JP2022506437A - 皮膜形成成分および/または固定化成分によりケラチン物質を処理するための化粧品組成物 - Google Patents

皮膜形成成分および/または固定化成分によりケラチン物質を処理するための化粧品組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2022506437A
JP2022506437A JP2021523815A JP2021523815A JP2022506437A JP 2022506437 A JP2022506437 A JP 2022506437A JP 2021523815 A JP2021523815 A JP 2021523815A JP 2021523815 A JP2021523815 A JP 2021523815A JP 2022506437 A JP2022506437 A JP 2022506437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
treating
propyl
keratin substance
organosilicon compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021523815A
Other languages
English (en)
Inventor
レネ・クローン
エリック・シュルツェ・ツーア・ヴィーシェ
トルステン・レヒナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel AG and Co KGaA
Original Assignee
Henkel AG and Co KGaA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Henkel AG and Co KGaA filed Critical Henkel AG and Co KGaA
Publication of JP2022506437A publication Critical patent/JP2022506437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/58Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing atoms other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen, sulfur or phosphorus
    • A61K8/585Organosilicon compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8105Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8117Homopolymers or copolymers of aromatic olefines, e.g. polystyrene; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/004Preparations used to protect coloured hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/06Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/59Mixtures
    • A61K2800/591Mixtures of compounds not provided for by any of the codes A61K2800/592 - A61K2800/596

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

本出願は、a)少なくとも1つの有機ケイ素化合物およびb)ポリスチレンスルホネートを含むケラチン物質を処理するための化粧品を開示し、これは、染色されケラチン物質の、特にケラチン繊維の堅牢特性、特にUV安定性、汗堅牢度および/または洗浄堅牢度を改善する。【選択図】なし

Description

本出願は、皮膜形成および/または固定化成分によりケラチン物質を処理するための化粧品、およびそれらの使用に関する。
数日までのより長い期間の一時的なスタイリングには通常強化剤の塗布を必要とする。一時的な成形のための対応する剤は、通常強化有効成分として合成ポリマーおよび/またはワックスを含む。ケラチン繊維の形を一時的に変えるための剤は、例えば、ヘアスプレー、ヘアワックス、ヘアジェル、ヘアフォームとして構成できる。
毛髪を一時的に形作るための剤(以下、スタイリング剤とも呼ぶ)の最も重要な特性は、処理された繊維に、新しく形作られた形状、すなわち毛髪に形付けられた形状に可能な限り強力な保持性をもたらすことである。強力なヘアスタイルの保持性またはスタイリング剤の高い保持性についても述べる。スタイリング剤の他の成分も影響を与え得るが、ヘアスタイルの保持性は基本的に使用される強化有効成分の種類と量によって決定される。
高い保持性に加えて、スタイリング製品はあらゆる種類の他のすべての要件を満たさなければいけない。これらは、毛髪に関する特性、それぞれの調製物の特性、例えば、噴霧されたエアロゾルの特性、およびスタイリング製品の取り扱いに関連する特性に大まかに分けることができ、毛髪に関する特性が特に重要である。特に注目すべきは、耐湿性、低粘着性、バランスの取れたコンディショニング効果である。さらに、スタイリング製品は、可能ならば、すべての毛髪のタイプに広く適用可能であり、毛髪や肌に低刺激でなければならない。
上記の異なる要件を満たすために、様々な合成ポリマーが、スタイリング製品で使用するための固定化剤としてすでに開発されている。
国際公開第2018/115059号パンフレットは、少なくとも1つのヒドロキシ基および/または加水分解性基を含むシランの群からの有機ケイ素化合物を記載している。ヒドロキシ基および/または加水分解性基が存在するため、シランは水の存在下で加水分解またはオリゴマー化またはポリマー化する反応性物質である。シランのオリゴマー化またはポリマー化は水の存在によって開始されるが、ケラチン物質に塗布すると最終的に皮膜の形成を生じる。
国際公開第2018/115059号パンフレット
すべてのポリマーまたはポリマーブレンドがヘアスタイリング製品の製造に基本的に適しているわけではない。
一時的に毛髪成形の分野で使用するのに適したポリマーおよびポリマーの組み合わせがしばらくの間開発されてきたが、これまでに得られた結果は、特にこれらの剤の貯蔵安定性、塗布性、および保持の程度に関してまだ改善の余地を残している。現在利用可能なスタイリング剤は、保持の程度と長期保持性(高湿度カール保持性)の良好な組み合わせが常に十分に確保されるとは限らないという点で、まだ改善することができる。
本発明の1つの課題は、柔軟性および良好な耐湿性、特に汗および水に対する耐性を犠牲にすることなく、良好な皮膜形成および/または強化特性、ならび非常に高度の保持性を有することを特徴とする、さらに適切な有効成分の組み合わせを提供することであった。
この課題は
a)少なくとも1つの有機ケイ素化合物および
b)ポリスチレンスルホネート
を含むケラチン物質を処理するための化粧剤によって解決される。
2つの成分a)およびb)の組み合わせは、耐湿性および剤の保持の程度についての強力な相加、すなわち相乗効果、をもたらす。驚くべきことに、2つの成分a)およびb)を組み合わせることによって染色されたケラチン物質の、特にケラチン繊維の堅牢特性、特にUV安定性、汗堅牢度および/または洗浄堅牢度も改善することが示されている。
ケラチン物質とは、毛髪、皮膚、爪(指の爪や足の爪など)を意味する。羊毛、毛皮、羽毛もケラチン物質の定義に該当する。
好ましくは、ケラチン物質は、ヒトの毛髪、ヒトの皮膚、およびヒトの爪、特に指の爪および足指の爪を意味すると理解される。非常に好ましくは、ケラチン物質は、ヒトの毛髪、特に頭髪および/またはあごひげの毛を意味すると理解される。
本発明に必須の第1成分として、ケラチン物質を処理するための組成物は、少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含む。
別名オルガノシリコン化合物とも呼ばれる有機ケイ素化合物は、直鎖ケイ素-炭素結合(Si-C)を有するか、または炭素が、酸素、窒素またはイオウ原子を介してケイ素原子に結合している化合物である。有機ケイ素化合物は、1~3個のケイ素原子を含む化合物である。有機ケイ素化合物は、好ましくは、1個または2個のケイ素原子を含む。
IUPAC命名法によると、用語シランは、ケイ素骨格および水素をベースにした一群の化学化合物を表す。有機シランにおいて、水素原子は、(置換)アルキル基および/またはアルコキシ基などの有機基により、完全にまたは部分的に置換されている。有機シランでは、いくつかの水素原子はヒドロキシ基により置換されてもよい。
ケラチン物質を処理するための剤は、1個、2個または3個のケイ素原子を有するシランから好ましくは選択される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含み、該有機ケイ素化合物は、1分子当たり1個以上のヒドロキシル基および/または加水分解性基を含む。
最も好ましい実施形態では、ケラチン物質を処理するための剤は、1個、2個または3個のケイ素原子を有するシランから選択される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含み、該有機ケイ素化合物は、1分子当たり、1個以上の塩基性基および1個以上のヒドロキシル基または加水分解性基をさらに含む。
この塩基性基は、例えば、アミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキルアミノ基であってもよく、これは、好ましくは、リンカーを介してケイ素原子に結合される。塩基性基は、好ましくは、アミノ基、C-Cアルキルアミノ基またはジ(C-C)アルキルアミノ基である。
加水分解性基(複数可)は、好ましくは、C-Cアルコキシ基、特に、エトキシ基またはメトキシ基である。加水分解性基がケイ素原子に直接結合される場合が好ましい。例えば、加水分解性基がエトキシ基の場合、有機ケイ素化合物は、好ましくは、構造単位R'R''R'''Si-O-CH-CHを含む。残基R'、R''およびR'''は、ケイ素原子の3つの残存する自由原子価を表す。
