JP2022538379A - Psmaコンジュゲートの調製方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、哺乳動物における癌などの疾患の治療に有用な化合物を調製するための方法に関する。特に、本明細書に記載の本発明は、PSMA発現細胞を標的とすることができ、前立腺癌などのPSMA発現細胞によって引き起こされる疾患の治療に有用な化合物を調製するための方法に関する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月20日に出願された米国仮特許出願第62/850,119号、2019年10月4日に出願された米国仮特許出願第62/910,777号、及び2019年10月8日に出願された米国仮特許出願第62/912,353号の利益及び優先権を主張し、その開示全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、哺乳動物における癌などの疾患の治療に有用な化合物を調製するための方法に関する。特に、本明細書に記載の本発明は、PSMA発現細胞を標的とすることができ、前立腺癌などのPSMA発現細胞によって引き起こされる疾患の治療に有用な化合物を調製するための方法に関する。
前立腺は男性の生殖器官であり、生殖の際に膣に導入される精子の生存のために栄養素及び液体を提供する精液を産生及び貯蔵するように機能する。他の組織と同様に、前立腺は、悪性(癌性)腫瘍又は良性(非癌性)腫瘍のいずれかを発症する場合がある。実際に、前立腺癌は、西洋社会で最も一般的な男性癌の1つであり、米国人男性の間では2番目に多い悪性腫瘍の形態である。前立腺癌の現在の治療方法には、ホルモン療法、放射線療法、手術、化学療法、光線力学療法、及び組み合わせ療法が含まれる。しかしながら、これらの治療の多くは、特に50歳超で前立腺癌と診断された男性患者の生活の質に影響を及ぼす。例えば、ホルモン薬の使用は、骨粗鬆症及び肝障害などの副作用を伴うことが多い。このような副作用は、病態の原因となっている組織に対してより選択的又は特異的であり、且つ骨又は肝臓のような非標的組織を避ける治療の使用によって軽減され得る。
前立腺特異的膜抗原(PSMA)は、前立腺癌に過剰発現するバイオマーカーである。PSMAは、腎臓、近位小腸、及び唾液腺などの人体の他の器官と比較すると、悪性前立腺組織において過剰発現される。PSMAは肺癌、結腸癌、乳癌、腎癌、肝癌及び膵癌を含む多くの非前立腺固形腫瘍内の新生血管にも発現するが、正常な血管構造には発現しない。PSMAは脳でも最小限に発現する。PSMAは、細胞内セグメント(アミノ酸1~18)、膜貫通ドメイン(アミノ酸19~43)、及び広範な細胞外ドメイン(アミノ酸44~750)を含む、約110kDの分子量を有するII型細胞表面膜結合糖タンパク質である。細胞内セグメント及び膜貫通ドメインの機能は、現在のところ重要ではないと考えられているが、細胞外ドメインはいくつかの異なる活性に関与している。例えば、PSMAは中枢神経系において役割を果たし、ここでPSMAは、N-アセチル-アスパルチルグルタミン酸(NAAG)をグルタミン酸及びN-アセチルアスパラギン酸に代謝する。PSMAは近位小腸においても役割を果たしており、そこではポリ-γ-グルタミン酸型葉酸からγ結合グルタミン酸を、ペプチド及び小分子からα結合グルタミン酸を除去する。しかしながら、PSMAの前立腺癌細胞に対する特定の機能は未解決のままである。
他の多くの膜結合型タンパク質とは異なり、PSMAは、ビタミン受容体のような細胞表面結合型受容体と同様の様式で細胞内に迅速に取り込まれる。PSMAは、クラスリン被覆ピットを介して内在化され、その後、細胞表面に再循環するか、又はリソソームに移動することができる。したがって、診断、画像化、及び治療薬は、PSMA発現細胞、例えば前立腺癌細胞中への送達のために、PSMAに標的化され得る。
本明細書に記載されるのは、PSMAに結合することができる化合物を調製するための方法である。診断、画像化、及び治療薬の送達のために、PSMAを標的とし得る化合物を調製するための方法もまた、本明細書に記載される。
本明細書に記載の方法によって調製されるコンジュゲートは、PSMAに対して高い親和性を示すことが予想外に発見された。本明細書に記載の方法によって調製される化合物は、PSMAを発現する病原性細胞、例えば前立腺癌細胞によって引き起こされる疾患を治療するのに有効であることも発見された。
特定のコンジュゲートがPSMAに対して高い親和性を示すことが開示されている。コンジュゲートは、PSMAを発現する病原性細胞、例えば前立腺癌細胞によって引き起こされる疾患を治療するのに有効であることも開示されている。そのようなコンジュゲートの1つは、国際公開第2015/055318 A1号パンフレットに記載されている、
Figure 2022538379000001

(別名PSMA-617)である。
PSMA-617などの医薬品に対する需要のために、より低コスト且つ高純度で大量のそのような製品を供給することができる合成方法を提供する必要性が存在する。PSMA-617のような、PSMAに結合することができる化合物を調製するための方法を本明細書に記載する。
一態様において、本開示は、ヒトを含む哺乳動物における疾患、特に癌の治療に有用な化合物を調製するための方法を提供する。
一実施形態では、本開示は、そのような治療を必要とする、ヒトを含む哺乳動物における異常な細胞増殖を治療するための化合物を調製するための方法を提供する。
別の実施形態では、異常な細胞増殖は、癌である。別の実施形態では、癌は、前立腺癌、転移性前立腺癌、及び転移性去勢抵抗性前立腺癌である。
別の態様では、本開示は、式Iの化合物
Figure 2022538379000002

を調製するための方法を提供する。
本開示のさらなる実施形態、特徴、及び利点は、以下の詳細な説明から、及び本開示の実施を通して明らかになるであろう。本開示の化合物は、以下の列挙された条項のいずれかにおける実施形態として記載され得る。本明細書に記載される実施形態のいずれも、実施形態が互いに矛盾しない範囲で、本明細書に記載される任意の他の実施形態に関連して使用できることが理解されるであろう。
1. 式I
Figure 2022538379000003

の化合物を調製するための方法であって、
a. 式A
Figure 2022538379000004

の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式A’
Figure 2022538379000005

の樹脂系化合物を提供すること、又は
b. 式A’の樹脂系化合物を、式B
Figure 2022538379000006

の化合物と、有機溶媒及び塩基の存在下で接触させて、式C
Figure 2022538379000007

の樹脂系化合物を提供すること、又は
c. 式Cの樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で第2の脱保護剤と接触させて、式C’
Figure 2022538379000008

の樹脂系化合物を提供すること、又は
d. 式C’の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤及び塩基の存在下で、PG-3-(2-ナフチル)-L-アラニンと接触させて、式D
Figure 2022538379000009

の樹脂系化合物を提供すること、又は
e. 式Dの樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式D’
Figure 2022538379000010

の樹脂系化合物を提供すること、又は
f. 式D’の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤及び塩基の存在下でPG-トラネキサム酸と接触させて、式E
Figure 2022538379000011

の樹脂系化合物を提供すること、又は
g. 式Eの樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式E’
Figure 2022538379000012

の樹脂系化合物を提供すること、又は
h. 式E’の樹脂系化合物を、式E2’
Figure 2022538379000013

の化合物と、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤、及び塩基の存在下で接触させて、式F
Figure 2022538379000014

の樹脂系化合物を提供すること、又は
i. 式Fの樹脂系化合物を、有機溶媒中で第3の脱保護剤及び/又は切断試薬と接触させることを含み、
式中、PG及びPGは、アミン保護基であり、LGは、離脱基であり、Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである、方法。
2. 工程(a)の第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン及びコリジンからなる群から選択される、条項1に記載の方法。
3. 工程(e)の第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン及びコリジンからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
4. 工程(g)の第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン及びコリジンからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
5. 工程(a)の第1の脱保護剤がピペリジンである、前項のいずれか1項に記載の方法。
6. 工程(e)の第1の脱保護剤がピペリジンである、前項のいずれか1項に記載の方法。
7. 工程(g)の第1の脱保護剤がピペリジンである、前項のいずれか1項に記載の方法。
8. 工程(a)の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
9. 工程(d)の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
10. 工程(e)の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
11. 工程(f)の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
12. 工程(g)の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
13. 工程(h)の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
14. 工程(a)の極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
15. 工程(d)の極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
16. 工程(e)の極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
17. 工程(f)の極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
18. 工程(g)の極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
19. 工程(h)の極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
20. 工程(b)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
21. 工程(d)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
22. 工程(f)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
23. 工程(h)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
24. 工程(b)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
25. 工程(d)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
26. 工程(f)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
27. 工程(h)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
28. 工程(c)の第2の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、酢酸、トリフルオロエタノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、ジクロロメタン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
29. 工程(c)の第2の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)又は酢酸とトリフルオロエタノールとの混合物である、前項のいずれか1項に記載の方法。
30. 工程(d)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウム;テトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
31. 工程(f)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウム;テトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
32. 工程(h)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウム;テトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)からなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
33. 工程(d)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
34. 工程(f)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
35. 工程(h)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
36. 工程(i)の第3の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、フッ化水素酸(HF)、トリフリック酸(TfOH)、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物、トリフルオロ酢酸(TFA)/ジクロロメタン(DCM)混合物、トリエチルサリン(triethylsaline)(TES)、インドール、フェノール/アニソール混合物、及びチオアニソールからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
37. 工程(i)の第3の脱保護剤がトリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、前項のいずれか1項に記載の方法。
38. 工程(i)の切断試薬がトリフルオロ酢酸(TFA)又はトリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、前項のいずれか1項に記載の方法。
39. 工程(i)の切断試薬がトリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、前項のいずれか1項に記載の方法。
40. 工程(b)の有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
41. 工程(c)の有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
42. 工程(i)の有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルからなる群から選択される、前項のいずれか1項に記載の方法。
43. 工程(b)の有機溶媒がCHClである、前項のいずれか1項に記載の方法。
44. 工程(c)の有機溶媒がCHClである、前項のいずれか1項に記載の方法。
45. 工程(i)の有機溶媒がCHClである、前項のいずれか1項に記載の方法。
46. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
47. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
48. PGがモノメトキシトリチル(MMt)又は4-メチルトリチル(Mtt)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
49. PGが4-メチルトリチル(Mtt)である、前項のいずれか1項に記載の方法。
50. LGが、
Figure 2022538379000015

