JP2023006169A - 車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置 - Google Patents

車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】寸法制約下でも、ストッパの損傷を抑制することができる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置を提供することにある。【解決手段】この発明は、ベース2と、シャフト3と、ミラーアセンブリ4と、を備える。ベース2には、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62が設けられている。ミラーアセンブリ4には、複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fが設けられている。複数個の固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fと複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fのストッパ面710B、710F、720B、720Fとは、個々に当たる。この結果、この発明は、ストッパのストッパ面の接触面積を大きくして、多大な応力を分散させることができる。これにより、寸法制約下でも、ストッパの損傷を抑制することができる。【選択図】 図3

Description

この発明は、車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造に関するものである。また、この発明は、車両用アウトサイドミラー装置に関するものである。
車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、また、車両用アウトサイドミラー装置としては、たとえば、特許文献1に示すものがある。特許文献1の車両用ミラー装置(車両用ドアミラー装置)は、本体部が格納位置に配置された際に、ステーの禁止突起の禁止面(第1禁止面、第2禁止面)と駆動体の接触突起の接触面(第1接触面、第2接触面)とが面接触されて、本体部の回動が禁止される。ここで、本体部の回動径方向に対し禁止面及び接触面が傾斜されている。このため、禁止面と接触面との接触面積を大きくできて、禁止面及び接触面に作用する応力を小さくでき、禁止突起(禁止面)及び接触突起(接触面)の損傷を抑制できる。
特開2012-91742号公報
しかしながら、特許文献1の車両用ミラー装置を始めとする車両用アウトサイドミラー装置においては、デザイン(意匠)上、また、構造上、回転(傾倒。回動。以下、「回転」と称する)中心からの径方向の寸法に制約がある。
このため、前記の特許文献1の車両用ミラー装置は、禁止面と接触面との接触面積において制約を受け、禁止面と接触面との接触面積を大きくすることができない場合がある。これにより、前記の特許文献1の車両用ミラー装置は、禁止面及び接触面に作用する応力を小さくできず、禁止突起(禁止面)及び接触突起(接触面)の損傷を抑制できない場合がある。
そこで、かかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、また、かかる車両用アウトサイドミラー装置において、寸法制約下でも、ストッパの接触面積を大きくして、ストッパに作用する応力を分散させて、ストッパの損傷を抑制することが好ましい。
この発明が解決しようとする課題は、寸法制約下でも、ストッパの損傷を抑制することができる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置を提供することにある。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造は、車体に固定されるベースと、ベースに固定されているシャフトと、シャフトを介してベースに回転可能に取り付けられているミラーアセンブリと、を備える車両用アウトサイドミラー装置において、固定側のベースまたはシャフトの少なくともいずれか一方に設けられている複数個の固定側ストッパと、回転側のミラーアセンブリに設けられていて、ミラーアセンブリが所定位置に位置した時に、複数個の固定側ストッパに個々に当たる複数個の回転側ストッパと、を備え、複数個の固定側ストッパと複数個の回転側ストッパとが、それぞれ、ミラーアセンブリの回転中心を中心とする円周上に、設けられていて、複数個の固定側ストッパと複数個の回転側ストッパとが、同時に当たり、もしくは、複数個の固定側ストッパおよび複数個の回転側ストッパのうち、強度が高い固定側ストッパと回転側ストッパとが、強度が低い固定側ストッパと回転側ストッパとが当たる前に、当たる、ことを特徴とする。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、ミラーアセンブリの回転角度は、複数個の固定側ストッパの位置に基づいて、調整されている、ことが好ましい。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、複数個の固定側ストッパと複数個の回転側ストッパとは、それぞれ、ミラーアセンブリの回転中心を中心とする異なる径の円周上に、設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、複数個の固定側ストッパと複数個の回転側ストッパとは、それぞれ、ミラーアセンブリの回転中心方向であって、相互に向き合う方向に、突設されていて、複数個の固定側ストッパおよび複数個の回転側ストッパのうち、少なくとも1個の固定側ストッパおよび少なくとも1個の回転側ストッパにおいて、強度が低い側のストッパの突設方向に対して反対側の部分と強度が高い側のストッパの突設方向側の部分とは、強度が低い側のストッパの他の部分と強度が高い側のストッパの他の部分とが当たる前に、当たる、ことが好ましい。