JP2022188412A - ディンプル加工方法 - Google Patents

ディンプル加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022188412A
JP2022188412A JP2021096417A JP2021096417A JP2022188412A JP 2022188412 A JP2022188412 A JP 2022188412A JP 2021096417 A JP2021096417 A JP 2021096417A JP 2021096417 A JP2021096417 A JP 2021096417A JP 2022188412 A JP2022188412 A JP 2022188412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimples
dimple
peripheral surface
tool
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021096417A
Other languages
English (en)
Inventor
達也 新美
Tatsuya Niimi
寿樹 佐藤
Hisaki Sato
保之 神田
Yasuyuki Kanda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanefusa Corp
Original Assignee
Kanefusa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanefusa Corp filed Critical Kanefusa Corp
Priority to JP2021096417A priority Critical patent/JP2022188412A/ja
Publication of JP2022188412A publication Critical patent/JP2022188412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

【課題】塑性加工用工具の表面の潤滑性を良好にできるディンプル加工方法が従来必要とされている。【解決手段】塑性加工用工具15の表面16にディンプル17を形成するディンプル加工方法は、棒状本体2の先端部3で径方向に突出する切れ刃5を1つ以上備える切削工具1を準備する。軸心2aを中心に切削工具1を回転させつつ棒状本体2の先端部3が塑性加工用工具15の表面16に沿って移動するように切削工具1と塑性加工用工具15を相対的に送る。1つの切れ刃5の一度の切削で表面16に1つのディンプル17を形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、被加工物の表面にディンプルを形成するディンプル加工方法に関する。
鉄鋼材料、アルミニウムや銅合金等の非鉄鋼材料、あるいは樹脂材料等の被加工物の表面に多数の微小な凹みであるディンプルを形成する場合がある。加工を行う際には被加工物が相手材と摩擦する摩擦面に潤滑油や固体潤滑剤が塗布されることが多い。被加工物の表面にディンプルを形成することで、ディンプル内に潤滑剤が充填される。ディンプルの近傍領域が相手材と接触する際、圧力によりディンプルから潤滑剤が排出される(スクイーズ効果)。これにより相手材と被加工物の間に潤滑膜が形成されて、相手材が被加工物に対して接触しづらくなる。かくして被加工物に接触する相手材と被加工物の間に生じる摩擦抵抗を小さくすることができる。また突発的に被加工物と相手材が接触して摩擦する際、摩耗粉が発生して被加工物と相手材との間に挟まり、摩擦抵抗を大きくする場合がある。この摩耗粉をディンプル内に収容させることで、摩擦抵抗の増加を抑制できる。
特許文献1~5に記載されるように、ダイス、パンチ等の塑性加工用工具の表面に複数のディンプルを形成する技術が従来知られている。従来技術では、例えばショットブラスト、エッチング、放電加工等によって表面にディンプルを形成する。これらの加工方法により形成されるディンプルは、深さ、形状、配置にばらつきが生じ易い。そのため各ディンプルに充填される潤滑剤の量や、各ディンプルから圧力によって排出される潤滑剤の量にばらつきができる。これにより潤滑切れ(潤滑不足)が発生して表面に焼付き、傷、摩耗等を生じる場合がある。そのため塑性加工用工具の寿命を延ばすためにディンプル加工方法に改良の余地があった。
