JPS5949352A - 内燃機関のシリンダライナ及びその製造方法 - Google Patents

内燃機関のシリンダライナ及びその製造方法

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JPS5949352A
JPS5949352A JP15860882A JP15860882A JPS5949352A JP S5949352 A JPS5949352 A JP S5949352A JP 15860882 A JP15860882 A JP 15860882A JP 15860882 A JP15860882 A JP 15860882A JP S5949352 A JPS5949352 A JP S5949352A
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fiber
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紀雄 倉内
Yujiro Oshima
大島 雄次郎
Hideo Takahashi
秀郎 高橋
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    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関のシリンダライナおにびその製造方
法に関する。往復動型の内燃機関にあっ−  2 − ては、燃焼による爆発力とピストンの慣性力に起因する
振動、騒音が発生する。この振動、騒音は、シリンダー
壁を通る経路と、ピストン、ピストンピン、コンロッド
、クランク軸を通る経路で外部に伝達される。
従来の内燃機関に採用されているシリンダライナは、ア
ルミ合金等で作られており、振動減衰特性が悪いため、
従来のシリンダライナでシリンダー壁を通る振動、騒音
を十分に減衰させることは困難である。このため、エン
ジン全体の振動、騒音を大きくしていた。そして、この
問題は、省燃比、省資源の要求から、エンジンがWm化
されエンジンを構成するシリンダブロックの薄肉化が進
行している今日一層大きな問題点となり、その対策が要
求されている。
そこで本発明者等は、エンジン全体にわたり、綿密な振
動解析を行った。その結果、内燃機関の燃焼に基ずくエ
ンジンの振動は、ピストンの首振り運動(以下、ピスト
ンスラップという。)がシリンダライナから、シリンダ
ブロックにつたわる=  3 − 経路と、ピストン−コンロッド−クランク軸からシリン
ダブロックに伝わる経路との2つの経路があることが分
った。ピストンスラップは、ピストンに加わったシリン
ダ内ガス圧と、ピストン及びコンロッド等、往復部分の
慣性力とによって、シリンダライナがピストンによって
衝撃的に打ち付けられる現象である。このピストンスラ
ップはエンジンの低速時には、ガス圧が、高速時には、
慣性力がそれぞれ大きく影響する。このピストンスラン
プによる衝撃エネルギーがエンジン振動騒音の1つの原
因になっていることが判明した。
発明者等は、従来の金属シリンダライナの問題を解消J
るため、更に討議、系統的実験解析を繰り返えし、本発
明に到達した。即ち、本発明者等は、内燃機関の低撮動
低騒音化を削るには、ピストンスラップによる衝撃が発
生してもシリンダライナに十分な振動減衰効果を持たせ
れば、騒音を著しく少なくできるという知見に到達した
。更に内燃機関のシリンダライノーは、本発明で問題に
する振動減衰特性に優れているだけでなく、シリン−4
− ダライナに要求される機械的強度及び耐熱性、耐水性、
耐油性を備えている必要がある。本発明者等は、シリン
ダライナについて、係る観点からも十分な検討実験解析
を行い、本発明を完成したものである。
即ち、本発明のシリンダライナは、炭素繊維、ガラス繊
維、ボロン繊維等の強化繊維と樹脂とで構成される繊維
強化樹脂複合材料製であり、中空筒状の本体を具備する
ことを特徴とするものである。上述の構成にり成る本発