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、ミラーアセンブリは、ハウジングと、ハウジングに装備されているミラーユニットと、ハウジングおよびミラーユニットを、シャフトを介してベースに回転可能に取り付ける電動格納ユニット、もしくは、手動格納ユニットと、を備え、複数個の回転側ストッパは、電動格納ユニット、もしくは、手動格納ユニットに設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、電動格納ユニットは、シャフトと、シャフトに回転可能に取り付けられているケーシングと、ケーシングに取り付けられている電動格納ブラケットと、ケーシング内に収容されているモータおよび回転力伝達機構と、を備え、モータの回転力により、回転側のケーシングおよび電動格納ブラケットを介して、ハウジングおよびミラーユニットを、固定側のシャフトおよびベースに対して回転させ、複数個の回転側ストッパは、ケーシングまたは電動格納ブラケットの少なくともいずれか一方に設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造において、手動格納ユニットは、シャフトに回転可能に取り付けられている手動格納ブラケットを備え、手動により、回転側の手動格納ブラケットを介して、ハウジングおよびミラーユニットを、固定側のシャフトおよびベースに対して回転させ、複数個の回転側ストッパは、手動格納ブラケットに設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置は、車体に固定されるベースと、ベースに固定されているシャフトと、シャフトを介してベースに回転可能に取り付けられているミラーアセンブリと、この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造と、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置は、寸法制約下でも、ストッパの損傷を抑制することができる。
図1は、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置の実施形態1を示す正面図(車両の後側から前側を見た図)である。 図2は、車両の右側のドアに装備される右側の車両用アウトサイドミラー装置のミラーアセンブリの使用位置、後方格納位置(後方傾倒位置。以下、「後方格納位置」と称する)および前方格納位置(前方傾倒位置。以下、「前方格納位置」と称する)を示す平面図(図1におけるII矢視図)である。 図3は、ベースと電動格納ユニットとを示す分解斜視図である。 図4は、ミラーアセンブリが使用位置に位置している時の固定側ストッパと回転側ストッパの状態を示す一部横断面図(図1におけるIV-IV線断面図)である。 図5は、ミラーアセンブリが後方格納位置に位置している時の固定側ストッパと回転側ストッパの状態を示す一部横断面図(図4に対応する一部横断面図)である。 図6は、ミラーアセンブリが前方格納位置に位置している時の固定側ストッパと回転側ストッパの状態を示す一部横断面図(図4に対応する一部横断面図)である。 図7は、ミラーアセンブリが使用位置から後方格納位置に回転する後方回転角度(後方傾倒角度。以下、「後方回転角度」と称する)、および、ミラーアセンブリが使用位置から前方格納位置に回転する前方回転角度(前方傾倒角度。以下、「前方回転角度」と称する)を示す一部横断面説明図である。(A)は、ドライバー側(運転手席側。以下、「ドライバー側」と称する。)の車両用アウトサイドミラー装置の後方回転角度および前方回転角度を示す一部横断面説明図である。(B)は、パッセンジャー側(助手席側。以下、「パッセンジャー側」と称する。)の車両用アウトサイドミラー装置の後方回転角度および前方回転角度を示す一部横断面説明図である。 図8は、第1固定側ストッパと第1回転側ストッパの状態を示す展開説明図である。(A)は、ミラーアセンブリが使用位置に位置している時の第1固定側ストッパと第1回転側ストッパの状態を示す展開説明図である。(B)は、ミラーアセンブリが後方格納位置に位置している時の第1固定側ストッパと第1回転側ストッパの先当たりの状態を示す展開説明図である。(C)は、ミラーアセンブリが後方格納位置に位置している時の第1固定側ストッパと第1回転側ストッパの完全な当たりの状態を示す展開説明図である。(D)は、ミラーアセンブリが前方格納位置に位置している時の第1固定側ストッパと第1回転側ストッパの先当たりの状態を示す展開説明図である。(E)は、ミラーアセンブリが前方格納位置に位置している時の第1固定側ストッパと第1回転側ストッパの完全な当たりの状態を示す展開説明図である。 図9は、第2固定側ストッパと第2回転側ストッパの状態を示す展開説明図である。(A)は、ミラーアセンブリが使用位置に位置している時の第2固定側ストッパと第2回転側ストッパの状態を示す展開説明図である。(B)は、ミラーアセンブリが後方格納位置に位置している時の第2固定側ストッパと第2回転側ストッパの先当たりの状態を示す展開説明図である。(C)は、ミラーアセンブリが後方格納位置に位置している時の第2固定側ストッパと第2回転側ストッパの完全な当たりの状態を示す展開説明図である。(D)は、ミラーアセンブリが前方格納位置に位置している時の第2固定側ストッパと第2回転側ストッパの先当たりの状態を示す展開説明図である。(E)は、ミラーアセンブリが前方格納位置に位置している時の第2固定側ストッパと第2回転側ストッパの完全な当たりの状態を示す展開説明図である。 図10は、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置の実施形態2を示すベースと手動格納ユニットとを示す分解斜視図である。 図11は、ミラーアセンブリが使用位置に位置している時の固定側ストッパと回転側ストッパの状態を示す一部横断面図(図4に対応する一部横断面図)である。 図12は、ミラーアセンブリが後方格納位置に位置している時の固定側ストッパと回転側ストッパの状態を示す一部横断面図(図4に対応する一部横断面図)である。 図13は、ミラーアセンブリが前方格納位置に位置している時の固定側ストッパと回転側ストッパの状態を示す一部横断面図(図4に対応する一部横断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。図面において、符号「F」は「前」、「B」は「後」、「U」は上、「D」は「下」、「L」は「左」、「R」は「右」である。なお、図面においては、概略図であるため、主要部品を図示し、主要部品以外の部品の図示を省略し、また、ハッチングの一部を省略する。
(実施形態1の構成の説明)
図1から図9は、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造(以下、「ストッパ構造」と称する)、車両用アウトサイドミラー装置(以下、「ドアミラー装置」と称する)の構成について説明する。
(ドアミラー装置1の説明)
図中、符号1は、ドアミラー装置である。ドアミラー装置1は、図示されていない車両(自動車。以下、「車両」と称する。)の左右のドア(車体。以下、「ドア」と称する。)にそれぞれ装備される。車両の右側のドアに装備されるドアミラー装置1(1R)は、この例では、ドライバー側のドアミラー装置である。車両の左側のドアに装備されるドアミラー装置1(1L)は、この例では、パッセンジャー側のドアミラー装置である。
以下、車両の右側のドアに装備されるドアミラー装置1(1R)について説明する。なお、車両の左側のドアに装備されるドアミラー装置1(1L)は、車両の右側のドアに装備されるドアミラー装置1(1R)とほぼ同様の構成、すなわち、左右を反転させた構成をなすものであるから、詳細な説明を省略する。