特に良好な結果は、ケラチン物質を処理するための剤が、少なくとも1つの式(I)および/または(II)で示される有機ケイ素化合物を含む場合に得られた。
式(I)および(II)の化合物は、1個、2個または3個のケイ素原子を有するシランから選択される有機ケイ素化合物であり、該有機ケイ素化合物は、1分子当たり1個以上のヒドロキシル基および/または加水分解性基を含む。
別の非常に特に好ましい実施形態では、ケラチン物質を処理するための剤は、式(I)および/または(II)で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含む:
Figure 2022506437000001
[式中、
- R、Rは独立して水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- Lは、直鎖または分枝のC-C20二価アルキレン基であり、
- Rは、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- RはC-Cアルキル基を表し、
- aは1~3の整数を表し、
- bは整数3-aを表す]、
Figure 2022506437000002
[式中、
- R、R'、R''は独立して水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- R、R'およびR''は独立してC-Cアルキル基を表し、
- A、A'、A''、A'''およびA''''は、独立して、直鎖または分枝のC-C20二価アルキレン基を表し、
- RおよびRは、独立して、水素原子、C-Cアルキル基、ヒドロキシC-Cアルキル基、C-Cアルケニル基、アミノC-Cアルキル基、または式(III)の基:
Figure 2022506437000003
(式中、
- cは1~3の整数を表し、
- dは整数3-cを表し、
- c'は1~3の整数を表し、
- d'は整数3-c’を表し、
- c''は1~3の整数を表し、
- d''は整数3-c''を表し、
- eは0または1を表し、
- fは0または1を表し、
- gは0または1を表し、
- hは0または1を表し、
ただし、e、f、g、およびhの少なくとも1つが0と異なる)
を表す。]
式(I)および式(II)の化合物中の置換基R、R、R、R、R、R'、R''、R、R'、R''、R、R、L、A、A'、A''、A'''およびA''''は、以下で例として説明される:
-Cアルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、s-ブチルおよびt-ブチル、n-ペンチルおよびn-ヘキシル基である。プロピル、エチルおよびメチルは、好ましいアルキル基である。C-Cアルケニル基の例は、ビニル、アリル、ブト-2-エニル、ブト-3-エニルおよびイソブテニル、好ましいC-Cアルケニル基はビニルおよびアリルである。ヒドロキシC-Cアルキル基の好ましい例は、ヒドロキシメチル、2-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシプロピル、3-ヒドロキシプロピル、4-ヒドロキシブチル基、5-ヒドロキシペンチルおよび6-ヒドロキシヘキシル基であり;2-ヒドロキシエチル基が特に好ましい。アミノC-Cアルキル基の例は、アミノメチル基、2-アミノエチル基、3-アミノプロピル基である。2-アミノエチル基が特に好ましい。直鎖二価のC-C20アルキレン基の例としては、メチレン基(-CH-)、エチレン基(-CH-CH-)、プロピレン基(-CH-CH-CH-)およびブチレン基(-CH-CH-CH-CH-)が挙げられる。プロピレン基(-CH-CH-CH-)が特に好ましい。3つの炭素原子の鎖長から、二価のアルキレン基は分岐もし得る。分枝二価のC-C20アルキレン基の例は、(-CH-CH(CH)-)および(-CH-CH(CH)-CH-)である。
式(I)で示される有機ケイ素化合物において、
Figure 2022506437000004
基RおよびRは互いに独立して、水素原子またはC-Cアルキル基を表す。特に、基RおよびRはいずれも水素原子を表す。
有機ケイ素化合物の中央部分には、構造単位またはリンカー-L-が存在し、これは、直鎖または分枝の二価C-C20アルキレン基を表す。
好ましくは、-L-は、直鎖二価のC-C20アルキレン基を表す。より好ましくは、-L-は、直鎖二価のC-Cアルキレン基を表す。特に好ましい-Lは、メチレン基(-CH-)、エチレン基(-CH-CH-)、プロピレン基(-CH-CH-CH-)またはブチレン基(-CH-CH-CH-CH-)を表す。Lは、プロピレン基(-CH-CH-CH-)を表す。
式(I)で示される有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000005
は、一端にケイ素含有基-Si(OR(Rを有する。
末端構造単位-Si(OR(Rにおいて、Rは水素またはC-Cアルキル基であり、RはC-Cアルキル基である。RおよびRは、互いに独立して、メチル基またはエチル基を表す。
ここで、aは1~3の整数を表し、bは整数3-aを表す。aが数3を表す場合、bは0に等しい。aが数2を表す場合、bは1に等しい。aが数1を表す場合、bは2に等しい。
ケラチン物質を処理するための剤が、式(I)(式中、基R、Rは互いに独立してメチル基またはエチル基を表す)で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含む場合、耐湿性および保持の程度、ならびに着色されたケラチン物質に塗布したときの堅牢度に関して最も強い改善が得られた。
さらに、ケラチン物質を処理するための剤が、式(I)(式中、基aは数3を表す。この場合、残りのbは数0を表す。)で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含む場合、耐湿性および保持の程度、ならびに着色されたケラチン物質に塗布したときの堅牢度に関して最も強い改善が得られた。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための剤は、式中の、
- R、Rが互いに独立してメチル基またはエチル基を表し、
- aが数3を表し、
- bが数0を表す
式(I)で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、式(I):
Figure 2022506437000006
[式中、
- R、Rのいずれもが水素原子を表し、
- Lは、直鎖2価C-Cアルキレン基、好ましくはプロピレン基(-CH-CH-CH-)またはエチレン基(-CH-CH-)を表し、
- Rは、水素原子、エチル基、またはメチル基を表し、
- Rは、メチル基またはエチル基を表し
- aは数3を表し、
- bは数0を表す]
で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含む。
特に適切な式(I)で示される有機ケイ素化合物は、以下である:
- (3-アミノプロピル)トリエトキシシラン
Figure 2022506437000007
- (3-アミノプロピル)トリメトキシシラン
Figure 2022506437000008
- 1-(3-アミノプロピル)シラントリオール
Figure 2022506437000009
- (2-アミノエチル)トリエトキシシラン
Figure 2022506437000010
- (2-アミノエチル)トリメトキシシラン
Figure 2022506437000011
- 1-(2-アミノエチル)シラントリオール
Figure 2022506437000012
- (3-ジメチルアミノプロピル)トリエトキシシラン
Figure 2022506437000013
- (3-ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン
Figure 2022506437000014
- 1-(3-ジメチルアミノプロピル)シラントリオール
Figure 2022506437000015
- (2-ジメチルアミノエチル)トリエトキシシラン
Figure 2022506437000016
- (2-ジメチルアミノエチル)トリメトキシシラン、および/または
Figure 2022506437000017
- 1-(2-ジメチルアミノエチル)シラントリオール
Figure 2022506437000018
式(I)で示される有機ケイ素化合物は、市販品として入手できる。
例えば、(3-アミノプロピル)トリメトキシシランは、Sigma-Aldrichから購入できる。(3-アミノプロピル)トリエトキシシランもSigma-Aldrichから商業的に入手し得る。
別の実施形態において、ケラチン物質を処理するための剤は、少なくとも1つの式(II)で示される有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000019
を含む。
式(II)で示される有機ケイ素化合物は、それぞれ、ケイ素含有基(RO)(RSi-および-Si(R')d'(OR')を両端に有する。
式(II)の分子の中央部分には、基-(A)-および-[NR-(A')]-および-[O-(A'')]-および-[NR-(A''')]-が存在する。ここで、それぞれの基e、f、gおよびhは、互いに独立して、数値0または1である、ただし、基e、f、gおよびhの少なくとも1つは0とは異なる。換言すれば、式(II)で示される有機ケイ素化合物は、-(A)-および-[NR-(A')]-および-[O-(A'')]-および-[NR-(A''')]-からなる群から選択される少なくとも1つの基を含む。
2つの末端構造単位(RO)(RSi-および-Si(R')d'(OR')c'において、R、R'、R''は、互いに独立して、水素原子またはC-Cアルキル基を表す。基R、R'およびR''は、独立してC-Cアルキル基を表す。
ここで、cは1~3の整数を表し、dは整数3-cを表す。cが数3を表す場合、dは0に等しい。cが数2を表す場合、dは1に等しい。cが数1を表す場合、dは2に等しい。
同様に、c'は1~3の整数を表し、d'は整数3-c'を表す。c'が数3を表す場合、d'は0を表す。c'が数2を表す場合、d'は1を表す。c'が数1を表す場合、d'は2を表す。
