JP2023005400A - 管理システム - Google Patents

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智志 山下
Tomoshi Yamashita
将基 矢野
Masaki Yano
永權 安
Youngkwon An
隆照 本間
Takateru Homma
昌也 畑邊
Masaya Hatanabe
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

Figure 2023005400000001
【課題】実際の走行経路に対する作業車両の実際の走行位置を容易に把握することができる管理システムを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る管理システムは、第1測位装置を備え、第1測位装置により測位しながら予め設定された走行経路を自律的に走行する作業車両と、第2測位装置と、第2測位装置の測位結果に基づいて撮影方向を変更可能なカメラとを備える飛行体と、第2測位装置に基づく飛行体の位置情報と、カメラの撮影方向とに基づいて、カメラの映像に仮想的な走行経路である仮想経路を合成した合成画像を表示部に表示する端末装置とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、管理システムに関する。
作業車両に搭載した第一測位装置と無人航空機に搭載した第二測位装置の測位情報を比較して無人航空機に搭載したカメラの撮影方向を調整し、端末装置に作業車両から受信した車速情報を含む車両情報と、無人航空機から受信したカメラ映像を同時に表示する作業車両の管理システムが公知である(たとえば、特許文献1参照)。
特開2019-176418号公報
しかしながら、上記したような従来技術では、カメラ映像を見ても自動運転により走行する作業車両が、走行予定経路に対してどのような位置を走行しているのか容易に確認することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、実際の走行経路に対する作業車両の実際の走行位置を容易に把握することができる管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る管理システムは、第1測位装置を備え、前記第1測位装置により測位しながら予め設定された走行経路を自律的に走行する作業車両と、第2測位装置と、前記第2測位装置の測位結果に基づいて撮影方向を変更可能なカメラとを備える飛行体と、前記第2測位装置に基づく前記飛行体の位置情報と、前記カメラの前記撮影方向とに基づいて、前記カメラの映像に仮想的な前記走行経路である仮想経路を合成した合成画像を表示部に表示する端末装置とを備えることを特徴とする。
実施形態に係る管理システムによれば、実際の走行経路に対する作業車両の実際の走行位置を容易に把握することができる。
図1は、実施形態に係る作業車両を示す概略左側面図である。 図2は、飛行体の外観の一例を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る管理システムを示すブロック図である。 図4は、携帯端末装置の表示部に表示される合成画像の一例を示す図である。 図5は、管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本願の開示する管理システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<作業車両(トラクタ)の概要>
まず、図1を参照して実施形態に係る作業車両1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1を示す概略左側面図である。なお、以下では、作業車両1としてトラクタを例に説明する。また、作業車両であるトラクタ1は、自走しながら圃場で農作業を行う農業用トラクタである。
また、作業車両であるトラクタ1は、操縦者(作業者ともいう)が搭乗して圃場内を走行しながら所定の作業を実行する他、後述する制御部200(図3参照)を中心とする制御系による各部の制御により、圃場内を自律走行しながら所定の作業を実行する。
なお、以下の説明において、前後方向とは、トラクタ1の直進時における進行方向であり、進行方向の前方側を「前」、後方側を「後」と規定する。トラクタ1の進行方向とは、トラクタ1の直進時において後述する操縦席8からステアリングホイール9へと向かう方向である。
