JP2022189373A - エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 - Google Patents

エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 Download PDF

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義明 西島
Yoshiaki Nishijima
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Abstract

【課題】樹脂ブロックを備えたエンジンブロックにおいて、熱効率を向上させる技術を提供する。【解決手段】エンジンブロック10は、シリンダライナ120と、シリンダライナ120の外周面を筒状に覆う金属ブロック140と、金属ブロック140の外周面141を覆う熱硬化性樹脂の硬化物により構成される樹脂ブロック200と、シリンダライナ120の外周の領域に設けられたウォータジャケット232と、を備え、樹脂ブロック200は、金属ブロック140を覆う第1部分210と、第1部分210より外側に位置する第2部分220とを有し、第1部分210は、少なくともウォータジャケット152のシリンダライナ120側の壁面を構成しており、樹脂ブロック200の金属ブロック140の外周面141と対向する面(壁面215)の面粗度に関して、JIS B 0601(1994)に規定する十点平均粗さRzが4.0Z以上20Z以下である。【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法に関する。
世界の二酸化炭素排出量を減らすために、自動車分野では、自動車の軽量化と内燃機関の効率向上が依然として不可欠である。熱効率を向上させるには、燃焼過程で動力に変換されないで捨てられているエネルギー損失を大幅に低減できる新しい技術が必要である。軽量化の観点では、エンジンの軽量化において、アルミニウム合金やマグネシウム合金といった軽金属をエンジン部品として適用するのが主流だったが、樹脂化の実現により大幅な軽量化が見込めるようになっている。
非特許文献1には、鉄製のシリンダライナを囲む樹脂を備えるエンジンが開示されている。当該文献において、エンジンの冷却損失は、樹脂がシリンダライナを囲む場合において、アルミニウムがシリンダライナを囲む場合よりも低減することが記載されている。
特許文献1及び2には、金属のシリンダライナを囲む樹脂からなるブロックを備え、シリンダライナにウォータジャケットが形成されたエンジンブロックが開示されている。
米国特許出願公開第2015/0159581号明細書 米国特許出願公開第2015/0159582号明細書
水野 貴大、辻 龍希、藤村 俊夫「1次元シミュレーションを用いたSIエンジンの燃費性能改善予測」日本機械学会東海支部第65期総会・講演会講演論文集(2016年3月17-18日)No.163-1
上述のように、シリンダライナを樹脂で囲むことで冷却損失の低減を図るエンジンが提案されているが、近年では一層のエネルギー利用効率の向上が求められており、そのようなエンジンにおいて新たな技術が必要とされていた。
本発明の目的は、樹脂ブロックを備えたエンジンブロックにおいて、熱効率を向上させる技術を実現することにある。
本発明によれば、
シリンダライナと、
前記シリンダライナの外周面を筒状に覆う金属ブロックと、
前記金属ブロックの外周面を覆う、熱硬化性樹脂の硬化物により構成される樹脂ブロックと、
前記シリンダライナの外周の領域に設けられた冷却用水路と、
を備え、
前記樹脂ブロックは、前記金属ブロックを覆う第1部分と、前記第1部分より外側に位置する第2部分とを有し、
前記第1部分は、少なくとも前記冷却用水路の前記シリンダライナ側の壁面を構成しており、
前記樹脂ブロックの前記金属ブロックの前記外周面と対向する面の面粗度について、JIS B 0601(1994)に規定する十点平均粗さRzが4.0Z以上20Z以下である、
エンジンブロックを提供できる。
本発明によれば、上述のエンジンブロックを構成する樹脂ブロックを提供できる。
本発明によれば、上述のエンジンブロックを製造法する方法であって、
シリンダライナの外周面に樹脂ブロックを嵌め込む、エンジンブロックの製造方法を提供できる。
本発明によれば、樹脂ブロックを備えたエンジンブロックにおいて、熱効率を向上させる技術を実現することができる。
