JP2023003818A - エアバッグ用テープ、および、エアバッグ用テープの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアバッグ用テープが適用されたエアバッグの気密性を高めることを可能としたエアバッグ用テープ、および、エアバッグ用テープの製造方法を提供する。【解決手段】エアバッグ用テープ10は、ホットメルト層11と、ホットメルト層11を支持する第1基材12とを備える。ホットメルト層11が、ナイロン製の基布の外表面に露出する複数の縫い目を覆うように基布に溶着される。ホットメルト層11は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成される。ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が1N/cm以下である。【選択図】図1
Description
本発明は、エアバッグ用テープ、および、エアバッグ用テープの製造方法に関する。
エアバッグの第1例は、エアバッグ用の2枚の基布と、基布間に位置し、これによって、一方の基布を他方の基布に接着する接着シール剤とを備えている。エアバッグにおいて、基布が広がる平面と対向する視点から見て、接着シールの近傍、好ましくは接着シールの外側が縫合されている(例えば、特許文献1を参照)。
エアバッグの第2例は、2枚の基布を備えている。各基布の外表面には、2枚の基布を縫合する縫合部が露出している。各基布には、縫合部を覆うようにシリコーンテープが貼り付けられている。また、エアバッグの第3例は、2枚の基布と、基布間に位置する接着剤と、2枚の基布および接着剤を縫合する縫合部と、縫合部のうち、各基布に露出する部分を覆うシーラントとを備えている(例えば、特許文献2を参照)。
エアバッグでは、2枚の基布間に位置する接着剤の有無にかかわらず、基布の外表面において縫合部を覆うように位置するテープによって、エアバッグの気密性を高めることが、依然として求められている。
上記課題を解決するためのエアバッグ用テープは、ホットメルト層と、前記ホットメルト層を支持する基材と、を備える。前記ホットメルト層が、ナイロン製の基布の外表面に露出する複数の縫い目を覆うように前記基布に溶着される。前記ホットメルト層は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成される。前記ホットメルト層と前記基材との間の剥離強度が1N/cm以下である。
上記課題を解決するためのエアバッグ用テープの製造方法は、ホットメルト層と、前記ホットメルト層を支持する基材と、を備え、前記ホットメルト層が、ナイロン製の基布の外表面に露出する複数の縫い目を覆うように前記基布に溶着されるに溶着されるエアバッグ用テープの製造方法である。前記ホットメルト層は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、前記ホットメルト層と前記基材との間の剥離強度が1N/cm以下である。
上記エアバッグ用テープによれば、ホットメルト層がポリアミドまたはポリオレフィンから形成されるから、基布に対するエアバッグ用テープの密着性を高めることが可能である。また、ホットメルト層と基材との間の剥離強度が1N/cmであるから、基布に対してホットメルト層を溶着した後に、ホットメルト層から基材を剥離することが可能である。これにより、基材とホットメルト層との積層体が基布に貼り付けられている場合に比べて、ホットメルト層が基布の変形に対して追従して変形するから、ホットメルト層の破れが抑えられる。これによって、エアバッグ用テープが適用されたエアバッグでの空気抜けが抑えられる。
また、エアバッグ用テープが基材を備えるから、ホットメルト層が基材によって覆われた状態でホットメルト層を溶着することが可能である。これにより、溶けたホットメルト層がホットメルト層を溶着するための装置に付着することがないから、装置の汚れを抑えることが可能である。
上記エアバッグ用テープにおいて、前記ホットメルト層の厚さが、40μm以上であってもよい。上記エアバッグ用テープによれば、エアバッグ用テープが適用されたエアバッグの気密性をより高めることができる。
上記エアバッグ用テープにおいて、前記基材は、第1基材であり、第2基材をさらに備え、前記ホットメルト層の厚さ方向において、前記第1基材と前記第2基材とが、前記ホットメルト層を挟み、前記ホットメルト層と前記第2基材との間の剥離強度が1N/cm以下であってもよい。
上記エアバッグ用テープによれば、ホットメルト層が2つの基材によって挟まれているから、ホットメルト層が露出する場合に比べて、エアバッグ用テープをロール状に巻き取った状態で保管しても、エアバッグ用テープのブロッキングが生じにくい。
上記エアバッグ用テープにおいて、FMVSS 302に準拠した燃焼試験における燃焼速度が80mm/分未満であり、前記燃焼試験において、前記エアバッグ用テープは、FMVSS 302に準拠した前記燃焼試験における燃焼速度が80mm/分未満の前記基布に貼り付けられた状態であってよい。上記エアバッグ用テープによれば、エアバッグ用テープが適用されたエアバッグの難燃性を高めることが可能である。
上記エアバッグ用テープの製造方法において、前記基材に前記ホットメルト層を押出ラミネートすることを含んでもよい。
本発明によれば、エアバッグ用テープが適用されたエアバッグの気密性を高めることが可能である。
