JP2022525488A - 牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置 - Google Patents

Abstract

【要約】本発明には、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置が開示され、前記牛体マッサージ装置は、ブラシロールと、駆動ユニットと、ブラケットユニットとを含む。前記駆動ユニットは、モーター支持フレームと、前記モーター支持フレームに設置される駆動モーターとを含み、前記ブラシロールは前記駆動モーターの出力軸に駆動可能に取り付けられる。前記ブラケットユニットは取り付けブラケットとスイングブラケットとを含み、前記スイングブラケットは前記取り付けブラケットの接続端に取り付けられ、前記モーター支持フレームは前記スイングブラケットに取り付けられ、前記ブラシローラーは前記スイングブラケットの下側に吊り下げられて保持されており、前記駆動ユニットは、前記ブラシロールが押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける。

Description

本発明は、乳牛飼育の分野、特に牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置に関する。

社会経済の継続的な発展と人々の健康意識の継続的な改善に伴い、近年、牛乳に対する人々の需要も急速に増加しており、畜産業（特に乳牛の飼育産業）の急速な発展を促進している。大規模な乳牛の飼育場としては、乳牛を飼育するための複数の牛舎を備え、この飼育のモードは、飼育される乳牛の数を増やすことにより牛乳の生産量を増やすことができるが、乳牛は牛舎で食べ、飲み、くそ、おしっこをすることにもつながり、乳牛の体に汚れがたまりやすく、寄生虫が付着し、更に特定の病気（特に感染症）を引き起こすことがある。乳牛の体にたまった汚れも乳牛に不快感を与えやすく、牛乳の生産量に影響を与える。乳牛の自身にとっては、牛舎でより快適に感じるために、無意識のうちに体を使って牛舎の表面を擦り、かゆみ防止と汚れ落としを望んでいるが、この方法は多くの問題を引き起こしやすい。まず、乳牛は体で牛舎を擦ることにより、乳牛の皮膚に損傷を与え、特にレンガの牛舎で体を擦る方法は、乳牛の皮膚に損傷を与え、細菌、ウイルスの侵入を促進する。次に、乳牛は体で牛舎を擦る方法については、乳牛のより多くの部分、特に乳牛の首など部分をターゲットにすることはできない。第三に、乳牛は体で牛舎を擦る方法は、牛舎を壊しやすく、特に長時間で擦った後、牛舎は崩壊する可能性がある。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、前記牛体マッサージ方法においては、牛体が快適に感じるように、牛体のより多くの体部分をマッサージすることができる。特に、乳牛をマッサージする時、乳牛を気持ちよくさせることにより、乳牛の産乳量と乳質を向上することができる。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、前記牛体マッサージ方法においては、牛の体をこすり洗いすることにより牛体にマッサージを行い、マッサージの過程での牛体の皮膚の損傷を避けることができ、牛体の健康維持に有利である。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、前記牛体マッサージ方法においては、牛体を自動的にマッサージすることができる。特に、牛の体は前記牛体マッサージ装置の位置に移動し、体の表面をブラシロールに接触させ且つ前記ブラシロールを所定の角度に傾ける時に、前記ブラシロールを駆動して回転させることにより、牛体を自動的にマッサージすることができる。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、前記牛体マッサージ方法においては、前記ブラシロールの回転速度と回転方向を制御することにより、異なる牛体のニーズを満たすように、異なるマッサージ方式を提供することができる。例えば、前記牛体マッサージ方法においては、牛体の年齢層を自動的に識別し、更に牛体の年齢層に応じて、適当な回転速度及び/又は適当な回転方向で牛の体をマッサージさせるように前記ブラシロールを制御することができ、このように、牛体の個性化のニーズを満たすことができる。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、前記牛体マッサージ方法においては、前記ブラシロールの回転方向を制御することにより、異なるマッサージ方式を提供することができる。例えば、前記ブラシロールを正回転、逆回転、正回転と逆回転の交替を行わせるように制御でき、このように、前記牛体マッサージ方法においては、異なるマッサージ方式を提供する。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、その中で、前記牛体マッサージ装置は、ブラケットユニットと、前記ブラケットユニットに設置される駆動ユニットとを提供し、前記ブラシロールは、前記駆動ユニットの駆動モーターに駆動可能に取り付けられ、その中で、牛体が前記ブラシロールを押すと前記ブラシロールを傾ける時、前記ブラシロールは前記駆動モーターを傾け、前記駆動モーターに電力が供給されて前記ブラシロールを回転させ、前記ブラシロールは牛の体をこすり洗いする方式で牛体にマッサージを提供する。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、その中で、前記駆動ユニットは、前記ブラケットユニットに回転可能に取り付けられ、牛体が前記ブラシロールを押すと前記ブラシロールを傾ける時、前記ブラシロールは前記駆動モーターを傾ける。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、その中で、前記ブラケットユニットは、取り付けブラケットと、前記取り付けブラケットに回転可能に取り付けられるスイングブラケットとを提供し、前記駆動ユニットは、前記スイングブラケットに取り付けられ、このように、牛体が前記ブラシロールを押すと前記ブラシロールを傾ける時、前記ブラシロールは前記駆動モーターを傾ける。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、その中で、牛体が前記ブラシロールを押すと前記ブラシロールを傾け、且つ前記ブラシロールが前記駆動モーターを傾けた後、前記駆動モーターは、前記ブラシロールの回転を自動的に駆動でき、牛の体をこすり洗いする方式で牛体にマッサージを提供する。牛体が前記ブラシロールを離れた後、重力の作用下で、前記駆動モーターが初期状態に回復する傾向を有するように、前記ブラシロールは前記駆動モーターを引き動かし、更に前記駆動モーターの傾斜角度が所定の角度より小さい時、又は所定の角度より小さく且つ一定時間経過後、前記駆動モーターが回転を停止することにより、前記ブラシロールが回転を停止させ、このように、前記牛体マッサージ装置では、牛体にマッサージを自動的に提供することができる。

本発明の目的は、牛体マッサージ方法と牛体マッサージ装置を提供することであり、その中で、前記ブラシロールは、前記駆動ユニットに取り外し可能に取り付けられ、必要に応じて、前記ブラシロールを切り替える。

本発明の1つの形態によれば、本発明は牛体マッサージ装置を提供し、前記牛体マッサージ装置は、
モーター支持フレームと、前記モーター支持フレームに設置される駆動モーターとを含む駆動ユニットと、
前記駆動モーターの出力軸に駆動可能に取り付けられるブラシロールと、
取り付けブラケットとスイングブラケットとを含むブラケットユニットと、
を含み、
前記スイングブラケットは前記取り付けブラケットの接続端に取り付けられ、前記モーター支持フレームは前記スイングブラケットに取り付けられ、前記ブラシローラーは前記スイングブラケットの下側に吊り下げられて保持されており、
前記ブラシロールは、押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける。

