JP2022513345A - 螺旋体を製造する方法、螺旋体を製造する製造装置、及び菱形金網装置 - Google Patents

螺旋体を製造する方法、螺旋体を製造する製造装置、及び菱形金網装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、菱形金網(12a~g)用の螺旋体(10a~g、102a~g)を製造する方法であって、菱形金網(12a~g)を形成するための前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、相互接続され、特に、互いに回り込むように構成され、螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも1つの長手方向要素(14a~g)、特に、少なくとも部分的に高張力鋼から作製される少なくとも1本のワイヤ(30a~g)を用いて、単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド及び/又はワイヤロープから製造され、螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも複数の第1脚部(16a~g)、少なくとも複数の第2脚部(18a~g)とともに、第1脚部と隣接する第2脚部(18a~g)とを相互接続する少なくとも複数の曲げ領域(20a~g)を含むように、曲げられる、方法に基づく。螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも1つの編組ナイフ(22a~g)を有する編組ナイフアセンブリ(24a~g)により、完全に曲げられた螺旋体(10a~g、102a~g)の第1脚部(16a~g)の少なくとも中心点(26a~g)及び/又は第2脚部(18a~g)の少なくとも中心点(28a~g)が各々一平面にそれぞれ少なくとも実質的に位置するように、曲げられることが提案される。

Description

本発明は、請求項1の前提部による螺旋体を製造する方法と、請求項13の前提部による螺旋体を製造する製造装置と、請求項42の前提部による菱形金網装置(Maschendrahtnetzvorrichtung)と、請求項53及び54による菱形金網装置の使用とに関する。
菱形金網用の螺旋体を製造する方法であって、菱形金網を形成する前記螺旋体が、相互接続されるように構成され、螺旋体が、少なくとも部分的に高張力鋼から作製されている少なくとも1本のワイヤを有する少なくとも1つの長手方向要素から製造され、螺旋体が、少なくとも複数の第1脚部、少なくとも複数の第2脚部とともに、第1脚部と隣接する第2脚部とを相互接続する少なくとも複数の曲げ領域を含むように曲げられる、方法は、すでに提案されている。
本発明の目的は、特に下記に記載するような特に有利な網特性を有する、菱形金網の螺旋体の、特に好適な製造方法とともに特に好適な製造装置を提供することにある。この目的は、特許請求項1、13及び42の特徴により、本発明に従って達成され、本発明の有利な設計実施形態及びさらなる展開は、従属請求項から導出することができる。
本発明は、菱形金網用の螺旋体を製造する方法であって、菱形金網を形成するための前記螺旋体が、相互接続され、特に、互いに回り込むように構成され、螺旋体が、少なくとも1つの長手方向要素、特に、少なくとも部分的に高張力鋼から作製される少なくとも1本のワイヤを用いて、単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド及びワイヤロープのうち
少なくとも1つから製造され、螺旋体が、少なくとも複数の第1脚部、少なくとも複数の第2脚部とともに、第1脚部と隣接する第2脚部とを相互接続する少なくとも複数の曲げ領域を含むように、曲げられる、方法から生じる。
螺旋体が、少なくとも1つの編組ナイフを有する編組ナイフアセンブリにより、完全に曲げられた螺旋体の第1脚部の少なくとも中心点及び/又は第2脚部の少なくとも中心点が各々一平面にそれぞれ少なくとも実質的に位置するように、曲げられることが提案される。本方法によって完全に曲げられた螺旋体の第1脚部及び/又は第2脚部は、好ましくは、それぞれ、少なくとも大部分又は完全にその平面に位置する。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体の製造の特に好適な方法を、有利に達成することができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成される平面螺旋体を有利に製造することができる。特に、少なくとも部分的に高張力鋼から作製される菱形金網用の平面螺旋体を、有利に、編組ナイフアセンブリを用いて製造可能であるようにすることができる。そのため、既知の製造装置が、有利に、単純な変更により、高張力鋼で使用されるように考えることができる。特に、そのため、特に単純な且つ/又は特に有効な製造方法を達成することができる。特に、従来の編組ナイフによって曲げられる高張力鋼からの螺旋体の脚部の中心点は、一平面に位置せず、高張力鋼の反発効果のため、それぞれ、平面からある角度だけ回転する。この結果に対する比較はまた、特に、こうした矯正されていない螺旋体が示されている図12bにある。前記反発効果の影響は、本編組ナイフアセンブリにおいて有利に考慮され、そのため、高張力鋼からの平面平坦螺旋体を有利に製造することができる。
「螺旋体」は、特に、ワイヤ螺旋体であると理解されるべきである。螺旋体は、特に、好ましくは平坦なヘリコイドの形状を有する。螺旋体は、特に、平坦な螺旋体の形状を有する。螺旋体は、特に、螺旋体の長手方向に沿った図において、実質的に楕円形の形状及び/又は(2本の直線によって接続された2つの半円に対応する)競技場の陸上競技用トラックの形状を実現する、平坦であるように少なくとも部分的に圧縮されている螺旋体を実装する。「菱形金網」は、特に、曲げられた長手方向要素から実装される網であるように理解されるべきであり、隣接する長手方向要素は、特に、相互係合により相互接続される。特に、螺旋体は、菱形金網の広げられた状態では、相互接続されたその曲げ領域において互いに接触し、隣接する曲げ領域は、特に隣接する螺旋体と交互に接触する。特に、1つおきの曲げ領域が同じ隣接する螺旋体と接触する。相互接続された長手方向要素は、本明細書では、好ましくは、少なくとも部分的に、角のある、好ましくは正方形の、又は少なくとも部分的に丸いメッシュを実装する。菱形金網は、菱形金網の網平面に対して垂直である方向において、好ましくは、菱形金網の長手方向要素の平均直径よりも、実質的に大きい、好ましくは、少なくとも3倍大きい、好ましくは少なくとも5倍大きい広がりを有する。特に、菱形金網は、少なくとも1つの好ましい伸長方向を有する。正方形の菱形金網は、たとえば、正方形の菱形金網の対向する角部の接続線に沿って、有利に、2つの、特に均等の、伸長の好ましい方向を有する。
特に、長手方向要素は長手方向の広がりを有し、それは、長手方向の広がりに対して垂直に延びる最大の横方向の広がりのサイズの少なくとも10倍、好ましくは少なくとも50倍、好ましくは少なくとも100倍である。特に、螺旋状長手方向要素、好ましくはすべての螺旋状長手方向要素のうちの少なくとも1つは、少なくとも単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ、及び/又は少なくとも1本のワイヤを有する他の任意の長手方向要素から製造される。本文脈における「ワイヤ」は、特に、長尺状及び/若しくは細い及び/若しくは屈曲する部材、並びに/又は機械によって曲げることができる部材であると理解されるべきである。ワイヤは、その長手方向に沿って、有利には、少なくとも実質的に一定の、特に円形又は楕円形の断面を有する。ワイヤは、特に、有利には、丸いワイヤとして具現化される。しかしながら、ワイヤが、少なくとも区画ごとに又は全体的に、平坦ワイヤ、正方形ワイヤ、多角形ワイヤ及び/又は異形ワイヤとして実装されることも考えられる。「高張力」鋼は、特に、1000N/mmを超える引張強度を有する鋼、ばね鋼及び/又は炭素鋼であるように理解されるべきである。「高張力鋼からの少なくとも部分的な実装」は、特に、ワイヤが、コーティング又は被覆を除き、高張力鋼から作製されることを意味する。特に、高張力鋼は、非高張力鋼と比較して、より大きい反発、すなわち、より低い反発係数を有する。特に、長手方向要素の反発係数の値は、0.95未満、好ましくは0.92未満、好ましくは0.90未満、特に好ましくは0.85未満である。
螺旋体の第1脚部及び/又は螺旋体の第2脚部は、特に螺旋体の主延在平面に対して垂直な第1図において、螺旋体の長手方向に関して少なくとも第1ピッチ角で延び、第1ピッチ角は、好ましくは、およそ45°の値を有する。曲げ領域は、特に、螺旋体の主延在平面に対して垂直な第1図において、およそ90°の開き角度を有する。曲げ領域は、特に、螺旋体の主延在平面に平行であり且つ螺旋体の長手方向に対して垂直な第2図において、少なくとも螺旋体の部分領域において、段状又はS字型の輪郭を有する。曲げ領域は、特に、螺旋体の主延在平面に平行であり且つ螺旋体の長手方向に平行である第3図において、およそ180°以下の曲げ角度を有する。曲げ領域によって接続される螺旋体の隣接する脚部は、好ましくは、いかなる相互の重なりもなく且つ/又はいかなる相互の重なりもない容積内にある平面上に延びる。機能ユニットの「主延在平面」は、特に、機能ユニットをちょうど完全に取り囲む最小の仮想直方体の最大側面と平行であり、特にその直方体の中心点を通る平面として理解されるべきである。
「脚部の中心点」は、特に、脚部の境界を定める2つの曲げ領域の間の中心に正確に位置する脚部の点として理解されるべきである。完全に曲げられた螺旋体の第1脚部すべてが、少なくとも第1平面に延び、又は、第1脚部すべてが、少なくとも実質的に同一の脚部区画により第1平面と接触することが考えられる。完全に曲げられた螺旋体の第2脚部すべてが、少なくとも第2平面に延び、又は第2脚部すべてが、少なくとも実質的に同一の脚部区画により第2平面と接触することが考えられる。特に、第1平面及び第2平面は、相互に平行であるように延びる。螺旋体の第1脚部は、特に螺旋体の長手方向に沿った螺旋体の図において、少なくとも実質的に、好ましくは完全に重なる。螺旋体の第2脚部は、特に螺旋体の長手方向に沿った螺旋体の図において、少なくとも実質的に、好ましくは完全に重なる。「少なくとも実質的に重なる」2つの脚部は、特に、選択された方向で見た場合に、脚部の少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%が、別の脚部によって覆われることと理解されるべきである。「実質的に一平面に」位置する脚部の2つの中心点は、特に、それらの点が、共通平面から、長手方向要素の2つの平均直径よりも小さく、好ましくは長手方向要素の1つの平均直径よりも小さく、好ましくは長手方向要素の1つの平均直径の最大50%である、最大間隔を有することと理解されるべきである。編組ナイフは、特に、ねじれた特徴部を除き、特に、平坦な、好ましくは長尺状の要素、好ましくは金属要素として実現され、その長手方向の広がりは、好ましくは、最大の横方向の広がりの少なくとも2倍、好ましくは少なくとも5倍である。編組ナイフアセンブリは、編組ナイフのほかに、特に、少なくとも1つの編組ウォームと、少なくとも編組ナイフ及び/又は少なくとも編組ウォームを取り付ける少なくとも1つの保持ユニットと、少なくとも編組ナイフを回転式に駆動する少なくとも1つの駆動ユニットとを備える。編組ナイフアセンブリは、好ましくは、編組ナイフ及び編組ウォームを有するワイヤ曲げ機の通常の構成要素とともに、ワイヤ曲げ機の構成要素の通常の相互配置(たとえば、編組ウォーム内の編組ナイフの配置)を有する。「大部分」は、特に、少なくとも51%、好ましくは少なくとも66%、有利には少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に好ましくは少なくとも95%であると理解されるべきである。
ワイヤが、少なくとも1370N/mm、好ましくは少なくとも1770N/mm、好ましくは少なくとも2200N/mmの引張強度を有する場合、特に有利な網特性、特に、特に高い安定性を有する菱形金網を有利に達成することができる。
螺旋体の主延在平面に対して垂直な正面図において少なくとも実質的に正方形のメッシュ形状を実現する菱形金網が、複数の螺旋体が、特に複数の螺旋体が互いに回り込むことによって接続されることにより、形成されるように、螺旋体が曲げられる場合、特に有利な網特性、特に、特に有利な伸長特性を有する菱形金網を有利に達成することができる。本タイプの正方形菱形金網、すなわち、特に、3次元正方形菱形金網は、特に、2つの均等な且つ相互に垂直な好ましい伸長方向を有する。そのため、たとえば、伸長方向を容易に予測することができない状況において正方形菱形金網を設置するとき、たとえば、地下鉱山の天井に正方形菱形金網を設置するとき、正方形菱形金網を固定する材料の保持において、エネルギーの吸収の改善を達成することができる。さらに、正方形菱形金網の位置合せを不要にすることができるため、組立速度を有利に上昇させることができる。
特に少なくとも1つの方法ステップにおいて、螺旋体のワイヤの反発、特に高張力鋼から少なくとも部分的に実装される螺旋体のワイヤの弾性変形が、少なくとも螺旋体の長手方向に対して横切る方向において、少なくとも実質的に補償されるように、螺旋体が編組ナイフアセンブリによって曲げられることがさらに提案される。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な方法を有利に達成することができる。そのため、高張力鋼から構成された平面螺旋体を有利に曲げることができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成された平面螺旋体を有利に製造することができる。反発が実質的に補償される場合、ワイヤは、好ましくは、ワイヤの反発時に、想定された曲げ位置を呈するように、曲げられる。「実質的に補償される」は、特に、少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%補償されるように理解されるべきである。
螺旋体が、特に螺旋体の曲げ領域において、特に少なくとも1つの方法ステップにおいて、少なくとも螺旋体の長手方向に対して横切る方向において、編組ナイフアセンブリにより、余分に曲げられ、特に余分に回転することがさらに提案される。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な方法を有利に達成することができる。そのため、高張力鋼から構成された平面螺旋体を有利に曲げることができる。特に、高張力鋼の反発を有利に補償することができる。螺旋体を「余分に折り曲げること(ueberdrehen)」は、特に、螺旋体の長手方向に対して横切る方向において螺旋体の曲げ領域の隣接する脚部の逆回転であると理解されるべきであり、これにより、螺旋体を「解放する」と、長手方向に対して横切る方向において螺旋体が反発することになり、螺旋体の脚部は、反発時、長手方向に沿って見ると好ましくは少なくとも実質的に重なる。