図1から図3を参照して、エアバッグ用テープの一実施形態を説明する。以下では、エアバッグ用テープの構造、作用、製造方法、および、実施例を順に説明する。
[構造]
図1および図2を参照して、エアバッグ用テープの構造を説明する。図1は、エアバッグ用テープの第1例における構造を示している。図2は、エアバッグ用テープの第2例における構造を示している。
図1および図2を参照して、エアバッグ用テープの構造を説明する。図1は、エアバッグ用テープの第1例における構造を示している。図2は、エアバッグ用テープの第2例における構造を示している。
図1が示すように、エアバッグ用テープ10の第1例は、ホットメルト層11と、ホットメルト層11を支持する第1基材12とを備えている。エアバッグ用テープ10の使用時には、ホットメルト層11が、ナイロン製の基布の外表面に露出する縫い目を覆うように基布に溶着される。
エアバッグ用テープ10は、以下の条件1および条件2を満たす。
(条件1)ホットメルト層11は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成される。
(条件2)ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が、1N/cm以下である。
(条件1)ホットメルト層11は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成される。
(条件2)ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が、1N/cm以下である。
エアバッグ用テープ10が条件1を満たすから、基布に対する密着性を高めることが可能である。また、エアバッグ用テープ10が条件2を満たすから、基布に対してホットメルト層11を溶着した後に、ホットメルト層11から第1基材12を剥離することが可能である。これにより、第1基材12とホットメルト層11との積層体が基布に貼り付けられている場合に比べて、ホットメルト層11が基布の変形に対して追従することが可能である。これにより、ホットメルト層11の破れが抑えられるから、エアバッグ用テープ10が適用されたエアバッグでの空気抜けが抑えられる。
ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が1N/cmであるから、第1基材12は、ホットメルト層11に対する易剥離性を有する。なお、剥離強度は、JIS K 6854‐2:1999(ISO 8510‐2:1990)「接着剤‐はく離接着強さ試験方法‐第2部:180度はく離」に準拠して求めることができる。
また、ホットメルト層11が第1基材12によって覆われた状態でホットメルト層11を溶着することが可能である。これにより、溶けたホットメルト層11がホットメルト層11を溶着するための装置に付着することがないから、装置の汚れを抑えることが可能である。このように、本開示のエアバッグ用テープ10によれば、装置の汚れを抑える第1基材12を備えていても、当該第1基材12がホットメルト層11に対する易剥離性を有するから、ホットメルト層11の追従性を高く維持することが可能である。結果として、基布に対する密着性を高めることと、装置の汚れを抑えることとを両立させることが可能である。
なお、ホットメルト層11が非ウレタン系の材料から形成されるから、ホットメルト層11は、加水分解に対する耐性も有することが可能である。また、ホットメルト層11は、非シリコーン系の材料から形成されるから、エアバッグ用テープ10のコストが高まることが抑えられる。また、ホットメルト層11がポリアミド系ホットメルト接着剤、または、ポリアミド系ホットメルト接着剤から形成されるから、養生時間が不要である。
ホットメルト層の厚さは、40μm以上であってよい。これにより、エアバッグ用テープ10が適用されたエアバッグの気密性をより高めることができる。
エアバッグ用テープ10において、FMVSS(Federal Motor Vehicle Safety Standards:連邦自動車安全基準) 302(内装材料の燃焼性)に準拠した燃焼試験における燃焼速度が80mm/分未満であってよい。燃焼試験において、エアバッグ用テープ10は、FMVSS 302に準拠した燃焼試験における燃焼速度が80mm/分未満の基布に貼り付けられた状態である。これにより、エアバッグ用テープ10が適用されたエアバッグの難燃性を高めることが可能である。
なお、本開示のエアバッグ用テープ10では、ホットメルト層11が基布に貼り付けられた後に、ホットメルト層11から第1基材12が剥離される。そのため、少なくともホットメルト層11において、上述の試験条件における燃焼速度が80mm/分未満であればよい。
基布は、上述したようにナイロン製である。ナイロンは、例えば、ナイロン66、ナイロン6、および、ナイロン46などであってよい。基布は、他の基布に対して縫い付けられている。そのため、基布は、縫合糸によって形成された縫い目を備えている。基布が広がる平面と対向する視点から見て、複数の縫い目は、例えば、基布の外形に沿って線状に連なっている。なお、本開示において、縫い目は、第1の針穴から第1の針穴に隣り合う第2の針穴まで縫われた糸の目のことを意味する。
