JP2023005847A - 像ブレ補正制御装置、撮像装置、交換レンズ、及び像ブレ補正制御方法 - Google Patents

像ブレ補正制御装置、撮像装置、交換レンズ、及び像ブレ補正制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の補正手段を協調して制御する場合に、ブレの影響を軽減することを可能とする。【解決手段】 像ブレ補正制御装置は、第1の像ブレ補正手段と、第1の像ブレ補正手段よりも像ブレ補正性能が低い第2の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正を制御する。像ブレ補正制御装置は、第1の分割比率を取得する第1の取得手段と、第1の分割比率に基づいて、最終分割比率を決定する分割比率決定手段と、分割比率決定手段により決定された最終分割比率に基づいて、第1の像ブレ補正手段と第2の像ブレ補正手段とを制御する制御手段とを備える。分割比率決定手段は、第1の比率よりも第1の像ブレ補正手段の比率を高めた分割比率を、最終分割比率として決定することが可能である。【選択図】 図2

Description

本発明は、像ブレ補正制御装置、撮像装置、交換レンズ、及び像ブレ補正制御方法に関する。
撮像装置に加わる振れに起因する像ブレを補正する技術が普及している。像ブレを補正する方式としては、検出した振れに応じて光学系の一部である補正光学系を光軸と垂直な面内で駆動することにより像ブレを補正する光学式像ブレ補正がある。また、その他の方式として、検出した振れに応じて撮像素子を光軸と垂直な面内で駆動することにより像ブレを補正する撮像素子シフト式像ブレ補正がある。
また、近年では、これら複数の補正手段を協調させて駆動させることにより、像ブレ補正可能な範囲を拡大し、1つの補正手段だけでは補正しきれなかったような大きな手振れも補正可能にした技術が登場している。
特許文献1は、像振れ補正信号を高周波帯域と低周波帯域に分割して、一方の補正部材で高周波の像ブレを補正し、他方の補正部材で低周波の像ブレを補正する技術を開示している。また、特許文献2は、複数の防振部材がある場合に主として性能が良い防振部材を動作させ、ストローク端に近づいた場合に他方を動かす技術を開示している。
特開平7-104338号公報 特開2019-129373号公報
しかしながら、特許文献1には、どのような規範に基づいて分割の比率(分割の基準となる周波数)を決めるかなどについては開示されていない。
また、特許文献2の方法を実現するためにはストローク端に近づいたことを適切に検知し且つ高速に制御を受け渡しする必要がある。そのため検知のための監視や通信の負担が大きくなる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数の補正手段を簡単な構成で適切に協調して像ブレ補正を行うことで、ブレの影響を軽減することが可能な装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面としての像ブレ補正制御装置は、第1の像ブレ補正手段と、前記第1の像ブレ補正手段よりも、像ブレ補正性能が低い第2の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正を制御する像ブレ制御装置であって、第1の分割比率を取得する第1の取得手段と、前記第1の分割比率に基づいて、最終分割比率を決定する分割比率決定手段と、前記分割比率決定手段により決定された前記最終分割比率に基づいて、前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する制御手段と、を備え、前記分割比率決定手段は、前記第1の比率よりも前記第1の像ブレ補正手段の比率を高めた分割比率を、前記最終分割比率として決定することが可能であることを特徴とする。本発明のその他の側面については、以下で説明する実施の形態で明らかにする。
本発明によれば、複数の補正手段を協調して制御する場合に、ブレの影響を軽減することが可能となる。
なお、本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
像ブレ補正装置を含む撮像装置100の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る像ブレ補正制御について説明するブロック図。 像ブレ補正量算出部203の詳細を説明するブロック図。 分割制御手段の構成例を示すブロック図。 分割制御手段の設定例を説明する図 分割制御手段の設定と撮像装置に作用する振れ、像ブレ量の関係を説明する図 第2の実施形態に係る像ブレ補正制御について説明するブロック図。 第2の実施形態に係る分割制御手段の構成例を示すブロック図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。添付図面の全体を通じて、同一の参照符号が付与された要素は、同一又は同様の要素を表す。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
以下の各実施形態においては、撮像装置に加えられる振動を「振れ」と表現し、撮像装置に加えられる振れに起因して発生する撮像画像への影響を「像ブレ」と表現する。
[第1の実施形態]
図1は、像ブレ補正装置を含む撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像装置100は、静止画像及び動画像を撮影可能なレンズ交換式のデジタルカメラである。しかしながら、本実施形態はレンズ交換式のデジタルカメラに限定されず、本実施形態は各種の撮像装置に適用することができる。
撮像装置100は、交換レンズ100a及びカメラ本体100bから構成されるシステムであり、交換レンズ100aはカメラ本体100bに装着可能に構成されており、交換レンズ100aをカメラ本体100bに装着して使用される。交換レンズ100aのズームユニット101は、変倍を行うズームレンズを含む。ズーム駆動制御部102は、ズームユニット101を駆動制御する。絞りユニット103は、絞りの機能を有する。絞り駆動制御部104は、絞りユニット103を駆動制御する。レンズ式像ブレ補正ユニット105はシフトレンズ等の像ブレ補正レンズ(以下、「補正レンズ」又は「OIS」とも呼ぶ)を備える。像ブレ補正レンズは、撮像装置100の光軸と垂直な方向に移動可能である。レンズ式像ブレ補正制御部106は、レンズ式像ブレ補正ユニット105の駆動制御を行う。フォーカスユニット107は、焦点調節を行って被写体像を形成するフォーカスレンズを含む。フォーカス駆動制御部108は、フォーカスユニット107を駆動制御する。
レンズ操作部109は、ユーザが交換レンズ100aの操作に使用する操作部である。レンズ振れ検出部110は、撮像装置100又は交換レンズ100aに加わる(発生している)振れ量を検出し、検出信号をレンズシステム制御部111に出力する。レンズシステム制御部111はCPU(中央演算処理装置)を備え、交換レンズ100aの各駆動制御部や補正制御部を統括制御し、交換レンズ100a全体を制御する。レンズシステム制御部111は、レンズ通信制御部112を介して、カメラ本体100bのカメラ通信制御部127と通信する。即ち、交換レンズ100aがカメラ本体100bに装着され電気的に接続された状態において、レンズ通信制御部112とカメラ通信制御部127とを介して、交換レンズ100aとカメラ本体100bとの間で相互通信が行われる。
次に、カメラ本体100bについて説明する。カメラ本体100bはシャッタユニット113を備える。シャッタ駆動制御部114は、シャッタユニット113を駆動制御する。撮像部115は撮像素子を備え、各レンズ群を通過して結像される光像を光電変換して電気信号を出力する。撮像部115の撮像素子は、撮像装置100の光軸と垂直な方向に移動可能である。撮像面像ブレ補正ユニット117は、撮像部115の撮像素子を動かして像ブレを補正する撮像面像ブレ補正ユニット(以下、「撮像面補正ユニット」又は「IIS」とも呼ぶ)を備える。撮像面像ブレ補正制御部116は、撮像面像ブレ補正ユニット117の駆動制御を行う。撮像信号処理部118は、撮像部115から出力された電気信号を映像信号に変換処理する。映像信号処理部119は、撮像信号処理部118から出力された映像信号を用途に応じて加工する。例えば、映像信号処理部119は、電子式像ブレ補正制御部125の補正量に応じて映像信号の切り出し位置を変更する。電子式像ブレ補正制御部125は、画像の切り出しによって像ブレ補正の制御を行う。