螺旋体が、特に螺旋体の曲げ領域において、特に少なくとも1つの方法ステップにおいて、少なくとも、螺旋体の長手方向に平行な方向において、編組ナイフアセンブリにより、余分に曲げられ、特に余分に圧縮されることがさらに提案される。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な方法を有利に達成することができる。そのため、高張力鋼から構成され、且つ、曲げ領域において、正確に調整可能な開き角度が提供される螺旋体を有利に製造することができ、開き角度は、螺旋体の主延在平面に対して垂直に見たときの曲げ領域の角度である。そのため、高張力鋼から構成されるとともに、およそ90°の開き角度を有する螺旋体を、有利に製造することができる。特に、高張力鋼の反発を有利に補償することができる。螺旋体の長手方向は、特に、螺旋体の主延在方向に対応する。物体の「主延在方向」は、本明細書では、物体をちょうど完全に取り囲む最小の幾何学的直方体の最長縁部に平行に延びる方向であると理解されるべきである。螺旋体を「余分に圧縮すること」は、特に、螺旋体の長手方向において螺旋体の曲げ領域を圧縮することであると理解されるべきであり、これにより、螺旋体を「解放する」と、長手方向に螺旋体が反発することになり、螺旋体は、反発時、好ましくは所望の開き角度を呈する。
螺旋体が、特に螺旋体の各曲げ領域において、螺旋体の長手方向に且つ/又は螺旋体の長手方向に対して横切って、少なくとも20°、好ましくは少なくとも30°、好ましくは少なくとも40°、特に好ましくは少なくとも50°の余分曲げ角度だけ余分に曲げられることがさらに提案される。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な方法を有利に達成することができる。そのため、平面螺旋体、及び/又は、曲げ領域において、正確に調整可能な開き角度が提供されるとともに、さまざまな高張力鋼から構成され且つ/又はさまざまなワイヤ径を有する螺旋体を、有利に製造することができる。特に、所望の最終角度を達成するように螺旋体の曲げ領域を余分に曲げなければならない余分曲げ角度は、特に、使用される鋼の引張強度、及び使用されるワイヤのワイヤ径の関数である。特に、必要な余分曲げ角度は、引張強度の増大及び/又はワイヤ径の増大により、増大する。
特に効率的な、好ましくは中断のない、編組ナイフアセンブリを用いる高張力鋼からの平面螺旋体の製造方法は、少なくとも第1方法ステップにおいて、反発が編組ナイフにより少なくとも部分的に補償され、且つ/又は螺旋体を編組ナイフで余分に曲げることができる場合、有利に達成することができる。特に、長手方向要素は、編組ナイフを用いて反発を補償する場合、長手方向要素の余分な曲げが編組ナイフの周囲の巻回において且つ/又は編組ナイフの長さを横切って摺動するとき、すでに生じているように、編組ナイフの周囲に巻回され、それは、たとえば、編組ナイフが固有にねじれているように実装されるため、且つ/又は、編組ナイフがダンベル状断面を有し、それが長手方向要素の余分な曲げを可能にするか、若しくはその凹状隙間内に編組ナイフ上に巻回される長手方向要素をそれぞれ押し込むことができるためである。
さらに、特に効率的な、好ましくは中断なしの、(螺旋体の主延在平面に対して垂直な図において)正確に調整可能な開き角度、たとえば、およそ90°の開き角度を有する高張力鋼からの螺旋体の製造方法は、反発が編組ナイフアセンブリの編組ウォームによって少なくとも部分的に補償され、且つ/又は、螺旋体が、編組ナイフアセンブリの編組ウォームによって余分に曲げられるとき、編組ナイフアセンブリを用いて有利に達成することができる。編組ウォームを用いて反発を補償するとき、長手方向要素は、特に、編組ウォームのウォームねじ切り部(Schneckengang)において、長手方向における長手方向要素の余分な曲げが編組ウォームにおける誘導において且つ/又は編組ウォームのウォームねじ切り部の長さを通過するときにすでに生じているように、誘導され、それは、たとえば、編組ウォームのウォームねじ切り部が所望の螺旋体よりも平坦な巻きピッチを有するため、且つ/又は、ウォームねじ切り部が、編組ナイフアセンブリの出口に向かって増大する巻きピッチを有するためである。別法として又はさらに、編組ウォームのウォームねじ切り部の巻きピッチを、余分に曲げるために操作することができ、特に、曲げ手順の間、編組ウォームのウォームねじ切り部を圧縮又は拡張することができることが考えられる。
編組ナイフの下流にある編組ナイフアセンブリの矯正ユニットにより、反発が少なくとも部分的に補償され、且つ/又は、編組ナイフの下流にある編組ナイフアセンブリの矯正ユニットにより、螺旋体が余分に曲げられることがさらに提案される。そのため、正確に調整可能な開き角度を有する高張力鋼からの螺旋体、及び/又は高張力鋼からの平面螺旋体の、特に効率的な、好ましくは中断のない、製造方法を、有利に達成することができる。特に、下流矯正ユニットは、編組ナイフ及び/又は編組ウォームの端部領域に配置され、長手方向要素は、前記端部領域において、且つ/又は端部領域の基端領域において、編組ナイフから出る。「基端領域」は、特に、編組ナイフの出口側端部縁部から、2m、好ましくは1m、好ましくは0.5mの最大間隔を有する点から完全に形成される、領域であると理解されるべきである。矯正ユニットが「下流に」あるとは、特に、矯正ユニットの矯正、特に平面矯正が、編組ナイフ/編組ウォームの組合せの曲げ手順の完了後に実施されることと理解されるべきである。螺旋体の「平面矯正」は、特に、螺旋体の脚部を螺旋体の長手方向に重なるようにすることとして理解されるべきである。
螺旋体の矯正のために、編組ナイフによって曲げられた螺旋体が、螺旋体の長手方向に平行にさらに引き伸ばされ、特に余分に引き伸ばされ、螺旋体の長手方向に平行にさらに圧縮され、特に余分に圧縮され、且つ/又は、螺旋体の長手方向に対して横切って回転し、特に余分に回転することがさらに提案される。そのため、高張力鋼からの螺旋体の螺旋の幾何学的形状の単純且つ/又は正確な設定を有利に達成することができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成されるとともに、平面であり且つ/又は正方形メッシュを実装する螺旋体を、有利に製造することができる。特に、下流矯正ユニットは少なくとも2つの矯正要素を有し、それらは、互いに関して可動であるように取り付けられるとともに、互いに関して螺旋体の部分領域を、引き伸ばし、特に余分に引き伸ばし、圧縮し、特に余分に圧縮し、且つ/又は折り曲げ、特に過剰に折り曲げるように構成されている。この目的で、螺旋体の2つの間隔を空けて配置された部分、たとえば、螺旋体の2つの隣接する脚部又は2つの端部領域は、特に、矯正要素によって堅固に保持され、矯正要素は、その後、互いに向かって反対に移動する。矯正ユニットが、相互に独立して可動である3つ以上の矯正要素を有することが考えられる。
曲げ手順の間、編組ナイフを圧迫するそれぞれの螺旋体が、少なくとも、曲げ領域と曲げ領域に隣接する第1脚部との間の移行領域において、且つ、少なくとも、曲げ領域と曲げ領域に隣接する第2脚部との間のさらなる移行領域において、編組ナイフ上に押圧される場合、螺旋体の少なくとも部分的な矯正、特に平面矯正を有利に可能にすることができる。そのため、高張力鋼からの螺旋体の特に単純且つ/又は正確な矯正を有利に可能にすることができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成される平面螺旋体を有利に製造することができる。別法として又はさらに、脚部全体を編組ナイフの上に押圧することができる。脚部全体は、本明細書では、特に、編組ナイフの断面に対応する編組ナイフの外部の幾何学的形状に対して押圧される。たとえば、編組ナイフが凹状隙間を有する場合、特に、脚部が少なくとも部分的に凹状隙間内に押し込まれるため、このように余分な押圧を達成することができる。編組ナイフの外部の幾何学的形状に応じて、螺旋体のさらなる脚部の幾何学的形状もまた、たとえば、波形脚部、又は膨らんで湾曲している脚部等、編組ナイフに対して脚部を押圧することによりさらに達成することができる。移行領域における螺旋体の押圧は、好ましくは、一種のペンチグリップを用いて螺旋体の移行領域を圧縮する押圧要素を用いて実施される。特に、編組ナイフの回転移動は、前記押圧が実施されるときに中断なしに継続する。別法として、編組ナイフの回転移動は、前記押圧が実施されるとき、一時的に停止する。
さらに、菱形金網用の螺旋体を製造する製造装置が提案され、前記製造装置は、少なくとも編組ナイフを有する編組ナイフアセンブリを有する。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する、特に単純な且つ/又は特に好適な製造装置を有利に達成することができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成される平面螺旋体を有利に製造することができる。編組ナイフは、特に、長尺状の平坦な材料、たとえば、長尺状平鋼として実装される。螺旋体を実装するために、未加工の長手方向要素の未だ曲げられていない部分を絶えず送り込みながら、未加工の長手方向要素が、編組ナイフの周囲にらせん状に巻回される。長手方向要素は、本明細書では、長手方向に沿った図において、反発を除き、編組ナイフの外部形状に実質的に追従する輪郭を呈する。編組ナイフアセンブリが、それぞれ1つの螺旋体を形成するように、2つの長手方向要素を同時に曲げるように考えられることが考えられる。そのため、製造速度を有利にさらに上昇させることができる。
製造装置が、完全に曲げられた、特に膨らんでいる螺旋体の、少なくとも第1脚部の中心点及び/又は少なくとも第2脚部の中心点が、少なくとも実質的に一平面に位置するように、特に平面的に、螺旋体を矯正するように構成されている、矯正ユニットを有することがさらに提案される。製造装置によって好ましくはそれぞれ完全に曲げられた螺旋体の第1脚部及び/又は第2脚部は、少なくとも大部分又は完全に上記平面に位置する。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な製造装置を、有利に達成することができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から作製された平面螺旋体が有利に製造可能である。特に、矯正ユニットは、螺旋体を平面的に矯正するように構成され、螺旋体の隣接する脚部は、矯正ユニットによる矯正なしには、螺旋体の長手方向に対して平行に見た場合、特に明確に特定可能であり且つ特に3°よりも大きい角度だけ、それぞれ互いに回り込む。矯正ユニットは、特に、1つの螺旋体の隣接する脚部の主延在方向が複数の角度にあることを除外するように構成されている。矯正ユニットは、特に、螺旋体の脚部の主延在方向が1つの共通平面に位置するように、1つの螺旋体の隣接する脚部を矯正するように構成されている。
矯正ユニットが、螺旋体を特にその曲げ領域において余分に曲げるように構成されている場合、平面螺旋体を、編組ナイフを使用しながら高張力鋼から有利に製造可能であるようにすることができる。曲げ領域を余分に曲げる矯正ユニットは、螺旋体の長手方向において且つ/又は螺旋体の長手方向に対して垂直に曲げ領域に接続された脚部の少なくとも一部を、互いに向かって曲げるように考えられ、実際の曲げ角度は、特に、完全に曲げられた螺旋体が最後に含む曲げの角度よりも実質的に大きい。
矯正ユニットが、少なくとも部分的に、編組ナイフと一体的に実装されることがさらに提案される。そのため、矯正ユニットの特に有利な実施を達成することができる。この種の矯正ユニットは、特に、有利に低いレベルの複雑性を有する。矯正ユニットの実施に対して、編組ナイフは、特に、螺旋体が、巻回手順の間に編組ナイフを横切って摺動するときすでに、少なくとも部分的に矯正され、特に平面的に矯正されるような、形状である。
矯正ユニットが、少なくとも部分的に、編組ナイフアセンブリの編組ウォームと一体的に実装されることがさらに提案される。そのため、矯正ユニットの特に有利な実施を達成することができる。この種の矯正ユニットは、特に、有利に低いレベルの複雑性を有する。編組ウォームは、特に、螺旋体を曲げる曲げ手順の間、少なくとも、編組ナイフに沿って長手方向要素を誘導するガイドゲートを実装するように構成されている、少なくとも1つのウォームねじ切り部を有する。さらに、編組ウォームが、さらなるガイドゲートを実装するさらなるウォームねじ切り部を有することが考えられ、そのため、編組ナイフアセンブリにおける2つの螺旋体の同時の曲げを有利に可能にすることができる。矯正ユニットの実施に対して、編組ウォーム、特に編組ウォームのウォームねじ切り部は、特に、巻回手順の間に編組ウォームのウォームねじ切り部を通過するときすでに、特に螺旋体の長手方向に沿って、螺旋体、特に螺旋体の曲げ領域が、少なくとも部分的に矯正され、特に引き伸ばされるか又は圧縮されるような、形状である。
矯正ユニットが、少なくとも部分的に、編組ナイフアセンブリの編組ナイフ及び/又は編組ウォームの下流であるように配置されることがさらに提案される。そのため、螺旋体の特に正確な矯正を有利に可能にすることができる。特に、矯正ユニットは、同時に、部分的に編組ナイフと一体的に実装され、部分的に編組ウォームと一体的に実装され、且つ/又は部分的に編組ナイフアセンブリの下流であるように配置され得る。本明細書における「一体的な」は、特に、たとえば、溶接プロセス、接着接合プロセス、成形プロセス、及び/又は当業者には好都合であるとみなされる他の任意のプロセスを用いて、少なくとも材料的に一体的に接続されているものとして、且つ/又は、有利には、たとえば、単一鋳造での製造、及び/又は単一成分若しくは多成分射出成形法での、有利には単一ブランクからの製造による等、一部品で成形されるように、理解されるべきである。2つの要素が「一体的に」実装されているとは、特に、ユニットが、両ユニットの構成部品、特に機能的に関連する構成部品である、少なくとも1つ、特に少なくとも2つ、有利には少なくとも3つの共通要素を有することを意味する。