ホットメルト層11は、ホットメルト接着剤から形成される。ホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂から形成される。ホットメルト層11は、熱または高周波などの印加によって軟化された状態で圧力が印加されることにより、基布の繊維に浸透する。ホットメルト層11に対する熱または高周波の印加が停止されると、ホットメルト層11は再び硬化し、これによって、ホットメルト層11が基布に接着する。
第1基材12は、上述したようにホットメルト層11を支持する。第1基材12は、ホットメルト層11よりも高い剛性を有する。また、第1基材12は、ホットメルト層11よりも高い軟化点を有する。第1基材12は、例えば合成樹脂または紙から形成される。合成樹脂は、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、および、ポリイミドなどであってよい。第1基材12は、これらの合成樹脂のうち、2種以上の樹脂から形成されてもよい。第1基材12は、単層構造を有してもよいし、多層構造を有してもよい。第1基材12が多層構造を有する場合には、第1の材料から形成される第1層と、第1の材料とは異なる第2の材料から形成される第2層とを備えてよい。第1基材12は、易剥離性を高めるための処理が施された表面を備えてもよい。
図3が示すように、エアバッグ用テープ10の第2例は、ホットメルト層11と第1基材12とに加えて、第2基材13を備えている。ホットメルト層11の厚さ方向において、第1基材12と第2基材13とが、ホットメルト層11を挟んでいる。すなわち、ホットメルト層11において対向する一対の面において、第1面には第1基材12が接し、かつ、第2面には第2基材13が接している。エアバッグ用テープ10は、以下の条件3を満たす。
(条件3)ホットメルト層11と第2基材13との間の剥離強度が、1N/cm以下である。
第2基材13は、ホットメルト層11よりも高い軟化点を有する。このように、第2基材13がホットメルト層11よりも高い軟化点を有するから、エアバッグ用テープ10が第2基材13を有しない場合に比べて、エアバッグ用テープ10をロール状に巻き取った状態で保管した場合に、エアバッグ用テープ10のブロッキングが抑えられる。
第2基材13は、ホットメルト層11よりも高い軟化点を有する。このように、第2基材13がホットメルト層11よりも高い軟化点を有するから、エアバッグ用テープ10が第2基材13を有しない場合に比べて、エアバッグ用テープ10をロール状に巻き取った状態で保管した場合に、エアバッグ用テープ10のブロッキングが抑えられる。
第2基材13は、例えば合成樹脂または紙から形成される。合成樹脂は、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、および、ポリイミドなどであってよい。第2基材13は、これらの合成樹脂のうち、2種以上の樹脂から形成されてもよい。第1基材12は、単層構造を有してもよいし、多層構造を有してもよい。第2基材13が多層構造を有する場合には、第1の材料から形成される第1層と、第1の材料とは異なる第2の材料から形成される第2層とを備えてよい。第2基材13は、易剥離性を高めるための処理が施された表面を備えてもよい。第2基材13を形成する材料は、第1基材12を形成する材料と同一であってもよいし、異なってもよい。
[作用]
図3を参照して、エアバッグ用テープ10の作用を説明する。なお、以下では、エアバッグ用テープ10における第1例の使用方法を説明する。
図3を参照して、エアバッグ用テープ10の作用を説明する。なお、以下では、エアバッグ用テープ10における第1例の使用方法を説明する。
図3が示すように、エアバッグ用テープ10が貼り付けられる基布21は、縫合糸によって形成された複数の縫い目22を備えている。基布21が広がる平面と対向する視点から見て、複数の縫い目22は、基布21の外形に沿って線状に連なっている。
エアバッグ用テープ10が使用される際には、2つの帯状を有したエアバッグ用テープ10が準備される。そして、一方のエアバッグ用テープ10が、一方の基布21の縫い目22をホットメルト層11が覆うように、基布21の外表面に重ねられる。また、他方のエアバッグ用テープ10が、他方の基布21の縫い目22をホットメルト層11が覆うように、他方のエアバッグ用テープ10の外表面に重ねられる。
すなわち、各エアバッグ用テープ10は、そのエアバッグ用テープ10が貼り付けられる基布21のうち、他の基布21に対向する面とは反対側の面に、当該面に並ぶ複数の縫い目22を覆うように重ねられる。
次いで、加熱装置を用いて各第1基材12に熱および圧力を印加することによって、ホットメルト層11を軟化させた状態で、ホットメルト層11に圧力を印加する。そして、エアバッグ用テープ10に対する熱および圧力の印加を停止することによって、ホットメルト層11を硬化させる。これにより、エアバッグ用テープ10が、基布21から露出する縫い目22を覆うように貼り付けられる。この際に、ホットメルト層11は、凸状の縫い目22に追従して変形し、これによって、ホットメルト層11が、基布21の表面に露出した縫い目22の周りを覆う。そして、第1基材12がホットメルト層11から剥離される。
