JP2023001851A - バスバカバーおよびバスバの配索構造 - Google Patents

バスバカバーおよびバスバの配索構造 Download PDF

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Abstract

【課題】バスバが振動で動く場合でも、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバを傷付けないようにするバスバカバーおよびバスバの配索構造を提供する。【解決手段】バスバ1とフェライトコア10との間に介在される樹脂製のバスバカバー5であって、バスバを収容するカバー本体21と、カバー本体21より外方に張り出したバネ片6、7とを有する。バネ片6、7は両持ちのブリッジ型のバネ片として形成され、バネ片6、7に、フェライトコアの貫通孔の内壁に向けて突出する凸部6b、7bが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、バスバカバーおよびバスバの配索構造に関する。
例えば、自動車などの電気接続箱の内部の配線部材としてバスバが広く用いられている。電気接続箱は、自動車の電装品などに給電する電源系において、バッテリやオルタネータ等の電源と電装品との間に設けられており、電気接続箱のバスバの端子に、入出力用のワイヤーハーネスが接続されたり、ヒューズ等の電子部品が接続されたりしている。
近年では、自動車の電子制御化に伴い、電源系のバスバから侵入するノイズ(EMI)の除去対策が必須になっている。その対策の一つとして、バスバの延在方向の一部の外周に、樹脂ケースに収容されたフェライトコアを嵌合する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術では、フェライトコアを収容した樹脂ケースを直接バスバに嵌合させているが、樹脂ケースの形状が複雑になりやすいという課題がある。
そこで、バスバに単純な構造の樹脂製のバスバカバーを被せ、そのバスバカバーを被せた部分を、フェライトコアの貫通孔に挿通させることも考えられる。
実開平5-15619号公報
しかし、単純な構成のバスバカバーを被せたバスバを、フェライトコアの貫通孔に挿通させた場合、フェライトコアの貫通孔の内壁とバスバカバーの外周との間に、組み付け上の関係などから遊びが生じる。そのため、バスバが振動した場合、バスバカバーがフェライトコアの貫通孔の孔縁などに何度も強く当たり、フェライトコアを傷付けたり、バスバカバーやバスバが傷付いたりする可能性が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バスバが振動で動く場合でも、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバを傷付けるおそれのないバスバカバーおよびそのバスバを用いたバスバの配索構造を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
バスバと、当該バスバの延在方向の一部の外周を包囲するフェライトコアとの間に介在される樹脂製のバスバカバーであって、
前記バスバを収容するカバー本体と、該カバー本体より外方に張り出して前記フェライ
トコアの貫通孔の内壁に弾性接触するバネ片とを有し、
前記バネ片は、前記バスバの延在方向における両端が前記カバー本体に連結された両持ちのバネ片として、前記カバー本体と一体成形により形成されている、
バスバカバー。
バスバの延在方向の一部の外周に、上記のバスバカバーを被せ、当該バスバカバーを被せたバスバを、フェライトコアの貫通孔に挿通させ、該貫通孔の内側の位置に前記バスバカバーのバネ片を位置させた、
バスバの配索構造。
本発明によれば、バスバが振動で動いても、バスバカバーに設けたバネ片が弾性変形して、バスバカバーがフェライトコアに当たる際の力を吸収するので、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバに傷が付くのを防止することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るバスバカバーおよびバスバの配索構造の概略構成を示す図で、(a)はバスバカバーとバスバの分解斜視図、(b)は(a)のB部の側面図、(c)は(a)のC部の側面図、(d)はバスバカバーを被せたバスバをフェライトコアに挿入しようとしている状態を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るバスバの配索構造の要部断面図である。 