JP2023001718A - ブロック構造体及び電源接続構造 - Google Patents

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康仁 鈴木
Yasuhito Suzuki
雅利 江川
Masatoshi Egawa
信崇 金子
Nobutaka Kaneko
達彦 池田
Tatsuhiko Ikeda
良則 佐野
Yoshinori Sano
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Abstract

【課題】電源ブロック等の形状を変更することなく、少ない部品点数で、ヒューズやヒュージブルリンクを増設して電源供給可能なブロック構造体及び電源接続構造を提供する。【解決手段】ヒューズ21又はヒュージブルリンク22と、バスバー23と、ブロック本体10と、を備える。バスバー23は、締結部233を有し、ヒューズ21又はヒュージブルリンク22と導通する。ブロック本体10は、ヒューズ21又はヒュージブルリンク22のを収容するヒューズ収容室11又はヒュージブルリンク収容室12と、バスバー23を収容するバスバー収容室と、を有する。電源電線WB1、WB2は、予め二分割され、それぞれの端末に設けられた各端子T1、T2の平板部T1A、T2Aが重ね合わされて、締結部材によって締結される。締結部233は、 電源電線WB1、WB2の平板部T1A、T2Aに重ね合わされて、締結部材によって締結される。【選択図】図1

Description

本発明は、ブロック構造体及び電源接続構造に関する。
車両において、電源から供給される電力は、ワイヤハーネスを介して、種々の電力供給対象に分配される。
特開2000-114752号公報 特開2001-8332号公報 特開2015-79723号公報 特開2017-175681号公報 特開2018-207659号公報 特開平9-213199号公報
しかしながら、電力供給対象の追加や設定変更があり、ヒューズやヒュージブルリンクを増設する場合、電源ブロック等の形状を変更する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源ブロック等の形状を変更することなく、少ない部品点数で、ヒューズやヒュージブルリンクを増設して電源供給可能なブロック構造体及び電源接続構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るブロック構造体及び電源接続構造は、下記(1)~(6)を特徴としている。
(1)ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と、
締結部を有し、前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と導通するバスバーと、
前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方を収容するヒューズ収容室と、前記バスバーを収容するバスバー収容室と、を有するブロック本体と、を備え、
前記締結部は、 予め二分割された電源電線であって、それぞれの端末に設けられた各端子の平板部が重ね合わされて、締結部材によって締結される電源電線の前記平板部に重ね合わされて、前記締結部材によって締結される、
ブロック構造体。
(2)前記ブロック本体は、
互いに対向する第1面及び第2面を有し、
前記バスバーの前記締結部を外部に突出させるための開口部が前記第1面に設けられ、
被取付体に対して前記ブロック本体を締結固定するための固定用締結部が前記第2面に設けられる、
上記(1)に記載のブロック構造体。
(3)前記ブロック本体は、
前記バスバーの前記締結部を外部に突出させるための開口部が第1面に設けられ、
前記電源電線に対して前記ブロック本体を固定するための固定具に係合する係合部が前記第1面に設けられる、
請求項1に記載のブロック構造体。
(4)上記(1)~(3)のいずれか一に記載のブロック構造体と、
予め二分割され、端末に設けられた端子の平板部が重ね合わされて、締結部材によって締結された電源電線と、
を備える電源接続構造。
(5)ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と、
圧接刃を有し、前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と電気的に接続するバスバーと、
前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方を収容するヒューズ収容部と、一面側に開口を有し、前記開口から電源電線を収容可能であり、前記圧接刃を収容する電線収容部と、を有するブロック本体と、
前記開口を覆うカバーと、
前記開口を閉鎖する閉位置と前記開口を開放する開位置との間で前記カバーを前記ブロック本体に対して回動可能に連結するヒンジ部と、を備える、
