JP2022535929A - ハンチントン病及びその症状を治療するためのプリドピジン及びその類似体を含む組成物 - Google Patents

ハンチントン病及びその症状を治療するためのプリドピジン及びその類似体を含む組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、ハンチントン病及び/またはその症状に罹患しているヒト患者を治療する方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、プリドピジンの類似体または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物を患者に投与するステップを含む。【選択図】なし

Description

本発明は、ハンチントン病及び/またはその症状に罹患しているヒト患者を治療する方法に関するものであり、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、プリドピジンの類似体または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物を患者に投与するステップを含む。
ハンチントン病
ハンチントン病(HD)は、常染色体優性遺伝形式を伴う致命的な神経変性疾患である。この疾患は、運動、行動、機能及び認知の症状に関連している。運動障害はこの疾患の特徴であり、最も明らかな運動症状は舞踏病である。舞踏病は、診断には役立つが、病気の重症度のマーカーとしては不十分である。むしろ、機能障害及び疾患の重症度は、細かい運動技能の障害、動作緩慢、及び言語障害、歩行及び姿勢機能障害を含む全体的な運動協調性技能などの負の運動機能並びに認知障害と最もよく相関する(1)。UHDRS-全機能(TFC)スケールは、臨床医がHD病期及び患者の機能レベルを評価するために使用する、有効性が確認され容認されたツールである。UHDRS-TFC(Total Functional Capacity)の低下は、脳萎縮、運動、認知及び行動機能を含む疾患進行の他の側面と関連している(2、3)。
HDは、以下の5つの段階を含む。
HD1(TFC11-13)、発症後0-8年。初期段階。自宅でも職場でも完全に機能し、日常の活動に関しては、通常の、未発症のレベルの独立性を維持する。
HD2(TFC7-10)、発症後3-13年。初期中間段階。患者は仕事で未だ機能しているが、能力は低下している。
HD3(TFC3-6)、発症後5-16年。後期中間段階。患者はもはや仕事を行ったり、家事を管理したりすることができない。
HD4(TFC1-2)、発症後9-21年。初期進行段階。患者はこの段階では独立していないが、家族または専門家のいずれかの助けによって自宅に未だ住むことができる。しかし、患者のニーズは長期介護施設においてよりよく満たされ得る。
HD5(TFC0)、発症後11-26年、進行期。患者には、専門的な介護からの日々の活動の全面的なサポートが必要である。
HDに関連する運動及び感情的問題を改善するために、いくつかの薬物療法が採用されている。しかしながら、HDにおける様々な薬の有用性についての科学的証拠はほとんどない(4、5)。テトラベナジン及びデューテトラベナジンの2つの薬だけが、HD患者の舞踏病の治療のために承認されているが、この疾患の、進行性の容赦ない機能低下を緩和することができる治療法はまだ証明されていない(6、7)。このように、HDの症状を改善し、疾患の進行を遅らせるための医薬品を開発するという、満たされていない重要な医学的ニーズが存在する。
プリドピジン
プリドピジン(4-[3-(メチルスルホニル)フェニル]-1-プロピル-ピペリジン)は、Ki=0.57nMという高度に選択的なS1Rリガンドであり、S2RについてのKiは5450nMである(8)。したがって、プリドピジンは、S1Rに関して、S2Rと比較して95倍高い親和性を有し、選択性の高いS1Rリガンドである。
S1Rは、主にミトコンドリア関連膜(MAM)に位置する小胞体(ER)タンパク質であり、カルシウムシグナル伝達、イオンチャネル活性、及びERストレス応答を含む多様な細胞プロセスを調節する(9、10)。プリドピジンは、ヒトHD人工多能性幹細胞(iPSC)及びマウスHD皮質ニューロンにおける変異ハンチンチン(mHTT)誘導細胞死に対する強力かつ用量依存的な神経保護効果を含む、いくつかのインビボ及びインビトロのHDモデルではS1Rによって媒介される神経保護特性を示す(11)。HD皮質線条体培養では、プリドピジンは、脳由来神経栄養因子(BDNF)輸送を増加させ、シナプス活性を高め、生存促進タンパク質の細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)のリン酸化を促進する(12、13)。プリドピジンはまた、神経芽細胞腫細胞株における神経保護の脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌を、S1R依存的に増強する(15)。さらに、プリドピジンは、HDのすべての既知の特徴である脊椎密度及び異常なカルシウムシグナル伝達を回復させる(14)。さらに、プリドピジン遺伝子発現プロファイルは、Q175ノックイン(Q175KI)HDマウスモデルから得られたHD疾患遺伝子発現プロファイルの逆パターンを示した(15)。
一実施形態では、本発明は、ハンチントン病に罹患したヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減するための方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの化学式1-7の類似化合物または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含み、これにより、ヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減する。他の実施形態では、組成物は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩とを含む。他の実施形態では、組成物は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩及び類似化合物1または薬学的に許容されるその塩、並びに、類似化合物4及び薬学的に許容されるその塩を含む。
