JP2022528047A - Wee1阻害剤、その製造および用途 - Google Patents

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チャンジュン チェン,
シェンシン シャン,
チジュン リ,
インフイ サン,
ホンファン リ,
チャン ルー,
チウチン チャン,
デン ホウ,
シャオジュン チャン,
キチャオ リウ,
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    • C07D487/04Ortho-condensed systems

Abstract

本発明はWEE1阻害剤、その製造および用途に関する。本発明に記載のWEE1阻害剤は式I化合物、式II化合物、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体である。本発明はまたWEE1活性に関連する疾患を治療するための薬物の製造における前記WEE1阻害剤の用途を提供する。本発明に関わるWEE1阻害剤はWEE1活性に関連する疾患を効果的に治療することができる。TIFF2022528047000562.tif68169

Description

関連出願の相互参照
本願は、2019年3月22日に提出された「WEE1阻害剤、その製造および用途」と題する中国特許出願第201910225653.2号、および2019年10月14日に提出された「WEE1阻害剤、その製造および用途」と題する中国特許出願第201910972247.2号の優先権を主張し、その全ての開示内容が援用されて本明細書に組み込まれる。
本願は、WEE1キナーゼ活性を阻害する化合物に及ぼし、それらの化合物の製造方法、その医薬組成物および用途にも含まれる。
WEE1チロシンキナーゼは細胞周期G2期チェックポイントである。細胞周期が厳密に制御され、細胞のDNAがダメージされてない場合は、G1期、S期およびG2期チェックポイントが細胞の分裂期への移行を促して、細胞周期が順調に完成することを保障する(Clinical Cancer Research,2011,17(13):4200-4207.)。細胞周期はサイクリン依存性キナーゼ(CDK)によって制御され、CDKファミリーには14のセリン/トレオニンプロテインキナーゼがある。CDKの活性はリン酸化および異なったサイクリンへの結合によって制御される。G2期から分裂期への移行という細胞の変化はCDK1(CDC2とも称される)のリン酸化および関連するサイクリンBによって正に制御される。細胞が分裂する前、CDK1が不活性状態にあり、その第15位のチロシンがWEE1によってリン酸化され、その第14位のトレオニンがミエリン転写因子(MYT1)によってリン酸化される。そのために、WEE1は細胞周期の負の制御因子であり、サイクリンBおよび活性化されたCDK1複合体が細胞核への進入を阻止することによって、細胞のG2期からの分裂期への移行を負に制御する。S期およびG2期でWEE1の発現量と活性が向上し、高度にリン酸化されたM期では低減する。細胞がG2期に移行しており、DNAのダメージが起されない場合は、ポロ様キナーゼ1(PLK1)がWEE1をリン酸化し、ユビキチンリガーゼ複合体によってWEE1を分解する。また、PLK1はプロテインホスファターゼ細胞分裂周期25類似体(CDC25)をリン酸化、そして活性化し、CDC25が脱リン酸化によりCDK1を活性化させる。活性なCDK1はサイクリンBと結合し、細胞の分裂期への移行を促すことができる(Molecular&Cellular Biology,2012,32(20):4226.)。
細胞のDNAがダメージされている場合は、G1期、S期およびG2期チェックで細胞の分裂期への移行が遅れ、細胞が分裂を始める前に損傷したDNAの修復のために時間が確保され、ゲノムの完全性が保証される。G1期チェックポイントの重要な制御因子P53は多くの悪性腫瘍細胞で変異型である(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America,2007,104(10):3753-3758.)。P53の機能欠陥がある腫瘍細胞は、DNAがダメージされていても、細胞周期をG1期に留めるられないため、G2期チェックポイントには一層依存する。DNAの損傷に対し、G2期チェックポイントは互いに平行でしかも関連している2つの経路でCDK1のリン酸化を阻害することで、細胞の分裂期への移行を遅らせる。DNA損傷のタイプによって、毛細血管拡張性運動失調症変異(ATM)プロテインキナーゼまたは毛細血管拡張性運動失調症関連(ATR)プロテインキナーゼが活性化される(Oncotarget,2016,7(31):49902-49916.)。
ATMは電離放射線、放射性物質または二本鎖DNAの切断を引き起こす試薬によって活性化される。ATMはチェックポイントキナーゼ2(CHK2)をリン酸化、そして活性化し、CHK2は細胞分裂周期25Cホスファターゼ(CDC25C)のSer216をリン酸化する。これがCDC25Cの核外輸送および細胞質との分離を引き起こして、そのリン酸化活性を阻害する。CDC25Cの活性阻害によりCDK1/CDK2結合サイクリンB複合体のリン酸化が阻害され、CDK1が不活性型になり、細胞の分裂期への移行が阻害される(Molecular Cancer,2014,13(1):72.)。
ATRは一般的に一本鎖DNAの切断を引き起こす遺伝子毒性刺激因子によって活性化される。ATRはCHK1をリン酸化、そして活性化する主なキナーゼである。CHK2がATMのみによって活性化されるのに対し、CHK1はATMまたはATRによって活性化される。CHK1はまたWEE1およびCDC25Cをリン酸化し、WEE1キナーゼ活性を活性化させ、CDC25Cのホスファターゼ活性を阻害する。WEE1がCDK1-結合サイクリンBをリン酸化して、細胞周期をG2期に留めることで、DNAの修復に時間を確保する(Drug News&Perspectives,2010,23(7):425.)。
肝がん、乳がん、悪性神経腫、黒色腫、成人そして小児脳腫瘍をはじめ、多くの悪性腫瘍ではWEE1が過発現される。このうち一部の腫瘍細胞のG1チェックポイントが異常で、WEE1の活性を阻害すればG2期チェックポイントが故障になり、この時には損傷が修復されていないDNAを持つ細胞が分裂を続け、最終的には死に至る(Molecular Cancer Therapeutics,2013,12(12):2675-2684.)。ピリミジン誘導体(PD0166285)であれ短鎖干渉RNAノックダウンであれ、いずれもWEE1の活性を阻害すれば卵巣がん、結腸がん、子宮がん、骨肉腫、悪性神経腫、肺がんでは細胞が放射線またはトポイソメラーゼ阻害で起きたDNAの損傷には一層敏感になる。そのために、WEE1阻害剤の単独投与も併用投与も幅広い利用が見込まれる(Cancer Biology&Therapy,2010,9(7):523-525.)。
特許WO2007126122、WO2008133866、WO2013012681、WO2013126656、WO2014167347、WO2015092431、WO2018011569、WO2018011570、WO2018090939、WO2018133829、WO2018171633などではWEE1キナーゼ阻害活性を有する小分子化合物が記載されている。現時点で最も有望な化合物はAZD1775で、既に臨床第II相試験が行われ、優れたがん治療効果が確認されている。
本発明の一態様として、式I化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体が提供され、
Figure 2022528047000002
(I)
式中、
、X、X、Xはそれぞれ独立してN、C-Rから選ばれ、
はC1~6アルキル基、-O-C1~6アルキル基、
Figure 2022528047000003
から選ばれ、
はH、C1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、C2~6アルケニル基、アリル基、-(CH-OH、-(CH-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
はH、ハロゲン、C1~6アルキル基から選ばれ、
はH、ハロゲン、-CF、C1~6アルキル基、-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
は-(CH-NR、-(CH)-(CO)-N(CH、3~10員の複素環から選ばれ、前記3~10員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、または、
とRが接続して3~8員の複素環が形成され、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよく、
はC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、-(CO)-NH、-CH(CO)OH、-CH(CO)OCH3、-CHCN、-CH(CO)NHOH、-(CH-NR、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基またはC3~8シクロアルキル基によって置換されてもよく、
、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、
、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、
mは0、1、2、3または4であり、
nは独立して1、2、3または4であり、
pは1または2である。
いくつかの実施形態において、R
Figure 2022528047000004
から選ばれる。
いくつかの実施形態において、RはC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基から選ばれ、好ましくはメチル基、シクロプロピル基である。
いくつかの実施形態において、RはH、ハロゲンから選ばれ、好ましくはH、フッ素であり、より好ましくはHである。
いくつかの実施形態において、RはH、ハロゲンから選ばれ、好ましくはH、フッ素である。
は-(CH-NR、-(CH)-(CO)-N(CH、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、RはC1~6アルキル基、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい。
いくつかの実施形態において、Rは3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、RはC1~6アルキル基、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい。
いくつかの実施形態において、Rは3~8員の複素環から選ばれ,前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、Rは3~8員の複素環から選ばれ、かつRは任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい。
いくつかの実施形態において、R、Rはそれぞれ独立してC1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、R、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれる。
いくつかの実施形態において、R、Rはそれぞれ独立してC1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、R、Rはそれぞれ独立してC1~6アルキル基から選ばれる。
いくつかの実施形態において、R
Figure 2022528047000005
から選ばれる。
いくつかの実施形態において、mは0、1、または2である。
いくつかの実施形態において、nは独立して1または2である。
いくつかの実施形態において、本発明化合物は
Figure 2022528047000006
Figure 2022528047000007
Figure 2022528047000008
Figure 2022528047000009
Figure 2022528047000010
Figure 2022528047000011
Figure 2022528047000012
Figure 2022528047000013
Figure 2022528047000014
Figure 2022528047000015
Figure 2022528047000016
Figure 2022528047000017
Figure 2022528047000018
Figure 2022528047000019
Figure 2022528047000020
Figure 2022528047000021
Figure 2022528047000022
Figure 2022528047000023
Figure 2022528047000024
Figure 2022528047000025
Figure 2022528047000026
Figure 2022528047000027

から選ばれ、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体である。
本発明のもう1つの態様として、式II化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体が提供され、
Figure 2022528047000028
(II)
式中、
はC1~6アルキル基、
Figure 2022528047000029
から選ばれ、
はH、C1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、アリル基、-(CH-OH、-(CH-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
はH、ハロゲン、C1~6アルキル基から選ばれ、
はH、ハロゲン、CF、C1~6アルキル基、-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
は-(CH-NR、-(CH)-(CO)-N(CH、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、または、
とRが接続して3~8員の複素環が形成され、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよく、
はC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基またはC3~8シクロアルキル基によって置換されてもよく、
、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、
、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、
mは0、1、2、3または4であり、
nは独立して1、2、3または4であり、
pは1または2である。
いくつかの実施形態において、R
Figure 2022528047000030
から選ばれる。
いくつかの実施形態において、RはC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基から選ばれ、好ましくはC3~8シクロアルキル基であり、より好ましくはシクロプロピル基である。
いくつかの実施形態において、RはH、ハロゲンから選ばれ、好ましくはH、フッ素である。
いくつかの実施形態において、RはH、ハロゲンから選ばれ、好ましくはH、フッ素である。
いくつかの実施形態において、Rは3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、
はC1~6アルキル基、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい。
いくつかの実施形態において、Rは3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、
は3~8員の複素環から選ばれ、かつRは任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい。
いくつかの実施形態において、R、Rはそれぞれ独立してC1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、R、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれる。
いくつかの実施形態において、R、Rはそれぞれ独立してC1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、R、Rはそれぞれ独立してC1~6アルキル基から選ばれる。
いくつかの実施形態において、R
Figure 2022528047000031
から選ばれる。
いくつかの実施形態において、mは0、1、または2である。
いくつかの実施形態において、nは独立して1または2である。
いくつかの実施形態において、本発明化合物は
Figure 2022528047000032
Figure 2022528047000033
Figure 2022528047000034
Figure 2022528047000035

Figure 2022528047000036
Figure 2022528047000037
Figure 2022528047000038
Figure 2022528047000039
Figure 2022528047000040
Figure 2022528047000041
Figure 2022528047000042
Figure 2022528047000043
Figure 2022528047000044
Figure 2022528047000045
Figure 2022528047000046
Figure 2022528047000047
Figure 2022528047000048
Figure 2022528047000049
Figure 2022528047000050
Figure 2022528047000051
から選ばれ、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体である。
本発明の式I化合物および式II化合物はWEE1活性に関連する疾患を治療するために用いられる。いくつかの実施形態において、前記WEE1活性に関連する疾患は肝がん、乳がん、悪性神経腫、黒色腫、成人脳腫瘍、小児脳腫瘍、卵巣がん、結腸がん、子宮がん、骨肉腫、肺がん、胃がん、頭頸部がんまたは白血病である。
本発明のもう1つののもう1つの態様は、本発明の式I化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体、および/または式II化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物に関する。
本発明に記載のWEE1阻害剤は式I化合物、式II化合物、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体であってもよいし、または前記医薬組成物であってもよい。
本発明のもう1つののもう1つの態様として、WEE1活性に関連する疾患の治療方法として、有効量の式I化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体、および/または式II化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体、または前記組成物を対象に投与するステップを含む前記方法が提供される。いくつかの実施形態において、前記WEE1活性に関連する疾患は肝がん、乳がん、悪性神経腫、黒色腫、成人脳腫瘍、小児脳腫瘍、卵巣がん、結腸がん、子宮がん、骨肉腫、肺がん、胃がん、頭頸部がんまたは白血病である。
本発明のいくつかの実施形態において、前記対象はヒトを含む哺乳類である。
本発明のもう1つののもう1つの態様として、式I化合物または薬学的に許容されるその塩、式II化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体の、WEE1活性に関連する疾患を治療するための薬物の製造における用途が提供される。いくつかの実施形態において、前記WEE1活性に関連する疾患は肝がん、乳がん、悪性神経腫、黒色腫、成人脳腫瘍、小児脳腫瘍、卵巣がん、結腸がん、子宮がん、骨肉腫、肺がん、胃がん、頭頸部がんまたは白血病である。
次の発明の詳細な説明では本発明の原理を用いた例示的な実施形態が記載される。次の発明の内容を参照すれば本発明の特徴および利点を一層理解することができる。
なお、本発明の各態様の保護範囲は特許請求の範囲によって決定され、かつ当該特許請求の範囲に関わる方法と構造および同等な方法と構造がいずれも本明細書に記載の特許請求の範囲に該当する。
特に定義がある場合を除き、本明細書で使用する科学技術用語は特許請求の範囲に関わるテーマに対応する分野の技術者が理解している通常の意味を有する。特に説明がある場合を除き、本明細書で言及される特許、特許出願、刊行物はいずれも援用されて全体が本明細書に組み込まれる。
なお、前記概略的な説明および次の詳細な説明はいずれも例示的で、説明するためのもので、決して本発明のテーマに対する限定ではない。特に説明がある場合を除き、単数形を使用する場合には複数形も含まれる。特に説明がある場合を除き、「または」という用語は「および/または」を表す。また、用語「含む」、および「含有する」などの類する表現は限定するためのものではない。
「一部化学用語の説明」
用語「任意選択」、「任意選択の」および「任意選択で」とは続いて記載される事象または状況が生じるか生じないかの両方の可能性があることで、当該記述は前記事象または状況が生じる場合、前記事象または状況が生じない場合を含む。例えば、「任意選択で置換されたアルキル基」とは「非置換のアルキル基」または「置換されたアルキル基」を表す。任意選択で置換された基は非置換のもの(例えば、-CHCH)、完全に置換されたもの(例えば、-CFCF)、一置換されたもの(例えば、-CHCHF)、または一置換と完全置換との間にで任意に置換しているもの(例えば、-CHCHF、-CFCH、-CFHCHFなど)のいずれでもよい。当業者が理解したように、1つまたは複数の置換基を含む任意の基には、空間的に存在し得ないおよび/または合成し得ない置換または置換形態を導入することが認められない。
特に説明がある場合を除き、本分野の技術範囲に該当する従来の方法に適応している。例えば、質量分析、核磁気共鳴、高速液体クロマトグラフィー、赤外または紫外・可視分光法、薬理学的方法を用いる。特に定義がある場合を除き、本明細書で使用する分析化学、有機合成化学および医薬品化学に関連する用語、実験ステップおよび技術は本分野で知られたものである。化学合成、化学分析、薬物製造、製剤化、製剤の送達、および患者に対する治療には標準的な技術を用いることができる。例えば、メーカーが提供したキットの取扱説明書を用いて、または本分野で周知された方法もしくは本発明の記載に従って反応または精製を行うことができる。本明細書に援用されたまたは言及された要約や具体的な文献の記載に基づいて、本分野で周知された従来の方法に従って前記技術または方法を実施することができる。本明細書では、安定的な構造部分および化合物を得るように当業者が対象基とその置換基を選択することができる。
一般に、特定の化学式で記された置換基は、その右側から逆に記載した化学的には同等な置換基を含む。例えば、-CHO-は-OCH-と同等である。
本明細書で使用する用語「基」、「化学基」とは分子の特定の部分または官能基を指す。化学基は一般的に分子に組み込まれまたは追加された化学実体と認識されている。
本明細書に名称が記載されたいくつかの化学基には略号で炭素原子の総数を示すことができる。例えば、C1~6アルキル基とは、合計で1ないし6つの炭素原子を有するアルキル基を定義する。略号に記された炭素原子総数には可能な置換基上の炭素原子が含まれない。
用語「ハロゲン」、「ハロ」または「ハロゲン化物」とは臭素、塩素、フッ素またはヨウ素である。
本明細書で使用する用語「芳香族」、「芳香族環」、「芳香族的な」、「芳香族環の」とは1つの環または複数の環からなる平面の環の部分を指し、4n+2の電子を含む非局在化電子共役系を有し、nは整数である。芳香族環は5つ、6つ、7つ、8つ、9つまたは9つ以上の原子によって形成されてもよい。芳香族化合物は任意選択で置換されてもよく、単環または縮合環による多環であってもよい。用語「芳香族化合物」は全ての炭素環(例えば、ベンゼン環)および1つまたは複数のヘテロ原子を含む環(例えば、ピリジン)を含む。
本明細書で単独でまたは成分の一部を示して使用される用語「ヘテロ原子」または「ヘテロ」とは炭素、水素以外の原子である。ヘテロ原子は独立して酸素、窒素、硫黄、リン、ケイ素、セレン、スズから選ばれ、ただしそれらに限定されない。2つまたはより多くのヘテロ原子を含む実施形態では、当該2つもしくはより多くのヘテロ原子は互いに同じであってもよいし、または当該2つもしくはより多くのヘテロ原子のうちのいくつかまたは全てが互いに異なってもよい。
本明細書で単独でまたは他と一緒に使用される用語「縮合」または「縮合環」とは、2つまたはより多くの環が1つまたは複数の結合を共有する環状構造である。
本明細書で単独でまたは他と一緒に使用される用語「スピロ」または「スピロ環」とは、2つまたはより多くの環が1つまたは複数の原子を共有する環状構造である。
本明細書で単独でまたは成分の一部を示して使用される用語「アルキル基」(例えば、モノアルキルアミノ基)とは、任意選択で置換された直鎖のまたは任意選択で置換された分枝鎖の一価飽和炭化水素で、1ないし12個の炭素原子を有し、好ましくは1ないし8つの炭素原子を有し、より好ましくは1ないし6つの炭素原子を有し、単結合によって分子の他の部分に接続されたものであり、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、2-メチルヘキシル基、3-メチルヘキシル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基などである。
本明細書で単独でまたは他と一緒に使用される用語「アルケニル基」とは、任意選択で置換された直鎖のまたは任意選択で置換された分枝鎖の一価炭化水素基で、1つまたは複数のC=C二重結合を有し、かつ2つないし約10個の炭素原子、好ましくは2ないし約6つの炭素原子を有する。それらの基で二重結合はシスまたはトランスコンフォメーションで、2つの異性体としてこれらを含む。例はエテニル基(CH=CH)、1-プロペニル基(CHCH=CH)、イソプロペニル基(C(CH)=CH)、ブテニル基、1,3-ブタジエニル基などを含み、ただしこれらに限定されない。
本明細書で単独でまたは成分の一部を示して使用される用語「シクロアルキル基」とは、炭素原子および水素原子だけを含む、安定的な一価の非芳香族単環または多環式炭化水素基であり、縮合環、スピロ環、架橋環を含み、3ないし15個の環形成炭素原子を含み、好ましくは3ないし10個の環形成炭素原子を含み、より好ましくは3ないし8つの環形成炭素原子を含み、飽和でもよいし不飽和でもよく、単結合によって分子の他の部分に接続される。「シクロアルキル基」の例はシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などを含み、ただしこれらに限定されない。
本明細書で単独でまたは成分の一部を示して使用される用語「ヘテロシクリル基」、「ヘテロシクロアルキル基」、「ヘテロシクロ」とは、安定的な3ないし18員の一価の非芳香族環であり、2ないし12個の炭素原子と、窒素、酸素、硫黄から選ばれる1ないし6つのヘテロ原子とを含む。特に説明がある場合を除き、ヘテロシクリル基は単環、二環、三環、四環であってもよく、縮合環、スピロ環、架橋環を含み、ヘテロシクリル基で窒素、炭素または硫黄は選択的に酸化されてもよく、窒素原子は選択的に四級化されてもよく、ヘテロシクリル基は一部飽和でもよいし完全に飽和でもよい。ヘテロシクリル基は環上の炭素原子またはヘテロ原子を介して単結合で分子の他の部分に接続されてもよい。縮合環を含むヘテロシクリル基には1つまたは複数の芳香族環または芳香族複素環が含まれてもよく、分子の他の部分に接続されたのが非芳香族環上の原子でさえあれば問題はない。本願で好ましくは、ヘテロシクリル基は安定的な4ないし11員の一価の非芳香族単環または二環であり、窒素、酸素、硫黄から選ばれる1ないし3つのヘテロ原子を含み、より好ましくは安定的な4ないし8員の一価の非芳香族単環であり、窒素、酸素、硫黄から選ばれる1ないし3つのヘテロ原子を含む。ヘテロシクリル基の非限定的な例はアゼパニル基、アゼチジニル基、デカヒドロイソキノリニル基、ジヒドロフリル基、ジヒドロインドリル基、ジオキソラン基、1,1-ジオキソ-チオモルホリニル基、イミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、イソチアゾリジニル基、イソキサゾリジニル基、モルホリニル基、オクタヒドロインドリル基、オクタヒドロイソインドリル基、オキサジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、4-ピペリドニル基、ピラニル基、ピラゾリジニル基、ピロリジニル基、キノリジジニル基、キヌクリジニル基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基などを含む。
用語「アリール基」とは、完全に共役したπ電子系を有する全炭素単環または縮合環で、6つないし14個の炭素原子、好ましくは6つないし12個の炭素原子、最も好ましくは6つの炭素原子を有する。アリール基は非置換でもよいしまたは1つもしくは複数の置換基によって置換されてもよく、前記置換基の例はアルキル基、アルキルオキシ基、アリール基、アラルキル基、アミノ基、ハロゲン、ヒドロキシ基、スルホニル基、スルフィニル基、ホスホリル基、ヘテロ脂環式基を含み、ただしこれらに限定されない。非置換のアリール基の例はフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基を含み、ただしこれらに限定されない。
用語「ヘテロアリール基」とは5つないし12個の環上原子を有する単環または縮合環で、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10個、11個または12個の環上原子を有し、このうち1つ、2つ、3つまたは4つの環上原子がN、O、Sから選ばれ、残りの環上原子はCであり、かつ完全に共役したπ電子系を有する。ヘテロアリール基は非置換でもよいしまたは置換されてもよく、前記置換基はアルキル基、アルキルオキシ基、アリール基、アラルキル基、アミノ基、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カルボニル基、ヘテロ脂環式基を含み、ただしこれらに限定されない。非置換のヘテロアリール基の例はピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、テトラゾリル基、トリアジニル基を含み、ただしこれらに限定されない。
本発明で使用する用語「結晶多形」または「多形(現象)」とは本発明化合物が様々結晶格子の配置を有することを指す。本発明のいくつかの化合物は1つ以上の結晶形を有する場合があり、全ての多形またはその混合物が本発明に含まれる。
本発明化合物の中間体化合物およびその多形も本発明の範囲に含まれる。
特に説明がある場合を除き、本発明化合物がオレフィン性二重結合を含有する場合に、E異性体およびZ異性体がある。
なお、本発明化合物は不斉中心を含有してもよい。当該不斉中心は独立してR配置またはS配置であってもよい。当業者には明らかなように、本発明化合物のいくつかはシス-トランス異性体を有する。なお、本発明化合物はその幾何異性体もしくは立体異性体を単独でまたはその混合物を含み、例えば、ラセミ混合物を含む。従来の方法を実施しまたは修正を加えることで、例えば、クロマトグラフィー技術および再結晶技術を用いてその混合物から当該異性体を分離することができ、またはその中間体の適切な異性体からそれぞれ合成することができる。
本明細書で使用する用語「薬学的に許容される塩」は、酸付加塩および塩基付加塩の両方を含む。
「薬学的に許容される酸付加塩」とは化合物の遊離塩基としての生物学的有効性および特性が保たれ、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを含み、ただしこれらに限定されない無機酸、または、酢酸、2,2-ジクロロ酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カプリン酸、カプロン酸、炭酸、桂皮酸、クエン酸などを含み、ただしこれらに限定されない有機酸などと形成した、生物学的に認められた塩である。「薬学的に許容される塩基付加塩」とは化合物の遊離酸としての生物学的有効性および特性が保たれ、生物学的に認められた塩である。これらの塩は遊離酸と無機塩基または有機塩基とを反応させて製造される。無機塩基と反応させて生成された塩は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、マンガン塩、アルミニウム塩などを含み、ただしこれらに限定されない。無機塩はアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マンガン塩であることが好ましい。
塩を形成させる有機塩基は、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、環状アミンなどとしては、例えば、アンモニア、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、コリン、カフェインなどを含み、ただしこれらに限定されない。有機塩基はイソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、カフェインであることが特に好ましい。
結晶からは常に本発明化合物の溶媒和物を得る。本明細書で使用する用語「溶媒和物」とは、1つまたは複数の本発明化合物の分子と1つまたは複数の溶媒分子とが組み合わさって形成された複合体である。
水が溶媒になり得る。この場合に、溶媒和物とは水和物である。有機溶媒も認められる。したがって、本発明化合物は一水和物、二水和物、半水和物、三水和物、四水和物などを含め水和物として存在してもよいが、他にも溶媒和形態がある。本発明化合物は真の溶媒和物であってもよいが、水または水と他のいくつかの溶媒が本発明化合物に残された混合物である場合もある。本発明化合物は特定の溶媒において反応するが、特定の溶媒において沈殿または結晶化する場合がある。本発明化合物の溶媒和物も本発明の範囲に含まれる。
本明細書で使用する用語「医薬組成物」とは、本発明化合物と、本分野では生理活性を有する化合物を哺乳類(例えば、ヒト)に送達するための使用が一般的に認められた媒体が混合された製剤である。薬学的に許容される担体なら、前記媒体に該当する。
本明細書で製剤、組成物または成分に関連して使用する用語「許容される」とは、全体的には治療主体の健康に持続的な不利の影響がないことである。
本明細書で使用する用語「薬学的に許容される」とは、本発明化合物の生理活性または特性に影響がない物質(例えば、担体または希釈剤)で、しかも相対的に毒性がなく、つまり個体に投与しても不良な生理反応が行われずまたは望ましくない方式で組成物中の任意の成分と互に作用することのない物質である。
「薬学的に許容される担体」は、政府の関連行政部署によってヒトまたは家畜への使用が承認されたアジュバント、担体、賦形剤、ビルダー、脱臭剤、希釈剤、防腐剤、染料/着色剤、調味料、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、懸濁剤、安定化剤、等張剤、溶媒、乳化剤を含み、ただしこれらに限定されない。
本明細書で使用する用語「主体」、「患者」、「対象」または「個体」とは、疾患、障害などに罹患する個体で、哺乳類、非哺乳類を含む。哺乳類の例は哺乳綱の任意のメンバーとしてヒト、ヒト以外の霊長類(例えば、チンパンジー、他の類人猿やサル)、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどの家畜、ウサギ、イヌ、ネコなどの愛玩動物、ラット、マウス、モルモットなどのげっ歯類を含む実験動物を含み、ただしこれらに限定されない。ヒト以外の哺乳類の例は鳥類、魚類などを含み、ただしこれらに限定されない。本明細書の方法および組成物に関わる特定の実施形態では、前記哺乳類はヒトである。
本明細書で使用する用語「治療」とは、哺乳類、特にヒトにおける関連の疾患または障害の治療であり、下記の事項を含む。
(i)哺乳類、特にすでに特定の疾患または障害にさらされていたが、当該疾患または障害とは診断されてない哺乳類にその疾患または障害が生じることを予防する。
(ii)疾患または障害を抑制し、即ちその進行をコントロールする。
(iii)疾患または障害を緩和し、即ち疾患または障害を軽減または解消させる。
(iv)疾患または障害がもたらす症状を緩和させる。
本明細書で使用する用語「疾患」と「障害」は入れ替わって使用する場合もあれば、異なる意味を有する場合もある。なぜならば、特定の一部の疾患または障害には病原因子が判明していない(つまり発生の原因が不明である)ため、疾患ではなく好ましくない状況または症候群としか見なされないが、当該症候群のいくつかの症状はすでに臨床研究者によって確認されている。
本明細書で使用する用語「有効量」、「治療有効量」または「薬学的有効量」とは服用した後、治療する疾患または障害の1つまたは複数の症状をある程度は緩和させるのに十分な少なくとも1種の薬剤または化合物の量である。その結果として、兆候、症状または病原因子の軽減および/または解消でもよいし、または生体における他の望ましい変化でもよい。例えば、治療用の「有効量」とは臨床上明らかな障害緩和効果を得るために必要な、本明細書に記載の化合物を含む組成物の量である。用量漸増試験などの技術を用いて任意の個体の症例に適する有効量を測定することができる。
本明細書で使用する用語「服用」、「投与」などとは、化合物または組成物を、生理的作用が生じる所定の部位に送達する経路である。当該経路は経口、経十二指腸、非経口注射(静脈内、皮下、腹腔内、筋肉内、動脈内注射、注入を含む)、局所投与、経直腸投与を含み、ただしこれらに限定されない。好ましい実施形態として、本明細書に関わる化合物または組成物は一般に経口投与される。
「本発明化合物の合成」
下記の反応経路図では本願化合物の製造方法が示される。
なお、下記の説明では、置換基および/または前記分子式の変数の組み合わせが認められるのは安定的な化合物が形成される場合に限る。
当業者が理解したように、下記の手順では、中間体化合物の官能基を適切な保護基で保護する場合がある。保護基は当業者が知っている標準的な技術または方法で添加または除去することができる。
合成方法:
手順1:
Figure 2022528047000052
手順2:
Figure 2022528047000053
手順3:
Figure 2022528047000054
手順1、手順2または手順3に記載の経路で本願化合物を製造することができる。手順1、手順2または手順3で反応の生成物のそれぞれは従来の分離技術で得ることができ、このような従来の技術は濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィーによる分離などを含み、ただしこれらに限定されない。出発物質は自己合成してもよいしまたはサプライヤー(例えば、AdricH、Sigmaなど)より購入されてもよい。それらの原料は、例えば、物理定数やスペクトルデータなどの通常の手法で特徴付けすることができる。本願に記載の化合物は合成の方法で単一の異性体または異性体の混合物を得ることができる。
手順1では、適切なパラジウム触媒、配位子および塩基の存在下で原料1がスルフィンイミド原料とカップリング反応を行って中間体2を得る。酸化銅(I)の触媒で中間体2が水酸化アンモニウムとSN2反応を行って中間体3を得る。適切な塩基の存在下で中間体3が原料4と置換反応を行って中間体5を生成する。適切なパラジウム、銅触媒、配位子および塩基の存在下で中間体5とアルキン原料6が薗頭カップリング(SonogasHiraカップリング)反応を行い、温度を上げると分子内異性化による環化反応を行って中間体7を生成する。中間体7がフッ素化試薬と置換反応を行って中間体8を生成する。適切なパラジウム触媒、配位子および塩基の存在下で中間体8と芳香族アミン原料がバックワルド・ハートウィッグアミノ化(BucHwald-Hartwig)反応を行って目的生成物9を生成する。または適切なパラジウム触媒、配位子および塩基の存在下で非フッ素化中間体7と芳香族アミン原料がバックワルド・ハートウィッグアミノ化(BucHwald-Hartwig)反応を行って目的生成物10を生成する。
手順2では、ブチルリチウムまたは適切な塩基で処理した原料1が、ケトン原料と反応を行って中間体11を生成する。酸化銅(I)の触媒で中間体11と水酸化アンモニウムがSN2反応を行って中間体12を得る。適切な塩基の存在下で中間体12が原料4と置換反応を行って中間体13を生成する。適切なパラジウム、銅触媒、配位子および塩基の存在下で中間体13とアルキン原料6が薗頭カップリング(SonogasHiraカップリング)反応を行い、温度を上げると分子内異性化による環化反応を行って中間体14を生成する。中間体14がフッ素化試薬と置換反応を行って中間体15を生成する。適切なパラジウム触媒、配位子および塩基の存在下で中間体15と芳香族アミン原料がバックワルド・ハートウィッグアミノ化(BucHwald-Hartwig)反応を行って目的生成物16を生成する。または適切なパラジウム触媒、配位子および塩基の存在下で非フッ素化中間体14と芳香族アミン原料がバックワルド・ハートウィッグアミノ化(BucHwald-Hartwig)反応を行って目的生成物17を生成する。
手順3では、適切な塩基の存在下で原料18が原料4と置換反応を行って中間体19を生成する。適切なパラジウム、銅触媒、配位子および塩基の存在下で中間体19とアルキン原料6が薗頭カップリング(SonogasHiraカップリング)反応を行い、温度を上げると分子内異性化による環化反応を行って中間体20を生成する。塩基の存在下で中間体20がアルキルスルホニルクロリドと反応を行って中間体21を生成する。中間体21がフッ素化試薬と置換反応を行って中間体22を生成する。適切なパラジウム触媒、配位子および塩基の存在下で中間体22と芳香族アミン原料がバックワルド・ハートウィッグアミノ化(BucHwald-Hartwig)反応を行って目的生成物23を生成する。
「実施例」
次に記載の実施例は限定するのではなく説明するためのものであり、これにより本願は限定されなくなる。
特に説明がある場合を除き、温度とは摂氏温度である。試薬は国薬集団化学試薬北京有限公司、アルファ・エイサー(Alfa Aesar)、北京百霊威科技有限公司などのメーカーより購入され、特に説明がある場合を除き、これらの試薬は精製せずそのまま使用できる。
特に説明がある場合を除き、下記の反応は室温下で、無水溶媒、陽圧の窒素もしくはアルゴンにおいて、または乾燥管において行われる。反応フラスコには、注射器から基質または試薬を加えるためにゴム製セパレータが取り付けられる。ガラス器具は乾燥されかつ/または加熱乾燥される。
特に説明がある場合を除き、カラムクロマトグラフィー精製には青島海洋化工廠製の200~300メッシュのシリカゲルを用いる。分取薄層クロマトグラフィーには煙台市化学工業研究所製の薄層クロマトグラフィー用シリカゲルプレコートプレート(HSGF254)を用いる。MS測定にはThermo LCQ Fleet型(ESI)液体クロマトグラフィー-質量分析計を用いる。偏光測定には上海申光儀器儀表有限公司製のSGW-3自動偏光計を用いる。
核磁気共鳴データ(H NMR)の測定はVarian装置を使用して400MHzにおいて実行される。核磁気共鳴データの測定に使用する溶媒としてはCDCl、CDOD、DO、DMSO-dなどがあり、テトラメチルシラン(0.00ppm)を基準としまたは残留溶媒を基準とする(CDCl:7.26ppm、CDOD:3.31ppm、DO:4.79ppm、DMSO-d:2.50ppm)。ピーク形状の多様性を示すために、次の略号で異なるピーク形状を表す。s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、br(幅広線)、dd(二重の二重線)、dt(二重の三重線)。結合定数が与えられた場合、単位はHertz(Hz)である。
略語一覧:
Figure 2022528047000055
(実施例1)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000056
ステップA:((6-ブロモピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000057
窒素保護下で、2,6-ジブロモピリジン(6.00g)、ジメチルスルフィンイミド(1.63g)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(1.50g)、Pd(dba)(0.793g)および炭酸セシウム(8.59g)を含有する1,4-ジオキサン(100mL)懸濁液を加熱して一晩還流させた。室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して生成物(4.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.31-7.35(m,1H),6.93(dd,J=7.6Hz,0.8Hz,1H),6.69(dd,J=7.6Hz,0.8Hz,1H),3.36(s,6H)。
ステップB:((6-アミノピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000058
((6-ブロモピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(4.0g)、酸化銅(I)(0.230g)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.142g)、無水炭酸カリウム(4.43g)、水酸化アンモニウム(20mL)およびエチレングリコール(20mL)を含有する混合物を60℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、珪藻土で濾過し、ジクロロメタンで溶出し、分液して水相をジクロロメタン(100mL×4)で抽出し、有機相を合わせ、蒸発乾固で溶媒を除去して生成物(1.4g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.27-7.31(m,1H),6.19(d,J=7.6Hz,1H),6.04(d,J=7.6Hz,1H),4.26(brs,2H),3.35(s,6H)。
ステップC:((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-1-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000059
窒素保護下で、((6-アミノピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(0.83g)、5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジン(1.02g)、ジイソプロピルエチルアミン(1.16g)およびイソプロパノール(10mL)を含有する混合物を加熱して一晩還流させた。室温に冷却した後、濾過して析出した固体を収集し少量の酢酸エチルで溶出し、乾燥して生成物(1.20g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.35(s,1H),7.76-7.81(m,2H),7.62(d,J=8.0Hz,1H),6.63(d,J=8.0Hz,1H),3.36(s,6H)。
ステップD:((6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000060
窒素保護下で、((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-1-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(1.95g)、ヨウ化銅(I)(0.393g)およびPd(dppf)Cl(0.37g)を含有するDMF(20mL)とトリエチルアミン(20mL)の混合溶液にゆっくりと1-ペンチン(0.352g)を加えて、室温で一晩攪拌し、温度を50℃に上げて一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE-100%EtOAc)で精製して生成物(0.65g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.72(s,1H),8.02(s,1H),6.98(dd,J=8.0Hz,0.4Hz,1H),6.83(dd,J=8.8Hz,0.4Hz,1H),6.41(s,1H),3.36(s,6H),2.88-2.90(m,2H),1.58-1.64(m,2H),0.95(t,J=7.2Hz,3H)。
ステップE:((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000061
窒素保護下で、((6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(184mg)のアセトニトリル(3mL)溶液を0℃に冷却し、数回に分けて選択的フッ素試薬(90mg)を加え、ゆっくりと室温に戻ると一晩攪拌した。水を加えて反応をクエンチした後、ジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮し、分取TLC(100%EtOAc)で精製して生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.81(s,1H),7.71-7.75(m,1H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),3.34(s,6H),2.98-3.03(m,2H),1.42-1.47(m,2H),0.86(t,J=7.2Hz,3H)。
ステップF:((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000062
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(7.5mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(11mg)、炭酸セシウム(40mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.64(s,1H),7.72-7.76(m,1H),7.52-7.55(m,3H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),6.80-6.86(m,3H),3.41-3.43(m,4H),3.31(s,6H),3.13(brs,4H),3.01-3.05(m,2H),2.75(s,3H),1.35-1.41(m,2H),0.84(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例2)
2-(6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000063
ステップA:2-(6-ブロモピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000064
窒素保護下で、三つ口フラスコに2.5Mのブチルリチウムのn-ヘキサン溶液(19.4mL)を加え、-78℃に冷却して、反応系にゆっくりと2,6-ジブロモピリジン(11.5g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を滴加し、当該温度下で30分間攪拌した。ゆっくりとアセトン(6.0mL)を加えた。ゆっくりと反応系の温度を25℃に上げ、当該温度下で引き続き1時間攪拌した。反応系にゆっくりと飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を加えて反応をクエンチしジクロロメタンで抽出した。溶媒を蒸発除去して生成物(10.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.56(t,J=7.6Hz,1H),7.35-7.39(m,2H),3.72-4.42(brs,1H),1.55(s,6H)。
ステップB:2-(6-アミノピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000065
実施例1のステップBの方法を参照し、原料は2-(6-ブロモピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、水酸化アンモニウムであり、生成物(4.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.44(t,J=8.0Hz,1H),6.66(d,J=8.0Hz,1H),6.37(d,J=8.0Hz,1H),5.10(s,1H),4.39-4.53(brs,2H),1.48(s,6H)。
ステップC:2-(6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000066
実施例1のステップCの方法を参照し、原料は2-(6-アミノピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジンであり、生成物(5.41g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.40(s,1H),8.29(d,J=8.0Hz,1H),7.98(s,1H),7.82(t,J=8.0Hz,1H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),4.41(s,1H),1.56(s,6H)。
ステップD:2-(6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000067
実施例1のステップDの方法を参照し、原料は2-(6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オール、1-ペンチンであり、生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.75(s,1H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.0Hz,1H),6.47(s,1H),3.92(s,1H),2.92(t,J=7.6Hz,2H),1.50-1.67(m,8H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)。
ステップE:2-(6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000068
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),7.18-7.21(brs,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.30(s,1H),4.07(s,1H),3.15-3.25(m,4H),2.91(t,J=7.6Hz,2H),2.51-2.85(m,4H),2.44(s,3H),1.59-1.66(m,8H),0.92(t,J=9.6Hz,3H)。
(実施例3)
2-(6-((5-フルオロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000069
ステップA:2-(6-(2-クロロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000070
実施例1のステップDの合成方法を参照し、原料は3-ブチノール、2-(6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オールであり、生成物(1.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.79(s,1H),7.99(t,J=8.0Hz,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.0Hz,1H),6.61(s,1H),3.95(t,J=6.0Hz,2H),3.67-3.79(brs,1H),3.20(t,J=6.0Hz,2H),2.53-2.60(brs,1H),1.62(s,6H)。
ステップB:2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000071
実施例1のステップEの合成方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オールであり、生成物(0.2g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.88(s,1H),7.99(t,J=8.0Hz,1H),7.72(d,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=8.0Hz,1H),4.10-4.45(brs,2H),3.92(t,J=6.4Hz,2H),3.26(t,J=6.4Hz,2H),1.62(s,6H)。
ステップC:2-(6-((5-フルオロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000072
実施例1のステップFの合成方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.66(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.95(d,J=8.0Hz,1H),7.48-7.53(m,3H),7.10(s,1H),6.89(d,J=7.6Hz,2H),4.39-4.40(brs,2H),3.90(t,J=6.4Hz,2H),3.32-3.37(m,4H),3.23(t,J=6.4Hz,2H),2.88-2.99(m,4H),2.60(s,3H),1.63(s,6H)。
(実施例4)
((6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000073
((6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(7.5mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(11mg)、炭酸セシウム(40mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶液に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),8.25(s,1H),7.72-7.74(m,1H),7.52-7.55(m,2H),7.16(d,J=7.6Hz,1H),6.82-6.86(m,3H),6.25(s,1H),3.30-3.34(m,4H),3.28(s,6H),2.91-2.99(m,6H),2.64(s,3H),1.33-1.39(m,2H),0.86(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例5)
2-(6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000074
