JP2022514100A - タバコを白色化する方法 - Google Patents

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Abstract

白色化タバコ材料の調製方法であって、(i)タバコ材料を水溶液により抽出してタバコ固形材料及びタバコ抽出物を得る工程、(ii)タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理してタバコパルプを得る工程、(iii)タバコパルプを、強塩基、酸化剤又はこれらの組み合せを含む溶液により漂白して漂白タバコパルプを得る工程及び(iv)漂白タバコパルプを乾燥させて白色化タバコ材料を得る工程を含む方法が提供される。本発明は、白色化タバコ材料を含有する無煙タバコ製品も提供する。無煙タバコ製品は、密封ポーチに含まれたスヌース型配合物であってもよい。

Description

本発明は、タバコから製造若しくは誘導された製品、又はタバコを含有し、人による消費を目的とする製品に関する。
紙巻タバコ、葉巻タバコ及びパイプは、タバコを様々な形態で用いた人気の喫煙品である。当該喫煙品は、タバコを加熱又は燃焼することによって使用され、エアロゾル(例えば煙)が喫煙者によって吸入される。タバコはいわゆる「無煙」形態で味わうこともできる。特に人気の無煙タバコ製品は、何らかの形態の加工タバコ又はタバコ含有配合物を利用者の口に挿入することによって使用される。
様々な種類の無煙タバコ製品が知られている。例えば、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているSchwartzの米国特許第1,376,586号、Leviの米国特許第3,696,917号、Pittmanらの米国特許第4,513,756号、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,528,993号、Storyらの米国特許第4,624,269号、Tibbettsの米国特許第4,991,599号、Townsendの米国特許第4,987,907号、Sprinkle,IIIらの米国特許第5,092,352号、Whiteらの米国特許第5,387,416号、Williamsの米国特許第6,668,839号、Williamsの米国特許第6,834,654号、Atchleyらの米国特許第6,953,040号、Atchleyらの米国特許第7,032,601号及びAtchleyらの米国特許第7,694,686号、Williamsの米国特許公開第2004/0020503号、Quinterらの米国特許公開第2005/0115580号、Stricklandらの米国特許公開第2006/0191548号、Holton,Jr.らの米国特許公開第2007/0062549号、Holton,Jr.らの米国特許公開第2007/0186941号、Stricklandらの米国特許公開第2007/0186942号、Dubeらの米国特許公開第2008/0029110号、Robinsonらの米国特許公開第2008/0029116号、Robinsonらの米国特許公開第2008/0173317号、Engstromらの米国特許公開第2008/0196730号、Neilsenらの米国特許公開第2008/0209586号、Crawfordらの米国特許公開第2008/0305216号、Essenらの米国特許公開第2009/0065013号、Kumarらの米国特許公開第2009/0293889号、Gaoらの米国特許公開第2010/0291245号及びMuaらの米国特許公開第2011/0139164号、ArnarpらのPCT国際公開第04/095959号並びにAtchleyの国際公開第2010/132444号に記載されている種類の無煙タバコ配合物、成分及び加工方法を参照されたい。
1つの種類の無煙タバコ製品は「嗅ぎタバコ」と称する。一般に「スヌース」と称する代表的な種類の湿性嗅ぎタバコ製品は、ヨーロッパ、特にスウェーデンにおいて、例えばSwedish Match AB、Fiedler & Lundgren AB、Gustavus AB、Skandinavisk Tobakskompagni A/S及びRocker Production ABなどの企業により製造されている。米国で見られる無煙タバコ製品は、R.J.Reynolds Tobacco CompanyによりCAMEL Snus、CAMEL Orbs、CAMEL Strips及びCAMEL Sticksの商品名で市販されている製品、American Snuff Company,LLCによりGRIZZLY湿性タバコ、KODIAK湿性タバコ、LEVI GARRETT刻みタバコ及びTAYLOR’S PRIDE刻みタバコの商品名で市販されている製品、Swisher International,Inc.によりKAYAK湿性嗅ぎタバコ及びCHATTANOOGA CHEW噛みタバコの商品名で市販されている製品、Pinkerton Tobacco Co.LPによりREDMAN噛みタバコの商品名で市販されている製品、U.S.Smokeless Tobacco CompanyによりCOPENHAGEN湿性タバコ、COPENHAGEN Pouches、SKOAL Bandits、SKOAL Pouches、RED SEALロングカット及びREVEL Mint Tobacco Packsの商品名で市販されている製品、並びにPhilip Morris USAによりMARLBORO Snus及びTabokaの商品名で市販されている製品である。例えば、Bryzgalov et al.、1N1800 Life Cycle Assessment、Comparative Life Cycle Assessment of General Loose and Portion Snus(2005年)も参照されたい。加えて、スヌース製造に関連する特定の品質標準が、いわゆるGothiaTek標準として集約されている。
長年にわたり、タバコ組成物において利用されるタバコ材料の全体的な特徴又は性質を改変するために、様々な処理方法及び添加剤が提案されてきた。例えば、添加剤又は処理プロセスは、タバコ材料の化学特性若しくは官能的特性を改変するため、又は喫煙可能タバコ材料の場合にはタバコ材料を含む喫煙品によって生成される主流煙の化学特性若しくは官能的特性を改変するために利用される場合がある。いくつかの例において、熱処理プロセスを用いて、所望の色若しくは視覚的特徴をタバコ材料に付与する、所望の官能的特性をタバコ材料に付与する、又は所望の物理的な性質若しくは質感をタバコ材料に付与することができる。
当該技術分野では、喫煙品又は無煙タバコ製品において有用なタバコ(並びにタバコ組成物及び配合物)の特徴及び性質を改変するためのさらなる方法を提供することが望ましい。
米国特許第1,376,586号明細書 米国特許第3,696,917号明細書 米国特許第4,513,756号明細書 米国特許第4,528,993号明細書 米国特許第4,624,269号明細書 米国特許第4,991,599号明細書 米国特許第4,987,907号明細書 米国特許第5,092,352号明細書 米国特許第5,387,416号明細書 米国特許第6,668,839号明細書 米国特許第6,834,654号明細書 米国特許第6,953,040号明細書 米国特許第7,032,601号明細書 米国特許第7,694,686号明細書 米国特許出願公開第2004/0020503号明細書 米国特許出願公開第2005/0115580号明細書 米国特許出願公開第2006/0191548号明細書 米国特許出願公開第2007/0062549号明細書 米国特許出願公開第2007/0186941号明細書 米国特許出願公開第2007/0186942号明細書 米国特許出願公開第2008/0029110号明細書 米国特許出願公開第2008/0029116号明細書 米国特許出願公開第2008/0173317号明細書 米国特許出願公開第2008/0196730号明細書 米国特許出願公開第2008/0209586号明細書 米国特許出願公開第2008/0305216号明細書 米国特許出願公開第2009/0065013号明細書 米国特許出願公開第2009/0293889号明細書 米国特許出願公開第2010/0291245号明細書 米国特許出願公開第2011/0139164号明細書 国際公開第2004/095959号 国際公開第2010/132444号
Bryzgalov et al.、1N1800 Life Cycle Assessment、Comparative Life Cycle Assessment of General Loose and Portion Snus(2005年)
(発明の要旨)
本開示は、タバコ材料を加工して、タバコ材料の色を改良する、具体的には明色化(すなわち「白色化」)されたタバコ材料を得る方法を提供する。白色化タバコ材料を無煙タバコ材料に使用して、白色化された外観を有しながら経口用途に適応した材料を得ることができる。
本明細書に記載の白色化タバコ材料を調製する様々な実施形態において、該方法は、(i)タバコ材料を水溶液により抽出してタバコ固形材料及びタバコ抽出物を得ること、(ii)タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理してタバコパルプを得ること、(iii)タバコパルプを、強塩基、酸化剤又はこれらの組み合せを含む溶液により漂白して漂白タバコパルプを得ること及び(iv)漂白タバコパルプを乾燥させて白色化タバコ材料を得ることを含む。特定の実施形態において、漂白タバコパルプを、ウェットベースで約30パーセント未満の含水率になるように乾燥させることができる。様々な実施形態において、白色化タバコ材料は、国際標準化機構(ISO)による輝度が少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%又は少なくとも約70%であることを特徴とする。
特定の実施形態において、タバコ投入材料は、葉身、茎又はこれらの組み合せを含む。例えば、タバコ投入材料は、ルスティカ(Rustica)茎及び/又はバーレー(Burley)茎を含むことができる。いくつかの実施形態において、タバコ投入材料は、少なくとも約90重量%の根、柄又はこれらの組み合せを含む。
該方法は、粉砕されたタバコ材料が18又は16番手の米国篩サイズの篩を通過することができるように、抽出工程前にタバコ材料を粉砕することをさらに含むことができる。いくつかの実施形態において、該方法は、工程(ii)の前にタバコパルプを酸により加水分解することをさらに含むことができる。酸は、硫酸、塩酸、クエン酸又はこれらの組み合せとすることができる。様々な実施形態において、該方法は、工程(i)、(ii)及び/又は(iii)に続いて、例えばスクリュープレス及びバスケット遠心分離機の少なくとも1つを使用してタバコ材料を脱水することをさらに含むことができる。
本発明の様々な実施形態において、工程(i)におけるタバコ材料の抽出に使用される水溶液は、キレート剤を含むことができる。例えば、水溶液は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及び/又はジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)を含むことができる。様々な実施形態において、抽出工程(i)における水溶液とタバコ材料とのモル比は、約4:1~約16:1である。
様々な実施形態において、タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理する工程は、大気圧下で行われる。いくつかの実施形態において、苛性洗浄液は、少なくとも1種の強塩基を含む。例えば、苛性洗浄液は水酸化ナトリウムを含むことができる。特定の実施形態において、本明細書に記載の方法は、工程(ii)の前にタバコ固形材料を木材パルプと混合することをさらに含むことができる。特定の実施形態において、本明細書に記載の方法は、工程(ii)の後にタバコ固形材料を木材パルプと混合することをさらに含むことができる。
いくつかの実施形態において、漂白工程(iii)は、強塩基及び酸化剤により、強塩基の量と酸化剤の量とのモル比を約1:1~約1:100又は約1:5~約1:50として処理することを含む。いくつかの実施形態において、漂白工程(iii)は、過酢酸、水酸化ナトリウム及び過酸化水素の1つ以上により処理することを含む。様々な実施形態において、漂白工程(iii)は、酸化剤に加えて1種以上の安定剤により処理することをさらに含む。例えば、安定剤は、硫酸マグネシウム、ケイ酸ナトリウム及びこれらの組み合せからなる群から選択できる。特定の実施形態において、該方法は、工程(iv)の前に漂白パルプ材料を約5~約11の範囲のpHになるように中和することをさらに含む。
様々な実施形態において、該方法は、白色化タバコ材料を無煙タバコ製品に含有させることをさらに含む。特定の実施形態において、白色化タバコ材料は、タバコ材料をタバコ製品に含有させる前に、約10mm~約0.1mmの範囲の大きさになるように粉砕できる。白色化タバコ材料に加えて、無煙タバコ製品は、香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、着色剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤からなる群から選択される1種以上の追加的構成要素をさらに含むことができる。
本明細書に記載の白色化タバコ材料を含有する無煙タバコ製品も提供される。いくつかの実施形態において、無煙タバコ製品は、白色化タバコ材料を含む透水性ポーチを含むことができる。様々な実施形態において、無煙タバコ製品は、香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、着色剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤からなる群から選択される1種以上の追加的構成要素をさらに含むことができる。