編組ナイフが、平坦な材料、特に平鉄、平鋼等から実装されることと、編組ナイフが、特に、長手方向軸に沿って延びる編組ナイフの中心の周囲で、その長手方向軸に沿って少なくとも区画ごとに螺旋状にねじれていることとがさらに提案される。そのため、矯正ユニットの特に有利な実施を達成することができる。特に、この種の矯正ユニットは、有利に、低いレベルの複雑性を有する。さらに、そのため、編組ナイフアセンブリを用いる高張力鋼からの平面螺旋体の製造を有利に可能にすることができる。編組ナイフの長手方向軸は、好ましくは、編組ナイフの主延在方向に平行に延びる。「区画ごとに」は、特に、編組ナイフの長手方向軸に沿った、少なくとも、編組ナイフの下位区画上、又は編組ナイフの2つ以上の下位区画上を意味するものである。下位区画は、特に、編組ナイフの長手方向軸の方向における編組ナイフの広がり全体の少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、有利には少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、特に好ましくは最大80%である。編組ナイフが「螺旋状にねじれている」とは、特に、少なくとも互いに対向して配置されている短辺外縁部、及び/又は、互いに対向して配置されている、平坦な材料として実装される編組ナイフの短辺外縁部が、ねじれ領域においてねじ状経路を描き、前記ねじ状経路が、少なくとも実質的に直線状に延びる共通中心の周囲の巻きピッチ及びコイル巻きのおよそ半分だけ、相互にオフセットしている、ということが理解されるべきである。
編組ナイフの螺旋状ねじれ区画が角度αだけねじれており、角度αが、45°よりも大きく、好ましくは90°よりも大きく、好ましくは180°よりも大きく、その結果、高張力鋼から作製された螺旋体を有利に矯正する、特に平面的に矯正することができる場合、螺旋体の曲げ領域の余分な曲げ、特に余分な折り曲げを有利に達成することができる。角度αは、特に、編組ナイフのねじれ領域全体を横切って、編組ナイフの短辺外縁部及び/又は短辺外側部が通過する角度として実現される。
角度αが、式α≧(1-r)×180°に対応し、rが、少なくとも部分的に高張力鋼から実装された螺旋体の材料依存反発係数である場合、螺旋体の特に正確な矯正、特に平面矯正を、有利に可能にすることができる。特に、編組ナイフの形状は、そのため、所定の(材料依存且つ直径依存の)反発係数を有する所定の長手方向要素に有利に適合させることができる。
編組ナイフが複数回ねじれていることがさらに提案される。そのため、特に有効な矯正、特に平面矯正、及び/又は特に強度の余分な曲げを、有利に達成することができる。複数回のねじれは、特に、360°よりも大きい、好ましくは少なくとも720°の角度αに対応する。
編組ナイフが、編組ナイフアセンブリを用いて螺旋体を曲げるときに螺旋体の渦巻状巻きが延在する領域において、少なくとも10°、好ましくは少なくとも20°、有利には少なくとも30°、特に有利には少なくとも40°、好ましくは少なくとも50°、特に好ましくは最大90°だけ、ねじれていることがさらに提案される。そのため、螺旋体の特に有効な余分な曲げ及び/又は特に正確な矯正、特に平面矯正を、有利に達成することができる。螺旋体の渦巻状巻きは、特に、螺旋体が360°だけねじれている螺旋体の領域に対応する。螺旋体の渦巻状巻きは、特に、2つの曲げ領域全体と、1つの第1脚部全体と、1つの第2脚部全体とを含む。
編組ナイフの螺旋状ねじれのピッチが、編組ナイフの長手方向に沿って増大又は低減する場合、漸進的な余分な曲げを有利に可能にすることができる。そのため、生じる応力を有利に最小限にすることができる。
編組ナイフが、断面を有し、その形状が、特に、編組ナイフの短辺外縁部及び/又は短辺外側部において、少なくとも1つの半円を含むことがさらに提案される。編組ナイフの断面の形状は、好ましくは、編組ナイフのさらなる短辺外縁部における且つ/又はさらなる短辺外側部における少なくとも1つのさらなる半円を含む。そのため、特に、特に有利な製造装置を達成することができる。外縁部を丸めることにより、長手方向要素に対する損傷を有利に回避することができる。高張力鋼からの長手方向要素は、特により脆弱であり、この理由で、鋭利な縁部における曲げが長手方向要素の破壊をもたらす可能性がある。破壊のリスクは、提案する設計実施形態により有利に低減する。別法として、編組ナイフの断面は、4つの丸められた縁部、たとえば4つの象限も有することができる。
編組ナイフは、有利には隙間を有し、この隙間は、編組ナイフが断面を有し、その形状が、半円よりも大きい少なくとも1つの部分円を含む場合、隙間の領域において螺旋体を押圧することにより、螺旋体の架橋を可能にする。そのため、螺旋体の矯正は、編組ナイフの上ですでに有利に可能にすることができる。
編組ナイフが断面を有し、その形状が、少なくとも第1、特に長辺の側面において、凸状湾曲部又は凹状湾曲部を有することがさらに提案される。そのため、螺旋体の少なくとも部分的な矯正及び/又は螺旋体の幾何学的形状の設定を、有利に可能にすることができる。特に、凹状湾曲部により、たとえば押圧要素を用いる、螺旋体を編組ナイフに対して押圧することによる、螺旋体の架橋を可能にすることができる。特に、凸状湾曲部により、膨らんで外向きに湾曲している脚部を有する螺旋体を製造することができる。編組ナイフは、特に、両方の、特に長辺の側面に、凸状湾曲部を有し、又は、両方の、特に長辺の側面に、凹状湾曲部を有することができる。しかしながら、特に長辺の側面が凸状湾曲部を有し、さらなる、特に長辺の側面が、凹状湾曲部を有することも考えられる。特に長辺の側面は、特に、螺旋体の脚部が曲げ手順において延在する編組ナイフの面として具現化される。
編組ナイフの断面の形状が、少なくとも、第1側面とは反対側の第2側面において、凸状湾曲部又は凹状湾曲部を有することがさらに提案される。そのため、少なくとも部分的な螺旋体の矯正及び/又は螺旋体の幾何学的形状の設定を有利に可能にすることができる。
編組ナイフの凸状湾曲部の外向き湾曲の程度、又は編組ナイフの内向き湾曲の程度を設定及び/又は調整することができる場合、完全に曲げられた螺旋体の幾何学的形状を有利に設定することができ、且つ/又は、たとえば、長手方向要素の反発係数、引張強度又は直径の関数として、編組ナイフの形状を、所定のタイプの長手方向要素に適合させることができる。湾曲部を設定する編組ナイフは、たとえば、可動表面要素を有することができる。別法として又はさらに、編組ナイフは、交換可能な表面要素の組立及び/又は分解を可能にする締結装置を有することができる。
さらに、特に本明細書では編組ナイフ及び/又は編組ウォームに対する損傷又は摩耗の増大をもたらすことなく、編組ナイフアセンブリの編組ナイフ及び/又は編組ウォームが、600HV10を超えるビッカーズ硬度を有する材料から少なくとも大部分実装される場合、特に高い硬度及び/又は特に高い引張強度を有する材料からの長手方向要素の加工を有利に可能にすることができる。
製造装置が編組ウォームを備え、編組ウォームが、編組ナイフにより且つ編組ウォームにより完全に曲げられた螺旋体の曲げ領域の開き角度の半分よりも小さい巻きピッチ角を有する、ウォームねじ切り部を有することがさらに提案される。そのため、高張力鋼からの螺旋体のメッシュ形状の正確な設定を有利に可能にすることができる。特に、そのため、螺旋体の長手方向において、螺旋体を余分に曲げる、特に余分に圧縮することができる。
編組ウォームのウォームねじ切り部のピッチが、編組ナイフにより且つ編組ウォームにより完全に曲げられた螺旋体の曲げ領域の開き角度の半分の0.9倍未満、好ましくは0.8倍未満である場合、螺旋体の主延在平面に対して垂直な図において、特に端点の角度の、高張力鋼からの螺旋体のメッシュ形状の正確な設定を、有利に可能にすることができる。
さらに、編組ウォームが、可変巻きピッチ角を有するウォームねじ切り部を有する場合、漸進的な余分な曲げを特に有利に可能にすることができる。そのため、生じる応力を有利に最小限にすることができる。
矯正ユニットが、少なくとも、前記螺旋体を、螺旋体を編組ナイフに対して押圧することにより、特に平面的に、少なくとも部分的に矯正するように構成されている、押圧装置を有することがさらに提案される。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な製造装置を、有利に達成することができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成される平面螺旋体を有利に製造することができる。処理装置は、特に、螺旋体を編組ナイフに対して平面的に又は点状に押圧するように構成されている。
押圧装置が、編組ナイフの外部形状に、特に、螺旋形状に且つ/又は編組ナイフの凹状及び/又は凸状湾曲形状に適合される、少なくとも1つの押圧要素を有する場合、特に効率的な矯正手順を有利に達成することができる。特に、押圧要素は、少なくとも編組ナイフに対して螺旋体を押圧するように構成された接触領域において、少なくとも区画ごとに、編組ナイフの外部形状に少なくとも実質的に相補的である外部形状を有する。押圧要素が、少なくとも区画ごとに、編組ナイフの長手方向軸に沿って、後続の長手方向要素とともに、特に、後続の長手方向要素と同時に作動するように、結合して移動することが考えられる。
押圧装置が、螺旋体の曲げ領域と曲げ領域に隣接する螺旋体の少なくとも1つの脚部との間に位置する、螺旋体の少なくとも1つの移行領域において、好ましくは螺旋体の少なくとも2つの移行領域において、編組ナイフ上に巻回された螺旋体を編組ナイフに対して、特に点状に押圧するように構成されている、少なくとも1つの押圧要素を有することがさらに提案される。そのため、特に有利な網特性を有する菱形金網の螺旋体を製造する特に好適な製造装置を、有利に達成することができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成される平面螺旋体を有利に製造することができる。
特に、押圧のために編組ナイフの回転移動の中断を可能な限り短く維持することができ、又は、編組ナイフの回転移動の中断を好ましくはなくすことができるため、少なくとも押圧要素が、移動可能に取り付けられ、少なくとも区画ごとに、編組ナイフの少なくとも1回の回転移動に追従するように構成されている場合、特に有効な矯正手順を有利に達成することができる。
下流に配置されている矯正ユニットの部分が、編組ナイフの長手方向軸に少なくとも実質的に平行に延びる方向において、少なくとも2つの相互に逆回転可能な矯正要素、及び/又は、互いに反対に、長手方向に変位可能である少なくとも2つの矯正要素を有し、前記矯正要素が、螺旋体を、特に平面的に矯正するように構成されていることがさらに提案される。そのため、高張力鋼からの螺旋体の螺旋の幾何学的形状の正確な設定を有利に可能にすることができる。そのため、編組ナイフアセンブリを用いて、高張力鋼から構成される平面螺旋体を有利に製造することができる。矯正要素は、特に、矯正すべき螺旋体を堅固に保持し、その後、反対方向の回転及び/又は反対方向の長手方向変位により前記螺旋体を矯正するように構成されている。矯正ユニットは、特に、反対方向の回転及び/又は反対方向の矯正要素の長手方向変位を発生させるように構成されているさらなる駆動ユニットを有する。製造装置は、特に、少なくとも、駆動ユニットによって且つ/又はさらなる駆動ユニットによって発生する移動を制御するように構成されている、制御及び/又は調節ユニットを有する。「制御及び/又は調節ユニット」は、特に、少なくとも1つの電子制御システムを有するユニットであるように理解されるべきである。「電子制御システム」は、特に、プロセッサユニットを有し、記憶ユニットとともに記憶ユニットに格納された動作プログラムを有するユニットであるように理解されるべきである。特に、逆回転可能な矯正要素は、編組ナイフの長手方向軸に平行であるように延びる軸を中心に回転可能である。
高張力鋼から実装される螺旋体の曲げ領域の角度は、螺旋体の主延在平面に対して垂直な図において、矯正要素、特に、長手方向に変位可能な矯正要素が、螺旋体の長手方向において特に堅固に巻回された螺旋体の少なくとも部分領域を引き離すように構成されている場合、有利に正確に設定することができる。矯正要素は、特に、螺旋体の反発時、想定された角度、特に90°の開き角度が確立されるほどに、螺旋体の部分領域を引き離すように構成されている。矯正要素は、好ましくは、螺旋体全体を引き離すように構成されている。
さらに、矯正要素、特に回転可能な矯正要素が、螺旋体の中心長手方向軸を中心とする2つの隣接する矯正要素の逆回転により、特に回転方向に歪んだ螺旋体の少なくとも部分領域を余分に曲げるように構成されている場合、高張力鋼から実装された螺旋体を、有利に矯正する、特に平面的に矯正することができる。「回転方向に歪んだ」螺旋体は、特に、第1脚部の中心点が1つの共通平面上に位置していないか、又は、第2脚部の中心点が1つの共通平面上に位置していない螺旋体を意味する。
さらに、菱形金網装置、特に菱形金網、好ましくは安全菱形金網であって、特に互いに回り込む複数の相互接続された螺旋体を備え、そのうちの少なくとも1つの螺旋体が、少なくとも1つの長手方向要素、特に、少なくとも部分的に高張力鋼から実装される少なくとも1本のワイヤを用いて、単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド及びワイヤロープのうち少なくとも1つから製造され、少なくとも1つの第1脚部、少なくとも1つの第2脚部とともに、第1脚部と第2脚部とを相互接続する少なくとも1つの曲げ領域を備え、接続された螺旋体が、螺旋体の主延在平面に対して垂直な正面図において、少なくとも実質的に正方形のメッシュ形状を実現し、相互接続された螺旋体の脚部が、螺旋体の主延在平面に平行な横断方向の図において、膨らんで特に外向きに湾曲している、菱形金網装置が提案される。そのため、特に、菱形金網によるエネルギーの吸収に関して且つ/又は菱形金網の伸長特性に関して、特に有利な網特性を有する菱形金網を達成することができる。特に、正方形メッシュ形状により、菱形金網が、伸長の少なくとも2つの好ましい方向を有することを達成することができる。特に、鉱山における山跳ねの場合、すべての方向において円形に作用する可能性がある力が生じる。この種の力は、特に、たとえば菱形メッシュを有するメッシュ網よりも、正方形メッシュ網によってより十分に吸収することができる。さらに、菱形金網のエネルギー吸収能力は、特に、螺旋体の脚部の膨らみ湾曲部との組合せにより、さらに向上させることができる。脚部の膨らんだ形状のため、エネルギーのさらなる吸収のために、高張力鋼のばね特性を有利に利用することができる。衝撃時に、菱形金網内に導入されるエネルギーの少なくとも一部は、特に、螺旋体の塑性変形が生じる前に、脚部の膨らんだ形状の特に弾性のたわみによって有利に吸収することができる。脚部の膨らんだ形状は、さらに、菱形金網にさらに向上する伸長特性を有利に与える。特に、菱形金網のあり得る最大弾性伸長が有利に増大する。脚部が「膨らんで湾曲」しているとは、特に、脚部が、少なくとも脚部の中心点の周囲の中心領域において、湾曲している、好ましくは右に向かって湾曲していることと理解されるべきである。
