JP2022544046A - パワー決定方法及び端末機器 - Google Patents

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Abstract

本開示の実施例は、パワー決定方法及び端末機器を開示する。この方案は、M個のターゲット比を取得し、各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、M個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、M個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであり、Mは、1よりも大きい整数であることと、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定し、ターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値であることとを含む。【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年07月30日に国家知識産権局で提出された出願番号が201910696356.6であり、「パワー決定方法及び端末機器」と称される中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、通信技術分野に関し、特に、パワー決定方法及び端末機器に関する。
移動通信システムにおいて、サービス伝送(例えばボイスサービス伝送又はデータサービス伝送)の品質を確保するために、端末機器は、S基準(即ちキャンピングセルの選択受信レベル値Srxlev>0)に基づいて、キャンピングセルを選択してキャンピングすることができる。
現在、一つのセルの選択受信レベル値は、このセルのリファレンス信号受信パワー(Reference Signal Received Power、RSRP)及び他のパラメータを測定することにより決定することができ、一つのセルのRSRPは、一般的に、端末機器においてこのセルのリファレンス信号を受信した全ての論理アンテナポートの受信パワーを線形平均して得られたものである。
しかしながら、上記方式において、一つのセルのRSRPが複数の論理アンテナポートの受信パワーを線形平均して得られたものであるため、決定されたこのセルのRSRPとこのセルの実際のRSRPとの差が比較的大きいことによって、端末機器がS基準を満たすセルをS基準を満たさないセルとして決定する、さらに、端末機器がセル測定及び選択を改めて行うことを招く。このように、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することができないことを招く。
本開示の実施例は、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することができないという問題を解決するためのパワー決定方法を提供する。上記技術課題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
第一の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器に用いられるパワー決定方法を提供する。この方法は、M個のターゲット比を取得し、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定することを含む。このターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値であり、各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであり、Mは、1よりも大きい整数である。
第二の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、取得モジュールと決定モジュールとを含んでもよい。取得モジュールは、M個のターゲット比を取得するために用いられ、各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであり、Mは、1よりも大きい整数であり、決定モジュールは、取得モジュールが取得したM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定するために用いられ、このターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である。
第三の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記第一の方面におけるパワー決定方法のステップを実現させる。
第四の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記第一の方面におけるパワー決定方法のステップを実現させる。
本開示の実施例では、M個のターゲット比(各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートである)を取得することができ、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値(このターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である)を決定する。この方案により、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。このように、本開示の実施例は、端末機器のターゲット受信アンテナの受信パワー値を決定する時に、送信側の各論理アンテナポートの状態を考慮したため、決定されたターゲット受信アンテナの受信パワー値(即ち上記ターゲット受信パワー値)をターゲット受信アンテナの実際の受信パワー値にさらに近づけることができ、即ち、このターゲット受信パワー値は、端末機器が測定したセルの信号カバレッジ強度を正確に反映することができ、それによって、端末機器がこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを正確に判断することができるようになり、さらに、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することを確保することができる。
本開示の実施例によるパワー決定方法の概略図のその一である。 本開示の実施例によるパワー決定方法の概略図のその二である。 本開示の実施例によるパワー決定方法の概略図のその三である。 本開示の実施例によるパワー決定方法の概略図のその四である。 本開示の実施例による端末機器の構造の概略図のその一である。 本開示の実施例による端末機器の構造の概略図のその二である。 本開示の実施例による端末機器のハードウェアの概略図である。
以下、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における方案を明瞭且つ完全に説明するが、明らかに、説明された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本明細書における用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、三つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、単独のA、AとBとの組み合わせ、単独のBという三つのケースを表してもよい。本明細書における符号「/」は、関連対象が「又は」という関係であることを表し、例えば、A/Bは、A又はBを表す。
