JP2022522017A - モータ用巻線構造及びモータ - Google Patents

モータ用巻線構造及びモータ Download PDF

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Abstract

モータ用巻線構造及びモータに関し、このモータは、周方向に配列された複数の溝を有し、一方側が挿入側であって、他方側が溶接側であるコア(1)と、当該コア(1)の複数の溝(11)に設けられ、異なる形状の複数のヘアピン型導体からなるN個の並列巻きサブ巻線(Nは、正の偶数である)を含む多相巻線構造(2)と、を含む。各相巻線構造(2)の同一のサブ巻線を形成する導体は、対応する溝(11)の非隣接導体層に位置する。本態様によれば、ステータコイルの位相巻線毎の並列巻きサブ巻線が負荷動作状態で誘起された逆起電力を互いにバランスさせることができ、それにより、同相に属する並列巻きサブ巻線の間に逆起電力差を回避するために発生する電流ループを防止でき、それによる付加的な電気損失を解消することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、モータの分野に関し、具体的には、モータ用巻線構造及びモータに関する。
モータは、ステータアセンブリ及びステータに対して回転するロータアセンブリを含む。ステータアセンブリは、一般的に、ステータアセンブリの溝にそれぞれ挿入される複数のステータ巻線を含む。現在、ヘアピン型ステータ巻線は新エネルギー自動車の駆動モータに適用され、モータの熱と全体的な性能が改善される。
従来技術では、多層(4層や4層以上)の平角銅線波巻線は、ワンフェーズ・マルチブランチ(2ブランチや2ブランチ以上)の並列巻き方式を用いるのが多い。1つの溝内に4層の導体を有するステータを例として、U相巻線の第1の並列巻きブランチコイルU1は、U相に割り当てられた溝内の1、2層導体により接続されてなり、U相巻線の第2の並列巻きブランチコイルU2は、U相に割り当てられた溝内の3、4層導体により接続されてなり、第1の並列巻きブランチU1と第2の並列巻きブランチU2の間はヘッド-ヘッド接続でU相引出線が形成され、第1の並列巻きブランチU1と第2の並列巻きブランチU2の間はテール-テール接続でU相とV、W相との接続中性点が形成される。これにより、三相巻線が形成される。平角銅線巻線モータに対して、多層の平角銅線波巻線を用いることで、回転モータにおける表皮効果による損失を低減することができるが、上記の巻線の接続方式の制限により、同相の並列巻きブランチの間に、電磁結合が不均一になりやすくので、並列巻きブランチにアンバランスな電流ループが存在し、モータの追加的な付加銅損失を増加させ、モータの性能指標に直接的に影響を与える。
これに鑑みて、同相の並列巻きブランチの間に電磁結合が不均一であるという欠陥を効果的に回避するために、従来のモータのステータの巻線構造に対して最適化設計を行う必要があるようになる。
上記技術問題を解決するために、本発明はモータ用巻線構造及びモータを提供する。この巻線構造の設計によれば、ステータコイルの各位相の巻線の並列巻きサブ巻線が負荷動作状態で誘起された逆起電力を相互にバランスさせることを実現できるので、同相に属する並列巻きサブ巻線の間に逆起電力差を回避するために発生する電流ループを防止し、それによる付加的な電気損失を解消することができる。
本発明に係る巻線構造は、複数の溝と、挿入側と、溶接側とを有するステータコアに設けられた巻線構造であって、前記巻線構造は、前記溝に位置する複数のヘアピン型導体と、異なる形状の複数のヘアピン型導体と電極配線導体とからなるN個の並列巻きサブ巻線(Nは、正の偶数である)とを含み、各相巻線構造の同一の前記サブ巻線を形成する導体は、対応する前記溝の非隣接導体層に位置しており、前記サブ巻線は、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝を離れる溝における第j-1層の溝内導体部分とを有する第1の標準ヘアピン型導体と、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝を離れる溝における第j+1層の溝内導体部分とを有する第2の標準ヘアピン型導体と、1つの溝における第L層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy-1個の溝を離れる溝における第1層の溝内導体部分とを有する直列ヘアピン型導体と、を含み、1巻線サイクル内の複数の前記第1の標準ヘアピン型導体は、対応する溝内導体部分がいずれも同一の層に位置するように配置されており、前記第2の標準ヘアピン型導体は、隣接する2つの前記巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体を接続し、二次サブ巻線を構成しており、前記直列ヘアピン型導体は、隣接する前記二次サブ巻線の第1の標準ヘアピン型導体を接続し、前記サブ巻線を構成しており、yは、巻線ピッチであり、Lは、前記溝内の導体層の層数であり、jは、1≦j≦Lを満たす自然数であり、前記円周第一方向は、時計回り方向又は逆時計回り方向である。
好ましくは、各相前記巻線構造の前記サブ巻線毎の相引出線を形成する導体は、異なる溝の第1導体層又は第L導体層に設けられており、N/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i)溝の第1導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第二方向に沿ってy+1個の溝を離れる第L導体層に位置し、別のN/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i-1)溝の第L導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第一方向に沿ってy+1個の溝を離れる第1導体層に位置するように配置されており、iは、1≦i≦Qを満たす整数であり、Qは、前記溝の数であり、第1導体層は、外導体層であり、第L導体層は、内導体層であり、前記円周第二方向は、前記円周第一方向とは逆である。
