JP2022536560A - ピラジン-2(1h)-オン系化合物のc結晶形とe結晶形及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
CN201910731661.4、2019年8月8日;
CN201911059969.5、2019年11月1日。
<発明の効果>
<定義と説明>
約10~20mgの試料をXRPD検出に用いた。
詳細なXRPDパラメータは、以下のとおりである。
ライトパイプ:Cu,k2(λ=1.54056Å)
ライトパイプ電圧:40kV、ライトパイプ電流:40mA
発散スリット:0.60mm
検出器スリット:10.50mm
散乱防止スリット:7.10mm
走査範囲:4-40deg
ステップ径:0.02deg
ステップ長:0.12秒
試料盤回転数:15rpm
試料(0.5~1mg)をDSCアルミ鍋に置いて試験を行い、方法は25℃-300又は350℃、10℃/minであった。
試料(2~5mg)をTGA白金堝に置いて試験を行い、25mL/min N2条件下で、10℃/minの昇温速度で、試料を室温から300℃又は減量20%まで加熱した。
機器型番:SMS DVS Advantage動的水蒸気吸着器、
試験条件:試料(10~15mg)をDVS試料盤に置いて試験を行った。
詳細なDVSパラメータは、以下のとおりである。
温度:25℃
平衡:dm/dt=0.01%/min(最短:10min、最長:180min)
乾燥:0%RHで120min乾燥
RH(%)試験段階:10%
RH(%)試験段階範囲:0%-90%-0%
ステップ1:化合物BB-1-3の合成
化合物BB-1-2(2.0g、11.49mmol、1eq)と化合物BB-1-1(2.6g、11.49mmol、1eq)とを水(6.0mL)とジオキサン(25.0mL)に溶解した後、[1,1’-ジ(ジフェニルホスフィン基)フェロセン]ジクロロパラジウム(841mg、1.15mmol、0.1eq)と炭酸カリウム(4.8g、34.48mmol、3eq)を加え、窒素ガス雰囲気下で、100℃まで加熱して16時間反応させた。得られた反応液を吸引ろ過スピン乾燥し、粗生成物をカラムクロマトグラフィ(石油エステル:酢酸エチル=1:0-0:1)で精製して化合物BB-1-3を得た。
MS (ESI) m/z: 190.0 [M+H]+。
ステップ2:化合物BB-1の合成
化合物BB-1-3(0.5g、2.64mmol、1eq)とピリジニル(209mg、2.64mmol、213.28μL、1eq)とをクロロフォルム(20.0mL)に加え、0℃まで冷却した後、臭素(422mg、2.64mmol、136.22μL、1eq)を加えた。室温28℃下で、18時間反応させた。反応物をチオ硫酸ナトリウム(1.0mL)でクエンチングした後、吸引ろ過し、ろ過液を濃縮し、粗生成物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィ(石油エステル:酢酸エチル=1:0-1:1)で精製して化合物BB-1を得た。MS(ESI)m/z: 267.9 [M+H]+。
1H NMR (400 MHz,CD3OD) δ: 8.12 (s,1 H) 7.90 (s,1 H) 3.86 (s,3 H) 2.43 (s,3 H)。
ステップ3:化合物2の合成
窒素雰囲気下で、化合物BB-2-1(2.0g、18.77mmol、2.17mL、1eq、HCl)をクロロベンゼン(15.0mL)に溶解し、25℃で化合物BB-2-2(8.3g、65.69mmol、5.8mL、3.5eq)を滴加し、混合物を90℃まで徐々に昇温し、16時間攪拌した。反応系に水(30.0mL)と酢酸エチル(30.0mL)を加え、静置分層しながら水相を酢酸エチル(20.0mL、20.0mL、20.0mL)で3回抽出した。有機相を合併し、塩化ナトリウム飽和溶液(30.0mL)で1回洗浄し、最後に有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して減圧濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(石油エステル:酢酸エチル=1:0-2:1)で分離精製し、化合物2を得た。MS (ESI) m/z: 178.7 [M+1]+。