ドアミラー装置1は、図1から図9に示すように、ベース2と、シャフト3と、ミラーアセンブリ4と、ストッパ構造(複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72F)と、を備えるものである。
(ベース2の説明)
ベース2は、図1から図6に示すように、ベースブラケット20と、上側の第1カバー部材21と、下側の第2カバー部材22と、を備えるものである。第1カバー部材21と第2カバー部材22とは、ベースブラケット20を、上下から挟み込んでカバーする。
ベースブラケット20は、強度が高い部材、この例では、アルミダイカストから構成されている。ベースブラケット20は、板形状の固定部23と、ステー形状の取付部24と、を有する。
固定部23は、ドア(車体)に、ガスケットなどを介在させて、スクリューなどにより、固定される。固定部23には、ハーネス挿通孔が設けられている。
取付部24の一端(この例では、左端)は、固定部23に一体に設けられている。ステー形状の取付部24の内部は、ドアの車体パネルやドアパネルに設けられている開口および固定部23のハーネス挿通孔を介して車両の内部と連通している。
取付部24の他端(この例では、右端)には、シャフト固定部25と後記の複数個の固定側ストッパ61B、61F、62とが、それぞれ、一体に設けられている。
第1カバー部材21および第2カバー部材22は、この例では、樹脂部材から構成されている。第1カバー部材21には、筒部26が、シャフト固定部25に対応して、一体に設けられている。
(シャフト3の説明)
シャフト3は、強度が高い部材、この例では、ベースブラケット20と同様にアルミダイカストから構成されている。シャフト3は、図3から図6に示すように、中空の円筒形状の軸部30と、中空の円板形状の固定部31と、から構成されている。
軸部30の中心線Oは、ミラーアセンブリ4の回転中心(あるいは、回転中心線、以下、「回転中心」と称する)である。固定部31は、シャフト固定部25のボス部にスクリューなどにより、固定される。この結果、シャフト3は、ベース2に固定されている。
(ミラーアセンブリ4の説明)
ミラーアセンブリ4は、図2に示すように、シャフト3を介してベース2に回転可能に取り付けられている。ミラーアセンブリ4は、軸部30の中心線Oを中心として、時計方向および反時計方向に回転する。
図2において、実線にて示されているミラーアセンブリ4は、使用位置に位置するミラーアセンブリである。同じく、図2において、一点鎖線にて示されているミラーアセンブリ4は、所定位置の後方格納位置に位置するミラーアセンブリである。同じく、図2において、二点鎖線にて示されているミラーアセンブリ4は、同じく所定位置の前方格納位置に位置するミラーアセンブリである。
ミラーアセンブリ4が使用位置と後方格納位置との間を回転する後方回転角度θB、および、ミラーアセンブリ4が使用位置と前方格納位置との間を回転する前方回転角度θFは、後記のストッパ構造(複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72F)により、それぞれ、規制されかつ設定されている。
後方回転角度θBおよび前方回転角度θFは、図7(A)に示すドライバー側のドアミラー装置1(1R)と図7(B)に示すパッセンジャー側のドアミラー装置1(1L)とでは、異なる。ドライバー側のドアミラー装置1(1R)における後方回転角度θBは、この例では、約60°であり、前方回転角度θFは、この例では、約80°である。一方、パッセンジャー側のドアミラー装置1(1L)における後方回転角度θBは、この例では、約70°であり、前方回転角度θFは、この例では、約70°である。
ミラーアセンブリ4は、図1から図6に示すように、ハウジング40と、ミラーユニット41と、パワーユニット42と、電動格納ユニット5と、を備える。
(ハウジング40の説明)
ハウジング40は、図1、図2、図4から図6に示すように、中空状の箱形形状をなしている。ハウジング40は、複数個、たとえば、上カバー部、下カバー部、リム部、ブラケット部などに分割されていて、相互に嵌合、接着、溶着、スクリューなどにより取り付けられている。
ハウジング40内には、ミラーユニット41、パワーユニット42および電動格納ユニット5が収容されていて、かつ、取り付けられている。なお、ハウジング40には、ランプユニットやカメラユニットが備えられている場合がある。
(ミラーユニット41、パワーユニット42の説明)
ミラーユニット41は、ミラーと、ミラーホルダと、を有する。ミラーの反射面が鏡面として、車両の周辺の情報をドライバー側に反射させる。ミラーホルダがパワーユニット42に取り付けられている。
パワーユニット42は、ミラーユニット41を、鉛直軸を中心として左右方向に、また、水平軸を中心として上下方向に、それぞれ、回転させて、ミラーユニット41の鏡面の角度を調整する。
(電動格納ユニット5の説明)
電動格納ユニット5は、ミラーアセンブリ4を使用位置と後方格納位置との間を電動により回転させるものである。
電動格納ユニット5は、前記のシャフト3と、ケーシング50と、電動格納ブラケット51と、モータ(図示せず)と、回転力伝達機構と、スイッチ回路基板と、ハーネスと、を備える。
シャフト3には、ケーシング50が、シャフト3の中心線Oを中心として、回転可能に取り付けられている。ケーシング50には、電動格納ブラケット51が取り付けられている。電動格納ブラケット51には、ハウジング40およびパワーユニット42が取り付けられている。パワーユニット42には、ミラーユニット41が取り付けられている。
ケーシング50内には、モータ、回転力伝達機構およびスイッチ回路基板が収容されている。モータとスイッチ回路基板とは、電気的に接続されている。ハーネスは、コネクタを介してスイッチ回路基板に電気的に接続されていて、シャフト3の軸部30およびベース2の固定部23を通って車両の内部に配線されている。
回転力伝達機構は、ギヤ群の減速機構と、クラッチ機構と、位置決め部材と、から構成されている。回転力伝達機構は、シャフト3とモータとの間に介在されていて、モータの回転力をシャフト3に伝達する。位置決め部材は、ミラーアセンブリ4を使用位置に位置決めする。
電動格納ユニット5は、モータの回転力により、回転側のケーシング50および電動格納ブラケット51を介して、ハウジング40およびミラーユニット41を、固定側のシャフト3およびベース2に対して、シャフト3の中心線Oを中心として、回転させる。
ケーシング50および電動格納ブラケット51には、後記の複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fが、一体に設けられている。ケーシング50および電動格納ブラケット51は、前記のベース2およびシャフト3と比較して、強度が低い部材から構成されている。また、回転側のケーシング50および電動格納ブラケット51は、固定側のベース2およびシャフト3と比較して、軽量な部材から構成されている。これにより、電動格納ユニット5のモータを低出力、小型のモータに使用することができる。しかも、後記のストッパ構造を小型かつ簡単にすることができる。