一実施形態では、本発明は、ハンチントン病に罹患したヒト患者の運動機能障害を改善、維持または低減する方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの類似化合物1-7または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含み、これにより、ヒト患者の運動機能障害を改善、維持または低減する。他の実施形態では、組成物は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩とを含む。他の実施形態では、組成物は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩及び類似化合物1または薬学的に許容されるその塩、並びに、類似化合物4または薬学的に許容されるその塩を含む。
他の実施形態では、類似化合物1-7は、本明細書において以下の化学式で表される。
Figure 2022535929000001
本発明とみなされる主題は、本明細書の結論部分において具体的に指摘され、明確に主張されている。しかしながら、本発明は、その構成、特徴、及び利点とともに、構成及び操作方法の両方に関して、添付の図面とともに読まれるとき、以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解され得る。
化合物1と組み合わせてプリドピジンを投与するステップによる、初期HD患者の26週間の治療後のベースラインからのTFCの変化を示す図である。
以下の詳細な説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が示されている。しかしながら、本発明は、これらの特定の詳細なしで実施され得ることが当業者によって理解されるであろう。他の実施例では、本発明を曖昧にしないように、周知の方法、手順、及び構成要素は詳細に説明されていない。
一実施形態では、本発明は、ヒト患者におけるハンチントン病またはその症状を治療する方法に関するものであり、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの化学式1-7の類似化合物または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含み、これにより、ヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減する。別の実施形態では、プリドピジンは、プリドピジンHCl塩である。
一実施形態では、本発明は、ハンチントン病に罹患しているヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減する方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの化学式1-7の類似化合物または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含み、これにより、ヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減する。別の実施形態では、プリドピジンは、プリドピジンHCl塩である。
一実施形態では、本発明は、ハンチントン病に罹患しているヒト患者の運動機能障害を改善、維持または低減する方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの類似化合物1-7または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含み、これにより、ヒト患者の運動機能障害を改善、維持または低減する。別の実施形態では、プリドピジンは、プリドピジンHCl塩である。
いくつかの実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物には、以下の類似化合物が含まれる。
Figure 2022535929000002
他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物1を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物1及び類似化合物4を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物2を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物3を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物4を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物5を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物6を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物7を含む。他の実施形態では、本発明の方法で使用される類似化合物は、類似化合物1、2、3、4、5、6、7、もしくはそれらの薬学的に許容される塩、またはそれらの任意の組み合わせを含む。