ステップA:2-(6-(5-フルオロ-2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000075
実施例1のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、選択的フッ素試薬であり、生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.84(s,1H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=8.0Hz,1H),3.65-3.92(brs,1H),2.99(t,J=7.6Hz,2H),1.60(s,6H),1.39-1.49(m,2H),0.87(t,J=7.6Hz,3H)。
ステップB:2-(6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000076
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(5-フルオロ-2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.65(s,1H),7.96(t,J=8.0Hz,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.8Hz,2H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.18(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),3.81-4.16(brs,1H),3.39-3.48(m,4H),3.00-3.12(m,4H),2.98(d,J=8.0Hz,2H),2.74(s,3H),1.61(s,6H),1.37-1.46(m,2H),0.86(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例6)
((6-(6-イソプロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000077
ステップA:((6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000078
常温下で、((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(226mg)、ヨウ化銅(I)(12mg)、Pd(dppf)Cl(42mg)をDMF:TEA(2mL:2mL)の入った封管用試験管に加え、窒窒素でバブリングして、3-メチルブチン(40mg)を加え、25℃で7時間攪拌し、50℃に上げて一晩過ごし、室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=30:1)で精製して生成物(70mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.24(s,1H),7.95(s,1H),7.85(d,J=8.0Hz,1H),7.61(t,J=8.0Hz,1H),6.58(d,J=8.0Hz,1H),3.37(s,6H),2.86-2.93(m,1H),1.34(d,J=6.8Hz,6H)。
ステップB:((6-(6-イソプロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000079
((6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(53mg)、Pd(dba)(13mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(20mg)、炭酸セシウム(68mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.83-6.88(m,3H),6.27(s,1H),3.63-3.71(m,1H),3.28(s,6H),3.24-3.28(m,4H),2.76-2.86(m,4H),2.51(s,3H),1.16(d,J=6.8Hz,6H)。
(実施例7)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イルイル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000080
ステップA:((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000081
常温下で、((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(226mg)、ヨウ化銅(I)(12mg)、Pd(dppf)Cl(42mg)をDMF:TEA(2mL:2mL)の入った封管用試験管に加え、窒窒素でバブリングして、シクロプロピルアセチレン(60mg)を加え、35℃で一晩攪拌し、室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=30:1)で精製して生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.69(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.06(d,J=7.6Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.18(s,1H),3.43(s,6H),2.12-2.18(m,1H),0.99-1.05(m,2H),0.78-0.83(m,2H)。
ステップB:((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イルイル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000082
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(40mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(40mg)、Pd(dba)(9mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(14mg)、炭酸セシウム(52mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.23-7.28(m,1H),6.83-6.87(m,3H),6.08(s,1H),3.46-3.53(m,4H),3.31(s,6H),3.15-3.29(m,4H),2.80(s,3H),2.31-2.39(m,1H),0.86-0.94(m,2H),0.66-0.71(m,2H)。
(実施例8)
4-(4-((7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-チオ)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル
Figure 2022528047000083
ステップA:1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン
Figure 2022528047000084
窒素保護下で、ピペラジン(4.6g)、p-ニトロフルオロベンゼン(5.0g)およびトリエチルアミン(7.2g)を含有するアセトニトリル(50mL)溶液を加熱して一晩還流させた。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して生成物(5.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=9.6Hz,2H),6.83(d,J=9.6Hz,2H),3.38-3.41(m,4H),3.02-3.04(m,4H)。
ステップB:4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル
Figure 2022528047000085
1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン(5.0g)およびジイソプロピルエチルアミン(4.58g)を含有するテトラヒドロフラン(100mL)溶液を0℃に冷却し、攪拌しながら反応系にクロロギ酸メチル(3.17g)を1滴ずつ加え、室温に戻った後、1時間攪拌した。水を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、蒸発乾固で有機相から溶媒を除去して粗生成物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE)で精製して生成物(4.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.14(d,J=9.6Hz,2H),6.83(d,J=9.6Hz,2H),3.75(s,3H),3.63-3.69(m,4H),3.41-3.46(m,4H)。
ステップC:4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル
Figure 2022528047000086
反応フラスコに4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル(300mg)、10%Pd/C(10mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して生成物(100mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.66(d,J=8.8Hz,2H),3.72(s,3H),3.58-3.65(m,4H),2.94-3.02(m,4H)。
ステップD:4-(4-((7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-チオ)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル
Figure 2022528047000087
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチルであり、生成物(12mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.18-7.20(brs,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.73(s,3H),3.59-3.67(m,4H),3.29(s,6H),3.01-3.09(m,6H),1.33-1.42(m,2H),0.84(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例9)
((6-(5-フルオロ-2-((4-モルホリニルフェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000088
ステップA:N-(4-ニトロフェニル)モルホリン
Figure 2022528047000089
実施例8のステップAの方法を参照し、原料はモルホリン、p-ニトロフルオロベンゼンであり、生成物(28g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.15(d,J=9.2Hz,2H),6.84(d,J=9.2Hz,2H),3.85-3.89(m,4H),3.36-3.39(m,4H)。
ステップB:4-モルホリニルアニリン
Figure 2022528047000090
実施例8のステップCの方法を参照し、原料はN-(4-ニトロフェニル)モルホリンであり、生成物(10g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.80(d,J=8.8Hz,2H),6.67(d,J=8.8Hz,2H),3.83-3.87(m,4H),2.99-3.05(m,4H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((4-モルホリニルフェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000091
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-モルホリニルアニリンであり、生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=9.2Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.18-7.20(brs,1H),6.85(d,J=9.2Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.83-3.91(m,4H),3.29(s,6H),3.07-3.13(m,4H),3.03(t,J=7.6Hz,2H),1.32-1.42(m,2H),0.84(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例10)
4-(4-((7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-チオ)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル
Figure 2022528047000092
((6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-ギ酸メチル(13mg)、Pd(dba)(2.5mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(4mg)、炭酸セシウム(13mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(3mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=9.2Hz,2H),7.18(d,J=8.0Hz,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),6.25(s,1H),3.74(s,3H),3.61-3.67(m,4H),3.30(s,6H),3.02-3.08(m,4H),2.95(t,J=7.2Hz,2H),1.51-1.59(m,2H),0.93(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例11)
((6-(2-((4-(モルホリン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000093
((6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、4-(モルホリン-1-イル)アニリン(10mg)、Pd(dba)(2.5mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(4mg)、炭酸セシウム(13mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(3mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.4Hz,2H),7.20-7.25(m,1H),7.13(d,J=8.0Hz,1H),6.80-6.85(m,3H),6.27(s,1H),3.83-3.89(m,4H),3.27(s,6H),3.06-3.12(m,4H),2.92(t,J=7.6Hz,2H),1.49-1.58(m,2H),0.93(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例12)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000094
ステップA:((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000095
常温におけば、((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(280mg)をアセトニトリル(10mL)に加え、氷水浴および窒素の雰囲気におけば、選択的フッ素試薬(248mg)を加えて、1時間攪拌し、水を加えて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:EA=1:1)で精製して生成物(100mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.78(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.05(d,J=7.6Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),3.40(s,6H),2.05-2.11(m,1H),0.88-0.99(m,4H)。
ステップB:((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000096
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(50mg)、Pd(dba)(12mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(19mg)、炭酸セシウム(65mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=7.6Hz,1H),7.03(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.36-3.43(m,4H),3.30(s,6H),2.96-3.09(m,4H),2.66(s,3H),2.18-2.27(m,1H),0.82-0.91(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例13)
((6-(6-メチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000097
ステップA:((6-(2-クロロ-6-ヒドロキシメチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000098
窒素保護におけば、((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-1-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(0.756g)、ヨウ化銅(I)(0.191g)およびPd(dppf)Cl(0.143g)を含有するDMF(10mL)とトリエチルアミン(10mL)の混合溶液にゆっくりとプロパルギルアルコール(0.135g)を加え、温度を50℃に上げて一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE-100%EtOAc)で精製して生成物(0.25g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.84(s,1H),7.79(t,J=8.0Hz,1H),7.29(d,J=8.0Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.70(s,1H),4.69(d,J=6.8Hz,2H),4.57(t,J=6.8Hz,1H),3.30(s,6H)。
ステップB:((6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000099
窒素保護下で、((6-(2-クロロ-6-ヒドロキシメチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(112mg)のジクロロメタン(3mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1.5mL)、トリエチルシラン(10mL)を加え、温度を70℃に上げて一晩攪拌した。室温に冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、次にジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮した後、分取TLC(100%EtOAc)で精製して生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.72(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),6.99(d,J=8.0Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.40(s,1H),3.39(s,6H),2.54(s,3H)。
ステップC:((6-(6-メチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000100
((6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(33mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(20mg)、Pd(dba)(10mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(15mg)、炭酸セシウム(49mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶液に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で95℃に加熱して4時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.42(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.50-7.55(m,8H),7.47(d,J=8.4Hz,2H),7.08(d,J=8.4Hz,1H),6.82(d,J=8.0Hz,2H),6.72(d,J=8.0Hz,1H),6.21(s,1H),3.32(s,6H),3.25-3.11(m,8H),2.72(s,3H),2.37(s,3H)。
(実施例14)
((6-(5-フルオロ-2-((4-((2-(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000101
ステップA:N,N,N-トリメチル-N-(4-ニトロフェニル)-1,2-エチレンジアミン
Figure 2022528047000102
窒素保護下で、N,N,N-トリメチル1,2-エチレンジアミン(1.0g),p-ニトロフルオロベンゼン(1.4g)および炭酸カリウム(4.2g)を含有するジメチルスルホキシド(20mL)懸濁液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.7g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=9.2Hz,2H),6.61(d,J=9.2Hz,2H),3.55(t,J=7.2Hz,2H),3.10(s,3H),2.50(t,J=7.2Hz,2H),2.30(s,6H)。
ステップB:N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-N-メチル-1,4-フェニレンジアミン
Figure 2022528047000103
反応フラスコにN,N,N-トリメチル-N-(4-ニトロフェニル)-1,2-エチレンジアミン(1.7g)、10%Pd/C(500mg)、メタノール(15mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.4g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.61-6.70(m,4H),3.33(t,J=7.6Hz,2H),2.96-3.28(brs,2H),2.84(s,3H),2.46(t,J=7.6Hz,2H),2.29(s,6H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((4-((2-(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000104
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(25mg)、N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-N-メチル-1,4-フェニレンジアミン(30mg)、Pd(dba)(6mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(8mg)、炭酸セシウム(43mg)を1,4-ジオキサン(5mL)に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(4mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),6.97(s,1H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),6.76(d,J=8.8Hz,2H),3.85(t,J=6.8Hz,2H),3.28(s,6H),3.11(t,J=6.8Hz,2H),2.96(s,3H),2.83(s,6H),2.15-2.22(m,1H),0.83-0.90(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
(実施例15)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000105
ステップA:N,N-ジメチル-1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-アミン
Figure 2022528047000106
窒素保護下で、N,N-ジメチルピペリジン-4-アミン塩酸塩(1.0g)、p-ニトロフルオロベンゼン(706mg)および炭酸カリウム(2.8g)を含有するジメチルスルホキシド(20mL)懸濁液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.2g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=9.6Hz,2H),6.81(d,J=9.6Hz,2H),3.85-4.01(m,2H),2.94-3.03(m,2H),2.36-2.43(m,1H),2.31(s,6H),1.91-1.98(m,2H),1.52-1.64(m,2H)。
ステップB:1-(4-アミノフェニル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-アミン
Figure 2022528047000107
反応フラスコにN,N-ジメチル-1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-アミン(1.2g)、10%Pd/C(360mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(900mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.82(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.48-3.56(m,2H),3.43(s,2H),2.58-2.64(m,2H),2.33-2.42(m,7H),1.93-2.01(m,2H),1.64-1.77(m,2H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000108
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、1-(4-アミノフェニル)-N,N-ジメチルピペリジン-4-アミン(35mg)、Pd(dba)(8mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(12mg)、炭酸セシウム(40mg)を1,4-ジオキサン(5mL)に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(6mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.15-12.20(brs,1H),8.61(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.0Hz,2H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),6.80-6.85(m,3H),3.64-3.73(m,2H),3.30(s,6H),3.17-3.28(m,1H),2.81(s,6H),2.74(t,J=12.0Hz,2H),2.18-2.30(m,3H),1.86-1.99(m,2H),0.82-0.91(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例16)
6-シクロプロピル-5-フルオロ-7-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)-N-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000109
ステップA:5-ブロモ-2-クロロ-N-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)ピリミジン-4-アミン
Figure 2022528047000110
実施例CT-4500のステップCの方法を参照し、原料は2-イソプロピル-6-アミノピリジン、5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジンであり、生成物(1.9g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.36(s,1H),8.17(d,J=8.0Hz,1H),7.97(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),6.97(d,J=8.0Hz,1H),2.93-3.01(m,1H),1.29(t,J=6.8Hz,6H)。
ステップB:2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
Figure 2022528047000111
実施例CT-4500のステップDの方法を参照し、原料は5-ブロモ-2-クロロ-N-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)ピリミジン-4-アミン、シクロプロピルアセチレンであり、生成物(250mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.71(s,1H),7.86(t,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.0Hz,1H),7.25(d,J=8.0Hz,1H),6.26(s,1H),3.07-3.15(m,1H),2.25-2.33(m,1H),1.31(d,J=7.2Hz,6H),0.86-0.92(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
ステップC:2-クロロ-6-シクロプロピル5-フルオロ-7-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
Figure 2022528047000112
実施例CT-4500のステップEの方法を参照し、原料は2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、選択的フッ素試薬であり、生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.80(s,1H),7.85(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.0Hz,1H),7.24(d,J=8.0Hz,1H),3.05-3.14(m,1H),2.13-2.21(m,1H),1.30(d,J=7.2Hz,6H),0.81-0.87(m,4H)。
ステップD:6-シクロプロピル-5-フルオロ-7-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)-N-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000113
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-クロロ-6-シクロプロピル5-フルオロ-7-(6-イソプロピルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.59(s,1H),7.84(t,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),7.24(s,1H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),6.87(d,J=8.0Hz,2H),3.44-3.11(m,4H),3.06-3.28(m,5H),2.78(s,3H),2.15-2.24(m,1H),1.32(d,J=6.8Hz,6H),0.68-0.82(m,4H)。
(実施例17)
(6-(6-アリル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000114
ステップA:((6-(2-クロロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000115
窒素保護下で、((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-1-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(0.756g)、ヨウ化銅(I)(0.191g)およびPd(dppf)Cl(0.143g)を含有するDMF(10mL)とトリエチルアミン(10mL)の混合溶液にゆっくりと3-ブチン-1-オール(0.140g)を加えて、室温で一晩攪拌し、温度を50℃に上げて一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE-100%EtOAc)で精製して生成物(0.37g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.74(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.11(d,J=8.0Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.53(s,1H),3.84(t,J=6.8Hz,2H),3.36(s,6H),3.23(t,J=6.8Hz,2H),3.10(s,1H)。
ステップB:((6-(2-クロロ-6-アセトアルデヒド-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000116
窒素保護下で、((6-(2-クロロ-6-(2-ヒドロキシエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(120mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解して氷浴に入れ、次に溶液にデス・マーチン酸化試薬(200mg)を加え、15分間攪拌した後、ゆっくりと室温に上げて引き続き1時間攪拌した。反応が完了した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和チオ硫酸ナトリウムで洗浄し、次にジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮した後、分取TLC(50%EtOAc/PE)で精製して生成物(60mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.70(s,1H),8.81(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.24(d,J=8.0Hz,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.58(s,1H),4.35(s,2H),3.36(s,6H)。
ステップC:((6-(2-クロロ-6-アリル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000117
窒素保護下で、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(100mg)を、乾燥した50mL三つ口フラスコに加え、続いてテトラヒドロフラン(3mL)を加え、反応系の温度を-20℃に下げて、注射器で2mol/LのLDAのテトラヒドロフラン溶液(0.14mL)を加え、10分間攪拌した後、温度を0℃に上げて引き続き1時間攪拌し、次にゆっくりと((6-(2-クロロ-6-アリル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)のジクロロメタン(2mL)溶液を加えて、15分間攪拌し、そしてゆっくりと室温に上げて引き続き2時間攪拌した。さらに飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮した後、分取TLC(50%EtOAc/PE)で精製して生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.75(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),6.84(d,J=8.0Hz,1H),6.44(s,1H),5.93-5.81(m,1H),5.11-5.06(m,2H),3.73(d,J=6.8Hz,2H),3.37(s,6H)。
ステップD:(6-(6-アリル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000118
((6-(2-クロロ-6-アリル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(36mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(20mg)、Pd(dba)(10mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(15mg)、炭酸セシウム(49mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で85℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(7mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.42(s,1H),7.69(t,J=8.0Hz,1H),7.46(d,J=8.8Hz,2H),7.07(d,J=8.0Hz,1H),6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.70(d,J=8.0Hz,1H),6.24(s,1H),5.78-5.62(m,1H),5.15(d,J=12.0Hz,1H),4.90-4.83(m,1H),3.65(d,J=6.8Hz,2H),3.24(s,6H),3.18-3.11(m,4H),2.98-2.91(m,4H),2.57(s,3H)。
(実施例18)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000119
ステップA:1-メチル-4-(1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000120
実施例8のステップAの方法を参照し、原料はp-ニトロフルオロベンゼン、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(0.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=9.6Hz,2H),6.81(d,J=9.6Hz,2H),3.94-4.03(m,2H),2.94-3.02(m,2H),2.56-2.68(m,4H),2.39-2.55(m,5H),2.29(s,3H),1.93-2.01(m,2H),1.57-1.66(m,2H)。
ステップB:1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000121
実施例8のステップCの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(0.4g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.94-3.56(m,2H),3.31-3.48(brs,2H),2.41-2.70(m,10H),2.30-2.39(m,1H),2.30(s,3H),1.87-1.96(m,2H),1.65-1.75(m,2H)。
ステップC:((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000122
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(18mg)、Pd(dba)(12mg)、Dave-phos(16mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(18mg)をトルエン(3mL)に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管し密閉して101℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=7.6Hz,1H),6.99(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),3.59-3.68(m,2H),3.30(s,6H),2.72-3.02(m,8H),2.68(t,J=12.4Hz,2H),2.48-2.59(m,4H),2.17-2.26(m,1H),1.95-2.05(m,2H),1.67-1.82(m,2H),0.82-0.91(m,2H),0.71-0.77(m,2H)。
(実施例19)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000123
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(144mg)、4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(55mg)、Pd(dba)(37mg)、Dave-phos(47mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(58mg)をトルエン(5mL)に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管し密閉して101℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(100mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.89(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),6.05(s,1H),3.62(d,J=11.6Hz,2H),3.30(s,6H),2.55-2.89(m,10H),2.41-2.53(m,1H),2.41(s,3H),2.29-2.38(m,1H),1.97(d,J=12.0Hz,2H),1.65-1.78(m,2H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例20)
6-シクロプロピル-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000124
ステップA:2-(2,5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)-6-メチルピリジン
Figure 2022528047000125
2-アミノ-6-メチルピリジン(10.0g)と2,5-ヘキサンジオン(10.8mL)と酢酸(1.0mL)とトルエン(100mL)の混合物を加熱して還流させ、生成した水を水分離装置で除去し、攪拌しながら一晩還流させた。室温に冷却した後、ジクロロメタンで希釈して飽和NaHCO水溶液そして飽和ブラインで洗浄し、有機相から溶媒を除去して生成物(12.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.70(t,J=8.0Hz,1H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),5.88(s,2H),2.59(s,3H),2.12(s,6H)。
ステップB:2-(2,5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)-6-イソブチルピリジン
Figure 2022528047000126
2-(2,5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)-6-メチルピリジン(1.86g)を含有する無水エーテル(10mL)溶液を-70℃に冷却し、攪拌しながら2mol/LのLDAのテトラヒドロフラン溶液(7.5mL)を滴加し、滴加完了後に当該温度下で30分間攪拌して、ブロモイソプロパン(1.85g)を加えた。反応液が徐々に室温に戻り、室温下で2時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応をクエンチした。エーテルで反応液を抽出し、飽和ブラインで有機相を洗浄し、有機相を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE)を行って生成物(1.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.70(t,J=7.6Hz,1H),7.10(d,J=7.6Hz,1H),7.02(d,J=8.0Hz,1H)5.88(s,2H),2.69(d,J=7.2Hz,2H),2.11-2.20(m,1H),2.12(s,6H),0.93(d,J=6.8Hz,6H)。
ステップC:2-アミノ-6-イソブチルピリジン
Figure 2022528047000127
2-(2,5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)-6-イソブチルピリジン(1.5g)と塩酸ヒドロキシルアミン(2.27g)とメタノール(10mL)と水(5mL)の混合物を100℃に加熱して、一晩攪拌した。蒸発乾固で溶媒を除去して残留物をジクロロメタンに溶解し、溶液を得て飽和NaHCO水溶液そして飽和ブラインで洗浄した後、溶媒を完全に蒸発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%~20%MeOH/DCM)で精製して生成物(0.6g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.70(t,J=7.6Hz,1H),6.46(d,J=7.6Hz,1H),6.31(d,J=8.0Hz,1H),4.42(s,2H),2.46(d,J=7.6Hz,2H),2.01-2.08(m,1H),0.92(d,J=6.8Hz,6H)。
ステップD:5-ブロモ-2-クロロ-N-(6-イソブチルピリジン-2-イル)ピリミジン-4-アミン
Figure 2022528047000128
実施例1のステップCの方法を参照し、原料は2-アミノ-6-イソブチルピリジン、5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジンであり、生成物(0.66g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.36(s,1H),8.18(d,J=8.4Hz,1H),7.96(s,1H),7.68(t,J=7.6Hz,1H),6.90(d,J=7.6Hz,1H),2.58(d,J=7.2Hz,2H),2.05-2.15(m,2H),0.94(t,J=6.4Hz,6H)。
ステップE:2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
Figure 2022528047000129
常温下で、5-ブロモ-2-クロロ-N-(6-イソブチルピリジン-2-イル)ピリミジン-4-アミン(760mg)、ヨウ化銅(I)(125mg)、Pd(dppf)Cl(157mg)をDMF:TEA(5mL:5mL)の入った封管用試験管に加え、窒窒素でバブリングして、シクロプロピルアセチレン(145mg)を加え、30℃で一晩攪拌し、室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=30:1)で精製して生成物(230mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.69(s,1H),7.85(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.22(d,J=7.6Hz,1H),6.25(s,1H),2.71(d,J=7.6Hz,2H),2.09-2.24(m,2H),0.95(d,J=6.8Hz,6H),0.85-0.90(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
ステップF:6-シクロプロピル-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000130
2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(34mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(19mg)、Pd(dba)(9mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(14mg)、炭酸セシウム(49mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.51(s,1H),7.81(t,J=7.6Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=7.6Hz,2H),7.16(d,J=7.6Hz,1H),6.93(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.12(s,1H),3.13-3.19(m,4H),2.72(d,J=7.6Hz,2H),2.58-2.66(m,4H),2.38(s,3H),2.23-2.29(m,1H),2.14-2.21(m,1H),0.95(d,J=6.8Hz,6H),0.76-0.81(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例21)
6-シクロプロピル-5-フルオロ-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000131
ステップA:2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
Figure 2022528047000132
常温下で、2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(135mg)をアセトニトリル(10mL)に加え、氷水浴で温度を0℃に下げて、窒素雰囲気下で選択的フッ素試薬(146mg)を加え、1時間攪拌して、水を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:EA=1:1)で精製して生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.79(s,1H),7.84(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),2.70(d,J=7.2Hz,2H),2.04-2.18(m,2H),0.95(d,J=6.8Hz,6H),0.81-0.86(m,4H)。
ステップB:6-シクロプロピル-5-フルオロ-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-N-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000133
2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7-(6-イソブチルピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(42mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(35mg)、Pd(dba)(9mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(19mg)、炭酸セシウム(58mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で101℃に加熱して2時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),7.81(t,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=9.2Hz,2H),7.15(d,J=7.6Hz,1H),7.01(s,1H),6.86(d,J=9.2Hz,2H),3.21-3.28(m,4H),2.75-2.86(m,4H),2.70(d,J=7.2Hz,2H),2.51(s,3H),2.07-2.22(m,2H),0.95(d,J=6.8Hz,6H),0.69-0.81(m,4H)。
(実施例22)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000134
ステップA:1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン
Figure 2022528047000135
窒素保護下で、無水ピペラジン(900mg)とp-ニトロフルオロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.8g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=9.2Hz,2H),6.82(d,J=9.2Hz,2H),3.36-3.42(m,4H),2.99-3.06(m,4H)。
ステップB:1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン
Figure 2022528047000136
1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン(1.1g)、N-メチルピペリドン(934mg)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、液体混合物に氷酢酸(1mL)を滴加して、室温下で30分間攪拌し、さらにナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.3g)を加えて、室温下で一晩攪拌した。1Nの水酸化ナトリウム溶液でpHが7を超えるまで調整し、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.12(d,J=9.2Hz,2H),6.81(d,J=9.2Hz,2H),3.41-3.45(m,4H),2.89-2.96(m,2H),2.68-2.73(m,4H),2.28(s,3H),1.92-2.04(m,3H),1.78-1.85(m,2H),1.57-1.68(m,2H)。
ステップC:1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-(4-アミノフェニル)ピペラジン
Figure 2022528047000137
反応フラスコに1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン(1g)、10%Pd/C(300mg)、メタノール(20mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(800mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.32-3.49(brs,2H),3.04-3.08(m,4H),2.89-2.96(m,2H),2.69-2.75(m,4H),2.23-2.32(m,4H),1.94(td,J=12.0Hz,2.4Hz,2H),1.80-1.87(m,2H),1.57-1.67(m,2H)。
ステップD:((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(1-メチルピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000138
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(38mg)、1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-(4-アミノフェニル)ピペラジン(28mg)、Pd(dba)(10mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(15mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(4mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.55(s,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=9.2Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.92(d,J=9.2Hz,2H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),3.57-3.68(m,2H),3.34(s,6H),3.01-3.29(m,8H),2.88(s,3H),2.29-2.43(m,4H),2.16-2.24(m,1H),1.90-2.07(m,4H),0.79-0.85(m,2H),0.68-0.74(m,2H)。
(実施例23)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000139