実施形態に係るエンジンブロック及びシリンダヘッドの分解図である。 図1に示したエンジンブロックの製造方法の一例を説明するための図である。 図1に示したエンジンブロックの製造方法の一例を説明するための図である。 図1に示したエンジンブロックの製造方法の一例を説明するための図である。 図1に示したエンジンブロックの製造方法の一例を説明するための図である。 シリンダライナ及び金属ブロックの詳細の一例を説明するための横断面図である。 シリンダライナ及び金属ブロックの詳細の一例を説明するための縦断面図である。 第1部分において異なる熱抵抗を有する構造の一例を説明するための縦断面図である。 第1部分において異なる熱抵抗を有する構造の一例を説明するための縦断面図である。 第1部分において異なる熱抵抗を有する構造の一例を説明するための縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係るエンジンブロック10の斜視図である。ここでは、エンジンブロック10の上側に取り付けられるシリンダヘッドは省いて示し、ガスケット28のみを示している。
<エンジンブロック10概要>
図1を用いて、エンジンブロック10の概要を説明する。エンジンブロック10は、シリンダライナ120及び樹脂ブロック200を備えている。図1では便宜的に樹脂ブロック200を墨塗りで示している。以下では、2気筒エンジンのエンジンブロック10について例示する。
樹脂ブロック200は、第1部分210及び空隙230を含んでいる。第1部分210は、シリンダライナ120の金属外周面122を覆っている。空隙230は、第1部分210より外側に位置しており、ウォータジャケット232を画定している。
上述した構成によれば、シリンダライナ120から発生する熱による樹脂ブロック200の損傷を低減することができる。
具体的には、上述した構成においては、樹脂ブロック200の第1部分210は、ウォータジャケット232によって囲まれている。ウォータジャケット232に流れる冷媒(例えば、水)によって樹脂ブロック200の第1部分210の熱損傷を低減することができる。
<エンジンブロック10>
図1を用いて、エンジンブロック10の詳細を説明する。
エンジンブロック10は、ブロック部材110、シリンダライナ120、金属ブロック140、突起130及び樹脂ブロック200を備えている。
ブロック部材110は、金属(例えば、鋳鉄、アルミニウム合金またはマグネシウム合金)からなっている。図1に示す例において、ブロック部材110は、樹脂ブロック200を支持するためのベースとして機能している。
シリンダライナ120は、ブロック部材110に取り付けられている。シリンダライナ120は、ブロック部材110と一体となっていてもよいし、またはブロック部材110に取り付け可能かつ取り外し可能であってもよい。
シリンダライナ120は、金属(例えば、鉄またはアルミニウム)からなっている。シリンダライナ120は、金属からなる外周面(すなわち、金属外周面122)を有している。
金属ブロック140は、ブロック部材110の一部であり、シリンダライナ120の金属外周面122を覆うように筒状に設けられている。筒状は単一であってもよいし複数連結した構造であってもよい。金属ブロック140のブロック外周面142を覆うように樹脂ブロック200が設けられている。なお、金属ブロック140が省かれて直接シリンダライナ120に樹脂ブロック200が設けられてもよい。
突起130は、ブロック部材110からシリンダヘッド(またはガスケット28)に向けて突出している。突起130は、開口132を有している。開口132には、固定具22を挿入可能である。固定具22は、ガスケット28を挟んでシリンダヘッドをエンジンブロック10に固定する。固定具22は、例えば、ボルトにすることができる。
<樹脂ブロック200>
樹脂ブロック200は、第1部分210、第2部分220及び空隙230を含んでいる。第2部分220は、空隙230の外側に位置している。空隙230は、第1部分210及び第2部分220の間にある。第1部分210及び第2部分220は、樹脂ブロック200の下方部分で互いに一体となっている。
樹脂ブロック200の第1部分210は、例えば接着剤層300(図4参照)を介して金属ブロック140のブロック外周面142に取り付けられる。接着剤層300の接着剤は、樹脂ブロック200の第1部分210及び金属ブロック140のブロック外周面142の間に位置し、樹脂ブロック200の第1部分210及び金属ブロック140のブロック外周面142を互いに接着する。接着剤は、応力緩和層として機能してもよい。
樹脂ブロック200の第1部分210は、接着剤を介さないで金属ブロック140のブロック外周面142と一体的に接合されていてもよい。この場合、樹脂ブロック200の第1部分210及び金属ブロック140のブロック外周面142の間の界面では、樹脂(樹脂ブロック200)及び金属(金属ブロック140)の直接接合が形成される。
樹脂ブロック200は上面202を有している。上面202は空隙230を形成する溝を有しており、空隙230がブロック部材110から露出している。このような構造においては、シリンダライナ120の上端及びその近傍における樹脂ブロック200の熱損傷を特に低減することができる。したがって、上述した構造は、金属ブロック140やシリンダライナ120の温度がそれらの上端及びその近傍において特に上昇する場合において特に有意義である。更に、上述した構造においては、空隙230は、樹脂ブロック200を金属ブロック140に取り付ける前だけでなく、樹脂ブロック200を金属ブロック140に取り付けた後であっても、形成可能である。したがって、空隙230を形成するためのプロセスの自由度を高くすることができる。
空隙230は、樹脂ブロック200の上面202から露出されていなくてもよく、樹脂ブロック200の内部に存在していてもよい。この場合においても、ウォータジャケット232に流れる冷媒によって樹脂ブロック200の第1部分210の熱損傷を低減することができる。
第2部分220は、開口222を有している。樹脂ブロック200は、突起130が第2部分220の開口222を貫通するように、位置している。突起130は、樹脂ブロック200をブロック部材110に取り付けるためのガイドとして機能することができる。
<樹脂ブロック200の材料および物性>
樹脂ブロック200の第1部分210及び第2部分220は、熱硬化樹脂の硬化物を含んでいる。言い換えると、樹脂ブロック200は、熱硬化性樹脂からなっている。樹脂ブロック200は、無機フィラー(例えば、ガラス繊維)を更に含んでいてもよい。樹脂ブロック200は、樹脂ブロック200の全重量に対して、例えば50重量%以上の無機フィラーを含んでいてもよい。樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂は、例えば、フェノール樹脂にすることができる。
樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂の熱伝導率は、低くすることができ、例えば、1.00W/m・K以下にすることができる。当該熱伝導率が低いことで、エンジンブロック10の冷却損失を低減することができる。
樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂の密度は、小さくすることができ、例えば、2.2g/cm以下にすることができる。当該密度が小さいことで、エンジンブロック10を軽量化することができる。
樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂のガラス転移点は、高くすることができ、例えば、160℃以上、好ましくは200℃以上にすることができる。当該ガラス転移点が高いことで、エンジンブロック10を高温下で使用することができる。
樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂の線膨張係数は、金属ブロック140のブロック外周面142を形成する金属の線膨張係数と等しくし、または近似させることができる。例えば、樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂の機械方向(MD)線膨張係数は、金属ブロック140を形成する金属のMD線膨張係数の75%以上125%以下にしてもよく、樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂の横断方向(TD)線膨張係数は、金属ブロック140を形成する金属のTD線膨張係数の75%以上125%以下にしてもよい。樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂の線膨張係数及び金属ブロック140を形成する金属の線膨張係数が等しくし、または近似させることで、金属ブロック140及び樹脂ブロック200の双方が加熱された際における金属ブロック140から樹脂ブロック200への応力を緩和することができる。
樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂のMD線膨張係数及び金属ブロック140を形成する金属のMD線膨張係数のそれぞれは、例えば、10ppm以上40ppm以下にすることができる。
樹脂ブロック200を形成する熱硬化性樹脂のTD線膨張係数及び金属ブロック140を形成する金属のTD線膨張係数のそれぞれは、例えば、10ppm以上40ppm以下にすることができる。
なお、金属ブロック140が省かれシリンダライナ120に樹脂ブロック200が設けられる場合は、上記の熱硬化性樹脂の線膨張係数はシリンダライナ120との関係で上記値とすることができる。
<エンジンブロック10の製造方法>
図2から図5は、図1に示したエンジンブロック10の製造方法の一例を説明するための図である。
図2、図3及び図5を用いて、エンジンブロック10の製造方法の一例の概要を説明する。まず、図2に示すように、ベースブロック100を形成する。ベースブロック100は、シリンダライナ120及び金属ブロック140を有している。シリンダライナ120は、金属外周面122を有している。金属ブロック140は、シリンダライナ120を囲んでいる。次いで、図3に示すように、ベースブロック100から金属ブロック140の肉厚が薄くなるように一部を除去するように加工する。加工前の金属ブロック140が所望の肉厚であれば除去する加工は不要である。つづいて図5に示すように、金属ブロック140を樹脂ブロック200で囲む。
上述したプロセスによれば、金属ブロック140及びシリンダライナ120を樹脂ブロック200で囲むための製造プロセスを低コストで実現することができる。具体的には、上述したプロセスにおいては、金属ブロック140を含むベースブロック100は、既存のエンジンブロックを形成するための既存の設備(例えば、既存のエンジンブロックを形成するための鋳造に用いられる金型)を用いて形成することができる。つまり、金属ブロック140を一部除去加工する場合でも、金属ブロック140が取り除かれたベースブロック100を形成するための新規の設備を設ける必要がない。したがって、金属ブロック140及びシリンダライナ120を樹脂ブロック200で囲むための製造プロセスを低コストで実現することができる。
図2から図5を用いて、エンジンブロック10の製造方法の一例の詳細を説明する。
まず、図2に示すように、ベースブロック100を形成する。ベースブロック100は、ブロック部材110、シリンダライナ120及び金属ブロック140を有している。ブロック部材110、シリンダライナ120及び金属ブロック140のそれぞれは、金属からなっている。特に、金属ブロック140は、例えば、鋳鉄、アルミニウム合金またはマグネシウム合金からなっている。
ベースブロック100は、シリンダライナ120及び金属ブロック140の間の空隙150を有している。空隙150は、ウォータジャケット152を画定している。ベースブロック100は、既存のエンジンブロック(すなわち、ウォータジャケット152を有するエンジンブロック)を形成するための既存の設備を用いて形成することができる。一例において、ベースブロック100は、鋳造、より具体的には、ダイカストによって形成することができる。この例において、ダイカストに用いられる金型は、既存のエンジンブロックを形成するための金型を用いることができる。
ベースブロック100は、開口132を更に有している。図1を用いて説明したように、開口132には、固定具22(図1)を挿入可能である。ベースブロック100は、図3に示す突起130を形成する部分を含んでいる。この部分は、図3に示す工程(金属ブロック140を除去する工程)において、突起130を形成する。
次いで、図3に示すように、ベースブロック100から金属ブロック140の一部を除去し肉厚を薄くする。図3に示す例では、金属ブロック140は、シリンダライナ120の周囲に肉厚が薄くなるように加工されるとともに、突起130が形成され、かつ開口132が残るように、除去されている。
次いで、図4に示すように、金属ブロック140のブロック外周面142上に接着剤層300を形成する。図4に示すように、接着剤層300は、突起130の外周面上にも形成してもよい。
次いで、図5に示すように、樹脂ブロック200を金属ブロック140に囲むように嵌め込む。樹脂ブロック200は、突起130が樹脂ブロック200の開口222を貫通するように取り付けられる。樹脂ブロック200の第1部分210及び金属ブロック140のブロック外周面142は、接着剤層300を介して互いに接着され、樹脂ブロック200の開口222の内面及び突起130の外周面は、接着剤層300を介して互いに接着される。
接着剤層300は形成しなくてもよい。接着剤層300を形成しない場合、樹脂ブロック200の第1部分210は、接着剤を介さないで金属ブロック140のブロック外周面142と一体的に接合されていてもよい。
図5に示す例において、樹脂ブロック200は、第1部分210、第2部分220及び空隙230を含んでいる。空隙230は、ウォータジャケット232を画定している。空隙230は、金属ブロック140を樹脂ブロック200で囲む前に形成されてもよいし、または金属ブロック140を樹脂ブロック200で囲んだ後に形成されてもよい。
エンジンブロック10の製造方法は、図2から図5に示した例に限定されない。エンジンブロック10は、以下の例のようにして製造されてもよい。
第1に、図2に示したベースブロック100を形成することなく、図3に示したブロック(ブロック部材110、シリンダライナ120及び突起130)を形成してもよい。図3に示したブロックは、鋳造、より具体的には、ダイカストによって形成することができる。この例において、ダイカストに用いられる金型は、図3に示すブロックに沿った形状を有している。
第2に、エンジンブロック10をインサート成形によって製造してもよい。この例においては、図3に示したブロック(ブロック部材110(金属ブロック140)、シリンダライナ120及び突起130)を金型内に配置して、樹脂ブロック200を形成する樹脂を金型内に供給する。この例によれば、図4に示した接着剤層300を設けることなく、樹脂ブロック200を金属ブロック140に直接的に接合させることができる。接着剤層300の接着剤として、例えば、高放熱1成分縮合型RTVシリコン接着シール剤(熱伝達率:0.83W/mk)を用いることができる。
<シリンダライナ120及び金属ブロック140>
図6及び図7は、シリンダライナ120及び金属ブロック140の詳細の一例を説明するための断面図である。図6はシリンダライナ120及び金属ブロック140の横断面を示している。図7はシリンダライナ120及び金属ブロック140の横断面を示している。
シリンダライナ120は、鉄層120a及びアルミニウム層120bを含んでいる。鉄層120aは、シリンダライナ120の内周面を形成している。鉄層120aは、鉄及び合金鉄のうちの少なくとも一方を含んでいる。アルミニウム層120bは、鉄層120aの外側に位置しており、金属外周面122を形成している。アルミニウム層120bは、アルミニウム及びアルミニウム合金のうちの少なくとも一方を含んでいる。
金属ブロック140は、シリンダライナ120のアルミニウム層120bの周囲を囲むように設けられている。
金属ブロック140のブロック外周面142の表面粗さRa(算術平均粗さ)は、例えば、0.2μm以上3.0μm以下にすることができる。
金属ブロック140のブロック外周面142は、90°未満の先端角を有する突出部を有しないようにしてもよい。このような突出部は、金属ブロック140及び樹脂ブロック200の熱応力の集中部になり得、樹脂ブロック200のクラックを引き起こし得る。このような突出部がない場合、樹脂ブロック200のクラックを低減することができる。
<樹脂ブロック200と金属ブロック140の接合部分>
樹脂ブロック200と金属ブロック140の接合について、樹脂ブロック200の金属ブロック140の外周面141と対向する壁面215(すなわち外周面141と壁面215の境界面における壁面215)の面粗度に着目して説明する。
樹脂ブロック200の壁面215は、JIS B 0601(1994)に規定する十点平均粗さRzが4.0Z以上20Z以下である。すなわち、壁面215は、十点平均粗さRzが上記範囲の壁面凹凸部216を有している。壁面凹凸部216の凹凸構造は、例えば、溝を周回させるように形成することで得られる。溝の幅、深さ、数を領域毎に調整することで、所望の十点平均粗さRzを実現でき、その結果、所望の熱抵抗Rtを実現できる。
十点平均粗さRzの下限値は、好ましくは5.0Z以上であり、より好ましくは6.4Z以上である。十点平均粗さRzの下限値を上記範囲とすることで、熱伝達の面積を確保することができる。また、接着剤層300により金属ブロック140と樹脂ブロック200を接着する際に、接着剤を適切ない領域に定着させる、その接着を確実にすることができる。
十点平均粗さRzの上限値は、好ましくは15.0Z以上であり、より好ましくは10.0Z以上である。十点平均粗さRzの上限値を上記範囲とすることで、金属ブロック140から樹脂ブロック200への熱伝達(すなわち熱抵抗Rt)を適切な範囲にすることができる。すなわち、壁面凹凸部216の凹凸構造により空気層を作ることができる。空気層があると熱抵抗Rtが大きくなることから、空気層の大きさを調整することで、保温と放熱のバランスをとることができ、燃焼条件を良好にすることができ、ひいては熱効率の向上を実現できる。
図8~図10を参照して、第1部分210の金属ブロック140側の壁面215と金属ブロック140の外周面141との境界において、空気層を設けて熱抵抗Rtを調整する構成について説明する。以下では、空気層を設ける構成として、壁面215の壁面凹凸部216を設ける構成および接着剤層300を設ける構成について説明する。図8~図10は、それぞれ図7の領域Aを拡大して示した図である。
図8に示す構造例では、壁面215の面粗度(十点平均粗さRz)が上死点TDC側と下死点BDC側とで異なった第1の面粗度領域181と第2の面粗度領域182が設けられている。第1の面粗度領域181と第2の面粗度領域182の面粗度は、目標となる熱抵抗Rtにもとづき設定される。
図8(a)の構造では、壁面215の上死点TDC側(境界点145より上側)の面粗度の値が大きい第1の面粗度領域181であり、下死点BDC側(境界点145より下側)の面粗度の値が小さい第2の面粗度領域182である。この結果、第1部分210における金属ブロック140からウォータジャケット232への方向の熱抵抗Rtは、第1の面粗度領域181が設けられている部分で大きく、第2の面粗度領域182が設けられている部分では小さくなる。
このように下死点BDC側より上死点TDC側の面粗度の値を大きくし熱抵抗Rtを大きくした構成を採用することとで、燃料が燃焼室内で燃焼するタイミング(すなわちピストン190が上死点TDC付近にあるとき)において、燃焼時の熱がウォータジャケット232に逃げてしまうことを抑制することで高い熱効率を実現できる。燃焼タイミング(すなわち発熱タイミング)を考慮した場合、ストローク長に対して上死点TDCから30%までの範囲(クランク角で概ね45度の範囲)、特に20%までの範囲について、第1の面粗度領域181を設け、燃焼室を保温することが好ましい。
図8(b)の構造は、図8(a)の構造と逆に、壁面215の下死点BDC側(境界点145より下側)の面粗度の値が大きい第1の面粗度領域181であり、上死点TDC側(境界点145より上側)の面粗度の値より大きい。
このように上死点TDC側より下死点BDC側の面粗度の値を大きくし熱抵抗Rtを大きくした構成を採用することとで、燃料が燃焼室内で燃焼するタイミング(すなわちピストン190が上死点TDC付近にあるとき)において、熱をウォータジャケット232に逃がし冷却を促すことができる。燃焼時に燃焼室内の温度が高くなりノッキングが生じやすいエンジンにおいて効果的である。燃焼タイミング(すなわち発熱タイミング)を考慮した場合、ストローク長に対して上死点TDCから30%までの範囲(クランク角で概ね45度の範囲)、特に20%までの範囲について、第1の面粗度領域181を設け、燃焼室の冷却を促すことが好ましい。
図9に示す構造例は、図8に示した構造例において、さらに、第1部分210の厚みtに変化を設けた構成としたものである。具体的には、断面視においてウォータジャケット232と第1部分210との境界、すなわちウォータジャケット232の壁面232Aが連続的に変化している連続変化領域211となっており、特に直線状に変化している直線部212を有する。
図9(a)の構造は、壁面232Aが断面視で斜め直線状(傾斜)の直線部212であって、第2部分220の厚みtが下死点BDC側より上死点TDC側が厚くなっている。換言すると、図示で上側(上死点TDC側)が熱抵抗Rtの大きい第1の領域171であって、下側(下死点BDC側)が第1の領域171より熱抵抗Rtの小さい第2の領域172と言える。さらに、壁面215において、第1の領域171が設けられた領域は面粗度の値が大きい第1の面粗度領域181となっており、第2の領域172が設けられた領域は面粗度の値が小さい第2の面粗度領域182でとなっている。
このように第1部分210の厚みtを上死点TDC側を厚くし更に面粗度を大きくすることで熱抵抗Rtを大きくした構成とすることで、燃料が燃焼室内で燃焼するタイミング(すなわちピストン190が上死点TDC付近にあるとき)において、燃焼時の熱がウォータジャケット232に逃げてしまうことを抑制することで高い熱効率を実現できる。また、厚みtが連続的に直線状に変化するため、熱歪みや熱応力が局所的に集中することを避けることができる。
図9(b)の構造は、壁面232Aが断面視で斜め直線状の直線部212であって、第2部分220の厚みtが上死点TDC側より下死点BDC側が厚くなっている。換言すると、図示で下側(下死点BDC側)が熱抵抗Rtの大きい第1の領域171であって、上側(上死点TDC側)が第1の領域171より熱抵抗Rtの小さい第2の領域172と言える。さらに、壁面215において、第1の領域171が設けられた領域は面粗度の値が大きい第1の面粗度領域181となっており、第2の領域172が設けられた領域は面粗度の値が小さい第2の面粗度領域182でとなっている。
このように上死点TDC側の第1部分210の厚みtを薄くし、さらに上死点TDC側の面粗度の値が下死点BDCより小さくなるようにすることで、上死点TDC側の熱抵抗Rtを下死点BDC側より小さくした構成である。この構成であるため、燃料が燃焼室内で燃焼するタイミング(すなわちピストン190が上死点TDC付近にあるとき)において、熱をウォータジャケット232に逃がし冷却を促すことができる。燃焼時に燃焼室内の温度が高くなりノッキングが生じやすいエンジンにおいて効果的である。特に、燃焼タイミング(すなわち発熱タイミング)を考慮した場合、ストローク長に対して上死点TDCから30%までの範囲、特に20%までの範囲について、第2の領域172の熱抵抗Rtの設計が重要である。また、厚みtが連続的に直線状に変化するため、熱歪みや熱応力が局所的に集中することを避けることができる。
なお、第1部分210の厚みが変化する連続変化領域211は、直線部212に限らず、曲線状に設けられてもよい。さらに、第1部分210の厚みは、連続的に変化せず段差が設けられた非連続に設けられてもよい。
図10に示す構造例は、第1部分210の熱抵抗Rtに領域毎に違いを与えるために、樹脂ブロック200を金属ブロック140(またはシリンダライナ120)に取り付ける際に用いる接着剤層300の接着剤に違いを設けている。
図10(a)の構造では、金属ブロック140の外周面141とシリンダ部20の壁面215との境界に設けられる接着剤層300は、上死点TDC側(境界点145より上側)の第1の接着剤層領域301、下死点BDC側(境界点145より下側)の第2の接着剤層領域302とを有して構成される。第1の接着剤層領域301は第2の接着剤層領域302より接着剤の量が多く設けられている。その結果、第1の接着剤層領域301では、第2の接着剤層領域302より、空気層が多くなり、熱抵抗Rtが大きくなっている。
このように下死点BDC側より上死点TDC側の接着剤層300の厚みを厚くし熱抵抗Rtを大きくした構成を採用することとで、燃料が燃焼室内で燃焼するタイミング(すなわちピストン190が上死点TDC付近にあるとき)において、燃焼時の熱がウォータジャケット232に逃げてしまうことを抑制することで高い熱効率を実現できる。
図10(b)の構造は、図10(a)の構造と逆に、金属ブロック140の外周面141とシリンダ部20の壁面215との境界に設けられる接着剤層300は、接着剤が厚い下死点BDC側(境界点145より下側)の第1の接着剤層領域301、接着剤が薄い上死点TDC側(境界点145より上側)の第2の接着剤層領域302とを有して構成される。すなわち、第1の接着剤層領域301は第2の接着剤層領域302と比較して、接着剤が厚いことで空気層が多くなり、熱抵抗Rtが大きくなる。上死点TDC側の熱抵抗Rtを小さくした構成を採用することとで、燃料が燃焼室内で燃焼するタイミング(すなわちピストン190が上死点TDC付近にあるとき)において、熱をウォータジャケット232に逃がし冷却を促すことができる。燃焼時に燃焼室内の温度が高くなりノッキングが生じやすいエンジンにおいて効果的である。
なお、図10の接着剤層300(第1の接着剤層領域301、第2の接着剤層領域302)の構成は、図8や図9の構成に適用されてもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。例えば、上記の実施形態では、樹脂ブロック200を2気筒のエンジン(エンジンブロック10)へ適用した例を説明したが、気筒数に拘わらず単気筒のエンジンや3気筒以上のエンジンに適用することができる。
10 エンジンブロック
20 シリンダヘッド
100 ベースブロック
110 ブロック部材
120 シリンダライナ
120a 鉄層
120b アルミニウム層
122 金属外周面
140 金属ブロック
142 ブロック外周面
150 空隙
152 ウォータジャケット(冷却用水路)
171 第1の領域
172 第2の領域
181 第1の面粗度領域
182 第2の面粗度領域
200 樹脂ブロック
210 第1部分
211 連続変化領域
212 直線部
213 曲線部
214 境界
215 壁面
216 壁面凹凸部
220 第2部分
230 空隙
232 ウォータジャケット(冷却用水路)
232A 壁面
300 接着剤層
301 第1の接着剤層領域
302 第2の接着剤層領域

Claims (13)