本明細書における用語である「第一」及び「第二」などは、異なる対象を区別するためのものであり、対象の特定の順序を記述するためのものではない。例えば、第一の予め設定された式と第二の予め設定された式などは、異なる予め設定された式を区別するためのものであり、予め設定された式の特定の順序を記述するためのものではない。
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証又は説明として表すために用いられる。本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案よりも好ましい又は優位性があると解釈されるべきではない。正確にいうと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で示すことを意図する。
本開示の実施例の記述において、特に説明されていない限り、「複数」の意味は二つ又は二つより多い数を指し、例えば、複数の素子は、二つ又は二つより多い素子などを指す。
本開示の実施例は、パワー決定方法及び端末機器を提供し、M個のターゲット比(各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートである)を取得することができ、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値(このターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である)を決定する。この方案により、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。このように、本開示の実施例は、端末機器のターゲット受信アンテナの受信パワー値を決定する時に、送信側の各論理アンテナポートの状態を考慮したため、決定されたターゲット受信アンテナの受信パワー値(即ち上記ターゲット受信パワー値)をターゲット受信アンテナの実際の受信パワー値にさらに近づけることができ、即ち、このターゲット受信パワー値は、端末機器が測定したセルの信号カバレッジ強度を正確に反映することができ、それによって、端末機器がこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを正確に判断することができるようになり、さらに、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することを確保することができる。
本開示の実施例による端末機器は、モバイル端末であってもよいし、非モバイル端末であってもよい。例示的には、モバイル端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非モバイル端末は、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、テラー機又はセルフサービス機などであってもよく、本開示の実施例では、具体的に限定しない。
本開示の実施例によるパワー決定方法の実行主体は、上記端末機器であってもよいし、この端末機器においてこのパワー決定方法を実現できる機能モジュール及び/又は機能エンティティであってもよく、具体的には実際の使用需要に応じて決定することができ、本開示の実施例では限定しない。以下では、端末機器を例として、本開示の実施例によるパワー決定方法を例示的に説明する。
本開示の実施例では、端末機器が起動し、接続状態からアイドル状態に移行するか又はサービスエリアに改めて入る場合、端末機器は、あるセルを選択してキャンピングする必要がある。端末機器がキャンピングセルを選択する過程において、端末機器は、まず、セルの受信パワー値(即ち端末機器のこのセルにおける受信パワー値)を取得し、S基準に基づいて、この受信パワー値によりこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断することによって、このセルにキャンピングするか否かを決定する必要がある。端末機器は、端末機器の異なる受信アンテナの受信パワー値を取得し、これらの受信パワー値のうちの最大受信パワー値をこのセルの受信パワー値として決定し、次に、端末機器は、S基準に基づいて、このセルの受信パワー値によりこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断することができる。このセルがキャンピング条件を満たす場合、端末機器は、このセルを選択してキャンピングすることができ、このセルがキャンピング条件を満たさない場合、端末機器は、他のセルを改めてサーチしてキャンピングすることができる。M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。このように、本開示の実施例は、端末機器のターゲット受信アンテナの受信パワー値を決定する時に、送信側の各論理アンテナポートの状態を考慮したため、決定されたターゲット受信アンテナの受信パワー値(即ち上記ターゲット受信パワー値)をターゲット受信アンテナの実際の受信パワー値にさらに近づけることができ、即ち、このターゲット受信パワー値は、端末機器が測定したセルの信号カバレッジ強度を正確に反映することができ、それによって、端末機器がこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを正確に判断することができるようになり、さらに、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することを確保することができる。
以下、各添付図面を結び付けながら本開示の実施例によるパワー決定方法を例示的に説明する。
図1に示すように、本開示の実施例は、パワー決定方法を提供する。この方法は、以下のS201~S202を含んでもよい。
S201、端末機器は、M個のターゲット比を取得する。
各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であってもよく、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であってもよく、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であってもよく、即ち各ターゲットパワー値は、一つの論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであってもよく、Mは、1よりも大きい整数である。
本開示の実施例では、端末機器は、複数の受信アンテナ(即ち物理アンテナ)を有してもよく、各受信アンテナは、複数の論理アンテナポートを含んでもよいが、異なる論理アンテナポートは、異なる信号を伝送することができる。
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット受信アンテナは、複数の受信アンテナのうちのいずれか一つの受信アンテナであってもよい。
