JP2023002902A - 固体撮像装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工ダメージを生じさせることなく特性を向上させる。【解決手段】固体撮像装置は、複数の画素が設けられた画素アレイ部を備え、画素アレイ部は、カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、光電変換部が設けられた光電変換層と、カラーフィルタ層と光電変換層の間に形成された酸化膜層と、カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間におけるカラーフィルタ層の酸化膜層側とは反対側の端から酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁とを有する。本技術はCMOSイメージセンサに適用することができる。【選択図】図6

Description

本技術は、固体撮像装置および電子機器に関し、特に、加工ダメージを生じさせることなく、特性を向上させることができるようにした固体撮像装置および電子機器に関する。
従来、光電変換部を有する半導体基板と、オンチップレンズとの間に、カラーフィルタを有するカラーフィルタ層を設けたイメージセンサが知られている。
そのようなイメージセンサにおいて、カラーフィルタ層を貫通し、半導体基板内のトレンチに接する低屈折率壁を形成することで、画素間の混色や画素感度の低下を抑制し、センサ特性を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2020/0083268号明細書
ところで、イメージセンサの受光面における中心位置から離れた位置、すなわち像高端側の位置では、画素へと入射する光の入射角度が大きくなって、画素へと入射する光の光量が低下し、画素感度が低下してしまうことが知られている。すなわち、センサ特性が低下してしまう。そこで、そのような画素感度の低下を抑制するための補正として、半導体基板に対して、像高に応じた幅だけオンチップレンズやカラーフィルタ層の位置をずらす瞳補正が行われることがある。
しかしながら、上述した技術では、瞳補正を行うと、像高端側の位置において低屈折率壁の加工時に、低屈折率壁が半導体基板の光電変換部の領域に接してしまい、光電変換部に加工ダメージが発生してしまうおそれがある。このような加工ダメージは、暗電流増加などのセンサ特性低下の要因となる。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、加工ダメージを生じさせることなく、特性を向上させることができるようにするものである。
本技術の一側面の固体撮像装置は、複数の画素が設けられた画素アレイ部を備え、前記画素アレイ部は、カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、光電変換部が設けられた光電変換層と、前記カラーフィルタ層と前記光電変換層の間に形成された酸化膜層と、前記カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間における前記カラーフィルタ層の前記酸化膜層側とは反対側の端から前記酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁とを有する。
本技術の一側面の固体撮像装置においては、複数の画素が設けられた画素アレイ部が設けられ、前記画素アレイ部には、カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、光電変換部が設けられた光電変換層と、前記カラーフィルタ層と前記光電変換層の間に形成された酸化膜層と、前記カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間における前記カラーフィルタ層の前記酸化膜層側とは反対側の端から前記酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁とが設けられる。
CMOSイメージセンサの構成例を示す図である。 加工ダメージと混色経路の発生について説明する図である。 加工ダメージと混色経路の発生について説明する図である。 画素アレイ部における像高中心と像高端側の位置について説明する図である。 画素アレイ部の像高中心における構成例を示す図である。 画素アレイ部の像高端側における構成例を示す図である。 像高と瞳補正について説明する図である。 画素アレイ部の製造方法について説明する図である。 画素アレイ部の製造方法について説明する図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部におけるZAF画素部分の構成例を示す図である。 画素アレイ部におけるZAF画素部分の構成例を示す図である。 画素アレイ部におけるZAF画素部分の構成例を示す図である。 画素アレイ部におけるZAF画素部分の構成例を示す図である。 像高とカラーフィルタの組み合わせの例を示す図である。 像高とカラーフィルタの組み合わせの例を示す図である。 像高とカラーフィルタの組み合わせの例を示す図である。 ZAF画素の感度に応じたカラーフィルタの選択例を示す図である。 ZAF画素の感度に応じたカラーフィルタの選択例を示す図である。 ZAF画素の感度に応じたカラーフィルタの選択例を示す図である。 ZAF画素近傍における低屈折率壁の幅の変更例を示す図である。 ZAF画素近傍における低屈折率壁の幅の変更例を示す図である。 ZAF画素近傍における低屈折率壁の幅の変更例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素アレイ部の構成例を示す図である。 画素に対するオンチップレンズの形成例を示す図である。 撮像装置の構成例を示す図である。 CMOSイメージセンサの使用例について説明する図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本技術を適用した実施の形態について説明する。
〈第1の実施の形態〉
〈CMOSイメージセンサの構成例〉
本技術は、カラーフィルタ層を貫通し、かつカラーフィルタ層と半導体基板の光電変換層の間に形成された酸化膜層の途中まで埋め込まれた低屈折率壁を形成することで、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができるようにするものである。本技術では、瞳補正を行った場合でも、低屈折率壁が半導体基板内の光電変換部と直接、接することがないので、加工ダメージの発生を抑制することができる。
図1は、本技術を適用した固体撮像装置であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサの構成例を示す図である。
CMOSイメージセンサ11は、例えば裏面照射型の固体撮像装置(固体撮像素子)であり、図示せぬ半導体基板(チップ)上に形成された画素アレイ部21、および画素アレイ部21と同じ半導体基板上に集積された周辺回路部を有する構成となっている。
例えば周辺回路部は、垂直駆動部22、カラム処理部23、水平駆動部24、およびシステム制御部25を有している。
さらに、CMOSイメージセンサ11は、信号処理部28およびデータ格納部29を有している。信号処理部28およびデータ格納部29は、CMOSイメージセンサ11を構成する半導体基板上に設けられていてもよいし、CMOSイメージセンサ11を構成する半導体基板とは異なる基板に設けられるようにしてもよい。
画素アレイ部21は、受光した光量に応じた電荷を生成し、かつ蓄積する光電変換部を有する複数の単位画素(以下、単に画素と記述する場合もある)が行方向および列方向に、すなわち、行列状に2次元配置された構成となっている。
ここで、行方向とは画素行の画素の配列方向(水平方向)、すなわち図中、横方向であり、列方向とは画素列の画素の配列方向(垂直方向)、すなわち図中、縦方向である。
画素アレイ部21において、行列状の画素配列に対して、画素行ごとに画素駆動線26が行方向に沿って配線され、画素列ごとに垂直信号線27が列方向に沿って配線されている。画素駆動線26は、画素から信号を読み出す際の駆動など、画素を駆動させるための駆動信号(制御信号)を供給するための信号線である。画素駆動線26の一端は、垂直駆動部22の各行に対応した出力端に接続されている。
なお、ここでは図を見やすくするため、1つの画素行に対して1つの画素駆動線26が描かれているが、実際には1つの画素行に対して複数の画素駆動線26が配線されている。
垂直駆動部22は、例えばシフトレジスタやアドレスデコーダなどからなり、画素アレイ部21の各画素を全画素同時あるいは行単位等で駆動する。
例えば垂直駆動部22は、読出し走査系と掃出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読出し走査系は、単位画素から信号を読み出すために、画素アレイ部21の単位画素を行単位で順に選択走査する。
掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対して、所定のタイミングで掃出し走査を行う。掃出し走査系による掃出し走査により、読出し行の単位画素の光電変換部から不要な電荷が掃き出されることによって光電変換部がリセットされる。
垂直駆動部22によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、画素列ごとに垂直信号線27を介してカラム処理部23に入力される。
カラム処理部23は、画素アレイ部21の画素列ごとに、選択行の各画素から垂直信号線27を介して供給される信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
例えばカラム処理部23は、信号処理としてノイズ除去処理やCDS(Correlated Double Sampling)処理(相関二重サンプリング)、AD(Analog to Digital)変換処理などを行う。例えば、CDS処理により、リセットノイズや画素内の増幅トランジスタの閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズが除去される。
水平駆動部24は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどからなり、カラム処理部23の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。この水平駆動部24による選択走査により、カラム処理部23において単位回路ごとに信号処理された画素信号が信号処理部28へと順番に出力される。
システム制御部25は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータなどからなり、生成したタイミング信号に基づいて垂直駆動部22、カラム処理部23、および水平駆動部24などの駆動制御を行う。
信号処理部28は、少なくとも演算処理機能を有し、カラム処理部23から出力される画素信号に対して演算処理等の各種の信号処理を行う。データ格納部29は、信号処理部28において信号処理が行われるときに、その処理に必要なデータを一時的に格納する。
〈画素アレイ部の構成例〉
ところで、イメージセンサにおける複数の画素が設けられた画素アレイ部の構成として、図2に示す構成が考えられる。
図2中、上側には画素アレイ部GA11を、その画素アレイ部GA11の面と垂直な方向から見た図が示されており、図2中、下側には画素アレイ部GA11を、その画素アレイ部GA11の面と平行な方向から見た図、すなわち画素アレイ部GA11の断面が示されている。
また、画素アレイ部GA11には、半導体基板からなり、光電変換部が形成された光電変換層L11、酸化膜からなる酸化膜層L12、カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層L13、およびオンチップレンズからなるマイクロレンズ層L14が設けられている。
ここでは、混色等を抑制するため、光電変換層L11内にトレンチTR11が形成されており、カラーフィルタ層L13と酸化膜層L12には、それらのカラーフィルタ層L13と酸化膜層L12を貫通する低屈折率壁TR12が形成されている。
さらに、この例ではセンサ特性向上のため、瞳補正が行われている。
画素アレイ部GA11の中心位置、すなわち像高中心の位置P11では、図中、左下側に示すようにオンチップレンズ、カラーフィルタ、および光電変換部の中心が一致するようになされている。そのため、トレンチTR11の直上に低屈折率壁TR12が位置しており、低屈折率壁TR12がトレンチTR11に接している。
これに対して、画素アレイ部GA11の中心位置から離れた位置、すなわち像高端側の位置P12では、図中、右下側に示すようにオンチップレンズやカラーフィルタの中心が、光電変換部の中心とずれた位置となるように、それらのオンチップレンズやカラーフィルタが配置されている。
特に位置P12では、画素アレイ部GA11の前方に配置された図示せぬ撮像レンズからの光は、図中、右斜め下方向に向かって進み、オンチップレンズからカラーフィルタを介して光電変換部に入射するため、オンチップレンズやカラーフィルタは、光電変換部に対して図中、左側にずらされて配置されている。
そのため、低屈折率壁TR12は、トレンチTR11直上ではなく、光電変換部の直上に位置しており、低屈折率壁TR12は光電変換部に接している。
このような瞳補正を行えば、像高端側に位置する画素においても、より多くの光を光電変換部に入射させ、画像感度を向上させることができる。
しかしながら、画素アレイ部GA11では、低屈折率壁TR12がカラーフィルタ層L13と酸化膜層L12を貫通し、トレンチTR11の位置、すなわち光電変換層L11の端部まで設けられている。そのため、像高端側の位置では、低屈折率壁TR12が光電変換部に接してしまい、低屈折率壁TR12の加工時(形成時)に光電変換部に加工ダメージが発生してしまうおそれがある。このような加工ダメージは、センサ特性低下の要因となる。
さらに、像高端側の位置では、瞳補正によって低屈折率壁TR12とトレンチTR11の間に隙間が生じる。したがって、例えば矢印A11に示すように、所定の画素へと入射した光が、低屈折率壁TR12とトレンチTR11の間の隙間を通って隣接する画素の光電変換部へと入射し、混色が生じてしまう。すなわち、瞳補正によって混色経路が発生し、センサ特性が低下してしまう。
このような加工ダメージや混色経路は、例えば図3に示すように、低屈折率壁TR12に隣接して金属膜SF11を設けた場合でも同様に発生する。
なお、図3中、左側には図2の位置P11に対応する像高中心における画素アレイ部GA11の断面が示されており、図3中、右側には図2の位置P12に対応する像高端側における画素アレイ部GA11の断面が示されている。
この例では、像高中心においては低屈折率壁TR12とトレンチTR11の間に遮光膜として機能する金属膜SF11が位置している。これに対して、像高端側においては低屈折率壁TR12の直下に金属膜SF11が位置しており、金属膜SF11が光電変換部に接している。また、低屈折率壁TR12直下の金属膜SF11と、トレンチTR11の間に隙間が生じている。
そのため、図3の例においても図2の例と同様に、像高端側において加工ダメージや混色経路が発生してしまう。
そこで、本技術のCMOSイメージセンサ11では、図4乃至図6に示す構造とすることで、加工ダメージや混色経路の発生を抑制し、センサ特性を向上させることができるようにした。なお、図5および図6において、互いに対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
図4は、複数の画素を有する画素アレイ部21を、その画素アレイ部21を構成する半導体基板の面、すなわち画素アレイ部21の受光面と垂直な方向(以下、光軸方向とも称する)から見た平面図である。
図4において画素アレイ部21における位置P21は、画素アレイ部21の受光面における中心位置、すなわち像高中心の位置となっている。また、位置P21の図中、右下にある位置P22は、像高中心から離れた像高端側の位置、すなわち画素アレイ部21の受光面の端側の位置となっている。
例えば画素アレイ部21では、位置P21(像高中心)における画素アレイ部21の断面は、図5に示すようになっている。
なお、図5において図中、上側には画素アレイ部21を光軸方向とは垂直な方向から見たときの断面図が示されており、図中、下側には画素アレイ部21の酸化膜層の部分を光軸方向から見た平面図が示されている。
図中、上側に示すように、画素アレイ部21は光電変換層51、酸化膜層52、カラーフィルタ層53、およびマイクロレンズ層54を有している。
光電変換層51は半導体基板からなり、画素ごとに設けられた光電変換部61と、互いに隣接する画素の光電変換部61の間(画素間)に設けられたトレンチ62を有している。
すなわち、各画素の光電変換部61は、光軸方向から見たときにトレンチ62によって囲まれている。換言すれば、各画素の光電変換部61の部分がトレンチ62によって分離されている。
また、光電変換層51の一方の端に隣接して、反射防止膜として機能する酸化膜からなる酸化膜層52が形成されており、光電変換層51における酸化膜層52側とは反対側の端には、画素を駆動するトランジスタ等が設けられた図示せぬ配線層が形成されている。
酸化膜層52には、光電変換層51側からカラーフィルタ層53まで順番に、AlOからなる酸化膜63、HfOからなる酸化膜64、SiOからなる酸化膜65、およびAlOからなる酸化膜66が形成されている。なお、酸化膜63乃至酸化膜66の材料は、ここでの例に限らず、他のどのような材料であってもよい。
また、酸化膜層52の光電変換層51側とは反対側にはカラーフィルタ層53が設けられている。すなわち、光電変換層51とカラーフィルタ層53の間に酸化膜層52が形成されている。
カラーフィルタ層53には、画素ごとにR(赤)、G(緑)、B(青)等の各色のカラーフィルタ67が形成されており、それらの画素ごとのカラーフィルタ67の間、つまり画素間には、混色や画素感度低下を抑制するための低屈折率壁68が形成されている。
換言すれば、カラーフィルタ層53においては、光軸方向から見たときに、画素ごとのカラーフィルタ67の領域が低屈折率壁68によって囲まれて分離されている。