ブロック構造体。
(6)上記(5)に記載のブロック構造体と、
前記電源電線と、を備える、
電源接続構造。
上記(1)の構成のブロック構造体及び上記(4)の構成の電線接続構造によれば、予め二分割され、端子の平板部が締結部材で締結されることにより接続された電源電線に対して、ブロック本体から突出したバスバーの締結部を共締めしてブロック構造体を接続できる。よって、少ない部品点数で、電源ブロック等の形状を変更することなく、ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方(以下、ヒューズ等ともいう。)を増設できる。また、完成したワイヤハーネスにおいて端子付電線同士が締結部材によって締結されている箇所に、後付けで、ヒューズ等を増設できる。
上記(2)の構成のブロック構造体によれば、ブロック本体における、第1面側に締結部が突出してバスバーと電源電線とが接続され、第1面に対向する第2面側で、ブロック本体を車両のボデー等の被取付体に締結部材によって固定できるので、作業性がよい。
上記(3)の構成のブロック構造体によれば、ブロック本体の第1面側において、バスバーの締結部と電源電線とが接続され、かつ、固定具を係合部に係合させてブロック本体を電源電線に固定できるので、省スペースでヒューズ等を増設できる。
上記(5)の構成のブロック構造体及び上記(6)の構成の電線接続構造によれば、圧接刃が電線収容部に収容されるので、電線収容部に電源電線を圧入することで、ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と導通するバスバーが、圧接刃を介して電源電線に直接、電気的に接続する。よって、少ない部品点数で、電源ブロック等の形状を変更することなく、ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方を増設できる。また、ワイヤハーネスの電源用電線の任意位置にヒューズ等を接続できる。さらに、完成したワイヤハーネスに、後付けで、ヒューズ等を増設できる。
本発明によれば、電源ブロック等の形状を変更することなく、少ない部品点数で、ヒューズやヒュージブルリンクを増設して電源供給できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第一実施形態に係る電源接続構造の斜視図である。 図2は、図1に示したブロック構造体の分解斜視図である。 図3は、第一実施形態の変形例に係る電源接続構造の斜視図である。 図4は、本発明の第二実施形態に係る電源接続構造の斜視図である。 図5は、図4に示した電源接続構造の分解斜視図である。 図6は、図4に示したブロック構造体の分解斜視図である。 図7は、先行発明に係る電源接続構造の斜視図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。以下、ワイヤハーネスが所定経路で車両に配索された状態において、ワイヤハーネスに含まれる電源電線又は電源ブロックに、ヒューズ又はヒュージブルリンクを増設して、電源供給できる箇所を増設する例を説明する。
(先行発明)
本発明者らは、実施形態に係る電源接続構造の発明に先立って、図7に示す電源接続構造を検討した。図7は、先行発明に係る電源接続構造の斜視図である。本先行発明について、説明の便宜上、図7に示すように、「前後方向」、「左右方向」、及び「上下方向」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交する。
図7に示す電源接続構造は、オスコネクタ101と、ヒューズブロック102とを備える。
オスコネクタ101は、略直方体状を有し、下方に電源線W1及びアース線W2がハウジングに組み込まれ、上方には、左右方向に2つ並んだ端子収容室が、前後方向に3列設けられている。
前後方向に沿って配置された電源線W1及びアース線W2は、それぞれ、一端に丸形端子、他端に分配バスバー端子がそれぞれ圧着され、分配バスバー端子がオスコネクタ101のハウジングに収容される。
電源線W1は、丸型端子がリレーボックスの電源に接続され、分配バスバー端子には、左側の各端子収容室において、端子付電線(以下、単に電線ともいう。)W11、W12、W13の一端がそれぞれ接続される。電線W11、W12の他端は、車両に搭載された電装品等の複数の負荷(+側)にそれぞれ接続される。電線W13の他端には、音叉バスバー端子が圧着され、この音叉バスバー端子がヒューズブロック102のハウジングに収容される。
アース線W2は、丸型端子がボデーアース(車体金属)に接続され、分配バスバー端子には、右側の各端子収容室において、端子付電線W21、W22、W23の一端がそれぞれ接続される。電線W21、W22、W23の他端は、複数の負荷(-側)にそれぞれ接続される。