(複数個の固定側ストッパ61B、61F、62の説明)
複数個の固定側ストッパ61B、61F、62は、図3から図6、図7(A)、図8、図9に示すように、ベース2の取付部24に、一体に設けられている。複数個の固定側ストッパ61B、61F、62は、この例では、2個の固定側ストッパ61B、61F、62、すなわち、第1固定側ストッパ(メイン固定側ストッパ。以下、「第1固定側ストッパ」と称する)61B、61Fと、第2固定側ストッパ(サブ固定側ストッパ。以下、「第2固定側ストッパ」と称する)62と、から構成されている。
第1固定側ストッパ61B、61Fの強度は、第2固定側ストッパ62の強度と比較して高い。第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62の強度は、ベース2の応力解析(強度シミュレーション)のデータに基づいて、設計、製造されている。
第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62は、ミラーアセンブリ4の回転中心Oを中心とする円周上であって、異なる径の円周上に、しかも、回転中心Oの近傍に、設けられている。強度が高い第1固定側ストッパ61B、61Fは、強度が低い第2固定側ストッパ62に対して、内側の円周上に、設けられている。この結果、第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62の断面(中心線Oに対して垂直な断面)形状は、円弧形状をなす。
第1固定側ストッパ61B、61Fは、後方第1固定側ストッパ61Bと前方第1固定側ストッパ61Fとに分割されている。後方第1固定側ストッパ61Bと前方第1固定側ストッパ61Fとの間には、空間が形成されている。この空間中に、他の部品や他の造形物、たとえば、ベース2のシャフト固定部25のボス部を収容させることができる(図5、図6を参照)。これにより、部品配置や造形の自由度が増す。また、後方第1固定側ストッパ61Bと前方第1固定側ストッパ61Fを、ミラーアセンブリ4の回転中心Oからの径方向の寸法制約が比較的自由な箇所に、設けることができる。
前方第1固定側ストッパ61Fの外周面と第2固定側ストッパ62の内周面とは、一体に接続されている。第2固定側ストッパ62は、前方第1固定側ストッパ61Fの右側(反時計方向側)寄りの部分に、一体に設けられている。
第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62は、ミラーアセンブリ4の回転中心O方向であって、下側から上側に、凸形状に、突設されている。凸形状の第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62の左右両側は、下側から上側に行くに従って、左右の幅が狭くなるように、傾斜している。
後方第1固定側ストッパ61Bの右側(反時計方向側)の端面は、後方第1固定側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)610Bである。前方第1固定側ストッパ61Fの左側(時計方向側)の端面は、前方第1固定側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)610Fである。第2固定側ストッパ62の右側(反時計方向側)の端面は、後方第2固定側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)620Bである。第2固定側ストッパ62の左側(時計方向側)の端面は、前方第2固定側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)620Fである。
第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの位置は、ミラーアセンブリ4の回転角度を調整する。すなわち、ミラーアセンブリ4の回転角度は、第1固定側ストッパ61B、61F、第2固定側ストッパ62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの位置に基づいて、調整されている。
ストッパ面610B、610F、620B、620Fは、中心線Oに対して垂直な断面において、径方向に面一である。ストッパ面610B、610F、620B、620Fは、中心線O方向に見た側面において、前記の通り、下側から上側に行くに従って、左右の幅が狭くなるように、傾斜している。
(複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fの説明)
複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fは、図3から図6、図7(A)、図8、図9に示すように、ケーシング50および電動格納ブラケット51に、一体に設けられている。複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fは、この例では、2個の回転側ストッパ71、72B、72F、すなわち、ケーシング50に設けられている第1回転側ストッパ(メイン回転側ストッパ。以下、「第1回転側ストッパ」と称する)71と、電動格納ブラケット51に設けられている第2回転側ストッパ(サブ回転側ストッパ。以下、「第2回転側ストッパ」と称する)72B、72Fと、から構成されている。
第1回転側ストッパ71の強度は、第2回転側ストッパ72B、72Fの強度と比較して高い。第1回転側ストッパ71、第2回転側ストッパ72B、72Fの強度は、ケーシング50および電動格納ブラケット51の応力解析(強度シミュレーション)のデータに基づいて、設計、製造されている。
第1回転側ストッパ71、第2回転側ストッパ72B、72Fは、ミラーアセンブリ4の回転中心Oを中心とする円周上であって、異なる径の円周上に、しかも、回転中心Oの近傍に、設けられている。強度が高い第1回転側ストッパ71は、強度が低い第2回転側ストッパ72B、72Fに対して、内側の円周上に、設けられている。この結果、第1回転側ストッパ71、第2回転側ストッパ72B、72Fの断面(中心線Oに対して垂直な断面)形状は、円弧形状をなす。
第2回転側ストッパ72B、72Fは、後方第2回転側ストッパ72Bと前方第2回転側ストッパ72Fとに分割されている。これにより、後方第2回転側ストッパ72Bと前方第2回転側ストッパ72Fを、ミラーアセンブリ4の回転中心Oからの径方向の寸法制約が比較的自由な箇所に、設けることができる。
第1回転側ストッパ71、第2回転側ストッパ72B、72Fは、ミラーアセンブリ4の回転中心O方向であって、上側から下側に、凸形状に、突設されている。凸形状の第1回転側ストッパ71、第2回転側ストッパ72B、72Fの左右両側は、上側から下側に行くに従って、左右の幅が狭くなるように、傾斜している。
