JP2023003863A - 配車管理装置及び配車管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗客の利便性を向上させることができる配車管理装置及び配車管理方法を提供する。【解決手段】ユーザUから受け付けた利用要求に含まれる輸送対象が乗客Mであるか貨物Lであるかを識別し、輸送対象が乗客Mである場合には、複数の停車エリアSA又は複数の駐車エリアPAから乗客Mの乗降地を抽出し、輸送対象が貨物Lである場合には、複数の駐車エリアPAから貨物Lの積卸地を抽出する。【選択図】図9

Description

本発明は、乗客及び/又は貨物を輸送する車両の配車管理装置及び配車管理方法に関するものである。
乗客の移動要求と、貨物の移動要求とに基づいて、乗客を乗降車させる地点と、各貨物を集荷する地点を経由する運行経路を計算し、運行経路に基づいて経路案内することにより、運行バスを各乗客の乗車地点、降車地点、各貨物の集荷地点に移動させるオンデマンド客貨混載システムが知られている(特許文献1参照)。
特許第6673037号公報
しかしながら、上記従来の客貨混載システムでは、乗客の乗降地は貨物の積卸しができる駐車可能なエリアに限定されるため、乗客の利便性が低いという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、乗客の利便性を向上させることができる配車管理装置及び配車管理方法を提供することである。
本発明は、ユーザから受け付けた利用要求に含まれる輸送対象が乗客であるか貨物であるかを識別し、輸送対象が乗客である場合には、複数の停車エリア又は複数の駐車エリアから乗客の乗降地を抽出し、輸送対象が貨物である場合には、複数の駐車エリアから貨物の積卸地を抽出することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、乗客の利便性を向上させることができる。
(a)は、本発明の実施形態に係る配車管理装置を用いた配車管理システムにおいて、ユーザが車両を利用するシーンの一例を説明するための図であり、(b)は、比較例に係る配車管理システムにおいて、ユーザが車両を利用するシーンの一例を説明するための図である。 本発明に係る配車管理装置及び方法を用いた配車管理システムの概略を示すブロック図である。 (a)は、図2の配車管理装置にて実行される乗客の乗降地の抽出方法を説明するための図であり、(b)は、貨物の積卸地の抽出方法を説明するための図である。 図2の配車管理装置にて実行される乗客の乗車地を設定する方法の一例を示す図(その1)である。 図2の配車管理装置にて実行される乗客の乗車地を設定する方法の一例を示す図(その2)である。 図2の配車管理装置にて実行される乗客の乗車地を設定する方法の他の例を示す図(その1)である。 図2の配車管理装置にて実行される乗客の乗車地を設定する方法の他の例を示す図(その2)である。 図2の配車管理装置にて実行される配車する車両を設定する方法の一例を示す図である。 図2の配車管理装置にて実行される乗客の新たな乗車地を設定する方法の一例を示す図である。 図2の配車管理装置にて実行される車両の配車地を設定する方法の一例を示す図である。 図2の配車管理装置にて実行される配車管理制御の処理例を示すフローチャートである。 図9のステップS10で実行されるサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に係る配車管理装置及び配車管理方法は、ユーザから受け付けた利用要求と、複数の停車エリア及び複数の駐車エリアが格納された配車地データベースから設定した配車地とに基づいて車両の配車計画を立案し、乗客及び/又は貨物を車両に搭載して輸送するものである。配車計画を立案する際、利用要求に含まれる輸送対象が乗客であるか貨物であるかを識別し、輸送対象が乗客である場合には、停車エリア又は駐車エリアから乗客の乗降地(乗車地及び降車地の総称であり、配車地とも称する。)を抽出し、輸送対象が貨物である場合には、駐車エリアから貨物の積卸地(積載地及び荷卸し地の総称であり、配車地とも称する。)を抽出するものである。
以下、本発明に係る配車管理装置及び方法を用いた配車管理システムSを例に本発明を説明する。本実施形態の配車管理システムSは、複数のユーザから利用予約を受け付けし、利用予約に含まれる輸送対象の識別情報(乗客であるか貨物であるか)に応じて配車地を決定する。そして、当該配車地へ配車する車両を選定し、選定した車両の走行経路、配車時刻といった運行計画を含む配車計画を策定する。この配車計画に基づいて、順次、乗客と貨物とを車両に搭載し、目的地まで輸送するシステムであり、たとえば有人タクシー、無人タクシー、自律走行機能を備えた営業用車両といった車両を利用するものである。以下においては、有人タクシーによる輸送サービスに適用した例で本例のシステムを説明する。
図1(a)は、本実施形態の配車管理システムSにおいて、ユーザが車両V(有人タクシー)を利用するシーンの一例を示す説明図である。本実施形態の配車管理システムSでは、人物の輸送を希望するユーザU1と、貨物Lの輸送を希望するユーザU2が、各々が所持する端末装置2のアプリケーションソフトウェアを操作して予約情報を入力する。人物の輸送を希望するユーザU1は、ユーザU1が希望する乗車地、乗車時刻、乗車人数、降車地、降車時刻などの予約情報を入力する。貨物Lの輸送を希望するユーザU2は、ユーザU2が希望する積載地、積載量、荷卸し地などの予約情報を入力する。ユーザU(ユーザU1,U2を総称する)の予約情報を受け付けた配車管理装置1は、ユーザU1の乗車地BM及び降車地DMと、貨物Lの積載地BL及び荷卸し地DLを設定する。そして、複数用意された車両の中から当該ユーザUの要求に対応可能な車両Vを抽出するとともに、配車地BM,BL,DM,DLを経由する走行経路R1→R2→R3→R4(点線参照)を演算し、各配車地への配車時刻を含む運行計画を演算して配車計画を立案する。配車管理装置1は、この配車計画に基づいて車両Vに運行計画を提示し、最初に設定されたユーザU1の乗車地BMへの走行案内を開始する。車両Vは、乗車地BMでユーザU1を乗車させたのち、貨物Lの積載地BLまで走行し、積載地BLで貨物Lを積載する。そして、車両Vは提示された運行計画に基づいて走行し、順次、ユーザU1を降車地DMで降車させ、貨物Lを荷卸し地DLで荷卸しする。