選択的に、本開示の実施例では、上記一つの論理アンテナポートの受信パワー値は、この論理アンテナポートが受信した信号のパワー値であってもよい。この信号は、端末機器が測定したセルのリファレンス信号であってもよい。
例示的には、端末機器のターゲット受信アンテナが5つの論理アンテナポート(即ちM=5)を含み、かつこの5つの論理アンテナポートの受信パワー値をそれぞれP(1),P(2),P(3),P(4),P(5)と記し、P(1)がこの5つの論理アンテナポートの受信パワー値のうちの最大値であるとすると、端末機器は、これらの5つの論理アンテナポートの受信パワー値に基づいて5つのターゲット比を取得することができ、それぞれPratio(1),Pratio(2),Pratio(3),Pratio(4),Pratio(5)と記し、
Figure 2022544046000002
である。
S202、端末機器は、M個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定する。
上記ターゲット受信パワー値は、即ち、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である。
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット受信パワー値、即ちターゲット受信アンテナの受信パワー値は、RSRP値であってもよいし、受信信号強度指示(received signal strength indication、RSSI)値などの任意の可能な受信パワー値であってもよく、実際の使用需要に基づいて決定することができ、本開示の実施例では限定しない。
選択的に、本開示の実施例では、端末機器がM個のターゲット比を取得した後、端末機器は、M個のターゲット比と予め設定された閾値の大きさを順に判断することができ、M個のターゲット比のうちの全てのターゲット比がいずれもある閾値よりも小さい場合、端末機器は、以下の第一の予め設定された式を採用して、ターゲット受信パワー値を決定することができ、M個のターゲット比のうちのいずれか一つのターゲット比がある閾値以上である場合、端末機器は、以下の第二の予め設定された式を採用して、ターゲット受信パワー値を決定することができる。
例示的に、本開示の実施例では、上記図1を結び付けながら、図2に示すように、上記S202は、以下のS202a-S202bにより実現することができる。
S202a、M個のターゲット比のうちの全てのターゲット比がいずれも予め設定された閾値よりも小さい場合、端末機器は、第一の予め設定された式を採用して、ターゲット受信パワー値を決定する。
なお、本開示の実施例では、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。さらに、M個のターゲット比のうちの全てのターゲット比がいずれも予め設定された閾値よりも小さい場合、各ターゲットパワー値が最大ターゲットパワー値に比較的に近いと理解できる場合、端末機器は、送信側の現在の全ての論理アンテナポートが非ミュート(非mute)状態にあり、即ち送信側の現在の全ての論理アンテナポートがいずれも信号を正常に伝送することができると決定することができる。又は、M個のターゲット比のうちの少なくとも一つのターゲット比が予め設定された閾値以下である場合、M個のターゲット比のうちの少なくとも一つのターゲット比と最大ターゲットパワー値との差が大きいと理解できる場合、端末機器は、送信側の全ての論理アンテナポートのうちの少なくとも一つの論理アンテナポートがミュート(mute)状態にあり、即ち送信側の全ての論理アンテナポートのうちの少なくとも一つの論理アンテナポートが信号を正常に伝送することができないと決定することができる。
選択的に、本開示の実施例では、上記予め設定された閾値は、実際の使用需要に基づいて決定することができ、本開示の実施例では限定しない。
選択的に、本開示の実施例では、上記第一の予め設定された式は、
Figure 2022544046000003
であってもよい。
ただし、Pは、ターゲット受信パワー値であり、P(i)は、M個のtターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、ターゲット受信アンテナ上の論理アンテナポートの数であり、1≦i≦Mである。
例示的に、上記S201で挙げたデータを例とし、5つのターゲット比をそれぞれPratio(1),Pratio(2),Pratio(3),Pratio(4),Pratio(5)と記するとすると、Pratio(1),Pratio(2),Pratio(3),Pratio(4),Pratio(5)がいずれも予め設定された閾値よりも小さい場合、端末機器は、上記第一の予め設定された式に基づいて、上記ターゲット受信アンテナのターゲット受信パワー値が
Figure 2022544046000004
であると算出することができる。
Figure 2022544046000005
である。
S202b、M個のターゲット比のうちの少なくとも一つのターゲット比が予め設定された閾値以上である場合、端末機器は、第二の予め設定された式を採用して、ターゲット受信パワー値を決定する。
選択的に、本開示の実施例では、上記第二の予め設定された式は、
Figure 2022544046000006
である。
ただし、Pは、ターゲット受信パワー値であり、Pratio(i)は、M個のターゲット比のうちのi番目のターゲット比であり、F(Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・,Pratio(M))は、変換関数であり、P(i)は、M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、ターゲット受信アンテナが受信した信号の数であり、1≦i≦Mである。
本開示の実施例では、上記F(Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・Pratio(M))は、変換関数であり、それは、M個のターゲット比Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・,Pratio(M))をM個の重み付け係数に変換するために用いることができる。例えば、M個のターゲット比Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・,Pratio(M))を同時に入力し、M個の重み付け係数を同時に出力することができる。各重み付け係数は、いずれも0から1までの小数である。
例示的に、上記S201で挙げたデータを例とし、5つのターゲット比をそれぞれPratio(1),Pratio(2),Pratio(3),Pratio(4),Pratio(5)と記するとすると、Pratio(1),Pratio(2),Pratio(3),Pratio(4),Pratio(5)のうちの少なくとも一つが予め設定された閾値以上であれば、端末機器は、上記第二の予め設定された式に基づいて、上記ターゲット受信パワー値
Figure 2022544046000007
を算出することができ、F,F,F,F,Fは、Pratio(1),Pratio(2),Pratio(3),Pratio(4),Pratio(5)を上記変換関数に同時に入力することにより得られたものであり、かつF,F,F,F,Fは、いずれも0~1の小数である。