また、左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向である。以下では、「前」側へ向けて左右を規定する。すなわち、操縦者が操縦席8に着席して前方を向いた状態で、左手側が「左」、右手側が「右」である。上下方向とは、鉛直方向である。前後方向、左右方向および上下方向は、互いに3次元で直交する。また、以下の説明において、トラクタ1または走行車体2を指して「機体」という場合がある。
図1に示すように、トラクタ1は、走行車体2と、作業機6とを備える。走行車体2は、圃場内を走行可能であり、前輪3と、後輪4とを備える。前輪3は、左右一対で設けられた操舵用の車輪(操舵輪)である。後輪4は、左右一対で設けられた駆動用の車輪(駆動輪)である。なお、走行車体2は、車輪(前輪3および後輪4の少なくともいずれか)に代えてクローラ装置を備えてもよい。この場合、走行クローラが駆動輪である。
駆動輪である後輪4には、ボンネット5内に収容された駆動源であるエンジンEで発生した回転動力が、動力伝達装置(ミッションケース)12内に設けられた変速装置(トランスミッション)121(図3参照)で適宜減速されて伝達される。後輪4は、エンジンEから伝達された回転動力によって駆動される。変速装置121は、エンジンEから伝達される回転動力を複数(たとえば、1速~8速)の変速段のうちいずれかの変速段に切り替える。
走行車体2は、エンジンEで発生し、かつ、変速装置121で減速された動力を、4WDクラッチを介して前輪3にも伝達可能に構成される。この場合、4WDクラッチが動力を伝達すると、エンジンEから伝達される動力によって前輪3および後輪4の四輪が駆動される。また、4WDクラッチが動力の伝達を遮断すると、エンジンEから伝達される動力によって後輪4のみの二輪が駆動される。このように、走行車体2は、二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)とを切り替え可能に構成される。
走行車体2の後部には、圃場内で作業を行う作業機6が連結され、作業機6を駆動する動力を伝達するPTO(Power take-off)軸71を有するPTO装置7が設けられる。走行車体2の中央部には、操縦者がトラクタ1を操縦する場合に座る操縦席8が設けられる。
操縦席8の前方には、前輪3の操舵用のハンドルであるステアリングホイール9が設けられる。なお、ステアリングホイール9や、ステアリングホイール9を駆動する駆動部などは、ステアリング装置122(図3参照)を構成する。ステアリングホイール9は、ハンドルポスト10の上端部に設けられる。ハンドルポスト10の下方であり、操縦席8に操縦者が座った場合における操縦者の足元付近には、各種操作ペダル11(アクセルペダルやブレーキペダル、クラッチペダル)が設けられる。
また、走行車体2の後部には、作業機6を昇降させる昇降装置13が設けられる。昇降装置13は、作業機6を上昇させることで、作業機6を非作業位置に移動させる。また、昇降装置13は、作業機6を下降させることで、作業機6を対地作業位置に移動させる。昇降装置13は、油圧式の昇降シリンダ131と、リフトアーム132と、リフトロッド133と、ロアリンク134と、トップリンク135を備える。
リフトアーム132は、昇降シリンダ131に作動油が供給されると、軸AXまわりに作業機6を上昇させるように回動し、昇降シリンダ131から作動油が排出されると、軸AXまわりに作業機6を下降させるように回動する。なお、リフトアーム132の基部(軸AX付近)には、リフトアーム132の回動角度を検出するリフトアームセンサが設けられる。作業機6の高さは、リフトアームセンサの検出値に基づいて算出される。
また、リフトアーム132は、リフトロッド133を介してロアリンク134に連結される。このように、昇降装置13は、ロアリンク134とトップリンク135とで、走行車体2に対して作業機6を昇降可能に連結する。
なお、図1に示す例においては、作業機6がロータリ耕耘機の場合を例示している。ロータリ耕耘機は、PTO装置7のPTO軸71から伝達された動力によって耕耘爪61が回転することで、圃場面(土壌)を耕起する。
また、トラクタ1は、制御部200(図3参照)を備える。制御部200は、エンジンEを制御するとともに、走行車体2の走行速度を制御する。また、制御部200は、作業機6を制御する。
また、トラクタ1は、測位装置150を備える。測位装置150は、第1測位装置であり、走行車体2の上部に設けられ、走行車体2の位置を所定の周期で測定し、走行車体2の自己位置の情報(たとえば、緯度および経度)を取得する。測位装置150は、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)であり、上空を周回している航法衛星Sからの電波を受信して測位および計時することができる。