あるいはディンプルは、レーザ加工、フライス等で表面を削孔することで形成される。これらの加工方法により形成されるディンプルは、エッジの進入角度が比較的大きい。そのため潤滑剤は、ディンプル内に留まり易く圧力によって好適に排出することが難しい。そのため、当該加工方法でディンプルを形成する場合も潤滑切れを起こす恐れがある。
例えば塑性加工用工具は、超硬合金等の硬度の高い材料で形成される。超硬合金の表面にディンプルを形成するためには、従来はレーザ加工、放電加工、エッチング等の熱的または化学的な加工方法が用いられていた。しかしながら、上述のように従来の加工方法でディンプルを形成した表面は、潤滑性を維持することが困難な場合があった。
特許第5180759号公報 特許第4418206号公報 特開2009-66660号公報 特開2009-730号公報 特許第5950374号公報
上述のように従来のディンプル加工方法では、塑性加工用工具の表面の潤滑性を向上させて寿命を延ばすために種々改良の余地があった。したがって塑性加工用工具の表面の潤滑性を良好にできるディンプル加工方法が従来必要とされている。
本開示の1つの特徴は、回転切削工具を用いてディンプルを形成するディンプル加工方法に関する。棒状本体の先端で径方向に突出する切れ刃を1つ以上備える回転切削工具を準備する。軸心を中心に回転切削工具を回転させつつ棒状本体の先端が塑性加工用工具の表面に沿って移動するように回転切削工具と塑性加工用工具を相対的に送る。1つの切れ刃の一度の切削で表面に1つのディンプルを形成する。
したがって塑性加工用工具の表面に形成する複数のディンプルの深さや形状のばらつきを小さくできる。そのためディンプル内に充填された潤滑剤を表面にムラなく供給できる。これにより表面の潤滑切れを抑制できる。しかも、例えばディンプル間のスペースやディンプル1個当たりの面積を変更することで、表面内でディンプルの面積率を変更可能である。そのため塑性加工時に表面が受ける圧力や摩擦力に対応した好適なディンプルを形成できる。さらにディンプルのエッジの進入角度を、例えばレーザ加工でディンプルを形成する場合よりも小さくでき、ドロスが発生しない。そのため表面が受ける圧力によってディンプルから表面に潤滑剤を好適に排出できる。これにより表面の潤滑性を良好にできる。
本開示の他の特徴によると、ディンプルを表面に5%~50%の面積率で形成可能である。表面がテーパ面を有し、テーパ面の内径または外径が小さいほど面積率が高くなるようにディンプルを形成できる。したがってテーパ面の小径部分では表面と被加工材の間に大きい圧力が発生する。このテーパ面の小径部分においてディンプルの面積率を高くできる。そのためテーパ面の小径部分において潤滑剤の充填量を多くでき、表面の潤滑性を良好にできる。また、テーパ面の大径部分においてディンプルの面積率を低くすることで、被加工材の表面にディンプルの跡が残ることを抑制できる。
本開示の他の特徴によると、塑性加工(絞り加工)用工具は、ダイスと、ダイスとの間に被加工材を挟み込むしわ押さえを含む。ダイスと対向するしわ押さえの表面にディンプルを形成する。したがってダイスとしわ押さえに挟まれた被加工材を絞り方向にスムーズに送ることができる。被加工材は、絞り加工の押込み力によって絞り加工される外側の領域でしわが発生する場合がある。被加工材をダイスとしわ押さえの間で挟み、しわ押さえ力で押さえることでしわの発生を抑制できる。しかしながらしわ押さえ力が絞り方向に送られる被加工材の摩擦抵抗になることで、被加工材が破断する恐れがある。しわ押さえの表面にディンプルを形成することで、被加工材の摩擦抵抗を適度に小さくでき安定して被加工材の破断を抑制できる。
本開示の他の特徴によると、単結晶ダイヤモンドで構成されかつ切れ刃の稜線がレーザ加工で形成された刃体を用いて、超硬合金で構成された塑性加工用工具の表面にディンプルを形成する。したがって超硬合金で構成された表面に切削加工でディンプルを形成できる。そのため、例えばレーザ加工等の従来の加工方法でディンプルを形成する場合よりもディンプルのエッジの進入角度を小さくできる。そのためディンプル内の潤滑剤を表面が受ける圧力によって好適に排出できる。これにより表面の潤滑性を良好にできる。また、エッジの進入角度を小さくすることで、表面を加工する際に発生するバリ、残留応力等を少なくできる。そのため表面の表面性状を良好に仕上げることが容易になる。