図3は、比較例の概略構成を示す図で、(a)はバスバカバーとバスバの分解斜視図、(b)はバスバカバーを被せたバスバをフェライトコアに挿入しようとしている状態を示す斜視図である。 図4は、比較例のバスバの配索構造の要部断面図である。 図5は、本実施形態に係るバスバの配索構造が適用された電気接続箱における配索部材の接続箇所の斜視図である。 図6は、他の実施形態に係るバスバカバーの一部の斜視図である。 図7は、他の実施形態に係るバスバの配索構造の要部断面図である。 図8は、他の実施形態に係るバスバの変形例を説明する配索構造の要部断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るバスバカバーおよびバスバの配索構造の概略構成を示す図で、(a)はバスバカバーとバスバの分解斜視図、(b)は(a)のB部の側面図、(c)は(a)のC部の側面図、(d)はバスバカバーを被せたバスバをフェライトコアに挿入しようとしている状態を示す斜視図である。また、図2は、実施形態に係るバスバの配索構造の要部断面図である。
図1(a)、(d)に示すように、バスバ1に被せるバスバカバー5は、樹脂により形成され、バスバ1の延在方向の一部の外周を包囲するフェライトコア10との間に介在される。バスバカバー5は、アッパカバー2とロアカバー3とを有している。
アッパカバー2は、バスバ1を収容するカバー本体21と、カバー本体21より外方に張り出してフェライトコア10の貫通孔11の内壁に弾性接触するバネ片6と、を有している。同様に、ロアカバー3は、バスバ1を収容するカバー本体31と、カバー本体31より外方に張り出してフェライトコア10の貫通孔11の内壁に弾性接触するバネ片7と、を有している。
アッパカバー2のカバー本体21は、上壁板21aと、上壁板21aの両側縁から下方に延びる一対の側壁板21bとを有しており、バネ片6は、バスバ1の厚み方向の上面を覆う上壁板21aに設けられている。ロアカバー3のカバー本体31は、下壁板31aと、下壁板31aの両側縁から上方に延びる一対の側壁板31bとを有しており、バネ片7は、バスバ1の厚み方向の下面を覆う下壁板31aに設けられている。アッパカバー2のカバー本体21の一対の側壁板21bは、ロアカバー3のカバー本体31の一対の側壁板31bの外面にスライドして被さるようになっている。
両バネ片6、7は、図1(b)、(c)に示すように、バスバ1の延在方向における両端6a、7aがカバー本体21、31の上壁板21aおよび下壁板31aに連結された両持ちのブリッジ型のバネ片として構成され、カバー本体21、31とそれぞれ一体成形されている。また、両バネ片6、7のバスバ1の延在方向における両端の中間には、フェライトコア10の貫通孔11の内壁に向けて突出する凸部6b、7bが、フェライトコア10の貫通孔11の内壁に接触する部分としてそれぞれ設けられている。
本実施形態のバスバの配索構造は、図1(d)に示すように、バスバ1の延在方向の一部の外周にアッパカバー2およびロアカバー3よりなるバスバカバー5を被せ、そのバスバカバー5を被せたバスバ1を、図2に示すように、フェライトコア10の貫通孔11に挿通させ、該貫通孔11の内側の位置にバスバカバー5のバネ片6、7を位置させたものである。特に、貫通孔11の貫通方向の中央位置にバネ片6、7の凸部6b、7bを位置させている。
本実施形態のバスバカバー5を用いてバスバ1をフェライトコア10の貫通孔に挿通させた場合、バスバ1が振動で動いても、アッパカバー2に設けたバネ片6とロアカバー3に設けたバネ片7とがそれぞれ弾性変形して、バスバカバー5がフェライトコア10に当たる際の力を吸収する。したがって、フェライトコア10やバスバカバー5自身やバスバ1に傷が付くのを防止することができる。
その際、バネ片6、7は、両持ちのブリッジ型のバネ片として形成されているので、バランスよく変形することで、力の吸収を効率よく行うことができる。また、バネ片6、7がフェライトコア10の貫通孔11の内壁に弾性接触することで、バスバ1の振動を抑制することもできる。また、バネ片6、7は、カバー本体21、31と一体成形されているので、製造が容易であり、コストを抑制することができる。
また、バネ片6、7が、バスバ1の厚み方向の両外面(上面および下面)に対応する位置にそれぞれ設けられているので、バスバ1が振動で厚み方向に動いた際に、柔らかく両バネ片6、7が変形して振動を吸収することができる。