本発明は、限定することなく、以下の実施形態を含む。
実施形態1:無煙タバコ製品に使用する白色化タバコ材料の調製方法であって、(i)タバコ材料を水溶液により抽出してタバコ固形材料及びタバコ抽出物を得ること、(ii)タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理してタバコパルプを得ること、(iii)タバコパルプを、強塩基、酸化剤又はこれらの組み合せを含む溶液により漂白して漂白タバコパルプを得ること及び(iv)漂白タバコパルプを乾燥させて白色化タバコ材料を得ることを含む方法。
実施形態2:粉砕されたタバコ材料が18番手の米国篩サイズの篩を通過することができるようにタバコ材料を粉砕することをさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3:タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理する工程が大気圧下で行われる、実施形態1~2のいずれかに記載の方法。
実施形態4:苛性洗浄液が少なくとも1種の強塩基を含む、実施形態1~3のいずれかに記載の方法。
実施形態5:苛性洗浄液が水酸化ナトリウムを含む、実施形態1~4のいずれかに記載の方法。
実施形態6:漂白タバコパルプをウェットベースで約30パーセント未満の含水率になるように乾燥させる、実施形態1~5のいずれかに記載の方法。
実施形態7:工程(ii)の前にタバコパルプを酸により加水分解することをさらに含む、実施形態1~6のいずれかに記載の方法。
実施形態8:酸が、硫酸、塩酸、クエン酸又はこれらの組み合せである、実施形態7に記載の方法。
実施形態9:工程(i)、(ii)及び/又は(iii)に続いて、スクリュープレス及びバスケット遠心分離機の少なくとも1つを使用してタバコ材料を脱水することをさらに含む、実施形態1~8のいずれかに記載の方法。
実施形態10:漂白工程(iii)が、過酢酸、水酸化ナトリウム及び過酸化水素の1つ以上による処理を含む、実施形態1~9のいずれかに記載の方法。
実施形態11:漂白工程(iii)が、酸化剤に加えて1種以上の安定剤により処理することをさらに含む、実施形態1~10のいずれかに記載の方法。
実施形態12:安定剤が、硫酸マグネシウム、ケイ酸ナトリウム及びこれらの組み合せからなる群から選択される、実施形態11に記載の方法。
実施形態13:漂白工程(iii)が、強塩基及び酸化剤により、強塩基の量と酸化剤の量とのモル比を約1:1~約1:100として処理することを含む、実施形態1~12のいずれかに記載の方法。
実施形態14:強塩基の量と酸化剤の量とのモル比が約1:5~約1:50である、実施形態1~13のいずれかに記載の方法。
実施形態15:工程(iv)の前に漂白パルプ材料を約5~約11の範囲のpHになるように中和することをさらに含む、実施形態1~14のいずれかに記載の方法。
実施形態16:工程(iv)に続いて、白色化タバコ材料を約5mm~約0.1mmの範囲の大きさになるように粉砕することをさらに含む、実施形態1~15のいずれかに記載の方法。
実施形態17:工程(i)におけるタバコ材料の抽出に使用される水溶液がキレート剤を含む、実施形態1~16のいずれかに記載の方法。
実施形態18:キレート剤がEDTA及びDTPAの1つ以上を含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態19:抽出工程(i)における水溶液とタバコ材料とのモル比が約4:1~約16:1である、実施形態1~18のいずれかに記載の方法。
実施形態20:タバコ材料が、葉身、茎又はこれらの組み合せを含む、実施形態1~19のいずれかに記載の方法。
実施形態21:タバコ材料がルスティカ茎を含む、実施形態1~20のいずれかに記載の方法。
実施形態22:タバコ材料が、少なくとも約90重量%の根、柄又はこれらの組み合せを含む、実施形態1~21のいずれかに記載の方法。
実施形態23:工程(ii)の前にタバコ固形材料を木材パルプと混合することをさらに含む、実施形態1~22のいずれかに記載の方法。
実施形態24:白色化タバコ材料が、国際標準化機構(ISO)による輝度が少なくとも約60%であることを特徴とする、実施形態1~23のいずれかに記載の方法。
実施形態25:白色化タバコ材料を無煙タバコ製品に含有させることをさらに含む、実施形態1~24のいずれかに記載の方法。
実施形態26:無煙タバコ製品が、香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、着色剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤からなる群から選択される1種以上の追加的構成要素をさらに含む、実施形態25に記載の方法。
実施形態27:実施形態1~26のいずれかに記載の方法により調製された白色化タバコ材料を含有する、無煙タバコ製品。
実施形態28:白色化タバコ材料を含む透水性ポーチを含む、実施形態27に記載の無煙タバコ製品。
実施形態29:香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、着色剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤からなる群から選択される1種以上の追加的構成要素をさらに含む、実施形態26~27のいずれかに記載の無煙タバコ製品。
本開示におけるこれら並びに他の特徴、態様及び利点は、以下に簡単に説明されている添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むと明らかになる。本発明は、上記の実施形態の2つ、3つ又は4つ以上の任意の組み合せ、並びに本開示に記載の任意の2つ、3つ又は4つ以上の特徴又は要素の組み合せを、当該特徴又は要素が本明細書における特定の実施形態の説明において明示的に組み合わされているか否かに係わらず含むものである。本開示は、開示される発明における任意の分離可能な特徴又は要素がその様々な態様及び実施形態のいずれにおいても、文脈からそうでないことが明らかである場合を除いて組み合せ可能であることを意図するものとしてみなされるべきであるように、全体的に解釈されることを意図するものである。
一実施形態によるポーチ入り製品を例示する前方透視図である。 一実施形態による白色化タバコ材料を調製する全体的な工程を例示するフローチャートである。
以下では本開示の態様をより詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態で具現化でき、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。これらの実施形態は、本開示が十分かつ完全で、本発明の範囲を当業者に十分に伝えられるように提供される。本明細書及び請求項において使用されるように、(「a」、「an」及び「the」に付随する)単数形は、文脈からそうでないことが明らかである場合を除いて、複数形を含む。「乾燥重量パーセント」又は「乾燥重量基準」の記載は、乾燥成分(すなわち、水を除く全ての成分)をベースとした重量を指す。
添付図面の図1を参照しながら特定の実施形態を説明するが、これら記載の実施形態は、外側ポーチを有し、白色化タバコ材料をタバコ配合物に含むスヌース型製品に係わる。以下により詳細に説明されるように、当該実施形態は、例示のみを目的として示され、無煙タバコ製品は他の形態のタバコ組成物を含むことができる。
図1を参照すると、無煙タバコ製品10の第1の実施形態が示されている。タバコ製品10は、本明細書に記載されている種類の白色化タバコ材料を含む固形タバコ充填材料15を含むポーチ20の形態の透湿性容器を含む。無煙タバコ製品は、任意選択的に、特定の実施形態において、タバコ充填材料15中に分散された複数のマイクロカプセルを含んでいてもよく、該マイクロカプセルは以下により詳細に記載されているものなどの構成要素(例えば香味料)を含む。
タバコ製品10は、典型的には、タバコ配合物を含む1つのポーチを対象者又は利用者の口に入れることによって使用される。使用時に、利用者の口内の唾液により、タバコ配合物の構成要素の一部が、透水性ポーチを通じて利用者の口内に移動する。ポーチは、好ましくは、咀嚼又は嚥下されない。利用者は、タバコの香味及び満足感を得るとともに、タバコ配合物のいかなる部分も吐き出す必要はない。使用して満喫してから約10分~約60分後、典型的には約15分~約45分後に、かつ実質的な量のタバコ配合物及び任意選択的なマイクロカプセルの内容物が対象者により摂取された後に、処分するためにポーチを対象者の口から除去できる。特定の実施形態において、ポーチ材料は、通常使用の条件下で、ポーチがこの物理的完全性を失う前に有意な量のタバコ配合物の内容物がポーチ材料に浸透するように、設計及び製造できる。
本開示は、白色化タバコ組成物、当該白色化タバコ組成物を含有する無煙タバコ製品、並びに白色化タバコ組成物を調製する方法及び当該組成物を無煙タバコ製品に含有させる方法を提供する。本明細書に用いられている「白色化」という用語は、ある程度の色を抜くために処理されたタバコ材料を含む組成物を指す。したがって、本明細書に記載の方法により処理される「白色化」タバコ材料は、未処理のタバコ材料より色合いが視覚的に明るい。本発明の白色化タバコ組成物は、無煙タバコ組成物の構成要素、例えば、刻み湿性嗅ぎタバコ、刻み乾燥嗅ぎタバコ、噛みタバコ、ペレット状タバコ個片、押出若しくは成形されたタバコのストリップ、個片、ロッド若しくはスティック、微細化された破砕粉末、粉末状の個片及び構成要素の微細化若しくは粉砕凝集体、フレーク状の個片、成形加工タバコ個片、タバコ含有ガムの個片、テープ状フィルムのロール、易水溶性若しくは水分散性のフィルム若しくはストリップ、又はカプセル状の材料として使用できる。
本発明のタバコ組成物に使用されるタバコは、異なっていてもよい。特定の実施形態において、使用できるタバコとしては、熱風乾燥型又はバージニア(例えばK326)、バーレー、日干乾燥型(例えば、カテリニ(Katerini)、プレリップ(Prelip)、コモティニ(Komotini)、キサンティ(Xanthi)及びヤンボル(Yambol)タバコを含むインディアンクルヌール(Indian Kurnool)及びオリエンタル(Oriental)タバコ)、メリーランド(Maryland)、暗色、暗色火力乾燥型、暗色空気乾燥型(例えば、パサンダ(Passanda)、クバノ(Cubano)、ジャティン(Jatin)及びベズキ(Bezuki)タバコ)、明色空気乾燥型(例えば、ノースウィスコンシン(North Wisconsin)及びガルパオ(Galpao)タバコ)、インディアン空気乾燥型、レッドロシアン(Red Russian)及びルスティカタバコ、並びに様々な他の希少又は特殊なタバコ及び上記のタバコのいずれかの様々なブレンドが挙げられる。様々な種類のタバコ、栽培技術及び収穫技術の説明が、参照により本明細書に組み込まれているTobacco Production、Chemistry and Technology、Davis et al.(編)(1999年)に記載されている。ニコチアナ(Nicotiana)種の様々な代表的な他の種類の植物が、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているGoodspeed、The Genus Nicotiana、(Chonica Botanica)(1954年)、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,660,577号、Whiteらの米国特許第5,387,416号、Lawsonらの米国特許第7,025,066号、Lawrence,Jr.の米国特許出願公開第2006/0037623号及びMarshallらの米国特許出願公開第2008/0245377号に記載されている。ニコチアナ種の例としては、N.タバカム(tabacum)、N.ルスティカ、N.アラタ(alata)、N.アレントシイ(arentsii)、N.エクセルシオール(excelsior)、N.フォルゲティアナ(forgetiana)、N.グラウカ(glauca)、N.グルティノサ(glutinosa)、N.ゴッセイ(gossei)、N.カワカミイ(kawakamii)、N.ナイティアナ(knightiana)、N.ラングスドルフィ(langsdorffi)、N.オトフォラ(otophora)、N.セトチェリ(setchelli)、N.シルベストリス(sylvestris)、N.トメントサ(tomentosa)、N.トメントシフォルミス(tomentosiformis)、N.ウンデュラタ(undulata)、N.xサンデラエ(x sanderae)、N.アフリカーナ(africana)、N.アンプレキシカウリス(amplexicaulis)、N.ベナビデシイ(benavidesii)、N.ボナリエンシス(bonariensis)、N.デブネイ(debneyi)、N.ロンギフローラ(longiflora)、N.マリティナ(maritina)、N.メガロシフォン(megalosiphon)、N.オクシデンタリス(occidentalis)、N.パニキュラタ(paniculata)、N.プルンバギニフォリア(plumbaginifolia)、N.ライモンディイ(raimondii)、N.ロスラタ(rosulata)、N.シムランス(simulans)、N.ストックトニイ(stocktonii)、N.スアベオレンス(suaveolens、N.ウンブラティカ(umbratica)、N.ベルティナ(velutina)、N.ウィガンディオイデス(wigandioides)、N.アカウリス(acaulis)、N.アクミナタ(acuminata)、N.アッテヌアタ(attenuata)、N.ベンタミアナ(benthamiana)、N.カビコラ(cavicola)、N.クレベランディイ(clevelandii)、N.コルディフォリア(cordifolia)、N.コリンボサ(corymbosa)、N.フラグランス(fragrans)、N.グードスピーディイ(goodspeedii)、N.リネアリス(linearis)、N.ミエルシイ(miersii)、N.ヌディカウリス(nudicaulis)、N.オブトゥシフォリア(obtusifolia)、N.オッシデンタリス(occidentalis)亜種ヘルスペリス(Hersperis)、N.パウシフロラ(pauciflora)、N.ペトゥニオイデス(petunioides)、N.クアドリバルビス(quadrivalvis)、N.レパンダ(repanda)、N.ロトゥンディフォリア(rotundifolia)、N.ソラニフォリア(solanifolia)及びN.スペガッジニイ(spegazzinii)が挙げられる。
