JP2022503433A - レールクレーンの直流給電システム及び方法 - Google Patents

レールクレーンの直流給電システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022503433A
JP2022503433A JP2020572911A JP2020572911A JP2022503433A JP 2022503433 A JP2022503433 A JP 2022503433A JP 2020572911 A JP2020572911 A JP 2020572911A JP 2020572911 A JP2020572911 A JP 2020572911A JP 2022503433 A JP2022503433 A JP 2022503433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
rail crane
rail
slide contact
crane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020572911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7130070B2 (ja
Inventor
▲張▼▲連▼▲鋼▼
▲呂▼向▲東▼
殷健
王心成
秦洪建
修方▲強▼
▲孫▼秀良
王国勇
▲レン▼新▲剛▼
▲趙▼臻
▲譚▼▲為▼▲寧▼
高▲榮▼生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qingdao New Qianwan Container Terminal Co Ltd
Qingdao Port International Co Ltd
Original Assignee
Qingdao New Qianwan Container Terminal Co Ltd
Qingdao Port International Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qingdao New Qianwan Container Terminal Co Ltd, Qingdao Port International Co Ltd filed Critical Qingdao New Qianwan Container Terminal Co Ltd
Publication of JP2022503433A publication Critical patent/JP2022503433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7130070B2 publication Critical patent/JP7130070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/12Arrangements of means for transmitting pneumatic, hydraulic, or electric power to movable parts of devices

Abstract

Figure 2022503433000001
本発明は、レールクレーンの直流給電システム及び方法に関するものであり、当該システムは、レールを走行するレールクレーン(12)と、地上直流給電装置(13)と、スライド接触装置(14)と、集電装置(15)と、を備える。地上直流給電装置(13)は、変圧器(131)と、整流器(132)と、を備え、その出力はスライド接触装置(14)に接続し、集電装置(15)はレールクレール(12)に取り付けられ、集電装置(15)は電刷子を介してスライド接触装置(14)に接触し、レールクレーン(12)への移動直流給電を実現するように、地上直流給電装置(13)によって出力された直流給電は、スライド接触装置(14)と、電刷子と、集電装置(15)によって、レールクレーン(12)に供給される。当該レールクレーンの直流給電システムは、給電構造を簡素化し、給電の安全性を向上させ、耐用年数を延長する。レールクレーンの作業コマンドの最適化し、フィードバックエネルギーを再利用することにより、レールクレーンの直流給電システムは、エネルギーの節約と稼働コストの面で利点がある。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動コンテナターミナル設計の技術分野に属し、特にレールクレーンの直流給電システム及び方法に関する。
現在の自動化レールクレーンは、主に高電圧ケーブルリールの従来のリール給電方法を使用している。
リール給電方式は交流独立給電システムである。各レールクレーンは交流電源によって給電され、独立の変圧、整流、インバーターシステムを備える。変圧、整流、インバーターシステムの各セットは小型で低価格であるが、ケーブルリールはレールクレーンとの高速同期稼働を維持する必要があり、リール稼働の制御システムに比較的高い性能が要求され、リール機構が始動・加速・減速する際の慣性モーメントが大きく、高電圧ケーブルやリール機構、減速機に対する衝撃が大きく、摩耗が激しく、耐用年数が短い。リール機構の減速機、スリップリングボックスなどは定期的なメンテナンスと付属品の交換が必要である。リール機構全体は大量のメンテナンスが必要である。一般に、ケーブルリール(高電圧ケーブルを含む)の耐用年数は約5年である。高電圧ケーブルリールの後期稼働およびメンテナンスに巨大なコストがかかる。
本発明は、レールクレーンの直流給電システム及び方法を提供する。地上の直流給電装置、スライド接触装置、電刷子、および集電装置を介してレールクレーンに直流給電する。これには、初期投資と後期メンテナンスのコストが低く、耐用年数が長いという利点がある。そして、給電効率を向上させるためインテリジェントに最適化して給電させ、従来のレールクレーン直流給電システムの高いメンテナンスコストと短い耐用年数という上記の技術的問題を解決できる。
