JP2023001652A - マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤の使用量を抑制可能なマスクを提供する。【解決手段】マスクは、マスク本体と、マスク本体の第1,第2側部のそれぞれに取り付けられ、着用者の耳に係合する第1,第2係合部と、を備える。マスク本体は、長手方向に延びる複数の折り目と、複数の折り目に沿って襞状に折り畳まれたプリーツ部とを有し、第1,第2側部において、プリーツ部が折り畳まれた状態でプリーツ部の表面のうちの向かい合う面の少なくとも一部同士が接合され、第1係合部の両端部のそれぞれが、第1側部の第1上部及び第1下部に取り付けられ、第2係合部の両端部のそれぞれが、第2側部の第2上部及び第2下部に取り付けられ、第1側部における第1上部と第1下部との間の第1中央部と、第2側部における第2上部と第2下部との間の第2中央部と、に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を含む薬剤が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、マスクに関する。
近年、不織布等を積層したマスク本体に耳紐等を取り付けた使い捨てマスクが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
不快な匂いを緩和するためにマスク本体の全体に芳香剤や消臭剤などの薬剤を設ける場合がある。マスク本体の全体に薬剤を設ける場合、薬剤の使用量が多くなるため、薬剤の使用量を抑制することが求められる。
上記課題を解決するため、本発明は、薬剤の使用量を抑制可能なマスクを提供することを目的とする。
詳細には、本発明は、マスク本体と、マスク本体の第1側部及び第2側部のそれぞれに取り付けられ、着用者の耳に係合する第1係合部及び第2係合部と、を備え、マスク本体の長手方向において、第1側部と第2側部とが対向し、マスク本体は、長手方向に延びる複数の折り目と、複数の折り目に沿って襞状に折り畳まれたプリーツ部とを有し、第1側部及び第2側部において、プリーツ部が折り畳まれた状態でプリーツ部の表面のうちの向かい合う面の少なくとも一部同士が接合され、第1係合部の両端部のそれぞれが、第1側部の第1上部及び第1下部に取り付けられ、第2係合部の両端部のそれぞれが、第2側部の第2上部及び第2下部に取り付けられ、長手方向に直交する幅方向において、第1側部の第1上部と第1側部の第1下部とが対向し、かつ、第2側部の第2上部と第2側部の第2下部とが対向し、第1側部における第1上部と第1下部との間の第1中央部と、第2側部における第2上部と第2下部との間の第2中央部と、に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を含む薬剤が設けられている、マスクである。
薬剤が設けられた第1テープ部材が、第1側部に取り付けられ、薬剤が設けられた第2テープ部材が、第2側部に取り付けられてもよい。
第1テープ部材は、第1側部の第1上部から第1下部に亘ってマスク本体の第1面と第1面の反対側の第2面とを覆い、第2テープ部材は、第2側部の第2上部から第2下部に亘ってマスク本体の第1面と第2面とを覆ってもよい。
第1テープ部材におけるマスク本体の第1面と対向する面及び第1テープ部材におけるマスク本体の第2面と対向する面の少なくとも一方に、薬剤が設けられ、第2テープ部材におけるマスク本体の第1面と対向する面及び第2テープ部材におけるマスク本体の第2面と対向する面の少なくとも一方に、薬剤が設けられてもよい。
マスク本体を平面視した場合において、第1テープ部材のうち薬剤が設けられた部分と
、第1側部の第1中央部とが重なり、かつ、第2テープ部材のうち薬剤が設けられた部分と、第2側部の第2中央部とが重なってもよい。
、第1側部の第1中央部とが重なり、かつ、第2テープ部材のうち薬剤が設けられた部分と、第2側部の第2中央部とが重なってもよい。
第1テープ部材の第1部分及び第2部分に保湿剤が設けられ、第2テープ部材の第3部分及び第4部分に保湿剤が設けられ、マスク本体を平面視した場合において、第1テープ部材の第1部分と第1側部の第1上部とが重なり、第1テープ部材の第2部分と第1側部の第1下部とが重なり、第2テープ部材の第3部分と第2側部の第2上部とが重なり、かつ、第2テープ部材の第4部分と第2側部の第2下部とが重なってもよい。
幅方向におけるマスク本体の上端部に薬剤が設けられてもよい。
上端部に芳香剤が設けられ、上端部に設けられた芳香剤に関連する模様がマスク本体に形成されてもよい。
上端部に着用者の鼻の形状に合わせて変形可能なフィット部材が設けられ、フィット部材に薬剤が設けられてもよい。