ニコチアナ種は、遺伝子組み換え法又は交雑法を用いて導出できる(例えば、タバコ植物を遺伝子操作又は交雑させて、構成要素、特性又は属性の生成を加減することができる。)。例えば、Fitzmauriceらの米国特許第5,539,093号、Wahabらの米国特許第5,668,295号、Fitzmauriceらの米国特許第5,705,624号、Weiglの米国特許第5,844,119号、Dominguezらの米国特許第6,730,832号、Liuらの米国特許第7,173,170号、Colliverらの米国特許第7,208,659号、Benningらの米国特許第7,230,160号、Conklingらの米国特許出願公開第2006/0236434号並びにNielsenらのPCT国際公開第2008/103935号に記載されている種類の遺伝子組み換えを参照されたい。それぞれ参照により本明細書に組み込まれているSensabaugh,Jr.らの米国特許第4,660,577号、Whiteらの米国特許第5,387,416号及びDominguezらの米国特許第6,730,832号に記載されている種類のタバコも参照されたい。最も好ましくは、タバコ材料は、適切に乾燥及び熟成されたタバコ材料である。熱風乾燥型タバコを乾燥するための特に好ましい方法及び条件は、参照により本明細書に組み込まれているNestor et al.、Beitrage Tabakforsch.Int.、20(2003年)、467-475頁及びPeeleの米国特許第6,895,974号に記載されている。タバコを空気乾燥するための代表的な方法及び条件は、参照により本明細書に組み込まれているRoton et al.、Beitrage Tabakforsch.Int.、21(2005年)、305-320頁及びStaaf et al.、Beitrage Tabakforsch.Int.、21(2005年)、321-330頁に記載されている。特定の種類の非通常又は希少なタバコは、日干乾燥できる。オリエンタルタバコの喫煙品質を改善するための形態及び方法は、参照により本明細書に組み込まれているLawsonらの米国特許第7,025,066号に記載されている。代表的なオリエンタルタバコとしては、カテリニ、プレリップ、コモティニ、キサンティ及びヤンボルタバコが挙げられる。暗色空気乾燥型タバコを含むタバコ組成物は、参照により本明細書に組み込まれているMarshallらの米国特許出願公開第2008/0245377号に記載されている。例えば、参照により本明細書に組み込まれているBeesonらの米国特許出願公開第2011/0247640号に記載されているものなどの種類のタバコも参照されたい。
ニコチアナ種は、含まれる様々な化合物の含有率に基づいて選択できる。例えば、植物は、これらから単離させることが望まれる化合物の1種以上を当該植物が比較的大量に生成することをベースに選択できる。特定の実施形態において、ニコチアナ種の植物(例えばガルパオコムン(Galpao commun)タバコ)は、特に、葉表面化合物の豊富さを理由に栽培される。タバコ植物は、温室、栽培箱若しくは屋外の畑で栽培する、又は水耕栽培することができる。
ニコチアナ種の植物の様々な部分又は箇所を使用することができる。例えば、植物の事実上全て(例えば植物全体)を収穫し、相応に使用することができる。あるいは、植物の様々な部分又は個片を、収穫する又は収穫後のさらなる使用のために分離することができる。例えば、花、葉、茎、柄、根、種子及びこれらの様々な組み合せを、さらなる使用又は処理のために単離することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載の処理を受けるタバコ材料は、粉砕形態のルスティカ茎である。
植物又はこの部分の収穫後加工は、異なり得る。収穫後に、植物又はこの部分は、乾燥していない形態で使用できる(例えば、植物又はこの部分は、いかなる乾燥プロセスも受けることなく使用できる。)。例えば、植物又はこの部分は、顕著な保存、取扱い又は加工の条件を受けることなく使用できる。特定の状況では、植物又はこの部分を、実質的に収穫直後に使用するのが有利である。あるいは、例えば、乾燥していない形態の植物又はこの部分については、後の使用のための冷蔵若しくは冷凍、凍結乾燥、照射、黄色化、乾燥(dried)、(例えば、空気乾燥法、若しくは加熱を利用する方法を用いた)乾燥(cured)、加熱(heated)若しくは加熱(cooked)(例えば、焙煎、炒め若しくは煮沸)、又は後の使用のための保存若しくは処理を行うことができる。
収穫された植物又はこの部分は、物理的に加工できる。植物又はこの部分は、個別の部分又は個片に分離できる(例えば、葉は茎から除去できる及び/又は茎と葉は柄から除去できる。)。収穫された植物又は個別の部分若しくは個片は、部分又は個片にさらに細分化できる(例えば、葉を裁断、切断、粉末化、微粉化、粉砕又は破砕して、充填剤型の個片、顆粒、粒子又は微粉末として特徴付けられる個片又は部分にすることができる。)。植物又はこの部分に、外部からの力又は圧力を加えることができる(例えば、プレスする又は圧延処理を施すことによる。)。当該加工条件を行う際、植物若しくはこの部分は、この自然な含水率(例えば、収穫直後の含水率)に近い含水率、植物若しくはこの部分に水分を添加することによって達成される含水率又は植物若しくはこの部分を乾燥させることから得られる含水率を有することができる。例えば、植物若しくはこの部分の粉末状、微粉化、破砕又は粉砕された個片は、約25重量パーセント未満、多くの場合約20重量パーセント未満、頻繁には約15重量パーセント未満の含水率を有することができる。
図1に記載されているものなどの無煙形態での使用を目的とするタバコ組成物は、単一種類のタバコ(例えば、いわゆる「ストレートグレード」の形態のもの)を含有していてもよい。例えば、タバコ組成物中のタバコは、熱風乾燥型タバコのみで構成されてもよい(例えば、タバコの全てが、熱風乾燥型タバコの葉身、又は熱風乾燥型タバコの葉身と熱風乾燥型タバコの茎の混合物のいずれかからなる又は誘導されてもよい。)。一実施形態において、タバコは、日干乾燥型の粉砕ルスティカ茎(すなわち、N.ルスティカ茎)のみ含む又はこれのみで構成される。タバコ組成物中のタバコは、いわゆる「ブレンド」形態を有していてもよい。例えば、本発明のタバコ組成物中のタバコは、熱風乾燥型のバーレー(例えばマラウィ(Malawi)バーレータバコ)及びオリエンタルタバコの部分又は個片の混合物を(例えば、タバコの葉身又はタバコの葉身とタバコの茎の混合物からなる又は誘導されたタバコとして)含んでいてもよい。
タバコ製品中のタバコの部分は、加工された形態、例えば、加工されたタバコの茎(例えば、切断・圧延された茎、切断・圧延・膨張された茎又は切断・膨化された茎)又は体積膨張タバコ(例えば、ドライアイス膨張タバコ(DIET)などの膨化タバコ)の形態を有していてもよい。例えば、全て参照により本明細書に組み込まれているde la Burdeらの米国特許第4,340,073号、Guyらの米国特許第5,259,403号、Poindexterらの米国特許第5,908,032号及びPoindexterらの米国特許第7,556,047号に記載されているタバコ膨張プロセスを参照されたい。加えて、タバコ製品は、任意選択的に、発酵されたタバコを含有していてもよい。参照により本明細書に組み込まれているAtchleyらのPCT国際公開第05/063060号に記載されている種類のタバコ加工法も参照されたい。
特定の実施形態において、出発タバコ材料は、タバコの茎を含むことができる。本明細書に用いられている「茎」は、タバコ植物においてそこから葉又は花が成長する長い物体の部分を指し、葉、葉身及び/又は花を含むことができる。いくつかの実施形態において、タバコ植物の柄及び/又は根を使用するのが有利であると考えられる。タバコの柄及び/又は根を個片に分離することができる(例えば、根を柄から分離する、及び/又は根の部分を互いに大型の根、中型の根及び小型の根の部分などに分離する。)、又は柄と根を組み合わせてもよい。「柄」は、葉(茎及び葉身を含む。)を除去した後に残存する柄を意味する。本発明による有用な「根」及び様々な個別の根の部分は、例えば、参照により本明細書に組み込まれているMauseth、Botany:An Introduction to Plant Biology:Fourth Edition、Jones and Bartlett Publishers(2009年)及びGlimn-Lacy et al.、Botany Illustrated、Second Edition、Springer(2006年)に記載のように定義及び分類できる。収穫された柄及び/又は根は、典型的には、微粒子として表わすことができる(すなわち、裁断、微粉化、破砕、粒状化された又は粉末状の)材料を生成するために、洗浄、破砕及び乾燥される。本明細書に用いられている柄及び/又は根は、水溶性材料を除去するために抽出処理された柄及び/又は根を指すこともできる。柄及び/又は根の材料が抽出処理された後に残存するセルロース系材料(すなわちパルプ)も、本発明において有用と考えられる。
タバコ材料は、ニコチアナ種の植物の任意の部分からの材料を含んでいてもよいが、特定の実施形態において、材料の大部分は、植物の茎、柄及び/又は根から得られる材料を含むことができる。例えば、特定の実施形態において、タバコ材料は、収穫されたニコチアナ種の植物の茎材料、柄材料及び根材料の少なくとも1つを、乾燥重量比で少なくとも約90%、少なくとも約92%、少なくとも約95%又は少なくとも約97%含む。
本発明において使用されるタバコ材料は、典型的には、裁断、破砕、粒状化された、微粒子状又は粉末の形態で得られる。図2の操作100に例示されるように、本明細書に記載のタバコ白色化プロセスは、任意選択的に、タバコ材料の粉砕を含むことができる。最も好ましくは、タバコは、いわゆる「ファインカット」タバコ製品に使用される裁断されたタバコの部分又は個片より小さい平均粒子サイズを有する部分又は個片の形態で使用される。典型的には、超微細化されたタバコの粒子又は個片は、約18又は16番手の米国篩サイズの篩を通過する大きさであり、一般的には約20番手の米国篩サイズの篩を通過する大きさであり、多くの場合、約50番手の米国篩サイズの篩を通過する大きさであり、頻繁には約60番手の米国篩サイズの篩を通過する大きさであり、100番手の米国篩サイズの篩を通過するサイズであってもよく、さらには200番手の米国篩サイズの篩を通過する大きさであってもよい。一般に粒子サイズの分類に使用される2つの尺度は、米国篩系統及びタイラー等価基準であることが注目される。これら2つの尺度は、タイラーメッシュサイズ又はタイラー標準篩系統と称する場合もある。本出願においては米国篩サイズに言及する。所望により、望ましい大きさ又は大きさの範囲である小型タバコ粒子を回収できることを確保するために空気分級機器を使用してもよい。一実施形態において、タバコ材料は、18又は16番手の米国篩サイズを通過するが60番手の米国篩サイズを通過しない大きさの微粒子状である。所望により、大きさが異なる粒状化タバコの個片を一緒に混合してもよい。典型的には、スヌース製品に好適な超微細化タバコの粒子又は個片は、-8番手の米国篩サイズを超える、多くの場合-8~+100番手の米国篩サイズを超える、頻繁には-16~+60番手の米国篩サイズを超える粒子サイズを有する。特定の実施形態において、タバコは、約0.2~約2mm、約0.5~約1.5mm、約0.2~約1.0mm又は約0.75~約1.25mm(例えば約1mm)の平均粒子サイズを与えられる。
タバコが微細化された形態又は粉末型の形態で得られる方法は、異なっていてもよい。好ましくは、タバコの部分又は個片は、破砕又は粉砕などのための機器及び方法を用いて粉末化、破砕又は微粉化され、粉末型の形態になる。最も好ましくは、タバコは、ハンマーミル、カッターヘッド又は空気制御ミルなどの機器を使用する破砕又は粉砕の過程では比較的乾燥した形態である。タバコの部分又は個片は、含水率が約15重量パーセント未満~約5重量パーセント未満であるときに破砕又は粉砕されてもよい。タバコ材料は、本明細書に記載の白色化及び/又は清澄化のプロセスを受ける前及び/又は後に、所望の形態で得られるように加工できる。
