JP2022544738A - 揮発性有機化合物低減装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、吸着および脱着によりVOC(9)を空気から分離するように構成された第1および第2のロータ要素(2、3)と、第1のロータ要素(2)を通るようにプロセス空気流(8)を誘導するように構成された第1の吸着ゾーン(16)と、第1のロータ要素(2)を通るように第1の再生空気流(18)を誘導するように構成された第1の脱着ゾーン(13)と、VOC(9)を副生成物(37)に転換するように構成された転換器(36)とを備えるVOC低減装置(1)に関する。第2のロータ要素(3)は、第2の吸着ゾーン(38)において、第1のロータ要素(2)を通過した後の第1の再生空気流(18)を受容するように構成される。第2の脱着ゾーン(34)が、第2のロータ要素(3)を通るように第2の再生空気流(32)を誘導するように構成される。転換器(36)は、第2の再生空気流(32)が第2のロータ要素(3)を通過した後に、第2の再生空気流(32)を受容するように構成される。

Description

本発明は、添付の特許請求の範囲に係る揮発性有機化合物(VOC)低減装置およびVOC低減装置の制御デバイスによって行われる方法に関する。本発明はまた、添付の特許請求の範囲に係るコンピュータプログラム製品およびコンピュータ可読媒体に関する。
製造または他の産業プロセスのためのシステムは、多くの場合、揮発性有機化合物などのガス状大気汚染物質を含み得る微粒子および煙または排蒸気を副産物として排出する。環境上および健康上の理由から、また環境法を遵守するよう、煙を大気に排出する前にVOCを除去することが望ましい。
VOCの除去のための媒体を保持するロータ要素が設けられたVOC低減装置が、産業プロセスガス中のVOCの削減に用いられている。特定の既知のVOC削減システムは、VOCの除去のための媒体を保持するロータ要素を利用する。そのような媒体の一例としては、ゼオライトがある。ゼオライトは、VOCを吸着するのに適した性質を有する無機結晶である。ロータ要素が制御された速度で回転することに伴い、VOCを含有するプロセス空気流が、装置の規定された吸着ゾーンを通るように導かれ、ゼオライトがプロセス空気流からVOCの大部分を吸着し除去することに伴い、実質的に清浄な空気として離脱する。そして、清浄化された空気が大気に安全に排出され得る。ロータ要素は回転を継続し、VOCを吸着したロータ要素のゼオライト部分は、規定された脱着または再生ゾーンに移動される。ロータ要素によって吸着されたVOCを除去するために、加熱された再生空気が、VOC低減装置の再生ゾーンにおいてロータ要素を通るように導かれる。除去されたVOCは、さらなる処理のためにロータから離れるように濃縮空気流中で搬送される。このように、ロータ要素が継続的に回ることで、吸着されたVOCが吸着ゾーンから再生ゾーンに移動され、そこでVOCがロータ要素から除去され、次いでロータの再生済み領域は、プロセス空気流が後続のプロセスでロータ要素を通って流れる吸着ゾーンに戻る。VOCの濃縮空気流は、VOCが水蒸気および二酸化炭素(CO2)などの副生成物に転換される酸化器および/または触媒に送出され得る。そのようなゼオライトロータ要素は、1つまたは複数のロータ要素および対応する駆動モータならびに様々なモータ駆動ファンを含むより複雑なシステムに導入され得る。
文献US2018154303A1は、ロータ要素を備える、プロセスガス流から特定の物質を除去するための装置を開示している。
ロータ要素に入るVOC濃縮空気流は通常、VOCを無公害成分などの副生成物に転換するために酸化器および/または触媒に送出される。酸化器内の酸化熱は、天然ガスまたはディーゼル燃料などの任意の既知の燃焼燃料を用いた酸化チャンバ内での燃焼によって発生させられる。燃料供給量および/または燃料消費量を計測することにより、酸化のために発生させられる熱の量を制御することができる。酸化チャンバにおいて、酸化により、VOCが水蒸気およびCO2に転換され得る。しかしながら、発熱のための燃料消費の大きさは、VOC濃縮空気流中のVOCの濃度に依存する。VOC濃縮空気流中のVOC濃度が高いと、燃料の消費量が低減し、CO2の発生量も低減する。
したがって、VOCを副生成物に酸化するときの燃料の消費量を低減するVOC低減装置を開発する必要がある。
また、VOCを副生成物に酸化するときのCO2の発生量を低減するVOC低減装置を開発する必要がある。
また、処理対象の空気流中の高濃度のVOCを抽出するVOC低減装置を開発する必要がある。
したがって、本発明の目的は、VOCを副生成物に酸化するときの燃料の消費量を低減するVOC低減装置およびVOC低減装置の制御デバイスによって行われる方法を開発することである。
また、本発明の別の目的は、VOCを副生成物に酸化するときのCO2の発生量を低減するVOC低減装置およびVOC低減装置の制御デバイスによって行われる方法を開発することである。
また、本発明のさらなる目的は、処理対象の空気流中の高濃度のVOCを抽出するVOC低減装置およびVOC低減装置の制御デバイスによって行われる方法を開発することである。
これらの目的は、添付の特許請求の範囲に係る上述のVOC低減装置およびVOC低減装置の制御デバイスによって行われる方法によって実現される。
本発明によれば、揮発性有機化合物を空気から除去するための揮発性有機化合物低減装置であって、揮発性有機化合物を第1および第2のロータ要素に対して吸着および脱着することにより揮発性有機化合物を空気から分離するように構成された、複数のチャネルが各々に設けられた第1および第2のロータ要素と、第1のロータ要素を通るようにプロセス空気流を誘導するように構成された、装置の第1の吸着ゾーンと、第1のロータ要素を通るように第1の再生空気流を誘導するように構成された、装置の第1の脱着ゾーンと、揮発性有機化合物を副生成物に転換するように構成された転換器とを備え、第2のロータ要素は、装置の第2の吸着ゾーンにおいて、第1のロータ要素を通過した後の第1の再生空気流を受容するように構成され、装置の第2の脱着ゾーンが、第2のロータ要素を通るように第2の再生空気流を誘導するように構成され、転換器は、第2の再生空気流が第2のロータ要素を通過した後に、第2の再生空気流を濃縮された揮発性有機化合物として受容するように構成され、第1のロータ要素は、第1の直径を有する円形構成を有し、第2のロータ要素は、第2の直径を有する円形構成を有し、第1の直径は、第2の直径よりも大きい、装置が提供される。