ディンプル加工機の斜視図である。 回転切削工具の斜視図である。 回転切削工具の軸方向から見た下面図である。 回転切削工具と塑性加工用工具の表面の一部断面を含む側面図である。 塑性加工用工具を用いた引抜き加工の概略断面図である。 ディンプルが形成されたダイスの断面図である。 ダイスの表面の拡大図である。 ディンプルが形成されたプラグの断面図である。 プラグの表面の拡大図である。 塑性加工用工具を用いた後方押出し加工の加工前を示す概略断面図である。 塑性加工用工具を用いた後方押出し加工の加工時を示す概略断面図である。 千鳥格子状にディンプルが形成されたコンテナの断面図である。 コンテナの表面の拡大図である。 千鳥格子状にディンプルが形成されたパンチの側面図である。 格子状にディンプルが形成されたコンテナの断面図である。 コンテナの表面の拡大図である。 格子状にディンプルが形成されたパンチの側面図である。 塑性加工用工具を用いた押出し加工の概略断面図である。 塑性加工用工具を用いた打抜き加工の加工前を示す概略断面図である。 塑性加工用工具を用いた打抜き加工の加工時を示す概略断面図である。 格子状にディンプルが形成されたパンチの側面図である。 塑性加工用工具を用いた絞り加工の加工前を示す概略断面図である。 塑性加工用工具を用いた絞り加工の加工時を示す概略断面図である。 しわ押さえをしわ押さえ面から見た下面図である。 しわ押さえをしわ押さえ面から見た拡大下面図である。
次に、本開示の1つの実施形態を図1~9に基づいて説明する。図2に示す切削工具1は、例えば図1に示す塑性加工用工具15の表面16に複数のディンプル(微小な凹み)17を形成する。ディンプル17は、切削工具1を具備するディンプル加工機10によって形成される。ディンプル加工機10は、切削工具1が装着される加工装置11と、塑性加工用工具15が保持されるワーク保持装置13を有する。例えば加工装置11が上方に配置され、ワーク保持装置13が加工装置11の下方に配置される。
図1に示すように加工装置11は、概ね上下方向に延出するスピンドル12を有する。スピンドル12の先端に切削工具1が装着される。スピンドル12がモータを利用して回転することで、切削工具1が軸心2aを中心に回転する。ワーク保持装置13は、基台の上面に設けられかつ基台に対して回転または移動可能なテーブル14を有する。塑性加工用工具15は、テーブル14の上面に装着されたワーク保持部14aに保持される。テーブル14は、ワーク保持部14aで塑性加工用工具15を保持した状態で塑性加工用工具15とともに移動または回転する。例えば塑性加工用工具15の中心をワーク回転軸13aに合わせ、モータを利用してテーブル14をワーク回転軸13aを中心に回転させる。テーブル14は、例えば送りねじ機構、ラックピニオン機構、モータ等を利用してスピンドル12に対して上下左右前後方向に移動可能である。スピンドル12とテーブル14の回転速度、移動方向、移動速度は、ディンプル加工機10が具備する制御装置によって制御される。
図2に示すように切削工具1は、棒状本体2と、棒状本体2の先端に設けられた先端部3を有する。棒状本体2は、例えば丸棒状あるいは円柱状である。棒状本体2は、例えば炭素鋼、ステンレス鋼、工具鋼、高速度鋼、超硬合金で構成される。切削工具1が回転する中心である軸心2aは、棒状本体2の中心を通って長手方向に延出する。先端部3は、軸心2aを中心とする略円錐形状に形成される。先端部3は、棒状本体2の先端に向かうにしたがって径が小さくなる。先端部3は、軸心2aが通る頂部3aを有する。先端部3には、棒状本体2の径方向に向けて凹形状の凹部3bが設けられる。
図2~4に示すように切削工具1は、1個の刃体4を有する。刃体4は、頂部3aの近傍の軸心2aからずれた位置から径方向に突出して設けられる。刃体4は、例えば単結晶ダイヤモンド(MCD)で構成されており、凹部3bの側面に接合される。刃体4は、棒状本体2の径方向に突出する。刃体4は、棒状本体2の径方向外方に向く逃げ面6と、切削工具1の回転方向前方に向くすくい面7を有する。逃げ面6とすくい面7の交差する部分に切れ刃5が形成される。換言すると切れ刃5は、逃げ面6とすくい面7の刃先の稜線に相当する。図3に示すように頂部3a側から見た切れ刃5は、切削工具1の径方向に延出する直線状の稜線6aである。図4に示すように切削工具1の回転方向前方から見た切れ刃5は、略円弧状の稜線7aである。刃体4はHRA(ロックウェル硬さ)90以上と硬いため、通常の研削加工で滑らかな稜線を形成することが難しい。切れ刃5の稜線は、レーザ加工によって滑らかな直線または曲線に仕上げられる。
図4に示すように切削工具1は、塑性加工用工具15の表面16にディンプル17を形成できる。塑性加工用工具15は、例えば超硬合金、高速度工具鋼等の硬度の高い金属材料で構成される。塑性加工用工具15は、窒化処理、TiNコーティング、ショットブラスト等の表面処理によって硬度を高くしていても良い。切削工具1は、軸心2aの延出方向が表面16に対して所定の角度になるようにセットされる。また、切削工具1は、表面16に対して切れ刃5の切込み深さが所定の深さ17aになるようにセットされる。