フィット部材に芳香剤が設けられ、フィット部材に設けられた芳香剤に関連する模様がマスク本体に形成されてもよい。
第1側部の第1中央部及び第2側部の第2中央部に芳香剤が設けられ、第1側部の第1中央部及び第2側部の第2中央部に設けられた芳香剤に関連する模様がマスク本体に形成されてもよい。
第1側部の第1上部及び第1下部と、第2側部の第2上部及び第2下部と、に保湿剤が設けられてもよい。
着用時において、第1側部の第1中央部と着用者の顔面との間に隙間が形成され、かつ、第2側部の第2中央部と着用者の顔面との間に隙間が形成されてもよい。
本発明によれば、薬剤の使用量を抑制可能なマスクを提供することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係るマスクについて説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るマスクの外観斜視図である。図1に示されるように、マスク1は、マスク本体2、耳紐3,4、側部5,6、上端部7、下端部8、ノーズフィッター9を有する。マスク本体2は、シート状の通気性素材で形成されており、着用者の口と鼻を覆うことが可能な大きさを有する。マスク本体2の長手方向(左右方向)において、側部5(本願の「第1側部」の一例)と(本願の「第2側部」の一例)とが対向している。マスク本体2の長手方向と直交する幅方向(上下方向)において、上端部7と下端部8とが対向している。耳紐3,4は、紐状の伸縮性素材で形成されている。耳紐3の両端部が側部5に接合され、耳紐4の両端部が側部6に接合されることにより、マスク本体2の左右
両側に環状の輪がそれぞれ形成される。このように、耳紐3の両端部のそれぞれが、側部5の上部5A(本願の「第1上部」の一例)及び側部5の下部5B(本願の「第1下部」の一例)に取り付けられている。マスク本体2の幅方向において、側部5の上部5Aと側部5の下部5Bとが対向している。また、耳紐4の両端部のそれぞれが、側部6の上部6A(本願の「第2上部」の一例)及び側部6の下部6B(本願の「第2下部」の一例)に取り付けられている。マスク本体2の幅方向において、側部6の上部6Aと側部5の下部6Bとが対向している。
両側に環状の輪がそれぞれ形成される。このように、耳紐3の両端部のそれぞれが、側部5の上部5A(本願の「第1上部」の一例)及び側部5の下部5B(本願の「第1下部」の一例)に取り付けられている。マスク本体2の幅方向において、側部5の上部5Aと側部5の下部5Bとが対向している。また、耳紐4の両端部のそれぞれが、側部6の上部6A(本願の「第2上部」の一例)及び側部6の下部6B(本願の「第2下部」の一例)に取り付けられている。マスク本体2の幅方向において、側部6の上部6Aと側部5の下部6Bとが対向している。
マスク1を正常に着用した時にマスク本体2を平面視した場合、側部5の上部5A、側部6の上部6Aは側部5の下部5B、側部6の下部6Bよりも着用者の目に近い位置となる。マスク本体2の第1面と、マスク本体2の第1面の反対側の第2面とを結ぶ方向を厚み方向とし、厚み方向から視ることを平面視とする。マスク1の着用時において、マスク本体2の第1面は、着用者の顔面と対向し、マスク本体2の第2面は、着用者の顔面が向いている方向と同じ方向を向いている。なお、着用者がマスク1の上下を反対にして着用した時にマスク本体2を平面視した場合、側部5の下部5B、側部6の下部6Bは側部5の上部5A、側部6の上部6Aよりも着用者の目に近い位置となる。
マスク本体2は、着用者の顔面の一部を覆うものであり、通気性を有する不織布等の各種シートから構成され、複数枚のシートの積層体であってもよい。そして、複数のシートは、上下左右の縁等において互いに適宜接合されている。また、マスク本体2は、一枚のシートで構成されてもよい。マスク本体2は、マスク本体2の長手方向に延びる複数の折り目10と、複数の折り目10に沿って襞状に折り畳まれたプリーツ部11とを有する。側部5,6において、プリーツ部11が折り畳まれた状態でプリーツ部11の表面のうちの向かい合う面の少なくとも一部同士が接合されている。これにより、マスク本体2の立体形状が保持される。
マスク1の装着時、折り目10の展開が側部5,6で阻止され、マスク本体2の中心部付近の領域において、折り目10が展開されることで、マスク本体2のプリーツ部11が広げられてマスク本体2が凸状の立体形状となる。したがって、マスク1の着用時、マスク本体2の中心部付近のプリーツ部11が、マスク本体2の幅方向に広がることで、鼻や口元の周囲に空間が確保される。側部5,6ではプリーツ部11が広がらないように折り畳まれた状態が維持されているので、側部5,6におけるプリーツ部11のマスク本体2の幅方向への広がりが規制されている。なお、マスク1の非装着時にはプリーツ部11が折り畳まれることで、マスク本体2をかさばらない平面状とすることができる。