低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、酸化膜層52の途中まで埋め込まれている。具体的には、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53のマイクロレンズ層54側の端(酸化膜層52側とは反対側の端)から、酸化膜層52内における酸化膜65の端の位置まで形成されている。すなわち、酸化膜層52では、酸化膜65および酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
また、酸化膜層52における酸化膜64の部分では、低屈折率壁68の直下に、すなわち低屈折率壁68の図中、下側の端(下端)の部分に隣接して、遮光膜として機能する金属膜69が埋め込まれている(形成されている)。さらに、マイクロレンズ層54には、画素ごとにオンチップレンズ70が形成されている。
ここで、低屈折率壁68は、例えばSiNやSiO2、SiON、スチレン系樹脂材料、アクリル系樹脂材料、スチレン-アクリル共重合系樹脂材料、シロキサン系樹脂材料、大気、真空などからなる。特に、低屈折率壁68は、カラーフィルタ67よりも屈折率の低い絶縁体材料(低屈折率材)により形成されている。
また、例えば金属膜69は、Ti、W、Cu、Alなどの金属(メタル)や、それらの金属の酸化膜などの材料によって形成される。
位置P21(像高中心)では、光軸方向から見た場合にオンチップレンズ70、カラーフィルタ67、および光電変換部61の中心位置が一致している(同じ位置にある)。
そのため、図中、下側に示すように、光軸方向から見たときに、低屈折率壁68とトレンチ62は重なる位置に配置される。また、光軸方向と垂直な方向から見ても、図中、上側に示すように、低屈折率壁68とトレンチ62は図中の横方向において同じ位置に配置されている。しかし、低屈折率壁68とトレンチ62の間には、金属膜69と酸化膜63が設けられており、低屈折率壁68は光電変換層51(トレンチ62または光電変換部61)には接していない。
このような画素アレイ部21では、被写体からの光がオンチップレンズ70により集光され、その後、カラーフィルタ67および酸化膜層52を介して光電変換部61へと入射する。光電変換部61は、外部から入射した光を光電変換することで、入射した光の量に応じた信号を画素信号として垂直信号線27に出力する。
さらに、図4に示した位置P22(像高端側の位置)における画素アレイ部21の断面は、図6に示すようになっている。
なお、図6において図中、上側には画素アレイ部21を光軸方向とは垂直な方向から見たときの断面図が示されており、図中、下側には画素アレイ部21の酸化膜層52の部分を光軸方向から見た平面図が示されている。
図5を参照して説明したように、画素アレイ部21は光電変換層51、酸化膜層52、カラーフィルタ層53、およびマイクロレンズ層54を有している。
但し、像高端側の位置においては図中、上側に示すように、光軸方向と垂直な方向から見たときに各画素のオンチップレンズ70やカラーフィルタ67の中心位置は、光電変換部61の中心位置と一致していない(異なる位置にある)。
すなわち、オンチップレンズ70やカラーフィルタ67、画素に隣接する(画素間にある)低屈折率壁68は、光電変換部61やトレンチ62に対して画素アレイ部21の中心側にずらされて配置されている。
このように像高、つまり画素アレイ部21における画素位置に応じた距離だけ、各画素のオンチップレンズ70やカラーフィルタ67、低屈折率壁68の配置位置をずらす補正は、瞳補正と呼ばれている。瞳補正を行うことで、より多くの光を画素内に入射させ、画素感度を向上させることができる。
具体的には、カラーフィルタ67の中心位置は、同じ画素の光電変換部61の中心位置から見て図中、左側、すなわち画素アレイ部21の中心により近い側に位置しており、カラーフィルタ67の配置位置の補正に合わせて低屈折率壁68の位置も変化している。
また、オンチップレンズ70の中心位置は、同じ画素のカラーフィルタ67の中心位置から見て図中、左側、すなわち画素アレイ部21の中心により近い側に位置している。
ここで、同じ画素内における、光電変換部61の中心位置からのオンチップレンズ70やカラーフィルタ67の中心位置のずれ量、すなわち配置位置をずらす距離を、瞳補正の補正量と呼ぶこととする。オンチップレンズ70の補正量は、カラーフィルタ67の補正量よりも大きくなっている。なお、低屈折率壁68の補正量は、カラーフィルタ67の補正量と同じである。
位置P22においては、画素アレイ部21の前方に配置された図示せぬ撮像レンズからの光は、図6における図中、上側に示した図では、図中、左上から右下に向かって画素へと入射してくる。そのため、撮像レンズからの光の入射角度に応じた補正量で瞳補正を行うことで、より多くの光を光電変換部61へと入射させることができ、画素感度を向上させることができる。換言すれば、センサ特性を向上させることができる。
また、低屈折率壁68は、トレンチ62まで貫通しておらず、酸化膜層52の途中までの埋め込みとなっている。
低屈折率壁68の直下には金属膜69が形成されているが、瞳補正の補正量によらず、光電変換層51、すなわち光電変換部61やトレンチ62と、低屈折率壁68や金属膜69との間には、必ず酸化膜63が存在している。
換言すれば、低屈折率壁68や金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、光電変換層51(トレンチ62または光電変換部61)と接しない構造となっている。
したがって、CMOSイメージセンサ11の製造工程で光電変換部61への加工ダメージが発生することはないので、加工ダメージによるセンサ特性の低下は生じない。
さらに画素アレイ部21では、像高(画素アレイ部21中心から画素までの距離)、すなわち瞳補正の補正量に応じて、遮光膜として機能する金属膜69の線幅も変化する。
この例では、位置P22における金属膜69の線幅、つまり光軸方向と垂直な方向の幅は、位置P21における金属膜69の線幅よりも広く(大きく)なっている。
特にこの例では、図6中、上側に示すように、光軸方向と垂直な方向から見たときに、画素内において金属膜69は、低屈折率壁68におけるトレンチ62側とは反対側の端から、トレンチ62における低屈折率壁68側とは反対側の端まで形成されている。そのため、図中、下側に示すように、光軸方向から見ると金属膜69は低屈折率壁68から画素の内側にせり出している(突出している)。
このように瞳補正の補正量に応じて金属膜69の線幅を変化させることで、光軸方向から見たときに、低屈折率壁68全体やトレンチ62全体だけでなく、低屈折率壁68とトレンチ62の間の領域も金属膜69の領域に含まれる(重なる)ようになる。
すなわち、光軸方向から見たときに、画素の同一の端側にある低屈折率壁68とトレンチ62との間に隙間なく金属膜69が存在している。換言すれば、光軸方向から見たときに、低屈折率壁68とトレンチ62の間にできる隙間が遮光機能を有する金属膜69によって塞がれることになる。
したがって、画素アレイ部21では、図2や図3を参照して説明したような混色経路が発生することはないので、混色によるセンサ特性低下を抑制することができる。換言すれば、センサ特性をさらに向上させることができる。
ここで、図7を参照して像高に応じた瞳補正の補正量と金属膜69の線幅の例について説明する。
図7の図中、上側には画素アレイ部21を光軸方向から見た図が示されており、位置P21は画素アレイ部21の中心位置、すなわち像高中心の位置となっている。
また、位置P32は像高端、すなわち画素アレイ部21の端の位置となっており、位置P31および位置P22は、位置P21と位置P31の間の位置となっている。特に位置P31と位置P22では、位置P31がより位置P21(像高中心)に近い位置となっている。
画素アレイ部21では、その前面に図示せぬ撮像レンズが配置されており、その撮像レンズから各画素へと入射する光の入射角である入射光角度は、像高が大きくなるほど、つまり画素が画素アレイ部21の中心から遠い位置にあるほど、大きくなる。
例えば、像高中心にある位置P21では入射光角度は0度であり、像高端にある位置P32では入射光角度が最大となる。
画素アレイ部21では、例えば図中、下側に示すように、像高が大きくなるほど、つまり入射光角度が大きくなるほど補正量が大きくなるように、入射光角度の大きさに応じた補正量での瞳補正が行われる。また、瞳補正の補正量が大きくなるほど金属膜69の線幅も大きくなるように、瞳補正の補正量に合わせて金属膜69が形成されている。
図中、下側には、光軸方向と垂直な方向から画素アレイ部21を見たときの位置P21、位置P31、位置P22、および位置P32の各位置における断面図が示されている。
図中、下側の最も左側には像高中心である位置P21における断面図が示されており、この位置P21では、図5に示したように瞳補正の補正量は0となっている。すなわち、オンチップレンズ70、カラーフィルタ67、および光電変換部61の中心が一致している。また、金属膜69の線幅(図中、横方向の幅)は低屈折率壁68の幅と同じとなっている。
図中、下側における左から2番目には位置P31における断面図が示されている。位置P31では、オンチップレンズ70やカラーフィルタ67の中心位置は、光電変換部61の中心位置よりも像高中心側に位置している。また、金属膜69の線幅も低屈折率壁68の幅よりも大きくなっている。
図中、下側における左から3番目には位置P22における断面図が示されている。位置P22では、オンチップレンズ70やカラーフィルタ67は、位置P31における場合と比較して、中心位置が光電変換部61の中心よりもさらに像高中心側に位置するように配置されている。また、金属膜69の線幅も位置P31における場合よりもさらに大きくなっており、低屈折率壁68とトレンチ62の間に混色経路が発生しないようになされている。
図中、下側における最も右側には位置P32における断面図が示されている。位置P32では、オンチップレンズ70やカラーフィルタ67は、位置P22における場合と比較して、中心位置が光電変換部61の中心よりもさらに像高中心側に位置するように配置されている。また、金属膜69の線幅も位置P22における場合よりもさらに大きくなっており、低屈折率壁68とトレンチ62の間に混色経路が発生しないようになされている。
以上のように、画素アレイ部21では、画素アレイ部21の中心から離れた(遠い)位置にある画素ほど補正量が大きくなるように瞳補正が行われ、その瞳補正の補正量に比例して線幅が大きくなるように金属膜69が形成される。
〈画素アレイ部の製造について〉
次に、図8および図9を参照して、画素アレイ部21の製造方法(製造工程)について説明する。
画素アレイ部21の製造時には、まず図8の矢印S11に示すように、半導体基板におけるSiからなる領域、すなわち光電変換部61の領域に画素間を分離するためのトレンチ分離構造がポリシリコンにより形成される。すなわち、ポリシリコンによりトレンチ62が形成される。
続いて矢印S12に示すように半導体基板の光電変換部61やトレンチ62の上面にAlOからなる酸化膜63が積層により形成され、さらに酸化膜63上にHfOからなる酸化膜64が積層により形成される。
そして、矢印S13に示すように酸化膜64の部分に、スリット加工によりスリットST11が形成される。このときスリットST11は、トレンチ62まで貫通しないように、つまりトレンチ62が露出しないように形成される。
また、矢印S14に示すようにスリットST11に遮光膜、すなわち金属膜69が埋め込まれ、さらに矢印S15に示すように酸化膜64や金属膜69の上側にSiOからなる酸化膜65が積層により形成される。
その後、図9の矢印S16に示すように、酸化膜65における金属膜69直上の部分にスリット加工によりスリットST12が形成され、矢印S17に示すように、酸化膜65上に低屈折率材が積層される。すなわち、低屈折率材により成膜が行われる。
低屈折率材の積層後、矢印S18に示すように積層された低屈折率材におけるスリットST12の上側の部分、つまり低屈折率壁68を形成する位置にフォトレジストPR11が形成される。
そして、矢印S19に示すように積層された低屈折率材におけるフォトレジストPR11直下の部分以外が除去され、さらにフォトレジストPR11も除去されるように加工が行われ、その結果として残った低屈折率材の部分が低屈折率壁68とされる。すなわち、低屈折率材の一部を除去する加工によって低屈折率壁68が形成される。
また、矢印S20に示すように酸化膜65と低屈折率壁68の表面が、AlOからなる保護膜により覆われるように成膜が行われ、酸化膜66が形成される。したがって、図5や図6に示した例においても、より詳細には低屈折率壁68は、AlOからなる保護膜、換言すれば酸化膜66によって覆われている。
最後に矢印S21に示すように、酸化膜66の上側における低屈折率壁68により囲まれる部分にカラーフィルタ67が形成されるとともに、カラーフィルタ67の上部にオンチップレンズ70が形成され、画素アレイ部21が完成する。
〈第1の実施の形態の変形例〉
〈画素アレイ部の他の構成例〉
なお、以上において説明した画素アレイ部21において、形成される低屈折率壁68の深さ(埋め込みの深さ)、金属膜69の厚さや線幅などは、任意に変更することができる。
以下、図10乃至図21を参照して、画素アレイ部21の他の構成例について説明する。なお、図10乃至図21において、図5および図6における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。また、図10乃至図21において、互いに対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
例えば画素アレイ部21では、図10に示すように、低屈折率壁68の埋め込みは酸化膜層52における酸化膜66までとし、酸化膜65における低屈折率壁68の直下の部分に金属膜69を埋め込むようにしてもよい。
図10では、図中、上側には図4に示した位置P21における部分の光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されており、図中、下側には図4に示した位置P22における部分の光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
図中、上側の例では、図5における場合と同様に、位置P21における瞳補正の補正量は0となっている。また、金属膜69が酸化膜65内に形成されているため、低屈折率壁68からトレンチ62までの距離が図5における場合よりも長くなっている。
図中、下側の例では、図6における場合と同様に、瞳補正により像高に応じた補正量だけオンチップレンズ70やカラーフィルタ67がずらされて配置されている。また、金属膜69も瞳補正の補正量に応じた線幅で形成されており、混色経路の発生が抑制されている。
さらに、例えば酸化膜64に金属膜69が形成される場合、位置P21においては図5に示した構成とし、位置P22においては図11や図12に示すように、図6における場合と同様の瞳補正を行いつつ、金属膜69の線幅や厚みを任意に変更するようにしてもよい。なお、図11および図12には、画素アレイ部21の位置P22の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
図11の上側に示す例では、低屈折率壁68が酸化膜64を貫通し、酸化膜63の端まで埋め込まれており、金属膜69は、低屈折率壁68におけるトレンチ62側の端から、トレンチ62における低屈折率壁68側とは反対側の端まで形成されている。換言すれば、金属膜69は、低屈折率壁68におけるトレンチ62側の側面に隣接して設けられている。
この例においても光軸方向から見ると、同じ画素の同じ端側にある低屈折率壁68とトレンチ62の間に隙間なく金属膜69が存在するので、混色経路は生じない。
また、図11の下側に示す例では、金属膜69は、低屈折率壁68の中央(途中)の位置から、トレンチ62における低屈折率壁68側とは反対側の端まで形成されており、これにより混色経路の発生が抑制されている。換言すれば、金属膜69の一部分が低屈折率壁68内に埋め込まれている。この例では、低屈折率壁68の一部は酸化膜64に埋め込まれた金属膜69の端部分まで埋め込まれているが、低屈折率壁68の残りの一部は酸化膜63の端まで埋め込まれている。
図12の上側に示す例では、低屈折率壁68が酸化膜64を貫通し、酸化膜63の端まで埋め込まれており、金属膜69は、酸化膜64内の部分だけでなく、酸化膜65内の部分にも埋め込まれている。すなわち、金属膜69は、酸化膜64と酸化膜65にまたがって、それらの酸化膜の部分に埋め込まれており、図6に示した例よりも金属膜69の光軸方向の厚さがより厚くなっている。
この例では、金属膜69は、低屈折率壁68の側面に隣接して、低屈折率壁68におけるトレンチ62側の端から、トレンチ62における低屈折率壁68側とは反対側の端まで形成されており、これにより混色経路の発生が抑制されている。
図12の下側に示す例では、低屈折率壁68が酸化膜65まで埋め込まれている。金属膜69は、低屈折率壁68におけるトレンチ62側とは反対側の端から、トレンチ62の中央(途中)の位置まで形成されており、これにより混色経路の発生が抑制されている。この例では、金属膜69の直上に低屈折率壁68が配置されている。
以上の図11および図12を参照して説明した各例では、瞳補正の補正量に応じて金属膜69の線幅も変化する。
また、図13に示すように、低屈折率壁68とトレンチ62の間に金属膜69が形成されるようにしてもよい。
図13では、図中、上側には画素アレイ部21の位置P21(像高中心)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P21では瞳補正の補正量は0となっており、金属膜69が酸化膜63および酸化膜64の部分に形成されている。そのため、低屈折率壁68とトレンチ62の間には金属膜69のみが形成されている。すなわち、金属膜69の直上に低屈折率壁68が形成され、金属膜69の直下にトレンチ62が形成されている。
また、図中、下側には画素アレイ部21の位置P22(像高端側)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P22では瞳補正の補正量は、像高に応じた補正量となっている。また、金属膜69は、酸化膜63および酸化膜64の部分に形成されている。