第1回転側ストッパ71の左側(時計方向側)の端面は、後方第1回転側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)710Bである。第1回転側ストッパ71の右側(反時計方向側)の端面は、前方第1回転側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)710Fである。後方第2回転側ストッパ72Bの左側(時計方向側)の端面は、後方第2回転側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)720Bである。前方第2回転側ストッパ72Fの右側(反時計方向側)の端面は、前方第2回転側ストッパ面(単に「ストッパ面」と称する場合がある)720Fである。
第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fは、中心線Oに対して垂直な断面において、径方向の面に対して傾斜した面である。すなわち、ストッパ面710B、710Fの外周側の中心角が、ストッパ面710B、710Fの内周側の中心角に対して、大きい。一方、第2回転側ストッパ72のストッパ面720B、720Fは、中心線Oに対して垂直な断面において、径方向に面一である。
なお、第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fを、径方向に面一である面とし、一方、第2回転側ストッパ72のストッパ面720B、720Fを、径方向の面に対して傾斜した面としても、良い。また、第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fおよび第2回転側ストッパ72のストッパ面720B、720Fを、径方向の面に対して傾斜した面としても、良い。
(固定側のストッパ面610B、610F、620B、620Fと回転側のストッパ面710B、710F、720B、720Fとの当たりの説明)
強度が高い固定側のストッパ面610B、610F、620B、620Fの勾配は、強度が低い回転側のストッパ面710B、710F、720B、720Fの勾配と比較して、急勾配である。これにより、回転側のストッパ面710B、710F、720B、720Fの突設方向に対して反対側の部分(上側の根元部分)と固定側のストッパ面610B、610F、620B、620Fの突設方向側の部分(上側の先端部分)とは、回転側のストッパ面710B、710F、720B、720Fの他の部分(下側の先端部分)と固定側のストッパ面610B、610F、620B、620Fの他の部分(下側の根元部分)とが当たる前に、当たる。
また、第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fは、中心線Oに対して垂直な断面において、径方向の面に対して傾斜した面である。この結果、強度が低い第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fの外周部分と強度が高い第1固定側ストッパ61のストッパ面610B、610Fの外周部分とは、強度が低い第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fの内周部分と、強度が高い第1固定側ストッパ61のストッパ面610B、610Fの内周部分とが当たる前に、当たる、
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
(ミラーアセンブリ4の使用位置の説明)
ミラーアセンブリ4は、電動格納ユニット5の位置決め部材により、図2中の実線にて示す使用位置に位置決めされている。この時、ストッパ構造は、図4、図7(A)、図8(A)に示す状態にある。
すなわち、第1回転側ストッパ71が後方第1固定側ストッパ61Bと前方第1固定側ストッパ61Fとの間に位置している。また、第1回転側ストッパ71の後方ストッパ面710Bが後方第1固定側ストッパ61Bの後方ストッパ面610Bに対向している。かつ、第1回転側ストッパ71の前方ストッパ面710Fが前方第1固定側ストッパ61Fの前方ストッパ面610Fに対向している。
一方、第2固定側ストッパ62が後方第2回転側ストッパ72Bと前方第2回転側ストッパ72Fとの間に位置している。また、第2固定側ストッパ62の後方ストッパ面620Bが後方第2回転側ストッパ72Bの後方ストッパ面720Bに対向している。かつ、第2固定側ストッパ62の前方ストッパ面620Fが前方第2回転側ストッパ72Fの前方ストッパ面720Fに対向している。
(ミラーアセンブリ4の後方格納位置の説明)
ここで、電動格納ユニット5のモータを駆動させる。すると、使用位置に位置するミラーアセンブリ4が、後方(図2中の一点鎖線の矢印方向)に、所定の角度を回転して、図2中の一点鎖線にて示す所定位置の後方格納位置に位置する。この時、ストッパ構造は、図8(C)、図9(C)に示す状態にある。
すなわち、第1回転側ストッパ71が、図7(A)図8(A)(B)中の一点鎖線の矢印方向に回転して、第1回転側ストッパ71の後方ストッパ面710Bの根元部分が後方第1固定側ストッパ61Bの後方ストッパ面610Bの先端部分に先当たりする(図8(B)を参照)。これと同時に、もしくは、若干遅れて、後方第2回転側ストッパ72Bの後方ストッパ面720Bの根元部分が第2固定側ストッパ62の後方ストッパ面620Bの先端部分に先当たりする(図9(B)を参照)。
また、図面では示されていないが、第1回転側ストッパ71の後方ストッパ面710Bの外周部分が第1固定側ストッパ61の後方ストッパ面610Bの外周部分に先当たりする。
そして、第1回転側ストッパ71が後方第1固定側ストッパ61Bよりも強度が低いので、第1回転側ストッパ71の後方ストッパ面710Bが弾性変形して後方第1固定側ストッパ61Bの後方ストッパ面610Bに全面に亘って当たる(図8(C)を参照)。これと同時に、もしくは、若干遅れて、後方第2回転側ストッパ72Bが第2固定側ストッパ62よりも強度が低いので、後方第2回転側ストッパ72Bの後方ストッパ面720Bが弾性変形して第2固定側ストッパ62の後方ストッパ面620Bに全面に亘って当たる(図9(C)を参照)。
ミラーアセンブリ4が後方格納位置に位置すると、電動格納ユニット5のスイッチ回路の作用により、モータの駆動が停止する。
ここで、電動格納ユニット5のモータを反転駆動させる。すると、後方格納位置に位置するミラーアセンブリ4が、前方(図2中の一点鎖線の矢印と反対方向)に回転して、電動格納ユニット5の位置決め部材により、使用位置に位置する(復帰する)。この時、ストッパ構造は、図8(C)、図9(C)に示す状態から図8(A)、図9(A)に示す状態に戻る(復帰する)。
(ミラーアセンブリ4の前方格納位置の説明)
ここで、電動格納ユニット5のモータを駆動させる。すると、使用位置に位置するミラーアセンブリ4が、前方(図2中の二点鎖線の矢印方向)に、所定の角度を回転して、図2中の二点鎖線にて示す所定位置の前方格納位置に位置する。この時、ストッパ構造は、図8(E)、図9(E)に示す状態にある。