図1(b)は、比較例に係る配車管理システムSにおいて、ユーザが車両Vを利用するシーンの一例を示す説明図である。図1(b)に示すシーンは、人物の輸送を希望するユーザU1が乗車地BMでの乗車を希望し、貨物Lの輸送を希望するユーザU2が積載地BLでの積載を希望しているシーンである。ユーザU1が乗車を希望する乗車地BMは、車両の駐車は禁止であるが、停車が可能なエリアSA1にある。これに対して、ユーザU2が貨物Lの積載を希望する積載地BLは、車両の駐車が可能なエリアPA1にある。なお、車両の駐車とは、道路交通法に基づき定義された駐車を意味するものであり、車両等による客待ち、荷待ち、貨物の積卸し(5分を越えるもの)が含まれる。車両の停車とは、道路交通法に基づき定義された停車を意味するものであり、車両が停止することで、駐車以外のものをいう。
ここで、車両Vの配車地を設定するに際して、輸送対象の識別情報と配車地の属性とを対応づけて演算しないと、輸送対象が乗客Mの場合であって、乗客Mの乗降車には停車が可能なエリアSA1を使用できるにもかかわらず、乗車地BMを設定することができないという問題が生じる。すなわち、輸送対象が乗客Mであるか貨物Lであるかを識別し、この輸送対象の識別情報に基づいて、配車地を停車可能なエリアとするか駐車可能なエリアとするかを判断しないと、図1(b)に示すように、貨物Lの積卸しにも対応できる駐車可能なエリアPA1のみから配車地が抽出されることになる。このような場合には、乗車を希望するユーザU1は、貨物Lの積載地BLまで移動しなければならないので、不便に感じることがある。そのため、本実施形態の配車管理装置1では、利用要求に含まれる輸送対象が乗客であるか貨物であるかを識別し、輸送対象が乗客である場合には、停車エリア又は駐車エリアから乗客Mの乗降地を抽出し、輸送対象が貨物Lである場合には、駐車エリアから貨物Lの積卸地を抽出する。以上のことを前提に、本実施形態の配車管理システムSを説明する。
図2は、本実施形態に係る配車管理装置1及び方法を用いた配車管理システムSの概略を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の配車管理システムSは、配車管理センター等に設けられた配車管理装置1と、複数のユーザUがそれぞれ所持する端末装置2と、ユーザUに利用される複数の車両Vがそれぞれ有する車載制御装置3と、を備える。なお、図2においては、一つの配車管理装置1と、一つの端末装置2及び一つの車載制御装置3のみを示すが、本実施形態の配車管理システムSを構成する配車管理装置1、端末装置2及び車載制御装置3のそれぞれの台数は、特に限定されない。
配車管理装置1は通信部18を備え、端末装置2は通信部22を備え、車載制御装置3は通信部32を備え、インターネットなどの電気通信回線網NWを介して相互に情報の送受信が可能とされている。なお、通信経路は有線であっても無線であってもよい。
端末装置2は、車両の予約プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行することで、各機能を実行させる動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備えるコンピュータである。端末装置2は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット型端末又はPDA(Personal Digital Assistant)その他の可搬型の端末装置であってもよい。また、端末装置2は、人物の輸送を希望するユーザU1の乗客用端末装置と、貨物の輸送を希望するユーザU2の貨物用端末装置とで異なる形態としてもよい。
端末装置2は、ユーザUによる車両Vの利用の制御処理を実行する制御部21と、配車管理装置1又は車載制御装置3などの外部装置と通信を行う通信部22と、ユーザUが車両Vの利用を求める利用要求などの情報を入力する入力部23と、ユーザUに情報を通知するための表示部24と、端末装置2の位置を検出する位置検出部25と、を備える。
制御部21は、ユーザUが車両Vを利用するための機能を有する。具体的には、制御部21は、ユーザUが車両Vの利用を求める利用要求などの入力情報を受け付けし、通信部22を介して配車管理装置1に送信する。このような利用要求には、ユーザUの固有識別子(以下、ID情報という)、ユーザUの現在の位置情報などが含まれる。これらの情報に加えて、ユーザUが人物の輸送を希望する場合には、ユーザUが希望する乗車地、乗車時刻、乗車人数、降車地、降車時刻などの情報が含まれる。また、ユーザUが貨物Lの輸送を希望する場合には、ユーザUが希望する積載地、積載量、荷卸し地などの情報が含まれる。
たとえば、図1(a)に示す、人物の輸送を希望するユーザU1が、入力部23を操作し、乗車時刻t1に乗車地BMで乗車し、降車時刻t2に降車地DMで降車するといった予約処理を行った場合に、制御部21は、輸送対象の識別情報(乗客)、乗車地BMの位置情報(緯度及び経度)、乗車時刻t1、降車地DMの位置情報(緯度及び経度)、降車時刻t2を利用要求に含めて配車管理装置1に送信する。これにより、配車管理装置1において、ユーザU1が希望する車両Vを利用するための予約処理が開始される。車両Vの予約処理については後述する。なお、輸送対象の識別には、ユーザUが利用要求を入力する際に輸送対象が乗客Mか貨物Lであるかを選択し、利用要求の入力情報に含める形態としてもよく、アプリケーションソフトウェアにログインする際のID情報を、乗客Mの場合と貨物Lの場合とで異なる系統のIDを付与する形態としてもよい。
また、制御部21は、ユーザUが車両Vの利用を開始する又は終了する際、近距離無線通信等により配車管理装置1及び車載制御装置3と通信し、ユーザUの認証処理を実行する。認証処理は、制御部21から出力されるユーザUのID情報等を用いて、認証操作を行った端末装置2が、利用要求を送信した端末装置2であるか否かを判定する。
入力部23は、たとえば、ユーザUの手入力操作が可能なディスプレイ画面上に配置されるタッチパネル又はジョイスティックや、ユーザUの音声入力が可能なマイクロフォン及び音声認識装置などを用いることができる。表示部24としては、ディスプレイなどが挙げられ、タッチパネル・ディスプレイを用いる場合には、入力部23と兼用することができる。ユーザUは、入力部23を介して、ユーザUのID情報、輸送対象の識別情報、輸送対象が乗客Mである場合には、希望する乗車地、乗車時刻、乗車人数、降車地、降車時刻などの情報を、輸送対象が貨物Lである場合には、希望する積載地、積載量、荷卸し地などの情報を配車管理装置1に送信することができる。
位置検出部25は、いわゆるGPS(Global Positioning System)受信機などの位置検出装置であり、端末装置2を操作するユーザUの現在の位置情報を取得し、取得した位置情報を、配車管理装置1に送信する。ユーザUの位置情報は、配車管理装置1において配車計画を立案する際や、後述する乗客Mの乗車地を設定する処理に利用される。