本発明の1つの実施例によれば、前記スイングブラケットは、前記取り付けブラケットに回転可能に取り付けられ、前記ブラシロールが押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける。

本発明の1つの実施例によれば、前記モーター支持フレームは、前記スイングブラケットに回転可能に取り付けられ、前記ブラシロールは、押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける。

本発明の1つの実施例によれば、前記取り付けブラケットに対する前記スイングブラケットの回転方向は、前記スイングブラケットに対する前記モーター支持フレームの回転方向と異なる。

本発明の1つの実施例によれば、前記スイングブラケットと前記取り付けブラケットとの接続部分に形成された回転軸は、前記モーター支持フレームと前記スイングブラケットとの接続部分に形成された回転軸と直交している。

本発明の1つの実施例によれば、前記取り付けブラケットは少なくとも１つのピボットアームを有し、前記スイングブラケットは、1つのブラケット本体と、前記ブラケット本体から上向きに延びる少なくとも１つの上部保持アームとを含み、前記スイングブラケットの前記上部保持アームは、前記取り付けブラケットの前記ピボットアームに回転可能に取り付けられている。

本発明の1つの実施例によれば、前記取り付けブラケットは、２つの相互に対称的なピボットアームを有し、前記モーター支持フレームは、少なくとも２つの相互に対称的な支持フレームアームを有し、前記スイングブラケットは、1つのブラケット本体と、２つの上部保持アームと２つの下部保持アームとを含み、２つの前記上部保持アームは、相互に対称的に前記ブラケット本体の一対の反対側から上向きに延び、更に２つの前記上部保持アームは、それぞれ２つの前記ピボットアームに回転可能に取り付けられ、２つの前記下部保持アームは、相互に対称的に前記ブラケット本体の他の対の反対側から下向きに延び、更に２つの前記下部保持アームは、それぞれ２つの前記支持フレームアームに回転可能に取り付けられている。

本発明の1つの実施例によれば、前記スイングブラケットの２つの前記上部保持アームは、それぞれ１つのベアリングを介して前記取り付けブラケットの２つの前記ピボットアームに回転可能に取り付けられ、及び、前記モーター支持フレームの２つの前記支持フレームアームは、それぞれ１つのベアリングを介して前記スイングブラケットの２つの前記下部保持アームに回転可能に取り付けられている。

本発明の1つの実施例によれば、前記モーター支持フレームは延伸通路を有し、前記駆動モーターは、前記モーター支持フレームと前記スイングブラケットとの間に隠されるように前記モーター支持フレームに設置され、更に前記駆動モーターの出力軸は、前記モーター支持フレームの前記延伸通路を経由して前記モーター支持フレームの外部に延び、前記ブラシロールは、前記駆動モーターの出力軸に駆動可能に取り付けられている。

本発明の1つの実施例によれば、前記ブラシロールは、前記駆動モーターの出力軸に取り外し可能に取り付けられている。

本発明の1つの実施例によれば、前記駆動ユニットは、コントローラーと、前記コントローラーに通信可能に接続されるモニターとを含み、前記駆動モーターは前記コントローラーに制御可能に接続され、前記モニターは前記駆動モーターの傾斜状態を監視するためのものであり、前記コントローラーは、前記モニターの監視結果に応じて前記駆動モーターの作動状態を制御する。

本発明の1つの実施例によれば、前記ピボットアームは、前記上部保持アームに調整可能に取り付けられている。

本発明の1つの実施例によれば、前記ブラケットユニットは調整ブラケットを更に含み、前記取り付けブラケットの前記固定端は、前記調整ブラケットに調整可能に取り付けられ、前記調整ブラケットによって前記取り付けブラケットの高さを調整する。

本発明の1つの実施例によれば、前記調整ブラケットは、固定フレームと、駆動スクリューロッドと、スライディングシートとを含み、前記固定フレームは1つの垂直方向のスライドレールを有し、前記駆動スクリューロッドは前記固定フレームに回転可能に取り付けられ、前記スライディングシートは、前記駆動スクリューロッドに駆動可能に取り付けられ、且つ前記固定フレームの前記スライドレールにスライド可能に保持されている。前記取り付けブラケットは、取り付け盤と、カンチレバーと、延伸アームとを含み、前記取り付け盤は、前記カンチレバーの第１端部に設置され、且つ前記スライディングシートに取り付けられ、前記延伸アームは前記カンチレバーの第２端部に設置され、前記スイングブラケットは前記延伸アームに取り付けられている。

本発明の他の形態によれば、本発明は牛体マッサージ方法を更に提供し、前記牛体マッサージ方法は、
（ａ）取り付けブラケットの接続端の下側にスイングブラケットを取り付けるステップと、
（ｂ）前記スイングブラケットに前記駆動ユニットの前記モーター支持フレームを取り付けるステップと、
（ｃ）前記駆動ユニットの前記モーター支持フレームに取り付けられた前記駆動モーターにブラシロールを駆動可能に取り付けるステップと、
（ｄ）前記駆動モーターの傾斜角度が所定の角度に達するかどうかを監視し、前記駆動モーターの傾斜角度が所定の角度に達した後、前記駆動モーターによって前記ブラシロールの回転を駆動し、前記ブラシロールは、牛の体をこすり洗いする方法で、牛の体をマッサージするステップと、
を含む。

本発明の1つの実施例によれば、前記ステップ（ａ）において、前記スイングブラケットを前記取り付けブラケットに対して回転させる。

本発明の1つの実施例によれば、前記ステップ（ｂ）において、前記モーター支持フレームを前記スイングブラケットに対して回転させる。

本発明の1つの実施例によれば、前記方法において、前記取り付けブラケットに対する前記スイングブラケットの回転方向は、前記スイングブラケットに対する前記モーター支持フレームの回転方向と異なる。

本発明の1つの実施例によれば、前記ステップ（ｄ）において、前記駆動モーターを制御することにより、正回転と逆回転の交替で牛の体をこすり洗いするように、前記ブラシロールを駆動する。