このように、エアバッグでは、縫い目22がエアバッグ用テープ10によって覆われるから、縫い目22の形成によって基布21に生じた穴がエアバッグ用テープ10によって塞がれる。縫い目22がエアバッグ用テープ10によって覆われていない状態では、エアバッグが膨張した際に、縫い目22の形成によって基布21に生じた穴が広がり、これによって、当該穴から空気が抜ける。これに対して、縫い目22がエアバッグ用テープ10によって覆われた状態では、基布21に生じた穴が広がっても、エアバッグからの空気の抜けがエアバッグ用テープ10によって抑えられる。そのため、密着性の高められたエアバッグ用テープ10が適用されたエアバッグでは、エアバッグに圧送された空気に対する気密性を高めることが可能である。これにより、エアバッグに空気を圧送するためのインフレーターの出力が小さくともエアバッグを膨張させることが可能であるから、インフレーターを小型化することも可能である。
なお、エアバッグ用テープ10の第2例を使用する際には、エアバッグ用テープ10を基布に貼り付ける前に、第2基材13がホットメルト層11から剥離される。
[製造方法]
エアバッグ用テープ10の第1例を製造する方法では、ホットメルト層11と、ホットメルト層11を支持する第1基材12とからエアバッグ用テープ10が製造される。上述したように、ホットメルト層11は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成される。ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度は、1N/cm以下である。ホットメルト層11は、第1基材12に対する押出ラミネートによって形成される。
エアバッグ用テープ10の第1例を製造する方法では、ホットメルト層11と、ホットメルト層11を支持する第1基材12とからエアバッグ用テープ10が製造される。上述したように、ホットメルト層11は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成される。ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度は、1N/cm以下である。ホットメルト層11は、第1基材12に対する押出ラミネートによって形成される。
第1基材12に対してホットメルト層11が形成された後に、ホットメルト層11と第1基材12とを積層体から、1つの方向に沿って延びる帯状を有したエアバッグ用テープ10が形成される。
なお、第1基材12に対する押出ラミネートによって第1基材12にホットメルト層11を形成した後に、ホットメルト層11に第2基材13を貼り付けることによって、エアバッグ用テープ10の第2例を製造することができる。
[実施例]
表1を参照して、実施例および比較例を説明する。
[実施例1]
75μmの厚さを有したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ(株)製、ルミラー X10S)(ルミラーは登録商標)を第1基材として準備した。次いで、ポリアミド系ホットメルト接着剤(アルケマ社製、Platamid H 2513)(Platamidは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、50μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。これにより、実施例1のエアバッグ用テープを得た。
表1を参照して、実施例および比較例を説明する。
[実施例1]
75μmの厚さを有したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ(株)製、ルミラー X10S)(ルミラーは登録商標)を第1基材として準備した。次いで、ポリアミド系ホットメルト接着剤(アルケマ社製、Platamid H 2513)(Platamidは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、50μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。これにより、実施例1のエアバッグ用テープを得た。
[実施例2]
75μmの厚さを有し、1つの表面がシリコーン処理されたPETフィルム(東レ(株)製、セラピール BX-9)を第1基材として準備した。次いで、変性ポリオレフィンから形成されたホットメルト接着剤(東亞合成(株)製、エバーグリップ AS852)(エバーグリップは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、100μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。これにより、実施例2のエアバッグ用テープを得た。
75μmの厚さを有し、1つの表面がシリコーン処理されたPETフィルム(東レ(株)製、セラピール BX-9)を第1基材として準備した。次いで、変性ポリオレフィンから形成されたホットメルト接着剤(東亞合成(株)製、エバーグリップ AS852)(エバーグリップは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、100μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。これにより、実施例2のエアバッグ用テープを得た。
[実施例3]