表示部120は、映像信号処理部119から出力された信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。記録部121は、映像情報等の様々なデータを記憶する。電源部122は、装置全体に用途に応じて電源を供給する。カメラ操作部123は、ユーザがカメラ本体100bの操作に使用する操作部であり、操作信号をカメラシステム制御部126に出力する。カメラ振れ検出部124は、撮像装置100又はカメラ本体100bに加わる(発生している)振れ量を検出し、検出信号をカメラシステム制御部126に出力する。カメラシステム制御部126はCPUを備え、カメラ本体100b全体を統括制御する。カメラシステム制御部126は、カメラ通信制御部127を介して交換レンズ100aのレンズ通信制御部112と通信する。即ち、交換レンズ100aがカメラ本体100bに装着され電気的に接続された状態において、レンズ通信制御部112とカメラ通信制御部127とを介して、交換レンズ100aとカメラ本体100bとの間で相互通信が行われる。
次に、撮像装置100の概略動作について説明する。レンズ操作部109、カメラ操作部123は、像ブレ補正のON/OFFを選択可能な像ブレ補正スイッチを含む。ユーザが像ブレ補正スイッチを操作してONを選択すると、レンズシステム制御部111及びカメラシステム制御部126は、レンズ式像ブレ補正制御部106、撮像面像ブレ補正制御部116、電子式像ブレ補正制御部125に像ブレ補正動作を指示する。像ブレ補正のOFFの指示がなされるまでの間、各像ブレ補正制御部は像ブレ補正の制御を行う。
また、カメラ操作部123は、像ブレ補正に関して、第1のモードと第2のモードを選択可能な像ブレ補正モードスイッチを含む。第1のモードは、光学式像ブレ補正及び撮像面像ブレ補正の組み合わせにより像ブレ補正を行うモードである。第2のモードは、光学式像ブレ補正、撮像面像ブレ補正、及び電子式像ブレ補正を併用して像ブレ補正を行うモードである。第1のモードが選択された場合、光学式像ブレ補正と撮像面像ブレ補正を協調させて補正を行うことで、より広角な補正角度が実現可能になり、大きな振れを補正することが可能になる。撮像部115の読み出し位置は一定となり、その分読み出し範囲を広げることで、より広角な撮影に対応できる。また、第2のモードが選択された場合、映像信号処理部119による映像信号の切り出し範囲が狭まる代わりに、切り出し位置を像ブレ補正量に応じて変更することで、より大きな振れに対応できる。
カメラ操作部123は、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)及び第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたシャッタレリーズボタンを含む。ユーザがシャッタレリーズボタンを約半分押し込んだときにSW1がオンし、シャッタレリーズボタンを最後まで押し込んだときにSW2がオンする。SW1のオンにより、フォーカス駆動制御部108がフォーカスユニット107を駆動して焦点調節を行うとともに、絞り駆動制御部104が絞りユニット103を駆動して適正な露光量に設定する。SW2のオンにより、撮像部115に露光された光像から得られた画像データが記録部121に記憶される。
また、カメラ操作部123は動画記録スイッチを含む。撮像装置100は、動画記録スイッチの押下後に動画撮影を開始し、ユーザが記録中に再度動画記録スイッチを押すと記録を終了する。動画撮影中にユーザがシャッタレリーズボタンを操作してSW1及びSW2がオンすると、動画記録中の静止画を取得して記録する処理が実行される。また、カメラ操作部123は、再生モードを選択可能な再生モード選択スイッチを含む。再生モード選択スイッチの操作により再生モードが選択された場合、撮像装置100は像ブレ補正動作を停止する。尚、図1に示したレンズ式像ブレ補正ユニット105、撮像面像ブレ補正ユニット117は、像ブレ補正性能が高い方が第1の像ブレ補正手段(以下、第1の光学防振手段)として機能し、他方が第2の像ブレ補正手段(以下、第2の光学防振手段)として機能する。本実施例ではどちらの例も説明するので、説明する際にどちらの場合を想定しているか適宜述べる。
次に、図2を参照して、レンズシステム制御部111及びカメラシステム制御部126により実行される像ブレ補正制御について説明する。図2は、撮像装置100に加わる振れ情報に基づいてレンズ式像ブレ補正ユニット105及び撮像面像ブレ補正ユニット117を駆動して像ブレ補正を行う制御について説明するブロック図である。
図2において、角速度センサ201及びA/D変換器202は、レンズ振れ検出部110に含まれる。像ブレ補正量算出部203、補正量分割部204、補正誤差演算部205、減算器206、レンズ記憶手段911、および第1の補正量分割部921は、レンズシステム制御部111により実装される。駆動量変換部207、減算器208、制御フィルタ209、OIS駆動部210、及び位置センサ212は、レンズ式像ブレ補正制御部106に含まれる。角速度センサ901及びA/D変換器902は、カメラ振れ検出部124に含まれる。カメラ記憶手段912、補正分割設定部913、及び第2の補正量分割部922はカメラシステム制御部126により実装される。駆動量変換部213、減算器214、制御フィルタ215、IIS駆動部216、及び位置センサ218は、撮像面像ブレ補正制御部116に含まれる。
本実施形態では、撮像装置100は、角速度センサ201を用いて像ブレ補正のための補正量を取得してレンズ式像ブレ補正ユニット105を駆動する。また、撮像装置100は、角速度センサ901を用いて像ブレ補正のための補正量を取得して撮像面像ブレ補正ユニット117を駆動する。レンズ通信制御部112及びカメラ通信制御部127を介して分割状態の決定に必要な情報のやり取りや、分割状態に関する情報をやり取りする。
角速度センサ201は、撮像装置100に加わる振れの角速度を検出し、その角速度に応じた電圧を出力する。角速度センサ201の出力電圧は、A/D変換器202によりデジタルデータに変換されて角速度データとして取得され、像ブレ補正量算出部203、903に供給される。角速度センサ901の出力も同様に、A/D変換器902によりデジタルデータに変換され、像ブレ補正量算出部903に供給される。角速度データの取得から各像ブレ補正ユニット105、107を駆動するまでの一連の処理は、手振れの周波数帯域である1~20Hzに対して十分高速な周期で繰り返し行われており、例えば1000Hzの周期で繰り返し行われる。
像ブレ補正量算出部203は、撮像装置100に加わる振れによって生じる像ブレを補正するための補正量を演算する。同様に、像ブレ補正量算出部903は、撮像装置100に加わる振れによって生じる像ブレを補正するための補正量を演算する。なお、撮像装置100は、レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117の2つの像ブレ補正部を備えている。しかし、像ブレ補正量算出部203、903のそれぞれで算出される補正量は、2つの像ブレ補正部それぞれのための補正量ではなく、撮像装置100の全体の像ブレを補正するための補正量である。
図3は、像ブレ補正量算出部203の詳細を説明するブロック図である。像ブレ補正量算出部903も同じ構造のため、一方のみ示す。HPF301(ハイパスフィルタ)は、A/D変換器202で検出した角速度データのDC成分及び低周波数成分を除去するために用いられる。HPF301を通した角速度データは、積分器303において1階積分することにより、角変位データに変換される。HPF301の遮断周波数は角速度センサ201の特性によって決定される。すなわち角速度センサ201のドリフト(低周波での揺らぎでありランダムウォークなどとも呼ばれる)が大きい場合には遮断周波数をあげてノイズを十分に低減させる、ドリフトが小さい場合には遮断帯域を下げてより完全積分に近い形にする。ドリフトが小さい方が、防振性能を高くすることが出来る。ここで行われる積分演算は、飽和を防止するために不完全積分となっており、一般的に知られている1次LPF(ローパスフィルタ)を用いて演算される。積分器303で算出された角変位データは、フレーミング制御部305及びリミッタ304に供給される。リミッタ304は、レンズ式像ブレ補正ユニット105及び撮像面像ブレ補正ユニット117が可動範囲の端に突き当たらないように角変位データに制限をかける。リミッタ304で制限がかけられた角変位データは、像ブレ補正量算出部203の出力として第1の補正量分割部921へ出力される。