車載制御装置3は、ユーザUによる車両Vの利用の制御処理を実行する制御部31と、配車管理装置1や端末装置2などの外部装置と通信を行う通信部32と、車両Vの乗員が情報を入力するための入力部33と、車両Vの乗員に情報を提示するための表示部34と、GPS受信機などから構成される位置検出部35と、を備える。
制御部31は、位置検出部35を用いて取得した車両Vの現在の位置情報を、配車管理装置1に送信する。さらに、制御部31は、ディスプレイなどの表示部34を用いて配車管理装置1から送信された運行計画などの情報を、車両Vの乗員に提示する。入力部33は、乗員の手動操作による入力が可能なボタンスイッチ、ディスプレイ上のタッチパネル、ユーザUの音声による入力が可能なマイクロフォンなどを用いることができ、タッチパネル・ディスプレイを用いて表示部34と兼用してもよい。
なお、車載制御装置3は、自律走行制御機能を備える構成としてもよい。自律走行制御機能は、自車両の走行をドライバーの操作に依ることなく自律制御するための機能である。自律走行制御機能は、自車両の走行速度を自律制御する自律速度制御機能と、自車両の操舵を自律制御する自律操舵制御機能とを含む。ドライバーの操作に依ることなく自律制御することには、一部の操作をドライバーにより行うことも含まれる。
また、制御部31は、ユーザUが車両Vの利用を開始する際、端末装置2により認証操作を行った場合には、配車管理装置1及び端末装置2と通信し、ユーザUの認証処理を実行する。制御部31は、認証操作を行った端末装置2が、利用要求を送信した端末装置2であると判定した場合には、ユーザUに車両Vの利用を許可する。認証操作を行った端末装置2が、利用要求を送信した端末装置2でないと判定した場合には、表示部34などを用いて、当該車両VはユーザUが利用予約した車両ではないことを通知する。ユーザUが車両Vの利用を終了する際も同様に、ユーザUが端末装置2により認証操作を行うと、制御部31は、ユーザUの認証処理を実行する。
配車管理装置1は、配車管理システムSのサーバとして機能し、各種のデータベースを格納したユーザ情報データベース11aと、配車地データベース11bと、地図データベース11c及び車両情報データベース11dと、端末装置2及び車載制御装置3と相互に通信可能な通信部18と、システムを管理運営するための制御処理を実行する利用要求受付部12と、配車地決定部13と、配車計画部14と、走行経路計画部15と、利用要求調整部16及び配車管理部17と、を備える。なお、データベース11a~11dは、配車管理装置1に含まれる構成としたが、外部に設けられたサーバと通信することにより各種データを取得するものであってもよい。
ユーザ情報データベース11aは、配車管理システムSを利用するサービス利用者のユーザID情報、氏名、住所、電話番号、年齢、サービスの利用状況その他のユーザ情報を蓄積保存する。車両情報データベース11dは、車両ID情報、車種、仕様、搭乗可能人数、積載荷重、燃料・電力残量、保守状況その他の車両情報を蓄積保存する。ユーザ情報データベース11aに蓄積されたユーザ情報と、車両情報データベース11dに蓄積された車両情報は、サービスの予約、実行、課金などの後処理等に供される。
また、車両情報データベース11dは、車両Vの車載制御装置3から送信された車両の走行情報を記憶する。車両Vは複数台存在するので、配車管理システムSがサービスを提供する所定のサービスエリアに存在する全ての車両Vの走行情報が、この車両情報データベース11dに格納される。走行情報は、少なくとも車両Vの位置情報を含むが、これらの情報のほか、車両Vの進行方向、車速、ドアロックのON/OFF状態、ドアの開閉状態、シートベルトセンサーの作動状態、自律走行中か否かなどの車両Vの状態情報を含んでもよい。また、走行情報には、ユーザUからの利用要求を受付可能か否か、車両Vがサービスの稼働中か否か、エネルギー補給中か否か、乗客及び貨物の搭載の有無、移動指示の配車地に到着したか否かなど配車に関する情報も、それぞれの車両Vの車両ID情報に関連付けて記憶される。
配車地データベース11bは、地図データベース11cから抽出された車両Vの配車地情報が格納される。配車地情報は、少なくとも車両を停車させることができる地点の位置情報(緯度及び経度)、当該地点が停車エリアであるか駐車エリアであるかの属性情報が含まれる。停車エリアとは、車両Vを停車させることができるエリアであり、駐車エリアとは、停車エリアに比べて車両Vの停車制限時間が長く、車両Vを継続的に停車させることができるエリアである。
配車地情報は、特定の地点の属性情報に加えて、道路に駐車禁止、停車禁止などの制限が無い場合には、駐車可能な道路、停車可能な道路といった道路ごとの属性情報を含んでもよい。この場合には、ユーザUが車両Vの利用を希望する地点近傍の、道路上の任意の場所を配車地として設定することができる。たとえば、ユーザUの自宅まで貨物Lを輸送する場合に、ユーザUの自宅前の道路が駐車可能な道路であるときは、当該駐車可能な道路のうち、ユーザUの自宅前の地点を配車地として設定する。また、このようにして任意に設定した配車地の情報と、ユーザID情報とを対応付けて配車地データベース11bに記憶させ、次回以降に利用要求を受け付けする際、ユーザUが登録した配車地として提示してもよい。さらに、配車地情報には、車両Vが駐車エリアとして利用可能な時間貸し駐車場などの施設情報を含んでもよい。車両Vの配車地の選択肢が増えることでユーザの利便性がさらに向上する。
地図データベース11cは、少なくとも車両Vが走行可能な道路リンク情報を含んだ、いわゆるナビゲーション地図に加え、エネルギー補給場所(給油又は充電場所)、車両Vの待機場所などの情報を含む。車両Vの待機場所とは、車両Vが配車可能な状態で配車要求を待機している場合に停車するスペースをいい、一つのサービスエリアに一又は複数の待機場所が設定されている。これらの他に、道路標識、路面標示、レーンマークなどの交通環境情報を含む。また、ユーザUが歩行するルートを演算するための歩行者道路リンク情報を含んでもよい。
利用要求受付部12は、ユーザUの端末装置2から利用要求を受信すると、利用要求に含まれる輸送対象が乗客Mであるか貨物Lであるかを識別し、ユーザ情報データベース11aに格納されたユーザ情報とともに、配車地決定部13に配車要求信号を送信する。
配車地決定部13は、利用要求受付部12から送信された配車要求信号と、配車地データベース11bに格納された配車地情報を用いて車両Vの配車地を設定し、設定した配車地情報を配車要求信号とともに配車計画部14に送信する。車両Vの配車地の設定方法については後述する。