本発明に係る別の巻線構造は、複数の溝と、挿入側と、溶接側とを有するステータコアに設けられた巻線構造であって、前記巻線構造は、前記溝に位置する複数のヘアピン型導体と、異なる形状の複数のヘアピン型導体と電極配線導体とからなるN個の並列巻きサブ巻線(Nは、正の偶数である)とを含み、各相巻線構造の同一の前記サブ巻線を形成する導体は、対応する前記溝の非隣接導体層に位置しており、前記サブ巻線は、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝を離れる溝における第j-1層の溝内導体部分とを有する第1の標準ヘアピン型導体と、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝を離れる溝における第j+1層の溝内導体部分とを有する第2の標準ヘアピン型導体と、1つの溝における第L層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy+1個の溝を離れる溝における第1層の溝内導体部分とを有する直列ヘアピン型導体と、を含み、1巻線サイクル内の複数の前記第1の標準ヘアピン型導体は、対応する溝内導体部分がいずれも同一の層に位置するように配置されており、前記第2の標準ヘアピン型導体は、隣接する2つの前記巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体を接続し、二次サブ巻線を構成しており、前記直列ヘアピン型導体は、隣接する前記二次サブ巻線の第1の標準ヘアピン型導体を接続し、前記サブ巻線を構成しており、yは、巻線ピッチであり、Lは、前記溝内の導体層の層数であり、jは、1≦j≦Lを満たす自然数であり、前記円周第一方向は、時計回り方向又は逆時計回り方向である。
好ましくは、各相前記巻線構造の前記サブ巻線毎の相引出線を形成する導体は、異なる溝の第1導体層又は第L導体層に設けられており、N/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i)溝の第1導体層に位置し、中性線を形成する導体は、円周第二方向に沿ってy-1個の溝を離れる第L導体層に位置し、別のN/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i-1)溝の第L導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第一方向に沿ってy-1個の溝を離れる第1導体層に位置するように配置されており、iは、1≦i≦Qを満たす整数であり、Qは、前記溝の数であり、第1導体層は、外導体層であり、第L導体層は、内導体層であり、前記円周第二方向は、前記円周第一方向とは逆である。
本発明は、周方向に配列された複数の溝を有し、一方側が挿入側であって、他方側が溶接側であるコアと、前記コアの複数の溝に設けられる前述したような巻線構造とを含むモータを提供する。
好ましくは、前記巻線構造の第1導体層に位置する各相の中性線は、周方向側方位置にある2つの中性線導体がヘアピン型導体を用い、かつ中性線ヘアピン型導体の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部を有し、周方向中間位置にある中性線導体が前記非絶縁部に電気的に接続されるように配置されており、前記巻線構造の第L導体層に位置する各相の中性線配は、周方向側方位置にある2つの中性線導体がヘアピン型導体を用い、かつ中性線ヘアピン型導体の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部を有し、周方向中間位置にある中性線導体が前記非絶縁部に電気的に接続されるように配置されている。
好ましくは、複数の前記ヘアピン型導体は、いずれも、前記コアの挿入側に設けられたU形導体接続セグメントを含み、重なる位置における複数の前記ヘアピン型導体の導体接続セグメントは、内側から外側に向かって順次に積層されている。
好ましくは、各導体のピン末端は、各相前記巻線構造の電極配線を形成するピン末端が、前記コアの挿入側に位置し、他のピン末端が前記コアの溶接側から突出して接続されるように配置されている。
好ましくは、前記コアの挿入側の一端に設けられたバスバーをさらに含み、前記直列ヘアピン型導体は導体接続セグメントを有しておらず、かつ前記直列ヘアピン型導体の2つの溝内導体部分及び前記電極配線導体は、前記溶接側から突出したピン末端が前記バスバーにより電気的に接続されるように配置されている。
好ましくは、各相前記巻線構造の前記コアの溶接側から突出したピン末端は、いずれも導体本体から側方へ同じ溝数で折り曲げ、周方向における当該前記溝の中間位置に溶接により前記接続を形成する。
好ましくは、溶接により前記接続を形成した各ピン末端が順次に配列され、前記溝の開設方向と一致している。
従来技術に比べ、本発明は別途に巻線構造の最適化態様を提案している。この巻線構造は、異なる形状の複数のヘアピン型導体からなる並列巻きサブ巻線を含み、各相巻線構造の同一の前記サブ巻線を形成する導体は、対応する前記溝の非隣接導体層に位置する。つまり、異なるサブ巻線を形成する導体は、対応する溝内に間隔をあけて配置されている。本態様によれば、ステータコイルの位相巻線毎の並列巻きサブ巻線が負荷動作状態で誘起された逆起電力を互いにバランスさせることができ、それにより、同相に属する並列巻きサブ巻線の間に逆起電力差を回避するために発生する電流ループを防止でき、それによる付加的な電気損失を解消することができる。
本発明の好適な態様では、ヘアピン型導体は、いずれも、コアの挿入側に設けられたU形導体接続セグメントを含み、重なる位置における複数のヘアピン型導体の導体接続セグメントは、内側から外側に向かって順次に積層されている。これにより、溝口の導体と溝底の導体とを接続することにより、溝口に近い層の帯状導体の放熱能力を向上させ、溝内の異なる層と底との間の温度差をバランスさせることで、モータが継続的に運行可能な電力を高くし、モータの電力密度を向上させることができ、さらに、ロータへの、ステータの熱放射による熱量を低下させ、ロータの温度を低くすることができる。
本発明の別の好適な態様では、コアの挿入側の一端にバスバーが設けられており、これに応じて、順次に積層された外層ヘアピン型導体は導体接続セグメントを有しておらず、各外層ヘアピン型導体の2つの溝内導体部分は、挿入側から突出したピン末端がバスバーにより電気的に接続されるように配置されている。このように配置することで、同相並列巻きサブ巻線の導体接続セグメントを小さくすることにより、モータの巻線端部の高さ寸法を最大限に低減することができ、モータの小型化の設計傾向に合致し、ヘアピン型導体配線の成形製造を容易にすることができる。
本発明のさらに別の好適な態様では、さらに、巻線構造の内、外層に位置する中性線を最適化し、ここで、第1導体層と第L導体層に位置する各相の中性線は、いずれも、周方向側方位置にある2つの中性線導体がヘアピン型導体を用い、かつ中性線ヘアピン型導体の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部を有し、この非絶縁部により周方向中間位置にある中性線導体に電気的に接続されるように配置されている。これにより、端部構造を簡単化して、生産ラインでの組立を迅速に行うことに有利である。