耳紐3(本願の「第1係合部」の一例)及び耳紐4(本願の「第2係合部」の一例)は、着用者の耳に係合する部材である。耳紐3,4を構成する紐状の伸縮性素材は、例えば、ゴム糸と綿の交織帯や、樹脂フィラメントの交編ネット、伸縮性の不織布等で形成される。このような紐状の素材の両端部のそれぞれが、側部5,6に接合されることで、当該素材の一端が始点となり、当該素材の他端が終点となるループ状の形態の耳紐3,4がマスク本体2の左右両側に形成される。
フィット部材としてのノーズフィッター9は、マスク本体2の長手方向とノーズフィッター9の長手方向とを一致させた状態で、上端部7に設けられた部材である。マスク1を正常に着用した時にマスク本体2を平面視した場合、上端部7は下端部8よりも着用者の目に近い位置となる。ノーズフィッター9は、マスク本体2の長手方向に向かって延在しており、着用者の鼻の形状に合わせて変形可能である。ノーズフィッター9は、マスク本体2を構成するシート状の通気性素材同士の間に挟み込まれる状態で積層体の内部に固定されていてもよいし、或いは、マスク本体2の表面に固定されていてもよい。ノーズフィッター9は、着用者が指で押圧することにより適宜の形状へ変形可能な程度の強度を有す
ると共に、当該押圧から解放されても形状を維持する塑性変形可能な素材である。このようなノーズフィッター9が上端部7に設けられていることにより、着用者の鼻の上部とマスク本体2との間に形成される隙間を塞ぐことができる。
ると共に、当該押圧から解放されても形状を維持する塑性変形可能な素材である。このようなノーズフィッター9が上端部7に設けられていることにより、着用者の鼻の上部とマスク本体2との間に形成される隙間を塞ぐことができる。
マスク1を構成する上述の各素材は、超音波溶着による接合が好適であるが、例えば、ミシン糸等による縫合、ホットメルト接着剤等による接着、ヒートシール、その他の各種接合技術を適用し得る。
以下、マスク1の細部について詳述する。側部5の上部5Aと下部5Bとの間の中央部5C(本願の「第1中央部」の一例)に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を含む薬剤が設けられている。また、側部6の上部6Aと下部6Bとの間の中央部6C(本願の「第2中央部」の一例)に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を含む薬剤が設けられている。より詳細には、側部5の中央部5Cにおけるマスク本体2の第1面及び第2面の少なくとも一方に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方が設けられ、側部6の中央部6Cにおけるマスク本体2の第1面及び第2面の少なくとも一方に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方が設けられている。芳香剤としては、天然香料、合成香料等を用いることができるが、本発明はこれらのものに限定されない。消臭剤としては、例えば、ゼオライト、ベントナイト、シリカゲル、活性炭等を用いることができるが、本発明はこれらのものに限定されない。
マスク1の着用時、側部5の上部5A及び下部5Bと、側部6の上部6A及び下部6Bとが、耳紐3,4により着用者の顔側に引っ張られることにより、着用者の顔面に接触するが、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cは、屈曲又は湾曲することで、着用者の顔面に接触しない部位が生じる。したがって、マスク1の着用時、側部5の中央部5Cと着用者の顔面との間に隙間が形成され、側部6の中央部6Cと着用者の顔面との間に隙間が形成される。吸気や呼気は、基本的にはマスク本体2を構成する複数層のシートを透過するが、側部5の中央部5Cと着用者の顔面との間に形成された隙間と、側部6の中央部6Cと着用者の顔面との間に形成された隙間においても通過する。よって、本実施形態によれば、マスク全体に薬剤を設ける場合に比べて、吸気や呼気に対する有効成分の付与を効率的に行うことができる。すなわち、本実施形態は、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cに薬剤を設けることで、マスク本体2と着用者の顔面との間に形成された隙間を通る吸気や呼気への有効成分の付与を効率的に行うことができる。