配車計画部14は、利用要求受付部12から送信された配車要求信号と、配車地決定部13から送信された配車地情報と、車両情報データベース11dに格納された車両情報及び車両の走行情報に基づいて配車計画を立案し、配車管理部17に送信する。配車計画の立案方法について説明すると、まず配車計画部14は、車両情報データベース11dに格納された車両Vの走行情報を用いて、配車要求の受信が可能な全ての車両Vを抽出し、最初の配車地に最も近い車両Vを、配車する車両Vとして選定する。次いで、車両Vの走行情報を配車地情報とともに走行経路計画部15に送信し、走行経路計画部15で演算された運行計画を受信して配車計画を策定する。
走行経路計画部15は、配車計画部14から受信した車両Vの走行情報及び配車地情報に基づいて、地図データベース11cに格納されたナビゲーション地図を用いて車両Vの走行経路及び配車時刻を含む運行計画を演算し、配車計画部14に送信する。
配車管理部17は、配車計画部14から送信された配車計画を、通信部18を介してユーザUに提示する。ユーザUがこれを承諾すると利用予約を確定する。利用予約が確定すると、配車管理部17は、通信部18を介して車両Vに配車要求信号を送信するとともに運行計画を送信する。これを受信した車両Vは、ディスプレイなどの表示部34に運行計画を提示して最初の配車地に向かうよう、走行案内を開始する。
また、配車管理部17は、配車地データベース11bに格納された配車地情報と、地図データベース11cに格納された交通環境情報と、車両情報データベース11dに格納された車両Vの走行情報を用いて、車両Vの停車時間を制御する。たとえば、配車地データベース11bに格納された駐車エリアのうち、地図データベース11cに格納された道路標識の情報に基づいて、8時から12時までの時間帯が駐車禁止とされているエリアを検出した場合には、当該駐車エリアを8時から12時までの間は停車エリアとして抽出するように、配車地決定部13に指令信号を送信する。さらに、配車管理部17は、車両情報データベース11dに格納された車両Vの走行情報を用いて配車地周辺の交通環境をモニタリングし、交通渋滞が発生している場合や、道路工事などにより交通流が円滑でない場合には、車両Vの停車時間を短くして配車計画を策定するように、配車計画部14に指令信号を送信する。交通環境に応じた適切な配車管理を行うためである。
利用要求調整部16は、配車計画部14による配車計画の立案に際して、ユーザUの利用要求を満たす配車計画を立案できなかった場合に、代替となる配車地及び配車時刻を演算し、通信部18を介してユーザUに提示する。ユーザUが、提示された代替となる配車地及び配車時刻を承諾すると、利用要求調整部16は、配車計画の更新要求信号を配車計画部14に送信する。これを受信した配車計画部14は、新たな配車計画を演算して更新し、この更新された配車計画に基づいて車両Vが配車される。
次に、配車地決定部13で実行される、車両Vの配車地の設定方法について説明する。配車地決定部13は、利用要求受付部12から受信した配車要求信号に含まれる輸送対象が乗客Mの場合には、図3(a)に示すように、配車地データベース11bからユーザU1が希望する乗車地及び降車地の近郊の停車エリアSA1,SA2,SA3,SA4と、駐車エリアPA1,PA2を抽出し、ユーザU1の利用要求を満たす配車地を設定する。これに対して、配車要求信号に含まれる輸送対象が貨物Lの場合には、同図(b)に示すように、配車地データベース11bからユーザU2が希望する積載地及び荷卸し地の近郊の駐車エリアPA1,PA2を抽出し、ユーザU2の利用要求を満たす配車地を設定する。上述したように、停車エリアSA(停車エリアSA1~SA4を総称していう)は、車両Vを停車させることができるエリアであり、駐車エリアPA(駐車エリアPA1~PA2を総称していう)は、停車エリアSAに比べて車両Vの停車制限時間が長く、車両Vを継続的に停車させることができるエリアである。
輸送対象が貨物Lである場合には、積載量によっては積卸しするのに時間を要し、さらに貨物Lの集荷や配達を伴う場合もあるので、車両Vの停車時間が長くなる。そのため、停車制限時間が長い駐車エリアPAから貨物Lの積載地及び荷卸し地を抽出する。これに対して、輸送対象が乗客Mである場合には、乗降車するのに長い時間を要さないので、停車エリアSAを含めた配車地データベース11bから乗客Mの乗車地及び降車地を抽出する。停車エリアSAは、駐車エリアPAよりも多く存在するので、停車エリアSAを含めて抽出することによって、より多くの選択肢の中から乗客Mの乗車地及び降車地を設定することができる。これにより乗客Mの利便性を向上することができる。なお、停車エリアSAは、駐車エリアPAよりも多く存在するので、まず停車エリアSAから乗客Mの乗車地及び降車地を抽出し、ユーザU1の利用要求を満たす配車地がない場合には、駐車エリアPAから抽出するようにしてもよい。これにより、演算負荷を抑制して乗客Mの乗降地を設定することができる。
車両Vの配車地の設定方法は、上述したようにユーザUの利用要求に含まれる、配車を希望する地点の近郊から、配車地決定部13がユーザUの要求を満たす一の配車地を設定してもよく、ユーザUの要求を満たす複数の配車地をユーザUに提示し、ユーザUにより一の配車地が選択されるものであってもよい。ユーザUにより一の配車地が選択される場合には、利用要求を受け付けする際に、輸送対象が乗客Mであるか貨物Lであるかを識別し、輸送対象が乗客Mであるときは、複数の停車エリアSA及び複数の駐車エリアPAをユーザUの端末装置2の表示部24に提示する。これに対して、輸送対象が貨物Lであるときは、複数の駐車エリアPAをユーザUの端末装置2の表示部24に提示する。そして、ユーザUが選択した入力情報に基づいて配車地を設定する。以下においては、配車地決定部13がユーザUの要求を満たす一の配車地を設定する場合について説明する。
図4Aは、輸送対象が乗客Mである場合の乗車地を設定するシーンを示した図である。輸送対象が乗客Mである場合には、まずユーザU1が希望する乗車地近郊の停車エリアSA及び駐車エリアPAを抽出する。そして、停車エリアSA1,SA2,SA3,SA4と、駐車エリアPA1,PA2が抽出されると、ユーザU1が希望する乗車地に最も近いエリア(ここでは停車エリアSA3)を乗車候補地CM1とする。このとき、乗客Mの乗車候補地は、乗客Mが移動を許容する範囲内(点線枠内)において抽出するのが好ましい。乗客Mにとって利便性の高い乗車地を設定するためである。乗客Mが移動を許容する範囲は、特に限定はされないが、乗客Mの現在地から1分以内や30m以内など、乗客Mが移動してもよいと考える範囲である。