図4に示すように切削工具1が軸心2aを中心に回転する際、切れ刃5が所定の回転角度領域において表面16を切削し、他の回転角度領域において切れ刃5が表面16から離れる。このように切れ刃5が表面16を断続的に切削する。切削工具1が1回転する毎に、1個の切れ刃5が表面16を一度切削して1個のディンプル17を形成する。表面16には、深さ17a、切れ刃5の切削方向と直交する方向の最大幅17bの楕円形または円形のディンプル17が形成される。ディンプル17の深さ17aは、例えば0.001~0.1mmである。ディンプル17のエッジの進入角度は、例えば1°以上、2°以上、5°以上である。表面16に対する切れ刃5の深さ17aを変更することで、最大幅17bを変更可能である。
図1に示すように切削工具1の回転と連動させてテーブル14を所定の回転速度でワーク回転軸13aを中心に回転させる。これにより表面16には、テーブル14の回転方向に所定のスペース(間隔)を有して離間した複数のディンプル17が形成される。テーブル14の回転速度を小さくすることで、複数のディンプル17をテーブル14の回転方向に沿って連通させて形成できる。
図4を参照するようにディンプル17のエッジ部分において例えば0.1μm以下の高さで周囲の表面16よりもわずかに高いバリが発生する場合がある。塑性加工用工具15を用いて塑性加工をする際、表面16には高荷重が加わる。しかも塑性加工用工具15の硬度が高いため、表面16のバリによって塑性加工される被加工材の表面性状が粗くなるおそれがある。ディンプル17を表面16に形成した後にダイヤモンドペースト等で表面16をバフ研磨することで、ディンプル17のエッジ部分のバリを除去できる。これにより塑性加工用工具15を用いて被加工材を良好な表面性状に加工できる。
図5に示すように円管状の被加工材28の引抜き加工にダイス20とプラグ24が用いられる。被加工材28は、例えば炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼等鉄鋼材料、あるいはアルミ合金等の非鉄金属である。被加工材28は、通常超硬合金よりも硬度の低い材料である。被加工材28の外周面28aが筒状のダイス20の内周面と接触し、被加工材28の内周面28bが棒状のプラグ24の外周面と接触するように設置される。プラグ24の先端は、ダイス20の貫通孔20aに進入する。被加工材28の先端にキャリッジ29を装着して図示の引抜き方向に被加工材28を引っ張ることで被加工材28の引抜き加工がなされる。
図5に示すようにダイス20とプラグ24の表面の所定領域には、切削工具1(図2参照)によって複数のディンプル22,26が形成される。具体的にはダイス20の貫通孔20aの内周面21にテーパ面21aが設けられ、テーパ面21aにディンプル22が形成される。プラグ24の先端の外周面25に複数のディンプル26が形成される。ディンプル22が形成されたダイス20は、被加工材28の外周面28aに対して摺動する。ディンプル26が形成された外周面25は、被加工材28の内周面28bに対して摺動する。ディンプル22,26には、潤滑油、一液潤滑剤、乾式潤滑剤等の潤滑剤が充填される。
図6に示すようにテーパ面21aは、被加工材28の引抜き方向前方(図示下方)に向かうにしたがって内径が小さくなる。テーパ面21aは、被加工材28の引抜き方向前方に内径が最も小さい小径部21bを有する。テーパ面21aは、小径部21bよりも引抜き方向後方に大径部21cを有する。ディンプル22は、小径部21bから大径部21cまでのテーパ面21aの内周全周にわたって形成される。ディンプル22は、小径部21bと大径部21cで同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル22は、テーパ面21aに5%~50%の面積率で形成される。
図7に示すようにディンプル22は、テーパ面21aの周方向に第1方向長さ22aを有し、かつ被加工材28(図5参照)の引抜き方向に第2方向長さ22bを有する楕円形に形成される。第1方向長さ22aは第2方向長さ22bよりも長い。複数のディンプル22は、テーパ面21aの周方向にスペース22cを開けて形成される。複数のディンプル22は、テーパ面21aの周方向に平行な並びと、被加工材28の摺動方向に対して傾斜する方向に平行な並びで構成される千鳥格子状に配列される。そのためディンプル22と、ディンプル22が形成されない領域が、被加工材28の摺動方向に交互に並ぶ。