1H NMR (400MHz,CDCl3) δ: 7.26 (s,1H),3.61 (s,3H)。
ステップ4:化合物4の合成
マイクロ波試験管にて、窒素雰囲気下で、化合物2(0.2g、1.12mmol、1eq)と化合物3(213mg、1.17mmol、1.05eq)をジオキサン(1.5mL)と水(1.5mL)との混合溶液に溶解し、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(65mg、55.86μmol、0.05eq)、炭酸ナトリウム(130mg、1.23mmol、1.1eq)を加え、混合物を120℃で30分マイクロ波攪拌した。反応液を直接濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(石油エステル:酢酸エチル=1:0-0:1)(TLC検出 石油エステル:酢酸エチル=1:1)で分離し、化合物4を得た。MS (ESI) m/z: 281.0 [M+1]+。
1H NMR (400MHz,CDCl3) δ: 7.64 (d,2H),7.28 (s,1H),6.59 (t,1H),3.86 (s,6H),3.61 (s,3H)。
ステップ5:化合物0027-1の合成
窒素雰囲気下で、化合物4(250mg、890.61μmol、1eq)をアセトニトリル(20.0mL)とジクロロメタン(5.0mL)との混合溶媒に溶解し、スルホン酸塩化物(84mg、623.43μmol、62.33μL、0.7eq)のアセトニトリル(2.5mL)溶液を0℃で徐々に滴加し、混合物を0℃で10分攪拌した。反応液にメタノール(5.0mL)を加えてクエンチング反応し、減圧濃縮乾燥した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(石油エステル:酢酸エチル=1:0-1:1)(TLC検出 石油エステル:酢酸エチル=1:1)で分離し、化合物0027-1を得た。MS (ESI) m/z: 314.9 [M+H]+。
ステップ6:式(I)で表される化合物の合成
三口フラスコにて、化合物0027-1(59mg、186.49μmol、1eq)、ビス(ピナコラート)ジボロン(52mg、205.14μmol、1.1eq)、酢酸パラジウム(5mg、20.51μmol、0.11eq)及び2-ジシクロヘキシルホスフィン-2,4,6-トリイソプロピルビフェニル(20mg、41.03μmol、0.22eq)、酢酸カリウム(60mg、615.42μmol、3.3eq)をジオキサン(4.0mL)溶液に加え、反応系における空気を窒素で置換し、窒素飽和下で、100℃まで昇温して30分還流撹拌し、25℃まで冷却し、化合物BB-1(50mg、186.49μmol、1eq)、[1,1’-ジ(ジフェニルホスフィン基)フェロセン]ジクロロパラジウムのジクロロメタン錯体化合物(15mg、18.65μmol、0.1eq)、炭酸カリウム(77mg、559.47μmol、3eq)、ジオキサン(4.0mL)及び水(2.0mL)を加え、反応系における空気を窒素で置換し、窒素飽和下で、100℃まで昇温して8時間還流撹拌した。反応液を直接濃縮した。得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィ(カラム:Boston Green ODS 150×30mm 5μm、移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];B%:30%-60%、8min)で分離精製し、式(I)で表される化合物のトリフルオロ酢酸塩を得た。MS (ESI) m/z: 468.2 [M+H]+。1H NMR (400MHz,CD3OD) δ: 8.79 (s,1H),8.09 (m,2H),6.76 (m,2H),3.93 (s,3H),3.89 (s,3H),3.84 (s,3H),3.80 (s,3H),2.54 (s,3H)。この塩をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸ナトリウムを加えて洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ過液をスピン乾燥して式(I)で表される化合物を得た。1H NMR (400MHz,CDCl3) δ: 8.51 (s,1H),8.15 (s,1H),6.71 (d,J=2.8Hz,1H),6.63 (d,J=2.8Hz,1H),6.43 (brs,2H),3.94 (s,3H),3.92 (s,3H),3.84 (s,3H),3.79 (s,3H),2.55 (s,3H)。