いくつかの実施形態において、処理される(すなわち本明細書に記載のプロセスを受ける)タバコ材料の種類は、最初は他のタバコ材料よりある程度色が視覚的に明るい状態であるように選択される。したがって、本明細書に記載の方法における1つの任意選択的な工程は、様々なタバコ材料を選別し、タバコ材料の1種以上をこれらの視覚的外観(すなわちこれらの「明度」又は「白色度」)に基づいて選択することを含む。実施される場合、この選別工程は、いくつかの実施形態において、他のタバコ材料より視覚的に色合いが明るい特定のタバコ材料(例えば特定のタバコの種類)が選択される目視選別を含むことができる。いくつかの実施形態において、選別は、既定の特徴(例えば、所与の閾値を超える明度を有する。)に基づいて特定のタバコ材料を選択する自動化された操作によって実施できる。例えば、光学計器(例えば分光光度計又は分光反射率計)及び/又は光学選別機器を、この目的のために使用することができる。当該機器は、例えば、Autoelrepho(登録商標)Products、AZ Technology、Hunter Lab、X-Rite、SpecMetrix及びその他から入手可能である。
様々な実施形態において、タバコ材料を処理して、これらからタバコ材料の可溶性構成要素を抽出することができる。図2に例示されるように、この第1の処理工程は、タバコ材料の1種以上の構成要素の溶媒中への抽出を生じさせるのに十分な時間及び温度でタバコ材料を溶媒(例えば水)と接触させること、及び抽出物を残存タバコ固形材料から分離することを含む、操作105における溶媒抽出を含むことができる。本明細書に用いられている「タバコ固形材料」は、液体構成要素(すなわちタバコ抽出物)が工程105において材料から除去された後に残存する固形残存タバコ材料である。本明細書に用いられている「タバコ抽出物」は、工程105の抽出工程においてタバコ材料と接触させられる溶媒によって固形タバコパルプから抽出される、タバコ材料の単離構成要素を指す。
タバコ材料の様々な抽出法を用いて、タバコ抽出物及びタバコ固形材料を得ることができる。例えば、参照により本明細書に組み込まれているBeesonらの米国特許出願公開第2011/0247640号に記載されている抽出プロセスを参照されたい。タバコの構成要素を抽出する他の方法の例が、全て参照により本明細書に組み込まれているFioreの米国特許第4,144,895号、Osborne,Jr.らの米国特許第4,150,677号、Reidの米国特許第4,267,847号、Wildmanらの米国特許第4,289,147号、Brummerらの米国特許第4,351,346号、Brummerらの米国特許第4,359,059号、Mullerの米国特許第4,506,682号、Keritsisの米国特許第4,589,428号、Sogaらの米国特許第4,605,016号、Pouloseらの米国特許第4,716,911号、Niven,Jr.らの米国特許第4,727,889号、Bernasekらの米国特許第4,887,618号、Clappらの米国特許第4,941,484号、Faggらの米国特許第4,967,771号、Robertsらの米国特許第4,986,286号、Faggらの米国特許第5,005,593号、Grubbsらの米国特許第5,018,540号、Whiteらの米国特許第5,060,669号、Faggの米国特許第5,065,775号、Whiteらの米国特許第5,074,319号、Whiteらの米国特許第5,099,862号、Whiteらの米国特許第5,121,757号、Faggの米国特許第5,131,414号、Munozらの米国特許第5,131,415号、Faggの米国特許第5,148,819号、Kramerの米国特許第5,197,494号、Smithらの米国特許第5,230,354号、Faggの米国特許第5,234,008号、Smithの米国特許第5,243,999号、Raymondらの米国特許第5,301,694号、Gonzalez-Parraらの米国特許第5,318,050号、Teagueの米国特許第5,343,879号、Newtonの米国特許第5,360,022号、Clappらの米国特許第5,435,325号、Brinkleyらの米国特許第5,445,169号、Lauterbachの米国特許第6,131,584号、Kierulffらの米国特許第6,298,859号、Muaらの米国特許第6,772,767号及びThompsonの米国特許第7,337,782号に記載されている。特定の実施形態において、溶媒がタバコ材料に添加され、材料は所与の期間(例えば約1時間)にわたって浸漬され、次いでパルプが濾過されてタバコ固形材料が得られ、溶媒及び溶媒に含まれる何らかの溶解物が濾過されてタバコ抽出物が得られる。
タバコ材料の抽出に使用される溶媒は、異なり得る。例えば、いくつかの実施形態において、溶媒は、蒸留水及び/又は水道水などの水性の特徴を有する溶媒を含む。いくつかの実施形態において、溶媒は、1種以上の添加剤を有することができ、例えば、有機及び/又は無機の酸、塩基又は塩、pH緩衝剤、界面活性剤又はこれらの組み合せを含んでいてもよく、微量の1種以上の有機溶媒(例えば、様々なアルコール、ポリオール及び/又は保湿剤)を含んでいてもよい。特定の一実施形態において、溶媒は水酸化ナトリウム(NaOH)を(例えば5%NaOH水溶液として。)含む。他の実施形態において、溶媒は、単独又は水性溶媒と組み合わせて使用できるアルコール(例えば、エタノール、イソプロパノールなど)などの有機溶媒を含むことができる。典型的には、抽出は、スラリー(例えば、50~90重量%の溶媒を含む。)を生成するために大過剰の1種以上の溶媒をタバコ材料に添加することを含むが、溶媒の量は異なり得る。溶媒は、室温又は高温とすることができる。例えば、溶媒は、おおよそ室温~約120℃の間、好ましくはおおよそ室温~約110℃の間(例えば、約100℃、約80℃、約60℃、約40℃又は約20℃)の温度になるように加熱できる。
いくつかの好ましい実施形態において、微粒子状又は粉末状のタバコ材料を水と組み合わせて湿性水性材料を(例えば懸濁液又はスラリーの形態で)形成することができ、得られた材料は、典型的には、様々な化合物の抽出を達成するために加熱される。湿性材料の形成に使用される水は、純水(例えば、水道水又は脱イオン水)又は水と特定のアルコールなどの好適な共溶媒の混合物とすることができる。特定の実施形態において、湿性材料を形成するために添加される水の量は、湿性材料の全重量に対して、少なくとも約50重量パーセント又は少なくとも約60重量パーセント又は少なくとも約70重量パーセントとすることができる。いくつかの例において、水の量を、少なくとも約80重量パーセント又は少なくとも約90パーセントとして表わすことができる。
特定の実施形態において、タバコ材料は、水及び少なくとも1種の、遷移金属をタバコ材料から除去可能なキレート剤により抽出できる。キレート剤は、黄色化を引き起こすことから白色化プロセスに干渉する可能性のある特定の金属をタバコ材料から除去する上で有用である。例えば、タバコ材料は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を含む水溶液により抽出できる。いくつかの実施形態において、キレート剤は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)を含むことができる。様々な実施形態において、キレート剤は、タバコ材料の全乾燥重量に対して、約0.01~約1.0乾燥重量パーセント、約0.05~約0.5乾燥重量パーセント又は約0.1~約0.2乾燥重量パーセントの量で存在することができる。
タバコ材料が溶媒との接触状態を維持する時間の量は異なり得る。例えば、いくつかの実施形態において、タバコ材料は、約30分~約6時間(例えば、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間又は約6時間)にわたって溶媒と接触するが、より短い期間及びより長い期間を用いることができる。時間の量は、例えば、溶媒の温度に依存し得る。例えば、室温又は低温の溶媒によりタバコ材料を抽出するのに必要な時間と比べ、より高温の溶媒を使用してタバコ材料を抽出するのに必要な時間は少なく済むと考えられる。抽出プロセスにより、タバコ固形材料及びタバコ抽出物が得られる。
抽出工程の数は、異なり得る。例えば、特定の実施形態において、タバコパルプは、1回以上、2回以上、3回以上、4回以上又は5回以上抽出される。毎回の抽出に使用される溶媒は、異なり得る。例えば、特定の一実施形態において、1回以上の抽出が温水を使用して実施され、最終抽出において、抽出は塩基性溶液(例えば5%NaOH溶液)を使用して実施される。毎回の抽出工程の後に、タバコ固形材料が濾過され、溶媒及び溶解物がタバコ固形材料から除去される。特定の実施形態において、参照により全体が本明細書に組み込まれているBeesonらの米国特許第9,420,825号に記載のように、毎回の抽出から得られる抽出物を組み合わせ、清澄化することができる。他の実施形態において、一部の抽出物、例えば後の段階からの抽出物などが廃棄される。当該実施形態において、例えば、いくつかの実施形態においてタバコ材料の第1の抽出から得られるタバコ抽出物のみ使用する、又はタバコ材料の第1及び第2の抽出から得られるタバコ抽出物を組み合わせることが望ましいと考えられる。
抽出プロセスに続いて、タバコパルプは、一般的には、例えば濾過又は遠心分離によってタバコ抽出物から単離されるが、これらの方法は限定的となることを意図するものではない。あるいは、いくつかの実施形態において、タバコパルプは、タバコ混合物(例えばタバコスラリー)の蒸留(例えば水蒸気蒸留)によって抽出物から単離できる。濾過プロセスは、液体を1つ以上の篩に通して、選択された大きさの粒状物質を除去することを含むことができる。篩は、例えば、固定型、振動式、回転式又はこれらの任意の組み合せであってもよい。フィルターは、例えば、プレスフィルター又は圧力フィルターであってもよい。いくつかの実施形態において、用いられる濾過方法は、精密濾過、限外濾過及び/又はナノ濾過を伴い得る。濾過助剤を使用して効果的な濾過をもたらすことができ、濾過助剤は、典型的にこの目的のために使用される任意の材料を含むことができる。例えば、いくつかの共通の濾過助剤としては、セルロース繊維、パーライト、ベントナイト、珪藻土及び他の珪質材料が挙げられる。固形構成要素を除去するため、例えば、構成要素の遠心分離又は沈殿/沈降、及び液体の吸出しなどの代替法を用いることができる。例えば、参照により全体が本明細書に組み込まれているDubeらの米国特許出願公開第2012/0152265号及びDubeらの米国特許出願公開第2012/0192880号に記載されているプロセス及び製品を参照されたい。抽出された固形構成要素は、本明細書に記載の白色化プロセスの様々な実施形態において、出発タバコ材料として使用できる。
様々な実施形態において、タバコ材料は、例えば図2の操作110に例示されるように、少なくとも1種の酸により加水分解できる。パルプ化前のタバコ材料の水蒸気ベース又は水ベースの前加水分解により、例えば、漂白操作に必要な化学物質の量を低減できる。当該技術分野で知られている任意の加水分解形態を用いることができる。特定の実施形態において、弱酸若しくは弱塩基(又は両方)の塩を、加水分解プロセスにおいて水に溶解させることができる。様々な実施形態において、タバコ材料は、酵素加水分解され得る。特定の実施形態において、タバコ材料は、硫酸、塩酸又は他の任意の鉱酸若しくは有機酸により加水分解できる。
タバコ材料は、例えば図2の操作115に例示されるように、パルプ化処理される。パルプは、原料から機械的に又は化学的に生成できる。例えば、精製機の機械式パルプ化法を用いて、タバコパルプを生成することができる。機械式パルプ化プロセスでは、タバコ原料をチップ処理し、次いで例えば回転金属円盤の間でチップが繊維化される精製機の間に供給することができる。例えば、全て参照により全体が本明細書に組み込まれているHuusariの米国特許第4,421,595号、Vikmanの米国特許第7,237,733号、国際公開第2010/023363号、カナダ特許第1074606号及び中国特許第201268810号に開示されている機械式パルプ化機器及びプロセスを参照されたい。
上述の通り、いくつかの実施形態において、タバコ原料を、パルプ化処理される前に数時間にわたり、水により前処理(すなわち抽出)することができる。水とタバコ材料との重量比は、約10:1~約4:1とすることができる。タバコ材料(例えば、柄及び/又は根の材料)の前処理により、出発タバコ材料を軟化し、水溶性抽出物を除去することができる。次いで、前処理された混合物を、約20%の稠度になるように排水することができる。本明細書に用いられている「稠度」という用語は、混合物中の固体の割合として規定される。この前処理されたタバコ材料を、次いで大気圧下で、柄をチップ処理可能な機械を複数回通過させながら精製することができる。例えば、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているNicholsonらの米国特許第3,661,192号、Smithらの米国特許第3,861,602号、Maucherの米国特許第4,135,563号及びMoreyの米国特許第5,005,620号に記載されている機械を参照されたい。
いくつかの実施形態において、化学パルプ化プロセスを用いて、操作115でタバコバイオマスをパルプ化及び脱リグニン化することができる。化学パルプ化プロセスでは、セルロース繊維を一体的に結合するリグニンを、セルロース繊維を著しく分解することなくセルロース繊維から流水洗浄することができるように、リグニンを蒸解液に溶解させることにより、リグニンをセルロース繊維から分離する。当該技術分野で知られている、3つの主要な化学パルプ化プロセスがある。ソーダパルプ化は、原料チップを水酸化ナトリウム蒸解液中で蒸解することを伴う。クラフトプロセスはソーダパルプ化から進化したものであり、原料チップを水酸化ナトリウム及び亜硫酸ナトリウムの溶液中で蒸解することを伴う。酸性亜硫酸塩プロセスは、蒸解時に亜硫酸及び重硫酸イオンを使用することを伴う。クラフトプロセスが、化学木材パルプ化に最も一般的に用いられる方法であるが、ソーダプロセスを用いていくつかの硬材パルプを生成することもできる。上記の3つの例などを含む任意の化学パルプ化プロセスを用いて、タバコパルプをタバコ原料から生成することができる。
