JP2020506060A - ワイヤメッシュおよび適切なワイヤの同定方法 - Google Patents

ワイヤメッシュおよび適切なワイヤの同定方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ワイヤメッシュ(10a;10b;10c)、特に防護ネットであって、互いに編み組まれた多段コイル(12a;14a;12b;12c)と、少なくとも1本のワイヤ(18a;18b;18c)、特に高張力鋼から製作されたワイヤを有する少なくとも1つの単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープおよび/または別の長手方向要素(16a;16b;16c)、少なくとも1つのコイル(12a;12b;12c)とを備える。曲げ点(24a;24d;24e)が、コイル(12a;12d;12e)の長手方向(28a;28d;28e)に対して平行な長手側からみた場合に、ある曲げ曲率を有する少なくとも1つの曲げ領域(34a;34d;34e)と、第1のリム(20a;20d;20e)に接続されるとともに前記曲げ曲率とは異なる第1の移行曲率を有する少なくとも1つの移行領域(36a;36d;36e)と、を備える。

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルによるワイヤネットと、請求項8のプリアンブルによる、高張力鋼からできた適切なワイヤの同定方法とに関する。
当該技術水準から、高張力鋼ワイヤネットからできたワイヤネットが知られている。高張力鋼ワイヤは、大きな引張強度にもかかわらず、曲げたときに比較的砕けやすく、ワイヤネットの耐荷力を低下させ、その結果、製造において大量の廃棄をもたらす。
特に本発明の目的は、耐荷重性に関して有利な特性を備えた総称的なワイヤネットを提供することである。その目的は、特許請求項1および8の特徴によって本発明に従い達成される一方、本発明の有利な実施およびさらなる発展を従属項から推測することができる。
それ自体で、または少なくとも1つの態様と組み合わせて、特に1つの態様と組み合わせて、特に本発明の任意の数の残りの態様と組み合わせて考慮されてもよい本発明の一態様において、ワイヤネット、特に防護ネットが提案され、それは互いに編み組まれた複数の螺旋体を有し、螺旋体の少なくとも1つは、少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から製作され、螺旋体は少なくとも1つの第1脚部と、少なくとも1つの第2脚部と、第1脚部および第2脚部を互いに接続する少なくとも1つの曲げ領域と、を含んでおり、螺旋体の主延長面に対して垂直な正面視において、第1脚部は螺旋体の長手方向に対して少なくとも1つの第1勾配角度に沿って延び、螺旋体の主延長面と平行であり、かつ、螺旋体の長手方向に対して垂直な横断方向でみて、曲げ領域は螺旋体の長手方向に対して第2勾配角度で少なくとも部分的に延び、第2勾配角度は、特に製作公差の範囲を超えて第1勾配角度と異なる。このようにして高い耐荷重性が有利に達成可能である。さらに、高い安全度が達成可能である。高い強度、特に引張強度を有するワイヤネットを利用可能にすることが特に可能である。有利に螺旋体の形状および/またはネットの網目の形状は、予想される歪みに対し適応可能である。あるいは、ネットの交差点および/または結節点の耐荷重性を増大可能である。有利にワイヤネットの螺旋体の異なる領域を個々におよび負荷に対応して最適化することができる。これによりさらに有利にワイヤネットに高い剛性度を、特にネットに対して横断方向におよび/またはネットに沿って付与することが可能になる。さらにワイヤネットの機械的特性を柔軟におよび/または要求に従って適応させることができる。
本発明はさらに、ワイヤネット用の、特に防護ネット用の螺旋体を製作するための方法に関し、特にワイヤネット、特に防護ネットを作製するための方法に関し、螺旋体は、少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から製作され、少なくとも1つの第1脚部と、少なくとも1つの第2脚部と、第1脚部および第2脚部を互いに接続する螺旋体の少なくとも1つの曲げ領域とが、曲げることによって形成され、その結果として、螺旋体の主延長面に対して垂直な第1の方向でみて、第1脚部および/または第2脚部は螺旋体の長手方向に対して少なくとも第1勾配角度で延びる。螺旋体は、螺旋体の主延長面と平行であり、かつ、螺旋体の長手方向に対して垂直な第2の方向でみて、曲げ領域が、螺旋体の長手方向に対して、第1勾配角度と異なる第2勾配角度で少なくとも部分的に延びるような方法で曲げることによって作製されることも提案される。このようにして高い耐荷重性が有利に達成可能である。さらに、高い安全度が達成可能である。高い強度、特に引張強度を有するワイヤネットを利用可能にすることが特に可能である。有利に螺旋体の形状および/またはネットの網目の形状は、予想される歪みに対し適応可能である。あるいは、ネットの交差点および/または結節点の耐荷重性を増大可能である。有利にワイヤネットの螺旋体の異なる領域を個々におよび負荷に対応して最適化することができる。これによりさらに有利にワイヤネットに高い剛性度を、特にネットに対して横断方向におよび/またはネットに沿って付与することが可能になる。さらにワイヤネットの機械的特性を柔軟におよび/または要求に従って適応させることができる。
それ自体で、または少なくとも1つの態様と組み合わせて、特に1つの態様と組み合わせて、特に本発明の任意の数の残りの態様と組み合わせて考慮されてもよい本発明のさらなる態様において、ワイヤネット、特に防護ネットが提案され、それは互いに編み組まれた複数の螺旋体を有し、螺旋体の少なくとも1つは、少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から製作され、および螺旋体は少なくとも1つの第1脚部と、少なくとも1つの第2脚部と、少なくとも1つの曲げ領域とを含んでおり、ここで、螺旋体の長手方向と平行な長手方向でみて、曲げ領域は、ある曲げ曲率を有する少なくとも1つの曲げゾーンと、第1脚部に接続され、かつ、曲げ曲率と異なる第1移行曲率を有する少なくとも1つの第1移行ゾーンとを含む。これは耐荷重性に関して有利な特性を達成することを可能にする。さらに、高い安全度が達成可能である。高い強度、特に引張強度を有するワイヤネットを利用可能にすることが特に可能である。有利に螺旋体の形状および/またはネットの網目の形状は、予想される歪みに対し適応可能である。有利にワイヤネットの螺旋体の異なる領域を個々におよび負荷に対応して最適化することができる。これによりさらに有利にワイヤネットに高い剛性度を、特にネットに対して横断方向におよび/またはネットに沿って付与することが可能になる。さらにワイヤネットの機械的特性を柔軟におよび/または要求に従って適応させることができる。あるいは、負荷がかかった場合の曲げ領域の挙動を最適化することができる。さらに、曲げ領域の形状に関して広いパラメータ空間を利用できるようにしてもよい。
本発明はさらに、ワイヤネット用の、特に防護ネット用の螺旋体を作製するための方法に関し、特にワイヤネット、特に防護ネットを作製するための方法に関し、螺旋体は、少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から製作され、少なくとも1つの第1脚部と、少なくとも1つの第2脚部と、第1脚部および第2脚部を互いに接続する螺旋体の少なくとも1つの曲げ領域とが、曲げることによって形成される。螺旋体は、螺旋体の長手方向と平行な長手方向でみて、そのようなものを曲げることによって作製されることも提案され、曲げ領域は、曲げ曲率を有する少なくとも1つの曲げゾーンを含み、および、第1脚部に接続され、かつ、曲げ曲率と異なる第1移行曲率を有する少なくとも1つの第1移行ゾーンを含む。これは耐荷重性に関して有利な特性を達成することを可能にする。さらに、高い安全度が達成可能である。高い強度、特に引張強度を有するワイヤネットを利用可能にすることが特に可能である。有利に螺旋体の形状および/またはネットの網目の形状は、予想される歪みに対し適応可能である。有利にワイヤネットの螺旋体の異なる領域を個々におよび負荷に対応して最適化することができる。これによりさらに有利にワイヤネットに高い硬度を、特にネットに対して横断方向におよび/またはネットに沿って付与することが可能になる。さらにワイヤネットの機械的特性を柔軟におよび/または要求に従って適応させることができる。あるいは、負荷がかかった場合の曲げ領域の挙動を最適化することができる。さらに、曲げ領域の形状に関して広いパラメータ空間を利用できるようにしてもよい。
それ自体で、または少なくとも1つの態様と組み合わせて、特に1つの態様と組み合わせて、特に本発明の任意の数の残りの態様と組み合わせて考慮されてもよい本発明のさらなる態様において、ワイヤネット、特に防護ネットが提案され、それは互いに編み組まれた複数の螺旋体を有し、螺旋体の少なくとも1つは、少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から製作され、螺旋体は特に高張力鋼から作られ、反復曲げ試験において、ワイヤは、最大2dの直径を有する少なくとも1つの曲げシリンダの周りを、破断することなく少なくともM回、反対方向にそれぞれ少なくとも90°曲げることができ、ここでMはC・R−0.5・d−0.5であるように(該当する場合には端数を切り捨てることによって)決定されてもよく、式中ワイヤの直径dはmm単位で与えられ、Rは単位Nmm−2のワイヤの引張強度であり、Cは係数であり、少なくとも400N0.5mm0.5である。これにより加工性および/または製造可能性に関して有利な特性を達成することが可能になる。さらに、頑丈なワイヤネットを利用可能にすることができる。高い安全度を達成することがさらに可能である。特に、高い強度、特に引張強度を特徴とするワイヤネットを利用可能にすることができる。有利に硬度および引張強度に関してつり合いのとれた特性を有するワイヤネットを利用可能にすることができる。さらに、ワイヤネットを作製する際、ワイヤの破断を有利に回避することができる。特に、ワイヤネットを作製する際、テスト実行を少なくとも大幅に有利に省略することができる。あるいは、高い耐荷重性を有するワイヤネットに適したワイヤを簡単におよび/または迅速におよび/または確実に特定することが可能である。特に、ISO7801に従う反復曲げ試験と比べて、さらにより厳密でより負荷に特異的な適切なワイヤの選択方法が提供され得る。
本発明はさらに、互いに編み組まれた複数の螺旋体を有するワイヤネット用の、特に防護ネット用の適切なワイヤを、特に高張力鋼から作られたワイヤを特定する方法に関し、螺旋体の少なくとも1つは少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または適切なワイヤを有する別の長手方向要素から製作される。ワイヤは、反復曲げ試験において、ワイヤの試験片が、最大2dの直径を有する少なくとも1つの曲げシリンダの周りを、破断することなく少なくともM回、反対方向にそれぞれ少なくとも90°曲げることができる場合に適切であるとみなされることが提案され、ここでMはC・R−0.5・d−0.5であるように(該当する場合には端数を切り捨てることによって)決定されてもよく、式中ワイヤの直径dはmm単位で与えられ、Rは単位Nmm−2のワイヤの引張強度であり、Cは係数であり、少なくとも400N0.5mm0.5である。これにより耐荷重性に関して有利な特性を達成することが可能になる。高い安全度を達成することがさらに可能である。特に、高い強度、特に引張強度を特徴とするワイヤネットを利用可能にすることができる。有利に剛性および引張強度に関してつり合いのとれた特性を有するワイヤネットを利用可能にすることができる。さらに、ワイヤネットを作製する際、ワイヤの破断を有利に回避することができる。特に、ワイヤネットを作製する際、テスト実行を少なくとも大幅に有利に省略することができる。あるいは、高い耐荷重性を有するワイヤネットに適したワイヤを簡単におよび/または迅速におよび/または確実に特定することが可能である。
それ自体で、または少なくとも1つの態様と組み合わせて、特に1つの態様と組み合わせて、特に本発明の任意の数の残りの態様と組み合わせて考慮されてもよい本発明の別の態様において、ワイヤネット、特に防護ネットが提案され、それは互いに編み組まれた複数の螺旋体を有し、螺旋体の少なくとも1つは、高張力鋼から作られた少なくとも1つの単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から製作され、および螺旋体は複数の脚部と、2つの脚部をそれぞれ接続する複数の曲げ領域とを含み、および螺旋体の主延長面に対して垂直な正面方向に沿って横断方向の張出を有し、ここで、正面方向と平行な圧縮経路に沿ってプレートを移動することによって圧縮することを含む平行プレート間での圧縮試験において、螺旋体から取り出され、かつ、少なくとも5つの脚部と少なくとも4つの曲げ領域とを含む螺旋体の試験片は、圧縮経路力ダイアグラムにおいて、圧縮経路の始点から、少なくとも略直線状に延びるまたは直線状に延び、かつ、第1の勾配を有する第1の部分特性曲線を有するばね特性曲線を示す。圧縮経路力ダイアグラムはここで具体的には経路−力−ダイアグラムである。これは耐荷重性に関して有利な特性を達成することを可能にする。さらに、高い安全度が達成可能である。ワイヤネットに高い強度、特に高い引張強度を提供することが特に可能である。有利に硬度および引張強度に関してつり合いのとれた特性を有するワイヤネットを利用可能にすることができる。さらに、ネットの横断方向に作用する力、特に衝撃を及ぼす物体からもたらされる力に関して高い頑丈レベルを備えたワイヤネットを利用可能にすることができる。あるいは、ネットの適応性が簡単におよび/または迅速におよび/または確実に決定され得る。