本発明の1つの実施例によれば、前記ステップ（ｄ）において、1つのジャイロスコープによって、前記駆動モーターの傾斜角度を監視する。

本発明の1つの実施例によれば、前記ステップ（ｄ）において、牛体の年齢層を識別し、牛体の年齢層に基づいて、前記駆動モーターの作動状態を制御する。

本発明の好ましい実施例に係る牛体マッサージ装置の概略斜視図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の分解概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の作動状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の別の作動状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の第１使用状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の第２使用状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の第３使用状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の第４使用状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の第５使用状態の概略図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の変形例の概略斜視図である。 本発明の上記の好ましい実施例に係る前記牛体マッサージ装置の分解概略図である。

以下の説明は、当業者が本発明を実施できるように、本発明を開示するためのものである。以下の説明における好ましい実施例は単なる例であり、当業者は他の明らかな変形例を考えることができる。以下の説明で定義される本発明の基本原理は、他の実施案、変形案、改善案、同等案及び本発明の精神と範囲から逸脱しない他の技術案に適用できる。

当業者は以下のことを理解すべきであり、本発明の開示において、用語としての「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などで示される方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づき、単に本発明を説明して説明を簡略化するためのものであるが、言及される装置又は部材が特定の方位を有し、特定の方位構造で操作されることを示す又は示唆するものではなく、したがって、上記の用語は、本発明を限定するものとして理解することができない。

理解できることとして、「１つ」という用語は、「少なくとも１つ」あるいは「１つ又は複数個」として理解されるべきであり、すなわち1つの実施例において、１つの部材の数は１つでもよいが、他の実施例において、該部材の数は複数個でもよく、「１つ」という用語は、数の制限として理解することができない。

本発明の明細書の添付図面の図１から図３Ｂを参照し、本発明の好ましい実施例に係る牛体マッサージ装置は、以下の説明において開示及び詳述されている。その中で、前記牛体マッサージ装置は、ブラケットユニット１０と、前記ブラケットユニット１０に取り付けられる駆動ユニット２０と、前記駆動ユニット２０に駆動可能に取り付けられるブラシロール３０とを含み、前記ブラケットユニット１０は、牛舎の壁又は支柱などの付着物に取り付けられるように構成され、前記ブラシロール３０を使用環境（牛舎）に保持する。牛体が前記ブラシロール３０に接触し、且つ前記ブラシロール３０を所定の角度に傾けるように押す時、前記ブラシロール３０が牛の体をこすり洗いする方法で牛の体にマッサージを提供させるように、前記駆動ユニット２０は前記ブラシロール３０の回転を駆動することができる。それに対応して、牛の体が前記ブラシロール３０を離れる時、重力の作用下で、前記ブラシロール３０は、初期状態（垂直状態）に回復する傾向を有し、且つ最終的に初期状態に回復することができる。更に、前記ブラシロール３０の傾斜角度が所定の角度より小さい時、或いは前記ブラシロール３０の傾斜角度が所定の角度より小さく且つ一定時間（例えば２０秒）経過後、前記ブラシロール３０は回転を停止する。

具体的に、図１～図３Ｂを参照し、前記ブラケットユニット１０は、1つの取り付けブラケット１１と1つのスイングブラケット１２とを含み、前記取り付けブラケット１１は、1つの固定端１０１と、前記固定端１０１に対応する1つの接続端１０２とを有し、その中で、前記スイングブラケット１２は、前記取り付けブラケット１１の前記接続端１０２に取り付けられている。前記取り付けブラケット１１の前記固定端１０１は、牛舎の壁又は支柱などの付着物に取り付けられるように構成され、更に前記取り付けブラケット１１は、前記スイングブラケット１２を牛舎の壁又は支柱などの付着物から離れさせ、このように、前記牛体マッサージ装置を使用環境（牛舎）に設置できる。

より具体的に、前記取り付けブラケット１１は、1つの取り付け盤１１１と、1つのカンチレバー１１２と、1つの延伸アーム１１３とを含み、前記カンチレバー１１２は、1つの第１端部１１２１と、前記第１端部１１２１に対応する1つの第２端部１１２２とを有し、その中で、前記取り付け盤１１１は、前記カンチレバー１１２の前記第１端部１１２１に設置され、前記取り付け盤１１１によって前記取り付けブラケット１１の前記固定端１０１を形成し、その中で、前記延伸アーム１１３は、前記カンチレバー１１２の前記第２端部１１２２に設置され、前記延伸アーム１１３によって前記取り付けブラケット１１の前記接続端１０２を形成する。

特筆すべきことに、本発明の前記牛体マッサージ装置においては、前記取り付けブラケット１１の前記取り付け盤１１１の形状が限定されず、例えば、前記取り付けブラケット１１の前記固定端１０１を牛舎の壁に確実に固定できるように、前記取り付け盤１１１はプレート状構造であってもよく、あるいは、前記取り付けブラケット１１の前記固定端１０１を牛舎の支柱に確実に固定できるように、前記取り付け盤１１１は円弧状構造であってもよい。

更に、特筆すべきことに、本発明の前記牛体マッサージ装置においては、前記カンチレバー１１２の前記第１端部１１２１に前記取り付け盤１１１を設置する方法が限定されず、例えば、前記取り付け盤１１１が前記カンチレバー１１２の前記第１端部１１２１に溶接されてもよく、あるいは、前記取り付け盤１１１が前記カンチレバー１１２と一体的に形成されてもよい。それに対応して、本発明の前記牛体マッサージ装置においては、前記カンチレバー１１２の前記第２端部１１２２に前記延伸アーム１１３を設置する方法が限定されず、例えば、前記延伸アーム１１３が前記カンチレバー１１２の前記第２端部１１２２に溶接されてもよく、あるいは、前記延伸アーム１１３が前記カンチレバー１１２と一体的に形成されてもよく、あるいは、前記延伸アーム１１３が前記カンチレバー１１２の前記第２端部１１２２に内装されてもよい。

図１から図３Ｂを参照し続け、前記取り付けブラケット１１は斜め部材１１４を含み、その中で、前記斜め部材１１４、前記取り付け盤１１１と前記カンチレバー１１２の間に安定した三角形の構造を形成するように、前記斜め部材１１４は前記取り付け盤１１１と前記カンチレバー１１２の中部との間に斜めに設置されることにより、前記牛体マッサージ装置の信頼性を確保することができる。具体的に、前記カンチレバー１１２が前記取り付け盤１１１の上側より前記取り付け盤１１１から離れる方向に延びるように、前記カンチレバー１１２の前記第１端部１１２１は前記取り付け盤１１１の上側に設置され、前記斜め部材１１４の一端部は前記取り付け盤１１１の下側に設置され、前記斜め部材１１４の他端部は、前記カンチレバー１１２の中部に延び、且つ接続されることにより、前記斜め部材１１４、前記取り付け盤１１１と前記カンチレバー１１２によって安定した三角形の構造を形成することができる。