また、トラクタ1は、作業者による携帯端末装置160の操作で特定の圃場における各種作業の設定を行うことができる。携帯端末装置160は、たとえば、タブレット端末であり、インターネットなどの通信ネットワークに接続可能であり、通信ネットワークを介して作業管理装置と互いに接続可能である。この場合、作業管理装置は、いわゆるクラウドコンピューティングが可能なシステムである。携帯端末装置160と作業管理装置とは、たとえば、無線LAN(Local Area Network)で接続される。
携帯端末装置160は、たとえば、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部と、タッチパネルにより構成される表示部および操作部とを備える。なお、操作部として、各種キーやボタンなどが別に設けられてもよい。また、携帯端末装置160は、後述する制御部200と同様、電子制御によって各部を制御可能なように、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部を備えてもよい。
作業管理装置は、CPUなどを有する処理装置やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置、さらには、入出力装置が設けられたコンピュータなどである。
また、トラクタ1は、方位角取得手段170(図2参照)を備える。方位角取得手段170は、走行車体の方位角を取得する。方位角取得手段170は、たとえば、方位角センサである。以下、方位角取得手段170を方位角センサという。
方位角センサ170は、たとえば、走行車体2の進行方向の絶対方位角(たとえば、「北」を0°(360°)として、「東」を90°、「南」を180°、「西」を270°)を検出する。方位角センサ170は、一定時間ごとに絶対方位角を検出し、検出した絶対方位角を制御部200などに送信する。なお、方位角取得手段170としては、方位角センサの他、たとえば、地磁気センサなどがある。
また、トラクタ1は、飛行体300と通信可能に接続される。飛行体300は、携帯端末装置160とも通信可能に接続される。飛行体300は、例えば、ドローン等の無人の飛行体であり、トラクタ1に追従するよう制御される。飛行体300は、飛行体300の周囲を撮像するカメラ310を備える。飛行体300は、測位装置330(図3参照)を備える。測位装置330は、第2測位装置であり、飛行体300に設けられ、飛行体300の位置を所定の周期で測定し、飛行体300の自己位置の情報(たとえば、緯度および経度)を取得する。測位装置330は、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)であり、上空を周回している航法衛星Sからの電波を受信して測位および計時することができる。
飛行体300は、トラクタ1の位置と飛行体300の位置との比較結果に基づいて、トラクタ1を撮像するようにカメラ310の撮影方向を調整する。なお、カメラ310の撮影方向は、図2に示すような、サーボモータ320によって行われる。
図2は、飛行体300の外観の一例を示す斜視図である。図2に示すように、カメラ310は、飛行体300の下部に設置され、飛行体300の下方を主に撮像する。サーボモータ320は、カメラ310の撮影方向を変更する。具体的には、サーボモータ320は、互いに直交する2軸の回転軸によりカメラ310を回転させることで撮影方向を変更する。これにより、飛行体300は、トラクタ1との位置関係に応じて撮影方向を変更することで、トラクタ1を常時撮影することができる。
<作業車両(トラクタ)の管理システム>
次に、図3を参照して実施形態に係る作業車両の管理システム100、すなわち、制御部200を中心とする作業車両(トラクタ)1の制御系について説明する。図3は、実施形態に係る管理システム100を示すブロック図である。図3に示すように、制御部200は、エンジンECU(Electronic Control Unit)201と、走行系ECU202と、作業機昇降系ECU203とを備える。
エンジンECU201は、エンジンEの回転数を制御する。走行系ECU202は、駆動輪(後輪4)の回転を制御することで、走行車体2(図1参照)の走行速度を制御する。作業機昇降系ECU203は、昇降装置13を制御して作業機6の昇降駆動する。
制御部200は、電子制御によって各部を制御することが可能であり、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部をはじめ、各種プログラムや圃場ごとに予め設定された走行車体2の予定走行経路(以下、走行経路という)などの必要なデータ類が記憶される、たとえば、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部などを備える。
