JP2005161128A - 有機ガス処理装置 - Google Patents

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康弘 田中
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Abstract

【課題】本発明は極めて有機ガスの除去効率が極めて高くなり放出ガスの濃度を極めて希薄にすることができるとともに、除去された有機ガスを高い濃度で濃縮可能な有機ガス処理装置を提供しようとするものである。
【解決手段】本発明は以上のような課題を解決するため、第1吸着ロータ1及び第2吸着ロータ2を設け、第2吸着ロータ2のパージゾーン6に外気を通過させ、第2吸着ロータ2の脱着ゾーン8を通過したガスを第1吸着ロータ1のパージゾーン5に通過させた後、加熱して第1吸着ロータ1の脱着ゾーン7に通過させるようにしたもので、これによって第2吸着ロータ2の吸着ゾーン4を通過するガスを希薄にできるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば疎水性ゼオライトなどの有機ガス吸着剤の担持されたハニカムロータを用いた有機ガス処理装置に関するもので、特に有機ガスの除去効率の極めて高いものを提供するものである。
有機ガス処理装置は、化学工場や塗装工場あるいは印刷工場などから排出される有機ガスを濃縮し、燃焼処理などを行って有機ガスを無害化するものである。
このような有機ガスの濃縮手段として有機ガス吸着剤ペレットを詰めたカラムを用いるものと比較して有機ガス吸着剤の担持されたハニカム状吸着ロータを用いたものは省エネルギー効果が高くなるため急速に普及している。
一方、有機ガス処理装置は被処理ガスの濃度が高くても排出される浄化ガス濃度の低いものの開発が求められている。このために吸着ロータを多段にして吸着率を向上させることが考えられる。このような技術として例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開平10−24215号公報
また有機ガス処理装置ではなく、除湿機ではあるが複数の吸着ロータと複数の脱着ヒータを有するものとして例えば特許文献2に開示されたものがある。
特開平7−754号公報
特許文献1に記載のものは、被処理ガスは複数の吸着ロータによって吸着され、希薄なガスとなって大気へ放出される。しかし、高温の脱着空気が各吸着ロータの脱着ゾーンを通過する度にその温度が下がり、次第に脱着が進まなくなるため吸着ロータの吸着能力が次第に低下するという問題がある。
また特許文献2に記載のものは上記のとおり、湿気吸着ロータを用いた除湿機に関するものであり、2つの除湿ロータに被処理空気を通過させることによって超低露点すなわち水分の極めて希薄な空気をつくるものである。
これは有機ガス処理装置ではなく除湿機に関するものであり、除湿機は湿気吸着ロータから脱着した湿気はそのまま大気放出が可能であるため、脱着した水分濃度を如何に上げるかという観点については考慮する必要がなく、その…についての記載がない。
本発明は被処理ガス中の有機ガスを吸着濃縮するとともに、被処理ガスの清浄度を如何に高くするかという観点でなされたものであり、有機ガスの除去効率を高くすることが可能で、かつ濃縮倍率の高い有機ガス処理装置を提供しようとするものである。
本件発明は以上のような課題を解決するため、2つの吸着ロータを有し、それぞれの吸着ロータを吸着ゾーン、パージゾーン、脱着ゾーンに分割し、第2吸着ロータのパージゾーンに外気を通過させ、第2吸着ロータの脱着ゾーンを通過したガスを第1吸着ロータのパージゾーンに通過させた後、加熱して第1吸着ロータの脱着ゾーンに通過させるようにした。
本発明の有機ガス処理装置は上記の如く構成したので、有機ガスの吸着が2段階で行われ、有機ガスの除去効率が極めて高くなり放出ガスの濃度を極めて希薄にすることができる。
また放出ガス濃度に影響の大きな2段目の吸着ロータを外気でパージしているためパージ空気温度が低くかつパージ空気には有機ガスが含まれないため、これによっても放出ガスの濃度を極めて希薄な有機ガス処理装置を提供することができる。
さらに2段目の吸着ロータを脱着した後のガスで1段目の吸着ロータを脱着するようにしているため、脱着後のガス濃度が高くなり濃縮倍率が高くなるため、濃縮後のガス処理が容易になる。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の吸着ロータを有し、それぞれの吸着ロータを吸着ゾーン、パージゾーン、脱着ゾーンに分割し、後段吸着ロータのパージゾーンに外気を通過させ、後段吸着ロータの脱着ゾーンを通過したガスを前段吸着ロータのパージゾーンに通過させた後、加熱して前段吸着ロータの脱着ゾーンに通過させるようにしたため、後段後段吸着ロータの吸着ゾーンを通過するガスを極めて希薄にすることができるという作用を有する。