であり、
は、化合物の残りの部分への結合点を表す、前項のいずれか1項に記載の方法。
51. Rがt-ブチルである、前項のいずれか1項に記載の方法。
52. 式1
Figure 2022538379000016

の化合物の調製方法であって、以下
a. 式I
Figure 2022538379000017

の樹脂系化合物を、溶媒の存在下で第1の脱保護剤と接触させて、式2
Figure 2022538379000018

の樹脂系化合物を提供すること、又は
b. 式2の樹脂系化合物を、式3
Figure 2022538379000019

の化合物と有機溶媒及び塩基の存在下で接触させて、式4
Figure 2022538379000020

の樹脂系化合物を提供すること、又は
c. 式4の樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で第2の脱保護剤と接触させて、式5
Figure 2022538379000021

の樹脂系化合物を提供すること、又は
d. 式5の樹脂系化合物を、式6
Figure 2022538379000022

の化合物と、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤の存在下で接触させて、式7
Figure 2022538379000023

の樹脂系化合物を提供すること、又は
e. 式7の樹脂系化合物を、溶媒の存在下で第3の脱保護剤と接触させて、式8
Figure 2022538379000024

の樹脂系化合物を提供すること、又は
f. 式8の樹脂系化合物を、式9
Figure 2022538379000025

の化合物と、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤の存在下で接触させて、式10
Figure 2022538379000026

の樹脂系化合物を提供すること、又は
g. 式10の樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で少なくとも1つの第3の脱保護剤及び/又は切断試薬と接触させて、式Iの化合物を提供すること
のうちの1つ以上を含み、
式中、PG、PG及びPGは、アミン保護基であり、PG、PG、及びPGは、カルボニル保護基であり、化合物CのLGは、離脱基である、方法。
53. PG、PG及びPGが、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から選択される、条項52に記載の方法。
54. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニルである、条項52又は53に記載の方法。
55. PGがモノメトキシトリチル(MMt)又は4-メチルトリチル(Mtt)である、条項52~54のいずれか1項に記載の方法。
56. PGが4-メチルトリチル(Mtt)である、条項52~55のいずれか1項に記載の方法。
57. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニルである、条項52~56のいずれか1項に記載の方法。
58. PG、PG、及びPGがそれぞれt-ブチルである、条項52~57のいずれか1項に記載の方法。
59. 化合物CのLGが、イミダゾリル、4-ニトロフェノキシ、及びフェノキシから選択される、条項52~58のいずれか1項に記載の方法。
60. 工程(a)の第1の脱保護剤が、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む、条項52~59のいずれか1項に記載の方法。
61. 工程(a)の第1の脱保護剤が、9-フルオレニルメチル-カルボニルを除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む、条項52~60のいずれか1項に記載の方法。
62. 工程(a)の第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、条項52~61のいずれか1項に記載の方法。
63. 工程(a)の第1の脱保護剤がピペリジンである、条項52~62のいずれか1項に記載の方法。
64. 工程(a)の溶媒が極性非プロトン性溶媒である、条項52~63のいずれか1項に記載の方法。
65. 工程(a)の溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、条項52~64のいずれか1項に記載の方法。
66. 工程(b)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、条項52~65のいずれか1項に記載の方法。
67. 工程(b)の有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、及びアセトニトリルからなる群から選択される、条項52~66のいずれか1項に記載の方法。
68. 工程(c)の第2の脱保護剤が、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む、条項52~67のいずれか1項に記載の方法。
69. 工程(c)の第2の脱保護剤が、4-メチルトリチル(Mtt)を除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む、条項52~68のいずれか1項に記載の方法。
70. 工程(c)の第2の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、酢酸、2,2,2-トリフルオロエタノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、条項52~69のいずれか1項に記載の方法。
71. 工程(c)の第2の脱保護剤が、酢酸と2,2,2-トリフルオロエタノールとの混合物である、条項52~70のいずれか1項に記載の方法。
72. 工程(c)の有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、及びアセトニトリルからなる群から選択される、条項52~71のいずれか1項に記載の方法。
73. 工程(d)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-tris(ジメチルアミノ)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、7-アザ-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyAOP)、エチルシアノ(ヒドロキシイミノ)アセタト-O)-トリ-(1-ピロリジニル)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyOxim)、ブロモ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBrOP)、3-(ジエトキシ-ホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾ[d]トリアジン-4(3H)-オン(DEPBT)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-(6-クロロ-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HCTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウムテトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TFFH)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、(N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド(EDAC)、及び1,1’-カルボニルジミジゾール(carbonyldimidizole)(CDI)からなる群から選択される、条項52~72のいずれか1項に記載の方法。
74. 工程(d)の塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、条項52~73のいずれか1項に記載の方法。
75. 工程(d)における添加剤が、存在する場合、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl(HOBt-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl)、ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,2,3-ベンゾトリアジン(HOOBt)、N-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)、1-ヒドロキシ-7-アザ-1H-ベンゾトリアゾール(HOAt)、エチル2-シアノ-2-(ヒドロキシミノ(hydroximino))アセテート、及び4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)からなる群から選択される、条項52~74のいずれか1項に記載の方法。
76. 工程(d)の溶媒が極性非プロトン性溶媒である、条項52~75のいずれか1項に記載の方法。
77. 工程(d)の溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、条項52~76のいずれか1項に記載の方法。
78. 工程(e)の第3の脱保護剤が、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む、条項52~77のいずれか1項に記載の方法。
79. 工程(e)の第3の脱保護剤が、9-フルオレニルメチル-カルボニルを除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む、条項52~78のいずれか1項に記載の方法。
80. 工程(e)の第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、条項52~79のいずれか1項に記載の方法。
81. 工程(e)の第1の脱保護剤がピペリジンである、条項52~80のいずれか1項に記載の方法。
82. 工程(e)の溶媒が極性非プロトン性溶媒である、条項52~81のいずれか1項に記載の方法。
83. 工程(e)の溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、条項52~82のいずれか1項に記載の方法。
84. 工程(f)のカップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリス(ジメチルアミノ)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、7-アザ-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyAOP)、エチルシアノ(ヒドロキシイミノ)アセタト-O)-トリ-(1-ピロリジニル)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyOxim)、ブロモ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBrOP)、3-(ジエトキシ-ホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾ[d]トリアジン-4(3H)-オン(DEPBT)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-(6-クロロ-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HCTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウムテトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TFFH)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、(N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド(EDAC)、及び1,1’-カルボニルジミジゾール(carbonyldimidizole)(CDI)からなる群から選択される、条項52~83のいずれか1項に記載の方法。
85. 工程(f)における塩基が、存在する場合、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、条項52~84のいずれか1項に記載の方法。
86. 工程(f)における添加剤が、存在する場合、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl(HOBt-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl)、ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,2,3-ベンゾトリアジン(HOOBt)、N-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)、1-ヒドロキシ-7-アザ-1H-ベンゾトリアゾール(HOAt)、エチル2-シアノ-2-(ヒドロキシミノ(hydroximino))アセテート、及び4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)からなる群から選択される、項目52~85のいずれか1項に記載の方法。
87. 工程(f)における溶媒が極性非プロトン性溶媒である、条項52~86のいずれか1項に記載の方法。
88. 工程(f)における溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される極性非プロトン性溶媒である、条項52~87のいずれか1項に記載の方法。
89. 工程(g)の第3の脱保護剤が、t-ブチル、ベンジル、2-クロロトリチル(2-Cl-Trt)、2,4-ジメトキシベンジル(Dmb)、アリル、1,1-ジメチルアリル(Dma)、及びp-ニトロベンジル(pNB)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物である、条項52~88のいずれか1項に記載の方法。
90. 工程(g)の第3の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、フッ化水素酸(HF)、トリフリック酸(TfOH)、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物、トリフルオロ酢酸(TFA)/ジクロロメタン(DCM)混合物、トリエチルサリン(triethylsaline)(TES)、インドール、フェノール/アニソール混合物、及びチオアニソールからなる群から選択される、条項52~89のいずれか1項に記載の方法。
91. 工程(g)の第3の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、条項52~90のいずれか1項に記載の方法。
92. 工程(g)の切断試薬が、トリフルオロ酢酸(TFA)又はトリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、条項52~91のいずれか1項に記載の方法。
93. 工程(g)の切断試薬がトリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、条項52~92のいずれか1項に記載の方法。
94. 工程(g)の有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、及びアセトニトリルからなる群から選択される、条項52~93のいずれか1項に記載の方法。
95. 式5の樹脂系化合物と接触させる前に、式6の化合物、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤を組み合わせて、式6’
Figure 2022538379000027