図3に示すように、制御部200には、測位装置(GNSS)150、方位角センサ170、エンジン回転センサ110、車速センサ111、変速センサ112、切れ角センサ113などが接続される。また、制御部200には、エンジンE、変速装置121、ステアリング装置122、昇降装置13などが接続される。
エンジン回転センサ110は、エンジンEの回転数を検出する。車速センサ111は、走行車体2(図1参照)の走行速度(車速)を検出する。変速センサ112は、変速装置121において複数の変速段のうちいずれの変速段であるかを検出する。切れ角センサ113は、操舵輪である前輪3(図1参照)の切れ角を検出する。
制御部200には、測位装置150から圃場などにおける走行車体2の位置(自己位置)情報、エンジン回転センサ110からエンジンEの回転数、車速センサ111から走行車体2の車速、変速センサ112から現在の変速段、切れ角センサ113から前輪3の切れ角がそれぞれ入力される。なお、制御部200は、走行車体2を自律走行させる場合、上記したように、切れ角センサ113の検出値を用いて、前輪3の切れ角をフィードバックしながらステアリングホイール9(図1参照)に連結されたステアリングシリンダを制御することで、ステアリングホイール9を操舵する。
また、制御部200においては、エンジンECU101がエンジンEに接続され、走行系ECU102が変速装置121やステアリング装置122に接続され、作業機昇降系ECU103が昇降装置13に接続される。なお、作業機昇降系ECU103は、昇降装置13を介して作業機を昇降させる。
また、制御部200においては、走行車体2を自律走行させる場合には、作業機6による作業内容に応じた走行経路が予め圃場ごとに定められ、データ化されて記憶部に記憶される。制御部200は、測位装置150の測定結果に基づいて、記憶部に記憶された走行経路に沿って走行しながら作業を行うように、エンジンE、変速装置121、ステアリング装置122、昇降装置13などを制御する。走行経路は、圃場の形状、大きさ、圃場内に形成された畝の幅、長さおよび本数、さらには、作物の種類などに応じて設定される。また、制御部200は、トラクタ1(走行車体2)の圃場内における移動時の旋回半径を予め設定する。
また、上記したように、制御部200は、たとえば、作業者が携行可能な携帯端末装置(タブレット端末)160と無線接続される。制御部200は、作業者の操作による携帯端末装置160からの指示信号に基づいて、トラクタ1の各部を制御する。なお、制御部200は、トラクタ1の機体情報データベースを有し、型式などの情報の受け渡しを携帯端末装置160などから行えるように構成されてもよい。
また、上記したように、制御部200は、飛行体300と無線接続される。制御部200は、測位装置150によって測位したトラクタ1の位置情報を飛行体300へ送信する。
次に、飛行体300の構成について説明する。図3に示すように、飛行体300は、カメラ310と、サーボモータ320と、測位装置330(第2測位装置)と、制御部340とを備える。制御部340は、電子制御によって各部を制御することが可能であり、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部をはじめ、各種プログラムなどの必要なデータ類が記憶される、たとえば、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部などを備える。
制御部340は、トラクタ1および飛行体300の位置情報を比較して、カメラ310がトラクタ1を撮像するようにサーボモータ320を制御する。また、制御部340は、カメラ310によって撮像された映像を携帯端末装置160へ送信する。
携帯端末装置160は、測位装置330に基づく飛行体300の位置情報と、カメラ310の撮影方向とに基づいて、カメラ310の映像に仮想的な走行経路である仮想経路を合成した合成画像を表示部に表示する。また、携帯端末装置160は、図4に示す合成画像500の生成に必要な各種情報をトラクタ1や飛行体300から取得する。
図4は、携帯端末装置160の表示部に表示される合成画像500の一例を示す図である。図4に示すように、合成画像500は、トラクタ画像510を含むカメラ310の映像に仮想的な走行経路である仮想経路520を重畳した画像である。これにより、携帯端末装置160を扱う管理者等がトラクタ1が走行経路の上を走行していることを容易に把握することができる。
また、携帯端末装置160は、カメラ310の映像における色情報(例えば、RGB情報)に基づいて、映像から地面が映った領域(地面領域)を抽出し、地面領域における仮想経路520と、地面領域以外の非地面領域における仮想経路520とで表示形態を変更する。例えば、映像から地面の土の色(例えば、茶色)を地面領域として抽出し、土の色以外の領域を非地面領域として抽出する。