それ自体で、または少なくとも1つの態様と組み合わせて、特に1つの態様と組み合わせて、特に本発明の任意の数の残りの態様と組み合わせて考慮されてもよい本発明のさらなる態様において、ワイヤネット、特に防護ネットを作製するための曲げ装置が提案され、ワイヤネット、特に防護ネットは互いに編み組まれた複数の螺旋体を含み、螺旋体の少なくとも1つは少なくとも1つの螺旋体素材から、すなわち、少なくとも1本のワイヤを有する、単一ワイヤから、ワイヤ束から、ワイヤストランドから、ワイヤロープから、および/または別の長手方向要素から製作され、曲げ装置は、少なくとも1つの曲げマンドレルと、曲げマンドレルの周囲で螺旋体素材を曲げるように構成され、かつ、曲げマンドレルの周りを完全に回転する方法で支持された少なくとも1つの曲げテーブルとを含む曲げユニットを備え、螺旋体素材を供給方向に供給軸に沿って搬送するように構成された供給ユニットを備え、および螺旋体の形状を調整するように構成された形状調整ユニットを備える。このようにして作製に関して有利な特性が達成可能である。特にワイヤネットの作製に関して広いパラメータ空間を利用可能にすることができる。さらに螺旋体および/またはワイヤネットの網目の形状を変化可能におよび/または要求に従って適応させることができる。あるいは、迅速および/または確実な作製が促進され得る。柔軟におよび/または包括的に調整可能な曲げ装置を利用可能にすることがさらに可能である。加えて高い製造処理能力を達成可能である。さらに、螺旋体および/またはワイヤネットを曲げる際、移動部品の減速(これは頃合いおよび/またはエネルギー入力を特に意味する)を大幅になくすことができる。低メンテナンス性の曲げユニットが提供され得、および/または、例えばメンテナンスによる中断時間が低減され得る。
「構成された」とは、特別にプログラムされ、設計され、および/または装備されていることを特に意味する。特定の機能のために構成された物体によって、その物体は少なくとも1つの使用状態および/または動作状態において前記特定の機能を満たすおよび/または実行することが特に理解されるべきである。ある目的のために「構成された」方法によって、その方法が、その目的に対応して向けられた少なくとも1つの方法ステップを含むこと、および/またはその方法がその目的に直接焦点を当てられていること、および/またはその方法がその目的を達成するように働き、そのために少なくとも部分的に最適化されることが特に理解されるべきである。ある目的のために「構成された」方法ステップによって、その方法ステップがその目的に対応して向けられていること、および/またはその方法ステップがその目的に直接向けられていること、および/またはその方法ステップがその目的を達成するように働き、この達成のために少なくとも部分的に最適化されることが特に理解されるべきである。
有利には、優れた耐荷重性を有しおよび/または要求プロファイルに適応されるような方法で作製可能なワイヤネットを提供すること、および/または柔軟に適応可能なおよび/または信頼性のあるその作製方法を提供することが可能である。有利には、曲げ領域および/または接続点および/または脚部および/または編み組まれる螺旋体の機械的特性は独立しておよび相乗的に最適化することおよび/または適応することができる。あるいは、容易に適用可能でありおよび/または信頼できる結果を生じる品質管理方法が提供される。
特に螺旋体は長手方向要素、すなわち単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ、および/または少なくともワイヤを含む別の長手方向要素から製作される。「ワイヤ」によって特に本文脈において、長尺状のおよび/または薄いおよび/または少なくとも機械的に曲がることができるおよび/または可撓性である物体が理解されるべきである。有利にはワイヤはその長手方向に沿って少なくとも実質的に一定の断面を有し、その断面は特に円形または楕円形である。特に有利には、ワイヤは丸いワイヤとして具体化される。しかしながら、ワイヤは少なくとも部分的にまたは完全に、平坦なワイヤ、4縁ワイヤ、多角形ワイヤおよび/または異形ワイヤとして具体化されることも考えられる。ワイヤは例えば少なくとも部分的にまたは完全に金属から、特に金属合金から、および/または有機および/または無機合成材料から、および/または複合材料から、および/または無機非金属材料から、および/またはセラミック材料から形成されてもよい。例えば、ワイヤはポリマーワイヤとして、または合成ワイヤとして形成されることが考えられる。特にワイヤは複合ワイヤとして、例えば金属−有機物複合ワイヤとして、および/または金属−無機物複合ワイヤとして、および/または金属−ポリマー複合ワイヤとして、および/または金属−金属複合ワイヤ等として具体化されてもよい。特にワイヤは、複合的な形状に従って互いに特に配置されるおよび/または少なくとも部分的に互いに混合される少なくとも2種類の異なる材料を含むことが考えられる。有利にはワイヤは金属ワイヤとして、特にスチールワイヤとして、特にステンレススチールワイヤとして具体化される。螺旋体が複数のワイヤを含む場合、これらは好ましくは、同一のものである。しかしながら、螺旋体が、それらの材質および/または直径および/または断面に関して互いに異なる複数のワイヤを含むことも考えられる。好ましくは、ワイヤは特に耐食性のコーティングおよび/または外装を有し、それは例えば亜鉛コーティングおよび/またはアルミニウム−亜鉛コーティングおよび/またはプラスチックコーティングおよび/またはPETコーティングおよび/または金属酸化物コーティングおよび/またはセラミックコーティング等である。
有利には螺旋体の横断方向の張出はワイヤの直径よりもおよび/または螺旋体がそれから作られた長手方向要素の直径よりも大きい、特にかなり大きい。用途に依存しておよび特に正面方向の特に所望の耐荷重性に依存しておよび/またはワイヤネットの所望のばね特性曲線に依存して、横断方向の張出は例えば長手方向要素の直径の2倍または3倍または5倍または10倍または20倍の大きさであってもよく、それらの間の値またはより小さな値またはより大きな値も考えられる。同様に、その使用状況に依存して、ワイヤは例えば約1mm、約2mm、約3mm、約4mm、約5mm、約6mm、約7mm、またはそれ以上またはそれ以下の直径を有してもよく、あるいはそれらの間の値を有する直径を有してもよい。長手方向要素が複数の構成要素を、特に、例えばワイヤロープまたはワイヤストランドまたはワイヤ束等の場合に複数のワイヤを含む場合、より大きな直径、特にかなりより大きな直径も考えられる。
特に、ワイヤネットは、斜面保護材として、防護フェンスとして、捕捉フェンスとして、落石防止ネットとして、バリアフェンスとして、養殖ネットとして、捕食動物からの保護用ネットとして、囲みフェンスとして、トンネル安全防護対策として、地滑り防止として、モータースポーツ保護フェンスとして、道路フェンスとして、雪崩防止材等として実施される。特に、その高い強度および/または耐荷重性のために、例えば、発電所、工場建物、居住用または他の建物の被覆材および/または外装材としての、爆発防護としての、弾丸防護としての、飛行物体の遮蔽としての、捕捉ネットとしての、衝突防止としてのなどの使用も考えられる。ワイヤネットは、例えば、特に地面に対して、水平または垂直または斜めに広げるおよび/または配置するおよび/または取り付けることができる。特に、ワイヤネットは平面状に具体化される。有利には、ワイヤネットは規則的におよび/または少なくとも一方向に周期的に構築される。好ましくは、ワイヤネットは、特に螺旋体の主延長方向と平行に延びる軸周りで巻き取るおよび/または巻き出すことができる。特に、ワイヤネットの巻き取ったロールは、螺旋体の主延長方向に対して垂直な方向に巻き出すことができる。
螺旋体は好ましくは、渦巻状に具体化される。特に螺旋体は平坦な渦巻きとして具体化される。好ましくは、複数の曲げ領域および複数の脚部が螺旋体を形成し、ここで有利には曲げ領域はそれぞれ直接脚部に接続される。有利には横断方向の張出は第1脚部の長さよりもかなり小さい。特に、螺旋体はその輪郭に沿って少なくとも実質的に一定の直径および/または断面を、または一定の直径および/または断面を有利に有する。特に好ましくは、螺旋体は複数の脚部を含み、それらは少なくとも実質的に同一に、または同一に有利に形成される。有利には螺旋体は複数の曲げ領域を含み、それらは2つの隣接する脚部をそれぞれ接続し、好ましくは、少なくとも実質的に同一に、または同一に具体化される。好ましくは、螺旋体は1つの単一長手方向要素から、特に専ら長手方向要素から、例えばワイヤからまたはワイヤストランドからまたはロープからまたはワイヤ束等から形成される。複数の物体が「少なくとも実質的に同一である」とは、それらの物体がそれぞれ共通する機能を達成することができ、かつ、仮に製造公差を除いて違いがあったとしても、その違いは、共通する機能に必須ではない個々の要素がせいぜい異なっているような仕方で各物体が構成されることを、本文脈において特に理解すべきである。好ましくは、「少なくとも実質的に同一である」とは、製造公差を除いておよび/または製造−技術的可能性の範囲内で同一であることを意味する。「少なくとも実質的に一定の値」とは、本文脈において、最大20%、有利には15%以下、特に有利には最大10%、好ましくは、5%以下、好ましくは、最大3%および特に好ましくは、最大2%または最大1%変化する値を特に意味する。「少なくとも実質的に一定の断面」を有する物体によって、少なくとも一方向に沿った物体のいずれかの第1の断面およびその方向に沿った物体のいずれかの第2の断面について、断面の一方が他方の断面に横たわることから生じる不一致面の最小表面積が、2つの断面の大きい方の断面の表面積の最大20%、有利には最大10%、特に有利には5%以下であることが特に理解されるべきである。
好ましくは、螺旋体の長手方向は、螺旋体の主延長方向と少なくとも実質的に平行に、または平行に配置される。好ましくは、螺旋体は螺旋体の長手方向と平行に延びる長手方向軸を有する。好ましくは、螺旋体の主延長面は、少なくともワイヤネットが平らな仕方、(これはワイヤネットの設置される状態と特に異なり得る)に広げられるおよび/または巻き出される場合の状態において、ワイヤネットの主延長面と少なくとも実質的に平行に配置される。物体の「主延長方向」とは、本文脈において特に、その物体を依然として包み込む最小の仮想矩形直方体の最大縁部と平行に延びる方向であると理解されるべきである。「少なくとも実質的に平行」とは、ここでは特に、特に平面における基準方向に対する方向の向きが理解されるべきであり、ここでその方向は特に8°未満、有利には5°未満、特に有利には2°未満だけ基準方向から逸れる。物体の「主延長面」によって、物体を依然として完全に包み込む最小の仮想矩形直方体の最大側面と平行であり、かつ、特に矩形直方体の中心を通って延びる面が特に理解されるべきである。
ワイヤネットは好ましくは、複数のまたはいくつかの螺旋体を、特に同一に形成された螺旋体を含む。ワイヤネットが複数の異なる螺旋体から形成されることも考えられる。有利には螺旋体は相互接続される。具体的には隣接する螺旋体はそれらの長手方向が平行に延びるような方法で配置される。好ましくは、それぞれ1つの螺旋体は2つの隣接する螺旋体と一緒に編み組まれるおよび/または捩られる。具体的にはワイヤネットは、螺旋体を予備ネットへと捩り、さらなる螺旋体を前記捩った螺旋体に撚り合わせ、次いでまた別の螺旋体を前記さらなる撚り合せた螺旋体に撚り合せるなどすることによって作製可能である。有利には隣接する螺旋体はそれらの曲げ領域を介して接続される。特に有利には、異なる螺旋体のそれぞれの2つの曲げ領域が互いに接続され合う、具体的には互いに引っ掛けられ合う。特に、ワイヤネットの螺旋体は同じ回転方向を有する。有利にはそれぞれ2つの螺旋体は、特にそれらの端部の第1端部でおよび/または第1端部の反対側に位置するそれらの端部の第2端部で、互いに結び合わされる。
好ましくは、ワイヤネットは少なくとも1つの網目を含む。特に好ましくは、網目は4本の脚部で区切られ、そのうちのそれぞれ2本は同じ螺旋体に属する。有利には螺旋体は網目を少なくとも1つの側から、特に2つの側から区切る。特に、網目は平行四辺形であり、特に菱形の形状である。有利には網目は、螺旋体の長手方向に平行に延びる対称軸に対して対称でありおよび/または螺旋体の長手方向に対して垂直に延びる対称軸に対して対称である。好ましくは、網目は第1の内角を有する。特に好ましくは、第1の内角の絶対値は第1勾配角度の絶対値の2倍である。特に、第1の内角は、隣接する螺旋体の2つの勾配角度から構成される。有利には、螺旋体の長手方向軸は、第1の角度の角度二等分線である。好ましくは、網目は、第1の内角に隣接して配置された第2の内角を特徴とする。特に、第2内角の絶対値の半分と勾配角度の絶対値の和は、少なくとも実質的にまたは正確に90°である。有利には、第2の内角の角度二等分線は、螺旋体の長手方向軸に垂直に向けられる。特に有利には、網目は、第1の内角に対向して配置された第3の内角を有する。特に、第3の内角の絶対値は第1の内角の絶対値と同一である。有利には、網目は、第2の内角に対向して配置された第4の内角を有する。特に、第4の内角の絶対値は、第2の内角の絶対値と同一である。有利には、ワイヤネットは複数の網目を含み、それらは特に少なくとも実質的に同一、または同一である。特に有利には、それぞれ隣接する2つの螺旋体が複数の網目を形成する。好ましくは、第1脚部および第2脚部は、その螺旋体に隣接して配置されるさらなる螺旋体のさらなる第1脚部およびさらなる第2脚部と共に網目を形成する。「少なくとも実質的に」とは、この文脈において、所与の値からの偏差が所与の値の特に15%未満、好ましくは、10%未満、特に好ましくは、5%未満であることを特に意味する。
有利には第1勾配角度は、特に正面でみて第1脚部の長手方向軸と螺旋体の長手方向軸とによって含まれる角度である。特に有利には第2勾配角度は、特に横断方向でみて曲げ領域の主延長方向と螺旋体の長手方向軸とによって含まれる角度である。
曲げゾーンは特に、曲げ領域の少なくとも25%、有利には少なくとも50%、特に有利には75%以上、および好ましくは、少なくとも85%を含む。
好ましくは、第1脚部は曲げ領域に、特に第1移行ゾーンに一体的に接続される。特に好ましくは、第2脚部は曲げ領域に一体的に接続される。有利には第1移行ゾーンは曲げゾーンと一体的に接続される。特に好ましくは、螺旋体は一部品の構成において具体化される。特に、曲げ領域の主延長面は第1移行ゾーンの主延長面と異なる。しかしながら、曲げ領域および第1移行ゾーンが主延長面を共有することも考えられる。「一体的に」は特に、少なくとも、例えば溶接プロセスによる物質対物質の結合、接着剤結合プロセス、射出成形プロセスおよび/または当業者によって好都合とみなされる別のプロセスによって接続されること、および/または、例えば1回の鋳造から製作することによっておよび/または一部品または多部品射出成形手順で、および有利には単一素材から製作することによって一体部品で有利に形成されることを意味する。螺旋体が、複数の構成要素を有する長手方向要素、例えばストランドおよび/またはワイヤロープおよび/またはワイヤ束から形成される場合、「一体的に」は特に、本文脈において、長手方向要素の構成要素ワイヤおよび/または他の構成要素が螺旋体の輪郭に沿って中断されないことを意味する。螺旋体は特に単一の長手方向要素からまたは単一の長手方向要素素材から製作される。