明の内燃機関のシリンダライナは、ピストンの首振り振
動に起因するエンジンの振動を、uli維強化樹脂複合
材料製の本体のもつ振動減衰特性により減衰させる。そ
してピストンシリンダライナからエンジンブロック等エ
ンジン全体に及ぶ速成振動をシリンダライナで絶縁し、
問題になっているエンジン騒音、エンジン振動を解消す
るものである。又、本発明のシリンダライナは、エンジ
ンの薄肉軽量化を可能にする利点も有する。さらに本発
明の内燃機関のシリンダライナは、シリンダライナを熱
伝達率の低い−5− 樹脂を主体とする複合材料で構成するため、燃焼室内で
発生した熱を従来の金属シリンダライナのように、シリ
ンダブロック等に、人聞に伝達しない為、燃焼室壁を高
い温度状態に保ち、燃料の蒸発を促進し、着火、および
点火を容易にすると共に、エンジンの発生エネルギーを
高め、又、その利用効率を高める事ができるという利点
を有する。
本発明の内燃機関のシリンダライナを構成する強化繊維
として、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維等の高弾性
、高強度の繊維を用いるのが好ましい。なお、シリンダ
ライナの強度は主として係る強化繊維が受は持つ。また
、他の構成成分である樹脂成分としては、エポキシ樹脂
、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂
を用いることができる。樹脂は強化繊維を結合しシリン
ダライナとしての形状を固定するものである。なお、シ
リンダライナの本体を構成する強化繊維の方向により振
動減衰特性が変ることが本発明者等によって発見された
。参考までに第1図おにび第2図に、後述する実施例1
のシリンダライナを用−6− いた場合の、シリンダライナを構成する強化繊維の逆方
向に巻いた螺旋状の巻線の交差角度とシリンダライナの
撮動減衰特性を示す損失正接(tanδ)の関係を示す
。なお、第1図は、シリンダライナが20℃にお1プる
状態を、また、第2図は樹脂のガラス転移温度に近い1
70〜200℃における損失正接を示したものである。
第1図、第2図より互いに逆方向に巻いた螺旋状巻線の
交差角度(θ)は60〜180度の範囲、より好ましく
は80〜120度の範囲にあると大きな損失正接すなわ
ち振動減衰効果が高いことがわかる。ここで交差角度(
θ)とは第3図に示すようにシリンダライナ1の上下方
自交わる側の角度をいう。
本発明のシリンダライナの耐熱性、耐摩耗性を高め、さ
らに振動減衰効果を高めるために強化繊維樹脂複合材で
できた中空円筒状の本体の内面に金属製の内筒を接合す
ることができる。この金属製内筒を用いることにより、
シリンダライナと接するピストンとの摺動特性が向上し
、シリンダライナの耐摩耗性、耐熱性が向上する。そし
て強化−7− 繊維樹脂複合材料製の本体と金属製内筒の両者のヤング
率の差により振動減衰効果が一層高まる。
金属製内筒の厚さを必要以上に厚くすると振動減衰特性
が悪化するので耐摩耗性、耐油性に必要な厚さとするの
がこのましい。そして、シリンダライナに必要な強度は
本体の壁の厚さを厚く1ノで本体で受けもつのが好まし
い。
人間の聴覚には同じピークレベルの音圧でも、余韻を引
く音の方が不愉快感をあだへる。強化繊維樹脂複合材製
の本体は余韻を引がないので、たとえ騒音が発生しても
不愉快感は少ない。また金属製の内筒が振動しても内筒
と本体の摩擦によって振動は容易に減衰覆る。なお、シ
リンダライナの振動減衰特性を高めるために金属製内筒
を2重管とし、内管おにび外管を接着剤で接合した金属
製内筒を用いることができる。
また、後述Jる実施例3に示ずように、シリンダライナ
の外周面に直接冷部液が接触するような場合、冷却液に
よるシリンダライナの膨潤等を防止したり、あるいはシ
リンダライナの機械的強度−8− を補うために強化繊維樹脂複合材料製の中空円部製の本
体の外周面に金属製外筒を一体的に接合することができ
る。さらにこの金属製外筒は強化繊維樹脂複合材製の本
体との作用により振動吸収特性が一層向上する。この金