他の実施形態では、医薬組成物は、90.0-99.95重量%のプリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、0.05-10重量%の類似化合物のそれぞれまたは薬学的に許容されるその塩とを含む。他の実施形態では、医薬組成物は、最大10重量%の類似化合物のそれぞれまたは薬学的に許容されるその塩を含む。他の実施形態では、医薬組成物は、0.05-1重量%の類似化合物のそれぞれまたは薬学的に許容されるその塩を含む。他の実施形態では、医薬組成物は、0.5-2重量%の類似化合物のそれぞれまたは薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.05-0.5重量%の類似化合物のそれぞれまたは薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.5重量%以下の類似化合物を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.5重量%以下の類似化合物1または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.5重量%以下の類似化合物4または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物1またはその薬学的に許容される塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物2または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物3または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物4または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物5または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物6または薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は、0.15重量%以下の類似化合物7または薬学的に許容されるその塩を含む。
一実施形態では、本発明は、ヒト患者の(i)ハンチントン病またはその症状を治療する方法、(ii)機能的能力の障害を改善、維持または低減する方法、(iii)運動機能障害を改善、維持または軽減する方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含む。別の実施形態では、プリドピジンは、プリドピジンHCl塩である。
一実施形態では、本発明は、ヒト患者の(i)ハンチントン病またはその症状を治療するための方法、(ii)機能的能力の障害を改善、維持または低減する方法、(iii)運動機能障害を改善、維持または軽減する方法を対象とし、当該方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩、及び類似化合物4または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含む。別の実施形態では、プリドピジンは、プリドピジンHCl塩である。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの類似化合物1-7または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物をヒト患者に経口投与するステップを含む。一実施形態では、類似化合物は、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩である。別の実施形態では、類似化合物は、類似化合物1及び類似化合物4、または薬学的に許容されるそれらの塩を含む。別の実施形態では、医薬組成物は1日2回投与される。別の実施形態では、各投与で等量の医薬組成物が投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、10mgから150mgの間のプリドピジン及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。
別の実施形態では、医薬組成物は、10mgから150mgの間のプリドピジン及び各組成物の0.5重量%以下の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。
別の実施形態では、医薬組成物は、10mgから120mgの間のプリドピジン及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、10mgから100mgの間のプリドピジン及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、10mgから90mgの間のプリドピジン及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、10mgから80mgの間のプリドピジン及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、100mgから150mgの間のプリドピジン及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、110mg、120mg、130mg、140mg、150mgまたはそれらの間の任意の範囲のプリドピジン、及び0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。別の実施形態では、医薬組成物は、45mgのプリドピジン(1日2回)、及び組成物の0.05-10重量%の間の濃度での少なくとも1つの類似化合物1-7の1日用量で、投与される。
本発明の方法の一実施形態では、医薬組成物は、少なくとも12週間にわたって投与される。本発明の方法の別の実施形態では、医薬組成物は、少なくとも26週間にわたって投与される。本発明の方法の別の実施形態では、医薬組成物は、少なくとも52週間にわたって投与される。本発明の方法の別の実施形態では、医薬組成物は、少なくとも65週間にわたって投与される。本発明の方法の別の実施形態では、医薬組成物は、少なくとも78週間にわたって投与される。本発明の方法の別の実施形態では、医薬組成物は、1、2、3、4または5年間にわたって投与される。