反復曲げ試験において、ワイヤは好ましくは、対向して配置された、同一に構成された2つの曲げシリンダの周りで曲げられる。有利には曲げシリンダは、変形することなくおよび/または非破壊的に反復曲げ試験を実行するように構成される。
有利には螺旋体の試験片は一部品の構成で具体化される。螺旋体の試験片は好ましくは、正確に4つの曲げ領域を有する。特に好ましくは、螺旋体の試験片は正確に5つの脚部を有する。特に、平行プレートは変形なしにおよび/または非破壊的に圧縮試験を実行するように構成される。特に、圧縮の際、2つの平行プレートの第1プレートは、圧縮経路に沿って2つの平行プレートの第2プレートに向かって移動される。特に、圧縮の際、第1プレートは第2プレートに対して10μms−1以上、有利には少なくとも50μms−1、特に有利には100μms−1以上、好ましくは、約117μms−1の速度で移動する。特に、螺旋体の試験片は圧縮試験において不可逆的に変形される。「少なくとも略直線状に延びる」は特に、本文脈において、跳ねることなくおよび/または少なくとも実質的に一定の勾配で延びることを意味する。
供給ユニットは有利には少なくとも1つの供給要素を含み、供給要素は特に駆動されおよび供給の際に供給力を螺旋体素材に及ぼす。供給要素は好ましくは、供給ロールとして具体化される。特に有利には供給ユニットは複数の供給要素を含み、特に供給要素の少なくとも1つが、有利にはいくつかが、特に有利には供給要素のすべてが駆動され、前方供給において螺旋体素材は供給要素間を搬送される。
特に、形状調整ユニットは、曲げ領域の、特に曲げゾーンのおよび/または第1移行ゾーンの曲率を、および/または第1脚部の長さを、および/または第2脚部の長さを、および/または螺旋体の横断方向の延長を、および/または第1勾配角度を、および/または第2勾配角度を、および/または網目の形状を調整するように構成される。有利には、曲げ装置は、本発明に従う螺旋体を作製するように構成される。特に、曲げ装置は、本発明に従うワイヤネットを作製するように構成される。
曲げ装置は有利には編組ユニットを含み、編組ユニットは螺旋体を予備ネットへ、特に螺旋体と少なくとも実質的に同一であるかまたは同一である複数の螺旋体から形成される予備ネットへ編み組むように構成される。
好ましくは、曲げマンドレルは曲げマンドレルの長手方向軸周りで回転可能に支持される。特に、曲げマンドレルは駆動される。有利には曲げ装置は、特に曲げユニットは、曲げマンドレル用の少なくとも1つの駆動ユニットを含み、駆動ユニットは曲げマンドレルをその長手方向軸周りで回転させる。好ましくは、曲げ装置は、特に曲げユニットは、曲げテーブル用の少なくとも1つの駆動ユニットを含み、駆動ユニットは曲げテーブルを曲げマンドレルの周りで回転式に駆動するように構成される。曲げ装置は、好ましくは、単一の駆動ユニットを含み、駆動ユニットは適切なベルト、ホイール、伝達装置等を介して曲げ装置の被駆動および/または従動部品に接続される、および/または前記被駆動および/または従動部品を駆動するように構成される。
本発明のさらなる実施例において、ワイヤは少なくとも部分的に、特に完全に、コーティングからは無関係に、高張力鋼から作製されることが提案される。ワイヤは好ましくは、高張力鋼ワイヤである。例えば高張力鋼は、ばね鋼および/またはワイヤスチールおよび/またはワイヤロープに適した鋼であってもよい。特にワイヤは、少なくとも800Nmm−2の、有利には1000Nmm−2以上の、特に有利には少なくとも1200Nmm−2の、好ましくは、1400Nmm−2以上の、特に好ましくは、少なくとも1600Nmm−2の引張強度を、特に約1770Nmm−2または約1960Nmm−2の引張強度を有する。ワイヤがさらに高い引張強度を、例えば少なくとも2000Nmm−2のまたは2200Nmm−2以上の、または少なくとも2400Nmm−2の引張強度さえ有することも考えられる。これにより高い耐荷重性を、特にネットに対して横断方向に高い引張強度および/または高い剛性を達成することが可能になる。さらに、有利な曲げ特性が達成可能である。
本発明の有利な実施例において、第2勾配角度が第1勾配角度と少なくとも2.5°、好ましくは、5°以上、有利には少なくとも10°、特に有利には15°以上、好ましくは、20°以上、特に好ましくは、少なくとも25°異なることが提案される。これにより接続点の形状の用途特異的な最適化が可能になる。
本発明の特に有利な実施例において、第2勾配角度が25°〜65°、有利には40°〜50°の値を有することが提案される。特に、第2勾配角度は少なくとも25°、有利には30°以上、特に有利には少なくとも35°、および好ましくは、40°以上、および/または最大65°、有利には60°以下、特に有利には55°以下、および好ましくは、最大50°である。特に、第2勾配角度は少なくとも実質的に45°、特に正確に45°である。特に好ましくは、ネットの螺旋体の曲げ領域は約45°の第2勾配角度を特徴とする。これにより、高い耐荷重性を有しおよび/またはさらなる曲げ領域に有利に接続可能な曲げ領域の形状を達成することが可能になる。
あるいは、横断方向でみて、曲げ領域、特に曲げゾーンは、少なくとも略直線状の輪郭、特に直線状の輪郭に少なくとも部分的に従うことが提案される。「少なくとも略直線状」とは、特に、本文脈において、製造公差の範囲内で直線状、特に線状であることを意味する。好ましくは、横断方向でみて、曲げ領域の一部は、略直線状の輪郭または直線状の輪郭に従い、前記曲げ領域の一部は、曲げ領域の少なくとも50%、有利には少なくとも75%、特に有利には少なくとも85%を含む。有利には、曲げ領域は、その部分において、特に曲げ領域の近傍において、曲げ領域の略直線状の輪郭に平行に配置された平面内で湾曲を付けられる。好ましくは、正面図において、略直線状の輪郭は、螺旋体の長手方向に対して少なくとも実質的に平行に、または平行に延びる。これにより、高い引張強度および/または高い曲げ剛性を有する曲げ領域を提供することが可能になる。さらに、このようにして、異なる螺旋体の曲げ領域の接続に関して有利な形状が利用可能となる。
横断方向でみて、螺旋体は少なくとも部分的に段付きの経路に従い、特に斜めに段の付いた経路に従うこともまた提案される。好ましくは、横断方向でみて、第1脚部、曲げ領域および第2脚部は段付きの経路を形成し、曲げ領域または曲げ領域の少なくとも略直線状の輪郭は、第1脚部および/または第2脚部と第2勾配角度に対応するある角度を含む。
第1脚部および/または第2脚部が少なくとも部分的に直線状の輪郭に従う場合、ワイヤネットの高い剛性がその表面に対して横断方向に達成可能である。有利には第1脚部および第2脚部は網目の直線側を形成する。特に有利には、第1脚部全体および/または第2脚部全体が直線状に具体化される。特に、第1脚部および/または第2脚部は少なくとも1cm、有利には少なくとも2cm、特に有利には少なくとも3cm、好ましくは、5cm以上、および特に好ましくは、少なくとも7cmの長さを有する。しかしながら、第1脚部および/または第2脚部は、他の長さであってもよく、特にさらにより長くしてもよい。第1脚部および/または第2脚部は例えば10cm以上または少なくとも15cmまたは20cm以上または少なくとも25cmの長さまたはそれ以上の長さを有してもよく、とくにこれは螺旋体がワイヤストランド、ワイヤロープ、ワイヤ束等から具体化される場合である。
本発明の別の実施例において、第1脚部が少なくとも部分的に第1の面内に延び、第2脚部が少なくとも部分的に、第1の面と平行な第2の面内に延びることが提案される。特に、螺旋体の少なくとも2つの隣接する脚部は平行な面内に延びる。有利には、横断方向でみて、第1脚部は第2脚部と平行に延びる。第1脚部およびさらなる第1脚部は好ましくは、第1の面内に延び、および/または第2脚部および/またはさらなる第2脚部は第2の面内に延びる。好ましくは、前記第1の面はワイヤネットの正面側を決定し、および/または第2の面はワイヤネットの背面側を決定し、その逆の場合もある。これにより両面および/または両壁構造を有するワイヤネットを利用可能にすることができる。好ましくは、このようにして、ネットに対して横断方向に作用する力を、ネットの変形を最小限に留めながら効果的に吸収することができる。
さらなる螺旋体は特に少なくとも1つのさらなる曲げ領域を含み、その近くで螺旋体およびさらなる螺旋体は交差する。好ましくは、第1曲げ領域はさらなる曲げ領域と接続される、具体的には引っ掛けられる。特に、さらなる曲げ領域はさらなる第1脚部およびさらなる第2脚部を接続する。第1脚部は好ましくは、さらなる第1脚部と少なくとも実質的に平行にまたは平行に延びる。特に好ましくは、第2脚部はさらなる第2脚部と少なくとも実質的に平行にまたは平行に延びる。
本発明の有利な実施例において、第1螺旋体および第2螺旋体はさらなる曲げ領域の近くで垂直に交差することが提案される。特に、第2勾配角度は45°であり、同様に決定されたさらなる曲げ領域のさらなる第2勾配角度も45°である。好ましくは、互いに引っ掛けられたワイヤネットの曲げ領域はそれぞれ垂直に交差する。このようにして曲げ領域間の接続の高い引張強度が達成可能であり、それは特に交差点の直接の力の導入および/または力の伝達によるものである。さらに、これにより引っ掛けられた曲げ領域間の接触表面を最大化することが可能になる。
特に第1勾配角度が45°より大きい場合、第2勾配角度が第1勾配角度よりも小さいことがさらに提案される。あるいは、特に第1勾配角度が45°未満の場合、第2勾配角度が第1勾配角度より大きいことが提案される。好ましくは、第2勾配角度は第1勾配角度から独立し、特に有利には正確に45°であり、これは上に記載したとおりである。違った風に具体化された曲げ領域が互いに引っ掛けられる場合、各曲げ領域の第2勾配角度は、曲げ領域が垂直に交差するように有利に選択される。これにより、網目の形状から独立して、高い耐荷重性を特徴とする接続点を利用可能にすることができる。
第1勾配角度が45°より大きい、有利には50°より大きい、特に有利には55°より大きい、好ましくは、60°より大きいことがさらに提案され、これにより特に狭い網目が実施される。特に、網目の第1の内角は、特に網目の第2の内角よりもかなり大きい。このようにして、特に編み組まれる螺旋体の長手方向に対して垂直に、ネットの高い引張強度が達成可能である。
しかしながら、第1勾配角度が45°未満、有利には40°未満、特に有利には35°未満、好ましくは、30°未満であることも考えられ、これにより特に幅広い網目が実施される。特に、網目の第1の内角は、特に網目の第2の内角よりもかなり小さい。このようにして、特に編み組まれる螺旋体の長手方向と平行に、ネットの高い引張強度が達成可能である。さらに、このようにしてワイヤネットを斜面保護などに利用できるようにすることが可能であり、ワイヤネットは斜面に対して横断方向に巻き出すことができ、従って保護されるべき狭い領域に対し迅速な設置を有利に可能にする。
本発明の好ましい実施形態において、長手方向でみて、曲げ領域は、第2脚部に接続され、かつ、曲げ曲率と異なる第2移行曲率を有する少なくとも1つの第2移行ゾーンを含むことが提案される。有利に第1移行ゾーン、第2移行ゾーンおよび曲げゾーンは曲げ領域を一緒に形成する。特に、曲げ領域は第1移行ゾーン、第2移行ゾーンおよび曲げゾーンから実施される。好ましくは、第2移行ゾーンは一部品の実施において曲げ領域に接続される。特に好ましくは、第2脚部は特に一部品の実施において第2移行ゾーンに接続される。好ましくは、螺旋体は、結節点および曲げ領域を除いて湾曲を付けられない。これにより、変化可能であり、かつ、様々なパラメータに関して要求に適応できる螺旋体形状を利用可能にすることができる。
本発明の特に有利な実施例において、第1移行曲率および第2移行曲率は同一であることが提案される。有利に第1移行ゾーンおよび第2移行ゾーンはそれぞれ曲げ領域の同一の部分を含む。これにより好ましくは、正面側および背面側を交換可能に使用できるワイヤネットを利用可能にすることができる。
長手方向でみて、第1移行ゾーンおよび第2移行ゾーンは、有利に対称面に対して鏡面対称に具体化されることがさらに提案される。対称面とはその中を網目の第2内角の角度二等分線が延びる面であり、および/または螺旋体の長手方向と平行に配置される面である。好ましくは、前記対称面はワイヤネットのおよび/または螺旋体の主延長面である。好ましくは、曲げ領域は、長手方向でみて、特に前記対称面に対して鏡面対称である。これにより曲げ領域の有利な機械的特性を達成することが可能になる。
あるいは、曲げ曲率は第1移行曲率よりもおよび/または第2移行曲率よりも大きいことが提案される。第1移行曲率および/または第2移行曲率が少なくとも実質的に一定であることが考えられる。好ましくは、第1移行ゾーンにおいておよび/または第2移行ゾーンにおいて曲げ領域は第1脚部におよび/または第2脚部に連続する。有利に第1脚部、曲げ領域および第2脚部は、螺旋体のV字形部分を形成し、ここで曲げ領域は特にその部分の丸みを帯びた先端部を形成する。これにより有利に、急な形状変化によって生じる材料中の応力を特に大幅に回避することまたは少なくとも低減することが可能になる。
正面方向の高い硬度および/またはネットの接続点の高い耐荷重性は、曲げゾーン、特に曲げゾーン全体が、特に長手方向でみて円弧状の経路に従う場合、達成可能である。有利に曲げゾーンの曲率半径は、長手方向要素、それぞれのワイヤの半径と、曲げマンドレルの半径との和に少なくとも実質的に等しい。
特に、反復曲げ試験に関して、Cは正確に400N0.5mm0.5の係数である。特に螺旋体のより高い耐荷重性を達成するために、より大きなCが選択されることも考えられる。例えば、Cは少なくとも500N0.5mm0.5または750N0.5mm0.5以上または少なくとも1000N0.5mm0.5または1500N0.5mm0.5以上またはそれ以上の係数であってもよい。特に、係数は用途に応じて選択可能であり、その際、係数が大きくなるほど、曲げた場合に破断しにくいワイヤを、従って特に高いレベルの非破壊的変形性を備えたワイヤネットを選択することになる。