蒸解液は強塩基を含むことができる。本明細書に用いられている強塩基は、非常に弱い酸を酸塩基反応において脱プロトン化することが可能な塩基性化合物(又は当該化合物の組み合せ)を指す。例えば、本発明において有用と考えられる強塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、水酸化アンモニウム、重炭酸アンモニウム及び炭酸アンモニウムの1種以上などが挙げられる。いくつかの実施形態において、強塩基の重量は、タバコ投入物の重量に対して約5%を超える、約25%を超える又は約40%を超える重量とすることができる。特定の実施形態において、強塩基の重量は、タバコ投入物の重量に対して約60%未満又は約50%未満とすることができる。さらなる実施形態において、強塩基の重量は、タバコ投入物の重量に対して約5%~約50%又は約30%~約40%とすることができる。様々な他の化学物質及びこれらの重量比を、他の実施形態におけるタバコ投入物の化学パルプ化に用いることもできる。
タバコ投入物を強塩基と組み合わせることに加えて、タバコ投入物の化学パルプ化は、タバコ投入物及び強塩基の加熱を含むことができる。タバコ投入物及び強塩基の加熱は、化学パルプ化の有効性を高めるために実施できる。これに関して、蒸解の温度又は時間のいずれかを増やすと、反応率(リグニン除去率)が高くなる。
いくつかの実施形態において、タバコ由来のパルプの生成方法は、1つ以上の追加的操作を含むことができる。例えば、参照により全体が本明細書に組み込まれているByrd Jr.らの米国特許出願公開第2013/0276801号を参照されたい。例えば、タバコ投入物は、パルプ化の前にさらなる加工工程を経ることができる、かつ/又は脱リグニン化方法は追加的処理工程(例えば、タバコ投入物の乾燥又はタバコ投入物の脱ピス)を含むことができる。いくつかの実施形態において、これらの追加的工程を実施して、ピス(リグニンを含む。)をタバコ投入物及び/又はタバコパルプから手作業で除去することにより、例えば化学パルプ化プロセスにおいてタバコ投入物を脱リグニン化するために必要な化学物質の量を低減することができる。水とタバコパルプを混合してスラリーを形成し、スラリーの濾過を実施して、例えば、ピス、柔組織及び組織などの特定の材料をタバコパルプから除去することができる。例えば脱リグニン化時に炭水化物を強塩基から保護することによってさらに高い収率を得ることを目的に、アントラキノンを化学パルプ化方法に用いることができる。パルプ化及び脱リグニン化の分野で知られている他の加工工程を、生のタバコ投入物からのタバコパルプ形成に用いることができる。
様々な実施形態において、本明細書に記載の漂白プロセス全体にわたり、木材パルプが固形タバコ材料及び/又はタバコパルプに添加される。本明細書に記載の工程のどの段階でも、木材パルプを漂白プロセスに導入できることが注目される。例えば、特定の実施形態において、本明細書に記載の方法は、木材もパルプ化されるように、パルプ化の前にタバコ固形材料を木材と混合することをさらに含むことができる。特定の実施形態において、本明細書に記載の方法は、パルプ化プロセスの後にタバコ固形材料を木材パルプと混合することをさらに含むことができる。いくつかの実施形態において、木材パルプは漂白パルプ材料であり、木材パルプは固形タバコ材料がパルプ化及び漂白された後に添加できる。未漂泊の木材パルプを使用する場合、追加的な苛性抽出工程が必要になると考えられる、又は漂白工程の前に木材パルプをタバコパルプに添加することが必要になり得る。
様々な実施形態において、木材パルプは市販の木材パルプとすることができる。特定の実施形態において、木材パルプは漂白硬材パルプとすることができる。本明細書に記載のプロセスに添加される木材パルプは、使用するパルプの全重量(すなわち使用するタバコパルプ及び木材パルプの全重量)に対して約1~約20重量%又は約5~約15重量%の量で添加できる。いくつかの実施形態において、木材パルプは、使用するパルプの全重量に対して少なくとも約1重量%、少なくとも約5重量%又は少なくとも約10重量%の量で添加できる。特定の実施形態において、木材パルプは、使用するパルプの全重量に対して約5重量%以下、約10重量%以下、約15重量%以下又は約20重量%以下の量で添加できる。
抽出及びパルプ化の工程後に供給され単離されたタバコパルプは、特定の実施形態において、図2の工程120に示されるように、当該技術分野で知られている任意の手段により白色化できる。特定の実施形態において、タバコパルプと木材パルプの組み合せは、本明細書に記載の白色化工程又は任意の他のプロセス工程を経てもよいことが注目される。ただし便宜上、以下の説明ではタバコパルプのみに言及する。例えば、様々な漂白剤又は酸化剤及び酸化触媒を使用する白色化方法を用いることができる。酸化剤の例としては、過酸化物(例えば過酸化水素)、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、次亜塩素酸塩、オゾン、アンモニア及びこれらの組み合せが挙げられる。酸化触媒の例は、二酸化チタン、二酸化マンガン及びこれらの組み合せである。タバコを漂白剤により処理するプロセスは、例えば、全て参照により本明細書に組み込まれているDaniels,Jr.の米国特許第787,611号、Oelenheinzの米国特許第1,086,306号、Dellingの米国特許第1,437,095号、Rosenhochの米国特許第1,757,477号、Hawkinsonの米国特許第2,122,421号、Baierの米国特許第2,148,147号、Baierの米国特許第2,170,107号、Baierの米国特許第2,274,649号、Pratsらの米国特許第2,770,239号、Rosenの米国特許第3,612,065号、Rosenの米国特許第3,851,653号、Rosenの米国特許第3,889,689号、Rosenの米国特許第3,943,945号、Rainerの米国特許第4,143,666号、Campbellの米国特許第4,194,514号、Rainerらの米国特許第4,366,823号、第4,366,824号及び第4,388,933号、Schmekelらの米国特許第4,641,667号、及びBergerの米国特許第5,713,376号並びにGiolvasのPCT国際公開第96/31255号に記載されている。オゾン及び過マンガン酸カリウムなどの試薬を使用する他の白色化方法を用いることもできる。例えば、参照により本明細書に組み込まれているMinamiの米国特許第3,943,940号を参照されたい。
本発明の特定の実施形態において、タバコパルプは、腐食剤及び/又は酸化剤を使用して白色化される。いくつかの実施形態において、タバコパルプは、腐食剤及び酸化剤の両方を使用して白色化される。当該実施形態において、腐食剤及び酸化剤を、別々に供給又は組み合わせることができる。
腐食剤は異なり得る。腐食剤は、例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物又はこれらの混合物などを含む任意の強塩基とすることができる。特定の例示的実施形態において、腐食剤は水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである。使用できる代替の試薬としては、水酸化アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、アンモニアガス及びこれらの混合物などが挙げられる。腐食剤は、一般的には溶液(例えば水溶液)の形態で提供され、溶液中の腐食剤の濃度は異なり得る。本発明の方法において使用される腐食剤の量も異なり得る。例えば、特定の実施形態において、腐食剤は、(乾燥)タバコパルプの重量に対して乾燥重量ベースで約1%~約50%(例えば約1%~約40%又は約1%~約30%)の量で供給される。例えば、腐食剤は、(乾燥)タバコパルプの重量に対して約2%、約5%、約7%、約10%又は約25%の量で供給できる。必要な腐食剤の量は、特定の実施形態において、腐食剤の強度の結果として異なっていてもよいことが注目される。例えば、いくつかの実施形態において、腐食剤がより弱い塩基である場合にはより多くの腐食剤が必要になると考えられ、一方、いくつかの実施形態において、腐食剤が強塩基である場合には必要な腐食剤がより少なく済むと考えられる。
酸化剤(すなわち酸化体又は酸化性物質)は、還元又は酸化(レドックス)化学反応において容易に酸素原子を移送する、かつ/又は電子を獲得する任意の物質とすることができる。過酸化物(例えば過酸化水素、過酢酸)が好ましい酸化剤であるが、他の酸化物(亜酸化窒素、酸化銀、三酸化クロム、クロム酸塩、重クロム酸塩、クロロクロム酸ピリジニウム及び四酸化オスミウムを含む。)、酸素(O)、オゾン(O)、フッ素(F)、塩素(Cl)及び他のハロゲン、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過亜塩素酸塩及びこれらの他のハロゲン類似体、硝酸、硝酸化合物、硫酸、ペルオキソ硫酸、ヒドロキシル基、マンガン酸塩及び過マンガン酸化合物(例えば過マンガン酸カリウム)、過ホウ酸ナトリウム、2,2’-ジピリジルジスルフィド、並びにこれらの組み合せなどを含む任意の酸化試薬を本発明により使用することができる。特定の好ましい実施形態において、本発明により使用される酸化試薬は、塩素無添加である。特定の実施形態において、酸化試薬は、水溶液の形態で供給される。本発明の方法において使用される酸化剤の量は、異なり得る。例えば、特定の実施形態において、酸化剤は、(乾燥)タバコパルプの重量の約1~50倍の量で供給される。例えば、いくつかの実施形態において、酸化剤は、(乾燥)タバコパルプの重量とおおよそ同等、(乾燥)タバコパルプの重量の約1.3倍、(乾燥)タバコパルプの重量の約1.5倍、(乾燥)タバコパルプの重量の約2倍又は(乾燥)タバコパルプの重量の約5倍の量で供給される。
様々な実施形態において、漂白プロセスは、酸化剤に加えて1種以上の安定剤による処理をさらに含むことができる。例えば、安定剤は、硫酸マグネシウム、ケイ酸ナトリウム及びこれらの組み合せからなる群から選択できる。様々な実施形態において、安定剤は、タバコ材料パルプの全乾燥重量に対して、約0.01~約3.0乾燥重量パーセント、約0.1~約2.5乾燥重量パーセント又は約0.5~約2.0乾燥重量パーセントの量で存在することができる。
本発明によれば、タバコパルプは、ある期間にわたって腐食剤及び/又は酸化剤と接触させられる。タバコ材料は、腐食剤及び酸化試薬と同時に接触させることができる又は腐食剤及び酸化試薬と別々に接触させることができる。一実施形態において、酸化試薬がタバコ材料に添加され、次いで腐食剤がタバコ材料に添加されることにより、添加後に両方の試薬がタバコ材料と同時に接触する。別の実施形態において、腐食剤がタバコ材料に添加され、次いで酸化試薬がタバコ材料に添加されることにより、添加後に両方の試薬がタバコ材料と同時に接触する。
腐食剤と酸化剤とのモル比は、異なり得る。腐食剤がNaOHであり酸化剤が過酸化水素である特定の実施形態において、NaOHと過酸化水素とのモル比は、約1:1~約1:100、好ましくは約1:5~約1:50、より好ましくは約1:10~約1:25である。特定の一実施形態において、NaOHと過酸化水素とのモル比は、約1:20~約1:25である。これらの比は、NaOHと過酸化水素との比に限定されず、他の腐食剤及び酸化剤の組み合せにも適用可能と考えられる。
タバコ材料が腐食剤及び/又は酸化剤と接触する時間は、異なり得る。例えば、特定の実施形態において、タバコ材料が腐食剤及び/又は酸化剤と接触する時間は、未処理のタバコ材料より明るい色をタバコパルプ材料に与えるのに十分な時間である。特定の実施形態において、タバコ材料は、終夜、腐食剤及び/又は酸化剤と接触する。通常、期間は、少なくとも約10分、典型的には少なくとも約20分、より頻繁には少なくとも約30分である。特定の実施形態において、期間は、約10時間以下、約8時間以下、約6時間以下、約4時間以下、約2時間以下又は約1時間以下である。
特定の実施形態において、タバコ材料は、腐食剤及び/又は酸化剤による処理時に加熱できる。一般的には、タバコの加熱は白色化プロセスを加速する。タバコ材料が処理時に加熱される場合、十分な明色化が、典型的には、タバコ材料が処理時に加熱されない実施形態より短い時間で達成される。熱処理プロセスの温度及び時間は変動し、一般的には、熱処理の長さは、熱処理温度が上昇するにつれ減少する。特定の実施形態において、タバコ材料、腐食剤及び/又は酸化剤の混合物は、室温~約100℃の間の温度(例えば約90℃又は約80℃)で加熱できる。好ましくは、混合物は、室温~約75℃の間で加熱される。加熱は、該当する場合、当該技術分野で知られている任意の加熱方法又は装置を用いて行うことができる。加熱は、閉鎖容器(例えば、制御された大気環境、制御された大気構成要素及び制御された大気圧を提供するもの)内又は周囲の空気に対して本質的に開いている容器内で行うことができる。温度は、被覆された容器、タバコへの直接水蒸気噴射、タバコを通る熱気の気泡生成などを用いて制御できる。特定の実施形態において、加熱は、撹拌又はアジテーションなどによって組成物の混合をもたらすことも可能な容器内で行われる。混合容器の例としては、Scott Equipment Company、Littleford Day,Inc.、Lodige Process Technology及びAmerican Ingredients CompanyのBreddo Likwifier Divisionから入手可能なミキサーが挙げられる。圧力制御環境をもたらす容器の例としては、カリフォルニア州コンコードのBerghof/America Inc.から入手可能な高圧オートクレーブ及びThe Parr Instrument Co.から入手可能な高圧反応器(例えば、Hukvariらの米国特許第4,882,128号に記載されているParr Reactor Modelの4522番及び4552番)が挙げられる。処理時の混合容器内の圧力は、大気圧又は上昇した圧力(例えば約10psig~約1,000psig)とすることができる。