フレーミング制御部305は、パンニングやチルティングといったユーザの意図した動作がなされたかどうかを判定し、角変位データを中央に戻すように制御を行う。言い換えれば、フレーミング制御部305は、角速度センサ201で検出した角速度(A/D変換器202で取得した角変位データ)から、ユーザの意図した撮像装置100のフレーミングによる振れ成分を取り除く。これにより、ユーザの意図したフレーミングを行いつつ、手振れに起因する像ブレを補正することができる。具体的には、リミッタ304に設けられた角変位データの制御端の更に内側に所定の閾値を設け、積分器303から出力される角変位データが閾値を超えた場合にはパンニングが行われたと判定する。パンニングが行われたと判定された場合、フレーミング制御部305は、HPF301のカットオフ周波数を高くして低周波成分をより多く取り除くことで角速度データを制限する。或いは、フレーミング制御部305は、積分器303に入力される角速度データからオフセットを減算することにより、積分器303の出力が中央に戻るようにしてもよい。或いは、フレーミング制御部305は、積分器303で行われるLPF演算のカットオフ周波数を高くして、積分器303の出力が中央に戻るように制御してもよい。このように制御することで、パンニングやチルティング等のユーザが意図した振れが発生した場合であっても、レンズ式像ブレ補正ユニット105及び撮像面像ブレ補正ユニット117が可動範囲に収まるように制御することが可能となる。以上で説明をした像ブレ補正量算出部203の構成を、像ブレ補正量算出部903も備える。
図2に戻り、補正分割設定部913は、レンズ記憶手段911及びカメラ記憶手段912に記憶されている防振性能および可動範囲に関する情報を基に、第1の光学防振手段と第2の光学防振手段の分割比率を決定する分割比率決定手段として機能する。
ここでレンズ記憶手段911及びカメラ記憶手段912に記憶されている情報について説明する。可動範囲に関する情報とは、レンズ式像ブレ補正ユニット105および撮像面像ブレ補正ユニット117が動作可能な範囲そのもの(○○μm、○○パルスなど)若しくは、その範囲を撮影画像のいわゆる像ブレ量に換算した情報(○○degなど)を保持している。また、防振性能とは角速度センサ201、901からレンズ式像ブレ補正ユニット105若しくは撮像面像ブレ補正ユニット117までの伝達特性から決まる情報である。伝達特性(周波数応答)の形で保持しても良いし、何らかの試験方法によって取得された数値を保持しても良い。交換レンズ100aの防振性能は角速度センサ201で取得した振れをレンズ式像ブレ補正ユニット105で補正するときの性能である。これがレンズ記憶手段911に記憶されている。カメラ本体100bの防振性能は角速度センサ901で取得した振れを撮像面像ブレ補正ユニット117で補正するときの性能である。これがレンズ記憶手段911に記憶されている。
補正分割設定部913によって決定された分割情報は、第1の補正量分割部921および第2の補正量分割部922に送られ、像ブレ補正量算出部203、903からの出力と当該分割情報とに基づいて適当な処理がなされ、像ブレ補正動作が行われる。つまり、補正分割設定部913は、第1の補正量分割部921および第2の補正量分割部922に分割情報を送信し、分割比率を設定させることで、レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117との像ブレ補正動作を制御する。これらの詳細な動作は図4及び図5を用いて後述する。なお、撮像装置100全体としては、補正分割設定部913、第1の補正量分割部921および第2の補正量分割部922が分割制御手段を構成する。また、レンズ記憶手段911、カメラ記憶手段912のうち、一方が第1の記憶手段であり、他方が第2の記憶手段である。例えば、像ブレ補正ユニットの性能が高い方が第1の記憶手段となる。交換レンズ100aの備えるレンズ式像ブレ補正ユニット105の方が防振性能が高い場合は、レンズ記憶手段911が、第1の記憶手段となる。
図4は、分割制御手段を構成する補正分割設定部913、第1の補正量分割部921および第2の補正量分割部922の構成例を示すブロック図である。図4(a)はゲインを用いて全体の像ブレ補正量を第1の補正量と第2の補正量とに分割する例であり、図4(b)、(c)はフィルタを用いて分割する例である。
図4(a)において、乗算器401は、像ブレ補正量算出部203で算出された像ブレ補正量に補正分割設定部913で決定された第1の倍率K1を乗じて第1の補正量を出力する。ここで、K1は、
0≦K1≦1 ・・・(式1)
を満たす倍率である。乗算器401で第1の倍率K1を乗じられた像ブレ補正量は、レンズ式像ブレ補正ユニット105で像ブレ補正を行う際の補正量である、第1の補正量となる。
同様に、乗算器402は、像ブレ補正量算出部903で算出された像ブレ補正量に補正分割設定部913で決定された第2の倍率K2を乗じて第2の補正量を出力する。ここで、K2は、
K1+K2=1 ・・・(式2)
を満たす倍率である。乗算器402で第2の倍率K2を乗じられた像ブレ補正量は、撮像面像ブレ補正ユニット117で像ブレ補正を行う際の補正量である、第2の補正量となる。
(式2)から明らかなように、第1の補正量と第2の補正量を加算すると装置全体の像ブレ補正の補正量となるように分割される。
図4(a)では像ブレ補正量を所定の比率(K1:K2)で分割する例を示したが、周波数帯域で分割するようにしてもよい。図4(b)、(c)は、像ブレ補正量を周波数帯域で分割する場合の補正量分割部204の構成例を示している。
図4(b)で、HPF403a、403bは、高周波帯域のみを通過させる。またHPF403a,403bは同じ特性を持つ。HPF403aは、像ブレ補正量算出部203で算出された像ブレ補正量の高周波帯域のみを通過させ、第1の補正量として算出する。同様に、HPF403bは、像ブレ補正量算出部903で算出された像ブレ補正量の高周波帯域のみを通過させる。減算器404は、HPF403bで算出された量(高周波成分)を減算することにより、第2の補正量(低周波成分)を抽出する。
一般的には撮像装置100に作用する振れのうち支配的なものは低周波成分になる。そのため、レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117のうち、像ブレ補正性能(以下、防振性能)が高い方のブレ補正ユニットに対して低周波成分に割り付ければよい。すなわち図4(b)の例では第2の補正量によって駆動される撮像面像ブレ補正ユニット117が相対的に防振性能が高い第1の光学防振手段である例を示している。レンズ式像ブレ補正ユニット105の方が性能が高い場合は、第1の補正量分割部921と第2の補正量分割部922の構成を入れ替えればよい。
また、図4(b)のような構成とすることで、第1の補正量と第2の補正量を加算すると装置全体の像ブレ補正の補正量となるように補正量が分割される。
図4(c)で、LPF405a、405bは、低周波帯域のみを通過させる。またLPF405a,405bは同じ特性を持つ。LPF405aは、像ブレ補正量算出部203で算出された像ブレ補正量の低周波帯域のみを通過させ、第1の補正量として算出する。同様に、LPF405bは、像ブレ補正量算出部903で算出された像ブレ補正量の低周波帯域のみを通過させる。減算器406は、LPF405bで算出された量(低周波成分)を減算することにより、第2の補正量(高周波成分)を抽出する。すなわち図4(c)の例では第1の補正量によって駆動されるレンズ式像ブレ補正ユニット105が相対的に防振性能が高い第1の光学防振手段である例を示している。図4(b)と同様に、撮像面像ブレ補正ユニット117の方が性能が高い場合は、第1の補正量分割部921と第2の補正量分割部922の構成を入れ替えればよい。
また、図4(c)のような構成とすることで、第1の補正量と第2の補正量を加算すると装置全体の像ブレ補正の補正量となるように補正量が分割される。
分割制御手段の動作についてさらに詳細に説明する。上述のように図4(a)の例では乗算器401と第1の倍率K1を用いて適当な比率での分割がなされる。補正分割設定部913での、第1の倍率K1の決定方法について説明する。
レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117との防振性能が等しい場合は、レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117の、像面における像ブレ補正可能量の比率に基づいて分割すればよい。すなわち等しい補正可能量を持つ場合は同じ比率(K1=K2=0.5)とし、いずれか一方の補正量が多い場合はその比率に基づいて第1の倍率と第2の倍率とを決定する。例えばレンズ式像ブレ補正ユニット部の方が補正可能量が多い場合にはK1>0.5、K2<0.5とする。このように設定することで、補正可能量を十分に活用して大きな振れが作用した場合にも、像ブレを抑制することが可能となる。