さらに、本発明によれば、本発明によるワイヤネット、特に防護ネットを、互いに編み組まれた複数の螺旋体を用いて作製するための方法が提案され、ここで、製作に適したワイヤは、特に高張力鋼から作られたものであるが、適切なワイヤを特定するための本発明による方法を少なくとも介して特定され、少なくとも1つの螺旋体は少なくとも1つの単一ワイヤ、ワイヤ束、タイヤストランド、ワイヤロープおよび/または曲げることによって特定されたワイヤを有する別の長手方向要素から製作される。これにより時間の掛かるテスト実行を大幅に回避することが有利に可能になる。さらに、このようにして高品質のワイヤネットを製作可能である。
第1の部分特性曲線が、螺旋体の横断方向の延長の少なくとも4分の1、有利に少なくとも3分の1、特に有利には少なくとも半分に等しい圧縮経路値範囲にわたって延びることがさらに提案される。特に、螺旋体の試験片の横断方向の延長は螺旋体の横断方向の延長に等しい。これにより有利に、衝撃の際に部分的に作用する力を、幅のある範囲にわたって弾性的におよび/または非破壊的に受け止めることができるワイヤネットを利用可能にすることができる。
本発明の有利な実施例において、第1の勾配よりも大きな第2の勾配を有する略直線状に延びる第2の部分特性曲線が、第1の部分特性曲線に特に直接続くことが提案される。特に、第2の勾配は、第1の勾配の少なくとも1.2倍、有利には1.5倍以上、特に有利には少なくとも2倍、および好ましくは、3倍以上の大きさである。特に、第2の勾配は第1の勾配の最大で10倍、有利には8倍以下、特に有利には最大で6倍、および好ましくは、5倍以下の大きさである。このようにして負荷の掛かった場合に生じる力のピークをワイヤネットによって有利に吸収することができる。
第2の勾配が第1の勾配の4倍以下の大きさである場合、ワイヤネットの適応できる力の取り込みおよび/またはエネルギーの取り込みを達成可能である。特に、このようにして、減速が少なくとも2段階で実行されるので、急に減速し衝撃を受けた物体による損傷が回避される。
あるいは、ばね特性曲線が、第1の部分特性曲線と第2の部分特性曲線との間の移行領域において屈折点を有することが提案され、これにより特に衝撃のあった場合に自発的な反応を達成することが可能になる。「屈折点」とは、特に、本文脈において、勾配の自発的な、特に突然のまたは突発の勾配の変化を意味する。特に、その移行領域は、螺旋体の横断方向の延長の最大5%、有利には3%以下、特に有利には2%以下、好ましくは、最大1%に対応する圧縮経路値範囲にわたって延びる。
第2の部分特性曲線が、螺旋体の横断方向の延長の少なくとも5分の1、有利には4分の1以上、特に有利には少なくとも3分の1に対応する圧縮経路値範囲にわたって延びることも提案される。好ましくは、第2の部分特性曲線は、第1の部分特性曲線の対応する圧縮経路値範囲より小さな圧縮経路値範囲にわたって延びる。このようにして、ワイヤネットの第2の力受入れゾーンにおいて、ワイヤネットの第1の力受入れゾーンよりも比較的小さな変形を伴う制御された方法で大きな力を吸収することができる。
本発明の好ましい実施例において、第2の部分特性曲線が、凸状に湾曲を付けられた第3の部分特性曲線に直接引き継がれることが提案される。特に、第3の部分特性曲線は、圧縮経路の増大とともに、特に連続的に、特に数学的に連続的に増大する勾配を有する。第3の部分特性曲線が多項式の、特に放物線の、または指数関数的な経路に従うことが考えられる。特に、第3の部分特性曲線は、螺旋体の横断方向の延長の少なくとも10分の1、有利には少なくとも8分の1、特に有利には少なくとも6分の1、好ましくは、少なくとも4分の1に対応する圧縮経路値範囲にわたって延びる。好ましくは、第3の部分特性曲線は、第2の部分特性曲線の対応する圧縮経路値範囲よりも小さな圧縮経路値範囲にわたって延びる。このようにして、特にワイヤネットの、その螺旋体のそれぞれの制御された変形によって、極限の力を安全に受け入れることができる。
第2の部分特性曲線と第3の部分特性曲線との間の移行部には屈折点がないことがさらに提案される。特に、第2の部分特性曲線の勾配は第3の部分特性曲線の勾配に滑らかに連続する。好ましくは、ばね特性曲線は第1の部分特性曲線と、特に第1の部分特性曲線に直接続く第2の部分特性曲線と、特に第2の部分特性曲線に直接続く第3の部分特性曲線とから構成される。これにより有利に、例えば衝撃のあった場合、ワイヤネットの急に生じる損傷を回避することが可能になる。
原則的に第1の部分特性曲線は、その経路の観点で概略的にまたは正確に第3の部分特性曲線に対応する部分特性曲線に直接引き継がれることが考えられる。ばね特性曲線には第2の線形の部分特性曲線がないことが特に考えられる。
さらに、形状調整ユニットは、横断方向ストロークユニットを備えることが提案されており、該横断方向ストロークユニットは、特に螺旋体を製作する間、曲げマンドレルの横断方向ストローク方向の主延長方向に沿って、供給軸に対する曲げテーブルの相対位置を、周期的におよび/または曲げマンドレル周りの曲げテーブルの回転に同期して変化させるように構成される。特に、横断方向ストロークユニットは、螺旋体素材を曲げテーブルに搬送する少なくとも1つの搬送要素を備える。特に、搬送要素は、曲げテーブルに対して横断方向ストローク方向に移動可能に支持されている。有利には、横断方向ストロークユニットは、搬送要素の動きを特に機械的に曲げマンドレルの周りの曲げテーブルの回転に結合する少なくとも1つの結合要素を含む。好ましくは、曲げテーブルは、曲げの開始時および/または螺旋体素材の前方供給の後、曲げテーブルの開始位置にある。特に好ましくは、搬送要素は、曲げ開始時および/または螺旋体素材の前方移動の後、搬送要素の開始位置にある。特に、曲げマンドレル周りの曲げテーブルの回転中、曲げテーブルおよび搬送要素は、少なくとも一回、同時にそれらのそれぞれの開始位置にある。有利には、曲げマンドレル周りで曲げテーブルが回転する際、搬送要素は、曲げテーブルから離れた、横断方向ストローク方向に平行にその開始位置から外される。特に有利には、曲げテーブルの前記回転中、搬送要素は、その開始位置に戻される。特に、横断方向ストロークユニットは、第2の勾配角度を有する曲げる際に形成される曲げ領域を提供するように構成される。特に、横断方向ストロークユニットは、調整可能な横断方向ストロークを生成するように構成される。これにより、横断方向のストロークを適応させることによって曲げ領域の形状の精密な調整が有利に可能になる。
本発明の有利な実施例において、形状調整ユニットが、螺旋体素材の最大前方供給位置を決定する少なくとも当接要素を有する当接ユニットを含むことがさらに提案される。特に、当接要素は、第1脚部の長さおよび/または第2脚部の長さを調整するように構成される。有利に、前方供給の際、供給ユニットは螺旋体素材を、特にそれぞれの直前に曲げられた曲げ領域を、当接要素まで前方に供給する。特に、前方に供給された状態において、螺旋体素材は、特にそれぞれの直前に曲げられた曲げ領域は当接要素に当接する。好ましくは、曲げる前、螺旋体素材は最大前方供給位置まで前方に供給される。このようにして有利に、螺旋体の形状を、特に脚部長さを正確におよび/または簡単におよび/または確実に調整することができる。
本発明の特に有利な実施例において、当接要素は曲げマンドレルの周りを、特に回転経路を回転しながら完全に回転するように支持されることがさらに提案される。好ましくは、曲げマンドレル周りの曲げテーブルの移動および当接要素の移動は、特に螺旋体を製作する間、同期される。これにより高い製作速度での正確な前方供給を促すことが可能になる。
曲げテーブルの回転中、当接要素に対する曲げテーブルの位置は変えることができる。有利には当接要素は前方供給の間および/または曲げる前、曲げテーブルの前に移動する。特に、曲げマンドレル周りの曲げテーブルの回転の間、螺旋体素材は、曲げテーブルがその開始位置にくる前、最大前方供給位置にすでに位置する。有利には当接要素は曲げる間曲げテーブルに当接する。特に有利には曲げテーブルに対する当接要素の位置は曲げる間一定である。このようにして移動フローが高レベルの精度および/または高い製作速度を可能にする。
当接要素が凹状に湾曲した、特に円弧状に湾曲した当接面を備える場合、曲げる前の素材の正確な位置決めが達成可能である。特に、当接面は、有利には互いに垂直に延びる2つの方向に凹状に湾曲している、特に円弧状に湾曲している。好ましくは、曲げマンドレル周りの当接要素の回転において、当接面と曲げマンドレルとの間の距離は一定である。好ましくは、当接面は溝の表面として実施される。溝は、有利には、曲げマンドレルの周りで回転方向に湾曲している。特に有利には、当接面は、溝の長手方向に垂直な方向に凹状に湾曲している。特に、長手方向の図における当接面の湾曲は、曲げ領域の湾曲に略一致する。特に、溝は、螺旋体素材および/または直前に曲げられた曲げ領域を、特に、螺旋体素材の前方供給の終点に向かっておよび/または最大前方供給位置においてセンタリングするように構成される。
螺旋体素材の前方供給が実行される少なくとも1つの前方供給動作状態において、供給軸に対する、特に曲げマンドレルに対する当接要素の位置は変わることができることがさらに提案される。特に、前方供給動作状態において、当接要素は一定の角速度で曲げマンドレルの周囲を回転する。このようにして、従動構造部品によって、特に回転する構造部品によって、素材の正確な当接を実現可能にすることができる。
本発明の好ましい実施例において、曲げテーブルが枢軸周りで枢動可能に支持され、枢軸は、曲げマンドレル周りの曲げテーブルの回転の間、曲げマンドレルの周りをそれ自体回転することが提案される。有利に枢軸は曲げマンドレルの長手方向軸と平行に配置される。特に有利には、曲げテーブルは曲げ加工後、枢軸周りで枢動される。特に、枢軸周りの枢動の際、曲げテーブルは回避的な移動を実行し、その結果、曲げテーブルは曲げマンドレルの周りを回転するとき、螺旋体素材の下に搬送可能である。特に、曲げマンドレル周りのその回転の一部の間、曲げテーブルは枢動された位置にある。これにより有利に曲げテーブルを連続的に回転させて迅速および正確な製作を促すことが可能になる。
本発明の特に好ましい実施形態において、螺旋体素材を曲げるために曲げユニットは高張力鋼から作られた少なくとも1本のワイヤと共に構成されることが提案される。
それ自体で真直ぐでありおよび/またはそれ自体撚られていない螺旋体は、曲げユニットが螺旋体素材を曲げテーブルの回転中180°超曲げるように構成されている場合、有利に製作可能である。特に、曲げユニットは曲げ加工中螺旋体素材を余分に曲げるおよび/または通過させるように構成され、これは高張力ワイヤを有する長手方向要素の場合特に必要であり得るが、それは特にそのような長手方向要素の部分的に弾性的な挙動および/または弾性のためである。有利に曲げユニットは180°曲げられた曲げ領域を作製するように構成される。有利には、曲げ加工後、曲げテーブルは180°を超える角度だけ枢動される。特に有利には、曲げユニットは余分に曲がる角度を調整するように構成される。特に、曲げ加工後、曲げテーブルは螺旋体素材に押し付けられ、有利にその間、その回転において、曲げテーブルは余分に曲がる角度だけ180°を超える角度範囲にわたりスイープする。特に、余分に曲がる角度は、例えば最大1°または最大2°または最大5°または最大10°または最大15°または最大20°または最大30°またそれ以上であり得、これは特に螺旋体素材のばね特性曲線に依存する。余分に曲がる角度は曲げユニットの調整を介して調整可能であることも考えられる。
形状調整ユニットが、少なくとも1つの保持要素を有する保持ユニットを含む場合、不注意な次の曲げ加工は回避可能であるおよび/または高い精度の製作が達成可能であり、保持要素は、曲げ加工中および特に余分な曲げ加工中にも、曲げマンドレルから見て曲げテーブルの後ろで少なくとも部分的に螺旋体を固定する。特に、保持要素は少なくとも1つの方向における、特に半分のスペースに向かう螺旋体の移動性および/または曲がり性を制限する。有利に保持要素は直前に曲げられた曲げ領域に当接する脚部の近くで螺旋体を保持する。特に、保持要素は、特に曲げテーブルの主延長面に向かう方向において、螺旋体の周囲で部分的に係合する。保持要素はフォーク状に有利に具体化される。特に曲げマンドレル周りの螺旋体素材の曲げ加工において、曲げテーブルは螺旋体の長手方向軸と平行な軸周りで完全に既に曲げられた螺旋体を枢動させ、この際保持要素は前記枢動中螺旋体を有利に安定させる。
保持要素が曲げマンドレルの周りを完全に回転するような方法で支持されている場合、螺旋体が曲げられる間の螺旋体の連続的な支持を得ることができる。特に、保持要素は、特に螺旋体の製作の間、曲げテーブルの回転と同期された方法で曲げマンドレルの周りを回転する。
本発明のさらなる実施例において、保持要素は枢軸周りで枢動可能に支持され、枢軸はそれ自体、曲げマンドレルの周りを保持要素が回転する間、曲げマンドレルの周りを回転することが提案される。特に、保持要素は、曲げマンドレル周りでの保持要素の回転の一部の間だけ、螺旋体と当接する。有利に保持要素は曲げマンドレル周りで回転する間、その枢軸周りを枢動する一方、螺旋体から離れる。特に有利には保持要素は前方供給の間、螺旋体および螺旋体素材に対して接触することなく配置される。これにより特に、高い製作速度を達成することが可能になる。さらに、このようにして、製作中の従動部品の減速を、時間的におよび/またはエネルギー的に効率よく大幅になくすことができる。
本発明の好ましい実施形態において、保持要素は曲げテーブル上で支持されることが提案される。特に、曲げテーブルの枢軸および保持要素の枢軸は平行に、好ましくは、曲げマンドレルの長手方向軸と平行に延びる。特に、保持要素の枢軸は曲げテーブル内におよび/または曲げテーブルのサスペンション内に延びる。好ましくは、形状調整ユニットは、少なくとも1つの曲げテーブル用溝付き連結部を含む。特に好ましくは、形状調整ユニットは、保持要素用の少なくとも1つのさらなる溝付き連結部を含む。有利には、螺旋体の製作中、曲げテーブルおよび保持要素は曲げマンドレルの周囲を同期して回転し、やがて異なる時点で螺旋体素材に対して枢動される。