75μmの厚さを有し、1つの表面がシリコーン処理されたPETフィルム(東レ(株)製、セラピール BX-9)を第1基材および第2基材として準備した。次いで、変性ポリオレフィンから形成されたホットメルト接着剤(東亞合成(株)製、エバーグリップ AS852)(エバーグリップは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、100μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。そして、第2基材のシリコーン処理された表面がホットメルト層に接するように、ホットメルト層11に第2基材を貼り合わせた。これにより、実施例3のエアバッグ用テープを得た。
75μmの厚さを有し、1つの表面がシリコーン処理されたPETフィルム(東レ(株)製、セラピール BX-9)を第1基材および第2基材として準備した。次いで、変性ポリオレフィンから形成されたホットメルト接着剤(東亞合成(株)製、エバーグリップ AS852)(エバーグリップは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、100μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。そして、第2基材のシリコーン処理された表面がホットメルト層に接するように、ホットメルト層11に第2基材を貼り合わせた。これにより、実施例3のエアバッグ用テープを得た。
[比較例1]
1つの表面がシリコーン処理されたPETフィルム(東レフィルム加工(株)製、セラピール BX-9)(セラピールは登録商標)を基材として準備した。次いで、ポリアミド系ホットメルト接着剤(アルケマ社製、Platamid H 2513)を基材のシリコーン処理された表面に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、50μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。そして、ホットメルト層から基材を剥離した。これにより、比較例1のエアバッグ用テープを得た。
1つの表面がシリコーン処理されたPETフィルム(東レフィルム加工(株)製、セラピール BX-9)(セラピールは登録商標)を基材として準備した。次いで、ポリアミド系ホットメルト接着剤(アルケマ社製、Platamid H 2513)を基材のシリコーン処理された表面に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、50μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。そして、ホットメルト層から基材を剥離した。これにより、比較例1のエアバッグ用テープを得た。
[比較例2]
実施例1において、ホットメルト層を形成しない以外は、実施例1と同様の方法によって、比較例2のエアバッグ用テープを得た。
実施例1において、ホットメルト層を形成しない以外は、実施例1と同様の方法によって、比較例2のエアバッグ用テープを得た。
[比較例3]
75μmの厚さを有し、1つの表面に易接着コートが施されたPETフィルム(東洋紡(株)製、コスモシャイン A4300)(コスモシャインは登録商標)を第1基材として準備した。次いで、ポリアミド系ホットメルト接着剤(アルケマ社製、Platamid H 2513)(Platamidは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、100μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。これにより、比較例3のエアバッグ用テープを得た。
75μmの厚さを有し、1つの表面に易接着コートが施されたPETフィルム(東洋紡(株)製、コスモシャイン A4300)(コスモシャインは登録商標)を第1基材として準備した。次いで、ポリアミド系ホットメルト接着剤(アルケマ社製、Platamid H 2513)(Platamidは登録商標)を第1基材に塗布した後に、ホットメルト接着剤を乾燥させ、これによって、100μmの厚さを有したホットメルト層を形成した。これにより、比較例3のエアバッグ用テープを得た。
[評価方法]
[易剥離性]
JIS K 6854‐2:1999(ISO 8510‐2:1990)「接着剤‐はく離接着強さ試験方法‐第2部:180度はく離」に準拠した方法によって、基材とホットメルト層との間の剥離強度を測定した。この際に、万能試験機((株)エー・アンド・デイ製、テンシロン RTG‐1225)を用いた。また、剥離速度を200mm/分に設定した。
[易剥離性]
JIS K 6854‐2:1999(ISO 8510‐2:1990)「接着剤‐はく離接着強さ試験方法‐第2部:180度はく離」に準拠した方法によって、基材とホットメルト層との間の剥離強度を測定した。この際に、万能試験機((株)エー・アンド・デイ製、テンシロン RTG‐1225)を用いた。また、剥離速度を200mm/分に設定した。
[密着性]
ナイロン66製の基布(東レ(株)製、プロミラン エアバッグ用66ナイロン織物 コート布)のうち、シリコーンコート処理がされていない部分に対して、エアバッグ用テープのホットメルト層を重ね合わせた。なお、実施例3のエアバッグ用テープを用いた場合には、ホットメルト層から第2基材を剥がした後に、エアバッグ用テープのホットメルト層を基布に重ね合わせた。