次に、配車地決定部13は、乗車候補地CM1の付近を走行する配車要求を受け付け可能な車両Vを検索し、乗客Mが乗車候補地CM1に到着する予測時刻tmと、車両Vが乗車候補地CM1に到着する予測時刻tvをそれぞれ演算する。そして、演算結果から乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着すると予測したときは(tm<tv)、配車地決定部13は、乗車候補地CM1を乗客Mの乗車地BMに設定する。乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着する場合には、いわゆる客待ちの時間が発生しないので、停車エリアSA3をそのまま乗客Mの乗車地BMに設定しても問題ない。これにより、客待ちの時間が発生するリスクを考慮して乗車地BMを設定することができる。
これに対して、車両Vが先に乗車地BMに到着し、乗客Mが遅れて到着したとすると、客待ちの時間が発生するので、車両Vは道路交通法の規定に基づき、駐車可能な場所で停車しなければならない。そのため、図4Bに示すように、乗客Mが移動を許容する範囲内に、停車エリアSA3と駐車エリアPA1のいずれもが含まれる場合には、駐車エリアPA1を乗客Mの乗車地BMに設定してもよい。停車エリアSA3より駐車エリアPA1を優先して乗車地BMに設定すれば、客待ちの時間が発生した場合であっても、車両Vを待機させることができる。
図5A及び図5Bは、乗車候補地CM1として停車エリアSA3が抽出された場合に、乗客Mが車両Vより遅く乗車候補地CM1に到着すると予測したときの(tv<tm)シーンを示した図である。車両Vが乗客Mより先に乗車候補地CM1に到着し、客待ちの時間が発生すると予測されるシーンである。この場合には、配車地決定部13は、図5Aに示すように、乗客Mが車両Vよりも早く到着する(tm2<tv2)、停車エリアSA2を他の乗車候補地CM2として抽出し、他の乗車候補地CM2を乗客Mの乗車地BMに設定する。客待ちの時間が発生することを抑制するためである。なお、図示は省略するが、乗車候補地CM1として、駐車エリアPAが抽出された場合には、客待ちの時間が発生しても車両Vを継続して停車させることができるので、他の乗車候補地CM2の抽出は行わず、駐車エリアPAをそのまま乗客Mの乗車地BMに設定する。
他の乗車候補地CM2を抽出する場合には、図5Bに示す、乗客Mが移動できる所定距離の範囲内(一点鎖線枠内)で抽出するのが好ましい。所定距離は、特に限定はされないが、乗客Mの現在地から50m以内の距離など、他の乗車候補地CM2を抽出するのに適した範囲である。図5Bに示すシーンでいうと、乗客Mが移動できる所定距離の範囲内に他の乗車候補地CM2として抽出できる停車エリアSA2が含まれないため、配車地決定部13は、駐車エリアPA1,PA2から他の乗車候補地CM2を抽出する。そして、乗客Mが移動できる所定距離の範囲内にある、駐車エリアPA2を乗車地BMとする。これにより、客待ちの時間が発生しても車両Vを待機させることができ、かつ乗客Mが移動できる範囲内で乗車地BMを設定することができる。
なお、図5A及び図5Bに示すシーンのように、乗客Mが車両Vより遅く乗車候補地CM1に到着すると予測したときは(tv<tm)、駐車エリアPAのみから他の乗車候補地CM2を抽出するようにしてもよい。駐車エリアPAは、客待ちの時間が発生しても車両Vを待機させることができるので、駐車エリアPAから他の乗車候補地CM2を抽出すれば、演算負荷を抑制しつつ、客待ちの時間に対応可能な乗車地BMを設定することができる。また、図6に示すように、他の乗車候補地CM2の抽出に代えて、乗客Mより遅く乗車候補地CM1に到着する他の車両V0(tm<tv0)を抽出し、他の車両V0を乗車候補地CM1へ配車してもよい。これにより、客待ちの時間が発生することを抑制しつつ、乗車候補地CM1を変更せずに乗車地BMを設定することができる。
図7は、輸送対象が乗客Mである場合に、停車エリアSA3を乗車地BMとして設定したシーンを示した図である。車両Vが乗客Mより先に乗車地BMに到着し、客待ちの時間が発生しているシーンである。何らかの事情により乗客Mが配車時刻までに乗車地BMに到着できない場合や、交通環境の変化により車両Vが配車時刻より早く乗車地BMに到着する場合もある。このような場合には、車両Vは停車エリアSAで待機することができないので、配車地決定部13は、乗車地BMの近傍の駐車エリアPAを抽出し、新たな乗車地NMを設定する。
図7に示すシーンでいうと、配車地決定部13は、乗車地BMとして設定した停車エリアSA3の近傍の駐車エリアPA1を抽出し、この駐車エリアPA1を乗客Mの新たな乗車地NMに設定して配車計画部14及び走行経路計画部15に送信する。これを受信した走行経路計画部15は、駐車エリアPA1を経由する運行計画を演算し、運行計画を更新して配車計画部14に送信する。配車計画部14は、更新された運行計画に基づいて新たな配車計画を立案し、配車管理部17に送信する。配車管理部17は、通信部18を介して乗車地BMの変更と運行計画の更新をユーザU1及び車両Vの乗員に通知する。これにより、乗車地BMの設定後、事後的に客待ちの時間が発生した場合であっても、車両Vを乗客Mの現在位置の近傍で待機させることができる。
上述したように、輸送対象が乗客Mである場合には、停車エリアSAを含めた配車地データベース11bから乗降地を抽出することにより、より多くの選択肢の中から乗客Mの乗降地を設定することができる。ただし、乗客Mの乗車地BMを設定するときは、客待ちの時間が発生することを考慮して、乗車地BMを設定する必要がある。一方、乗客Mの降車地DMを設定する場合には、客待ちの時間が発生することを考慮する必要がなく、また乗客Mが車両Vを降車するのに長い時間を要さないので、停車エリアSA及び駐車エリアPAからユーザU1の利用要求を満たす降車地DMを抽出して設定すればよい。
これに対して、輸送対象が貨物Lである場合には、人物の乗降車に比べて積卸しに時間を要するので、駐車エリアPAから貨物Lの積卸地を抽出するのが好ましい。さらに、貨物Lの集荷や配達をドライバー自身で行うとすると、ドライバーが車両Vを離れて直ちに運転できない状態となるため、駐車エリアPAで車両Vを停車させなければならない。しかし、ドライバー以外の乗員が、貨物Lの集荷や配達を行う場合には、ドライバーが車両Vを離れる必要がないので、停車エリアSAを含めた配車地データベース11bから貨物Lの積卸地を抽出してもよい。貨物Lの輸送状況に応じて停車エリアSAを含めた配車地データベース11bから積卸地を抽出することにより、ユーザUの利便性がさらに向上する。
