッド8aAと、上記バイアル1Bの開口部にゴムキャップを装着するために設けた4つの打栓ヘッド8aBとを備え、これら打栓ヘッド8aAには図示しないキャップ供給手段によって上記バイアル1Bまたはシリンジ1Aに適合する上記ゴムキャップが供給されるようになっている。
上記シリンジ1A用の打栓ヘッド8aAは上記内側搬送経路CAの上方に設けられ、上記バイアル1B用の打栓ヘッド8aAは上記外側搬送経路CBの上方に設けられており、それぞれ図示しない昇降手段によって昇降可能に設けられている。
上記容器排出手段9は、上記シリンジ1Aを排出するためのシリンジ排出手段9Aと、バイアル1Bを排出するためのバイアル排出手段9Bとを備えている。
まず上記バイアル排出手段9Bは、上記打栓手段8の下流側に隣接した位置に設けられたベルトコンベヤ22と、当該ベルトコンベヤ22に隣接して設けられたロボット23によって構成され、搬送手段4にはバイアル排出手段9Bの位置に開閉バー18が設けられている。
このような構成により、上記バイアル1Bを把持した外側用保持手段14Bが上記ベルトコンベヤ22に隣接した位置に停止すると、上記ロボット23が上記外側用保持手段14Bに把持されたバイアル1Bを受け取り、これをベルトコンベヤ22上に載置する。するとベルトコンベヤ22は当該バイアル1Bを無菌チャンバ3の外部に設けられた図示しない後工程へと搬送する。
次に、上記シリンジ排出手段9Aは、上記搬送手段4におけるバイアル排出手段9Bの下流側、具体的にはバイアル排出手段9Bの下流側に隣接するレール13の円弧部分のさらに下流側に設けられている。
シリンジ排出手段9Aは、上部に複数のハカマを備えた搬送コンベヤ24と、当該搬送コンベヤ24に隣接して設けられたロボット25によって構成され、搬送手段4にはシリンジ排出手段9Aの位置に開閉バー18が設けられている。
このような構成により、上記シリンジ1Aを把持した内側用保持手段14Aが上記搬送コンベヤ24に隣接した位置に停止すると、上記ロボット25が上記内側用保持手段14Aに把持されたシリンジ1Aを受け取り、これを搬送コンベヤ24上のハカマに収容する。そして搬送コンベヤ24は上記シリンジ1Aを無菌チャンバ3の外部に設けられた図示しない後工程へと搬送する。
以下、上記構成を有する薬剤充填装置2の動作について説明する。
最初に、シリンジ1Aに対する動作から説明すると、予め上記搬送手段4には内側搬送経路CAでシリンジ1Aを搬送するための内側用保持手段14Aが装着され、計量手段6には上流側および下流側の秤量器6aにシリンジ1Aの受皿6cを装着し、充填手段7には上記内側搬送経路CAの上方に充填ノズル7aAを装着し、打栓手段8には上記内側搬送経路CAの上方に打栓ヘッド8aAを装着する。
この状態で、作業者が制御手段に対し、シリンジ1Aを処理するための内側用運転モードで処理を実行する旨の指示を行い、また上記容器供給手段5に対してシリンジ1Aを収容した搬送用容器21を供給する。
すると、制御手段は容器供給手段5を制御し、ベルトコンベヤ5aが上記搬送用容器21を搬送手段4に隣接した位置まで移動させ、このとき搬送手段4は4個の内側用保持手段14Aをベルトコンベヤ5aに隣接した位置に待機させるとともに、開閉バー18により開放状態としておく。
続いて容器供給手段5のロボット5bは搬送用容器21に収容されたシリンジ1Aを保持してこれを保持手段14に受け渡す。これにより、上記シリンジ1Aは上記内側用保持手段14Aによって内側搬送経路CAに保持されることとなる。
次に図5(a)に示すように、制御手段は搬送手段4を制御して、4個の保持手段14を上記計量手段6における上流側の4個の秤量器6aに隣接した位置まで移動させ、その後計量手段6のロボット6bを制御して、保持手段14から秤量器6aの受皿6cへとシリンジ1Aを移動させる。