本発明は、以下の技術的解決策を採用して達成できる。
レールを走行するレールクレーンを含むレールクレーンの直流給電システムを提供し、そのレールクレーンの直流給電システムは、地上直流給電装置と、スライド接触装置と、集電装置と、を備える。前記地上直流給電装置は、変圧器と、整流器と、を備え、その出力は前記スライド接触装置に接続する。前記集電装置は前記レールクレーンに取り付けられる。前記集電装置は電刷子を介して前記スライド接触装置に接触する。前記レールクレーンへの直流給電を実現するように、前記地上直流給電装置によって出力された直流給電は、前記スライド接触装置と、前記電刷子と、前記集電装置によって、前記レールクレーンに供給される。
さらに、前記スライド接触装置は、スライド接触ブラケットと、前記スライド接触ブラケット上に設置されたスライド接触ガイドレールと、を備え、前記地上直流給電装置の出力は、前記スライド接触ガイドレールに接続され、前記集電装置が前記電刷子を介して前記スライド接触ガイドレールに接触する。
さらに、前記スライド接触ブラケットがT字型ブラケットであり、前記T字型スライド接触ブラケットの両端には、それぞれ前記スライド接触ガイドレールが設置されている。
さらに、前記レールクレーンの直流給電システムが通信装置をさらに備え、前記通信装置は、前記スライド接触ブラケット上に設置された通信スライド接触ガイドレールである。
さらに、前記レールクレーンの直流給電システムが無線通信装置をさらに備え、前記無線通信装置は、前記地上直流給電装置に設置された第1の通信装置と、前記レールクレーンに設置された第2の通信装置と、を備える。
さらに、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置が導波路給電を使用する。
さらに、前記地上直流給電装置が給電管理モジュールを備える。前記給電管理モジュールは、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドに優先順位を付けるために使用され、優先順位に従い、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドが実行される。また、前記レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えると、優先度の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅延するように制御する。
さらに、前記レールクレーンの直流給電システムがエネルギーフィードバックモジュールをさらに備える。前記地上直流給電システムがインバータをさらに備える。前記エネルギーフィードバックモジュールは、前記レールクレーンからのフィードバックの直流電力流を前記集電装置と、スライド接触装置と、インバーターと、を介して送電網にフィードバックされる。前記給電管理モジュールは、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドを組み合わせて実行するために使用される。
上記レールクレーンの直流給電システムに適用されるレールクレーンの直流給電方法を提供し、そのレールクレーンの直流給電方法は以下のステップを含み、即ち、コンテナターミナル作業システムによって送信されたレールクレーン作業コマンドを受信するステップと、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドに優先順位を付け、優先順位に従って現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドを実行するステップと、レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えているかどうかを判断し、超えている場合は、優先度の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅延するように制御するステップと、を含む。
さらに、コンテナターミナル作業システムによって送信されたレールクレーン作業コマンドが受信された後、前記レールクレーンの直流給電方法は、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドを組み合わせて実行するように制御することをさらに含む。
本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムと方法では、地上直流給電装置と、スライド接触装置と、集電装置と、を備える。地上直流給電装置は、変圧器と整流器を介して送電網の交流電をレールクレーン作業に必要な直流電に変換し、スライド接触装置と、電刷子と、集電装置と、を介してレールクレーンに直流電力を供給することによって、レールクレーンの移動給電を実現し、従来のケーブルリールの給電方式に比べ、レールクレーン全体の重量を低減し、構造の簡素化を実現し、また、地上に移行した直流給電モードは、直流給電の信頼性を向上させ、後続システムのメンテナンスコストを削減し、耐用年数を増加することができる。レールクレーンの作業コマンドの最適化とし、レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えた場合、優先度の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅らせるよう制御することで、システムの同時作業係数を最大限に低下し、システム全体の設置容量を削減し、設置コストを節約する。エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成することができないレールクレーン作業コマンドを組み合わせて実行する制御方法によって、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドを単独に実行することを回避し、レールクレーンがシステムによってフィードバックされた電気エネルギーを最大限に活用し、送電網エネルギーを節約できることを保証する。