本発明の方法の一実施形態では、治療は、ハンチントン病の1以上の症状の障害を改善、維持、または低減することを含む。一実施形態では、1以上の症状は、うつ病、機能的能力、不安、運動機能障害、認知障害、身体的症状、精神的症状、感情的症状、行動的症状、患者の機能的能力の障害、及び寿命の短縮からなる群より選択される。
一実施形態では、1以上の症状は、臨床医の面接に基づく変化の印象プラス介護者入力(CIBIC-Plus)、身体障害尺度(PDS)、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-機能評価(FA)、変化の臨床全般の印象(CGI-C)、重篤度の臨床全般の印象(CGI-S)、患者の全般印象-改善度(PGI-C)、患者の全般印象-重症度(PGI-S)、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-全機能(TFC)、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-独立スコア(IS)、ハンチントン病の生活の質(HD-QoL)、多発性硬化症ウオーキング尺度12(MSWS-12)、身体能力試験(PPT)、手の動きスコア、歩行及びバランススコア、定量的運動(Q-Motor)評価、タイムドアップ・アンド・ゴー評価(TUG)テスト、認知機能のバッテリー(CAB)、記号数字モダリテイ試験(SDMT)、ストループ単語読みテスト(SWR)、簡易型のモントリオール認知評価(MoCA)尺度、トレイル・メイキング・テスト-PartB、複合統一ハンチントン病評価尺度(cUHDRS)、ハンチントン病健康指数(HD-HI)、または問題行動評価-短縮形(PBA-s)によって測定される。別の実施形態では、1以上の症状は、EQ-5D-5L、Walk-12、または修正身体能力試験(mPPT)によって測定される。
いくつかの実施形態では、運動機能障害は、複合統一ハンチントン病評価尺度(cUHDRS)、ハンチントン病健康指数(HD-HI)、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-総運動スコア(TMS)、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-修正運動スコア(mMS)、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-舞踏病スコア、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-ジストニアスコア、多発性硬化症ウオーキング尺度12(MSWS-12)、身体能力試験(PPT)、手の動きスコア、歩行及びバランススコア、定量的運動(Q-Motor)評価、またはタイムドアップ・アンド・ゴー評価(TUG)テストによって測定される。
本発明の方法の一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-総運動スコア(TMS)によって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
本発明の方法の一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-舞踏病スコアによって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
本発明の方法の一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-ジストニアスコアによって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
本発明の方法の一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-修正運動スコア(mMS)によって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
本発明の方法の一実施形態では、患者は、少なくとも21歳である。本発明の方法の別の実施形態では、患者は30歳未満である。
本方法のいくつかの実施形態では、HD患者は、成人患者である。上記で開示された方法のいくつかの実施形態では、HD患者は、初期段階のHD患者(TFC7-13)である。いくつかの実施形態では、患者は、ステージ1のHD(HD1、TFC11-13)患者またはステージ2のHD(HD2、TFC7-10)患者である。いくつかの実施形態では、患者はHD1患者であり、HDの1以上の症状を経験している。いくつかの実施形態では、HD患者は、顕在化前のHD患者ではない。いくつかの実施形態では、患者は、7-13、すなわち、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、13、または、7-10もしくは11-13のベースラインTFCスコアを有する。
本発明の方法の一実施形態では、患者は、治療を開始する前に、20以上のUHDRS-TMSスコアを有する。
本発明の方法の一実施形態では、患者は、治療を開始する前に、90%以下のUHDRS-ISを有する。
本発明の方法の一実施形態では、患者は、ハンチンチン遺伝子に36以上のCAGリピートを有する。上記で開示された方法のいくつかの実施形態では、HD患者は、ハンチンチン遺伝子に少なくとも36のCAGリピートを有すると診断されている。