上記上流側の4個の秤量器6aで空のシリンジ1Aの重量を計量したら、上記ロボット6bは計量後のシリンジ1Aを内側用保持手段14Aに受け渡し、制御手段は内側用保持手段14Aを上流側の秤量器6aと下流側の秤量器6aとの間に移動させる。
当該位置には内側搬送経路CAの上方に充填手段7の充填ノズル7aAが位置しており、制御手段は充填手段7を制御して、上記内側用保持手段14Aに保持されたシリンジ1Aに所定量の薬剤を充填する。
薬剤の充填が終了すると、搬送手段4は内側用保持手段14Aを下流側の4個の秤量器6aまで移動させ、計量手段6のロボット6bによって内側用保持手段14Aから秤量器6aの受皿6cへとシリンジ1Aを移動させ、薬剤の充填されたシリンジ1Aの重量を計量する。
制御手段では、上流側の秤量器6aで計量した空のシリンジ1Aの重量と、下流側の秤量器6aで計量した薬剤の充填されたシリンジ1Aの重量とから、充填された薬剤の充填量を算出する。
このようにしてシリンジ1Aに充填された薬剤の充填量が計量されたら、制御手段は内側用保持手段14Aを上記打栓手段8へと移動させ、内側搬送経路CAの上方に位置する打栓ヘッド8aAを用いてシリンジ1Aにゴムキャップを装着する。
そして、制御手段は上記保持手段14を上記容器排出手段9におけるシリンジ排出手段9Aへと移動させ、シリンジ排出手段9Aでは上記ロボット25が上記保持手段14のシリンジ1Aを搬送コンベヤ24に設けたハカマへと移載し、その後シリンジ1Aは無菌チャンバ3の外部に排出される。
次に、バイアル1Bに対する動作を説明する。この場合も、予め上記搬送手段4には外側搬送経路CBでバイアル1Bを搬送するための外側用保持手段14Bを装着し、計量手段6には上流側の秤量器6aにバイアル1B用の受皿6cを装着し、充填手段7には上記外側搬送経路CBの上方に充填ノズル7aBを装着し、打栓手段8では上記外側搬送経路CBの上方に打栓ヘッド8aBを装着する。
この状態で、作業者は制御手段に対してバイアル1Bを処理するための外側用運転モードで処理する旨の指示を行い、上記容器供給手段5に対してバイアル1Bを収容した搬送用容器21を供給する。
すると、制御手段は容器供給手段5を制御し、ベルトコンベヤ5aが上記搬送用容器21を搬送手段4に隣接した位置まで移動させると、上記ロボット5bが搬送用容器21に収容されたバイアル1Bを外側用保持手段14Bに受け渡す。
これにより、上記バイアル1Bは上記外側用保持手段14Bによって搬送手段4の外側搬送経路CBで保持されることとなる。
図5(b)に示すように、制御手段は搬送手段4を制御して、4個の外側用保持手段14Bを上記計量手段6における上流側の4個の秤量器6aの受皿6cの位置まで移動させ、その後保持手段14を開放状態とする。
これにより上記秤量器6aはバイアル1Bの重量の計量を開始し、その後制御手段は外側搬送経路CBの上方に設けた充填手段7の充填ノズル7aBを制御して、バイアル1Bへの薬剤の充填を開始する。
秤量器6aでは充填される薬剤の充填量を計量しており、制御手段は所定量の薬剤がバイアル1Bに充填されると薬剤の供給を停止させ、充填ノズル7Bを退避させ、上記外側用保持手段14Bがふたたびバイアル1Bを保持する。
その後、搬送手段4は薬剤の充填された外側用保持手段14Bを下流側の4個の秤量器6aを通過させて上記打栓手段8へと移動させ、外側搬送経路CBの上方に位置する打栓ヘッド8aBを用いてバイアル1Bにゴムキャップを装着する。
その後、搬送手段4は外側用保持手段14Bを上記容器排出手段9におけるバイアル排出手段9Bへと移動させ、上記ロボット23が上記外側用保持手段14Bからバイアル1Bを受け取ってこれをベルトコンベヤ22に移載し、当該バイアル1Bは無菌チャンバ3の外部に排出される。