相互接続された螺旋体の脚部の膨らみ湾曲部が、横断方向の図において、特に、脚部の中心点の周囲の中心領域において、最大50cm、好ましくは最大30cm、有利には最大17cm、特に有利には最大15cm、好ましくは最大10cm、特に好ましくは最大5cmの特に最大の曲率半径を有する場合、特に有益な伸長特性及び/又は特に有益なエネルギー吸収特性を有利に達成することができる。
さらに、相互接続された螺旋体の脚部の膨らみ湾曲部が、横断方向の図において、特に、脚部の中心点の周囲の中心領域において、少なくとも3cm、好ましくは少なくとも5cm、有利には少なくとも7cm、特に有利には少なくとも10cm、好ましくは少なくとも13cm、特に好ましくは最大15cmの特に最大の曲率半径を有する場合、特に有益な伸長特性及び/又は特に有益なエネルギー吸収特性並びに同時に十分な安定性を有利に達成することができる。
さらに、正方形メッシュ形状が、少なくとも3cm、好ましくは少なくとも5cm、好ましくは少なくとも7cmのエッジ長を有する場合、比較的小さい衝撃体に対してもメッシュ網の有益な保持特性を有利に達成することができる。さらに、この種のメッシュ幅は、市販のロックアンカを使用して特に単純な組立を有利に可能にする。
正方形メッシュ形状が、最大20cm、好ましくは最大15cm、好ましくは最大10cmのエッジ長を有する場合、メッシュ網の有益な保持特性、すなわち、多数回の適用の十分な信頼性と同時に理想的に低い菱形金網重量とを有利に達成することができる。
螺旋体が、曲げ領域において、特に、菱形金網の主延在方向に平行な且つ螺旋体の長手方向に沿った図において、180°未満、特に179°未満、好ましくは178°未満、好ましくは175°未満の曲げ角度だけ曲げられている場合、ばね移動が増大した菱形金網を有利に達成することができ、そのため、エネルギー吸収特性の有利な向上及び/又は伸長特性の有利な向上を達成することができる。
さらに、螺旋体が、曲げ領域において、145°よりも大きい、好ましくは155°よりも大きい、好ましくは170°よりも大きい、特に好ましくは174°よりも大きい曲げ角度だけ曲げられている場合、菱形金網の十分に高い安定性と、同時に、有利なエネルギー吸収特性及び/又は伸長特性とを、有利に達成することができる。
複数の螺旋体のうちの少なくとも1つの螺旋体の膨らみ湾曲部の曲率半径が、複数の螺旋体のうちの少なくとも1つのさらなる螺旋体に対して実質的に変化することがさらに提案される。そのため、たとえば、菱形金網に張力がかけられたとき、張力の大部分が比較的小さい曲率半径を有する螺旋体により最初に吸収され、かけられた張力が増大した場合にのみ、比較的大きい曲率半径を有するさらなる螺旋体に等しく応力がかけられるという点で、複数の段階でのエネルギーの吸収、たとえば、菱形金網内の2つの異なる螺旋体の種類の場合のエネルギーの2段階吸収を有利に達成することができる。そのため、特に、有利な応力特性を有する菱形金網を達成することができる。
高張力鋼ワイヤから構成された長手方向要素が、少なくとも2mm、好ましくは少なくとも3mm、有利には少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、特に好ましくは最大6mmの直径を有することがさらに提案される。そのため、特に、抵抗力対重量比に関して、特に有利な特性を有する菱形金網を、有利に得ることができる。長手方向要素は、特に有利に、4.6mmの直径を有する。実験により、この直径の長手方向要素から、特に有利な重量対面積比を有する菱形金網を製造することができ、前記菱形金網は、前記菱形金網の重量対面積比が、通常地下鉱山で使用される機械により操作及び設置するのに特に好適であるため、地下鉱山における使用に特に好適であることが実証された。さらに、この直径の長手方向要素を有する菱形金網は、地下鉱山において典型的に生じる落石事象の大部分に関して特に強力な防護と、同時に、理想的に低い面積重量とを提供する。
曲げ領域によって相互接続されている螺旋体の2つの膨らみ湾曲した脚部の平均最大垂直間隔が、特に螺旋体の長手方向に沿って見た場合、螺旋体の長手方向要素、特に螺旋体の直径の少なくとも4倍、好ましくは少なくとも6倍、好ましくは少なくとも10倍、特に好ましくは最大20倍であることがさらに提案される。そのため、エネルギー吸収に関して且つ/又は伸長能力に関して有利な特性を有する、3次元マットレス型構造を有利に達成することができる。
特に、螺旋体の長手方向に沿って見た場合、曲げ領域によって相互接続されている螺旋体の2つの膨らみ湾曲した脚部の最大垂直間隔が、特に螺旋体の長手方向に沿って見た場合に、曲げ領域の外側に且つ移行領域の外側に配置されるとともに、膨らんで湾曲しており且つ曲げ領域によって相互接続されている、螺旋体の2つの脚部の間隔の、少なくとも1.02倍、好ましくは少なくとも1.03倍、好ましくは少なくとも1.05倍、特に好ましくは少なくとも1.15倍の最小の、特に垂直の間隔であることがさらに考えられる。
接続された螺旋体によって実装されるとともに、平面上で完全に広げられているメッシュ網が、少なくとも2×D、好ましくは5×Dの起伏Wを有し、メッシュ網の螺旋体の横断方向の図におけるパラメータDが、曲げ領域によって相互接続されているメッシュ網の螺旋体の2つの脚部の平均最大垂直間隔に対応することがさらに提案される。そのため、エネルギー吸収能力のさらなる向上及び/又は伸長能力のさらなる向上を、有利に得ることができる。
採掘、斜面安定、落石及び/又は雪崩防護等において岩石を捕捉及び/又は保持する菱形金網の使用、及び/又は、たとえばモータスポーツにおいて若しくはテロ対策のために車両を捕捉する、菱形金網装置の使用がさらに提案される。そのため、特に、エネルギー吸収特性及び/又は伸長特性の向上により、高度な安全性を有利に達成することができる。
圧入式にナットを固定する、菱形金網装置の使用がさらに提案される。そのため、複雑性の低い有利なねじ安全装置を特に達成することができる。この目的で、高張力鋼の反発特性は、特に、菱形金網の3次元の、エネルギーを吸収する幾何学的形状と、有意義に且つ意外な方法で結合される。菱形金網は、特に、ナットの張力方向に対して反対方向にナットを付勢するように構成され、前記ナットは、菱形金網の主延在平面に対して垂直な方向に固定され、したがって、特に、皿ばねの機能に匹敵するように、ナットの圧入固定を達成する。
螺旋体を製造する本発明による方法、螺旋体を製造する本発明による製造装置、本発明による菱形金網装置、及び/又は本明細書における菱形金網装置の本発明による使用は、上述した適用及び実施形態に限定されるべきではない。特に、本明細書に記載した機能モードを満たす、螺旋体を製造する本発明による方法、螺旋体を製造する本発明による製造装置、本発明による菱形金網装置、及び/又は菱形金網装置の本発明による使用は、本明細書に言及する数から逸脱する数の個々の要素、構成要素及びユニットを有することができる。
さらなる利点は、以下の図面の説明から導出される。図面には、本発明の7つの例示的な実施形態を示す。図面、明細書及び特許請求の範囲は、多数の特徴を組み合わせて含む。当業者はまた、好都合にそれらの特徴を個別に考慮するとともに前記特徴を組み合わせて、意味のあるさらなる組合せを形成するであろう。
菱形金網の一部の概略正面図を示す。 菱形金網の2つの相互接続された螺旋体の一部の概略正面図を示す。 螺旋体の長手方向に沿った螺旋体の概略図を示す。 菱形金網の主延在平面に平行であり且つ螺旋体の長手方向に対して垂直である方向から見た、螺旋体の一部の概略図を示す。 菱形金網の主延在平面に平行であり且つ菱形金網の螺旋体の長手方向に対して垂直である方向から見た、菱形金網の一部の概略図を示す。 形態適合式にナットを固定する菱形金網の使用の概略図を示す。 螺旋体を製造する製造装置の概略図を示す。 螺旋体を製造する代替的な製造装置の一部の概略図を示す。 製造装置の編組ナイフの概略側面図を示す。 編組ナイフの概略平面図を示す。 余分曲げ角度の概略図を示す。 編組ナイフの非ねじれ位置における編組ナイフの概略垂直断面を示す。 編組ナイフ及び製造装置の矯正ユニットの一部の概略垂直断面を示す。 矯正ユニットのさらなる部分の概略図を示す。 菱形金網の螺旋体を製造する方法のシーケンス図を示す。 矯正されていない、特に平面的に矯正されていない螺旋体を例示的に示す。 代替的な菱形金網の概略図を示す。 代替的な編組ナイフアセンブリを有する代替的な製造装置の概略図を示す。 さらなる代替的な編組ナイフアセンブリを有するさらなる代替的な製造装置の概略図を示す。 第2のさらなる代替的な編組ナイフアセンブリを有する第2のさらなる代替的な製造装置の概略図を示す。 第3のさらなる代替的な編組ナイフアセンブリを有する第3のさらなる代替的な製造装置の概略図を示す。 代替的な矯正ユニットを有する第4の代替的な製造装置の一部の概略図を示す。
図1は、菱形金網装置の一部を示す。菱形金網装置は、菱形金網12aを実装する。菱形金網12aは、採掘、斜面安定、落石及び/又は雪崩防護等において岩石を捕捉及び/又は保持する、且つ/又は、たとえばモータスポーツにおいて若しくはテロ対策のために車両を捕捉する、捕捉及び/又は保持網として使用されるように構成されている、安全菱形金網を実装する。
菱形金網装置は、少なくとも1つの螺旋体10aを備える。菱形金網装置は、少なくとも1つのさらなる螺旋体102aを備える。螺旋体10a及びさらなる螺旋体102aは、本事例では、実質的に相互に同一であるように実装される。別法として、螺旋体10a、102aの少なくとも一部は、菱形金網12aの螺旋体10a、102aの平衡とは異なるように実装することができる(図13も参照)。菱形金網12aは、複数の相互接続された螺旋体10a、102aを備える。隣接する螺旋体10a、102aは、互いに回り込むことによって相互接続される。
図2は、菱形金網12aの一部を概略正面図で示す。螺旋体10a、102aは、それぞれ、少なくとも1本のワイヤ30aを有する長手方向要素14aから製造される。長手方向要素14aは、本事例では、単一ワイヤとして具現化されている。ワイヤ30aは、本事例では、長手方向要素14aを形成する。長手方向要素14aは、螺旋体10aを形成するように曲げられる。螺旋体10a、102aは、一部品実施で具現化されている。螺旋体10a、102aは、単一ワイヤ片から製造される。長手方向要素14aが、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ等として実装されることも考えられる。ワイヤ30aは、本事例では、高張力鋼から完全に実装される。図示する例示的な実施形態において高張力鋼から実装されるワイヤ30aは、1770N/mmの引張強度を有する。長手方向要素14a、特にワイヤ30aは、図示する例示的な実施形態では、4.6mmの直径104aを有する。別法として、ワイヤ30aが、たとえば、1mm未満、又はおよそ1mm、又はおよそ2mm、又はおよそ4mm、又はおよそ5mm、又はおよそ6mm、又はさらにより大きい直径104a等、別の直径104aを有することが考えられる。
螺旋体10a、102aは、第1脚部16aを有する。螺旋体10a、102aは、第2脚部18aを有する。螺旋体10a、102aは、第1脚部16aと第2脚部18aとを接続する曲げ領域20aを有する。螺旋体10a、102aは、図示する事例では、多数の第1脚部16a、多数の第2脚部18aとともに、多数の曲げ領域20aを有し、明確にするために、それらのすべてには参照番号が設けられていない。さらに、第1脚部16aは、少なくとも実質的に相互に同一であるように実装される。さらに、第2脚部18aは、少なくとも実質的に相互に同一であるように実装される。さらに、曲げ領域20aは、少なくとも実質的に相互に同一であるように実装される。したがって、第1脚部16a、第2脚部18a及び曲げ領域20aについて、以下、例としてより詳細に説明する。当然ながら、菱形金網12aが、異なる第1脚部16a及び/又は異なる第2脚部18a及び/又は異なる曲げ領域20aを有することが考えられる。
螺旋体10a、102aは移行領域42aを有する。移行領域42aは、螺旋体10a、102aの曲げ領域20aと曲げ領域20aに隣接する螺旋体10a、102aの少なくとも1つの第1脚部16aとの間に位置する領域によって形成される。螺旋体10a、102aは、第2移行領域44aを有する。第2移行領域44aは、螺旋体10a、102aの曲げ領域20aと曲げ領域20aに隣接する螺旋体10a、102aの少なくとも1つの第2脚部18aとの間に位置する領域によって形成される。
螺旋体10a、102aは、長手方向34aを有する。長手方向34aは、螺旋体10a、102aの主延在方向に対応する。第1脚部16aは、螺旋体10a、102aの主延在平面に対して垂直な正面図において、螺旋体10a、102aの長手方向34aに対してピッチ角112aで延びる。ピッチ角112aはおよそ45°である。正面図は、特に、正面方向114a(図3aを参照)における図である。接続された螺旋体10a、102aは、螺旋体10a、102aの主延在平面に対して垂直な正面図において、メッシュ116aを実装する。メッシュ116aは、少なくとも実質的に正方形のメッシュ形状32aを有する。正方形メッシュ形状32aのメッシュ116aは、その角部において、それぞれ、4つの実質的に直角の角度を有する。正方形メッシュ形状32aのメッシュ116aの境界を定める脚部16a、18aは、長さが実質的に等しい。正方形メッシュ形状32aは、図示する事例では、5cmのエッジ長98aを有する。エッジ長98aは、第1脚部16aの長さに対応する。メッシュ長98aは、第2脚部18aの長さに対応する。別法として、正方形メッシュ形状32aが、たとえば、3cm、4cm、6cm、7cm、10cm又は10cmを超える別のエッジ長98aを有することが考えられる。
図3は、螺旋体10a、102aの長手方向34aに沿った図において、第1脚部16a、第2脚部18aとともに曲げ領域20aをそれぞれ含む、菱形金網12aの螺旋体10a、102aの一部を示す。菱形金網12aの螺旋体10a、102aは、前記螺旋体10a、102aのそれぞれの曲げ領域20aにおいて互いに接触する。相互接続された螺旋体10a、102aの第1脚部16aは、螺旋体10a、102aの主延在平面に平行な横断方向の図において、膨らんで湾曲している。第1脚部16aは、第1膨らみ湾曲部94aを有する。相互接続された螺旋体10a、102aの第2脚部18aは、螺旋体10a、102aの主延在平面に平行な横断方向の図において、膨らんで湾曲している。第2脚部18aは、第2膨らみ湾曲部118aを有する。脚部16a、18aは、菱形金網12aの主延在平面から外向きに湾曲している。螺旋体10aの第1脚部16aは、螺旋体10aの長手方向34aに対して垂直であり且つ菱形金網12aの主延在平面に対して垂直である方向において、湾曲している。螺旋体10aの第2脚部18aは、螺旋体10aの長手方向34aに対して垂直であり且つ菱形金網12aの主延在平面に対して垂直である方向において、湾曲している。脚部16a、18aの膨らみ湾曲部94a、118aは、互いから離れる方向に、特に反対方向に向いている。螺旋体10a、102aは、螺旋体10a、102aの長手方向34aに沿って見た場合、少なくとも実質的に楕円形の形状を有する。脚部16a、18aの膨らみ湾曲部94a、118aは、相互に対向して位置合せされることを除き、実質的に相互に同一であるように実装される。横断方向の図は、特に、螺旋体10a、102aの長手方向34aに沿った図である。