第1のロータ要素から離れるように第1の再生空気流中で搬送される、除去されたVOCは、第2のロータ要素を通過し、第2の再生空気流として第2のロータ要素を離脱した後、さらに濃縮される。第1および第2のロータ要素が継続的に回ることで、吸着されたVOCが吸着ゾーンから再生ゾーンに移動され、そこでVOCがロータ要素から除去され、次いでロータの再生済み領域が吸着ゾーンに戻る。第2の再生空気流中のVOC濃縮物は、VOCが酸化転換器内で水蒸気およびCO2などの副生成物に酸化により転換される、またはVOCが冷却転換器内での凝結または沈殿転換器内での沈殿などの他の手段によって副生成物に転換される、転換器に送出される。
そのようなVOC低減装置は、処理対象の空気流中の高濃度のVOCを抽出する。VOC低減装置は、VOCを副生成物に酸化するときの燃料の消費量を低減する。加えて、VOCを副生成物に酸化するときのCO2の発生量が低減される。
本発明によれば、揮発性有機化合物低減装置の制御デバイスによって行われる、揮発性有機化合物を装置の第1および第2のロータ要素に対して吸着および脱着することで揮発性有機化合物を空気から分離することにより、揮発性有機化合物を空気から除去するための方法が提供される。第1および第2のロータ要素には各々、複数のチャネルが設けられ、第1のロータ要素は、第1の直径を有する円形構成を有し、第2のロータ要素は、第2の直径を有する円形構成を有し、第1の直径は、第2の直径よりも大きい。方法は、装置の第1の吸着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るようにプロセス空気流を発生させる工程と、装置の第1の脱着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るように第1の再生空気流を生成する工程と、装置の第2の吸着ゾーンにおいて、第1のロータ要素を通過した後の第1の再生空気流を第2のロータ要素に受容する工程と、装置の第2の脱着ゾーンにおいて第2のロータ要素を通るように第2の再生空気流を生成する工程と、第2の再生空気流が第2のロータ要素を通過した後に、第2の再生空気流を濃縮された揮発性有機化合物として転換器に受容する工程と、装置の転換器内で揮発性有機化合物を副生成物に転換する工程とを含む。
本方法は、VOCを無公害成分などの副生成物に酸化するときの燃料の消費量を低減する。加えて、本方法により、VOCを副生成物に酸化するときのCO2の発生量が低減される。そのような方法はまた、処理対象の空気流中の高濃度のVOCを抽出する。
以下の詳細から、また本発明の実施を通して、本発明のさらなる目的、利点および新規な特徴が当業者に明らかとなる。本発明を以下に説明するが、本発明が具体的に説明されている詳細に限定されないことは明らかであろう。本明細書の教示を利用する当業者は、本発明の範囲内での、他の領域におけるさらなる適用、修正および組込みを認識するであろう。
本開示ならびにそのさらなる目的および利点についてのより完全な理解のために、以下に記載の詳細な説明が添付の図面と併せて読まれるべきである。図面において、同じ参照符号は、様々な図において同様の項目を表す。
一例に係る揮発性有機化合物低減装置の原理を模式的に例示する。 一例に係る揮発性有機化合物低減装置を模式的に例示する。 一例に係る揮発性有機化合物低減装置の制御デバイスによって行われる方法についてのフローチャートを示す。 一例に係る制御ユニットまたはコンピュータを模式的に例示する。
本開示に係る揮発性有機化合物(VOC)低減装置および方法は、VOCを無公害成分などの副生成物に酸化するときの燃料の消費量を低減する。加えて、これらの装置および方法により、VOCを副生成物に酸化するときの二酸化炭素(CO2)の発生量が低減される。本開示に係るVOC低減装置および方法はまた、処理対象の空気流中の高濃度のVOCを抽出する。
本開示によれば、揮発性有機化合物を空気から除去するための揮発性有機化合物低減装置であって、揮発性有機化合物を第1および第2のロータ要素に対して吸着および脱着することにより揮発性有機化合物を空気から分離するように構成された、複数のチャネルが各々に設けられた第1および第2のロータ要素と、第1のロータ要素を通るようにプロセス空気流を誘導するように構成された、装置の第1の吸着ゾーンと、第1のロータ要素を通るように第1の再生空気流を誘導するように構成された、装置の第1の脱着ゾーンと、揮発性有機化合物を副生成物に転換するように構成された転換器とを備え、第2のロータ要素は、装置の第2の吸着ゾーンにおいて、第1のロータ要素を通過した後の第1の再生空気流を受容するように構成され、装置の第2の脱着ゾーンが、第2のロータ要素を通るように第2の再生空気流を誘導するように構成され、転換器は、第2の再生空気流が第2のロータ要素を通過した後に、第2の再生空気流を濃縮された揮発性有機化合物として受容するように構成され、第1のロータ要素は、第1の直径を有する円形構成を有し、第2のロータ要素は、第2の直径を有する円形構成を有し、第1の直径は、第2の直径よりも大きい、装置が提供される。
揮発性有機化合物低減装置は、例えば製造または他の産業プロセスから発出する空気中のVOCを除去することが可能である。VOCを含む空気は、VOC低減装置内へと導かれてVOC低減装置内で処理された後に、実質的にVOCを含まないまたはごく少量のVOCのみを含む処理済み空気として大気に排出される。第1および第2のロータ要素には各々、各ロータ要素の一方側から他方側へと延びる複数のチャネルが設けられる。第1および第2のロータ要素は、VOCの除去のための媒体を保持する。そのような媒体の一例としては、VOCを吸着するゼオライトがある。ゼオライト媒体は、ロータのチャネルの表面上に配置される。代替的には、ロータ要素全体がゼオライトから作製される。第1のおよび第2のロータ要素の各々は、電動モータなどの駆動要素を用いて、制御された速度で回転する。第1および第2のロータ要素を互いに独立して異なる回転速度で駆動することができるように、各ロータ要素に電動モータが設けられてよい。第1および第2のロータ要素の回転速度を個別に制御するために、装置の制御デバイスが電動モータに接続されてよい。代替的に、装置は、制御デバイスなしで構成されてもよい。