一方で、一般的にはレンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117のブレ補正性能は等しくならない。具体的には、減算器208、制御フィルタ209、OIS駆動部210、レンズ式像ブレ補正ユニット105、及び位置センサ212で形成されるシステムの伝達特性(レンズ式像ブレ補正ユニットの周波数応答)と、減算器214、制御フィルタ215、IIS駆動部216、像ブレ補正部217、及び位置センサ218で形成されるシステムの伝達特性(撮像面像ブレ補正ユニットの周波数応答)が一致しないためである。これは可動部の質量や、アクチュエータの種別などが異なるため制御フィルタ209、215を用いても同じ補正性能に出来ないことによる。
また、すでに述べたように角速度センサ201、901の性能も等しくない場合がある。これら、ブレの検出から補正ユニットの位置制御までの性能から決まる防振性能がレンズ記憶手段911、カメラ記憶手段912に記憶されている。あわせてレンズ記憶手段911にはレンズ式像ブレ補正ユニット105の可動範囲の関する情報が、カメラ記憶手段912には撮像面像ブレ補正ユニット117の可動範囲に関する情報が記憶されている。
一例として、交換レンズ100aの防振性能の方が高い場合について説明する。この時、レンズ式像ブレ補正ユニット105が第1の光学防振手段に、撮像面像ブレ補正ユニット117が第2の光学防振手段に、レンズ記憶手段911が第1の記憶手段に、カメラ記憶手段912が第2の記憶手段にそれぞれ対応する。
可動範囲のみに着目した場合、撮像装置100全体で補正する像ブレ補正量(像ブレ補正量算出部203、903の出力)を、像ブレ量に換算した可動範囲(以下、防振範囲と呼ぶ)の比率で分担することが好ましい。例えば、レンズ式像ブレ補正ユニット105の防振範囲と撮像面像ブレ補正ユニット117の防振範囲が3:7の比率であれば、その比率で動かすことで大きな振れが作用しても容易に対応することが出来る。この分割方法が像ブレ補正可能範囲(以下、防振範囲と呼ぶ)を最大化する第1の分割比率である。
一方で、防振範囲を無視し、防振性能にのみ着目した場合、防振性能が高い(撮像装置100に作用する振れに対して周波数応答がゲイン=1、位相=0degに近い)方を択一的に使用することが好ましい。この分割方法が防振性能を最大化する第2の分割比率である。
ここで注目するべきは、第1の分割比率を選択した場合であって、小さい振れが作用した場合には第2の分割比率に比べて防振性能は低下することである。低下の度合いはそれぞれの防振性能の比率によって決まる。また、大きな振れが作用した場合には第2の分割比率を選択し、第1の光学防振手段のみを使用した場合は、補正可能な補正量が不足し、防振性能が低下する。
上記に示したように、第1の分割比率、第2の分割比率はそれぞれ振れの大きさ、防振性能に着目した場合には適切なものである。振れの大きさの観点では、小さい振れの場合には第2の分割比率を用いるのが好ましく、大きな振れの場合には第1の防振比率を用いることが望ましい。一方で、撮影条件によってはこれらの比率の間にある第3の分割比率で分割することが望ましい場合もある。例えば、防振性能のみに着目した第2の分割比率では防振範囲がやや不足し、防振範囲のみに着目した第1の分割比率では防振範囲に余裕があり、防振性能の低下が目立つ場合である。
実際にレンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117との制御に用いる分割比率(以下、最終分割比率と呼ぶ)の決定方法について、図5を用いて説明する。図5(a)、(b)はゲインを用いて分割する場合の最終分割比率を示しており、図4(a)の分割方法と対応する。図5(b)はフィルタを用いて分割する場合の最終分割比率を示しており、図4(b)、(c)の分割方法と対応する。
図5(a)は、交換レンズ100aの防振性能が相対的に高く、所定の比率で分割する場合のK1およびK2の設定例を示した表である。スラッシュ(/)の左側がK1の値を右側がK2の値をそれぞれ示している。図5(b)は、撮像面像ブレ補正ユニット117の防振性能が相対的に高く、所定の比率で分割する場合のK1およびK2の設定例を示した表である。スラッシュ(/)の左側がK1の値を右側がK2の値をそれぞれ示している。
表中に〇を付した欄は、防振範囲を最大化する分割比率であり、上述の第1の分割比率となっている。また、●を付した欄は防振性能を最大化する分割比率であり、上述の第2の分割比率となっている。その他の欄は第1の分割比率と第2の分割比率の間の比率であり、上述の第3の分割比率となっている。
露光中に生じる像ブレが小さい場合は、像ブレ補正をしないと像ブレが生じるが、大きな防振範囲は必要なく、防振範囲は小さくて良い。よって、第2の分割比率を最終分割比率とし、防振性能が高い方を択一的に動作させればよい。図5(a)の例では、露光時間が1/60[s]以下且つ焦点距離が70mm以下、または、露光時間が1/60~1/15[s]且つ焦点距離が24mm以下の場合は、露光中に生じる像ブレが小さいと判断し、第1の倍率K1=1、第2の倍率K2=0を設定する。これにより相対的に防振性能が高い交換レンズ100aのみによって像ブレ補正動作が行われ、高い防振性能が得られる。
一方で、露光中に生じる像ブレが大きい場合は、第2の防振比率では防振範囲が不足すると見込まれる。この場合は、防振性能が相対的に低下するよりも防振範囲が不足する方が、像ブレ残りが大きくなることが見込まれる。よって、第1の分割比率を最終防振比率とし、防振範囲が広くなるように動作させればよい。図5(a)の例では、露光時間が4[s]以上且つ焦点距離が70mm以上、若しくは、露光時間が1~4[s]且つ焦点距離が200mm以上の場合は、露光中に生じる像ブレが大きいと判断し、第1の倍率K1=0.3、第2の倍率K2=0.7を設定する。この倍率の比はレンズ記憶手段911およびカメラ記憶手段912に記憶されている防振範囲を示す情報を読み出すことで取得し、この情報に基づいて決定すればよい。これにより大きな防振範囲が確保され、大きなブレが生じても適切に防振される。
その他の条件では、(式2)のK1+K2=1を守りつつ、第1の分割比率と第2の分割比率の間にある第3の分割比率を最終分割比率とする。これにより、露光中に生じると思われる像ブレ量に応じた防振範囲を確保できると共に、防振性能も活かした制御が実現される。
図5(a)の例では撮影条件として、焦点距離、露光時間を例示した。補正分割設定部913が、これらの撮影条件を取得する撮影条件取得手段として機能し、これらの情報に基づいて表内の最終分割比率を決定する。焦点距離は長い方が像ブレが大きくなり、露光時間は長い方が像ブレが大きくなる。そのほかに像ブレ量を支配する要因として、撮影光学系の結像倍率、当該撮影よりも前の時間にカメラに作用したカメラのブレ状態がある。結像倍率は大きい方が像ブレが大きくなる。当該撮影よりも前の時間にカメラに作用したカメラのブレ状態とは、露光に先立って撮像装置100に作用している振れを解析しその大きさによって、露光中に生じる像ブレを予測する方法である。分かりやすい例としては、三脚に設置された場合などは振れはほとんど観測されないので露光中の生じる像ブレは小さいと予測される。手で撮像装置100をもって撮影する場合には、撮影者のいわゆる手ブレの大きさが観測され、その大きさに応じて適当な分割比率が選ばれる。
図5(b)はカメラ本体100bの防振性能が相対的に高く、所定の比率で分割する場合のK1およびK2の設定例を示した表である。図5(a)と同様に、表中に〇を付した欄は、防振範囲を最大化する分割比率であり、上述のる第1の分割比率となっている。また、●を付した欄は防振性能を最大化する分割比率であり、上述の第2の分割比率となっている。その他の欄は第1の分割比率と第2の分割比率の間あり、上述の第3の分割比率となっている。
図5(a)で説明をしたように、露光中に生じる像ブレが小さい場合は、防振範囲は小さくて良いので、第2の分割比率を最終分割比率として、防振性能が高い方(ここではカメラ本体100b)を択一的に動作させればよい。露光中に生じる像ブレが大きい場合は、防振性能は相対的に低下しても良いので、第1の分割比率を最終分割比率として、防振範囲が広くなるように動作させればよい。図5(b)の例では、第1の倍率K1=0.6、第2の倍率K2=0.4を設定する。その他の条件では、(式2)のK1+K2=1を守りつつ、第1の分割比率と第2の分割比率の間にある第3の分割比率を最終分割比率とする。これにより、露光中に生じると思われる像ブレ量に応じた防振範囲を確保できると共に、防振性能も活かした制御が実現される。
図5(c)はフィルタを用いた例である。表中の値はLPF/HPFフィルタの遮断周波数である。まず図5(c)と図4(b)を組み合わせて利用した場合を説明する。図4(b)ではHPFを利用して分割比率を決定する。