ナイロン66製の基布(東レ(株)製、プロミラン エアバッグ用66ナイロン織物 コート布)のうち、シリコーンコート処理がされていない部分に対して、エアバッグ用テープのホットメルト層を重ね合わせた。なお、実施例3のエアバッグ用テープを用いた場合には、ホットメルト層から第2基材を剥がした後に、エアバッグ用テープのホットメルト層を基布に重ね合わせた。
次いで、ヒートシールテスター(テスター産業(株)製、TP‐701‐B)を用いて、エアバッグ用テープを基布に貼り合わせた。この際に、ヒートシールテスターによる加熱温度を190℃に設定し、圧力を0.3MPaに設定し、加熱時間を10秒に設定した。次いで、ホットメルト層と基布との間の剥離強度を測定した。この際に、JIS K 6854‐2:1999(ISO 8510‐2:1990)「接着剤‐はく離接着強さ試験方法‐第2部:180度はく離」に準拠した方法を用いた。また、剥離強度の測定には、万能試験機((株)エー・アンド・デイ製、テンシロン RTG‐1225)を用いた。そして、剥離速度を200mm/分に設定した。
[密着時の汚れ]
上述した密着性の試験において基布にエアバッグ用テープを貼り合わせた際に、ヒートシールテスターが備えるシールバーにホットメルト層の一部が付着したか否かを確認した。
上述した密着性の試験において基布にエアバッグ用テープを貼り合わせた際に、ヒートシールテスターが備えるシールバーにホットメルト層の一部が付着したか否かを確認した。
[巻き付け時の剥がれ]
密着性の試験と同様の方法によって、ホットメルト層を基布に貼り付けた。次いで、JIS K 5600‐5‐1「塗料一般試験方法-第5部:塗料の機械的性質-第1節:第屈曲性(円筒形マンドレル法)」に準拠した方法によって、基布とエアバッグ用テープとの積層体を、2mmの直径を有したステンレス鋼製のマンドレルに2秒かけて巻き付けた。この際に、実施例1から実施例3のエアバッグテープでは、積層体をマンドレルに巻き付ける前に、ホットメルト層から第1基材を剥がした。また、積層体をマンドレルに巻き付ける際には、基布がマンドレルに接するように積層体をマンドレルに巻き付けた。
密着性の試験と同様の方法によって、ホットメルト層を基布に貼り付けた。次いで、JIS K 5600‐5‐1「塗料一般試験方法-第5部:塗料の機械的性質-第1節:第屈曲性(円筒形マンドレル法)」に準拠した方法によって、基布とエアバッグ用テープとの積層体を、2mmの直径を有したステンレス鋼製のマンドレルに2秒かけて巻き付けた。この際に、実施例1から実施例3のエアバッグテープでは、積層体をマンドレルに巻き付ける前に、ホットメルト層から第1基材を剥がした。また、積層体をマンドレルに巻き付ける際には、基布がマンドレルに接するように積層体をマンドレルに巻き付けた。
その後、マンドレルから積層体を取り外した。次いで、取り外した積層体において、ホットメルト層の剥離が生じているか否かを目視によって確認した。
[ブロッキング]
2枚のエアバッグ用テープを準備した後、2枚のエアバッグ用テープを重ねた。この際に、実施例1、実施例2、および、比較例3のエアバッグ用テープでは、一方のエアバッグ用テープが備えるホットメルト層が他方のエアバッグ用テープが備える第1基材に接するように、2枚のエアバッグ用テープを重ねた。実施例3のエアバッグ用テープでは、一方のエアバッグ用テープが備える第2基材が他方のエアバッグ用テープが備える第1基材に接するように、2枚のエアバッグ用テープを重ねた。
[ブロッキング]
2枚のエアバッグ用テープを準備した後、2枚のエアバッグ用テープを重ねた。この際に、実施例1、実施例2、および、比較例3のエアバッグ用テープでは、一方のエアバッグ用テープが備えるホットメルト層が他方のエアバッグ用テープが備える第1基材に接するように、2枚のエアバッグ用テープを重ねた。実施例3のエアバッグ用テープでは、一方のエアバッグ用テープが備える第2基材が他方のエアバッグ用テープが備える第1基材に接するように、2枚のエアバッグ用テープを重ねた。
そして、ブロッキングテスター(テスター産業(株)製、CO‐201永久歪試験機)を用いて2枚のエアバッグ用テープに0.22kgf/m2の圧力を加えた状態で、2枚のエアバッグ用テープを50℃の環境において1時間静置した。その後、2枚のエアバッグ用テープの間においてブロッキングが生じているか否かを確認した。この際に、一方のエアバッグ用テープから他方のエアバッグ用テープを抵抗なく剥がすことができる場合を「○」に設定した。一方で、一方のエアバッグ用テープから他方のエアバッグ用テープを剥がす際に抵抗が生じる場合を「×」に設定した。
[燃焼速度]
シリコーンコート処理されたナイロン66製の基布(東レ(株)製、プロミラン、エアバッグ用66ナイロン織物 コート布)(プロミランは登録商標)のうち、シリコーンコート処理がされていない部分に対して、エアバッグ用テープのホットメルト層を重ね合わせた。次いで、密着性試験と同一の条件で、エアバッグ用テープを基布に貼り合わせた。そして、FMVSS 302に準拠した方法によって、燃焼速度を評価した。なお、エアバッグ用テープが貼り合わせられる基布として、FMVSS 302に準拠して測定した燃焼速度が80mm分/未満である基布を用いた。