具体的には、金属膜69は、酸化膜63においてはトレンチ62直上の部分のみに形成されており、酸化膜64においては低屈折率壁68におけるトレンチ62側とは反対側の端から、トレンチ62における低屈折率壁68側とは反対側の端まで形成されている。
したがって、トレンチ62と低屈折率壁68の間が遮光機能を有する金属膜69によって塞がれているので混色経路は発生しない。
図13に示した例では、瞳補正の補正量に応じて、すなわち像高に応じて金属膜69における酸化膜64内に埋め込まれた部分の線幅が変化する。したがって、トレンチ62の直上に形成された線幅が一定の金属膜と、低屈折率壁68の直下に形成された、像高に応じて線幅が変化する金属膜とが接続されて、それらの接続された金属膜が1つの金属膜69として機能しているともいうことができる。
さらに図14に示すように、トレンチ62の直上に、すなわちトレンチ62の図中、上側の端(上端)の部分に隣接して金属膜69が形成されるようにしてもよい。
図14では、図中、上側には画素アレイ部21の位置P21(像高中心)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P21では瞳補正の補正量は0となっており、金属膜69が酸化膜63の部分に形成されている。また、低屈折率壁68の埋め込みは酸化膜64までとなっている。
そのため、低屈折率壁68とトレンチ62の間には金属膜69のみが形成されている。すなわち、金属膜69の直上に低屈折率壁68が形成され、金属膜69の直下にトレンチ62が形成されている。
また、図中、下側には画素アレイ部21の位置P22(像高端側)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P22では瞳補正の補正量は、像高に応じた補正量となっている。また、金属膜69は、酸化膜63内におけるトレンチ62直上の部分のみに形成されている。
そのため、トレンチ62直上の金属膜69と低屈折率壁68の間には、わずかに隙間が生じているが、その隙間は小さく、またトレンチ62直上に遮光機能を有する金属膜69が配置されているため、図2に示した例よりも混色の発生を抑制することができる。
図14に示した例では、瞳補正の補正量によらず、金属膜69の線幅は一定の幅、つまりトレンチ62の幅と同じ幅とされる。
以上の図13および図14に示した各例では、トレンチ62の直上に金属膜69が形成されているが、瞳補正を行っても光電変換部61の直上には必ず酸化膜63が存在している。そのため、低屈折率壁68や金属膜69が光電変換部61と接することはないので、加工ダメージが発生することはない。
また、例えば図15に示すように、低屈折率壁68の直下だけでなく、トレンチ62の直上にも遮光機能を有する金属膜101が形成されるようにしてもよい。
図15では、図中、上側には画素アレイ部21の位置P21(像高中心)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P21では瞳補正の補正量は0となっている。また、低屈折率壁68の埋め込みは酸化膜65までとなっており、酸化膜64における低屈折率壁68の直下の部分に金属膜69が形成されている。
さらに、光電変換層51におけるトレンチ62直上の部分、すなわちトレンチ62の図中、上側の端(上端)の部分には、トレンチ62と同じ幅を有する金属膜101が形成されている。
例えば金属膜101は、金属膜69と同様にTi、W、Cu、Alなどの金属や、それらの金属の酸化膜などの材料によって形成される。
この例では、低屈折率壁68とトレンチ62の間には、金属膜69、酸化膜63、および金属膜101が形成されている。
また、図中、下側には画素アレイ部21の位置P22(像高端側)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P22では瞳補正の補正量は、像高に応じた補正量となっている。また、金属膜69は、酸化膜64の部分に形成されている。
具体的には、金属膜69は、低屈折率壁68におけるトレンチ62側とは反対側の端から、トレンチ62における低屈折率壁68側とは反対側の端の位置まで形成されており、金属膜69の線幅(図中、横方向の幅)は、瞳補正の補正量に応じて変化する。
光電変換層51におけるトレンチ62直上の部分、すなわちトレンチ62における低屈折率壁68側の端部分には、像高中心における場合と同様に、トレンチ62と同じ幅を有する金属膜101が形成されている。この金属膜101の線幅は、瞳補正の補正量によらず、常にトレンチ62と同じ幅(一定の幅)となっている。
この例においては、トレンチ62と低屈折率壁68の間に遮光機能を有する金属膜69および金属膜101が形成されているので、混色経路は発生しない。
また、例えば図16に示すように、金属膜69が形成されない構成としてもよい。
図16では、図中、上側には画素アレイ部21の位置P21(像高中心)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P21では瞳補正の補正量は0となっており、低屈折率壁68の埋め込みは酸化膜64までとなっている。
光電変換層51におけるトレンチ62直上の部分には、図15の例と同様に、トレンチ62と同じ幅を有する金属膜101が形成されているが、この例では図15における場合と異なり、低屈折率壁68とトレンチ62(金属膜101)の間に金属膜69が形成されていない。つまり、この例では金属膜69は形成されていない。
また、図中、下側には画素アレイ部21の位置P22(像高端側)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P22では瞳補正の補正量は、像高に応じた補正量となっている。
さらに、光電変換層51におけるトレンチ62直上の部分には、像高中心における場合と同様に、トレンチ62と同じ幅を有する金属膜101が形成されているが、低屈折率壁68とトレンチ62(金属膜101)の間には金属膜69が形成されていない。金属膜101の線幅は、図15における場合と同様に、瞳補正の補正量によらず、常にトレンチ62と同じ幅となっている。
この例においては、トレンチ62直上の金属膜101と低屈折率壁68の間には、わずかに隙間が生じているが、トレンチ62直上に遮光機能を有する金属膜101が配置されているため、図2に示した例よりも混色の発生を抑制することができる。
以上の図15および図16に示した各例では、瞳補正を行っても光電変換部61の直上には必ず酸化膜63が存在しており、低屈折率壁68や金属膜69が光電変換部61と接することはないので、加工ダメージが発生することはない。
さらに、図5や図6を参照して説明したように、像高に応じて瞳補正が行われる場合、画素間の部分における光電変換層51、酸化膜層52、およびカラーフィルタ層53の構成は、例えば図17や図18、図19に示す構成とされてもよい。
なお、図17乃至図19では、図4に示した位置P21の部分における光軸方向と垂直な方向の断面が示されている。
例えば図17の左上側に示す例では、低屈折率壁68は、SiOからなる酸化膜65まで埋め込まれ、低屈折率壁68とトレンチ62とが対向するようになされている。
また、この例では金属膜69は形成されておらず、低屈折率壁68とトレンチ62の間には、酸化膜63および酸化膜64が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67および低屈折率壁68が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置される。
以上のような例では、低屈折率壁68は、酸化膜層52を貫通せず、低屈折率壁68とトレンチ62の間には酸化膜63および酸化膜64が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
また、例えば図17の右上側に示す例では、低屈折率壁68は、AlOからなる酸化膜66まで埋め込まれ、その低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68と同じ幅で金属膜69が形成されている。すなわち、SiOからなる酸化膜65に金属膜69が埋め込まれている。この金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に低屈折率壁68と同じ幅となっている。
位置P21では、瞳補正の補正量が0となっているので、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62とが対向するようになされている。また、この例では金属膜69とトレンチ62の間には、酸化膜63および酸化膜64が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されるが、上述のように金属膜69の幅は常に低屈折率壁68と同じ幅となっている。
以上のような例では、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62との間には酸化膜63および酸化膜64が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
また、例えば図17の左下側に示す例では、低屈折率壁68は、HfOからなる酸化膜64まで埋め込まれ、低屈折率壁68とトレンチ62とが対向するようになされている。
この例では金属膜69は形成されておらず、低屈折率壁68とトレンチ62の間には、酸化膜63が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67および低屈折率壁68が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置される。
以上のような例では、低屈折率壁68は、酸化膜層52を貫通せず、低屈折率壁68とトレンチ62の間には酸化膜63が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
さらに、例えば図17の右下側に示す例では、低屈折率壁68は、SiOからなる酸化膜65まで埋め込まれ、その低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68と同じ幅で金属膜69が形成されている。すなわち、HfOからなる酸化膜64に金属膜69が埋め込まれている。この金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に低屈折率壁68と同じ幅となっている。
位置P21では、瞳補正の補正量が0となっているので、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62とが対向するようになされている。また、この例では金属膜69とトレンチ62の間には、酸化膜63が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されるが、上述のように金属膜69の幅は常に低屈折率壁68と同じ幅となっている。
以上のような例では、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62との間には酸化膜63が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
図18の左上側に示す例では、低屈折率壁68は、SiOからなる酸化膜65まで埋め込まれ、その低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68よりも広い幅で金属膜69が形成されている。すなわち、HfOからなる酸化膜64に金属膜69が埋め込まれている。
この金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅となっており、金属膜69の図中、横方向の幅(線幅)は、低屈折率壁68の幅やトレンチ62の幅よりも広く(大きく)なっている。
位置P21では、瞳補正の補正量が0となっているので、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62とが対向するようになされている。また、この例では金属膜69とトレンチ62の間には、酸化膜63が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されるが、上述のように金属膜69の幅は常に同じ幅となっている。
以上のような例では、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62との間には酸化膜63が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
また、図18の右上側には、図18の左上側に示した例における金属膜69の図中、横方向の幅(線幅)が低屈折率壁68の幅やトレンチ62の幅よりも狭く(小さく)なっている例が示されている。この場合においても金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされる。
さらに位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置される。
以上のような例においても、図18の左上側の例と同様に、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。
図18の左下側に示す例では、低屈折率壁68は、AlOからなる酸化膜66まで埋め込まれ、その低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68よりも広い幅で金属膜69が形成されている。すなわち、SiOからなる酸化膜65に金属膜69が埋め込まれている。
この金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅となっており、金属膜69の図中、横方向の幅(線幅)は、低屈折率壁68の幅やトレンチ62の幅よりも広く(大きく)なっている。
位置P21では、瞳補正の補正量が0となっているので、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62とが対向するようになされている。また、この例では金属膜69とトレンチ62の間には、酸化膜63および酸化膜64が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されるが、上述のように金属膜69の幅は常に同じ幅となっている。
以上のような例では、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62との間には酸化膜63および酸化膜64が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
また、図18の右下側には、図18の左下側に示した例における金属膜69の図中、横方向の幅(線幅)が低屈折率壁68の幅やトレンチ62の幅よりも狭く(小さく)なっている例が示されている。この場合においても金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされる。
さらに位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置される。
以上のような例においても、図18の左下側の例と同様に、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。
図19の左側に示す例では、低屈折率壁68は、AlOからなる酸化膜66まで埋め込まれ、その低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68よりも広い幅で金属膜69が形成されている。すなわち、SiOからなる酸化膜65とHfOからなる酸化膜64の部分に金属膜69が埋め込まれている。したがって、この例は、図18の左下側に示した例における金属膜69の厚さのみを変更した例となっている。
金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅となっており、金属膜69の図中、横方向の幅(線幅)は、低屈折率壁68の幅やトレンチ62の幅よりも広く(大きく)なっている。
位置P21では、瞳補正の補正量が0となっているので、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62とが対向するようになされている。また、この例では金属膜69とトレンチ62の間には、酸化膜63が形成されている。
この場合、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されるが、上述のように金属膜69の幅は常に同じ幅となっている。
以上のような例では、低屈折率壁68直下の金属膜69とトレンチ62との間には酸化膜63が形成されているので、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはない。したがって光電変換部61では加工ダメージは発生しない。
また、図19の中央には、図18の右上側に示した例における金属膜69の光軸方向の厚さが厚くなっている例が示されている。
この例では、低屈折率壁68は、SiOからなる酸化膜65の途中まで埋め込まれており、その低屈折率壁68の直下に、低屈折率壁68やトレンチ62よりも狭い線幅の金属膜69が形成されている。すなわち、金属膜69は、酸化膜65の途中から酸化膜64全体を貫通するように、酸化膜65の一部および酸化膜64全体の部分に埋め込まれている。この場合においても金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされる。
さらに位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置される。
以上のような例においても、図18の右上側の例と同様に、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。
さらに、図19の右側には、図17の右上側に示した例における金属膜69の光軸方向の厚さが厚くなっている例が示されている。
