JP2022530960A - 金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造及び船体 - Google Patents

金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造及び船体 Download PDF

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Abstract

Figure 2022530960000001
金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造及び船体が提供される。金属部品(11、21、31、41)にはそれを貫通する貫通孔(13、24、33、43)が設けられ、金属部品(11、21、31、41)は、貫通孔(13、24、33、43)の軸方向において第1側及び第2側が設けられる。繊維強化プラスチックは、接続繊維束(15、26、34、42)と樹脂(14、25、44)とを含む。接続繊維束(15、26、34、42)は貫通孔(13、24、33、43)を通過し、接続繊維束(15、26、34、42)の両端はそれぞれ金属部品(11、21、31、41)の第1側及び第2側に位置する。樹脂(14、25、44)は金属部品(11、21、31、41)の表面及び接続繊維束(15、26、34、42)の外面に被覆される。樹脂(14、25、44)は貫通孔(13、24、33、43)に充填される。上記接続構造を用いた船体部材におけるガラス繊維は剥離及び脱落しにくいため、金属部品が腐食されないことが確保される。

Description

本発明は、金属防食技術分野に関し、特に金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造及び船体に関する。
ほとんどの船舶は外殻として金属を使用している。金属は海洋環境の中で海水温度、海水塩分含有度、海洋大気温度、海洋大気湿度の影響を受けるため、船舶は腐食されやすい。特にスクリュープロペラに接続されたプロペラ軸フレームは、長時間水に浸漬されるとともに水流が当たるところに位置するため、腐食の程度はさらに深刻である。腐食は、船の鉄骨構造と強度を低下させ、船の耐用年数を短くするだけでなく、航行抵抗を増加させ、速度を低下させ、性能に影響を与える。さらに深刻なのは、孔ができたり、ひびが入ったりすると、海難事故を引き起こし、衝撃的な損失を引き起こすことである。
そのため、現在、防食するために繊維強化プラスチックで船体の金属表面を被覆することが多い。繊維強化プラスチックは、密度が小さく、表面が滑らかであるため、抵抗を効果的に低減し、速度を向上できるとともに、磁気抵抗、防音、電気絶縁性能等に優れている。しかし、繊維強化プラスチックと金属は相溶性のない材質であるため、長期間使用すると、繊維強化プラスチックにひびが入ったり、金属表面から剥がれたりすることで、防錆効果が失われる問題がある。この場合、再度、繊維強化プラスチックで金属表面を被覆する必要がある。一般的な繊維強化プラスチックの被覆方法では、メンテナンスのコストが高く、出港時間が短縮され、生産効率が低下する。
本発明の第1目的は、接続が堅固な金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造を提供することにある。
本発明の第2目的は、上記金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造を有する船体を提供することにある。
本発明の第1目的を達成するために、本発明によれば、金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造が提供され、金属部品には金属部品を貫通する貫通孔が形成され、金属部品には貫通孔の軸方向に沿って第1側及び第2側が設けられ、繊維強化プラスチックは接続繊維束と樹脂を含み、接続繊維束は貫通孔を通過し、接続繊維束の両端はそれぞれ金属部品の第1側及び金属部品の第2側に位置し、樹脂は金属部品の表面及び接続繊維束の外面に被覆され、樹脂は貫通孔に充填される。
具体的な態様では、金属部品は貫通孔の周囲に縁部が設けられ、接続繊維束の第1端は貫通孔から縁部を回って金属部品の第2側まで引かれ、接続繊維束の第2端は貫通孔から縁部を回って金属部品の第1側まで引かれる。
具体的な態様では、接続繊維束は、複数の接続繊維を含み、複数の接続繊維の第1端は、貫通孔から放射状に縁部を回って金属部品の第2側まで引かれ、複数の接続繊維の第2端は、貫通孔から放射状に縁部を回って金属部品の第1側まで引かれる。