ヒューズブロック102は、複数のヒューズFをハウジングに収容する。各ヒューズFは、音叉バスバー端子と各端子付電線W3との間を流れる電流が定格以上となった際に音叉バスバー端子と各電線W3との間の回路を遮断する。各電線W3は、各負荷(+側)にそれぞれ接続される。
図7に示す電源接続構造によれば、リレーボックスから、電源線W1、オスコネクタ101,及びヒューズブロック102を介して、端子付電線W3に接続される各負荷に、電源を供給できる。よって、車両に搭載されたワイヤハーネスにおいて、ヒューズを介して負荷への電源供給が可能な箇所を増設できる。
しかしながら、図7に示す電源接続構造は、オスコネクタ101、ヒューズブロック102、及びオスコネクタ101とヒューズブロック102とを接続する電線W13を用いるため、部品点数が多く、改良の余地がある。以下、改良された電源接続構造について説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る電源接続構造の斜視図であり、図2は、図1に示したブロック構造体BAの分解斜視図である。本実施形態では、説明の便宜上、図1に示すように、「前後方向」、「左右方向」、及び「上下方向」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交する。
図1に示す電源接続構造は、バッテリ電線、オルタネータ電線等の電源電線WB1、WB2と、ブロック構造体BAと、を備える。
予め二分割された電源電線WB1、WB2は、各端末に設けられた端子T1、T2における略円形状を有する平板部T1A、T2Aが重ね合わされて、各平板部T1A、T2Aに設けた貫通孔に挿通されたボルトB(締結部材)によって締結されている。各電源電線WB1、WB2は、1本又は複数本の導体が絶縁体で被覆されるが、図1において、電源電線WB1、WB2の導体は図示を省略する。
ブロック構造体BAは、ブロック本体10、2つのヒューズ21、ヒュージブルリンク22、及びバスバー23を有する。図1は、ブロック本体10を透過して視た斜視図である。
ブロック本体10は、略直方体形状を有し、上方に、2つのヒューズ21をそれぞれ収容する2つのヒューズ収容室11、及びヒュージブルリンク22を収容するヒュージブルリンク収容室12を有する。2つのヒューズ収容室11及びヒュージブルリンク収容室12には、上方から2つのヒューズ21及びヒュージブルリンク22がそれぞれ挿入される。ブロック本体10は、下方に、バスバー23を収容するバスバー収容室を有し、バスバー収容室には、下方からバスバー23が挿入される。
ブロック本体10は、互いに対向する第1面13及び第2面14を有する。右側面である第1面13には、バスバー23の締結部233を外部に突出させるための開口部15が設けられ、左側面である第2面14には、車両のボデー等の被取付体に対してブロック本体10を締結固定するための固定用締結部16が設けられる。固定用締結部16は、第2面14から左側に突出し、前後方向に貫通した貫通孔16Aを有する。
バスバー23は、平板状の導電性金属部材であり、略長方形状のバスバー本体230、バスバー本体230から上方に突出した2つの音叉端子231及びタブ端子232、並びに、バスバー本体230から右側に突出した締結部233を有する。音叉端子231には、ヒューズ21の一方の端子が挿入嵌合されて電気的に接続される。タブ端子232には、ヒュージブルリンク22のメス端子が電気的に接続される。
締結部233は、貫通孔233aを有し、バスバー23がブロック本体10のバスバー収容室に収容された状態でブロック本体10から突出する。
このように、ブロック構造体BAは、ブロック本体10に、上方からヒュージブルリンク22、2つのヒューズ21を挿入し、下方からバスバー23を挿入して、組付けられ、バスバー23とヒュージブルリンク22及び2つのヒューズ21とが電気的に接続される。
ブロック構造体BAは、二分割された電源電線WB1、WB2の側方(左側)に配置されて、ブロック本体10から突出したバスバー23の締結部233が、端子T1、T2の平板部T1A、T2Aに重ね合わされる。平板部T2A、T1Aに締結部233が、後方から、この順に重ね合わされた状態で、各平板部T1A、T2Aに設けた貫通孔及び締結部233に設けた貫通孔233aにボルトBが挿入される。このボルトBと、平板部T2Aの後方に配置されたナットNとにより、平板部T1A、T2A及び締結部233が締め付けられることにより、端子T1、T2及びバスバー23が電気的に接続される。端子T1、T2の全体及び、ブロック本体10から突出した締結部233は、絶縁部材によって覆われる。
ブロック構造体BAは、固定用締結部16の貫通孔16Aに挿通されたボルトBが、図示しない被取付体のねじ穴にねじ込まれることにより、締結固定される。