マスク1の着用時、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cは着用者の顔面に接触しない部位が生じる。或いは、マスク1の着用時、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cを着用者が指で押圧した場合であっても着用者の顔面に対する側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cのそれぞれの接触面積が小さい。そのため、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cに設けられた芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方(以下、「芳香剤等」と表記する。)が着用者の顔面に触れることが抑制される。
側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cに芳香剤等を設けることで、マスク本体2の全体に芳香剤等を設ける場合と比較して、吸気や呼気が通る位置に芳香剤等を効率的に配置することができる。このように、マスク1に対して芳香剤等を効率的に配置することで、芳香剤等の使用量を抑制することができる。したがって、マスク本体2の全体に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を含む薬剤を設ける場合と比較して、薬剤の使用量を抑制することができる。
側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cのそれぞれの表層上に芳香剤等を塗布してもよい。側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cに芳香剤等を含浸させてもよい。例えば、側部5の中央部5Cの表層上に芳香剤を塗布する場合、芳香剤の一部が側部5の中央部5Cの表層上に留まり、芳香剤の他の一部が側部5の中央部5Cの内部に浸透する。
側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cのそれぞれの表層上に芳香剤等を塗布することで、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cの内部に芳香剤等を含浸させてもよい。
側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cのそれぞれの表層上に芳香剤等を塗布することで、側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cの内部に芳香剤等を含浸させてもよい。
側部5,6の全体に芳香剤等を設け、側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bに保護部材を取り付けてもよい。側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bに保護部材を取り付けることにより、マスク1の着用時、側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bに設けられた芳香剤等が、着用者の顔面に接触しない。
上端部7に芳香剤等を設けてもよい。より詳細には、上端部7におけるマスク本体2の第1面及び第2面の少なくとも一方に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を設けてもよい。上端部7の表層上に芳香剤等を塗布してもよいし、上端部7に芳香剤等を含浸させてもよい。ノーズフィッター9に芳香剤等を設けてもよい。ノーズフィッター9の表面に芳香剤等を塗布してもよいし、ノーズフィッター9に芳香剤等を含浸させてもよい。鼻の形状は凹凸があるため、着用者の鼻とマスク本体2との間の隙間をノーズフィッター9によって完全には塞げない場合がある。このような場合、吸気や呼気は、上端部7と着用者の鼻との間に形成された隙間を通る。上端部7に芳香剤を設けたり、ノーズフィッター9に芳香剤を設けたりすることで、上端部7と着用者の鼻との間に形成された隙間を通る吸気や呼気に対する芳香の付与を効率的に行うことができる。上端部7に消臭剤を設けたり、ノーズフィッター9に消臭剤を設けたりすることで、上端部7と着用者の鼻との間に形成された隙間を通る吸気や呼気の消臭を効率的に行うことができる。