式(I)で表される化合物(44.4g、94.89mmol、1eq)をテトラヒドラフラン(450mL)に溶解し、次いで、塩化水素(4M、94.89mL、4eq)の酢酸エチル溶液を滴加し、25℃で3hrs攪拌した。反応液をろ過して黄色固体を得、オイルポンプで乾燥させて式(II)で表される化合物を得た。1H NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 8.71 (s,1H),8.18 (s,2H),6.82 (d,J=2.8Hz,1H),6.75 (d,J=2.8Hz,1H) 3.91 (s,3H),3.81 (s,3H),3.80 (s,3H),3.71 (s,3H),2.44 (s,3H)。
式(II)で表される化合物400mgを秤取して40mLのガラス瓶に入れ、20mLの酢酸エチルを加え、懸濁液となるように攪拌した。上記試料を磁気加熱撹拌器(50℃)に置いて60時間(遮光)攪拌した。試料を急速遠心分離し、残留固形物を真空乾燥箱に入れ、45℃条件下で、一夜真空乾燥して残存溶媒を除去して固体1を得た。固体1約50mgを秤量して試料瓶に入れ、1mLのエタノール溶媒を加え、懸濁液を50℃条件下で、48hrs続けて攪拌した後、遠心後、残留固形物を真空乾燥箱に入れ、50℃条件下で、一夜真空乾燥して残存溶媒を除去して式(II)で表される化合物のC結晶形を得た。
エタノール6.6Lを10L三口ガラス瓶に入れ、攪拌を開始し、式(II)で表される化合物330gを三口ガラス瓶に入れ、45℃まで昇温し、48時間続けて攪拌した。ブフナー漏斗を用いて吸引ろ過し、ろ過ケーキをエタノール200mL×2で洗脱した。ろ過ケーキを収集し、真空乾燥箱にて50~55℃で14~20時間オーブン乾燥して式(II)で表される化合物のE結晶形を得た。
実験材料:
SMS DVS Advantage動的水蒸気吸着器
実験方法:
式(II)で表される化合物のC結晶形10~15mgをDVS試料盤に置いて試験を行った。
実験結果:
式(II)で表される化合物のC結晶形のDVSスペクトルは、図に示されるとおりであり、△W=1.1%であった。
実験結論:
式(II)で表される化合物のC結晶形の25℃と80%RHでの吸湿重量増加は、1.1%であり、幾らか吸湿性が有った。
実験材料:
SMS DVS Advantage動的水蒸気吸着器
実験方法:
式(II)で表される化合物のE結晶形10~15mgをDVS試料盤に置いて試験を行った。
実験結果:
式(II)で表される化合物のE結晶形のDVSスペクトルは、図に示されるとおりであり、△W=0.5%であった。
実験結論:
式(II)で表される化合物のE結晶形の25℃と80%RHでの吸湿重量増加は、0.5%であり、幾らか吸湿性が有った。
33P同位体標識キナーゼ活性試験(Reaction Biology Corp)を用いてIC50値を測定することで、被験化合物のヒトFGFR1、FGFR4に対する阻害能力を評価した。
緩衝液条件:20mM 4-(2-ヒドロキシエチル基)-1-ピペラジンエタンスルホン酸(Hepes)(pH7.5)、10mM MgCl2、1mM グリコール-ビス-(2-アミノエチルエーテル)テトラ酢酸(EGTA)、0.02%ポリオキシエチレンラウリルエーテル(Brij35)、0.02mg/mLウシ血清アルブミン(BSA)、0.1mMバナジン酸ナトリウム(Na3VO4)、2mMジチオスレイトール(DTT)、1%DMSO。