シリコーンコート処理されたナイロン66製の基布(東レ(株)製、プロミラン、エアバッグ用66ナイロン織物 コート布)(プロミランは登録商標)のうち、シリコーンコート処理がされていない部分に対して、エアバッグ用テープのホットメルト層を重ね合わせた。次いで、密着性試験と同一の条件で、エアバッグ用テープを基布に貼り合わせた。そして、FMVSS 302に準拠した方法によって、燃焼速度を評価した。なお、エアバッグ用テープが貼り合わせられる基布として、FMVSS 302に準拠して測定した燃焼速度が80mm分/未満である基布を用いた。
[評価結果]
各実施例、および、各比較例のエアバッグ用テープについて、易剥離性、密着性、密着時の汚れ、巻き付け時の剥がれ、ブロッキング、および、燃焼速度を評価した結果は、以下の表1に示す通りであった。なお、表1において、剥離強度が1N/cm以下である場合を「○」に設定し、1N/cmを超える場合を「×」に設定した。
各実施例、および、各比較例のエアバッグ用テープについて、易剥離性、密着性、密着時の汚れ、巻き付け時の剥がれ、ブロッキング、および、燃焼速度を評価した結果は、以下の表1に示す通りであった。なお、表1において、剥離強度が1N/cm以下である場合を「○」に設定し、1N/cmを超える場合を「×」に設定した。
表1が示すように、実施例1から実施例3のエアバッグ用テープにおいて、易剥離性が「○」である一方で、比較例3のエアバッグ用テープにおいて、易剥離性が「×」であることが認められた。なお、比較例1および比較例2のエアバッグ用テープは複数の層を備えていないから、比較例1および比較例2では易剥離性を評価していない。
基布とホットメルト層との間の剥離強度は、実施例1から実施例3、比較例1、および、比較例3において、5.9N/cm以上であることが認められた。一方で、比較例2では、エアバッグ用テープがホットメルト層を有しないから、基布とホットメルト層との間の剥離強度を評価していない。
また、実施例1から実施例3、比較例2、および、比較例3ではシールバーにホットメルト層の一部が付着していることが認められなかった。一方で、比較例1ではシールバーにホットメルト層の一部が付着していることが認められた。
また、マンドレルに巻き付ける試験を行ったところ、実施例1から実施例3、および、比較例1のエアバッグ用テープでは、ホットメルト層が基布から剥がれていないことが認められた。これに対して、比較例3のエアバッグ用テープでは、ホットメルト層が基布から剥がれていることが認められた。こうした結果から、基布に貼り付けられたエアバッグ用テープが基材を有しないことによって、巻き付け後におけるホットメルト層の剥がれが生じないといえる。なお、比較例2のエアバッグ用テープは第1基材のみを有するから、比較例2のエアバッグ用テープにおいて巻き付け時の剥がれを評価していない。
実施例1、実施例3、および、比較例3のエアバッグ用テープでは、ブロッキングが生じないことが認められた。なお、比較例3では、ホットメルト層が形成される面には易接着コートが施されている一方で、ホットメルト層が形成されていない面には易接着コートが施されていない。そのため、PETとポリアミドとの相溶性が低いことによって、PETフィルムとホットメルト層との間における易剥離性を高めることが可能である。したがって、比較例3において、ブロッキングを抑えることが可能である。これに対して、実施例2および比較例1のエアバッグ用テープでは、ブロッキングが生じることが認められた。なお、比較例2のエアバッグ用テープは第1基材のみを有するから、比較例2のエアバッグ用テープにおいてブロッキングの有無を評価していない。
エアバッグ用テープと基布との貼合体の燃焼速度は、実施例1、比較例1から比較例3において80mm/分未満であることが認められた。一方で、貼合体の燃焼速度は、実施例2および実施例3において80mm/分以上であることが認められた。このように、ポリアミド系ホットメルト接着剤を用いることによって、貼合体の難燃性を高めることが可能であることが認められた。
以上説明したように、エアバッグ用テープの一実施形態によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)ホットメルト層11がポリアミドまたはポリオレフィンから形成されるから、基布21に対する密着性を高めることが可能である。
(1)ホットメルト層11がポリアミドまたはポリオレフィンから形成されるから、基布21に対する密着性を高めることが可能である。
(2)基布21に対してホットメルト層11を溶着した後に、ホットメルト層11から第1基材12を剥離することが可能である。そのため、ホットメルト層11が基布の変形に対して追従するから、ホットメルト層11の破れが抑えられる。これによって、エアバッグ用テープ10が適用されたエアバッグでの空気抜けが抑えられる。
(3)溶けたホットメルト層11がホットメルト層11を溶着するための装置に付着することがないから、装置の汚れを抑えることが可能である。
(4)エアバッグ用テープをロール状に巻き取った状態で保管しても、エアバッグ用テープのブロッキングが生じにくい。
(4)エアバッグ用テープをロール状に巻き取った状態で保管しても、エアバッグ用テープのブロッキングが生じにくい。
(5)エアバッグ用テープ10が適用されたエアバッグの難燃性を高めることが可能である。
なお、上述した実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
なお、上述した実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
[ホットメルト層]