本発明はさらに、本発明によるワイヤネット、特に防護ネットの製作方法を含み、ワイヤネットは互いに編み組まれた複数の螺旋体を含み、螺旋体の少なくとも1つは少なくとも螺旋体素材、すなわち単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープおよび/または少なくとも1本のワイヤを有する別の長手方向要素から、本発明による少なくとも1つの曲げ装置を用いて製作される。このようにして、特に高い製作速度および高い製作精度が達成可能である。
本発明によるワイヤネット、本発明による曲げ装置、および本発明による方法は、本明細書において、上に記載した用途および実施形態に制限されない。特に、記載した本明細書中の機能を達成するために、本発明によるワイヤネット、本発明による曲げ装置、および本発明による方法は、記載した本発明中の数と異なる各要素および/または構造部品および/またはユニットおよび/または方法ステップの数を含んでもよい。
さらなる利点は図面の以下の説明から明らかになる。図面中、本発明の様々な例示的実施形態が示されている。図面、説明および特許請求の範囲は、複数の特徴を組み合わせて含む。当業者であれば、それらの特徴を意図的に別々に考慮し、さらなる好都合な組合せを発見するであろう。
ワイヤネットの一部を概略正面図で示す。 ワイヤネットの螺旋体の一部を斜視図で示す。 ワイヤネットの別の部分を概略正面図で示す。 螺旋体の2つの脚部および曲げ領域を様々な図で示す。 螺旋体の2つの脚部および曲げ領域を様々な図で示す。 螺旋体の2つの脚部および曲げ領域を様々な図で示す。 螺旋体の2つの脚部および曲げ領域を様々な図で示す。 2つの螺旋体の2つの相互に接続された曲げ領域を様々な図で示す。 2つの螺旋体の2つの相互に接続された曲げ領域を様々な図で示す。 2つの螺旋体の2つの相互に接続された曲げ領域を様々な図で示す。 2つの螺旋体の2つの相互に接続された曲げ領域を様々な図で示す。 螺旋体の長手方向で見た螺旋体を概略的に示す。 反復曲げ試験を実行するための曲げ試験装置を概略的に示す。 圧縮試験を実行するための圧縮装置を概略的に示す。 螺旋体の試験片のばね特性曲線を概略的なダイアグラムで示す。 ワイヤネットを製作するための曲げ装置を斜視図で示す。 第1動作状態にある曲げ装置の曲げ空間を斜視図で示す。 第2動作状態にある曲げ空間を斜視図で示す。 曲げ装置の曲げテーブルのおよび保持装置の溝付き連結部を概略側面図で示す。 ワイヤネット製作方法の概略フローチャートを示す。 第2のワイヤネットを概略正面図で示す。 第2のワイヤネットの螺旋体の曲げ領域を概略的に示す。 第3のワイヤネットを概略正面図で示す。 第3のワイヤネットの螺旋体の曲げ領域を概略的に示す。 螺旋体の長手方向で見た第4のワイヤネットの螺旋体を概略図で示す。 螺旋体の長手方向で見た第5のワイヤネットの螺旋体を概略図で示す。 第6のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線を概略的なダイアグラムで示す。 第7のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線を概略的なダイアグラムで示す。 第8のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線を概略的なダイアグラムで示す。 第9のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線を概略的なダイアグラムで示す。 第10のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線を概略的なダイアグラムで示す。
図1において、ワイヤネット10aの一部を概略正面図で示す。ワイヤネット10aは防護ネットとして実施される。示されるワイヤネット10aは例えば斜面保護として、雪崩防止ネットとして、キャッチフェンス等として使用することができる。ワイヤネット10aは互いに編み組まれた複数の螺旋体12a、14aを、詳細には螺旋体12aおよびさらなる螺旋体14aを含む。本例ではワイヤネット10aは複数の同一に形成された螺旋体12a、14aを含み、それらは互いに撚り合わされ、ワイヤネット10aを形成する。
図2において、ワイヤネット10aの螺旋体12aの一部を斜視図で示す。図3はワイヤネット10aの別の部分を概略的な正面図において示す。螺旋体12aは少なくとも1本のワイヤ18aを有する長手方向要素16aから製作される。本例では長手方向要素16aは単一ワイヤとして具体化される。ワイヤ18aは本例では長手方向要素16aを形成する。長手方向要素16aは曲げられて螺旋体12aを形成する。螺旋体12aは一部品の構成において具体化される。螺旋体12aは単一ワイヤ片から製作される。本例ではワイヤ18aは3mmの直径を有する。長手方向要素がワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ等として実施されることも考えられる。さらにワイヤが異なる直径、例えば1mm未満、または約1mm、または約2mm、または約4mm、または約5mm、または約6mmを有するか、あるいはさらにより大きな直径を有することが考えられる。
螺旋体12aは第1脚部20aと、第2脚部22aと、第1脚部20aおよび第2脚部22aを接続する曲げ領域24aとを含む。本例では螺旋体12aは複数の第1脚部20aと、複数の第2脚部22aと、複数の曲げ領域24aとを含むが、全体がよく見えるようにその全てに参照番号が付されているわけではない。さらに本例では第1脚部20aは少なくとも互いに実質的に同等に実施される。本例では第2脚部22aも同様に少なくとも互いに実質的に同等に実施される。さらに本例では曲げ領域24aは少なくとも互いに実質的に同等に実施される。従って、後続する第1脚部20aにおいて、第2脚部22aおよび曲げ領域24aは例として詳細に記載される。ワイヤネットが、異なる第1脚部および/または異なる第2脚部および/または異なる曲げ領域を含むことが考えられる。
螺旋体12aは長手方向28aを有する。螺旋体12aは長手方向28aと平行に延びる長手方向軸109aを有する。長手方向28aは螺旋体12aの主延長方向に等しい。螺旋体12aの主延長面に対して垂直な正面視において、第1脚部20aは螺旋体12aの長手方向28aに対し、第1勾配角度26aに沿って延びる。具体的には正面視とは、正面方向54aでみることである。第1脚部20aは長手方向軸110aを有する。第1脚部20aの長手方向軸110aは第1脚部20aの主延長方向112aと平行に延びる。図3において螺旋体12aは、正面視で示されている。螺旋体12aの長手方向軸109aおよび第1脚部20aの長手方向軸110aは第1勾配角度26aを含む。第1脚部20aは本例では約65mmの長さを有する。第2脚部22aは本例では約65mmの長さを有する。
図4a〜図4dでは、第1脚部20aと第2脚部22aと曲げ領域24aとを含む螺旋体12aの一部を様々な図で示す。図4aでは、螺旋体12aの長手方向28aの図を示す。図4bでは、第1脚部20a、第2脚部22aおよび曲げ領域24aを、螺旋体12aの主延長面の螺旋体12aの長手方向28aに対して垂直な横断方向視で示す。図4cでは、正面方向54aの図を示す。図4dでは斜視図を示す。横断方向でみて、曲げ領域24aは、螺旋体12aの長手方向28aに対して、第1勾配角度26aと異なる第2勾配角度30aで少なくとも部分的に延びる。横断方向でみて、曲げ領域24aは長手方向軸114aを有する。曲げ領域24aの長手方向軸114aおよび螺旋体12aの長手方向軸109aは第2勾配角度30aを含む。
ワイヤ18aは少なくとも部分的に高張力鋼から作られる。ワイヤ18aは高張力鋼ワイヤとして具体化される。ワイヤ18aは少なくとも800Nmm−2の引張強度Rを有する。本例ではワイヤ18aは約1770Nmm−2の引張強度を有する。当然のことながら、上に記載したように、他の引張強度も考えられ、具体的には2200Nmm−2を超える引張強度さえも考えられる。特にワイヤは超高張力鋼から作られることが考えられる。
第2勾配角度30aは少なくとも5°だけ第1勾配角度26aと異なる。第2勾配角度30aは25°〜65°の間の値を有する。さらに第1勾配角度26aは45°を超える。本例では第1勾配角度26aは約60°である。さらに本例では第2勾配角度30aは約45°である。第2勾配角度30aは第1勾配角度26aより小さい。
横断方向でみて曲げ領域24aは少なくとも略直線の輪郭に少なくとも部分的に従う。本例では曲げ領域24aの大部分は横断方向でみて直線の輪郭に従う。
横断方向でみて螺旋体12aは段付きの輪郭に少なくとも部分的に従う。段付きの輪郭は斜めに段を付けられる。
第1脚部20aは少なくとも部分的に直線の輪郭に従う。本例では第1脚部20aは直線の輪郭に従う。第2脚部22aは少なくとも部分的に直線の輪郭に従う。本例では第2脚部22aは直線の輪郭に従う。第1脚部20aおよび/または第2脚部22aには、湾曲および/または曲折および/または屈折点がない。曲げ領域24aは、螺旋体12aの長手方向28aと平行な長手方向でみて、180°の曲折を描く輪郭を有する。図4aにおいて、螺旋体12aは長手方向視で示されている。
第1脚部20aは少なくとも部分的に、特に全体的に第1面内に延び、第2脚部22aは少なくとも部分的に、特に全体的に、第1面と平行な第2面内に延びる。長手方向でみて、第1脚部20aは第2脚部22aと平行に延びる。
さらなる螺旋体14aはさらなる曲げ領域32aを含む。曲げ領域24aおよびさらなる曲げ領域32aは接続される。曲げ領域24aおよびさらなる曲げ領域32aは、第1螺旋体12aおよびさらなる螺旋体14aの接続点を形成する。
図5a〜図5dはワイヤネット10aの一部を示し、曲げ領域24aおよびさらなる曲げ領域32aを様々な図で含む。図5aは螺旋体12aの長手方向28a視で示す。図5bはワイヤネット10aの一部を、螺旋体12aの主延長面の螺旋体12aの長手方向28aに対して垂直な横断方向視で示す。図5cは正面方向54a視で示す。図5dは斜視図を示す。
螺旋体12aおよびさらなる螺旋体14aは少なくとも実質的に垂直にさらなる曲げ領域32aの近くで交差する。横断方向でみて曲げ領域24aおよびさらなる曲げ領域32aは交差角度118aを含む。交差角度118aは、第2勾配角度30aと、それに対応して決定されるさらなる螺旋体14aのさらなる第2勾配角度とに依存する。本例では交差角度118aは90°である。
他方の第1勾配角度に対し、45°の第2勾配角度が有利に選択され、それにより、適切に実施される螺旋体が接続点で垂直に交差し、高い機械的耐荷重性を前記接続点が有利に有する。
図6は、螺旋体12aの長手方向28aにおいて見た螺旋体12aを、概略的に示している。図1〜図5において、螺旋体12aは、特に曲げ領域24aは、図6と比較して簡略化して示されている。螺旋体12aの長手方向28aと平行な長手方向でみて、曲げ領域24aは曲げゾーン34aを含み、該曲げゾーン34aは曲げ曲率を有し、および、第1脚部20aに接続され、かつ、曲げ曲率と異なる第1移行曲率を有する第1移行ゾーン36aを有する。曲げゾーン34aは第1移行ゾーン36aに接続される。曲げゾーン34aおよび第1移行ゾーン36aは直接横並びに配置され、特に互いに連続する。曲げゾーン34aおよび第1移行ゾーン36aは一部品の実施において互いに接続される。第1移行ゾーン36aは第1脚部20aと連続する。第1移行ゾーン36aは一部品の構成において第1脚部20aに接続される。
長手方向でみて、曲げ領域24aは第2移行ゾーン38aを含み、それは第2脚部22aに接続され、曲げ曲率と異なる第2移行曲率を有する。第2移行ゾーン38aは一部品の実施において曲げゾーン34aに接続される。第2移行ゾーン38aは第2脚部22aと連続する。第2移行ゾーン38aは一部品の実施において第2脚部22aに接続される。曲げゾーン34a、第1移行ゾーン36a、および第2移行ゾーン38aは、曲げ領域24aを一緒に具体化する。
第1移行曲率および第2移行曲率は全く同じものである。しかしながら第1移行曲率および第2移行曲率が異なるものであることも考えられ、それにより例えば前側および後側を有するワイヤネットを形成することが許容され、前側および後側は特にそれらのばね特性曲線および/または変形特性に関して異なる。
長手方向でみて、第1移行ゾーン36aおよび第2移行ゾーン38aは鏡面対称的に具体化される。第1移行ゾーン36aおよび第2移行ゾーン38aはワイヤネット10aの主延長面に関して鏡面対称である。第1移行ゾーン36aおよび第2移行ゾーン38aは、第1脚部20aが延びる面と、第2脚部22aが延びる面であって第1脚部20aが延びる面と平行な面との間で中心に延びる面に対して鏡面対称であり、この中心に延びる面は前記各面と平行である。
曲げ曲率は第1移行曲率よりも大きい。曲げ曲率は第2移行曲率よりも大きい。曲げゾーン34aは円形の経路に従う。長手方向でみて、曲げゾーン34aは円弧状に曲げられる。長手方向でみて、曲げゾーン34aは180°未満曲げられる。曲げゾーン34a、第1移行ゾーン36aと第2移行ゾーン38aとは長手方向でみて全て180°で曲げられる。本例では曲げ曲率、特に曲げゾーン34aの輪郭は、連続的に、特に数学的に連続的に、特に屈折点なしに第1移行曲率に、特に第1移行ゾーン36aの輪郭に連続する。さらに、本例では、曲げ曲率、特に曲げゾーン34aの輪郭は、連続的に、特に数学的に連続的に、特に屈折点なしに第2移行曲率に、特に第2移行ゾーン38aの輪郭に連続する。さらに、本例では、第1移行曲率、特に第1移行ゾーン36aの経路は、連続的に、特に数学的に連続的に、特に屈折点なしに第1脚部20aの直線状の輪郭に連続する。さらに、本例では、第2移行曲率、特に第2移行ゾーン38aの輪郭は、連続的に、特に数学的に連続的に、特に屈折点なしに第2脚部22aの直線状の輪郭に連続する。各移行部に屈折点が付与されることも考えられる。第1移行曲率および/または第2移行曲率がなくなることもさらに考えられ、その際、特に第1移行ゾーンおよび/または第2移行ゾーンは少なくとも部分的にまたはそれらの全延長にわたり直線状の輪郭を有する。