図１から図３Ｂを参照し続け、前記スイングブラケット１２は、1つのブラケット本体１２１と、少なくとも１つの上部保持アーム１２２と、少なくとも１つの下部保持アーム１２３とを含み、その中で、前記上部保持アーム１２２は、前記ブラケット本体１２１から上向きに延び、且つ前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３に取り付けられている。それに対応して、前記下部保持アーム１２３は、前記ブラケット本体１２１から下向きに延び、且つ前記駆動ユニット２０に取り付けられ、このように、前記スイングブラケット１２は、前記駆動ユニット２０を前記取り付けブラケット１１の前記接続端１０２の下側に保持する。

好ましくは、図１から図３Ｂに示される前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２は、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３に回転可能に取り付けられ、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３と前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２との接続部分に1つの第１回転軸１００１を形成し、前記スイングブラケット１２を、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３に対して前記第１回転軸１００１の回りに回転させるように駆動することにより、使用環境（牛舎）における前記ブラシロール３０の角度を調整する。

具体的に、前記延伸アーム１１３は、２つの接続アーム１１３１と、1つのＵ型ピボットフレーム１１３２とを含み、その中で、２つの前記接続アーム１１３１は、相互に間隔を置いて且つ相互に対称的に前記カンチレバー１１２の前記第２端部１１２２から下向きに延びるように設置され、前記Ｕ型ピボットフレーム１１３２の両側は、それぞれ２つの前記接続アーム１１３１に取り付けられ、更に前記Ｕ型ピボットフレーム１１３２の両側にそれぞれ1つのピボットアーム１１３２１を形成する。それに対応して、前記スイングブラケット１２は２つの前記上部保持アーム１２２を含み、その中で、２つの前記上部保持アーム１２２は、相互に間隔を置いて且つ相互に対称的に前記ブラケット本体１２１の一対の反対側から上向きに延びるように設置され、更に前記スイングブラケット１２の各前記上部保持アーム１２２は、それぞれ前記取り付けブラケット１１の各前記ピボットアーム１１３２１に回転可能に取り付けられることにより、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３と前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２との接続部分に前記第１回転軸１００１を形成する。オプションで、前記Ｕ型ピボットフレーム１１３２は、各前記接続アーム１１３１に調整可能に取り付けられ、前記Ｕ型ピボットフレーム１１３２と各前記接続アーム１１３１との相対位置を調整することにより、前記ブラシロール３０の高さを調整し、前記牛体マッサージ装置を異なる体形の牛体のマッサージのニーズに合わせる。

特筆すべきことに、本発明の前記牛体マッサージ装置においては、前記スイングブラケット１２の各前記上部保持アーム１２２を前記取り付けブラケット１１の各前記ピボットアーム１１３２１に回転可能に取り付ける方法が限定されず、例えば、図１から図３Ｂに示される前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記ブラケットユニット１０は、２つの第１ベアリング１３を更に含み、その中で、前記スイングブラケット１２の各前記上部保持アーム１２２は、各前記第１ベアリング１３を介して前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３の各前記ピボットアーム１１３２１にそれぞれ取り付けられることにより、前記スイングブラケット１２の２つの前記上部保持アーム１２２を、それぞれ前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３の２つの前記ピボットアーム１１３２１に回転可能に取り付けて、更に、前記スイングブラケット１２を前記取り付けブラケット１１に回転可能に取り付ける。オプションで、前記牛体マッサージ装置の他の例において、前記スイングブラケット１２の各前記上部保持アーム１２２は、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３の２つの前記ピボットアーム１１３２１に直接的に且つ回転可能に取り付けられることにより、前記スイングブラケット１２を前記取り付けブラケット１１に回転可能に取り付けている。

図１から図３Ｂを参照し続け、前記駆動ユニット２０は、１つのモーター支持フレーム２１と、前記モーター支持フレーム２１に設置された１つの駆動モーター２２とを含み、その中で、前記モーター支持フレーム２１は、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に取り付けられ、前記ブラシロール３０は、前記駆動モーター２２の出力軸２２１に駆動可能に取り付けられている。前記ブラシロール３０の中心軸によって１つの第２回転軸１００２を形成し、前記駆動モーター２２は前記ブラシロール３０を、前記第２回転軸１００２の回りに回転させるように駆動でき、前記ブラシロール３０で牛の体をこすり洗いする。

好ましくは、図１から図３Ｂに示される前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記モーター支持フレーム２１は、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に回転可能に取り付けられ、前記モーター支持フレーム２１と前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３との接続部分に1つの第３回転軸１００３を形成し、このように、前記モーター支持フレーム２１を、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に対して前記第３回転軸１００３の回りに回転させるように駆動することにより、使用環境（牛舎）における前記ブラシロール３０の角度を調整する。

具体的に、前記スイングブラケット１２は２つの前記下部保持アーム１２３を含み、その中で、２つの前記下部保持アーム１２３は、相互に間隔を置いて且つ相互に対称的に前記ブラケット本体１２１の一対の反対側から下向きに延びるように設置されている。それに対応して、前記モーター支持フレーム２１は、1つの支持フレーム本体２１１と、２つの支持フレームアーム２１２とを含み、その中で、２つの前記支持フレームアーム２１２は、相互に間隔を置いて且つ相互に対称的に前記支持フレーム本体２１１の一対の反対側から上向きに延びるように設置され、更に前記モーター支持フレーム２１の２つの前記支持フレームアーム２１２は、それぞれ前記スイングブラケット１２の２つの前記下部保持アーム１２３に回転可能に取り付けられることにより、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２と前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３との接続部分に前記第３回転軸１００３を形成する。

好ましくは、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３に対する前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２の回転方向が、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に対する前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２の回転方向と異なるため、使用環境（牛舎）における前記ブラシロール３０の角度がより柔軟になる。より好ましくは、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３に対する前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２の回転方向が、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に対する前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２の回転方向と垂直になり、即ち、前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２と前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３との接続部分に形成された前記第１回転軸１００１は、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２と前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３との接続部分に形成された前記第３回転軸１００３と直交している。

具体的に、前記スイングブラケット１２の２つの前記上部保持アーム１２２は、前記ブラケット本体１２１の一対の反対側から上向きに延び、且つ前記取り付けブラケット１１の２つの前記ピボットアーム１１３２１に回転可能に取り付けられ、それに対応して、前記スイングブラケット１２の２つの前記下部保持アーム１２３は、前記ブラケット本体１２１の他の対の反対側から下向きに延び、且つ前記モーター支持フレーム２１の２つの前記支持フレームアーム２１２に回転可能に取り付けられることにより、前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３に対する前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２の回転方向は、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に対する前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２の回転方向と垂直になり、即ち、前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２と前記取り付けブラケット１１の前記延伸アーム１１３との接続部分に形成された前記第１回転軸１００１は、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２と前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３との接続部分に形成された前記第３回転軸１００３と直交している。