他の実施形態において、加熱プロセスは、電子レンジ内、対流オーブン内で、又は赤外線加熱によって実施される。大気又は周囲大気は、本発明の任意選択的な加熱工程の実行に好ましい雰囲気である。しかし、加熱は、全体的に不活性の雰囲気などの制御された雰囲気下で行うこともできる。窒素、アルゴン及び二酸化炭素などの気体を使用することができる。あるいは、炭化水素ガス(例えば、メタン、エタン又はブタン)又はフルオロカーボンガスも、処理条件の選択及び所望の反応生成物に応じて、特定の実施形態において制御された雰囲気の少なくとも一部分をもたらすことができる。
特定の実施形態において、漂白タバコパルプを乾燥させる前に、漂白タバコパルプを酸により処理して、(例えば図2の操作125に例示されるように)漂白プロセス後のタバコパルプを、約5~11の範囲、例えば約6~約10のpHになるように中和することができる。漂白タバコパルプは、硫酸、塩酸、クエン酸又はこれらの任意の組み合せにより処理できる。当該技術分野で知られている他の酸を使用して、漂白タバコパルプを中和することもできる。酸による処理後に、漂白タバコパルプのpHを約7とすることができる。
腐食剤及び/又は酸化試薬によるタバコパルプの処理に続いて、タバコパルプは一般的には濾過(すなわち、腐食剤及び/又は酸化試薬から単離される。)及び乾燥されて(例えば、図2の操作130に例示されるように)、白色化タバコパルプ材料が得られる。特定の実施形態において、タバコパルプを、ウェットベースで約1~30%、約5~20%又は約10~15%の水分レベルになるように乾燥させることができる。
乾燥後に、白色化タバコ材料は、任意選択的に、約5mm~約0.1mm又は約1mm~約0.1mmの範囲の大きさになるように粉砕できる。特定の実施形態において、白色化タバコ材料は、約10mm未満、約5mm未満、約2mm未満又は約1mm未満の大きさになるように粉砕できる。
乾燥後、白色化タバコ材料は、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%又は少なくとも約80%のISO輝度を有することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載の白色化タバコ材料は、約50%~約90%、約55%~約75%又は約60%~約70%の範囲のISO輝度を有することができる。ISO輝度は、ISO3688:1999又はISO2470-1:2016により測定できる。
いくつかの実施形態において、このように生成された白色化タバコパルプは、未処理のタバコパルプと比較して明色化(例えば「白色化」)されていることを特徴とすることができる。前述のものなどの目視及び/又は計器による評価を用いて、本明細書に記載の本発明の方法によって達成された明色化の度合いを検証し、所望により、定量化することができる。材料の白色度の評価は一般的に、別の材料との比較を必要とする。明色化の度合いは、例えば、未処理のタバコ試料(例えば未処理のタバコパルプ)との分光学的比較によって定量化できる。白色は、多くの場合、国際照明委員会(CIE)の色度図を参照して定義される。白色化タバコパルプは、特定の実施形態において、色度図上で、未処理のタバコパルプより純白に近いことを特徴とすることができる。
本発明に記載のタバコ材料は、上記のプロセス工程の前、後又は途中において他の形で処理及び/又は加工できる。例えば、所望により、タバコ材料は、照射、低温殺菌、又は制御された熱処理を受けることができる。当該処理プロセスは、例えば、参照により本明細書に組み込まれているMuaらの米国特許公開第2009/0025738号に詳細に記載されている。特定の実施形態において、タバコ材料は、水及びタバコ材料の加熱後にアクリルアミドを形成するアスパラギンの反応を阻害することが可能な添加剤(例えば、リジン、グリシン、ヒスチジン、アラニン、メチオニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、プロリン、フェニルアラニン、バリン、アルギニン、二価及び三価のカチオンを含有する組成物、アスパラギナーゼ、特定の非還元単糖類、特定の還元剤、フェノール化合物、少なくとも1種の遊離チオール基又は官能性を有する特定の化合物、酸化剤、酸化触媒、天然植物抽出物(例えばローズマリー抽出物)及びこれらの組み合せからなる群から選択される添加剤)並びにこれらの組み合せにより処理できる。例えば、全て参照により本明細書に組み込まれているChenらの米国特許公開第2010/0300463号及び第2011/0048434号、並びにChenらの米国特許第8,991,403号に記載されている種類の処理プロセスを参照されたい。特定の実施形態において、この種の処理は、原初のタバコ材料が前述の抽出及び/又は蒸留プロセスにおいて熱を受ける場合に有用である。
白色化タバコ材料を、本発明による無煙タバコ製品に含有させることができる。加工されるタバコ製品の種類に応じて、タバコ製品は、上記の白色化タバコ材料に加えて、1種以上の追加的構成要素を含むことができる。例えば、白色化タバコ材料は、他の材料又は成分、例えば他のタバコ材料又は香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、塩、甘味料、着色剤、口腔ケア添加剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤と一緒に加工、ブレンド、配合、組み合せ及び/又は混合できる。例えば、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているMuaらの米国特許公開第2011/0315154号、Holton,Jr.らの米国特許公開第2007/0062549号、Bjorkholmらの米国特許公開第2012/0067361号、Bjorkholmの米国特許公開第2017/0020183号、Bjorkholmの米国特許公開第2017/0112183号及びHolton,Jr.らの米国特許第7,861,728号に記載されている、代表的な構成要素、構成要素の組み合せ、タバコに対するそれらの構成要素及び成分の相対量並びにそれらの構成要素を使用する形態及び方法を参照されたい。
無煙タバコ製品内の白色化タバコ材料の相対量は、異なっていてもよい。好ましくは、無煙タバコ製品内の白色化タバコ材料の相対量は、配合物の乾燥重量ベースで少なくとも約10%、少なくとも約25%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%又は少なくとも約90%である。配合物内のタバコ材料の典型的な範囲は、乾燥ベースで約10~約99%、より頻繁には約50~約99%である。
本発明の無煙タバコ製品の製造に使用される白色化タバコ材料は、好ましくは、破砕、粒状化された、微粒子又は粉末の形態で提供される。厳密に必要ではないが、白色化タバコ材料は、さらなる粒子サイズ低減のためのさらなる粉砕をもたらす加工工程を受けてもよい。本発明の白色化プロセスは、一般的には、高分子量化合物の量が減少した白色化タバコ材料を提供し、より多くの間質空間に繋がることにより、それらから生成される無煙タバコ材料中の含水率を非白色化タバコ材料より高くすることができる。特定の実施形態において、本発明により生成される無煙タバコ製品は、非白色化タバコ材料から生成される製品より迅速なニコチン放出をもたらす。
使用できる香味料の例は、無煙たばこ製品の苦み、甘味、酸味又は塩味を改変するように作用し、配合物の認知される乾燥度又は湿性度、又は配合物によって示されるタバコの風味の度合いを増進する構成要素又は当該構成要素の好適な組み合せである。香味料は天然又は人工であってもよく、香味料によって付与される香味の特徴は、新鮮、甘い、ハーブの、菓子類、花のような、フルーティ又はスパイシーなどとして説明できる。香味の具体的な種類としては、バニラ、コーヒー、チョコレート/ココア、クリーム、ミント、スペアミント、メンソール、ペパーミント、ウィンターグリーン、ユーカリ、ラベンダー、カルダモン、ナツメグ、シナモン、クローブ、カスカリラ、白檀、蜂蜜、ジャスミン、ショウガ、アニス、セージ、甘草、レモン、オレンジ、リンゴ、桃、ライム、サクランボ、イチゴ及びこれらの組み合せなどが挙げられる。参照により本明細書に組み込まれているLeffingwell et al.、Tobacco Flavoring for Smoking Products、R.J.Reynolds Tobacco Company(1972年)も参照されたい。加香料は、湿性化剤、冷却剤又は平滑化剤と捉えられる、ユーカリなどの構成要素を含んでいてもよい。これらの香味は、ストレート(すなわち単独)又は複合(例えば、スペアミントとメンソール又はオレンジとシナモン)で得られてもよい。代表的な種類の構成要素は、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているWhiteらの米国特許第5,387,416号、Stricklandらの米国特許出願公開第2005/0244521号及びQuinterらのPCT出願公開第WO05/041699号にも記載されている。香味料の種類としては、塩(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなど)、天然甘味料(例えば、果糖、蔗糖、ブドウ糖、麦芽糖、マンノース、ガラクトース、乳糖など)、人工甘味料(例えば、スクラロース、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、ネオテームなど)及びこれらの混合物が挙げられる。タバコ組成物に使用される香味料の量は異なり得るが、典型的には最大約10乾燥重量パーセントであり、特定の実施形態は、香味料含有率が少なくとも約1乾燥重量パーセント、例えば約1~約10乾燥重量パーセントであることを特徴とする。香味料の組み合せ、例えば、約0.1~約2乾燥重量パーセントの人工甘味料、約0.5~約8乾燥重量パーセントの塩化ナトリウムなどの塩及び約1~約5乾燥重量パーセントの追加的加香料が使用されることが多い。
充填材料の例としては、甜菜繊維材料などの植物繊維(例えば、International Fiber Corporationから入手可能なFIBREX(登録商標)ブランドの充填剤)、オート麦若しくは他の穀物(加工又は膨化された穀物を含む。)、ふすま繊維、澱粉又は他の改良された若しくは天然のセルロース材料、例えば微結晶セルロースが挙げられる。追加的な具体例としては、コーンスターチ、マルトデキストリン、デキストロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、乳糖、マンニトール、キシリトール及びソルビトールが挙げられる。充填剤の量は、タバコ組成物に使用される場合には異なり得るが、典型的には最大約20乾燥重量パーセントであり、特定の実施形態は、充填剤含有率が最大約10乾燥重量パーセント、最大約5乾燥重量パーセント又は最大約1乾燥重量パーセントであることを特徴とする。充填剤の組み合せを用いることもできる。
典型的な結合剤は、有機若しくは無機又はこれらの組み合せとすることができる。代表的な結合剤としては、ポビドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び他の改良されたセルロース材料、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、澱粉系結合剤、アラビアゴム、ペクチン、カラゲナン、プルラン、ゼインなどが挙げられる。タバコ組成物に使用される結合剤の量は異なり得るが、典型的には最大約30乾燥重量パーセントであり、特定の実施形態は、結合剤含有率が少なくとも約5乾燥重量パーセント、例えば約5~約30乾燥重量パーセントであることを特徴とする。
好ましいpH調節剤又は緩衝剤は、約6~約10のpH範囲を提供及び/又は緩衝し、薬剤の例としては、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属重炭酸塩及びこれらの混合物が挙げられる。材料の具体例としては、クエン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムが挙げられる。タバコ組成物に使用されるpH調節剤又は緩衝剤の量は異なり得るが、典型的には最大約5乾燥重量パーセントであり、特定の実施形態は、pH調節剤又は緩衝剤の含有率が約0.5乾燥重量パーセント未満、例えば約0.05~約0.2乾燥重量パーセントであることを特徴とする。特に、蒸留によって清澄化された抽出物を含む実施形態において、1種以上のpH調節剤(例えばクエン酸)の添加によってpHを低下させることができる。
着色剤を、所望の物理的属性をタバコ配合物に与える十分な量で使用してもよい。着色剤の例としては、様々な染料及び顔料、例えばカラメル着色剤及び二酸化チタンが挙げられる。タバコ組成物に使用される着色剤の量は異なり得るが、典型的には最大約3乾燥重量パーセントであり、特定の実施形態は、着色剤含有率が少なくとも約0.1乾燥重量パーセント、例えば約0.5~約3乾燥重量パーセントであることを特徴とする。
保湿剤の例としては、グリセリン及びプロピレングリコールが挙げられる。タバコ組成物に使用される保湿剤の量は異なり得るが、典型的には最大約5乾燥重量パーセントであり、特定の実施形態は、保湿剤含有率が少なくとも約1乾燥重量パーセント、例えば約2~約5乾燥重量パーセントであることを特徴とすることができる。