図1は、実施例1に係る巻線構造が配置されたモータコアの挿入側の構造の模式図である。 図2は、実施例1に係る巻線構造が配置されたモータコアの溶接側の構造の模式図である。 図3aは、巻線構造の位相ブランチU1の配線を示す図である。 図3bは、巻線構造の位相ブランチU2の配線を示す図である。 図4aは、図3aにおける巻線構造のコア挿入側の巻線結線の展開図である。 図4bは、図3bにおける巻線構造のコア挿入側の巻線結線の展開図である。 図5aは、U相巻線の第1のサブ巻線ブランチU1の配列の模式図である。 図5bは、U相巻線の第2のサブ巻線ブランチU2の配列の模式図である。 図6aは、本実施形態に係る巻線構造における各種のヘアピン型導体のタイプを示す図である。 図6bは、本実施形態に係る巻線構造における各種のヘアピン型導体のタイプを示す図である。 図7は、具体的な実施形態に係る並列巻きサブ巻線により形成されるU相巻線構造を示す斜視図である。 図8は、図7に示すU相巻線構造とステータコアとの装着関係を示す図である。 図9は、実施例2に係る巻線構造が配置されたモータコアの挿入側の構造の模式図である。 図10は、図9に示すモータコアのバスバーが組み付けられていない状態の模式図である。 図11は、図9に示すバスバーの構造の模式図である。 図12は、図11に示すバスバーの内側の導体の模式図である 図13aは、実施例3に係る巻線構造の位相ブランチU1の配線を示す図である。 図13bは、実施例3に係る巻線構造の位相ブランチU2の配線を示す図である。 図14aは、図13aにおける巻線構造のコア挿入側の巻線結線の展開図である。 図14bは、図13bにおける巻線構造のコア挿入側の巻線結線の展開図である。 図15は、実施例3に係る直列ヘアピン型導体の構造の模式図である。
コア1、溝11、巻線構造2、相引出線21、中性線22、中性線ヘアピン型導体221、中性線導体2211、非絶縁部2212、中性線導体222、U形接続セグメント23、渡り線突起24、バスバー3、スロット31、接続導体32。
本分野の当業者が本発明の技術案をよりよく理解するために、以下は、図面及び具体的な実施例を参照して本発明をより詳細に説明する。
本実施形態は、図中に示す三相ステータ平角線巻線を中心に説明する。そのコアは周方向に配列された48個の溝(Q=48)を有し、溝内に4層の導体(L=4)を配列可能であり、各相巻線構造は2つの並列巻きサブ巻線を有し、極数が8(p=8)、巻線ピッチが6(y=Q/p=6)であるものとして、本態様に係るステータ巻線構造の態様を詳細に説明する。上述した具体的なパラメータにより特徴付けられたステータコアの具体的な構造は、本願が保護請求するモータおよびその巻線の構造に対して、実質的に限定するものではないと理解されるべきである。
用語説明
溝:48個の溝を例にしてコアの周方向に配列された溝の番号を順次に定義し、順時計又は逆時計方向で第1溝、第2溝……第48溝と命名することができる。
層:4層の溝内導体を例にして溝内の導体の番号を順次に定義し、内から外へ、第1層、第2層、第3層及び第4層と命名することができる。
内と外:方向性用語「内」と「外」は、コアを基準として定義され、コアの軸心線に近い側を「内」、コアの外周面に近い側を「外」とする。
標準ヘアピン型導体:y(巻線ピッチ)個の溝が離れる2つの溝内に位置する導体部分を有するヘアピン型導体である。
直列ヘアピン型導体:y-1個の溝が離れる2つの溝内に位置する導体部分を有するヘアピン型導体であって、短ピッチ導体である。y+1個の溝が離れる2つの溝内に位置する導体部分を有するヘアピン型導体であって、長ピッチ導体である。
実施例1
図1及び図2を参照する。図1は、本実施例に係るコイル構造が配置されたモータコアの挿入側構造の模式図であり、図2は、本実施例に係るコイル構造が配置されたモータコアの溶接側構造の模式図である。
図示されるように、このモータのコア1には、周方向に配列された複数の溝11を有し、コア1は、一方側が挿入側となり、他方側が溶接側となる。三相巻線構造2は、コア1の複数の溝11に設けられ、互いに異なる電気位相であるU相、V相、W相を構成する。本発明の基本的な思想は、他の多相巻線構造にも適用できる。
各相の巻線構造2は、異なる形状の複数のヘアピン型導体と電極配線導体とからなるN個の並列巻きのサブ巻線を含み(Nは、正の偶数である)、各相の巻線構造を形成するヘアピン型導体は、いずれも対応するステータコアの溝に収納されている。各相巻線構造の同一のサブ巻線を形成する導体は、対応する前記溝11の非隣接導体層に位置する。つまり、異なるサブ巻線を形成する導体は、対応する溝内に間隔をあけて配置されている。本態様によれば、ステータコイルの位相毎の巻線の並列巻きサブ巻線が負荷動作状態で誘起された逆起電力を互いにバランスさせることを実現できる。これにより、同相に属する並列巻きサブ巻線の間に逆起電力差を回避するために発生する電流ループを防止でき、それによる付加的な電気損失を解消することができる。本態様は、星型結線のステータコイルのU相の2つの並列巻きサブ巻線を説明しているが、本態様の思想や方法は、同様に、デルタ結線のステータ巻線に完全に適用できるので、ここでは、重複の記述を省略する。
図3a、図3b、図4a、図4b、図5a及び図5bを参照する。図3aは、巻線構造の位相ブランチU1の配線を示し、図3bは、巻線構造の位相ブランチU2の配線を示し、図4aは、図3aにおける巻線構造のコア挿入側の巻線結線の展開図であり、図4bは、図3bにおける巻線構造のコア挿入側の巻線結線の展開図であり、図5aは、U相の巻線の第1のサブ巻線ブランチU1の配置模式図であり、図5bは、U相巻線の第2のサブ巻線ブランチU2の配置模式図である。
ここでは、U相巻線のU1サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
2.1-8.2^14.1-20.2^26.1-32.2^38.1-44.2^2.3-8.4^14.3-20.4^26.3-32.4^38.3-44.4^1.1-7.2^13.1-19.2^25.1-31.2^37.1-43.2^1.3-7.4^13.3-19.4^25.3-31.4^37.3-43.4。ここで、「Q.L」は、第Q溝における第L層の溝内導体部分を示し、例えば、2.1は、第2溝における第1層を示す。「^」は、U形導体接続セグメントを示し、例えば、8.2^14.3は、第8溝における第2層の溝内導体部分と第14溝における第3層の溝内導体部分とを有し、U形接続セグメント24により接続されたヘアピン型導体を示す。「-」は、溶接を示す。