一実施形態では、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩は、塩酸プリドピジンである。別の実施形態では、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩は、臭化水素酸プリドピジンである。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を利用する。他の実施形態では、薬学的に許容される塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、リン酸塩、酸-リン酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、ギ酸、グルコン酸塩、グルカロネート、糖酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、アコネート、アスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、桂皮酸塩、クエン酸塩、エンボネート、エナンテート、フマル酸塩、グルタミン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩、フタル酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、及びトルエン-p-スルホン酸塩、パモエート(すなわち、1,1'-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート))塩からなる群より選択される。別の実施形態では、塩は、HCl塩である。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、類似化合物1-7または薬学的に許容されるその塩を利用する。他の実施形態では、薬学的に許容される塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、リン酸塩、酸リン酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、ギ酸、グルコン酸塩、グルカロネート、糖酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、アコネート、アスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、桂皮酸塩、クエン酸塩、エンボネート、エナンテート、フマル酸塩、グルタミン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩、フタル酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、及びトルエン-p-スルホン酸塩、パモエート(すなわち、1,1'-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート))塩からなる群より選択される。別の実施形態では、塩は、HCl塩である。
いくつかの実施形態では、本発明の方法で使用するための医薬組成物は、1以上の薬学的に許容される担体または賦形剤を含む。
一実施形態では、薬学的に許容される担体または賦形剤は、結合剤、充填剤、可塑剤、滑剤及び潤滑剤、並びに、それらの混合物からなる群より選択される。
一実施形態では、結合剤は、デンプン、アルファ化デンプン、ポリエチレンオキシド、セルロースポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。
一実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロース、球状の糖(sugar spheres)、ラクトース、ソルビトール、デキストロース、スクロース、マンニトール、二塩基性または三塩基性のリン酸カルシウム、硫酸カルシウム、デンプン、RetaLac(登録商標)、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。
一実施形態では、充填剤は微結晶性セルロースであり、ケイ化微結晶性セルロースである。
一実施形態では、充填剤は、ラクトースである。別の実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロース及びラクトースの組み合わせであり、微結晶性セルロースは、ケイ化微結晶性セルロースである。一実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロースであり、ケイ化微結晶性セルロースである。
一実施形態では、医薬組成物は、ケイ化微結晶性セルロース及びステアリン酸マグネシウムを賦形剤として含む。
一実施形態では、潤滑剤は、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、タルク、ベヘン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。
一実施形態では、潤滑剤はステアリン酸マグネシウムである。
一実施形態では、滑剤は、デンプン、アルファ化デンプン、二酸化ケイ素、コロイド状二酸化ケイ素、タルク及びそれらの混合物からなる群より選択される。
一実施形態では、滑剤はコロイド状二酸化ケイ素である。
一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-総運動スコアによって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-修正運動スコア(mMS)によって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-舞踏病スコアによって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
一実施形態では、治療は、統一ハンチントン病評価尺度(UHDRS)-ジストニアスコアによって測定される患者の運動障害症状を軽減することを含む。
一実施形態では、治療は、ハンチントン病の1以上の症状を軽減することを含む。
本発明に従って使用するための活性化合物は、意図された投与に適した任意の形態で提供され得る。適切な形態には、本発明の化合物の薬学的に(すなわち、生理学的に)許容される塩、重水素化、及びプレドラッグまたはプロドラッグの形態が含まれる。
医薬組成物
本発明に従って使用するための化合物は、生の化合物の形態で投与されてもよいが、任意選択で、生理学的に許容可能な塩の形態で、有効成分を1以上のアジュバント、賦形剤、担体、緩衝液、希釈剤、及び/または他の通常の医薬補助剤と共に、医薬組成物に導入することが好ましい。
