JP7270208B2 - エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 - Google Patents
エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7270208B2 JP7270208B2 JP2019005737A JP2019005737A JP7270208B2 JP 7270208 B2 JP7270208 B2 JP 7270208B2 JP 2019005737 A JP2019005737 A JP 2019005737A JP 2019005737 A JP2019005737 A JP 2019005737A JP 7270208 B2 JP7270208 B2 JP 7270208B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- engine block
- resin
- cylinder liner
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
金属外周面を有するシリンダライナと、
樹脂ブロックと、
を備え、
前記樹脂ブロックは、前記シリンダライナの前記金属外周面を覆う第1部分と、前記第1部分より外側に位置し、ウォータジャケットを画定する空隙と、を含む、エンジンブロックである。
エンジンブロックのシリンダライナの金属外周面を覆うための第1部分と、
前記第1部分より外側に位置し、ウォータジャケットを画定する空隙と、
を含む樹脂ブロックである。
シリンダライナの金属外周面を樹脂ブロックの第1部分で覆う工程を含み、
前記樹脂ブロックは、前記第1部分より外側に位置し、ウォータジャケットを画定する空隙を含む、エンジンブロックの製造方法である。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 金属外周面を有するシリンダライナと、
樹脂ブロックと、
を備え、
前記樹脂ブロックは、前記シリンダライナの前記金属外周面を覆う第1部分と、前記第1部分より外側に位置し、ウォータジャケットを画定する空隙と、を含む、エンジンブロック。
2. 1.に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックは、上面を有し、
前記樹脂ブロックの前記上面は、前記空隙を形成する溝を有する、エンジンブロック。
3. 1.又は2.に記載のエンジンブロックにおいて、
シリンダヘッドを前記エンジンブロックに固定するための固定具を挿入可能な開口を有する突起をさらに備え、
前記樹脂ブロックは、前記空隙の外側に位置し、開口を有する第2部分をさらに含み、
前記樹脂ブロックは、前記突起が前記第2部分の前記開口を貫通するように、位置している、エンジンブロック。
4. 1.から3.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分と前記シリンダライナの前記金属外周面の間に位置する接着剤と、をさらに備えるエンジンブロック。
5. 1.から3.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分は、前記シリンダライナの前記金属外周面と一体的に接合されている、エンジンブロック。
6. 1.から5.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の熱伝導率は、1.00W/m・K以下である、エンジンブロック。
7. 1.から6.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の機械方向(MD)線膨張係数は、前記金属外周面を形成する金属のMD線膨張係数の75%以上125%以下であり、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の横断方向(TD)線膨張係数は、前記金属外周面を形成する金属のTD線膨張係数の75%以上125%以下である、エンジンブロック。
8. 1.から7.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の密度は、2.2g/cm 3 以下である、エンジンブロック。
9. 1.から8.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂のガラス転移点は、160℃以上である、エンジンブロック。
10. 1.から.9までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂は、フェノール樹脂である、エンジンブロック。
11. 1.から10.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックは、前記樹脂ブロックの全重量に対して50重量%以上の無機フィラーを含む、エンジンブロック。
12. 1.から11.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記シリンダライナは、鉄層と、前記鉄層の外側に位置し、前記金属外周面を形成するアルミニウム層と、を含む、エンジンブロック。
13. 1.から12.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記シリンダライナの前記金属外周面の表面粗さRaは、0.2μm以上3.0μm以下である、エンジンブロック。
14. 1.から13.までのいずれか一つに記載のエンジンブロックにおいて、
前記シリンダライナの前記金属外周面は、90°未満の先端角を有する突出部を有しない、エンジンブロック。
15. エンジンブロックのシリンダライナの金属外周面を覆うための第1部分と、
前記第1部分より外側に位置し、ウォータジャケットを画定する空隙と、
を含む樹脂ブロック。
16. シリンダライナの金属外周面を樹脂ブロックの第1部分で覆う工程を含み、
前記樹脂ブロックは、前記第1部分より外側に位置し、ウォータジャケットを画定する空隙を含む、エンジンブロックの製造方法。
20 シリンダヘッド
22 固定具
100 ベースブロック
110 ブロック部材
120 シリンダライナ
120a 鉄層
120b アルミニウム層
122 金属外周面
130 突起
132 開口
140 金属ブロック
150 空隙
152 ウォータジャケット
200 樹脂ブロック
202 上面
210 第1部分
220 第2部分
222 開口
230 空隙
232 ウォータジャケット
300 接着剤
Claims (16)
- エンジンブロックであって、
金属外周面を有するシリンダライナと、
シリンダヘッドを前記エンジンブロックに固定するための固定具を挿入可能な第1開口を有する突起と、
前記シリンダライナの前記金属外周面を覆う第1部分と、前記突起が貫通する第2開口を有して前記第1部分より外側に位置する第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間に位置してウォータジャケットを画定する空隙と、を含む樹脂ブロックと、