図8は、ユーザU1が希望する配車地と、ユーザU2が希望する配車地とが近郊に存在する場合に、車両Vの配車地を集約して設定する方法を説明するための図である。人物の輸送を希望するユーザU1の降車希望地RMと、貨物Lの輸送を希望するユーザU2の積載希望地RLとが所定距離の範囲内(黒矢印)に存在しているシーンを示す。所定距離は、特に限定はされないが、たとえば10m以内などの予め定められた所定距離である。
図8に示すように、ユーザU1の降車希望地RMと、ユーザU2の積載希望地RLとがごく近郊である場合には、車両Vを都度、停車させると配車効率が低下する。そのため、車両Vの配車地をいずれか一つに集約してもよい。このとき、貨物Lの積載は、乗客Mの降車に比べて時間を要するので、停車エリアSAではなく駐車エリアPAを車両Vの配車地とするのが望ましい。図8に示すシーンでいうと、ユーザU2の積載希望地RLである駐車エリアPA1を車両Vの配車地とする。これにより、配車効率の低下を抑制しつつ、輸送対象の性質を考慮した車両Vの配車地を設定することができる。
なお、車両Vの配車地を集約するのは、乗客Mの降車希望地と貨物Lの積載希望地の場合に限定されず、乗客Mの降車希望地と貨物Lの荷卸し希望地に適用してもよく、乗客Mの乗車希望地と貨物Lの積載希望地又は荷卸し希望地に適用してもよい。また、所定距離(黒矢印)は、上述したように乗客Mが移動を許容する範囲内(図4A及び図4Bの点線枠内)としてもよい。乗客Mが移動を許容する程度において、配車地の集約を行うためである。
このようにして乗客Mの乗車地及び降車地と、貨物Lの積載地及び荷卸し地とを設定し、配車地決定部13は、これらの配車地を配車要求信号とともに配車計画部14に送信する。この際、車両Vの配車地に、駐車エリアPAとして利用可能な時間貸し駐車場が含まれる場合には、配車管理部17は、通信部18を介して当該時間貸し駐車場の予約をユーザUに提案し、ユーザUがこれを承諾したときは駐車予約を送信する構成としてもよい。また、ユーザUに提案することなく自動で駐車予約を送信する構成としてもよい。さらに、利用可能な時間貸し駐車場が近郊に複数ある場合には、より安価な駐車場を配車地に設定してもよい。これにより、車両Vの配車地を円滑に確保することができる。
次に、図3に示すシーンを例に、配車管理装置1にて実行される輸送サービスの制御処理について説明する。図9は、配車管理装置1にて実行される配車管理制御の処理例を示すフローチャートである。図10は、図9のステップS10で実行されるサブルーチンの一例を示したフローチャートである。以下に説明する制御処理は、配車管理装置1により所定時間間隔で実行される。
図9のステップS1において、利用要求受付部12は、複数のユーザUから車両Vの利用予約を受け付けする。ユーザUの予約情報には、ユーザUのID情報、輸送対象の識別情報、輸送対象が乗客Mである場合には、希望する乗車地、乗車時刻、乗車人数、降車地、降車時刻などの情報が、輸送対象が貨物Lである場合には、希望する積載地、積載量、荷卸し地などの情報が含まれる。
ステップS2にて、利用要求受付部12は、ユーザUの利用要求に含まれる輸送対象が乗客Mであるか貨物Lであるかを識別する。ステップS2の識別の結果、輸送対象が貨物Lであると識別された場合にはステップS3へ進み、輸送対象が貨物Lでない、すなわち乗客Mであると識別された場合には、ステップS9へ進む。
ステップS2の結果、輸送対象が貨物Lであると識別された場合には、ステップS3にて配車地決定部13は、図3(b)に示すように、ユーザU2が希望する貨物Lの積載地及び荷卸し地の近郊の駐車エリアPA1,PA2を抽出する。続くステップS4にて、配車地決定部13は、ユーザU2の希望を満たす貨物Lの積載地BLを設定し、ステップS5にて、ユーザU2の希望を満たす貨物Lの荷卸し地DLを設定する。
ステップS2の結果、輸送対象が乗客Mであると識別された場合には、ステップS9にて配車地決定部13は、図3(a)に示すように、ユーザU1が希望する乗車地及び降車地の近郊の停車エリアSA1,SA2,SA3,SA4及び駐車エリアPA1,PA2を抽出する。続くステップS10にて、配車地決定部13は、ユーザU1の希望を満たす乗客Mの乗車地BMを設定し、ステップS11にて、ユーザU1の希望を満たす乗客Mの降車地DMを設定する。
ステップS6にて、配車計画部14は、配車する車両Vを選定し、車両Vの走行経路、配車時刻といった運行計画を含む配車計画を立案し、ステップS7にて運行計画をユーザに通知する。ユーザUがこれを承諾するとステップS8にて利用予約が確定する。
図9のステップS10では、乗客Mの乗車地BMの設定の実行処理として、図10に示す処理が実行される。図4A及び図5Aを参照して、乗客Mの乗車地BMの設定処理について説明する。まず、ステップS101にて、配車地決定部13は、ステップS9にて抽出された停車エリアSA1,SA2,SA3,SA4及び駐車エリアPA1,PA2から、ユーザU1が希望する乗車地に最も近い停車エリアSA3を抽出し、乗車候補地CM1とする。
続くステップS102にて、配車地決定部13は、乗車候補地CM1の付近を走行する配車要求を受け付け可能な車両Vを検索し、乗客Mが乗車候補地CM1に到着する予測時刻tmと、車両Vが乗車候補地CM1に到着する予測時刻tvをそれぞれ演算する。
続くステップS103にて、配車地決定部13は、乗客Mが乗車候補地CM1に到着する予測時刻tmと、車両Vが乗車候補地CM1に到着する予測時刻tvとを比較して、乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着するか否かを予測する。ステップS103の判定の結果、図4Aに示すように、乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着すると予測した場合(tm<tv)には、ステップS104に進む。これに対して、図5Aに示すように、乗客Mが車両Vより早く到着しないと予測した場合(tv<tm)には、ステップS105に進む。
ステップS103の結果、乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着しない、すなわち客待ちの時間が発生すると予測した場合には、続くステップS105にて、配車地決定部13は、乗車候補地CM1が駐車エリアPAであるか否かを判定する。乗車候補地CM1が駐車エリアPAである場合には、ステップS104へ進む。これに対して、乗車候補地CM1が駐車エリアPAでない場合には、ステップS106へ進む。