一実施形態では、本発明は、活性化合物、薬学的に許容されるその塩または誘導体、並びに、したがって1以上の薬学的に許容される担体、及び、任意選択で、当該技術分野で知られており、使用されている他の治療的及び/または予防的成分を含む、医薬組成物を提供する。担体は、製剤の他の成分と適合性があり、そのレシピエントに害を及ぼさないという意味で「許容可能」でなければならない。
本発明の医薬組成物は、所望の治療に適した任意の好都合な経路によって投与され得る。好ましい投与経路には、特に錠剤、カプセル、ビーズ、ミニタブレット、多粒子、粉末、または液体形態での経口投与、及び、非経口投与、特に皮膚投与、眼科投与、点眼薬投与、皮下投与、筋肉内投与または静脈内注射が含まれる。本発明の医薬組成物は、所望の製剤に対して適切な標準的方法及び従来の技術を使用することにより、当業者によって製造され得る。必要に応じて、有効成分の徐放性を与えるように適合された組成物を使用してもよい。
いくつかの実施形態では、多粒子または複数の単位剤形は、薬物粒子の、別個の、小さい繰り返し単位であり、これらは、同様の薬剤放出パターンを有していてもよく、有していなくてもよい。
処方及び投与のための技術に関するさらなる詳細は、「Remington's Pharmaceutical Sciences」(Maack Publishing Co.社、ペンシルベニア州イーストン所在)の最新版に掲載されている。
本明細書で使用するとき、目的を達成するために有効な量における「有効」とは、本開示の方法で使用されるときに、合理的な利益/リスク比に見合った、過度の有害な副作用(毒性、刺激、またはアレルギー反応など)のない、望ましい治療反応をもたらすのに十分な成分の量を意味する。例えば、有効な量は、運動障害の治療に有効な量である。特定の有効量は、治療される特定の状態、患者の体調、治療される哺乳動物の種類、治療の期間、同時治療の性質(もし存在する場合)、及び、使用される特定の製剤、並びに化合物またはその誘導体の構造などの因子によって異なる。
本明細書で使用するとき、ミリグラム単位で測定されるプリドピジンの量は、調剤形態に関係なく、調製薬中に存在するプリドピジン(4-[3-(メチルスルホニル)フェニル]-1-プロピル-ピペリジン)のミリグラム量を指す。例えば、「90mgのプリドピジン」を含む単位用量は、調剤形態の形態に関係なく、調製薬中のプリドピジン塩基の量が90mgであることを意味する。したがって、例えばプリドピジン塩酸塩などの塩形態である場合、90mgのプリドピジンの用量を提供するために必要な塩形態の重量は、塩の存在に起因して、90mgよりも大きくなるであろう。
本明細書で使用するとき、「治療する」または「治療」は、例えば、症状を軽減すること、障害及び/または疾患の抑制、退行、または停滞を誘導することを包含する。本明細書で使用するとき、対象における疾患進行または疾患合併症の「抑制」は、対象における疾患進行及び/または疾患合併症を予防または低減することを意味する。
略語及び用語の定義のリスト
以下の略語は、本出願全体にわたって使用されている。
AE:有害事象;ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ;AR:自己回帰;Arc・mRNA:-規制細胞骨格関連タンパク質のメッセンジャーリボ核酸;ARH:異種自己回帰;AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ;AUC:濃度-時間曲線下面積;Bid:1日2回;BL=ベースライン;CAB:認知評価のバッテリー;CAG:シトシン-アデノシン-グアニン;CDMS:臨床データ管理システム;CFR:連邦規則;CGI-C:変化の臨床全般の印象;CGI-S:重篤度の臨床全般の印象;CI:信頼区間;CIBIC-Plus:臨床医の面接に基づく変化の印象プラス介護者入力;CIBIS:臨床医の面接に基づく重篤度の印象;CIOMS:医学の国際組織のための協議会;Cmax:最大の観察された血漿薬物濃度;CNS:中枢神経系;CRF:症例報告書;CRO:開発業務受託機関;CS:化合物の対称性;CSH:異種化合物の対称性;C-SSRS:コロンビア-自殺深刻度評価尺度;CYP:チトクロームP450;DSM-IVTR:診断及び統計マニュアル-第4版テキスト改訂;ECG:心電図;EM:高代謝群;EU:欧州連合(EU);FA:機能評価;FAS:完全分析セット;FDA:米国食品医薬品局(FDA);Freq:タッピング周波数;GCP:医薬品臨床試験の実施基準;GFV-C:静止位相における把持力の変動;GGT:γ-グルタミルトランスフェラーゼ;HART:ハンチントン病ACR16ランダム化試験;HCG:ヒト絨毛性ゴナドトロピン;HD:ハンチントン病;HD-QoL=ハンチントン病の生活の質;ICH:調和に関する国際会議;IEC:独立倫理委員会;IOI:発症間隔:IPI:ピーク間隔;IRB:治験審査委員会;IRT:双方向応答技術;IS:独立スコア;ITΙ:タップ間隔;ITT:治療意図;LSO:地域の安全担当者;MAD:複数の漸増用量;MedDRA:規制活動のための医学辞典;MermaiHD:ハンチントン病における多国籍欧州多施設ACR16研究;ML:最大見込み;mMS:修正運動スコア;MoCA:モントリオール認知評価;MS:多発性硬化症;MSWS-12:多発性硬化症ウオーキング尺度12;MTD:最大許容量;NMDA:N-メチル-D-アスパラギン酸;NOAEL:無毒性量;PBA-s:問題行動評価-短縮形;PD:薬力学;PDS:身体障害尺度;PK:薬物動態学;PM:低代謝群;PPT:身体能力試験;Qd:1日1回;Q運動:定量的運動;QoL:生活の質;QTcF:フリデリカの修正QT間隔;RBC:赤血球;REML:制限付き最大見込み;SAE:重篤な有害事象;SD:標準偏差;SDMT:記号数字モダリテイ試験;SOC:器官別大分類;SOP:標準操作手順;SUSAR:疑いのある予期しない重篤な有害反応;T1/2:半減期;TC=電話呼び出し;TD:タップ持続時間;TF:タップ力:TFC:全機能;TMS:総運動スコア;TUG:タイムドアップ・アンド・ゴー評価;UHDRS:統一ハンチントン病評価尺度;ULN:正常範囲の上限;US:米国;WBC:白血球;WHO:世界保健機関;WHODrug:薬物世界保健機関薬物辞書;ΔHR:心拍数のベースラインからの変化;ΔQTcF:QTcFのベースラインからの変化;ΔΔHR:プラセボ補正後の心拍数のベースラインからの変化;プラセボ対照試験-ハンチントン病;ΔΔQTcF:QTcFにおけるプラセボ補正後のベースラインからの変化