ここで、U相巻線のU2サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
1.4-43.3^37.4-31.3^25.4-19.3^13.4-7.3^1.2-43.1^37.2-31.1^25.2-19.1^13.2-7.1^2.4-44.3^38.4-32.3^26.4-20.3^14.4-8.3^2.2-44.1^38.2-32.1^26.2-20.1^14.2-8.1。ここで、「^」は、U形導体接続セグメントを用いることを示す。「-」は、溶接を示す。
ここでは、電極配線(21,22)を提供する導体以外に、他の複数のヘアピン型導体はいずれもコアの挿入側に設けられたU形導体接続セグメント24を含み、重なる位置における複数のヘアピン型導体の導体接続セグメントは、内から外へ順次に積層設置されている。具体的には、本実施例の4層の溝内導体を有する態様では、第1層と第4(L)層の溝内導体部分を部分的に接続するU形導体接続セグメントは、積層設置されたものの最外層に位置する。
図示されるように、電極配線導体以外に、この巻線構造は合計で3種のヘアピン型導体を用いる。ここで、複数の異なる形状のヘアピン型導体のピン末端は、相毎の巻線構造を形成する電極配線のピン末端がコアの挿入側に位置し、他のピン末端がコアの溶接側から突出して接続されるように配置されている。配線構造がコンパクトであるという特徴を有している。
U相巻線の2つのサブ巻線が図示されており、U1及びU2は、いずれも4巻線サイクルであり、各サブ巻線は2種の標準ヘアピン型導体及び1種の直列ヘアピン型導体を含む。
ここで、第1の標準ヘアピン型導体は、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j-1層の溝内導体部分とを有し、この2つの溝内導体はy個の溝が離れて、かつ相対的に1層ずれている。
図6aを参照する。この図は、第1の標準ヘアピン型導体(y=6)の構造模式図である。具体的には、yは、巻線ピッチであり、Lは、前記溝内の導体層の数であり、jは、1≦j≦Lを満たす自然数である。ここで、「円周第一方向」とは、時計回り方向又は逆時計回り方向である。
図3a及び図4aに示すように、U1サブ巻線は、12個の第1の標準ヘアピン型導体を用い、溝内導体の接続番号は、8.2^14.1、20.2^26.1、32.2^38.1、8.4^14.3、20.4^26.3、32.4^38.3、7.2^13.1、19.2^25.1、31.2^37.1、7.4^13.3、19.4^25.3、31.4^37.3である。
図3b及び図4bに示すように、U2サブ巻線は、12個の第1の標準ヘアピン型導体を用い、溝内導体の接続番号は、43.3^37.4、31.3^25.4、19.3^13.4、43.1^37.2、31.1^25.2、19.1^13.2、44.3^38.4、32.3^26.4、20.3^14.4、44.1^38.2、32.1^26.2、20.1^14.2である。
本態様では、1巻線サイクル内の複数の第1の標準ヘアピン型導体は、対応する溝内導体部分がいずれも同一の層に位置するように配置されている。例えば、U1サブ巻線の4巻線サイクルについて、第1の巻線サイクル(図4aの左上)の第1の標準ヘアピン型導体(8.2^14.1、20.2^26.1、32.2^38.1)はいずれも第2層と第1層に位置し、第2の巻線サイクル(図4aの右上)の第1の標準ヘアピン型導体(8.4^14.3、20.4^26.3、32.4^38.3)はいずれも第4層と第3層に位置し、第3の巻線サイクル(図4aの左下)の第1の標準ヘアピン型導体(7.2^13.1、19.2^25.1、31.2^37.1)はいずれも第2層と第1層に位置し、第4の巻線サイクル(図4aの右下)の第1の標準ヘアピン型導体(7.4^13.3、19.4^25.3、31.4^37.3)はいずれも第4層と第3層に位置する。同様に、U2サブ巻線の4巻線サイクルについて、第1の巻線サイクル(図4bの左上)の第1の標準ヘアピン型導体(43.3^37.4、31.3^25.4、19.3^13.4)はいずれも第3層と第4層に位置し、第2の巻線サイクル(図4bの右下)の第1の標準ヘアピン型導体(43.1^37.2、31.1^25.2、19.1^13.2)はいずれも第1層と第2層に位置し、第3の巻線サイクル(図4bの左下)の第1の標準ヘアピン型導体(44.3^38.4、32.3^26.4、20.3^14.4)はいずれも第3層と第4層に位置し、第4の巻線サイクル(図4bの右上)の第1の標準ヘアピン型導体(44.1^38.2、32.1^26.2、20.1^14.2)はいずれも第1層と第2層に位置する。
ここで、第2の標準ヘアピン型導体は、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j+1層の溝内導体部分とを有し、この2つの溝内導体は、y個の溝が離れて、かつ相対的に1層ずれている(第1の標準ヘアピン型導体と逆にずれている)、基本形状は図6aに示す第1の標準ヘアピン型導体と同じである。
図3a及び図4aに示すように、U1サブ巻線は、溝内導体の接続番号が44.2^2.3、43.2^1.3である2つの第2の標準ヘアピン型導体を用いる。該2つの第2の標準ヘアピン型導体のそれぞれは、隣接する巻線サイクルの間における2つの第1の標準ヘアピン型導体を接続するために用いられ、二次サブ巻線を構成する。ここで、第2の標準ヘアピン型導体44.2^2.3は、第1の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体32.2^38.1と第2の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体8.4^14.3を接続して、U1サブ巻線の1つの二次サブ巻線を形成する。第2の標準ヘアピン型導体43.2^1.3は、第3の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体31.2^37.1と第4の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体7.4^13.3を接続して、U1サブ巻線の別の1つの二次サブ巻線を形成する。