すなわち、第1回転側ストッパ71が、図7(A)図8(A)(B)中の二点鎖線の矢印方向に回転して、第1回転側ストッパ71の前方ストッパ面710Fの根元部分が前方第1固定側ストッパ61Fの前方ストッパ面610Fの先端部分に先当たりする(図8(D)を参照)。これと同時に、もしくは、若干遅れて、前方第2回転側ストッパ72Fの前方ストッパ面720Fの根元部分が第2固定側ストッパ62の前方ストッパ面620Fの先端部分に先当たりする(図9(D)を参照)。
また、図面では示されていないが、第1回転側ストッパ71の前方ストッパ面710Fの外周部分が第1固定側ストッパ61の前方ストッパ面610Fの外周部分に先当たりする。
そして、第1回転側ストッパ71が前方第1固定側ストッパ61Fよりも強度が低いので、第1回転側ストッパ71の前方ストッパ面710Fが弾性変形して前方第1固定側ストッパ61Fの前方ストッパ面610Fに全面に亘って当たる(図8(E)を参照)。これと同時に、もしくは、若干遅れて、前方第2回転側ストッパ72Fが第2固定側ストッパ62よりも強度が低いので、前方第2回転側ストッパ72Fの前方ストッパ面720Fが弾性変形して第2固定側ストッパ62の前方ストッパ面620Fに全面に亘って当たる(図9(E)を参照)。
ミラーアセンブリ4が前方格納位置に位置すると、電動格納ユニット5のスイッチ回路の作用により、モータの駆動が停止する。
ここで、電動格納ユニット5のモータを反転駆動させる。すると、前方格納位置に位置するミラーアセンブリ4が、後方(図2中の二点鎖線の矢印と反対方向)に回転して、電動格納ユニット5の位置決め部材により、使用位置に位置する(復帰する)。この時、ストッパ構造は、図8(E)、図9(E)に示す状態から図8(A)、図9(A)に示す状態に戻る(復帰する)。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、固定側のベース2に複数個の固定側ストッパ61B、61F、62を設け、回転側のミラーアセンブリ4の電動格納ユニット5のケーシング50と電動格納ブラケット51に複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fを設け、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fと複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fのストッパ面710B、710F、720B、720Fとを、個々に当てるものである。この結果、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fと複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fのストッパ面710B、710F、720B、720Fとの接触面積を大きくして、多大な応力を分散させることができるので、多大な応力負荷に耐え得るものである。
しかも、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fとを、それぞれ、ミラーアセンブリ4の回転中心Oを中心とする円周上であって、回転中心Oの近傍に、設けたものである。この結果、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、デザイン上、また、構造上、回転中心Oからの径方向の寸法に制約があっても、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fとを、設けることができる。
その上、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1において、強度が高い第1固定側ストッパ61B、61Fのストッパ面610B、610Fと第1回転側ストッパ71のストッパ面710B、710Fとは、強度が低い第2固定側ストッパ62のストッパ面620B、620Fと第2回転側ストッパ72B、72Fのストッパ面720B、720Fとが当たる前に、当たる。この結果、この実施形態1にかかるストッパ構造は、多大な応力負荷に耐え得る。なお、多大な応力負荷に耐え得るには、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fとが、同時に当たるのが理想である。
これにより、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、寸法制約下においても、ストッパ61B、61F、62、71、72B、72Fの破損防止効果を向上させることができる。すなわち、寸法制約下でも、ストッパ61B、61F、62、71、72B、72Fの損傷を抑制することができる。
この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1において、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの位置は、それぞれ、ミラーアセンブリ4の回転角度に基づいて、調整されている。すなわち、ミラーアセンブリ4の回転角度は、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの位置に基づいて、調整されている。
これにより、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fの形状、すなわち、電動格納ユニット5のケーシング50および電動格納ブラケット51の形状を共通化することができ、製造コストを安価にできる。
以下、共通化について説明する。たとえば、車両の右側のドアに装備されるドアミラー装置1(1R)において、ハンドルが右側に装備されている車両の右側のドアのドアミラー装置1(1R)は、ドライバー側のドアミラー装置1(1R)であって、一方、ハンドルが左側に装備されている車両の右側のドアのドアミラー装置1(1R)は、パッセンジャー側のドアミラー装置1(1R)である。このドライバー側のドアミラー装置1(1R)とパッセンジャー側のドアミラー装置1(1R)とは、後方回転角度θBおよび前方回転角度θFが、それぞれ、異なる。このため、ベース2側の複数個の固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの位置を調整することにより、ベースブラケット20以外の第1カバー部材21、第2カバー部材22、シャフト3、ミラーアセンブリ4などの大部分の構成部品を、ドライバー側のドアミラー装置1(1R)とパッセンジャー側のドアミラー装置1(1R)とに、共通化することができる。なお、車両の左側のドアに装備されるドアミラー装置1(1L)においても、同様に、ベースブラケット20以外の大部分の構成部品を、ドライバー側のドアミラー装置1(1L)とパッセンジャー側のドアミラー装置1(1L)とに、共通化することができる。