この例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53を貫通せずに、カラーフィルタ層53の途中まで埋め込まれている。すなわち、カラーフィルタ層53におけるマイクロレンズ層54側の端から、カラーフィルタ層53の途中の位置まで低屈折率材を埋め込むことで低屈折率壁68が形成されている。
また、低屈折率壁68の直下に、低屈折率壁68と同じ線幅で金属膜69が形成されている。金属膜69は、カラーフィルタ層53の途中から酸化膜64の端部分まで形成されている。すなわち、カラーフィルタ層53の一部と、酸化膜64乃至酸化膜66の部分とに金属膜69が埋め込まれている。
この場合においても金属膜69は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされる。さらに、位置P22では、瞳補正の補正量に応じた距離だけカラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置される。
以上のような例においても、図17の右上側の例と同様に、瞳補正によらず低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。
また、例えば図20や図21に示すように、瞳補正の補正量によらず、金属膜の線幅が常に一定とされる場合においても、低屈折率壁68の直下と、トレンチ62の直上の両方に遮光機能を有する金属膜を設けるようにしてもよい。
例えば図20では、図中、上側には画素アレイ部21の位置P21(像高中心)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P21では瞳補正の補正量は0となっている。また、低屈折率壁68の埋め込みは酸化膜65までとなっており、低屈折率壁68の直下に金属膜69が形成されている。
さらに、酸化膜63におけるトレンチ62直上の部分には、トレンチ62と略同じ幅を有する金属膜131が形成されており、金属膜131と金属膜69が接続されている。したがって、この例では低屈折率壁68とトレンチ62との間に、金属膜69および金属膜131が形成されている。
例えば金属膜131は、金属膜69と同様にTi、W、Cu、Alなどの金属や、それらの金属の酸化膜などの材料によって形成される。
また、図中、下側には画素アレイ部21の位置P22(像高端側)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P22では瞳補正の補正量は、像高に応じた補正量となっている。
したがって、瞳補正の補正量に応じた距離だけ、オンチップレンズ70、カラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されている。また、トレンチ62の直上に金属膜131が形成されている。
この例では、金属膜69および金属膜131は、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされる。そのため、瞳補正を行うと、低屈折率壁68直下の金属膜69と、トレンチ62直上の金属膜131との間に隙間が生じるが、遮光機能を有する金属膜69と金属膜131が配置されているため、図2に示した例よりも混色の発生を抑制することができる。
図21に示す例は、図15に示した例において金属膜69の線幅が常に一定とされる例である。
図21では、図中、上側には画素アレイ部21の位置P21(像高中心)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。この場合、画素アレイ部21の断面は、図15の上側に示した断面と同じとなっている。
すなわち、位置P21では瞳補正の補正量は0となっている。また、低屈折率壁68の埋め込みは酸化膜65までとなっており、低屈折率壁68の直下に金属膜69が形成されているとともに、光電変換層51内のトレンチ62直上に金属膜101が形成されている。
特に、この例では、遮光膜として機能する金属膜69も金属膜101も、瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされている。例えば金属膜69の線幅は低屈折率壁68の幅と同じとされ、金属膜101の線幅はトレンチ62の幅と同じとされている。
また、図中、下側には画素アレイ部21の位置P22(像高端側)の部分における光軸方向と垂直な方向から見た断面が示されている。
位置P22では瞳補正の補正量は、像高に応じた補正量となっている。
したがって、瞳補正の補正量に応じた距離だけ、オンチップレンズ70、カラーフィルタ67、低屈折率壁68、および金属膜69が、トレンチ62に対して像高中心側にずらされて配置されている。また、トレンチ62の直上に金属膜101が形成されている。
上述のように、金属膜69および金属膜101は瞳補正の補正量によらず、常に一定の幅とされる。そのため、瞳補正を行うと、低屈折率壁68直下の金属膜69と、トレンチ62直上の金属膜101との間に隙間が生じるが、遮光機能を有する金属膜69と金属膜101が配置されているため、図2に示した例よりも混色の発生を抑制することができる。
以上の図20および図21に示した各例では、瞳補正を行っても光電変換部61の直上には必ず酸化膜63が存在しており、低屈折率壁68や金属膜69が光電変換部61と接することはないので、加工ダメージが発生することはない。
〈第2の実施の形態〉
〈画素アレイ部の他の構成例〉
ところで、画素アレイ部21には、画像の撮像に用いられる通常の画素(以下、撮像画素とも称する)だけでなく、例えばAF(Autofocus)のための測距用の画素である測距画素など、撮像画素とは異なる用途で用いられる画素が設けられていることもある。
画素アレイ部に撮像画素と測距画素が混在する場合においても、例えば図2に示した構成とすると、瞳補正を行ったときに加工ダメージが発生し、暗電流増加などのセンサ特性が低下してしまう。
そこで、本技術の第2の実施の形態では、第1の実施の形態における場合と同様に、低屈折率壁の埋め込みを酸化膜層の途中までとすることで、画素アレイ部21に撮像画素と測距画素が複数混在して設けられている場合においても、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができるようにした。
以下では、画素アレイ部21に、撮像画素と、測距画素としての像面位相差AF用の画素(以下、ZAF画素とも称する)とが混在して複数設けられている例、つまり画素アレイ部21に設けられた複数の画素のなかにZAF画素が含まれている例について説明する。
画素アレイ部21では、カラーフィルタ層53と酸化膜層52における、互いに隣接する撮像画素間や、撮像画素とZAF画素の間には、混色や画素感度低下を抑制するために上述した低屈折率壁68が形成されており、この実施の形態では瞳補正は行われない。
特に、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通して酸化膜層52の途中まで埋め込まれ、低屈折率壁68が光電変換層51(光電変換部61)と接しない構造とすることで、加工ダメージによるセンサ特性の低下が生じないようになされている。
具体的には、画素アレイ部21における撮像画素とZAF画素の間の部分は、例えば図22乃至図25に示すような構成とされる。なお、図22乃至図25において図5における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図22乃至図25には、光軸方向と垂直な方向から見た画素アレイ部21の断面における光電変換層51、酸化膜層52、およびカラーフィルタ層53の一部分が拡大されて示されている。
図22の左側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、酸化膜層52内における酸化膜66の端の位置まで設けられている。すなわち、酸化膜層52では酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
この例では、低屈折率壁68よりも図中、左側の領域が撮像画素の領域となっており、低屈折率壁68よりも図中、右側の領域がZAF画素の領域となっている。すなわち、撮像画素の領域とZAF画素の領域が低屈折率壁68やトレンチ62によって分離されている。
また、酸化膜層52における、SiOからなる酸化膜65の部分では、低屈折率壁68の直下に、遮光膜として機能する金属膜69が埋め込まれている(形成されている)。例えば金属膜69は、Ti、W、Cu、Alなどの金属や、それらの金属の酸化膜などの材料によって形成される。
特に、この例では金属膜69は、ZAF画素側(ZAF画素の内側)にせり出して(突出して)おり、ZAF画素内における金属膜69の部分が、外部からZAF画素内の光電変換部61へと入射する光を遮光するZAF画素の遮光膜としても機能している。
すなわち、光軸方向から見ると、例えばZAF画素の領域(光電変換部61)の半分が金属膜69によって覆われており、これによって、この画素がZAF画素として機能するようになされている。
光軸方向と垂直な方向から見ると、金属膜69の図中、左側の端の位置は、低屈折率壁68の図中、左側の端の位置、すなわち低屈折率壁68の撮像画素側の端の位置と同じ位置となっている。つまり、金属膜69は、撮像画素内には突出していない。
一方、光軸方向と垂直な方向から見ると、金属膜69の図中、右側の端の位置は、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置よりもZAF画素側に突出している。つまり、金属膜69の図中、右側の端の位置は、ZAF画素の領域の略半分(中央)の位置となっている。
また、図22の右側に示す例では、低屈折率壁68はカラーフィルタ層53全体を貫通し、酸化膜層52内における酸化膜65の端の位置まで設けられている。すなわち、酸化膜層52では、酸化膜65および酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
この例においても、低屈折率壁68よりも図中、左側の領域が撮像画素の領域となっており、低屈折率壁68よりも図中、右側の領域がZAF画素の領域となっている。
また、酸化膜層52における、HfOからなる酸化膜64の部分では、低屈折率壁68の直下に金属膜69が埋め込まれている。
この例においても金属膜69がZAF画素側に突出しており、光軸方向から見ると、例えばZAF画素の領域(光電変換部61)の半分が金属膜69によって覆われている。これにより、金属膜69の部分がZAF画素用の遮光膜としても機能し、その結果、画素がZAF画素として機能するようになされている。
光軸方向と垂直な方向から見ると、金属膜69の図中、左側の端の位置は、低屈折率壁68の撮像画素側の端の位置と同じ位置となっている。一方、金属膜69の図中、右側の端の位置は、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置よりもZAF画素側に突出している。つまり、金属膜69の図中、右側の端の位置は、ZAF画素の領域の略半分(中央)の位置となっている。
図22に示した各例では、光電変換部61の直上には必ず酸化膜63がある。換言すれば、酸化膜層52における金属膜69と光電変換層51の間には酸化膜63等の酸化膜が形成されている。そのため、低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。また、低屈折率壁68とトレンチ62の間には金属膜69があり、混色経路も発生しない。
これらのことから、図22に示した構成とする場合においても第1の実施の形態における場合と同様に、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
なお、図22に示した各例では、互いに隣接する撮像画素間においては、低屈折率壁68の直下に配置された金属膜69の幅は、光軸方向と垂直な方向から見たときに、低屈折率壁68と同じ幅とされる。
しかし、この例では瞳補正は行われないため、光軸方向と垂直な方向(図中、左右方向)における低屈折率壁68とトレンチ62の配置位置は同じである、つまり配置位置のずれはなく、混色の発生を抑制することができる。したがって、撮像画素間においても加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
また、低屈折率壁68の酸化膜層52内に設けられた部分の一部または全部をZAF画素の内側に突出させる構成としてもよい。
例えば図23の左側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、さらに酸化膜層52内におけるAlOからなる酸化膜66と、SiOからなる酸化膜65とを貫通している。すなわち、酸化膜層52では酸化膜65および酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
この例では、低屈折率壁68よりも図中、左側の領域が撮像画素の領域となっており、低屈折率壁68よりも図中、右側の領域がZAF画素の領域となっている。
また、酸化膜層52内の一部分、具体的には酸化膜65の部分では、低屈折率壁68がZAF画素側、すなわちZAF画素の内側にせり出して(突出して)おり、全体的には低屈折率壁68はL字型の形状となっている。
低屈折率壁68は遮光機能を有しているため、ZAF画素内に突出した低屈折率壁68の部分がZAF画素の遮光膜として機能する。すなわち、光軸方向から見ると、例えばZAF画素の領域(光電変換部61)の半分が低屈折率壁68によって覆われており、これによって、この画素がZAF画素として機能するようになされている。
光軸方向と垂直な方向から見ると、低屈折率壁68の図中、左側の端の位置は、トレンチ62の図中、左側の端の位置と同じ位置となっている。つまり、低屈折率壁68は、撮像画素内には突出していない。
一方、光軸方向と垂直な方向から見ると、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置は、トレンチ62の図中、右側の端の位置よりもZAF画素側に位置している。つまり、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置は、ZAF画素の領域の略半分(中央)の位置となっている。
また、図23の右側に示す例は、図23の図中、左側に示した例よりも、低屈折率壁68の厚さがより厚くなっており、その他の点では図23の左側に示した例と同じとなっている。
図23の右側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、さらに酸化膜層52内におけるAlOからなる酸化膜66と、SiOからなる酸化膜65と、HfOからなる酸化膜64とを貫通している。すなわち、酸化膜層52では酸化膜64乃至酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
また、酸化膜層52内の酸化膜64と酸化膜65の部分において、低屈折率壁68がZAF画素側に突出しており、全体的には低屈折率壁68はL字型の形状となっている。
特に、光軸方向から見ると、例えばZAF画素の領域(光電変換部61)の半分が低屈折率壁68によって覆われている。これにより、低屈折率壁68の部分がZAF画素用の遮光膜としても機能し、その結果、画素がZAF画素として機能するようになされている。
光軸方向と垂直な方向から見ると、低屈折率壁68の図中、左側の端の位置は、トレンチ62の図中、左側の端の位置と同じ位置となっている。一方、光軸方向と垂直な方向から見ると、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置は、トレンチ62の図中、右側の端の位置よりもZAF画素側に位置している。つまり、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置は、ZAF画素の領域の略半分(中央)の位置となっている。
図23に示した各例においても、光電変換部61の直上には必ず酸化膜63があり、低屈折率壁68が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。また、トレンチ62全体の図中、上側には低屈折率壁68が配置されているため、混色経路も発生しない。これらのことから、図23に示した構成とする場合においても第1の実施の形態における場合と同様に、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
なお、図23に示した各例では、互いに隣接する撮像画素間においては、低屈折率壁68の幅は、光軸方向と垂直な方向から見たときに、トレンチ62と略同じ幅とされる。
この例では瞳補正は行われないため、光軸方向と垂直な方向(図中、左右方向)における低屈折率壁68とトレンチ62の配置位置は同じであり、混色の発生を抑制することができる。したがって、撮像画素間においても加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
図24の左側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、さらに酸化膜層52内におけるAlOからなる酸化膜66と、SiOからなる酸化膜65とを貫通している。すなわち、酸化膜層52では酸化膜65および酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
この例では、トレンチ62よりも図中、左側の領域が撮像画素の領域となっており、トレンチ62よりも図中、右側の領域がZAF画素の領域となっている。
また、カラーフィルタ層53と酸化膜層52において、互いに隣接する撮像画素とZAF画素の境界部分から見て、低屈折率壁68全体がZAF画素側(ZAF画素の内側)に突出している。
低屈折率壁68は遮光機能を有しているため、ZAF画素内に突出した低屈折率壁68の部分がZAF画素の遮光膜として機能する。すなわち、光軸方向から見ると、例えばZAF画素の領域(光電変換部61)の半分が低屈折率壁68によって覆われており、これによって、この画素がZAF画素として機能するようになされている。