基cおよびc'がいずれも数3を表す場合に、ケラチン物質を処理するための剤の極めて高い汚染防止効果が得られる。この場合、dおよびd'はいずれも数0を表す。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための剤は、少なくとも1つの式(II)で示される有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000020
[式中、
- RおよびR'は独立して、メチル基またはエチル基を表し、
- cおよびc'はいずれも、数3を表し、および
- dおよびd'はいずれも、数0を表す。]
を含む。
cおよびc'がいずれも数3を表し、dおよびd'がいずれも数0を表す場合、有機ケイ素化合物は、式(IIa):
Figure 2022506437000021
に該当する。
基e、f、gおよびhは独立して、数0または1を表し得る。それにより、e、f、gおよびhの基の少なくとも1つが0とは異なる。従って、略記e、f、gおよびhは、-(A)-および-[NR-(A')]-および-[O-(A'')]-および-[NR-(A''')]-のどの基が式(II)の有機ケイ素化合物の中央部になるかが決定される。
これに関して、特定の基の存在が「汚染防止」効果を高める観点から特に有利であることが明らかになった。特に良好な結果は、基e、f、gおよびhのうちの少なくとも2つが数1を表す場合に得られた。eおよびfがいずれも数1を表すことが特に好ましい。さらに、gおよびhはいずれも数0を表す。
eおよびfがいずれも数1であり、gおよびhがいずれも数0である場合、有機ケイ素化合物は、式(IIb):
Figure 2022506437000022
で表される。
基A、A'、A''、A'''およびA''''は独立して、直鎖または分枝の二価C-C20アルキレン基を表す。好ましくは、基A、A'、A''、A'''およびA''''は互いに独立して、直鎖二価のC-C20アルキレン基を表す。さらに好ましくは、基A、A'、A''、A'''およびA''''は互いに独立して、直鎖二価のC-Cアルキレン基を表す。特に、基A、A'、A''、A'''およびA''''は互いに独立して、メチレン基(-CH-)、エチレン基(-CH-CH-)、プロピレン基(-CH-CH-CH-)またはブチレン基(-CH-CH-CH-CH-)を表す。特に、基A、A'、A''、A'''およびA''''は、プロピレン基(-CH-CH-CH-)を表す。
基fが数1を表す場合、式(II)で示される有機ケイ素化合物は、構造基-[NR-(A')]-を含む。
基hが数1を表す場合、式(II)で示される有機ケイ素化合物は、構造基-[NR-(A''')]-を含む。
式中、RおよびRは独立して、水素原子、C-Cアルキル基、ヒドロキシC-Cアルキル基、C-Cアルケニル基、アミノC-Cアルキル基または式(III)の基:
Figure 2022506437000023
を表す。
極めて好ましくは、RおよびRは独立して、水素原子、メチル基、2-ヒドロキシエチル基、2-アルケニル基、2-アミノエチル基または式(III)の基を表す。
基fが数1を表し、基hが数0を表す場合、有機ケイ素化合物は、基-[NR-(A')]-を含むが、-[NR-(A''')]-を含まない。基Rが式(III)の基である場合には、ケラチン物質を処理するための剤は、3個の反応性シラン基を有する有機ケイ素化合物を含む。
別の好ましい実施形態においては、ケラチン物質を処理するための剤は、少なくとも1つの式(II)の有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000024
[式中、
- eおよびfはいずれも数1を表し、
- gおよびhはいずれも数0を表し、
- AおよびA'は独立して、直鎖二価のC-Cアルキレン基を表し、および
- Rは、水素原子、メチル基、2-ヒドロキシエチル基、2-アルケニル基、2-アミノエチル基または式(III)の基を表す。]
を含む。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、式(II)中の、
- eおよびfがいずれも数1を表し、
- gおよびhがいずれも数0を表し、
- AおよびA'が互いに独立して、メチレン基(-CH-)、エチレン基(-CH-CH-)またはプロピレン基(-CH-CH-CH-)を表し、および
- Rが、水素原子、メチル基、2-ヒドロキシエチル基、2-アルケニル基、2-アミノエチル基または式(III)の基を表す、
少なくとも1つの式(II)で示される有機ケイ素化合物を含む。
課題の解決に好適な式(II)の有機ケイ素化合物は、下記である:
- 3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
Figure 2022506437000025
- 3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
Figure 2022506437000026
- N-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
Figure 2022506437000027
- N-メチル-3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
Figure 2022506437000028
- 2-[ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]アミノ]-エタノール
Figure 2022506437000029
- 2-[ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]アミノ]エタノール
Figure 2022506437000030
- 3-(トリメトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
Figure 2022506437000031
- 3-(トリエトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
Figure 2022506437000032
- N1,N1-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1,2-エタンジアミン
Figure 2022506437000033
- N1,N1-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1,2-エタンジアミン
Figure 2022506437000034
- N,N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-2-プロペン-1-アミン
Figure 2022506437000035
- N,N-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-2-プロペン-1-アミン
Figure 2022506437000036
式(II)で示される有機ケイ素化合物は、市販品として入手できる。
CAS番号82985-35-1のビス(トリメトキシシリルプロピル)アミンは、Sigma-Aldrichから購入できる。
CAS番号13497-18-2のビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]アミンは、例えば、Sigma-Aldrichから購入できる。
N-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンは、別名ビス(3-トリメトキシシリルプロピル)-N-メチルアミンとも呼ばれ、Sigma-AldrichまたはFluorochemから商業的に購入し得る。
CAS番号18784-74-2の3-(トリエトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンは、例えば、FluorochemまたはSigma-Aldrichから購入できる。
毛髪に適用されるケラチン物質を処理するための剤が、少なくとも1つの式(IV)の有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000037
含む場合、特に有利であることも明らかになった。
式(IV)の化合物は、1個、2個または3個のケイ素原子を有するシランから選択される有機ケイ素化合物であり、該有機ケイ素化合物は、1分子当たり1個以上のヒドロキシル基および/または加水分解性基を含む。
式(IV)の有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000038
[式中、
- Rは、C-C12アルキル基を表し、
- R10は、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- R11は、C-Cアルキル基を表し、
- kは、1~3の整数であり、および
- mは、3-kの整数を表す]
は、アルキルアルコキシシラン型またはアルキルヒドロキシシラン型のシランと称されることもある。
さらに好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、式(I)で示される有機ケイ素化合物に加えて、少なくとも1つの式(IV)で示される有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000039
[式中、
- Rは、C-C12アルキル基を表し、
- R10は、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- R11は、C-Cアルキル基を表し、
- kは、1~3の整数であり、および
- mは、3-kの整数を表す]
をさらに含む。
同様に好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、前記有機ケイ素化合物または式(II)で示される有機ケイ素化合物に加えて、少なくとも1つの式(IV)で示される有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000040
[式中、
- Rは、C-C12アルキル基を表し、
- R10は、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- R11は、C-Cアルキル基を表し、