本開示の実施例では、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。このように、本開示の実施例は、端末機器のターゲット受信アンテナの受信パワー値を決定する時に、送信側の各論理アンテナポートの状態を考慮したため、決定されたターゲット受信アンテナの受信パワー値(即ち上記ターゲット受信パワー値)をターゲット受信アンテナの実際の受信パワー値にさらに近づけることができ、即ち、このターゲット受信パワー値は、端末機器が測定したセルの信号カバレッジ強度を正確に反映することができ、それによって、端末機器がこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを正確に判断することができるようになり、さらに、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することを確保することができる。
選択的に、本開示の実施例では、端末機器は、M個のターゲット比を取得する前に、まず、M個のターゲットパワー値を取得することができ、次に、M個のターゲットパワー値に基づいて、M個のターゲット比を得る。
例示的に、本開示の実施例では、上記図1を結び付けながら、図3に示すように、上記S201の前に、本開示の実施例によるパワー決定方法は、下記S203をさらに含んでもよく、かつ、上記S201は、具体的には、以下のS201aにより実現することができる。
S203、端末機器は、M個のターゲットパワー値を取得する。
本開示の実施例では、上記ターゲットパワー値に対する説明は、上記S201におけるM個のターゲットパワー値に対する関連説明を参照すればよく、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
S201a、端末機器は、M個のターゲットパワー値のうちの各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比を計算し、M個のターゲット比を得る。
本開示の実施例では、端末機器がM個のターゲットパワー値を取得した後、端末機器は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値を決定することができ、次に、端末機器は、M個のターゲットパワー値とM個のターゲットパワー値のうちの最大値に基づいてM個のターゲット比を決定することができ、即ちM個のターゲットパワー値のうちの各ターゲットパワー値とM個のターゲットパワー値のうちの最大値との比をそれぞれ計算し、M個のターゲット比を得る。一つのターゲットパワー値は、一つのターゲット比に対応することができると理解できる。
本開示の実施例では、上記ターゲット比の他の記述は、上記S201におけるターゲット比に対する関連記述を参照すればよく、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
本開示の実施例では、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができ、それによって、このターゲット比に基づいて決定されたターゲットパワー値の正確度が比較的に高い。
選択的に、本開示の実施例では、上記S203は、具体的には、以下のS203a-S203bにより実現することができる。
S203a、端末機器は、M個のパワー平均値を取得する。
M個のパワー平均値のうちの各パワー平均値は、M個の論理アンテナポートのうちの一つの論理アンテナポートのターゲット範囲内での受信パワー平均値であってもよい。一つの論理アンテナポートのターゲット範囲内での受信パワー平均値は、この論理アンテナポートのターゲット範囲内で受信された信号のパワー平均値であると理解できる。
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット範囲は、ターゲット時間の長さ又はターゲット帯域幅であってもよい。M個のパワー平均値のうちの各パワー平均値は、一つの論理アンテナポートがターゲット時間の長さ内に受信した信号のパワー平均値であってもよく、又は、M個のパワー平均値のうちの各パワー平均値は、一つの論理アンテナポートがターゲット帯域幅内で受信した信号のパワー平均値であってもよい。実際の使用需要に基づいて決定することができ、本開示の実施例では限定しない。
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット時間の長さは、実際の使用需要を満たす任意の時間の長さであってもよく、実際の使用需要に基づいて決定することができ、本開示の実施例では限定しない。
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット帯域幅は、システム帯域幅であってもよいし、システム帯域幅のうち、実際の使用需要を満たす任意の帯域幅であってもよく、実際の使用需要に基づいて決定することができ、本開示の実施例では限定しない。
例示的には、端末機器のターゲット受信アンテナが5つの論理アンテナポートを含み、ターゲット時間の長さが0.01h(時間)であり、かつターゲット受信アンテナの5つの論理アンテナポートが0.01h内に受信した信号のパワーを、それぞれ、Ptotal(1),Ptotal(2),Ptotal(3),Ptotal(4),Ptotal(5)と記するとすると、端末機器は、5つのパワー平均値を取得することができ、
それぞれPmean(1),Pmean(2),Pmean(3),Pmean(4),Pmean(5)であり、
Figure 2022544046000008
である。
S203b、端末機器は、M個のパワー平均値をM個のターゲットパワー値とする。
本開示の実施例では、端末機器がM個のパワー平均値を取得した後、端末機器は、M個のパワー平均値をM個のターゲットパワー値とすることができる。
例示的に、上記S203a及び上記S201におけるデータを例として、端末機器が5つのパワー平均値Pmean(1),Pmean(2),Pmean(3),Pmean(4),Pmean(5)を取得した後、端末機器は、Pmean(1)をP(1)とし、Pmean(2)をP(2)とし、Pmean(3)をP(3)とし、Pmean(4)をP(4)とし、Pmean(5)をP(5)とし、即ち
Figure 2022544046000009
である。
本開示の実施例では、各ターゲットパワー値が、それぞれ、端末機器ターゲット受信アンテナの一つの論理アンテナポートのターゲット時間の長さ又はターゲット帯域幅内でのパワー平均値であるため、端末機器が取得したターゲットパワー値は、この論理アンテナポートが受信したパワーの大きさを正確に示すことができ、それによって端末機器がこのターゲットパワー値により決定したターゲット比の正確度は比較的に高い。
選択的に、本開示の実施例では、端末機器が複数の受信アンテナ(例えばN個の受信アンテナ)を含む場合、端末機器は、N個の受信アンテナのうちの各受信アンテナの受信パワー値を決定することによって、複数の受信パワー値を得ることができる。そして、端末機器が複数の受信パワー値を決定した後、端末機器は、複数の受信パワー値のうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断することができる。
例示的に、本開示の実施例では、上記図1を結び付けながら、図4に示すように、上記S202の後に、本開示の実施例によるパワー決定方法は、以下のS204をさらに含んでもよい。