また、バネ片6、7のバスバ1の延在方向における両端の中間に凸部6b、7bが設けられているので、凸部6b、7bが受ける力を、両持ちブリッジ型のバネ片6、7の全体にバランスよく行き渡らせることができ、バネ片6、7の全体を偏りなく弾性変形させることができる。また、フェライトコア10の貫通孔11にバスバカバー5を被せたバスバ1を挿入する際に、バスバカバー5の凸部6b、7bがフェライトコア10の貫通孔11の内壁に弾性接触するだけであるので、挿入抵抗が少なく挿入しやすい。
一方、図3に示す比較例のように、バスバ1に、アッパカバー102とロアカバー103に分割された樹脂製のバスバカバー105を被せ、そのバスバカバー105を被せた部分を、フェライトコア10の貫通孔11に挿通させることも考えられる。
しかし、このような単純な構成のバスバカバー105を被せたバスバ1を、フェライトコア10の貫通孔11に挿通させた場合、図4に断面を示すように、フェライトコア10の貫通孔11の内壁とバスバカバー105の外周との間に、組み付け上の関係などから遊びが生じることが多い。そのため、比較例の構成では、バスバ1の固定側S1に対して非固定側S2が振動により矢印Fのように動いた場合、バスバカバー105がフェライトコア10の特に貫通孔11の孔縁などに何度も強く当たることがあり、フェライトコア10を傷付けたり、バスバカバー105やバスバ1が傷付いたりする可能性が生じる。
次に、本実施形態に係るバスバの配索構造の適用例について説明する。
図5は、本実施形態に係るバスバの配索構造が適用された電気接続箱における配索部材の接続箇所の斜視図である。
図5に示すように、ジャンクションブロック等の電気接続箱41には、配索部材40が配索されている。電気接続箱41は、2つの端子部42,43を備えている。配索部材40は、配索材として、バスバカバー5によって覆われたバスバ1と、電線60とを備えており、これらのバスバ1及び電線60の端部が電気接続箱41の端子部42,43に締結されて接続されている。これにより、電気接続箱41に配索部材40が配索されている。配索部材40のバスバ1と電線60は、電気接続箱41からバッテリ等に接続される配索材であり、一方が正極、他方が負極とされている。
バスバカバー5によって覆われたバスバ1及び電線60は、フェライトケース72によって覆われたフェライトコア10の貫通孔11に挿通されている。電線60は、芯線の外周を絶縁性樹脂からなる外被で覆った絶縁電線からなるもので、一方の端部に、端子金具61が接続されている。この電線60は、一方の端部に設けられた端子金具61が電気接続箱の端子部43に接続され、他方の端部が、例えば、バッテリの端子に接続される。バスバ1は、バスバカバー5から露出された接続部1Aを有しており、この接続部1Aが電気接続箱41の端子部42に接続される。また、バスバ1には、他方の端部に電線45が接続されている。この電線45は、例えば、バッテリの端子に接続される。
上記のような電気接続箱41に接続される配索構造において、バスバ1が振動で動いても、アッパカバー2に設けたバネ片6とロアカバー3に設けたバネ片7とがそれぞれ弾性変形して、バスバカバー5がフェライトコア10に当たる際の力を吸収する(図2参照)。したがって、フェライトコア10やバスバカバー5自身やバスバ1に傷が付くのを防止することができる。
次に、他の実施形態に係るバスバカバーを備えたバスバについて説明する。
なお、上記実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図6は、他の実施形態に係るバスバカバーの一部の斜視図である。図7は、他の実施形態に係るバスバの配索構造の要部断面図である。
図6及び図7に示すように、他の実施形態に係るバスバカバー5Aは、アッパカバー2だけにバネ片6を有している。ロアカバー3には、下方へ突出するブロック部8が形成されている。このブロック部8は、軸方向の両端における下部に、幅方向に沿う突条8aが形成されている。バスバカバー5Aが通されるフェライトコア10の貫通孔11の内壁におけるロアカバー3と対向する面は、軸方向に沿って傾斜されており、この傾斜した面には、ブロック部8の突条8aがそれぞれ接触される。
このバスバカバー5Aによれば、ロアカバー3のブロック部8の突条8aがフェライトコア10の貫通孔11における傾斜した下方側の内壁に接触するとともに、アッパカバー2のバネ片6がフェライトコア10の貫通孔11における上方側の内壁に弾性的に接触する。これにより、バスバ1が振動で動いても、アッパカバー2に設けたバネ片6が弾性変形して、バスバカバー5Aがフェライトコア10に当たる際の力を吸収する。したがって、フェライトコア10やバスバカバー5A自身やバスバ1に傷が付くのを防止することができる。