ここで、側部5,6にマスク本体2とは別体の部材を取り付ける構成について説明する。図2は、実施形態に係るマスクの外観斜視図である。図2に示されるように、マスク1は、マスク本体2、耳紐3,4、側部5,6、上端部7、下端部8、ノーズフィッター9、テープ部材12(本願の「第1テープ部材」の一例))、テープ部材13(本願の「第2テープ部材」の一例))を有する。テープ部材12,13は、マスク本体2とは別体の部材で構成されている。マスク本体2と、テープ部材12,13とを分離することが可能である。テープ部材12,13は、通気性を有する不織布等の各種シートから構成され、複数枚のシートの積層体であってもよい。また、テープ部材12,13は、一枚のシートで構成されてもよい。テープ部材12,13の長手方向がマスク本体2の長手方向と直交するようにして、テープ部材12が側部5に取り付けられ、テープ部材13が側部6に取り付けられている。テープ部材12,13を側部5,6に接合した後、耳紐3,4のそれぞれの両端部をテープ部材12,13に接合してもよい。また、側部5,6に耳紐3,4を接合した後、耳紐3の両端部がテープ部材12で覆われ、耳紐4の両端部がテープ部材13で覆われた状態で、テープ部材12,13を側部5,6に接合してもよい。これにより、マスク本体2から耳紐3,4が剥離することが抑制される。テープ部材12,13を側部5,6に接合することで、側部5,6におけるプリーツ部11の表面同士の接合状態がより確実に維持される。
側部5,6に芳香剤等を設けると共に、テープ部材12,13に芳香剤等を設けてもよい。テープ部材12,13に芳香剤等を設け、側部5,6に芳香剤等を設けないようにしてもよい。テープ部材12,13の任意の部分に芳香剤等を設けてもよい。テープ部材12,13のそれぞれの中央部の表層上に芳香剤等を塗布してもよいし、テープ部材12,13のそれぞれの中央部に芳香剤等を含浸させてもよい。テープ部材12の中央部は、テープ部材12の上部と下部との間に位置し、テープ部材12の長手方向において、テープ部材12の上部と下部とが対向している。テープ部材13の中央部は、テープ部材13の上部と下部との間に位置し、テープ部材13の長手方向において、テープ部材13の上部と下部とが対向している。マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材12の中
央部が、側部5の中央部5Cと重なり、テープ部材13の中央部が、側部6の中央部6Cと重なるようにして、テープ部材12,13が、側部5,6に配置されてもよい。これにより、マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材12のうち芳香剤等が設けられた部分と、側部5の中央部5Cとが重なり、テープ部材13のうち芳香剤等が設けられた部分と、側部6の中央部6Cとが重なる。
央部が、側部5の中央部5Cと重なり、テープ部材13の中央部が、側部6の中央部6Cと重なるようにして、テープ部材12,13が、側部5,6に配置されてもよい。これにより、マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材12のうち芳香剤等が設けられた部分と、側部5の中央部5Cとが重なり、テープ部材13のうち芳香剤等が設けられた部分と、側部6の中央部6Cとが重なる。
マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材12の上部が、側部5の上部5Aと重なってもよいし、テープ部材13の上部が、側部6の上部6Aと重なってもよい。マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材12の下部が、側部5の下部5Bと重なってもよいし、テープ部材13の下部が、側部6の下部6Bと重なってもよい。側部5の中央部5Cにテープ部材12を設け、側部5の上部5A及び下部5Bにテープ部材12を設けないようにしてもよい。側部6の中央部6Cにテープ部材13を設け、側部6の上部6A及び下部6Bにテープ部材13を設けないようにしてもよい。
芳香剤等が塗布されたテープ部材12,13を側部5,6に配置することにより、マスク本体2の任意の位置に芳香剤等を留めることが可能となる。側部5,6に芳香剤等を塗布する場合、側部5,6の内部に浸透した芳香剤等がマスク本体2の中心部側に浸透していく可能性がある。芳香剤等が塗布されたテープ部材12,13を側部5,6に配置することにより、芳香剤等を側部5,6側に留めることが可能となる。
テープ部材12は、側部5の上部5Aから下部5Bに亘ってマスク本体2の第1面と第1面の反対側の第2面とを覆っていてもよい。一枚のテープ部材12を折り返した状態で、側部5にテープ部材12を取り付けてもよい。二枚のテープ部材12が側部5を挟んだ状態で、側部5にテープ部材12を取り付けてもよい。テープ部材13は、側部6の上部6Aから下部6Bに亘ってマスク本体2の第1面と第1面の反対側の第2面とを覆っていてもよい。一枚のテープ部材13を折り返した状態で、側部6にテープ部材13を取り付けてもよい。二枚のテープ部材13が側部6を挟んだ状態で、側部6にテープ部材13を取り付けてもよい。