以上説明したように、第一実施形態の電源接続構造によれば、電源電線WB1、WB2が、予め二分割され、端子T1、T2の平板部T1A、T2AがボルトB及びナットNで締結されることにより接続される。この電源電線WB1、WB2の締結部(平板部T1A、T2A)に対して、ブロック本体10から突出したバスバー23の締結部233を共締めして接続する。よって、電源電線に対して、少ない部品点数で、電源ブロック等の形状を変更することなく、ヒューズやヒュージブルリンクを増設できる。また、完成したワイヤハーネスにおいて端子付電線同士が締結部材によって締結されている箇所に、後付けで、ヒューズやヒュージブルリンクを増設できる。
また、第一実施形態の電源接続構造によれば、ブロック本体10における、第1面13側に締結部233が突出してバスバー23と電源電線WB1、WB2とが接続される。一方、第1面13に対向する第2面14側、すなわち電源電線WB1、WB2との締結作業を行う箇所から離間した箇所で、ブロック本体10を被取付体に固定できるため、作業性がよい。
(第一実施形態の変形例)
図3は、第一実施形態の変形例に係る電源接続構造の斜視図である。以下、図3に示す電源接続構造について、図1及び図2に示した電源接続構造との相違点を説明する。図3に示す電源接続構造は、ブロック本体10に代えてブロック本体10-1を備える。ブロック本体10-1は、ブロック本体10が有していた固定用締結部16を有さず、係合部17を有する。
係合部17は、ブロック本体10-1の第1面13において、開口部15の上方に設けられて、電源電線WB1、WB2に対してブロック本体10-1を固定するためのベルトFB(固定具)に係合する。係合部17は、前後方向に視てL字状の3つのブロック17-1、17-2、17-3が、前後方向に並列配置されて形成される。各ブロック17-1、17-2、17-3は、第1面13から左右方向に延びる根元部と、根元部の端部から上下方向に延びる延伸部とを有する。並列配置されたブロック17-1、17-2、17-3のうち、2つのブロック17-1、17-3の延伸部は上方から下方に延び、中央に配置されたブロック17-2の延伸部は、下方から上方に延びる。
ブロック構造体BAは、二分割された電源電線WB1、WB2の側方(左側)に配置される。そして、上述のように、バスバー23の締結部233が端子T1、T2の平板部T1A、T2Aに重ね合わされた状態で、締結されて、端子T1、T2及びバスバー23が電気的に接続される。
ブロック構造体BAは、電源電線WB1に通した無端ベルトであるベルトFBを、係合部17に係合させることにより、締結固定される。具体的には、一例として、まず、端子T1、T2とバスバー23の締結部233とを締結する前に、端子T1側から、ベルトFBを電源電線WB1に通す。次に、端子T1、T2とバスバー23の締結部233とを締結する。その後、電源電線WB1に通したベルトFBを、ブロック本体10-1の第1面13と、係合部17(ブロック17-1、17-2、17-3)の延伸部との間に通して、係合部17に係合させる。このように係合部17にベルトFBを係合させることにより、ブロック構造体BA(ブロック本体10-1)を電源電線WB1に固定する。
図3に示した電源接続構造によれば、ブロック本体10-1の第1面13側において、バスバー23の締結部233と電源電線WB1、WB2とが接続される。また、同一の第1面13側において、電源電線WB1に通したベルトFBを係合部17に係合させてブロック本体10-1を電源電線WB1に固定できる。よって、省スペースでヒューズ等を増設できる。
(第二実施形態)
図4は、本発明の第二実施形態に係る電源接続構造の斜視図であり、図5は、図4に示した電源接続構造の分解斜視図である。図6は、図4に示したブロック構造体の分解斜視図である。尚、図6においてヒューズ41は図示を省略する。本実施形態では、説明の便宜上、図4に示すように、「前後方向」、「左右方向」、及び「上下方向」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交する。
図4に示す電源接続構造は、バッテリ電線、オルタネータ電線等の電源電線WBと、ブロック構造体BA2と、を備える。
電源電線WBは、1本又は複数本の導体が絶縁体で被覆され、前後方向に沿って配置される。
ブロック構造体BA2は、ブロック本体30、カバー33、ヒンジ部34、ヒューズ41(図5参照)、及びバスバー42を有する。図4は、ブロック本体30を透過して視た斜視図である。
ブロック本体30は、ヒューズ41を収容するヒューズ収容部31と、電源電線WBを収容する電線収容部32と、を有する。
ヒューズ収容部31は、略直方体形状ブロックの上方に設けられ、このブロックの下方には、端子付電線Wを収容する端子収容室が設けられる。
電線収容部32は、中空の略直方体形状を有し、一面側(下面側)が開放されて開口30Aを形成し、前後の側面がU字状に切り欠かれている。
ブロック本体30には、開口30Aを覆うカバー33が、ヒンジ部34を介して取り付けられる。
ヒンジ部34は、開口30Aを閉鎖する閉位置と開口30Aを開放する開位置との間でカバー33をブロック本体30に対して回動可能に連結する。ヒンジ部34は、一例として、ブロック本体30の薄肉部によって形成される。