- kは、1~3の整数であり、および
- mは、3-kの整数を表す]
をさらに含む。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、式(I)および(II)で示される有機ケイ素化合物に加えて、少なくとも1つの式(IV)で示される有機ケイ素化合物:
Figure 2022506437000041
[式中、
- Rは、C-C12アルキル基を表し、
- R10は、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
- R11は、C-Cアルキル基を表し、
- kは、1~3の整数であり、および
- mは、3-kの整数を表す]
をさらに含む。
式(IV)で示される有機ケイ素化合物において、基Rは、C-C12アルキル基を表す。このC-C12アルキル基は、飽和しており、直鎖または分枝であってよい。好ましくは、Rは、直鎖C-Cアルキル基を表す。好ましくは、Rはメチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-オクチル基、n-ドデシル基を表す。特に好ましくは、Rはメチル基、エチル基またはn-オクチル基を表す。
式(IV)で示される有機ケイ素化合物において、基R10は、水素原子またはC-Cアルキル基を表す。特に好ましくは、R10はメチル基またはエチル基を表す。
式(IV)で示される有機ケイ素化合物において、基R11は、C-Cアルキル基を表す。特に好ましくは、R11はメチル基またはエチル基を表す。
さらに、kは1~3の整数を表し、mは整数3-kを表す。kが数3を表す場合、mは0に等しい。kが数2を表す場合、mは1に等しい。kが数1を表す場合、mは2に等しい。
ケラチン物質を処理するための剤が、式(IV)(式中、基kは数3を表す。この場合、残りのmは数0を表す。)で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含む場合、耐湿性および保持の程度、ならびに着色されたケラチン物質に塗布したときの堅牢度に関して最も強い改善を得ることができた。
課題の解決に特に適した式(IV)の有機ケイ素化合物は、下記である。
- メチルトリメトキシシラン
Figure 2022506437000042
- メチルトリエトキシシラン
Figure 2022506437000043
- エチルトリメトキシシラン
Figure 2022506437000044
- エチルトリエトキシシラン
Figure 2022506437000045
- n-ヘキシルトリメトキシシラン
Figure 2022506437000046
- n-ヘキシルトリエトキシシラン
Figure 2022506437000047
- n-オクチルトリメトキシシラン
Figure 2022506437000048
- n-オクチルトリエトキシシラン
Figure 2022506437000049
- n-ドデシルトリメトキシシラン、および/または
Figure 2022506437000050
- n-ドデシルトリエトキシシラン
Figure 2022506437000051
ならびに、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシランおよび/またはオクタデシルトリエトキシシラン。
上記の有機ケイ素化合物は反応性化合物である。これに関連して、ケラチン物質を処理するための剤が、ケラチン物質を処理するための剤の総重量に基づいて、1つ以上の有機ケイ素化合物を総量で0.1~30重量%、好ましくは0.2~25重量%、特に好ましくは0.25~20重量%、最も好ましくは0.5~15重量%含む場合に好ましいことが見出された。
耐湿性および保持の程度ならびに着色されたケラチン物質に使用する場合の堅牢度に関して特に良好な改善を達成するために、ケラチン物質を処理するための剤において、式(I)および/または(II)で示される有機ケイ素化合物を特定範囲の量で使用することが特に有利である。ケラチン物質を処理するための剤は、ケラチン物質を処理するための剤の総重量に基づいて、式(I)および/または(II)で示される1つ以上の有機ケイ素化合物を、総量で0.1~10重量%、好ましくは0.2~5重量%、特に好ましくは0.5~3重量%含む。
さらに、ケラチン物質を処理するための剤に、式(IV)で示される有機ケイ素化合物もが特定範囲の量で含まれる場合、特に好ましいことが見出された。ケラチン物質を処理するための剤は、ケラチン物質を処理するための剤の総重量に基づいて、式(IV)で示される1つ以上の有機ケイ素化合物を、総量で0.1~20重量%、好ましくは2~15重量%、特に好ましくは4~9重量%含む。
本発明に至る作業の過程で、ケラチン物質を処理するための剤が、互いに構造的に異なる少なくとも2つの有機ケイ素化合物を含む場合、ケラチン物質上に特に安定で均一な皮膜を得られることが見出された。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための剤は、2つの構造的に異なる有機ケイ素化合物を含む。
非常に好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、(3-アミノプロピル)トリエトキシシランおよび(3-アミノプロピル)トリメトキシシランからなる群から選択される少なくとも1つの式(I)で示される有機ケイ素化合物と、さらに、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシランおよびエチルトリエトキシシランからなる群から選択される少なくとも1つの式(IV)で示される有機ケイ素化合物とを含む。
別の好ましい実施形態において、ケラチン物質を処理するための組成物は、(ビス(トリメトキシシリルプロピル)アミン、ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]アミンおよびN-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンからなる群から選択される少なくとも1つの式(II)で示される有機ケイ素化合物と、さらに、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシランおよびエチルトリエトキシシランからなる群から選択される少なくとも1つの式(IV)で示される有機ケイ素化合物とを含む。
別の好ましい実施形態では、ケラチン物質を処理するための剤は、化粧剤の総重量に基づいて、
- 0.5~3重量%の、(3-アミノプロピル)トリメトキシシラン、(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、(2-アミノエチル)トリメトキシシラン、(2-アミノエチル)トリエトキシシラン、(3-ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン、(3-ジメチルアミノプロピル)トリエトキシシラン、(2-ジメチルアミノエチル)トリメトキシシランおよび(2-ジメチルアミノエチル)トリエトキシシランの群から選択される少なくとも1つの第一の有機ケイ素化合物、ならびに
- 3.2~10重量%の、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、オクチルデシルトリメトキシシランおよびオクチルデシルトリエトキシシランからなる群から選択される少なくとも1つの第二の有機ケイ素化合物、
を含むことを特徴とする。
少なくとも1つの加水分解性基を有する有機ケイ素化合物では、小量の水の添加であっても、加水分解につながる。加水分解生成物および/または少なくとも1つのヒドロキシ基を有する有機ケイ素化合物は、縮合反応で互いに反応し得る。このため、少なくとも1つの加水分解性基を有する有機ケイ素化合物、およびその加水分解生成物および/または縮合生成物の両方が、組成物中に存在し得る。少なくとも1個のヒドロキシル基を有する有機ケイ素化合物を用いる場合、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する有機ケイ素化合物およびその縮合生成物の両方が、組成物中に存在し得る。
縮合生成物は、1分子当たり、それぞれ少なくとも1つのヒドロキシル基または加水分解性基を有する少なくとも2つの有機ケイ素化合物の、水の除去および/またはアルカノールの除去を伴う反応により形成された生成物であると理解される。縮合生成物は、例えば、ダイマーであってもよく、トリマーまたはオリゴマーであってもよく、縮合生成物はモノマーと平衡状態にある。加水分解で使用されるまたは消費される水の量に応じて、平衡は、モノマー有機ケイ素化合物側から縮合生成物側にシフトする。
ケラチン物質を処理するための剤の第2の必須成分は、ポリスチレンスルホネートである。
好ましい組成物は、その組成物が、各場合においてケラチン物質を処理するための組成物の総重量に基づいて、0.1~10重量%、好ましくは0.5~8重量%、より好ましくは1~6重量%のポリスチレンスルホネートを含むことを特徴とする。
ポリスチレンスルホネートは、アクリロニトリル、ブタジエンなどの適当なコモノマーとの共重合によって、または他のポリマーとブレンドすることによって修飾できる。
非常に好ましい剤は、その剤が式(PS):
Figure 2022506437000052
[式中、nは100~1500、好ましくは200~1250、より好ましくは300~1000、および400~800の値を表す]
の構造単位を有するポリスチレンスルホン酸ナトリウムを含むことを特徴とする。
好ましい組成物は、その組成物が、各場合においてケラチン物質を処理するための組成物の総重量に基づいて、0.1~10重量%、好ましくは0.5~8重量%、より好ましくは1~6重量%のポリスチレンスルホン酸ナトリウム:
Figure 2022506437000053
[式中、nは、100~1000、好ましくは200~900、より好ましくは300~800、さらにより好ましくは400~750および600~700である]
を含むことを特徴とする。
有効成分の好ましい組み合わせとしては、