(式中、化合物6’のLGは、脱離基である)の活性化化合物を含む混合物を形成する、条項52~94のいずれか1項に記載の方法。
96. 式6’
Figure 2022538379000028

(式中、化合物6’のLGは、脱離基である)の活性化化合物のインサイチュ形成の前に、又はそれと同時に、式5の樹脂系化合物の化合物、式6の化合物、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤を、一緒に接触させる、条項52~94のいずれか1項に記載の方法。
97. 化合物6’のLGが、1-(λ-オキシダンイル)-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、3-(λ-オキシダンイル)-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン、エチルシアノ(ヒドロキシイミノ)アセテート(Oxyma)、臭化物、3-(λ-オキシダンイル)ベンゾ[d][1,2,3]トリアジン4(3H)-オン、6-クロロ-1-(λ-オキシダンイル)-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、2,4-ジメトキシ-6-(λ-オキシダンイル)-1,3,5-トリアジン、エタボン酸、プロピルホスホン酸、ジシクロヘキシル尿素、1-(3-(ジメチル-λ-アザニル)プロピル)-3-エチル尿素、及びイミダゾリルからなる群から選択される、条項95又は96に記載の方法。
98. 化合物6’のLGがイミダゾリルである、条項95~97のいずれか1項に記載の方法。
99. 式Hの樹脂系化合物と接触させる前に、式9の化合物、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤を組み合わせて、式9’
Figure 2022538379000029

(式中、化合物9’のLGは、脱離基である)の活性化化合物を含む混合物を形成する、前項のいずれか1項に記載の方法。
100. 式9’
Figure 2022538379000030

(式中、化合物9’のLGは、脱離基である)の活性化化合物のインサイチュ形成の前に、又はそれと同時に、式8の樹脂系化合物、式9の化合物、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤を一緒に接触させる、条項52~98のいずれか1項に記載の方法。
101. 化合物9’のLGが、1-(λ-オキシダンイル)-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、3-(λ-オキシダンイル)-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン、エチルシアノ(ヒドロキシイミノ)アセテート(Oxyma)、臭化物、3-(λ-オキシダンイル)ベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-4(3H)-オン、6-クロロ-1-(λ-オキシダンイル)-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、2,4-ジメトキシ-6-(λ-オキシダンイル)-1,3,5-トリアジン、エタボン酸、プロピルホスホン酸、ジシクロヘキシル尿素、1-(3-(ジメチル-λ-アザニル)プロピル)-3-エチル尿素、及びイミダゾリルからなる群から選択される、条項99又は100に記載の方法。
102. 化合物9’のLGがイミダゾリルである、条項99~101のいずれか1項に記載の方法。
103. 式4
Figure 2022538379000031

(式中、PGは、アミン保護基であり、PG及びPGは、それぞれ独立してカルボキシル保護基である)
の樹脂系化合物。
104. 式5
Figure 2022538379000032

(式中、PG及びPGは、それぞれ独立してカルボキシル保護基である)
の樹脂系化合物。
105. 式7
Figure 2022538379000033

(式中、PG及びPGは、それぞれ独立してカルボキシ保護基であり、PGは、アミン保護基である)
の樹脂系化合物。
106. 式8
Figure 2022538379000034

(式中、PG及びPGは、それぞれ独立してカルボキシ保護基である)
の樹脂系化合物。
107. 式10
Figure 2022538379000035

(式中、各PG、PG、及びPGは、独立してカルボキシル保護基である)
の樹脂系化合物。
108. PG及びPGが、存在する場合、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から独立して選択される、条項103~107のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
109. PGが、存在する場合、モノメトキシトリチル(MMt)又は4-メチルトリチル(Mtt)である、条項103~108のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
110. PGが、存在する場合、4-メチルトリチル(Mtt)である、条項103~109のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
111. PGが、存在する場合、9-フルオレニルメチル-カルボニルである、条項103~110のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
112. PG、PG、及びPGが、存在する場合、それぞれt-ブチルである、条項103~111のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
113. 式C
Figure 2022538379000036

(式中、PGは、アミン保護基であり、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)の樹脂系化合物。
114. 式C’
Figure 2022538379000037

(式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
の樹脂系化合物。
115. 式D
Figure 2022538379000038

(式中、PGは、アミン保護基であり、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
の樹脂系化合物。
116. 式D’
Figure 2022538379000039

(式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
の樹脂系化合物。
117. 式E
Figure 2022538379000040

(式中、PGは、アミン保護基であり、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
の樹脂系化合物。
118. 式E’
Figure 2022538379000041

(式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
の樹脂系化合物。
119. 式F
Figure 2022538379000042

(式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
の樹脂系化合物。
120. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)である、条項115又は117に記載の樹脂系化合物。
121. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)である、条項115、117又は120のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
122. PGがモノメトキシトリチル(MMt)又は4-メチルトリチル(Mtt)である、条項113に記載の樹脂系化合物。
123. PGが4-メチルトリチル(Mtt)である、条項113又は122に記載の樹脂系化合物。
124. Rがt-ブチルである、条項113~119のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
定義
本明細書で使用される場合、用語「アルキル」は、場合により分岐し、1~4個の炭素原子などを含有する炭素原子の鎖を含み、「低級アルキル」と呼ばれ得る。例示的なアルキル基としては、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、及びtert-ブチルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、特に示されない限り、用語「異常な細胞増殖」は、正常な調節機構とは無関係である細胞増殖(例えば、接触阻害の損失)を指す。
用語「対象」は、ヒトなどの、そのような治療を必要とする哺乳動物患者を指す。
本明細書で使用される場合、用語「保護基」又は「PG」は、アミン又はヒドロキシルなどの官能基の化学修飾によって分子に導入されて、後続の化学反応において化学選択性を得ることができる、当業者に一般に公知の任意の基を指す。このような保護基は、その後、合成の後の時点で官能基から除去されて、このような官能基での反応のさらなる機会を提供し得るか、又は最終生成物の場合には、このような官能基をマスク解除し得ることが認識されるであろう。保護基は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Intersciencesに記載されている。当業者は、このような保護基を官能基上に導入することができる化学プロセス条件を容易に認識するであろう。本開示に関連して有用な適切なアミン保護基としては、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)及びt-ブチルカルボニル(Boc)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「LG」の「脱離基」という用語は、ヘテロ分解結合切断において一対の電子とともに離れる、当業者に一般に公知の任意の基を指す。脱離基は、アニオン又は中性分子であり得るが、いずれの場合においても、脱離基が結合のヘテロ分解から生じるさらなる電子密度を安定化し得ることが重要である。
本開示をさらに記載する前に、本開示は記載される特定の実施形態に限定されず、したがって、当然ながら、変化し得ることを理解するべきである。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるので、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定することを意図しないことも理解するべきである。
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に参照される全ての特許、出願、公開された出願及び他の刊行物は、その全体が参照により組み込まれる。本セクションに記載された定義が参照により本明細書に組み込まれる特許、出願、又は他の刊行物に記載された定義に反するか、又はさもなければそれと矛盾する場合、本セクションに記載された定義が、参照により本明細書に組み込まれる定義よりも優先される。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるように、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明白に別段の指示をしない限り、複数の指示対象を含む。さらに、特許請求の範囲は、任意の場合による要素を除外するために起草され得ることに留意される。したがって、この記述は、特許請求の範囲の要素の引用又は「負の」限定の使用に関連して、「単独」、「のみ」などの排他的用語を使用するための先行として役立つことを意図している。
合成方法
方法1:
いくつかの実施形態において、本開示は、式I
Figure 2022538379000043

の化合物を調製するための方法を提供し、該方法は、
a. 式A
Figure 2022538379000044

の樹脂系化合物を、第1の脱保護剤と極性非プロトン性溶媒中で接触させて、式A’
Figure 2022538379000045

の樹脂系化合物を提供すること、又は
b. 式A’の樹脂系化合物を、式B
Figure 2022538379000046

の化合物と、有機溶媒及び塩基の存在下で接触させて
Figure 2022538379000047

、式Cの樹脂系化合物を提供すること、又は、
c. 式Cの樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で第2の脱保護剤と接触させて、式C’
Figure 2022538379000048

の樹脂系化合物を提供すること、又は
d. 式C’の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤、及び塩基の存在下でPG-3-(2-ナフチル)-L-アラニンと接触させて、式D
Figure 2022538379000049

の樹脂系化合物を提供すること、又は
e. 式Dの樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式D’
Figure 2022538379000050

の樹脂系化合物を提供すること、又は
f. 式D’の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤、及び塩基の存在下でPG-トラネキサム酸と接触させて、式E
Figure 2022538379000051

の樹脂系化合物を提供すること、又は
g. 式Eの樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式E’
Figure 2022538379000052