以下本発明の有機ガス処理装置の実施例について図に沿って詳細に説明する。第1吸着ロータ1及び第2吸着ロータ2はそれぞれセラミック繊維紙などをハニカム(蜂の巣)状に形成し、これに疎水性ゼオライトを担持したり、活性炭繊維紙をハニカム状に形成したものである。
また第1吸着ロータ1及び第2吸着ロータ2はそれぞれ吸着ゾーン3,4、パージゾーン5,6、脱着ゾーン7,8に分割されている。そして第1吸着ロータ1及び第2吸着ロータ2はそれぞれギヤドモータ(既に公知であるため図示せず)などによって回転駆動される。
工場などの排ガス即ち被処理ガスは第1吸着ロータ1及び第2吸着ロータ2の吸着ゾーン3,4を通過し、処理送風機9によって大気放出されるように配管されている。
第2吸着ロータ2のパージゾーン6には外気が通され、パージゾーン6を出た空気は第2ヒータ10を通って脱着ゾーン8へ入るように配管されている。脱着ゾーン8を通過したガスは第2再生送風機11及びクーラ12を通って第1吸着ロータ1のパージゾーン5に入るように配管されている。ここでクーラ12は冷凍機のエバポレータや冷水で冷やされる熱交換器などを使うことができる。
パージゾーン5を出たガスは第1ヒータ13を通って脱着ゾーン7へ入るように配管されている。脱着ゾーン7を通過したガスは第1再生送風機14を通過して燃焼装置などの無害化のための後処理装置(公知であるので図示せず)へ送られる。
本発明の有機ガス処理装置は以上のように構成され、以下のように動作する。先ず工場などの排ガス即ち被処理ガスは第1吸着ロータ1の吸着ゾーン3を通過する。被処理ガスの濃度が300ppmであって流量が100m/分であったとすると、被処理ガス中の有機ガスは吸着ゾーン3で第1吸着ロータ1に吸着され、その濃度は30ppmになる。
この濃度30ppmのガスは第2吸着ロータ2の吸着ゾーン4を通過する。ガス中の有機ガスは吸着ゾーン4で第2吸着ロータ2に吸着され、その濃度は3ppmになり、極めて希薄なガスとなって処理送風機9によって大気へ放出される。
第2吸着ロータ2のパージゾーン6を通過した空気は、通過前の温度が30℃であったとすると、パージゾーン6での熱交換によって温度が100℃まで上昇する。この温度の上昇した空気を第2ヒータ10によってさらに加熱し、180℃まで温度を上げて脱着ゾーン8へ流す。
この高温の空気によって、第2吸着ロータ2に吸着されていた有機ガスが脱着され、脱着ゾーン8の出口では濃度が270ppmとなる。つまり吸着ゾーン4を通過するガスの濃度が脱着ゾーン8でほぼ10倍に濃縮される。
脱着ゾーン8を通過したガスは第2再生送風機11によってクーラ12へ送られ、温度が40℃まで低下して第1吸着ロータ1のパージゾーン5へ送られる。パージゾーン5での熱交換によって温度が100℃まで上昇する。この温度の上昇した空気を第1ヒータ13によってさらに加熱し、180℃まで温度を上げて脱着ゾーン7へ流す。
この高温の空気によって、第1吸着ロータ1に吸着されていた有機ガスが脱着され、脱着ゾーン7の出口では濃度が2970ppmとなる。つまり吸着ゾーン3を通過するガスの濃度が脱着ゾーン7でほぼ10倍に濃縮される。そしてこの濃縮された有機ガスは燃焼装置などの後処理装置に送られ、無害化されて大気へ放出される。
以上の実施例では脱着ゾーン8を通過したガスはクーラ12を通って第1吸着ロータ1のパージゾーン5に入るように配管されている例を示したが、第1吸着ロータ1の吸着率を少し低下させても問題が無い場合にはクーラ12を用いる必要はない。
本発明の有機ガス処理装置は、以上説明のように浄化後のガス濃度を元のガス濃度の1/100にまで浄化することができ、大気放出しても問題のないレベルまで有機ガスを除去することができる。
本発明の有機ガス処理装置の実施例を示すフロー図である。
符号の説明
1,2 吸着ロータ
3,4 吸着ゾーン
5,6 パージゾーン
7,8 脱着ゾーン
9 処理送風機
10 第2再生ヒータ
11 第2再生送風機
12 クーラ
13 第1再生ヒータ
14 第1再生送風機

Claims (2)

  1. 複数の吸着ロータを有し、それぞれの吸着ロータを吸着ゾーン、パージゾーン、脱着ゾーンに分割し、後段吸着ロータのパージゾーンに外気を通過させ、後段吸着ロータの脱着ゾーンを通過したガスを前段吸着ロータのパージゾーンに通過させた後、加熱して前段吸着ロータの脱着ゾーンに通過させるようにした有機ガス処理装置。
  2. 後段吸着ロータの脱着ゾーンを通過したガスを冷却して前段吸着ロータのパージゾーンに通過させるようにした請求項1記載の有機ガス処理装置。
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