図3b及び図4bに示すように、U2サブ巻線は、溝内導体の接続番号が7.3^1.2、8.3^2.2である2つの第2の標準ヘアピン型導体を用る。該2つの第2の標準ヘアピン型導体のそれぞれは、隣接する巻線サイクルの間における2つの第1の標準ヘアピン型導体を接続するために用いられ、二次サブ巻線を構成する。ここで、第2の標準ヘアピン型導体7.3^1.2は、第1の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体19.3^13.4と第2の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体43.1^37.2を接続して、U2サブ巻線の1つの二次サブ巻線を形成する。第2の標準ヘアピン型導体8.3^2.2は、第3の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体20.3^14.4と第4の巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体44.1^38.2を接続して、U2サブ巻線の別の1つの二次サブ巻線を形成する。
ここで、直列ヘアピン型導体は、1つの溝における第4(L)層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝から5(y-1)個の溝が離れる溝における第1層の溝内導体部分とを有し、すなわち短ピッチ導体である。図6bを参照する。この図は、第1の直列ヘアピン型導体を示し、その溝内導体は5(y-1)個の溝が離れている。
図3a及び図4aに示すように、U1サブ巻線の直列ヘアピン型導体は、溝内導体の接続番号が44.4^1.1であり、標準ヘアピン型導体の間に直列接続されている。直列ヘアピン型導体により隣接する二次サブ巻線の第1の標準ヘアピン型導体32.4^38.3と7.2^13.1を接続することで、前記U1サブ巻線を構成する。
図3b及び図4bに示すように、U2サブ巻線の直列ヘアピン型導体は、溝内導体の接続番号が7.1^2.4であり、標準ヘアピン型導体の間に直列接続されている。直列ヘアピン型導体により隣接する二次サブ巻線の第1の標準ヘアピン型導体19.1^13.2と44.3^38.4を接続することで、前記U2サブ巻線を形成する。
本態様では、電極配線は特別なタイプのヘアピン型導体であり、すなわち厳密な意味でのU型ではない。好ましくは、本態様において、外部配線の接続を容易に管理するために、各相巻線構造の各サブ巻線の相引出線21を形成する導体は、異なる溝の第1導体層又は第L導体層に設けられる。ここで、N/2個のサブ巻線の相引出線21を形成する導体は、第S(i)溝の第1導体層に位置し、中性線22を形成する導体は、円周第二方向に沿ってy+1個の溝が離れる第L導体層に位置する。iは、1≦i≦Qを満たす整数であり、Qは、前記溝の数である。第1導体層は外導体層であり、第L導体層は内導体層である。前記円周第二方向は、前記円周第一方向とは逆である。
図3a及び図4aに示すように、接続番号が2.1である溝内導体は、U1サブ巻線の相引出線の溝内導体であり、接続番号が43.4である溝内導体は、U1サブ巻線の中性線の溝内導体である。
ここで、別のN/2個のサブ巻線における相引出線を形成する導体は、第S(i-1)溝の第L導体層に位置し、中性線を形成する導体は、円周第一方向に沿ってy+1個の溝が離れる第1導体層に位置する。
図3b及び図4bに示すように、接続番号が1.4である溝内導体は、U2サブ巻線の相引出線の溝内導体であり、接続番号が8.1である溝内導体は、U2サブ巻線の中性線の溝内導体である。
ここでの「直列ヘアピン型導体」は、前述した第1層と第4層の溝内導体部分を接続するU形導体接続セグメントとして積層設置されたものの最外層に位置し、図6bに示すように、そのU形導体接続セグメントの中部には、挿入側の他の導体セグメントのより良好な貼り合わせのために、渡り線突起23を有する。図7及び図8を参照すると、図7は、前述したサブ巻線が合成したU相巻線構造を示す斜視図であり、図8は、図7に示すU相巻線構造とステータコアとの装着関係を示している。
より良好な溶接側のプロセスを得るために、各相巻線構造におけるコアの溶接側から突出したピン末端は、いずれも導体本体から側方へ同じ溝数で折り曲げ、周方向における当該溝の中間位置に溶接により前記接続を形成するように配置されている。ここでの「中間位置」は、周方向における当該溝の中間対称位置も含むし、周方向における当該溝の中間非対称位置も含む。明らかに、各相巻線の溶接側のピン末端の折り曲げの傾向を一致させ、各ピン末端を径方向に揃える限り、溶接側に規則的な溶接位置を形成することができ、良いプロセス性を有する。具体的には、図2を併せて参照すると、溶接された各ピン末端は順次に配列され、かつ溝の深さ方向と一致している。
特に、V相及びW相巻線構造の配置は、前述の例示的に説明したU相巻線構造と同一であるため、ここでは説明を省略する。
また、好適な態様として、さらに、巻線構造の内、外層に位置する中性線を最適化することができる。具体的に、第1導体層と第L導体層に位置する各相の中性線は、いずれも、周方向側方位置にある2つの中性線導体がヘアピン型導体を用い、かつ中性線ヘアピン型導体の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部を有し、この非絶縁部によって周方向中間位置にある中性線導体に電気的に接続されるように配置されている。これにより、端部構造を簡単化して、生産ラインでの組立を迅速に行うことを容易にする。
図1に示すように、第1導体層に位置する各相の中性線は、周方向側方位置にある2つの中性線導体(V相、W相)2211が中性線ヘアピン型導体221であり、かつ中性線ヘアピン型導体221の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部2212を有し、周方向中間位置にある中性線導体(U相)222が非絶縁部2212に電気的に接続されることで、各相の1つのサブ巻線の中性接続点を形成するように配置されている。第4(L)導体層に位置する各相の中性線は、周方向側方位置にある2つの中性線導体(V相、W相)2211が中性線ヘアピン型導体221であり、かつ中性線ヘアピン型導体221の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部2212を有し、周方向中間位置にある中性線導体(U相)222が非絶縁部2212に電気的接続されることで、各相の別の1つのサブ巻線の中性接続点を形成するように配置されている。
なお、図1に示す中性線ヘアピン型導体221は例示するものにすぎず、各サブ巻線の中性線はいずれも独立した溝内導体を利用可能となり、本願の基本的な設計思想と一致すれば、本願の範囲内に含まれる。