テープ部材12,13の全面に芳香剤等を設けてもよいし、テープ部材12,13の片面に芳香剤等を設けてもよい。テープ部材12におけるマスク本体2の第1面と対向する面及びテープ部材12におけるマスク本体2の第2面と対向する面の少なくとも一方に、芳香剤等を設けてもよい。テープ部材13におけるマスク本体2の第1面と対向する面及びテープ部材13におけるマスク本体2の第2面と対向する面の少なくとも一方に、芳香剤等を設けてもよい。テープ部材12,13の表層上に芳香剤等を塗布してもよいし、テープ部材12,13に芳香剤等を含浸させてもよい。マスク本体2とテープ部材12との間に芳香剤等を設けたり、マスク本体2とテープ部材13との間に芳香剤等を設けたりすることにより、マスク1の着用時において、芳香剤等が着用者の顔面に接触することが抑止される。この結果、マスク本体2と他の物とが擦れた場合に芳香剤等が剥ぎ取られたり、マスク1の着用時に芳香剤等が着用者の顔面に付着したりすることを抑止することができる。また、テープ部材12,13が芳香剤を覆うことで、経時的に芳香剤が拡散してしまうことを抑止することができる。
側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bに保湿剤を設けてもよい。側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bのそれぞれの表層上に保湿剤を塗布してもよいし、側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bに保湿剤を含浸させてもよい。これにより、側部5の上部5A及び下部5B、側部6の上部6A及び下部6Bが着用者の顔面に接触した場合に、着用者の肌への刺激が低減される。また、側部5,6が着用者の顔面に接触する際に着用者の肌へ潤いを与えて、着用者の肌を保湿することができる。保湿剤として、グリセリン、プロピレングリコール、
ソルビトール等を用いることができるが、本発明はこれらのものに限定されない。
ソルビトール等を用いることができるが、本発明はこれらのものに限定されない。
テープ部材12,13の任意の部分に保湿剤を設けてもよい。テープ部材12の上部(本願の「第1部分」の一例)及びテープ部材12の下部(本願の「第2部分」の一例)に保湿剤を設けてもよい。テープ部材13の上部(本願の「第3部分」の一例)及びテープ部材13の下部(本願の「第4部分」の一例)に保湿剤を設けてもよい。マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材12の上部と側部5の上部5Aとが重なり、かつ、テープ部材12の下部と側部5の下部5Bとが重なるように、テープ部材12を側部5に取り付けてもよい。マスク本体2を平面視した場合において、テープ部材13の上部と側部6の上部6Aとが重なり、かつ、テープ部材13の下部と側部6の下部6Bとが重なるように、テープ部材13を側部6に取り付けてもよい。このように、テープ部材12,13のうち着用者の顔面と接触する部分に保湿剤を設けてもよい。テープ部材12,13が着用者の顔面に接触した場合、保湿剤も着用者の顔面に接触するため、着用者の肌への刺激が低減される。また、テープ部材12,13が着用者の顔面に接触する際に着用者の肌へ潤いを与えて、着用者の肌を保湿することができる。
側部5の中央部5C及び側部6の中央部6Cに設けられた芳香剤に関連する模様をマスク本体2に形成してもよい。上端部7に設けられた芳香剤に関連する模様をマスク本体2に形成してもよい。ノーズフィッター9に設けられた芳香剤に関連する模様をマスク本体2に形成してもよい。芳香剤に関連する模様は、芳香剤の香りや種類等に応じた文字、図形、マーク等を含む。着用者は、マスク本体2に形成された模様を視認することで、マスク本体2に設けられた芳香剤の香りや種類等を把握することができる。
1・・マスク
2・・マスク本体
3,4・・耳紐
5,6・・側部
7・・上端部
8・・下端部
9・・ノーズフィッター
10・・折り目
11・・プリーツ部
12,13・・・テープ部材
2・・マスク本体
3,4・・耳紐
5,6・・側部
7・・上端部
8・・下端部
9・・ノーズフィッター
10・・折り目
11・・プリーツ部
12,13・・・テープ部材
Claims (13)
- マスク本体と、
前記マスク本体の第1側部及び第2側部のそれぞれに取り付けられ、着用者の耳に係合する第1係合部及び第2係合部と、