を備えるエンジンブロック。 - 請求項1に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分と前記シリンダライナの前記金属外周面の間に位置する接着剤と、をさらに備えるエンジンブロック。 - 請求項1に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分は、前記シリンダライナの前記金属外周面と一体的に接合されている、エンジンブロック。 - エンジンブロックであって、
金属外周面を有するシリンダライナと、
シリンダヘッドを前記エンジンブロックに固定するための固定具を挿入可能な第1開口を有する突起と、
接着剤を介して前記シリンダライナの前記金属外周面に接着された第1部分と、前記第1部分より外側に位置する第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間に位置してウォータジャケットを画定する空隙と、を含む樹脂ブロックと、
を備え、
前記樹脂ブロックの前記第2部分は、前記突起が貫通する第2開口を有する、エンジンブロック。 - 請求項1から4までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックは、上面を有し、
前記樹脂ブロックの前記上面は、前記空隙を形成する溝を有する、エンジンブロック。 - 請求項1から5までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の熱伝導率は、1.00W/m・K以下である、エンジンブロック。 - 請求項1から6までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の機械方向(MD)線膨張係数は、前記金属外周面を形成する金属のMD線膨張係数の75%以上125%以下であり、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の横断方向(TD)線膨張係数は、前記金属外周面を形成する金属のTD線膨張係数の75%以上125%以下である、エンジンブロック。 - 請求項1から7までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂の密度は、2.2g/cm3以下である、エンジンブロック。 - 請求項1から8までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂のガラス転移点は、160℃以上である、エンジンブロック。 - 請求項1から9までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックの前記第1部分を形成する熱硬化性樹脂は、フェノール樹脂である、エンジンブロック。 - 請求項1から10までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記樹脂ブロックは、前記樹脂ブロックの全重量に対して50重量%以上の無機フィラーを含む、エンジンブロック。 - 請求項1から11までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記シリンダライナは、鉄層と、前記鉄層の外側に位置し、前記金属外周面を形成するアルミニウム層と、を含む、エンジンブロック。 - 請求項1から12までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記シリンダライナの前記金属外周面の表面粗さRaは、0.2μm以上3.0μm以下である、エンジンブロック。 - 請求項1から13までのいずれか一項に記載のエンジンブロックにおいて、
前記シリンダライナの前記金属外周面は、90°未満の先端角を有する突出部を有しない、エンジンブロック。 - エンジンブロックのシリンダライナの金属外周面を覆うための第1部分と、
シリンダヘッドを前記エンジンブロックに固定するための固定具を挿入可能な第1開口を有する突起が貫通する第2開口を有して前記第1部分より外側に位置する第2部分と、
前記第1部分及び前記第2部分の間に位置してウォータジャケットを画定する空隙と、
を含む樹脂ブロック。 - シリンダライナの金属外周面を樹脂ブロックの第1部分で覆う工程を含み、
前記樹脂ブロックは、シリンダヘッドをエンジンブロックに固定するための固定具を挿入可能な第1開口を有する突起が貫通する第2開口を有して前記第1部分より外側に位置する第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間に位置してウォータジャケットを画定する空隙と、を含む、エンジンブロックの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019005737A JP7270208B2 (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 |
PCT/JP2020/000245 WO2020149183A1 (ja) | 2019-01-17 | 2020-01-08 | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 |
EP20741128.1A EP3913208A4 (en) | 2019-01-17 | 2020-01-08 | ENGINE BLOCK, RESIN BLOCK AND ENGINE BLOCK MANUFACTURING METHOD |
US17/423,969 US20220082061A1 (en) | 2019-01-17 | 2020-01-08 | Engine block, resin block, and method of manufacturing engine block |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019005737A JP7270208B2 (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020112149A JP2020112149A (ja) | 2020-07-27 |
JP7270208B2 true JP7270208B2 (ja) | 2023-05-10 |
Family
ID=71668227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019005737A Active JP7270208B2 (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7270208B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112081680B (zh) * | 2020-10-20 | 2022-03-15 | 安庆中船柴油机有限公司 | 一种单缸卧式柴油机湿式缸套 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336612A (ja) | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