ステップA:4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000140
N-Bocピペラジン(1.0g)と2-ブロモエタノール(675mg)とトリエチルアミン(3mL)の1,4-ジオキサン(10mL)溶液を50℃に加熱して3時間攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%DCM)で精製して生成物(1.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 3.64(t,J=5.2Hz,2H),3.42(s,1H),2.83-2.89(m,4H),2.56(t,J=5.2Hz,2H),2.44-2.49(m,4H),1.46(s,9H)。
ステップB:2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール塩酸塩
Figure 2022528047000141
4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル(1.0g)をメタノール(10mL)に溶解し、液体混合物に12Nの塩酸溶液(5mL)を滴加して、室温下で2時間攪拌し、溶媒を完全に蒸発して生成物(1.2g)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.58(s,3H),3.79(t,J=5.2Hz,2H),3.41-3.64(m,8H),3.27(t,J=5.2Hz,2H)。
ステップC:2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール
Figure 2022528047000142
窒素保護下で、2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール塩酸塩(1.2g)とp-ニトロフルオロベンゼン(1.3g)と炭酸カリウム(5.5g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(500mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=9.6Hz,2H),6.83(d,J=9.6Hz,2H),3.69(t,J=5.2Hz,2H),3.43-3.47(m,4H),2.65-2.71(m,4H),2.63(t,J=5.2Hz,2H)。
ステップD:2-(4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール
Figure 2022528047000143
反応フラスコに2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール(500mg)、10%Pd/C(150mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(420mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.65(d,J=8.8Hz,2H),3.65(t,J=5.2Hz,2H),3.26-3.58(brs,2H),3.04-3.09(m,4H),2.65-2.69(m,4H),2.61(t,J=5.2Hz,2H)。
ステップE:((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000144
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、2-(4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール(35mg)、Pd(dba)(8mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(12mg)、炭酸セシウム(78mg)を1,4-ジオキサン(5mL)に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(3mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),7.01(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.81-3.87(m,4H),3.38-3.40(m,2H),3.28-3.36(m,6H),2.93-3.04(m,4H),2.83-2.91(m,3H),2.18-2.27(m,1H),0.83-0.91(m,2H),0.72-0.77(m,2H)。
(実施例24)
((6-(2-((4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000145
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(100mg)、2-(4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オール(62mg)、Pd(dba)(26mg)、Dave-phos(33mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(41mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.51(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=9.2Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.95(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.06(s,1H),3.75(t,J=5.2Hz,2H),3.30(s,6H),3.19-3.26(m,4H),2.81-2.89(m,4H),2.74(t,J=5.2Hz,2H),2.31-2.38(m,1H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例25)
(N-(6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))メチルスルホンアミド
Figure 2022528047000146
ステップA:N-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-2,6-ジアミン
Figure 2022528047000147
窒素保護下で、2,6-ジアミノピリジン(1.09g)と5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジン(2.28g)とジイソプロピルエチルアミン(2.58g)とイソプロパノール(10mL)の混合物を加熱して還流させつつ一晩攪拌した。室温に冷却した後、濾過して析出した固体を収集し少量の酢酸エチルで溶出し、乾燥して生成物(2.32g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),8.19(s,1H),7.48(d,J=8.0Hz,1H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),6.27(d,J=8.0Hz,1H),6.09(s,2H)。
ステップB:6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-アミン
Figure 2022528047000148
窒素保護下で、N-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-2,6-ジアミン(1.5g)、ヨウ化銅(I)(0.475g)およびPd(dppf)Cl(0.35g)を含有するDMF(20mL)とトリエチルアミン(20mL)の混合溶液にゆっくりとシクロプロピルアセチレン(0.33g)を加え、温度を40℃に上げて一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE-100%EtOAc)で精製して生成物(0.45g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.69(s,1H),7.66(t,J=8.0Hz,1H),6.91(d,J=8.0Hz,1H),6.60(d,J=8.8Hz,1H),6.18(s,1H),4.63(s,2H),2.12-2.03(m,1H),0.96-0.90(m,2H),0.81-0.75(m,2H)。
ステップC:(N-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))メチルスルホンアミド
Figure 2022528047000149
窒素保護下で、6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-アミン(84mg)を5mLのジクロロメタンに溶解して、反応系を0℃に冷却し、次にトリエチルアミン(20mg)を加えて、反応系を10分間攪拌し、続いてメタンスルホニルクロリド(18mg)のジクロロメタン(1mL)溶液をゆっくりと反応液に滴加して、30分間攪拌し、さらに室温に上げて引き続き2時間攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、ジクロロメタンで抽出して、有機相を合わせ、スピン乾燥して生成物(80mg)を得、精製を経ずそのまま次のステップに使用した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.73(s,1H),7.92(t,J=8.0Hz,2H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),7.10(d,J=8.8Hz,1H),6.24(s,1H),3.35(s,3H),2.29-2.27(m,1H),0.98-0.96(m,2H),0.78-0.74(m,2H)。
ステップD:(N-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))メチルスルホンアミド
Figure 2022528047000150
窒素保護下で、(N-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))メチルスルホンアミド(108mg)のアセトニトリル(3mL)溶液を0℃に冷却し、数回に分けて選択的フッ素試薬(80mg)を加え、ゆっくりと室温に戻ると一晩攪拌した。水を加えて反応をクエンチした後、ジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮し、分取TLC(100%EtOAc)で精製して生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.82(s,1H),7.93(t,J=8.0Hz,1H),7.65(s,1H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),7.10(d,J=8.0Hz,1H),3.35(s,3H),2.20-2.12(m,1H),0.98-0.90(m,2H),0.89-0.81(m,2H)。
ステップE:(N-(6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))メチルスルホンアミド
Figure 2022528047000151
(N-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))メチルスルホンアミド(38mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(7.5mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(11mg)、炭酸セシウム(40mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で95℃に加熱して4時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(11mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),7.97(t,J=7.6Hz,1H),7.59(d,J=9.2Hz,2H),7.49(d,J=7.2Hz,1H),7.02(d,J=8.0Hz,1H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),3.46-3.32(m,9H),3.27(s,3H),2.94(s,3H),2.36-2.25(m,1H),0.84-0.78(m,2H),0.69-0.64(m,2H)。
(実施例26)
(N-(6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))エチルスルホンアミド
Figure 2022528047000152
ステップA:(N-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))エチルスルホンアミド
Figure 2022528047000153
窒素保護下で、6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-アミン(87mg)を5mLのジクロロメタンに溶解して、反応系を0℃に冷却し、次にトリエチルアミン(20mg)を加えて、反応系を10分間攪拌し、続いてエタンスルホニルクロリド(18mg)のジクロロメタン(1mL)溶液をゆっくりと反応液に滴加して、30分間攪拌し、さらに室温に上げて引き続き5時間攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、ジクロロメタンで抽出して、有機相を合わせ、スピン乾燥して生成物(75mg)を得、精製を経ずそのまま次のステップに使用した。窒素保護下で、(N-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))エチルスルホンアミド(11mg)のアセトニトリル(2mL)溶液を0℃に冷却し、数回に分けて選択的フッ素試薬(80mg)を加え、ゆっくりと室温に戻ると一晩攪拌した。水を加えて反応をクエンチした後、ジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮し、分取TLC(100%EtOAc)で精製して生成物(32mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.82(s,1H),7.91(t,J=8.0Hz,1H),7.89(s,1H),7.41(d,J=8.0Hz,1H),7.13(d,J=8.0Hz,1H),3.50(d,J=8.0Hz,2H),2.20-2.12(m,1H),1.42(t,J=7.6Hz,3H),0.97-0.91(m,2H),0.86-0.81(m,2H)。
ステップB:(N-(6-(5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))エチルスルホンアミド
Figure 2022528047000154
(N-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル))エチルスルホンアミド(40mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(7.5mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(11mg)、炭酸セシウム(40mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で95℃に加熱して4時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(11mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.96(t,J=7.6Hz,1H),7.59(d,J=9.2Hz,2H),7.49(d,J=7.2Hz,1H),7.04(d,J=8.0Hz,1H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),3.47-3.25(m,9H),3.20(d,J=7.6Hz,2H),2.93(s,3H),2.36-2.24(m,1H),1.31(t,J=7.6Hz,3H),0.84-0.78(m,2H),0.70-0.64(m,2H)。
(実施例27)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(3-ヒドロキシメチル-4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000155
ステップA:3-(ヒドロキシメチル)-4-メチルピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000156
3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル(540mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(5mL)、酢酸(0.5mL)をジクロロメタン(20mL)に加えて、30分間攪拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.1g)を加えて、室温で一晩攪拌した。1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpHを10に調整して、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して生成物(540mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 3.78-3.94(m,3H),3.49(dd,J=11.6Hz,1.6Hz,1H),2.89-3.09(m,2H),2.78(d,J=11.6Hz,1H),2.34(s,3H),2.23-2.32(m,2H),2.07-2.16(m,1H),1.46(s,9H)。
ステップB:(1-メチルピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2022528047000157
3-(ヒドロキシメチル)-4-メチルピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル(500mg)を4mol/Lの塩化水素のメタノール溶液(5mL)に加えて、室温で一晩攪拌し、蒸発乾固で溶媒を除去して塩酸塩生成物(400mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 10.56-11.02(brs,1H),9.95-10.06(brs,2H),3.12-3.89(m,9H),2.88(s,3H)。
ステップC:(1-メチル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2022528047000158
室温下で、p-フルオロニトロベンゼン(352mg)、(1-メチルピペラジン-2-イル)メタノール(327mg)、炭酸カリウム(690mg)をDMF(10mL)に加えて、90℃で一晩攪拌した。水を加えて、酢酸エチルで抽出し、水で有機相を洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)を行って生成物(250mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.12(d,J=9.2Hz,2H),6.83(t,J=9.2Hz,2H),3.92(dd,J=11.6Hz,4.8Hz,1H),3.75-3.81(m,2H),3.62(dd,J=11.6Hz,2.0Hz,1H),3.10-3.22(m,2H),2.96-3.02(m,1H),2.51(td,J=11.6Hz,3.2Hz,1H),2.41-2.48(brs,1H),2.41(s,3H),2.31-2.37(m,1H)。
ステップD:(4-(4-アミノフェニル)-1-メチルピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2022528047000159
(1-メチル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)メタノール(100mg)、Pd/C(10mg)をメタノール(5mL)に加えて、水素雰囲気下で一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去して生成物(60mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.83(d,J=8.8Hz,2H),6.65(d,J=8.8Hz,2H),3.89-3.96(m,1H),3.51-3.57(m,1H),3.44(s,2H),3.26-3.33(m,2H),2.93-2.98(m,1H),2.87(dd,J=11.6Hz,9.6Hz,1H),2.78(td,J=11.2Hz,2.8Hz,1H),2.57(td,J=11.2Hz,3.2Hz,1H),2.45(dd,J=7.6Hz,2.8Hz,1H),2.39(s,3H),2.33-2.38(m,1H)。
ステップE:((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(3-ヒドロキシメチル-4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000160
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(38mg)、4-(4-アミノフェニル)-1-メチルピペラジン-2-イル)メタノール(22mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(16mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(18mg)をトルエン(3mL)に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管し密閉して101℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(12mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.46(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.4Hz,2H),7.11(d,J=7.6Hz,1H),6.83(d,J=8.8Hz,2H),6.70(d,J=8.0Hz,1H),3.96(dd,J=12.0Hz,3.6Hz,1H),3.67(dd,J=12.4Hz,2.0Hz,1H),3.52-3.62(m,2H),3.43(d,J=12.4Hz,1H),3.24-3.34(m,2H),3.25(s,6H),2.89-3.02(m,3H),2.89(s,3H),2.09-2.13(m,1H),0.70-0.75(m,2H),0.59-0.63(m,2H)。
(実施例28)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(2-ヒドロキシメチル-4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000161
ステップA:3-(ヒドロキシメチル)-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000162
室温下で、p-フルオロニトロベンゼン(528mg)、3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル(327mg)、リン酸水素二カリウム(783mg)をDMSO(5mL)に加え、90℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却して、水を加え、酢酸エチルで抽出し、水で有機相を洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=20:1)を行って生成物(150mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=9.2Hz,2H),6.83(d,J=9.2Hz,2H),4.21-4.47(m,1H),4.01-4.18(m,2H),3.48-3.76(m,3H),3.08-3.29(m,3H),2.77-2.96(brs,1H),1.50(s,9H)。
ステップB:(1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2022528047000163
3-(ヒドロキシメチル)-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-ギ酸tert-ブチル(200mg)を3mol/Lの塩化水素のメタノール溶液(3mL)に加えて、室温で一晩攪拌し、蒸発乾固で溶媒を除去して塩酸塩生成物(130mg)を得た。
ステップC:(4-メチル-1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2022528047000164
(1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)メタノール(170mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(3mL)、酢酸(0.5mL)をジクロロメタン(20mL)に加えて、30分間攪拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(600mg)を加えて、室温で一晩攪拌した。1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpHを10に調整して、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して生成物(150mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=9.6Hz,2H),6.81(d,J=9.6Hz,2H),4.03-4.09(m,1H),3.98(dd,J=10.8Hz,3.2Hz,1H),3.91(dd,J=11.2Hz,3.6Hz,1H),3.55-3.68(m,2H),3.24(d,J=11.6Hz,1H),3.04(d,J=11.6Hz,1H),2.51(dd,J=11.6Hz,2.4Hz,1H),2.38(s,3H),2.31(td,J=11.6Hz,4.4Hz,1H)。
ステップD:(1-(4-アミノフェニル)-4-メチルピペラジン-2-イル)メタノール
Figure 2022528047000165
(4-メチル-1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)メタノール(200mg)、Pd/C(20mg)をメタノール(5mL)に加えて、水素雰囲気下で一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去して生成物(130mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.65(d,J=8.8Hz,2H),3.75(dd,J=11.2Hz,3.6Hz,1H),3.62(dd,J=11.2Hz,3.2Hz,1H),3.55-3.68(m,2H),3.24(d,J=11.6Hz,1H),3.04(d,J=11.6Hz,1H),3.46-3.54(m,1H),3.34-3.41(m,1H),3.10-3.15(m,1H),2.84(dd,J=11.2Hz,4.4Hz,1H),2.68-2.78(m,1H),2.46-2.53(m,1H),2.35(s,3H)。
ステップE:((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(2-ヒドロキシメチル-4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000166
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(38mg)、4-(4-アミノフェニル)-1-メチルピペラジン-2-イル)メタノール(22mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(18mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(18mg)をトルエン(3mL)に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管し密閉して101℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=7.6Hz,1H),7.07(s,1H),6.91(d,J=8.8Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.85-3.94(m,1H),3.76-3.82(m,1H),3.60-3.67(m,1H),3.42-3.51(m,1H),3.33-3.41(m,1H),3.230(s,6H),3.22-3.28(m,1H),3.02-3.08(m,1H),2.84-2.96(m,1H),2.65-2.78(m,1H),2.58(s,3H),2.17-2.6(m,1H),0.82-0.89(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例29)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(2-ヒドロキシメチル-4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000167
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(144mg)、(1-(4-アミノフェニル)-4-メチルピペラジン-2-イル)メタノール(46mg)、Pd(dba)(37mg)、Dave-phos(47mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(58mg)をトルエン(5mL)に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管し密閉して101℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.51(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.01(s,1H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.06(s,1H),3.86(dd,J=10.8Hz,4.0Hz,1H),3.69-3.76(m,1H),3.63-3.68(m,1H),3.41-3.47(m,1H),3.30(s,6H),3.24-3.32(m,1H),3.11(d,J=8.0Hz,1H),2.89-2.97(m,1H),2.77(d,J=6.8Hz,1H),2.52-2.64(m,1H),2.46(s,3H),2.28-2.37(m,1H),0.84-0.93(m,2H),0.65-0.71(m,2H)。
(実施例30)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(N,N-ジメチルアセトアミド)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000168
ステップA:N,N-ジメチル-2-(4-ニトロフェニル)アセトアミド
Figure 2022528047000169
反応フラスコにp-ニトロフェニル酢酸(1.0g)、ジメチルアミン(248mg)、EDCI(2.1g)、DMAP(1.3g)、トリエチルアミン(1.1g)、ジクロロメタン(20mL)をこの順に加え、室温下で4時間攪拌した。水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(800mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.19(d,J=8.8Hz,2H),7.43(d,J=8.8Hz,2H),3.81(s,2H),3.06(s,3H),2.99(s,3H)。
ステップB:N,N-ジメチル-2-(4-アミノフェニル)アセトアミド
Figure 2022528047000170
反応フラスコにN,N-ジメチル-2-(4-ニトロフェニル)アセトアミド(200mg)、10%Pd/C(60mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(180mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.04(d,J=8.4Hz,2H),6.64(d,J=8.4Hz,2H),3.60(s,4H),2.98(s,3H),2.95(s,3H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((4-(N,N-ジメチルアセトアミド)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000171
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、N,N-ジメチル-2-(4-アミノフェニル)アセトアミド(15mg)、Pd(dba)(8mg)、Dave-phos(10mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(12mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.4Hz,2H),7.22(s,1H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),7.14(d,J=8.4Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.66(s,2H),3.29(s,6H),3.01(s,3H),2.96(s,3H),2.16-2.24(m,1H),0.82-0.91(m,2H),0.73-0.79(m,2H)。
(実施例31)
1-((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000172
ステップA:1-イミノテトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000173
反応フラスコにテトラメチレンスルホキシド(1.0g)、ヨードベンゼンジアセタート(9.3g)、カルバミン酸アンモニウム(3.0g)、メタノール(20mL)を加えて、開放状態下で、室温で1時間攪拌し、蒸発乾固で溶媒を除去して、粗生成物に対してシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 4.56(s,1H),3.09-3.23(m,4H),2.22-2.31(m,4H)。
ステップB:1-((6-ブロモピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000174
実施例1のステップAの方法を参照し、原料は1-イミノテトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン、2,6-ジブロモピリジンであり、生成物(1.4g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.34(t,J=8.0Hz,1H),6.94(d,J=8.0Hz,1H),6.73(d,J=8.0Hz,1H),3.61-3.71(m,2H),3.27-3.36(m,2H),2.24-2.41(m,4H)。
ステップC:1-((6-アミノピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000175
実施例1のステップBの方法を参照し、原料は1-((6-ブロモピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン、水酸化アンモニウムであり、生成物(0.44g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.29(t,J=8.0Hz,1H),6.20(d,J=8.0Hz,1H),6.02(d,J=8.0Hz,1H),4.19-4.36(brs,2H),3.58-3.67(m,2H),3.28-3.37(m,2H),2.14-2.38(m,4H)。
ステップD:1-((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000176
実施例1のステップCの方法を参照し、原料は1-((6-アミノピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン、5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジンであり、生成物(0.31g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.34(s,1H),7.83(d,J=8.0Hz,1H),7.77(s,1H),7.63(t,J=8.0Hz,1H),6.64(d,J=8.0Hz,1H),3.61-3.69(m,2H),3.34-3.43(m,2H),2.20-2.43(m,4H)。
ステップE:1-((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000177
実施例1のステップDの方法を参照し、原料は1-((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン、シクロプロピルアセチレンであり、生成物(0.31g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.68(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.07(d,J=8.0Hz,1H),6.89(d,J=8.0Hz,1H),6.18(s,1H),3.78-3.87(m,2H),3.21-3.31(m,2H),2.14-2.43(m,5H),0.98-1.04(m,2H),0.76-0.82(m,2H)。
ステップF:1-((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000178
実施例1のステップEの方法を参照して、1-((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン、選択的フッ素試薬で生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.78(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.06(d,J=8.0Hz,1H),6.88(d,J=8.0Hz,1H),3.71-3.81(m,2H),3.22-3.31(m,2H),2.08-2.44(m,5H),0.87-0.98(m,4H)。
ステップG:1-((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン
Figure 2022528047000179
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は1-((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)テトラヒドロ-1H-1λ-1-オキシチオフェン、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=8.0Hz,2H),7.22(d,J=8.0Hz,1H),7.08(s,1H),6.83-6.88(m,3H),3.60-3.68(m,2H),3.41-3.48(m,4H),3.21-3.28(m,2H),3.01-3.19(m,4H),2.73(s,3H),2.21-2.32(m,3H),2.10-2.18(m,2H),0.83-0.88(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
(実施例32)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000180
ステップA:N,N-ジメチル-2-(4-ニトロフェニル)エチルアミン
Figure 2022528047000181
反応フラスコにN,N-ジメチル-2-(4-ニトロフェニル)アセトアミド(350mg)、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル溶液(2mL)、水素化ホウ素ナトリウム(128mg)、テトラヒドロフラン(15mL)をこの順に加え、80℃に加熱して2時間攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(2%MeOH/DCM)で精製して生成物(100mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.19(d,J=8.8Hz,2H),7.39(d,J=8.8Hz,2H),3.20-3.25(m,2H),2.95-2.99(m,2H),2.69(s,6H)。
ステップB:4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アニリン
Figure 2022528047000182
反応フラスコにN,N-ジメチル-2-(4-ニトロフェニル)エチルアミン(100mg)、10%Pd/C(20mg)、メタノール(5mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.99(d,J=8.4Hz,2H),6.62(d,J=8.4Hz,2H),3.75-3.80(brs,2H),2.73-2.78(m,2H),2.59-2.63(m,2H),2.39(s,6H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000183
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(38mg)、4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(10mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(15mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(7mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=8.8Hz,2H),7.19-7.22(m,2H),7.12(d,J=8.8Hz,2H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),3.31(s,6H),3.16(s,4H),2.83(s,6H),2.21-2.27(m,1H),0.84-0.89(m,2H),0.73-0.78(m,2H)。
(実施例33)
((6-(6-メトキシメチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000184
0℃下で、((6-(2-クロロ-6-ヒドロキシメチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)を乾燥したテトラヒドロフラン(4mL)に溶解して、水素化ナトリウム(60%、6mg)を加え、30分間攪拌してヨードメタン(40mg)を加え、引き続き4時間攪拌し、水で反応をクエンチして、酢酸エチルで抽出し、有機相をスピン除去して((6-(2-クロロ-6-メトキシメチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(36mg)を得た。次に、((6-(2-クロロ-6-メトキシメチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(36mg)、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(20mg)、Pd(dba)(10mg)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(15mg)、炭酸セシウム(49mg)を1,4-ジオキサン(5mL)とDMF(1mL)の混合溶媒に混合して、窒素で充分にバブリングした後、封管して密閉しマイクロ波反応器で95℃に加熱して5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(17mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.58(s,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.28(d,J=8.4Hz,1H),6.91(d,J=8.0Hz,2H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.57(s,1H),4.83(s,2H),3.33(s,6H),3.25(s,3H),3.19-3.14(m,4H),2.78-2.72(m,4H),2.45(s,3H)。
(実施例34)
((6-(2-((4-(4-(モルホリン-4-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000185
ステップA:4-(1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)モルホリン
Figure 2022528047000186
窒素保護下で、4-(ピペリジン-4-イル)モルホリン(600mg)とp-ニトロフルオロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(1.9g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=9.2Hz,2H),6.81(d,J=9.2Hz,2H),3.95-4.02(m,2H),3.71-3.76(m,4H),2.95-3.04(m,2H),2.54-2.59(m,4H),2.40-2.50(m,1H),1.93-2.02(m,2H),1.53-1.64(m,2H)。
ステップB:4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)モルホリン
Figure 2022528047000187
反応フラスコに4-(1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)モルホリン(1.1g)、10%Pd/C(300mg)、メタノール(20mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(950mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.82(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.69-3.78(m,4H),3.48-3.56(m,2H),3.31-3.48(brs,2H),2.55-2.64(m,6H),2.23-2.32(m,1H),1.88-1.98(m,2H),1.61-1.75(m,2H)。
ステップC:((6-(2-((4-(4-(モルホリン-4-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000188
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(100mg)、4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)モルホリン(73mg)、Pd(dba)(26mg)、Dave-phos(33mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(41mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.74(t,J=7.6Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.95(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.06(s,1H),3.76-3.96(m,4H),3.59-3.68(m,2H),3.29(s,6H),2.63-2.84(m,6H),2.40-2.59(m,1H),2.29-2.38(m,1H),1.97-2.08(m,2H),1.68-1.84(m,2H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例35)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(4-(モルホリン-4-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000189
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)モルホリン(17mg)、Pd(dba)(12mg)、Dave-phos(16mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(16mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),4.31-4.47(m,2H),3.76-3.95(m,4H),3.62-3.68(m,3H),3.30(s,6H),2.64-2.81(m,3H),2.41-2.53(m,1H),2.18-2.26(m,1H),1.97-2.11(m,2H),1.67-1.84(m,2H),0.83-0.88(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
(実施例36)
((6-(6-シクロプロピル-2-((6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000190
ステップA:1-メチル-4-(5-ニトロピリジン-2-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000191
窒素保護下で、2-クロロ-5-ニトロピリジン(3.00g)とN-メチルピペラジン(1.89g)と炭酸カリウム(2.61g)のDMF(50mL)懸濁液を100℃に加熱して一晩過ごした。室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して生成物(2.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.04(d,J=2.4Hz,1H),8.20(dd,J=5.6Hz,2.8Hz,1H),6.57(d,J=9.6Hz,1H),3.76-3.83(m,4H),2.48-2.55(m,4H),2.36(s,3H)。
ステップB:1-メチル-4-(5-アミノピリジン-2-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000192
実施例8のステップCの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(5-ニトロピリジン-2-イル)ピペラジンであり、接触水素化で生成物(310mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.80(d,J=2.8Hz,1H),6.99(dd,J=4.8Hz,2.8Hz,1H),6.58(d,J=8.8Hz,1H),3.37-3.43(m,4H),3.23-3.36(brs,2H),2.51-2.58(m,4H),2.34(s,3H)。
ステップC:((6-(6-シクロプロピル-2-((6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000193
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(5-アミノピリジン-2-イル)ピペラジン、((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミドであり、生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),8.27(d,J=2.4Hz,1H),7.99(dd,J=5.2Hz,2.8Hz,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.19(s,1H),7.16(d,J=8.0Hz,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),6.62(d,J=9.2Hz,1H),6.06(s,1H),3.64-3.72(m,4H),3.31 (s,6H),2.78-2.86(m,4H),2.54(s,3H),2.27-2.36(m,1H),0.86-0.93(m,2H),0.64-0.70(m,2H)。
(実施例37)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000194
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(5-アミノピリジン-2-イル)ピペラジン、((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミドであり、生成物(31mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),8.28(d,J=2.4Hz,1H),7.97(dd,J=5.2Hz,2.8Hz,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.25(s,1H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.62(d,J=9.2Hz,1H),3.67-3.75(m,4H),3.31(s,6H),2.83-2.92(m,4H),2.57(s,3H),2.16-2.23(m,1H),0.82-0.88(m,2H),0.71-0.77(m,2H)。
(実施例38)
((6-(2-(((3-メトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000195
ステップA:1-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000196
窒素保護下で、N-メチルピペラジン(585mg)と1-フルオロ-2-メトキシ-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.2g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.3g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.86(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.71(d,J=2.4Hz,1H),6.89(d,J=8.8Hz,1H),3.95(s,3H),3.23-3.29(m,4H),2.58-2.64(m,4H),2.37(s,3H)。
ステップB:3-メトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000197
反応フラスコに1-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン(200mg)、10%Pd/C(50mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮して、生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップC:((6-(2-(((3-メトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000198
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(100mg)、3-メトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(31mg)、Pd(dba)(26mg)、Dave-phos(33mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(41mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(48mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=2.0Hz,1H),7.13(d,J=8.0Hz,1H),6.82-6.88(m,3H),6.07(s,1H),3.60(s,3H),3.34-3.43(m,4H),3.28(s,6H),3.01-3.22(m,4H),2.79(s,3H),2.14-2.23(m,1H),0.86-0.92(m,2H),0.67-0.71(m,2H)。
(実施例39)
((6-(5-フルオロ-2-(((3-メトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000199
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-メトキシ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(22mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),7.69(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=2.0Hz,1H),7.23(s,1H),7.13(d,J=8.0Hz,1H),6.90(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),6.84(d,J=8.8Hz,1H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.62(s,3H),3.21-3.38(m,10H),2.98-3.18(m,4H),2.67(s,3H),2.02-2.11(m,1H),0.82-0.89(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例40)
((6-(2-(((3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000200
ステップA:1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000201