この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1において、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fとは、それぞれ、ミラーアセンブリ4の回転中心Oを中心とする異なる径の円周上に、設けられている。この結果、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、デザイン上、また、構造上、回転中心Oからの径方向の寸法に制約があっても、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fとを、回転中心Oからの径方向の寸法制約が比較的自由な箇所に、設けることができる。
特に、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、第1固定側ストッパ61B、61Fを、後方第1固定側ストッパ61Bと前方第1固定側ストッパ61Fとに、また、第2回転側ストッパ72B、72Fを、後方第2回転側ストッパ72Bと前方第2回転側ストッパ72Fとに、それぞれ、分割したものである。この結果、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、デザイン上、また、構造上、回転中心Oからの径方向の寸法に制約があっても、後方第1固定側ストッパ61Bと前方第1固定側ストッパ61Fを、また、後方第2回転側ストッパ72Bと前方第2回転側ストッパ72Fを、それぞれ、回転中心Oからの径方向の寸法制約が比較的自由な箇所に、設けることができる。
この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1において、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62と複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fとは、それぞれ、ミラーアセンブリ4の回転中心O方向であって、相互に向き合う方向に、突設されていて、強度が低い回転側ストッパ71、72B、72Fのストッパ面710B、710F、720B、720Fの突設方向に対して反対側の部分(根元部分)と強度が高い固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの突設方向側の部分(先端部分)とは、強度が低い回転側ストッパ71、72B、72Fのストッパ面710B、710F、720B、720Fの他の部分(中間部分から先端部分)と強度が高い固定側ストッパ61B、61F、62のストッパ面610B、610F、620B、620Fの他の部分(中間部分から根元部分)とが当たる前に、当たる。この結果、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、強度が低い回転側ストッパ71、72B、72Fのストッパ面710B、710F、720B、720Fの突設方向側の部分(先端部分)が先当たりする構造と比較して、強度が低い回転側ストッパ71、72B、72Fの損傷を抑制することができる。
また、この実施形態1にかかるストッパ構造、ドアミラー装置1は、強度が低い回転側ストッパ71、72B、72Fの部品であるケーシング50および電動格納ブラケット51の部材の強度を、強度が高い固定側ストッパ61B、61F、62の部品であるベースブラケット20の部材の強度よりも、低くすることができるので、ケーシング50および電動格納ブラケット51の製造コストを安価にすることができる。
(実施形態2の構成、作用、効果の説明)
図10から図14は、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置の実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造(以下、「ストッパ構造」と称する)、車両用アウトサイドミラー装置(以下、「ドアミラー装置」と称する)の構成、作用、効果について説明する。図中、図1~図9と同符号は、同一物を示す。
前記の実施形態1のミラーアセンブリ4は、電動格納ユニット5を使用するものである。これに対して、この実施形態2のミラーアセンブリ4は、手動格納ユニット8を使用するものである。
(手動格納ユニット8の説明)
手動格納ユニット8は、ミラーアセンブリ4を使用位置と後方格納位置との間を手動により回転させるものである。
手動格納ユニット8は、シャフト3に回転可能に取り付けられている手動格納ブラケット80を備える。すなわち、手動格納ユニット8は、手動格納ブラケット80と、プッシュナット81と、スプリング82と、ワッシャ83と、位置決め部材84と、を備える。手動格納ブラケット80には、複数個の回転側ストッパ、すなわち、第1回転側ストッパ71、後方第2回転側ストッパ72Bおよび前方第2回転側ストッパ72Fが、一体に設けられている。
位置決め部材84、手動格納ブラケット80、ワッシャ83、スプリング82、プッシュナット81は、シャフト3の軸部30に、軸部30から固定部31に向けて装着されている。手動格納ブラケット80には、ハウジング40およびパワーユニット42が取り付けられている。パワーユニット42には、ミラーユニット41が取り付けられている。シャフト3の固定部31は、ベース2のシャフト固定部25に固定されている。
これにより、手動で、回転側の手動格納ブラケット80を介して、ハウジング40およびミラーユニット41を、固定側のシャフト3およびベース2に対して回転させことができる。すなわち、手動格納ユニット8により、ミラーアセンブリ4を使用位置と後方格納位置との間を手動により回転させることができる。
この結果、この実施形態2のストッパ構造、ドアミラー装置1(1R)(1L)は、前記の実施形態1のストッパ構造、ドアミラー装置1(1R)(1L)と、同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、この発明の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造、車両用アウトサイドミラー装置は、前記の実施形態1、2により限定されるものではない。
前記の実施形態1、2においては、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62をベース2に設けたものである。しかしながら、この発明においては、複数個の固定側ストッパ61B、61F、62を、シャフト3に設けたものであっても良いし、または、ベース2とシャフト3とにそれぞれ設けたものであっても良い。