図1は、本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムのシステムアーキテクチャ図である。 図2は、本発明によって提案されたレールクレーンの直流給電システムにおけるスライド接触ブラケットの構造の概略図である。 図3は、本発明によって提案されたレールクレーン直流給電方法のフローチャートである。
本発明の最適な実施形態
ここに、本発明の最適な実施形態を説明する段落を入力する。
本発明の実施形態
本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムは、レールを走行するレールクレーン12と、地上直流給電装置13と、スライド接触装置14と、集電装置15と、を備える。地上直流給電装置13は、変圧器131と、整流器132と、を備え、地上直流給電装置の出力がスライド接触装置14に接続される。集電装置15はレールクレーン12に取り付けられる。集電装置15はスライド接触装置14に接続され、電刷子(図示せず)によってガイドレール11と摺動に接触する。地上直流給電装置13は、送電網の交流電を変圧、整流して配置した後、直流給電を出力し、出力された直流給電は、スライド接触装置14と、電刷子と、集電装置15によってレールクレーン12に供給し、レールクレーン12への直流給電を実現した。
地上直流給電装置13は地上に取り付けられ、地上直流給電装置のセットは、複数のレールクレーンに給電することができる。コンテナヤード全体の直流給電システムは、本発明によって提案された複数のレールクレーン直流給電システムに分けることができる。例えば、直流給電の範囲と地上電源の電力を考慮して、各レールクレーンの直流給電システムは、4つのスタックと8台のレールクレーン、または5つのスタックと10台のレールクレーンに給電することが好ましい。
集電装置15は、固定構造(例えば槽鋼で作られた鋼構造)によって外へ伸びてレールクレーン12上に吊り下げられ、レールクレーン12と共に移動し、電刷子とスライド接触装置14との接触によって地上直流給電装置から直接レールクレーンに電気エネルギーを供給することによって、レールクレーンの移動給電を実現する。
上記のレールクレーン直流給電システムは、従来のケーブルリール給電方式と比較して、レールクレーン全体の重量を軽減し、構造を簡素化し、直流給電モードを地上に移動することによって、直流給電の信頼性を効果的に向上させ、後期のシステムのメンテナンスコストを削減し、耐用年数を増加した。
本発明の実施形態では、図2に示すように、スライド接触装置14は、スライド接触ブラケット141と、スライド接触ブラケット上に設置または開設されたスライド接触ガイドレール142と、を備える。地上直流給電装置13の出力は、スライド接触ガイドレール142に接続される。集電装置15が電刷子を介して前記スライド接触ガイドレール142に接触する。適用において、スライド接触ガイドレールの給電電圧降下を低減するために、スライド接触ガイドレール全体の中間位置で直流アクセスポイントを選択し、つまり、地上直流給電装置から導いた直流低電圧ケーブルをスライド接触ガイドレールの中間位置に接続する。
好ましい実施形態として、本発明によって提案されたスライド接触ブラケット141はT字型ブラケットである。T字型スライド接触ブラケットの両端には、それぞれスライド接触ガイドレールが設置されている。例えば、コンテナヤードでは、隣接する4つのスタックの直流給電は、本発明によって提案された地上直流給電装置によって提供され、各スタックには2つのレールクレーンが配置され、地上直流給電装置は隣接する4つのスタックの 中間位置に配置され、2つのスタック間のチャネルにT字型スライド接触ブラケットが取り付けられ、各T字型スライド接触ブラケットの両側にあるスライド接触ガイドレールは、それぞれスタックの両側のレールクレーンに給電する。
本発明によって提案されたレールクレーン直流給電アーキテクチャに基づき、従来のケーブルリール給電方式と比較して、従来のレールクレーンの光ケーブル通信方式も変更したため、本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムに含まれる通信装置は、図2に示すように、スライド接触ブラケットに設置された通信スライド接触ガイドレール143であるか、または、レールクレーン直流給電システムは、地上直流給電装置に取り付けられた第1の通信装置とレールクレーンに取り付けられた第2の通信装置を含む無線通信装置を使用し、無線通信方法によってデータと信号の送信を実現する。
好ましくは、第1の通信装置および第2の通信装置は、導波路によって給電される。導波路は、高い遮蔽性能の利点を有するので、通信信号は、送信過程において高い信号対雑音比を維持することができ、同じ周波数干渉およびレーダー信号などの外部干渉を効果的に回避することができ、同時にリアルタイム(RT)通信メカニズムを採用しながら、システム応答は10ms未満であり、最大100Mb/sの通信帯域幅は、自動化レールクレーンシステムの制御信号帯域幅要件およびビデオ送信帯域幅要件を満たすことができる。
本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムでは、直流出力電圧、電流、送電網入力電圧、温度などのパラメータをリアルタイムで検出でき、システムには過電圧、過電流、低電圧、絶縁、フィルタリングなどの保護機能を有する。本発明の実施形態では、地上直流給電装置13は、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドに優先順位を付け、優先順位に従って現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドを実行するために使用される給電管理モジュール133をさらに備える。レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えた場合は、優先度の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅延するように制御する。つまり、現在の稼働している作業電力の合計がレールクレーン直流給電システムの定格負荷を超えないようにし、システムの同時作動係数を最大限に低下させることができ、システム全体の設置容量を削減し、より小さな直流設置容量を使用して複数のレールクレーンに電力を供給することを実現し、設置コストを節約する。