窒素保護下で、N-メチルピペラジン(630mg)と1,2-ジフルオロ-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.5g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.2g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.97-8.01(m,1H),7.91(dd,J=13.2Hz,2.8Hz,1H),6.92(t,J=8.8Hz,1H),3.31-3.36(m,4H),2.57-2.63(m,4H),2.37(s,3H)。
ステップB:3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000202
反応フラスコに1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン(200mg)、10%Pd/C(50mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮して、生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップC:((6-(2-(((3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000203
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(100mg)、3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(26mg)、Dave-phos(33mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(41mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.75-7.84(m,2H),7.24-7.27(m,1H),7.01(dd,J=8.4Hz,2.4Hz,1H),6.82-6.89(m,2H),6.07(s,1H),3.31(s,6H),3.03-3.11(m,4H),2.59-2.67(m,4H),2.38-2.46(m,1H),2.37(s,3H),0.87-0.94(m,2H),0.64-0.70(m,2H)。
(実施例41)
((6-(5-フルオロ-2-(((3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000204
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(21mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.59(s,1H),7.82(dd,J=15.4Hz,2.4Hz,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.25-7.27(m,1H),7.10(s,1H),7.01(dd,J=8.4Hz,1.6Hz,1H),6.88(t,J=8.8Hz,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.32(s,6H),3.06-3.12(m,4H),2.61-2.69(m,4H),2.39(s,3H),2.24-2.53(m,1H),0.84-0.91(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例42)
((6-(5-フルオロ-2-((1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000205
ステップA:N-(キノリン-6-イル)アセトアミド
Figure 2022528047000206
キノリン-6-アミン(2.0g)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、液体混合物に無水酢酸(2mL)を滴加して、室温下で2時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を完全に蒸発して、粗生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップB:N-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)アセトアミド
Figure 2022528047000207
N-(キノリン-6-イル)アセトアミド(2.0g)、塩化ニッケル(II)六水和物(2.6g)、水素化ホウ素ナトリウム(1.7g)をメタノール(20mL)に混合して、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発して、残留物をジクロロメタンに溶解し、珪藻土で濾過して、濾液を水で洗浄し、蒸発乾固で粗生成物を得、これをそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップC:N-(1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)アセトアミド
Figure 2022528047000208
N-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)アセトアミド(2.0g)、ヨードメタン(2.7g)、炭酸カリウム(2.6g)をN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)に混合して、室温下で4時間攪拌した。水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相を完全に蒸発して、粗生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップD:1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-アミン
Figure 2022528047000209
N-(1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)アセトアミド(1.0g)を1,4-ジオキサン(10mL)に溶解し、当該溶液に12Nの塩酸溶液(5mL)を滴加して、室温下で2時間攪拌し、溶媒を完全に蒸発して生成物(230mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.58-10.01(brs,3H),8.38-8.68(brs,1H),6.98(d,J=8.8Hz,1H),6.87(s,1H),6.63(d,J=8.8Hz,1H),3.21(t,J=5.6Hz,2H),2.84(s,3H),2.70(t,J=6.0Hz,2H),1.84-1.92(m,2H)。
ステップE:((6-(5-フルオロ-2-((1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000210
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(38mg)、1-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-アミン(7mg)、Pd(dba)(10mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(15mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(3mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),7.70(t,J=8.0Hz,1H),7.34(d,J=1.6Hz,1H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),7.13(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),6.82-6.99(brs,1H),6.78(d,J=8.0Hz,1H),6.54(d,J=9.2Hz,1H),3.29(s,6H),3.16(t,J=5.6Hz,2H),2.85(s,3H),2.72(t,J=6.4Hz,2H),2.19-2.27(m,1H),1.94-2.03(m,2H),0.81-0.89(m,2H),0.70-0.76(m,2H)。
(実施例43)
((6-(2-(((3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000211
ステップA:1-(2-クロロ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000212
窒素保護下で、N-メチルピペラジン(568mg)、2-クロロ-1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(1.0g)および炭酸カリウム(3.2g)を含有するジメチルスルホキシド(20mL)液体混合物を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.3g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.25(d,J=2.8Hz,1H),8.09(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),7.05(d,J=9.2Hz,1H),3.22-3.29(m,4H),2.59-2.66(m,4H),2.38(s,3H)。
ステップB:3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000213
反応フラスコに1-(2-クロロ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン(200mg)、亜鉛粉末(254mg)、氷酢酸(2mL)、エタノール(10mL)をこの順に加えて、室温下で1時間攪拌した。1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpHを10に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(160mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.90(d,J=8.4Hz,1H),6.74(d,J=2.8Hz,1H),6.55(dd,J=8.4Hz,2.8Hz,1H),3.54-3.82(brs,2H),2.97-3.04(m,4H),2.63-2.75(m,4H),2.40(s,3H)。
ステップC:((6-(2-(((3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000214
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)モルホリン(32mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(21mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),8.08(d,J=2.4Hz,1H),7.81(t,J=8.0Hz,1H),7.19-7.26(m,1H),6.98-7.02(m,2H),6.84(d,J=7.6Hz,1H),6.09(s,1H),3.33(s,6H),3.12-3.35(m,4H),2.51-2.88(m,7H),2.41-2.49(m,1H),0.82-0.87(m,2H),0.65-0.70(m,2H)。
(実施例44)
((6-(5-フルオロ-2-(((3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル))アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000215
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(23mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),8.09(d,J=2.8Hz,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.27(d,J=8.0Hz,1H),7.17(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.11(s,1H),6.98(d,J=8.8Hz,1H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.32(s,6H),3.08-3.17(m,4H),2.71-2.86(m,4H),2.48(s,3H),2.26-2.36(m,1H),0.84-0.91(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例45)
((6-(5-フルオロ-2-((4-(ジメチルアミノ)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000216
ステップA:N,N-ジメチル-4-ニトロアニリン
Figure 2022528047000217
窒素保護下で、ジメチルアミン(315mg)とp-ニトロフルオロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(4.0g)のジメチルスルホキシド(15mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=9.6Hz,2H),6.61(d,J=9.6Hz,2H),3.12(s,6H)。
ステップB:N,N-ジメチル-1,4-フェニレンジアミン
Figure 2022528047000218
反応フラスコにN,N-ジメチル-4-ニトロアニリン(1.1g)、10%Pd/C(330mg)、メタノール(15mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(900mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.65-6.71(m,4H),3.22-3.43(brs,2H),2.83(s,6H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((4-(ジメチルアミノ)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000219
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、N,N-ジメチル-1,4-フェニレンジアミン(11mg)、Pd(dba)(8mg)、Dave-phos(10mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(12mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(3mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.41-7.51(m,2H),7.22(d,J=8.0Hz,1H),6.94-7.06(brs,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.65-6.78(m,2H),3.30(s,6H),2.91(s,6H),2.18-2.26(m,1H),0.82-0.89(m,2H),0.71-0.77(m,2H)。
(実施例46)
((6-(5-フルオロ-2-((3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000220
ステップA:1-(1-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000221
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(4.2g)と1-フルオロ-2-メトキシ-4-ニトロベンゼン(3.0g)と炭酸カリウム(9.7g)のジメチルスルホキシド(50mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(3.6g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.84(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.69(d,J=2.4Hz,1H),6.88(d,J=8.8Hz,1H),3.94(s,3H),3.73-3.79(m,2H),2.57-2.77(m,6H),2.39-2.56(m,5H),2.30(s,3H),1.89-1.97(m,2H),1.69-1.79(m,2H)。
ステップB:3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000222
反応フラスコに1-(1-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(1.0g)、10%Pd/C(300mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(900mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.85(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),7.69(d,J=2.4Hz,1H),6.88(d,J=8.8Hz,1H),3.94(s,3H),3.72-3.79(m,2H),2.59-2.78(m,6H),2.39-2.54(m,5H),2.30(s,3H),1.89-1.98(m,2H),1.68-1.81(m,2H),1.59(brs,2H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000223
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(31mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.59(s,1H),7.68(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=1.6Hz,1H),7.11-7.14(m,2H),6.78-6.85(m,3H),3.60(s,3H),3.44-3.52(m,2H),3.27(s,6H),2.87-3.17(m,8H),2.49-2.64(m,6H),1.97-2.12(m,3H),1.79-1.94(m,2H),0.80-0.88(m,2H),0.73-0.79(m,2H)。
(実施例47)
((6-(5-フルオロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000224
ステップA:1-(1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000225
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(1.5g)と1,2-ジフルオロ-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.5g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.94-7.98(m,1H),7.89(dd,J=13.2Hz,2.8Hz,1H),6.90(t,J=8.8Hz,1H),3.73-3.82(m,2H),2.85-2.94(m,2H),2.31-2.72(m,9H),2.30(s,3H),1.93-2.01(m,2H),1.65-1.76(m,2H)。
ステップB:3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000226
反応フラスコに1-(1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(300mg)、10%Pd/C(100mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(270mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.80(t,J=9.2Hz,1H),6.37-6.44(m,2H),3.52(s,2H),3.29-3.37(m,2H),2.32-2.72(m,11H),2.30(s,3H),1.84-1.94(m,2H),1.69-1.82(m,2H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000227
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(23mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.59(s,1H),7.81(dd,J=15.2Hz,2.4Hz,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.25(d,J=8.0Hz,1H),7.20(s,1H),6.98(dd,J=8.4Hz,2.0Hz,1H),6.86(t,J=9.2Hz,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.39-3.46(m,2H),3.32(s,6H),2.61-2.89(m,10H),2.45-2.58(m,1H),2.45(s,3H),2.24-2.33(m,1H),1.92-2.02(m,2H),1.72-1.85(m,2H),0.84-0.91(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
(実施例48)
((6-(2-((3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000228
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(30mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.75-7.83(m,2H),7.24-7.26(m,2H),6.98(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),6.82-6.87(m,2H),6.07(s,1H),3.38-3.45(m,2 H),3.32(s,6H),2.58-2.86(m,10H),2.40-2.56(m,2H),2.40(s,3H),1.91-1.98(m,2H),1.71-1.84(m,2H),0.87-0.94(m,2H),0.64-0.69(m,2H)。
(実施例49)
((6-(5-フルオロ-2-((3-トリフルオロメチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000229
ステップA:1-(1-(2-トリフルオロメチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000230
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(1.2g)と1-フルオロ-2-トリフルオロメチル-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(2.7g)のジメチルスルホキシド(20mL)懸濁液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.3g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(d,J=2.4Hz,1H),8.29(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),7.23(d,J=9.2Hz,1H),3.41-3.49(m,2H),2.89(t,J=12.4Hz,2H),2.33-2.74(m,9H),2.30(s,3H),1.92-2.01(m,2H),1.67-1.79(m,2H)。
ステップB:3-トリフルオロメチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000231
反応フラスコに1-(1-(2-トリフルオロメチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(200mg)、10%Pd/C(60mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(150mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.15(d,J=8.4Hz,1H),6.89(d,J=2.8Hz,1H),6.77(dd,J=8.4Hz,2.8Hz,1H),3.72(s,2H),2.96-3.03(m,2H),2.52-2.84(m,10H),2.36-2.46(m,1H),2.30(s,3H),1.85-1.94(m,2H),1.63-1.76(m,2H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((3-トリフルオロメチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000232
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-トリフルオロメチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(35mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(35mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),8.13(d,J=2.0Hz,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.48(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.28(s,1H),7.20-7.24(m,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.30(s,6H),3.02-3.09(m,2H),2.67-2.97(m,10H),2.48-2.59(m,1H),2.47(s,3H),2.23-2.32(m,1H),1.92-2.02(m,2H),1.67-1.80(m,2H),0.83-0.89(m,2H),0.71-0.76(m,2H)。
(実施例50)
((6-(2-((3-トリフルオロメチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000233
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、3-トリフルオロメチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(35mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),8.13(d,J=2.4Hz,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.69(s,1H),7.51(dd,J=8.4Hz,2.4Hz,1H),7.19-7.22(m,2H),6.83(d,J=8.4Hz,1H),6.09(s,1H),3.30(s,6H),3.01-3.07(m,2H),2.75-2.98(m,8H),2.70(t,J=10.8Hz,2H),2.49-2.62(m,1H),2.49(s,3H),2.35-2.43(m,1H),1.91-1.99(m,2H),1.65-1.78(m,2H),0.86-0.93(m,2H),0.64-0.69(m,2H)。
(実施例51)
((6-(5-フルオロ-2-((3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000234
ステップA:1-(1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000235
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(1.6g)と1-フルオロ-2-メチル-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.6g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去して、生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップB:3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000236
反応フラスコに1-(1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(200mg)、10%Pd/C(60mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(80mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.84(d,J=8.4Hz,1H),6.55(d,J=2.8Hz,1H),6.49(dd,J=8.0Hz,2.8Hz,1H),3.38-3.52(brs,2H),3.03-3.09(m,2H),2.54-2.87(m,10H),2.34-2.48(m,1H),2.38(s,3H),2.21(s,3H),1.91-1.99(m,2H),1.64-1.77(m,2H)。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000237
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(29mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=2.4Hz,1H),7.24-7.29(m,2H),7.08-7.15(brs,1H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.30(s,6H),3.09-3.17(m,2 H),2.67-2.99(m,9H),2.63(t,J=11.2Hz,2H),2.47(s,3H),2.22-2.29(m,4H),1.92-2.03(m,2H),1.66-1.81(m,2H),0.83-0.89(m,2H),0.72-0.77(m,2H)。
(実施例52)
((6-(2-((3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000238
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(29mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.51(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=2.4Hz,1H),7.26-7.29(m,1H),7.24(d,J=8.0Hz,1H),7.10(s,1H),6.89(d,J=8.4Hz,1H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.06(s,1H),3.30(s,6H),2.90-3.16(m,10H),2.54-2.66(m,6H),2.34-2.42(m,1H),2.23(s,3H),1.98-2.08(m,2H),1.70-1.84(m,2H),0.87-0.93(m,2H),0.64-0.69(m,2H)。
(実施例53)
((6-(5-フルオロ-2-((3-クロロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000239
ステップA:1-(1-(2-クロロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000240
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(1.4g)と2-クロロ-1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.1g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.6g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.23(d,J=2.4Hz,1H),8.07(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.02(d,J=8.8Hz,1H),3.61-3.69(m,2H),2.75-2.84(m,2H),2.58-2.74(m,4H),2.36-2.57(m,5H),2.30(s,3H),1.94-2.02(m,2H),1.70-1.82(m,2H)。
ステップB:3-クロロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000241
反応フラスコに1-(1-(2-クロロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(340mg)、亜鉛粉末(325mg)、氷酢酸(2mL)、エタノール(10mL)をこの順に加えて、室温下で1時間攪拌した。1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpHを12に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去して、生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップC:((6-(5-フルオロ-2-((3-クロロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000242
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、3-クロロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(31mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.58(s,1H),8.10(d,J=2.4Hz,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.28(d,J=8.0Hz,1H),7.14(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),6.93(d,J=8.8Hz,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.34-3.41(m,2H),3.32(s,6H),2.65-2.96(m,9H),2.62(t,J=11.2Hz,2H),2.46(s,3H),2.25-2.34(m,1H),1.92-2.04(m,2H),1.72-1.87(m,2H),0.83-0.91(m,2H),0.71-0.77(m,2H)。
(実施例54)
((6-(2-((3-クロロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000243
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、3-クロロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(31mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)溶液に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),8.10(d,J=2.4Hz,1H),7.82(t,J=8.0Hz,1H),7.44(s,1H),7.27(d,J=7.6Hz,1H),7.16(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),6.92(d,J=8.8Hz,1H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.08(s,1H),3.35-3.41(m,2 H),3.32(s,6H),2.65-2.91(m,8H),2.61(t,J=10.8Hz,2H),2.44-2.56(m,1H),2.44(s,3H),2.37-2.45(m,1H),1.93-2.01(m,2H),1.72-1.86(m,2H),0.87-0.96(m,2H),0.64-0.69(m,2H)。
(実施例55)
2-(6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000244
ステップA:2-(6-((5-ヨード-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000245
窒素保護下で、2-(6-アミノピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(2.9g)と5-ヨード-2,4-ジクロロピリミジン(5.25g)とジイソプロピルエチルアミン(2.94g)とイソプロパノール(30mL)の混合物を加熱して還流させつつ一晩攪拌した。室温に冷却した後、濾過して析出した固体を収集し少量の酢酸エチルで溶出し、乾燥して生成物(2.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),8.27(d,J=8.0Hz,1H),7.91(s,1H),7.82(t,J=8.0Hz,1H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),4.51(s,1H),1.56(s,6H)。
ステップB:2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000246
実施例1のステップDの方法を参照し、原料は2-(6-((5-ヨード-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オール、シクロプロピルアセチレンであり、生成物(102mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.73(s,1H),8.00(t,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),6.29(s,1H),4.31(s,1H),2.05-2.14(m,1H),1.58(s,6H),0.94-0.97(m,2H),0.80-0.83(m,2H)。
ステップC:2-(6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000247
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),7.96(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.8Hz,2H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.16(s,1H),4.60(brs,1H),3.20-3.31(m,4H),2.79-2.91(m,4H),2.54(s,3H),2.15-2.17(m,1H),1.60(s,6H),0.86-0.91(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例56)
2-(6-(2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000248
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),7.04(brs,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.16(s,1H),4.60(brs,1H),3.62-3.65(m,2H),2.79-3.00(m,8H),2.65-2.71(m,3H),2.55(s,3H),2.16-2.18(m,1H),1.95-2.01(m,2H),1.70-1.80(m,2H),1.60(s,6H),0.86-0.90(m,2H),0.72-0.75(m,2H)。
(実施例57)
2-(6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000249
ステップA:2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000250
実施例1のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、選択的フッ素試薬であり、生成物(112mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.82(s,1H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.64(dd,J=8.0Hz,0.8Hz,1H),7.51(dd,J=8.0Hz,0.8Hz,1H),4.10-4.15(m,1H),2.05(s,1H),1.59(s,6H),0.84-0.91(m,4H)。
ステップB:2-(6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000251
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=9.2Hz,2H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),7.09(s,1H),6.88(d,J=8.8Hz,2H),4.180-4.25(brs,1H),3.33-3.40(m,4H),2.90-3.10(m,4H),2.65(s,3H),2.05-2.07(m,1H),1.60(s,6H),0.82-0.85(m,2H),0.75-0.77(m,2H)。
(実施例58)
2-(6-(2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000252
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),7.93(t,J=8.0Hz,1H),7.78(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),7.10(brs,1H),6.88(d,J=8.8Hz,2H),6.16(s,1H),4.60(brs,1H),3.63-3.66(m,2H),2.79-2.95(m,8H),2.65-2.71(m,2H),2.51(s,3H),2.06-2.10(m,1H),1.95-2.01(m,2H),1.72-1.76(m,2H),1.60(s,6H),0.82-0.84(m,2H),0.74-0.75(m,2H)。
(実施例59)
2-(6-(2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000253
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(3-フルオロ-4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.63(s,1H),8.00(t,J=8.0Hz,1H),7.78-7.85(m,2H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),6.96-6.99(m,1H),7.31(s,1H),6.83-6.88(m,1H),4.40(brs,1H),3.43-3.49(m,2H),2.79-3.20(m,8H),2.60-2.79(m,6H),1.75-2.05(m,5H),1.60(s,6H),0.83-0.88(m,2H),0.77-0.79(m,2H)。
(実施例60)
((6-(2-((4-((1S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000254
ステップA:4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン
Figure 2022528047000255
窒素保護下で、4-ブロモアニリン(5.00g)とビス(ピナコラト)ジボロン(14.80g)とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.30g)と酢酸カリウム(5.80g)の1,4-ジオキサン(100mL)懸濁液を100℃に加熱して一晩過ごした。室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(4.0g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.62(d,J=7.6Hz,2H),6.66(d,J=7.6Hz,2H),3.83(s,2H),1.32(s,12H)。
ステップB:(1S,5R)-3-(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000256
窒素保護下で、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(4.90g)のテトラヒドロフラン(50mL)懸濁液を-60℃に冷却し、液体混合物に(1R,5S)-3-オキソ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(5.00g)を加えて、2時間反応させた後、1,1,1-トリフルオロ-N-フェニル-N-((トリフルオロメチル)スルホニル)メタンスルホンアミド(4.90g)を加えて、引き続き5時間反応させた後、室温に上げて2時間攪拌した。水を加えて反応をクエンチした後、ジクロロメタンで抽出し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(2%MeOH/DCM)で精製して生成物(7.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.07-6.12(m,1H),4.31-4.61(m,2H),2.93-3.17(m,1H),2.18-2.32(m,1H),1.95-2.16(m,3H),1.66-1.81(m,1H),1.46(s,9H)。
ステップC:(1S,5R)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000257
窒素保護下で、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(4.00g)と(1S,5R)-3-(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル(5.40g)とPd(dppf)Cl(1.10g)と炭酸セシウム(9.80g)がジメチルスルホキシド(60mL)と水(15mL)に含まれた液体混合物を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、濾過し、濾液をジクロロメタンで抽出し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)で精製して生成物(3.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.18(d,J=8.8Hz,2H),6.63(d,J=8.8Hz,2H),6.23-6.33(m,1H),4.32-4.58(m,2H),3.70(s,2H),2.91-3.19(m,1H),2.11-2.26(m,2H),1.88-2.02(m,2H),1.60-1.74(m,1H),1.44(s,9H)。
ステップD:(1S,5R)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000258
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(73mg)、(1S,5R)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル(30mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(5%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=8.4Hz,2H),7.21-7.32(m,4H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.31-6.41(m,1H),6.08(s,1H),4.36-4.58(m,2H),3.31(s,6H),2.92-3.21(m,1H),2.32-2.42(m,1H),2.13-2.28(m,2H),1.90-2.03(m,2H),1.62-1.77(m,1H),1.45(s,9H),0.86-0.97(m,2H),0.65-0.72(m,2H)。
ステップE:((6-(2-((4-((1S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000259
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に(1S,5R)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル(40mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.71(s,1H),8.24(t,J=7.6Hz,1H),7.42-7.55(m,6H),6.55(s,1H),6.44(d,J=5.6Hz,1H),4.31-4.42(m,2H),3.59(s,6H),3.14-3.23(m,2H),2.68(d,J=18.0Hz,1H),2.17-2.45(m,3H),1.93-2.08(m,2H),1.01-1.07(m,2H),0.87-0.93(m,2H)。
(実施例61)
((6-(2-((4-((1S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000260
ステップA:(1S,5R)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000261
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、(1S,5R)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル(30mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(5%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=8.4Hz,2H),7.25-7.27(m,3H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.31-6.43(m,1H),4.36-4.61(m,2H),3.31(s,6H),2.91-3.21(m,1H),2.11-2.31(m,3H),1.89-2.06(m,2H),1.62-1.76(m,1H),1.45(s,9H),0.83-0.92(m,2H),0.72-0.79(m,2H)。
ステップB:((6-(2-((4-((1S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000262
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に(1S,5R)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル(40mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 9.68(s,1H),8.86(s,1H),8.15(t,J=8.0Hz,1H),7.47-7.55(m,4H),7.34-7.41(m,2H),6.44(d,J=4.0Hz,1H),4.31-4.43(m,2H),3.55(s,6H),3.13-3.23(m,2H),2.68(d,J=17.6Hz,1H),2.17-2.45(m,3H),1.93-2.07(m,2H),0.95-1.03(m,2H),0.85-0.93(m,2H)。
(実施例62)
((6-(2-((4-((1R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000263
ステップA:(1R,5S)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000264
反応フラスコに(1S,5R)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-8-ギ酸tert-ブチル(300mg)、10%Pd/C(50mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で2時間攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(280mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.96-7.02(m,2H),6.63(d,J=8.4Hz,2H),4.16-4.37(m,2H),3.57(s,2H),2.91-3.02(m,0.5H),2.48-2.58(m,0.5H),1.96-2.06(m,2H),1.71-1.81(m,2H),1.62-1.69(m,2H),1.54-1.62(m,2H),1.50(s,9H)。
ステップB:tert-ブチル(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000265
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、(1R,5S)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(21mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(5%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.72-7.77(m,1H),7.52-7.56(m,2H),7.36(s,1H),7.21-7.23(m,1H),7.05-7.12(m,2H),6.81-6.85(m,1H),6.07(s,1H),4.18-4.39(m,2H),3.30(s,6H),2.97-3.08(m,0.5H),2.56-2.66(m,0.5H),2.32-2.53(m,2H),1.58-2.06(m,7H),1.51(s,9H),0.86-0.94(m,2H),0.65-0.71(m,2H)。
ステップC:((6-(2-((4-((1R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000266
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(35mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.44(s,1H),7.71-7.76(m,1H),7.48-7.54(m,2H),7.18(d,J=8.8Hz,1H),7.08-7.11(m,1H),7.04(d,J=8.8Hz,1H),6.72-6.75(m,1H),6.07-6.09(m,1H),3.92-4.03(m,2H),3.24(s,6H),3.20-3.23(m,1H),2.95-3.06(m,1H),2.29-2.37(m,1H),2.17-2.25(m,2H),2.03-2.09(m,2H),1.72-1.97(m,4H),0.72-0.81(m,2H),0.56-0.61(m,2H)。
(実施例63)
((6-(2-((4-((1R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000267
ステップA:(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000268
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(53mg)、(1R,5S)-3-(4-アミノフェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(21mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(5%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.59(s,1H),7.71-7.76(m,1H),7.52-7.56(m,2H),7.22-7.25(m,1H),7.17(s,1H),7.07-7.13(m,2H),6.79-6.83(m,1H),4.19-4.39(m,2H),3.30(s,6H),2.97-3.09(m,0.5H),2.56-2.67(m,0.5H),2.34-2.54(m,1H),2.20-2.29(m,1H),1.88-2.08(m,3H),1.58-1.72(m,4H),1.51(s,9H),0.83-0.91(m,2H),0.74-0.78(m,2H)。
ステップB:((6-(2-((4-((1R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000269
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(30mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.59(s,1H),7.78-7.83(m,1H),7.60-7.65(m,2H),7.29(d,J=8.4Hz,1H),7.21-7.23(m,1H),7.15(d,J=8.8Hz,1H),6.79-6.82(m,1H),4.01-4.13(m,2H),3.33(s,6H),3.06-3.18(m,1H),2.39-2.49(m,1H),2.27-2.36(m,1H),2.11-2.25(m,3H),1.81-2.08(m,5H),0.79-0.85(m,2H),0.67-0.74(m,2H)。
(実施例64)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-((1S,5R)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000270