他の成分、例えば防腐剤(例えばソルビン酸カリウム)、崩壊助剤(例えば、微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、アルファー化コーンスターチなど)及び/又は酸化防止剤を使用することもできる。典型的には、当該成分は、使用される場合、最大約10乾燥重量パーセント、通常は少なくとも約0.1乾燥重量パーセント、例えば約0.5~約10乾燥重量パーセントの量で使用される。崩壊助剤は、一般的には、例えば、配合物が水と接触した後に(例えば水との接触後に膨張を経ることによって)様々な構成要素材料の物理的完全性喪失及び分散をもたらすことによって、タバコ配合物の所望の物理的属性の制御をもたらす十分な量で使用される。
前述の通り、いくつかの実施形態において、上記の構成要素のいずれかを封入形態(例えばマイクロカプセル形態)で添加することができ、封入された構成要素は、内側領域を規定し、この内側領域をタバコ組成物から恒久的又は一時的に隔離する、壁又はバリア構造を形成する。内側領域は、無煙タバコ製品の1つ以上の官能的特性、例えば風味、口当たり、湿性度、涼感若しくは熱、及び/又は芳香を増進するために適応された、又は無煙タバコ製品に追加的な機能的品質を加える、例えば酸化防止剤又は免疫系増進機能を加えるために適応された添加剤のペイロードを含む。例えば、参照により本明細書に組み込まれているMuaらの米国特許出願公開第2009/0025738号の対象事項を参照されたい。
代表的なタバコ配合物は、タバコ配合物の全乾燥重量に対して、約80%~約95%の白色化タバコ材料、約0.1~約5%の人工甘味料、約0.5%~約2%の塩、約1%~約5%の加香料、約1%~約5%の保湿剤(例えばプロピレングリコール)及び最大約10%のpH調節剤又は緩衝剤(例えば重炭酸ナトリウム又はクエン酸)を含有していてもよい。特定の割合及び成分選択は、所望の香味、質感及び他の特性に応じて変動する。
タバコ組成物の構成要素を、当該技術分野で知られている任意の混合法又は機器を用いて一体的に混合させることができる。上記の任意選択的な構成要素は、液体又は乾燥固形形態であってもよく、組成物の任意の残存構成要素との混合の前に前処理工程において白色化タバコ材料と混合する又は単純に他の全ての液体若しくは乾燥成分と一緒に白色化タバコ材料と混合できる。タバコ組成物の成分を密着状態にする任意の混合方法を用いることができる。アジテーションが可能なインペラ又は他の構造を特徴とする混合装置が典型的に使用される。混合機器の例としては、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダー又はドラム、液体散布装置、円錐型ブレンダー、リボンブレンダー、Littleford Day,Inc.からFKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000及びFKM3000として入手可能なミキサー、Plough Share型ミキサーシリンダーなどが挙げられる。相応に、様々な構成要素と白色化タバコ材料の混合物全体が、比較的均一な性質であってもよい。例えば、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているSolomonらの米国特許第4,148,325号、Korteらの米国特許第6,510,855号及びWilliamsの米国特許第6,834,654号に記載されている種類の方法も参照されたい。スヌース型タバコ配合物を配合する形態及び方法は、スヌースタバコ製品製造分野の当業者にとっては明らかとなる。
配合物の消費者による使用前の無煙タバコ製品の含水率は、異なっていてもよい。典型的には、利用者の口に挿入される前のポーチ内に存在する段階での製品の含水率は、約55重量パーセント未満、一般的には約50重量パーセント未満、多くの場合、約45重量パーセント未満である。特定のタバコ製品、例えばスヌース型タバコ組成物を含有するタバコ製品の場合、含水率は20重量パーセントを超えてもよく、多くの場合、30重量パーセントを超えてもよい。例えば、代表的なスヌース型製品は、約20重量パーセント~約50重量パーセント、好ましくは約20重量パーセント~約40重量パーセントの含水率を示すタバコ組成物を含んでいてもよい。
配合物の含水率を制御する形態は、異なっていてもよい。例えば、配合物は、熱的加熱又は対流加熱を受けてもよい。具体例として、配合物を、所望の含水率を達成する適切な長さの時間にわたり、約40℃~約95℃の温度、好ましくは約60℃~約80℃の温度範囲の加温空気中でオーブン乾燥させてもよい。あるいは、タバコ配合物を、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダー若しくはドラム、液体散布装置、リボンブレンダー又はミキサーを使用して加湿してもよい。最も好ましくは、スヌース型製品に使用される種類のタバコ配合物などの湿性タバコ配合物は、低温殺菌又は発酵を受ける。スヌース型タバコ製品を低温殺菌若しくは熱処理及び/又は発酵する方法は、スヌース製品の設計及び製造の分野の当業者にとっては明らかとなる。
pHに関して特徴付けられることが多いタバコ配合物の酸性又はアルカリ性は、異なり得る。典型的には、当該配合物のpHは、少なくとも約6.5、好ましくは少なくとも約7.5である。いくつかの実施形態において、当該配合物のpHは、約11を超えない又は約9を超えず、多くの場合、約8.5を超えない。代表的なタバコ配合物は、約6.8~約8.2(例えば約7.8)のpHを示す。タバコ配合物のpHを判定する代表的な方法は、5gの当該配合物を100mlの高性能液体クロマトグラフィー水中で分散させ、得られた懸濁液又は溶液のpHを(例えばpH計を使用して)測定することを伴う。
特定の実施形態において、白色化タバコ材料及び上記の任意の他の構成要素が、タバコを使用するための容器の役割を果たす透湿性のパケット又はポーチ内で組み合わされる。図1に例示される実施形態における容器ポーチ20などの当該パケット又はポーチの組成又は構造は、異なっていてもよい。無煙タバコ製品の製造に使用される種類の好適なパケット、ポーチ又は容器は、CatchDry、Ettan、General、Granit、Goteborgs Rape、Grovsnus White、Metropol Kaktus、Mocca Anis、Mocca Mint、Mocca Wintergreen、Kicks、Probe、Prince、Skruf、Epok及びTreAnkrareの商品名で市販されている。タバコ配合物は、従来のスヌース型製品の製造に用いられている形態で、当該製造に使用されている種類の構成要素を使用して、ポーチに収容及び包装できる。ポーチは、ティーバッグの製造に使用されるメッシュ状型材料と特徴が似ていると考えられる種類の、透液性容器を提供する。緩く配列された顆粒状のタバコ配合物の構成要素は、容易に、ポーチを通って利用者の口内に拡散する。
スヌース型製品及びこれらの様々な構成要素の説明が、参照により本明細書に組み込まれているLundinらの米国特許出願公開第2004/0118422号にも記載されている。例えば、それぞれ参照により本明細書に組み込まれているLindenの米国特許第4,607,479号、Nielsenの米国特許第4,631,899号、Wydickらの米国特許第5,346,734号、Derrの米国特許第6,162,516号及びHanssonらの米国特許公開第2005/0061339号も参照されたい。参照により本明細書に組み込まれているKjerstadの米国特許第5,167,244号に記載されている種類のポーチも参照されたい。スヌース型製品は、Merz Verpackungmaschinen GmBHからSB51-1/T、SBL50及びSB53-2/Tとして入手可能なものなどの機器を使用して製造できる。スヌースポーチは、個別のポーチとして提供することができる、又は複数のポーチ(例えば2個、4個、5個、10個、12個、15個、20個、25個又は30個のポーチ)を一緒に接続若しくは連結して、使用時に単一のポーチ若しくは個別の部分を一体となった帯状若しくは列状のポーチから容易に取り外せるようにすることができる。
ポーチは、例えば、利用者による使用時に、ポーチが制御された分散又は溶解を経るような材料から、そのような形で製造できる。当該ポーチ材料は、メッシュ、篩、穿孔紙又は透過性布などの形態を有していてもよい。例えば、メッシュ状の形態のライスペーパー又は穿孔ライスペーパーから製造されたポーチ材料は、利用者の口内で溶解してもよい。結果として、ポーチ及びタバコ配合物はそれぞれ、通常の使用条件時に利用者の口内で完全に分散されてもよく、したがってポーチとタバコ配合物の両方が利用者によって摂取されてもよい。他の例示的なポーチ材料は、水分散性のフィルムを形成する材料(例えば、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、プルランなどの結合剤)の他、これらの材料を破砕セルロース誘導体(例えば微粒子サイズの木材パルプ)と組み合わせたものを使用して製造できる。好ましいポーチ材料は、水分散性又は水溶解性であるが、通常使用の条件下で、ポーチがこの物理的完全性を失う前に有意な量のタバコ配合物の内容物がポーチ材料に浸透するように、設計及び製造できる。所望により、加香成分、崩壊助剤及び他の所望の構成要素を、ポーチ材料に含有させる又はポーチ材料に適用してもよい。様々な実施形態において、不織網を使用して、経口用途に適応した組成物の収容に使用できる外側透水性ポーチを形成することができる。
各ポーチに含まれる材料の量は、異なっていてもよい。比較的小型の実施形態において、各ポーチ内の材料の乾燥重量は、少なくとも約50mg~約150mgである。比較的大型の実施形態の場合、各ポーチ内の材料の乾燥重量は、好ましくは約300mg~約500mgを超えない。いくつかの実施形態において、参照により本明細書に組み込まれているHolton,Jr.らの米国特許7,861,728号に詳細に記載のように、各ポーチ又は容器は、香味剤部材を内部に配置されていてもよい。所望により、他の構成要素を各ポーチに含めることができる。例えば、少なくとも1つの加香されたストリップ、個片又はシート状の加香された水分散性又は水溶性の材料(例えば、息をリフレッシュさせる可食フィルム型材料)を各ポーチに、少なくとも1つのカプセルを伴って又は伴わずに配置してもよい。当該ストリップ又はシートは、ポーチに容易に含有させることができるように、折り曲げ又は丸められてもよい。例えば、参照により本明細書に組み込まれているScottらの米国特許第6,887,307号、Leungらの米国特許第6,923,981号及びThe EFSA Journal(2004年)85、1-32頁に記載されている種類の材料及び技術を参照されたい。
無煙タバコ製品は、任意の好適な内側包装材料及び/又は外側容器に包装できる。例えば、参照により本明細書に組み込まれているHensonらの米国特許第7,014,039号、Kutschらの米国特許第7,537,110号、Kutschらの米国特許第7,584,843号、Thiellierの米国特許第D592,956号、Patelらの米国特許第D594,154号、Baileyらの米国特許第D625,178号、Robinsonらの米国特許公開第2008/0173317号、Clarkらの米国特許公開第2009/0014343号、Bjorkholmの米国特許公開第2009/0014450号、Bellamahらの米国特許公開第2009/0250360号、Gelardiらの米国特許公開第2009/0266837号、Gelardiの米国特許公開第2009/0223989号、Thiellierの米国特許公開第2009/0230003号、Gelardiの米国特許公開第2010/0084424号、Baileyらの米国特許公開第2010/0133140号、Baileyらの米国特許公開第2010/0264157号、Baileyらの米国特許公開第2011/0168712号及びGelardiらの米国特許公開第2011/0204074号に記載されている、無煙型製品用の様々な種類の容器も参照されたい。
本開示の製品は、従来型の無煙タバコ製品の包装及び保存とほぼ同じ形態で包装及び保存できる。例えば、複数のパケット又はポーチを、無煙タバコ製品の収容に使用される容器、例えば「パック(puck)」と称する場合もある円筒形容器に収容することができる。容器は、任意の形状とすることができ、円筒形容器に限定されない。当該容器は、金属、成形プラスチック、ファイバーボード及びこれらの組み合せなどの任意の好適な材料から製造できる。所望により、湿性タバコ製品(例えば、約20重量パーセントを超える含水率を有する製品)は、(例えば、約10℃未満、多くの場合、約8℃未満、場合によっては約5℃未満の温度で)冷蔵されてもよい。あるいは、比較的乾燥したタバコ製品(例えば、約15重量パーセント未満の含水率を有する製品)は、多くの場合、比較的広範囲の温度の下で保存されてもよい。
本明細書に開示されている様々な無煙タバコ製品は、非汚染性の組成物、又は非白色化タバコ製品のみを含む製品よりも汚染性の小さい組成物を提供するという点において有利である。したがって、これらの製品は、これらと接触すると考えられる歯及び衣類の汚染を低減する上で望ましい。消費(使用)済みでも、従来の消費(使用)済みタバコ製品より色が明るいことが注目される。さらに、該製品は、白色化された色によって増進された視覚的訴求力を有すると考えられる。
下記の実施例は、本開示の実施形態をさらに例示するために提示されるが、本開示の適用範囲を限定するものと解釈されるべきではない。別段に記載のない限り、全ての等分及びパーセンテージは重量比である。
実験
本開示の実施形態をより詳細に、下記の実施例によって例示する。これらは本開示の態様を例示するために記載されるものであり、本開示を限定するものと解釈してはならない。下記の実施例において、gはグラムを意味し、Lはリットルを意味し、mLはミリリットルを意味し、Daはダルトンを意味する。全ての重量パーセンテージは乾燥ベースで表わされ、別段に示されない限り水分量を除くことを意味する。