図6に示すようにディンプル22は、テーパ面21aの内径が小さいほど短いスペース22c(図7参照)で形成される。そのためテーパ面21aの内径が小さいほどディンプル22の面積率が大きくなる。スペース22cを第1方向長さ22a以下にすることで、テーパ面21aに対して摺動する被加工材28は、摺動方向において少なくとも1個のディンプル22を横断する。
図4,6を参照するように切れ刃5をテーパ面21aに接近させて軸心2aを中心に切削工具1を回転させる。切れ刃5は、切削工具1が1回転する毎にテーパ面21aに対して接近と離間を繰り返す。さらにダイス20を内周面21の軸心21dを中心に回転させる。これにより複数のディンプル22がテーパ面21aの周方向に沿って順に形成される。ディンプル22の第1方向長さ22aは、切削工具1の回転速度を変更することで変更可能である。テーパ面21aの内径に応じてダイス20の回転速度を変更し、切れ刃5に対するテーパ面21aの送り速度を変えることで、ディンプル22のスペース22cを変更可能である。ディンプル22は、小径部21bの方が大径部21cよりもスペース22cが大きくなるように形成される。ディンプル22の第2方向長さ22bは、図4に示す最大幅17bに相当する。
図7を参照するように非調質鋼の引抜き加工に用いられるダイス20のテーパ面21aに15%の面積率でディンプル22を形成した。ディンプル22は、第1方向長さ22aが0.29mm、第2方向長さ22bが0.20mm、深さ0.005mmで形成した。これにより従来のダイスと比べて焼付きまでの寿命が6倍まで向上した。
図5を参照するように引抜き加工される前の被加工材28の外周面28aには、ダイス20との食いつきを抑制するために予め小粒径のショットブラストが施される。ダイス20のテーパ面21aにディンプル22を設けることで、テーパ面21aに対する被加工材28の摩擦抵抗を小さくできる。そのため被加工材28に施されるショットブラストの粒径を小さくできる。これにより加工後の被加工材28にショットブラストの痕跡が残ることを抑制でき、被加工材28の表面性状を良好にできる。
図8に示すようにプラグ24は、ダイス20のテーパ面21a(図6参照)と対向するテーパ面25aを有する。ディンプル26は、テーパ面25aよりも先端側に位置する円柱状の外周面25に設けられる。ディンプル26は、外周面25の全体にわたって同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル26は、外周面25のディンプル26が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。
図8,9に示すように外周面25に形成されるディンプル26は、楕円形である。ディンプル26は、外周面25の周方向に第1方向長さ26aを有し、かつプラグ24の軸方向に第2方向長さ26bを有する。第1方向長さ26aは第2方向長さ26bよりも長い。複数のディンプル26は、外周面25の周方向にスペース26cを開けて形成される。外周面25の最先端に位置する先端部25bと、先端部25bとテーパ面25aの間に設けられる中間部25cで、複数のディンプル26の配置パターンが異なる。先端部25bにおいてディンプル26は、外周面25の周方向に並行かつ等間隔な並びと、プラグ24の軸方向に平行かつ等間隔な並びで構成される格子状に配列される。中間部25cにおいてディンプル26は、外周面25の周方向に平行な並びと、プラグ24の軸方向に対して傾斜する方向に平行な並びで構成される千鳥格子状に配列される。そのためディンプル26と、ディンプル26が形成されない領域が、プラグ24の軸方向に交互に並ぶ。
図4,8を参照するように切れ刃5を外周面25に接近させて軸心2aを中心に切削工具1を回転させる。切れ刃5は、切削工具1が1回転する毎に外周面25に対して接近と離間を繰り返す。さらに軸心24aを中心にプラグ24を回転させる。これにより複数のディンプル26が外周面25の周方向に沿って順に形成される。ディンプル26の第1方向長さ26aは、切削工具1の回転速度を変更することで変更可能である。外周面25の径に応じてプラグ24の回転速度を変更し、切れ刃5に対する外周面25の送り速度を変えることで、ディンプル26間のスペース26cを変更可能である。ディンプル26の第2方向長さ26bは、図4に示す最大幅17bに相当する。
上述するようにディンプル加工方法は、図4に示すように棒状本体2の先端部3で径方向に突出する切れ刃5を1つ以上備える切削工具1を準備する。軸心2aを中心に切削工具1を回転させつつ棒状本体2の先端部3が塑性加工用工具15の表面16に沿って移動するように切削工具1と塑性加工用工具15を相対的に送る。1つの切れ刃5の一度の切削で表面16に1つのディンプル17を形成する。