そして、上記シリンジ1Aまたはバイアル1Bへの処理が行われる間、上記無菌チャンバ3の内部では上方に設けられた給気口11から無菌エアが供給され、無菌エアは下方に設けられた排気口12に向けてラミナフローを形成するようになっている。
さらに、上記排気口12を上記搬送手段4における上記保持手段14の移動経路よりも内側に設け、かつ上記搬送手段4の駆動手段15をバイアル1Bやシリンジ1Aの搬送軌跡よりも内側に設けている。
これにより、空気の流れが滞りやすかった無菌チャンバ3の中央部分での空気の流れを形成するとともに、上記保持手段14の移動に伴って発生する粉塵が容器1の搬送経路よりも内側の排気口12に向けて流れることから、上記粉塵が薬剤に混入されてしまうのを防止することができる。
また上記実施例によれば、形状の異なるシリンジ1Aおよびバイアル1Bを、それぞれ内側搬送経路CAおよび外側搬送経路CBを用いて搬送するとともに、上記計量手段6や充填手段7といった物品処理手段を、それぞれシリンジ1A用の内側用運転モードとバイアル1B用の外側用運転モードとを用いて制御するようになっている。
これにより、従来はシリンジ1Aおよびバイアル1Bのそれぞれについて専用の薬剤充填装置2を用いて薬剤の充填を行っていたのを、一台の薬剤充填装置2によって処理することが可能となる。
なお、上記実施例は無菌チャンバ3の内部でシリンジ1Aまたはバイアル1Bに薬剤を充填する薬剤充填装置2について説明したが、無菌チャンバ3の内部で物品を保持する保持手段14を循環移動させる搬送手段4を備えた物品処理装置であれば、その他の物品を処理するものであってもよい。
また上記実施例における搬送手段4はリニア駆動によって保持手段14を移動させる構成となっているが、例えばハカマと呼ばれる保持手段14に物品を収容した状態で搬送するカーブコンベヤとしてもよい。この場合も保持手段14の移動経路を循環経路とし、当該循環経路の内側に排出手段の排気口12を設けることで、粉塵が物品に付着してしまうのを防止することができる。
また、バイアル1Bの処理する際に、充填前後に軽量を行ってもよい。すなわち、下流側の秤量器6aにも受皿6cを設置し、秤量器6aの間の外側搬送経路CB上に充填ノズル7aBを設けるようにしてもよい。
1 容器(物品) 1A シリンジ
1B バイアル 3 無菌チャンバ
4 搬送手段 5 容器供給手段
6 計量手段 7 充填手段
8 打栓手段 9 容器排出手段
11 給気口 12 排気口
13 レール 14 保持手段
15 駆動手段

Claims (2)

  1. 内部が無菌状態に維持された無菌チャンバと、当該無菌チャンバの上方から無菌エアを供給する給気手段と、上記無菌チャンバの下方から空気を排出する排気手段と、上記無菌チャンバの内部に設けられるとともに、物品を搬送する搬送手段と、上記搬送手段による物品の搬送経路に沿って設けた物品処理手段とを備えた物品処理装置において、
    上記搬送手段は上記物品を保持する保持手段を備えるとともに、当該保持手段を環状の移動経路に沿って移動させ、上記排気手段が上記無菌チャンバから空気を排出するための排気口を、上記保持手段の移動経路の内側に設けたことを特徴とする物品処理装置。
  2. 上記搬送手段は、上記保持手段の移動経路に沿って無端状に設けたレールと、上記レールに設けられて上記保持手段を移動させる駆動手段とを備えており、
    上記駆動手段を、上記保持手段が保持する物品よりも当該保持手段の移動経路の内側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の物品処理装置。
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