すなわち、図4に示す例では、仮想経路520は、トラクタ画像510と重なる領域(非地面領域)については破線で表示され、トラクタ画像510と重ならない領域(地面領域)については実線で表示される。なお、非地面領域における仮想経路520は、一点鎖線等のような破線以外の断続線であってもよい。あるいは、非地面領域における仮想経路520は、非表示であってもよい。
このように、地面領域における仮想経路520と、非地面領域における仮想経路520との表示形態を変更することで、実際に仮想経路520が地面に敷かれているような映像(合成画像)を表示できる。
地面領域における仮想経路520と、非地面領域における仮想経路520とは異なる色の線で表示されたり、異なる太さの線で表示されたりしてもよい。
また、携帯端末装置160は、走行経路における起伏情報に応じた仮想経路520を合成した合成画像500を表示してもよい。具体的には、携帯端末装置160は、地面に大きな起伏が有る場合、かかる起伏の傾斜に合わせて線の角度を調整した仮想経路520を合成する。これにより、実際の走行経路と違和感のない仮想経路520を合成することができる。
なお、起伏情報は、事前に計測した情報を不図示の記憶部に記憶して用いてもよく、LiDAR(Light Detection and Ranging)等によりリアルタイムに起伏を計測するようにしてもよい。
なお、仮想経路520は、走行済の経路と走行予定の経路とで表示形態を変更してもよい。つまり、トラクタ画像510に対して進行方向側の仮想経路520と、進行方向とは反対方向側の仮想経路520とで表示形態を変更する。
また、図4に示す例では、圃場全体の走行経路のうち、一部の走行経路に対応する仮想経路520のみが表示される。換言すれば、携帯端末装置160は、トラクタ1の現在の位置に対して所定時間前後の走行経路に対応する仮想経路520を合成した合成画像500を生成する。これにより、合成画像500に必要以上に長い仮想経路520が表示されなくなるため、走行経路の把握を容易化できる。
また、合成画像500は、走行経路の進行方向を示す進行方向530の表示を含む。図4に示す例では、進行方向530は、2つの三角矢印で示されている。このように、進行方向530の表示を含むことで、管理者がトラクタ1の進行方向を容易に判別することができる。なお、進行方向530の表示は進行方向に向かって動くアニメーションにより表現されてもよい。これにより、進行方向の判別がより容易になる。
また、合成画像500は、走行経路における旋回の開始位置540aおよび終了位置540bの表示を含む。これにより、管理者が次の旋回における開始位置540aおよび終了位置540bを容易に把握することができる。
また、図4に示す例では、開始位置540aに旋回方向を示す吹き出し画像541aが表示される。これにより、旋回方向を容易に把握することができる。また、図4に示す例では、開始位置540aおよび終了位置540bに作業機6の昇降タイミング(昇降位置)を示す吹き出し画像542a,541bが表示される。具体的には、開始位置540aには、作業機6を上昇させるタイミングを示す吹き出し画像542aが表示され、終了位置540bには、作業機6を下降させるタイミングを示す吹き出し画像541bが表示される。つまり、開始位置540aおよび終了位置540bは、作業機6の昇降タイミングを兼ねた表示である。なお、開始位置540aおよび終了位置540bと、作業機6の昇降タイミングとが異なる場合には、別々の表示(別々の点)がなされてもよい。
管理者はかかるタイミングで操作ボタン590を操作して作業機6を昇降させる。これにより、管理者が作業機6の昇降タイミングを間違うことを高精度に回避することができる。
また、合成画像500は、走行経路における前後進の切替位置550a,550bの表示を含む。図4に示す例では、切替位置550aは、前進から後進への切替を示し、切替位置550bは、後進から前進への切替を示す。また、図4に示す例では、切替位置550a、550bそれぞれに、切替先の方向を示す吹き出し画像551a、551bが表示される。これにより、管理者が切替方向を容易に把握することができる。
また、図4に示す例において、切替位置550aには、トラクタ1の燃料補給位置の表示である吹き出し画像552aが表示される。つまり、携帯端末装置160は、トラクタ1から取得した燃料残量情報に基づいて、トラクタ1の燃料補給位置(切替位置550a)の表示を含む合成画像500を生成する。具体的には、携帯端末装置160は、燃料残量情報に基づいて、残りの走行可能な距離を算出し、かかる距離に基づいて燃料補給位置を決定する。なお、燃料補給位置は、作業を行う経路上ではなく、開始位置540aから終了位置540bまでの旋回途中の位置が好ましい。