実施例2
本態様は、実施例1に係るモータ及びその巻線構造に対し、基本的な設計思想が同じであるが、挿入側の最外層ヘアピン型導体の形態を変更した点で相違する。図9、図10、図11及び図12を参照する。図9は、実施例2に係る巻線構造が配置されたモータコアの挿入側の構造の模式図であり、図10は、図9に示すバスバーの構造の模式図であり、図11は、図9に示すモータコアのバスバーが組み付けられていない状態の模式図であり、図12は、図11に示すバスバー内側導体の模式図である。
本態様は、コアの挿入側一端に、外層溝内導体部分の電気的接続を図るためのバスバー3が設けられている。
図示されるように、直列ヘアピン型導体は導体接続セグメントを有しておらず、各直列ヘアピン型導体の2つの溝内導体部分は、挿入側から突出したピン末端がバスバー3により電気的に接続されるように配置されている。これにより、全体の外形寸法を効果的に抑えることができる。具体的には、図11及び図12に示すように、バスバー3には複数のスロット31が開設されており、バスバー3の内側における巻線の接続関係に応じて設けられた接続導体32は、対応する溝内に挿入される巻線導体端部と機能的に接続される。また、このバスバーは、各相巻線構造の前記コアの挿入側から突出した電極配線のピン末端を電気的に接続することにも用いられる。具体的に、本態様は、相引出線のピン末端及び中性線のピン末端を含む。
挿入側電極配線及び各直列ヘアピン型導体のピン末端の位置が異なることにより、接続導体32自体の形状も異なると理解されるべきである。
ここで、U相巻線のU1サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
2.1-8.2^14.1-20.2^26.1-32.2^38.1-44.2^2.3-8.4^14.3-20.4^26.3-32.4^38.3-44.4=1.1-7.2^13.1-19.2^25.1-31.2^37.1-43.2^1.3-7.4^13.3-19.4^25.3-31.4^37.3-43.4。ここで、「^」は、U形導体線接続を用いることを示し、「-」は、溶接を示し、「=」は、バスバー接続を用いることを示す。ここでは、U1サブ巻線のバスバーにより接続される溝内導体の接続番号は、44.4^1.1である。
ここで、U相巻線のU2サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
1.4-43.3^37.4-31.3^25.4-19.3^13.4-7.3^1.2-43.1^37.2-31.1^25.2-19.1^13.2-7.1=2.4-44.3^38.4-32.3^26.4-20.3^14.4-8.3^2.2-44.1^38.2-32.1^26.2-20.1^14.2-8.1。ここで、「^」は、U形導体線接続を用いることを示し、「-」は、溶接を示し、「=」は、バスバー接続を用いることを示す。ここでは、U2サブ巻線のバスバーにより接続される溝内導体の接続番号は、7.1^2.4である。理解できるように、本態様は、第1の実施例における巻線構造の配置原理と完全に同じであるため、ここでは説明を省略する。
実施例3
本態様は、実施例1及び実施例2に係るモータ及びその巻線構造に対し、基本的な設計思想が同じであるが、隣接する二次サブ巻線を接続するための直列ヘアピン型導体の形態を変更した点で相違する。図13a、図13b、図14a及び図14b参照する。図13aは、実施例3に係る巻線構造の位相ブランチU1の配線を示し、図13bは、実施例3に係る巻線構造の位相ブランチU2の配線を示し、図14aは、図13aにおける巻線構造のコア挿入側の巻線配線の展開図であり、図14bは、図13bにおける巻線構造のコア挿入側の巻線配線の展開図である。
実施例1及び実施例2と同様に、本態様も3種のヘアピン型導体を用い、各サブ巻線は2種の標準ヘアピン型導体及び1種の直列ヘアピン型導体を含む。
ここで、U相巻線のU1サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
1.1-7.2^14.1-19.2^25.1-31.2^37.1-43.2^1.3-7.4^13.3-19.4^25.3-31.4^37.3-43.4^2.1-8.2^14.1-20.2^26.1-32.2^38.1-44.2^2.3-8.4^14.3-20.4^26.3-32.4^38.3-44.4。「^」は、U形導体接続セグメントを用いることを示し、「-」は、溶接を示す。
ここで、U相巻線のU2サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
2.4-44.3^38.4-32.3^26.4-20.3^14.4-8.3^2.2-44.1^38.2-32.1^26.2-20.1^14.2-8.1^1.4-43.3^37.4-31.3^25.4-19.3^13.4-7.3^1.2-43.1^37.2-31.1^25.2-19.1^13.2-7.1。「^」は、U形導体接続セグメントを用いることを示し、「-」は、溶接を示す。
ここで、第1の標準ヘアピン型導体は、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j-1層の溝内導体部分とを有し、この2つの溝内導体は、y個の溝が離れて、かつ相対的に1層ずれている。同様に、1巻線サイクル内の複数の第1の標準ヘアピン型導体は、対応する溝内導体部分がいずれも同一の層に位置するように配置されている。
図13a及び図14aに示すように、U1サブ巻線は、12個の第1の標準ヘアピン型導体を用い、溝内導体の接続番号は、7.2^14.1、19.2^25.1、31.2^37.1、7.4^13.3、19.4^25.3、31.4^37.3、8.2^14.1、20.2^26.1、32.2^38.1、8.4^14.3、20.4^26.3、32.4^38.3である。
図13b及び図14bに示すように、U2サブ巻線は、12個の第1の標準ヘアピン型導体を用い、溝内導体の接続番号は、44.3^38.4、32.3^26.4、20.3^14.4、44.1^38.2、32.1^26.2、20.1^14.2、43.3^37.4、31.3^25.4、19.3^13.4、43.1^37.2、31.1^25.2、19.1^13.2-7.1である。
ここで、第2の標準ヘアピン型導体は、1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j+1層の溝内導体部分とを有し、この2つの溝内導体は、y個の溝が離れて、かつ相対的に1層ずれている(第1の標準ヘアピン型導体と逆にずれている)。