別の具体的な態様では、接続繊維束は、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維又は炭化ケイ素繊維を使用する。
別の具体的な態様では、樹脂は、エポキシ樹脂又は不飽和樹脂を使用する。
別の具体的な態様では、金属部品には、複数の円形の貫通孔が形成され、貫通孔の直径をDとし、隣接する2つの貫通孔の円心間の直線距離をAとすると、Aは0.5Dから30Dである。
別の具体的な態様では、金属部品には、複数の円形の貫通孔が形成され、貫通孔の直径をDとし、縁部に垂直な方向における貫通孔の円心から縁部までの直線距離をBとすると、Bは0.5Dから30Dである。
別の具体的な態様では、金属部品には、複数の円形の貫通孔が形成され、貫通孔の直径をDとし、貫通孔の孔深さをCとすると、Dは0.2Cから30Cである。
本発明の第2目的を達成するために、本発明によれば、上記のいずれか1つの金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造を備える船体が提供される。
具体的な態様では、金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造における金属部品はラダープレート又はプロペラ軸フレームである。
本発明の接続繊維は、貫通孔を通過して両端を両側に位置させるとともに、接続繊維束の第1端が貫通孔から縁部を回って金属部品の第2側まで引かれ、接続繊維束の第2端が貫通孔から縁部を回って金属部品の第1側まで引かれ、接続繊維束の両端が金属部品に巻き付けられ、即ち接続繊維束が金属部品の第1側から金属部品の第2側まで引かれ、又は金属部品の第2側から金属部品の第1側まで引かれることにより、接続繊維束の被覆面が増大される。さらに、金属部品の表面に樹脂を塗布し、貫通孔に樹脂を充填し、樹脂と接続繊維束との接着作用により、接続繊維束の金属部品の第1側及び金属部品の第2側における位置が固定され、金属部品の第1側及び金属部品の第2側における接続繊維束の両端は、それぞれ金属部品の第1側及び金属部品の第2側に塗布される樹脂及び繊維に対して互いに引き締める作用力を加えることができ、これによって、樹脂は金属部品の第1側及び金属部品の第2側から剥離及び脱落しにくくなり、金属部品が腐食されないことがさらに保証される。
また、複数の接続繊維の第1端は貫通孔から放射状に縁部を回って金属部品の第2側まで引かれ、複数の接続繊維の第2端は貫通孔から放射状に縁部を回って金属部品の第1側まで引かれることにより、接続繊維の被覆面積は、金属部品の第1側及び第2側に最大限に被覆され、金属部品の第1側及び金属部品の第2側における樹脂繊維を最大限に引き締めることにより、金属部品の第1側及び金属部品の第2側に位置する樹脂が剥離及び脱落しないことが最大限に保証される。
さらに、ラダープレート及びプロペラ軸フレームは、船舶動作の過程において水に浸される必要があるとともに、スクリュープロペラに近く設けられるため、ラダープレート及びプロペラ軸フレームを通る水流が比較的速い。水流はラダープレート及びプロペラ軸フレーム上の繊維強化プラスチックを衝撃することで、ラダープレート及びプロペラ軸フレーム上の繊維強化プラスチックは剥がれやすくなり、ラダープレート及びプロペラ軸フレームは腐食されやすくなるため、この金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造をラダープレート及びプロペラ軸フレームに使用することにより、ラダープレート及びプロペラ軸フレームは腐食から保護され、ラダープレート及びプロペラ軸フレームの耐用年数は長くなる。
本発明に係る金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造の実施例1の正面図である。 図1におけるE-E方向に沿う断面図である。 本発明に係る金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造の実施例2の側面図である。 図3におけるF-F方向に沿う断面図である。 本発明に係る金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造の実施例3の正面図である。 本発明に係る金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造の実施例4の断面図である。
以下、図面及び実施例により本発明をさらに説明する。
実施例1