の樹脂系化合物を提供すること、又は
h. 式E’の樹脂系化合物を、式E2’
Figure 2022538379000053

の化合物と、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤、及び塩基の存在下で接触させて、式F
Figure 2022538379000054

の樹脂系化合物を提供すること、又は
i. 式Fの樹脂系化合物を、有機溶媒中で第3の脱保護剤及び/又は切断試薬と接触させること
を含み、
式中、PG及びPGは、アミン保護基であり、LGは、離脱基であり、Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである。
方法2:
代替的に、いくつかの実施形態では、本開示は、式1
Figure 2022538379000055

の化合物を調製するための方法を提供し、該方法は、以下
a. 式1
Figure 2022538379000056

の樹脂系化合物を、溶媒の存在下で第1の脱保護剤と接触させて、式2
Figure 2022538379000057

の樹脂系化合物を提供すること、又は
b. 式2の樹脂系化合物を、式3
Figure 2022538379000058

の化合物と、有機溶媒及び塩基の存在下で接触させて、式4
Figure 2022538379000059

の樹脂系化合物を提供すること、又は
c. 式4の樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で第2の脱保護剤と接触させて、式5
Figure 2022538379000060

の樹脂系化合物を提供すること、又は
d. 式5の樹脂系化合物を、式6
Figure 2022538379000061

の化合物と、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤の存在下で接触させて、式7
Figure 2022538379000062

の樹脂系化合物を提供すること、又は
e. 式7の樹脂系化合物を、溶媒の存在下で第3の脱保護剤と接触させて、式8
Figure 2022538379000063

の樹脂系化合物を提供すること、又は
f. 式8の樹脂系化合物を、式9
Figure 2022538379000064

の化合物と、溶媒、カップリング剤、並びに場合により塩基及び/又は添加剤の存在下で接触させて、式10
Figure 2022538379000065

の樹脂系化合物を提供すること、又は
g. 式10の樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で少なくとも1つの第3の脱保護剤及び/又は切断試薬と接触させて、式Iの化合物を提供すること
のうちの1つ以上を含み、
式中、PG、PG及びPGは、アミン保護基であり、PG、PG、及びPGは、カルボキシル保護基であり、化合物CのLGは、離脱基である。
本開示は、(方法1又は方法2によって)上記の段落に記載される式Iの化合物を調製するための方法を提供し、該方法は、代替的に列挙される工程のうちの1つより多くを含むことが認識されるであろう。したがって、本開示は、工程(a)及び(b)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(b)及び(c)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(c)及び(d)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(d)及び(e)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(e)及び(f)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(f)及び(g)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(g)及び(h)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(h)及び(i)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(a)、(b)及び(c)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(b)、(c)及び(d)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(c)、(d)及び(e)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(d)、(e)及び(f)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(e)、(f)及び(g)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(d)、(e)及び(f)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(f)、(g)及び(h)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(d)、(e)及び(f)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(g)、(h)及び(i)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。代替的に、本開示は、工程(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、及び(h)を含む、式Iの化合物を調製するための方法を提供する。
本明細書に記載される種々の実施形態において、化合物(I)の調製に使用される保護基の選択は、当技術分野で公知の種々の代替物から選択され得ることが、当業者によって認識されるであろう。さらに、使用される保護基が直交保護戦略であるように、任意の保護基スキームが選択されることが認識されるであろう。本明細書で使用される場合、「直交保護」は、複数の保護基の中の1つ以上の保護基の脱保護を可能にする戦略であり、ここで、保護基は、反応条件の専用のセットを使用して、他に影響を及ぼすことなく、それぞれ一度に1つずつ除去されるか、又は、反応条件の専用のセットを使用して、他に影響を及ぼすことなく、合成に使用される全ての保護基のサブセットとして一緒に除去される。
方法1の工程(a)において、式Aの樹脂系化合物上のPGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)などの保護基であり得、PGは、4-メチルトリチル(Mtt)又はモノメトキシトリチル(MMt)などの直交保護基であり得る。方法1の工程(a)における第1の脱保護剤は、PG及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性又は塩基性の脱保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、又はコリジンなどの塩基性脱保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、TFA、HCl、又はHPOなどの酸性脱保護剤であり得る。方法1の工程(a)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。方法1の工程(a)において、Fmoc基を除去するために使用される塩基は、ピペリジンである。方法1の工程(a)の極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で公知の任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられるが、これらに限定されない。方法1の工程(a)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1の脱保護工程(a)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法1の脱保護工程(a)に続いて、工程(a)で製造された式A’の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法1の工程(b)において、式Bの化合物上のRは、C~Cアルキル、好ましくは、tert-ブチル、又はシクロヘキシルであり得、LGは、活性エステルなどの脱離基である。当技術分野で公知の適切な活性エステルには、4-ニトロフェニル、2,4,5-トリクロロフェニル、NHSエステル、ベンゾトリアジルなどが含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、LGは、4-ニトロフェニルエステルである。Rの選択は、PG、PG、及び/又は樹脂ビーズ接続の選択と直交することが認識されるであろう。方法1の工程(b)において、塩基は、尿素形成反応について当技術分野で一般に知られている任意の塩基であり得る。適切な塩基としては、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。方法1の工程(b)は、有機溶媒などの溶媒中で行うことができ、有機溶媒は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に知られている任意の溶媒であり得る。適切な有機溶媒としては、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、溶媒は、CHClである。方法1の工程(b)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成において一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1の脱保護工程(b)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法1の脱保護工程(a)に続いて、工程(b)で製造された式Cの樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法1の工程(c)において、第2の脱保護剤は、PG及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性脱保護剤、塩基性脱保護剤、又は他の脱保護剤であり得る。いくつかの実施形態、第2の脱保護剤は、酸性脱保護剤であり得る。適切な酸性脱保護剤としては、TFA、HCl、又はHPOが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(c)における第2の脱保護剤は、トリフルオロ酢酸(TFA)、酢酸、トリフルオロエタノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、ジクロロメタン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第2の脱保護は、PGがMttである場合など、TFAである。いくつかの実施形態では、第2の脱保護は、PGがMttである場合など、酢酸とトリフルオロエタノールとの混合物である。いくつかの実施形態では、第2の脱保護剤は、PGがallocである場合など、パラジウム脱保護剤であり得る。方法1の工程(c)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。酸性脱保護剤(TFA)を用いてMttを切断する。他の適切な酸性脱保護剤としては、酢酸、トリフルオロエタノール、ジクロロメタン、ヘキサフルオロイソプロパノール、ジクロロメタン、及びそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。方法1の工程(c)は、有機溶媒などの溶媒中で行うことができる。有機溶媒は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に公知の任意の溶媒であり得る。適切な有機溶媒としては、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、溶媒は、CHClである。
工程(d)において、PG-3-(2-ナフチル)-L-アラニン上のPG
Figure 2022538379000066

は、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)などの保護基であってもよい。PGの選択については、上記の方法1の工程(a)を参照されたい。方法1の工程(d)において、極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で一般に知られている任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、DMFである。適切な塩基としては、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(d)における塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である。カップリング剤は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に知られている任意のカップリング剤であり得る。適切なカップリング剤としては、HATU、TBTU、HBTU、CDMT、HDMC、COMU、TATU、TOTT、T3P、DMTMMが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(d)におけるカップリング剤は、(PyBOP)である。方法1の工程(d)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1のカップリング工程(d)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法1のカップリング工程(d)に続いて、方法1の工程(d)で製造された式Dの樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法1の工程(e)において、式Dの樹脂系化合物上のPGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)などの保護基であり得、PGは、4-メチルトリチル(Mtt)又はモノメトキシトリチル(MMt)などの直交保護基であり得る。方法1の工程(e)における第1の脱保護剤は、PG及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性又は塩基性保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、又はコリジンなどの塩基性脱保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、TFA、HCl、又はHPOなどの酸性脱保護剤であり得る。方法1の工程(e)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。方法1の工程(e)の極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で公知の任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられるが、これらに限定されない。方法1の工程(e)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1の脱保護工程(e)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約45分、又は約60分、又は約90分などの期間行うことができる。方法1の脱保護工程(e)に続いて、方法1の工程(e)で製造された式D’の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
第1法の工程(f)において、PG-トラネキサム酸試薬上のPGは、
Figure 2022538379000067