図8は、他の実施形態に係るバスバの変形例を説明する配索構造の要部断面図である。
図8に示すように、変形例に係るバスバカバー5Bでは、アッパカバー2だけにバネ片6が設けられているとともに、ロアカバー3に支持突起9が設けられている。この支持突起9は、球状に突出されており、ロアカバー3に一体に形成されている。この支持突起9は、アッパカバー2のバネ片6と反対位置に設けられている。
このように、ロアカバー3に球状の支持突起9が形成されたバスバカバー5Bによれば、ロアカバー3の支持突起9がフェライトコア10の貫通孔11における下方側の内壁に接触するとともに、アッパカバー2のバネ片6がフェライトコア10の貫通孔11における上方側の内壁に弾性的に接触する。これにより、バスバ1が振動で動いても、アッパカバー2に設けたバネ片6が弾性変形して、バスバカバー5Bがフェライトコア10に当たる際の力を吸収する。したがって、フェライトコア10やバスバカバー5B自身やバスバ1に傷が付くのを防止することができる。しかも、ロアカバー3に設けられた支持突起9は球状に形成されているので、フェライトコア10の下方側の内壁と点接触する。したがって、フェライトコア10に対してバスバ1が相対的に傾いたり、フェライトコア10とバスバ1との間に組付け誤差が生じていたとしても、バスバ1をフェライトコア10へ無理なく通して容易に配索することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るバスバカバーおよびバスバの配索構造の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] バスバ(1)と、当該バスバ(1)の延在方向の一部の外周を包囲するフェライトコア(10)との間に介在される樹脂製のバスバカバー(5)であって、
前記バスバ(1)を収容するカバー本体(21、31)と、該カバー本体(21、31)より外方に張り出して前記フェライトコア(10)の貫通孔(11)の内壁に弾性接触するバネ片(6、7)とを有し、
前記バネ片(6、7)は、前記バスバ(1)の延在方向における両端(6a、7a)が前記カバー本体(21、31)に連結された両持ちのバネ片として、前記カバー本体(21、31)と一体成形により形成されている、
バスバカバー(5)。
上記[1]の構成のバスバカバーによれば、バスバが振動で動いても、バスバカバーに設けたバネ片が弾性変形して、バスバカバーがフェライトコアに当たる際の力を吸収するので、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバに傷が付くのを防止することができる。その際、バネ片は、両持ちのブリッジ型のバネ片として形成されているので、バランスよく変形することで、力の吸収を効率よく行うことができる。また、バネ片がフェライトコアの貫通孔の内壁に弾性接触することで、バスバの振動を抑制することもできる。また、バネ片は、カバー本体と一体成形されているので、製造が容易であり、コストを抑制することができる。
[2] 前記バネ片(6、7)は、前記カバー本体(21、31)の前記バスバ(1)の外面を覆う壁板のうち、前記バスバ(1)の厚み方向の両外面を覆う2つの壁板(21a、31a)にそれぞれ設けられている、
上記[1]に記載のバスバカバー(5)。
上記[2]の構成のバスバカバーによれば、バネ片が、バスバの厚み方向の両外面に対応する位置にそれぞれ設けられているので、バスバが振動で厚み方向に動いた際に、柔らかく両バネ片が変形して振動を吸収することができる。
[3] 前記バネ片(6、7)の前記バスバ(1)の延在方向における両端(6a、7a)の中間に、前記フェライトコア(10)の貫通孔(11)の内壁に向けて突出する凸部(6b、7b)が、前記フェライトコア(10)の貫通孔(11)の内壁に接触する部分として設けられている、
上記[1]または[2]に記載のバスバカバー(5)。
上記[3]の構成のバスバカバーによれば、バネ片のバスバの延在方向における両端の中間に凸部が設けられているので、凸部が受ける力を、両持ちブリッジ型のバネ片の全体にバランスよく行き渡らせることができ、バネ片の全体を偏りなく弾性変形させることができる。また、フェライトコアの貫通孔にバスバカバーを被せたバスバを挿入する際に、バスバカバーの凸部がフェライトコアの貫通孔の内壁に弾性接触するだけであるので、挿入抵抗が少なく挿入しやすい。
[4] 前記バネ片(6、7)は、表裏の少なくとも一方の面に設けられている、
上記[1]~[3]のいずれかに記載のバスバカバー。