より具体的に、前記スイングブラケット１２の前記ブラケット本体１２１、２つの前記上部保持アーム１２２と２つの前記下部保持アーム１２３が一体的に形成され、例えば、前記スイングブラケット１２の前記ブラケット本体１２１、２つの前記上部保持アーム１２２と２つの前記下部保持アーム１２３を形成するための構造部材は１つのプレス部材であってもよく、それは方形の中間部分、中間部分の一対の反対側から外向きに延びる第１突出部分、及び中間部分の他の対の反対側から外向きに延びる第２突出部分からなり、２つの第１突出部分を上向きに曲げ、且つ２つの第２突出部分を下向きに曲げることにより、中間部分によって前記ブラケット本体１２１を形成し、２つの第１突出部分によって２つの前記上部保持アーム１２２を形成し、２つの第２突出部分によって２つの前記下部保持アーム１２３を形成することができ、このように、２つの前記上部保持アーム１２２を前記ブラケット本体１２１の一対の反対側から上向きに延びさせ、及び２つの前記下部保持アーム１２３を前記ブラケット本体１２１の他の対の反対側から下向きに延びさせる。

特筆すべきことに、本発明の前記牛体マッサージ装置においては、前記モーター支持フレーム２１の２つの前記支持フレームアーム２１２を前記スイングブラケット１２の２つの前記下部保持アーム１２３に回転可能に取り付ける方法が限定されず、例えば、図１から図３Ｂに示される前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記牛体マッサージ装置は、２つの第２ベアリング４０を更に含み、その中で、前記モーター支持フレーム２１の各前記支持フレームアーム２１２は、各第２ベアリング４０を介して前記スイングブラケット１２の各前記下部保持アーム１２３にそれぞれ取り付けられることにより、前記モーター支持フレーム２１の２つの前記支持フレームアーム２１２を、前記スイングブラケット１２の各前記下部保持アーム１２３にそれぞれ回転可能に取り付けて、更に、前記モーター支持フレーム２１を前記スイングブラケット１２に回転可能に取り付けている。オプションで、前記牛体マッサージ装置の他の例において、前記モーター支持フレーム２１の各前記支持フレームアーム２１２は、前記スイングブラケット１２の各前記下部保持アーム１２３に直接的に且つ回転可能に取り付けられることにより、前記モーター支持フレーム２１を前記スイングブラケット１２に回転可能に取り付けている。

更に、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレーム本体２１１は延伸通路２１１０を有し、その中で、前記支持フレーム本体２１１に取り付けられた前記駆動モーター２２は、前記モーター支持フレーム２１と前記スイングブラケット１２との間に保持され、更に前記ブラシロール３０を取り付けるために、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１は、前記支持フレーム本体２１１の前記延伸通路２１１０を通って前記モーター支持フレーム２１の外側に延び、前記牛体マッサージ装置においては前記モーター支持フレーム２１と前記スイングブラケット１２との間に前記駆動モーター２２を隠すことができ、前記駆動モーター２２の露出を避けることにより、前記牛体マッサージ装置の信頼性と安定性を確保するのに役立つ。

図１から図３Ｂを参照し続け、前記ブラシロール３０は、前記駆動ユニット２０の前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１に取り外し可能に取り付けられ、必要に応じて、前記ブラシロール３０を切り替える。例えば、前記牛体マッサージ装置を長期間使用することにより前記ブラシロール３０のブラシ毛が摩耗した後、前記ブラシロール３０を前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１から取り外し、１つの新しい前記ブラシロール３０を前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１に取り付けることができる。

具体的に、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１は１つの第１貫通穴２２１０を有し、前記ブラシロール３０の端部は、１つの取り付けキャビティ３１と、相互に対称的に且つ前記取り付けキャビティ３１に連通する２つの第２貫通穴３２とを有し、その中で、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１は、前記ブラシロール３０の前記取り付けキャビティ３１に延びて保持され、更に、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１の前記第１貫通穴２２１０は、前記ブラシロール３０の前記第２貫通穴３２に対応して連通する。前記牛体マッサージ装置は1つの保持部材５０を含み、その中で、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１の前記第１貫通穴２２１０と前記ブラシロール３０の前記第２貫通穴３２には、前記保持部材５０が同時に貫通して保持され、前記保持部材５０によって前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１に前記ブラシロール３０を取り付け、更に前記駆動モーター２２は、前記ブラシロール３０の回転を駆動することができる。

理解できることとして、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１から前記ブラシロール３０を取り外す時、まず、前記保持部材５０を、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１の前記第１貫通穴２２１０と前記ブラシロール３０の前記第２貫通穴３２から取り外し、次に、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１を、前記ブラシロール３０の前記取り付けキャビティ３１から脱出させる。前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１に前記ブラシロール３０を取り付ける時、まず、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１は、前記ブラシロール３０の前記取り付けキャビティ３１に延びて保持され、更に、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１の前記第１貫通穴２２１０を、前記ブラシロール３０の前記第２貫通穴３２に対応して連通させ、次に、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１の前記第１貫通穴２２１０と前記ブラシロール３０の前記第２貫通穴３２には、前記保持部材５０が貫通して保持され、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１に前記ブラシロール３０を取り付ける。

図１から図３Ｂを参照し続け、前記駆動ユニット２０は１つのコントローラー２３を含み、その中で、前記駆動モーター２２が前記コントローラー２３に制御可能に接続され、前記コントローラー２３によって前記駆動モーター２２の作動状態を制御し、更に前記牛体マッサージ装置の作動状態を制御する。例えば、前記コントローラー２３は、前記駆動モーター２２が回転するかどうかを制御できるように設置されている。好ましくは、前記コントローラー２３は、前記駆動モーター２２の回転方向を制御できるように設置され、例えば、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２の正回転を制御できるように設置され、或いは、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２の逆回転を制御できるように設置され、或いは、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２の正回転と逆回転の交替を制御できるように設置されている。理解できることとして、前記駆動モーター２２の前記出力軸２２１に取り付けられた前記ブラシロール３０の回転状態及び回転方向は、前記駆動モーター２２の回転状態及び回転方向と一致している。