図7は、反復曲げ試験を実行するための曲げ試験装置120aを概略図で示す。曲げ試験装置120aは、クランプジョー122a、124aを含み、それらはワイヤ試験片をそれらの間で締め付けるように構成される。示される例では、それはワイヤ18aの試験片42aである。曲げ試験装置120aは曲げレバー128aを含み、それは前後に枢動できるような方法で支持されている。曲げレバー128aはワイヤ18aの試験片42a用のドライバ130a、132aを含む。曲げ試験装置120aは曲げシリンダ40aを含み、その周囲でワイヤ18aの試験片42aは反復曲げ試験において曲げられる。曲げ試験装置120aはさらなる曲げシリンダ126aを含み、それは曲げシリンダ40aと同一に具体化される。さらなる曲げシリンダ126aは曲げシリンダ40aに対向して配置される。反復曲げ試験において曲げレバー128aはワイヤ18aの試験片42aを曲げシリンダ40aおよびさらなる曲げシリンダ126aの周囲でそれぞれ90°だけ交互に曲げる。反復曲げ試験は通常、ワイヤ18aの試験片42aが破断するまで実行され、これはワイヤ18aの前記試験片42aの荷重支持能力および/または柔軟性を試験するためである。
曲げシリンダ40aは最大で2dの、すなわちワイヤの直径dの2倍以下の直径を有する。本例では、曲げシリンダ40aは5mmの直径を有する。有利に3.75mmの曲げシリンダ直径が2mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に5mmの曲げシリンダ直径が3mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に7.5mmの曲げシリンダ直径が4mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に10mmの曲げシリンダ直径が5mmのワイヤ直径に対して選択される。
ワイヤ18aの試験片42aは本例では約85mmの長さを有する。有利に約75mmの試験片長さが2mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に約85mmの試験片長さが3mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に約100mmの試験片長さが4mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に約115mmの試験片長さが5mmのワイヤ直径に対して選択される。好ましくは、試験片42aは、特に長手方向要素16aおよび/またはワイヤネット10aの製作前に、ワイヤ18aから切り取られる。
曲げシリンダ40aの周囲での、特にさらなる曲げシリンダ126aの周囲での反復曲げ試験において、ワイヤ18a、ワイヤ18aのそれぞれの試験片42aは、破断することなく少なくともM回、反復して少なくとも90°曲げることができ、ここでMは、該当する場合には端数を切り捨てることによって、C・R−0.5・d−0.5であるように決定され、ここでdはワイヤ18aのmm単位での直径であり、Rはワイヤ18aの単位Nmm−2での引張強度であり、Cは係数であり、少なくとも400N0.5mm0.5である。反復曲げ試験はワイヤ18aをその引張試験に加えてその撓み特性に関しても試験することを許容し、撓み特性はワイヤネット10aの製作と、設置物における、特に衝撃の場合のワイヤネット10aの変形特性との両方に関連するものである。より大きな値がCに選択される場合、より高い柔軟性を有するワイヤを、例えばより要求の厳しい用途向けに選択することができる。Cは例えば500N0.5mm0.5または750N0.5mm0.5または1000N0.5mm0.5または2000N0.5mm0.5であってもよく、あるいはさらに大きくてもよい。本例では、上記式により以下の値が与えられる。
M’=400N0.5mm0.5×(1770Nmm−0.5×(3mm)−0.5=5.4892
本例では、この式を適用し、次いでM’の端数を切り捨てることによって、Mは5の値を有する。
曲げ試験装置120aは曲げ長さ133aを決定する。曲げ長さ133aは曲げシリンダ40aの最高点とドライバ130a、132aの最低点との間の垂直距離である。本例では、曲げ長さ133aは約35mmである。有利に25mmの曲げ長さが2mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に約35mmの曲げ長さが3mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に約50mmの曲げ長さが4mmのワイヤ直径に対して選択される。有利に約75mmの曲げ長さが5mmのワイヤ直径に対して選択される。
反復曲げ試験によって、ワイヤネット10aの製作前、適切なワイヤ18aを特定することができる。ワイヤ18aは本明細書において、ワイヤ18aの試験片42aが破断することなく少なくともM回、曲げシリンダ40aの周囲で、特にさらなる曲げシリンダ126aの周囲で少なくとも90°反対方向に前後に曲げることができる場合、適切であるとみなされる。
図8は圧縮試験を実行するための圧縮装置134aを概略的に示す。圧縮装置134aは2つの対向する平行プレート48a、50a、すなわち第1プレート48aおよび第2プレート50aを含む。プレート48a、50aは圧縮経路52aに沿って相手方に向かって移動可能である。本例では、第1プレート48aは第2プレート50aに向かって移動可能である。さらに本例ではプレート48a、50aは圧縮試験において約117μms−1の速度で相手方に向かって移動される。有利に、圧縮試験の前、第1プレート48aおよび/または第2プレート50aは最初に、ワイヤ18aの試験片42aと、特に約10kNの予負荷でおよび/または約333μms−1の速度で接触するように相手方に向かって移動され、ここで例えば係数2、係数5、係数10、係数20、係数50、係数100だけ異なる他の予負荷および/または速度も考えられる。
圧縮試験は螺旋体12aの試験片46aを圧縮することを含む。螺旋体12aの試験片46aは螺旋体12aから取り出される、具体的には螺旋体12aから切り取られる。螺旋体12aの試験片46aは特に正確に5つの脚部と4つの曲げ領域とを含む。螺旋体12aは横断方向の張出44aを有する(図4aも参照)。本例では、横断方向の張出44aは約12mmである。横断方向の張出44aは曲げ領域24aの形状に依存する。横断方向の張出44aは曲げ曲率、第1移行曲率、および第2移行曲率に依存する。他のいずれかの横断方向の張出、および適用に対するそれらの適応が考えられる。例えば、小さい厚さを有するワイヤネットが必要とされる場合、例えば最大10mmまたは最大7mmの延びが必要とされる場合、より小さい横断方向の張出を適用することができる。より大きな横断方向の張出も考えられ、例えば15mmを超えるまたは25mmを超えるまたは40mmを超えるあるいはそれを上回る横断方向の張出さえ考えられる。長手方向要素のより大きな直径の場合、対応してより大きな横断方向の張出を選択することが特に考えられる。しかしながら、対応する長手方向要素の大きな直径と同時に小さな横断方向の張出を有する密に曲げられたワイヤネットも考えられる。特に小さなネット厚さを実現するために、第1曲げ領域および第2曲げ領域が小さな角度を含みながら交差し、その際、詳細には、対応する第2勾配角度は45°をかなり下回る、例えば30°または20°あるいはそれ以下の値さえ有することも考えられる。第1曲げ領域および第2曲げ領域が大きな角度を含みながら交差し、その際対応する第2勾配角度は45°をかなり上回る、例えば60°または70°あるいはそれ以上の値さえ有することも考えられ、その結果として、特に大きな厚さと、螺旋体間の狭小に実施された接続点とを特徴とするワイヤネットが実現可能である。
図9は圧縮試験における螺旋体12aの試験片46aのばね特性曲線56aを概略的な圧縮経路力ダイアグラム58aで示す。圧縮経路力ダイアグラム58aは圧縮経路軸136aを含み、この上に圧縮経路52aに沿ったプレート48a、50aの、特に第1プレート48aの位置が示される。圧縮経路力ダイアグラム58aは力軸138aを含み、この上に圧縮試験で生じる圧縮経路52aの各地点における圧縮力が示される。圧縮装置134aは圧縮経路力ダイアグラム58aに従ってばね特性曲線56aを決定するように構成される。螺旋体12aから取り出された螺旋体12aの試験片46aは、平行なプレート48a、50a間での圧縮試験(この圧縮試験は螺旋体12aの正面方向54aと平行な圧縮経路52aに沿ったプレート48a、50aの移動を介した圧縮を含む)において、ばね特性曲線56aを示し、ばね特性曲線56aは圧縮経路力ダイアグラム58aにおいて圧縮経路52aの始点から始まり第1の勾配で少なくとも略直線状に延びる第1の部分特性曲線60aを有する。本例では、第1の部分特性曲線60aは直線状に延びる。
圧縮経路52aはここで、プレート48a、50aが螺旋体12aの試験片46aに当接している状態で始まり、この際螺旋体12aの試験片46aに圧縮力はまだ作用しない。圧縮経路52aは次いで螺旋体12aの試験片46aが平らになる地点まで延びる。具体的には圧縮経路52aは、横断方向の張出44aとワイヤ直径dとの間の差に略等しい距離にわたって延びる。特に、螺旋体12aの試験片46aは圧縮試験において少なくとも実質的にワイヤ直径dまで平らにされる。
第1の部分特性曲線60aは圧縮経路値範囲66aにわたって延び、それは少なくとも螺旋体12aの横断方向の張出44aの4分の1に等しい。
第1の部分特性曲線60aは、略直線状に延びる第2の部分特性曲線62aに直接引き継がれる。第2の部分特性曲線62aは、第1の勾配を上回る第2の勾配を有する。第2の勾配は第1の勾配の大きさの4倍以下である。本例では、第2の勾配は第1の勾配の大きさの略2倍である。しかしながら、例えば1.1または1.5または2.5または3または3.5等、第1の勾配と第2の勾配との間の他の係数も考えられる。
ばね特性曲線56aは第1の部分特性曲線60aと第2の部分特性曲線62aとの間の移行領域68aに屈折点70aを有する。屈折点70aは第1の勾配から第2の勾配へのばね特性曲線56aの勾配の跳ねるような変化に一致する。
第2の部分特性曲線62aは圧縮経路値範囲72aにわたって延び、これは螺旋体12aの横断方向の張出44aの少なくとも5分の1に対応する。
第2の部分特性曲線62aは凸状に曲がる第3の部分特性曲線64aに引き継がれる。第3の部分特性曲線64aは連続的に増大する勾配を有する。第2の部分特性曲線62aと第3の特性64aとの間の移行部分には屈折点がない。第2の勾配は第3の部分特性曲線64aの勾配と滑らかに連続する。第2の部分特性曲線62aと第3の部分特性曲線64aとの間の移行点116aにおいて、第3の部分特性曲線64aの勾配は第2の勾配に一致する。
図10はワイヤネット10aを製作するための曲げ装置74aを斜視図で示す。図11は第1動作状態の曲げ装置74aの曲げ空間140aを斜視図で示す。図12は第2動作状態の曲げ空間140aを斜視図で示す。曲げ装置74aはワイヤネット10aを製作するように構成される。曲げ装置74aは螺旋体12aを製作するように構成される。曲げ装置74aは螺旋体12aの特に脚部20a、22aのおよび螺旋体12aの曲げ領域24aの形状に従って螺旋体12aを曲げるように構成されている。曲げ装置74aは螺旋体素材76aからワイヤネット10aを、それぞれの螺旋体12aを製作するように構成される。螺旋体素材76aはここでは曲げられていない長手方向要素16aによって形成される。本例では、ワイヤ18aが螺旋体素材76aを形成する。しかしながら、螺旋体素材が、ワイヤ束および/またはワイヤストランドおよび/またはワイヤロープおよび/または別のタイプの長手方向要素として形成されることも考えられる。曲げ装置74aは螺旋体素材76aを曲げることによって螺旋体12aを製作するように構成される。
曲げ装置74aは曲げユニット78aを含む。曲げユニット78aは曲げマンドレル80aと曲げテーブル82aとを含む。曲げテーブル82aは螺旋体素材76aを曲げマンドレル80aの周りで曲げるように構成される。曲げテーブル82aは曲げマンドレル80aを完全に回転するようにして支持される。製作の際、曲げテーブル82aは曲げマンドレル80aの周囲に円周方向142aに連続的に延びる。曲げマンドレル80aは長手方向軸144aを有する。曲げマンドレル80aの長手方向軸144aは、曲げマンドレル80aの主延長方向94aと平行に延びる。
曲げ装置74aは、供給軸86aに沿った供給方向88aに螺旋体素材76aを前方供給するように構成される供給ユニット84aを含む。供給軸86aは供給方向88aと平行に配置される。供給方向88aは螺旋体素材76aの主延長方向と平行に延びる。供給軸86aおよび曲げマンドレル80aの長手方向軸144aは、少なくとも実質的におよび特に正確に第1勾配角度26aに等しい角度を含む。第1勾配角度26aは、供給軸86aを曲げマンドレル80aの長手方向軸144aに対して調整することによって調整可能である。
曲げ装置74aは、螺旋体12aの形状を調整するように構成された形状調整ユニット90aを含む。形状調整ユニット90aは第1脚部20aのおよび第2脚部22aの長さを調整するように構成される。形状調整ユニット90aは螺旋体12aの横断方向の張出44aを調整するように構成される。形状調整ユニット90aは第1勾配角度26aを調整するように構成される。形状調整ユニット90aは第2勾配角度30aを調整するように構成される。形状調整ユニット90aは曲げ曲率を調整するように構成される。形状調整ユニット90aは第1移行曲率を調整するように構成される。形状調整ユニット90aは第2移行曲率を調整するように構成される。形状調整ユニット90aは、曲げ領域24aの、特に曲げゾーン34aの、特に第1移行ゾーン36aの、特に第2移行ゾーン38aの形状を調整するように構成される。形状調整ユニット90aは供給軸86aと曲げマンドレル80aの長手方向軸144aとの間の角度を調整するための方向付け要素146aを含む。方向付け要素146aは長円形の穴として具体化される。
製作中、螺旋体素材76aは反復的に前方に供給される。前方供給の実行に続いて、曲げユニット78a、特に曲げテーブル82aはそれぞれ螺旋体素材76aを、曲げマンドレル80aの周囲で曲げ、製作された螺旋体12aの曲げ領域24aを作る。曲げマンドレル80aの直径はここで曲げゾーン34aの曲げ曲率を決定し、および螺旋体12aの横断方向の張出44aを少なくとも部分的に決定する。特に曲げマンドレル80aの直径は、曲げ領域24aの内側半径を決定する。