図13a及び図14aに示すように、U1サブ巻線は、溝内導体の接続番号が43.2^1.3、44.2^2.3である2つの第2の標準ヘアピン型導体を用いる。該2つの第2の標準ヘアピン型導体のそれぞれは、隣接する巻線サイクルの間における2つの第1の標準ヘアピン型導体を接続するために用いられ、二次サブ巻線を構成する。
図13b及び図14bに示すように、U2サブ巻線は、溝内導体の接続番号が8.3^2.2、7.3^1.2である2つの第2の標準ヘアピン型導体を用いる。該2つの第2の標準ヘアピン型導体のそれぞれは、隣接する巻線サイクルの間における2つの第1の標準ヘアピン型導体を接続するために用いられ、二次サブ巻線を構成する。
ここで、直列ヘアピン型導体は、1つの溝における第4(L)層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝から7(y+1)個の溝が離れる溝における第1層の溝内導体部分とを有し、すなわち長ピッチ導体である。本態様に係る直列ヘアピン型導体を示す図15を参照すると、その溝内導体は7(y+1)個の溝が離れる。
図13a及び図14aに示すように、U1サブ巻線の直列ヘアピン型導体は、溝内導体の接続番号が43.4^2.1であり、標準ヘアピン型導体の間に直列接続されている。
図13b及び図14bに示すように、U2サブ巻線の直列ヘアピン型導体は、溝内導体の接続番号が8.1^1.4であり、標準ヘアピン型導体の間に直列接続されている。
好ましくは、本態様は、外部配線の接続を容易に管理するために、各相巻線構造の各サブ巻線の相引出線21を形成する導体が、異なる溝の第1導体層又は第L導体層に設けられる。ここで、N/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体は、第S(i)溝の第1導体層に位置し、中性線を形成する導体は、円周第二方向に沿ってy-1個の溝が離れる第L導体層に位置する。iは、1≦i≦Qを満たす整数であり、Qは、前記溝の数である。第1導体層は外導体層であり、第L導体層は内導体層である。前記円周第二方向は、前記円周第一方向とは逆である。
図13a及び図14aに示すように、接続番号が1.1である溝内導体は、U1サブ巻線の相引出線溝内導体であり、接続番号が44.4である溝内導体は、U1サブ巻線の中性線溝内導体である。
ここで、別のN/2個のサブ巻線における相引出線を形成する導体は、第S(i-1)溝の第L導体層に位置し、中性線を形成する導体は、円周第一方向に沿ってy-1個が離れる溝の第1導体層に位置する。
図13b及び図14bに示すように、接続番号が2.4である溝内導体は、U2サブ巻線の相引出線溝内導体であり、接続番号が7.1である溝内導体は、U2サブ巻線の中性線溝内導体である。
本態様に係る巻線構造の他の接続関係は、前述した実施例と同じであり、例えば直列ヘアピン型導体であるが、これに限定されるものではない。ここでは説明を省略する。
実施例4
本態様は、実施例3に係るモータ及びその巻線構造に対し、基本的な設計思想が同じであるが、挿入側の最外層のヘアピン型導体の形態を変更した点で相違し、すなわち、挿入側においてバスバーを用いて直列ヘアピン型導体と電極配線導体との功能的接続を実現する(図示せず)。
ここで、U相巻線のU1サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
1.1-7.2^14.1-19.2^25.1-31.2^37.1-43.2^1.3-7.4^13.3-19.4^25.3-31.4^37.3-43.4=2.1-8.2^14.1-20.2^26.1-32.2^38.1-44.2^2.3-8.4^14.3-20.4^26.3-32.4^38.3-44.4。「^」は、U形導体線接続を用いることを示し、「-」は、溶接を示し、「=」は、バスバー接続を用いることを示す。
ここで、U相巻線のU2サブ巻線の溝内導体の接続番号は、以下のとおりである(相引出線から中性線まで)。
2.4-44.3^38.4-32.3^26.4-20.3^14.4-8.3^2.2-44.1^38.2-32.1^26.2-20.1^14.2-8.1=1.4-43.3^37.4-31.3^25.4-19.3^13.4-7.3^1.2-43.1^37.2-31.1^25.2-19.1^13.2-7.1。「^」は、U形導体線接続を用いることを示し、「-」は、溶接を示し、「=」は、バスバー接続を用いることを示す。
なお、上述した実施例は、図示される三相星型結線のモータに適用されることに限定されるものではなく、対応する具体的なパラメータを有するコアの形態に限定されるものでもなく、基本的な思想が本態様と一致する巻線構造及びこの巻線構造の適用は、いずれも本願の範囲内に含まれる。
上記は本発明の好適な実施形態にすぎず、当業者にとって、本発明の原理から逸脱しない限り、いくつかの改善を行うことが可能であり、これらの改善も本発明の範囲と見なすべきである。

Claims (11)

  1. 複数の溝と、挿入側と、溶接側とを有するステータコアに設けられた巻線構造であって、
    前記巻線構造は、前記溝に位置する複数のヘアピン型導体と、異なる形状の複数のヘアピン型導体と電極配線導体とからなるN個の並列巻きサブ巻線(Nは、正の偶数である)とを含み、
    各相巻線構造の同一の前記サブ巻線を形成する導体は、対応する前記溝の非隣接導体層に位置しており、
    前記サブ巻線は、
    1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j-1層の溝内導体部分とを有する第1の標準ヘアピン型導体と、
    1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j+1層の溝内導体部分とを有する第2の標準ヘアピン型導体と、
    1つの溝における第L層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy-1個の溝が離れる溝における第1層の溝内導体部分とを有する直列ヘアピン型導体と、を含み、
    1巻線サイクル内の複数の前記第1の標準ヘアピン型導体は、対応する溝内導体部分がいずれも同一の層に位置するように配置されており、前記第2の標準ヘアピン型導体は、隣接する2つの前記巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体を接続し、二次サブ巻線を構成しており、前記直列ヘアピン型導体は、隣接する前記二次サブ巻線の第1の標準ヘアピン型導体を接続し、前記サブ巻線を構成しており、