[実施例1]
タバコ植物を原料として使用して、漂白タバコ材料を生成した。1.1ポンドの粉砕N.ルスティカ茎タバコ材料(約18~60番手の米国メッシュの粒子サイズになるように粉砕したもの)を1時間、15.4ポンドの水及び2.4gのEDTAに浸漬した。次いで、浸漬したタバコ材料を、スクリュープレスを使用して圧搾及び排水(すなわち脱水)した。
排水及び圧搾したタバコ材料を、次いで苛性洗浄液により処理した。具体的には、10ポンドの2.5%NaOHを、圧搾したタバコ材料に添加した。タバコ材料と苛性洗浄液の混合物を、約210°F(約100℃)に約90分間保持した。次いで、NaOH洗浄液中のタバコ材料を排水及び圧搾して、タバコパルプ及び残存液体抽出物を得た。
次いで、タバコパルプ(1.34ポンド)を、2Lの水、15グラムのNaOH及び45グラムのケイ酸ナトリウム(NaSiO)を含む漂白溶液と混合した。次に、0.9ポンドの35%過酸化水素を混合物に添加し、混合物を60分間蒸解した。蒸解した混合物を30分間放置し、次いでHClにより中和して、混合物を約9のpHにした。最後に、混合物を乾燥させた。
[実施例2]
タバコ植物を原料として使用して、漂白タバコ材料を生成した。1.1ポンドの微粉砕バーレー茎タバコ材料(約18~60番手の米国メッシュの粒子サイズに粉砕したもの)を1時間、15.4ポンドの水及び2.4gのEDTAに浸漬した。次いで、浸漬したタバコ材料を、スクリュープレス内で圧搾及び排水した。
排水及び圧搾したタバコ材料を、次いで苛性洗浄液により処理した。具体的には、10ポンドの2.5%NaOHを、圧搾したタバコ材料に添加した。タバコ材料と苛性洗浄液の混合物を、約210°F(約100℃)に約90分間保持した。次いで、NaOH洗浄液中のタバコ材料を排水及び圧搾して、タバコパルプ及び残存液体抽出物を得た。
漂白を、過酢酸に続いて過酸化水素(P)による2段階の高稠度漂白によって実施した。最初に、圧搾したタバコパルプを、4.5Lの水及び50gの過酢酸を含む第1の漂白溶液と90分間混合した。過酢酸添加後の混合物のpHは、約5.2であった。7.0gのNaOHを添加し、新たなpHは約6.8であった。約20分後、さらに6.0gのNaOHを混合物に添加し、pHは約8.0であった。過酢酸による漂白後のタバコパルプの最終のpHは、約8.2であった。次いで、パルプをスクリュープレス内で圧搾及び排水した。
次いで、過酢酸により漂白したタバコパルプを、2Lの水、15グラムのNaOH、15グラムの硫酸マグネシウム(MgSO)及び45グラムのケイ酸ナトリウム(NaSiO)を含む第2の漂白溶液と混合した。次に、0.9ポンドの35%過酸化水素を混合物に添加し、混合物を60分間蒸解した。蒸解した混合物を30分間放置し、次いでHClにより中和して、混合物を約9のpHにした。最後に、混合物を乾燥させた。
[実施例3]
タバコ植物を原料として使用して、漂白タバコ材料を生成した。得られたパルプの、木材パルプ未添加の状態の乾燥重量レシピが、下記の表1に示されている。
Figure 2022514100000002
最初に、タバコバイオマスを温水により抽出した。約75ポンドの粉砕ルスティカ茎を計量した。約600ポンドの温水(約212°F)をタンクに添加した。アジテーターをタンク内で起動し、タンク上の排出弁が閉じていることを確認し、粉砕ルスティカ茎をタンクに添加した。次に、約187.5gのEDTAを計量し、タンクに添加した。タンク上の水蒸気排出口を開き、水蒸気をタンクに適用した。タンク内の液体の温度が約180~215°Fに達した後、水蒸気を引き続きタンクに添加しながらタンクの内容物を50分間混合した。50分後、タンクへの水蒸気を遮断した。次いでさらに10分間、タンクの内容物を混合した。混合後、タンク内の液体を排出し、残存ルスティカ茎を流水洗浄し、バスケット遠心分離機を使用して排水した。代替的な脱水機器を使用することもできる。特に、木材パルプを含むレシピにはスクリュープレスを使用した一方、木材パルプ未添加のレシピにはバスケット遠心分離機を使用したことが注目される。
次に、タバコバイオマスを苛性抽出した。約600ポンドの水をタンクに添加した。アジテーターをタンク内で起動し、タンク上の排出弁が閉じていることを確認した。約37.5ポンドの水酸化ナトリウム粉末を計量し、タンクに添加した。タンク上の水蒸気排出口を開き、水蒸気をタンクに適用した。タンク内の液体の温度が約200~215°Fに達した後、水蒸気を引き続きタンクに添加しながら、タンクの内容物を約212°Fに保持し、約90分間混合した。90分後、タンクへの水蒸気を遮断した。約50.0ポンドのクエン酸粉末を計量し、タンクに低速で添加した。次いでさらに10分間、タンクの内容物を混合した。タンクの内容物のpHを測定し、pHが約9.0~約10.5の範囲になるまで調節した。混合後に、タンク内の液体を排出し、残存タバコケーキを流水洗浄し、バスケット遠心分離機を使用して排水した。約100ポンドの水を使用して残存パルプを流水洗浄することができ、必要であれば流水洗浄と脱水の工程を反復することができる。
次に、タバコバイオマスを過酸化物漂白処理した。タンクの排出弁を閉じ、約600ポンドの温水(約180°F)をタンクに添加した。タンク上の水蒸気排出口を開き、水蒸気をタンクに適用した。タンクのアジテーターを起動した。次いで、流水洗浄及び脱水したタバコケーキをタンクに添加した。約22.5ポンドの水酸化ナトリウム粉末を計量し、タンクに添加した。約7.5ポンドの40%ケイ酸ナトリウムを計量し、タンクに添加した。約127.5ポンドの36%過酸化物を計量し、タンクに添加した。20psiでのタンクへの圧送を約1分間、ボール弁が完全に開いた状態で行い、次いで約12ガロンの水で流水洗浄した。タンク上の水蒸気排出口を開き、水蒸気をタンクに適用した。タンク内の液体の温度が約165°Fに達した後、液体が発泡し始めた。約30グラム(以上)の消泡剤を必要に応じて添加して、泡をタンク内に収めておくことができる。タンク内の液体の温度が約180°Fに達した後、水蒸気を止め、タンクの内容物を約30~60分間混合した。次に、約34.0ポンドのクエン酸粉末を計量し、タンクに添加した。次いでタンクの内容物を約10分間放置して混合させた。次いでタンクの内容物のpHを測定し、pHが約10.0~約10.75の範囲になるまで調節した。混合後、タンク内の液体を排出し、残存タバコケーキを流水洗浄し、スクリュープレスを及び/又は遠心分離機を使用して排水した。約100ポンドの水を使用して残存パルプを流水洗浄することができ、必要であれば流水洗浄と脱水の工程を反復することができる。最終のタバコケーキを、約10~15%の含水率になるように乾燥させることができる。
[実施例4]
タバコ植物を原料として使用して、漂白タバコ材料を生成した。得られたパルプの、木材パルプを添加した状態の乾燥重量レシピが、下記の表2に示されている。
Figure 2022514100000003
上記の実施例3で用いた抽出及び漂白プロセスを、木材パルプを添加した状態のタバコバイオマスの漂白にも用いた。ただし、上述の通り、プロセスの様々な時点で、バスケット遠心分離機の代わりにスクリュープレスを、パルプの脱水及び乾燥に使用した。
[実施例5]
実施例3の漂白タバコ材料(木材パルプ未添加)及び実施例4の漂白タバコ材料(木材パルプを添加)のISO輝度テストを、TAPPI標準テストT534を用いて行った。
実施例3による漂白タバコパルプ(木材パルプ未添加)の試料2つをテストした結果、ISO輝度は67.6%及び63.8%であった。実施例4による漂白タバコパルプ(木材パルプを添加)の試料1つをテストした結果、ISO輝度は70.1%であった。
多数の改良及び他の実施形態が、本発明が関係する技術分野において上記の説明に示される教示の恩恵に与る当業者の念頭に浮かぶと予想される。したがって、本開示は開示される特定の実施形態に限定されるわけではないこと、並びに改良及び他の実施形態は添付の請求項の適用範囲に含まれることを意図するものであることが理解されなければならない。本明細書では特定の用語が採用されているが、これらは一般的な記述上の意味で使用されているに過ぎず、限定が目的ではない。

Claims (29)

  1. 無煙タバコ製品に使用する白色化タバコ材料の調製方法であって、
    (i)タバコ材料を水溶液により抽出してタバコ固形材料及びタバコ抽出物を得ること、
    (ii)タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理してタバコパルプを得ること、
    (iii)タバコパルプを、強塩基、酸化剤又はこれらの組み合せを含む溶液により漂白して漂白タバコパルプを得ること及び
    (iv)漂白タバコパルプを乾燥させて白色化タバコ材料を得ることを含む方法。
  2. 粉砕されたタバコ材料が18番手の米国篩サイズの篩を通過することができるようにタバコ材料を粉砕することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. タバコ固形材料を苛性洗浄液により処理する工程が大気圧下で行われる、請求項1に記載の方法。
  4. 苛性洗浄液が少なくとも1種の強塩基を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 苛性洗浄液が水酸化ナトリウムを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 漂白タバコパルプをウェットベースで約30パーセント未満の含水率になるように乾燥させる、請求項1に記載の方法。
  7. 工程(ii)の前にタバコパルプを酸により加水分解することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 酸が、硫酸、塩酸、クエン酸又はこれらの組み合せである、請求項7に記載の方法。
  9. 工程(i)、(ii)及び/又は(iii)に続いて、スクリュープレス及びバスケット遠心分離機の少なくとも1つを使用してタバコ材料を脱水することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 漂白工程(iii)が、過酢酸、水酸化ナトリウム及び過酸化水素の1つ以上による処理を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 漂白工程(iii)が、酸化剤に加えて1種以上の安定剤による処理をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 安定剤が、硫酸マグネシウム、ケイ酸ナトリウム及びこれらの組み合せからなる群から選択される、請求項11に記載の方法。
  13. 漂白工程(iii)が、強塩基及び酸化剤による処理を含み、強塩基の量と酸化剤の量とのモル比が約1:1~約1:100である、請求項1に記載の方法。
  14. 強塩基の量と酸化剤の量とのモル比が約1:5~約1:50である、請求項13に記載の方法。
  15. 工程(iv)の前に漂白パルプ材料を約5~約11の範囲のpHになるように中和することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  16. 工程(iv)に続いて、白色化タバコ材料を約5mm~約0.1mmの範囲の大きさになるように粉砕することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  17. 工程(i)におけるタバコ材料の抽出に使用される水溶液がキレート剤を含む、請求項1に記載の方法。
  18. キレート剤が、EDTA及びDTPAの1つ以上を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 抽出工程(i)における水溶液とタバコ材料とのモル比が約4:1~約16:1である、請求項1に記載の方法。
  20. タバコ材料が、葉身、茎又はこれらの組み合せを含む、請求項1に記載の方法。
  21. タバコ材料がルスティカ茎を含む、請求項1に記載の方法。
  22. タバコ材料が、少なくとも約90重量%の根、柄又はこれらの組み合せを含む、請求項1に記載の方法。
  23. 工程(ii)の前にタバコ固形材料を木材パルプと混合することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  24. 白色化タバコ材料が、国際標準化機構(ISO)による輝度が少なくとも約60%であることを特徴とする、請求項1~23のいずれかに記載の方法。
  25. 白色化タバコ材料を無煙タバコ製品に含有させることをさらに含む、請求項1~23のいずれかに記載の方法。
  26. 無煙タバコ製品が、香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、着色剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤からなる群から選択される1種以上の追加的構成要素をさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27. 請求項1~23のいずれかに記載の方法により調製された白色化タバコ材料を含有する、無煙タバコ製品。
  28. 白色化タバコ材料を含む透水性ポーチを含む、請求項27に記載の無煙タバコ製品。
  29. 香味料、充填剤、結合剤、pH調節剤、緩衝剤、着色剤、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤及び防腐剤からなる群から選択される1種以上の追加的構成要素をさらに含む、請求項27に記載の無煙タバコ製品。
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