カバー33は、直方体形状の底壁33Aと、底壁33Aにおけるヒンジ部34が取り付けられた一辺を除く、他の三辺から垂直に設けられた側壁を有する。前後方向に位置する側壁は、U字状に切り欠かれる。閉位置において、カバー33の底壁33Aが開口30Aを閉鎖する。閉位置においては、3つの側壁が電線収容部32の内部に収容されて、カバー33がブロック本体30の開口30A内に嵌合固定される。
バスバー42は、導電性金属平板であり、圧接刃421と、音叉端子422と、を有する。
圧接刃421は、電源電線WBの延在方向(前後方向)に交わる方向(左右方向)に延在する一対の圧接片を有し、一対の圧接片間の下方開口から電源電線WBが圧入される。圧入により、圧接刃421が電源電線WBの絶縁体を食い破り、導体に接触する。圧接刃421がさらに圧入されると、導体が一対の圧接片の間に入り込み、電源電線WBと圧接刃421とが、電気的に接続される。
音叉端子422は、圧接刃421の右側端部において圧接刃421と略直交するように延在し、バスバー42は、上下方向に視て略L字状を呈する。音叉端子422は、電源電線WBの延在方向(前後方向)に沿って延在し、ヒューズ41の端子を下方から挟んで、ヒューズ41と電気的に接続する。バスバー42は、電線収容部32及び端子収容室に配置され、圧接刃421を介して電源電線WBに電気的に接続される。
ブロック構造体BA2は、カバー33が開位置に配置された状態で、ブロック本体30の下方から、バスバー42を収容する。すなわち、圧接刃421が電線収容部32に収容され、音叉端子422がヒューズ収容室の下方に位置する端子収容室に収容されるように、バスバー42をブロック本体30に組み付けることにより、ブロック構造体BA2を形成する。
次に、図5に示すように、開口30Aから電源電線WBを電線収容部32に収容し、圧接により、圧接刃421と電源電線WBの導体とを電気的に接続する。その後、ヒンジ部34を介して、カバー33を開位置から閉位置に回動させて、開口30Aを閉鎖する。一方、上方からヒューズ41をヒューズ収容部31に収容し、ヒューズ収容部31の下方から端子付電線Wを端子収容室に収容して、ヒューズ41の端子に端子付電線Wの端子を接続する。尚、ヒューズ41に代えてヒュージブルリンクを組み付けてもよいし、ヒューズ及びヒュージブルリンクを組み付けてもよい。
以上説明したように、第二実施形態の電源接続構造によれば、ヒューズ41と導通するバスバー42が、圧接刃421を介して電源電線WBに直接、電気的に接続する。よって、少ない部品点数で、電源ブロック等の形状を変更することなく、ヒューズ又はヒュージブルリンクを増設できる。また、ワイヤハーネスの電源用電線(+)の任意位置に、ヒューズ等を接続できる。さらに、完成したワイヤハーネスに、後付けで、ヒューズ等を増設できる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るブロック構造体及び電源接続構造の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1]ヒューズ(21)及びヒュージブルリンク(22)の少なくともいずれか一方と、
締結部(233)を有し、前記ヒューズ(21)及びヒュージブルリンク(22)の少なくともいずれか一方と導通するバスバー(23)と、
前記ヒューズ(21)及びヒュージブルリンク(22)の少なくともいずれか一方を収容するヒューズ収容室(ヒューズ収容室11、ヒュージブルリンク収容室12)と、前記バスバー(23)を収容するバスバー収容室と、を有するブロック本体(10)と、を備え、
前記締結部は、 予め二分割された電源電線であって、それぞれの端末に設けられた各端子(T1、T2)の平板部(T1A、T2A)が重ね合わされて、締結部材(ボルトB、ナットN)によって締結される電源電線(WB1、WB2)の前記平板部に重ね合わされて、前記締結部材によって締結される、
ブロック構造体(BA)。
[2]前記ブロック本体(10)は、
互いに対向する第1面(13)及び第2面(14)を有し、
前記バスバーの前記締結部を外部に突出させるための開口部(15)が前記第1面に設けられ、
被取付体に対して前記ブロック本体を締結固定するための固定用締結部(16)が前記第2面に設けられる、
上記[1]に記載のブロック構造体。
[3]前記ブロック本体は、
前記バスバーの前記締結部を外部に突出させるための開口部(15)が第1面(13)に設けられ、
前記電源電線に対して前記ブロック本体を固定するための固定具(ベルトFB)に係合する係合部(17)が前記第1面に設けられる、
上記[1]に記載のブロック構造体。
[4]上記[1]~[3]のいずれか一に記載のブロック構造体と、
予め二分割され、端末に設けられた端子(T1、T2)の平板部が重ね合わされて、締結部材(ボルトB、ナットN)によって締結された電源電線(WB1、WB2)と、