更に、前記駆動ユニット２０は１つのモニター２４を含み、その中で、前記モニター２４は前記コントローラー２３に通信可能に接続され、前記モニター２４は、前記駆動モーター２２の傾斜角度を監視できるように設置されており、前記コントローラー２３は、前記モニター２４の監視結果に応じて前記駆動モーター２２の作動状態を制御することができる。理解できることとして、前記駆動モーター２２の傾斜度は前記ブラシロール３０の傾斜度と一致し、前記駆動モーター２２の傾斜度を監視することにより、前記ブラシロール３０の傾斜度を監視することができる。

本発明の前記牛体マッサージ装置の好ましい例において、前記モニター２４は、前記駆動モーター２２が所定の角度に傾いていることを監視する時、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２の回転を制御することにより、前記ブラシロール３０を回転させ、それに対応して、前記モニター２４は前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度より小さいことを監視する時、或いは、前記モニター２４は前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度より小さいことを監視し且つ一定時間経過後、前記コントローラー２３は、前記駆動モーター２２を停止するように制御することにより、前記ブラシロール３０の回転を停止させ、牛体の自動マッサージを実現することができる。

具体的に、牛の体が前記ブラシロール３０に触れて且つ前記ブラシロール３０を押す時、前記ブラシロール３０は前記駆動モーター２２によって、前記モーター支持フレーム２１を前記スイングブラケット１２に対して前記第３回転軸１００３の回りに回転させることができ、及び／又は前記ブラシロール３０は前記駆動ユニット２０によって、前記スイングブラケット１２を前記取り付けブラケット１１に対して前記第１回転軸１００１の回りに回転させることができる。この時、前記モニター２４は、前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度に達するかどうかを監視でき、例えば、所定の角度は１５°であってもよいが、これに限定されない。前記モニター２４は、前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度に達したことを監視すると、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２を制御することにより、前記ブラシロール３０を回転させることができ、牛の体をこすり洗いする方法で、前記ブラシロール３０によって牛の体にマッサージを行う。理解できることとして、牛の体が前記ブラシロール３０を離れる時、重力の原理により、前記ブラシロール３０は前記駆動モーター２２によって、前記モーター支持フレーム２１を前記スイングブラケット１２に対して前記第３回転軸１００３の回りに回転させて回復状態になる。この時、本発明の前記牛体マッサージ装置の一例において、前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度より小さい時、回転を停止させるように、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２を制御することができる。本発明の前記牛体マッサージ装置の別の例において、前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度より小さく、且つ一定時間（例えば２０秒）経過後、前記コントローラー２３は、前記駆動モーター２２の回転を制御することができる。

特筆すべきことに、本発明の前記牛体マッサージ装置においては前記モニター２４の種類が限定されず、前記モニター２４が前記駆動モーター２２の傾斜角度を監視するためのものであれば良い。例えば、本発明の前記牛体マッサージ装置の好ましい例において、前記モニター２４は1つのジャイロスコープであってもよく、前記駆動モーター２２の傾斜角度を監視するために、前記モニター２４は前記駆動モーター２２に設置され、或いは前記モーター支持フレーム２１に設置され、或いは前記ブラシロール３０に設置されている。本発明の前記牛体マッサージ装置の別の好ましい例において、前記モニター２４は、1つのカメラであり、前記駆動モーター２２の画像、又は前記モーター支持フレーム２１の画像、又は前記ブラシロール３０の画像を撮影することにより、前記駆動モーター２２の傾斜角度を監視してもよい。

前記モニター２４を前記カメラに設定する前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記モニター２４は牛体の画像を撮影することにより、牛体の年齢層を自動的に識別し、例えば牛舎にとって、飼育されている牛の品種が決まっているので、牛の姿（身長、体型）を得ることにより、牛体の年齢層を判断して識別し、その後前記コントローラー２３は牛体の年齢層に応じて、適当な回転速度と適当な回転モードで牛の体にマッサージを行うように、前記ブラシロール３０を制御することができ、このように、牛体の個性化のニーズを満たすことができる。具体的に、前記コントローラー２３は牛体の年齢層に応じて、低速回転、中速回転又は高速回転で牛の体にマッサージを行うように、前記ブラシロール３０を制御することができ、或いは前記コントローラー２３は牛体の年齢層に応じて、正回転、逆回転又は正回転と逆回転の交替で牛の体にマッサージを行うように、前記ブラシロール３０を制御することができる。

更に、本発明の前記牛体マッサージ装置の好ましい例において、前記モニター２４と前記コントローラー２３は、1つの回路板２５に取り付けられ、前記牛体マッサージ装置の小型化に有利であり、前記コントローラー２３に前記モニター２４を通信可能に接続することが便利であり、及び、その後前記回路板２５によって前記モニター２４と前記コントローラー２３に電力を供給することが便利である。好ましくは、前記駆動モーター２２が前記回路板２５に電気的に接続されている。

図１から図３Ｂを参照し続け、前記牛体マッサージ装置は1つの制御スイッチ６０を更に含み、その中で、前記駆動モーター２２は前記制御スイッチ６０に電気的に接続され、前記制御スイッチ６０は、外部電源と前記回路板２５に電気的に接続され、外部電源は前記制御スイッチ６０によって前記回路板２５に伝送される必要があり、更に前記回路板２５によって前記駆動モーター２２、前記コントローラー２３と前記モニター２４に電気エネルギーを配分し、このように、メンテナンスのためにシャットダウンする必要がある時、前記牛体マッサージ装置を洗浄する時、或いは緊急事態が発生する時、安全を確保するために、前記制御スイッチ６０によって電源を切った後に実行してもよい。

特筆すべきことに、図１～図３Ｂは、前記牛体マッサージ装置が前記第１回転軸１００１と前記第３回転軸１００３とを有する例を示しており、即ち、前記牛体マッサージ装置の前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２は、前記取り付けブラケット１１の前記ピボットアーム１１３２１に回転可能に取り付けられ、及び、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２は、前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に回転可能に取り付けられているが、理解できることとして、本発明の前記牛体マッサージ装置の1つの変形例において、前記牛体マッサージ装置では、前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２を前記取り付けブラケット１１の前記ピボットアーム１１３２１に回転可能に取り付け、及び、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２を前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に固定することができる。本発明の前記牛体マッサージ装置の別の変形例において、前記牛体マッサージ装置では、前記スイングブラケット１２の前記上部保持アーム１２２を前記取り付けブラケット１１の前記ピボットアーム１１３２１に固定し、及び、前記モーター支持フレーム２１の前記支持フレームアーム２１２を前記スイングブラケット１２の前記下部保持アーム１２３に回転可能に取り付けることができる。