9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)などの保護基であってもよい。PGの選択については、上記の方法1の工程(a)を参照されたい。方法1の工程(f)において、極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で一般に知られている任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、DMFである。適切な塩基としては、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(f)における塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である。カップリング剤は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に知られている任意のカップリング剤であり得る。適切なカップリング剤としては、HATU、TBTU、HBTU、CDMT、HDMC、COMU、TATU、TOTT、T3P、DMTMMが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(f)におけるカップリング剤は、(PyBOP)である。方法1の工程(f)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1のカップリング工程(f)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法1のカップリング工程(f)に続いて、方法1の工程(f)で製造された式Eの樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法1の工程(g)において、式Eの樹脂系化合物上のPGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)などの保護基であり得、PGは、4-メチルトリチル(Mtt)又はモノメトキシトリチル(MMt)などの直交保護基であり得る。方法1の工程(g)における第1の脱保護剤は、PG及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性又は塩基性保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、又はコリジンなどの塩基性脱保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、TFA、HCl、又はHPOなどの酸性脱保護剤であり得る。方法1の工程(g)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。方法1の工程(g)の極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で公知の任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられるが、これらに限定されない。方法1の工程(g)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1の脱保護工程(g)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約45分、又は約60分、又は約90分などの期間行うことができる。方法1の脱保護工程(g)に続いて、方法1の工程(g)で製造された式E’の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法1の工程(h)において、極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で一般に知られている任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、DMFである。適切な塩基としては、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(h)における塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である。カップリング剤は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に知られている任意のカップリング剤であり得る。適切なカップリング剤としては、HATU、TBTU、HBTU、CDMT、HDMC、COMU、TATU、TOTT、T3P、DMTMMが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法1の工程(h)におけるカップリング剤は、(PyBOP)である。方法1の工程(h)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法1のカップリング工程(h)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間行うことができる。方法1のカップリング工程(h)に続いて、方法1の工程(h)で製造された式Fの樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法1の工程(i)において、第3の脱保護剤は、切断試薬と同じであっても異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、例えばRがシクロヘキシルであり、切断試薬がTFAであり得る場合など、HF又はTfOHであり得る。いくつかの実施形態では、例えばRがtert-ブチルである場合など、第3の脱保護剤及び切断試薬は、両方ともTFAであり得る。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤及び切断試薬は、両方とも、TFA、水、及びトリイソプロピルシランの混合物であり得る。他の適切な脱保護剤としては、トリフルオロ酢酸(TFA)/ジクロロメタン(DCM)混合物、トリエチルサリン(triethylsaline)(TES)、インドール、フェノール/アニソール混合物、及びチオアニソールが挙げられるが、これらに限定されない。方法1の工程(i)は、有機溶媒などの溶媒中で行うことができる。有機溶媒は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に公知の任意の溶媒であり得る。適切な有機溶媒としては、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、溶媒は、CHClである。
方法2の工程(a)において、式1の樹脂系化合物上のPGは、保護基であり得、特に、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、又は4-メチルトリチル(Mtt)などのアミン保護基であり得る。また、方法2の工程(a)において、PGは、保護基、特に、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、又はPGに直交する4-メチルトリチル(Mtt)などのアミン保護基であり得る。いくつかの実施形態では、PGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)であってもよく、PGは、4-メチルトリチル(Mtt)又はモノメトキシトリチル(MMt)などの直交保護基であってもよい。
方法2の工程(a)における第1の脱保護剤は、アミン保護基、例えば9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、又は4-メチルトリチル(Mtt)を除去することができる試薬又は試薬の混合物であり得る。いくつかの実施形態では、方法2の工程(a)の第1の脱保護剤は、9-フルオレニルメチル-カルボニルを除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む。いくつかの実施形態では、方法2の工程(a)の第1の脱保護剤は、PG及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性又は塩基性の脱保護剤であり得る。特に、第1の脱保護剤は、塩基性脱保護剤、例えばピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、又はコリジンであり得る。特に、第1の脱保護剤は、酸性脱保護剤、例えば、TFA、HCl、又はHPOであり得る。方法2の工程(a)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。
方法2の工程(a)のいくつかの実施形態では、Fmoc基を除去するために使用される塩基は、アミン塩基、例えばピペリジンであり得る。いくつかの実施形態では、方法2の工程(a)の極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で公知の任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられるが、これらに限定されない。工程(a)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法2の脱保護工程(a)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法2の脱保護工程(a)に続いて、方法2の工程(a)で製造された式Bの樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法2の工程(b)において、式3の化合物上のPG及び/又はPGは、それぞれ独立してカルボキシ保護基であってもよく、LGは、活性エステルなどの脱離基である。当技術分野で公知の適切な活性エステルには、イミダゾリル、4-ニトロフェノキシ、フェノキシ、2,4,5-トリクロロフェニル、NHSエステル、ベンゾトリアジルなどが含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、化合物3のLGは、イミダゾリル、4-ニトロフェノキシ、及びフェノキシから選択される。いくつかの実施形態では、化合物3のLGは、4-ニトロフェニルエステルである。PG及び/又はPGの選択は、PG及びPGの選択と直交することが認識されるであろう。いくつかの実施形態では、PG及び/又はPGは、t-ブチルであり得る。方法2の工程(b)において、塩基は、尿素形成反応について当技術分野で一般に知られている任意の塩基であり得る。適切な塩基としては、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。
方法2の工程(b)は、有機溶媒などの溶媒中で行うことができる。有機溶媒は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に公知の任意の溶媒であり得る。適切な有機溶媒としては、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、溶媒は、CHClである。方法2の工程(b)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成において一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法2の脱保護工程(b)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法2の工程(b)に続いて、工程(b)で製造された式4の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法2の工程(c)において、第2の脱保護剤は、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物であり得る。いくつかの実施形態では、第2の脱保護剤は、4-メチルトリチル(Mtt)を除去することができる試薬又は試薬の混合物であり得る。いくつかの実施形態では、第2の脱保護剤は、PG、PG及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性脱保護剤、塩基性脱保護剤、又は他の脱保護剤であり得る。いくつかの実施形態では、第2の脱保護剤は、酸性脱保護剤であり得る。適切な酸性脱保護剤としては、TFA、HCl、又はHPOが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法2の工程(c)における第2の脱保護剤は、トリフルオロ酢酸(TFA)、酢酸、トリフルオロエタノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第2の脱保護は、PGがMttである場合など、TFAである。いくつかの実施形態では、方法2の工程(c)における第2の脱保護は、PGがMttである場合など、酢酸とトリフルオロエタノールとの混合物である。方法2の工程(c)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。方法2の工程(c)は、有機溶媒などの溶媒中で行うことができる。有機溶媒は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に公知の任意の溶媒であり得る。適切な有機溶媒としては、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、溶媒は、CHClである。方法2の脱保護工程(c)に続いて、方法2の工程(c)で製造された式5の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法2の工程(d)において、PGは、保護基、特にアミン保護基、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)であり得る。いくつかの実施形態では、PGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)であり得る。PGの選択については、上記の方法2の工程(a)を参照されたい。方法2の工程(d)において、溶媒は、極性非プロトン性溶媒であり得る。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で一般に知られている任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、DMFである。方法2の工程(d)で使用するのに適切な塩基としては、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、工程(d)における塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である。
カップリング剤は、樹脂ベースの合成のために当技術分野で一般に知られている任意のカップリング剤であり得る。方法2の工程(d)で使用するための適切なカップリング剤には、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリス(ジメチルアミノ)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、7-アザ-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyAOP)、エチルシアノ(ヒドロキシイミノ)アセタト-O)-トリ-(1-ピロリジニル)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyOxim)、ブロモ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBrOP)、3-(ジエトキシ-ホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾ[d]トリアジン-4(3H)-オン(DEPBT)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-(6-クロロ-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HCTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウムテトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TFFH)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、(N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド(EDAC)、又は1,1’-カルボニルジミジゾール(carbonyldimidizole)(CDI)が含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法2の工程(d)のカップリング剤は、HATU、TBTU、HBTU、CDMT、HDMC、COMU、TATU、TOTT、T3P、又はDMTMMであり得る。いくつかの実施形態では、方法2の工程(d)におけるカップリング剤は、(PyBOP)である。
方法2の工程(d)は、添加剤の存在下で行うことができることが認識されるであろう。適切な添加剤としては、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl(HOBt-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl)、ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,2,3-ベンゾトリアジン(HOOBt)、N-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)、1-ヒドロキシ-7-アザ-1H-ベンゾトリアゾール(HOAt)、エチル2-シアノ-2-(ヒドロキシミノ(hydroximino))アセテート、又は4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)が挙げられるが、これらに限定されない。方法2の工程(d)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法2のカップリング工程(d)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法2のカップリング工程(d)に続いて、方法2の工程(d)で製造された式7の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法2の工程(e)において、式7の樹脂系化合物上のPGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)などのアミン保護基であり得る。方法2の工程(e)における第3の脱保護剤は、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、p-トルエンスルホンアミド、トリフェミルメチル(triphemylmethyl)、モノメトキシトリチル(MMt)、及び4-メチルトリチル(Mtt)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物であり得る。いくつかの実施形態では、PGは、9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)であり得る。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、方法2の工程(e)の第3の脱保護剤であり得、9-フルオレニルメチル-カルボニルを除去することができる試薬又は試薬の混合物を含む。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、酸性又は塩基性保護剤であり得る。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン、又はコリジンなどの塩基性脱保護剤であり得る。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、TFA、HCl、又はHPOなどの酸性脱保護剤であり得る。方法2の工程(e)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。
いくつかの実施形態では、方法2の工程(e)は、極性非プロトン性溶媒などの溶媒中で行うことができる。方法2の工程(e)の極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で公知の任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられるが、これらに限定されない。方法2の工程(e)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法2の脱保護工程(e)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約45分、又は約60分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法2の脱保護工程(e)に続いて、方法2の工程(e)で製造された式9の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法2の工程(f)において、PGは、カルボキシ保護基であり得る。いくつかの実施形態では、PGは、t-ブチルであり得る。PGの選択については、上記の方法2の工程(b)を参照されたい。方法2の工程(f)において、溶媒は、極性非プロトン性溶媒であり得る。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、当技術分野で一般に知られている任意の極性非プロトン性溶媒であり得る。適切な極性非プロトン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、DMFである。工程(f)で使用するのに適切な塩基としては、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法2の工程(f)における塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である。方法2の工程(f)のカップリング剤は、樹脂ベースの合成のための当技術分野で一般に知られている任意のカップリング剤であり得る。方法2の工程(f)で使用するための適切なカップリング剤には、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリス(ジメチルアミノ)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、7-アザ-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyAOP)、エチルシアノ(ヒドロキシイミノ)アセタト-O)-トリ-(1-ピロリジニル)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyOxim)、ブロモ-トリピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBrOP)、3-(ジエトキシ-ホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾ[d]トリアジン-4(3H)-オン(DEPBT)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-(6-クロロ-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HCTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウムテトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、テトラメチルフルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TFFH)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、(N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド(EDAC)、及び1,1’-カルボニルジミジゾール(carbonyldimidizole)(CDI)が含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、方法2の工程(f)のカップリング剤は、HATU、TBTU、HBTU、CDMT、HDMC、COMU、TATU、TOTT、T3P、又はDMTMMであり得る。いくつかの実施形態では、方法2の工程(f)におけるカップリング剤は、(PyBOP)である。
方法2の工程(f)は、添加剤の存在下で行うことができることが認識されるであろう。適切な添加剤としては、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl(HOBt-6-スルホンアミドメチル樹脂HCl)、ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,2,3-ベンゾトリアジン(HOOBt)、N-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)、1-ヒドロキシ-7-アザ-1H-ベンゾトリアゾール(HOAt)、エチル2-シアノ-2-(ヒドロキシミノ(hydroximino))アセテート、又は4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)が挙げられるが、これらに限定されない。方法2の工程(f)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法2のカップリング工程(f)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約15分、又は約30分、又は約90分などの期間、行うことができる。方法2のカップリング工程(f)に続いて、方法2の工程(f)で製造された式10の樹脂系化合物を、DMF、IPA、CHClなどの当技術分野で一般に知られている試薬で洗浄することができる。
方法2の工程(g)において、式10の樹脂系化合物上のPG、PG及び/又はPGは、それぞれ、カルボキシル保護基などの保護基であり得る。いくつかの実施形態では、方法2の工程(g)の第3の脱保護剤は、t-ブチル、ベンジル、2-クロロトリチル(2Cl-Trt)、2,4-ジメトキシベンジル(Dmb)、アリル、1,1-ジメチルアリル(Dma)、及びp-ニトロベンジル(pNB)からなる群から選択される保護基を除去することができる試薬又は試薬の混合物であり得る。いくつかの実施形態では、PG、PG、及びPGのそれぞれは、t-ブチル基である。方法2の工程(g)における第3の脱保護剤は、PG、PG、及び/又はPGのアイデンティティに応じて、酸性又は塩基性保護剤であり得る。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、TFA、HCl、又はHPOなどの酸性脱保護剤であり得る。いくつかの実施形態では、第3の脱保護剤は、トリフルオロ酢酸(TFA)、フッ化水素酸(HF)、トリフリック酸(TfOH)、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物、トリフルオロ酢酸(TFA)/ジクロロメタン(DCM)混合物、トリエチルサリン(triethylsaline)(TES)、インドール、フェノール/アニソール混合物、及びチオアニソールからなる群から選択することができる。工程(g)のための適切な脱保護剤及び条件は、例えば、Wuts,P.G.M.,Greene,T.W.,Greene,T.W.,& John Wiley & Sons.(2006).Greene’s protective groups in organic synthesis.Hoboken,N.J:Wiley-Interscienceに見出すことができる。いくつかの実施形態では、方法2の工程(g)の第3の脱保護剤は、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である。いくつかの実施形態では、方法2の工程(g)の切断試薬は、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である。
方法2の工程(g)の有機溶媒は、当技術分野で公知の任意の有機溶媒であり得ることが認識されるであろう。適切な有機溶媒としては、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。方法2の工程(g)は、室温、冷却下、又は加温条件下など、固相合成で一般に使用される任意の温度で行うことができることが認識されるであろう。方法2の脱保護工程(g)は、約5分~約200分、又は約10分~約100分、又は約40分~約60分~約45分、又は約60分、又は約90分などの期間、行うことができる。
方法2、特定の実施形態:
PSMA 617(I)は、以下のスキームに示されるように、固相ペプチド合成技術を用いて調製することができる。
Figure 2022538379000068