図1及び図2に示すように、本実施例に係る金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造における金属部品は、長尺状板11となるように設けられる。長尺状板11の周囲には第1縁部12が周設される。長尺状板11の両側の縁部は、鉛直方向に沿って延在する。長尺状板11の延在方向における長尺状板11の両端の縁部は、それぞれ円弧状に設けられる。つまり、第1縁部12は、両側の鉛直縁部121と両端の円弧縁部122とが接続されてなる。
長尺状板11は、対向して設けられる第1側面111と第2側面112とを含む。第1側面111及び第2側面112は長尺状板11の四周の第1縁部12で互いに接続される。長尺状板11には、3つの円形の第1貫通孔13が形成される。3つの第1貫通孔13は、長尺状板11の延在方向に沿って順に配列される。つまり、第1貫通孔13はいずれも第1縁部12によって取り囲まれる。各第1貫通孔13はそれぞれ第1側面111から第2側面112まで貫通する。長尺状板11の延在方向において、隣接する2つの第1貫通孔13の円心間の間隔が同じである。長尺状板11の延在方向に垂直な方向において、各第1貫通孔13の円心から両側の鉛直縁部121までの距離が同じである。長尺状板11の延在方向における両端に位置する第1貫通孔13の円心から長尺状板11の両端に位置する円弧縁部122までの距離が同じである。
第1貫通孔13の直径をD1とし、隣接する2つの第1貫通孔13の円心間の直線距離をA1とし、第1縁部12に垂直な方向における第1貫通孔13の円心から第1縁部12までの直線距離をB1とし、第1貫通孔13の孔深さをC1とすると、A1は0.5D1から30D1、好ましくはD1から3D1であり、B1は0.5D1から30D1、好ましくはD1から3D1であり、D1は0.2C1から30C1以下、好ましくはC1から10C1である。
図1及び図2に示すように、本実施例の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造における繊維強化プラスチックは、第1接続繊維束及び第1樹脂14を含む。各第1貫通孔13にはそれぞれ第1接続繊維束が挿設される。第1接続繊維束は、複数の第1接続繊維15を含む。第1接続繊維15の第1端151は長尺状板11の第1側面111のサイド側に設けられ、第1接続繊維15の第2端152は長尺状板11の第2側面112のサイド側に設けられる。複数の第1接続繊維15の第1端151は、第1貫通孔13から放射状に四周の第1縁部12を回って長尺状板11の第2側面112のサイド側まで引かれる。複数の第1接続繊維15の第2端152は、第1貫通孔13から放射状に四周の第1縁部12を回って長尺状板11の第1側面111のサイド側まで引かれる。第1樹脂14は長尺状板11の表面に塗布される。第1樹脂14は各第1貫通孔13に充填される。第1樹脂14と第1接続繊維15とは互いに接着される。第1接続繊維15として、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維及び炭化ケイ素繊維のうちの1種又は複数種を使用することができる。第1樹脂14として、エポキシ樹脂又は不飽和樹脂を使用することができる。
実施例2
図3及び図4に示すように、本発明の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造はプロペラ軸フレームに使用される。即ち、本実施例に係る金属部品は船体上のプロペラ軸フレーム21である。このプロペラ軸フレーム21はダブルアームプロペラ軸フレームであり、つまり、プロペラ軸フレーム21には第1支持アーム211及び第2支持アーム212が設けられる。第1支持アーム211及び第2支持アーム212はそれぞれ斜め方向に沿って延在する。第1支持アーム211及び第2支持アーム212の延在方向において、第1支持アーム211及び第2支持アーム212の一端はそれぞれ船体に接続され、第1支持アーム211及び第2支持アーム212の他端は互いに軸ボス22に収束する。第1支持アーム211及び第2支持アーム212の延在方向において、第1支持アーム211及び第2支持アーム212の両側にはそれぞれ第2縁部23が設けられる。第1支持アーム211の両側に位置する第2縁部23は、それぞれ第1支持アーム211の接続端部によって遮断される。第2支持アーム212の両側に位置する第2縁部23は、それぞれ第2支持アーム212の接続端部によって遮断される。第1支持アーム211及び第2支持アーム212の表面には、それぞれ対向して設けられる第1アーム面及び第2アーム面が設けられる。第1支持アーム211を例とすると、第1アーム面2111及び第2アーム面2112はそれぞれ第1支持アーム211の両側に位置する第2縁部23で互いに接続される。第1支持アーム211には複数の円形の第2貫通孔24が形成される。各第2貫通孔24はそれぞれ第1アーム面2111から第2アーム面2112まで貫通する。