形状調整ユニット90aは横断方向ストロークユニット92aを含み、それは供給軸86aに対する曲げテーブル82aの位置を、曲げマンドレル80aの主延長方向94aに沿って周期的におよび曲げマンドレル80aの周囲の曲げテーブル82aの回転に同期される方法で変化させるように構成される。本例では、横断方向ストロークユニット92aは搬送要素148aを含み、それは螺旋体素材76aを曲げテーブル82aまで搬送する。搬送要素148aは案内ロール152a、154aを備えた案内テーブル150aとして具体化される。搬送要素148aは、横断方向ストローク方向156aにおよび前記横断方向ストローク方向156aに対抗して曲げテーブル82aに対して移動可能に支持される。横断方向ストローク方向156aは曲げマンドレル80aの主延長方向94aと平行に延びる。形状調整ユニット90aは最大横断方向ストローク160aを調整するように構成される。搬送要素148aは、最大横断方向ストローク160aによって横断方向ストローク方向156aと平行に移動可能である。
横断方向ストロークユニット92aは結合要素162aを含み、それは搬送要素148aの移動を曲げマンドレル80a周りの曲げテーブル82aの回転に機械的に伝達する。本例では、結合要素162aは搬送要素148aを曲げ装置74aの共有駆動装置(図示せず)に機械的に連結するレバー駆動装置である。曲げマンドレル80a周りで曲げテーブル82aが回転する間、搬送要素148aは横断方向ストローク方向156aと平行に、開始位置からおよび曲げテーブル82aから逸らされる。特に有利には、曲げテーブル82aのこの回転において、搬送要素148aはその開始位置に戻される。特に、横断方向ストロークユニット92aは、第2勾配角度30aで曲げることによって作り出される曲げ領域を提供するように構成される。特に、横断方向ストロークユニット92aは、調整可能な最大横断方向ストローク160aを作り出すように構成される。最大横断方向ストローク160aによって第2勾配角度30aは調整可能である。最大横断方向ストローク160aは、特に螺旋体素材76aが曲げマンドレル80aの周囲で曲げ領域を曲げる際に横断方向に偏倚されることによって、第1勾配角度26aと異なる第2勾配角度30aを生成することを可能にする。
本例では、曲げマンドレル80aが駆動される。曲げマンドレル80aはその長手方向軸144aの周りで回転可能に支持される。曲げマンドレル80aはベルト164aを介して曲げ装置74aの共有駆動装置と結合される。曲げマンドレル80aは調整可能に具体化される。曲げユニット78aは異なる直径の曲げマンドレルを組み込むことができる。
形状調整ユニット90aは、螺旋体素材76aの最大前方供給位置を決定する少なくとも1つの当接要素98aを備えた当接ユニット96aを含む。前方供給において、螺旋体素材76aは、最大限最大前方供給位置まで供給ユニット84aによって前方に供給することができる。曲げテーブル82aによって曲げマンドレル80aの周りで曲げられる前、螺旋体素材76aは最大前方供給位置に配置される。最大前方供給位置で螺旋体素材76aは、螺旋体12aの直前に曲げられた曲げ領域166aで当接要素98aと当接する。図11に示される第1動作状態は、曲げマンドレル80a周りで螺旋体素材76aが曲がる直前の状況に一致する。第1動作状態において螺旋体素材76aは最大前方供給位置にある。図12に示される第2動作状態は、曲げマンドレル80a周りで螺旋体素材76aが曲がる間の状況に一致する。曲げテーブル82aは第2動作状態において第1動作状態のその位置に対して回転方向142aに沿って偏倚される。
当接要素98aは曲げマンドレル80aの周囲を完全に回転するように支持される。製作中、当接要素98aは曲げマンドレル80aの周囲を回転方向142aに連続的に回転する。
曲げマンドレル80aの周囲を曲げテーブル82aが回転する間、当接要素98aに対する曲げテーブル82aの位置は変わることができる。曲げテーブル82aは枢軸102aの周りで枢動可能に支持され、枢軸102aは、曲げマンドレル80aの周囲を曲げテーブル82aが回転する間、曲げマンドレル80aの周囲を、特に回転方向142aにおいて公転する。製作中、枢軸102aは回転経路168a(図13参照)を移動する。製作中、枢軸102aは一定の角速度で移動する。曲がる間、曲げテーブル82aおよび当接要素98aは等しい速度で曲げマンドレル80aの周囲を回転する。曲げた後、曲げテーブル82aは枢軸102aの周りを枢動し、その結果、最大曲げ角度が決定される。次いで、特に螺旋体素材76aの前方供給の間、曲げテーブル82aは枢軸102aの周りを回動して戻る。第1動作状況において当接要素98aは曲げテーブル82a上に横たわる。
当接要素98aは凹状に湾曲した当接表面100aを含む。回転方向142aにおいて当接表面100aは適切に円弧状に湾曲を付けられる。当接表面100aは、回転方向142aの湾曲に対して垂直に円弧状にさらに湾曲を付けられる。回転方向142aに対して垂直な曲率半径は、曲げ領域24aの曲率半径に少なくとも実質的に一致する。最大前方供給位置において、直前に曲げられた曲げ領域166aは当接表面100aと当接し、この当接表面100aは、直前に曲げられた曲げ領域166aの周囲で円弧状に湾曲する。
螺旋体素材76aの前方供給が実行される前方供給動作状態において、供給軸86aに対する当接要素98aの位置は変わることができる。前方供給動作状況において、特に螺旋体素材76aが当接要素98aに当接し、従って特に最大前方供給位置に来た後、当接要素98aは、直前に曲げられた曲げ領域166aに沿って回転方向142aに移動する。
曲げユニット78aは、高張力鋼から作られた少なくとも1本のワイヤを有する螺旋体素材を曲げるように構成される。本例では、螺旋体素材76aは曲げユニット78aによって曲げることができる。曲げユニット78aはさらに、様々な長手方向要素から、例えばそれぞれ特に異なる直径および/または引張強度を有するワイヤストランド、ワイヤロープ、ワイヤ束等から、ならびに単一ワイヤから、螺旋体を形成する螺旋体素材を曲げるように構成される。さらに曲げ装置74aは、ワイヤネットを、特にワイヤネット10aを、対応して曲げられた螺旋体から製作するように構成される。
曲げユニットは、曲げマンドレル80aの周囲での曲げテーブル82aの180°を超える単一回転において、特に各回転において螺旋体素材76aを曲げるように構成される。曲げ角度はここでは枢軸102aの周りを曲げテーブル82aが枢動する時点によって決定される。曲げユニット78aは、詳細にはその高い硬度による曲げた後の螺旋体素材76aの反発を補うように螺旋体素材76aを余分に曲げるように構成される。曲げユニット78aは、正確に180°の合計角度を曲げ領域24aに提供するように構成され、これにより螺旋体12aがそれ自体真直ぐに延びた状態で製作されることが可能になる。
形状調整ユニット90aは保持要素106aを備えた保持ユニット104aを含み、保持要素106aは、曲げマンドレル80aの周囲で曲がる間、曲げマンドレル80aから見たとき、曲げテーブル82aの後ろで螺旋体12aを少なくとも部分的に固定する。保持要素106aは螺旋体12aの周囲で部分的に係合する。保持要素106aはフォーク状に具体化される。曲げマンドレル80aの周囲で螺旋体素材76aを曲げる間、この際螺旋体12aは回転方向142aに一緒に回転され、保持要素106aは螺旋体12aを支持する。
保持要素106aは曲げマンドレル80aの周囲を完全に回転するような方法で支持される。保持要素106aは枢軸108aの周りで枢動可能に支持され、枢軸108aは、曲げマンドレル80aの周囲を保持要素106aが回転する間、曲げマンドレル80aの周囲を公転する。保持要素106aは曲げテーブル82a上に支持される。保持要素106aの枢軸108aは曲げテーブル82aの枢軸102aと同一である。枢軸108aは、曲げテーブル82a上で保持要素106aを支持する支持ピン170aを貫いて延びる。曲げマンドレル80aの周囲を保持要素106aが回転する間、曲げテーブル82aに対する保持要素106aの位置は変わることができる。曲げた後、保持要素106aは螺旋体12aから離れるように枢動され、螺旋体12aの下の開始位置に戻される。その後、保持要素106aは、前よりも別の脚部の近くで螺旋体12aの周囲で係合する。
図13は曲げテーブル82aのおよび保持要素106aの溝付き連結部172a、174aを概略側面図で示す。第1溝付き連結部172aは、曲げマンドレル80aの周りで曲げテーブル82aが回転する際の枢軸102a周りの曲げテーブル82aの枢動を実行する。第2溝付き連結部174aは、曲げマンドレル80aの周りで保持要素106aが回転する際の保持要素106aの枢軸108a周りの保持要素106aの枢動を実行する。
図14は、ワイヤネット10aの製作方法の概略フローチャートを示す。第1の方法ステップ176aにおいて、ワイヤ18aの試験片42aが長手方向要素16aから取り出され、そして既に記載した反復曲げ試験を実行することによって、ワイヤ18aは適切であるとみなされる。従って不適切なワイヤはこの後使用されない。第2の方法ステップ178aにおいて、ワイヤネット10aは、適切とみなされたワイヤ18aを有する長手方向要素16aから製作される。ワイヤネット10aは曲げることによって製作され、その際螺旋体12aが作製される。第2の方法ステップ178aにおいて、螺旋体12aは曲げ装置74aによって作製される。第3の方法ステップ180aにおいて、螺旋体12aの試験片46aが螺旋体12aから取り出され、既に記載した圧縮試験によって試験される。第3の方法ステップ180aはワイヤネット10aの試験片を製作する短いテスト実行の後でおよび/または品質管理のために実行されてもよい。
記載した方法ステップ176a、178a、180aは互いに独立して実行されてもよい。例えば、反復曲げ試験によって適切とみなされたワイヤまたは対応する長手方向要素を加工し、異なるやり方でワイヤネットを形成することが考えられる。さらに、反復曲げ試験および/または圧縮試験において記載した挙動を示すワイヤを含まないワイヤネットを曲げ装置を介して製作することが考えられる。さらに、あらゆる製作方法が、特に圧縮試験において記載した挙動を示すワイヤネットに対して考えられる。編組ナイフによって、および/または前後に枢動できる曲げテーブルによって、および/または別の適切な製作装置によって、記載した特徴の1つまたは複数を有するワイヤネットを製作することも原則的に考えられる。
図15〜図25は本発明の9つのさらなる例示的実施形態を示す。以下の記載および図面は例示的実施形態間の相違に実質的に制限され、ここで、同一に称される構造部品に関して、特に同じ参照番号を有する構造部品に関して、原則的に他の例示的実施形態の図面および/または記載が、具体的には図1〜図14の図面および/または記載が同様に参照されてもよい。それら例示的実施形態を区別するために、文字aが図1〜図14の例示的実施形態の参照番号に加えられている。図15〜図25の例示的実施形態では文字「a」は文字「b」〜「j」で置き換えられている。
図15は第2のワイヤネット10bを概略正面図で示す。第2のワイヤネット10bは複数の螺旋体12bを含み、それらは互いに編み組まれ、そのうちの少なくとも1つの螺旋体12bはワイヤ18bを有する長手方向要素16bから製作される。長手方向要素16bは本例ではワイヤ18bを有するワイヤ束として具体化される。螺旋体12bは第1脚部20bと、第2脚部22bと、第1脚部20bおよび第2脚部22bを接続する曲げ領域24bとを含む。螺旋体12bの主延長面に対して垂直の正面図において、第1脚部20bは螺旋体12bの長手方向28bに対して第1勾配角度26bで延びる。
図16は螺旋体12bの曲げ領域24bを、螺旋体12bの主延長面と平行であり、かつ、螺旋体12bの長手方向要素28bに対して垂直である横断方向の図で示す。横断方向でみて、曲げ領域24bは、螺旋体12bの長手方向28bに対して、第1勾配角度26bと異なる第2勾配角度30bで少なくとも部分的に延びる。
本例では、第1勾配角度26bは45°未満である。第1勾配角度26bは約30°である。小さな第1勾配角度26bにより、第2のワイヤネット10bは幅広い網目を特徴とする。第2のワイヤネット10bは、傾斜面を横切って広げられるように構成され、それにより、第2のワイヤネット10bを長い距離にわたって中断することなく傾斜面を横切って配置することができる。傾斜面と平行して、そのような設置物の高さは従って第2のワイヤネット10bの幅に、それぞれの螺旋体12bの長さに等しい。
第2勾配角度30bは第1勾配角度26bより大きい。本例では第2勾配角度30bは約45°である。図17は第3のワイヤネット10cを概略正面図で示す。第3のワイヤネット10cは複数の螺旋体12cを含み、それらは互いに編み組まれ、そのうちの少なくとも1つの螺旋体12cはワイヤ18cを有する長手方向要素16cから製作される。長手方向要素16cは本例ではワイヤ18cを有するワイヤストランドとして具体化される。長手方向要素16cは、互いに周囲に巻き付けられ、かつ、同一に具体化される複数のワイヤ18cを含む。螺旋体12cは第1脚部20cと、第2脚部22cと、第1脚部20cおよび第2脚部22cを接続する曲げ領域24cとを含む。螺旋体12cの主延長面に対して垂直の正面図において、第1脚部20cは螺旋体12cの長手方向28cに対して第1勾配角度26cで延びる。
図18は螺旋体12cの曲げ領域24cを、螺旋体12cの主延長面と平行であり、かつ、螺旋体12cの長手方向要素28cに対して垂直である横断方向の図で示す。横断方向でみて、曲げ領域24cは、螺旋体12cの長手方向28cに対して、第1勾配角度26cと異なる第2勾配角度30cで少なくとも部分的に延びる。
本例では、第1勾配角度26cは45°より大きい。第1勾配角度26cは約75°である。大きな第1勾配角度26cにより、第3のワイヤネット10cは狭い網目を特徴とする。ワイヤネット10cは従って網目の長手方向に高い引張強度を有する。さらにワイヤネット10cは長手方向よりも網目の横断方向に伸張しやすい。
第2勾配角度30cは第1勾配角度26cよりも小さい。本例では第2勾配角度30cは約45°である。
図19は、螺旋体12dの長手方向に見た第4のワイヤネットの螺旋体12dを概略図で示す。螺旋体12dは、少なくとも1本のワイヤ18dを有する長手方向要素16dから製作される。螺旋体12dは第1脚部20dと、第2脚部22dと、第1脚部20dおよび第2脚部22dを接続する曲げ領域24dとを含む。螺旋体12dの長手方向28dと平行な長手方向でみて、曲げ領域24dは、曲げ曲率を有する曲げゾーン34dを含む。長手方向でみて、曲げ領域24dはさらに第1移行ゾーン36dを含み、それは第1脚部20dと接続され、曲げ曲率と異なる第1移行曲率を有する。さらに、長手方向でみて、曲げ領域24dは第2移行ゾーン38dを含み、それは第2脚部22dに接続され、第2移行曲率を有する。