(3-アミノプロピル)トリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(2-アミノエチル)トリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(2-アミノエチル)トリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-ジメチルアミノプロピル)トリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(2-ジメチルアミノエチル)トリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(2-ジメチルアミノエチル)トリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N-メチル-3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
2-[ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]アミノ]エタノールおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
2-[ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]アミノ]エタノールおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリメトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリメトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N1,N1-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1,2-エタンジアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N1,N1-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1,2-エタンジアミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N,N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-2-プロペン-1-アミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N,N-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-2-プロペン-1-アミンおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
エチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
エチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
オクチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
オクチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリメトキシシラン、メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、エチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、エチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、プロピルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、ドデシルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、ドデシルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N-メチル-3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリメトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
(3-アミノプロピル)トリエトキシシラン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム、
N-メチル-3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン、メチルトリエトキシシランおよびポリスチレンスルホン酸ナトリウム
が挙げられる。
特に、ケラチン物質を処理する手段は、ケラチン物質の形を一時的に変える手段を含み得る。
以下において、ケラチン物質を処理するための剤のさらなる成分が記載され、これらは、上述の必須成分に加えて剤に含まれ得る。
ケラチン物質を処理するための剤はさらに、好ましくはワックス、合成ポリマー、およびそれらの混合物からなる群から選択される固定化化合物を含むことが好ましい場合がある。
一時的にケラチン物質の形を変えるための剤の形態において、ケラチン物質を処理するための剤(=スタイリング剤)に対する様々な要件を満たすために、多くの合成ポリマーが強化化合物としてすでに開発されており、これらはケラチン物質を処理するための剤で用いることができる。あるいは、または補完的に、ワックスが強化化合物として使用される。理想的には、ポリマーおよび/またはワックスをケラチン物質に塗布すると、一方でポリマー皮膜またはシートを生じ、髪形に強い保持性を与えるが、他方で応力が加えられたとき壊れないように十分に柔軟である。
合成ポリマーは、カチオン性、アニオン性、非イオン性、および両性強化ポリマーに分けることができる。
好適な合成ポリマーとしては、例えば、以下のINCI名を有するポリマーが挙げられる:アクリルアミド/アンモニウムアクリレートコポリマー、アクリルアミド/DMAPAアクリレート/メトキシPEGメタクリレートコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、アクリレート/アセトアセトキシエチルメタクリレートコポリマー、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/アンモニウムメタクリレートコポリマー、アクリレート/アンモニウムメタクリレートコポリマー、アクリレート/t-ブチルアクリルアミドコポリマー、アクリレートコポリマー、アクリレート/C1-2スクシネート/ヒドロキシアクリレートコポリマー、アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミドコポリマー、オクチルアクリルアミド/ジフェニルアモジメチコンコポリマー、アクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマー、アクリレート/VAコポリマー、アクリレート/ヒドロキシエステルアクリレートコポリマー、アクリレート/VPコポリマー、アジピン酸/ジエチレントリアミンコポリマー、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、アジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、アジピン酸/イソフタル酸/ネオペンチルグリコール/トリメチロールプロパンコポリマー、アリールステアレート/VAコポリマー、アミノエチルアクリレートホスフェート/アクリレートコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドコポリマー、アンモニウム-アクリレート/VA/アクリレートコポリマー、AMPD-アクリレート/アクリルアミドコポリマー、AMPD-アクリレート/アクリルアミド/アリルメタクリレートコポリマー、AMP-アクリレート/C1-18アルキルアクリレート/C1-8アルキルアクリルアミドコポリマー、AMP-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドコポリマー、AMP-アクリレート/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、バチルス/米糠エキス/大豆エキス発酵濾過物、ビス-ブチルオキシアモジメチコン/PEG-60コポリマー、ブチルアクリレート/エチルヘキシルメタクリレートコポリマー、ブチルアクリレート/ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートコポリマー、ブチル化PVP、エチレンのブチルエステル/MAコポリマー、PVMのブチルエステル/MAコポリマー、カルシウム/ナトリウムPVM/MAコポリマー、トウモロコシデンプン/アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマー、ジエチレングリコールアミン/エピクロロヒドリン/ピペラジンコポリマー、ジメチコンクロスポリマー、ジフェニルアモジメチコン、PVMのエチルエステル/MAコポリマー、加水分解小麦タンパク質/PVPクロスポリマー、イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドコポリマー、イソブチレン/MAコポリマー、イソブチルメタクリレート/ビス-ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートコポリマー、PVMのイソプロピルエステル/MAアクリレートクロスポリマー、ラウリルメタクリレート/グリコールジメタクリレートクロスポリマー、MEA-スルファイト、メタクリル酸/アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸ナトリウムコポリマー、メタクリロイルエチルベタイン/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、PEG/PPG-25/25ジメチコン、PEG-8/SMDIコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート-6、ポリβ-アラニン/グルタル酸クロスポリマー、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル-1、ポリエチルアクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリロイルエチルベタイン、ポリペンタエリスリチルテレフタレート、ポリパーフルオロパーヒドロフェナントレン、ポリクオタニウム-1、ポリクオタニウム-2、ポリクオタニウム-4、ポリクオタニウム-5、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-8、ポリクオタニウム-9、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-11、ポリクオタニウム-12、ポリクオタニウム-13、ポリクオタニウム-14、ポリクオタニウム-15、ポリクオタニウム-16、ポリクオタニウム-17、ポリクオタニウム-18、ポリクオタニウム-19、ポリクオタニウム-20、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-28、ポリクオタニウム-29、ポリクオタニウム-30、ポリクオタニウム-31、ポリクオタニウム-32、ポリクオタニウム-33、ポリクオタニウム-34、ポリクオタニウム-35、ポリクオタニウム-36、ポリクオタニウム-37、ポリクオタニウム-39、ポリクオタニウム-45、ポリクオタニウム-46、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-48、ポリクオタニウム-49、ポリクオタニウム-50、ポリクオタニウム-55、ポリクオタニウム-56、ポリシリコーン-9、ポリウレタン-1、ポリウレタン-6、ポリウレタン-10、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラール、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルイミダゾリニウムアセテート、ポリビニルメチルエーテル、PVMのカリウムブチルエステル/MAコポリマー、PVMのカリウムエチルエステル/MAコポリマー、PPG-70ポリグリセリル-10エーテル、PPG-12/SMDIコポリマー、PPG-51/SMDIコポリマー、PPG-10ソルビトール、PVM/MAコポリマー、PVP、PVP/VA/イタコン酸コポリマー、PVP/VA/ビニルプロピオネートコポリマー、リゾビアンガム、ロジンアクリレート、シェラク、PVMのナトリウムブチルエステル/MAコポリマー、PVMのナトリウムエチルエステル/MAコポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、カラヤガム、テレフタル酸/イソフタル酸/イソフタル酸スルホン酸ナトリウム/グリコールコポリマー、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチルビオキシルシリコンVA/クロトネートコポリマー、VA/クロトネート/メタクリルオキシベンゾフェノン-1コポリマー、VA/クロトネート/ビニルネオデカノエートコポリマー、VA/クロトネート/ビニルプロピオネートコポリマー、VA/DBMコポリマー、VA/ビニルブチルベンゾエート/クロトネートコポリマー、ビニルアミン/ビニルアルコールコポリマー、ビニルカプロラクタム/VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/アクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、VP/DMAPAアクリレートコポリマー、VP/ヘキサデセンコポリマー、VP/VAコポリマー、VP/ビニルカプロラクタム/DMAPAアクリレートコポリマー、イーストパルミテートおよびスチレン/VPコポリマー。セルロースエーテル、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロースも適している。
また、様々な形態でCarbopol(登録商標)の名称で市販されているホモポリアクリル酸(INCI:カルボマー)も、固定化化合物として適している。
好ましくは、固定化化合物は、ビニルピロリドン含有ポリマーを含む。特に好ましくは、固定化化合物は、ポリビニルピロリドン(PVP)、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー(VP/VAコポリマー)、ビニルカプロラクタム/VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(INCI)、VP/DMAPAアクリレートコポリマー(INCI)、およびそれらの混合物からなる群から選択されるポリマーを含む。
別の好ましい固定化化合物は、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(INCI)であり、これは、Akzo Nobelにより「Amphomer(登録商標)」の名称で販売されている。
従って、固定化化合物は、ポリビニルピロリドン(PVP)、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー(VP/VAコポリマー)、ビニルカプロラクタム/VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(INCI)、VP/DMAPAアクリレートコポリマー(INCI)、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(INCI)、およびそれらの混合物からなる群から選択される合成ポリマーを含むことが特に好ましい。
ケラチン物質を処理するための化粧品組成物は、固定化化合物として、合成ポリマーに加えて、またはその代わりとして、37℃を超える融点を有する少なくとも1つの天然ワックスまたは合成ワックスを含み得る。
天然または合成ワックスは、固体ケロシンまたはイソパラフィン;植物性ワックス、例えばキャンデリラロウ、カルナウバロウ、エスパルトグラスワックス、ジャパンワックス、コルクワックス、サトウキビワックス、オリキュリーワックス、モンタンワックス、ヒマワリワックス、フルーツワックス、および動物性ワックス、例えばみつろう、およびその他の昆虫ワックス、鯨ロウ、シェラックワックス、ウールワックス、ブラッシンググリース、さらに、ミネラルワックス、例えばセレシンおよびオゾケライト、または、石油化学ワックス、例えばペトロラタム、ケロシンワックス、ポリエチレンまたはポリプロピレンのマイクロワックス、およびポリエチレングリコールワックスを使用し得る。水素添加または硬化ワックスの使用が有利な場合がある。化学修飾ワックス、特に、モンタンエステルワックス、サソールワックスおよび水素添加ホホバワックスなどの硬蝋も使用し得る。
また適当なものは、水素添加トリグリセリド脂肪(水添パーム油、水添ココナッツ油、水添ヒマシ油)、トリベヘン酸グリセリルまたはトリ-12-ヒドロキシステアリン酸グリセリルなどの飽和および場合によりヒドロキシル化されたC16-C30脂肪酸のトリグリセリド、さらに脂肪酸と2~6個の炭素原子を有するグリコール(例えばSyncrowax(登録商標))またはポリオールとの合成完全エステル、C12-C22アシル基およびC-Cアルカノール基を有する脂肪酸モノアルカノールアミド、1~80個の炭素原子の鎖長の飽和および/または不飽和、分枝および/または非分枝アルカンカルボン酸と1~80個の炭素原子の鎖長の飽和および/または不飽和、分枝および/または非分枝アルコールとのエステル、例えば、ステアリル酸ステアリルまたはパルミチン酸セチルなどの合成脂肪酸脂肪アルコールエステルなど、芳香族カルボン酸、ジカルボン酸またはヒドロキシカルボン酸(例えば、12-ヒドロキシステアリン酸)と1~80個の炭素原子の鎖長の飽和および/または不飽和、分枝および/または非分枝アルコールとのエステル、長鎖ヒドロキシカルボン酸のラクチド、および脂肪アルコールとジ-およびトリカルボン酸との完全エステル、例えば、コハク酸ジセチルまたはアジピン酸ジセチル/ステアリル、およびこれらの物質の混合物である。
ワックス成分はまた、ワックス成分の全体が室温で固体であることを条件に、14~44個の炭素原子の鎖長を有する飽和非分岐アルカンカルボン酸および14~44個の炭素原子の鎖長を有する飽和非分岐アルコールのエステルの群からも選択できる。ワックス成分は、例えば、C16-C36アルキルステアレート、C10-C40アルキルステアレート、C-C40アルキルイソステアレート、ダイマー酸のC20-C40ジアルキルエステル、C18-C38アルキルヒドロキシステアロイルステアレート、C20-C40アルキルエルケート、およびC30-C50アルキル蜜ろうおよびセテアリルベヘネートの群からも選択でき、使用できる。シリコーンワックス、例えばステアリルトリメチルシラン/ステアリルアルコールも有益であり得る。好ましいワックス成分は、飽和一価C20-C60アルコールと飽和C-C30モノカルボン酸とのエステル、特に好ましくはKoster Keunen IncからKesterwachs(登録商標)K82Hの名称で入手可能なC20-C40アルキルステアレートである。
天然ワックス、化学修飾ワックスおよび合成ワックスは、単独でまたは組み合わせて使用できる。このように、いくつかのワックスも使用できる。さらに、いくつかのワックス混合物も、その他の添加物と混合して、市販品として入手できる可能性がある。「Special Wax 7686 OE」(セチルパルミテート、蜜ろう、微結晶性ワックスおよびポリエチレンの混合物で融解範囲73~75℃;製造業者:Kahl&Co)、Polywax(登録商標)GP 200(ステアリルアルコールおよびポリエチレングリコールステアレートの混合物で、融点47~51℃;製造業者:Croda)および「Softceresin(登録商標)FL 400」(ワセリン/ワセリンオイル/ワックス混合物で、融点50~54℃;製造業者:Parafluid Mineral Oil Company)の名称で販売されている製品は、使用できる混合物の例である。
好ましくは、ワックスは、カルナウバロウ(INCI:Copernicia Cerifera Cera)、蜜ろう(INCI:蜜ろう)、ペトロラタム(INCI)、微結晶性ワックスおよび特にこれらの混合物から選択される。
好ましいブレンドには、カルナウバロウ(INCI:Copernicia Cerifera Cera)、ペトロラタムおよび微結晶性ワックスの組み合わせ、または蜜ろう(INCI:蜜ろう)およびペトロラタムの組み合わせが含まれる。