光軸方向と垂直な方向から見ると、低屈折率壁68の図中、左側の端の位置は、トレンチ62の図中、左側の端の位置と同じ位置となっている。つまり、低屈折率壁68は、撮像画素内には突出していない。
一方、光軸方向と垂直な方向から見ると、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置は、トレンチ62の図中、右側の端の位置よりもZAF画素側に位置している。つまり、低屈折率壁68の図中、右側の端の位置は、ZAF画素の領域の略半分(中央)の位置となっている。
また、図24の右側に示す例は、図24の左側に示した例よりも、低屈折率壁68の厚さがより厚くなっている例であり、その他の点では図24の左側に示した例と同じとなっている。
図24の右側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、さらに酸化膜層52内におけるAlOからなる酸化膜66と、SiOからなる酸化膜65と、HfOからなる酸化膜64とを貫通している。すなわち、酸化膜層52では酸化膜64乃至酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
図24に示した各例では、低屈折率壁68を形成するための加工は1回で済むため、図23に示した例と比較して、より簡単に低屈折率壁68を形成することができる。すなわち、より少ない工程数で画素アレイ部21を形成することができる。
以上の図24に示した各例においても、光電変換部61の直上には必ず酸化膜63があり、低屈折率壁68が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。また、トレンチ62全体の図中、上側には低屈折率壁68が配置されているため、混色経路も発生しない。これらのことから、図24に示した構成とする場合においても第1の実施の形態における場合と同様に、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
なお、図24に示した各例では、撮像画素とZAF画素との間に設けられた低屈折率壁68の幅は、撮像画素間に設けられた低屈折率壁68の幅よりも広く(大きく)なっている。特に、互いに隣接する撮像画素間においては、低屈折率壁68の幅は、光軸方向と垂直な方向から見たときに、トレンチ62と同じ幅とされている。
この例では瞳補正は行われないため、光軸方向と垂直な方向(図中、左右方向)における低屈折率壁68とトレンチ62の配置位置は同じであり、混色の発生を抑制することができる。したがって、撮像画素間においても加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
図25には、図24に示した例と同様に、互いに隣接する撮像画素とZAF画素の境界部分から見て、低屈折率壁68全体をZAF画素側に突出させてZAF画素の遮光膜として機能させる場合に、低屈折率壁68直下に金属膜69を形成した例が示されている。
なお、図25に示す各例では、トレンチ62よりも図中、左側の領域が撮像画素の領域となっており、トレンチ62よりも図中、右側の領域がZAF画素の領域となっている。
図25の左側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、さらに酸化膜層52内におけるAlOからなる酸化膜66を貫通している。すなわち、酸化膜層52では酸化膜66の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68と同じ幅の金属膜69が形成されており、低屈折率壁68と金属膜69とでは、図中、左右の端の位置が同じとなっている。また、金属膜69は、酸化膜層52における酸化膜65全体と酸化膜64の一部に埋め込まれている。
図25の右側に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、さらに酸化膜層52内におけるAlOからなる酸化膜66と、SiOからなる酸化膜65とを貫通している。すなわち、酸化膜層52では酸化膜66および酸化膜65の部分に低屈折率壁68が埋め込まれている。
低屈折率壁68の直下には、低屈折率壁68と同じ幅の金属膜69が形成されており、低屈折率壁68と金属膜69とでは、図中、左右の端の位置が同じとなっている。また、金属膜69は、酸化膜層52における酸化膜64の部分に埋め込まれている。
図25に示した各例においても、図24に示した例と同様に、低屈折率壁68を形成するための加工は1回で済むため、より簡単に低屈折率壁68を形成することができる。
光電変換部61の直上には必ず酸化膜63があり、低屈折率壁68および金属膜69が光電変換部61と接することはないので、光電変換部61において加工ダメージは発生しない。また、低屈折率壁68とトレンチ62の間には金属膜69があり、混色経路も発生しない。これらのことから、図25に示した構成とする場合においても第1の実施の形態における場合と同様に、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
なお、図25に示した各例では、互いに隣接する撮像画素間においては、低屈折率壁68および金属膜69の幅は、光軸方向と垂直な方向から見たときに、トレンチ62と同じ幅とされる。
この例では瞳補正は行われないため、光軸方向と垂直な方向(図中、左右方向)における低屈折率壁68および金属膜69とトレンチ62との配置位置は同じであり、混色の発生を抑制することができる。したがって、撮像画素間においても加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
なお、図22乃至図25を参照して説明した各例において、金属膜69や低屈折率壁68におけるZAF画素の内側に突出する部分の長さは、画素アレイ部21の中心位置からZAF画素までの距離(像高)、すなわち画素アレイ部21におけるZAF画素の位置によって変化するようにしてもよい。
ところで、図22乃至図25を参照して説明した各例では瞳補正は行われないため、ZAF画素が位置する画素アレイ部21の中心位置(像高中心)からの距離、すなわち像高によって、そのZAF画素における入射光量(画素感度)は異なる。
特に、画素アレイ部21の中心位置から離れている、すなわち像高端側に位置するZAF画素ほど、そのZAF画素の画素感度は低くなる。
そこで、例えば図26乃至図28に示すように、画素アレイ部21におけるZAF画素の位置(像高)に応じてZAF画素に設けられるカラーフィルタ67の色、すなわちカラーフィルタ67の種類が異なるようにしてもよい。
これにより、ZAF画素の画素感度の低下を抑制することができる。換言すれば、瞳補正を行わずにセンサ特性を向上させることができる。
なお、図26乃至図28において図5における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図26乃至図28には、光軸方向と垂直な方向から見た画素アレイ部21の断面における光電変換層51、酸化膜層52、およびカラーフィルタ層53の一部分が拡大されて示されている。特に、ここでは画素間部分における構成は図22の図中、左側に示した例と同じ構成とされているが、図22乃至図25に示した何れの構成とされてもよい。
また、図26乃至図28に示す各例では、低屈折率壁68よりも図中、左側の領域が撮像画素の領域となっており、低屈折率壁68よりも図中、右側の領域がZAF画素の領域となっている。
図26では、図中、左側には、例えば図4の位置P21など、画素アレイ部21の中心位置側(像高中心側)に位置するZAF画素が示されている。換言すれば、図中、左側には、画素アレイ部21の中心位置を含む所定領域内に配置されたZAF画素が示されている。
このZAF画素には、G(緑色)のカラーフィルタ67が形成されており、そのZAF画素に隣接する撮像画素のカラーフィルタ67の色もG(緑)となっている。
これに対して、図26の右側には、例えば図4の位置P22など、画素アレイ部21の端側(像高端側)に位置するZAF画素が示されている。換言すれば、図中、右側には、画素アレイ部21の中心位置を含む所定領域の外側の領域(所定領域外)に配置されたZAF画素が示されている。
このZAF画素には、W(白色)のカラーフィルタ67が形成されており、そのZAF画素に隣接する撮像画素のカラーフィルタ67の色はG(緑)となっている。
W(白色)のカラーフィルタ67は、オンチップレンズ70と同じ材料や大気、真空など、R(赤)、G(緑)、B(青)等の他の色のカラーフィルタ67よりも光の透過率が高い材料により形成されていれば、どのような材料(部材)により形成されてもよい。
W(白色)のカラーフィルタ67は、他の色のカラーフィルタ67よりも透過率が高いので、より多くの光を光電変換部61に入射させることができ、ZAF画素の感度(画素感度)を向上させることができる。
このように、像高中心にはG(緑色)のカラーフィルタ67を有するZAF画素を設け、像高端側には、G(緑色)よりも透過率の高いW(白色)のカラーフィルタ67を有するZAF画素を設けることで、像高端側における画素感度の低下を抑制することができる。換言すれば、瞳補正を行わずにセンサ特性を向上させることができる。
図27の左側には、例えば図4の位置P21など、像高中心側に位置するZAF画素が示されている。このZAF画素には、R(赤色)のカラーフィルタ67が形成されており、そのZAF画素に隣接する撮像画素のカラーフィルタ67の色はG(緑)となっている。
これに対して、図27の右側には、例えば図4の位置P22など、画素アレイ部21の端側(像高端側)に位置するZAF画素が示されている。このZAF画素には、W(白色)のカラーフィルタ67が形成されており、そのZAF画素に隣接する撮像画素のカラーフィルタ67の色はG(緑)となっている。
W(白色)のカラーフィルタ67は、R(赤色)のカラーフィルタ67よりも光の透過率が高いので、この例においても図26の例と同様に、像高端側における画素感度の低下を抑制することができる。
図28の左側には、例えば図4の位置P21など、像高中心側に位置するZAF画素が示されている。このZAF画素には、B(青色)のカラーフィルタ67が形成されており、そのZAF画素に隣接する撮像画素のカラーフィルタ67の色はG(緑)となっている。
これに対して、図28の右側には、例えば図4の位置P22など、画素アレイ部21の端側(像高端側)に位置するZAF画素が示されている。このZAF画素には、W(白色)のカラーフィルタ67が形成されており、そのZAF画素に隣接する撮像画素のカラーフィルタ67の色はG(緑)となっている。
W(白色)のカラーフィルタ67は、B(青色)のカラーフィルタ67よりも光の透過率が高いので、この例においても図26の例と同様に、像高端側における画素感度の低下を抑制することができる。
なお、図26乃至図28に示した各例において、画素アレイ部21におけるどの位置にあるZAF画素のカラーフィルタ67をW(白色)とするかは、ZAF画素の配置位置(画素位置)や各色のカラーフィルタ67の透過率の差などに基づき定めればよい。
例えば、画素アレイ部21の中心位置からの距離が所定距離(閾値)以下であるZAF画素にはR(赤)、G(緑)、またはB(青)のカラーフィルタ67を設け、画素アレイ部21の中心位置からの距離が所定距離より大きいZAF画素にはW(白)のカラーフィルタ67を設けるなどとすることができる。
また、ZAF画素による測距を行う場合、例えばZAF画素の左半分が遮光されたもの(以下、左遮光ZAF画素とも称する)と、ZAF画素の右半分が遮光されたもの(以下、右遮光ZAF画素とも称する)とがペアとされて測距に用いられる。
この場合、例えば画素アレイ部21においては、左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素とが隣接するように配置されたり、左遮光ZAF画素の近傍にペア(対)となる右遮光ZAF画素が配置されたりする。
このような左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素のペアにおいては、画素アレイ部21の中心位置(像高中心)からの距離(像高)によって、それらのZAF画素における入射光量、すなわち画素感度は異なる。
例えば、像高中心においては左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素の画素感度は等しい(同じである)。
また、例えば光軸方向から画素アレイ部21を見たときに、その画素アレイ部21の受光面の左側の端を像高左端とも称し、画素アレイ部21の受光面の右側の端を像高右端とも称することとする。このとき、光軸方向から見て左側半分、つまり像高左端側の半分の領域が遮光されているZAF画素が左遮光ZAF画素であり、光軸方向から見て右側半分が遮光されているZAF画素が右遮光ZAF画素である。
例えば、画素アレイ部21における像高左端近傍にあるZAF画素のペアにおいては、右遮光ZAF画素よりも左遮光ZAF画素の方が画素感度、より詳細には光の各入射角度に対するZAF画素の出力のピーク値が低いことが知られている。
同様に、像高右端近傍にあるZAF画素のペアにおいては、左遮光ZAF画素よりも右遮光ZAF画素の画素感度が低いことが知られている。
そこで、例えば画素アレイ部21における像高左端近傍の領域においては、左遮光ZAF画素のカラーフィルタ67をより透過率の高いW(白)のものとし、像高右端近傍の領域においては、右遮光ZAF画素のカラーフィルタ67をW(白)のものとしてもよい。
換言すれば、画素アレイ部21における中心位置を含む所定領域の外側の領域(所定領域外)においては、左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素には、互いに異なる種類(色)のカラーフィルタ67を設けるようにしてもよい。
これにより、像高左端近傍や像高右端近傍の領域においても、ZAF画素の感度比(画素感度)や、分離比、つまり各入射角度に対するZAF画素の出力の傾きを十分に確保し、瞳補正を行うことなくセンサ特性を向上させることができる。
このように、像高に応じて、ペアとなるZAF画素のうち、より感度が低い方のZAF画素のカラーフィルタ67をW(白)とする場合、例えば図29乃至図31に示すようにZAF画素のカラーフィルタ67の色(種類)を選択することが考えられる。
なお、図29乃至図31では、画素アレイ部21の一部を光軸方向から見たときの図が示されている。
特に図29乃至図31では、図中、中央には画素アレイ部21の中心位置近傍の領域が示されており、図中、左側には像高左端近傍、つまり画素アレイ部21の左端近傍の領域が示されており、図中、右側には像高右端近傍の領域が示されている。
換言すれば、図29乃至図31では、図中、中央には画素アレイ部21の中心位置を含む所定の領域が示されており、図中、左側には所定領域よりも左側(像高左端側)にある領域が示されており、図中、右側には所定領域よりも右側(像高右端側)にある領域が示されている。
また、図29乃至図31では、各四角形が1つの画素を表しており、それらの画素内に記された文字「R」、「G」、「B」、および「W」は画素内に設けられたカラーフィルタ67の色(種類)を示している。
例えば図29の例では、図中、中央に示すように画素アレイ部21の中心位置(像高中心)近傍の領域には、ZAF画素のペアとして互いに隣接する左遮光ZAF画素PX11と右遮光ZAF画素PX12が設けられている。
像高中心近傍では、ZAF画素における遮光膜の形成位置によらず、十分な感度を得ることができるので、左遮光ZAF画素PX11と右遮光ZAF画素PX12のそれぞれには、G(緑)のカラーフィルタ67が形成されている。
また、図中、左側に示すように、画素アレイ部21の像高左端近傍の領域には、ZAF画素のペアとして互いに隣接する左遮光ZAF画素PX13と右遮光ZAF画素PX14が設けられている。
ここでは、右遮光ZAF画素PX14にはG(緑)のカラーフィルタ67が形成されており、左遮光ZAF画素PX13にはW(白)のカラーフィルタ67が形成されている。
これは、像高左端近傍において、右遮光ZAF画素PX14ではカラーフィルタ67の色を像高中心における場合と同様にG(緑)としても十分な感度を得ることができるからである。これに対して、左遮光ZAF画素PX13では、カラーフィルタ67の色をG(緑)とすると感度が十分でないので、より透過率の高いW(白)のカラーフィルタ67が設けられている。
これにより、左遮光ZAF画素PX13にG(緑)のカラーフィルタ67を設ける場合よりも、左遮光ZAF画素PX13の感度を高くすることができる。この場合、ペアとなる左遮光ZAF画素PX13と右遮光ZAF画素PX14の間の感度差も低減させることができる。
同様に、図中、右側に示すように、画素アレイ部21の像高右端近傍の領域には、ZAF画素のペアとして互いに隣接する左遮光ZAF画素PX15と右遮光ZAF画素PX16が設けられている。そして、左遮光ZAF画素PX15にはG(緑)のカラーフィルタ67が形成されており、右遮光ZAF画素PX16にはW(白)のカラーフィルタ67が形成されている。これにより、右遮光ZAF画素PX16の感度を向上させることができる。
また、図30の例では、図中、中央に示すように画素アレイ部21の中心位置(像高中心)近傍の領域には、ZAF画素のペアとして左遮光ZAF画素PX21と右遮光ZAF画素PX22が設けられている。
像高中心近傍では、ZAF画素における遮光膜の形成位置によらず、十分な感度を得ることができるので、左遮光ZAF画素PX21と右遮光ZAF画素PX22には、それぞれR(赤)のカラーフィルタ67が形成されている。
また、図中、左側に示すように、画素アレイ部21の像高左端近傍の領域には、ZAF画素のペアとして左遮光ZAF画素PX23と右遮光ZAF画素PX24が設けられている。
左遮光ZAF画素PX23にはW(白)のカラーフィルタ67が形成されており、右遮光ZAF画素PX24にはR(赤)のカラーフィルタ67が形成されている。これにより、図29に示した例と同様に、像高左端近傍における左遮光ZAF画素PX23の感度の低下を、透過率の高いW(白)のカラーフィルタ67によって抑制することができる。