第1脚部16aは中心点26aを有する。第1脚部16aの中心点26aは、第1脚部16aの広がり全体の中心において、螺旋体10aの2つの隣接する曲げ領域20aの間に配置される。第1脚部16aの膨らみ湾曲部94aは、横断方向の図において、第1脚部16aの中心点26aの周囲の中心領域において17cm未満の曲率半径96aを有する。第1脚部16aの膨らみ湾曲部94aは、横断方向の図において、第1脚部16aの中心点26aの周囲の中心領域において図示する事例では15cmの曲率半径96aを有する。別法として、第1脚部16aの膨らみ湾曲部94aは、17cmを超える曲率半径96aも有することができる。第1脚部16aの中心点26aの周囲の中心領域は、中心点26aから始まって、第1脚部16aの両方向において、第1脚部16aの広がり全体の50%を横切って均一に延在する。第2脚部18aは中心点28aを有する。第2脚部18aの中心点28aは、第2脚部18aの広がり全体の中心において、螺旋体10aの2つの隣接する曲げ領域20aの間に配置される。第2脚部18aの膨らみ湾曲部118aは、横断方向の図において、第2脚部18aの中心点28aの周囲の中心領域において17cm未満の曲率半径120aを有する。第2脚部18aの膨らみ湾曲部118aは、横断方向の図において、第2脚部18aの中心点28aの周囲の中心領域において図示する事例では15cmの曲率半径120aを有する。別法として、第2脚部18aの膨らみ湾曲部118aは、17cmを超える曲率半径120aも有することができる。第2脚部18aの中心点28aの周囲の中心領域は、中心点28aから始まって、第2脚部18aの両方向において、第2脚部18aの広がり全体の50%を横切って均一に延在する。
螺旋体10a、102aは、曲げ領域20aにおいて、180°未満の曲げ角度100aで曲げられている。螺旋体10a、102aは、曲げ領域20aにおいて、145°を超える曲げ角度100aで曲げられている。螺旋体10a、102aは、曲げ領域20aにおいて、およそ175°の曲げ角度100aで曲げられている。曲げ領域20aによって相互接続され且つ膨らんで湾曲している、脚部16a、18aの2つの中心点26a、28aは、横断方向の図では、最大垂直間隔106aを実現する。曲げ領域20aによって相互接続され且つ膨らんで湾曲している、螺旋体10aの脚部16a、18aの最大垂直間隔106aの平均値は、螺旋体10a、102aの長手方向要素14aの直径104aの少なくとも4倍であり且つ最大で20倍である。平均最大垂直間隔106aは、図示する事例では、螺旋体10aの直径104aの4倍である。
図4は、菱形金網12aの主延在平面に平行であり且つ螺旋体10aの長手方向34aに対して垂直である方向から見た、螺旋体10aの一部の概略図を示す。螺旋体10aの曲げ領域20aは、S字形状122aを有する。膨らみ湾曲部94a、118aもまたこの視点から容易に見ることができる。膨らみ湾曲部94a、118aには、特に、図4において矢印によって示す、正面方向114aにおいて又は正面方向114aとは反対の方向において、菱形金網12aに作用する力がかかる場合、ばね容量を増大させるという効果がある。
図5は、菱形金網12aの主延在平面に平行であり且つ螺旋体10aの長手方向34aに対して垂直な方向から見た、菱形金網12aの一部の概略図を示す。菱形金網12aは、平面108a上で完全に広げられる。平面108a上で完全に広げられる菱形金網12aは、2×Dを超える起伏Wを有する。本明細書におけるパラメータDは、平均最大垂直間隔106aに対応する。
図6は、菱形金網装置の、特に菱形金網12aの、ナット110aを圧入式に固定する使用の概略図を示す。菱形金網12aは、表面108aを圧迫する。表面108aを形成する硬い地面に、たとえば穿孔により、地盤アンカ124aが打ち込まれる。地盤アンカ124aは、ねじ山126aを有するねじ棒として具現化される。地盤アンカ124aは、菱形金網12aを通過して誘導される。表面108aに対して菱形金網12aを締結するナット110aは、地盤アンカ124a上にねじ込まれる。ナット110a又はナット110aの平ワッシャ180aは、菱形金網12aのメッシュ116aよりも大きい直径を有する。菱形金網12aを締結するために、菱形金網12aは、表面108aとナット110aとの間に押し込まれる。菱形金網12aは、螺旋体10a、102aの脚部16a、18aの膨らみ湾曲部94a、118aにより、ばね容量が与えられる。膨らみ湾曲部94a、118aは、ナット110aが地盤アンカ124a上にねじ込まれるため、弾性変形し、すなわち、湾曲方向に反して曲がる。そのため、ナット110aは、菱形金網12aにより、表面108aから離れる方向に押され、そのため、ナット110aと地盤アンカ124aのねじ山126aとの間の圧入が確立される。
図7aは、螺旋体10a、102aを製造する製造装置46aの概略図を示す。製造装置46aは、編組ナイフアセンブリ24aを有する。編組ナイフアセンブリ24aは、編組ナイフ22aを備える。編組ナイフ22aは、最初は曲げられていない長手方向要素14aを巻回するように構成されている。編組ナイフアセンブリ24aは編組ウォーム38aを有する。編組ウォーム38aは、編組ナイフ22a上の巻回される長手方向要素14aを誘導するように構成されている。編組ウォーム38aは、大部分、600HV10を超えるビッカーズ硬度を有する材料から実装される。編組ウォーム38aは、少なくとも1つのウォームねじ切り部64aを備え、そこに沿って、編組ナイフ22a上に巻回される長手方向要素14aが誘導される。ウォームねじ切り部64aは、複数の巻きを含む。編組ウォーム38aは、図7aに示す例示的な実施形態では、単一のウォームねじ切り部64aを有する。別法として、編組ウォーム38’aは、製造容量が増大するように第2ウォームねじ切り部64’aを有することができる(図7bを参照)。
編組ナイフアセンブリ24aは、保持ユニット82aを備える。保持ユニット82aは、編組ウォーム38aを回転しないように固定して取り付けるように構成されている。別法として、保持ユニット82aが、編組ウォーム38aの回転を、特に、編組ナイフ22aの回転方向とは反対の回転方向において、可能にし且つ/又は発生させることができることが考えられる。保持ユニット82aは、編組ウォーム保持要素128aを有する。編組ウォーム保持要素128aは、少なくとも1つの編組ウォーム38aを、解除可能に且つ位置的に固定して取り付けるように構成されている。編組ナイフアセンブリ24aが、一列に配置された複数の編組ウォーム38aを備えることが考えられる。保持ユニット82aは、編組ナイフ保持要素130aを有する。編組ナイフ保持要素130aは、編組ナイフ22aを取り付け且つ/又は誘導するように構成されている。編組ナイフ保持要素130aは、好ましくは丸い開口部132aを備え、編組ナイフ22aは前記開口部132a内で誘導される。編組ナイフ保持要素130aは、編組ナイフ22aの編組方向134aにおいて、長手方向要素14aの編組ナイフ22aへの送込みに先立つように配置されている。編組ナイフアセンブリ24aは、駆動ユニット84aを備える。駆動ユニット84aは、編組ナイフ22aの回転移動を発生させるように構成されている。製造装置46aは、制御及び/又は調節ユニット80aを有する。制御及び/又は調節ユニット80aは、駆動ユニット84aを制御するように構成されている。編組ナイフ22aは、編組ウォーム38a内に配置されている。編組ナイフ22aは、編組ウォーム38a内で回転するように構成されている。編組ナイフアセンブリ24aは、長手方向要素送込み装置136aを有する。長手方向要素送込み装置136aは、未だ曲げられてない長手方向要素14aを編組ナイフ22aに対して位置合せするとともに、前記長手方向要素14aを編組ナイフ22aに送り込むように構成されている。
製造装置46aは、矯正ユニット40aを有する。矯正ユニット40aは、完全に曲げられた螺旋体10a、102aの第1脚部16aの少なくとも中心点26aが1つの共通平面に位置するように、螺旋体10a、102aを矯正するように構成されている。矯正ユニット40aは、完全に曲げられた螺旋体10a、102aの第2脚部18aの少なくとも中心点28aが1つの共通平面に位置するように、螺旋体10a、102aを矯正するように構成されている。上記共通平面及びさらなる共通平面には、好ましくは、相互の交差線がない。矯正ユニット40aの部分152aが、編組ナイフ22aの領域に配置され、矯正ユニット40aのさらなる部分142aが、編組ナイフ22a及び編組ウォーム38aの下流、特に編組ナイフアセンブリ24a全体の下流であるように配置されている。矯正ユニット40aは、螺旋体10a、102aを、その曲げ領域20aにおいて余分に曲げるように構成されている。矯正ユニット40aは、曲げ手順において螺旋体10a、102aの反発を補償するように構成されている。矯正ユニット40aは、螺旋体10a、102aの所望の幾何学的形状、たとえば、正方形メッシュ形状32a、及び/又は螺旋体10a、102aの所望の角度、たとえば、ピッチ角112a、角度α、曲げ領域20aの開き角度68a、又は曲げ領域20aの曲げ角度100aを設定するように構成されている。
矯正ユニット40aは、部分的に、編組ウォーム38aと一体的に実装されている。編組ウォーム38aは、巻きピッチ角66aを有する。矯正ユニット40aを部分的に実装する編組ウォーム38aの巻きピッチ角66aは、編組ナイフ22aにより且つ編組ウォーム38aにより完全に曲げられた螺旋体10a、102aの曲げ領域20aの開き角度68aの半分よりも小さい。そのため、螺旋体10a、102aは、長手方向34aにおいて余分に曲げられる。編組ウォーム38aのウォームねじ切り部64aのピッチ70aは、図示する事例では、編組ナイフ22aにより且つ編組ウォーム38aにより完全に曲げられた螺旋体10a、102aの曲げ領域20aの開き角度68aの半分の0.9倍未満である。ウォームねじ切り部64aのピッチ70aは、巻きピッチ角66aに対応する。
図8aは、編組ナイフ22aの概略図を示す。図示する編組ナイフ22aの上に、ワイヤ30aが巻回されている。編組ナイフ22aは、平坦な材料から実装される。編組ナイフ22aは、平鋼として実現される。編組ナイフ22aは、一体的に実装される。編組ナイフ22aは、600HV10を超えるビッカーズ硬度を有する材料から実装される。編組ナイフ22aは長手方向軸48aを有する。編組ナイフ22aは、編組動作において、長手方向軸48aを中心に回転するように構成されている。編組ナイフ22aは区画138aを有し、そこに沿って、編組ナイフ22aは、編組ナイフ22aの長手方向軸48aに沿って螺旋状にねじれている。編組ナイフ22aの螺旋状にねじれた区画138aは、角度αだけねじれている。角度αは45°よりも大きい。角度αは、図示する例示的な実施形態では、60°である(図8bを参照)。本明細書において角度αは、式α≧(1-r)×180°に対応することができ、式中、rは、高張力鋼から実装される螺旋体10a、102aの反発係数である。編組ナイフ22aは、螺旋体10a、102aを曲げるときに螺旋体10a、102aの渦巻状巻き140aが延在する領域50aにおいて、少なくとも10°だけねじれている。螺旋体10a、102aの「渦巻状巻き」140aは、螺旋体10a、102aの完全な360°の巻きとして理解されるべきである。
矯正ユニット40aは、部分的に、編組ナイフ22aと一体的に実装される。編組ナイフ22aのねじれ区画138aは、螺旋体10a、102a、特に、螺旋体10a、102aの曲げ角度100aを矯正するように構成されている。編組ナイフ22aのねじれ区画138aは、螺旋体10a、102a、特に螺旋体10a、102aの曲げ角度100aを、余分に曲げるように構成されている。編組ナイフ22aは、特に、余分曲げ角度36a(図8cを参照)だけ、螺旋体10a、102aを余分に曲げるように構成されている。編組ナイフ22aによって発生する余分曲げ角度36aは、特に、螺旋体10a、102aを曲げるときに螺旋体10a、102aの渦巻状巻き140aが延在する領域50aの半分において、編組ナイフ22aがねじれている角度に対応する。高張力鋼からの長手方向要素14aを180°だけ曲げるために必要な余分曲げ角度36aは、20°よりも大きい。
図8cは、余分曲げ角度36aを説明するために、高張力鋼からのワイヤ片174a、174’a、174’’aの曲げ手順を示す。曲げられていない直線状のワイヤ片174aを斜線で示す。完全な曲げ部176aが与えられたワイヤ片174’aを実線で示す。完全に曲げられたワイヤ片174’aは、曲げ角度178aを有する曲げ部176aを有する。ワイヤ片174aは、曲げ角度178aに達するために余分に曲げられなければならない。余分に曲げられたワイヤ片174’’aを破線で示す。余分に曲げた後のワイヤ片174aは、余分曲げ角度36aだけ跳ね返る。曲げ部176aを有するワイヤ片174’aを得るために、すなわち、曲げ角度178aに達するために、ワイヤ片174aは、相応して、曲げ角度178aだけ且つ余分曲げ角度36aだけ曲げられなければならない。
図9は、編組ナイフ22aの非ねじれ位置における編組ナイフ22aの概略垂直断面を示す。編組ナイフ22aは、長辺側144aと、長辺側144aとは反対側に位置するさらなる長辺側146aとを有する。編組ナイフ22aは、長辺側144a、146aを接続する2つの短辺側148a、150aを有する。編組ナイフ22の断面54aは、少なくとも1つの半円を含む。半円は、短辺側148aに配置されている。編組ナイフ22aの断面54aは、少なくとも1つのさらなる半円を含む。さらなる半円は、短辺側148aとは反対側に位置するさらなる短辺側148aに配置されている。さらに、短辺側148a、150aにおける編組ナイフ22aの断面54は、半円よりも大きい部分円を含む。第1側面56aにおける編組ナイフ22aの断面54aは、凹状湾曲部62aを有する。第1側面56aは、編組ナイフ22aの長辺側144aに配置されている。第1側面56aとは反対側に位置する第2側面58aにおける編組ナイフ22aの断面54aは、凹状湾曲部62aを有する。第2側面58aは、編組ナイフ22aのさらなる長辺側146aに配置されている。編組ナイフ22aの凹状湾曲部62aは、編組ナイフ22aの非ねじれ位置に配置されている。別法として又はさらに、編組ナイフ22aが、非ねじれ位置において凹状湾曲部62aを有することが考えられる。凹状湾曲部62aは、製造手順の間、螺旋体10a、102aを凹状湾曲部62aの隙間に押し込むことにより、螺旋体10a、102aの脚部16a、18aの余分な曲げを可能にするように構成されている。