((6-(2-((4-((1S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(30mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.1mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(64mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(6mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.62(d,J=8.8Hz,2H),7.50(s,1H),7.28(d,J=8.8Hz,2H),7.23(d,J=7.6Hz,1H),6.85(d,J=7.6Hz,1H),6.17(d,J=5.6Hz,1H),6.09(s,1H),3.71-3.81(m,2H),3.31(s,6H),2.92-2.99(m,1H),2.61(s,3H),2.26-2.45(m,4H),2.01-2.06(m,1H),1.71-1.79(m,1H),0.89-0.95(m,2H),0.65-0.71(m,2H)。
(実施例65)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-((1S,5R)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000271
((6-(2-((4-((1S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-2-エン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(25mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.1mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(49mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.62(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.63(d,J=8.8Hz,2H),7.29(d,J=8.8Hz,2H),7.27(s,1H),7.22(d,J=7.6Hz,1H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.18(d,J=6.0Hz,1H),3.81-3.91(m,2H),3.32(s,6H),2.98-3.07(m,1H),2.71(s,3H),2.47-2.58(m,2H),2.40(d,J=18.4Hz,1H),2.20-2.28(m,1H),2.09-2.15(m,1H),1.80-1.84(m,1H),0.85-0.90(m,2H),0.74-0.78(m,2H)。
(実施例66)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-((1R,5S)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000272
((6-(2-((4-((1R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(25mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.1mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(50mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),7.75-7.79(m,1H),7.67-7.81(brs,1H),7.62(d,J=8.4Hz,1H),7.57(d,J=8.4Hz,1H),7.25-7.28(m,2H),7.16-7.23(m,1H),6.84-6.87(m,1H),6.08(s,1H),3.87-3.92(m,1H),3.78-3.82(m,1H),3.32(s,3H),3.30(s,3H),2.87-3.11(m,2H),2.75-2.82(m,3H),2.48(d,J=14.8Hz,1H),2.26-2.41(m,2H),2.09-2.14(m,1H),1.97-2.05(m,1H),1.82-1.87(m,3H),0.88-0.94(m,2H),0.66-0.72(m,2H)。
(実施例67)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-((1R,5S)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000273
((6-(2-((4-((1R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクト-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(19mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.64(s,1H),7.74-7.79(m,1H),7.62(d,J=8.8Hz,1H),7.58(d,J=8.8Hz,1H),7.25-7.33(m,3H),7.17-7.23(m,1H),6.82-6.84(m,1H),3.87-3.92(m,1H),3.78-3.84(m,1H),3.31(s,3H),3.30(s,3H),2.86-3.17(m,2H),2.83(s,1.5H),2.76(s,1.5H),2.46(d,J=15.2Hz,1H),2.28-2.38(m,1H),2.17-2.28(m,1H),2.09-2.16(m,1H),1.96-2.07(m,1H),1.76-1.92(m,3H),0.83-0.91(m,2H),0.74-0.78(m,2H)。
(実施例68)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000274
ステップA:4-(4-アミノフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000275
4-ブロモアニリン(1.7g)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル(3.7g)、リン酸カリウム(4.3g)、Pd(dppf)Cl(720mg)をエチレングリコールジメチルエーテル(50mL)と水(10mL)の混合溶媒に混合し、窒素保護下で、85℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.19(d,J=8.8Hz,2H),6.65(d,J=8.8Hz,2H),5.86-5.94(m,1H),4.02-4.06(m,2H),3.68(s,2H),3.61(t,J=5.6Hz,2H),2.44-2.51(m,2H),1.49(s,9H)。
ステップB:4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000276
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(4-アミノフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル(19mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=8.4Hz,2H),7.30(s,1H),7.27(d,J=8.4Hz,2H),7.22(d,J=7.6Hz,1H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.08(s,1H),5.93-6.01(m,1H),4.04-4.09(m,2H),3.63(t,J=6.0Hz,2H),3.30(s,6H),2.47-2.54(m,2H),2.32-2.40(m,1H),1.49(s,9H),0.88-0.94(m,2H)。
ステップC:((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000277
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル(20mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.52(s,1H),7.83(t,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),7.32(d,J=8.4Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),6.83(d,J=8.4Hz,1H),6.18(s,1H),6.04-6.08(m,1H),3.80-3.84(m,2H),3.44(t,J=6.0Hz,2H),3.35(s,6H),3.19-3.25(brs,1H),2.75-2.81(m,2H),2.26-2.35(m,1H),0.84-0.89(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例69)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000278
ステップA:4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000279
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(53mg)、4-(4-アミノフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル(19mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(18mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=8.8Hz,2H),7.28(d,J=8.4Hz,2H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),7.22(s,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),5.93-6.03(m,1H),4.04-4.11(m,2H),3.63(t,J=5.6Hz,2H),3.30(s,6H),2.47-2.55(m,2H),2.21-2.28(m,1H),1.49(s,9H),0.84-0.89(m,2H),0.74-0.78(m,2H)。
ステップB:((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000280
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル(18mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.52(s,1H),7.83(t,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,2H),7.32(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),6.83(d,J=8.4Hz,1H),6.04-6.07(m,1H),3.81-3.84(m,2H),3.44(t,J=6.0Hz,2H),3.35(s,6H),3.19-3.25(brs,1H),2.75-2.80(m,2H),2.27-2.35(m,1H),0.84-0.89(m,2H),0.66-0.71(m,2H)。
(実施例70)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000281
ステップA:4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000282
反応フラスコに4-(4-アミノフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-ギ酸tert-ブチル(300mg)、10%Pd/C(50mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で2時間攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(270mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.99(d,J=8.4Hz,2H),6.64(d,J=8.4Hz,2H),4.13-4.29(m,2H),3.58(s,2H),2.77(t,J=13.2Hz,2H),2.48-2.57(m,1H),1.78(d,J=12.4Hz,2H),1.49-1.62(m,2H),1.48(s,9H)。
ステップB:4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000283
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル(20mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.24-7.31(brs,1H),7.22(d,J=7.6Hz,1H),7.08(d,J=8.4Hz,2H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.07(s,1H),4.16-4.31(m,2H),3.30(s,6H),2.73-2.84(m,2H),2.55-2.63(m,1H),2.33-2.41(m,1H),1.79(d,J=12.4Hz,2H),1.54-1.64(m,2H),1.49(s,9H),0.88-0.94(m,2H),0.65-0.70(m,2H)。
ステップC:((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000284
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル(15mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.50(s,1H),7.82(t,J=8.0Hz,1H),7.60(d,J=8.8Hz,2H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.18(s,1H),3.45-3.51(m,2H),3.34(s,6H),3.19-3.25(brs,1H),3.11(td,J=12.8Hz,3.2Hz,2H),2.78-2.87(m,1H),2.26-2.33(m,1H),2.04(d,J=14.8Hz,2H),1.81-1.93(m,2H),0.84-0.88(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例71)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000285
ステップA:4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000286
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(53mg)、4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル(20mg)、Pd(dba)(13mg)、Dave-phos(17mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(20mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.59(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.4Hz,2H),7.35(s,1H),7.23(d,J=7.6Hz,1H),7.10(d,J=8.4Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),4.18-4.31(m,2H),3.30(s,6H),2.73-2.85(m,2H),2.55-2.64(m,1H),2.19-2.28(m,1H),1.78-1.84(m,2H),1.55-1.65(m,2H),1.49(s,9H),0.84-0.88(m,2H),0.72-0.78(m,2H)。
ステップB:((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000287
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-ブチルtert-ブチルエステルピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-ピペリジン-1-ギ酸tert-ブチル(10mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(7mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.57(s,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.62(d,J=8.4Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),7.11(d,J=8.8Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.45-3.51(m,2H),3.34(s,6H),3.19-3.25(brs,1H),3.11(td,J=13.2Hz,2.8Hz,2H),2.78-2.87(m,1H),2.17-2.25(m,1H),1.99-2.07(m,2H),1.81-1.93(m,2H),0.80-0.84(m,2H),0.69-0.73(m,2H)。
(実施例72)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000288
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.77(t,J=8.0Hz,1H),7.62(d,J=8.8Hz,2H),7.27(d,J=8.8Hz,2H),7.23(s,1H),7.21(d,J=7.6Hz,1H),6.09(s,1H),5.90-5.94(m,1H),3.62-3.89(m,2H),3.31(s,6H),3.26-3.39(m,2H),2.88(s,3H),2.81-3.02(m,2H),2.32-2.39(m,1H),0.89-0.94(m,2H),0.67-0.71(m,2H)。
(実施例73)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000289
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(8mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=8.8Hz,2H),7.28(d,J=8.8Hz,2H),7.23(s,1H),7.22(d,J=8.0Hz,1H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),5.95-5.99(m,1H),3.38-3.41(m,2H),3.30(s,6H),2.94(t,J=6.0Hz,2H),2.69-2.75(m,2H),2.60(s,3H),2.19-2.27(m,1H),0.83-0.91(m,2H),0.73-0.78(m,2H)。
(実施例74)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000290
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(8mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.21(d,J=7.6Hz,1H),7.11-7.14(m,3H),6.84(d,J=8.0Hz,1H),6.07(s,1H),3.36-3.43(m,2H),3.31(s,6H),2.66(s,3H),2.54-2.65(m,3H),2.33-2.40(m,1H),2.19-2.32(m,2H),1.95(d,J=13.6Hz,2H),0.88-0.93(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例75)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(1-メチルピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000291
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(7mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.50(s,1H),7.23(d,J=7.6Hz,1H),7.12(d,J=8.4Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),3.30(s,6H),3.12-3.19(m,2H),2.45-2.52(m,1H),2.42(s,3H),2.19-2.29(m,3H),1.81-1.96(m,4H),0.83-0.89(m,2H),0.71-0.77(m,2H)。
(実施例76)
2-(6-(2-((3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000292
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(19mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),8.01(t,J=8.0Hz,1H),7.79-7.84(m,2H),7.44(d,J=8.0Hz,1H),7.05(d,J=8.0Hz,1H),6.86-6.91(m,1H),6.19(s,1H),4.45-4.55(brs,1H),3.19-3.30(m,4H),2.80-3.01(m,4H),2.59(s,3H),2.18-2.20(m,1H),1.60(s,6H),0.88-0.93(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
(実施例77)
2-(6-(2-((3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000293
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、3-フルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリンであり、生成物(17mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),8.01(t,J=8.0Hz,1H),7.87(dd,J=15.2Hz,2.4Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),7.07(s,1H),6.97(d,J=8.8Hz,1H),6.86(t,J=8.8Hz,1H),6.18(s,1H),4.55-4.65(brs,1H),3.43-3.46(m,2H),2.80-3.31(m,8H),2.5-2.8(m,6H),2.18-2.25(m,1H),1.70-2.15 (m,4H),1.60(s,6H),0.89-0.92(m,2H),0.74-0.77(m,2H)。
(実施例78)
2-(6-(2-((3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000294
実施例1のステップFの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(21mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.64(s,1H),8.02(t,J=8.0Hz,1H),7.76-7.78(m,2H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.31(s,1H),7.10(d,J=8.0Hz,1H),6.87-6.92(m,1H),4.30-4.50(brs,1H),3.00-3.60(m,8H),2.82(s,3H),2.01-2.10(m,1H),1.60(s,6H),0.85-0.95(m,2H),0.73-0.80(m,2H)。
(実施例79)
((6-(2-((4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000295
ステップA:((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000296
常温下で、((6-((5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(2.26g)、ヨウ化銅(I)(120mg)、Pd(dppf)Cl(420mg)をDMF:TEA(20mL:20mL)の入った封管用試験管に加え、窒窒素でバブリングして、シクロプロピルアセチレン(600mg)を加え、35℃で一晩攪拌し、室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=30:1)で精製して生成物(510mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.69(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.06(d,J=7.6Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.18(s,1H),3.43(s,6H),2.12-2.18(m,1H),0.99-1.05(m,2H),0.78-0.83(m,2H)。
ステップB:3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000297
p-フルオロニトロベンゼン(141mg)、(1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(212mg)、炭酸カリウム(553mg)をジメチルスルホキシド(10mL)に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%DCM)で精製して生成物(215mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.12(d,J=9.2Hz,2H),6.77(d,J=9.2Hz,2H),4.32-4.52(m,2H),3.56(dd,J=12.0Hz,2.0Hz,2H),3.12-3.26(m,2H),1.98-2.06(m,2H),1.75-1.81(m,2H),1.48(s,9H)。
ステップC:(1R,5S)-3-(4-アミノフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000298
3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(215mg)、Pd/C(30mg)をメタノール(10mL)に混合し、水素で充分に置換して、室温下で3時間攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(120mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.65-6.73(m,4H),4.21-4.41(m,2H),3.23(d,J=10.8Hz,2H),2.41-3.01(m,4H),1.83-1.96(m,4H),1.47(s,9H)。
ステップD:(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000299
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、(1R,5S)-3-(4-アミノフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(30mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(28mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=9.2Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),6.98(s,1H),6.82(d,J=7.6Hz,1H),6.74(d,J=9.2Hz,2H),6.05(s,1H),4.21-4.47(m,2H),3.24-3.37(m,8H),2.84-3.03(m,2H),2.31-2.39(m,1H),1.82-1.97(m,4H),1.47(s,9H),0.87-0.93(m,2H),0.64-0.69(m,2H)。
ステップE:((6-(2-((4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000300
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(28mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(12mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.46(s,1H),7.81(t,J=8.0Hz,1H),7.45-7.56(m,2H),7.17(d,J=7.6Hz,1H),6.78-6.89(m,3H),6.16(s,1H),4.12-4.18(m,2H),3.49-3.62(m,2H),3.34(s,6H),3.20-3.25(brs,1H),2.98-3.18(m,2H),2.21-2.32(m,1H),2.06-2.18(m,4H),0.83-0.88(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例80)
((6-(2-((4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000301
ステップA:((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000302
常温下で、((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(1.4g)をアセトニトリル(50mL)に加え、氷水浴および窒素雰囲気下で、選択的フッ素試薬(1.24g)を加えて、1時間攪拌し、水を加えて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:EA=1:1)で精製して生成物(600mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.78(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.05(d,J=7.6Hz,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),3.40(s,6H),2.05-2.11(m,1H),0.88-0.99(m,4H)。
ステップB:(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000303
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、(1R,5S)-3-(4-アミノフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(30mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,2H),7.22(d,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.76(d,J=8.8Hz,2H),4.24-4.44(m,2H),3.31-3.36(m,2H),3.30(s,6H),2.86-3.02(m,2H),2.19-2.27(m,1H),1.82-1.98(m,4H),1.47(s,9H),0.82-0.88(m,2H),0.73-0.76(m,2H)。
ステップB:((6-(2-((4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000304
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に(1R,5S)-3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(30mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(17mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD)δ 8.54(s,1H),7.79(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=9.2Hz,2H),7.20(d,J=7.6Hz,1H),6.84(d,J=9.2Hz,2H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),4.13-4.18(m,2H),3.55-3.61(m,2H),3.34(s,6H),3.19-3.25(brs,1H),3.07(d,J=12.4Hz,2H),2.07-2.24(m,5H),0.78-0.82(m,2H),0.68-0.72(m,2H)。
(実施例81)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-((1R,5S)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000305
((6-(2-((4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(50mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.49(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.22-7.27(brs,1H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.77(d,J=8.8Hz,2H),6.07(s,1H),3.71-3.92(m,4H),3.33-3.39(m,2H),3.31(s,6H),2.83(s,3H),2.18-2.36(m,5H),0.88-0.93(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例82)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-((1R,5S)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000306
((6-(2-((4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(15mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(50mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.21(s,1H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),6.77-6.82(m,3H),3.71-3.87(m,4H),3.34-3.41(m,2H),3.30(s,6H),2.81(s,3H),2.16-2.29(m,5H),0.83-0.89(m,2H),0.72-0.77(m,2H)。
(実施例83)
((6-(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000307
ステップA:7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000308
p-フルオロニトロベンゼン(141mg)、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル(226mg)、炭酸カリウム(553mg)をジメチルスルホキシド(10mL)に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%DCM)で精製して生成物(250mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=9.6Hz,2H),6.83(d,J=9.6Hz,2H),3.71(s,4H),3.38-3.41(m,4H),1.85-1.88(m,4H),1.45(s,9H)。
ステップB:7-(4-アミノフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000309
7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル(250mg)、Pd/C(25mg)をメタノール(10mL)に混合し、水素で充分に置換して、室温下で3時間攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(205mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.83(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.66(s,4H),3.27-3.74(brs,2H),2.92-2.99(m,4H),1.86-1.94(m,4H),1.45(s,9H)。
ステップC:7-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000310
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、7-(4-アミノフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル(32mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.47-7.51(m,3H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),6.80-6.86(m,3H),6.04(s,1H),3.67(s,4H),3.27(s,6H),3.01-3.03(m,4H),2.28-2.37(m,1H),1.87-1.90(m,4H),1.46(s,9H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
ステップD:((6-(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000311
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に7-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル(30mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.05(s,1H),8.56(s,1H),7.83(t,J=8.0Hz,1H),7.58(d,J=8.8Hz,2H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.74(d,J=8.0Hz,1H),6.19(s,1H),3.71-3.75(m,4H),3.36(s,6H),2.95-2.99(m,5H),2.18-2.26(m,1H),1.83-1.89(m,4H),0.79-0.85(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例84)
((6-(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000312
ステップA:7-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000313
((6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(76mg)、7-(4-アミノフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル(32mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(29mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=9.2Hz,2H),7.21(d,J=7.6Hz,1H),6.85-6.89(m,3H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),3.68(s,4H),3.29(s,6H),3.02-3.05(m,4H),2.19-2.26(m,1H),1.86-1.92(m,4H),1.45(s,9H),0.83-0.88(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
ステップB:((6-(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000314
塩化アセチル(2mL)をゆっくりとメタノール(4mL)に滴加し、液体混合物に7-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-ギ酸tert-ブチル(29mg)を加えて、室温下で1時間攪拌した。溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.28(s,1H),8.68(s,1H),7.83(t,J=7.6Hz,1H),7.57(d,J=8.8Hz,2H),7.17(d,J=7.6Hz,1H),6.82(d,J=8.8Hz,2H),6.72(d,J=8.0Hz,1H),3.73(s,4H),3.34(s,6H),2.97-3.02(m,5H),2.12-2.19(m,1H),1.82-1.89(m,4H),0.76-0.81(m,2H),0.64-0.68(m,2H)。
(実施例85)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(2-メチル-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノン-7-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000315
((6-(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(6mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.49(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.14(s,1H),6.82-6.84(m,3H),6.07(s,1H),4.03-4.39(m,4H),3.31(s,6H),2.98-3.05(m,4H),2.89(s,3H),2.31-2.38(m,1H),1.89-2.28(m,4H),0.88-0.93(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例86)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(2-メチル-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノン-7-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000316
((6-(2-((4-(2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(10mg)、40%のホルムアルデヒド水溶液(0.05mL)、氷酢酸(0.1mL)をジクロロメタン(5mL)に混合して、室温下で20分間攪拌し、次にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg)を加えて、引き続き3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpHを7.0に調整して、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(7mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),7.07(s,1H),6.80-6.88(m,3H),4.25-4.36(m,2H),3.45-3.53(m,2H),3.30(s,6H),2.97-3.09(m,4H),2.90(s,3H),2.18-2.34(m,3H),1.91-1.99(m,2H),0.84-0.89(m,2H),0.72-0.77(m,2H)。
(実施例87)
((6-(6-シクロプロピル-2-((3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000317
ステップA:1-(1-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000318
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(8.4g)と1-フルオロ-2-メトキシ-4-ニトロベンゼン(6.0g)と炭酸カリウム(19.4g)のジメチルスルホキシド(80mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%MeOH/DCM)で精製して生成物(6g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.84(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.69(d,J=2.4Hz,1H),6.88(d,J=8.8Hz,1H),3.94(s,3H),3.73-3.79(m,2H),2.57-2.77(m,6H),2.39-2.56(m,5H),2.30(s,3H),1.89-1.97(m,2H),1.69-1.79(m,2H)。
ステップB:3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000319
反応フラスコに1-(1-(2-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(4.0g)、10%Pd/C(300mg)、メタノール(20mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(2.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.85(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),7.69(d,J=2.4Hz,1H),6.88(d,J=8.8Hz,1H),3.94(s,3H),3.72-3.79(m,2H),2.59-2.78(m,6H),2.39-2.54(m,5H),2.30(s,3H),1.89-1.98(m,2H),1.68-1.81(m,2H),1.59(brs,2H)。
ステップC:((6-(6-シクロプロピル-2-((3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000320
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、3-メトキシ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(31mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(35mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.69(t,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=7.6Hz,1H),7.12(d,J=7.6Hz,1H),7.01(s,1H),6.79-6.82(m,3H),6.06(s,1H),3.58(s,3H),3.43-3.50(m,2H),3.26(s,6H),2.62-2.96(m,9H),2.54(t,J=11.6Hz,2H),2.45(s,3H),2.12-2.19(m,1H),1.91-2.02(m,2H),1.78-1.89(m,2H),0.86-0.91(m,2H),0.67-0.71(m,2H)。
(実施例88)
2-(6-(6-シクロプロピル-2-((3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000321
ステップA:2-(6-((5-ヨード-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000322
窒素保護下で、2-(6-アミノピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(29g)と5-ヨード-2,4-ジクロロピリミジン(52.5g)とジイソプロピルエチルアミン(29.4g)とイソプロパノール(200mL)の混合物を加熱して還流させつつ一晩攪拌した。室温に冷却した後、濾過して析出した固体を収集し少量の酢酸エチルで溶出し、乾燥して生成物(22.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),8.27(d,J=8.0Hz,1H),7.91(s,1H),7.82(t,J=8.0Hz,1H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),4.51(s,1H),1.56(s,6H)。
ステップB:2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000323
実施例79のステップAの方法を参照し、原料は2-(6-((5-ヨード-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2イル)プロパン-2-オール、シクロプロピルアセチレンであり、生成物(10.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.73(s,1H),8.00(t,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),6.29(s,1H),4.31(s,1H),2.05-2.14(m,1H),1.58(s,6H),0.94-0.97(m,2H),0.80-0.83(m,2H)。
ステップC:1-メチル-4-(2-メチル4-ニトロフェニル)ピペラジン
Figure 2022528047000324
窒素保護下で、1-メチルピペラジン(1.50g)、3-メチル-4-フルオロニトロベンゼン(1.55g)および炭酸カリウム(5.50g)を含有する無水DMSO(30mL)懸濁液を120℃に加熱して一晩過ごした。室温に冷却した後、反応液を水(100mL)に加えた。析出した固体を濾過して水で溶出し、乾燥して生成物(1.8g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.02(d,J=8.4Hz,1H),8.01(s,1H),7.12(d,J=8.4Hz,1H),3.00-3.02(m,4H),2.49-2.51(m,4H),2.33(s,3H),2.24(s,3H)。
ステップD:3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン

Figure 2022528047000325

1-メチル-4-(2-メチル4-ニトロフェニル)ピペラジン(400mg)、Pd/C(10mg)をメタノール(10mL)に混合し、水素で充分に置換して、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(280mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.88(s,1H),6.56(d,J=2.8Hz,1H),6.52(d,J=2.8Hz,1H),3.39-3.55(brs,2H),2.85-2.87(m,4H),2.49-2.59(m,4H),2.35(s,3H),2.23(s,3H)。
ステップE:2-(6-(6-シクロプロピル-2-((3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000326
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(33mg)、3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(15mg)、Pd(dba)(9.2mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(14mg)をトルエン(4mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.99(t,J=8.0Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.49(dd,J=8.0Hz,2.4Hz,1H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),7.42(d,J=2.4Hz,1H),7.15-7.23(brs,1H),7.00(d,J=8.0Hz,1H),6.17(s,1H),4.40-4.60(brs,1H),3.30-3.65(m,4H),2.90-3.20(m,4H),2.86(s,3H),2.24(s,3H),2.16-2.18(m,1H),1.61(s,6H),0.87-0.91(m,2H),0.73-0.76(m,2H)。
(実施例89)
2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000327
ステップA:2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000328
実施例80のステップAの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、選択的フッ素試薬であり、生成物(112mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.82(s,1H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.64(dd,J=8.0Hz,0.8Hz,1H),7.51(dd,J=8.0Hz,0.8Hz,1H),4.10-4.15(m,1H),2.05(s,1H),1.59(s,6H),0.84-0.91(m,4H)。
ステップB:2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000329
2-(6-(2-クロロ-5-フルオロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(35mg)、3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(15mg)、Pd(dba)(9.2mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(14mg)をトルエン(4mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.62(s,1H),7.97(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=2.4Hz,1H),7.34-7.54(m,1H),7.42(d,J=2.4Hz,1H),7.18-7.21(brs,1H),7.00(d,J=8.0Hz,1H),4.30-4.60(brs,1H),3.08-3.22(m,4H),2.90-3.08(m,4H),2.66(s,3H),2.26(s,3H),2.03-2.08(m,1H),1.60(s,6H),0.82-0.85(m,2H),0.75-0.77(m,2H)。
(実施例90)
((6-(2-((3,5-ジフルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000330
ステップA:1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000331
窒素保護下で、1-メチルピペラジン(1.10g)、1,2,3-トリフルオロ-5-ニトロベンゼン(1.77g)および炭酸カリウム(5.52g)を含有する無水DMSO(20mL)懸濁液を120℃に加熱して一晩過ごした。室温に冷却した後、反応液を水(100mL)に加えた。析出した固体を濾過して水で溶出し、乾燥して生成物(2.36g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.76(dd,J=8.8Hz,1.2Hz,2H),3.39-3.42(m,4H),2.52-2.62(m,4H),2.35(s,3H)。
ステップB:3,5-ジフルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000332
1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン(400mg)、Pd/C(16mg)をメタノール(10mL)に混合し、水素で充分に置換して、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(290mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.14(d,J=10.8Hz,2H),3.71-3.89(brs,2H),3.05-3.08(m,4H),2.45-2.58(m,4H),2.33(s,3H)。
ステップC:((6-(2-((3,5-ジフルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000333
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(36mg)、3,5-ジフルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(16mg)、Pd(dba)(9.2mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(14mg)をトルエン(4mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(28mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.79(t,J=8.0Hz,1H),7.23-7.29(m,3H),7.08-7.15(brs,1H),6.85(d,J=8.0Hz,1H),6.10(s,1H),3.33(s,6H),3.21-3.50(m,4H),2.79-2.95(m,4H),2.57(s,3H),2.40-2.50(m,1H),0.92-0.94(m,2H),0.67-0.69(m,2H)。