プロセス空気流は、VOCを含み、例えば製造または他の産業プロセスが行われる建物内の空気から発出する。VOCを含有するプロセス空気流は、装置の第1の吸着ゾーンを通るように導かれ、第1のロータ要素のゼオライトがプロセス空気流からVOCの大部分を吸着し除去することに伴い、実質的に清浄な空気として離脱する。そして、ロータ要素を通過した空気は、清浄化された空気として大気に安全に排出され得る。第1のロータ要素は回転を継続し、VOCを吸着した第1のロータ要素の部分は、装置の第1の脱着ゾーンに移動される。第1のロータ要素によって吸着されたVOCを除去するために、加熱された第1の再生用空気流が、装置の第1の脱着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るように導かれる。加熱された第1の再生用空気流は、第1のロータ要素からVOCを除去し、第1のロータ要素から離れてさらに装置の第2の吸着ゾーンへと第1の再生用空気流中で搬送される。この第2の吸着ゾーンは、第2のロータ要素に位置する。VOCを含む第1の再生用空気流は、装置の第2の吸着ゾーンにおいて第2のロータ要素を通るように導かれる。第2のロータ要素のゼオライトは、第1の再生用空気流から大量のVOCを吸着し、第1の再生用空気流から大量のVOCを除去する。
第2のロータ要素によって吸着されたVOCを除去するために、加熱された第2の再生用空気流が、装置の第2の脱着ゾーンにおいて第2のロータ要素を通るように導かれる。加熱された第2の再生用空気流は、第2のロータ要素からVOCを除去し、除去されたVOCは、第2のロータ要素から離れてさらに転換器へと第2の再生用空気流中で濃縮された形態で搬送される。転換器は、VOCが水蒸気および二酸化炭素(CO2)などの副生成物に転換される酸化器および/または触媒であってよい。酸化器内の酸化熱は、天然ガスまたはディーゼル燃料などの任意の既知の燃焼燃料を用いた酸化チャンバ内での燃焼によって発生させられる。発熱のための燃料消費の大きさは、第2の再生用空気流中のVOCの濃度に依存する。第2の再生用空気流中には高濃度のVOCが存在するので、燃料の消費量が低減され、CO2の発生量も低減される。代替的に、VOCは、冷却転換器内での凝結または沈殿転換器内での沈殿などの他の手段によって副生成物に転換される。
第1のロータ要素からの除去されたVOCは、第1のロータ要素から離れてさらに第2のロータ要素へと第1の再生用空気流中で搬送される。第1の再生用空気流中のVOCの濃度は、第2のロータ要素における処理の間に増大する。しかしながら、第1のロータ要素の第1の直径d1が第2の要素の第2の直径d2よりも大きい場合、第2のロータ要素を離脱するときの第2の再生用空気流中のVOCの濃度は、第1および第2のロータ要素の直径が等しい場合と比較してさらに高くなる。第2のロータ要素を通過する第1の再生用空気流の流量は、第1のロータ要素を通る第1のプロセス空気流よりも小さいので、第1のロータ要素の直径よりも小さい直径を有するように第2のロータ要素を構成することが可能である。よって、大量の空気を清浄化するために大きな空気流を処理するには、第1のロータ要素を通るプロセス空気流の流量を大きくする必要がある。第2のロータ要素は第1のロータ要素からの第1の再生用空気流を処理するので、第2のロータ要素における空気流を扱う能力は、第1のロータ要素における空気流を扱う能力よりも低くてよい。したがって、第2のロータ要素は、第1のロータ要素よりも小さい直径を有してよい。
一例によれば、第1の直径d1と第2の直径d2との間の比は、20:1~2:1の範囲内である。
第1のロータ要素の直径よりも相当に小さい直径を有するように第2のロータ要素を構成することが可能である。よって、第1のロータ要素の直径は、第2のロータ要素の直径よりも20倍大きくできる。第1および第2のロータ要素のロータ直径にそのような大きな差がある場合、第2のロータ要素を通過する第1の再生用空気流の流量は、このより小さい第2のロータ要素のサイズに適合されるべきである。第1および第2のロータ要素のロータ直径にそのような大きな差があることの結果として、第2のロータ要素を出るときの第2の再生用空気流中のVOCの濃度が大きくなる。
酸化チャンバ内での燃料の燃焼によって発生させられる酸化器内の酸化熱は、結果として、第2の再生用空気流中のVOCの濃度が高いことにより、発熱のための燃料消費量の低減をもたらす。第1および第2のロータ要素のロータ直径に大きな差があることにより、第2の再生用空気流中に高濃度のVOCが存在するので、酸化チャンバ内での燃焼によって酸化器内の酸化熱を発生させるときに、燃料の消費量が低減され、CO2の発生量も低減される。
一例によれば、第1の直径d1と第2の直径d2との間の比は、15:1~5:1の範囲内である。
第1の直径d1と第2の直径d2との間の比が15:1~5:1の範囲内である場合、装置は、大量のプロセス空気を扱うように適合されてよい。第1および第2のロータ要素のロータ直径の差がそのような範囲内であることの結果として、第2の再生用空気流中のVOCの濃度が高いことにより、発熱のための燃料消費量が低減する。第1および第2のロータ要素のロータ直径の差が15:1~5:1の範囲に相当することにより、酸化チャンバ内での燃焼によって酸化器内の酸化熱を発生させるときの燃料消費量が低いことの結果として、CO2の発生量も低減する。
一例によれば、第1の直径d1と第2の直径d2との間の比は、10:1である。
第1の直径d1と第2の直径d2との間の比が10:1である場合、装置は、大量のプロセス空気を扱うように最適化されてよい。第1および第2のロータ要素のロータ直径の差が10:1に相当することの結果として、第2の再生用空気流中のVOCの濃度が高いことにより、発熱のための燃料消費量が低減する。第1および第2のロータ要素のロータ直径のそのような差により、酸化チャンバ内での燃焼によって酸化器内の酸化熱を発生させるときの燃料消費量が低いことの結果として、CO2の発生量も低減する。第2の再生用空気流中のVOCの濃度が高いことから、VOCは、冷却転換器内での凝結または沈殿転換器内での沈殿などの他の手段によって副生成物に効果的に転換され得る。
一例によれば、プロセス空気ファンが、装置の第1の吸着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るようにプロセス空気流を発生させるように構成される。そのようなプロセス空気ファンは、第1のファンモータによって駆動されてよい。プロセス空気ファンの回転速度は、個別に制御されてよい。プロセス空気ファンは、第1のロータ要素を通るようにプロセス空気を押し出すまたは吸引するように配置されてよい。
一例によれば、再生空気ファンが、装置の第1の脱着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るように第1の再生空気流を生成するように構成され、再生空気ファンは、装置の第2の脱着ゾーンにおいて第2のロータ要素を通るように第2の再生空気流を生成するように構成される。そのような再生空気ファンは、第2のファンモータによって駆動されてよい。再生空気ファンの回転速度は、個別に制御されてよい。再生空気ファンは、第1のロータ要素および/または第2のロータ要素を通るように再生空気を押し出すまたは吸引するように配置されてよい。