本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムは、エネルギーフィードバックモジュール16をさらに備える。当該エネルギーフィードバックモジュール16は、レールクレーン作業中に生成されるエネルギーを収集するために使用される。即ち、レールクレーンによって生成されたフィードバックの直流電流は、集電装置、スライド接触装置及び地上直流給電に含まれるインバーターを介して送電網にフィードバックすることができる。給電管理モジュール133は、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドを組み合わせて実行するように制御し、給電されたレールクレーン作業を単独に実行することを回避し、レールクレーンがレールクレーン自体または同じシステムにおける他のレールクレーンによってフィードバックされる電気エネルギーを最大限に活用できるように保証するため、送電網のエネルギーが節約され、本システムの直流給電能力が向上する。
上記のレールクレーン直流給電システムに基づいて、本発明は、図3に示すように、次のステップを含むレールクレーン直流給電方法を提案する。
ステップS21:コンテナターミナル操作システムから送信されたレールクレーンの作業コマンドを受信する。
コンテナターミナル操作システムは、レールクレーン作業コマンドを各レールクレーンに送信する。
ステップS22:現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドに優先順位を付ける。
自動化コンテナターミナルの複数のヤードは、複数セットのレールクレーン直流給電システムを備え、各レールクレーン直流給電システムは、設定された数のレールクレーンに直流給電を提供し、各セットのレールクレーン直流給電システムの給電管理モジュールは、コンテナターミナル操作システムから本システム内の複数のレールクレーンのレールクレーン作業コマンドを取得し、設定されたルールに従ってこれらのレーンクレーン作業コマンドに優先順位を付ける。
ステップS23:優先順位に従って、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドを実行する。
レールクレーン直流給電システムにおける給電管理モジュールは、すべてのレールクレーンの作業コマンドに優先順位を付け、優先順位に従って現在の作業状況のレールクレーンの作業コマンドを実行するように制御する。
ステップS24:レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えているかどうかを確認する。
現在の作業状況で、システム内のレールクレーンの総作業負荷を計算し、現在の作業条件の作業負荷が設定定格負荷を超えているかどうか、つまり、システムの最大作業負荷を超えているかどうかを判断する。
ステップS25:優先順位の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅延するように制御する。
現在の作業状況の作業負荷が最大の場合は、優先順位の低いレールクレーンの作業コマンの実行を遅延するように制御し、現在の稼働している作業電力の合計がレールクレーン直流給電システムの定格負荷を超えないようにし、システムの同時作動係数を最大限に低下させることができ、システム全体の設置容量を削減し、より小さな直流設置容量を使用して複数のレールクレーンに電力を供給することを実現し、設置コストを節約する。
前述のように、給電管理モジュールによるシステム内のエネルギーの最適化された配置は、設置コストを節約すると同時に、複数のレールクレーン間での供給エネルギーの共有と利用を実現し、レールクレーンのエネルギー利用効率を向上させ、本発明のレールクレーン直流給電システムは、省エネと稼働コストの面でメリットがある。具体的には、ステップS21の後、ステップS26がさらに実行される。ステップS26:エネルギーフィードバックを生成することができるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成することができないレールクレーン作業コマンドとの組み合わせを実行するように制御する。
レールクレーンのクレーン、トロリー、および巻き上げ機構は、加速および一定速度で稼働するときに直流給電システムから電力を受け取り、減速および巻き上げ機構が下降するときに直流給電システムに電気エネルギーをフィードバックする。従って、本発明のレールクレーン直流給電システムは、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドとの組み合わせを実行する方法を採用し、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドを単独に実行することを回避し、フィードバックされたエネルギーの浪費を回避し、フィードバックされたエネルギーは現在の作業状況に適用され、レールクレーンがシステムからフィードバックされたエネルギーを最大限に使用できるようにして、送電網のエネルギーを節約する。
次に、具体的な実施形態を使用して、本発明によって提案されたレールクレーン直流給電システムにおける直流給電方法を詳細に説明する。