Figure 2022538379000069
以下の試薬及び中間体を使用することができる。
Figure 2022538379000070
3つの化学変換が行われる。樹脂を極性非プロトン性溶媒中で塩基と混合することによってFmoc保護基をFmoc-Lys(Mtt)-Wang樹脂(2-1)から除去し、次いで樹脂を溶媒で洗浄する。有機溶媒中で、L-グルタミン酸ジ-tert-ブチルエステル塩酸塩(3’)を、例えば、塩基及びカルボニルジイミダゾール、p-ニトロフェニルクロロホルメート、フェニルクロロホルメートなどを使用して、活性化尿素又はカルバメート(2-3)に変換する。脱保護化合物2-2を2-3の溶液と混合する。2-4への変換が完了したら、樹脂を有機溶媒で洗浄する。
樹脂を2,2,2-トリフルオロエタノール、酢酸及びジクロロメタンの混合物と混合することによって、2-4からメチルトリチル保護基を除去する。トリチル基を除去した後、樹脂を極性非プロトン性溶媒で洗浄する。脱保護化合物2-5を、極性非プロトン性溶媒中で(2S)-2-(9-フルオレニルメチルオキシカルボニルアミノ)-3-ナフタレン-2-イル-プロピオン酸(2-6)、塩基、及びホスホニウム塩活性化剤などであるがこれに限定されない活性化剤と混合する。2-7に変換した後、樹脂を極性非プロトン性溶媒で洗浄する。
樹脂を極性非プロトン性溶媒中で塩基と混合することによって2-7からFmoc保護基を除去し、樹脂を溶媒で洗浄する。脱保護化合物2-8を、極性非プロトン性溶媒中で2-9、塩基、及びホスホニウム塩活性化剤などであるがこれに限定されない活性化剤と混合する。2-10に変換した後、樹脂を極性非プロトン性溶媒及び有機溶媒で洗浄する。
tert-ブチル基を除去し、トリフルオロ酢酸、トリイソプロピルシラン、及び水の混合物と混合することによって樹脂を切断する。切断された樹脂から液を分離し、有機溶媒に加え、濾過する。粗PSMA 617をカラムクロマトグラフィーにより精製し、C18カラム及びアセトニトリル/水勾配溶離液を用いて材料を脱塩する。アセトニトリルを真空下で水溶液から蒸発させ又は蒸留し、PSMA 617(I)を凍結乾燥によって溶液から単離する。
以下に提供される実施例及び調製は、本開示の実施形態の特定の態様をさらに説明及び例示する。本開示の範囲は、以下の実施例の範囲によって決して限定されないことを理解するべきである。
略語
本明細書に記載の実施例は、当業者に知られている以下の略語によって記載されるものを含むがそれらに限定されない材料を使用する:
Figure 2022538379000071
実施例1a:AB2の調製
化合物AB2は、以下の合成スキームに従って調製した:
Figure 2022538379000072

403mgの4-ニトロフェニルクロロホルメート(2.0mmol、0.95当量)を、丸底フラスコ内の21mLのジクロロメタン(CHCl)中の621mgのL-グルタミン酸ジ-tert-ブチルエステル塩酸塩(2.1mmol、1.0当量)の撹拌溶液にアルゴン下で加えた。この溶液を0℃に冷却した後、5mLのCHCl中の0.730mLのジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)(4.2ミリモル、2.0当量)の溶液を、均圧添加漏斗を用いて滴加した。PrNEtの添加が完了した後、反応混合物を30分間撹拌し、室温に温め、さらに30分間撹拌した。次いで、反応混合物を蒸発させて、粗生成物を油状残留物として得た。この残留物をさらに精製することなく使用し、所望するまで高真空下に保持した。
実施例1b:AB2の代替的な調製
反応容器に0.891gの4-ニトロフェニルクロロホルメート(4.42mmol)及び15mLのジクロロメタン(CHCl)を入れ、アルゴンでパージした。反応容器に温度プローブを取り付け、IPA/氷浴を用いて溶液を-10℃以下に冷却した。別のフラスコ内で、1.44gのL-グルタミン酸ジ-tert-ブチルエステル塩酸塩(4.87mmol)を15mLのジクロロメタン(CHCl)に溶解し、続いて1.54mLのジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)(8.84mmol)を加えた。L-グルタミン酸ジ-tert-ブチルエステル塩酸塩溶液を、-11℃~-5℃の温度を維持しながら、冷却した4-ニトロフェニルクロロホルメート溶液に滴下した。添加が完了した後、氷浴を除去し、反応混合物を室温で4時間撹拌し、このとき、UPLC/MSを使用して反応が完了したことを示した。反応混合物をさらに精製することなく使用した。
実施例2:PSMA-617の調製
式Iの化合物は、Fmoc-Lys(N-4-メトキシトリチル)-2-クロロトリチル-樹脂から出発して、SPPSによって調製した。式Iの化合物を、以下の合成スキームに従って調製した:
Figure 2022538379000073