を備え、
前記マスク本体の長手方向において、前記第1側部と前記第2側部とが対向し、
前記マスク本体は、前記長手方向に延びる複数の折り目と、前記複数の折り目に沿って襞状に折り畳まれたプリーツ部とを有し、
前記第1側部及び前記第2側部において、前記プリーツ部が折り畳まれた状態で前記プリーツ部の表面のうちの向かい合う面の少なくとも一部同士が接合され、
前記第1係合部の両端部のそれぞれが、前記第1側部の第1上部及び第1下部に取り付けられ、
前記第2係合部の両端部のそれぞれが、前記第2側部の第2上部及び第2下部に取り付けられ、
前記長手方向に直交する幅方向において、前記第1側部の前記第1上部と前記第1側部の前記第1下部とが対向し、かつ、前記第2側部の前記第2上部と前記第2側部の前記第2下部とが対向し、
前記第1側部における前記第1上部と前記第1下部との間の第1中央部と、前記第2側部における前記第2上部と前記第2下部との間の第2中央部と、に芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を含む薬剤が設けられている、
マスク。 - 前記薬剤が設けられた第1テープ部材が、前記第1側部に取り付けられ、
前記薬剤が設けられた第2テープ部材が、前記第2側部に取り付けられている、
請求項1に記載のマスク。 - 前記第1テープ部材は、前記第1側部の前記第1上部から前記第1下部に亘って前記マスク本体の第1面と前記第1面の反対側の第2面とを覆い、
前記第2テープ部材は、前記第2側部の前記第2上部から前記第2下部に亘って前記マスク本体の前記第1面と前記第2面とを覆う、
請求項2に記載のマスク。 - 前記第1テープ部材における前記マスク本体の前記第1面と対向する面及び前記第1テープ部材における前記マスク本体の前記第2面と対向する面の少なくとも一方に、前記薬剤が設けられ、
前記第2テープ部材における前記マスク本体の前記第1面と対向する面及び前記第2テープ部材における前記マスク本体の前記第2面と対向する面の少なくとも一方に、前記薬剤が設けられている、
請求項3に記載のマスク。 - 前記マスク本体を平面視した場合において、前記第1テープ部材のうち前記薬剤が設けられた部分と、前記第1側部の前記第1中央部とが重なり、かつ、前記第2テープ部材のうち前記薬剤が設けられた部分と、前記第2側部の前記第2中央部とが重なる、
請求項2から4の何れか一項に記載のマスク。 - 前記第1テープ部材の第1部分及び第2部分に保湿剤が設けられ、
前記第2テープ部材の第3部分及び第4部分に保湿剤が設けられ、
前記マスク本体を平面視した場合において、前記第1テープ部材の前記第1部分と前記第1側部の前記第1上部とが重なり、前記第1テープ部材の前記第2部分と前記第1側部
の前記第1下部とが重なり、前記第2テープ部材の前記第3部分と前記第2側部の前記第2上部とが重なり、かつ、前記第2テープ部材の前記第4部分と前記第2側部の前記第2下部とが重なる、
請求項5に記載のマスク。 - 前記幅方向における前記マスク本体の上端部に前記薬剤が設けられている、
請求項1から6の何れか一項に記載のマスク。 - 前記上端部に前記芳香剤が設けられ、
前記上端部に設けられた前記芳香剤に関連する模様が前記マスク本体に形成されている、
請求項7に記載のマスク。 - 前記上端部に前記着用者の鼻の形状に合わせて変形可能なフィット部材が設けられ、
前記フィット部材に前記薬剤が設けられている、
請求項7又は8に記載のマスク。 - 前記フィット部材に前記芳香剤が設けられ、
前記フィット部材に設けられた前記芳香剤に関連する模様が前記マスク本体に形成されている、
請求項9に記載のマスク。 - 前記第1側部の前記第1中央部及び前記第2側部の前記第2中央部に前記芳香剤が設けられ、
前記第1側部の前記第1中央部及び前記第2側部の前記第2中央部に設けられた前記芳香剤に関連する模様が前記マスク本体に形成されている、
請求項1から10の何れか一項に記載のマスク。 - 前記第1側部の前記第1上部及び前記第1下部と、前記第2側部の前記第2上部及び前記第2下部と、に保湿剤が設けられている、
請求項1から11の何れか一項に記載のマスク。 - 着用時において、前記第1側部の前記第1中央部と前記着用者の顔面との間に隙間が形成され、かつ、前記第2側部の前記第2中央部と前記着用者の顔面との間に隙間が形成される、
請求項1から12の何れか一項に記載のマスク。
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2021
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