編組ナイフ22aの凹状湾曲部62aの内向き湾曲の程度は、設定及び/又は調整することができる。編組ナイフ22aは表面要素86aを有する。表面要素86aは、編組ナイフ22aに、特に、編組ナイフ22aの凹状湾曲部62aの領域において、解除可能に締結することができる。表面要素86aは交換可能である。凹状湾曲部62aの領域における編組ナイフ22aの形状及び/又は編組ナイフ22aの凹状湾曲部62aの深さは、表面要素86aを交換することによって確立することができる。別法として、表面要素86a自体が、それらの形状に関して可変であるか、又は、編組ナイフ22aの中心からの前記表面要素86aの間隔を設定することができることが考えられる。たとえば、あり得る余分曲げ角度36aは、好適な表面要素86aを組み付けることによって設定することができる。たとえば、特に、螺旋体10a、102aの脚部16a、18aの曲率半径96aの増大が望まれるか又は意図される場合、好適な表面要素86aを組み付けることにより、凹状湾曲部62aを凸状湾曲部60aに変換することができる。したがって、編組ナイフ22aの凸状湾曲部60aの湾曲の程度(図16も参照)を設定及び/又は調整することができることが考えられる。
図10は、凹状湾曲部62aを有する編組ナイフ22aの位置における編組ナイフ22aの概略垂直断面と、編組ナイフ22aの領域に配置されている矯正ユニット40aの部分152aの概略垂直断面とを示す。矯正ユニット40aは、押圧装置74aを有する。押圧装置74aは、少なくとも部分的に、前記螺旋体を編組ナイフ22aに対して押圧することにより、螺旋体10a、102aを矯正するように構成されている。押圧装置74aは、第1押圧要素76aを有する。押圧装置74aは、第2押圧要素154aを有する。押圧要素76a、154aは、編組ナイフ22aの上に巻回された螺旋体10a、102aを編組ナイフ22aに対して押圧するように構成されている。押圧要素76a、154aは、編組ナイフ22aの上に巻回された螺旋体10a、102aを、編組ナイフ22aに対して、少なくとも螺旋体10a、102aの移行領域42a、44aにおいて、押圧するように構成されている。押圧要素76a、154aは、編組ナイフ22aの両側に配置されている。押圧要素76a、154aは、螺旋体10a、102aのそれぞれの脚部16a、18aを、編組ナイフ22aに対してペンチのように押圧するように構成されている。押圧要素76a、154aは、螺旋体10a、102aの脚部16a、18aを相互に圧縮するように構成されている。図10に示す押圧装置74aは、螺旋体10a、102aの螺旋形状に沿って連続している異なる曲げ領域20aの移行領域42a、44aを、編組ナイフ22aに対して押圧するように構成されている、押圧要素76a、154aの2つの対を有する。押圧要素76a、154aのさらなる追加の対が考えられる。
押圧要素76a、154aは、移動可能に取り付けられている。押圧要素76a、154aは、可動取付により、編組ナイフ22aに沿った螺旋体10a、102aの移動に少なくとも区画ごとに追従するように構成されている。押圧要素76a、154aは、可動取付により、編組ナイフ22aの回転移動に少なくとも区画ごとに追従するように構成されている。押圧要素76a、154aは、可動取付により、編組ナイフ22a上の螺旋体10a、102aの回転移動及び並進移動、特に螺旋経路に、少なくとも区画ごとに追従するように構成されている。押圧要素76a、154aは、螺旋体10a、102aの移行領域42a、44aに対して、特に複数回繰り返される短い接触圧パルスをかけるように構成されている。
図11は、編組ナイフ22aの下流に配置されている矯正ユニット40aのさらなる部分142aの概略図を示す。下流に配置されている矯正ユニット40aの部分142aは、2つの逆回転可能な矯正要素78a、90aを有する。逆回転可能な矯正要素78a、90aは、曲げ領域20aを余分に曲げることにより、螺旋体10a、102aを矯正するように構成されている。矯正要素78a、90aは、螺旋体10aの中心長手方向軸92aを中心に、隣接する矯正要素78a、90aを反対方向に回転させることにより、螺旋体10a、102aの少なくとも部分領域を余分に曲げるように構成されている。隣接する矯正要素78a、90aは、螺旋体10a、102aの隣接する脚部16a、18aを、たとえば押し込むことにより堅固に保持し、その後、必要な余分曲げ角度36aに達するまで、隣接する脚部16a、18aを互いに反対方向に回転させ、その後、前記隣接する脚部16a、18aを解放するように構成されている。矯正ユニット40aが、一列に配置された多数の矯正要素78a、90aを有することが考えられる。矯正ユニット40aの矯正要素78a、90aの総数は、有利には、螺旋体10a、102aの曲げ領域20aの総数に1を足した数に等しい。製造装置46aは、さらなる駆動ユニット88aを有する。さらなる駆動ユニット88aは、矯正要素78a、90aの反対方向の回転及び/又は反対方向の長手方向変位を発生させるように構成されている。制御及び/又は調節ユニット80aは、さらなる駆動ユニット88aを制御するように構成されている。
別法として又はさらに、矯正ユニット40aの矯正要素78a、90aは、編組ナイフ22aの長手方向軸48aに平行であるように延びる反対方向において、長手方向に変位可能である。長手方向に変位可能な矯正要素78a、90aは、螺旋体10a、102aの長手方向34aにおいて螺旋体10a、102aの部分領域を引き離すように構成されている。長手方向に変位可能な矯正要素78a、90aは、曲げ領域20aを余分に曲げることにより、螺旋体10a、102aの曲げ領域20aの開き角度68aを設定するように構成されている。隣接する矯正要素78a、90aは、螺旋体10a、102aの隣接する脚部16a、18aを、たとえば押し込むことにより堅固に保持し、その後、必要な余分曲げ角度36aに達するまで、隣接する脚部16a、18aを引き離し、その後、前記脚部16a、18aを解放するように構成されている。別法として、複数の曲げ領域20aを含む螺旋体10a、102aの一部、又は螺旋体10a、102a全体が、2つの長手方向に変位可能な矯正要素78a、90aにより引き離されることが考えられる。さらに、長手方向に変位可能な矯正要素78a、90aが、その後螺旋体10a、102aを圧縮するように、且つ曲げ領域20aの開き角度68aの結果としての低減のために使用されることが考えられる。
図12は、菱形金網12aの螺旋体10a、102aを製造する方法のシーケンス図を示す。少なくとも1つの方法ステップ156aにおいて、長手方向要素14aが、ボビンから巻き出され、長手方向要素送込み装置136aにより、編組ナイフ22aに送られる。少なくとも1つのさらなる方法ステップ158aにおいて、長手方向要素14aは、編組ナイフ22a及び編組ウォーム38aの組合せにより、螺旋体10a、102aを形成するように曲げられる。方法ステップ158aにおいて、長手方向要素14aは、編組ナイフ22aを備える編組ナイフアセンブリ24aにより、完全に曲げられた螺旋体10a、102aの曲げ手順において生成された第1脚部16aの少なくとも中心点26a、及び/又は曲げ手順において生成された第2脚部18aの少なくとも中心点28aが、それぞれ、少なくとも実質的に一平面に位置するように、螺旋体10a、102aを形成するように、曲げられる。方法ステップ158aにおいて、長手方向要素14aは、複数の完全に曲げられた螺旋体10a、102aを合わせて折り曲げると菱形金網12aが形成されるように、螺旋体10a、102aを形成するように曲げられ、前記菱形金網12aは、螺旋体10a、102aの主延在平面に対して垂直な正面図において、正方形メッシュ形状32aを実現する。方法ステップ158aにおいて、螺旋体10a、102aは、編組ナイフアセンブリ24aにより、高張力鋼から作製される螺旋体10a、102aのワイヤ30aの反発が、特に、螺旋体10a、102aの長手方向34aに対して横切る方向において補償されるように、曲げられる。方法ステップ158aにおいて、螺旋体10a、102aは、編組ナイフアセンブリ24aにより、螺旋体10a、102aの長手方向34aに対して横切る方向に、さらに余分に曲げられる。方法ステップ158aにおいて、螺旋体10a、102aは、編組ナイフアセンブリ24aにより、螺旋体10aの長手方向34aに平行な方向に、さらに余分に曲げることができる。
方法ステップ158aの少なくとも1つの方法サブステップ160aにおいて、曲げ手順において生じる長手方向要素14aの反発は、編組ナイフ22aにより部分的に補償される。方法ステップ158aの方法サブステップ160aにおいて、長手方向要素14a、特に螺旋体10a、102aは、編組ナイフ22aにより余分に曲げられる。方法ステップ158aの少なくとも1つのさらなる方法サブステップ162aにおいて、曲げ手順において生じる長手方向要素14aの反発は、編組ウォーム38aにより部分的に補償される。方法ステップ158aのさらなる方法サブステップ162aにおいて、長手方向要素14a、特に螺旋体10a、102aは、編組ウォーム38aにより余分に曲げられる。方法ステップ158aの少なくとも1つのさらなる方法サブステップ164aにおいて、曲げ手順において生じる反発は、編組ナイフ22aの下流にある矯正ユニット40aによって部分的に補償される。方法ステップ158aのさらなる方法サブステップ164aにおいて、長手方向要素14a、特に螺旋体10a、102aは、編組ナイフ22aの下流にある矯正ユニット40aによって余分に曲げられる。方法ステップ158aのさらなる方法サブステップ164aにおいて、螺旋体10a、102aは、螺旋体10a、102aを矯正するために、編組ナイフ22aによってもたらされる曲げ手順に加えて、螺旋体10aの長手方向34aに平行に引き伸ばされ、編組ナイフ22aによってもたらされる曲げ手順に加えて、螺旋体10a、102aの長手方向34aに平行に圧縮され、且つ/又は、編組ナイフ22aによってもたらされる曲げ手順に加えて、螺旋体10a、102aの長手方向34aに対して横切って向きが変えられる。
特に、方法ステップ158aの方法サブステップでもあり得る、少なくとも1つのさらなる方法ステップ166aにおいて、編組ナイフ22を圧迫しているそれぞれの長手方向要素14a、特に、編組ナイフ22aを圧迫しているそれぞれの螺旋体10a、102aは、曲げ手順の間、編組ナイフ22aに対して、少なくとも移行領域42aにおいて、且つ/又は少なくともさらなる移行領域44aにおいて、押圧される。方法ステップ158a、166aのうちの少なくとも一方又は両方において、長手方向要素14a、特に螺旋体10a、102aは、少なくとも20°の余分曲げ角度36aだけ、余分に曲げられる。
図12bは、螺旋体10bの長手方向34aに平行に見た、高張力ワイヤ30aからの螺旋体10aを例示的に示し、前記螺旋体は、矯正されておらず、特に平面的に矯正されていない。螺旋体の個々の脚部16a、18a、前記脚部16a、18aの中心点26a、28aとともに、螺旋体の曲げ領域20aは、一平面に位置しておらず、オフセット角182aだけ、それぞれオフセットしている。請求項に係る方法及び請求項に係る製造装置46aは、オフセット角182aを最小限にするように、好ましくはいかなるオフセット角182aも可能にしないように構成されている。
図13~図18に、本発明の6つのさらなる例示的な実施形態を示す。以下の説明及び図面は、例示的な実施形態の差異点に実質的に限定され、原則的に、同一の識別子を有する構成要素に関して、特に、同一の参照番号を有する構成要素に関して、他の例示的な実施形態、特に図1~図12bの実施形態の図面及び/又は説明も参照する場合がある。例示的な実施形態を識別するために、図1~図12bにおける例示的な実施形態の参照番号に接尾辞aを付与する。図13~図18の例示的な実施形態では、接尾辞aの代わりにb~gを用いる。
図13は、菱形金網12bの主延在平面に平行であり、且つ菱形金網12bの螺旋体10b、102bの長手方向34bに平行である方向で見た、代替的な菱形金網12bの概略図を示す。菱形金網12bは、少なくとも螺旋体10bと、少なくともさらなる螺旋体102bとを備える。螺旋体10b、102bは、第1脚部16bと、第2脚部18bと、脚部16b、18bを接続する曲げ領域20bとを含む。螺旋体10b、102bの脚部16b、18bは、膨らみ湾曲部94b、118bを有する。螺旋体10bの脚部16b、18bの膨らみ湾曲部94b、118bは、曲率半径96b、120bを有する。さらなる螺旋体102bの脚部16b、18bは、さらなる曲率半径168bを有する。菱形金網12bの螺旋体10bの膨らみ湾曲部94b、118bの曲率半径96b、120bは、菱形金網12bのさらなる螺旋体102bの膨らみ湾曲部94b、118bの曲率半径168bに関して実質的に異なる。螺旋体10bの膨らみ湾曲部94b、118bの曲率半径96b、120bは、菱形金網12bのさらなる螺旋体102bの膨らみ湾曲部94b、118bの曲率半径168bよりも実質的に小さい。菱形金網12bの螺旋体10bの膨らみ湾曲部94b、118bの曲率半径96b、120bは、菱形金網12bのさらなる螺旋体102bの膨らみ湾曲部94b、118bの曲率半径168bの30%よりも小さい。
図14は、代替的な編組ナイフ22cを有する編組ナイフアセンブリ24cを有する代替的な製造装置46cを示す。編組ナイフ22cは、区画138cを有し、そこに沿って、編組ナイフ22cは、編組ナイフ22cの長手方向軸48cに沿って螺旋状にねじれている。編組ナイフ22cは、区画138cにおいて複数回ねじれている。区画138cにおける編組ナイフ22cのねじれは、360°よりも大きい。
図15は、さらなる代替的な編組ナイフ22dを有するさらなる代替的な編組ナイフアセンブリ24dを有するさらなる代替的な製造装置46dを示す。編組ナイフアセンブリ24dは、長手方向要素14dから螺旋体10d、102dを曲げるように構成されている。編組ナイフ22dは区画138dを有し、そこに沿って、編組ナイフ22dは、編組ナイフ22dの長手方向軸48dに沿って螺旋状にねじれている。編組ナイフ22dは、出口170dを有する。完全に曲げられた長手方向要素14dは、出口170dにおいて編組ナイフ22dから出る。編組ナイフ22dの螺旋状ねじれは、ピッチ52d、52’dを有する。編組ナイフ22dの螺旋状ねじれのピッチ52d、52’dは、編組ナイフ22dの長手方向軸48dに沿って出口170dに向かって増大する。別法として、編組ナイフ22dのねじれのピッチ52d、52’dが、長手方向軸48dに沿って編組ナイフ22dの出口170dに向かって低減することが考えられる。