装置は、プロセス空気ファンなしで、かつ/または再生空気ファンなしで構成されてよい。よって、プロセス空気流は、プロセス空気ファンなしで発生させられてよい。第1および第2の再生空気流は、再生空気ファンなしで発生させられてよい。代わりに、プロセス空気流、ならびに第1および第2の再生空気流は、装置の内部と外部との圧力差を用いて発生させられてよい。
一例によれば、クーラが、第1のロータ要素を通過した後かつ第1の再生空気流が第2のロータ要素に入る前の第1の再生空気流を受容し冷却するように構成される。クーラは、第1の再生空気流の温度を低減する。第1の再生空気流は、第1のロータ要素に入る前に加熱される。第1の再生空気流は、第2のロータ要素へのさらなる誘導のために、装置の第2の処理ゾーンへと誘導される。第2のロータ要素のチャネルの表面へのVOCの効果的な吸着を実現するために、第1の再生空気流の温度は、所定の温度範囲内であるべきである。クーラを離脱するときの第1の再生空気流の温度範囲は、摂氏10°~70°であってよい。よって、クーラは、第1の再生空気流が第2のロータ要素に入る前に第1の再生空気流の温度を低減する。装置における空気流の誘導は、ダクト、チャネルおよび/もしくはパイプまたは類似の誘導要素によって行われてよい。
一例によれば、熱交換器内で第1の再生空気流から凝結した揮発性有機化合物が、転換器へと誘導されるように構成される。第1の再生空気流は、蒸気を含有し得る。クーラ内で第1の再生空気流の温度を低減することにより、結果として、クーラ内でVOCが凝結し得る。凝結したVOCは、転換器へと誘導され、第2の再生用空気流中のVOCとともに副生成物に転換されるように構成される。
一例によれば、熱交換器が、第1のロータ要素を通過した後かつ第1の再生空気流が第2のロータ要素に入る前の第1の再生空気流を受容するように構成され、熱交換器は、熱交換器内で第1の再生空気流によって加熱されるように周囲空気を受容するように構成される。
熱交換器は、熱交換器に入る周囲空気を加熱し、また第1の再生空気流の温度を低減するように構成される。第1の再生空気流が周囲空気を加熱するために用いられるので、第1の再生空気流の温度が低減される。第1の再生空気流は、第1のロータ要素に入る前に加熱される。第1の再生空気流は、第2のロータ要素へのさらなる誘導のために、装置の第2の処理ゾーンへと誘導される。第2のロータ要素のチャネルの表面へのVOCの効果的な吸着を実現するために、第1の再生空気流の温度は、所定の温度範囲内であるべきである。熱交換器を離脱するときの第1の再生空気流の温度範囲は、摂氏10°~70°であってよい。よって、熱交換器は、第1の再生空気流が第2のロータ要素に入る前に第1の再生空気流の温度を低減する。装置における空気流の誘導は、ダクト、チャネルおよび/もしくはパイプまたは類似の誘導要素によって行われてよい。装置には、クーラおよび/または熱交換器が設けられてよい。
一例によれば、再生空気ファンは、熱交換器から加熱された周囲空気を供給し、第1の再生空気流を生成するように構成される。
熱交換器内で第1の再生空気流によって加熱された周囲空気は、第1のロータ要素において第1の再生空気流として用いられる。よって、再生空気ファンは、加熱された周囲空気を熱交換器から装置の第1の再生ゾーンに供給する。
一例によれば、再生空気ファンは、熱交換器から加熱された周囲空気を供給し、第2の再生空気流を生成するように構成される。
熱交換器内で第1の再生空気流によって加熱された周囲空気は、第2のロータ要素において第2の再生空気流として用いられてよい。よって、再生空気ファンは、加熱された周囲空気を熱交換器から装置の第2の再生ゾーンに供給する。
一例によれば、熱交換器内で第1の再生空気流から凝結した揮発性有機化合物が、転換器へと誘導されるように構成される。
第1の再生空気流は、蒸気を含有し得る。熱交換器内で第1の再生空気流の温度を低減することにより、結果として、熱交換器内でVOCが凝結し得る。凝結したVOCは、転換器へと誘導され、第2の再生用空気流中のVOCとともに副生成物に転換されるように構成される。
一例によれば、第1の再生空気流は、第2のロータ要素を通過した後に、装置の第1の吸着ゾーンにおいて第1のロータ要素のプロセス空気流に入るように構成される。
第2のロータ要素のゼオライトは、第1の再生用空気流から大量のVOCを吸着し、第1の再生用空気流から大量のVOCを除去する。しかしながら、第2のロータ要素を離脱する第1の再生用空気流は、第1の再生用空気流が第2のロータ要素に入る前、第1の再生用空気流中のVOCの濃度に起因して、VOCを含んでいる場合がある。したがって、第2のロータ要素を離脱する第1の再生用空気流は、装置の第1の吸着ゾーンにおいてプロセス空気流に戻される。
一例によれば、制御デバイスが、装置を制御するように構成される。制御デバイスは、装置の一部であってもよく、または外部の制御デバイスであってもよい。制御デバイスは、複数の異なる装置を制御するように構成されてよい。
本開示によれば、揮発性有機化合物低減装置によって行われる、揮発性有機化合物を装置の第1および第2のロータ要素に対して吸着および脱着することで揮発性有機化合物を空気から分離することにより、揮発性有機化合物を空気から除去するための方法が提供される。第1および第2のロータ要素には各々、複数のチャネルが設けられ、第1のロータ要素は、第1の直径を有する円形構成を有し、第2のロータ要素は、第2の直径を有する円形構成を有し、第1の直径は、第2の直径よりも大きい。方法は、装置の第1の吸着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るようにプロセス空気流を発生させる工程と、装置の第1の脱着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るように第1の再生空気流を生成する工程と、装置の第2の吸着ゾーンにおいて、第1のロータ要素を通過した後の第1の再生空気流を第2のロータ要素に受容する工程と、装置の第2の脱着ゾーンにおいて第2のロータ要素を通るように第2の再生空気流を生成する工程と、第2の再生空気流が第2のロータ要素を通過した後に、第2の再生空気流を濃縮された揮発性有機化合物として転換器に受容する工程と、装置の転換器内で揮発性有機化合物を副生成物に転換する工程とを含む。