(実施例91)
((6-(6-シクロプロピル-2-((2-フルオロ-3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000334
ステップA:1-(3-フルオロ-2-メチル-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000335
1,3-ジフルオロ-2-メチル-4-ニトロベンゼン(1g)、1-メチルピペラジン(578mg)、炭酸カリウム(3.2g)をジメチルスルホキシド(30mL)に混合し、窒素保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%DCM)で精製して生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.91(t,J=8.8Hz,1H),6.78(dd,J=8.8Hz,1.6Hz,1H),3.05-3.08(m,4H),2.58-2.63(m,4H),2.38(s,3H),2.24(d,J=3.2Hz,3H)。
ステップB:2-フルオロ-3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000336
1-(3-フルオロ-2-メチル-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン(100mg)、Pd/C(20mg)をメタノール(10mL)に混合し、水素で充分に置換して、室温下で2時間攪拌した。反応液を珪藻土で濾過し、濾液を濃縮し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(85mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.68(d,J=8.8Hz,1H),6.59(t,J=8.8Hz,1H),3.52(s,2H),2.84-2.87(m,4H),2.48-2.64(m,4H),2.36(s,3H),2.19(d,J=2.8Hz,3H)。
ステップC:((6-(6-シクロプロピル-2-((2-フルオロ-3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000337
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(72mg)、2-フルオロ-3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(23mg)、Pd(dba)(19mg)、Dave-phos(24mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)に混合し、窒素で充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(37mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),8.32(t,J=9.2Hz,1H),7.81(t,J=8.0Hz,1H),7.23-7.34(brs,1H),7.21(d,J=7.6Hz,1H),6.87(d,J=8.4Hz,1H),6.81(d,J=8.4Hz,1H),6.09(s,1H),2.91-3.68(m,14H),2.87(s,3H),2.36-2.44(m,1H),2.19(d,J=2.4Hz,3H),0.89-0.94(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例92)
2-(6-(6-プロピル-2-((3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000338
ステップA:1-(1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000339
窒素保護下で、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン塩酸塩(1.6g)と1-フルオロ-2-メチル-4-ニトロベンゼン(1.0g)と炭酸カリウム(3.6g)のジメチルスルホキシド(20mL)溶液を100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去して、生成物をそのまま次のステップの反応に使用した。
ステップB:3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000340
反応フラスコに1-(1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルピペラジン(200mg)、10%Pd/C(60mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(80mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.84(d,J=8.4Hz,1H),6.55(d,J=2.8Hz,1H),6.49(dd,J=8.0Hz,2.8Hz,1H),3.38-3.52(brs,2H),3.03-3.09(m,2H),2.54-2.87(m,10H),2.34-2.48(m,1H),2.38(s,3H),2.21(s,3H),1.91-1.99(m,2H),1.64-1.77(m,2H)。
ステップC:2-(6-(6-プロピル-2-((3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000341
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(33mg)、3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(17mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(11mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(14mg)をトルエン(5mL)に混合し、Nで充分にバブリングした後、封管し密閉して106℃で5時間反応させた。反応液を完全に濃縮して、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.96(t,J=8.0Hz,1H),7.82(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=2.8Hz,1H),7.42(d,J=7.6Hz,1H),7.32(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),6.99(s,1H),6.91(d,J=8.8Hz,1H),6.17(s,1H),4.58(s,1H),2.76-3.17(m,10H),2.58-2.69(m,3H),2.52(s,3H),2.25(s,3H),2.15-2.22(m,1H),1.97-2.07(m,2H),1.71-1.83(m,2H),1.60(s,6H),0.86-0.91(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例93)
2-(6-(6-プロピル-2-((4-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000342
ステップA:1-シクロプロピル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン
Figure 2022528047000343
常温下で、1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン(1.04g)、(1-エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(3.48g)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.89g)をメタノールに加えて、60℃で一晩攪拌し、反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(1%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(820mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.12(d,J=9.2Hz,2H),6.82(d,J=9.2Hz,2H),3.37-3.41(m,4H),2.74-2.78(m,4H),1.65-1.71(m,1H),0.45-0.54(m,4H)。
ステップB:4-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000344
常温下で、1-シクロプロピル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン(200mg)、Pd/C(20mg)をメタノールに加えて、水素雰囲気下で一晩攪拌し、反応液から溶媒を蒸発して目的生成物(150mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.81(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.27-3.56(brs,2H),2.99-3.05(m,4H),2.75-2.81(m,4H),1.64-01.69(m,1H),0.45-0.50(m,4H)。
ステップC:2-(6-(6-プロピル-2-((4-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000345
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(40mg)、4-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)アニリン(17mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(16mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(17mg)をトルエン(5mL)に混合し、Nで充分にバブリングした後、封管し密閉して106℃で5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.41(d,J=7.6Hz,1H),6.98(s,1H),6.88(d,J=9.2Hz,2H),6.16(s,1H),4.58(s,1H),3.06-3.28(m,4H),2.76-3.03(m,4H),2.14-2.21(m,1H),1.71-1.87(m,1H),1.60(s,6H),0.86-0.91(m,2H),0.71-0.75(m,2H),0.45-0.69(m,4H)。
(実施例94)
((6-(6-プロピル-2-((4-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000346
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(40mg)、4-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)アニリン(14mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(12mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(15mg)をトルエン(5mL)に混合し、Nで充分にバブリングした後、封管し密閉して106℃で5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.49(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.07(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.06(s,1H),3.29(s,6H),3.14-3.26(m,4H),2.83-3.02(m,4H),2.29-2.38(m,1H),1.75-1.93(m,1H),0.88-0.93(m,2H),0.66-0.69(m,2H),0.51-0.65(m,4H)。
(実施例95)
2-(6-(6-プロピル-2-((3-フルオロ-2-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000347
ステップA:1-(2-フルオロ-3-メチル-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 2022528047000348
常温下で、1,2-ジフルオロ-3-メチル-4-ニトロベンゼン(1.00g)、1-メチルピペラジン(580mg)、炭酸カリウム(2.4g)をジメチルスルホキシド(10mL)に加えて、120℃で一晩攪拌し、反応液に水(50mL)を加え、濾過して固体の目的生成物(1.25g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.85(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),6.80(t,J=8.8Hz,1H),3.25-3.28(m,4H),2.58-2.60(m,4H),2.51(d,J=3.2Hz,3H),2.36(s,3H)。
ステップB:3-フルオロ-2-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000349
常温下で、1-(2-フルオロ-3-メチル-4-ニトロフェニル)-4-メチルピペラジン(200mg)、Pd/C(20mg)をメタノールに加えて、水素雰囲気下で一晩攪拌し、反応液から溶媒を蒸発して目的生成物(160mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.71(t,J=8.8Hz,1H),6.41(dd,J=8.4Hz,1.2Hz,1H),3.48(s,2H),2.98-3.04(m,4H),2.56-2.63(m,4H),2.35(s,3H),2.07(d,J=2.0Hz,3H)。
ステップC:2-(6-(6-プロピル-2-((3-フルオロ-2-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000350
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(50mg)、3-フルオロ-2-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(20mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(16mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(21mg)をトルエン(5mL)に混合し、Nで充分にバブリングした後、封管し密閉して106℃で5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.56(s,1H),7.99(t,J=8.0Hz,1H),7.88(d,J=8.4Hz,1H),7.71(d,J=7.6Hz,1H),7.46(d,J=7.6Hz,1H),6.82-6.95(brs,1H),6.80(t,J=9.2Hz,1H),6.18(s,1H),4.57(s,1H),3.01-3.63(m,8H),2.84(s,3H),2.21(d,J=2.0Hz,3H),2.12-2.19(m,1H),1.60(s,6H),0.87-0.92(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
(実施例96)
((6-(6-プロピル-2-((3-フルオロ-2-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000351
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(50mg)、3-フルオロ-2-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(18mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(16mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(19mg)をトルエン(5mL)に混合し、Nで充分にバブリングした後、封管し密閉して106℃で5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.51(s,1H),7.89(d,J=8.8Hz,1H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),6.76-6.86(m,3H),6.08(s,1H),2.94-3.72(m,14H),2.82(s,3H),2.33-2.40(m,1H),2.20(d,J=2.0Hz,3H),0.89-0.94(m,2H),0.66-0.70(m,2H)。
(実施例97)
2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000352
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(35mg)、3-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(17mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(11mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(14mg)をトルエン(5mL)に混合し、Nで充分にバブリングした後、封管し密閉して106℃で5時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.61(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=2.0Hz,1H),7.43(d,J=7.6Hz,1H),7.31(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.11(s,1H),6.91(d,J=8.8Hz,1H),4.39(s,1H),2.91-3.45(m,10H),2.59-2.72(m,4H),2.25(s,3H),2.02-2.13(m,3H),1.76-1.89(m,4H),1.60(s,6H),0.81-0.88(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
(実施例98)
((6-(6-シクロプロピル-2-((4-(4-(3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000353
ステップA:1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オン
Figure 2022528047000354
4-フルオロニトロベンゼン(3.54g)、4-ピペリドン塩酸塩(3.50g)および炭酸カリウム(13.9g)を含有するジメチルスルホキシド(50mL)懸濁液を120℃に加熱して、3時間攪拌した。反応液が室温に冷却した後、150mLの水に加え、懸濁液を得て濾過し、水で洗浄して固体を得、乾燥して生成物(2.60g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.16(d,J=9.6Hz,2H),6.84(d,J=9.6Hz,2H),3.81(t,J=7.6Hz,4H),2.62(t,J=7.6Hz,4H)。
ステップB:3-メチル-1-(1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)アゼチジン-2-オール
Figure 2022528047000355
1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オン(200mg)、3-メチルアゼチジン-3-オール塩酸塩(112mg)および3滴の酢酸を含有するジクロロメタン(10mL)溶液を室温下で30分間攪拌し、数回に分けて反応液にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(772mg)を加えた。室温下で反応液を一晩攪拌した後、水でクエンチして、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機相を完全に蒸発して粗生成物を得、カラムクロマトグラフィー(100%AcOEt)で精製して生成物(210mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.10(d,J=9.6Hz,2H),6.79(d,J=9.6Hz,2H),5.33-5.36(brs,1H),3.80-3.85(m,2H),3.31(d,J=8.0Hz,2H),3.03-3.08(m,4H),2.29-2.37(m,1H),1.77-1.81(m,2H),1.51(s,3H),1.26-1.29(m,2H)。
ステップC:3-メチル-1-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)アゼチジン-2-オール
Figure 2022528047000356
反応フラスコに3-メチル-1-(1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)アゼチジン-2-オール(210mg)、10%Pd/C(10mg)、メタノール(10mL)をこの順に加えて、水素で充分に置換した後、室温下で一晩攪拌した。反応液を珪藻土で濾過して、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%AcOEt)で精製して生成物(150mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.81(d,J=8.0Hz,2H),6.64(d,J=8.0Hz,2H),5.35(s,1H),3.71(s,2H),3.29-3.42(m,4H),3.06(d,J=8.0Hz,2H),2.60-2.66(m,2H),2.20-2.24(m,1H),1.50(s,3H),1.40-1.46(m,2H),1.23-1.26(m,2H)。
ステップD:((6-(6-プロピル-2-((4-(4-(3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000357
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(258mg)、3-メチル-1-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)アゼチジン-2-オール(130mg)、Pd(dba)(65mg)、Dave-phos(84mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(102mg)をトルエン(5mL)溶液に混合し、Nで充分にバブリングして、封管し、100℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相から溶媒を除去し、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.48(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.0Hz,2H),7.16(d,J=8.0Hz,2H),7.16-7.19(brs,1H),6.80(t,J=8.0Hz,2H),6.76(s,1H),4.10-4.13(m,2H),3.90-3.92(brs,1H),3.55-3.58(m,2H),3.27(s,6H),3.08-3.09(brs,1H),2.61-2.67(m,4H),2.25-2.29(m,1H),1.85-1.96(m,4H),1.58(s,3H),0.88-0.89(m,2H),0.66-0.67(m,2H)。
(実施例99)
1-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルファニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022528047000358
ステップA:1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022528047000359
実施例98のステップAの方法を参照し、主な原料は4-フルオロニトロベンゼン、ピペリジン-4-カルボキサミドであり、反応させて生成物(10g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=8.0Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,2H),5.29-5.33(brs,2H),3.96-3.99(m,2H),3.04(t,J=12.0Hz,2H),2.41-2.47(m,1H),1.99-2.02(m,2H),1.83-1.90(m,2H)。
ステップB:1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022528047000360
実施例98のステップCの方法を参照し、原料は1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-カルボキサミドであり、生成物(0.9g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.13-7.16(brs,2H),6.79(d,J=8.0Hz,2H),6.58(d,J=8.0Hz,2H),5.29-5.33(brs,2H),3.59-3.63(m,2H),2.88-2.96(m,2H),2.41-2.47(m,1H),2.00-2.08(m,2H),1.83-1.90(m,2H)。
ステップC:1-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルファニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022528047000361
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-カルボキサミドであり、生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.47(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.0Hz,2H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),6.87(d,J=8.0Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),6.05(s,1H),5.33-5.37(brs,2H),3.59-3.62(d,J=12.0Hz,2H),3.28(s,6H),2.66-2.72(m,2H),2.19-2.32(m,2H),1.92-2.00(m,1H),1.77-1.90(m,4H),0.85-0.92(m,2H),0.65-0.67(m,2H)。
(実施例100)
1-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022528047000362
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(30mg)、1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-カルボキサミド(13mg)、Pd(dba)(9mg)、Dave-phos(11mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(14mg)を混合してトルエン(5mL)の入った丸底フラスコに加え、N保護下で、106℃で6時間反応させた。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.48(s,1H),7.97(t,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.50-7.56(m,3H),7.45(d,J=8.0Hz,1H),6.88-7.01(m,2H),6.18(s,1H),5.51-5.57(brs,1H),5.30-5.37(brs,1H),4.50(s,1H,),3.61-3.68(m,2H),2.70-2.82(m,2H),2.27-2.38(m,1H),2.12-2.18(m,1H),1.90-2.04(m,4H),1.60(s,6H),0.89-0.93(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
(実施例101)
((6-(2-((4-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000363
ステップA:3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2022528047000364
実施例98のステップAの方法を参照し、主な原料は1,2-ジフルオロ-4-ニトロベンゼン、3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボン酸tert-ブチルであり、生成物(110mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.96(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),7.89(dd,J=13.2Hz,2.4Hz,1H),6.84(t,J=8.8Hz,1H),4.09-4.18(m,2H),3.37-3.41(m,2H),3.01-3.09(m,2H),2.88-2.96(m,4H),1.48(s,9H)。
ステップB:3-(2-フルオロ-4-アミノフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2022528047000365
実施例98のステップCの方法を参照し、原料は3-(2-フルオロ-4-アミノフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボン酸tert-ブチルであり、生成物(100mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.44-7.58(m,2H),6.64(t,J=8.8Hz,1H),5.88(s,2H),4.09-4.18(m,2H),3.37-3.41(m,2H),3.01-3.09(m,2H),2.88-2.96(m,4H),1.47(s,9H)。
ステップC:3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンtert-ブチルピリジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル
Figure 2022528047000366
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、3-(2-フルオロ-4-アミノフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボン酸tert-ブチルであり、反応させて生成物(23mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.48(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.44-7.58(m,2H),7.22(d,J=8.0Hz,1H),6.80(m,1H),7.00(s,1H),6.60(t,J=8.8Hz,1H),6.10(s,1H),4.09-4.18(m,2H),3.37-3.41(m,2H),3.25(s,6H),3.01-3.09(m,2H),2.88-2.96(m,4H),2.34-2.37(m,1H),1.47(s,9H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
ステップD:((6-(2-((4-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000367
3-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンtert-ブチルピリジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-ギ酸tert-ブチル(23mg)を4mol/Lの塩酸/1,4-ジオキサン溶液(1mL)に溶解して、室温下で1時間攪拌し、溶媒を完全に蒸発し、分取TLC(DCM:MeOH=10:1)で精製して生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.48(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.40-7.55(m,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),6.81(m,2H),6.58-6.62(m,1H),6.07(s,1H),4.05-4.18(m,2H),3.33-3.38(m,2H),3.21(s,6H),2.99-3.11(m,2H),2.70-2.85(m,4H),2.31-2.36(m,1H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例102)
((6-(2-((4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000368
実施例98のステップBの方法を参照し、主な原料は((6-(2-((4-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、30%のホルムアルデヒド水溶液であり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.57(s,1H),7.83(dd,J=15.2Hz,1.8Hz,1H),7.77(t,J=8.0Hz,1H),7.49-7.57(brs,1H),7.22(d,t,J=8.0Hz,1H),7.02(dd,J=8.8Hz,1.8Hz,1H),6.85(m,2H),6.08(s,1H),3.76-3.80(m,4H),3.32(s,6H),3.14-3.16(m,2H),2.80(s,3H),2.35-2.38(m,1H),2.19-2.33(m,4H),0.88-0.93(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例103)
(S)-2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルファニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-メチルピペラジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2022528047000369
ステップA:(S)-2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2022528047000370
実施例98のステップAの方法を参照し、主な原料は4-フルオロニトロベンゼン、(S)-2-(ピペラジン-2-イル)アセトニトリルであり、生成物(74mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.11(d,J=8.8Hz,2H),6.79(d,J=8.8Hz,2H),3.66-3.73(m,4H),2.87-2.90(dd,J=8.4Hz,3.2Hz,2H),2.45-2.55(m,3H)。
ステップB:(S)-2-(1-メチル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2022528047000371
実施例98のステップBの方法を参照し、主な原料は(S)-2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル、30%のホルムアルデヒド水溶液であり、生成物(60mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=8.4Hz,2H),6.80(d,J=8.4Hz,2H),3.68-3.75(m,4H),2.89-2.92(dd,J=8.4Hz,3.2Hz,2H),2.48-2.56(m,3H),2.36(s,3H)。
ステップC:(S)-2-(1-メチル-4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2022528047000372
実施例98のステップCの方法を参照し、原料は(S)-2-(1-メチル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリルであり、生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.54(d,J=8.8Hz,2H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),5.06(s,2H),3.28-3.30(m,4H),2.85-2.87(dd,J=8.4Hz,3.2Hz,2H),2.57-2.71(m,3H),2.38(s,3H)。
ステップD:(S)-2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルファニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-メチルピペラジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2022528047000373
実施例98のステップDの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、(S)-2-(1-メチル-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-2-イル)アセトニトリルであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,1H),7.00(s,1H),6.85(d,J=8.8Hz,2H),6.82(d,J=8.0Hz,1H),6.06(s,1H),3.29-3.37(m,2H),3.25(s,6H),3.20-3.24(m,2H),2.82-2.85(dd,J=8.4Hz,3.2Hz,2H),2.57-2.71(m,3H),2.39(s,3H),2.34-2.37(m,1H),0.87-0.92(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例104)
2-(6-(6-プロピル-2-((4-(2-メチル-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノン-7-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000374
ステップA:7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3,4]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2022528047000375
1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(282mg)、2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(452mg)、炭酸カリウム(552mg)をジメチルスルホキシド(10mL)に加えて120℃に加熱して3時間反応させ、室温に冷却した後、水(100mL)を加えて固体が析出し、濾過して生成物(600mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.11(d,J=9.2Hz,2H),6.82(d,J=9.2Hz,2H),3.07(s,4H),3.38-3.41(m,4H),1.85-1.88(m,4H),1.45(s,9H)。
ステップB:7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン
Figure 2022528047000376
7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3,4]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(500mg)を塩化水素のメタノール溶液(3M)に加えて、室温で一晩攪拌し、蒸発乾固で塩酸塩生成物(350mg)を得た。
ステップC:2-メチル-7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン
Figure 2022528047000377
7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン(490mg)、37%のホルムアルデヒド水溶液(0.5mL)をジクロロメタン(10mL)に加えて、30分間攪拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.6g)を加えて一晩攪拌し、1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpHを10に調整して、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して生成物(450mg)を得た。
ステップD:4-(2-メチル-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノン-7-イル)アニリン
Figure 2022528047000378
2-メチル-7-(4-ニトロフェニル)-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノナン(100mg)、Pd/C(10mg)をメタノール(5mL)に加えて、水素雰囲気下で一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去して生成物(50mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),6.80(d,J=9.2Hz,2H),6.63(d,J=9.2Hz,2H),3.32-3.48(brs,2H),3.08(s,4H),2.91-2.94(m,4H),2.37(s,3H),1.86-1.89(m,4H)。
ステップE:2-(6-(6-プロピル-2-((4-(2-メチル-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノン-7-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000379
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(50mg)、4-(2-メチル-2,7-ジアザスピロ[3.5]ノン-7-イル)アニリン(22mg)、Pd(dba)(14mg)、Dave-phos(18mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(22mg)をトルエン(3mL)の入った丸底フラスコに加え、106℃に加熱して6時間攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.52(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.77(d,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=9.2Hz,2H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),7.02(s,1H),6.84(d,J=8.8Hz,2H),6.15(s,1H),4.63(s,1H),3.70(s,4H),2.99-3.02(m,4H),2.77(s,3H),2.12-2.18(m,1H,),2.04-2.07(m,4H),1.59(s,6H),0.85-0.90(m,2H),0.70-0.74(m,2H)。
(実施例105)
4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-イミノ-1λ-チオモルホリン1-オキシド
Figure 2022528047000380
ステップA:1-イミノ-4-(4-ニトロフェニル)-1λ-チオモルホリン1-オキシド
Figure 2022528047000381
4-(4-ニトロフェニル)チオモルホリン(1.3g)、ヨードベンゼンジアセタート(11.3g)、カルバミン酸アンモニウム(3.6g)をメタノール(50mL)に加えて5時間攪拌し、溶媒を除去してシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%MeOH/DCM)で精製して生成物(380mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.18(d,J=8.0Hz,2H),6.88(d,J=8.0Hz,2H),3.97-4.09(m,4H),3.13-3.15(m,4H),2.65(s,1H)。
ステップB:ベンジル(4-(4-ニトロフェニル)-1-オキソ-1λ-チオモルホリン-1-イリデン)カルバメート
Figure 2022528047000382
1-イミノ-4-(4-ニトロフェニル)-1λ-チオモルホリン1-オキシド(310mg)、炭酸水素ナトリウム(202mg)、クロロギ酸ベンジル(410mg)をテトラヒドロフラン(10mL)に加えて室温で一晩攪拌し、珪藻土で濾過し、ジクロロメタンで溶出し、溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%EA/DCM)で精製して生成物(360mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.19(d,J=8.0Hz,2H),7.25-7.39(m,5H),6.89(d,J=8.8Hz,2H),5.13(s,2H),4.10-4.14(m,2H),3.88-3.94(m,2H),3.69-3.74(m,2H),3.31-3.37(m,2H)。
ステップC:ベンジル(4-(4-アミノフェニル)-1-オキソ-1λ-チオモルホリン-1-イリデン)カルバメート
Figure 2022528047000383
ベンジル(4-(4-ニトロフェニル)-1-オキソ-1λ-チオモルホリン-1-イリデン)カルバメート(360mg)、Pd/C(40mg)をメタノール(5mL)に加えて、一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去して生成物(210mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),7.28-7.40(m,5H),6.79(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),5.14(s,2H),3.63-3.70(m,4H),3.51-3.58(m,2H),3.36-3.43(m,2H)。
ステップD:ベンジル(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-オキソブリッジ1λ-チオモルホリン-1-イリデン)tert-ブチルカルバメート
Figure 2022528047000384
2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(66mg)、ベンジル(4-(4-アミノフェニル)-1-オキソ-1λ-チオモルホリン-1-イリデン)カルバメート(43mg)、Pd(dba)(18mg)、Dave-phos(23mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)の入った丸底フラスコに加え、106℃に加熱して6時間攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.55(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,2H),7.30-7.44(m,6H),6.97(s,1H),6.87(d,J=8.4Hz,2H),6.18(s,1H),5.15(s,2H),4.56(s,1H),3.76-3.82(m,2H),3.60-3.72(m,4H),3.39-3.44(m,2H),2.12-2.18(m,1H),1.60(s,6H),0.86-0.91(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
ステップE:4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-イミノ-1λ-チオモルホリン1-オキシド
Figure 2022528047000385
ベンジル(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-オキソブリッジ1λ-チオモルホリン-1-イリデン)tert-ブチルカルバメート(30mg)をトリフルオロ酢酸(5mL)に加えて、室温で一晩攪拌し、1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpHを10に調整して、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.54(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.75(t,J=7.6Hz,1H),7.54(d,J=9.2Hz,2H),7.43(d,J=7.6Hz,1H),7.25-7.29(brs,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.17(s,1H),4.42-4.62(brs,1H),3.65-3.77(m,4H),3.12-3.23(m,4H),2.11-2.18(m,1H),1.60(s,6H),0.87-0.91(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例106)
((6-(6-プロピル-2-((4-(1-イミノ-1-オキソ-1λチオモルホリノ)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000386
ステップA:ベンジル(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-ピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-オキソブリッジ1λ-チオモルホリン-1-イリデン)tert-ブチルカルバメート
Figure 2022528047000387
((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(74mg)、ベンジル(4-(4-アミノフェニル)-1-オキソ-1λ-チオモルホリン-1-イリデン)カルバメート(43mg)、Pd(dba)(18mg)、Dave-phos(23mg)、ナトリウムtert-ブトキシド(29mg)をトルエン(5mL)の入った丸底フラスコに加え、106℃に加熱して6時間攪拌した。反応液から溶媒を蒸発した後、分取TLC(10%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(29mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.52(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),7.31-7.41(m,5H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.97(s,1H),6.82-6.86(m,3H),6.07(s,1H),5.15(s,2H),3.76-3.81(m,2H),3.59-3.71(m,4H),3.37-3.43(m,2H),3.31(s,6H),2.33-2.39(m,1H),0.87-0.93(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
ステップB:((6-(6-プロピル-2-((4-(1-イミノ-1-オキソ-1λチオモルホリノ)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000388
実施例105のステップEの方法を参照し、原料はベンジル(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-ピリジン-2-イル)アミノ)フェニル)-1-オキソブリッジ1λ-チオモルホリン-1-イリデン)tert-ブチルカルバメートであり、目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.50(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=7.2Hz,2H),7.18-7.24(m,2H),6.85(d,J=8.8Hz,2H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.07(s,1H),3.64-3.76(m,4H),3.31(s,6H),3.12-3.22(m,4H),2.40-2.60(brs,1H),2.32-2.38(m,1H),0.88-0.93(m,2H),0.65-0.69(m,2H)。
(実施例107)
2-(6-(6-プロピル-2-((4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000389
ステップA:3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
Figure 2022528047000390
常温下で、3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボン酸tert-ブチル(0.5g)を4mol/Lの塩酸/1,4-ジオキサン溶液(4mL)に溶解して、室温下で1時間攪拌した後、濃縮して生成物(0.4g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.10(d,J=8.0Hz,2H),6.68(d,J=8.0Hz,2H),5.66(s,1H),3.67-3.78(m,2H),3.44-3.60(m,2H),3.22-3.30(m,2H),2.32-2.39(m,4H)。
ステップB:8-メチル-3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
Figure 2022528047000391
実施例98のステップBの方法を参照し、主な原料は3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、30%のホルムアルデヒド水溶液であり、生成物(0.3g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.14(d,J=8.0Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,2H),3.82-3.93(m,2H),3.53-3.61(m,2H),3.09-3.13(m,2H),2.76(s,3H),2.10-2.16(m,4H)。
ステップC:4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリン
Figure 2022528047000392
実施例98のステップCの方法を参照し、原料は8-メチル-3-(4-ニトロフェニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンであり、生成物(180mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.17-7.21(brs,2H),6.81(d,J=8.0Hz,2H),6.62(d,J=8.0Hz,2H),3.95-4.03(m,2H),3.67-3.71(m,2H),3.08-3.14(m,2H),2.74(s,3H),2.10-2.16(m,4H)。
ステップD:2-(6-(6-プロピル-2-((4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000393
実施例98のステップDの方法を参照し、原料は4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリン、2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オールであり、生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.12(s,1H),8.57(s,1H),8.07(t,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),7.72(d,J=8.0Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=9.2Hz,2H),6.78(d,J=9.2Hz,2H),6.24(s,1H),5.32(s,1H),3.95-4.03(m,2H),3.50-3.61(m,2H),3.03-3.11(m,2H),2.74(s,3H),2.13-2.22(m,2H),1.96-2.01(m,1H),1.44(s,6H),0.73-0.76(m,2H),0.63-0.65(m,2H)。
(実施例108)
((6-(6-プロピル-2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000394
ステップA:N,N-ジメチル-2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-アミン
Figure 2022528047000395