図４～図９は、本発明の前記牛体マッサージ装置を使用して牛の体をマッサージする過程を示している。

図４を参照し、前記牛体マッサージ装置は、前記取り付けブラケット１１の前記取り付け盤１１１を牛舎の壁に取り付けるように、使用環境（牛舎）に保持されている。その中で、その後のマッサージ過程で壁に触れることを避けるため、前記牛体マッサージ装置の前記ブラシロール３０は、牛舎の壁から離れている。

図５を参照し、牛体の臀部が前記ブラシロール３０を押す時、前記ブラシロール３０は前記駆動モーター２２によって、前記モーター支持フレーム２１を前記スイングブラケット１２に対して前記第３回転軸１００３の回りに回転させ、及び前記スイングブラケット１２を前記取り付けブラケット１１に対して前記第１回転軸１００１の回りに回転させることができる。この時、前記モニター２４は、前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度に達したことを監視した後、監視結果を前記コントローラー２３に送り、前記コントローラー２３は前記駆動モーター２２の回転を制御することにより、前記ブラシロール３０を前記第２回転軸１００２の回りに回転させることができ、牛の体をこすり洗いする方法で、前記ブラシロール３０によって牛の体にマッサージを行う。

図６と図７を参照し、牛体の動きにつれて、前記ブラシロール３０は、牛の体に沿って臀部から背中までマッサージし、更に前記ブラシロール３０の傾斜角度は、牛の体部分の変化につれて自動的に変化してもよく、牛体の各可能な部分を自動的にマッサージする。理解できることとして、いくつかの特別な部位において、牛の体により良いマッサージ効果を提供するために、前記駆動モーター２２は、正回転と逆回転の交替によって、前記ブラシロール３０の正回転と逆回転の交替を実現することができる。

図８を参照し、牛体が前記ブラシロール３０を離れる時、重力の作用下で、前記ブラシロール３０が自動的に直立状態に回復してもよい。一例においては、前記駆動モーター２２を、前記ブラシロール３０の傾斜角度が所定の角度より小さい時に回転を停止するように制御でき、前記駆動モーター２２は回転を停止すると、前記ブラシロール３０は回転を停止する。別の例においては、前記駆動モーター２２を、前記ブラシロール３０の傾斜角度が所定の角度より小さく且つ一定時間（例えば２０秒）経過後に回転を停止するように制御でき、前記駆動モーター２２は回転を停止すると、前記ブラシロール３０は回転を停止する。

本発明の別の形態によれば、本発明は牛体マッサージ方法を更に提供し、その中で、前記牛体マッサージ方法は、
（ａ）前記取り付けブラケット１１の接続端の下側に前記スイングブラケット１２を取り付けるステップと、
（ｂ）前記スイングブラケット１２に前記駆動ユニット２０の前記モーター支持フレーム２１を取り付けるステップと、
（ｃ）前記駆動ユニット２０の前記モーター支持フレーム２１に取り付けられた前記駆動モーター２２に前記ブラシロール３０を駆動可能に取り付けるステップと、
（ｄ）前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度に達するかどうかを監視し、前記駆動モーター２２の傾斜角度が所定の角度に達した後、前記駆動モーター２２によって前記ブラシロール３０の回転を駆動し、前記ブラシロール３０は、牛の体をこすり洗いする方法で、牛の体をマッサージするステップと、
を含む。

図９と図１０は、本発明の前記牛体マッサージ装置の1つの変形例を示しており、図１～図８に示される前記牛体マッサージ装置との違いについて、図９と図１０に示される前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記ブラケットユニット１０は、1つの調整ブラケット１３を更に含み、その中で、前記調整ブラケット１３は、1つの固定フレーム１３１と、1つの駆動スクリューロッド１３２と、1つのスライディングシート１３３とを含み、その中で、前記固定フレーム１３１は、牛舎の壁又は支柱などの付着物に取り付けられるように構成され、更に前記固定フレーム１３１は、1つの垂直方向のスライドレール１３１１を提供し、前記駆動スクリューロッド１３２は前記固定フレーム１３１に回転可能に取り付けられ、前記スライディングシート１３３は、前記駆動スクリューロッド１３２に駆動可能に取り付けられ、且つ前記固定フレーム１３１の前記スライドレール１３１１にスライド可能に保持されている。前記駆動スクリューロッド１３２を駆動して回転させる時、前記駆動スクリューロッド１３２は前記スライディングシート１３３を、前記固定フレーム１３１の前記スライドレール１３１１に沿って上下に移動させるように駆動することができる。

特筆すべきことに、前記スライディングシート１３３が前記駆動スクリューロッド１３２に駆動可能に取り付けられる方法は、本発明の前記牛体マッサージ装置において限定されない。例えば、図９と図１０に示される前記牛体マッサージ装置の具体的な例において、前記スライディングシート１３３は1つの糸孔１３３１を有し、その中で、前記駆動スクリューロッド１３２は、前記スライディングシート１３３の前記糸孔１３３１を通って且つ前記スライディングシート１３３の前記糸孔１３３１に保持され、前記固定フレーム１３１の前記スライドレール１３１１の制限下で、前記駆動スクリューロッド１３２を駆動して回転させる時、前記駆動スクリューロッド１３２は前記スライディングシート１３３を、前記固定フレーム１３１の前記スライドレール１３１１に沿って上下に移動させるように駆動することができる。

更に、前記調整ブラケット１３は、1つの調整モーター１３４と1つの動力伝達部１３５とを含み、前記動力伝達部１３５は、前記調整モーター１３４と前記駆動スクリューロッド１３２を接続するように設置され、前記調整モーター１３４は前記動力伝達部１３５によって前記駆動スクリューロッド１３２を回転させる。好ましくは、前記調整モーター１３４が前記固定フレーム１３１の一端部に保持され、例えば、前記調整モーター１３４は前記固定フレーム１３１の上端部に保持されている。それに対応して、前記動力伝達部１３５は、前記調整モーター１３４と前記駆動スクリューロッド１３２の上端部を接続するように設置され、このように、前記調整モーター１３４は前記動力伝達部１３５によって、前記駆動スクリューロッド１３２の上端部に前記駆動スクリューロッド１３２を回転させることができる。

更に、前記調整ブラケット１３は1つの取り付けボックス１３６を含み、その中で、前記固定フレーム１３１の上端部と前記調整モーター１３４は、すべて前記取り付けボックス１３６に取り付けられ、前記取り付けボックス１３６によって前記調整モーター１３４を前記固定フレーム１３１の上端部に保持し、その中で、前記動力伝達部１３５は、前記取り付けボックス１３６の内部に保持されている。