例えば製造または他の産業プロセスから発出する空気中のVOCの除去が、装置の第1および第2のロータ要素に対してVOCを吸着および脱着することでVOCを空気から分離することにより、上述の揮発性有機化合物低減装置において行われてよい。VOCを含む空気は、VOC低減装置内へと導かれまたは誘導されてVOC低減装置内で処理された後に、実質的にVOCを含まないまたはごく少量のVOCのみを含む処理済み空気として大気に排出される。第1および第2のロータ要素には各々、各ロータ要素の一方側から他方側へと延びる複数のチャネルが設けられる。プロセス空気流の発生が、装置のプロセス空気ファンを用いて行われてよい。プロセス空気流は、装置の第1の吸着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るように誘導される。プロセス空気ファンは、第1のロータ要素を通るようにプロセス空気を吸引する電気モータ駆動ファンであってよい。第1の再生空気流の生成が、装置の第1の脱着ゾーンにおいて第1のロータ要素を通るように、装置の再生空気ファンを用いて行われてよい。再生空気ファンは、陽圧を用いて第1のロータ要素を通るようにプロセス空気を圧す電気モータ駆動ファンであってよい。装置の第2の吸着ゾーンにおいて、第1のロータ要素を通過した後の第1の再生空気流を第2のロータ要素に受容することが、第1の再生空気流を第2のロータ要素における第2の吸着ゾーンへと誘導することにより行われる。第1の再生空気流のそのような誘導は、装置のダクト、チャネルおよび/もしくはパイプまたは類似のものによって行われてよい。再生空気ファンにより、装置の第2の脱着ゾーンにおいて第2のロータ要素を通るように第2の再生空気流を生成することが、第2の再生空気流を第2のロータ要素における第2の脱着ゾーンへと誘導することにより行われてよい。第2の再生空気流が第2のロータ要素を通過した後に、第2の再生空気流を濃縮されたVOCとして転換器に受容することが、第2のロータ要素においてチャネルの表面からVOCを吸着することにより行われてよい。装置の転換器内でVOCを副生成物に転換することが、VOCが水蒸気および二酸化炭素(CO2)などの副生成物に転換される酸化器および/または触媒において行われてよい。酸化器内の酸化熱は、天然ガスまたはディーゼル燃料などの任意の既知の燃焼燃料を用いた酸化チャンバ内での燃焼によって発生させられる。発熱のための燃料消費の大きさは、第2の再生用空気流中のVOCの濃度に依存する。第2の再生用空気流中に高濃度のVOCが存在するので、酸化チャンバ内での燃焼によって酸化器内の酸化熱を発生させるときに、燃料の消費量が低減され、CO2の発生量も低減される。第2の再生用空気流中のVOCの濃度が高いことから、VOCは、冷却転換器内での凝結または沈殿転換器内での沈殿などの他の手段によって副生成物に効果的に転換され得る。
一例によれば、方法は、第1のロータ要素を通過した後かつ第2のロータ要素が第1の再生空気流を受容する前の第1の再生空気流をクーラに受容し冷却する工程をさらに含む。
クーラは、第1の再生空気流の温度を低減するように構成される。第1の再生空気流が周囲空気を加熱するために用いられるので、第1の再生空気流の温度が低減される。第1の再生空気流は、第1のロータ要素に入る前に加熱される。第1の再生空気流は、第2のロータ要素へのさらなる誘導のために、装置の第2の処理ゾーンへと誘導される。第2のロータ要素のチャネルの表面へのVOCの効果的な吸着を実現するために、第1の再生空気流の温度は、所定の温度範囲内であるべきである。クーラを離脱するときの第1の再生空気流の温度範囲は、摂氏10°~70°であってよい。よって、クーラは、第1の再生空気流が第2のロータ要素に入る前に第1の再生空気流の温度を低減する。装置における空気流の誘導は、ダクト、チャネルおよび/もしくはパイプまたは類似の誘導要素によって行われてよい。
一例によれば、方法は、第1のロータ要素を通過した後かつ第2のロータ要素が第1の再生空気流を受容する前の第1の再生空気流を装置の熱交換器に受容する工程と、熱交換器内で第1の再生空気流によって加熱されるように周囲空気を熱交換器に受容する工程と、再生空気ファンにより、熱交換器から加熱された周囲空気を供給する工程とをさらに含む。
熱交換器は、熱交換器に入る周囲空気を加熱し、また第1の再生空気流の温度を低減するように構成される。第1の再生空気流が周囲空気を加熱するために用いられるので、第1の再生空気流の温度が低減される。第1の再生空気流は、第1のロータ要素に入る前に加熱される。第1の再生空気流は、第2のロータ要素へのさらなる誘導のために、装置の第2の処理ゾーンへと誘導される。第2のロータ要素のチャネルの表面へのVOCの効果的な吸着を実現するために、第1の再生空気流の温度は、所定の温度範囲内であるべきである。熱交換器を離脱するときの第1の再生空気流の温度範囲は、摂氏10°~70°であってよい。よって、熱交換器は、第1の再生空気流が第2のロータ要素に入る前に第1の再生空気流の温度を低減する。装置における空気流の誘導は、ダクト、チャネルおよび/もしくはパイプまたは類似の誘導要素によって行われてよい。
本開示はまた、命令を含むコンピュータプログラムであって、当該命令は、プログラムがコンピュータによって実行されたときに、上記で開示した方法をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラムに関する。本発明はさらに、命令を含むコンピュータ可読媒体であって、当該命令は、コンピュータによって実行されたときに、上記で開示した方法をコンピュータに実行させる、コンピュータ可読媒体に関する。
ここで、添付の図面を参照して、本開示をさらに例示する。
図1は、一例に係る揮発性有機化合物(VOC)低減装置1の第1のロータ要素2の原理を模式的に例示する。本開示に係るVOC低減装置1は、2つのロータ要素、すなわち第1のロータ要素2および第2のロータ要素3(図2)を備える。しかしながら、ロータ要素の機能を説明するために、図1では第1のロータ要素2のみが開示されている。複数のチャネル4が、第1のロータ要素2に配置される。チャネル4は、第1のロータ要素2の一方側から他方側へと延びていてよい。チャネル4は、第1のロータ要素2の第1の中心軸6と平行である。プロセス空気流8が、チャネル4を通過してよい。第1のロータ要素2は、第1のロータ要素2のチャネル4を通過し得るプロセス空気流8中のVOC 9を低減することによりプロセス空気流8を処理するように適合される。第1のロータ要素2は、VOC 9の除去のための媒体11を保持する。そのような媒体11の一例としては、ゼオライトがある。ゼオライトは、プロセス空気流8からVOC 9の大部分を吸着し除去する。概してV字状の区画部材10は、装置1の第1の脱着ゾーン13を画定し、またそれにより第1のロータ要素2の第1の再生セクション14を画定するように、第1のロータ要素2のパイ状部分12をその残りの部分から隔てる。第1のロータ要素2の残りの部分は、装置1の第1の吸着ゾーン16に位置する。