また、合成画像500は、トラクタ1に対する飛行体300(カメラ310)の相対位置560の表示を含む。図4に示す例では、飛行体300がトラクタ1の後方に位置してカメラ310を撮像している場合を示している。これにより、飛行体300とトラクタ1との位置関係や、カメラ310の撮影方向を容易に把握することができる。
また、合成画像500は、トラクタ1の走行状態570の表示を含む。走行状態570には、車速、PTO軸の回転数、副変速の変速状態、残燃料、油温、総走行時間、自動運転の有無の情報が表示される。これにより、トラクタ1の走行状態570を容易に把握することができる。
また、合成画像500は、トラクタ1の制御状態580の表示を含む。図4では、各制御状態580がスライドバーで表示されており、かかるスライドバーを操作することで、各制御状態580を変更することができる。
また、合成画像500は、作業機6の昇降を遠隔操作する操作ボタン590の表示を含む。図4に示す例では、作業機6を上昇させるボタンと、下降させるボタンとが表示される。
次に、図5を用いて、実施形態に係る管理システム100において実行される処理の処理手順について説明する。図5は、管理システム100の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、携帯端末装置160は、設定された走行経路の情報を取得する(ステップS101)。
つづいて、携帯端末装置160は、飛行体300およびトラクタ1の位置情報を取得する(ステップS102)。
つづいて、携帯端末装置160は、カメラ310の撮影方向およびカメラ310の映像を取得する(ステップS103)。
つづいて、携帯端末装置160は、カメラ310の映像に基づいて地面領域と非地面領域とを抽出する(ステップS104)。
つづいて、携帯端末装置160は、ステップS101~S104で取得(抽出)した情報に基づいて、カメラ310の映像に仮想経路を合成した合成画像を生成する(ステップS105)。
つづいて、携帯端末装置160は、生成した合成画像を表示部に表示し(ステップS106)、処理を終了する。
上述してきた実施形態により、以下の管理システム100が実現される。
(1)実施形態に係る管理システム100は、作業車両(トラクタ1)と、飛行体300と、端末装置(携帯端末装置160)を備える。トラクタ1は、第1測位装置150を備え、第1測位装置150により測位しながら予め設定された走行経路を自律的に走行する。飛行体300は、第2測位装置330と、第2測位装置330の測位結果に基づいて撮影方向を変更可能なカメラ310とを備える。携帯端末装置160は、第2測位装置330に基づく飛行体300の位置情報と、カメラ310の撮影方向とに基づいて、カメラ310の映像に仮想的な走行経路である仮想経路520を合成した合成画像500を表示部に表示する。
これにより、実際の走行経路に対するトラクタ1の実際の走行位置を容易に把握することができる。
(2)上記(1)において、携帯端末装置160は、カメラ310の映像における色情報に基づいて、映像から地面領域を抽出し、地面領域における仮想経路520と、地面領域以外の非地面領域における仮想経路520とで表示形態を変更する。
これにより、仮想経路520が実際に地面に敷かれているような合成画像500を表示することができる。
(3)上記(2)において、携帯端末装置160は、非地面領域における仮想経路520を非表示とする。
これにより、映像で実際に見える走行経路のみを仮想経路520とした合成画像500を表示することができる。
(4)上記(2)において、携帯端末装置160は、地面領域における仮想経路520を実線で表示し、非地面領域における仮想経路520を断続線で表示する。
これにより、トラクタ1等に重なった走行経路であるか否かを容易に判別することができる。
(5)上記(1)~(4)のいずれか1つにおいて、携帯端末装置160は、走行経路における起伏情報に応じた仮想経路520を合成した合成画像500を表示する。
これにより、実際の起伏に合わせた仮想経路520を表示できるため、管理者の違和感を低減することができる。
(6)実施形態に係る管理システム100は、作業車両(トラクタ1)と、飛行体300と、端末装置(携帯端末装置160)を備える。トラクタ1は、第1測位装置150を備え、第1測位装置150により測位しながら予め設定された走行経路を自律的に走行する。飛行体300は、第2測位装置330と、第2測位装置330の測位結果に基づいて撮影方向を変更可能なカメラ310とを備える。携帯端末装置160は、第2測位装置330に基づく飛行体300の位置情報と、カメラ310の撮影方向とに基づいて、カメラ310の映像に仮想的な走行経路である仮想経路520を合成した合成画像500を表示部に表示する。携帯端末装置160は、走行経路における旋回位置(開始位置540a、終了位置540b)の表示を含む合成画像500を生成する。