同様に、図中、右側に示すように、画素アレイ部21の像高右端近傍の領域には、ZAF画素のペアとして左遮光ZAF画素PX25と右遮光ZAF画素PX26が設けられている。そして、左遮光ZAF画素PX25にはR(赤)のカラーフィルタ67が形成されており、右遮光ZAF画素PX26にはW(白)のカラーフィルタ67が形成されている。これにより、右遮光ZAF画素PX26の感度を向上させることができる。
さらに、図31の例では、図中、中央に示すように画素アレイ部21の中心位置(像高中心)近傍の領域には、ZAF画素のペアとして左遮光ZAF画素PX31と右遮光ZAF画素PX32が設けられている。
像高中心近傍では、ZAF画素における遮光膜の形成位置によらず、十分な感度を得ることができるので、左遮光ZAF画素PX31と右遮光ZAF画素PX32には、それぞれB(青)のカラーフィルタ67が形成されている。
また、図中、左側に示すように、画素アレイ部21の像高左端近傍の領域には、ZAF画素のペアとして左遮光ZAF画素PX33と右遮光ZAF画素PX34が設けられている。
左遮光ZAF画素PX33にはW(白)のカラーフィルタ67が形成されており、右遮光ZAF画素PX34にはB(青)のカラーフィルタ67が形成されている。これにより、図29に示した例と同様に、像高左端近傍における左遮光ZAF画素PX33の感度の低下を、透過率の高いW(白)のカラーフィルタ67によって抑制することができる。
同様に、図中、右側に示すように、画素アレイ部21の像高右端近傍の領域には、ZAF画素のペアとして左遮光ZAF画素PX35と右遮光ZAF画素PX36が設けられている。そして、左遮光ZAF画素PX35にはB(青)のカラーフィルタ67が形成されており、右遮光ZAF画素PX36にはW(白)のカラーフィルタ67が形成されている。これにより、右遮光ZAF画素PX36の感度を向上させることができる。
以上のように、図29乃至図31に示した各例では、画素アレイ部21の中心位置(像高中心)近傍の領域に設けられた、ペアとなる左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素の両方のZAF画素に同じ色のカラーフィルタ67が形成される。このとき、カラーフィルタ67の色はR(赤)、G(緑)、またはB(青)の何れかの色とされる。
これに対して、像高左端や像高右端の近傍の領域では、ペアとなる左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素のうちの一方のZAF画素、すなわち構造的に感度が低くなってしまうZAF画素には、より透過率の高いW(白)のカラーフィルタ67が形成され、感度の低下が抑制される。このとき、他方のZAF画素のカラーフィルタ67の色は、W(白)とは異なる色(W(白)よりも透過率が低い色)、例えば像高中心近傍の領域に設けられたZAF画素のカラーフィルタ67と同じ色とされる。
このようにすることで、瞳補正を行うことなく、感度(画素感度)や分離比などといったセンサ特性を向上させることができる。
なお、画素アレイ部21のどの領域から、ZAF画素のカラーフィルタ67をW(白)とするかは、例えばペアとなるZAF画素の感度差や、各ZAF画素の感度の大きさ(出力のピーク値)などに基づいて定められるようにしてもよい。
例えば、ペアとなる左遮光ZAF画素と右遮光ZAF画素に同じ色のカラーフィルタ67を設けた場合における、それらのZAF画素の感度の差が予め定めた所定の閾値以上となるときに、より感度の低い方のZAF画素のカラーフィルタ67の色がW(白)とされる。
その他、例えばZAF画素のカラーフィルタ67の色を、像高中心近傍にある他のZAF画素のカラーフィルタ67と同じ色とすると、そのZAF画素の感度が所定値以下となってしまうときに、そのZAF画素のカラーフィルタ67の色をW(白)としてもよい。
また、例えば図32乃至図34に示すように、撮像画素やZAF画素における混色をさらに抑制するため、低屈折率壁68のZAF画素近傍における部分を他の部分よりもより広く(太く)してもよい。
なお、図32乃至図34には、画素アレイ部21の一部を光軸方向から見たときの図が示されている。
また、図32乃至図34では、各四角形が1つの画素を表しており、それらの画素内に記された文字「R」、「G」、および「B」は画素内に設けられたカラーフィルタ67の色(種類)を示している。さらに、図32乃至図34において互いに対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
例えば図32に示す例では、ZAF画素のペアとして、図中、上下方向に隣接する左遮光ZAF画素PX41と右遮光ZAF画素PX42が設けられている。
この例では、左遮光ZAF画素PX41等のZAF画素や、撮像画素など、画素アレイ部21に設けられた各画素の周囲が低屈折率壁68によって囲まれている。すなわち、隣接する画素間が低屈折率壁68によって分離されている。
ここでは、ZAF画素と、そのZAF画素に対して左右方向、すなわち左側または右側に隣接する撮像画素(左右隣接画素)との間における低屈折率壁68の幅(遮光張り出し量)が、他の画素間における低屈折率壁68の幅よりも広く(太く)なっている。
ここでいう左右方向とは、図中、横方向であり、ZAF画素における遮光膜により遮光される領域と、遮光されない領域とが並ぶ方向である。また、他の画素間における低屈折率壁68の幅とは、ZAF画素に隣接しない画素(撮像画素)を非隣接画素と呼ぶこととすると、非隣接画素間における低屈折率壁68の幅のことである。
また、ZAF画素に対して上下方向(上側または下側)に隣接する、ZAF画素ではない画素(上下隣接画素)と、その画素に対して左右方向に隣接する画素との間の低屈折率壁68の幅が、他の画素間における低屈折率壁68の幅よりも広く、かつZAF画素とそのZAF画素に対して左右方向に隣接する画素との間の低屈折率壁68の幅よりは狭く(小さく)なっている。
具体的には、例えば低屈折率壁68における矢印Q11に示す部分は、左遮光ZAF画素PX41と、左遮光ZAF画素PX41の右側に隣接する撮像画素との間の部分となっている。
また、低屈折率壁68における矢印Q12に示す部分は、左右方向に隣接する撮像画素間、つまり非隣接画素間の部分となっている。矢印Q13に示す部分は、右遮光ZAF画素PX42の図中、下側に隣接する、ZAF画素ではない撮像画素PX43と、撮像画素PX43の右側に隣接する撮像画素との間の部分となっている。
このとき、低屈折率壁68における矢印Q11に示す部分は、矢印Q12に示す部分よりも広く(大きく)形成されている。また、低屈折率壁68における矢印Q13に示す部分は、矢印Q12に示す部分よりも広く、かつ矢印Q11に示す部分よりは狭く形成されている。
このようにすることで、ZAF画素へと入射した光のZAF画素内に形成された遮光膜として機能する金属膜69での反射に起因する、そのZAF画素に隣接する画素との間での混色を抑制し、センサ特性を向上させることができる。
この例では、ZAF画素内における左半分または右半分が遮光されており、ZAF画素の左右に隣接する画素間での混色がより発生しやすいため、低屈折率壁68における左右に隣接する画素の部分の幅を大きくすることで、効果的に混色が抑制されている。
なお、低屈折率壁68における矢印Q11に示した部分や矢印Q12に示した部分、矢印Q13に示した部分の幅は、画素アレイ部21の中心位置(像高中心)から画素までの左右方向の距離(像高)、つまり画素アレイ部21における画素の位置に応じて変化するようにしてもよい。
例えば、像高左端側や像高右端側ほど混色が発生しやすくなるので、像高中心からの左右方向の距離が遠い位置にあるZAF画素ほど、そのZAF画素と左右に隣接する画素との間の低屈折率壁68の幅が大きくなるようにすればよい。
また、図32では、低屈折率壁68における左右に隣接する画素間の幅を変化させる例について説明したが、例えば図33に示すように、低屈折率壁68における上下に隣接する画素間の幅を変化させるようにしてもよい。
図33では、ZAF画素に対して左右方向(図中、横方向)に隣接する撮像画素を左右隣接画素と呼ぶこととすると、低屈折率壁68における、上下方向(図中、縦方向)に隣接する左右隣接画素間の部分の幅が、他の画素間(非隣接画素間)における低屈折率壁68の幅よりも広くなっている。
また、左右隣接画素またはZAF画素と、その左右隣接画素またはZAF画素に対して上下方向(上側または下側)に隣接する、左右隣接画素でもZAF画素でもない撮像画素との間の低屈折率壁68の幅が、他の画素間(非隣接画素間)における低屈折率壁68の幅よりも広く、かつ左右隣接画素間における低屈折率壁68の幅よりは狭く(小さく)なっている。
具体的には、例えば低屈折率壁68における矢印Q21に示す部分は、左遮光ZAF画素PX41の右側に隣接する撮像画素である左右隣接画素PX44と、右遮光ZAF画素PX42の右側に隣接する撮像画素である左右隣接画素PX45との間の部分となっている。すなわち、矢印Q21に示す部分は、低屈折率壁68における上下に隣接する左右隣接画素間の部分となっている。
また、低屈折率壁68における矢印Q22に示す部分は、上下方向に隣接する撮像画素間(非隣接画素間)の部分となっている。矢印Q23に示す部分は、左右隣接画素PX45と、その左右隣接画素PX45の図中、下側に隣接する、ZAF画素でも左右隣接画素でもない撮像画素PX46との間の部分となっている。例えば、低屈折率壁68における矢印Q22に示す部分の幅は、図32に示した矢印Q12に示す部分の幅と同じとすることができる。
この例では、低屈折率壁68における矢印Q21に示す部分は、矢印Q22に示す部分よりも広く形成されている。
低屈折率壁68における矢印Q23に示す部分は、矢印Q22に示す部分よりも広く(太く)、かつ矢印Q21に示す部分よりは狭く(細く)形成されている。
また、低屈折率壁68における、上下方向に隣接する右遮光ZAF画素PX42と、ZAF画素ではない撮像画素PX43との間の部分における幅も、矢印Q23に示す部分の幅と同じ幅とされている。なお、この例では、低屈折率壁68における、上下方向に隣接する左遮光ZAF画素PX41と右遮光ZAF画素PX42との間の部分の幅は、矢印Q22に示す部分と同じ幅とされている。
このようにすることでも、図32に示した例と同様に、ZAF画素へと入射した光のZAF画素内に形成された遮光膜として機能する金属膜69での反射に起因する、そのZAF画素に隣接する画素との間での混色を抑制し、センサ特性を向上させることができる。
なお、低屈折率壁68における矢印Q21に示した部分や矢印Q22に示した部分、矢印Q23に示した部分の幅は、画素アレイ部21の中心位置(像高中心)から画素までの左右方向の距離、つまり像高に応じて変化するようにしてもよい。
例えば、図32における場合と同様に、像高中心からの左右方向の距離が遠い位置にあるZAF画素や左右隣接画素ほど、そのZAF画素や左右隣接画素と上下に隣接する画素との間の低屈折率壁68の幅が大きくなるようにすればよい。
さらに、例えば図34に示すように、図32に示した例と図33に示した例とを組み合わせ、低屈折率壁68における、左右に隣接する画素間の幅、および上下に隣接する画素間の幅を変化させるようにしてもよい。
図34の例では、図32における場合と同様に、低屈折率壁68における矢印Q11に示す部分は、矢印Q12に示す部分よりも広く形成されている。また、低屈折率壁68における矢印Q13に示す部分は、矢印Q12に示す部分よりも広く、かつ矢印Q11に示す部分よりは狭く形成されている。
さらに、図34の例では、図33における場合と同様に、低屈折率壁68における矢印Q21に示す部分は、矢印Q22に示す部分よりも広く形成されている。このとき、例えば矢印Q21に示す部分の幅は、矢印Q11に示す部分の幅と同じ幅とされる。
また、低屈折率壁68における矢印Q23に示す部分は、矢印Q22に示す部分よりも広く、かつ矢印Q21に示す部分よりは狭く形成されている。このとき、例えば矢印Q23に示す部分の幅は、矢印Q13に示す部分の幅と同じ幅とされる。
低屈折率壁68における、上下方向に隣接する右遮光ZAF画素PX42と撮像画素PX43との間の部分における幅は、矢印Q22に示す部分の幅と同じ幅とされている。また、低屈折率壁68における、上下方向に隣接する左遮光ZAF画素PX41と右遮光ZAF画素PX42との間の部分の幅は、矢印Q22に示す部分と同じ幅とされている。
このようにすることでも、隣接する画素間での混色を抑制し、センサ特性を向上させることができる。なお、図34に示した例においても、図32や図33に示した例と同様に、像高に応じて低屈折率壁68における画素間の部分の幅が変化するようにしてもよい。
〈第3の実施の形態〉
〈画素アレイ部の他の構成例〉
ところで、上述の第1の実施の形態では、低屈折率壁68とトレンチ62の間に酸化膜等を設けることで、瞳補正を行っても加工ダメージが発生しないような構成とされていた。
しかし、これに限らず、例えば図35に示すように瞳補正の補正量に応じて酸化膜層52内において低屈折率壁68を屈折させ、低屈折率壁68が直接、トレンチ62に接続されるようにしてもよい。こうすることでも、像高端側における瞳補正にも対応しつつ混色を抑制することができる。
なお、図35は、画素アレイ部21を光軸方向とは垂直な方向から見た断面を示している。また、図35において、図5における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図35に示す例では、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53と酸化膜層52の全体を貫通し、互いに隣接する画素間に設けられたトレンチ62の直上まで埋め込まれている。
具体的には、低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53全体を貫通し、酸化膜層52の途中まで埋め込まれた光軸方向に長い部分と、酸化膜層52内部に形成された光軸方向と垂直な方向に長い部分と、酸化膜層52内部からトレンチ62直上まで埋め込まれた光軸方向に長い部分とから構成されている。
これにより、低屈折率壁68は、全体として、酸化膜層52の内部において光軸方向と垂直な方向に曲げられて、直接、トレンチ62へと接続される構造(形状)となっている。
このように低屈折率壁68がトレンチ62に直接接続される構成とすれば、低屈折率壁68によって光電変換部61に加工ダメージが発生することもなく、低屈折率壁68とトレンチ62との間に混色経路が生じることもない。したがって、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
ここで、低屈折率壁68について、より詳細に説明する。
図36は、図35における低屈折率壁68の部分を拡大表示した図である。
この例では、低屈折率壁68は導波路部WG1、導波路部WG2、および導波路部WG3から構成されている。
これらの導波路部WG1、導波路部WG2、および導波路部WG3は、カラーフィルタ67よりも屈折率の低い絶縁体材料からなる。
具体的には、例えば導波路部WG1乃至導波路部WG3は、SiNやSiO2、SiON、スチレン系樹脂材料、アクリル系樹脂材料、スチレン-アクリル共重合系樹脂材料、シロキサン系樹脂材料、大気、真空などからなる。ここでは、導波路部WG1乃至導波路部WG3は、同じ材料により形成されている。
このような低屈折率壁68は、カラーフィルタ層53を貫通する1つの低屈折率壁として機能する導波路部WG1と、酸化膜層52におけるトレンチ62の直上に形成され、他の1つの低屈折率壁として機能する導波路部WG3と、酸化膜層52に形成され、導波路部WG1と導波路部WG3を接続する接続部として機能する導波路部WG2とから構成されているともいうことができる。
以下、導波路部WG1の光軸方向の長さを高さH1と記し、導波路部WG1の光軸方向とは垂直な方向の幅を横幅W1と記すこととする。
同様に、導波路部WG2の光軸方向の長さを高さH2と記し、導波路部WG2の光軸方向とは垂直な方向の幅を横幅W2と記し、導波路部WG3の光軸方向の長さを高さH3と記し、導波路部WG3の光軸方向とは垂直な方向の幅を横幅W3と記すこととする。
導波路部WG1は、カラーフィルタ層53のマイクロレンズ層54側の端から、酸化膜層52内の途中の位置まで貫通するように設けられている。したがって、導波路部WG1は光軸方向に長い形状となっている。
また、導波路部WG3は、酸化膜層52内の途中の位置からトレンチ62直上まで設けられており、光軸方向に長い形状となっている。
さらに、導波路部WG2は、酸化膜層52内における1または複数の酸化膜部分に形成されており、光軸方向とは垂直な方向に長い形状となっている。
ここでは、光軸方向に長い導波路部WG1と導波路部WG3とが、光軸方向とは垂直な方向に長い導波路部WG2によって接続されている。
具体的には、導波路部WG1の図中、下側の端(下端)と、導波路部WG2の図中、上側の面(上面)とが接し、かつ導波路部WG1と導波路部WG2の図中、右側の端が同じ位置となるように、導波路部WG1と導波路部WG2が接続されている。すなわち、導波路部WG1の端部(下端)は、導波路部WG2の一方の端部に接続されている。
同様に、導波路部WG3の図中、上側の端(上端)と、導波路部WG2の図中、下側の面(下面)とが接し、かつ導波路部WG3と導波路部WG2の図中、左側の端が同じ位置となるように、導波路部WG3と導波路部WG2が接続されている。すなわち、導波路部WG3の端部(上端)は、導波路部WG2の他方の端部に接続されている。
このような低屈折率壁68を構成する導波路部WG1の高さH1と横幅W1、導波路部WG2の高さH2と横幅W2、および導波路部WG3の高さH3と横幅W3は、画素への光の入射角度や画素配列等に応じて個別に変化するようになっている。
具体的には、例えば画素アレイ部21では、中心位置からの距離(像高)、換言すれば画素への光の入射光角度に応じた補正量で、オンチップレンズ70やカラーフィルタ67に対する瞳補正が行われている。
したがって、瞳補正の補正量、つまり入射光角度に応じた距離だけ、オンチップレンズ70、カラーフィルタ67、および導波路部WG1が、固定的に配置された光電変換部61、トレンチ62、および導波路部WG3に対して像高中心側にずらされて配置される。
その結果、瞳補正の補正量に応じて、導波路部WG1と導波路部WG3との間の距離、すなわち図中、横方向の距離も変化するので、その変化に応じて導波路部WG2の横幅W2も変化する。具体的には、例えば画素アレイ部21の中心位置から離れた位置、すなわち像高端側の位置ほど瞳補正の補正量も大きくなるので、その分だけ導波路部WG2の横幅W2も大きくなる。