したがって塑性加工用工具15の表面16に形成する複数のディンプル17の深さや形状のばらつきを小さくできる。そのためディンプル17内に充填された潤滑剤を表面16にムラなく供給できる。これにより表面16の潤滑切れを抑制できる。しかも、例えばディンプル17間のスペースやディンプル17の1個当たりの面積を変更することで、表面16内でディンプル17の面積率を変更可能である。そのため塑性加工時に表面16が受ける圧力や摩擦力に対応した好適なディンプル17を形成できる。さらにディンプル17のエッジの進入角度を、例えばレーザ加工でディンプル17を形成する場合よりも小さくでき、ドロスが発生しない。そのため表面16が受ける圧力によってディンプル17から表面16に潤滑剤を好適に排出できる。これにより表面16の潤滑性を良好にできる。
図5,6に示すように、ディンプル22をダイス20の内周面21に5%~50%の面積率で形成可能である。内周面21がテーパ面21aを有し、テーパ面21aの内径が小さいほど面積率が高くなるようにディンプル22を形成できる。したがってテーパ面21aの小径部21bでは内周面21と被加工材28の間に大きい圧力が発生する。このテーパ面21aの小径部21bにおいてディンプル22の面積率を高くできる。そのためテーパ面21aの小径部21bにおいて潤滑剤の充填量を多くでき、テーパ面21aの潤滑性を良好にできる。また、テーパ面21aの大径部21cにおいてディンプル22の面積率を低くすることで、被加工材28の外周面28aにディンプル22の跡が残ることを抑制できる。
図4に示すように、単結晶ダイヤモンドで構成されかつ切れ刃5の稜線がレーザ加工で形成された刃体4を用いて、超硬合金で構成された塑性加工用工具15の表面16にディンプル17を形成する。したがって超硬合金で構成された表面16に切削加工でディンプル17を形成できる。そのため、例えばレーザ加工等の従来の加工方法でディンプル17を形成する場合よりもディンプル17のエッジの進入角度を小さくできる。そのためディンプル17内の潤滑剤を表面16が受ける圧力によって好適に排出できる。これにより表面16の潤滑性を良好にできる。また、エッジの進入角度を小さくすることで、表面16を加工する際に発生するバリ、熱、残留応力等を少なくできる。そのため表面16の表面性状を良好に仕上げることが容易になる。
本開示の第2実施形態を図10~14に基づいて説明する。第2実施形態では、図5に示すダイス20とプラグ24に代えて、コンテナ30とパンチ34にディンプル32,36をそれぞれ形成する。ディンプル32,36は、図1に示す切削工具1とディンプル加工機10を用いて、図5に示すディンプル22,26と同様にして形成される。
図10,11に示すようにコンテナ30とパンチ34は、例えば金属材料で構成される被加工材38を後方押出しで冷間鍛造加工する際に用いられる。コンテナ30の中央には円筒状の内周面31を具備する貫通孔30aが設けられる。貫通孔30aには、円柱状の押えパンチ39と被加工材38が挿入される。押えパンチ39は、貫通孔30aの所定深さまで挿入されて貫通孔30aの一端を気密に塞ぐ。押えパンチ39と反対側に位置する貫通孔30aの開口からパンチ34を押込んで進入させる。これにより被加工材38を有底円筒状に成形できる。
図12に示すようにコンテナ30の内周面31に複数のディンプル32が形成される。複数のディンプル32は、貫通孔30aの一端の開口から、塑性変形した被加工材38(図11参照)が摺動し得る所定の深さまでの領域に形成される。複数のディンプル32は、内周面31のディンプル32が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。
図13に示すように複数のディンプル32は、同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル32は、内周面31の周方向に第1方向長さ32aを有し、かつ貫通孔30a(図12参照)の貫通方向に第2方向長さ32bを有する円形に形成される。第1方向長さ32aと第2方向長さ32bは略同じ長さである。複数のディンプル32は、内周面31の周方向にスペース32cを開けて形成される。複数のディンプル32は、内周面31の周方向に平行な並びと、貫通孔30aの貫通方向に対して傾斜する方向に平行な並びで構成される千鳥格子状に配列される。そのためディンプル32と、ディンプル32が形成されない領域が、プラグ24の軸方向に交互に並ぶ。
図4,12を参照するように切れ刃5を内周面31に接近させ、切削工具1を軸心2aを中心に回転させ、コンテナ30を内周面31の軸心31aを中心に回転させる。これにより切削工具1が1回転する毎に、1個の切れ刃5が内周面31に1個のディンプル32を形成する。そして複数のディンプル32が内周面31の周方向に沿って順に形成される。