S204、端末機器が複数の受信パワー値を決定した後、端末機器は、複数の受信パワー値のうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断する。
上記ターゲットセルは端末機器が測定したセルであり、上記複数の受信パワー値は、複数の受信アンテナの受信パワー値である。即ち、複数の受信パワー値のうちの各受信パワー値は、複数の受信アンテナのうちの一つの受信アンテナの受信パワー値である。
本開示の実施例では、端末機器のターゲット受信アンテナが複数の受信アンテナである場合、端末機器は、端末機器の各受信アンテナに対してそれぞれ本開示の実施例によるパワー決定方法を実行することができ、複数の受信アンテナのうちの各受信アンテナの受信パワー値を決定することによって、複数の受信パワー値を得ることができる。そして、端末機器が複数の受信パワー値を決定した後、端末機器は、複数の受信パワー値のうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断することができる。端末機器が、ターゲットセルがキャンピング条件を満たすと判断した場合、端末機器は、このターゲットセルにネットワークキャンピング要求を開始することができ、端末機器が、ターゲットセルがキャンピング条件を満たさないと判断した場合、端末機器は、他のセルを再度サーチしてキャンピングすることができる。
本開示の実施例では、端末機器が複数の受信アンテナのうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断することができるため、この判断結果が比較的に正確である。
なお、本開示の実施例では、上記各方法の添付図面に示されたパワー決定方法が、いずれも本開示の実施例における一つの添付図面を結び付けることを例として、例示的に説明される。具体的に実現する時、上記各方法の添付図面に示されたパワー決定方法は、上記実施例に示される他の結び付け可能な任意の添付図面を結び付けることによって実現されてもよい。ここでは、説明を省略する。
図5に示すように、本開示の実施例は、端末機器400を提供する。この端末機器は、取得モジュール401と決定モジュール402とを含んでもよい。取得モジュール401は、M個のターゲット比を取得するために用いられてもよく、各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであり、Mは、1よりも大きい整数であり、決定モジュール402は、取得モジュール401が取得したM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定するために用いられてもよく、このターゲット受信パワー値は、このターゲット受信アンテナの受信パワー値である。
選択的に、本開示の実施例では、上記決定モジュール402は、具体的には、M個のターゲット比のうちの全てのターゲット値がいずれも予め設定された閾値よりも小さい場合に、第一の予め設定された式を採用して、ターゲット受信パワー値を決定するために用いられ、又は、M個のターゲット比のうちのいずれか一つのターゲット比が予め設定された閾値以上である場合、第二の予め設定された式を採用して、ターゲット受信パワー値を決定するために用いられる。
選択的に、本開示の実施例では、上記第一の予め設定された式は、
Figure 2022544046000010
であってもよい。
Pは、ターゲット受信パワー値であり、P(i)は、M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、ターゲット受信アンテナが受信した信号の数であり、1≦i≦Mである。
選択的に、本開示の実施例では、上記第二の予め設定された式は、
Figure 2022544046000011
であってもよい。
Pは、ターゲット受信パワー値であり、Pratio(i)は、M個のターゲット比のうちのi番目のターゲット比であり、F(Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・,Pratio(M))は、変換関数であり、P(i)は、M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、ターゲット受信アンテナが受信した信号の数であり、1≦i≦Mである。
選択的に、本開示の実施例では、上記取得モジュール401は、M個のターゲット比を取得する前に、M個のターゲットパワー値を取得するために用いられてもよく、上記取得モジュール401は、M個のターゲットパワー値のうちの各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比を計算し、M個のターゲット比を得るために用いられる。
選択的に、本開示の実施例では、上記取得モジュール401は、M個のパワー平均値を取得し、M個のパワー平均値をM個のターゲットパワー値とするために用いられ、各パワー平均値は、M個の論理アンテナポートの一つの論理アンテナポートのターゲット範囲内での受信パワー平均値であってもよく、このターゲット範囲は、ターゲット時間の長さ又はターゲット帯域幅であってもよい。
選択的に、図5を結び付けながら、図6に示すように、本開示の実施例では、ターゲット受信アンテナは、複数の受信アンテナのうちのいずれか一つの受信アンテナであってもよく、この端末機器は、送信モジュール403をさらに含み、この送信モジュール403は、決定モジュール402が複数の受信パワー値を決定した後、複数の受信パワー値のうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断し、このターゲットセルは、端末機器が測定したセルであり、この複数の受信パワー値は、複数の受信アンテナの受信パワー値である。
本開示の実施例は、端末機器を提供し、この端末機器は、M個のターゲット比(各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートである)を取得することができ、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値(このターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である)を決定する。この方案により、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。このように、本開示の実施例は、端末機器のターゲット受信アンテナの受信パワー値を決定する時に、送信側の各論理アンテナポートの状態を考慮したため、決定されたターゲット受信アンテナの受信パワー値(即ち上記ターゲット受信パワー値)をターゲット受信アンテナの実際の受信パワー値にさらに近づけることができ、即ち、このターゲット受信パワー値は、端末機器が測定したセルの信号カバレッジ強度を正確に反映することができ、それによって、端末機器がこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを正確に判断することができるようになり、さらに、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することを確保することができる。