    yは、巻線ピッチであり、Lは、前記溝内の導体層の層数であり、jは、1≦j≦Lを満たす自然数であり、前記円周第一方向は、時計回り方向又は逆時計回り方向であることを特徴とする巻線構造。
  2. 各相前記巻線構造の前記サブ巻線毎の相引出線を形成する導体は、異なる溝の第1導体層又は第L導体層に設けられており、N/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i)溝の第1導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第二方向に沿ってy+1個の溝が離れる第L導体層に位置し、別のN/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i-1)溝の第L導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第一方向に沿ってy+1個の溝が離れる第1導体層に位置するように配置されており、
    iは、1≦i≦Qを満たす整数であり、Qは、前記溝の数であり、第1導体層は、外導体層であり、第L導体層は、内導体層であり、前記円周第二方向は、前記円周第一方向とは逆であることを特徴とする請求項1に記載の巻線構造。
  3. 複数の溝と、挿入側と、溶接側とを有するステータコアに設けられた巻線構造であって、
    前記巻線構造は、前記溝に位置する複数のヘアピン型導体と、異なる形状の複数のヘアピン型導体と電極配線導体とからなるN個の並列巻きサブ巻線(Nは、正の偶数である)とを含み、
    各相巻線構造の同一の前記サブ巻線を形成する導体は、対応する前記溝の非隣接導体層に位置しており、
    前記サブ巻線は、
    1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j-1層の溝内導体部分とを有する第1の標準ヘアピン型導体と、
    1つの溝における第j層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy個の溝が離れる溝における第j+1層の溝内導体部分とを有する第2の標準ヘアピン型導体と、
    1つの溝における第L層の溝内導体部分と、円周第一方向に沿ってこの溝からy+1個の溝が離れる溝における第1層の溝内導体部分とを有する直列ヘアピン型導体と、を含み、
    1巻線サイクル内の複数の前記第1の標準ヘアピン型導体は、対応する溝内導体部分がいずれも同一の層に位置するように配置されており、前記第2の標準ヘアピン型導体は、隣接する2つの前記巻線サイクルの第1の標準ヘアピン型導体を接続し、二次サブ巻線を構成しており、前記直列ヘアピン型導体は、隣接する前記二次サブ巻線の第1の標準ヘアピン型導体を接続し、前記サブ巻線を構成しており、
    yは、巻線ピッチであり、Lは、前記溝内の導体層の層数であり、jは、1≦j≦Lを満たす自然数であり、前記円周第一方向は、時計回り方向又は逆時計回り方向であることを特徴とする巻線構造。
  4. 各相前記巻線構造の前記サブ巻線毎の相引出線を形成する導体は、異なる溝の第1導体層又は第L導体層に設けられており、N/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i)溝の第1導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第二方向に沿ってy-1個の溝が離れる第L導体層に位置し、別のN/2個のサブ巻線の相引出線を形成する導体が、第S(i-1)溝の第L導体層に位置し、中性線を形成する導体が、円周第一方向に沿ってy-1個の溝が離れる第1導体層に位置するように配置されており、
    iは、1≦i≦Qを満たす整数であり、Qは、前記溝の数であり、第1導体層は、外導体層であり、第L導体層は、内導体層であり、前記円周第二方向は、前記円周第一方向とは逆であることを特徴とする請求項3に記載の巻線構造。
  5. 周方向に配列された複数の溝を有し、一方側が挿入側であって、他方側が溶接側であるコアと、
    前記コアの複数の溝に設けられた請求項1~4のいずれか一項に記載の多相巻線構造と、
    を含むことを特徴とするモータ。
  6. 前記巻線構造の第1導体層に位置する各相の中性線は、
    周方向側方位置にある2つの中性線導体がヘアピン型導体を用い、かつ中性線ヘアピン型導体の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部を有し、周方向中間位置にある中性線導体が前記非絶縁部に電気的に接続されるように配置されており、
    前記巻線構造の第L導体層に位置する各相の中性線配は、
    周方向側方位置にある2つの中性線導体がヘアピン型導体を用い、かつ中性線ヘアピン型導体の挿入側にあるU形導体接続セグメントが非絶縁部を有し、周方向中間位置にある中性線導体が前記非絶縁部に電気的に接続されるように配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 複数の前記ヘアピン型導体は、いずれも、前記コアの挿入側に設けられたU形導体接続セグメントを含み、重なる位置における複数の前記ヘアピン型導体の導体接続セグメントが、内側から外側に向かって順次に積層されていることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  8. 各導体のピン末端は、各相前記巻線構造の電極配線を形成するピン末端が前記コアの挿入側に位置し、他のピン末端が前記コアの溶接側から突出して接続されるように配置されていることを特徴とする請求項7に記載のモータ。
  9. 前記コアの挿入側の一端に設けられたバスバーをさらに含み、
    前記直列ヘアピン型導体は導体接続セグメントを有しておらず、かつ前記直列ヘアピン型導体の2つの溝内導体部分及び前記電極配線導体は、前記挿入側から突出したピン末端が前記バスバーにより電気的に接続されるように配置されていることを特徴とする請求項7に記載のモータ。
  10. 各相前記巻線構造の前記コアの溶接側から突出したピン末端は、いずれも導体本体から側方へ同じ溝数で折り曲げ、周方向における当該前記溝の中間位置に溶接により前記接続を形成することを特徴とする請求項8又は9に記載のモータ。
  11. 溶接により前記接続を形成した各ピン末端は、順次に配列され、前記溝の開設方向と一致していることを特徴とする請求項10に記載のモータ。
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