を備える電源接続構造。
[5]ヒューズ(41)及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と、
圧接刃(421)を有し、前記ヒューズ(41)及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と電気的に接続するバスバー(バスバー42)と、
前記ヒューズ(41)及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方を収容するヒューズ収容部(31)と、一面側に開口(30A)を有し、前記開口から電源電線(WB)を収容可能であり、前記圧接刃を収容する電線収容部(32)と、を有するブロック本体(30)と、
前記開口を覆うカバー(33)と、
前記開口を閉鎖する閉位置と前記開口を開放する開位置との間で前記カバーを前記ブロック本体に対して回動可能に連結するヒンジ部(34)と、を備える、
ブロック構造体(BA2)。
[6]上記[5]に記載のブロック構造体と、
前記電源電線と、を備える、
電源接続構造。
10、10-1、30 ブロック本体
11 ヒューズ収容室
12 ヒュージブルリンク収容室
13 第1面
14 第2面
15 開口部
16 固定用締結部
16A 貫通孔
17 係合部
17-1、17-2、17-3 ブロック
21、41、F ヒューズ
22 ヒュージブルリンク
23、42 バスバー
30A 開口
31 ヒューズ収容部
32 電線収容部
33 カバー
33A 底壁
34 ヒンジ部
101 オスコネクタ
102 ヒューズブロック
230 バスバー本体
231 音叉端子
232 タブ端子
233 締結部
233a 貫通孔
421 圧接刃
422 音叉端子
B ボルト
BA、BA2 ブロック構造体
FB ベルト
N ナット
T1、T2 端子
T1A、T2A 平板部
W、W3 端子付電線
W1 電源線
W2 アース線
W11、W12、W13、W21、W22、W23、W3 端子付電線(電線)
WB、WB1、WB2 電源電線

Claims (6)

  1. ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と、
    締結部を有し、前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と導通するバスバーと、
    前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方を収容するヒューズ収容室と、前記バスバーを収容するバスバー収容室と、を有するブロック本体と、を備え、
    前記締結部は、 予め二分割された電源電線であって、それぞれの端末に設けられた各端子の平板部が重ね合わされて、締結部材によって締結される電源電線の前記平板部に重ね合わされて、前記締結部材によって締結される、
    ブロック構造体。
  2. 前記ブロック本体は、
    互いに対向する第1面及び第2面を有し、
    前記バスバーの前記締結部を外部に突出させるための開口部が前記第1面に設けられ、
    被取付体に対して前記ブロック本体を締結固定するための固定用締結部が前記第2面に設けられる、
    請求項1に記載のブロック構造体。
  3. 前記ブロック本体は、
    前記バスバーの前記締結部を外部に突出させるための開口部が第1面に設けられ、
    前記電源電線に対して前記ブロック本体を固定するための固定具に係合する係合部が前記第1面に設けられる、
    請求項1に記載のブロック構造体。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のブロック構造体と、
    予め二分割され、端末に設けられた端子の平板部が重ね合わされて、締結部材によって締結された電源電線と、
    を備える電源接続構造。
  5. ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と、
    圧接刃を有し、前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方と電気的に接続するバスバーと、
    前記ヒューズ及びヒュージブルリンクの少なくともいずれか一方を収容するヒューズ収容部と、一面側に開口を有し、前記開口から電源電線を収容可能であり、前記圧接刃を収容する電線収容部と、を有するブロック本体と、
    前記開口を覆うカバーと、
    前記開口を閉鎖する閉位置と前記開口を開放する開位置との間で前記カバーを前記ブロック本体に対して回動可能に連結するヒンジ部と、を備える、
    ブロック構造体。
  6. 請求項5に記載のブロック構造体と、
    前記電源電線と、を備える、
    電源接続構造。
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