第2貫通孔24の直径をD2とし、隣接する2つの第2貫通孔24の円心間の直線距離をA2とし、第2縁部23に垂直な方向における第2貫通孔24の円心から第2縁部23までの直線距離をB2とし、第2貫通孔24の孔深さをC2とすると、A2は0.5D2から30D2、好ましくはD2から3D2であり、B2は0.5D2から30D2、好ましくはD2から3D2であり、D2は0.2C2以上かつ30C2以下であり、好ましくはC2以上かつ10C2以下である。
本実施例に係る繊維強化プラスチックは、第2接続繊維束と第2樹脂25を含む。各第2貫通孔24にはそれぞれ第2接続繊維束が挿設される。第2接続繊維束は、複数の第2接続繊維26を含む。第2接続繊維26の第1端は第1アーム面2111のサイド側に位置し、第2接続繊維26の第2端は第2アーム面2112のサイド側に位置する。複数の第2接続繊維26の第1端はそれぞれ第2貫通孔24から放射状に第1支持アーム211の両側に位置する第2縁部23を回って第2アーム面2112のサイド側まで引かれ、複数の第2接続繊維26の第2端261はそれぞれ第2貫通孔24から放射状に第1支持アーム211の両側に位置する第2縁部23を回って第1アーム面2111のサイド側まで引かれる。さらに、支持アームの表面には第2樹脂25が塗布され、第2貫通孔24には第2樹脂25が充填される。第2樹脂25と第2接続繊維26は互いに接着される。第2接続繊維26として、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維又は炭化ケイ素繊維を使用することができる。第2樹脂25として、エポキシ樹脂又は不飽和樹脂を使用することができる。図3に示すように、H-H方向に沿って第1支持アーム211を切断した第1支持アーム211の断面図は図2に示される構造と同じである。
実施例3
同様に、図5に示すように、本発明の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造はラダープレートに使用される。即ち、本実施例に係る金属部品は船体上のラダープレート31である。ラダープレート31は一端のみで船体に接続されるため、ラダープレート31の接続端の周りに第3縁部32が設けられる。ラダープレート31は、対向して設けられる第3側面311と第4側面(図示せず)を含む。ラダープレート31には円形の第3貫通孔33が形成される。第3貫通孔33は、第3側面311から第4側面まで貫通する。第3側面311と第4側面とは第3縁部32で互いに接続される。
第3貫通孔33の直径をD3とし、隣接する2つの第3貫通孔33の円心間の直線距離をA3とし、第3縁部32に垂直な方向における第3貫通孔33の円心から第3縁部32までの直線距離をB3とし、第3貫通孔33の孔深さをC3とすると、A3は0.5D3から30D3、好ましくはD3から3D3であり、B3は0.5D3から30D3、好ましくはD3から3D3であり、D3は0.2C3以上かつ30C3以下であり、好ましくはC3以上かつ10C3以下である。
本実施例に係る繊維強化プラスチックは第3接続繊維束と第3樹脂(図示せず)とを含む。第3貫通孔33には第3接続繊維束が設けられる。第3接続繊維束は複数の第3接続繊維34を含む。第3接続繊維34の第1端は第3側面311のサイド側に位置し、第3接続繊維34の第2端は第4側面のサイド側に位置する。複数の第3接続繊維34の第1端はそれぞれ第3貫通孔33から放射状にラダープレート31の周りの第3縁部32を回って第4側面のサイド側まで引かれ、複数の第3接続繊維34の第2端341はそれぞれ第3貫通孔33から放射状にラダープレート31の周りの第3縁部32を回って第3側面311のサイド側まで引かれる。さらに、ラダープレート31の表面には第3樹脂が塗布され、第3貫通孔33には第3樹脂が充填される。第3樹脂と第3接続繊維34とは互いに接着される。第3接続繊維34として、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維又は炭化ケイ素繊維を使用することができる。第3樹脂として、エポキシ樹脂又は不飽和樹脂を使用することができる。図5に示すように、I-I方向に沿ってラダープレート31を切断した断面図は、図2に示される構造と同じである。
実施例4
接続繊維束が金属部品の縁部に巻き付けられる以外、図6に示すように、金属部品41には複数の貫通孔43が形成され、複数の接続繊維束44は異なる貫通孔43を通過するとともに、接続繊維束44の両端はそれぞれ金属部品の第1側及び第2側に位置してもよい。金属部品の長さが長いので、金属部品の縁部に巻き付けずに、樹脂44を金属部品の表面及び接続繊維束の外面に被覆せず、樹脂44を複数の貫通孔43に充填してもよい。これによっても、本発明の目的を達成することができる。