図5(a)と同様に、表中に〇を付した欄は、防振範囲を最大化する分割比率であり、第1の分割比率となっている。また、●を付した欄は防振性能を最大化する分割比率であり、第2の分割比率となっている。その他の欄は第1の分割比率と第2の分割比率の間あり、第3の分割比率となっている。
露光中に生じる像ブレが小さい場合は、防振範囲は小さくて良いので、第2の分割比率を最終分割比率とし、防振性能が高い方を択一的に動作させればよい。図5(c)の例では、図5(a)と同様に露光時間が1/60[s]以下且つ焦点距離が70mm以下、または、露光時間が1/60~1/15[s]且つ焦点距離が24mm以下の場合は、露光中に生じる像ブレが小さいと判断する。そしてこの撮影条件の場合、遮断周波数を50Hzに設定する。撮像装置100に作用する振れは50Hzよりも低い周波数がほとんどである。そのため図4(b)の第1の補正量はほとんどゼロになり、第2の補正量のみで防振がなされる。これにより、ほとんど相対的に防振性能が高いカメラ本体100bのみによって防振が行われ、高い防振性能が得られる。
一方で、露光中に生じる像ブレが大きい場合は、防振性能は相対的に低下しても良いので、第1の分割比率を最終分割比率として、防振範囲が広くなるように動作させればよい。図5(c)の例では、露光時間が4[s]以上且つ焦点距離が70mm以上、若しくは、露光時間が1~4[s]且つ焦点距離が200mm以上の場合は、露光中に生じる像ブレが大きいと判断し、遮断周波数を1Hz設定する。これにより図4(b)の第1の補正量は1Hz以上の振れに対応し、第2の補正量は1Hz以下の振れに対応する。一般的に人が構えた時などに撮像装置100に作用する振れの成分は既知であるため、遮断周波数を調整することで補正量の比率を調整できる。遮断周波数は、レンズ記憶手段911およびカメラ記憶手段912に記憶されている防振範囲を示す情報に基づいて決定すればよい。これにより大きな防振範囲が確保され、大きなブレが生じても適切に防振される。
その他の条件では、(式2)のK1+K2=1を守りつつ、第1の分割比率と第2の分割比率の間にある第3の分割比率で動作する。これにより、露光中に生じると思われる像ブレ量に応じた防振範囲を確保できると共に、防振性能も活かした制御が実現される。
最後に、図5(c)と図4(c)を組み合わせて利用した場合を説明する。表中に〇を付した欄は、防振範囲を最大化する分割比率であり、第1の分割比率となっている。また、●を付した欄は防振性能を最大化する分割比率であり、第2の分割比率となっている。その他の欄は第1の分割比率と第2の分割比率の間あり、第3の分割比率となっている。
露光中に生じる像ブレが小さい場合は、防振範囲は小さくて良いので、第2の分割比率を最終分割比率とし、防振性能が高い方を択一的に動作させればよい。図5(c)の例では、遮断周波数を50Hzに設定する。撮像装置100に作用する振れは50Hzよりも低い周波数がほとんどである。そのため図4(c)の第2の補正量はほとんどゼロになり、第1の補正量のみで防振がなされる。これにより、ほとんど相対的に防振性能が高い交換レンズ100aのみによって防振が行われ、高い防振性能が得られる。
一方で、露光中に生じる像ブレが大きい場合は、防振性能は相対的に低下しても良いので、第1の分割比率を最終分割比率として、防振範囲が広くなるように動作させればよい。〇を付した条件では、遮断周波数を1Hz設定する。これにより図4(c)の第1の補正量は1Hz以下の振れに対応し、第2の補正量は1Hz以上の振れに対応する。
その他の条件では、(式2)のK1+K2=1を守りつつ、第1の分割比率と第2の分割比率の間にある第3の分割比率で動作する。これにより、露光中に生じると思われる像ブレ量に応じた防振範囲を確保できると共に、防振性能も活かした制御が実現される。
図6を用いて、第3の分割比率を最終分割比率として用いることの効果について説明する。図6は撮像装置100に作用する振れ量(以下、振れ量)と、撮像画像に生じる像ブレ量の関係を示したグラフである。像ブレ補正を行った場合は補正できなかった像ブレ量(以下、像ブレ残り量)を示している。図6の横軸は、露光中に撮像装置100に作用する振れの大きさを示す。縦軸は、振れによって撮像画像に生じる像ブレ量を示す。
図6(a)を用いて、第1の光学防振手段と第2の光学防振手段との防振性能の違いと像ブレ残り量との関係について説明する。直線1001は防振を行わない場合を、直線1002は相対的に防振性能が低い第2の光学防振手段のみで防振を行った場合を、直線1003は相対的に性能が高い第1の光学防振手段のみで防振を行った場合をそれぞれ示している。図6(a)では直線1002の傾きは直線1001の半分であり、防振をしない場合と比較して像ブレ量を半分に低減できる(CIPA規格により、手ブレ補正効果が1段と呼ばれる状態)。直線1003の傾きは直線1001の1/8であり、防振をしない場合と比較して像ブレ量を1/8に低減できる(防振性能が3段と呼ばれる状態)。
図6(a)において、振れ量1004が露光中に作用すると、防振を行わない場合は像ブレ量1001aが生じる。同様に、第2の光学防振手段で防振を行った場合は像ブレ量1002aが、第1の光学防振手段で防振を行った場合像ブレ量1003aの像ブレが補正できずにブレ残る。明らかに、像ブレ量1001aよりも像ブレ量1002a、1003aの方が小さく、防振しない場合よりも防振した場合のほうが像ブレ量は低減される。これが防振の効果である。さらには、像ブレ量1002aよりも像ブレ量1003aの方が小さく、相対的に性能が高い第1の光学防振手段を利用した方が、像ブレ残り量が低減される。これが防振性能の差である。
図6(b)を用いて、防振装置の防振範囲の影響と駆動比率について説明する。図6(b)において相対的に防振性能が高い第1の光学防振手段の防振範囲1005は、第2の光学防振手段の防振範囲1006よりも狭いものとする。また、第1の光学防振手段の動作範囲と第2の光学防振手段の動作範囲を合算した範囲を防振範囲1007で示している。折れ線1010a、1010bは第1の光学防振手段のみを利用した場合の、振れ量と像ブレ量との関係を示している。折れ線1020a、1020bは、第2の光学防振手段のみを利用した場合の振れ量と像ブレ量の関係を示している。破線1010c、1020cは、それぞれ、防振範囲を考慮しない場合の第1の光学防振手段のみを利用した場合の振れ量と像ブレ量との関係と、第2の光学防振手段のみを利用した場合の振れ量と像ブレ量との関係を示している。破線1010cは、図6(a)の直線1003に、破線1020cは直線1002と傾きが同じである。この破線1010c、1020cの状態は、実際には防振範囲が足りないために実現できない。
点1011,1021はそれぞれ第1の光学防振手段、第2の光学防振手段の防振範囲を使い切った点を示している。直線1031は点1011から直線1020aと同じ傾きで引かれた直線を、点1032は直線1031と1007の範囲の交点を、直線1030は原点と1032を結ぶ直線である。点1033は直線1032と直線1010bの交点である。
図6(a)の説明では光学防振手段の防振範囲を無視して説明をした。しかしながら、実際には、図6(b)に示すように防振範囲は有限である。例えば、第1の光学防振手段の防振範囲1005よりも大きな振れが作用した場合は、第1の光学防振手段だけでは防振を行うことが出来ない。そのため、点1011で直線1010a線が折れ、これよりも大きな振れにおける直線1010bの傾きは防振をしない場合の直線1001の傾きと同じである。その結果、第1の光学防振手段のみを利用した場合の像ブレ量は折れ線1010a、1010bで示したようになる。
同様に、第2の光学防振手段のみを利用した場合も点1021で直線1020aが折れ、これよりも大きな振れにおける直線1020bと直線1001の傾きは同じである。その結果、第2の光学防振手段のみを利用した場合の像ブレ量は折れ線1020a、1020bで示したようになる。すでに説明したが、防振範囲外であるために、破線1010c,1020cは実現することが出来ない。
図6(b)の例では、第1の光学防振手段の防振範囲1005と第2の光学防振手段の防振範囲1006は0.33:0.67(=1:2)の比率である。これは、第1の分割比率に相当する。この比率で第1と第2の光学防振手段を動作させた場合の振れ量と像ブレ量との関係を示すのが直線1030である。
防振範囲を無視した時に防振性能を最大化出来る比率である第2の分割比率は、第1の光学防振手段を択一的に使用する場合であり、比率が1:0である。この場合の振れ量と像ブレ量との関係は折れ線1010a,1010bで示されている。
図6(b)において、撮像装置に振れ量1005(=第1の光学防振手段の動作範囲)が作用した場合を考える。この時、第1の光学防振手段を択一的に使用する第2の分割比率での像ブレ量1051は、第2の光学防振手段を択一的に使用した場合の像ブレ量1052よりも小さい。さらに、第1の光学防振手段を択一的に使用した場合の像ブレ量1051は、防振範囲を最大化させる第1の分割比率での像ブレ量1053よりも小さい。このように、振れ量1005が作用した場合は第2の分割比率で動作させることが適切である(防振性能を最大化できる)ことが分かる。