以上のように、各画素のカラーフィルタ67間に形成された導波路部WG1と、トレンチ62の直上に形成された導波路部WG3とを、酸化膜層52の内部に形成された導波路部WG2により接続することでも、加工ダメージや混色経路を発生させないようにすることができる。したがって、第1の実施の形態における場合と同様に、加工ダメージを生じさせることなく、センサ特性を向上させることができる。
〈第3の実施の形態の変形例〉
〈画素アレイ部の他の構成例〉
なお、低屈折率壁68が導波路部WG1、導波路部WG2、および導波路部WG3を有する場合、低屈折率壁68の構成や形状は、図36に示した例に限らず、例えば図37乃至図41に示す例など、どのような構成や形状とされてもよい。
図37乃至図41は、画素アレイ部21を光軸方向とは垂直な方向から見た断面における、低屈折率壁68の部分を拡大表示した図である。なお、図37乃至図41において、図36における場合と対応する部分、または互いに対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図37に示す例では、低屈折率壁68は、導波路部WG1乃至導波路部WG3と、金属膜MF1および金属膜MF2からなる。例えば金属膜MF1および金属膜MF2は、TiNやTiなどからなり、外部から入射した光を吸収する吸収体として機能する。
低屈折率壁68では、導波路部WG2の図中、上下の面に金属膜MF1および金属膜MF2が形成されている。
すなわち、導波路部WG1の下端と導波路部WG2の上面の間に、導波路部WG1の横幅W1と同じ横幅の金属膜MF1が設けられている。また、導波路部WG3の上端と導波路部WG2の下面の間に、導波路部WG2の横幅W2と同じ横幅の金属膜MF2が設けられている。
なお、ここでは金属膜MF1と金属膜MF2が設けられる例について示したが、これらの金属膜MF1と金属膜MF2のうちの何れか一方のみが形成されるようにしてもよい。また、金属膜MF1や金属膜MF2の高さおよび横幅は、個別に適切に変化させてもよい。
図38に示す例では、図36における場合と同様に、低屈折率壁68は導波路部WG1乃至導波路部WG3から構成されているが、導波路部WG1が導波路部WG2を貫通するように設けられている。
すなわち、この例では導波路部WG1の図中、下側の端(下端)は、酸化膜層52内における導波路部WG2よりも下方、つまり図中、下側(光電変換層51側)に位置している。換言すれば、導波路部WG1の上端と下端の間の位置に導波路部WG2が形成(接続)されている。
この場合、導波路部WG1は導波路部WG2を貫通しているが、導波路部WG1の下端と光電変換層51(光電変換部61)との間には、酸化膜層52を構成する酸化膜が形成されているため、導波路部WG1が光電変換部61に接することはない。すなわち、加工ダメージが生じることはない。
図39は、図37に示した例と図38に示した例とを組み合わせた例、すなわち図38に示した構成において、さらに導波路部WG2の上下の面に金属膜MF1および金属膜MF2が形成されている例を示している。
図39では、導波路部WG1内部における、導波路部WG2の図中、上側の面(上面)直上の部分に、導波路部WG1の横幅W1と同じ横幅で金属膜MF1が埋め込まれている。
また、導波路部WG3と導波路部WG2の間に金属膜MF2が設けられており、金属膜MF2の横幅は、導波路部WG3(導波路部WG2)の左端の位置から、導波路部WG1の左端の位置までの幅とされている。
なお、この例においても金属膜MF1と金属膜MF2のうちの何れか一方のみが形成されるようにしてもよい。また、金属膜MF1や金属膜MF2の高さおよび横幅は、個別に適切に変化させてもよい。
図40は、図36に示した例における導波路部WG2の横幅が、導波路部WG1と導波路部WG3の幅方向(左右方向)における端部間距離よりも大きくなるように、導波路部WG2を幅方向に伸ばした(延伸させた)構造とする例を示している。
この例では、導波路部WG1と導波路部WG3の配置位置、形状、および高さと横幅の大きさ(サイズ)は、図36における場合と同じであるが、導波路部WG2の横幅W2が図36の例よりも大きくなっている。
特に、導波路部WG2の図中、左側の端の位置は、導波路部WG3の左端の位置よりも左側(外側)に位置し、導波路部WG2の図中、右側の端の位置は、導波路部WG1の右端の位置よりも右側(外側)に位置している。
換言すれば、導波路部WG1の下端は、導波路部WG2の上面における、導波路部WG2の左端と右端の間の位置に接続されており、導波路部WG3の上端は、導波路部WG2の下面における、導波路部WG2の左端と右端の間の位置に接続されている。
この例では、導波路部WG1と導波路部WG3が導波路部WG2の左端と右端の間の位置に接続されているため、画素アレイ部21上の位置によらず、すなわち瞳補正の補正量によらず、どの画素間の導波路部WG2の横幅W2も一定の同じ幅とされてもよい。
図41に示す例は、図40に示した構成において、さらに導波路部WG2の上下の面に金属膜MF1および金属膜MF2が形成されている例を示している。
したがって図41の例では、低屈折率壁68は、導波路部WG1乃至導波路部WG3と、金属膜MF1および金属膜MF2とからなる。
低屈折率壁68では、導波路部WG1と導波路部WG2の間に、導波路部WG1の横幅W1と同じ横幅の金属膜MF1が設けられている。また、導波路部WG3と導波路部WG2の間に、導波路部WG2の横幅W2と同じ横幅の金属膜MF2が設けられている。
なお、これらの金属膜MF1と金属膜MF2のうちの何れか一方のみが形成されるようにしてもよい。また、金属膜MF1や金属膜MF2の高さおよび横幅は、個別に適切に変化させてもよい。
さらに、以上の図36乃至図41を参照して説明した各例においては、例えば図42に示すように、画素ごとに1つのオンチップレンズ70が設けられてもよいし、互いに隣接する複数の画素に対して1つのオンチップレンズ70が設けられてもよい。
図42では、画素アレイ部21の一部を光軸方向から見たときの模式的な図が示されている。なお、図42では、各四角形が1つの画素を表しており、それらの画素内に記された文字「R」、「G」、および「B」は画素内に設けられたカラーフィルタ67の色(種類)を示している。また、図42では、各円または楕円は、1つのオンチップレンズ70を表しており、図を見やすくするため、一部のオンチップレンズ70のみに符号が付されている。
例えば図中、左側には1×1画素構成となっている例が示されている。
すなわち、この例では、画素アレイ部21に設けられた1つの画素に1つのオンチップレンズ70が設けられている。
また、図中、中央には2×2の4画素で1つのオンチップレンズ70を共有する構成となっている例が示されている。
この例では、同じ色のカラーフィルタ67が設けられた4つの画素が互いに隣接するように形成されており、それらの4つの画素に対して円形状の1つのオンチップレンズ70が設けられている。
図中、右側には2×1の2画素で1つのオンチップレンズ70を共有する構成となっている例が示されている。
この例では、同じ色のカラーフィルタ67が設けられた2つの画素が図中、横方向(左右方向)に隣接するように形成されており、それらの2つの画素に対して楕円形状の1つのオンチップレンズ70が設けられている。
〈電子機器への適用例〉
なお、本技術は、固体撮像装置への適用に限られるものではない。すなわち、本技術はデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に固体撮像装置を用いる電子機器全般に対して適用可能である。固体撮像装置は、ワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
図43は、本技術を適用した電子機器としての、撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図43の撮像装置501は、レンズ群などからなる光学部511、図1のCMOSイメージセンサ11の構成が採用される固体撮像装置(撮像デバイス)512、およびカメラ信号処理回路であるDSP(Digital Signal Processor)回路513を備える。
また、撮像装置501は、フレームメモリ514、表示部515、記録部516、操作部517、および電源部518も備える。DSP回路513、フレームメモリ514、表示部515、記録部516、操作部517、および電源部518は、バスライン519を介して相互に接続されている。
光学部511は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像装置512の撮像面上に結像する。固体撮像装置512は、光学部511によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。
表示部515は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の薄型ディスプレイで構成され、固体撮像装置512で撮像された動画または静止画を表示する。記録部516は、固体撮像装置512で撮像された動画または静止画を、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録する。
操作部517は、ユーザによる操作の下に、撮像装置501が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部518は、DSP回路513、フレームメモリ514、表示部515、記録部516、および操作部517の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
〈イメージセンサの使用例〉
図44は、上述のCMOSイメージセンサ11の使用例を示す図である。
上述のCMOSイメージセンサ11は、例えば、以下のように、可視光や、赤外光、紫外光、X線等の光をセンシングする様々なケースに使用することができる。
・デジタルカメラや、カメラ機能付きの携帯機器等の、鑑賞の用に供される画像を撮影する装置
・自動停止等の安全運転や、運転者の状態の認識等のために、自動車の前方や後方、周囲、車内等を撮影する車載用センサ、走行車両や道路を監視する監視カメラ、車両間等の測距を行う測距センサ等の、交通の用に供される装置
・ユーザのジェスチャを撮影して、そのジェスチャに従った機器操作を行うために、TVや、冷蔵庫、エアーコンディショナ等の家電に供される装置
・内視鏡や、赤外光の受光による血管撮影を行う装置等の、医療やヘルスケアの用に供される装置
・防犯用途の監視カメラや、人物認証用途のカメラ等の、セキュリティの用に供される装置
・肌を撮影する肌測定器や、頭皮を撮影するマイクロスコープ等の、美容の用に供される装置
・スポーツ用途等向けのアクションカメラやウェアラブルカメラ等の、スポーツの用に供される装置
・畑や作物の状態を監視するためのカメラ等の、農業の用に供される装置
〈移動体への応用例〉
このように、本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図45は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図45に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図45の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図46は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図46では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図46には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031等に適用され得る。具体的には、例えば図1に示したCMOSイメージセンサ11を撮像部12031として用いることができる。これにより、加工ダメージを生じさせることなく、特性を向上させることができる。
なお、本技術は、可視光の入射光量の分布を検知して画像として撮像する固体撮像装置への適用に限らず、赤外線やX線、あるいは粒子等の入射量の分布を画像として撮像する固体撮像装置等に対して適用可能である。
また、本技術は、固体撮像装置に限らず、他の半導体集積回路を有する半導体装置全般に対して適用可能である。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した複数の実施の形態の全てまたは一部を組み合わせた形態を採用することができる。
また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、本明細書に記載されたもの以外の効果があってもよい。
さらに、本技術は、以下の構成とすることも可能である。
(1)
複数の画素が設けられた画素アレイ部を備え、
前記画素アレイ部は、
カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、
光電変換部が設けられた光電変換層と、
前記カラーフィルタ層と前記光電変換層の間に形成された酸化膜層と、
前記カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間における前記カラーフィルタ層の前記酸化膜層側とは反対側の端から前記酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁と
を有する
固体撮像装置。
(2)
前記画素の前記カラーフィルタおよび前記画素に隣接する前記低屈折率壁が、前記画素へと入射する光の入射角度に応じた距離だけ、前記光電変換部に対してずらされて配置されている
(1)に記載の固体撮像装置。
(3)
前記酸化膜層に形成された金属膜をさらに有し、
前記画素アレイ部の面と垂直な方向から見たときに、前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチと、前記低屈折率壁との間に隙間なく前記金属膜が存在している
(2)に記載の固体撮像装置。
(4)
前記金属膜は前記低屈折率壁の直下に形成されている
(3)に記載の固体撮像装置。
(5)
前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
(4)に記載の固体撮像装置。
(6)
前記トレンチの直上に他の金属膜が形成されている
(4)に記載の固体撮像装置。
(7)
前記金属膜と前記他の金属膜とが接続されている
(6)に記載の固体撮像装置。
(8)
前記金属膜は前記低屈折率壁の側面に隣接して設けられている
(3)に記載の固体撮像装置。
(9)
前記金属膜の一部は前記低屈折率壁内に埋め込まれている
(3)に記載の固体撮像装置。
(10)
前記低屈折率壁の直下に金属膜が形成されており、
前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
(2)に記載の固体撮像装置。
(11)
前記金属膜の幅は、前記低屈折率壁の幅よりも大きい
(10)に記載の固体撮像装置。
(12)
前記金属膜の幅は、前記低屈折率壁の幅よりも小さい
(10)に記載の固体撮像装置。
(13)
前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチをさらに有し、
前記トレンチの直上に他の金属膜が形成されている
(10)乃至(12)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(14)
前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチをさらに有し、
前記トレンチの直上に金属膜が形成されている
(2)に記載の固体撮像装置。
(15)
前記金属膜はTi、W、Cu、Al、Tiの酸化膜、Wの酸化膜、Cuの酸化膜、またはAlの酸化膜により形成される
(3)乃至(14)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(16)
前記複数の前記画素には、測距画素が含まれている
(1)に記載の固体撮像装置。
(17)
前記酸化膜層における前記低屈折率壁の直下に金属膜が形成されており、
前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
(16)に記載の固体撮像装置。
(18)
前記金属膜は、前記測距画素の内側に突出しており、前記測距画素の遮光膜として機能する
(17)に記載の固体撮像装置。
(19)
前記画素アレイ部における前記測距画素の位置に応じて、前記金属膜における前記測距画素の内側に突出する部分の長さが変化する
(18)に記載の固体撮像装置。
(20)
前記低屈折率壁は、前記測距画素の内側に突出しており、前記測距画素の遮光膜として機能する
(16)に記載の固体撮像装置。
(21)
前記低屈折率壁の前記酸化膜層内に設けられた部分の一部または全部が前記測距画素の内側に突出している
(20)に記載の固体撮像装置。
(22)
前記画素アレイ部における前記測距画素の位置に応じて、前記低屈折率壁における前記測距画素の内側に突出する部分の長さが変化する
(20)または(21)に記載の固体撮像装置。
(23)
前記酸化膜層における前記低屈折率壁の直下に金属膜が形成されており、
前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
(20)乃至(22)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(24)
前記測距画素には、前記画素アレイ部における前記測距画素の位置に応じて、異なる種類の前記カラーフィルタが設けられている
(16)乃至(23)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(25)
前記画素アレイ部の中心を含む所定領域内の前記測距画素には赤色、緑色、または青色の前記カラーフィルタが設けられており、
前記画素アレイ部における前記所定領域外の前記測距画素には白色の前記カラーフィルタが設けられている
(24)に記載の固体撮像装置。
(26)