上記実施例は本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、本発明の特許請求の範囲に記載の構造、特徴及び原理に基づいて行う同等置換又は修飾は、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれるべきである。
本発明の船体は、漁船、ヨット等の船舶の船体であってもよい。船体にはラダープレート又はプロペラ軸フレーム等の金属部品が設けられる。本発明では、特殊な金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造を使用し、繊維強化プラスチック内に設けられる接続繊維束及び樹脂により、接続繊維束の両端はそれぞれ金属部品の第1側及び金属部品の第2側における樹脂に対して引締力を加えることにより、樹脂は金属部品から剥離されにくく、金属部品が腐食されないことが確保され、船舶の耐用年数が長くなる。

Claims (10)

  1. 金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造であって、
    前記金属部品には、前記金属部品を貫通する貫通孔が形成され、前記金属部品は、前記貫通孔の軸方向において第1側及び第2側が設けられ、
    前記繊維強化プラスチックは、接続繊維束と、樹脂とを含み、前記接続繊維束は、前記貫通孔を通過し、前記接続繊維束の両端は、それぞれ前記金属部品の第1側及び前記金属部品の第2側に位置し、前記樹脂は、前記金属部品の表面及び前記接続繊維束の外面に被覆され、前記樹脂は、前記貫通孔に充填されることを特徴とする、金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  2. 前記金属部品は、前記貫通孔の周囲に縁部が設けられ、
    前記接続繊維束の第1端は、前記貫通孔から前記縁部を回って前記金属部品の第2側まで引かれ、前記接続繊維束の第2端は、前記貫通孔から前記縁部を回って前記金属部品の第1側まで引かれることを特徴とする、請求項1に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  3. 前記接続繊維束は、複数の接続繊維を含み、
    複数の前記接続繊維の第1端は、前記貫通孔から放射状に前記縁部を回って前記金属部品の第2側まで引かれ、
    複数の前記接続繊維の第2端は、前記貫通孔から放射状に前記縁部を回って前記金属部品の第1側まで引かれることを特徴とする、請求項2に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  4. 前記接続繊維束は、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維又は炭化ケイ素繊維であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  5. 前記樹脂は、エポキシ樹脂又は不飽和樹脂であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  6. 前記金属部品には、複数の円形の前記貫通孔が形成され、
    前記貫通孔の直径をDとし、隣接する2つの前記貫通孔の円心間の直線距離をAとすると、前記Aは0.5Dから30Dであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  7. 前記金属部品には、複数の円形の前記貫通孔が形成され、
    前記貫通孔の直径をDとし、前記縁部に垂直な方向における前記貫通孔の円心から前記縁部までの直線距離をBとすると、前記Bは0.5Dから30Dであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  8. 前記金属部品には、複数の円形の前記貫通孔が形成され、
    前記貫通孔の直径をDとし、前記貫通孔の孔深さをCとすると、前記Dは0.2Cから30Cであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造が設けられていることを特徴とする、船体。
  10. 前記金属部品と繊維強化プラスチックの接続構造における前記金属部品は、ラダープレート又はプロペラ軸フレームであることを特徴とする、請求項9に記載の船体。
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