実施例
実施例1
類似化合物はS1Rに対して選択的である
本発明のいくつかの類似化合物を使用して、結合親和性試験を実施した。1.0E-09Mから1.0E-04Mの間の複数の濃度で、化合物を試験した。S1R及びS2Rへのそれぞれの各化合物類似体の結合を、それぞれの標的に対して特異的な放射性標識リガンドの結合の阻害割合として計算した。すべての類似体はS1Rリガンドであり、S1Rに対して非常に選択的であり、S2Rへの結合が低いか、あるいは、ないことがわかった。
Figure 2022535929000003
これらの結果は、HDの治療及び/またはハンチントン病に罹患したヒト患者の機能的能力の障害の改善、維持または低減、及び/または、ハンチントン病に罹患したヒト患者の運動機能障害の改善、維持または低減において使用するための、プリドピジンと類似化合物1-7との組み合わせの使用を支持する。
実施例2
プリドピジンと本発明の類似化合物との組み合わせを使用する機能的能力
図1は、45mg(1日2回)のプリドピジン及び類似化合物1による26週間の治療後の、初期段階のHD患者の全機能(TFC)の結果を示す。
表2は、プリドピジン及び類似化合物1を使用したTFCの結果を示す。組み合わせを使用することによって見られるように、26週でのTFCの低下は、より少ない。
Figure 2022535929000004
実施例3
プリドピジンと本発明の類似化合物との組み合わせを使用する機能的能力のサブドメイン
Figure 2022535929000005
表3は、プラセボ及び45mg(1日2回)のプリドピジン及び化合物1による、26週間の治療後の初期段階のHD患者における全機能(TFC)を構成する5つのサブドメインの結果を示す。負の変化は悪化を示す。5つのサブドメインすべてにおいて、プラセボは、プリドピジン+化合物1によって治療された患者と比較して、大きな低下を示した。
日常生活動作(ADL)では、-0.03ポイントの最小の低下を示したプリドピジン+化合物1に対し、プラセボの変化はベースラインから-0.27ポイントであった(プラセボに対するプリドピジン+化合物1の差は0.24、p=0.012)。資金管理では、最小の変化が-0.04であったプリドピジン+化合物1に対して、プラセボはベースラインから-0.24ポイント悪化した(プラセボに対するプリドピジン+化合物1の差は0.2、p=0.085)。ケアレベルでは、+0.01ポイントというプリドピジン+化合物1群で観察された維持と比較して、プラセボ群は-0.04ポイント悪化した。家事では、ベースラインからの最小変化が-0.08ポイントであったプリドピジン+化合物1群と比較して、プラセボはベースラインから-0.13ポイント低下した。同様に、業務において、最小変化が-0.08ポイントであったプリドピジン+化合物1群に対して、プラセボ群はベースラインから-0.12の低下を示した。
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Claims (28)

  1. ハンチントン病に罹患しているヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減する方法であって、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの化学式1-7の類似化合物または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物を前記ヒト患者に経口投与するステップ含み、これにより、前記ヒト患者の機能的能力の障害を改善、維持または低減し、前記類似化合物は以下の構造によって表される、方法。
    Figure 2022535929000006
  2. 前記医薬組成物が、前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩とを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記医薬組成物が、前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩、及び類似化合物4または薬学的に許容されるその塩を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記医薬組成物が、最大10重量%の、前記類似化合物または薬学的に許容されるその塩を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ヒト患者がハンチンチン遺伝子に36以上のCAGリピートを有する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記医薬組成物が1日2回投与される、請求項1に記載の方法。