図16は、第2のさらなる代替的な編組ナイフ22eを有する第2のさらなる代替的な編組ナイフアセンブリ24eを有する第2のさらなる代替的な製造装置46eを示す。編組ナイフ22eは、断面54eを有し、その形状は、少なくとも断面54eの第1側面56eに凸状湾曲部60eを有する。さらに、編組ナイフ22eの断面54eの形状は、断面54eの第1側面56eと反対側に位置する断面54eの第2側面58eにおいて、凸状湾曲部60eを有する。
図17は、代替的な編組ウォーム38fを有する第3のさらなる代替的な編組ナイフアセンブリ24fを有する第3のさらなる代替的な製造装置46fを示す。編組ナイフアセンブリ24fは、長手方向要素14fから螺旋体10f、102fを曲げるように構成されている。編組ウォーム38fは、出口72fを有する。完全に曲げられた長手方向要素14fは、出口72fにおいて編組ウォーム38fから出る。編組ウォーム38fは、ウォームねじ切り部64fを有する。ウォームねじ切り部64fは、可変の巻きピッチ角66fを有する。ウォームねじ切り部64fの巻きピッチ角66fのサイズは、編組ウォーム38fの出口72fに向かって低減する。
図18は、代替的な矯正ユニット40gを有する第4の代替的な製造装置46gの一部を示す。図18には、製造装置46の編組ナイフアセンブリ24gの編組ナイフ22gとともに、代替的な矯正ユニット40gの代替的な押圧装置74gの断面の概略断面図を示す。矯正ユニット40gは、押圧装置74gを有する。押圧装置74gは、押圧要素76g、154gを有する。押圧要素76g、154gの外部形状は、編組ナイフ22gの外部形状に適合される。編組ナイフ22gの外部形状は、凹状湾曲部62gを有する。押圧要素76g、154gは、凹状湾曲部62gに適合される。押圧要素76g、154gは、凸状湾曲部172gを有する。押圧要素76g、154gの凸状湾曲部172gは、矯正手順において、特に余分に曲げる手順において、編組ナイフ22gの凹状湾曲部62gに係合するように、且つ、そのため、編組ナイフアセンブリ24gによって螺旋形状に曲げられる長手方向要素14gを余分に曲げ且つ/又は矯正する、特に平面的に矯正するように構成されている。別法として、押圧要素76g、154gが、編組ナイフ22gの凸状湾曲部60gに適合されることが考えられる。さらに、押圧要素76g、154gの外部形状が、少なくとも区画ごとにねじれている編組ナイフ22gのねじれの螺旋形状に適合されることが考えられる。押圧要素76g、154gの外部形状は、編組ナイフ22gの少なくとも1つの区画に対して相補的であるように実現される。
10 螺旋体
12 菱形金網
14 長手方向要素
16 第1脚部
18 第2脚部
20 曲げ領域
22 編組ナイフ
24 編組ナイフアセンブリ
26 中心点
28 中心点
30 ワイヤ
32 正方形メッシュ形状
34 長手方向
36 余分曲げ角度
38 編組ウォーム
40 矯正ユニット
42 移行領域
44 さらなる移行領域
46 製造装置
48 長手方向軸
50 領域
52 ピッチ
54 断面
56 第1側面
58 第2側面
60 凸状湾曲部
62 凹状湾曲部
64 ウォームねじ切り部
66 巻きピッチ角
68 開き角度
70 ピッチ
72 出口
74 押圧装置
76 押圧要素
78 矯正要素
80 制御及び/又は調節ユニット
82 保持ユニット
84 駆動ユニット
86 表面要素
88 さらなる駆動ユニット
90 矯正要素
92 中心長手方向軸
94 膨らみ湾曲部
96 曲率半径
98 エッジ長
100 曲げ角度
102 さらなる螺旋体
104 直径
106 間隔
108 表面
110 ナット
112 ピッチ角
114 正面方向
116 メッシュ
118 膨らみ湾曲部
120 曲率半径
122 S字形状
124 地盤アンカ
126 ねじ山
128 編組ウォーム保持要素
130 編組ナイフ保持要素
132 開口部
134 編組方向
136 長手方向要素送込み装置
138 区画
140 渦巻状巻き
142 さらなる部分
144 長辺側
146 さらなる長辺側
148 短辺側
150 短辺側
152 部分
154 押圧要素
156 方法ステップ
158 方法ステップ
160 方法サブステップ
162 方法サブステップ
164 方法サブステップ
166 方法ステップ
168 曲率半径
170 出口
172 凸状湾曲部
174 ワイヤ片
176 曲げ部
178 曲げ角度
180 ワッシャ
182 オフセット角

Claims (54)

  1. 菱形金網(12a~g)用の螺旋体(10a~g、102a~g)を製造する方法であって、前記菱形金網(12a~g)を形成するための前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、相互接続され、特に、互いに回り込むように構成され、前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも1つの長手方向要素(14a~g)、特に、少なくとも部分的に高張力鋼から実装される少なくとも1本のワイヤ(30a~g)を用いて、単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド及びワイヤロープのうち少なくとも1つから製造され、前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも複数の第1脚部(16a~g)、少なくとも複数の第2脚部(18a~g)とともに、第1脚部(16a~g)と隣接する第2脚部(18a~g)とを相互接続する少なくとも複数の曲げ領域(20a~g)を含むように、曲げられる、方法において、
    前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも1つの編組ナイフ(22a~g)を有する編組ナイフアセンブリ(24a~g)により、完全に曲げられた螺旋体(10a~g、102a~g)の前記第1脚部(16a~g)の少なくとも中心点(26a~g)及びは前記第2脚部(18a~g)の少なくとも中心点(28a~g)のうち少なくとも1つが各々一平面にそれぞれ少なくとも実質的に位置するように、曲げられることを特徴とする、方法。
  2. 前記ワイヤ(30a~g)が少なくとも1370N/mmの引張強度を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、複数の螺旋体(10a~g、102a~g)が接続されることにより、特に、複数の螺旋体(10a~g、102a~g)が互いに回り込むことにより、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の主延在面に対して垂直な正面図において、少なくとも実質的に正方形のメッシュ形状(32a~g)を実現する菱形金網(12a~g)が形成されるように、曲げられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、高張力鋼から少なくとも部分的に実装される前記螺旋体(10a~g、102a~g)のワイヤ(30a~g)の反発が、少なくとも前記螺旋体(10a~g、102a~g)の長手方向(34a~g)に対して横切る方向において、少なくとも実質的に補償されるように、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)によって曲げられることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記長手方向(34a~g)に対して横切る方向において、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)によって余分に曲げられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記長手方向(34a~g)に平行な方向において、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)によって余分に曲げられることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が少なくとも20°、好ましくは少なくとも30°、優先的に少なくとも40°、特に好ましくは少なくとも50°の余分曲げ角度(36a~g)だけ、余分に曲げられることを特徴とする、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記反発が、前記編組ナイフ(22a~g)によって少なくとも部分的に補償され、及び/又は前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、前記編組ナイフ(22a~g)によって余分に曲げられることを特徴とする、請求項4~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記反発が、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の編組ウォーム(38a~g)によって少なくとも部分的に補償され、及び/又は前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の前記編組ウォーム(38a~g)によって余分に曲げられることを特徴とする、請求項4~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記反発が、前記編組ナイフ(22a~g)の下流にある前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の矯正ユニット(40a~g)によって少なくとも部分的に補償され、及び/又は前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、前記編組ナイフ(22a~g)の下流にある前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の前記矯正ユニット(40a~g)によって余分に曲げられることを特徴とする、請求項4~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)の矯正のために、前記編組ナイフ(22a~g)によって曲げられた前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、さらに、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の長手方向(34a~g)に平行に引き延ばされ、さらに、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記長手方向(34a~g)に平行に圧縮され、及び/又は前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記長手方向(34a~g)に対して横切るように向きが変えられることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記曲げ手順の間、前記編組ナイフ(22a~g)を圧迫するそれぞれの前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも、曲げ領域(20a~g)と前記曲げ領域(20a~g)に隣接する第1脚部(16a~g)との間の移行領域(42a~g)において、且つ、少なくとも、前記曲げ領域(20a~g)と前記曲げ領域(20a~g)に隣接する第2脚部(18a~g)との間のさらなる移行領域(44a~g)において、前記編組ナイフ(22a~g)の上に押圧されることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 特に、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法によって、菱形金網(12a~g)用の螺旋体(10a~g、102a~g)を製造する製造装置(46a~g)であって、少なくとも1つの編組ナイフ(22a~g)を有する編組ナイフアセンブリ(24a~g)を特徴とする、製造装置(46a~g)。
  14. 完全に曲げられた螺旋体(10a~g、102a~g)の前記第1脚部(16a~g)の少なくとも中心点(26a~g)及び前記第2脚部(18a~g)の少なくとも中心点(28a~g)のうち少なくとも1つが、一平面に少なくとも実質的に位置するように、前記螺旋体(10a~g、102a~g)を矯正するように構成されている矯正ユニット(40a~g)を特徴とする、請求項13に記載の製造装置(46a~g)。
  15. 前記矯正ユニット(40a~g)が、螺旋体(10a~g、102a~g)を、特にそれらの曲げ領域(20a~g)において余分に曲げるように構成されていることを特徴とする、請求項14に記載の製造装置(46a~g)。
  16. 前記矯正ユニット(40a~g)が、少なくとも部分的に、前記編組ナイフ(22a~g)に一体的に実装されていることを特徴とする、請求項14又は15に記載の製造装置(46a~g)。
  17. 前記矯正ユニット(40a~g)が、少なくとも部分的に、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の編組ウォーム(38a~g)に一体的に実装されていることを特徴とする、請求項14~16のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  18. 前記矯正ユニット(40a~g)が、少なくとも部分的に、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の前記編組ナイフ(22a~g)及び前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の編組ウォーム(38a~g)のうち少なくとも1つの下流に配置されていることを特徴とする、請求項14~17のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  19. 前記編組ナイフ(22a~g)が平坦な材料から実装され、前記編組ナイフ(22a~g)が、その長手方向軸(48a~g)に沿って少なくとも区画ごとに螺旋状にねじれていることを特徴とする、請求項13~18のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  20. 前記編組ナイフ(22a~g)の螺旋状ねじれ区画(138a~g)が角度αだけねじれており、前記角度αが45°よりも大きいことを特徴とする、請求項19に記載の製造装置(46a~g)。