図7は、本開示の各実施例を実現する端末機器のハードウェアの構造概略図である。図7に示すように、この端末機器100は、無線周波数ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インターフェースユニット108、メモリ109、プロセッサ110、電源111などとの部品を含むが、それらに限定されない。当業者であれば理解できるように、図7に示す端末機器の構造は、端末機器に対する限定を構成しなく、端末機器には、図示された部品の数よりも多くか又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置が含まれてもよい。本開示の実施例では、端末機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、歩数計などを含むが、それらに限定されない。
プロセッサ110は、M個のターゲット比を取得し、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定するために用いられてもよい。各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、M個のターゲットパワー値は、端末機器のターゲット受信アンテナが受信したM個の信号のパワー値であり、ターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である。
本開示の実施例では、上記端末機器の構造概略図(例えば上記図5)における取得モジュール401及び決定モジュール402は、上記プロセッサ110により実現することができると理解できる。上記端末機器の構造概略図(例えば上記図6)における送信モジュール403は、上記無線周波数ユニット101により実現することができる。
本開示の実施例は、端末機器を提供し、この端末機器は、M個のターゲット比(各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、この最大ターゲットパワー値は、M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、このM個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、このM個の論理アンテナポートは、端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートである)を取得することができ、このM個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値(このターゲット受信パワー値は、ターゲット受信アンテナの受信パワー値である)を決定する。この方案により、M個のターゲット比のうちの各ターゲット比は、一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、即ち各ターゲット比は、各ターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との間の接近度を示すことができるため、このM個のターゲット比に基づいて信号送信側(例えばネットワーク機器)の各論理アンテナポートの状態を決定することができる。このように、本開示の実施例は、端末機器のターゲット受信アンテナの受信パワー値を決定する時に、送信側の各論理アンテナポートの状態を考慮したため、決定されたターゲット受信アンテナの受信パワー値(即ち上記ターゲット受信パワー値)をターゲット受信アンテナの実際の受信パワー値にさらに近づけることができ、即ち、このターゲット受信パワー値は、端末機器が測定したセルの信号カバレッジ強度を正確に反映することができ、それによって、端末機器がこのセルがキャンピング条件を満たすか否かを正確に判断することができるようになり、さらに、端末機器がキャンピングセルを正確に選択することを確保することができる。
理解すべきなのは、本開示の実施例では、無線周波数ユニット101は、情報の送受信又は通話中の信号を送受信するために用いられてもよいことである。基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ110に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的に、無線周波数ユニット101は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されない。なお、無線周波数ユニット101は、さらに、無線通信システムやネットワークによって、他の機器との通信を行ってもよい。
端末機器は、ネットワークモジュール102によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスを支援する。
オーディオ出力ユニット103は、無線周波数ユニット101又はネットワークモジュール102が受信した又はメモリ109に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット103はさらに、端末機器100によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット103は、スピーカ、ブザー、受話器などを含む。
入力ユニット104は、オーディオ又はビデオ信号を入力するために用いられる。入力ユニット104は、グラフィックスプロセッサ(graphics processing unit、GPU)1041とマイクロホン1042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ1041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット106に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ1041によって処理された画像フレームは、メモリ109(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット101又はネットワークモジュール102を介して送信されてもよい。マイクロホン1042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット101を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
端末機器100は、さらに、少なくとも一つのセンサ105、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサを含む。光センサは、環境光センサ及び近接センサを含み、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル1061の輝度を調整することができ、近接センサは、端末機器100が耳元に移動した時、表示パネル1061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末機器姿勢(例えば、縦横スクリーンの切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いることができる、センサ105は指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよく、ここでは説明を省略する。