第1脚部20dは湾曲した輪郭を特徴とする。第1脚部20dには直線状の輪郭がない。曲げゾーン34dは円弧状に湾曲を付けられる。第1移行曲率および第2移行曲率は全く同じものである。
図20は、螺旋体12eの長手方向に見た第5のワイヤネットの螺旋体12eを概略図で示す。螺旋体12eは、少なくとも1本のワイヤ18eを有する長手方向要素16eから製作される。螺旋体12eは第1脚部20eと、第2脚部22eと、第1脚部20eおよび第2脚部22eを接続する曲げ領域24eとを含む。長手方向でみて、曲げ領域24eは、曲げ曲率を有する曲げゾーン34eを含む。さらに、螺旋体12eの長手方向28eと平行な長手方向でみて、曲げ領域24eは第1移行ゾーン36eを含み、それは第1脚部20eに接続され、曲げ曲率と異なる第1移行曲率を有する。さらに、長手方向でみて、曲げ領域24eは第2移行ゾーン38eを含み、それは第2脚部22eに接続され、第2移行曲率を有する。
第1移行ゾーン36eは部分的に直線状の輪郭に従う。第1移行ゾーン36eは第1脚部20eの一部を形成する。本例では、第1移行ゾーン36eは第1脚部20eの半分を形成する。第1移行ゾーン36eは第1脚部20eと滑らかに連続する。同様に第2移行ゾーン38eは第2脚部22eの半分を形成する。
図21は第6のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線56fを、概略的な圧縮経路力ダイアグラム58fで示す。ばね特性曲線56fは図1〜図14の例示的実施形態のばね特性曲線56aと同様に、螺旋体の試験片を圧縮経路に沿って圧縮することによって作成された。第6のワイヤネットは2mmのワイヤ直径を有する高張力鋼ワイヤから製作される。第6のワイヤネットは約65mmの脚長さを特徴とする。
ばね特性曲線56fは、圧縮経路の始点から、略直線状に延び、かつ、第1の勾配を有する第1の部分特性曲線60fを含む。第1の部分特性曲線60fは、略直線状に延び、かつ、第1の勾配より大きな第2の勾配を有する第2の部分特性曲線62fに引き継がれる。第1の部分特性曲線60fと第2の部分特性曲線62fとの間の移行領域68fに、ばね特性曲線56fは屈折点70fを有する。
第2の部分特性曲線62fは凸状に湾曲した第3の部分特性曲線64fに引き継がれる。第2の部分特性曲線62fと第3の部分特性曲線64fとの間の移行部には屈折点がない。
図22は第7のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線56gを、概略的な圧縮経路力ダイアグラム58gで示す。ばね特性曲線56gは図1〜図14の例示的実施形態のばね特性曲線56aと同様に、螺旋体の試験片を圧縮経路に沿って圧縮することによって得られた。第7のワイヤネットは2mmのワイヤ直径を有する高張力鋼ワイヤから製作される。第7のワイヤネットは約45mmの脚長さを有する。
ばね特性曲線56gは、圧縮経路の始点から、略直線状に延び、かつ、第1の勾配を有する第1の部分特性曲線60gを含む。第1の部分特性曲線60gは、略直線状に延び、かつ、第1の勾配より大きな第2の勾配を有する第2の部分特性曲線62gに引き継がれる。第1の部分特性曲線60gと第2の部分特性曲線62gとの間の移行領域68gに、ばね特性曲線56gは屈折点70gを有する。
第2の部分特性曲線62gは凸状に湾曲した第3の部分特性曲線64gに引き継がれる。第2の部分特性曲線62gと第3の部分特性曲線64gとの間の移行部には屈折点がない。
図23は第8のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線56hを、概略的な圧縮経路力ダイアグラム58hで示す。ばね特性曲線56hは図1〜図14の例示的実施形態のばね特性曲線56aと同様に、螺旋体の試験片を圧縮経路に沿って圧縮することによって得られた。第8のワイヤネットは3mmのワイヤ直径を有する高張力鋼ワイヤから製作される。第8のワイヤネットは約65mmの脚長さを特徴とする。
圧縮経路の始点から、ばね特性曲線56hは、略直線状に延び、かつ、第1の勾配を有する第1の部分特性曲線60hを含む。第1の部分特性曲線60hは、略直線状に延び、かつ、第1の勾配より大きな第2の勾配を有する第2の部分特性曲線62hに引き継がれる。第1の部分特性曲線60hと第2の部分特性曲線62hとの間の移行領域68hに、ばね特性曲線56hは屈折点70hを有する。
第2の部分特性曲線62hは、凸状に湾曲した第3の部分特性曲線64hに引き継がれる。第2の部分特性曲線62hと第3の部分特性曲線64hとの間の移行部には屈折点がない。
図24は第9のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線56iを、概略的な圧縮経路力ダイアグラム58iで示す。ばね特性曲線56iは図1〜図14の例示的実施形態のばね特性曲線56aと同様に、螺旋体の試験片を圧縮経路に沿って圧縮することによって得られた。第9のワイヤネットは4mmのワイヤ直径を有する高張力鋼ワイヤから製作される。第9のワイヤネットは約80mmの脚長さを特徴とする。
圧縮経路の始点から、ばね特性曲線56iは、第1の勾配を有する第1の部分特性曲線60iを含む。第1の部分特性曲線60iは、略直線状に延び、かつ、第1の勾配より大きな第2の勾配を有する第2の部分特性曲線62iに引き継がれる。第1の部分特性曲線60iと第2の部分特性曲線62iとの間の移行領域68iに、ばね特性曲線56iは屈折点70iを有する。
第2の部分特性曲線62iは、凸状に湾曲した第3の部分特性曲線64iに引き継がれる。第2の部分特性曲線62iと第3の部分特性曲線64iとの間の移行部には屈折点がない。
図25は第10のワイヤネットの螺旋体の試験片のばね特性曲線56jを、概略的な圧縮経路力ダイアグラム58jで示す。ばね特性曲線56jは図1〜図14の例示的実施形態のばね特性曲線56aと同様に、螺旋体の試験片を圧縮経路に沿って圧縮することによって得られた。第10のワイヤネットは4mmのワイヤ直径を有する高張力鋼ワイヤから製作される。第10のワイヤネットは約65mmの脚長さを特徴とする。
圧縮経路の始点から、ばね特性曲線56jは、略直線状に延び、かつ、第1の勾配を有する第1の部分特性曲線60jを有する。第1の部分特性曲線60jは、第1の勾配より大きな第2の勾配を有する略直線状に延びる第2の部分特性曲線62jに引き継がれる。第1の部分特性曲線60jと第2の部分特性曲線62jとの間の移行領域68jに、ばね特性曲線56jは屈折点70jを有する。
第2の部分特性曲線62jは、凸状に湾曲した第3の部分特性曲線64jに引き継がれる。第2の部分特性曲線62jと第3の部分特性曲線64jとの間の移行部には屈折点がない。
10…ワイヤネット
12…螺旋体
14…螺旋体
16…長手方向要素
18…ワイヤ
20…脚部
22…脚部
24…曲げ領域
26…勾配角度
28…長手方向
30…勾配角度
32…曲げ領域
34…曲げゾーン
36…移行ゾーン
38…移行ゾーン
40…曲げシリンダ
42…試験片
44…横断方向の延長
46…試験片
48…プレート
50…プレート
52…圧縮経路
54…正面方向
56…ばね特性曲線
58…圧縮経路−力ダイアグラム
60…部分特性曲線
62…部分特性曲線
64…部分特性曲線
66…圧縮経路値範囲
68…移行ゾーン
70…屈折点
72…圧縮経路値範囲
74…曲げ装置
76…螺旋体素材
78…曲げユニット
80…曲げマンドレル
82…曲げテーブル
84…供給ユニット
86…供給軸
88…供給方向
90…形状調整ユニット
92…横断方向ストロークユニット
94…主延長方向
96…当接ユニット
98…当接要素
100…当接面
102…枢軸
104…保持ユニット
106…保持要素
108…枢軸
109…長手方向軸
110…長手方向軸
112…主延長方向
114…長手方向軸
116…移行点
118…交差角度
120…曲げ試験装置
122…クランプジョー
124…クランプジョー
126…曲げシリンダ
128…曲げレバー
130…ドライバ
132…ドライバ
133…曲げ距離
134…圧縮装置
136…圧縮経路軸
138…力軸
140…曲げ空間
142…回転方向
144…長手方向軸
146…方向付け要素
148…搬送要素
150…案内テーブル
152…案内ロール
154…案内ロール
156…横断方向ストローク方向
158…結合要素
160…横断方向ストローク
162…結合要素
164…ベルト
166…曲げ領域
168…回転経路
170…支持ピン
172…溝付き連結部
174…溝付き連結部
176…方法ステップ
178…方法ステップ
180…方法ステップ

Claims (9)

  1. ワイヤネット(10a;10b;10c)、特に防護ネットであって、互いに編み組まれた複数の螺旋体(12a;14a;12b;12c)を有し、かつ、前記螺旋体(12a;14a;12b;12c)の少なくとも1つが、少なくとも1つの単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ、または少なくとも1本のワイヤ(18a;18b;18c)を有する別の長手方向要素(16a;16b;16c)、あるいはその組み合わせから製作され、特に高張力鋼から作られたものであり、前記ワイヤ(18a;18b;18c)が、反復してそれぞれ少なくとも90°まで曲げる、反復曲げ試験において、最大2dの直径を有する少なくとも1つの曲げシリンダ(40a)周りに壊れることなく少なくともM回、反復して曲げることが可能であり、前記Mが、前記ワイヤ(18a;18b;18c)の直径dをmm単位とし、RをNmm−2当たりの前記ワイヤ(18a;18b;18c)の引張強度とし、Cを少なくとも400N0.5mm0.5の係数とした場合にC・R−0.5・d−0.5であるように決定され得る(該当する場合は、端数を切り捨てて)ことを特徴とする、ワイヤネット(10a;10b;10c)。
  2. 前記ワイヤ(18a;18b;18c)が、少なくとも800mm−2の引張強度を有することを特徴とする、請求項1に記載のワイヤネット(10a;10b;10c)。
  3. 前記螺旋体(12a;12b;12c)が、少なくとも1つの第1脚部(20a;20b;20c)と、少なくとも1つの第2脚部(22a;22b;22c)と、前記第1脚部(20a;20b;20c)と前記第2脚部(22a;22b;22c)とを互いに接続する、少なくとも1つの曲げ領域(24a;24b;24c)と、を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のワイヤネット(10a;10b;10c)。
  4. 前記第1脚部(20a;20b;20c)または前記第2脚部(22a;22b;22c)あるいはその両方が、少なくとも部分的に、直線状の輪郭に従うことを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のワイヤネット(10a;10b;10c)。
  5. 前記第1脚部(20a;20b;20c)が少なくとも部分的に第1の面内に延び、前記第2脚部(22a;22b;22c)が、少なくとも部分的に、前記第1の面と平行な第2の面内に延びることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のワイヤネット(10a;10b;10c)。
  6. 前記螺旋体(12a;12b;12c)の主延長面と平行であり、かつ、前記螺旋体(12a;12b;12c)の長手方向(28a;28b;28c)に対して垂直な横断方向でみて、前記曲げ領域(24a;24b;24c)が、少なくとも部分的に、少なくとも略直線状の輪郭に従うことを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載のワイヤネット(10a;10b;10c)。
  7. 前記横断方向でみて、前記螺旋体(12a;12b;12c)が、少なくとも部分的に、段の付いた経路に従うことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のワイヤネット(10a;10b;10c)。
  8. 互いに編み組まれた複数の螺旋体(12a,14a)を有するワイヤネット(10a)、特に防護ネット、特に請求項1〜7のいずれか一項に記載のワイヤネット用に適切なワイヤ(18)、特に高張力鋼から作られたワイヤを同定するための方法であって、前記螺旋体(12a)の少なくとも1つが、前記適切なワイヤ(18a)を有する、少なくとも1つの単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ、または別の長手方向要素(16a)、あるいはその組み合わせから製作される、前記適切なワイヤ(18a)を同定するための方法において、反復してそれぞれ少なくとも90°まで曲げる、反復曲げ試験において、前記ワイヤ(18a;18b;18c)の試験片(42a)が、最大2dの直径を有する少なくとも1つの曲げシリンダ(40a)周りに壊れることなく少なくともM回、反復して曲げることが可能であり、前記Mが、前記ワイヤ(18a;18b;18c)の直径dをmm単位とし、RをNmm−2当たりの前記ワイヤ(18a;18b;18c)の引張強度とし、Cを少なくとも400N0.5mm0.5の係数とした場合において、C・R−0.5・d−0.5であるように決定され得る(該当する場合は、端数を切り捨てて)ときに、前記ワイヤ(18a)が適切なものであると同定されることを特徴とする、方法。
  9. 互いに編み組まれた複数の螺旋体(12a,14a)を有するワイヤネット(10a)、特に請求項1から7のいずれか一項に記載のワイヤネット(10a)、特に防護ネットの製作方法であって、製造に適したあるワイヤ(18a)、特に高張力鋼から作られたワイヤが、少なくとも請求項8に記載の方法によって同定され、かつ、少なくとも1つの螺旋体(12a)が、少なくとも1つの単一ワイヤ、ワイヤ束、ワイヤストランド、ワイヤロープ、または少なくとも1本のワイヤ(18a;18b;18c)を有する別の長手方向要素(16a;16b;16c)、あるいはその組み合わせから製造される、ことを特徴とする方法。
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