  21. 前記角度αが、式α≧(1-r)×180°に対応し、式中、rが、少なくとも部分的に高張力鋼から実装される前記螺旋体(10a~g、102a~g)の反発係数であることを特徴とする、請求項20に記載の製造装置(46a~g)。
  22. 前記編組ナイフ(22c;22d)が複数回ねじれていることを特徴とする、請求項19~21のいずれか一項に記載の製造装置(46c、46d)。
  23. 前記編組ナイフ(22a~g)が、前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)によって螺旋体(10a~g、102a~g)を曲げるときに前記螺旋体(10a~g、102a~g)の渦巻状巻き(140a~g)が延在する領域(50a~g)において、少なくとも10°だけねじれていることを特徴とする、請求項19~22のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  24. 前記編組ナイフ(22d)の前記螺旋状ねじれのピッチ(52d)が、前記編組ナイフ(22d)の前記長手方向軸(48d)に沿って増大又は低減することを特徴とする、請求項19~23のいずれか一項に記載の製造装置(46d)。
  25. 前記編組ナイフ(22a~g)が断面(54a~g)を有し、前記断面(54a~g)の形状が少なくとも1つの半円を含むことを特徴とする、請求項13~24のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  26. 前記編組ナイフ(22a~g)が断面(54a~g)を有し、前記断面(54a~g)の形状が、半円よりも大きい少なくとも1つの部分円を含むことを特徴とする、請求項13~25のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  27. 前記編組ナイフ(22a~g)が断面(54a~g)を有し、少なくとも第1側面(56a~g)上の前記断面(54a~g)形状が、凸状湾曲部(60a;60e)又は凹状湾曲部(62a~d;62f;62g)を有することを特徴とする、請求項13~26のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  28. 少なくとも、前記第1側面(56a~g)とは反対側の第2側面(58a~g)上の、前記編組ナイフ(22a~g)の前記断面(54a~g)の形状が、凸状湾曲部(60a;60e)又は凹状湾曲部(62a~d;62f;62g)を有することを特徴とする、請求項27に記載の製造装置(46a~g)。
  29. 前記編組ナイフ(22a~g)の前記凸状湾曲部(60a;60e)の外向きの湾曲の程度、又は前記編組ナイフ(22a~g)の前記凹状湾曲部(62a~d;62f;62g)の内向きの湾曲の程度を、設定及び調整のうち少なくとも1つを行うことができることを特徴とする、請求項27又は28に記載の製造装置(46a~g)。
  30. 前記編組ナイフアセンブリ(24a~g)の前記編組ナイフ(22a~g)及び/又は編組ウォーム(38a~g)が、少なくとも大部分、600HV10を超えるビッカーズ硬度を有する材料から実装されていることを特徴とする、請求項13~29のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  31. 前記編組ナイフ(22a~g)により且つ前記編組ウォーム(38a~g)により完全に曲げられた螺旋体(10a~g、102a~g)の曲げ領域(20a~g)の開き角度(68a~g)の半分よりも小さい巻きピッチ角(66a~g)を有するウォームねじ切り部(64a~g)を有する、編組ウォーム(38a~g)を特徴とする、請求項13~30のいずれか一項に記載の製造装置(46a~g)。
  32. 前記編組ウォーム(38a~g)の前記ウォームねじ切り部(64a~g)のピッチ(70a~g)が、前記編組ナイフ(22a~g)により且つ前記編組ウォーム(38a~g)により完全に曲げられた前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記曲げ領域(20a~g)の前記開き角度(68a~g)の半分の0.9倍未満であることを特徴とする、請求項31に記載の製造装置(46a~g)。
  33. 可変巻きピッチ角(66f)を有するウォームねじ切り部(64f)を有する編組ウォーム(38f)を特徴とする、請求項13~32のいずれか一項に記載の製造装置(46f)。
  34. 前記ウォームねじ切り部(64f)の前記巻きピッチ角(66a~g)のサイズが、前記編組ウォーム(38f)の出口(72f)に向かって低減することを特徴とする、請求項33に記載の製造装置(46f)。
  35. 前記矯正ユニット(40a~g)が、螺旋体(10a~g、102a~g)を、前記編組ナイフ(22a~g)に対して前記螺旋体(10a~g、102a~g)を押圧することによって、少なくとも部分的に矯正するように構成されている、押圧装置(74a~g)を有することを特徴とする、少なくとも請求項14に記載の製造装置(46a~g)。
  36. 前記押圧装置(74g)が、前記編組ナイフ(22g)の外部形状に、特に、螺旋形状に及び/又は前記編組ナイフ(22g)の凹状及び/又は凸状膨らみに適合される、少なくとも1つの押圧要素(76g、154g)を有することを特徴とする、請求項35に記載の製造装置(46g)。
  37. 前記押圧装置(74a~g)が、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の曲げ領域(20a~g)と前記曲げ領域(20a~g)に隣接する前記螺旋体(10a~g;102a~g)の少なくとも1つの脚部(16a~g、18a~g)との間に位置する、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の少なくとも1つの移行領域(42a~g、44a~g)において、前記編組ナイフ(22a~g)の上に巻回された螺旋体(10a~g、102a~g)を前記編組ナイフ(22a~g)に対して押圧するように構成されている、少なくとも1つの押圧要素(76~g、154a~g)を有することを特徴とする、請求項35又は36に記載の製造装置(46a~g)。
  38. 少なくとも前記押圧要素(76a~g、154a~g)が、移動可能に取り付けられ、前記編組ナイフ(22a~g)の少なくとも1回の回転移動に少なくとも区画ごとに追従するように構成されていることを特徴とする、請求項36又は37に記載の製造装置(46a~g)。
  39. 下流に配置されている前記矯正ユニット(40a~g)の部分が、少なくとも2つの相互に逆回転可能な矯正要素(78a~g、90a~g)、及び、前記編組ナイフ(22a~g)の長手方向軸(48a~g)に少なくとも実質的に平行に延びる方向において、互いに反対に、長手方向に変位可能である少なくとも2つの矯正要素(78a~g、90a~g)のうち少なくとも1つを有し、前記矯正要素(78a~g、90a~g)は、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の矯正するように構成されていることを特徴とする、少なくとも請求項18に記載の製造装置(46a~g)。
  40. 前記矯正要素(78a~g、90a~g)が、特に堅固に巻回された、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の少なくとも部分領域を、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記長手方向(34a~g)において引き離すように構成されていることを特徴とする、少なくとも請求項39に記載の製造装置(46a~g)。
  41. 前記矯正要素(78a~g、90a~g)が、螺旋体(10a~g、102a~g)の少なくとも部分領域を、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の中心長手方向軸(92a~g)を中心とする2つの隣接する矯正要素(78a~g、90a~g)の逆回転により、余分に曲げるように構成されていることを特徴とする、少なくとも請求項39又は40に記載の製造装置(46a~g)。
  42. 特に、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法により、及び/又は請求項40又は41に記載の製造装置(46a~g)を用いて製造される、菱形金網装置、特に菱形金網(12a~g)、好ましくは安全菱形金網であって、特に互いに回り込む複数の相互接続された螺旋体(10a~g、102a~g)を備え、そのうちの少なくとも1つの螺旋体(10a~g、102a~g)が、少なくとも1つの長手方向要素(14a~g)、特に、少なくとも部分的に高張力鋼から実装される少なくとも1本のワイヤ(30a~g)を用いて、単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド及びワイヤロープのうち少なくとも1つから製造され、少なくとも1つの第1脚部(16a~g)、少なくとも1つの第2脚部(18a~g)とともに、前記第1脚部(16a~g)と前記第2脚部(18a~g)とを相互接続する少なくとも1つの曲げ領域(20a~g)を備える菱形金網装置であり、接続された螺旋体(10a~g、102a~g)が、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の主延在平面に対して垂直な正面図において、少なくとも実質的に正方形のメッシュ形状(32a~g)を実現することと、前記相互接続された螺旋体(10a~g、102a~g)の前記脚部(16a~g)が、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の主延在平面に平行な横断方向の図において、膨らんで特に外向きに湾曲していることとを特徴とする、菱形金網装置。
  43. 前記相互接続された螺旋体(10a~g、102a~g)の前記脚部(16a~g、18a~g)の前記膨らみ湾曲部(94a~g、118a~g)が、前記横断方向の図において、最大50cmの曲率半径(96a~g、120a~g)を有することを特徴とする、請求項42に記載の菱形金網装置。
  44. 前記相互接続された螺旋体(10a~g、102a~g)の前記脚部(16a~g、18a~g)の前記膨らみ湾曲部(94a~g、118a~g)が、前記横断方向の図において、少なくとも3cmの曲率半径(96a~g、120a~g)を有することを特徴とする、請求項42又は43に記載の菱形金網装置。
  45. 前記正方形メッシュ形状(32a~g)が、少なくとも3cmのエッジ長(98a~g)を有することを特徴とする、請求項42~44のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  46. 前記正方形メッシュ形状(32a~g)が、最大20cmのエッジ長(98a~g)を有することを特徴とする、請求項42~45のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  47. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、前記曲げ領域(20a~g)において180°未満の曲げ角度(100a~g)だけ曲げられていることを特徴とする、請求項42~46のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  48. 前記螺旋体(10a~g、102a~g)が、前記曲げ領域(20a~g)において145°よりも大きい曲げ角度(100a~g)だけ曲げられていることを特徴とする、請求項42~47のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  49. 前記複数の螺旋体(10b、102b)のうちの少なくとも1つの螺旋体(10b)の前記膨らみ湾曲部(94b、118b)の曲率半径(96b、120b)が、前記複数の螺旋体(10b、102b)のうちの少なくとも1つのさらなる螺旋体(102b)に対して実質的に変化することを特徴とする、請求項42~48のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  50. 前記高張力鋼ワイヤから構成された前記長手方向要素(14a~g)が、少なくとも2mm、好ましくは少なくとも3mm、有利には少なくとも4mm、好ましくは少なくとも5mm、特に好ましくは最大6mmの直径(104a~g)を有することを特徴とする、請求項42~49のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  51. 曲げ領域(20a~g)によって相互接続されている螺旋体(10a~g、102a~g)の2つの膨らみ湾曲した脚部(16、18)の平均最大垂直間隔(106a~g)が、前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記長手方向要素(14a~g)の直径(104)の少なくとも4倍であることを特徴とする、請求項42~44のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  52. 前記接続された螺旋体(10a~g、102a~g)によって実現されるとともに、平面(108a~g)上で完全に広げられている菱形金網(12a~g)が、少なくとも2×Dの起伏Wを有し、前記菱形金網(12a~g)の前記螺旋体(10a~g、102a~g)の前記横断方向の図で見た前記パラメータDが、曲げ領域(20a~g)によって相互接続されている前記菱形金網(12a~g)の螺旋体(10a~g、102a~g)の2つの脚部(16a~g、18a~g)の平均最大垂直間隔(106a~g)に対応することを特徴とする、請求項42~51のいずれか一項に記載の菱形金網装置。
  53. 採掘、斜面安定、落石及び/又は雪崩防護等において岩石を捕捉及び/又は保持する、及び/又は、たとえばモータスポーツにおいて若しくはテロ対策のために車両を捕捉する、請求項42~52のいずれか一項に記載の菱形金網装置の使用。
  54. 圧入式にナット(110a~g)を固定するための、請求項42~52のいずれか一項に記載の菱形金網装置の使用。
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