次に、図6(b)において、撮像装置に振れ量1007(=第一の光学防振手段の動作範囲+第二の光学防振手段の動作範囲)が作用した場合を考える。この時、第1の光学防振手段を択一的に使用する第2の分割比率での像ブレ量1041よりも、第2の光学防振手段を択一的に使用した場合の像ブレ量1042の方が小さい。さらに、第2の光学防振手段を択一的に使用した場合の像ブレ量1042よりも、防振範囲を最大化させる第1の分割比率での像ブレ量1043の方が小さい。このように、振れ量1007が作用した場合は第1の分割比率で動作させることが適切である(防振性能を最大化できる)ことが分かる。
図6(b)で説明したように、動作範囲に限りがある場合は、撮像装置に作用する振れの大きさに応じて、適切な分割比率を与えることが適切であることが分かる。また、相対的に性能が低い第2の光学防振手段のみを択一的に使用する折れ線1020a、1020bは常に第1の分割比率を示す直線1032よりも像ブレ量が大きく、動作の割り当てとして適切ではないことが分かる。そこで、図の煩雑さを避けるためにも、図6(c)の説明では、この選択肢は省略して図示する。
特許文献2に示された方法を、図6(b)を用いて説明する。特許文献2には、複数のブレ補正手段がある場合に、主として性能が良いブレ補正手段を動作させ、ストローク端に近づいた場合に他方を動かすことが開示されている。この動作が適切に実現されると、振れ量と像ブレ量との関係は、原点→点1011→(直線1031に沿って)→点1032になる。これにより像ブレ量を極小化することが出来る。一方で、この方法を用いると、点1011付近で非線形な処理が必要となる。この境界を跨ぐように振れが複雑に作用した場合には、通信の遅れや動き出し、急停止等の非線形処理および補正部の応答によって適切に動作できない場合がある。また、常時防振範囲の端に近づくことを監視し、処理の切り替えを高速に行う必要がある。この処理は、リソースを多く必要とし、一般的な組み込み機器では簡単ではない。そこで、本実施形態では、撮影条件に応じて最終分割比率を変更することにより、特許文献2に示された方法よりも簡易に、且つ、第1と第2の分割比率のみを使う形態よりも像ブレ残り量を軽減できる方法を提案する。
図6(c)は第3の分割比率が適当である場合を示す例である。直線1110は第3の分割比率で第1と第2の光学防振手段を動作させた場合の振れ量と像ブレ量との関係を示している。
図6(c)の例では第3の分割比率を、第1の光学防振手段と第2の光学防振手段=1:1として示した。この場合、直線1110の傾きは、図6(b)で説明をした直線1010aの傾きと直線1020aの傾きの間の値になる。また、第1の分割比率の比率は1:2だったので、直線1030よりも小さい傾きの直線になる。正確な傾きは像ブレ量と分割比率から計算すればよい。例えば、1:1であれば、傾き1/2と傾き1/8をから1/2x1/2+1/8x1/2=5/16である。1:2の場合は1/2x2/3+1/8x1/3=3/8=6/16である。
振れ1100が作用した場合、第2の分割比率で動作させた場合の像ブレ量1101と、第1の分仮比率で動作させた場合の像ブレ量1103よりも、第3の分割比率で動作させた場合の像ブレ量1104が小さい。すなわち、第3の分割比率で動作させた場合、第1の分割比率、第2の分割比率で動作させるよりも防振性能が高い。これが第3の分割比率を用いる効果である。複数の防振手段がある場合に、簡易な方法によって適切に像ブレ補正を行い、高い性能を得ることが可能となる。
図2に戻り、駆動量変換部207は、第1の補正量分割部921から出力された補正量(像面における補正量、補正角度)を、レンズ式像ブレ補正ユニット105で適切に補像ブレ補正を行うための移動量に変換して、駆動目標位置として出力する。位置センサ212は、レンズ式像ブレ補正ユニット105の位置情報を検出する。減算器208は、駆動目標位置からレンズ式像ブレ補正ユニット105の位置情報を減算することにより、偏差データを求める。偏差データは、制御フィルタ209に入力され、利得増幅及び位相補償等の種々の信号処理が施され、OIS駆動部210に供給される。OIS駆動部210は、制御フィルタ209の出力に従ってレンズ式像ブレ補正ユニット105を駆動する。これにより、補正光学系が光軸と垂直な方向に移動する。そして、移動したレンズ式像ブレ補正ユニット105の位置情報は再び位置センサ212で検出されて次の偏差データが算出される。即ち、フィードバックループが形成されており、レンズ式像ブレ補正ユニット105は、駆動目標位置と位置情報の差分が小さくなるように制御される。これにより、駆動目標位置に追従するように補正光学系を駆動することができる。
駆動量変換部213は、第2の補正量分割部922から出力された第2の補正量を、撮像面像ブレ補正ユニット117で適切に像ブレ補正を行うための移動量に変換して、駆動目標位置として出力する。位置センサ218は、撮像面像ブレ補正ユニット117の位置情報を検出する。減算器214は、駆動目標位置から撮像面像ブレ補正ユニット117の位置情報を減算することにより、偏差データを求める。偏差データは、制御フィルタ215に入力され、利得増幅及び位相補償等の種々の信号処理が施され、IIS駆動部216に供給される。IIS駆動部216は、制御フィルタ215の出力に従って撮像面像ブレ補正ユニット117を駆動する。これにより、撮像面が光軸と垂直な方向に移動する。
このように、レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117は、装置全体の振れに対応する像ブレを分担して補正するように協調して動作をする。このような協調動作により、像ブレ補正の補正可能範囲を拡大することが可能である。一方の補正部のみを択一的に使用する場合も、1:0の分割比率として広義に協調と呼ぶことにする。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置が複数の防振手段を備える場合に、撮影条件に応じて決定した分割比率で協調像ブレ補正を行うことができる。
これにより、全体として高い防振性能を得ることが可能な像ブレ制御装置を提供することが可能となる。
また、防振範囲を考慮した分割比率と防振性能を考慮した分割比率との間の分割比率(第3の分割比率)を用いて協調して像ブレ補正を行うことができる。これにより、全体として高い防振性能を得ることが可能な像ブレ制御装置を提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、補正分割設定部913はカメラ本体100bにある場合について説明したが、交換レンズ100aに設けても良い。また、本実施形態では、最終分割比率を取得する補正分割設定部913が、レンズ記憶手段911とカメラ記憶手段912から取得した情報に基づいて第1の分割比率を取得する手段と第2の分割比率を取得する手段としても機能する形態について説明をした。しかしながら、これらは別のブロックとして構成してもよい。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態において、撮像装置100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図1参照)。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
第1の実施形態では、交換レンズ100aは交換レンズ内の角速度センサ201を用いて、カメラ本体100bはカメラ本体内の角速度センサ901を用いて、それぞれ撮像装置全体の像ブレ補正量を取得する構成について説明をした。更に第1の実施形態では、取得した全体の像ブレ補正量を第1の補正量分割部921および第2の補正量分割部922で分割することでレンズ式像ブレ補正ユニット105及び撮像面像ブレ補正ユニット117を協調させて像ブレ補正を行う構成について説明した。
一方、第2の実施形態では、カメラ本体100bに備えられた角速度センサ901を用いて、各々の像ブレ補正ユニットを駆動するための補正量(を取得する構成について説明する。カメラ本体100bは、第1の補正量を交換レンズ100aへ送信することで、レンズ式像ブレ補正ユニット105による像ブレ補正を制御する。また、カメラ本体100bは、カメラ本体100bにおいて算出した第2の像ブレ補正量を用いて撮像面像ブレ補正ユニットを制御する。この時、第1のブレ補正量と第2のブレ補正量を加算すると全体で1となる(つまり、像ブレ補正量算出部903の出力と等しくなる)ようにする。
図7は、第2の実施形態に係る像ブレ補正制御について説明するブロック図である。図2と比較すると、第1の補正量分割部921を備えず、補正量分割部2000が設けられている点が異なる。また、交換レンズ100aは、角速度センサ201、A/D変換器202、像ブレ補正量算出部203は備えているが、像ブレ補正動作の制御には用いないため、他のブロックと接続されていない点も異なる。
図7において、補正量分割部2000はカメラシステム制御部126により実装される。また、補正分割設定部913および補正量分割部2000が本実施例の分割制御手段となる。また、図7において、駆動量変換部207は補正量分割部2000から、カメラ通信制御部127、レンズ通信制御部112を介して駆動量(第1の補正量)を受け取り、レンズ式像ブレ補正ユニット105を動作させる。
図8は、分割制御手段を構成する補正分割設定部913、補正量分割部2000の構成例を示すブロック図である。補正量分割部200は、第1の実施形態における第1の補正量分割部921と第2の補正量分割部922との機能を有し、撮像装置全体の像ブレ補正量を第1の補正量と第2の補正量とに分割する。図8(a)はゲインを用いて分割する例であり、図8(b)、(c)はフィルタを用いて分割する例である。
図8(a)において、乗算器2001は、像ブレ補正量算出部903で算出された像ブレ補正量に補正分割設定部913で決定された第1の倍率K1を乗じて第1の補正量を出力する。ここで、第1の倍率K1は、第1の実施形態と同様、(式1)を満たす倍率である。乗算器2001で第1の倍率K1を乗じられた像ブレ補正量は、レンズ式像ブレ補正ユニット105で像ブレ補正を行う第1の補正量となる。減算器2002は、像ブレ補正量算出部903で算出された撮像装置全体の補正量から、乗算器2001で算出された量(第1の補正量)を減算することにより、第2の補正量を算出する。第1の補正量と第2の補正量を加算すると装置全体の像ブレ補正の補正量となるように分割される。尚、第1の実施形態と同様に、第1の倍率K1と第2の倍率K2(K2=1-K1)を用いて第1の補正量と第2の補正量とを取得してもよい。
図8(a)では像ブレ補正量を所定の比率で分割する例を示したが、周波数帯域で分割するようにしてもよい。図8(b)、(c)は、像ブレ補正量を周波数帯域で分割する場合の補正量分割部2000の構成例を示している。
図8(b)で、HPF2003は、高周波帯域のみを通過させる。HPF2003は、像ブレ補正量算出部903で算出された像ブレ補正量の高周波帯域のみを通過させ、第1の補正量として取得する。減算器2004は、撮像装置全体の補正量からHPF2003で取得された第1の補正量(高周波成分)を減算することにより、第2の補正量(低周波成分)を抽出する。第1の実施形態と同様、レンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117のうち、防振性能が良い方に対して低周波成分に割り付ければよい。図8(c)はフィルタがLPF2005になったのみで同様の構成となっており、撮像装置全体の補正量からLPF2005で取得された第1の補正量(低周波成分)を減算することにより、第2の補正量(高周波成分)を抽出する。
このような構成とすることで、第1の実施形態と同様に、最終分割比率に基づいて全体の補正量を第1の補正量と第2の補正量とに分割することができる。よって、最終分割比率に基づいてレンズ式像ブレ補正ユニット105と撮像面像ブレ補正ユニット117との像ブレ補正を制御することが出来る。
最終分割比率の取得方法は第1の実施形態と同様である。すなわち、カメラの撮影条件に応じて防振範囲を最大化する分第1の分割比率と、防振性能を最大化する第2の分割比率と、第1と第2の分割比率の間の第3の分割比率とを撮影条件に応じて選択する。第1の実施形態と同様に、像ブレ量が小さいことが予測され、防振性能を最大化したい場合は、第2の分割比率を最終分割比率とし、防振性能が高い方を択一的に動作させるようにすればよい。尚、防振性能が同じとみなせる場合は1:1で動作させればよい。また、像ブレ量が大きいこと予測され、防振範囲を最大化したい場合は、第1の分割比率を最終分割比率とする。撮像装置100に作用すると予想される振れの大きさに応じて、第1の分割比率と第2の分割比率の間の第3の分割比率を最終分割比率に設定すればよい。その結果、撮像装置が複数の防振手段を備える場合に、簡易な方法によって適切に像ブレ補正を行い、全体として高い防振性能を得ることが可能となる。
本実施形態では、補正分割設定部913および補正量分割部2000をカメラ本体100bに備えたが、交換レンズ100aに備えるようにしても良い。
また、本実施形態(図7)の構成では、角速度センサ201、901はカメラ本体100bおよび交換レンズ100aの双方に備えられているが、角速度センサ901のみを用いて制御系を構成した。他方の角速度センサ201を用いても良い。
さらに望ましくは、角速度センサ201、901のいずれを用いるかを、レンズ記憶手段911、カメラ記憶手段912の情報によって切り替えても良い。すなわち、第1の実施形態で説明したように、像ブレ補正量算出部203、903の中にはHPF701を備えており(図3参照)、このフィルタの特性は角速度センサ201,901の性能によって決まっている。そこで、HPFの遮断周波数など、角速度センサ201,901の性能に関する情報をレンズ記憶手段911、カメラ記憶手段912に記憶しておく。この構成であれば、HPF701の遮断周波数が低い方が角速度センサの性能が高いとみなせるので、性能が高い方の角速度センサの情報を補正量分割部2000に入力されるように構成すればよい。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態において、撮像装置100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図1、2参照)。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
第1の実施形態では、レンズ記憶手段911とカメラ記憶手段912とから、それぞれの像ブレ補正手段の防振範囲を取得し、防振範囲を最大化する第1の分割比率を取得した。本実施形態では、第1の分割比率をあらかじめ定め、交換レンズ100aとカメラ本体100bのうち、補正分割設定部913を備える方の記憶手段に記憶させておく点が第1の実施形態と異なる。撮像装置100は交換レンズ100a、カメラ本体100bを組み合わせて使用する撮像システムである。このようなシステムにおいては、様々なレンズ、カメラの組み合わせが考えられる。しかしながら、交換レンズによって、またはカメラ本体によって、防振範囲の差が小さいことが想定されるシステムも考えられる。この場合、それぞれの記憶手段から防振範囲を取得して、厳密に第1の分割比率を取得する代わりに、想定される凡その防振範囲に基づいて第1の分割比率を決定しておけば、第1の実施形態よりも簡易に最終分割比率を決定することができる。例えば、交換レンズ100a、カメラ本体100bの動作範囲は略同等あるとみなすことができるシステムの場合、第1の分割比率をあらかじめ1:1として決定しておくことができる。
本実施形態では、第1の記憶手段と第2の記憶手段から防振性能に関する情報を取得するが、すでに第1の分割比率は決定されているので、防振範囲に関する情報は取得しない。補正分割設定部913は、第1の分割比率よりも相対的に防振性能が高い第1の光学防振手段の比率を高めた第4の分割比率を最終分割比率として設定する。このようにすることで、第1の実施形態で示した第3の分割比率で動作させた場合と、同様の効果を得ることが出来る。すなわち、露光中に生じると思われる像ブレ量に応じた防振範囲を確保できると共に、防振性能も活かした制御が実現される。
また、交換レンズ100aが対応できる像ブレは、焦点距離によらず同程度確保されることが多いが、カメラ本体100bが対応できる像ブレは、焦点距離が長くなると相対的に減少することが一般的である。これは、像ブレ量Δxは、焦点距離をf振れ量をΔθとしたときに以下のようになるためである。
Δx=f tan Δθ (式3)
(式3)から分かるように、焦点距離が長くなると、撮像面で生じる像ブレは大きくなる。一方で、カメラ本体100bが備える撮像面像ブレ補正ユニット117の動作範囲は不変であるため、対応できる振れの範囲(Δθ)が小さな値となる。
そこで、これらの関係をテーブルなどに記憶しておいて参照して利用しても良い。例えば、焦点距離50mmでは、交換レンズ100aとカメラ本体100bの第1の分割比率を1:2(カメラ本体の方が多い)、焦点距離100mmでは、交換レンズ100aとカメラ本体100bの第1の分割比率を1:1(カメラ本体とレンズを同じ比率)とする。更に、焦点距離200mmでは、交換レンズ100aとカメラ本体100bの第1の分割比率を2:1(交換レンズの方が多い)とする。このように、焦点距離によって第1の分割比率を決定しておき、補正分割設定部913が撮影光学系の焦点距離に合わせて定められた第1の分割比率を記憶手段から取得してもよい。
本実施形態では、防振性能を参照して性能が高い方の比率を高めた第4の比率を取得し、これを最終分割比率として設定する。上の例で、カメラ本体100bの方が性能が高く焦点距離が100mmの場合は1:1よりもカメラ本体100bの比率を高め、例えば1:2などとすればよい。どの程度の比率を変更するかは、第1の実施形態と同様に、撮影条件を斟酌して決定すればよい。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、撮像装置が複数の防振手段を備える場合に、簡単な構成で適切に協調像ブレ補正を行い、全体として高い防振性能を得ることが可能な装置を提供することが可能となる。
[その他の実施形態]
上述した各実施形態では、角速度センサを用いて振れ検出を行う構成について説明したが、他の構成により振れ検出を行ってもよい。例えば、加速度センサを用いて加速度から振れ量を算出したり、画像データから動き情報を検出して装置の振れ量を算出したりする構成を採用可能である。
また、上述した各実施形態では、交換レンズ100aが備える像ブレ補正ユニットは、レンズ式像ブレ補正ユニットとしたが、プリズムなど、レンズ以外の光学素子を用いた光学式像ブレ補正ユニットを用いることもできる。
また、上述の第1、第2の実施形態では、第1の分割比率、第2の分割比率の夫々を最終分割比率として設定する撮影条件が存在する形態について説明をした。しかしながら、設定可能な焦点距離や防振範囲の大きさによっては、常に第3の分割比率が設定されるような形態でもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
100a 交換レンズ
100b カメラ本体
105 レンズ式像ブレ補正ユニット
110 レンズ振れ検出部
111 レンズシステム制御部
112 レンズ通信制御部
117 撮像面像ブレ補正ユニット
126 カメラシステム制御部

Claims (15)

  1. 第1の像ブレ補正手段と、
    前記第1の像ブレ補正手段よりも、像ブレ補正性能が低い第2の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正を制御する像ブレ制御装置であって、
    第1の分割比率を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の分割比率に基づいて、最終分割比率を決定する分割比率決定手段と、
    前記分割比率決定手段により決定された前記最終分割比率に基づいて、前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する制御手段と、を備え、
    前記分割比率決定手段は、
    前記第1の比率よりも前記第1の像ブレ補正手段の比率を高めた分割比率を、前記最終分割比率として決定することが可能であることを特徴とする像ブレ補正制御装置。
  2. 前記第1の分割比率は撮影光学系の焦点距離によって異なることを特徴とする請求項1記載の像ブレ補正制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段との、像面における像ブレ補正量の比率が、前記最終分割比率となるように、前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の像ブレ補正制御装置。
  4. 前記第1の取得手段は、
    前記第1の像ブレ補正手段の可動範囲に関する情報と前記第2の像ブレ補正手段の可動範囲に関する情報とを取得し、
    前記第1の像ブレ補正手段の可動範囲に関する情報と前記第2の像ブレ補正手段の可動範囲に関する情報とに基づいて前記第1の分割比率を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置。
  5. 前記第1の分割比率は、予め定められ、記憶手段に記憶されており、
    前記第1の取得手段は、前記記憶手段から前記第1の分割比率を読み出すことで前記第1の分割比率を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置。
  6. 前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段との像ブレ補正性能に基づいて第2の分割比率を決定して取得する第2の取得手段を備え、
    前記分割比率決定手段は、前記第1の分割比率と前記第2の分割比率とに基づいて前記最終分割比率を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置。
  7. 前記第1の分割比率は、前記第1の像ブレ補正手段および前記第2の像ブレ補正手段を利用して像ブレ補正可能範囲を最大化する分割比率であり、
    前記第2の分割比率は、前記像ブレ補正性能を最大化する分割比率であり、
    前記最終分割比率は、前記第1の分割比率と前記第2の分割比率との間の比率であることを特徴とする請求項6に記載の像ブレ補正制御装置。
  8. 前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とのいずれかを備える撮像装置に設定されている撮影条件を取得する撮影条件取得手段を備え、
    前記分割比率決定手段は、前記撮影条件取得手段により取得された前記撮影条件に基づいて前記最終分割比率を決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置。
  9. 前記撮影条件とは、露光時間、撮影光学系の焦点距離、撮影光学系の結像倍率、当該撮影よりも前の時間にカメラに作用したカメラのブレ状態の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項8に記載の像ブレ補正制御装置。
  10. 前記分割比率決定手段は、前記撮影条件により、前記第1の分割比率を最終分割比率とする場合があることを特徴とする請求項8または9に記載の像ブレ補正制御装置。
  11. 前記最終分割比率はゲインを示すことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置。
  12. 前記最終分割比率は、遮断周波数を示すことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置。
  13. 撮像装置に対して取り付け可能な交換レンズであって、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置と、
    撮影光学系とを備え、
    前記撮影光学系が、前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とのいずれかとして機能する像ブレ補正手段を備えることを特徴とする交換レンズ。
  14. 交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の像ブレ補正制御装置と、
    前記交換レンズからの光を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を移動させるアクチュエータとを備え、
    前記撮像素子と前記アクチュエータとを含む撮像面像ブレ補正手段が、前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段のいずれかとして機能することを特徴とする撮像装置。
  15. 第1の像ブレ補正手段と、
    前記第1の像ブレ補正手段よりも、像ブレ補正性能が低い第2の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正の制御方法であって、
    第1の分割比率を取得する工程と、
    前記第1の分割比率に基づいて、最終分割比率を決定する工程と、
    前記最終分割比率に基づいて、前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する工程と、を有し
    前記最終分割比率を決定する工程において、
    前記第1の比率よりも前記第1の像ブレ補正手段の比率を高めた分割比率を、前記最終分割比率として決定することが可能であることを特徴とする像ブレ補正の制御方法。
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