ステップS103の結果、図4Aに示すように、乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着すると予測した場合には、いわゆる客待ちの時間が発生しないので、配車地決定部13は、ステップS104にて、乗車候補地CM1(ここでは停車エリアSA3)を乗車地BMに設定する。また、ステップS103の結果、乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着しないと予測した場合であっても、ステップS105の結果、乗車候補地CM1が駐車エリアPAであると判定した場合には、客待ちの時間が発生しても車両Vを継続して停車させることができるので、ステップS104にて乗車候補地CM1をそのまま乗車地BMに設定する。
これに対して、ステップS105の結果、乗車候補地CM1が駐車エリアPAでない、すなわち停車エリアSAであると判定した場合には、客待ちの時間が発生することを考慮して、ステップS106にて、他の乗車候補地CM2を抽出する。配車地決定部13は、図5Aに示すように、乗客Mが車両Vよりも早く到着する(tm2<tv2)、停車エリアSA2を他の乗車候補地CM2とし、ステップS107にて、他の乗車候補地CM2を乗客Mの乗車地BMに設定する。
以上の通り、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、ユーザUから受け付けた利用要求と、複数の停車エリアSA及び停車エリアSAに比べて停車制限時間が長い複数の駐車エリアPAが格納された配車地データベース11bから設定した配車地とに基づいて配車計画を立案し、乗客M及び/又は貨物Lを輸送する場合に、利用要求に含まれる輸送対象が乗客Mであるか貨物Lであるかを識別し、輸送対象が乗客Mである場合には、複数の停車エリアSA又は複数の駐車エリアPAから乗客Mの乗降地を抽出し、輸送対象が貨物Lである場合には、複数の駐車エリアPAから貨物Lの積卸地を抽出する。これにより、多くの選択肢の中から乗客Mの乗車地BM及び降車地DMを設定することができるので、乗客Mの利便性が向上する。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、輸送対象が乗客Mである場合には、複数の停車エリアSA又は複数の駐車エリアPAから乗客Mの乗車候補地CM1を抽出し、乗客M及び車両Vが乗車候補地CM1に到着する時刻をそれぞれ予測し、乗客Mが車両Vより早く乗車候補地CM1に到着すると予測したときは、乗車候補地CM1を乗客の乗車地BMに設定する。これにより、客待ちの時間が発生するリスクを考慮して乗車地BMを設定することができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、乗車候補地CM1は、乗客Mが移動を許容する範囲内において抽出するので、乗客Mにとって利便性の高い乗車地BMを設定することができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、乗客Mが移動を許容する範囲内に、停車エリアSAと駐車エリアPAのいずれもが含まれる場合には、停車エリアSAより駐車エリアPAを優先して乗客Mの乗車地BMに設定するので、客待ちの時間が発生した場合であっても、車両Vを待機させることができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、乗客Mが車両Vより遅く乗車候補地CM1に到着すると予測した場合であって、乗車候補地CM1が停車エリアSAであるときは、乗客Mが車両Vより早く到着する他の乗車候補地CM2を抽出し、当該他の乗車候補地CM2を乗客Mの乗車地BMに設定するので、客待ちの時間が発生することを抑制できる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、他の乗車候補地CM2は、乗客Mが移動できる所定距離の範囲内において抽出し、乗客Mが移動できる所定距離の範囲内に停車エリアSAが含まれないときは、複数の駐車エリアPAから他の乗車候補地CM2を抽出し、乗客Mの乗車地BMを設定する。これにより、客待ちの時間が発生しても車両Vを待機させることができ、かつ乗客Mが移動できる範囲内で乗車地BMを設定することができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、乗客Mが車両Vより遅く乗車候補地CM1に到着すると予測した場合には、複数の駐車エリアPAから他の乗車候補地CM2を抽出するので、演算負荷を抑制しつつ、客待ちの時間に対応可能な乗車地BMを設定することができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、乗客Mが車両Vより遅く乗車候補地CM1に到着すると予測した場合であって、乗車候補地CM1が停車エリアSAであるときは、乗客Mより遅く乗車候補地CM1に到着する他の車両V0を抽出し、当該他の車両V0を配車するので、客待ちの時間が発生することを抑制しつつ、乗車候補地CM1を変更せずに乗車地BMを設定することができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、乗客Mの乗車地BMを停車エリアSAに設定した場合であって、乗客Mが車両Vより遅く乗車地BMに到着するときは、乗車地BMの近傍の駐車エリアPAを抽出し、乗客M及び車両Vの乗員に提示して乗客Mの新たな乗車地NMに設定する。これにより、乗車地BMの設定後、事後的に客待ちの時間が発生した場合であっても、車両Vを乗客Mの現在位置の近傍で待機させることができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、複数のユーザUから受け付けた利用要求に含まれる、乗客Mの乗車希望地又は降車希望地と、貨物Lの積載希望地又は荷卸し希望地と、が所定距離の範囲内に存在する場合には、停車エリアSAより駐車エリアPAを優先して一の配車地を設定する。これにより、配車効率の低下を抑制しつつ、輸送対象の性質を考慮した車両Vの配車地を設定することができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、輸送対象が貨物Lである場合であって、車両Vのドライバー以外の乗員が貨物Lの集荷及び/又は配達をするときは、複数の停車エリアSA又は複数の駐車エリアPAから貨物Lの積載地及び積卸地を抽出するので、ユーザUの利便性がさらに向上する。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、車両Vの配車地周辺の交通環境を検出し、検出された交通環境情報に基づいて車両Vの停車時間を制御するので、交通環境に応じた適切な配車管理を行うことができる。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、配車地データベース11bには、駐車可能な道路情報、停車可能な道路情報及び駐車場情報が格納されているので、車両Vの配車地の選択肢が増えてユーザUの利便性がさらに向上する。