  7. 各投与で等量の前記医薬組成物が投与される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記ヒト患者の機能的能力が、統一ハンチントン病評価尺度-全機能によって測定される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を含む前記医薬組成物が、1日あたり10mgから90mgの間の用量で投与される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を含む前記医薬組成物が、1日あたり90mgの用量で投与される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を含む前記医薬組成物が、1日2回、45mgの用量で投与される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記薬学的に許容される塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、リン酸塩、酸-リン酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、ギ酸、グルコン酸塩、グルカロネート、糖酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、アコネート、アスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、桂皮酸塩、クエン酸塩、エンボネート、エナンテート、フマル酸塩、グルタミン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩、フタル酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、及びトルエン-p-スルホン酸塩、パモエート塩からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  13. 前記薬学的に許容される塩がHCl塩である、請求項12に記載の方法。
  14. ハンチントン病に罹患しているヒト患者の運動機能障害を改善、維持または低減する方法であって、プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1つの化学式1-7の類似化合物または薬学的に許容されるその塩とを含む医薬組成物を前記ヒト患者に経口投与するステップ含み、これにより、前記ヒト患者の前記運動機能障害を改善、維持または低減し、前記類似化合物は以下の構造によって表される、方法。
    Figure 2022535929000007
  15. 前記医薬組成物が、前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩と、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩とを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記医薬組成物が、前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩、類似化合物1または薬学的に許容されるその塩、及び類似化合物4または薬学的に許容されるその塩を含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記医薬組成物が、最大10重量%の、前記類似化合物または薬学的に許容されるその塩を含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記運動機能障害が、統一ハンチントン病評価尺度-総運動スコア、統一ハンチントン病評価尺度-修正運動スコア、統一ハンチントン病評価尺度-舞踏病スコア、統一ハンチントン病評価尺度-ジストニアスコア、多発性硬化症ウオーキング尺度12、身体能力試験、手の動きスコア、歩行及びバランススコア、定量的運動評価、またはタイムドアップ・アンド・ゴー評価によって測定される、請求項14に記載の方法。
  19. 前記運動機能障害が、高速化人差し指タッピング、回内/回外の手タッピング、把持力分析及び舞踏病分析、並びに、高速化フットタッピングを含む、請求項14に記載の方法。
  20. 前記ヒト患者が治療を開始する前のUHDRS-TMSスコアが20以上である、請求項14に記載の方法。
  21. 前記ヒト患者がハンチンチン遺伝子に36以上のCAGリピートを有する、請求項14に記載の方法。
  22. 前記医薬組成物が1日2回投与される、請求項14に記載の方法。
  23. 各投与で等量の前記医薬組成物が投与される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を含む前記医薬組成物が、1日あたり10mgから90mgの間の用量で投与される、請求項14に記載の方法。
  25. 前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を含む前記医薬組成物が、1日あたり90mgの用量で投与される、請求項14に記載の方法。
  26. 前記プリドピジンまたは薬学的に許容されるその塩を含む前記医薬組成物が、1日2回、45mgの用量で投与される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記薬学的に許容される塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、リン酸塩、酸-リン酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、ギ酸、グルコン酸塩、グルカロネート、糖酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、アコネート、アスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、桂皮酸塩、クエン酸塩、エンボネート、エナンテート、フマル酸塩、グルタミン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩、フタル酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、及びトルエン-p-スルホン酸塩、パモエート塩からなる群より選択される、請求項14に記載の方法。
  28. 薬学的に許容される塩がHCl塩である、請求項27に記載の方法。
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