前記画素アレイ部の面と垂直な方向から見たときに、左側が遮光された左遮光画素と、右側が遮光された右遮光画素とが前記測距画素として設けられており、
前記画素アレイ部の中心を含む所定領域外にある前記左遮光画素と前記右遮光画素には、互いに異なる種類の前記カラーフィルタが設けられている
(16)乃至(23)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(27)
前記画素アレイ部における前記所定領域よりも左側にある領域内にある前記測距画素のうち、前記左遮光画素には白色の前記カラーフィルタが設けられ、前記右遮光画素には赤色、緑色、または青色の前記カラーフィルタが設けられており、
前記画素アレイ部における前記所定領域よりも右側にある領域内にある前記測距画素のうち、前記右遮光画素には白色の前記カラーフィルタが設けられ、前記左遮光画素には赤色、緑色、または青色の前記カラーフィルタが設けられている
(26)に記載の固体撮像装置。
(28)
前記画素アレイ部における前記画素の位置に応じて、画素間における前記低屈折率壁の幅が異なる
(16)乃至(27)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(29)
前記測距画素と、その前記測距画素の左側または右側に隣接する左右隣接画素との間における前記低屈折率壁の第1の幅が、前記測距画素に隣接しない非隣接画素間における前記低屈折率壁の第2の幅より大きくなっている
(28)に記載の固体撮像装置。
(30)
前記測距画素の上側または下側に隣接する上下隣接画素と、その前記上下隣接画素の左側または右側に隣接する前記画素との間における前記低屈折率壁の第3の幅が、前記第1の幅より小さく、かつ前記第2の幅よりも大きくなっている
(29)に記載の固体撮像装置。
(31)
前記測距画素の左側または右側に隣接する前記画素を左右隣接画素として、上下に隣接する前記左右隣接画素間における前記低屈折率壁の第4の幅が、前記測距画素に隣接しない非隣接画素間における前記低屈折率壁の第2の幅より大きくなっている
(28)乃至(30)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(32)
前記測距画素または前記左右隣接画素と、前記測距画素または前記左右隣接画素に対して、上側または下側に隣接する、前記測距画素ではない前記画素との間における前記低屈折率壁の第5の幅が、前記第4の幅より小さく、かつ前記第2の幅よりも大きくなっている
(31)に記載の固体撮像装置。
(33)
前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチと、
前記酸化膜層における前記トレンチの直上に形成された他の低屈折率壁と、
前記酸化膜層に形成され、前記低屈折率壁と前記他の低屈折率壁を接続する接続部と
をさらに有する
(1)に記載の固体撮像装置。
(34)
前記低屈折率壁、前記他の低屈折率壁、および前記接続部は同じ材料により形成されている
(33)に記載の固体撮像装置。
(35)
前記画素の前記カラーフィルタおよび前記画素に隣接する前記低屈折率壁が、前記画素へと入射する光の入射角度に応じた距離だけ、前記光電変換部、前記トレンチ、および前記他の低屈折率壁に対してずらされて配置されている
(33)または(34)に記載の固体撮像装置。
(36)
前記距離に応じて前記接続部の幅が変化する
(35)に記載の固体撮像装置。
(37)
前記接続部の一方の端は、前記低屈折率壁の下端に接続されており、前記接続部の他方の端は、前記他の低屈折率壁の上端に接続されている
(33)乃至(36)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(38)
前記低屈折率壁が前記接続部を貫通し、前記低屈折率壁の下端が前記接続部よりも下方に位置している
(33)乃至(36)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(39)
前記低屈折率壁の下端は、前記接続部の上面における、前記接続部の左端と右端の間の位置に接続され、
前記他の低屈折率壁の上端は、前記接続部の下面における、前記接続部の左端と右端の間の位置に接続されている
(33)乃至(36)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(40)
前記接続部の上面および下面の少なくとも何れか一方の面上に金属膜が形成されている
(33)乃至(39)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(41)
前記画素ごとにオンチップレンズを有する
(33)乃至(40)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(42)
互いに隣接する複数の前記画素に対して1つのオンチップレンズが設けられている
(33)乃至(40)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(43)
前記低屈折率壁はSiN、SiO2、SiON、スチレン系樹脂材料、アクリル系樹脂材料、スチレン-アクリル共重合系樹脂材料、シロキサン系樹脂材料、大気、または真空からなる
(1)乃至(42)の何れか一項に記載の固体撮像装置。
(44)
複数の画素が設けられ、
カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、
光電変換部が設けられた光電変換層と、
前記カラーフィルタ層と前記光電変換層の間に形成された酸化膜層と、
前記カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間における前記カラーフィルタ層の前記酸化膜層側とは反対側の端から前記酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁と
を有する画素アレイ部が設けられた固体撮像素子を備える
電子機器。
11 CMOSイメージセンサ, 21 画素アレイ部, 51 光電変換層, 52 酸化膜層, 53 カラーフィルタ層, 54 マイクロレンズ層, 61 光電変換部, 62 トレンチ, 63 酸化膜, 64 酸化膜, 65 酸化膜, 66 酸化膜, 67 カラーフィルタ, 68 低屈折率壁, 69 金属膜, 101 金属膜

Claims (44)

  1. 複数の画素が設けられた画素アレイ部を備え、
    前記画素アレイ部は、
    カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、
    光電変換部が設けられた光電変換層と、
    前記カラーフィルタ層と前記光電変換層の間に形成された酸化膜層と、
    前記カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間における前記カラーフィルタ層の前記酸化膜層側とは反対側の端から前記酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁と
    を有する
    固体撮像装置。
  2. 前記画素の前記カラーフィルタおよび前記画素に隣接する前記低屈折率壁が、前記画素へと入射する光の入射角度に応じた距離だけ、前記光電変換部に対してずらされて配置されている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記酸化膜層に形成された金属膜をさらに有し、
    前記画素アレイ部の面と垂直な方向から見たときに、前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチと、前記低屈折率壁との間に隙間なく前記金属膜が存在している
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記金属膜は前記低屈折率壁の直下に形成されている
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記トレンチの直上に他の金属膜が形成されている
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  7. 前記金属膜と前記他の金属膜とが接続されている
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記金属膜は前記低屈折率壁の側面に隣接して設けられている
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  9. 前記金属膜の一部は前記低屈折率壁内に埋め込まれている
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  10. 前記低屈折率壁の直下に金属膜が形成されており、
    前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  11. 前記金属膜の幅は、前記低屈折率壁の幅よりも大きい
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  12. 前記金属膜の幅は、前記低屈折率壁の幅よりも小さい
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  13. 前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチをさらに有し、
    前記トレンチの直上に他の金属膜が形成されている
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  14. 前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチをさらに有し、
    前記トレンチの直上に金属膜が形成されている
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  15. 前記金属膜はTi、W、Cu、Al、Tiの酸化膜、Wの酸化膜、Cuの酸化膜、またはAlの酸化膜により形成される
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  16. 前記複数の前記画素には、測距画素が含まれている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  17. 前記酸化膜層における前記低屈折率壁の直下に金属膜が形成されており、
    前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
    請求項16に記載の固体撮像装置。
  18. 前記金属膜は、前記測距画素の内側に突出しており、前記測距画素の遮光膜として機能する
    請求項17に記載の固体撮像装置。
  19. 前記画素アレイ部における前記測距画素の位置に応じて、前記金属膜における前記測距画素の内側に突出する部分の長さが変化する
    請求項18に記載の固体撮像装置。
  20. 前記低屈折率壁は、前記測距画素の内側に突出しており、前記測距画素の遮光膜として機能する
    請求項16に記載の固体撮像装置。
  21. 前記低屈折率壁の前記酸化膜層内に設けられた部分の一部または全部が前記測距画素の内側に突出している
    請求項20に記載の固体撮像装置。
  22. 前記画素アレイ部における前記測距画素の位置に応じて、前記低屈折率壁における前記測距画素の内側に突出する部分の長さが変化する
    請求項20に記載の固体撮像装置。
  23. 前記酸化膜層における前記低屈折率壁の直下に金属膜が形成されており、
    前記酸化膜層における前記金属膜と前記光電変換層との間には酸化膜が形成されている
    請求項20に記載の固体撮像装置。
  24. 前記測距画素には、前記画素アレイ部における前記測距画素の位置に応じて、異なる種類の前記カラーフィルタが設けられている
    請求項16に記載の固体撮像装置。
  25. 前記画素アレイ部の中心を含む所定領域内の前記測距画素には赤色、緑色、または青色の前記カラーフィルタが設けられており、
    前記画素アレイ部における前記所定領域外の前記測距画素には白色の前記カラーフィルタが設けられている
    請求項24に記載の固体撮像装置。
  26. 前記画素アレイ部の面と垂直な方向から見たときに、左側が遮光された左遮光画素と、右側が遮光された右遮光画素とが前記測距画素として設けられており、
    前記画素アレイ部の中心を含む所定領域外にある前記左遮光画素と前記右遮光画素には、互いに異なる種類の前記カラーフィルタが設けられている
    請求項16に記載の固体撮像装置。
  27. 前記画素アレイ部における前記所定領域よりも左側にある領域内にある前記測距画素のうち、前記左遮光画素には白色の前記カラーフィルタが設けられ、前記右遮光画素には赤色、緑色、または青色の前記カラーフィルタが設けられており、
    前記画素アレイ部における前記所定領域よりも右側にある領域内にある前記測距画素のうち、前記右遮光画素には白色の前記カラーフィルタが設けられ、前記左遮光画素には赤色、緑色、または青色の前記カラーフィルタが設けられている
    請求項26に記載の固体撮像装置。
  28. 前記画素アレイ部における前記画素の位置に応じて、画素間における前記低屈折率壁の幅が異なる
    請求項16に記載の固体撮像装置。
  29. 前記測距画素と、その前記測距画素の左側または右側に隣接する左右隣接画素との間における前記低屈折率壁の第1の幅が、前記測距画素に隣接しない非隣接画素間における前記低屈折率壁の第2の幅より大きくなっている
    請求項28に記載の固体撮像装置。
  30. 前記測距画素の上側または下側に隣接する上下隣接画素と、その前記上下隣接画素の左側または右側に隣接する前記画素との間における前記低屈折率壁の第3の幅が、前記第1の幅より小さく、かつ前記第2の幅よりも大きくなっている
    請求項29に記載の固体撮像装置。
  31. 前記測距画素の左側または右側に隣接する前記画素を左右隣接画素として、上下に隣接する前記左右隣接画素間における前記低屈折率壁の第4の幅が、前記測距画素に隣接しない非隣接画素間における前記低屈折率壁の第2の幅より大きくなっている
    請求項28に記載の固体撮像装置。
  32. 前記測距画素または前記左右隣接画素と、前記測距画素または前記左右隣接画素に対して、上側または下側に隣接する、前記測距画素ではない前記画素との間における前記低屈折率壁の第5の幅が、前記第4の幅より小さく、かつ前記第2の幅よりも大きくなっている
    請求項31に記載の固体撮像装置。
  33. 前記光電変換層内における互いに隣接する前記画素の間に形成されたトレンチと、
    前記酸化膜層における前記トレンチの直上に形成された他の低屈折率壁と、
    前記酸化膜層に形成され、前記低屈折率壁と前記他の低屈折率壁を接続する接続部と
    をさらに有する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  34. 前記低屈折率壁、前記他の低屈折率壁、および前記接続部は同じ材料により形成されている
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  35. 前記画素の前記カラーフィルタおよび前記画素に隣接する前記低屈折率壁が、前記画素へと入射する光の入射角度に応じた距離だけ、前記光電変換部、前記トレンチ、および前記他の低屈折率壁に対してずらされて配置されている
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  36. 前記距離に応じて前記接続部の幅が変化する
    請求項35に記載の固体撮像装置。
  37. 前記接続部の一方の端は、前記低屈折率壁の下端に接続されており、前記接続部の他方の端は、前記他の低屈折率壁の上端に接続されている
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  38. 前記低屈折率壁が前記接続部を貫通し、前記低屈折率壁の下端が前記接続部よりも下方に位置している
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  39. 前記低屈折率壁の下端は、前記接続部の上面における、前記接続部の左端と右端の間の位置に接続され、
    前記他の低屈折率壁の上端は、前記接続部の下面における、前記接続部の左端と右端の間の位置に接続されている
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  40. 前記接続部の上面および下面の少なくとも何れか一方の面上に金属膜が形成されている
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  41. 前記画素ごとにオンチップレンズを有する
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  42. 互いに隣接する複数の前記画素に対して1つのオンチップレンズが設けられている
    請求項33に記載の固体撮像装置。
  43. 前記低屈折率壁はSiN、SiO2、SiON、スチレン系樹脂材料、アクリル系樹脂材料、スチレン-アクリル共重合系樹脂材料、シロキサン系樹脂材料、大気、または真空からなる
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  44. 複数の画素が設けられ、
    カラーフィルタが設けられたカラーフィルタ層と、
    光電変換部が設けられた光電変換層と、
    前記カラーフィルタ層と前記光電変換層の間に形成された酸化膜層と、
    前記カラーフィルタよりも屈折率が低い材料からなり、画素間における前記カラーフィルタ層の前記酸化膜層側とは反対側の端から前記酸化膜層の途中まで形成された低屈折率壁と
    を有する画素アレイ部が設けられた固体撮像素子を備える
    電子機器。
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