  1. シリンダライナと、
    前記シリンダライナの外周面を筒状に覆う金属ブロックと、
    前記金属ブロックの外周面を覆う、熱硬化性樹脂の硬化物により構成される樹脂ブロックと、
    前記シリンダライナの外周の領域に設けられた冷却用水路と、
    を備え、
    前記樹脂ブロックは、前記金属ブロックを覆う第1部分と、前記第1部分より外側に位置する第2部分とを有し、
    前記第1部分は、少なくとも前記冷却用水路の前記シリンダライナ側の壁面を構成しており、
    前記樹脂ブロックの前記金属ブロックの前記外周面と対向する面の面粗度が、JIS B 0601(1994)に規定する十点平均粗さRzが4.0Z以上20Z以下である、
    エンジンブロック。
  2. 前記壁面は、面粗度が異なる第1の面粗度領域および第2の面粗度領域を有し、
    前記第1の面粗度領域は、前記第2の面粗度領域より面粗度が大きく、かつ、前記第2の面粗度領域よりもピストンのストローク方向の上死点側に設けられている、請求項1に記載のエンジンブロック。
  3. 前記壁面は、面粗度が異なる第1の面粗度領域および第2の面粗度領域を有し、
    前記第1の面粗度領域は、前記第2の面粗度領域より面粗度が大きく、かつ、前記第2の面粗度領域よりもピストンのストローク方向の下死点側に設けられている、請求項1に記載のエンジンブロック。
  4. 前記第1部分が前記壁面を構成している領域において、前記シリンダライナから前記冷却用水路への方向を厚み方向としたときに、厚みの異なる第1の領域および第2の領域を有し、前記第1の領域の厚みは前記第2の領域の厚みより厚く、
    前記第1の領域は、前記第1の面粗度領域に設けられている、請求項2または3に記載のエンジンブロック。
  5. 前記樹脂ブロックの前記第1部分と前記金属ブロックとの間に接着剤が設けられた接着剤層を有している、請求項1から4までのいずれか1項に記載のエンジンブロック。
  6. 前記接着剤層は、接着剤の厚みが異なる第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域とを有し、
    前記第1の接着剤層領域の接着剤が、前記第2の接着剤層領域の接着剤よりも厚く設けられており、かつ、前記第1の面粗度領域に設けられている、請求項5に記載のエンジンブロック。
  7. 前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する前記熱硬化性樹脂の硬化物の熱伝導率は、1.00W/(m・K)以下である、請求項1から6までのいずれか1項に記載のエンジンブロック。
  8. 前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する前記熱硬化性樹脂の硬化物のMD線膨張係数は、前記金属ブロックを形成する金属のMD線膨張係数の75%以上125%以下であり、
    前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する前記熱硬化性樹脂の硬化物のTD線膨張係数は、前記金属ブロックを形成する金属のTD線膨張係数の75%以上125%以下である、請求項1から7までのいずれか1項に記載のエンジンブロック。
  9. 前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する前記熱硬化性樹脂の硬化物の密度は、2.2g/cm以下である、請求項1から8までのいずれか1項に記載のエンジンブロック。
  10. 前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する前記熱硬化性樹脂の硬化物のガラス転移点(Tg)は160℃以上である、請求項1から9までのいずれか1項に記載のエンジンブロック。
  11. 前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する前記熱硬化性樹脂の硬化物はフェノール樹脂からなる、請求項1から10までのいずれか1項に記載のエンジンブロック。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項に記載のエンジンブロックを構成する樹脂ブロック。
  13. 請求項1から11までのいずれか1項に記載のエンジンブロックを製造法する方法であって、
    シリンダライナの外周面に樹脂ブロックを嵌め込む、エンジンブロックの製造方法。
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