属製外筒は、シリンダ状の金属製外筒に本体を挿入接合
してもよいし、また本体の外周面にテープ状の金属板を
巻付は接着剤等で結合固定してもにい。
さらに、金属製内筒あるいは金属製外筒の端部にフラン
ジを設けることもできる。、そしてこの7ランジとシリ
ンダライナが挿入されるシリンダブロックとを溶接して
一体的に固定することができる。また、本体の内周面あ
るいは外周面に取りつ【プられる金属製内筒あるいは外
筒の端部を本体の端部より突出させ、その突出した部分
とシリンダブロックとを溶接して固定することもできる
本発明のm5(f強化樹脂楔合材料製の中空円筒状の本
体よりなるシリンダライナを製造する方法は、棒状のマ
ンドレルの外周面に樹脂成分となる未硬化の樹脂を塗布
した強化繊維を螺旋状に巻付け、−9− また、交互に逆方向に巻付け、中空円筒体を成形した後
、樹脂を加熱硬化させて一体化し、その後マンドレルJ
こり引抜くことにより本発明のシリンダライナを能率よ
く製造することができる。なお、長尺状の筒状中空体を
成形し、必要な長さに切断して本体とすることもできる
。この場合は生産能率か高くなる利点がある。
強化繊維の巻付けは、樹脂を含浸した繊維あるいはシー
ト(テープ)のフィラメントワインディング法あるいは
テープワインディング法を採用すると能率がよい。また
、強化muの巻付番プにおいては、前述したように互い
に逆行する螺旋状巻線の交差角度が60〜180度、よ
り好ましくは80〜120度がよい。しかし用途によっ
ては交差角度は40度程度とづることもできる。又本体
は強化繊維の種類を変え2層あるいはそれ以上の積層体
とすることもできる。本体の壁の厚さは、使用条件ある
いは本体に設けられる金属製内筒あるいは外筒の有無を
考慮して決定することができる。
mN強化樹脂複合材でできた中空円筒状の本体−10− の内周面に金属製内筒を設ける場合には、マンドレルの
外周面にまず金属製内筒を被嵌し、この金属製内筒の外
周面に樹脂を含浸した強化m維をフィラメントワインデ
ィングあるいはテープワインディング法で巻付け、中空
円筒体を成形した後、加熱硬化することができる。金属
製内筒として所定の内径、外径をもつ長尺状の管を使用
し強化繊維樹脂を本体を成形したのち所定の寸法に切断
してもよい。これにより、1個1個成形する場合に比較
して生産能率が10倍以上に向上する。なお、金属製内
筒と、中空円筒状の本体を別個に作り、本体の内周面に
金属製内筒を挿入し接着剤で一体的に結合する方法でも
よい。また、本体の外周面に金属製外筒を形成する場合
についても、金属製外筒と中空円筒状の本体とを別々に
成形した後、金属製外筒内に本体を挿入し接着剤で一体
的に結合することもできる。また逆に、本体の外周面に
金属テープ等を巻付は接着剤で一体的に接着することも
できる。なお、金属製内筒あるいは金属製外筒としてフ
ランジ状の端面をもつものを使用す−11− る場合にはシリンダブロック等の接合等が容易になる。
以下、実施例により説明する。
実施例1 本実施例のシリンダライナ1を組込んだエンジンの一部
要部断面を第4図に示ず。このシリンダライナは比較的
薄肉の金属製内筒11とその外周面に一体的に形成され
たm維強化複合材料製の筒状の本体12とで構成されて
いる。金属製内筒11の内周面には耐摩耗性を高める表
面処理が施こせれている。そして、この内筒11の外周
面に本体12を形成するにあたり、あらかじめ内IFi
111の外周面は脱脂処理がなされ、さらにエポキシ樹
脂を塗布して接着剤層を形成した。その後エポキシ樹脂
を含浸した炭素11iIf#lをフィラメントワインデ
ィング法で複数層巻きつけ、加熱硬化して本体12とし
た。なお炭素繊維の巻き付けは層毎に逆方向に巻き付け
、111Mの交差角度を60度〜180度とした。
このシリンダライナ1は第4図に示すエンジン−12− のシリンダブロック101内に圧入し、その後シリンダ
ライナ1の端面をシリンダブロック101の上面と面一
に仕上げた。この本実施例のシリンダライナ1をもつエ
ンジンは、ピストン105の首振り運動による撮動を、