装置1の第1の脱着ゾーン13は、第1のロータ要素2の表面積の約4分の1~3分の1を占めていてよい。処理対象のプロセス空気流8は、第1のロータ要素2のチャネル4を通して流される。同時に、加熱された第1の再生空気流18が、装置の第1の脱着ゾーン13を通過させられ、それにより第1のロータ要素2の第1の再生セクション14を通過させられる。第1の再生空気流18は、第1のロータ要素2の温度を増大させ、それにより第1のロータ要素2がVOC 9を放出し、次いでVOC 9は、第1の再生空気流18によってさらに第2のロータ要素(図2)へと搬送される。第1のロータ要素2の、VOC 9を第1の再生空気流18に放出した部分は、装置1の第1の吸着ゾーン16へと回転され、そこで再びプロセス空気流8からVOC 9を吸収する。プロセス空気ファン20が、VOC 9を含有する、製造または他の産業プロセスから発出する空気からプロセス空気流8を引き込み、プロセス空気流8からVOC 9を除去するために第1のロータ要素2のフィルタ要素22および第1の吸着ゾーン16を通して流れるようにプロセス空気流8を推進するように構成される。装置1の第1の吸着ゾーン16の下流において、清浄化されたプロセス空気流8が大気中に排出される。再活性化空気流18は、大気から引き込まれ、第1のヒータ要素24内で加熱される。再生空気ファン26が、再活性化空気を大気から引き込み、第1の再生セクション14に捕らえられたVOC 9を第1の再生空気流18中に放出させるために、第1のロータ要素2の第1の再生セクション14を通して流れるように再活性化空気を推進するように配置されてよい。第1の再生空気出口26が、第1の再生空気流18を第2のロータ要素(図2)に排出するように、装置1の第1の脱着ゾーン13の下流に配置される。第1のロータモータ29が、第1のロータ要素2を第1の中心軸6を中心に回転させるように構成される。
図2は、VOC 9を空気から除去するためのVOC低減装置1を模式的に例示する。第1および第2のロータ要素2、3には各々、複数のチャネル4が設けられ、VOC 9を第1および第2のロータ要素2、3に対して吸着および脱着することによりVOC 9を空気から分離するように構成される。プロセス空気ファン20は、第1のファンモータ33により駆動され、プロセス空気ファン20は、装置1の第1の吸着ゾーン16において第1のロータ要素2を通るようにプロセス空気流8を発生させるように構成される。再生空気ファン26は、装置1の第1の脱着ゾーン13において第1のロータ要素2を通るように第1の再生空気流18を生成するように構成される。再生空気ファン26は、第2のファンモータ35によって駆動される。クーラ27は、第1の再生空気流18が第2のロータ要素3に入る前に、第1の再生空気流18の温度を低減するように構成される。熱交換器30が、第1のロータ要素2を通過した後、クーラ27を通過した後の第1の再生空気流18を受容するように構成される。熱交換器30を通過した後、第1の再生空気流18は、第2のロータ要素3に入る。熱交換器30は、熱交換器30内で第1の再生空気流18によって加熱されるように周囲空気31を受容するように構成される。再生空気ファン26は、熱交換器30から加熱された周囲空気31を供給し、第1の再生空気流18を生成するように構成される。第1の再活性化空気流18は、装置1の第1の脱着ゾーン13に入る前に、第1のヒータ要素24内で加熱される。再生空気ファン26はまた、熱交換器30から加熱された周囲空気31を供給し、装置1の第2の脱着ゾーン34において第2のロータ要素3を通るように第2の再生空気流32を生成するように構成される。第2の再生空気流32が装置1の第2の脱着ゾーン34に入る前に、第2の再生空気流32は、第2のヒータ要素39によって加熱される。レギュレータ要素46が、熱交換器30から加熱された周囲空気31を第1および第2の再生空気流18、32に分配するように構成される。転換器36が、VOC 9を水蒸気およびCO2などの副生成物37に転換するように構成される。転換器36は酸化チャンバ41を備え、酸化チャンバ41において、VOC 9を副生成物37に転換するための熱が、燃料タンク45から酸化チャンバ41に送達される燃料43を用いた燃焼によって発生させられる。第2のロータ要素3は、装置1の第2の吸着ゾーン38において、第1のロータ要素2を通過した後の第1の再生空気流18を受容するように構成される。第1の再生空気流18は、第2のロータ要素2を通過した後に、装置1の第1の吸着ゾーン16において第1のロータ要素2のプロセス空気流8に入るように構成される。転換器36は、第2の再生空気流32が第2のロータ要素3を通過した後に、第2の再生空気流32を濃縮されたVOC 9として受容するように構成される。第1のロータ要素2は、第1の直径d1を有する円形構成を有し、第2のロータ要素3は、第2の直径d2を有する円形構成を有する。第1の直径d1は、第2の直径d2よりも大きい。第1のロータ要素2は、第1のロータモータ29を用いて第1の中心軸6を中心に回転するように構成される。第2のロータ要素3は、第2のロータモータ44を用いて第2の中心軸42を中心に回転するように構成される。熱交換器30内で第1の再生空気流18から凝結したVOC 9は、ポンプ40を用いて転換器36へと誘導されるように構成される。クーラ27内で第1の再生空気流18から凝結したVOC 9は、ポンプ40を用いて転換器36へと誘導されるように構成される。装置1における空気流の誘導は、ダクト、チャネルおよび/もしくはパイプまたは類似の誘導要素(不図示)によって行われてよい。装置1には、クーラ27および/または熱交換器30が設けられてよい。
制御デバイス100が、装置1を制御するように構成される。制御ユニット100は、第1および第2のロータモータ29、44、第1および第2のファンモータ33、35、ならびにポンプ40に接続される。制御ユニット100は、第1および第2のヒータ要素24、39に接続されていてもよい。制御ユニット100は、転換器36に接続されていてもよい。
図3は、VOC低減装置1の制御デバイス100によって行われる、VOC 9を装置1の第1および第2のロータ要素2、3に対して吸着および脱着することでVOC 9を空気から分離することによりVOC 9を空気から除去するための方法についてのフローチャートを示す。第1および第2のロータ要素2、3には各々、複数のチャネル4が設けられる。第1のロータ要素2は、第1の直径d1を有する円形構成を有し、第2のロータ要素3は、第2の直径d2を有する円形構成を有し、第1の直径d1は、第2の直径d2よりも大きい。よって、本方法は、図2に開示するVOC低減装置1に関する。
本方法は、以下の工程を含む。装置1のプロセス空気ファン20を用いて、装置1の第1の吸着ゾーン16において第1のロータ要素2を通るようにプロセス空気流8を発生させる工程s101。装置1の再生空気ファン26を用いて、装置1の第1の脱着ゾーン13において第1のロータ要素2を通るように第1の再生空気流18を生成する工程s102。装置1の第2の吸着ゾーン38において、第1のロータ要素2を通過した後の第1の再生空気流18を第2のロータ要素3に受容する工程s103。再生空気ファン26により、装置1の第2の脱着ゾーン34において第2のロータ要素3を通るように第2の再生空気流32を生成する工程s104。第2の再生空気流32が第2のロータ要素3を通過した後に、第2の再生空気流32を濃縮された揮発性有機化合物9として装置1の転換器36に受容する工程s105。装置1の転換器36内で揮発性有機化合物9を副生成物に転換する工程s106。
本方法は、第1のロータ要素2を通過した後かつ第2のロータ要素3が第1の再生空気流18を受容する前の第1の再生空気流18をクーラ27に受容し冷却する工程s107をさらに含む。
本方法は、さらなる工程を含む。第1のロータ要素2を通過した後かつ第2のロータ要素3が第1の再生空気流18を受容する前の第1の再生空気流18を装置1の熱交換器30に受容する工程s108。熱交換器30内で第1の再生空気流18によって加熱されるように周囲空気31を熱交換器30に受容する工程s109。再生空気ファン26により、熱交換器30から加熱された周囲空気31を供給する工程s110。
図4は、一例に係るコンピュータまたはデバイス500を模式的に例示する。粒子保護デバイス32の制御デバイス100は、あるバージョンにおいて、デバイス500を備えてよい。デバイス500は、不揮発性メモリ520、データ処理ユニット510および読み書きメモリ550を備える。不揮発性メモリ520は、デバイス500の機能を制御するためのコンピュータプログラム、例えばオペレーティングシステムが格納された第1のメモリ要素530を有する。デバイス500は、バスコントローラ、シリアル通信ポート、I/O手段、A/Dコンバータ、日時入力転送ユニット、イベントカウンタおよび割込みコントローラ(不図示)をさらに備える。不揮発性メモリ520はまた、第2のメモリ要素540を有する。
安全な方法を行うためのルーチンを含むコンピュータプログラムPが提供される。プログラムPは、メモリ560および/または読み書きメモリ550に、実行可能な形式でまたは圧縮された形式で格納されてよい。
データ処理ユニット510が特定の機能を行うものとして説明される場合、これは、データ処理ユニット510が、メモリ560に格納されたプログラムの特定の部分または読み書きメモリ550に格納されたプログラムの特定の部分を遂行することを意味する。
データ処理デバイス510は、データバス515を介してデータポート599と通信することができる。不揮発性メモリ520は、データバス512を介してデータ処理ユニット510と通信するように意図される。別個のメモリ560は、データバス511を介してデータ処理ユニット510と通信するように意図される。読み書きメモリ550は、データバス514を介してデータ処理ユニット510と通信するように適合される。
データは、データポート599に受け取られると、一時的に第2のメモリ要素540に格納される。受け取られた入力データが一時的に格納されると、データ処理ユニット510は、上述のようなコード実行を遂行する準備が整う。
本明細書に記載の方法の一部は、メモリ560または読み書きメモリ550に格納されたプログラムを実行するデータ処理ユニット510を用いて、デバイス500により遂行されてよい。デバイス500がプログラムを実行すると、本明細書に記載の方法が実行される。
実施例についての前述の説明は、例示および説明を目的として与えられている。網羅的であること、または説明されている変形例に実施例を限定することは意図されていない。多数の修正および変形が、当業者には明白に明らかであろう。実施例は、原理および実際の適用を最もよく詳説し、それにより当業者が実施例をその様々な例に関してかつその意図された用途に適用可能な様々な修正とともに理解することを可能とするために、選定され説明されている。上記で規定されている構成要素および特徴は、実施例の枠内において、規定されている異なる例の間で組み合わされてよい。

Claims (19)

  1. 揮発性有機化合物(9)を空気から除去するための揮発性有機化合物低減装置(1)であって、
    複数のチャネル(4)が各々に設けられた第1および第2のロータ要素(2、3)であって、前記揮発性有機化合物(9)を前記第1および第2のロータ要素(2、3)に対して吸着、および前記第1および第2のロータ要素(2、3)から脱着することにより、前記揮発性有機化合物(9)を空気から分離するように構成された、前記第1および第2のロータ要素(2、3)と、
    前記第1のロータ要素(2)を通るようにプロセス空気流(8)を誘導するように構成された、前記装置(1)の第1の吸着ゾーン(16)と、
    前記第1のロータ要素(2)を通るように第1の再生空気流(18)を誘導するように構成された、前記装置(1)の第1の脱着ゾーン(13)と、
    前記揮発性有機化合物(9)を副生成物(37)に転換するように構成された転換器(36)と
    を備え、
    前記第2のロータ要素(3)は、前記装置(1)の第2の吸着ゾーン(38)において、前記第1のロータ要素(2)を通過した後の前記第1の再生空気流(18)を受容するように構成され、
    前記装置(1)の第2の脱着ゾーン(34)が、前記第2のロータ要素(3)を通るように第2の再生空気流(32)を誘導するように構成され、
    前記転換器(36)は、前記第2の再生空気流(32)が前記第2のロータ要素(3)を通過した後に、前記第2の再生空気流(32)を濃縮された揮発性有機化合物(9)として受容するように構成され、
    前記第1のロータ要素(2)は、第1の直径(d1)を有する円形構成を有し、前記第2のロータ要素(3)は、第2の直径(d2)を有する円形構成を有し、前記第1の直径(d1)は、前記第2の直径(d2)よりも大きい、
    装置(1)。
  2. 前記第1の直径(d1)と前記第2の直径(d2)との間の比は、20:1~2:1の範囲内である、請求項1に記載の装置(1)。
  3. 前記第1の直径(d1)と前記第2の直径(d2)との間の比は、15:1~5:1の範囲内である、請求項1に記載の装置(1)。
  4. 前記第1の直径(d1)と前記第2の直径(d2)との間の比は、10:1である、請求項1に記載の装置(1)。
  5. プロセス空気ファン(20)が、前記装置(1)の前記第1の吸着ゾーン(16)において前記第1のロータ要素(2)を通るように前記プロセス空気流(8)を発生させるように構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置(1)。
  6. 再生空気ファン(26)が、前記装置(1)の前記第1の脱着ゾーン(13)において前記第1のロータ要素(2)を通るように前記第1の再生空気流(18)を生成するように構成され、
    前記再生空気ファン(26)は、前記装置(1)の前記第2の脱着ゾーン(34)において前記第2のロータ要素(3)を通るように前記第2の再生空気流(32)を生成するように構成される、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の装置(1)。
  7. クーラ(27)が、前記第1のロータ要素(2)を通過した後かつ前記第1の再生空気流(18)が前記第2のロータ要素(3)に入る前の前記第1の再生空気流(18)を受容し冷却するように構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置(1)。
  8. 熱交換器(30)内で前記第1の再生空気流(18)から凝結した揮発性有機化合物(9)が、前記転換器(36)へと誘導されるように構成される、請求項7に記載の装置(1)。
  9. 熱交換器(30)が、前記第1のロータ要素(2)を通過した後かつ前記第1の再生空気流(18)が前記第2のロータ要素(3)に入る前の前記第1の再生空気流(18)を受容し冷却するように構成され、
    前記熱交換器(30)は、前記熱交換器(30)内で前記第1の再生空気流(18)によって加熱されるように周囲空気(31)を受容するように構成される、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の装置(1)。
  10. 前記再生空気ファン(26)は、前記熱交換器(30)から前記加熱された周囲空気(31)を供給し、前記第1の再生空気流(18)を生成するように構成される、請求項6および9に記載の装置(1)。
  11. 前記再生空気ファン(26)は、前記熱交換器(30)から前記加熱された周囲空気(31)を供給し、前記第2の再生空気流(32)を生成するように構成される、請求項6および9に記載の装置(1)。
  12. 前記熱交換器(30)内で前記第1の再生空気流(18)から凝結した揮発性有機化合物(9)が、前記転換器(36)へと誘導されるように構成される、請求項9~11のいずれか一項に記載の装置(1)。
  13. 前記第1の再生空気流(18)は、前記第2のロータ要素(3)を通過した後に、前記装置(1)の前記第1の吸着ゾーン(16)において前記第1のロータ要素(2)の前記プロセス空気流(8)に入るように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載の装置(1)。
  14. 制御デバイス(100)が、前記装置(1)を制御するように構成される、請求項1~13のいずれか一項に記載の装置(1)。
  15. 揮発性有機化合物低減装置(1)によって行われる、揮発性有機化合物(9)を前記装置(1)の第1および第2のロータ要素(2、3)に対して吸着および脱着することで前記揮発性有機化合物(9)を空気から分離することにより、前記揮発性有機化合物(9)を空気から除去するための方法であって、前記第1および第2のロータ要素(2、3)には各々、複数のチャネル(4)が設けられ、前記第1のロータ要素(2)は、第1の直径(d1)を有する円形構成を有し、前記第2のロータ要素(3)は、第2の直径(d2)を有する円形構成を有し、前記第1の直径(d1)は、前記第2の直径(d2)よりも大きく、前記方法は、
    前記装置(1)の第1の吸着ゾーン(16)において前記第1のロータ要素(2)を通るようにプロセス空気流を発生させる工程(s101)と、
    前記装置(1)の第1の脱着ゾーン(16)において前記第1のロータ要素(2)を通るように第1の再生空気流(18)を生成する工程(s102)と、
    前記装置(1)の第2の吸着ゾーン(38)において、前記第1のロータ要素(2)を通過した後の前記第1の再生空気流(18)を前記第2のロータ要素(3)に受容する工程(s103)と、
    前記装置(1)の第2の脱着ゾーン(34)において前記第2のロータ要素(3)を通るように第2の再生空気流(32)を生成する工程(s104)と、
    前記第2の再生空気流(32)が前記第2のロータ要素(3)を通過した後に、前記第2の再生空気流(32)を濃縮された揮発性有機化合物(9)として前記装置(1)の転換器(36)に受容する工程(s105)と、
    前記装置(1)の前記転換器(36)内で前記揮発性有機化合物(9)を副生成物(37)に転換する工程(s106)と
    を含む、方法。
  16. 前記第1のロータ要素(2)を通過した後かつ前記第2のロータ要素(3)が前記第1の再生空気流(18)を受容する前の前記第1の再生空気流(18)をクーラ(27)に受容し冷却する工程(s107)
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1のロータ要素(2)を通過した後かつ前記第2のロータ要素(3)が前記第1の再生空気流(18)を受容する前の前記第1の再生空気流(18)を前記装置(1)の熱交換器(30)に受容する工程(s108)と、
    前記熱交換器(30)内で前記第1の再生空気流(18)によって加熱されるように周囲空気(31)を前記熱交換器(30)に受容する工程(s109)と、
    前記再生空気ファン(26)により、前記熱交換器(30)から前記加熱された周囲空気(31)を供給する工程(s110)と
    をさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 命令を含むコンピュータプログラム(P)であって、前記命令は、前記プログラム(P)がコンピュータ(100;500)によって実行されたときに、請求項15~17のいずれか一項に記載の方法を前記コンピュータ(100;500)に実行させる、コンピュータプログラム(P)。
  19. 命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、コンピュータ(100;500)によって実行されたときに、請求項15~17のいずれか一項に記載の方法を前記コンピュータ(100;500)に実行させる、コンピュータ可読媒体。
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