Figure 2022538379000074
以下の表1及び表2は、本明細書に記載される方法に従って行われた上記の合成スキームの要約である:
Figure 2022538379000075
Figure 2022538379000076
前処理工程:
合成方法に使用する前に、ペプチド合成容器にFmoc-Lys(Mtt)-Wang樹脂(樹脂充填量=0.54mmol/g)2.00g(1.08mmol)を入れた。樹脂を20mLのジメチルホルムアミド(DMF)で5分間洗浄し、次いで容器から液を排出した。洗浄工程をさらに1回繰り返した。
工程1:尿素形成
ペプチド合成容器に溶解素樹脂を加えた。Fmoc脱保護のためのDMF(約20mL)中の20%ピペリジンの溶液を加えた。アルゴンを溶液に15分間通気し、次いで排出した。DMF(約20mL)中の20%ピペリジンを加え、通気を5分間続けた後、排出した(2回繰り返した)。樹脂をDMF(約20mL×3)で洗浄し、続いてIPA(約20mL×3)で洗浄し、最後にCHCl(約20mL×3)で洗浄した。AB2の粗残留物を60mLのCHClに溶解し、容積の半分を脱保護リジン樹脂に加え、続いてPrNEtを加えた。アルゴンを溶液に45分間通気し、次いで排出した。残りの粗AB2溶液、続いてPrNEtを樹脂に加え、アルゴンを溶液にさらに30分間通気した。次いで、反応容器を排出し、樹脂をCHCl(約20mL×3)で洗浄した後、IPA(約20mL×3)及び再びCHCl(約20mL×3)で洗浄した。
代替的な尿素形成:
ペプチド合成容器に溶解素樹脂を加えた。実施例1bからのAB2反応混合物を、0.188mLのPrNEt(1.08ミリモル)とともに樹脂に加えた。反応混合物を一晩(約18時間)撹拌した。樹脂をCHCl(約20mL×3)で洗浄した。
工程2:Mtt脱保護
CHCl(約20mL)中の2% TFAを加え、アルゴンを5分間溶液に通気した。少量のCHClを反応容器に加えて、通気が激しい場合に同量を維持した。次いで、黄色溶液を排出し、5回繰り返した。濾液が透明のままになるまで、樹脂を新鮮なCHClで洗浄した。CHCl中のTFAの2%溶液をもう一度加えた。溶液が透明なままであれば、反応混合物を排出し、次のカップリング工程を行った。溶液が黄色に変わった場合、樹脂を透明になるまで新鮮なCHClで洗浄し、透明な反応溶液が得られるまでこのプロセスを繰り返した。樹脂をDMF(約20mL×3)で洗浄した。
代替的なMtt脱保護
112mLのCHCl、32mLの2,2,2-トリフルオロエタノール(TFE)、及び16mLの酢酸(AcOH)の溶液を調製した。20mLのAcOH-TFE溶液を、ペプチド合成容器内の樹脂に加えた。この混合物を約1時間撹拌し、液をペプチド合成容器から排出した。この手順をさらに1回繰り返した。20mLのAcOH-TFE溶液をペプチド合成容器内の樹脂に加え、この混合物を一晩撹拌した。液をペプチド合成容器から排出した。20mLのAcOH-TFE溶液をペプチド合成容器内の樹脂に加え、この混合物を約1時間撹拌した。液をペプチド合成容器から排出した。この手順をさらに1回繰り返した。樹脂を3×CHCl、3×2-プロパノール(IPA)、及び3×DMFで洗浄した。
工程3:アミノカップリング
アミノ酸のDMF(約20mL)溶液、PrNEt及びPyBOPをペプチド合成容器に加えた。アルゴンを溶液に1時間通気し、次いで排出した。樹脂をDMF(約20mL×3)、続いてIPA(約20mL×3)及び再びDMF(約20mL×3)で洗浄した。
代替的なアミノカップリング
アミノ酸のDMF(約20mL)溶液、DMF(約20mL)中のPyBOP、及びPrNEtを、樹脂を収容するペプチド合成容器に加えた。この混合物を約4時間撹拌し、次いで液をペプチド合成容器から排出した。樹脂をDMF(約20mL×3)、続いてIPA(約20mL×3)で洗浄した。
工程4:Fmoc脱保護
脱保護工程は、各アミノ酸カップリング工程の前に行った(CHCl中2% TFAを使用したMtt脱保護に加えて)。Fmoc脱保護のためのDMF(約20mL)中の20%ピペリジンの溶液を加えた。アルゴンを溶液に15分間通気し、次いで排出した。DMF(約20mL)中の20%ピペリジンを加え、通気を5分間続けた後、排出した(2×)。樹脂をDMF(約20mL×3)、続いてIPA(約20mL×3)及び再びDMF(約20mL×3)で洗浄した。
代替的なFMOC脱保護
代替的な脱保護工程は、各アミノ酸カップリング工程の前に行った(Mtt脱保護に加えて)。樹脂に、DMF(約20mL)中の20%ピペリジンの溶液を加えた。反応物を約10分間撹拌した。液を反応容器から排出し、このプロセスをさらに2回繰り返した。樹脂をDMF(約20mL×3)、続いてIPA(約20mL×3)で洗浄した。場合によっては、樹脂をDMF(約20mL×3)又は代替的にCHCl(約20mL×3)でさらに洗浄した。
工程5:樹脂切断
樹脂をCHCl(約20mL×3)で洗浄し、排出した。25mLの切断試薬(95% TFA、2.5% H0、2.5%トリイソプロピルシラン)をペプチド合成容器に加え、アルゴンを1時間通気し、排出し、新鮮な切断試薬(10mL、15分間)で2回繰り返した。濾液をアルゴン下、室温で一晩撹拌した。反応混合物を10mlが残るまで減圧下で濃縮した。生成物を40mLのジエチルエーテル中で粉砕し、遠心分離した。得られたペレットから溶液をデカントした。ペレットを50mLのジエチルエーテルに再懸濁し、遠心分離することによって、前の工程を2回繰り返した。ペレットをアルゴン流上で乾燥し、次いで高真空で乾燥した。
代替的な樹脂切断
42mLのトリフルオロ酢酸(TFA)、0.90mLの水、及び3.0mLのトリイソプロピルシラン(TIPS)の混合物を調製し、ペプチド合成容器内の樹脂に加えた。この混合物を6時間撹拌した(最後の1時間は、水浴で30℃に温めた)。樹脂を濾過し、固体を2mLのTFAで洗浄した。濾液及び洗浄液を含む生成物を合わせた。氷水浴中で冷却した420mLのメチル-t-ブチルエーテル(MTBE)で洗浄した。固体生成物を濾過により集めた。固体を5mLのMTBEで洗浄した。固体を真空下で乾燥して、1.19gの式Iの粗化合物を提供した。
精製手順1
得られた粉末を少量のDMSOに溶解し、C18カラムにロードした。所望の生成物を逆相クロマトグラフィー(50mM炭酸アンモニウム緩衝液中0~55%アセトニトリル、pH7.0)により精製した。アセトニトリルを減圧下で蒸発させ、残った水性緩衝溶液を凍結させ、凍結乾燥によって除去した。256mg(49.2%)の所望の生成物を白色粉末として回収した。
精製手順2
式Iの化合物を、移動相A=水中0.1% TFA及び移動相B=アセトニトリル(ACN)(流速=45mL/分、1CV=90mL、275nmでの収集波長)を有するBiotage 60g C18 ULTRAカラムを使用して精製した。3mLのACNを含む20mLの水中0.1% TFA中の粗PSMA-617をカラムにロードする。精製を1CV 15% B、7CV 15%B~25%Bで行い、25% Bに保持した。生成物ピークは約5CVで溶出し始め、画分を集めた。UPLC-MSを用いて画分を調べ、許容可能な生成物画分(275nmで≧98%)を合わせ、生成物溶液をロータリーエバポレーターを使用して濃縮してACNを除去した(最終容積=59mL)。式Iの化合物を、Biotage 30g C18 ULTRAカラムを使用して脱塩し、このカラムは移動相A=水中0.1% AcOH及び移動相B=ACN(流速=25mL/分、1CV=45mL、275nmでの収集波長)でセットアップした。水性PSMA-617(59mL)に、0.28gの酢酸アンモニウム、0.36mLのAcOH、及び3mLのACNを加えた。PSMA-617溶液をカラムにロードし、カラムを5CV 5% Bで洗浄した。生成物を3CV 39% Bを用いてカラムから溶出した。生成物ピークは6CVで溶出し、1画分を回収した。生成物溶液をロータリーエバポレーターを使用して濃縮して、ACNを除去した。固体を凍結乾燥によって単離して、0.675gの式Iの化合物を提供した。
実施例3:核磁気共鳴及び高分解能MS ES+(TOF)によるPSMA-617のキャラクタリゼーション:
H NMR(D-DMSO):8.03(t、1H)、7.88(t、1H)、7.84(d、1H)、7.69-7.80(m、2H)、7.69(s、1H)、7.43-7.47(m、2H)、7.39(dd、1H)、6.29-6.33(m、2H)、4.50-4.52(m、1H)、4.08-4.11(m、1H)、3.99-4.02(m、1H)、3.46(br s、6H)、3.13(br s、2H)、3.10(d、1H)、2.89-3.04(m、17H)、2.68(s、4H)、2.22-2.27(m、2H)、2.07(s、1H)、1.91(s,1H),1.57~1.74(m,5H),1.46~1.50(m,2H),1.31~1.35(m,3H),1.22~1.26(m,3H),1.06~1.12(m,1H),0.80~0.82(m,2H)。
注:6個のカルボン酸プロトンがスペクトル全体に広がり、残留酢酸(1.91ppm)及びアセトニトリル(2.07ppm)からの追加の共鳴が存在する。
13C NMR(D-DMSO):175.09、174.52、174.14、173.73、170.99、170.55、170.11、169.64、157.26、135.78、132.86、131.70、127.81、127.37、127.32、127.24、127.22、125.83、125.24、57.80、55.34、54.86、53.85、52.33、51.78、51.24、50.52、49.96、49.84、44.54、43.77、38.14、37.86、36.81、31.65、30.05、29.61、29.50、28.63、28.56、28.38、27.69、22.41。
注:残留酢酸(171.88ppm、20.98ppm)及びアセトニトリル(1.068ppm)からのさらなる共鳴が存在する。
高分解能MS ES+(TOF):M+H=1042.5067m/z(理論値1042.5096m/z)