JP2017106405A (ja) | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 本田技研工業株式会社 | 移動体用構造部材 |
JP2017110576A (ja) | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの冷却構造 |
WO2018016130A1 (ja) | 2016-07-19 | 2018-01-25 | Tpr株式会社 | 内燃機関の製造方法、内燃機関および連結シリンダ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949352A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-21 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 内燃機関のシリンダライナ及びその製造方法 |
JPS6081451A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のシリンダブロツク |
JPH11223153A (ja) * | 1998-02-05 | 1999-08-17 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関のシリンダブロック |
-
2019
- 2019-01-17 JP JP2019005737A patent/JP7270208B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336612A (ja) | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
JP2017106405A (ja) | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 本田技研工業株式会社 | 移動体用構造部材 |
JP2017110576A (ja) | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの冷却構造 |
WO2018016130A1 (ja) | 2016-07-19 | 2018-01-25 | Tpr株式会社 | 内燃機関の製造方法、内燃機関および連結シリンダ |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
水野貴大他,1次元シミュレーションを用いたSIエンジンの燃費性能改善予測,日本機械学会東海支部第65期総会・講演会講演論文集,No. 163-1,2016年03月17日,p.514-1 - 514-2 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020112149A (ja) | 2020-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7216368B2 (ja) | エンジンブロックの製造方法 | |
US8001946B2 (en) | Piston for an internal combustion engine and method for its production | |
JP4224725B1 (ja) | シリンダブロックおよびその製造方法 | |
MX2014014017A (es) | Motor que tiene un bloque de cilindros compuesto. | |
US9416749B2 (en) | Engine having composite cylinder block | |
US10690087B2 (en) | Aluminum cylinder block and method of manufacture | |
JP7270208B2 (ja) | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 | |
EP2966263B1 (en) | Turbocharger | |
JP4056958B2 (ja) | ウォータジャケット用スペーサの製造方法 | |
US20110155091A1 (en) | Inlay part for a piston of an internal combustion engine and piston or piston head provided with the inlay part | |
WO2020149183A1 (ja) | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 | |
JP2008514863A (ja) | 二重壁を有する排気マニホールド | |
JP6194272B2 (ja) | モータ構造体 | |
JP2022189374A (ja) | エンジンブロック及びエンジンブロックの製造方法 | |
CN105840334B (zh) | 加强的复合材料汽缸缸体 | |
JP2022189372A (ja) | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 | |
JP2022189373A (ja) | エンジンブロック、樹脂ブロック及びエンジンブロックの製造方法 | |
KR101648437B1 (ko) | 탄소계 금속기지 복합체를 이용한 핀 타입 방열 기판 제조방법 | |
JP2005118859A (ja) | シリンダヘッドの製造方法 | |
JP2004340001A (ja) | エンジンのウォータジャケット構造 | |
JP4736649B2 (ja) | モータ | |
JP2005194967A (ja) | シリンダブロックの冷却構造 | |
JP6845518B2 (ja) | ターボチャージャの排気ケーシング及びその製造方法 | |
JP6815100B2 (ja) | 放熱プレートの製造装置、放熱プレートの製造方法および放熱プレート成形体 | |
US20060090822A1 (en) | Arrangement for providing heat to a portion of a component |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230414 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7270208 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |