JP2022520515A - 移動ロボット及びその制御方法、機器、記憶媒体、並びにプログラム - Google Patents

移動ロボット及びその制御方法、機器、記憶媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

本願は、移動ロボット及びその制御方法、電子機器、コンピュータ記憶媒体、並びにコンピュータプログラムを提供し、移動ロボットは、ロボット本体と、機械式アームとを備える。機械式アームの一端はロボット本体に接続され、他端はクランプ部であり、クランプ部は、物件をクランプするように構成され、ロボットト本体には、機械式アームを収容するための溝が設けられ、ここで、溝内の機械式アームは、曲がったり折り畳まれたりして配置されている。【選択図】1

Description

本願は、2020年01月14日に中国特許局に提出された、出願番号が202020081750.7であり、発明の名称が「移動制御方法、装置及びシステム」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てが引用により本願に組み込まれている。
本願は、ロボット分野に関し、特に、移動ロボット及びその制御方法、電子機器、コンピュータ記憶媒体、並びにコンピュータプログラムに関する。
科学技術の発展と社会の進歩に伴い、今日では、機械式アームを備えたロボットと機械式アームを備えていないロボットなど、あらゆる種類のロボットが今日の人々の生活に登場している。
本願は、主に、移動ロボット及びその制御方法、電子機器、コンピュータ記憶媒体、並びにコンピュータプログラムを提供する。
本願で採用されている技術的解決策は、次のような方式で実現される。
本願は、移動ロボットを提供し、前記移動ロボットは、ロボット本体と、一端はロボット本体に接続され、他端はクランプ部である機械式アームであって、クランプ部は、物件をクランプするように構成される、機械式アームと、を備え、ロボットト本体には、機械式アームを収容するための溝が設けられ、ここで、溝内の機械式アームは、曲がったり折り畳まれたりして配置されている。
したがって、機械式アームを収容するための溝をロボットに設けることにより、機械式アームは、曲がったり、折り畳まれたりした後、溝内に収容される。機械式アームを溝内に収容すると、移動ロボットが低い空間を通過したり、低い空間で作業したりするのが容易になる。
本願のいくつかの実施例において、溝は、ロボット本体の中心から遠く離れ、且つロボット本体の外周側に隣接し、ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる。
したがって、溝をロボット本体の外周側に設けることにより、移動ロボットの他の重要な部品をロボット本体の中心近くに配置することができ、それにより、ロボット本体の有効的な作業範囲を最大限に利用するように、ロボット本体の辺縁空間を利用して機械式アームを収容する。
本願のいくつかの実施例において、機械式アームが溝内に収容されている場合に移動ロボットの上面から突出しないようにするために、溝の溝幅と溝深さは、機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ溝の長さは、機械式アームの長さより大きいか等しい。
したがって、機械式アームが溝内に完全に収容される場合、機械式アームは移動ロボットの外部空間を占有しないため、移動ロボットの作業空間は機械式アームの影響を受けない。それにより、移動ロボットは、狭くて低い空間を通過したり、それに入ったりすることができる。
本願のいくつかの実施例において、移動ロボットは、
ステアリングギアを備え、ステアリングギアは、溝の一端に固定的に接続され、
ここで、機械式アームの一端は、ステアリングギアに接続され、ステアリングギアは、機械式アームを溝内に回転させたり、機械式アームを溝からロボット本体の外側に回転させたりするように、前記機械式アームを回転させるように構成される。
したがって、ステアリングギアにより機械式アームを回転させて溝内に配置することにより、移動ロボットは、狭くて低い空間を通過または進入して作業するか、またはステアリングギアにより機械式アームをロボット本体の外側に回転させることにより、機械式アームが作業を開始するようにすることができる。
本願のいくつかの実施例において、機械式アームは、少なくとも、ステアリングギアとクランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備える。
したがって、ステアリングギアとクランプ部の間に順次回転するように接続された第1アーム部材及び第2アーム部材は、機械式アームの回転を柔軟にし、機械式アームの作業範囲を広げることができる。
本願のいくつかの実施例において、移動ロボットは、
ロボット本体または機械式アームに配置されかつ移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するように構成されるセンサを備え、障碍物がプリセット条件を満たす場合、機械式アームを溝内に回転させたり溝から突き出したりする。
したがって、センサにより移動ロボットの進行方向の障碍物を感知し、障碍物がプリセット条件を満たすかどうかを判断することにより、機械式アームを溝内に回転させたり溝から突き出したりする。このようにして、低い場所を通過するときに機械式アームを手動で溝内に戻す必要がなく、また、物体をクランプするときに手動で機械式アームを溝から突き出す必要もないため、センサにより障害物を直接感知することにより、機械式アームを自動的に溝内に回転させたり溝から突き出したりすることができ、操作が非常に便利である。
本願のいくつかの実施例において、センサは視覚センサであり、視覚センサは、移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るように構成され、写真の分析結果が、障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果である場合、機械式アームを溝内に回転させたり溝から突き出したりする。
したがって、視覚センサにより移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取ることにより、障碍物がプリセットされた特徴を満たすかどうかを判断する精度が向上し、効果もよくなる。
本願のいくつかの実施例において、ロボット本体を、移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割し、視覚センサは、ロボット本体の前端に配置され、溝は、ロボット本体の後端に設けられる。
したがって、視覚センサがロボット本体の前端に配置される場合、移動ロボットの進行方向の障碍物の特徴をよりよく感知することができ、それにより、機械式アームが作業状態にある場合、即ち、機械式アームがロボット本体の外側にある場合、前方の障碍物を時間内に見つけていないため発生する、機械式アームが当該障碍物に直接ぶつかって損傷することをよりよく軽減または回避することができる。
本願のいくつかの実施例において、ロボット本体にはモニタが配置され、モニタは、移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、機械式アームは、回転して溝内に配置される。
したがって、モニタにより、移動ロボットがプリセットされた状態にあることをモニタリングした後、機械式アームを溝内に回転させることにより、移動ロボットの占有空間を減らすことができる。
本願のいくつかの実施例において、移動ロボットは、少なくとも2つの機械式アームを備え、2つごとの機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする。
したがって、移動ロボットは、複数の機械式アームを装備することにより、物体をつかむ機能を向上させることができる。
本願実施例は、移動ロボットの制御方法を更に提供し、前記移動ロボットは、ロボット本体と、機械式アームと、を備え、前記機械式アームの一端は前記ロボット本体に接続され、他端はクランプ部であり、前記クランプ部は、物件をクランプするように構成され、前記移動ロボットの制御方法は、
前記機械式アームを曲げたり折り畳んだりして溝内に配置ように制御し、前記溝は前記ロボット本体に設けられることを含む。
したがって、機械式アームを収容するための溝をロボット本体に設けることにより、機械式アームは、曲がったり、折り畳まれたりした後、溝内に収容される。機械式アームを溝内に収容すると、移動ロボットが低い空間を通過したり、低い空間で作業したりするのが容易になる。
本願のいくつかの実施例において、前記溝は、前記ロボット本体の中心から遠く離れ、且つ前記ロボット本体の外周側に隣接し、前記ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる。
したがって、溝をロボット本体の外周側に設けることにより、移動ロボットの他の重要な部品をロボット本体の中心近くに配置することができ、それにより、ロボット本体の有効的な作業範囲を最大限に利用するように、ロボット本体の辺縁空間を利用して機械式アームを収容する。
本願のいくつかの実施例において、前記機械式アームが前記溝内に収容されている場合に前記移動ロボットの上面から突出しないように、前記溝の溝幅と溝深さは、前記機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ前記溝の長さは、前記機械式アームの長さより大きいか等しい。
したがって、機械式アームが溝内に完全に収容される場合、機械式アームは移動ロボットの外部空間を占有しないため、移動ロボットの作業空間は機械式アームの影響を受けない。それにより、移動ロボットは、狭くて低い空間を通過したり、それに入ったりすることができる。
本願のいくつかの実施例において、前記移動ロボットは、ステアリングギアを備え、前記ステアリングギアは、前記溝の一端に固定的に接続され、前記機械式アームの一端は、前記ステアリングギアに接続され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり、前記機械式アームを前記溝から前記ロボット本体の外側に回転させたりするように、前記ステアリングギアを制御して前記機械式アームを回転させることを更に含む。
したがって、ステアリングギアにより機械式アームを回転させて溝内に配置することにより、移動ロボットは、狭くて低い空間を通過または進入して作業するか、またはステアリングギアにより機械式アームをロボット本体の外側に回転させることにより、機械式アームが作業を開始するようにすることができる。
本願のいくつかの実施例において、前記機械式アームは、少なくとも、前記ステアリングギアと前記クランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備える。
したがって、ステアリングギアとクランプ部の間に順次回転するように接続された第1アーム部材及び第2アーム部材は、機械式アームの回転を柔軟にし、機械式アームの作業範囲を広げることができる。
本願のいくつかの実施例において、前記移動ロボットは、前記ロボット本体または前記機械式アームに配置されかつ前記移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するように構成されるセンサを備え、
前記移動ロボットの制御方法は、前記障碍物がプリセット条件を満たしたことに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したるするように、前記機械式アームを回転させるように制御することを更に含む。
したがって、センサにより移動ロボットの進行方向の障碍物を感知し、障碍物がプリセット条件を満たすかどうかを判断することにより、機械式アームを溝内に回転させたり溝から突き出したりする。このようにして、低い場所を通過するときに機械式アームを手動で溝内に戻す必要がなく、また、物体をクランプするときに手動で機械式アームを溝から突き出す必要もないため、センサにより障害物を直接感知することにより、機械式アームを自動的に溝内に回転させたり溝から突き出したりすることができ、操作が非常に便利である。
本願のいくつかの実施例において、前記センサは視覚センサであり、前記視覚センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るために使用され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記写真の分析結果が、前記障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果であることに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりするように制御することを更に含む。
したがって、視覚センサを介して移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取ることにより、障碍物がプリセットされた特徴を満たすかどうかを判断する精度が向上し、効果もよくなる。
本願のいくつかの実施例において、前記ロボット本体を、前記移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割し、前記視覚センサは、前記ロボット本体の前端に配置され、前記溝は、前記ロボット本体の後端に設けられる。
したがって、視覚センサがロボット本体の前端に配置される場合、移動ロボットの進行方向の障碍物の特徴をよりよく感知することができ、それにより、機械式アームが作業状態にある場合、即ち、機械式アームがロボット本体の外側にある場合、前方の障碍物を時間内に見つけていないため発生する、機械式アームが当該障碍物に直接ぶつかって損傷することをよりよく軽減または回避することができる。
本願のいくつかの実施例において、前記ロボット本体にはモニタが配置され、前記モニタは、前記移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、前記機械式アームが回転して前記溝内に配置されるように制御することを更に含む。
したがって、モニタにより、移動ロボットがプリセットされた状態にあることをモニタリングした後、機械式アームを溝内に回転させることにより、移動ロボットの占有空間を減らすことができる。
本願のいくつかの実施例において、前記移動ロボットは、少なくとも2つの前記機械式アームを備え、2つごとの前記機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする。
したがって、移動ロボットは、複数の機械式アームを装備することにより、物体をつかむ機能を向上させることができる。
本願実施例は、電子機器を更に提供し、前記電子機器は、互に接続しているプロセッサとメモリを備え、前記メモリは、前記プリセッサ実行可能な機械可読命令を記憶し、電子機器が実行される場合、前記機械可読命令が前記プロセッサによって実行されるときに、上記のいずれか1つの移動ロボットの制御方法を実行する。
本願実施例は、コンピュータ記憶媒体を更に提供し、当該コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、上記のいずれか1つの移動ロボットの制御方法を実行する。
本願実施例は、コンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラムを更に提供し、前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されるときに、前記電子機器におけるプロセッサは、上記のいずれか1つの移動ロボットの制御方法を実行する。
本願実施例または先行技術の技術的解決策をより明確に説明するために、実施例または先行技術の説明で使用される図面を以下に簡単に紹介する。明らかなこととして、以下に説明される図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な努力なしにこれらの図面に示された構造に従って他の図面を得ることができる。
本願の移動ロボットの実施例の第1の概略的な構造図である。 本願の移動ロボットの実施例の第2の概略的な構造図である。 本願の移動ロボットの実施例の2つの機械式アームを示す概略的な構造図である。 本願の移動ロボットの実施例の第3の概略的な構造図である。 本願実施例による移動ロボットの制御方法のフローチャートである。 本願実施例の電子機器の概略的な構造図である。
以下、本願実施例における図面を参照して、本願実施例における技術的解決策を明確且つ完全に説明するが、説明された実施例は、本願実施例の一部に過ぎず、実施例の全部ではないことは明らかであろう。本願実施例に基づき、創造的な努力なしに当業者が取得した他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれる。
図1及び図2を参照すると、図1は、本願の移動ロボットの実施例の第1の概略的な構造図であり、図2は、本願の移動ロボットの実施例の第2の概略的な構造図である。本願の移動ロボットの実施例で説明される移動ロボット1は、ロボット本体10及び機械式アーム20を備えることができる。
機械式アーム20の一端はロボット本体10に接続され、他端はクランプ部23であり、クランプ部23は、物件をクランプするように構成される。ロボット本体10には、機械式アーム20を収容するための溝11が設けられ、ここで、溝11内の機械式アーム20は、曲がったり折り畳まれたりして配置されている。必要に応じて、曲げ角度や折り曲げ角度を設定することができる。
本願のいくつかの実施例において、移動ロボット1はロボット掃除機であり得、移動ロボット1には機械式アーム20が実装され、移動ロボット1が比較的大きなサイズの物件をクランプする場合、機械式アーム20のクランプ部23によってクランプすることができるため、物体をより広く把持することができ、機械式アーム20を備えていない移動ロボットよりも機能が豊富である。同時に、ロボット本体10の上に溝11を設けることにより、機械式アーム20を曲げたり折り畳んだりして溝11内に配置することができ、それにより、移動ロボット1が低い空間を通過したり、低い空間で作業したりするのが容易になる。
例えば、移動ロボット1がロボット掃除機である場合、機械式アーム20のクランプ部23によって比較的大きなサイズの物件をクランプすることができ、クランプした物体をプリセットされた位置に置くことができる。プリセットされた位置は、ゴミ置き専用のロボット掃除機の清掃部であってもよく、地面に置かれたゴミ箱であってもよい。ここで、ゴミ箱の置き場所を固定し、ロボット掃除機にゴミ箱の位置情報を設定し、ロボット掃除機が物体をクランプした場合、記憶されたゴミ箱の位置情報に従ってゴミ箱の近くに移動して、クランプした物体をゴミ箱内に入れることができる。また、ロボット掃除機にゴミ箱の特徴を設定することにより、ロボット掃除機が、前方の物体がゴミ箱の特徴を満たすと検出した場合に、クランプした物体をゴミ箱内に入れることもできる。ここで、ゴミ箱の特徴は、さまざまな方向のゴミ箱の写真である可能性があり、即ち、ゴミ箱の写真をロボット掃除機のメモリにアップロードし、ロボット掃除機が、前方の物体がゴミ箱の写真のうちの1つと一致すると検出した場合に、クランプした物体をゴミ箱内に入れる。
本願のいくつかの実施例において、溝11は、ロボット本体10の中心から遠く離れ、且つロボット本体10の外周側に隣接し、ロボット本体10の外周側の輪郭に沿って設けられている。例えば、ロボット本体10が円筒である場合、溝11は、ロボット本体10の軸線から離れて、ロボット本体10の輪郭に沿って設けられる。具体的に、溝11の設計の一例において、溝11の第1側壁面111、第1側壁面111に隣接する第2側壁面112及び第3側壁面113は、ロボット本体10の外壁面である。溝11はロボット本体10の輪郭に沿って設けられているため、第1側壁面111は円弧面であり、第2側壁面112及び第3側壁面113は、平面であってもよく、曲面であってもよい。もちろん、他の実施例において、別の形の溝11であってもよいが、ここでは特に限定しない。通常、ロボット本体10の外周側の空間は十分に活用されていないが、本願の移動ロボットの実施例に記載の移動ロボット1は、溝11をロボット本体10の外周側に設けることにより、移動ロボット1の他の重要な部品をロボット本体10の中心近くに配置することができ、それにより、ロボット本体10の有効的な作業範囲を最大限に利用するように、ロボット本体10の辺縁空間を利用して機械式アーム20を収容する。もちろん、他の実施例において、必要に応じて溝11の具体的な位置を設定することができる。
溝11の溝幅と溝深さは両方とも機械式アーム20の最大直径より大きいか等しい。溝幅とは、溝11の幅方向に沿った1対の側壁間の直線距離を指す。溝11の側壁面がロボット本体10の外壁面である場合(例えば、第1側壁面111、第2側壁面112及び第3側壁面113がロボット本体10の外壁面である場合)、溝幅は、溝11の第4外壁面114の溝幅であり、溝深さは、溝11の底部から溝11の上部までの最小距離であり、一般に、溝11の側壁の高さである。ここで、機械式アーム20の数が1つである場合、溝11の溝幅と深さは両方とも機械式アーム20の最大直径より大きいか等しい。他の実施例において、移動ロボット1は、少なくとも2つの機械式アーム20を備え、2つごとの機械式アーム20は、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする。この場合、2つの機械式アーム20が同じ溝11内に並列に配置されている場合、溝幅は、2つの機械式アーム20の最大直径の和より大きいか等しい。ここでの並列に配置されていることとは、同じ溝11内で、1つの機械式アーム20が、もう1つの機械式アーム20よりもロボット本体10の中心近くに配置されていることを指す。複数の機械式アーム20を装備することにより、物体をつかむ移動ロボット1の機能を向上させることができる。機械式アーム20の最大直径範囲は、機械式アーム20のアーム部分の直径を含んでもよく、クランプ部23の直径を含んでもよく、両者を比較して、より大きい方の値を機械式アーム20の最大直径として使用することができる。溝11の長さは、機械式アーム20の長さより大きいか等しい。具体的に、溝11の第1側壁面111が平面である場合、溝11の長さは溝11の第1側壁面111の長さである。この場合、クランプ部23を含む機械式アーム20全体を溝11内に入れるためには、第1側壁面111の長さが機械式アーム20の長さより大きいか等しい必要がある。このようにして、機械式アーム20が溝11内に収容される場合、機械式アーム20が移動ロボット1の上面から突出しない。溝11の第1側壁面111が円弧面である場合、溝11の長さは、第1側壁面111の弧長に等しい。したがって、ここでの長さとは、単なる溝11の両端の直線距離ではなく、溝11が収容できる物体の最大長さである。1つの溝11に、背中合わせに配置されたり、次々に配置されたり、向かい合って配置されたりした2つの機械式アーム20を配置する必要がある場合、溝11の長さは、2つの機械式アーム20の長さより大きいか等しい。次々に配置することとは、1つの機械式アーム20のクランプ部23をもう1つの機械式アーム20の他端部(ロボット本体10に接続される一端)と隣接して配置することを指す。向かい合って配置することとは、2つの機械式アーム20のクランプ部23を溝11内に隣接して配置し、ロボット本体10に接続されている2つの機械式アーム20の端部が互いに離れるように配置することを指す。背中合わせに配置することとは、ロボット本体10に接続されている2つの機械式アーム20の端部を隣接して配置し、2つの機械式アーム20のクランプ部23を溝11内で離れるように配置することを指す。機械式アーム20が溝11内に完全に収容される場合、機械式アーム20は移動ロボット1の外部空間を占有しないため、移動ロボット1の作業空間は機械式アーム20の影響を受けない。それにより、移動ロボット1は、狭くて低い空間を通過したり、それに入ったりすることができる。移動ロボット1がロボット掃除機である場合、ロボット掃除機は、機械式アーム20によって大きな物体やゴミをクランプする必要がある場合もあるが、ソファーの下の地面のゴミを拾うなど、狭くて低い場所で作業する必要がある場合もあり、この場合、機械式アーム20をロボット本体10の外側に置くと、ロボット掃除機はソファーの下に入ることができなくなったり、ソファーの下に入る途中にソファーにぶつかって破損したりする可能性がある。したがって、機械式アーム20を収容するためにこうような溝11を設ける必要があり、それにより、ロボット掃除機が狭くて低い場所を自由に通過したり、狭くて低い場所で自由に作業したりすることができる。
ロボット本体10は、移動ロボット1の進行方向に沿って前端101と後端102に分割され、溝11は、ロボット本体10の後端102に設けられている。図1に示されたように、移動ロボット1の進行方向は、図面の矢印が指す方向であり、すなわち、矢印で示されたロボット本体10の端部を前端101として使用し、当該前端101の反対側のロボット本体10の端部を後端102として使用する。もちろん、他の実施例において、溝11は、ロボット本体10の他の位置に設けられることもできるが、ここでは特に限定しない。もちろん、溝11の数は1つであってもよいし、複数であってもよいが、溝11の数は、主に、機械式アーム20の数とロボット本体10の内部空間によって決定される。図3を参照すると、図3は、本願の移動ロボットの実施例の2つの機械式アームを示す概略的な構造図である。2つの溝11は両方ともロボット本体10の後端に配置され、ここでの後端は、1つだけの溝11を備えているロボット本体10の後端102と同じものである。ここで、2つの機械式アーム20を溝11内に同時に配置する場合、2つの機械式アーム20のクランプ部23は、向かい合って配置されている。他の実施例において、1つの溝11内で2つの機械式アーム20を次々に配置したり、背中合わせに配置したり、並列に配置したりすることができ、ロボット本体10のに2つの溝11を設けることもできる。全ての機械式アーム20を溝11内に配置できれば、溝11をいくつ設けてもかまわない。
ロボット本体10を、移動ロボット1の進行方向に沿って前端101と後端102に分割し、溝11をロボット本体10の後端102に設けることにより、移動ロボット1の進行中機械式アーム20が障碍物にぶつかって損傷することを軽減または回避することができる。
機械式アーム20は、少なくとも、第1アーム部材21と、クランプ部23と、第1アーム部材21とクランプ部23との間に回転可能に接続されている第2アーム部材22と、を備える。もちろん、第1アーム部材21とクランプ部23との間に回転可能に接続されている第2アーム部材22の数は、複数であってもよい。第2アーム部材22の数が多いほど、機械式アーム20の回転はより柔軟になる。機械式アーム20が物件をクランプすることのみを考慮すると、1つの第2アーム部材22のみで実現することもできる。ここで、機械式アーム20の数も、1つまたは2つに限されず、同時に複数の機械式アーム20がある場合がある。保持部23と第1アーム部材21の間に第2アーム部材22を配置することにより、機械式アーム20をより柔軟に回転させることができ、それにより、作用範囲を広げる。
本願実施例では、移動ロボット1は、ステアリングギア30を備え、ステアリングギア30は、溝11の一端に固定接続されている。ここで、機械式アーム20の一端は、ステアリングギア30に接続され、ステアリングギア30は、機械式アーム20をロボット本体10の外部から溝11内に回転させたり、機械式アーム20を溝11からロボット本体10の外側に回転させたりするように構成される。具体的に、溝11の一端にノッチ115を設けることができ、ステアリングギア30を当該ノッチ115に入り込み、機械式アーム20は、第1アーム部材21を介してステアリングギア30に接続されている。ステアリングギア30が第1アーム部材21の一端を駆動して回転させる場合、第1アーム部材21の他端が第2アーム部材22を駆動して回転させ、これにより、第2アーム部材22がクランプ部23を駆動して回転させることができる。このようにして、ステアリングギア30が機械式アーム20を駆動して溝11内に配置するように回転させるか、機械式アーム20をロボット本体10の外側に回転させることを実現でき、これにより、機械式アーム20が作業を始めるようにすることができる。
別の具体的な実施例において、機械式アーム20の第1アーム部材21と第2アーム部材22の間、及び第2アーム部材22とクランプ部23の間にも他のステアリングギアが設けられ、それらは、機械式アーム20の回転を制御するために使用され、各ステアリングギア間の相互協力は、機械式アーム20の収容をよりよく実現するか、または機械式アーム20が溝11から突き出して作業を始めることをよりよく実現することができる。
移動ロボット1はセンサ40を備え、当該センサ40は、ロボット本体10または機械式アーム20に配置され、当該センサは、移動ロボット1の進行方向の障害物を感知するように構成され、障碍物がプリセット条件を満たす場合、機械式アーム20を溝11内に回転させたり溝11から突き出したりする。センサ40により移動ロボット1の進行方向の障碍物を感知し、障碍物がプリセット条件を満たすかどうかを判断することにより、機械式アーム20を溝11内に回転させたり溝11から突き出したりする。即ち、低い場所を通過するときに機械式アーム20を手動で溝11内に戻す必要がなく、また、物体をクランプするときに手動で機械式アーム20を溝11から突き出す必要もないため、センサ40により障害物を直接感知することにより、機械式アーム20を自動的に溝11内に回転させたり溝11から突き出したりすることができ、操作が非常に便利である。
プリセット条件は、プリセットされた配置条件及びプリセットされた突き出し条件を含み、ここで、プリセットされた配置条件及びプリセットされた突き出し条件は、主に、移動ロボット1の作業環境に基づいて設定され、異なる移動ロボット1のプリセットされた突き出し条件及びプリセットされた配置条件は、多少の違いがある場合がある。例えば、移動ロボット1がロボット掃除機である場合、プリセットされた配置条件は、障碍物が特定の高さに達し、且つ機械式アーム20を回収した後に障碍物の底部を通過できると予測することであり得、プリセットされた突き出し条件は、障碍物が、クランプされる対象物の特徴を満たすこと(例えば、障碍物が比較的大きなサイズのゴミであることなど)であり得る。
センサ40が移動ロボット1の進行方向の障碍物が、プリセットされた配置条件を満たすと感知した場合、即ち、障碍物が、通過または作業する必要のある狭くて低い場所である可能性があると感知した場合、ステアリングギア30は、機械式アーム20を駆動して溝11内に配置するように回転させる。センサ40が移動ロボット1の進行方向の障碍物が、プリセットされた突き出し条件を満たすと感知した場合、即ち、障碍物が、クランプする必要のある物体である可能性があると感知した場合、ステアリングギア30は、機械式アーム20を駆動して溝11から突き出して、障碍物をクランプする。
具体的には、一可能な実施形態において、センサ40は視覚センサであり、視覚センサは、移動ロボット1の進行方向の障碍物を撮影して写真を取るように構成され、写真の分析結果が、当該障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果である場合、機械式アーム20を、溝11内に回転させたり溝11から突き出したりする。プリセットされた特徴はプリセット条件と同様に、センサ40が視覚センサである場合、プリセットされた特徴は、プリセットされた配置特徴及びプリセットされた突き出し特徴を含む。これらの特徴の設定は、プリセット条件の設定方法と同じであり、ユーザが自分で設定してもよく、移動ロボット1のプリセットされた特徴を選択してもよい。例えば、プリセットされた特徴はプリセットされた配置特徴であり、機械式アーム20がロボット本体10の外側にあるため、移動ロボット1の高さが高くなり、移動ロボット1が障碍物の底部通過することができなくなる場合、当該プリセットされた配置特徴は、移動ロボット1の高さが障碍物の底部の高さを超えることであり得る。又は、プリセットされた特徴は、プリセットされた突き出し特徴であり、例えば、障碍物が清掃対象に属することである。障碍物が前者のプリセットされた特徴を満たす場合、即ち、プリセットされた特徴がプリセットされた配置特徴である場合、ステアリングギア30は、機械式アーム20を駆動して、機械式アーム20を溝11内に配置するように回転させ、この場合、移動ロボット1は高さが低くなるため当該障碍物を通過することができる。障碍物の特徴が後者のプリセットされた特徴を満たす場合、即ち、プリセットされた特徴がプリセットされた突き出し特徴である場合、ステアリングギア30は、機械式アーム20を駆動して溝11から突き出し、機械式アーム20のクランプ部23は、当該障碍物をクランプして、当該障碍物を指定位置に置き、当該指定位置は、例えば、移動ロボット1のゴミ部(未図示)などである。視覚センサにより移動ロボット1の進行方向の障碍物を撮影して写真を取ることにより、障碍物がプリセットされた特徴を満たすかどうかを判断する精度が向上し、効果もよくなる。
ここで、溝11がロボット本体10の後端102に配置されている場合、センサ40または視覚センサは、ロボット本体10の前端101に設けられ、センサ40または視覚センサがロボット本体10の前端101に設けられている場合、移動ロボット1の進行方向の障碍物の特徴をよりよく感知することができ、それにより、機械式アーム20が作業状態にある場合、即ち、機械式アーム20がロボット本体10の外側にある場合、前方の障碍物を時間内に見つけていないため発生する、機械式アーム20が当該障碍物に直接ぶつかって損傷することをよりよく軽減または回避することができる。
もちろん、他の実施例において、センサ40は、距離センサなどの他のセンサであってもよく、互いに協調する距離センサと視覚センサであってもよい。移動ロボット1の進行方向で会った障碍物がどのプリセット条件を満たすかを区別することができれば、センサ40はどんな種類のセンサであってもよいため、本願は、センサ40に対して特に限定しない。
図4を参照すると、図4は、本願の移動ロボットの実施例の第3の概略的な構造図である。ロボット本体10にはモニタ50が配置され、当該モニタ50は、移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、移動ロボット1がプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、機械式アーム20は、回転して溝11内に配置される。プリセットされた状態は、移動ロボット1がスリップ状態または充電状態にあることであり得、モニタ50が、移動ロボット1がスリップ状態または充電状態にあることをモニタリングした場合、移動ロボット1が作業する必要がないことを意味し、したがって、ステアリングギア30は、機械式アーム20を溝11内に完全に入れるまで、機械式アーム20を駆動して回転させ、その後回転を停止する。移動ロボット1がスリップ状態または充電状態にある場合、移動ロボット1は一箇所で停止する。機械式アーム20を溝11内に置けないと屋内空間を占めるため、モニタ50により移動ロボット1がプリセットされた状態にあることをモニタリングした後、機械式アーム20を溝11内に回転させることにより、移動ロボット1の占有空間を減らすことができる。