ワックスまたはワックス成分は、25℃で固体である必要があり、>37℃の範囲で融解する必要がある。
ケラチン物質を処理するための組成物は、固定化化合物を、化粧品組成物の総重量に基づいて、総量で0.5~50重量%、好ましくは1~40重量%、より好ましくは1.5~30重量%、さらにより好ましくは2~25重量%含む。
他の適当な成分としては、界面活性剤、カチオン性ポリマー、タンパク質加水分解物、アミノ酸、オリゴペプチド、ビタミン、プロビタミン、ビタミン前駆体、ベタイン、バイオキノン、プリン(誘導体)、タウリン(誘導体)、コンディショニング剤、植物抽出物、ポリジメチルシロキサン、エステル油、UV光フィルター、構造化剤、増粘剤、電解質、pH調整剤、膨潤剤、着色剤、ふけ防止剤、錯化剤、乳白剤、真珠光沢剤、顔料、安定剤、推進剤、抗酸化剤、香油および/または防腐剤が挙げられる。
少なくとも1つの有機ケイ素化合物および少なくとも1つのポリスチレンスルホネートの有効成分の組み合わせは、ケラチン物質を処理するための組成物中にすでに存在し得る。この実施形態では、ケラチン物質を処理するための剤は、すぐに使用できる形態ですでに分散されている。貯蔵中に可能な限り安定な配合物を提供するために、剤自体は、好ましくは、少ない水または水なしで包装される。
あるいは、少なくとも1つの有機ケイ素化合物は、場合によりケラチン物質を処理するための組成物の1つ以上のさらなる成分と共に、ケラチン物質を処理するための組成物を塗布する最大12時間、好ましくは最大6時間、より好ましくは最大1時間、さらにより好ましくは最大30分、そして非常に特に好ましくは最大20分前に、該少なくとも1つの有機ケイ素化合物以外のケラチン物質を処理するための組成物のすべての成分を含む基剤に添加される。
例えば、ユーザーは、最初に、有機ケイ素化合物および場合によりケラチン物質を処理するための剤の他の成分を含む薬剤(α)を、ケラチン物質を処理するための剤の残りの成分を含む薬剤(β)と混合または振とうしてよい。ユーザーはこの(α)と(β)との混合物を、調製直後または10秒から20分の短い反応時間の後にケラチン物質に塗布してよい。薬剤(β)は、ケラチン物質を処理するための剤の総重量に基づいて、水、特に30重量%を超える量の水を含み得る。
本出願のさらなる主題は、染色されたケラチン物質、染色されたケラチン繊維の堅牢特性、特にUV安定性、汗堅牢度および/または洗浄堅牢度を改善するために、ケラチン物質を処理するための本発明の化粧剤を使用することである。染色されたケラチン繊維は、特に好ましくは染色されたヒトの毛髪である。
使用のさらに好ましい実施形態について、化粧剤におけるものと同じことが準用される。
ケラチン物質を処理するための本発明の化粧剤はまた、ヒトの毛髪、好ましくは染色されたヒトの毛髪の一時的な変形に使用できる。

Claims (10)

  1. a)少なくとも1つの有機ケイ素化合物および
    b)ポリスチレンスルホネート
    を含むケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  2. 前記少なくとも1つの有機ケイ素化合物が、1個、2個、または3個のケイ素原子を有するシランを含み、前記有機ケイ素化合物が、1分子あたり1つ以上のヒドロキシル基または加水分解性基を含むことを特徴とする、請求項1に記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  3. 前記少なくとも1つの有機ケイ素化合物が、式(I)および/または(II)の化合物を含むことを特徴とし、
    式(I):
    Figure 2022506437000054
    で示される有機ケイ素化合物において、
    - R、Rは、独立して、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
    - Lは、直鎖または分枝のC-C20二価アルキレン基であり、
    - R、Rは互いに独立してC-Cアルキル基を表し、
    - aは1~3までの整数を表し、
    - bは整数3-aを表し、並びに、
    式(II):
    Figure 2022506437000055
    で示される有機ケイ素化合物において、
    - R、R5'、R5''、R、R6'およびR6''は独立して、C-Cアルキル基を表し、
    - A、A'、A''、A'''およびA''''は独立して、直鎖または分枝鎖のC-C20二価アルキレン基を表し、
    - RおよびRは独立して、水素原子、C-Cアルキル基、ヒドロキシC-Cアルキル基、C-Cアルケニル基、アミノC-Cアルキル基または式(III):
    Figure 2022506437000056
    [式中、
    - cは、1~3の整数を表し、
    - dは、整数3-cを表し、
    - c'は、1~3の整数を表し、
    - d'は、整数3-c'を表し、
    - c''は、1~3の整数を表し、
    - d''は、整数3-c''を表し、
    - eは、0または1を表し、
    - fは、0または1を表し、
    - gは、0または1を表し、
    - hは、0または1を表し、
    ただし、e、f、gおよびhの少なくとも1つは0とは異なる]
    で示される基を表す、請求項1または2に記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  4. 前記ケラチン物質を処理するための組成物が、式(I):
    Figure 2022506437000057
    [式中、
    - R、Rは、いずれも水素原子を表し、
    - Lは、直鎖の二価C-Cアルキレン基、好ましくはプロピレン基(-CH-CH-CH-)またはエチレン基(-CH-CH-)を表し、
    - R、Rは、独立してメチル基またはエチル基を表し、
    - aは数3を表し、
    - bは数0を表す]
    で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  5. 前記ケラチン物質を処理するための組成物が、
    - (3-アミノプロピル)トリメトキシシラン
    - (3-アミノプロピル)トリエトキシシラン
    - (2-アミノエチル)トリメトキシシラン
    - (2-アミノエチル)トリエトキシシラン
    - (3-ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン
    - (3-ジメチルアミノプロピル)トリエトキシシラン
    - (2-ジメチルアミノエチル)トリメトキシシランおよび
    - (2-ジメチルアミノエチル)トリエトキシシラン
    からなる群から選択される少なくとも1つの式(I)で示される有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  6. 前記ケラチン物質を処理するための組成物が、
    - 3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
    - 3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
    - N-メチル-3-(トリメトキシシリル)-N-[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
    - N-メチル-3-(トリエトキシシリル)-N-[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
    - 2-[ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]アミノ]-エタノール
    - 2-[ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]アミノ]エタノール
    - 3-(トリメトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
    - 3-(トリエトキシシリル)-N,N-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1-プロパンアミン
    - N1,N1-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-1,2-エタンジアミン、
    - N1,N1-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-1,2-エタンジアミン、
    - N、N-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]-2-プロペン-1-アミン、および/または
    - N,N-ビス[3-(トリエトキシシリル)プロピル]-2-プロペン-1-アミン
    からなる群から選択される少なくとも1つの式(II)で示される有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  7. 前記ケラチン物質を処理するための組成物が、式(IV):
    Figure 2022506437000058
    [式中、
    - RはC-C12アルキル基を表し、
    - R10は、水素原子またはC-Cアルキル基を表し、
    - R11はC-Cアルキル基を表し、
    - kは1~3までの整数であり、
    - mは整数3-kを表す]
    で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  8. 前記ケラチン物質を処理するための組成物が、
    - メチルトリメトキシシラン
    - メチルトリエトキシシラン
    - エチルトリメトキシシラン
    - エチルトリエトキシシラン
    - プロピルトリメトキシシラン
    - プロピルトリエトキシシラン
    - ヘキシルトリメトキシシラン
    - ヘキシルトリエトキシシラン
    - オクチルトリメトキシシラン
    - オクチルトリエトキシシラン
    - ドデシルトリメトキシシラン
    - ドデシルトリエトキシシラン
    - オクタデシルトリメトキシシラン、および
    - オクタデシルトリエトキシシラン