表示ユニット106は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット106は、表示パネル1061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)などの形式で表示パネル1061が配置されてもよい。
ユーザ入力ユニット107は、入力された数字又は文字情報の受信、端末機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1071上又はタッチパネル1071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル1071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ110に送信し、プロセッサ110から送信されたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル1071を実現してもよい。タッチパネル1071以外、ユーザ入力ユニット107は、他の入力機器1072を含んでもよい。他の入力機器1072は、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されない。ここでは説明を省略する。
さらに、タッチパネル1071は、表示パネル1061に覆われてもよく。タッチパネル1071がその上又は付近でのタッチ操作を検出した場合、プロセッサ110に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1061で相応な視覚出力を提供する。図7では、タッチパネル1071と表示パネル1061は、二つの独立した部品として端末機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル1071と表示パネル1061を集積して端末機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
インターフェースユニット108は、外部装置と端末機器100の接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末機器100内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は、端末機器100と外部装置との間にデータを伝送するために用いられてもよい。
メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ109は、主に記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
プロセッサ110は、端末機器の制御センタであり、各種のインターフェース及び回線によって端末機器全体の各部分に接続され、メモリ109内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ109内に記憶されたデータを呼び出し、端末機器の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末機器全体をモニタリングする。プロセッサ110は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを集積してもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理するためのものである。上記モデムプロセッサがプロセッサ110に集積されなくてもよいと理解できる。
端末機器100はさらに、各部品に電力を供給する電源111(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源111は、電源管理システムによってプロセッサ110に論理的にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
また、端末機器100は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでは説明を省略する。
選択的に、本開示の実施例は、さらに端末機器を提供する。端末機器は、プロセッサ110、メモリ109、メモリ109に記憶され、プロセッサ110上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムは、プロセッサ110によって実行される時、上記方法の実施例の各過程を実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができることができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムが、プロセッサによって実行される時、上記方法の実施例の各過程を実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。このコンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含んでもよい。
なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を一つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の方案は、実質には又は関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
以上は、添付図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述していたが、本出願は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願による示唆を基にして、本出願の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本出願の保護範囲に入っている。

Claims (16)

  1. 端末機器に用いられるパワー決定方法であって、
    M個のターゲット比を取得し、各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、前記最大ターゲットパワー値は、前記M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、前記M個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、前記M個の論理アンテナポートは、前記端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであり、Mは、1よりも大きい整数であることと、
    前記M個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定し、前記ターゲット受信パワー値は前記ターゲット受信アンテナの受信パワー値であることとを含む、パワー決定方法。
  2. 前記M個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定することは、
    前記M個のターゲット比のうちの全てのターゲット比がいずれも予め設定された閾値よりも小さい場合、第一の予め設定された式を採用して、前記ターゲット受信パワー値を決定すること、
    又は、