各セットのレールクレーン直流給電システムにおける8台のレールクレーンのクレーン、トロリー、および巻き上げ機構は、特定の期間に異なる稼働状態によって、システム全体の異なる動作状況が形成され、各機構が異なる負荷の下で異なる電力を必要とすると仮定する。例えば、比較的一般的な動作状況:4つのスタックを備えた8台のレールクレーンには、同時に加速で動作する4台のクレーンがあり、2台のクレーンは定常状態で動作し、2台のクレーンは無負荷で吊り上げる。その中で、クレーンのピーク電力は849KW、定常電力は343KW、無負荷で吊り上げたときのピーク電力は464KW、定常電力は376KW、補助機構の電力は20KWであると、8台のレールクレーンの最大電力は次のように計算できる。
Pg =(849+20)×4+(343+20)× 2+(464+20)×2=5170KW。8台のレールクレーンの定常状態の出力を次のように計算する。
Pw=(343+20)× 4+(343+20)×2+(376+20)×2=2970KW。
TOS(コンテナターミナル操作システム)は、まずレールクレーン直流給電システムの給電管理モジュールにレールクレーン作業コマンドを送信し、レールクレーン作業コマンドは、コマンドシーケンスグループを指す。一つのグループのコマンドが実行されると、給電管理モジュールは、下記のように動作する、即ち1)コマンドの順序に従って、8台のレールクレーンが対応するレールクレーンの作業コマンドを実行する応答時間を順次制御する。2)現在の8台レールクレーンの作業状況で稼働する必要のある機構の作業コマンドの組み合わせを優先順位に従って最適化する。3)まず優先順位が高い(船積み及び船卸しのコマンドを最高順序とし、コンテナの搬入及び搬送のコマンドを2番目の順序とし、ヤードでのコンテナの移動を最低の順序とする原則に従うことができる)レールクレーン作業コマンドを実行するように制御する。4)優先順位に従ってレールクレーン機構の動作時間を制御し、現在の稼働している機構の総電力は、直流給電システムで許容される定格負荷を超えないことを保証し、定格負荷を超えると、優先順位の低い作業コマンドの実行を遅延するように制御する。5)エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドとの組み合わせを実行するように制御する。1セットのレールクレーン直流給電システム内の4つのスタックと8台のレールクレーンの中で、いくつかのレールクレーン機構が減速状態または巻き上げ機構が降下状態である場合、エネルギーフィードバック状態にあり、生成されたフィードバック電気エネルギーは、公共直流バスを介して他のレールクレーン機構に提供して使用できることによって、地上直流給電装置の総設置電力を削減し、設置容量を削減し、特定のレールクレーンが稼働しているとき、他のレールクレーンからフィードバックされた電気エネルギーを最大限に使用できるようにすることによって、直流給電システムの総設置電力が削減される。
以下の表1に示す同時作動係数の計算を参照すると、本発明によって提案された直流給電方法に従って最適化された8台のレールクレーンの同時作動係数は0.65である。
Figure 2022503433000002
次に、レールクレーン直流給電システムの地上直流給電装置の総設置電力を次のように計算する。
P=Pg×0.65=5170×0.65=3360KW。
言及すべきは、上記の説明は本発明の限定するものではなく、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。本発明の本質的な範囲内で当業者によって行われた変更、修正、追加または置換も本発明の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (10)

  1. レールを走行するレールクレーンを含むレールクレーンの直流給電システムであって、
    地上直流給電装置と、スライド接触装置と、集電装置と、を備え、
    前記地上直流給電装置は、変圧器と、整流器と、を備え、前記地上直流給電装置の出力は前記スライド接触装置に接続し、前記集電装置は前記レールクレーンに取り付けられ、
    前記集電装置は電刷子を介して前記スライド接触装置に接触し、前記レールクレーンへの直流給電を実現するように、前記地上直流給電装置によって出力された直流給電は、前記スライド接触装置と、前記電刷子と、前記集電装置と、によって、前記レールクレーンに供給されることを特徴とする、レールクレーンの直流給電システム。
  2. 前記スライド接触装置は、スライド接触ブラケットと、前記スライド接触ブラケット上に設置されたスライド接触ガイドレールと、を備え、前記地上直流給電装置の出力は、前記スライド接触ガイドレールに接続され、前記集電装置が前記電刷子を介して前記スライド接触ガイドレールに接触することを特徴とする、請求項1に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  3. 前記スライド接触ブラケットがT字型ブラケットであり、前記T字型スライド接触ブラケットの両端には、それぞれ前記スライド接触ガイドレールが設置されていることを特徴とする請求項2に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  4. 前記レールクレーンの直流給電システムが通信装置をさらに備え、前記通信装置は、前記スライド接触ブラケット上に設置された通信スライド接触ガイドレールであることを特徴とする請求項2に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  5. 前記レールクレーンの直流給電システムが無線通信装置をさらに備え、前記無線通信装置は、前記地上直流給電装置に設置された第1の通信装置と、前記レールクレーンに設置された第2の通信装置と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  6. 前記第1の通信装置および前記第2の通信装置が導波路給電を使用することを特徴とする請求項5に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  7. 前記地上直流給電装置が給電管理モジュールをさらに備え、