上記[4]の構成のバスバカバーによれば、バスバが振動で動いても、バスバカバーにおける表裏の少なくとも一方の面に設けたバネ片が弾性変形して、バスバカバーがフェライトコアに当たる際の力を吸収するので、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバに傷が付くのを防止することができる。
[5] 前記バネ片(6、7)は、表裏の一方の面に設けられ、前記バネ片(6、7)が設けられた面と反対側の面には、前記フェライトコア(10)の貫通孔(11)の内壁に接触する球状の支持突起(9)が設けられている、
上記[1]~[3]のいずれかに記載のバスバカバー。
上記[5]の構成のバスバカバーによれば、バスバが振動で動いても、バスバカバーにおける表裏の一方の面に設けたバネ片が弾性変形して、バスバカバーがフェライトコアに当たる際の力を吸収するので、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバに傷が付くのを防止することができる。また、バネ片が設けられた面と反対側の面に設けられた球状の支持突起がフェライトコアの内壁と点接触する。したがって、フェライトコアに対してバスバが相対的に傾いたり、フェライトコアとバスバとの間に組付け誤差が生じていたとしても、バスバをフェライトコアへ無理なく通して容易に配索することができる。
[6] バスバ(1)の延在方向の一部の外周に、上記[1]~[5]のいずれかに記載のバスバカバー(5)を被せ、当該バスバカバー(5)を被せたバスバ(1)を、フェライトコア(10)の貫通孔(11)に挿通させ、該貫通孔(11)の内側の位置に前記バスバカバー(5)のバネ片(6、7)を位置させた、
バスバ(1)の配索構造。
上記[6]の構成のバスバの配索構造によれば、バスバが振動で動いても、バスバカバーに設けたバネ片が弾性変形して、バスバカバーがフェライトコアに当たる際の力を吸収するので、フェライトコアやバスバカバー自身やバスバに傷が付くのを防止することができる。その際、バネ片は、両持ちのブリッジ型のバネ片として形成されているので、バランスよく変形することで、力の吸収を効率よく行うことができる。
1 バスバ
2 アッパカバー
3 ロアカバー
5,5A,5B バスバカバー
6 バネ片
6a 両端
6b 凸部
7 バネ片
7a 両端
7b 凸部
9 支持突起
10 フェライトコア
11 貫通孔
21,31 カバー本体
21a 上壁板
31a 下壁板

Claims (6)

  1. バスバと、当該バスバの延在方向の一部の外周を包囲するフェライトコアとの間に介在される樹脂製のバスバカバーであって、
    前記バスバを収容するカバー本体と、該カバー本体より外方に張り出して前記フェライトコアの貫通孔の内壁に弾性接触するバネ片とを有し、
    前記バネ片は、前記バスバの延在方向における両端が前記カバー本体に連結された両持ちのバネ片として、前記カバー本体と一体成形により形成されている、
    バスバカバー。
  2. 前記バネ片は、前記カバー本体の前記バスバの外面を覆う壁板のうち、前記バスバの厚み方向の両外面を覆う2つの壁板にそれぞれ設けられている、
    請求項1に記載のバスバカバー。
  3. 前記バネ片の前記バスバの延在方向における両端の中間に、前記フェライトコアの貫通孔の内壁に向けて突出する凸部が、前記フェライトコアの貫通孔の内壁に接触する部分として設けられている、
    請求項1または2に記載のバスバカバー。
  4. 前記バネ片は、表裏の少なくとも一方の面に設けられている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のバスバカバー。
  5. 前記バネ片は、表裏の一方の面に設けられ、前記バネ片が設けられた面と反対側の面には、前記フェライトコアの貫通孔の内壁に接触する球状の支持突起が設けられている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のバスバカバー。
  6. バスバの延在方向の一部の外周に、請求項1から5のいずれか1項に記載のバスバカバーを被せ、当該バスバカバーを被せたバスバを、フェライトコアの貫通孔に挿通させ、該貫通孔の内側の位置に前記バスバカバーのバネ片を位置させた、
    バスバの配索構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023127505A1 (ja) * 2021-12-27 2023-07-06 矢崎総業株式会社 配索構造

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