前記取り付けブラケット１１の前記固定端１０１は、前記調整ブラケット１３の前記スライディングシート１３３に取り付けられ、前記固定フレーム１３１に対する前記スライディングシート１３３の位置を調整する時、前記スライディングシート１３３は、前記取り付けブラケット１１を同期的に調整するように引き動かし、更に前記ブラシロール３０の高さを調整することができる。

当業者は、以上の実施例が単なる例であり、異なる実施例の特徴を互いに組み合わせることにより、本発明の開示に応じて容易に考えられるが、図面に明確に示されていない実施形態を得ることを理解することができる。

当業者にとっては、上記の説明及び図面に示される本発明の実施例が単なる例であるが、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。本発明の目的を既に完全且つ効果的に実現した。実施例においては本発明の機能及び構造原理を示して説明し、前記原理を逸脱しない場合、本発明の実施形態は、任意の変形又は修正を有し得る。

Claims (15)

1. 牛体マッサージ装置であって、
   モーター支持フレームと、前記モーター支持フレームに設置される駆動モーターとを含む駆動ユニットと、
   前記駆動モーターの出力軸に駆動可能に取り付けられるブラシロールと、
   取り付けブラケットとスイングブラケットとを含むブラケットユニットと、
   を含み、
   前記スイングブラケットは前記取り付けブラケットの接続端に取り付けられ、前記モーター支持フレームは前記スイングブラケットに取り付けられ、前記ブラシローラーは前記スイングブラケットの下側に吊り下げられて保持されており、
   前記ブラシロールは、押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける、
   ことを特徴とする牛体マッサージ装置。
2. 前記スイングブラケットは前記取り付けブラケットに回転可能に取り付けられており、前記ブラシロールは、押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける請求項１に記載の牛体マッサージ装置。
3. 前記モーター支持フレームは前記スイングブラケットに回転可能に取り付けられており、前記ブラシロールは、押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける請求項１に記載の牛体マッサージ装置。
4. 前記モーター支持フレームは前記スイングブラケットに回転可能に取り付けられており、前記ブラシロールは、押されて傾く時に、前記駆動モーターを同期的に傾ける請求項２に記載の牛体マッサージ装置。
5. 前記取り付けブラケットに対する前記スイングブラケットの回転方向は、前記スイングブラケットに対する前記モーター支持フレームの回転方向と異なる請求項４に記載の牛体マッサージ装置。
6. 前記スイングブラケットと前記取り付けブラケットとの接続部分に形成された回転軸は、前記モーター支持フレームと前記スイングブラケットとの接続部分に形成された回転軸と直交している請求項５に記載の牛体マッサージ装置。
7. 前記取り付けブラケットは少なくとも１つのピボットアームを有し、前記スイングブラケットは、ブラケット本体と、前記ブラケット本体から上向きに延びる少なくとも１つの上部保持アームとを含み、前記スイングブラケットの前記上部保持アームは、前記取り付けブラケットの前記ピボットアームに回転可能に取り付けられている請求項２に記載の牛体マッサージ装置。
8. 前記取り付けブラケットは、２つの相互に対称的なピボットアームを有し、前記モーター支持フレームは、少なくとも２つの相互に対称的な支持フレームアームを有し、前記スイングブラケットは、ブラケット本体、２つの上部保持アーム及び２つの下部保持アームを含み、２つの前記上部保持アームは、相互に対称的に前記ブラケット本体の一対の反対側から上向きに延び、２つの前記上部保持アームは、それぞれ２つの前記ピボットアームに回転可能に取り付けられ、２つの前記下部保持アームは、相互に対称的に前記ブラケット本体の他の対の反対側から下向きに延び、２つの前記下部保持アームは、それぞれ２つの前記支持フレームアームに回転可能に取り付けられている請求項４に記載の牛体マッサージ装置。
9. 前記スイングブラケットの２つの前記上部保持アームは、それぞれ１つのベアリングを介して前記取り付けブラケットの２つの前記ピボットアームに回転可能に取り付けられ、
   前記モーター支持フレームの２つの前記支持フレームアームは、それぞれ１つのベアリングを介して前記スイングブラケットの２つの前記下部保持アームに回転可能に取り付けられている請求項８に記載の牛体マッサージ装置。
10. 前記モーター支持フレームは延伸通路を有し、前記駆動モーターは、前記モーター支持フレームと前記スイングブラケットとの間に隠されるように前記モーター支持フレームに設置され、前記駆動モーターの出力軸は、前記モーター支持フレームの前記延伸通路を経由して前記モーター支持フレームの外部に延び、前記ブラシロールは、前記駆動モーターの出力軸に駆動可能に取り付けられている請求項８に記載の牛体マッサージ装置。
11. 前記駆動ユニットは、コントローラーと、前記コントローラーに通信可能に接続されるモニターとを含み、
    前記駆動モーターは前記コントローラーに制御可能に接続され、前記モニターは前記駆動モーターの傾斜状態を監視するためのものであり、前記コントローラーは、前記モニターの監視結果に応じて前記駆動モーターの作動状態を制御する請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の牛体マッサージ装置。
12. 前記ブラケットユニットは調整ブラケットを更に含み、前記取り付けブラケットの固定端は、前記調整ブラケットに調整可能に取り付けられ、前記調整ブラケットによって前記取り付けブラケットの高さを調整する請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の牛体マッサージ装置。
13. 牛体マッサージ方法であって、
    （ａ）取り付けブラケットの接続端の下側にスイングブラケットを取り付けるステップと、
    （ｂ）前記スイングブラケットに駆動ユニットのモーター支持フレームを取り付けるステップと、
    （ｃ）前記駆動ユニットの前記モーター支持フレームに取り付けられた前記駆動モーターにブラシロールを駆動可能に取り付けるステップと、
    （ｄ）前記駆動モーターの傾斜角度が所定の角度に達するかどうかを監視し、前記駆動モーターの傾斜角度が所定の角度に達した後、前記駆動モーターによって前記ブラシロールの回転を駆動し、前記ブラシロールによって牛体の毛をこすり洗いする方法で牛体をマッサージするステップと、
    を含むことを特徴とする牛体マッサージ方法。
14. 前記ステップ（ａ）において、前記スイングブラケットを前記取り付けブラケットに対して回転させる請求項１３に記載の牛体マッサージ方法。
15. 前記ステップ（ｂ）において、前記モーター支持フレームを前記スイングブラケットに対して回転させる請求項１３に記載の牛体マッサージ方法。
    
    

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