    前記給電管理モジュールは、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドに優先順位を付けるために使用され、優先順位に従い、現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドが実行され、前記レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えると、優先度の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅延するように制御することを特徴とする請求項1に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  8. 前記レールクレーンの直流給電システムがエネルギーフィードバックモジュールをさらに備え、前記地上直流給電システムがインバータをさらに備え、
    前記エネルギーフィードバックモジュールは、前記レールクレーンからのフィードバックの直流電流を前記集電装置と、前記スライド接触装置と、前記インバーターと、を介して送電網にフィードバックされ、
    前記給電管理モジュールは、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドを組み合わせて実行するために使用されることを特徴とする請求項7に記載のレールクレーンの直流給電システム。
  9. 請求項1~6のいずれか一項に記載のレールクレーンの直流給電システムに適用されるレールクレーンの直流給電方法であって、
    以下のステップを含む、即ち、
    コンテナターミナル作業システムによって送信されたレールクレーン作業コマンドを受信するステップと、
    現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドに優先順位を付け、優先順位に従って現在の作業状況のレールクレーン作業コマンドを実行するステップと、
    レールクレーンの作業負荷が定格負荷を超えているかどうかを判断し、超えている場合は、優先度の低いレールクレーン作業コマンドの実行を遅延するように制御するステップと、
    を含むことを特徴とするレールクレーンの直流給電方法。
  10. 前記コンテナターミナル作業システムによって送信されたレールクレーン作業コマンドが受信された後、前記レールクレーン直流給電方法は、エネルギーフィードバックを生成できるレールクレーン作業コマンドとエネルギーフィードバックを生成できないレールクレーン作業コマンドを組み合わせて実行するように制御することをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のレールクレーン直流給電方法。
JP2020572911A 2018-10-17 2019-04-19 レールクレーンの直流給電システム及び方法 Active JP7130070B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201811210101.6A CN109292626A (zh) 2018-10-17 2018-10-17 一种轨道吊直流供电系统和方法
CN201811210101.6 2018-10-17
PCT/CN2019/083406 WO2020077969A1 (zh) 2018-10-17 2019-04-19 一种轨道吊直流供电系统和方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022503433A true JP2022503433A (ja) 2022-01-12
JP7130070B2 JP7130070B2 (ja) 2022-09-02

Family

ID=65163028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020572911A Active JP7130070B2 (ja) 2018-10-17 2019-04-19 レールクレーンの直流給電システム及び方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7130070B2 (ja)
CN (1) CN109292626A (ja)
WO (1) WO2020077969A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109292626A (zh) * 2018-10-17 2019-02-01 青岛港国际股份有限公司 一种轨道吊直流供电系统和方法
CN112230567B (zh) * 2020-10-29 2023-04-28 江苏鼎盛重工有限公司 用于轮胎式集装箱龙门起重机的控制系统及控制方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000038285A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Terasaki Electric Co Ltd コンテナクレンの制御システム
CN204569189U (zh) * 2015-04-24 2015-08-19 青岛港国际股份有限公司 一种轨道吊供电系统及轨道吊

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289983A (ja) * 1999-03-31 2000-10-17 Kobelco Contstruction Machinery Ltd クレーン
JP4050495B2 (ja) * 2001-11-02 2008-02-20 三井造船株式会社 タイヤ式クレーンの給電装置
CN101397117A (zh) * 2007-09-28 2009-04-01 天津港(集团)有限公司 直流供电及共用能量回馈系统的轮胎式集装箱龙门起重机
CN101478122A (zh) * 2009-02-06 2009-07-08 天津港(集团)有限公司 集装箱轮胎式场桥滑触线供电自动对接与断开装置