繊維強化樹脂複合材料よりなる本体12により吸収し、
エンジンの振動騒音を減少さす。シリンダライナ1とし
ての寸法精度、耐熱性は金属製内筒11で達成される。
また本実施例のシリンダライナ1の使用により、温度上
昇が問題になる場合にはオイルジェット等の手段でピス
トン105を冷却することができる。
なお、この実施例に示すシリンダライナ1の本体12を
構成する強化繊維の交差角度を0〜180度に変えた種
々のシリンダライナを用い、それらシリンダライナの損
失正接を測定した。その結果を第1図および第2図に示
す。第1図はシリンダライナが20℃における繊維の交
差角廓θとtanδの関係を、第2図は樹脂成分のガラ
ス転移湿度に近い170〜220℃にお(プるm雑の交
差角度θと損失正接tanδの関係を示す。
−13= 実施例2 本実施例のシリンダライナ2をエンジンブロック102
に取り付けた部分断面を第5図に示す。
このシリンダライナは、実施例1のシリンダライナを若
干変形したもので比較的薄肉の金属製内筒21とその外
側に繊維強化樹脂複合材料製の本体22を実施例1と同
様な手法で配置したものである。内筒21の一端外周面
の端部211が本体22で被覆されていない点が実施例
1のシリンダライナ1と異なる。第4図に示すエンジン
はこのシリンダライナ2をシリンダブロック102の下
方より圧入したものである。金属製内筒21とシリンダ
ブロック102は上面で溶接した後仕上げ加工が施こさ
れている。本実施例のシリンダライナ2の作用効果は、
実施例1と同様であるが、金属製内筒21とシリンダブ
ロック102とを溶接しているので本体22の圧入しろ
は小さくてよく、寸法精度も実施例1の場合より高くな
くともよい分だけ加工がらくである。
実施例3 − 14 − 本実施例のシリンダライナ3を使用したシリンダブロッ
ク103の要部断面を第6図に示す。このシリンダライ
ナ3は、2個の金属製内筒31.32と繊維強化樹脂複
合材料製の本体33とから構成されている。内筒31ば
、長尺状の金属管の一部で、この金属管を使用し、これ
をマンドレルの外周面に被嵌しこの外周面に強化繊維を
テープワインディング法で高速度で巻つけて成形し、長
尺状繊維強化樹脂複合材とした。そしてこの長尺状の管
状体を切断し、内筒31おJ:び本体33とした・bの
である。内筒32はその一端がフランジ状に成形され別
個に作った。そしてこの内筒32の外周面に接着剤を塗
布し内筒31に挿入固定して本実施例のシリンダライナ
3とした。
このシリンダライナ3はシリンダブロック103の上面
よりに圧入され、その後で内筒32の上面はシリンダブ
ロック103の上面と而−に仕上げられた。
本実施例のシリンダライナ3は二重の金属製内筒31.
32を持つので振動吸収効果が大きい。
−15− また本体33の温度」−昇がおさえられるため第1゜2
実施例のシリンダライナ1.2より耐熱性の劣る樹脂の
使用が可能である。
実施例4 本実施例のシリンダライナ4は一端端面がフランジ状と
なった比較的薄肉の金属製内筒41と、比較的肉厚のI
l紺強化樹脂複合材料製の本体42とより仕る。このシ
リンダライナ4の作り方は実施例1と同じである。この
シリンダライナ4を組込んだシリンダブロック104の
要部断面を第7図に示す。このシリンダブロック10/
Iはシリンダライナ4により冷却溝104aを密閉する
タイプである。シリンダライナ4をシリンダブロック1
04に圧入したのち、シリンダライナ4の内筒41とシ
リンダブロック104の上端を溶接しその上面を平滑に
加:[シた。シリンダライナ4の下部とシリンダブロッ
ク104の下部との間には2個のOリング104 bを
介在させ冷却水をシールした。
本実施例のシリンダライナ4はエンジンの冷却−16− 水が直接、繊維強化樹脂複合材の本体42に接触するた
め冷却効果がたがい。したがって実施例1のシリンダラ
イナ1より耐熱性の低い樹脂が使用できる。また、シリ
ンダライナ4の下部を0リングで保持しているので振動
減衰特性がよい。