図14に示すように円柱状のパンチ34の外周面35に複数のディンプル36が形成される。複数のディンプル36は、パンチ34の先端から、塑性変形した被加工材38(図11参照)が摺動し得る所定の距離までの領域に形成される。複数のディンプル36は、外周面35のディンプル36が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。複数のディンプル36は、図13に示す円形のディンプル32と略同じ形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル36は、外周面35の周方向に平行な並びと、外周面35の軸心35aの延出方向に対して傾斜する方向に平行な並びで構成される千鳥格子状に配列される。そのためディンプル36と、ディンプル36が形成されない領域が、軸心35aの延出方向に交互に並ぶ。
図4,14を参照するように切れ刃5を外周面35に接近させ、切削工具1を軸心2aを中心に回転させ、パンチ34を外周面35の軸心35aを中心に回転させる。これにより切削工具1が1回転する毎に、1個の切れ刃5が外周面35に1個のディンプル36を形成する。そして複数のディンプル36が外周面35の周方向に沿って順に形成される。
本開示の第3実施形態を図15~17に基づいて説明する。第3実施形態では、図10に示すコンテナ30とパンチ34に代えて、コンテナ40とパンチ44にディンプル42,46をそれぞれ形成する。コンテナ40とパンチ44を用いて、例えば金属材料で構成される被加工材を後方押出しで有底円筒状に成形できる。ディンプル42,46は、図1に示す切削工具1とディンプル加工機10を用いて、図5に示すディンプル22,26と同様にして形成される。
図15に示すようにコンテナ40の中央には、円筒状の内周面41を具備する貫通孔40aが設けられる。複数のディンプル42が内周面41に形成される。複数のディンプル42は、貫通孔40aの一端の開口から、塑性変形した被加工材38(図11参照)が摺動し得る所定の深さまでの領域に形成される。複数のディンプル42は、内周面41のディンプル42が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。
図16に示すように複数のディンプル42は、同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル42は、内周面41の周方向に第1方向長さ42aを有し、かつ貫通孔40a(図15参照)の貫通方向に第2方向長さ42bを有する円形に形成される。第1方向長さ42aと第2方向長さ42bは略同じ長さである。複数のディンプル42は、内周面41の周方向にスペース42cを開けて形成される。複数のディンプル42は、内周面41の周方向に並行かつ等間隔な並びと、内周面41の軸心41aの軸方向に平行かつ等間隔な並びで構成される格子状に配列される。
図4,15を参照するように切れ刃5を内周面41に接近させ、切削工具1を軸心2aを中心に回転させ、コンテナ40を内周面41の軸心41aを中心に回転させる。これにより切削工具1が1回転する毎に、1個の切れ刃5が内周面41に1個のディンプル42を形成する。そして複数のディンプル42が内周面41の周方向に沿って順に形成される。
図17に示すように円柱状のパンチ44の外周面45に複数のディンプル46が形成される。複数のディンプル46は、パンチ44の先端から、塑性変形した被加工材38(図11参照)が摺動し得る所定の距離までの領域に形成される。複数のディンプル46は、外周面45のディンプル46が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。複数のディンプル46は、図16に示す円形のディンプル42と略同じ形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル46は、外周面45の周方向に並行かつ等間隔な並びと、パンチ44の軸心45aの軸方向に平行かつ等間隔な並びで構成される格子状に配列される。
図4,17を参照するように切れ刃5を外周面45に接近させ、切削工具1を軸心2aを中心に回転させ、パンチ44を外周面45の軸心45aを中心に回転させる。これにより切削工具1が1回転する毎に、1個の切れ刃5が外周面45に1個のディンプル46を形成する。そして複数のディンプル46が外周面45の周方向に沿って順に形成される。