JP2011255999A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クレーンシステム
EP2655241B1 (en) * 2010-12-22 2015-02-11 Terex Cranes Germany GmbH Crane and method for operating a crane using recovery of energy from crane operations as a secondary energy source field
CN202150615U (zh) * 2011-01-11 2012-02-22 上海港研实业有限公司 绝缘滑触线移动供电系统上下电极接触式自动取电装置
JP5516504B2 (ja) * 2011-05-23 2014-06-11 株式会社安川電機 荷役システム
CN103274295A (zh) * 2013-05-21 2013-09-04 中国葛洲坝集团股份有限公司 门式起重机落地式滑线供电装置
CN203682914U (zh) * 2013-12-26 2014-07-02 蛇口集装箱码头有限公司 轨道吊供电装置及轨道吊
CN104092217B (zh) * 2014-07-01 2016-04-13 国家电网公司 电力线路或电力变压器过载组合选切馈线负荷的控制方法
CN204216502U (zh) * 2014-12-01 2015-03-18 青岛港国际股份有限公司 拖令电缆放线支架
CN107434211B (zh) * 2016-05-26 2018-10-19 五冶集团上海有限公司 一种电动单梁悬挂起重机滑触线安装方法
CN206432541U (zh) * 2017-01-20 2017-08-22 韩一品 新型低空滑触线取电器
CN207078924U (zh) * 2017-06-01 2018-03-09 长春理工大学 一种直角换向轨道车用四级滑线取电装置
CN207566747U (zh) * 2017-09-05 2018-07-03 重庆交通建设(集团)有限责任公司 门式起重机滑触线供电装置
CN108521129B (zh) * 2018-04-23 2020-12-18 南京南瑞继保电气有限公司 微电网减载方法、装置、系统及存储介质
CN108599177B (zh) * 2018-05-23 2021-09-07 云南电网有限责任公司 一种基于动态优先级的居民用户自动需求响应策略
CN209081273U (zh) * 2018-10-17 2019-07-09 青岛港国际股份有限公司 一种轨道吊直流供电系统
CN109292626A (zh) * 2018-10-17 2019-02-01 青岛港国际股份有限公司 一种轨道吊直流供电系统和方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000038285A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Terasaki Electric Co Ltd コンテナクレンの制御システム
CN204569189U (zh) * 2015-04-24 2015-08-19 青岛港国际股份有限公司 一种轨道吊供电系统及轨道吊

Also Published As

Publication number Publication date
CN109292626A (zh) 2019-02-01
JP7130070B2 (ja) 2022-09-02
WO2020077969A1 (zh) 2020-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102005817B (zh) 基于微电网的不间断电源装置及其调度控制方法
US8230978B2 (en) Elevator regenerative drive with automatic rescue operation
JP5377538B2 (ja) 蓄電装置とその設置・運用方法
JP5733917B2 (ja) エレベータ電力供給システム
EP2326587B1 (en) Line current and energy storage control for an elevator drive
CN102649522A (zh) 电梯
JP7130070B2 (ja) レールクレーンの直流給電システム及び方法
CN1945963A (zh) 直流母线供电的起重机动力系统
CN107910877A (zh) 一种送端换流站高功率波动时并联电容器投切控制方法
CN202829343U (zh) 多起重机错峰运行控制系统
CN102064757B (zh) 一种发电机事故强行励磁电路
CN209081273U (zh) 一种轨道吊直流供电系统
CN109896369A (zh) 大楼后备电源设备、控制方法、装置以及电梯系统
CN111181157B (zh) 负荷切换系统
JP5509442B2 (ja) 電力変換装置及び電気鉄道システム
CN109484945A (zh) 电梯钢丝绳发电装置
CN110808618A (zh) 交直流混合主动配电网潮流控制方法
CN216863331U (zh) 分布式储能电梯
CN111959530B (zh) 一种列车应急储能电源拓扑结构及其控制方法
CN219937962U (zh) 新能源控制系统
CN201887713U (zh) 一种发电机事故强行励磁电路
CN113949056A (zh) 一种电梯能量转换系统及其转换方法
CN115549196A (zh) 一种城轨智能牵引供电系统及其控制方法
CN114884144A (zh) 一种地铁双向变流装置多机直流电压协同控制策略
CN202260489U (zh) 用于坝顶和尾水门机的整流回馈装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7130070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150