    からなる群から好ましくは選択される、少なくとも1つの式(IV):
    Figure 2022506437000059
    で示される少なくとも1つの有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  9. 前記ケラチン物質を処理するための組成物が、少なくとも2つの構造的に異なる有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物。
  10. 染色されたケラチン物質の、特にケラチン繊維の堅牢性、特にUV安定性、汗堅牢度および/または洗浄堅牢度を改善するための、請求項1~9のいずれかに記載のケラチン物質を処理するための化粧品組成物の使用。
JP2021523815A 2018-10-31 2019-10-31 皮膜形成成分および/または固定化成分によりケラチン物質を処理するための化粧品組成物 Pending JP2022506437A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102018218654.5A DE102018218654A1 (de) 2018-10-31 2018-10-31 Kosmetisches Mittel zur Behandlung eines keratinischen Materials mit filmbildendem und/oder festigendem Inhaltsstoff
DE102018218654.5 2018-10-31
PCT/EP2019/079764 WO2020089350A1 (de) 2018-10-31 2019-10-31 Kosmetisches mittel zur behandlung eines keratinischen materials mit filmbildendem und/oder festigendem inhaltsstoff

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022506437A true JP2022506437A (ja) 2022-01-17

Family

ID=68461778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021523815A Pending JP2022506437A (ja) 2018-10-31 2019-10-31 皮膜形成成分および/または固定化成分によりケラチン物質を処理するための化粧品組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220008309A1 (ja)
EP (1) EP3873425A1 (ja)
JP (1) JP2022506437A (ja)
CN (1) CN112930169A (ja)
DE (1) DE102018218654A1 (ja)
WO (1) WO2020089350A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019219708A1 (de) * 2019-12-16 2021-06-17 Henkel Ag & Co. Kgaa Verfahren zum Färben von keratinischem Material, umfassend die Anwendung von einer siliciumorganischen Verbindung, eines Hydroxycarbonsäureesters, eines Diols und einer farbgebenden Verbindung

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083892A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 L'oreal Sa 少なくとも1種の塩基性化学官能基を含む有機ケイ素含有化合物、疎水性フィルム形成ポリマー、顔料及び揮発性溶媒を含有する化粧料組成物
US20170281515A1 (en) * 2016-03-31 2017-10-05 L'oreal Inhibiting color fading with layer-by-layer films

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE29512302U1 (de) * 1995-07-31 1996-11-28 Kao Corporation, Tokio/Tokyo Mittel zur Tönung von menschlichen Haaren
FR2745173B1 (fr) * 1996-02-22 1998-04-30 Oreal Composition cosmetique de fixation et de brillance en aerosol et procedes
CN101534787A (zh) * 2006-09-15 2009-09-16 莱雅公司 使用含有着色聚合物和化妆活性剂的组合物的免洗染发方法
FR2936413B1 (fr) * 2008-09-30 2010-10-22 Oreal Utilisation d'une composition comprenant un compose organique du silicium comportant une fonction basique en pre traitement d'une composition comprenant un polymere filmogene hydrophobe, un pigment et un solvant volatil
WO2017102857A1 (en) * 2015-12-14 2017-06-22 L'oreal Composition comprising a combination of particular alkoxysilanes and a fatty substance
FR3060980B1 (fr) 2016-12-22 2019-05-31 L'oreal Procede de coloration des fibres keratiniques mettant en oeuvre une composition comprenant au moins deux organosilanes differents l'un de l'autre

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083892A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 L'oreal Sa 少なくとも1種の塩基性化学官能基を含む有機ケイ素含有化合物、疎水性フィルム形成ポリマー、顔料及び揮発性溶媒を含有する化粧料組成物
US20170281515A1 (en) * 2016-03-31 2017-10-05 L'oreal Inhibiting color fading with layer-by-layer films

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020089350A1 (de) 2020-05-07
EP3873425A1 (de) 2021-09-08
US20220008309A1 (en) 2022-01-13
DE102018218654A1 (de) 2020-04-30
CN112930169A (zh) 2021-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022509433A (ja) 多価金属カチオンと組み合わせたビス(トリエトキシシリルプロピル)アミン
JP7461944B2 (ja) 酸と組み合わせたビス(トリエトキシシリルプロピル)アミン
JP7457725B2 (ja) 貯蔵安定性を高めるための無水相中のビス(トリエトキシシリルプロピル)アミン
US20220008312A1 (en) Active substance composition for protecting artificially coloured hair
JP2022506437A (ja) 皮膜形成成分および/または固定化成分によりケラチン物質を処理するための化粧品組成物
JP7459085B2 (ja) アルカリと組み合わせたビス(トリエトキシシリルプロピル)アミン
JP2022506239A (ja) 抗汚染効果を有するケラチン物質の処理のための化粧剤
JP2022509428A (ja) 人毛のケアのための有効成分組成物
JP7467443B2 (ja) 増粘剤と組み合わせたビス(トリエトキシシリルプロピル)アミン
JP2022509430A (ja) ヒトの毛髪のケアおよび表面改質のための有効成分の組成物
US20220008311A1 (en) Two-component system for smoothing and care of hair
JP2022506216A (ja) 抗酸化剤の堆積促進のための活性成分組成物
JP2022506238A (ja) 毛髪の形状を変更するための有効成分組成物
JP2022509427A (ja) ケラチン繊維のケアおよび形状付与のための多糖類と組み合わせたビス(トリメトキシシリルプロピル)アミン
JP2022506249A (ja) 毛髪表面を改質するためのおよび毛髪の形状を変更するための有効成分組成物
JP2022506206A (ja) ヒト毛髪のケアおよび表面改質のための活性成分組成物
JP2022506408A (ja) 人毛のケアのための有効成分組成物
JP2022509426A (ja) ヒト毛髪のケアおよび表面改質のための有効成分の組成物
JP2022506224A (ja) ヒト毛髪のケアおよび表面改質のための活性成分組成物
JP2022509429A (ja) ヒトの毛髪の洗浄及びケアのためのビス(トリエトキシシリルプロピル)アミンと組み合わせた界面活性剤含有化粧品生成物
JP2022506215A (ja) ヒト毛髪のケアのための活性成分組成物
JP2022506462A (ja) Uvフィルター用効果促進剤としての活性成分組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240625