実験手順:室温下で、被験化合物をDMSOに溶解して10mM溶液に調製し、使用に備えた。基質を新たに調製した緩衝液に溶解し、その中に被測定キナーゼを加えて均一混合した。音響技法(Echo 550)を用いて、被験化合物を溶解したDMSO溶液を上記均一混合した反応液に加えた。反応液における化合物の濃度は、10μM、3.33μM、1.11μM、0.370μM、0.123μM、41.2nM、13.7nM、4.57nM、1.52nM、0.508nM、又は10μM、2.50μM、0.62μM、0.156μM、39.1nM、9.8nM、2.4nM、0.61nM、0.15nM、0.038nMであった。15分孵化した後、33P-ATP(活性度0.01μCi/μL、相応な濃度を表3に示す)を加えて反応し始めた。FGFR1、FGFR4とその基質の供給者製品番号、ロット番号及び反応液における濃度についての情報を表3に示す。反応を室温下で120分行った後、反応液をP81イオン交換濾紙(Whatman#3698-915)上に滴下した。濾紙を0.75%リン酸溶液で繰り返し洗浄した後、濾紙上に残留したリン酸化基質の放射性を測定した。キナーゼ活性データは、被験化合物を含有するキナーゼ活性とブランク対照群(DMSOのみを含有する)のキナーゼ活性の比較で表示され、Prism4ソフトウェア(GraphPad)によりカーブフィッティングを行ってIC50値を得た。実験結果は、表4に示されるとおりである。
結論:式(I)で表される化合物のトリフルオロ酢酸塩は、野生型FGFRに対して、いずれも良好な阻害活性を示し、かつFGFR2、3は、FGFR1、4に対する選択性が比較的高かった。
実験目的:マウス体内における化合物の薬物動態を評価する
実験材料:
CD-1マウス(雄性)、溶媒(0.5%(w/v)メチルセルロース0.5%(v/v)トゥイーン80水溶液)、化合物0027のトリフルオロ酢酸塩。
1、投与製剤の調製:
溶媒は、0.5%(w/v)メチルセルロース0.5%(v/v)トゥイーン80水溶液であり、以下の手順に従って調製した。
a.約50%体積の精製水を適切な容器に入れ、約60℃ないし70℃に加熱した。
b.水温が所定値の範囲に達した時、ヒータをオフにした。所要量のメチルセルロースを上記容器に徐々に加えて続けて攪拌した。
c.上澄み溶液と目視されるまで4℃で続けて攪拌した。
d.所要体積のトゥイーン80を上記溶液に加えた。トゥイーン80が均一に分散され、かつ上澄み溶液と目視されるまで続けて攪拌した。
e.上記溶液を適量の精製水で最終体積に定容した。
f.均一溶液が形成されるまで続けて攪拌した。
胃内投与製剤の調製:
a.適量の供試品を秤取してガラス瓶に入れた。
b.70%体積の溶媒(0.5%(w/v)メチルセルロース0.5%(v/v)トゥイーン80水溶液)を加えた。
c.均一と目視されるまで製剤を攪拌し、必要な場合、超音波ウォーターバスを行った。
d.残余体積の0.5%メチルセルロース+0.5%トゥイーン80を補充し、均一に攪拌した。
2、薬剤投与
第1、2群の動物は、それぞれ、5mg/mL、30mg/mLの化合物を単回胃内投与し、投与体積は10mL/kgであった。
薬剤投与の前に、動物の体重を秤量し、体重に基づいて投与体積を算出した。
3、試料採集と処理
伏静脈採血方式により、所定の時間(0.25、0.5、1、2、4、6、8、24h)で全血試料(30μL)を採集し、実際の採血時間を試験記録に記入した。採集時間点の許容可能な誤差は、投与1時間以内の時間点±1分であり、その他の時間点では理論時間±5%であった。
全ての血液試料を直ちにラベルが貼られたK2-EDTAを含有する商品化遠心管に移送した。血液試料を採集した後、4℃で、3200回転/分で10分遠心し、上清血漿を吸引し、迅速にドライアイスに置き、-20℃又はそれ以下の温度に維持し、LC-MS/MS分析に用いられた。薬物動態パラメータを算出した。実験結果を表5に示す。
結論:式(I)で表される化合物のトリフルオロ酢酸塩のマウス薬物動態指標は良好であった。
Claims (23)
- nは、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9及び2から選ばれる、請求項2に記載の塩酸塩。
- nは、0.9、1及び1.1から選ばれる、請求項3に記載の塩酸塩。
- X線粉末回折スペクトルが、5.24±0.20°、9.58±0.20°、10.45±0.20°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項3~5のいずれか1項に記載の塩酸塩のC結晶形。
- X線粉末回折スペクトルが、5.24±0.20°、9.58±0.20°、10.45±0.20°、14.26±0.20°、20.86±0.20°、24.99±0.20°、26.21±0.20°、27.71±0.20°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項6に記載のC結晶形。