1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(141mg)、N,N-ジメチル-2-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-アミン(235mg)、N-エチル-N-イソプロピルプロプ-2-アミン(387mg)をアセトニトリル(10mL)に加えて、封管し、80℃に加熱して3時間反応させ、室温に冷却した後、水(100mL)を加えて固体が析出し、濾過して生成物(300mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.12(d,J=9.6Hz,2H),6.81(d,J=9.6Hz,2H),3.42-3.45(m,4H),2.61-2.64(m,4H),2.53-2.56(m,2H),2.44-2.48(m,2H),2.27(s,6H)。
ステップB:4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリン
Figure 2022528047000396
実施例104のステップDの方法を参照し、原料はN,N-ジメチル-2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-アミンであり、目的生成物(90mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),6.80(d,J=8.8Hz,2H),6.64(d,J=8.8Hz,2H),3.06-3.09(m,4H),2.71-2.78(m,4H),2.66-2.69(m,4H),2.51(s,6H),2.18-2.48(brs,2H)。
ステップC:((6-(6-プロピル-2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000397
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.48(s,1H),7.74(t,J=7.6Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.22(s,1H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),6.81-6.85(m,3H),6.06(s,1H),3.29(s,6H),3.11-3.17(m,6H),2.96(t,J=6.0Hz,2H),2.85(s,6H),2.72-2.75(m,4H),2.29-2.35(m,1H),0.87-0.92(m,2H),0.66-0.69(m,2H)。
(実施例109)
2-(6-(6-プロピル-2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000398
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.52(s,1H),7.94(t,J=7.6Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),6.93(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.15(s,1H),4.54-4.68(brs,1H),3.12-3.17(m,4H),2.58-2.68(m,8H),2.39(s,6H),2.13-2.19(m,1H),1.59(s,6H),0.85-0.90(m,2H),0.70-0.74(m,2H)。
(実施例110)
((6-(6-プロピル-2-((5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000399
ステップA:1-メチル-4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000400
実施例104のステップAの方法を参照し、原料は5-ブロモ-2-ニトロピリジン、1-メチルピペラジンであり、生成物(3g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.15(d,J=9.2Hz,1H),8.13(d,J=3.2Hz,1H),7.19(dd,J=9.2Hz,3.2Hz,1H),3.45-3.48(m,4H),2.56-2.59(m,4H),2.36(s,3H)。
ステップB:5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-アミン
Figure 2022528047000401
実施例104のステップDの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)ピペラジンであり、生成物(1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),7.79(d,J=2.8Hz,1H),6.99(dd,J=8.8Hz,3.2Hz,1H),6.58(d,J=8.8Hz,1H),3.41-3.44(m,4H),3.22-3.34(brs,2H),2.57-2.60(m,4H),2.37(s,3H)。
ステップC:((6-(6-プロピル-2-((5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000402
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.49(s,1H),8.27(d,J=2.8Hz,1H),7.98(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),7.71(t,J=7.6Hz,1H),7.14(d,J=7.2Hz,1H),7.09(s,1H),6.81(d,J=8.4Hz,1H),6.61(d,J=9.2Hz,1H),6.05(s,1H),3.71-3.74(m,4H),3.29(s,6H),2.90-2.93(m,4H),2.60(s,3H),2.59-2.33(m,1H),0.87-0.91(m,2H),0.64-0.68(m,2H)。
(実施例111)
2-(6-(6-プロピル-2-((5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000403
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.52(s,1H),8.32(d,J=2.4Hz,1H),7.90-7.95(m,2H),7.72(d,J=7.6Hz,1H),7.41(d,J=7.6Hz,1H),6.99(s,1H),6.62(d,J=9.2Hz,1H),6.15(s,1H),4.46-4.72(brs,1H),3.50-3.59(m,4H),2.58-2.68(m,4H),2.42(s,3H),2.10-2.17(m,1H),1.59(s,6H),0.85-0.90(m,2H),0.70-0.74(m,2H)。
(実施例112)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000404
実施例CT-5132のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、5-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.65(s,1H),8.23(d,J=9.2Hz,1H),7.95-7.98(m,2H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.18-7.23(m,2H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),3.31(s,6H),3.17-3.20(m,4H),2.66-2.69(m,4H),2.41(s,3H),2.17-2.24(m,1H),0.83-0.88(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
(実施例113)
2-(6-(6-プロピル-2-((6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000405
ステップA:1-メチル-4-(5-ニトロピリジン-2-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000406
実施例108のステップAの方法を参照し、主な原料は2-クロロ-5-ニトロピリジン、1-メチルピペラジンであり、生成物(2g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),9.03(s,1H),8.20(d,J=9.2Hz,1H),6.56(d,J=9.2Hz,1H),3.76-3.82(m,4H),2.49-2.54(m,4H),2.35(s,3H)。
ステップB:6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-アミン
Figure 2022528047000407
104のステップDの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(5-ニトロピリジン-2-イル)ピペラジンであり、生成物(1g)を得た。
ステップC:2-(6-(6-プロピル-2-((6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000408
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(16mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.50(1H,s),8.38(d,J=2.8Hz,1H),7.94-7.98(m,2H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.46(d,J=7.6Hz,1H),7.39-7.44(brs,1H),6.64(d,J=8.8Hz,1H),6.18(s,1H),4.40-4.62(brs,1H),3.70-4.20(m,4H),2.94-3.44(m,4H),2.80(s,3H),2.07-2.14(m,1H),1.60(s,6H),0.88-0.92(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
(実施例114)
2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000409
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(16mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.58(s,1H),8.30(d,J=2.8Hz,1H),7.85-7.92(m,2H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.40(d,J=7.6Hz,1H),7.08-7.12(brs,1H),6.61(d,J=8.8Hz,1H),4.36-4.54(brs,1H),3.52-3.58(m,4H),2.58-2.68(m,4H),2.41(s,3H),1.99-2.07(m,1H),1.57(s,6H),0.79-0.84(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例115)
2-(6-(6-プロピル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000410
ステップA:1-メチル-4-(1-(5-ニトロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000411
実施例104のステップAの方法を参照し、原料は2-クロロ-5-ニトロピリジン、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),9.02(d,J=2.8Hz,1H),8.17(dd,J=9.6Hz,2.8Hz,1H),6.57(d,J=9.6Hz,1H),4.52-4.55(m,2H),2.99-3.07(m,2H),2.38-2.68(m,9H),2.29(s,3H),1.96-2.01(m,2H),1.48-1.58(m,2H)。
ステップB:6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-アミン
Figure 2022528047000412
実施例104のステップDの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(1-(5-ニトロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(500mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),7.76(d,J=2.8Hz,1H),6.95(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),6.57(d,J=8.8Hz,1H),4.06-4.11(m,2H),3.12-3.36(brs,2H),2.71(td,J=12.4Hz,2.4Hz,2H),2.34-2.66(m,9H),2.27(s,3H),1.88-1.94(m,2H),1.52-1.62(m,2H)。
ステップC:2-(6-(6-プロピル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000413
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(18mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.50(s,1H),8.29(d,J=2.4Hz,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.89(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.70(d,J=8.0Hz,1H),7.43(d,J=7.6Hz,1H),6.98(s,1H),6.62(d,J=9.2Hz,1H),6.14(s,1H),4.52-4.72(brs,1H),4.22-4.29(m,2H),2.89-3.18(m,7H),2.68-2.82(m,4H),2.61(s,3H),2.09-2.16(m,1H),1.96-2.04(m,2H),1.52-1.68(m,8H),0.84-0.89(m,2H),0.69-0.73(m,2H)。
(実施例116)
2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000414
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.58(s,1H),8.29(d,J=2.8Hz,1H),7.91(t,J=8.0Hz,1H),7.85(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),7.69(d,J=7.6Hz,1H),7.42(d,J=7.6Hz,1H),6.96(s,1H),6.63(d,J=9.2Hz,1H),4.30-4.58(brs,1H),4.24-4.28(m,2H),2.62-3.02(m,11H),2.54(s,3H),1.96-2.06(m,3H),1.55-1.66(m,8H),0.79-0.83(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例117)
((6-(6-プロピル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000415
実施例104のステップEを参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.47(s,1H),8.21(d,J=2.4Hz,1H),7.92(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),7.70(t,J=8.0Hz,1H),7.14(d,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.79(d,J=7.6Hz,1H),6.60(d,J=9.2Hz,1H),6.03(s,1H),4.20-4.23(m,2H),3.28(s,6H),2.69-2.99(m,10H),2.58-2.68(m,1H),2.50(s,3H),2.25-2.31(m,1H),1.94-1.97(m,2H),1.53-1.63(m,2H),0.84-0.89(m,2H),0.63-0.67(m,2H)。
(実施例118)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000416
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.56(s,1H),8.25(d,J=2.8Hz,1H),7.93(dd,J=8.8Hz,2.8Hz,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.15(d,J=7.6Hz,1H),6.89(s,1H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),6.64(d,J=8.8Hz,1H),4.24-4.31(m,2H),3.30(s,6H),2.89-3.13(m,8H),2.78-2.84(m,2H),2.59-2.72(m,4H),2.16-2.22(m,1H),1.96-2.04(m,2H),1.56-1.66(m,2H),0.83-0.88(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
(実施例119)
2-(6-(6-プロピル-2-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000417
ステップA:1-メチル-4-(1-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン
Figure 2022528047000418
実施例104のステップAの方法を参照し、原料は5-ブロモ-2-ニトロピリジン、1-メチル-4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.13(d,J=9.2Hz,1H),8.11(d,J=2.4Hz,1H),7.17(dd,J=9.2Hz,2.4Hz,1H),3.94-4.01(m,2H),2.99-3.06(m,2H),2.40-2.64(m,9H),2.29(s,3H),1.98-2.02(m,2H),1.58-1.68(m,2H)。
ステップB:5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-アミン
Figure 2022528047000419
実施例104のステップDの方法を参照し、原料は1-メチル-4-(1-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(500mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),7.76(d,J=2.8Hz,1H),7.17(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),6.46(d,J=8.4Hz,1H),4.14(s,2H),3.42-3.48(m,2H),2.47-2.70(m,10H),2.34-2.40(m,1H),2.32(s,3H),1.90-1.96(m,2H),1.64-1.74(m,2H)。
ステップC:2-(6-(6-プロピル-2-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000420
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD),8.58(s,1H),8.05(t,J=8.0Hz,1H),8.00(d,J=7.6Hz,1H),7.86(d,J=3.2Hz,1H),7.77(d,J=7.6Hz,1H),7.62(d,J=8.4Hz,1H),7.35(dd,J=9.2Hz,3.2Hz,1H),6.26(s,1H),3.57-3.63(m,2H),2.74-2.90(m,8H),2.62-2.70(m,2H),2.46-2.54(m,4H),2.14-2.21(m,1H),1.92-2.01(m,2H),1.58-1.68(m,2H),1.57(s,6H),0.79-0.84(m,2H),0.67-0.71(m,2H)。
(実施例120)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000421
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.64(s,1H),8.20(d,J=9.2Hz,1H),8.05(s,1H),7.96(d,J=2.8Hz,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.21(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),3.56-3.60(m,2H),3.31(s,6H),2.60-2.82(m,10H),2.42-2.49(m,1H),2.41(s,3H),2.16-2.22(m,1H),1.92-1.99(m,2H),1.65-1.75(m,2H),0.83-0.88(m,2H),0.73-0.77(m,2H)。
(実施例121)
2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000422
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、生成物(17mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.67(s,1H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),8.04-8.12(brs,1H),7.96(d,J=2.8Hz,1H),7.94(t,J=7.6Hz,1H),7.73(d,J=7.6Hz,1H),7.44(d,J=8.0Hz,1H),7.21(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),4.24-4.50(brs,1H),3.57-3.62(m,2H),2.80-3.01(m,8H),2.70(t,J=11.6Hz,2H),2.51-2.61(m,4H),1.97-2.06(m,3H),1.68-1.76(m,2H),1.59(s,6H),0.79-0.86(m,2H),0.72-0.77(m,2H)。
(実施例122)
((6-(6-プロピル-2-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000423
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-2-アミンであり、目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.56(s,1H),8.20-8.25(brs,1H),7.88-7.96(m,2H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.20(dd,J=9.2Hz,2.8Hz,1H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),6.82(d,J=8.4Hz,1H),6.07(s,1H),3.54-3.58(m,2H),3.31(s,6H),2.78-2.98(m,8H),2.64-2.70(m,2H),2.49-2.57(m,4H),2.26-2.34(m,1H),1.93-2.01(m,2H),1.66-1.76(m,2H),0.85-0.91(m,2H),0.64-0.69(m,2H)。
(実施例123)
((6-(6-プロピル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000424
ステップA:9-(4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2022528047000425
実施例104のステップAの方法を参照し、原料は1-フルオロ-4-ニトロベンゼン、3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボン酸tert-ブチルであり、目的生成物(500mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.10(d,J=9.2Hz,2H),6.79(d,J=9.2Hz,2H),3.40-3.44(m,8H),1.63-1.66(m,4H),1.48-1.51(m,4H),1.46(s,9H)。
ステップB:3-(4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン
Figure 2022528047000426
実施例104のステップBの方法を参照し、原料は9-(4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボン酸tert-ブチルであり、目的生成物(200mg)を得た。
ステップC:3-メチル-9-(4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン
Figure 2022528047000427
実施例104のステップCの方法を参照し、原料は3-(4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカンであり、目的生成物(200mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.09(d,J=9.2Hz,2H),6.78(d,J=9.2Hz,2H),3.38-3.41(m,4H),2.38-2.42(m,4H),2.30(s,3H),1.58-1.63(m,8H)。
ステップD:4-(-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリン
Figure 2022528047000428
実施例104のステップDの方法を参照し、原料は3-メチル-9-(4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカンであり、目的生成物(100mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),6.82(d,J=9.2Hz,2H),6.64(d,J=9.2Hz,2H),3.30-3.51(brs,2H),2.96-2.99(m,4H),2.36-2.41(m,4H),2.28(s,3H),1.61-1.64(m,4H),1.55-1.58(m,4H)。
ステップE:((6-(6-プロピル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000429
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.48(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,2H),7.18(d,J=7.6Hz,1H),7.05(s,1H),6.79-6.84(m,3H),6.04(s,1H),3.27(s,6H),2.84-3.18(m,8H),2.73(s,3H),2.27-2.33(m,1H),1.88-2.02(m,4H),1.66-1.72(m,4H),0.84-0.90(m,2H),0.64-0.68(m,2H)。
(実施例124)
2-(6-(6-プロピル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000430
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、目的生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.51(s,1H),7.93(t,J=7.6Hz,1H),7.78(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),7.03(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.14(s,1H),4.50-4.71(brs,1H),3.05-3.08(m,4H),2.61-2.68(m,4H),2.45(s,3H),2.12-2.19(m,1H),1.70-1.73(m,4H),1.65-1.68(m,4H),1.58(s,6H),0.84-0.88(m,2H),0.69-0.73(m,2H)。
(実施例125)
2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000431
CT-5132のステップEの方法参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(16mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.58(s,1H),7.91(t,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,2H),7.39(d,J=8.0Hz,1H),7.13(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),4.26-4.62(brs,1H),3.05-3.08(m,4H),2.58-2.64(m,4H),2.43(s,3H)2.02-2.09(m,1H),1.69-1.72(m,4H),1.64-1.67(m,4H),1.58(s,6H),0.79-0.84(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例126)
((6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000432
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.55(s,1H),7.70(t,J=8.0Hz,1H),7.46(d,J=8.8Hz,2H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),7.05(s,1H),6.85(d,J=8.8Hz,2H),6.78(d,J=8.4Hz,1H),3.28(s,6H),3.04-3.07(m,4H),2.76-2.82(m,4H),2.55(s,3H),2.16-2.22(m,1H),1.79-1.82(m,4H),1.66-1.69(m,4H),0.81-0.86(m,2H),0.71-0.75(m,2H)。
(実施例127)
2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチル
Figure 2022528047000433
ステップA:2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチル
Figure 2022528047000434
反応フラスコに1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン(1.0g)、クロロ酢酸メチル(0.49g)、トリエチルアミン(1.24g)、N,N-ジメチルホルムアミドを加え、窒素保護下で、40℃に加熱して一晩攪拌した。室温に戻ると酢酸エチルを加え希釈し、水で洗浄して、有機相を乾燥および濃縮し、残留物に対してシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)で精製して生成物(1.1g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.10(d,J=8.0Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,2H),3.78(s,3H),3.31(s,2H),3.18-3.22(m,4H),2.71-2.73(m,4H)。
ステップB:2-(4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチル
Figure 2022528047000435
実施例98のステップCの方法を参照し、原料は2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチルであり、生成物(80mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.00(s,2H),6.80(dd,J=6.4Hz,2.4Hz,2H),6.64(dd,J=6.4Hz,2.4Hz,2H),3.73(s,3H),3.27(s,2H),3.08-3.11(m,4H),2.71-2.74(m,4H)。
ステップC:2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチル(オキソ)-λ-スルフィニル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチル
Figure 2022528047000436
実施例98のステップDの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、2-(4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチルであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.49(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=9.2Hz,2H),7.19(d,J=8.0Hz,1H),7.00(s,1H),6.79-6.89(m,3H),6.04(s,1H),3.74(s,3H),3.28(s,6H),3.26(s,2H),3.15-3.18(m,4H),2.72-2.75(m,4H),2.31-2.35(m,1H),0.86-0.90(m,2H),0.64-0.68(m,2H)。
(実施例128)
2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-((ジメチルオキシ-λ-スルホンアミド)アミノ)ピリジン-2-イル)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸
Figure 2022528047000437
実施例98のステップDの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、2-(4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチルであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD),8.45(s,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=8.4Hz,2H),7.16(d,J=8.0Hz,1H),6.89(d,J=9.2Hz,2H),6.82(d,J=8.4Hz,1H),6.14(s,1H),3.69(s,2H),3.43-3.51(m,4H),3.34-3.39(m,4H),3.33(s,6H),2.22-2.29(m,1H),0.82-0.87(m,2H),0.64-0.68(m,2H)。
(実施例129)
2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)-N-ヒドロキシアセトアミド
Figure 2022528047000438
ステップA:2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸
Figure 2022528047000439
2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)酢酸メチル(1.968g)、1mol/LのLiOH水溶液(0.150g)を反応フラスコに入れて、常温で3時間攪拌し、濾過して母液を得、溶媒を除去して生成物(1.852g)を得た。
ステップB:2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)-N-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)アセトアミド
Figure 2022528047000440
1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.510g)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.060g)、O-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)ヒドロキシアミン(0.920g)およびDIEA(2.03g)を含有する混合物を常温で4時間攪拌した。1日静置して沈殿物が生じると、濾過して水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相を完全に蒸発して生成物(1.223g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),9.39(s,1H),8.12(d,J=9.2Hz,2H),6.82(d,J=9.2Hz,2H),4.97-5.01(m,1H),3.94-4.01(m,1H),3.62-3.68(m,1H),3.41-3.44(m,4H),3.17(s,2H),2.68-2.71(m,4H),1.78-1.89(m,3H),1.55-1.65(m,3H)。
ステップC:2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)-N-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)アセトアミド
Figure 2022528047000441
SY-5266のステップAの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、2-(4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)-N-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)アセトアミドであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),9.42-9.55(brs,1H),8.51(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.78(d,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=9.2Hz,2H),7.41(d,J=7.6Hz,1H),7.12(s,1H),6.86(d,J=9.2Hz,2H),6.16(s,1H),4.98-5.01(m,1H),4.46-4.72(brs,1H),3.95-4.01(m,1H),3.62-3.67(m,1H),3.48(s,6H),3.17(s,2H),3.11-3.14(m,4H),2.69-2.72(m,4H),2.12-2.19(m,1H),1.62-1.90(m,6H),0.86-0.90(m,2H),0.70-0.74(m,2H)。
ステップD:2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)-N-ヒドロキシアセトアミド
Figure 2022528047000442
窒素保護下で、2-(4-(4-((6-シクロプロピル-7-(6-(2-ヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)-N-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)アセトアミド(0.010g)、p-トルエンスルホン酸(0.006g)を混合して、室温で一晩攪拌し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/PE-100%EtOAc)で精製して生成物(0.001g)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD),8.50(s,1H),8.05(t,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.4Hz,2H),6.94(d,J=8.4Hz,2H),6.27(s,1H),3.57(s,2H),3.12-3.33(m,8H),2.18-2.22(m,1H),1.57(s,6H),0.79-0.84(m,2H),0.68-0.72(m,2H)。
(実施例130)
1-(6-(6-プロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール
Figure 2022528047000443
ステップA:1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール
Figure 2022528047000444
窒素保護下で、2,6-ジブロモピリジン(7.68g)、3-メチルアゼチジン-3-オール塩酸塩(2.0g)、炭酸セシウム(26.4g)、L-プロリン(0.93g)およびヨウ化銅(I)(1.54g)を含有する1,4-ジオキサン(100mL)懸濁液を90℃に加熱して、一晩攪拌した。反応液が室温に冷却した後、珪藻土で濾過し、濾液を酢酸エチルと飽和ブラインにおいて分液し、有機相を乾燥および濃縮して粗生成物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル溶液=10%~50%)で精製して生成物(3.5g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.25(t,J=8.0Hz,1H),6.74(d,J=8.0Hz,1H),6.17(d,J=8.0Hz,1H),3.88-3.97(m,4H),1.58(s,3H)。
ステップB:1-(6-アミノピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール
Figure 2022528047000445
1-(6-ブロモピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール(3.5g)、酸化銅(I)(0.206g)、N,N’-ジメチルエチレンジアミン(0.127g)、無水炭酸カリウム(4.00g)、水酸化アンモニウム(10mL)およびエチレングリコール(10mL)を含有する混合物を60℃に加熱して一晩攪拌した。室温に冷却した後、珪藻土で濾過し、ジクロロメタンで溶出し、分液して水相をジクロロメタン(100mL×4)で抽出し、有機相を合わせて、蒸発乾固で生成物(1.6g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.21(t,J=8.0Hz,1H),5.82(d,J=8.0Hz,1H),5.64(d,J=8.0Hz,1H),4.26-4.29(brs,2H),3.80-3.87(m,4H),1.56(s,3H)。
ステップC:1-(6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール
Figure 2022528047000446
保護下で、1-(6-アミノピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール(1.6g)、5-ヨード-2,4-ジクロロピリミジン(2.46g)、ジイソプロピルエチルアミン(1.4g)およびイソプロパノール(20mL)を含有する混合物を加熱して還流させつつ、48時間攪拌した。室温に冷却した後、濾過して析出した固体を収集し少量の酢酸エチルで溶出し、乾燥して生成物(1.36g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.47(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.54(t,J=8.0Hz,1H),6.09(d,1H),3.96(d,J=8.8Hz,2H),3.90(d,J=8.8Hz,2H),1.98(s,1H),1.60(s,3H)。
ステップD:1-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール
Figure 2022528047000447
保護下で、1-(6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール(1.36g)、ヨウ化銅(I)(0.31g)およびPd(dppf)Cl(0.234g)を含有するDMF(10mL)とトリエチルアミン(10mL)の混合溶液にゆっくりとシクロプロピルアセチレン(0.215g)を加えて、室温で一晩攪拌し、温度を50℃に上げて一晩攪拌し、反応液を珪藻土で濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%AcOEt/PE-100%AcOEt)で精製して生成物(0.75g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.49(s,1H),7.66(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),7.02(t,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.92(d,J=8.0Hz,2H),6.34(d,J=8.8Hz,1H),6.07(s,1H),4.73(s,1H),3.94-4.00(m,4H),3.18-3.21(m,4H),2.60-2.80(m,4H),2.44(s,3H),2.19-2.21(m,1H),1.56(s,3H),0.83-0.88(m,2H),0.71-0.72(m,2H)。
ステップE:1-(6-(6-プロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール
Figure 2022528047000448
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は1-(6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.49(s,1H),7.66(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),7.02(t,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.92(d,J=8.0Hz,2H),6.34(d,J=8.8Hz,1H),6.07(s,1H),4.73(s,1H),3.94-4.00(m,4H),3.18-3.21(m,4H),2.60-2.80(m,4H),2.44(s,3H),2.19-2.21(m,1H),1.56(s,3H),0.83-0.88(m,2H),0.71-0.72(m,2H)。
(実施例131)
1-((6-(6-プロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2022528047000449
ステップA:1-((6-ブロモピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2022528047000450
2-メチルプロパン-1,2-ジオール(0.95g)をN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解して、0℃に冷却した後、数回に分けて反応液に60%NaH(208mg)を加え、当該温度下で反応液を30分間攪拌して2,6-ジブロモピリジンを加えた。反応液が室温に戻ると1時間攪拌し、水を加えて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出して、飽和ブラインで洗浄し、有機相を乾燥および濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)で精製して生成物(0.7g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.44(t,J=8.0Hz,1H),7.08(d,J=8.0Hz,1H),6.74(d,J=8.0Hz,1H),4.18(s,2H),2.02(s,1H),1.32(s,6H)。
ステップB:1-((6-アミノピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2022528047000451
実施例131のステップBの方法を参照し、原料は1-((6-ブロモピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール、水酸化アンモニウムであり、生成物(190mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 7.33(t,J=8.0Hz,1H),6.04-6.08(m,2H),4.70(s,3H),4.04(s,2H),1.26(s,6H)。
ステップC:1-((6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2022528047000452
実施例131のステップCの方法を参照し、主な原料は1-((6-アミノピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール、5-ヨード-2,4-ジクロロピリミジンであり、生成物(116mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.75(s,1H),7.95(d,J=8.0Hz,1H),7.73(s,1H),7.70(t,J=8.0Hz,1H),6.58(d,J=8.0Hz,1H),4.15(s,2H),2.38(s,1H),1.35(s,6H)。
ステップD:1-((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2022528047000453
実施例131のステップDの方法を参照し、主な原料は1-((6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール、シクロプロピルアセチレンであり、生成物(70mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.70(s,1H),7.83(t,J=8.0Hz,1H),7.22(d,J=8.0Hz,1H),6.90(d,J=8.0Hz,1H),6.23(s,1H),4.18(s,2H),2.06-2.08(m,1H),1.31(s,6H),0.91-0.96(m,2H),0.77-0.80(m,2H)。
ステップE:1-((6-(6-プロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2022528047000454
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は1-((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.8Hz,2H),7.48(s,1H),7.27(d,J=8.0Hz,1H),6.84-6.88(m,3H),6.10(s,1H),4.26(s,2H),3.47(s,1H),3.28-3.31(m,4H),2.85-2.90(m,4H),2.56(s,3H),2.06-2.08(m,1H),1.32(s,6H),0.86-0.90(m,2H),0.72-0.76(m,2H)。
(実施例132)
6-シクロプロピル-7-(6-メトキシピリジン-2-イル)-N-(6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000455
ステップA:2-クロロ-5-ヨード-N-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピリミジン-4-アミン
Figure 2022528047000456
実施例131のステップCの方法を参照し、主な原料は2-アミノ-6-メトキシピリジン、5-ヨード-2,4-ジクロロピリミジンであり、生成物(0.51g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),7.92(d,J=8.0Hz,1H),7.73(s,1H),7.66(t,J=8.0Hz,1H),6.52(d,J=8.0Hz,1H),3.91(s,3H)。
ステップB:2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-メトキシピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
Figure 2022528047000457
実施例131のステップCの方法を参照し、主な原料は2-クロロ-5-ヨード-N-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピリミジン-4-アミン、シクロプロピルアセチレンであり、生成物(110mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.69(s,1H),7.81(t,J=8.0Hz,1H),7.24(d,J=8.0Hz,1H),6.84(d,J=8.0Hz,1H),6.23(s,1H),3.92(s,3H),2.15-2.19(m,1H),0.94-0.95(m,2H),0.76-0.81(m,2H)。
ステップC:6-シクロプロピル-7-(6-メトキシピリジン-2-イル)-N-(6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン
Figure 2022528047000458
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は2-クロロ-6-シクロプロピル-7-(6-メトキシピリジン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-アミンであり、生成物(8mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.50(s,1H),8.31(s,1H),8.02(d,J=8.0Hz,1H),7.79(t,J=8.0Hz,1H),7.29(d,J=8.0Hz,1H),7.08(d,J=8.0Hz,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.61(d,J=8.8Hz,1H),6.12(s,1H),3.93(s,3H),3.65-3.80(m,4H),2.85-2.96(m,4H),2.61(s,3H),2.20-2.25(m,1H),0.84-0.88(m,2H),0.71-0.73(m,2H)。
(実施例133)
N-(2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロプ-2-イル)アセトアミド
Figure 2022528047000459
反応フラスコに2-(6-(6-シクロプロピル-5-フルオロ-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(20mg)、アセトニトリル(3mL)、98%の三フッ化ホウ素ジエチルエーテル溶液(0.1mL)を加え、窒素保護下で70℃に加熱して一晩過ごした。室温に冷却した後、水を加えてクエンチし、ジクロロメタンで抽出して、有機相を乾燥および濃縮し、残留物に対して分取TLC(メタノール:ジクロロメタン=20:1)で精製して目的生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.60(s,1H),7.90(t,J=8.0Hz,1H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.42(d,J=8.0Hz,1H),7.18(s,1H),7.02(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),3.18-3.21(m,4H),3.07-3.10(m,4H),2.77(s,3H),2.18-2.20(m,1H),2.02(s,3H),1.89-2.01(m,4H),1.67-1.73(m,10H),0.83-0.87(m,2H),0.75-0.76(m,2H)。
(実施例134)
((6-(5-クロロ-6-プロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000460
ステップA:((6-(2,5-ジクロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000461
常温下で、((6-(2-クロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(100mg)をジクロロメタン(5mL)に溶解し、当該溶液にN-クロロスクシンイミド(41mg)を加えて48時間攪拌した後、水を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥して溶媒を除去し、分取TLC(100%酢酸エチル)で精製して生成物(63mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.76(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.00(d,J=7.6Hz,1H),6.86(d,J=8.0Hz,1H),3.38(s,6H),2.07-2.11(m,1H),1.01-1.07(m,2H),0.80-0.85(m,2H)。
ステップB:((6-(5-クロロ-6-プロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジンピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000462
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は((6-(2,5-ジクロロ-6-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=8.0Hz,2H),7.15(d,J=8.0Hz,1H),6.81-6.86(m,4H),3.25-3.40(m,4H),3.19(s,6H),2.67-2.80(m,4H),2.45(s,3H),2.19(m,1H),0.82-0.89(m,2H),0.68-0.72(m,2H)。
(実施例135)
ジメチル((6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-(プロプ-1-エン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000463