また、本実施形態の配車管理装置1及び配車管理方法によれば、車両Vの配車地を駐車エリアPAに設定した場合であって、当該配車地が予約可能な駐車場であるときは、駐車予約を送信するので、車両Vの配車地を円滑に確保することができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
S…配車管理システム
1…配車管理装置
2…端末装置
3…車載制御装置
V,V0…車両
U,U1,U2…ユーザ
M…乗客
L…貨物
PA,PA1,PA2…駐車エリア
SA,SA1,SA2,SA3,SA4…停車エリア
BM…乗車地
DM…降車地
BL…積載地
DL…荷卸し地

Claims (15)

  1. ユーザから受け付けた利用要求と、複数の停車エリア及び前記停車エリアに比べて停車制限時間が長い複数の駐車エリアが格納された配車地データベースから設定した配車地とに基づいて配車計画を立案し、乗客及び/又は貨物を輸送する車両の制御を実行するプロセッサを備えた配車管理装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記利用要求に含まれる輸送対象が前記乗客であるか前記貨物であるかを識別し、
    前記輸送対象が前記乗客である場合には、前記複数の停車エリア又は前記複数の駐車エリアから前記乗客の乗降地を抽出し、
    前記輸送対象が前記貨物である場合には、前記複数の駐車エリアから前記貨物の積卸地を抽出する配車管理装置。
  2. 前記輸送対象が前記乗客である場合には、前記複数の停車エリア又は前記複数の駐車エリアから前記乗客の乗車候補地を抽出し、
    前記乗客及び前記車両が前記乗車候補地に到着する時刻をそれぞれ予測し、
    前記乗客が前記車両より早く前記乗車候補地に到着すると予測したときは、前記乗車候補地を前記乗客の乗車地に設定する請求項1に記載の配車管理装置。
  3. 前記乗車候補地は、前記乗客が移動を許容する範囲内において抽出する請求項2に記載の配車管理装置。
  4. 前記乗客が移動を許容する範囲内に、前記停車エリアと前記駐車エリアのいずれもが含まれる場合には、前記停車エリアより前記駐車エリアを優先して前記乗客の乗車地に設定する請求項3に記載の配車管理装置。
  5. 前記乗客が前記車両より遅く前記乗車候補地に到着すると予測した場合であって、前記乗車候補地が前記停車エリアであるときは、
    前記乗客が前記車両より早く到着する他の乗車候補地を抽出し、当該他の乗車候補地を前記乗客の乗車地に設定する請求項2~4のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  6. 前記他の乗車候補地は、前記乗客が移動できる所定距離の範囲内において抽出し、
    前記乗客が移動できる所定距離の範囲内に前記停車エリアが含まれないときは、前記複数の駐車エリアから前記他の乗車候補地を抽出し、前記乗客の乗車地に設定する請求項5に記載の配車管理装置。
  7. 前記乗客が前記車両より遅く前記乗車候補地に到着すると予測した場合には、前記複数の駐車エリアから前記他の乗車候補地を抽出する請求項5又は6に記載の配車管理装置。
  8. 前記乗客が前記車両より遅く前記乗車候補地に到着すると予測した場合であって、前記乗車候補地が前記停車エリアであるときは、
    前記乗客より遅く前記乗車候補地に到着する他の車両を抽出し、当該他の車両を配車する請求項2~4のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  9. 前記乗客の乗車地を前記停車エリアに設定した場合であって、前記乗客が前記車両より遅く前記乗客の乗車地に到着するときは、
    前記乗客の乗車地の近傍の駐車エリアを抽出し、前記乗客及び前記車両の乗員に提示して前記乗客の新たな乗車地に設定する請求項2~8のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  10. 複数のユーザから受け付けた前記利用要求に含まれる、前記乗客の乗車希望地又は降車希望地と、前記貨物の積載希望地又は荷卸し希望地と、が所定距離の範囲内に存在する場合には、前記停車エリアより前記駐車エリアを優先して一の配車地を設定する請求項1~9のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  11. 前記輸送対象が前記貨物である場合であって、前記車両のドライバー以外の乗員が前記貨物の集荷及び/又は配達をするときは、前記複数の停車エリア又は前記複数の駐車エリアから前記貨物の積載地及び積卸地を抽出する請求項1~10のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  12. 前記車両の配車地周辺の交通環境を検出し、検出された交通環境情報に基づいて前記車両の停車時間を制御する請求項1~11のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  13. 前記配車地データベースには、駐車可能な道路情報、停車可能な道路情報及び駐車場情報が格納されている請求項1~12のいずれか一項に記載の配車管理装置。
  14. 前記車両の配車地を前記駐車エリアに設定した場合であって、当該配車地が予約可能な駐車場であるときは、駐車予約を送信する請求項13に記載の配車管理装置。
  15. ユーザから受け付けた利用要求と、複数の停車エリア及び前記停車エリアに比べて停車制限時間が長い複数の駐車エリアが格納された配車地データベースから設定した配車地とに基づいて配車計画を立案し、乗客及び/又は貨物を輸送する車両の配車管理方法であって、
    前記利用要求に含まれる輸送対象が前記乗客であるか前記貨物であるかを識別し、
    前記輸送対象が前記乗客である場合には、前記複数の停車エリア又は前記複数の駐車エリアから前記乗客の乗降地を抽出し、
    前記輸送対象が前記貨物である場合には、前記複数の駐車エリアから前記貨物の積卸地を抽出する配車管理方法。
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