Claims (63)

  1. 式I
    Figure 2022538379000077

    の化合物を調製するための方法であって、
    a)式A
    Figure 2022538379000078

    の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式A’
    Figure 2022538379000079

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    b)式A’の樹脂系化合物を、式B
    Figure 2022538379000080

    の化合物と、有機溶媒及び塩基の存在下で接触させて、式C
    Figure 2022538379000081

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    c)式Cの樹脂系化合物を、有機溶媒の存在下で第2の脱保護剤と接触させて、式C’
    Figure 2022538379000082

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    d)式C’の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤、及び塩基の存在下で、PG-3-(2-ナフチル)-L-アラニンと接触させて、式D
    Figure 2022538379000083

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    e)式Dの樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式D’
    Figure 2022538379000084

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    f)式D’の樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤及び塩基の存在下でPG-トラネキサム酸と接触させて、式E
    Figure 2022538379000085

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    g)式Eの樹脂系化合物を、極性非プロトン性溶媒中で第1の脱保護剤と接触させて、式E’
    Figure 2022538379000086

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    h)式E’の樹脂系化合物を、式E2’
    Figure 2022538379000087

    の化合物と、極性非プロトン性溶媒、カップリング剤、及び塩基の存在下で接触させて、式F
    Figure 2022538379000088

    の樹脂系化合物を提供すること、又は
    i)式Fの前記樹脂系化合物を、有機溶媒中で第3の脱保護剤及び/又は切断試薬と接触させることを含み、
    式中、PG及びPGは、アミン保護基であり、LGは、離脱基であり、Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである、方法。
  2. 工程(a)の前記第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン及びコリジンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 工程(a)の前記第1の脱保護剤がピペリジンである、請求項2に記載の方法。
  4. 工程(a)の前記極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 工程(a)の前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、請求項4に記載の方法。
  6. 工程(b)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記工程(b)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、請求項6に記載の方法。
  8. 工程(b)の前記有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  9. 工程(b)の前記有機溶媒がCHClである、請求項8に記載の方法。
  10. 工程(c)の前記第2の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、酢酸、トリフルオロエタノール、ジクロロメタン、ヘキサフルオロイソプロパノール、ジクロロメタン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  11. 工程(c)の前記第2の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、又は酢酸とトリフルオロエタノールとの混合物である、請求項10に記載の方法。
  12. 工程(c)の前記有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルからなる群から選択される、請求項11に記載の方法。
  13. 工程(c)の前記有機溶媒がCHClである、請求項12に記載の方法。
  14. 工程(d)の前記極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  15. 工程(d)の前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、請求項14に記載の方法。
  16. 工程(d)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 工程(d)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、請求項16に記載の方法。
  18. 工程(d)の前記カップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウム;テトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)からなる群から選択される。請求項17に記載の方法。
  19. 工程(d)の前記カップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)である、請求項18に記載の方法。
  20. 工程(e)の前記第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン及びコリジンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  21. 工程(e)の前記第1の脱保護剤がピペリジンである、請求項20に記載の方法。
  22. 工程(e)の前記極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、請求項21に記載の方法。
  23. 工程(e)の前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、請求項22に記載の方法。
  24. 工程(f)の前記極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  25. 工程(f)の前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、請求項24に記載の方法。
  26. 工程(f)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
  27. 工程(f)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、請求項26に記載の方法。
  28. 工程(f)の前記カップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウム;テトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)からなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
  29. 工程(f)の前記カップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)である、請求項28に記載の方法。
  30. 工程(g)の前記第1の脱保護剤が、ピペリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、ジエチルアミン(DEA)、ジシクロヘキサミン、4-メチルピペリジン(4MP)、トリス(2-アミノエチル)アミン、ピリジン及びコリジンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  31. 工程(g)の前記第1の脱保護剤がピペリジンである、請求項30に記載の方法。
  32. 工程(g)の前記極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
  33. 工程(g)の前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、請求項32に記載の方法。
  34. 工程(h)の前記極性非プロトン性溶媒が、ジメチルホルムアミド(DMF)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロメタン/ジメチルホルムアミド混合物、アセトニトリル(ACN)、アセトニトリル/ジメチルホルムアミド混合物、及びジメチルスルホキシド(DMSO)からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  35. 工程(h)の前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド(DMF)である、請求項34に記載の方法。
  36. 工程(h)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)、トリエチルアミン(TEA)、4-メチルモルホリン(NMM)、イミダゾール、ピリジン、及びコリジンからなる群から選択される、請求項35に記載の方法。
  37. 工程(h)の前記塩基が、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(PrNEt)である、請求項36に記載の方法。
  38. 工程(h)の前記カップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)、N-[(5-クロロ-3-オキシド-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-4-モルホリニルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート(HDMC)、1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(COMU)、ジメチルアミノ(トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メチリデン]-ジメチルアザニウム;テトラフルオロボレート(TATU)、N,N,N’,N’-テトラメチル-S-(1-オキシド-2-ピリジル)チオウロニウムテトラフルオロボレート(TOTT)、N-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン(EEDQ)、1-プロパンホスホン酸無水物(T3P)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチル-モルホリニウムクロリド(DMTMM)からなる群から選択される、請求項37に記載の方法。
  39. 工程(h)の前記カップリング剤が、ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)である、請求項38に記載の方法。
  40. 工程(i)の前記第3の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)、フッ化水素酸(HF)、トリフリック酸(TfOH)、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物、トリフルオロ酢酸(TFA)/ジクロロメタン(DCM)混合物、トリエチルサリン(TES)、インドール、フェノール/アニソール混合物、及びチオアニソールからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  41. 工程(i)の前記第3の脱保護剤が、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、請求項40に記載の方法。
  42. 工程(i)の前記切断試薬が、トリフルオロ酢酸(TFA)又はトリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、請求項41に記載の方法。
  43. 工程(i)の前記有機溶媒が、CHCl、THF、ジエチルエーテル、MeOH、EtOH、アセトン、アセトニトリルからなる群から選択される、請求項42に記載の方法。
  44. 工程(i)の前記切断試薬が、トリフルオロ酢酸(TFA)/水/トリイソプロピルシラン混合物である、請求項43に記載の方法。
  45. 工程(i)の前記有機溶媒がCHClである、請求項44に記載の方法。
  46. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)である、請求項1に記載の方法。
  47. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)である、請求項46に記載の方法。
  48. PGがモノメトキシトリチル(MMt)又は4-メチルトリチル(Mtt)である、請求項1に記載の方法。
  49. PGが4-メチルトリチル(Mtt)である、請求項47に記載の方法。
  50. LGが、
    Figure 2022538379000089

    (式中、は、前記化合物の残りの部分への結合点を表す)である、請求項1に記載の方法。
  51. がt-ブチルである、請求項1に記載の方法。
  52. 式C
    Figure 2022538379000090

    (式中、PGは、アミン保護基であり、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  53. 式C’
    Figure 2022538379000091

    (式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  54. 式D
    Figure 2022538379000092

    (式中、PGは、アミン保護基であり、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  55. 式D’
    Figure 2022538379000093

    (式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  56. 式E
    Figure 2022538379000094

    (式中、PGは、アミン保護基であり、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  57. 式E’
    Figure 2022538379000095

    (式中、各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  58. 式F
    Figure 2022538379000096

    (各Rは、C~Cアルキル又はシクロヘキシルである)
    の樹脂系化合物。
  59. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)又はt-ブチルカルボニル(Boc)である、請求項54又は56に記載の樹脂系化合物。
  60. PGが9-フルオレニルメチル-カルボニル(Fmoc)である、請求項54、56、又は59のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
  61. PGがモノメトキシトリチル(MMt)又は4-メチルトリチル(Mtt)である、請求項52に記載の樹脂系化合物。
  62. PGが4-メチルトリチル(Mtt)である、請求項52又は61に記載の樹脂系化合物。
  63. がt-ブチルである、条項52~62のいずれか1項に記載の樹脂系化合物。
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