ステップA:((6-(2-クロロ-6-(2-ヒドロキシプロプ-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000464
常温下で、((6-((5-ヨード-2-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(226mg)、ヨウ化銅(I)(12mg)、Pd(dppf)Cl(42mg)をDMF:TEA(2mL:2mL)の入った封管用試験管に加え、窒窒素でバブリングして、2-メチルブト-3-イン-2-オール(45mg)を加え、0℃に冷却して7時間攪拌し、50℃に上げて一晩過ごし、室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=30:1)で精製して生成物(70mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.80(s,1H),7.81(t,J=8.0Hz,1H),7.12(d,J=8.0Hz,1H),6.91(d,J=8.0Hz,1H),6.63(s,1H),5.77(s,1H),3.25(s,6H),1.48(s,6H)。
ステップB:((6-(2-クロロ-6-(プロプ-1-エン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000465
((6-(2-クロロ-6-(2-ヒドロキシプロプ-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(150mg)、p-トルエンスルホン酸(34mg)をトルエン(10mL)の入った丸底フラスコに加え、90℃に加熱して3時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを10に調整して、ジクロロメタンで抽出し(100mL×4)、有機相を合わせ、蒸発乾固の後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:EA=4:1)で精製して生成物(60mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.78(s,1H),7.66(t,J=8.0Hz,1H),6.84-6.88(m,2H),6.59(s,1H),5.21-5.23(m,1H),5.12-5.14(m,1H),3.42(s,6H),1.90(s,3H)。
ステップC:ジメチル((6-(2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-(プロプ-1-エン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000466
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-(プロプ-1-エン-2-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.60(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.8Hz,2H),7.10(d,J=7.6Hz,1H),7.03-7.08(brs,1H),6.82-6.86(m,3H),6.48(s,1H),5.05(s,1H),4.95(s,1H),3.39-3.42(m,4H),3.25(s,6H),3.02-3.13(m,4H),2.69(s,3H),1.92(s,3H)。
(実施例136)
ジメチル((6-(2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)-λ-スルファノン
Figure 2022528047000467
窒素保護下で、((6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン(0.075g)、4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリン(0.032g)、Pd(dba)(0.019g)、Dave-phos(0.025g)、ナトリウムtert-ブトキシド(0.03g)をトルエン(10mL)溶媒に混合して、温度を106℃に上げて一晩攪拌し、反応溶液を水とジクロロメタン溶媒で抽出して、溶液から溶媒を除去し、分取TLC(100%EtOAc)で精製して生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.52(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.16(d,J=8.0Hz,1H),6.99(s,1H),6.84(d,J=8.8Hz,2H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),6.22(s,1H),3.58-3.64(m,2H),3.28(s,6H),2.81-3.05(m,10H),2.58-2.69(m,3H),2.55(s,3H),1.95-2.04(m,2H),1.68-1.79(m,2H),1.49-1.58(m,2H),0.91(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例137)
2-(6-(2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000468
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-プロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.54(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.73(d,J=7.6Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.45(d,J=7.6Hz,1H),6.98(s,1H),6.85(d,J=9.2Hz,2H),6.29(s,1H),4.02-4.22(brs,1H),3.60-3.64(m,2H),2.92-3.12(m,8H),2.90(t,J=7.6Hz,2H),2.61-2.70(m,3H),2.59(s,3H),1.98-2.04(m,2H),1.70-1.80(m,2H),1.60(s,6H),1.48-1.58(m,2H),0.91(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例138)
((6-(6-イソプロピル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000469
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.53(s,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.8Hz,2H),7.15(d,J=7.2Hz,1H),6.82-6.86(m,4H),6.25(s,1H),3.59-3.69(m,3H),3.27(s,6H),2.46-2.78(m,10H),2.38-2.42(m,1H),2.33(s,3H),1.92-1.95(m,2H),1.64-1.74(m,2H),1.15(d,J=7.2Hz,6H)。
(実施例139)
((6-(6-メチル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000470
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.53(s,1H),7.73(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=9.2Hz,2H),7.14(d,J=7.2Hz,1H),6.90(s,1H),6.85(d,J=9.2Hz,2H),6.83(d,J=8.0Hz,1H),6.25(s,1H),3.62-3.69(m,1H),3.27(s,6H),3.04-3.07(m,4H),2.51-2.59(m,4H),2.40(s,3H),1.64-1.68(m,8H),1.15(d,J=7.2Hz,6H)。
(実施例140)
2-(6-(6-イソプロピル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000471
ステップA:2-(6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000472
実施例138のステップAの方法を参照し、原料は2-(6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、3-メチル-1-ブチンであり、生成物(280mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.75(s,1H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=7.6Hz,1H),6.49(s,1H),3.88(s,1H),3.48-3.55(m,1H),1.59(s,6H),1.20(d,J=6.8Hz,6H)。
ステップB:2-(6-(6-イソプロピル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000473
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.55(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.45-7.49(m,3H),7.04(s,1H),6.84(d,J=8.8Hz,2H),6.31(s,1H),4.02-4.28(brs,1H),3.53-3.62(m,3H),2.84-3.02(m,8H),2.58-2.68(m,3H),2.55(s,3H),1.97-2.01(m,2H),1.69-1.79(m,2H),1.59(s,6H),1.16(d,J=7.2Hz,6H)。
(実施例141)
2-(6-(6-イソプロピル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000474
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.56(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.71(d,J=8.4Hz,1H),7.50(d,J=8.8Hz,2H),7.46(d,J=7.6Hz,1H),6394(s,1H),6.86(d,J=8.8Hz,2H),6.33(s,1H),4.02-418(brs,1H),3.54-3.61(m,1H),3.22-3.25(m,4H),2.74-2.82(m,4H),2.48(s,3H),1.60(s,6H),1.18(d,J=6.4Hz,6H)。
(実施例142)
2-(6-(6-イソプロピル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000475
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)であり、生成物(39mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.55(s,1H),7.95(t,J=7.6Hz,1H),7.69(d,J=7.6Hz,1H),7.49(d,J=9.2Hz,2H),7.46(d,J=7.6Hz,1H),7.06-7.12(brs,1H),6.85(d,J=9.2Hz,2H),6.33(s,1H),4.06-4.16(brs,1H),3.52-3.59(m,1H),3.24-3.48(m,2H),3.06-3.08(m,4H),2.80-2.97(m,2H),2.77(s,3H),1.66-2.22(m,8H),1.60(s,6H),1.17(d,J=6.8Hz,6H)。
(実施例143)
2-(6-(2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-イソプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000476
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.54(s,1H),7.96(t,J=8.0Hz,1H),7.68(d,J=7.6Hz,1H),7.46-7.51(m,3H),7.14-7.22(brs,1H),6.85(d,J=8.4Hz,2H),6.32(s,1H),3.52-3.60(m,1H),3.12-3.22(m,6H),2.94-3.01(m,2H),2.86(s,6H),2.72-2.80(m,4H),1.60(s,6H),1.16(d,J=6.8Hz,6H)。
(実施例144)
((6-(2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-イソプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000477
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-イソプロピル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(6mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.44(s,1H),7.88-8.01(brs,1H),7.75(t,J=7.6Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.10(d,J=7.6Hz,1H),6.84-6.86(m,3H),6.29(s,1H),3.59-3.64(m,1H),3.25(s,6H),3.16-3.21(m,4H),3.14(t,J=6.0Hz,2H),2.97(t,J=6.0Hz,2H),2.85(s,6H),2.74-2.78(m,4H),1.15(d,J=6.8Hz,6H)。
(実施例145)
2-(6-(6-メチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000478
ステップA:2-(6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000479
常温下で、2-(6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(1.18g)、ヨウ化銅(I)(285mg)、Pd(dppf)Cl(215mg)、フッ化カリウム二水和物(250mg)、トリメチル(プロプ-1-イン-1-イル)シラン(336mg)をDMF:TEA(5mL:5mL)の入った丸底フラスコに加え、80℃に加熱して一晩攪拌し、室温に冷却した後、濾過してジクロロメタンで溶出し、濾液から溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:EA=10:1)で精製して生成物(170mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.74(s,1H),7.97(t,J=8.0Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=8.0Hz,1H),6.45(s,1H),3.90(s,1H),2.55(s,3H),1.59(s,6H)。
ステップB:2-(6-(6-メチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000480
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD),8.49(s,1H),8.01(t,J=8.0Hz,1H),7.70-7.72(m,2H),7.55(d,J=9.2Hz,2H),6.90(d,J=8.8Hz,2H),6.30(s,1H),3.18-3.22(m,4H),2.91-2.96(m,4H),2.58(s,3H),2.47(s,3H),1.58(s,6H)。
(実施例146)
2-(6-(2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000481
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.53(s,1H),7.95(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=9.2Hz,2H),7.44(d,J=8.0Hz,1H),7.12-7.19(brs,1H),6.88(d,J=8.4Hz,2H),6.29(s,1H),3.16-3.20(m,4H),3.13(t,J=6.0Hz,2H),2.97(t,J=6.0Hz,2H),2.86(s,6H),2.74-2.88(m,4H),2.52(s,3H),1.60(s,6H)。
(実施例147)
2-(6-(6-メチル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000482
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)であり、生成物(40mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.54(s,1H),7.93(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=9.2Hz,2H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),6.96(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.28(s,1H),4.15(s,1H),2.80-3.42(m,8H),2.75(s,3H),2.52(s,3H),1.82-2.24(m,4H),1.70-1.78(m,4H),1.60(s,6H)。
(実施例148)
2-(6-(6-メチル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000483
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.54(s,1H),7.93(t,J=8.0Hz,1H),7.79(d,J=8.4Hz,1H),7.50(d,J=8.8Hz,2H),7.44(d,J=8.0Hz,1H),7.01(s,1H),6.86(d,J=9.2Hz,2H),6.28(s,1H),4.06-4.22(brs,1H),3.61-3.64(m,2H),2.86-3.16(m,8H),2.57-2.71(m,6H),2.52(s,3H),1.98-2.06(m,2H),1.70-1.82(m,2H),1.60(s,6H)。
(実施例149)
ジメチル((6-(6-メチル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)-λ-スルファノン
Figure 2022528047000484
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(35mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.51(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.21(d,J=8.8Hz,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.86(s,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.21(s,1H),3.29(s,6H),3.05-3.07(m,4H),2.51(s,3H),2.39-2.46(m,4H),2.31(s,3H),1.58-1.66(m,8H)。
(実施例150)
((6-(6-メチル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000485
実施例CT-5132のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(30mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.50(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),7.01(s,1H),6.84(d,J=8.8Hz,2H),6.79(d,J=7.6Hz,1H),6.20(s,1H),3.58-3.62(m,2H),3.28(s,6H),2.91-3.04(m,8H),2.59-2.68(m,3H),2.57(s,3H),2.50(s,3H),1.98-2.02(m,2H),1.69-1.78(m,2H)。
(実施例151)
((6-(2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000486
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.50(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,2H),7.19(d,J=7.6Hz,1H),6.93(s,1H),6.84(d,J=8.8Hz,2H),6.78(d,J=8.0Hz,1H),6.20(s,1H),3.28(s,6H),3.11-3.14(m,4H),2.74-2.84(m,4H),2.67-2.70(m,4H),2.58(s,6H),2.50(s,3H)。
(実施例152)
((6-(6-エチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000487
ステップA:((6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000488
((6-((5-ヨード-2-クロロピリミジン-4イル)アミノ)ピリジン-1-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド(400mg)、1-トリメチルシリル-1-ブチン(120mg)、ヨウ化銅(I)(92mg)、Pd(dppf)Cl(67mg)、フッ化カリウム三水和物(97mg)およびトリエチルアミン(5mL)を含有するN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を、Nで充分にバブリングした後、80℃に加熱して36時間反応させた。反応液が室温に冷却した後、ジクロロメタンを加えて希釈して水で洗浄し、溶媒を蒸発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)で精製して目的生成物(230mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.67(s,1H),7.95(s,1H),7.67(t,J=8.0Hz,1H),6.92(d,J=8.0Hz,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),3.32(s,6H),2.88(q,J=7.2Hz,2H),1.20(t,J=7.2Hz,3H)。
ステップB:((6-(6-エチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000489
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は((6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(20mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),7.45(s,1H),7.16(d,J=8.0Hz,1H),6.82-6.87(m,3H),6.26(s,1H),3.40-3.48(m,4H),3.33(s,6H),3.09-3.15(m,4H),2.95(q,J=7.2Hz,2H),2.79(s,3H),1.20(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例153)
((6-(6-エチル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000490
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は((6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(10mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.52(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.8Hz,2H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),6.79-6.1(m,4H),6.23(s,1H),3.28(s,6H),3.04-3.08(m,4H),2.95(q,J=7.2Hz,2H),2.55-2.65(m,4H),2.41(s,3H),1.80-2.00(m,4H),1.64-1.69(m,4H),1.18(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例154)
((6-(6-エチル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000491
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(18mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.53(s,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.8Hz,2H),7.17(d,J=8.0Hz,1H),6.84-6.87(m,3H),6.80(d,J=8.0Hz,1H),6.23(s,1H),3.60-3.63(m,2H),3.28(s,6H),2.95(q,J=7.6Hz,2H),2.72-2.92(m,9H),2.62-2.69(m,2H),2.47(s,3H),1.95-2.01(m,2H),1.68-1.78(m,2H),1.19(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例155)
((6-(2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド
Figure 2022528047000492
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルフィンイミド、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(18mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDOD),8.49(s,1H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.47-7.53(m,2H),7.14(d,J=7.6Hz,1H),6.88-6.96(m,2H),6.82(d,J=8.4Hz,1H),6.35(s,1H),3.31-3.35(m,8H),3.12-3.24(m,4H),2.86-2.96(m,8H),2.71-2.82(m,6H),1.16(t,J=7.6Hz,3H)。
(実施例156)
2-(6-(6-エチル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000493
ステップA:2-(6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000494
2-(6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(1.5g)、1-トリメチルシリル-1-ブチン(480mg)、ヨウ化銅(I)(372mg)、Pd(dppf)Cl(272mg)、フッ化カリウム三水和物(393mg)およびトリエチルアミン(10mL)を含有するN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)溶液を、Nで充分にバブリングした後、80℃に加熱して36時間反応させた。反応液が室温に冷却した後、ジクロロメタンを加えて希釈して水で洗浄し、溶媒を蒸発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)で精製して目的生成物(0.52g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.64(s,1H),7.88(t,J=8.0Hz,1H),7.49-7.54(m,2H),6.38(s,1H),4.15(s,1H),2.85(q,J=7.2Hz,2H),1.51(s,6H),1.14(t,J=7.2Hz,3H)。
ステップB:2-(6-(6-エチル-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000495
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は2-(6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(11mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.54(s,1H),7.92(t,J=8.0Hz,1H),7.74(d,J=8.0Hz,1H),7.42-7.49(m,3H),7.07(s,1H),6.85(d,J=8.8Hz,2H),6.29(s,1H),4.15(s,1H),3.46-3.62(m,2H),2.70-2.96(m,10H),2.65(q,J=7.2Hz,2H),2.40-2.60(m,4H),1.90-1.99(m,2H),1.70-1.76(m,2H),1.59(s,6H),1.17(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例157)
2-(6-(6-エチル-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000496
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は2-(6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(5mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.53(s,1H),7.92(t,J=8.0Hz,1H),7.72(d,J=8.0Hz,1H),7.43-7.51(m,3H),6.84(d,J=8.4Hz,2H),6.29(s,1H),4.15(s,1H),2.98-3.13(m,6H),2.89-2.93(m,4H),2.78(q,J=7.2Hz,2H),2.60-2.72(m,2H),1.81-2.01(m,4H),1.60-1.68(m,4H),1.59(s,6H),1.17(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例158)
2-(6-(2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000497
実施例98のステップDの方法を参照し、主な原料は2-(6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(12mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 8.55(s,1H),7.93(t,J=8.0Hz,1H),7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.43-7.51(m,3H),7.05(s,1H),6.85(d,J=9.2Hz,2H),6.30(s,1H),3.42(s,1H),3.14(s,6H),2.76-2.97(m,8H),2.69(q,J=7.2Hz,2H),2.55-2.620(m,4H),1.60(s,6H),1.17(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例159)
2-(6-(6-エチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000498
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(2-クロロ-6-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(18mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.56(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.52(d,J=9.2Hz,2H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),6.97(s,1H),6.87(d,J=8.8Hz,2H),6.31(s,1H),4.12-4.22(brs,1H),3.22-3.25(m,4H),2.94(q,J=6.8Hz,2H),2.74-2.80(m,4H),2.48(s,3H),1.60(s,6H),1.20(t,J=7.2Hz,3H)。
(実施例160)
2-(6-(6-(tert-ブチル)-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000499
ステップA:2-(6-(6-(tert-ブチル)-2-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000500
実施例CT-5274のステップAの方法を参照し、原料は2-(6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、3,3-ジメチル-1-ブチンであり、生成物(180mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.72(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=7.6Hz,1H),7.29(d,J=7.6Hz,1H),6.49(s,1H),3.94(s,1H),1.58(s,6H),1.24(s,9H)。
ステップB:2-(6-(6-エチル-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000501
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(6-(tert-ブチル)-2-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(15mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.54(s,1H),7.94(t,J=8.0Hz,1H),7.60(d,J=8.0Hz,1H),7.32-7.35(m,3H),7.08(s,1H),6.73(d,J=8.8Hz,2H),6.32(s,1H),3.90-4.30(brs,1H),3.26-3.31(m,4H),2.92-2.99(m,4H),2.61(s,3H),1.60(s,6H),1.24(s,9H)。
(実施例161)
2-(6-(6-(tert-ブチル)-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール
Figure 2022528047000502
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は2-(6-(6-(tert-ブチル)-2-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)プロパン-2-オール、1-メチル-4-(1-(4-アミノフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジンであり、生成物(25mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.53(s,1H),7.92(t,J=8.0Hz,1H),7.58(d,J=7.6Hz,1H),7.30-7.33(m,3H),6.96-7.04(brs,1H),6.73(d,J=8.4Hz,2H),6.31(s,1H),3.96-4.36(brs,1H),3.53-3.56(m,2H),2.82-3.02(m,8H),2.48-2.64(m,6H),1.94-1.99(m,2H),1.66-1.76(m,2H),1.60(s,6H),1.24(s,9H)。
(実施例162)
((6-(6-(2-tert-ブチル)-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000503
ステップA:((6-((2-クロロ-5-(3,3-ジメチル-1-イン-1-イル)ピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λスルファノン
Figure 2022528047000504
窒素保護下で、((6-((2-クロロ-5-ヨードピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン(1.000g)、3,3-ジメチル-1-イン(0.180g)、Pd(dppf)Cl(0.169g)、ヨウ化銅(I)(0.225g)を混合して、DMF(15mL)およびTEA(15mL)を加えて溶解し、氷浴で一晩過ごして、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相を濃縮して溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して生成物(0.355g)を得た。
ステップB:((6-(2-クロロ-6-(2-tert-ブチル)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000505
窒素保護下で、((6-((2-クロロ-5-(3,3-ジメチル-1-イン-1-イル)ピリミジン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λスルファノン(0.335g)、ヨウ化銅(I)(0.190g)を混合し、DMF(10mL)を溶媒として153℃で加熱して1時間還流させた後、水とジクロロメタンにおいて分液し、有機相を濃縮して溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して生成物(0.340g)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.69(s,1H),7.68(t,J=8.0Hz,1H),6.93(d,J=8.0Hz,1H),6.86(d,J=8.0Hz,1H),6.42(s,1H),3.25(s,6H),1.27(s,9H)。
ステップC:((6-(6-(2-tert-ブチル)-2-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000506
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-(2-tert-ブチル)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(45mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.51(s,1H),7.70(t,J=8.0Hz,1H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),6.94(d,J=8.0Hz,1H),6.90(d,J=7.6Hz,1H),6.88(s,1H),6.77(d,J=8.8Hz,2H),6.25(s,1H),3.19(s,6H),3.08-3.11(m,4H),2.56-2.59(m,4H),2.35(s,3H),1.28(s,9H)。
(実施例163)
((6-(6-(2-tert-ブチル)-2-((4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-λ-スルファノン
Figure 2022528047000507
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(2-クロロ-6-(2-tert-ブチル)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミノ)ジメチル-λ-スルファノン、4-(4-(2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)アニリンであり、生成物(45mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.51(s,1H),7.70(t,J=8.0Hz,1H),7.35(d,J=8.8Hz,2H),6.94(d,J=8.0Hz,1H),6.90(d,J=7.6Hz,1H),6.87(s,1H),6.75(d,J=8.8Hz,2H),6.25(s,1H),3.18(s,6H),3.06-3.12(m,4H),2.50-2.66(m,8H),2.31(s,6H),1.27(s,9H)。
(実施例164)
((6-(6-(tert-ブチル)-2-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-1-λ-スルファノン
Figure 2022528047000508
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(6-(tert-ブチル)-2-クロロ-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-λ-スルファノン、4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)アニリンであり、生成物(9mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.50(s,1H),7.69(t,J=8.0Hz,1H),7.33(d,J=8.8Hz,2H),6.98(s,1H),6.93(d,J=8.4Hz,1H),6.88(d,J=7.6Hz,1H),6.75(d,J=8.8Hz,2H),6.24(s,1H),3.54-3.58(m,2H),3.17(s,6H),2.50-2.74(m,10H),2.34-2.41(m,1H),2.33(s,3H),1.88-1.94(m,2H),1.62-1.72(m,2H),1.26(s,9H)。
(実施例165)
((6-(6-(tert-ブチル)-2-((4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)フェニル)アミノ)-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-1-λ-スルファノン
Figure 2022528047000509
実施例104のステップEの方法を参照し、原料は((6-(6-(tert-ブチル)-2-クロロ-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン-7-イル)ピリジン-2-イル)イミン)ジメチル-λ-スルファノン、4-(9-メチル-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカ-3-イル)アニリンであり、生成物(11mg)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl),8.51(s,1H),7.71(t,J=8.0Hz,1H),7.34(d,J=8.8Hz,2H),6.95(d,J=8.0Hz,1H),6.90(d,J=7.6Hz,1H),6.82(s,1H),6.77(d,J=8.8Hz,2H),6.25(s,1H),3.18(s,6H),3.01-3.04(m,4H),2.68-2.80(m,4H),2.52(s,3H),1.75-1.82(m,4H),1.65-1.68(m,4H),1.28(s,9H)。
化合物の生理活性実験:
1.化合物におけるWEE1キナーゼ阻害活性(IC50)の検出:
LanthaScreen EUを用いてWEE1キナーゼ結合実験方法を確立および最適化し、化合物活性の測定を行った。100%DMSOを用いて10mMから化合物の10倍の勾配希釈を行い(合計で6つの濃度)、各濃度は5μLを取り分けて45μLの反応バッファー(50mMのHEPES(4-ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸)、pH7.5、10mMのMgCl(塩化マグネシウム)、1mMのEGTA(グリコールエーテルジアミン四酢酸)、0.01%Brij-35(ポリオキシエチレンラウリルエーテル))に加えて均一に混合し、次に、各濃度は2μLを取り分けて48μLの反応バッファーに加えて均一に混合して、4*化合物(最終濃度は1000nM、100nM、10nM、1nM、0.1nM、0nM)として待機した。反応バッファーを使用して4*WEE1キナーゼ(Carna bioscienceより購入、最終濃度は20nM)、4*LanthaScreen EU-抗GST抗体(Invitrogenより購入、PV5594、最終濃度は2nM)、4*キナーゼトレーサー(Kinase Tracer)178(Invitrogenより購入、PV5593、最終濃度は100nM)を調製した。4*化合物から2.5μLを取り分けて384ウェルプレート(OptiPlate-384、PerkinElmerより購入)に加え、次に2.5μLの4*WEE1キナーゼを加えて、室温で5分間静置した。次に2.5μLの4*LanthaScreen EU-抗GST抗体を加え、そして2.5μLの4*キナーゼトレーサー(Kinase Tracer)178を加えた。遠心分離して反応を開始させた(総反応体積は10μL)。スズ箔で384ウェルプレートを包み、インキュベーターに入れて23℃下で60分間反応させた。Envision(PerkinElmerより購入)において蛍光値を読み取った(320nmで励起し、665nmおよび615nmでの発光を検出し、二者の比の値は酵素活性である)。各化合物はそれぞれ6つの濃度において酵素活性を測定し、ソフトウェアGraFit6.0(Erithacus Software)を用いてデータから当該化合物のIC50値を算出した。
「*」とは掛け算で、倍数を表す。
Figure 2022528047000510
2.化合物の細胞増殖活性測定:
Promega社のCell Titer-Glo検出試薬を用いてNCI-H1299細胞増殖阻害スクリーニングという方法を確立した。
10%ウシ胎児血清(Hyclone)を添加したDMEM(Gibco)培地でヒト非小細胞肺がん細胞NCI-H1299を培養し、培養条件は37℃、95%空気および5%COであり、25cmまたは75cmのプラスチック製組織培養フラスコ(Corning)において培養し、週に2~3回継代させた。
1000個の細胞/ウェルで細胞を96ウェル細胞培養プレート(Corning)に接種し、195μL/ウェルであり、37℃で95%空気および5%COにおいて培養した。翌日、次のとおり被験化合物を加えた。10mM(DMSOに溶解)からDMSOで化合物を3倍勾配希釈し、各濃度は2μLを取り分けて48μLの無血清培地に加え、最後に希釈した化合物から5μL取り分けて細胞を接種した培養プレートに加えた。細胞培養液でDMSOの最終濃度は0.1%であり、被験化合物の最終濃度は0.3nM~10μMであった。37℃下で前記細胞を3日培養した。
3日後に、Cell Titer-Glo(Promega)キットを用いて細胞活性測定を行い、最後にソフトウェアPrismでデータを処理して細胞増殖に対する化合物の半数阻害濃度であるIC50値を得た。
Figure 2022528047000511
3.動物による化合物の薬物動態研究:
動物による薬物動態実験では、北京維通利華実験働物技術有限公司が提供する3匹の健康な成体雄ラットを用いた。化合物を20%のスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリン(W:W:V)溶液に懸濁させ、溶液濃度は1mg/mLであり、投与体積は5mL/kgであり、1回の強制経口投与とし、用量は5mg/kgであった。動物は実験前に一晩絶食させ、絶食時間は投与前10時間から投与後4時間までとした。投与後0.25時間、0.5時間、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間、24時間に採血した。イソフルランで動物を軽く麻酔し、ガラス製採血管を用いて眼窩静脈叢から約0.4mLの全血を採血してヘパリン抗凝固採血管に入れ、サンプルは4℃、4200rpmで5分間遠心分離し、血漿を遠沈管に移して、分析に備えて-80℃において保存した。血漿サンプル分析ではアセトニトリルタンパク質沈殿によりラットの血漿から被験化合物および内部標準物質(ワルファリンまたはプロプラノロール)を抽出し、LC/MS/MSで抽出液を分析した。測定した動物個体の血漿濃度-時間データをソフトウェアWinNonlin(バージョン5.2.1、Pharsight社)のノンコンパートメントモデルで分析して、薬物動態パラメータとして、最高血中濃度Cmax、最高血中濃度到達時間Tmax、血中濃度半減期T1/2、無限大時間まで外挿した時の血漿中薬物濃度-時間曲線下面積AUC0~infを得た。
Figure 2022528047000512
本発明はWEE1阻害剤、その製造および用途を提供する。本発明に記載のWEE1阻害剤は式I化合物、式II化合物、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体である。本発明はまたWEE1活性に関連する疾患を治療するための薬物の製造における前記WEE1阻害剤の用途を提供する。本発明に関わるWEE1阻害剤はWEE1活性に関連する疾患を効果的に治療することができ、経済的価値が高く幅広い利用が見込まれる。
Figure 2022528047000513

Claims (9)


  1. Figure 2022528047000514
    (I)
    なる式I化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体であって、
    式中、
    、X、X、Xはそれぞれ独立してN、C-Rから選ばれ、
    はC1~6アルキル基、-O-C1~6アルキル基、
    Figure 2022528047000515
    から選ばれ、
    はH、C1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、C2~6アルケニル基、アリル基、-(CH-OH、-(CH-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
    はH、ハロゲン、C1~6アルキル基から選ばれ、
    はH、ハロゲン、CF、C1~6アルキル基、-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
    は-(CH-NR、-(CH)-(CO)-N(CH、3~10員の複素環から選ばれ、前記3~10員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、または、
    とRが接続して3~8員の複素環が形成され、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよく、
    はC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、-(CO)-NH、-CH(CO)OH、-CH(CO)OCH3、-CHCN、-CH(CO)NHOH、-(CH-NR、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基またはC3~8シクロアルキル基によって置換されてもよく、
    、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、
    、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、
    mは0、1、2、3または4であり、
    nは独立して1、2、3または4であり、
    pは1または2である、前記式I化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体。

  2. Figure 2022528047000516
    から選ばれ、
    好ましくは、RはC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基から選ばれ、
    好ましくは、RはH、ハロゲンから選ばれ、
    好ましくは、RはH、ハロゲンから選ばれ、
    好ましくは、Rは3~10員の複素環から選ばれ、前記3~10員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、かつ、
    は3~8員の複素環から選ばれ、かつRは任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい、請求項1に記載の化合物。
  3. Figure 2022528047000517
    Figure 2022528047000518
    Figure 2022528047000519
    Figure 2022528047000520
    Figure 2022528047000521
    Figure 2022528047000522
    Figure 2022528047000523
    Figure 2022528047000524
    Figure 2022528047000525
    Figure 2022528047000526
    Figure 2022528047000527
    Figure 2022528047000528
    Figure 2022528047000529
    Figure 2022528047000530
    Figure 2022528047000531
    Figure 2022528047000532
    Figure 2022528047000533
    Figure 2022528047000534
    Figure 2022528047000535
    Figure 2022528047000536
    Figure 2022528047000537
    Figure 2022528047000538
    なる化合物から選ばれる、請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体。

  4. Figure 2022528047000539
    (II)
    なる式II化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体であって、
    式中、
    はC1~6アルキル基、
    Figure 2022528047000540
    から選ばれ、
    はH、C1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、アリル基、-(CH-OH、-(CH-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
    はH、ハロゲン、C1~6アルキル基から選ばれ、
    はH、ハロゲン、CF、C1~6アルキル基、-O-C1~6アルキル基から選ばれ、
    は-(CH-NR、-(CH)-(CO)-N(CH、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、または、
    とRが接続して3~8員の複素環が形成され、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよく、
    はC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基、-NR、-(CH-OH、-(CO)-O-C1~6アルキル基、3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択でC1~6アルキル基またはC3~8シクロアルキル基によって置換されてもよく、
    、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、前記アルキル基は任意選択で-NRによって置換されてもよく、
    、Rはそれぞれ独立してH、C1~6アルキル基から選ばれ、
    mは0、1、2、3または4であり、
    nは独立して1、2、3または4であり、
    pは1または2である、前記式II化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体。

  5. Figure 2022528047000541
    から選ばれ、
    好ましくは、RはC1~6アルキル基、C3~8シクロアルキル基から選ばれ、
    好ましくは、RはH、ハロゲンから選ばれ、
    好ましくは、RはH、ハロゲンから選ばれ、
    好ましくは、Rは3~8員の複素環から選ばれ、前記3~8員の複素環は任意選択で1~3つのRによって置換されてもよく、かつ、
    は3~8員の複素環から選ばれ、かつRは任意選択でC1~6アルキル基によって置換されてもよい、請求項4に記載の化合物。
  6. Figure 2022528047000542
    Figure 2022528047000543
    Figure 2022528047000544
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    Figure 2022528047000559
    Figure 2022528047000560
    Figure 2022528047000561
    なる化合物から選ばれる、請求項4に記載の化合物、または薬学的に許容されるそれらの塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  8. 請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、結晶多形もしくは異性体、および請求項7に記載の組成物の、WEE1活性に関連する疾患を治療するための薬物の製造における用途。
  9. 前記WEE1活性に関連する疾患は肝がん、乳がん、悪性神経腫、黒色腫、成人脳腫瘍、小児脳腫瘍、卵巣がん、結腸がん、子宮がん、骨肉腫、肺がん、胃がん、頭頸部がんまたは白血病である、請求項8に記載の用途。
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