- X線粉末回折スペクトルが、5.24°、8.45°、9.08°、9.58°、10.45°、11.49°、13.23°、14.02°、14.26°、15.18°、15.60°、16.35°、18.15°、18.74°、19.52°、19.94°、20.86°、21.65°、21.97°、22.50°、23.28°、23.64°、24.16°、24.99°、26.21°、26.98°、27.71°、28.52°、29.07°、29.43°、30.37°、31.72°、32.30°、33.11°、34.79°、36.78°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項7に記載のC結晶形。
- XRPDパターンは、図1に示されるとおりである、請求項8に記載のC結晶形。
- 示差走査熱量曲線が、216.4℃±2.0℃において吸熱ピークの開始点を有し、258.8℃±2.0℃において吸熱ピークの開始点を有する、請求項7~9のいずれか1項に記載のC結晶形。
- DSCスペクトルが、図2に示されるとおりである、請求項10に記載のC結晶形。
- 熱重量分析曲線が118.6℃±3.0℃において0.1380%の減量、205.5℃±3.0℃において6.7760%の減量、253.02℃±3.0℃において9.2750%の減量に達する、請求項7~9のいずれか1項に記載のC結晶形。
- TGAスペクトルは、図3に示されるとおりである、請求項12に記載のC結晶形。
- X線粉末回折スペクトルが、9.05±0.20°、10.36±0.20°、14.66±0.20°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項3~5のいずれか1項に記載の塩酸塩のE結晶形。
- X線粉末回折スペクトルが、9.05±0.20°、10.36±0.20°、14.66±0.20°、15.75±0.20°、16.74±0.20°、18.54±0.20°、19.01±0.20°、20.78±0.20°、25.20±0.20°、26.65±0.20°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項14に記載のE結晶形。
- X線粉末回折スペクトルが、9.05±0.20°、10.36±0.20°、14.66±0.20°、15.75±0.20°、16.74±0.20°、18.54±0.20°、25.20±0.20°、26.65±0.20°、27.28±0.20°、27.94±0.20°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項14に記載のE結晶形。
- X線粉末回折スペクトルが、5.52°、9.05°、10.36°、11.09°、13.94°、14.66°、15.75°、16.74°、18.13°、18.54°、19.01°、20.78°、21.57°、21.98°、23.58°、24.46°、25.20°、25.44°、26.26°、26.65°、27.28°、27.51°、27.94°、28.94°、29.54°、31.19°、32.08°、33.24°、35.47°、36.23°、38.35°、39.34°の2θ角において特徴回折ピークを有する、請求項15又は16に記載のE結晶形。
- XRPDスペクトルが、図4に示されるとおりである、請求項17に記載のE結晶形。
- 示差走査熱量曲線が、261.8℃±2.0℃において吸熱ピークの開始点を有する、請求項15~18のいずれか1項に記載のE結晶形。
- DSCスペクトルが、図5に示されるとおりである、請求項19に記載のE結晶形。
- 熱重量分析曲線が150.0℃±3.0℃において1.72%の減量、230.0℃±3.0℃において8.34%の減量、280.0℃±3.0℃において9.41%の減量に達する、請求項15~18のいずれか1項に記載のE結晶形。
- TGAスペクトルは、図6に示されるとおりである、請求項21に記載のE結晶形。
- FGFR関連疾患を治療するための薬物の製造における、請求項1~5のいずれか1項に記載の塩酸塩、請求項6~13のいずれか1項に記載のC結晶形、請求項14~22のいずれか1項に記載のE結晶形の使用。
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