・ホットメルト層11の厚さは、40μm未満であってもよい。この場合であっても、ホットメルト層11がポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、かつ、ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が1N/cm以下であれば、上述した(1)から(3)に準じた効果を得ることはできる。
・ホットメルト層11の厚さは、40μm未満であってもよい。この場合であっても、ホットメルト層11がポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、かつ、ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が1N/cm以下であれば、上述した(1)から(3)に準じた効果を得ることはできる。
[エアバッグ用テープ]
・エアバッグ用テープ10において、FMVS 302に準拠した燃焼試験における天昇速度は、80mm/分以上であってもよい。この場合であっても、ホットメルト層11がポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、かつ、ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が1N/cm以下であれば、上述した(1)から(3)に準じた効果を得ることはできる。
・エアバッグ用テープ10において、FMVS 302に準拠した燃焼試験における天昇速度は、80mm/分以上であってもよい。この場合であっても、ホットメルト層11がポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、かつ、ホットメルト層11と第1基材12との間の剥離強度が1N/cm以下であれば、上述した(1)から(3)に準じた効果を得ることはできる。
10…エアバッグ用テープ
11…ホットメルト層
12…第1基材
13…第2基材
21…基布
22…縫い目
11…ホットメルト層
12…第1基材
13…第2基材
21…基布
22…縫い目
Claims (6)
- ホットメルト層と、
前記ホットメルト層を支持する基材と、を備え、
前記ホットメルト層が、ナイロン製の基布の外表面に露出する複数の縫い目を覆うように前記基布に溶着されるエアバッグ用テープであって、
前記ホットメルト層は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、
前記ホットメルト層と前記基材との間の剥離強度が1N/cm以下である
エアバッグ用テープ。 - 前記ホットメルト層の厚さが、40μm以上である
請求項1に記載のエアバッグ用テープ。 - 前記基材は、第1基材であり、
第2基材をさらに備え、
前記ホットメルト層の厚さ方向において、前記第1基材と前記第2基材とが、前記ホットメルト層を挟み、
前記ホットメルト層と前記第2基材との間の剥離強度が1N/cm以下である
請求項1または2に記載のエアバッグ用テープ。 - FMVSS 302に準拠した燃焼試験における燃焼速度が80mm/分未満であり、
前記燃焼試験において、前記エアバッグ用テープは、FMVSS 302に準拠した前記燃焼試験における燃焼速度が80mm/分未満の前記基布に貼り付けられた状態である
請求項1から3のいずれか一項に記載のエアバッグ用テープ。 - ホットメルト層と、
前記ホットメルト層を支持する基材と、を備え、前記ホットメルト層が、ナイロン製の基布の外表面に露出する複数の縫い目を覆うように前記基布に溶着されるエアバッグ用テープの製造方法であって、
前記ホットメルト層は、ポリアミドまたはポリオレフィンから形成され、
前記ホットメルト層と前記基材との間の剥離強度が1N/cm以下である
エアバッグ用テープの製造方法。 - 前記基材に前記ホットメルト層を押出ラミネートすることを含む
請求項5に記載のエアバッグ用テープの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021105115A JP2023003818A (ja) | 2021-06-24 | 2021-06-24 | エアバッグ用テープ、および、エアバッグ用テープの製造方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023003818A true JP2023003818A (ja) | 2023-01-17 |
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ID=85100605
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JP2021105115A Pending JP2023003818A (ja) | 2021-06-24 | 2021-06-24 | エアバッグ用テープ、および、エアバッグ用テープの製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023003818A (ja) |
-
2021
- 2021-06-24 JP JP2021105115A patent/JP2023003818A/ja active Pending
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