これにより、トラクタ1が次に旋回する位置を容易に把握することができる。
(7)上記(6)において、トラクタ1は、走行経路において作業を行う昇降可能な作業機6を備える。携帯端末装置160は、走行経路における作業機6の昇降位置の表示を含む合成画像500を生成する。
これにより、トラクタ1が次に作業機6を昇降する位置を容易に把握することができる。
(8)上記(7)において、携帯端末装置160は、作業機6の昇降を遠隔操作する操作ボタン590の表示を含む合成画像500を生成する。
これにより、管理者がトラクタ1の映像を見つつ作業機6を手動で遠隔操作することができる。
(9)上記(6)~(8)において、携帯端末装置160は、トラクタ1から取得した燃料残量情報に基づいて、トラクタ1の燃料補給位置(切替位置550a)の表示を含む合成画像500を生成する。
これにより、トラクタ1の映像を見つつ燃料補給が必要となる位置を把握することができる。
(10)上記(6)~(9)において、携帯端末装置160は、トラクタ1の現在の位置に対して所定時間前後の走行経路に対応する仮想経路520を合成した合成画像500を生成する。
これにより、合成画像500に表示物が多くなることで複雑化することを回避することができる。
(11)上記(6)~(10)において、携帯端末装置160は、走行経路における進行方向530の表示を含む合成画像500を合成する。
これにより、トラクタ1の進行方向を容易に把握することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トラクタ
2 走行車体
3 前輪
4 後輪
5 ボンネット
6 作業機
7 PTO装置
8 操縦席
9 ステアリングホイール
10 ハンドルポスト
11 操作ペダル
13 昇降装置
61 耕耘爪
71 PTO軸
100 管理システム
101 エンジンECU
102 走行系ECU
103 作業機昇降系ECU
110 エンジン回転センサ
111 車速センサ
112 変速センサ
113 切れ角センサ
121 変速装置
122 ステアリング装置
131 昇降シリンダ
132 リフトアーム
133 リフトロッド
134 ロアリンク
135 トップリンク
150 測位装置
160 携帯端末装置
170 方位角センサ
200 制御部
201 エンジンECU
202 走行系ECU
203 作業機昇降系ECU
300 飛行体
310 カメラ
320 サーボモータ
330 測位装置
340 制御部
500 合成画像
510 トラクタ画像
520 仮想経路
530 進行方向
560 相対位置
570 走行状態
580 制御状態
590 操作ボタン
E エンジン
S 航法衛星

Claims (5)

  1. 第1測位装置を備え、前記第1測位装置により測位しながら予め設定された走行経路を自律的に走行する作業車両と、
    第2測位装置と、前記第2測位装置の測位結果に基づいて撮影方向を変更可能なカメラとを備える飛行体と、
    前記第2測位装置に基づく前記飛行体の位置情報と、前記カメラの前記撮影方向とに基づいて、前記カメラの映像に仮想的な前記走行経路である仮想経路を合成した合成画像を表示部に表示する端末装置と
    を備えることを特徴とする管理システム。
  2. 前記端末装置は、
    前記カメラの映像における色情報に基づいて、前記映像から地面領域を抽出し、前記地面領域における前記仮想経路と、前記地面領域以外の非地面領域における前記仮想経路とで表示形態を変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記端末装置は、
    前記非地面領域における前記仮想経路を非表示とすること
    を特徴とする請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記端末装置は、
    前記地面領域における前記仮想経路を実線で表示し、前記非地面領域における前記仮想経路を断続線で表示すること
    を特徴とする請求項2に記載の管理システム。
  5. 前記端末装置は、
    前記走行経路における起伏情報に応じた前記仮想経路を合成した前記合成画像を表示すること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の管理システム。
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