前記の実施形態1、2においては、複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fを電動格納ユニット5のケーシング50と電動格納ブラケット51とに設けたものである。しかしながら、この発明においては、複数個の回転側ストッパ71、72B、72Fを電動格納ユニット5のケーシング50に設けたものであっても良いし、または、電動格納ブラケット51に設けたものであっても良い。
前記の実施形態1、2においては、2個の固定側ストッパ61B、61F、62(第1固定側ストッパ61B、61Fと第2固定側ストッパ62)、および、2個の回転側ストッパ71、72B、72F(第1回転側ストッパ71と第2回転側ストッパ72B、72F)を設けたものである。しかしながら、この発明においては、固定側ストッパおよび回転側ストッパを、それぞれ、3個以上設けても良い。
1(1L)(1R) ドアミラー装置(車両用アウトサイドミラー装置)
2 ベース
20 ベースブラケット
21 第1カバー部材
22 第2カバー部材
23 固定部
24 取付部
25 シャフト固定部
26 筒部
3 シャフト
30 軸部
31 固定部
4 ミラーアセンブリ
40 ハウジング
41 ミラーユニット
42 パワーユニット
5 電動格納ユニット
50 ケーシング
51 電動格納ブラケット
61B 後方第1固定側ストッパ
61F 前方第1固定側ストッパ
610B 後方ストッパ面
610F 前方ストッパ面
62 第2固定側ストッパ
620B 後方ストッパ面
620F 前方ストッパ面
71 第1回転側ストッパ
710B 後方ストッパ面
710F 前方ストッパ面
72B 後方第2回転側ストッパ
720B 後方ストッパ面
72F 前方第2回転側ストッパ
720F 前方ストッパ面
8 手動格納ユニット
80 手動格納ブラケット
81 プッシュナット
82 スプリング
83 ワッシャ
84 位置決め部材
B 後
D 下
F 前
L 左
O 中心線(ミラーアセンブリ4の回転中心)
R 右
U 上
θB 後方回転角度
θC 前方回転角度

Claims (8)

  1. 車体に固定されるベースと、
    前記ベースに固定されているシャフトと、
    前記シャフトを介して前記ベースに回転可能に取り付けられているミラーアセンブリと、
    を備える車両用アウトサイドミラー装置において、
    固定側の前記ベースまたは前記シャフトの少なくともいずれか一方に設けられている複数個の固定側ストッパと、
    回転側の前記ミラーアセンブリに設けられていて、前記ミラーアセンブリが所定位置に位置した時に、複数個の前記固定側ストッパに個々に当たる複数個の回転側ストッパと、
    を備え、
    複数個の前記固定側ストッパと複数個の前記回転側ストッパとは、それぞれ、前記ミラーアセンブリの回転中心を中心とする円周上に、設けられていて、
    複数個の前記固定側ストッパと複数個の前記回転側ストッパとは、同時に当たり、
    もしくは、
    複数個の前記固定側ストッパおよび複数個の前記回転側ストッパのうち、強度が高い前記固定側ストッパと前記回転側ストッパとは、強度が低い前記固定側ストッパと前記回転側ストッパとが当たる前に、当たる、
    ことを特徴とする車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  2. 前記ミラーアセンブリの回転角度は、複数個の前記固定側ストッパの位置に基づいて、調整されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  3. 複数個の前記固定側ストッパと複数個の前記回転側ストッパとは、それぞれ、前記ミラーアセンブリの回転中心を中心とする異なる径の円周上に、設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  4. 複数個の前記固定側ストッパと複数個の前記回転側ストッパとは、それぞれ、前記ミラーアセンブリの回転中心方向であって、相互に向き合う方向に、突設されていて、
    複数個の前記固定側ストッパおよび複数個の前記回転側ストッパのうち、少なくとも1個の前記固定側ストッパおよび少なくとも1個の前記回転側ストッパにおいて、
    強度が低い側のストッパの突設方向に対して反対側の部分と強度が高い側のストッパの突設方向側の部分とは、強度が低い側のストッパの他の部分と強度が高い側のストッパの他の部分とが当たる前に、当たる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  5. 前記ミラーアセンブリは、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに装備されているミラーユニットと、
    前記ハウジングおよび前記ミラーユニットを、前記シャフトを介して前記ベースに回転可能に取り付ける電動格納ユニット、もしくは、手動格納ユニットと、
    を備え、
    複数個の前記回転側ストッパは、前記電動格納ユニット、もしくは、前記手動格納ユニットに設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  6. 前記電動格納ユニットは、
    前記シャフトと、
    前記シャフトに回転可能に取り付けられているケーシングと、
    前記ケーシングに取り付けられている電動格納ブラケットと、
    前記ケーシング内に収容されているモータおよび回転力伝達機構と、
    を備え、
    前記モータの回転力により、回転側の前記ケーシングおよび前記電動格納ブラケットを介して、前記ハウジングおよび前記ミラーユニットを、固定側の前記シャフトおよび前記ベースに対して回転させ、
    複数個の前記回転側ストッパは、前記ケーシングまたは前記電動格納ブラケットの少なくともいずれか一方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  7. 前記手動格納ユニットは、前記シャフトに回転可能に取り付けられている手動格納ブラケットを備え、
    手動により、回転側の前記手動格納ブラケットを介して、前記ハウジングおよび前記ミラーユニットを、固定側の前記シャフトおよび前記ベースに対して回転させ、
    複数個の前記回転側ストッパは、前記手動格納ブラケットに設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造。
  8. 車体に固定されるベースと、
    前記ベースに固定されているシャフトと、
    前記シャフトを介して前記ベースに回転可能に取り付けられているミラーアセンブリと、
    前記の請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用アウトサイドミラー装置におけるストッパ構造と、
    を備える、
    ことを特徴とする車両用アウトサイドミラー装置。
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