    前記M個のターゲット比のうちの少なくとも一つのターゲット比が予め設定された閾値以上である場合、第二の予め設定された式を採用して、前記ターゲット受信パワー値を決定することを含む、請求項1に記載のパワー決定方法。
  3. 前記第一の予め設定された式は、
    Figure 2022544046000012
    であり、
    ただし、Pは、前記ターゲット受信パワー値であり、P(i)は、前記M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、前記ターゲット受信アンテナ上の論理アンテナポートの数であり、1≦i≦Mである、請求項2に記載のパワー決定方法。
  4. 前記第二の予め設定された式は、
    Figure 2022544046000013
    であり、
    ただし、Pは、前記ターゲット受信パワー値であり、Pratio(i)は、前記M個のターゲット比のうちのi番目のターゲット比であり、F(Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・,Pratio(M))は、変換関数であり、P(i)は、前記M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、前記ターゲット受信アンテナ上の論理アンテナポートの数であり、1≦i≦Mである、請求項2又は3に記載のパワー決定方法。
  5. M個のターゲット比を取得することの前に、前記パワー決定方法は、
    前記M個のターゲットパワー値を取得することをさらに含み、
    M個のターゲット比を取得することは、
    前記M個のターゲットパワー値のうちの各ターゲットパワー値と前記最大ターゲットパワー値との比を計算し、前記M個のターゲット比を得ることを含む、請求項1に記載のパワー決定方法。
  6. 前記M個のターゲットパワー値を取得することは、
    M個のパワー平均値を取得し、各パワー平均値は、前記M個の論理アンテナポートのうちの一つの論理アンテナポートのターゲット範囲内での受信パワー平均値であり、前記ターゲット範囲は、ターゲット時間の長さ又はターゲット帯域幅であることと、
    前記M個のパワー平均値を前記M個のターゲットパワー値とすることとを含む、請求項5に記載のパワー決定方法。
  7. 前記ターゲット受信アンテナは、複数の受信アンテナのうちのいずれか一つの受信アンテナであり、前記パワー決定方法は、
    複数の受信パワー値を決定した後、前記複数の受信パワー値のうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断することをさらに含み、前記ターゲットセルは、前記端末機器が測定したセルであり、前記複数の受信パワー値は、前記複数の受信アンテナの受信パワー値である、請求項1に記載のパワー決定方法。
  8. 端末機器であって、
    取得モジュールと決定モジュールとを含み、
    前記取得モジュールは、M個のターゲット比を取得するために用いられ、各ターゲット比は、M個のターゲットパワー値のうちの一つのターゲットパワー値と最大ターゲットパワー値との比であり、前記最大ターゲットパワー値は、前記M個のターゲットパワー値のうちの最大値であり、前記M個のターゲットパワー値は、M個の論理アンテナポートの受信パワー値であり、前記M個の論理アンテナポートは、前記端末機器のターゲット受信アンテナの論理アンテナポートであり、Mは、1よりも大きい整数であり、
    前記決定モジュールは、前記取得モジュールが取得した前記M個のターゲット比に基づいて、ターゲット受信パワー値を決定するために用いられ、前記ターゲット受信パワー値は、前記ターゲット受信アンテナの受信パワー値である、端末機器。
  9. 前記決定モジュールは、
    前記M個のターゲット比のうちの全てのターゲット比がいずれも予め設定された閾値よりも小さい場合、第一の予め設定された式を採用して、前記ターゲット受信パワー値を決定し、
    又は、
    前記M個のターゲット比のうちの少なくとも一つのターゲット比が予め設定された閾値以上である場合、第二の予め設定された式を採用して、前記ターゲット受信パワー値を決定するために用いられる、請求項8に記載の端末機器。
  10. 前記第一の予め設定された式は、
    Figure 2022544046000014
    であり、
    ただし、Pは、前記ターゲット受信パワー値であり、P(i)は、前記M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、前記ターゲット受信アンテナが受信した信号の数であり、1≦i≦Mである、請求項9に記載の端末機器。
  11. 前記第二の予め設定された式は、
    Figure 2022544046000015
    であり、
    ただし、Pは、前記ターゲット受信パワー値であり、Pratio(i)は、前記M個のターゲット比のうちのi番目のターゲット比であり、F(Pratio(1),・・・,Pratio(i),・・・,Pratio(M))は、変換関数であり、P(i)は、前記M個のターゲットパワー値のうちのi番目のターゲットパワー値であり、Mは、前記ターゲット受信アンテナが受信した信号の数であり、1≦i≦Mである、請求項10に記載の端末機器。
  12. 前記取得モジュールは、前記M個のターゲット比を取得する前に、前記M個のターゲットパワー値を取得するために用いられ、
    前記取得モジュールは、前記M個のターゲットパワー値のうちの各ターゲットパワー値と前記最大ターゲットパワー値との比を計算し、前記M個のターゲット比を得るために用いられる、請求項8に記載の端末機器。
  13. 前記取得モジュールは、M個のパワー平均値を取得し、前記M個のパワー平均値を前記M個のターゲットパワー値とするために用いられ、各パワー平均値は、前記M個の論理アンテナポートのうちの一つの論理アンテナポートのターゲット範囲内での受信パワー平均値であり、前記ターゲット範囲は、ターゲット時間の長さ又はターゲット帯域幅である、請求項12に記載の端末機器。
  14. 前記ターゲット受信アンテナは、複数の受信アンテナのうちのいずれか一つの受信アンテナであり、前記端末機器は、送信モジュールをさらに含み、
    前記送信モジュールは、前記決定モジュールが複数の受信パワー値を決定した後、前記複数の受信パワー値のうちの最大受信パワー値に基づいて、S基準に基づいてターゲットセルがキャンピング条件を満たすか否かを判断するために用いられ、前記ターゲットセルは、前記端末機器が測定したセルであり、前記複数の受信パワー値は、前記複数の受信アンテナの受信パワー値である、請求項8に記載の端末機器。
  15. 端末機器であって、
    プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~7のいずれか一項に記載のパワー決定方法のステップを実現させる、端末機器。
  16. コンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~7のいずれか一項に記載のパワー決定方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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