実施例5 本実施例のシリンダライナ5は実施例4のシリンダライ
ナ4を若干変形し!ζものである。このシリンダライナ
5は実施例4と同じように金属製内筒51およびm維強
化樹脂複合材判製の本体52を作り、その本体52の外
周面に金属テープを巻きつけて接着固定し金属製外筒5
3としたものである。このシリンダライナ5を実施例4
と同じ方法でシリンダブロック105に圧入固定しlζ
。その断面要部を第8図に示す。金属製外筒53はシリ
ンダライナ5の耐圧性を高める。また本シリンダライナ
5は、金属、複合材、金属の3層で構成されるため界面
の増加にJ:り振動騒音の減衰特性が向上する。さらに
このシリンダライナ5は最外層を金属層で構成するため
、耐冷却水性が向上す−17− る。したがって樹脂として耐冷却水性の低いものも使用
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はシリンダライナの繊維強化樹脂複合材
料製本体内の強化繊維の交差角度とシリンダライナの振
動吸収特性を示す損失正置の関係線図であり、第1図は
シリンダライナが20℃の時の結果を、第2図は170
〜200℃の結果を示す。第3図は強化mmの交差角度
(θ)を定義するシリンダライナの概略部分図、第4図
〜第8図は本発明の実施例に示すシリンダライナを圧入
したエンジンブロックの要部断面を示し、第4図は実施
例1の断面図、第5図は実施例2の断面図、第6図は実
施例3の断面図、第7図は実施例1の断面図、第8図は
実施例5の断面図である。 1.2.3.4.5・・・シリンダライナ11.21.
31.32.41.51・・・内筒12.22.33.
42.52、・・・本体51・・・外筒 101.102.103.104.105− 18 − ・・・シリンダブロック 105・・・ピストン 特許出願人 株式会社豊田中央研究所 代理人 弁理士  大川 宏 同  弁理士  藤谷 修 同  弁理士  丸山明夫 −19− 交差角度 第41A 第5図 第6図 3 2 騰1

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維等の強化繊維
    と樹脂とで構成される繊維強化樹脂複合材料製であり、
    中空筒状の本体を具備することを特徴とする内燃機関の
    シリンダライナ。
  2. (2)繊維強化樹脂複合材料の繊維は、中空筒状の本体
    を螺旋状にかつ互いに交わる方向に配設されており、繊
    維の交わり角度が60〜180度である特許請求の範囲
    第1項記載のシリンダライナ。
  3. (3)中空筒状の本体の内周面には、一体内に接合され
    た金属製内筒が設けられている特許請求の範囲第2項記
    載のシリンダライナ。
  4. (4)金属製内筒は、互いに接着剤で一体的に結合され
    た2重の金属製円筒より成る特許請求の範囲第3項記載
    のシリンダライナ。
  5. (5)中空筒状の本体の外周面には、金属製の外−1− 筒が一体的に形成されている特許請求の範囲第3項記載
    のシリンダライナ。
  6. (6)棒状のマンドレル外周面に炭素繊維、ガラス繊維
    、ボロン繊維等の強化繊維を樹脂と共に螺旋状に巻き付
    け、加熱硬化した後、該マンドレルより加熱硬化した中
    空筒状の本体を抜き取ることを特徴とする内燃機関のシ
    リンダライナの製造方法。
  7. (7)強化繊維は、互いに逆行する螺旋状に巻ぎ付けら
    れ、交差するIJ維の角度は60〜180麿である特許
    請求の範囲第6項記載のIllll法。
  8. (8)マンドレルの外周面に、金属製の内筒を被嵌し、
    該金属製内筒の外周面に強化繊維を巻き付ける特許請求
    の範囲第6項記載の製造方法。 (8)中空円筒の本体の外周面に、金属テープを巻き付
    け、かつ接合して金属製外筒を溝底する特許請求の範囲
    第8項記載の製造方法。
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