移動ロボット1は、歩行アセンブリ60を備え、歩行アセンブリ60は、移動ロボット1の移動に使用される。ここで、歩行アセンブリ60は、ロボット本体10の底部に配置されている。歩行アセンブリ60が作業状態にある場合、移動ロボット1を駆動して移動することができる。具体的には、歩行アセンブリ60は、駆動機構(未図示)及びローリングホイール機構(未図示)を備えることができ、駆動機構は、移動ロボット1が作業面で移動するように、ローリングホイール機構を駆動して回転させるために使用される。駆動機構は、駆動モーターであり得る。
一可能な実施形態において、移動ロボット1は、清掃アセンブリ70を備え、清掃アセンブリ70は、ローラーブラシ(未図示)と、ローラーブラシに接続されているモーター(未図示)とを備えることができ、モーターは、ローラーブラシを駆動して転がせるために使用され、ローラーブラシは、移動ロボット1の作業面、例えば、地面と接触しており、転がりによって地面を清掃する。具体的には、移動ロボット1は更に、集塵アセンブリ(未図示)を備え、ここで、清掃アセンブリ70と集塵アセンブリは互いに協調して動作する。例えば、集塵アセンブリの集塵口は、清掃アセンブリ70のローラーブラシに隣接して配置されており、ローラーブラシの回転中に清掃されたゴミや粉塵を集塵アセンブリの集塵箱(未図示)に吸い込むことができ、それにより地面の清掃を実現する。
上記の実施例で提案されている移動ロボットに基づき、本願のいくつかの実施例では、移動ロボットの制御方法を更に提案し、当該移動ロボットは、ロボット本体及び機械式アームを備え、前記機械式アームの一端は前記ロボット本体に接続され、他端はクランプ部であり、前記クランプ部は、物件をクランプするように構成される。当該移動ロボットの制御方法は、コントローラに適用されることができ、当該コントローラは、ロボット本体、サーバまたは他の電子機器に配置でき、コントローラは、ロボット本体及び機械式アームと通信することができ、ロボット本体および/または機械式アームの作業状態を制御するために、コントローラは、制御信号をロボット本体および/または機械式アームに送信することができる。
実際の適用では、当該コントローラは、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit )、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理装置(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも1つであり得る。
図5は、本願実施例による移動ロボットの制御方法のフローチャートであり、当該方法は、クライアント、サーバ、ロボット本体に配置されるコントローラに適用されることができ、図5を参照すると、当該方法は、次のステップを含み得る。
ステップ501において、前記機械式アームを曲げたり折り畳んだりして溝内に配置するように制御し、前記溝は前記ロボット本体に設けられる。
本ステップの具体的な実現形態については、上記の移動ロボットの実施例で既に説明されており、ここでは繰り返して説明しない。
このように、機械式アームを収容するための溝をロボット本体に設けることにより、機械式アームは、曲がったり、折り畳まれたりした後、溝内に収容される。機械式アームを溝内に収容すると、移動ロボットが低い空間を通過したり、低い空間で作業したりするのが容易になる。
本願のいくつかの実施例において、前記溝は、前記ロボット本体の中心から遠く離れ、且つ前記ロボット本体の外周側に隣接し、前記ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる。
したがって、溝をロボット本体の外周側に配置することにより、移動ロボットの他の重要な部品をロボット本体の中心近くに配置することができ、それにより、ロボット本体の有効的な作業範囲を最大限に利用するように、ロボット本体の辺縁空間を利用して機械式アーム20を収容する。
本願のいくつかの実施例において、前記機械式アームが前記溝内に収容されている場合に前記移動ロボットの上面から突出しないように、前記溝の溝幅と溝深さは、前記機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ前記溝の長さは、前記機械式アームの長さより大きいか等しい。
したがって、機械式アームが溝11内に完全に収容される場合、機械式アームは移動ロボットの外部空間を占有しないため、移動ロボットの作業空間は機械式アームの影響を受けない。それにより、移動ロボットは、狭くて低い空間を通過したり、それに入ったりすることができる。
本願のいくつかの実施例において、前記移動ロボットは、ステアリングギアを備え、前記ステアリングギアは、前記溝の一端に固定的に接続され、前記機械式アームの一端は、前記ステアリングギアに接続され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり、前記機械式アームを前記溝から前記ロボット本体の外側に回転させたりするように、前記ステアリングギアを制御して前記機械式アームを回転させることを更に含む。
実際の適用では、コントローラは、ステアリングギアと通信することができ、コントローラは、ステアリングギアの作業状態を制御するために、制御信号をステアリングギアに送信することができる。
したがって、ステアリングギアにより機械式アームを回転させて溝内に配置することにより、移動ロボットは、狭くて低い空間を通過または進入して作業するか、またはステアリングギアにより機械式アームをロボット本体の外側に回転させることにより、機械式アームが作業を開始するようにすることができる。
本願のいくつかの実施例において、前記機械式アームは、少なくとも、前記ステアリングギアと前記クランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備える。
実際の適用では、コントローラは、制御信号をステアリングギアに送信して、ステアリングギアの作業状態を制御することができ、それにより、第1アーム部材及び第2アーム部材の作業状態を制御する。
したがって、ステアリングギアとクランプ部の間に順次回転するように接続された第1アーム部材及び第2アーム部材は、機械式アームの回転が柔軟にし、機械式アームの作業範囲を広げることができる。
本願のいくつかの実施例において、前記移動ロボットは、センサを備え、前記センサは、前記ロボット本体または前記機械式アームに配置され、前記センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するために使用され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記障碍物がプリセット条件を満たしたことに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したるするように制御することを更に含む。
実際の適用では、コントローラは、センサと通信することができ、コントローラは、対応するデータを収集するようにセンサを制御するために、制御信号をセンサに送信することができ、コントローラは、センサによって収集されたデータを受信することもできる。
したがって、センサにより移動ロボットの進行方向の障碍物を感知し、障碍物がプリセット条件を満たすかどうかを判断することにより、機械式アームを溝内に回転させたり溝から突き出したりする。このようにして、低い場所を通過するときに機械式アームを手動で溝内に戻す必要がなく、また、物体をクランプするときに手動で機械式アームを溝から突き出す必要もないため、センサにより障害物を直接感知することにより、機械式アームを自動的に溝内に回転させたり溝から突き出したりすることができ、操作が非常に便利である。
本願のいくつかの実施例において、前記センサは視覚センサであり、前記視覚センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るために使用され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記写真の分析結果が、前記障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果であることに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりするように制御することを更に含む。
したがって、視覚センサにより移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取ることにより、障碍物がプリセットされた特徴を満たすかどうかを判断する精度が向上し、効果もよくなる。
本願のいくつかの実施例において、前記ロボット本体は、前記移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割され、前記視覚センサは、前記ロボット本体の前端に配置され、前記溝は、前記ロボット本体の後端に設けられる。
したがって、視覚センサがロボット本体の前端に配置される場合、移動ロボットの進行方向の障碍物の特徴をよりよく感知することができ、それにより、機械式アームが作業状態にある場合、即ち、機械式アームがロボット本体の外側にある場合、前方の障碍物を時間内に見つけていないため発生する、機械式アームが当該障碍物に直接ぶつかって損傷することをよりよく軽減または回避することができる。
本願のいくつかの実施例において、前記ロボット本体にはモニタが配置され、前記モニタは、前記移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、
前記移動ロボットの制御方法は、前記移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、前記機械式アームが回転して前記溝内に配置されるように制御することを更に含む。
実際の適用では、コントローラは、モニタと通信することができ、コントローラは、モニタリングデータを収集するようにモニタを制御するために、制御信号をモニタに送信することができ、コントローラは、モニタによって送信されたモニタリングデータを受信することもできる。
したがって、モニタにより、移動ロボットがプリセットされた状態にあることをモニタリングした後、機械式アームを溝内に回転させることにより、移動ロボットの占有空間を減らすことができる。
本願のいくつかの実施例において、前記移動ロボットは、少なくとも2つの前記機械式アームを備え、2つごとの前記機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする。
したがって、移動ロボットは、複数の機械式アームを装備することにより、物体をつかむ機能を向上させることができる。
本願実施例における移動ロボットの制御方法に対応するコンピュータプログラム命令は、光ディスク、ハードディスク、Uディスクなどの記憶媒体に記憶されることができ、記憶媒体の移動ロボットの制御方法に対応するコンピュータプログラム命令が電子機器によって読み取られて実行されるときに、上記の実施例における移動ロボットの制御方法のいずれか1つを実現する。
本願実施例は、コンピュータプログラムを更に提供し、当該コンピュータプログラは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されるときに、前記電子機器におけるプロセッサは、上記のいずれか1つの移動ロボットの制御方法を実行する。
上記の実施例と同じ技術構想に基き、図6を参照すると、図6は、本発明の実施例による電子機器600を示し、前記電子機器600は、メモリ601及びプロセッサ602を備えることができる。
前記メモリ601は、コンピュータプログラム及びデータを記憶するように構成される。
前記プロセッサ602は、前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、上記の実施例の任意の移動ロボットの制御方法えお実現するように構成される。
実際の適用では、上記のメモリ601は、RAMなどの揮発性メモリ(volatile memory)、ROM、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)またはソリッドステートハードディスク(SSD:Solid-State Drive)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)、または上記のメモリの組み合わせであり得、プロセッサ602に命令やデータを提供する。
上記のプロセッサ602は、ASIC、DSP、DSPD、PLD、FPGA、CPU、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも1つであり得る。異なる拡張現実クラウドプラットフォームの場合、上記のプロセッサ機能を実装するために使用される電子デバイスは他のものであり得ることを理解することができるが、本発明の実施例はこれらに対して特に限定しない。
いくつかの実施例において、本発明の実施例で提供される装置の機能または当該装置に含まれるモジュールは、上記の方法の実施例で説明された方法を実行するように構成されることができ、その具体的な実装については、上記の方法の実施例の説明を参照することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
各実施例の上記の説明は、各実施例間の違いを強調する傾向があり、それらの同じまたは類似な所は互いに参照することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
本願で提供されたいくつかの方法の実施例で開示された方法は、競合することなく任意に組み合わせて、新たな方法の実施例を取得することができる。
本願で提供されたいくつかの製品の実施例で開示された技術的特徴は、競合することなく任意に組み合わせて、新たな製品の実施例を取得することができる。
本願で提供されたいくつかの方法または機器の実施例で開示された技術的特徴は、競合することなく任意に組み合わせて、新たな方法の実施例または機器の実施例を取得することができる。
以上の実施形態による説明を通じて、当業者は、上記の実施例に係る方法が、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形で実現できることはもちろん、ハードウェアによっても実現することもできるを明確に理解できるが、多くの場合、前者がより好ましい実施形態である。このような理解に基づき、本発明の技術的解決策の実質的な部分又は先行技術に対する貢献度のある部分は、ソフトウェア製品の形に実装することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記録媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなど)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク機器等であり得る)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるために、いくつかの命令を含む。
上記は、図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明は、上記の特定の実施形態に限定されず、上記の特定の実施形態は例示に過ぎず、限定するものではない。当業者は、本発明の啓発下で、本開示の目的および請求項の保護範囲から逸脱することなく、多くの実施形態を作成することもでき、これらはすべて本発明の保護範囲に含まれる。
本願実施例は、コンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラムを更に提供し、前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されるときに、前記電子機器におけるプロセッサは、上記のいずれか1つの移動ロボットの制御方法を実行する。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
移動ロボットであって、
ロボット本体と、
一端は前記ロボット本体に接続され、他端はクランプ部である機械式アームであって、前記クランプ部は、物件をクランプするように構成される、機械式アームと、を備え、
前記ロボットト本体には、前記機械式アームを収容するための溝が設けられ、前記溝内の前記機械式アームは、曲がったり折り畳まれたりして配置されている、前記移動ロボット。
(項目2)
前記溝は、前記ロボット本体の中心から遠く離れ、且つ前記ロボット本体の外周側に隣接し、前記ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる、
項目1に記載の移動ロボット。
(項目3)
前記機械式アームが前記溝内に収容されている場合に前記移動ロボットの上面から突出しないようにするために、前記溝の溝幅と溝深さは、前記機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ前記溝の長さは、前記機械式アームの長さより大きいか等しい、
項目2に記載の移動ロボット。
(項目4)
前記移動ロボットは、
ステアリングギアを備え、前記ステアリングギアは、前記溝の一端に固定的に接続され、
ここで、前記機械式アームの一端は、前記ステアリングギアに接続され、前記ステアリングギアは、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり、前記機械式アームを前記溝から前記ロボット本体の外側に回転させたりするように、前記機械式アームを回転させるように構成される、
項目1ないし3のいずれか一項に記載の移動ロボット。
(項目5)
前記機械式アームは、少なくとも、前記ステアリングギアと前記クランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備える、
項目4に記載の移動ロボット。
(項目6)
前記移動ロボットは、
前記ロボット本体または前記機械式アームに配置されかつ前記移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するように構成されるセンサを備え、前記障碍物がプリセット条件を満たす場合、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりする、
項目1ないし5のいずれか一項に記載の移動ロボット。
(項目7)
前記センサは視覚センサであり、前記視覚センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るように構成され、前記写真の分析結果が、前記障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果である場合、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりする、
項目6に記載の移動ロボット。
(項目8)
前記ロボット本体を、前記移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割し、前記視覚センサは、前記ロボット本体の前端に配置され、前記溝は、前記ロボット本体の後端に設けられる、
項目7に記載の移動ロボット。
(項目9)
前記ロボット本体にはモニタが配置され、前記モニタは、前記移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、前記移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、前記機械式アームは、回転して前記溝内に配置される、
項目1ないし8のいずれか一項に記載の移動ロボット。
(項目10)
前記移動ロボットは、少なくとも2つの前記機械式アームを備え、2つごとの前記機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする、
項目1ないし8のいずれか一項に記載の移動ロボット。
(項目11)
移動ロボットの制御方法であって、
前記移動ロボットは、ロボット本体と、機械式アームと、を備え、前記機械式アームの一端は前記ロボット本体に接続され、他端はクランプ部であり、前記クランプ部は、物件をクランプするように構成され、前記移動ロボットの制御方法は、
前記機械式アームを曲げたり折り畳んだりして溝内に配置するように制御し、前記溝は前記ロボット本体に設けられることを含む、前記移動ロボットの制御方法。
(項目12)
前記溝は、前記ロボット本体の中心から遠く離れ、且つ前記ロボット本体の外周側に隣接し、前記ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる、
項目11に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目13)
前記機械式アームが前記溝内に収容されている場合に前記移動ロボットの上面から突出しないようにするために、前記溝の溝幅と溝深さは、前記機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ前記溝の長さは、前記機械式アームの長さより大きいか等しい、
項目12に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目14)
前記移動ロボットは、ステアリングギアを備え、前記ステアリングギアは、前記溝の一端に固定的に接続され、前記機械式アームの一端は、前記ステアリングギアに接続され、
前記移動ロボットの制御方法は、
前記機械式アームを前記溝内に回転させたり、前記機械式アームを前記溝から前記ロボット本体の外側に回転させたりするように、前記ステアリングギアを制御して前記機械式アームを回転させることを更に含む、
項目11ないし13のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目15)
前記機械式アームは、少なくとも、前記ステアリングギアと前記クランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備え、
項目14に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目16)
前記移動ロボットは、前記ロボット本体または前記機械式アームに配置されかつ前記移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するように構成されるセンサを備え、
前記移動ロボットの制御方法は、
前記障碍物がプリセット条件を満たしたことに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したするように、前記機械式アームを回転させるように制御することを更に含む、
項目11ないし15のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目17)
前記視覚センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るように構成され、
前記移動ロボットの制御方法は、
前記写真の分析結果が、前記障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果であることに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりするように制御することを更に含む、
項目16に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目18)
前記ロボット本体を、前記移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割し、前記視覚センサは、前記ロボット本体の前端に配置され、前記溝は、前記ロボット本体の後端に設けられる、
項目17に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目19)
前記ロボット本体にはモニタが配置され、前記モニタは、前記移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、
前記移動ロボットの制御方法は、
前記移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、前記機械式アームが回転して前記溝内に配置されるように制御することを更に含む、
項目11ないし18のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目20)
前記移動ロボットは、少なくとも2つの前記機械式アームを備え、2つごとの前記機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする、
項目11ないし18のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
(項目21)
電子機器であって、
互に接続しているプロセッサとメモリを備え、前記メモリは、前記プリセッサ実行可能な機械可読命令を記憶し、電子機器が実行される場合、前記機械可読命令が前記プロセッサによって実行されるときに、項目11ないし20のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法を実行する、前記電子機器。
(項目22)
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、項目11ないし20のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法を実行する、前記コンピュータ記憶媒体。
(項目23)
コンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されるときに、前記電子機器におけるプロセッサに、項目11ないし20のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法を実行させる、前記コンピュータプログラム。

Claims (23)

  1. 移動ロボットであって、
    ロボット本体と、
    一端は前記ロボット本体に接続され、他端はクランプ部である機械式アームであって、前記クランプ部は、物件をクランプするように構成される、機械式アームと、を備え、
    前記ロボットト本体には、前記機械式アームを収容するための溝が設けられ、前記溝内の前記機械式アームは、曲がったり折り畳まれたりして配置されている、前記移動ロボット。
  2. 前記溝は、前記ロボット本体の中心から遠く離れ、且つ前記ロボット本体の外周側に隣接し、前記ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる、
    請求項1に記載の移動ロボット。
  3. 前記機械式アームが前記溝内に収容されている場合に前記移動ロボットの上面から突出しないようにするために、前記溝の溝幅と溝深さは、前記機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ前記溝の長さは、前記機械式アームの長さより大きいか等しい、
    請求項2に記載の移動ロボット。
  4. 前記移動ロボットは、
    ステアリングギアを備え、前記ステアリングギアは、前記溝の一端に固定的に接続され、
    ここで、前記機械式アームの一端は、前記ステアリングギアに接続され、前記ステアリングギアは、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり、前記機械式アームを前記溝から前記ロボット本体の外側に回転させたりするように、前記機械式アームを回転させるように構成される、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の移動ロボット。
  5. 前記機械式アームは、少なくとも、前記ステアリングギアと前記クランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備える、
    請求項4に記載の移動ロボット。
  6. 前記移動ロボットは、
    前記ロボット本体または前記機械式アームに配置されかつ前記移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するように構成されるセンサを備え、前記障碍物がプリセット条件を満たす場合、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりする、
    請求項1ないし5のいずれか一項に記載の移動ロボット。
  7. 前記センサは視覚センサであり、前記視覚センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るように構成され、前記写真の分析結果が、前記障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果である場合、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりする、
    請求項6に記載の移動ロボット。
  8. 前記ロボット本体を、前記移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割し、前記視覚センサは、前記ロボット本体の前端に配置され、前記溝は、前記ロボット本体の後端に設けられる、
    請求項7に記載の移動ロボット。
  9. 前記ロボット本体にはモニタが配置され、前記モニタは、前記移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、前記移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、前記機械式アームは、回転して前記溝内に配置される、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の移動ロボット。
  10. 前記移動ロボットは、少なくとも2つの前記機械式アームを備え、2つごとの前記機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の移動ロボット。
  11. 移動ロボットの制御方法であって、
    前記移動ロボットは、ロボット本体と、機械式アームと、を備え、前記機械式アームの一端は前記ロボット本体に接続され、他端はクランプ部であり、前記クランプ部は、物件をクランプするように構成され、前記移動ロボットの制御方法は、
    前記機械式アームを曲げたり折り畳んだりして溝内に配置するように制御し、前記溝は前記ロボット本体に設けられることを含む、前記移動ロボットの制御方法。
  12. 前記溝は、前記ロボット本体の中心から遠く離れ、且つ前記ロボット本体の外周側に隣接し、前記ロボット本体の外周側の輪郭に沿って設けられる、
    請求項11に記載の移動ロボットの制御方法。
  13. 前記機械式アームが前記溝内に収容されている場合に前記移動ロボットの上面から突出しないようにするために、前記溝の溝幅と溝深さは、前記機械式アームの最大直径より大きいか等しく、且つ前記溝の長さは、前記機械式アームの長さより大きいか等しい、
    請求項12に記載の移動ロボットの制御方法。
  14. 前記移動ロボットは、ステアリングギアを備え、前記ステアリングギアは、前記溝の一端に固定的に接続され、前記機械式アームの一端は、前記ステアリングギアに接続され、
    前記移動ロボットの制御方法は、
    前記機械式アームを前記溝内に回転させたり、前記機械式アームを前記溝から前記ロボット本体の外側に回転させたりするように、前記ステアリングギアを制御して前記機械式アームを回転させることを更に含む、
    請求項11ないし13のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
  15. 前記機械式アームは、少なくとも、前記ステアリングギアと前記クランプ部の間に配置されかつ順次回転するように接続されている第1アーム部材及び第2アーム部材を備え、
    請求項14に記載の移動ロボットの制御方法。
  16. 前記移動ロボットは、前記ロボット本体または前記機械式アームに配置されかつ前記移動ロボットの進行方向の障碍物を感知するように構成されるセンサを備え、
    前記移動ロボットの制御方法は、
    前記障碍物がプリセット条件を満たしたことに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したするように、前記機械式アームを回転させるように制御することを更に含む、
    請求項11ないし15のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
  17. 前記視覚センサは、前記移動ロボットの進行方向の障碍物を撮影して写真を取るように構成され、
    前記移動ロボットの制御方法は、
    前記写真の分析結果が、前記障碍物の特徴がプリセットされた特徴と一致するという結果であることに応答して、前記機械式アームを前記溝内に回転させたり前記溝から突き出したりするように制御することを更に含む、
    請求項16に記載の移動ロボットの制御方法。
  18. 前記ロボット本体を、前記移動ロボットの進行方向に沿って前端と後端に分割し、前記視覚センサは、前記ロボット本体の前端に配置され、前記溝は、前記ロボット本体の後端に設けられる、
    請求項17に記載の移動ロボットの制御方法。
  19. 前記ロボット本体にはモニタが配置され、前記モニタは、前記移動ロボットの状態をモニタリングするために使用され、
    前記移動ロボットの制御方法は、
    前記移動ロボットがプリセットされた状態にあることがモニタリングされた場合、前記機械式アームが回転して前記溝内に配置されるように制御することを更に含む、
    請求項11ないし18のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
  20. 前記移動ロボットは、少なくとも2つの前記機械式アームを備え、2つごとの前記機械式アームは、次々に配置されたり、向かい合って配置されたり、並列に配置されたり、背中合わせに配置されたりする、
    請求項11ないし18のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法。
  21. 電子機器であって、
    互に接続しているプロセッサとメモリを備え、前記メモリは、前記プリセッサ実行可能な機械可読命令を記憶し、電子機器が実行される場合、前記機械可読命令が前記プロセッサによって実行されるときに、請求項11ないし20のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法を実行する、前記電子機器。
  22. コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、
    当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、請求項11ないし20のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法を実行する、前記コンピュータ記憶媒体。
  23. コンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されるときに、前記電子機器におけるプロセッサに、請求項11ないし20のいずれか一項に記載の移動ロボットの制御方法を実行させる、前記コンピュータプログラム。
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