本開示の第4実施形態を図18に基づいて説明する。第4実施形態では、図10に示すコンテナ30とパンチ34に代えて、コンテナ50とパンチ54にディンプル52,56をそれぞれ形成する。ディンプル52,56は、図1に示す切削工具1とディンプル加工機10を用いて、図5に示すディンプル22,26と同様にして形成される。
図18に示すようにコンテナ50とパンチ54は、例えば金属材料で構成される被加工材58を押出しで熱間鍛造加工する際に用いられる。コンテナ50の中央には略円形の貫通孔50aが設けられる。貫通孔50aの内周面51は、円筒状の円筒内周面51aと、円筒内周面51aと連結されかつ円筒内周面51aから遠ざかるにしたがって内径が小さくなるテーパ面51bを有する。円筒内周面51aの内径は、円柱状のパンチ54の外周面55と略同じ径である。貫通孔50aのテーパ面51bよりも手前側(図示上側)に被加工材58が充填される。パンチ54を貫通孔50a内に挿入し、テーパ面51b側(図示下側)に向けてパンチ54を押込む。パンチ54が貫通孔50aの一端を気密に塞ぐため、被加工材58がテーパ面51bの最小径部分から外方へ押出される。これにより被加工材58をテーパ面51bの最小径の円柱状に成形できる。
図18に示すようにコンテナ50の内周面51に複数のディンプル52が形成される。複数のディンプル52は、パンチ54の外周面55または被加工材58と摺動し得る円筒内周面51aとテーパ面51bの全周にわたって形成される。複数のディンプル52は、同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル52は、楕円形または円形に形成される。複数のディンプル52は、内周面51の周方向に平行な並びと、貫通孔50aの貫通方向に対して傾斜する方向に平行な並びで構成される千鳥格子状に配列される。そのためディンプル52と、ディンプル52が形成されない領域が、貫通孔50aの貫通方向に交互に並ぶ。また熱間鍛造においては固体潤滑剤が用いられることが多い。固体潤滑剤の場合にはディンプル内部で固体潤滑剤を保持する性能が重要である。楕円形のディンプル52の場合には、必要以上の潤滑剤の流出を抑制するために、加工方向に対して垂直に楕円の長手方向を配置する。
図18に示すように複数のディンプル52は、内周面51のディンプル52が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。テーパ面51bに形成されるディンプル52は、テーパ面51bの内径が小さいほどテーパ面51bの周方向に短いスペースで形成される。そのためテーパ面51bの内径が小さいほどディンプル52の面積率が大きくなる。
図18に示すように円柱状のパンチ54の外周面55にディンプル56が形成される。ディンプル56は、パンチ54の先端からコンテナ50の内周面51と摺動し得る所定の長さまでの領域に形成される。複数のディンプル56は、外周面55のディンプル56が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。複数のディンプル56は、ディンプル52と略同じ楕円形または円形、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル56は、外周面55の周方向に平行な並びと、パンチ54の軸方向に対して傾斜する方向に平行な並びで構成される千鳥格子状に配列される。そのためディンプル56と、ディンプル56が形成されない領域が、パンチ54の軸方向に交互に並ぶ。
本開示の第5実施形態を図19~21に基づいて説明する。第5実施形態では、図5に示すダイス20とプラグ24に代えて、打抜き加工に用いられるパンチ60の外周面61にディンプル62を形成する。ディンプル62は、図1に示す切削工具1とディンプル加工機10を用いて、図5に示すディンプル22,26と同様にして形成される。
図19,20に示すようにパンチ60とダイス65は、例えば金属材料で構成される被加工材64を打抜き加工する際に用いられる。ダイス65の中央には略円形の貫通孔65aが設けられる。貫通孔65aの内周面は、円柱状のパンチ60の外周面61に対して所定のクリアランス61aを有する。そのため貫通孔65aの内周面とパンチ60の外周面61とが摩擦することによる摩耗が抑制される。ダイス65の端面に被加工材64が載置される。パンチ60が貫通孔65aに向けて打込まれることで、パンチ60の先端が被加工材64をせん断する。これにより被加工材64にパンチ60の外径と同径の円形の貫通孔が形成される。
図21に示すように円柱状のパンチ60の外周面61にディンプル62が形成される。ディンプル62は、パンチ60の先端から、打抜き加工時に被加工材64(図20参照)と摺動し得る所定の長さまでの領域に形成される。複数のディンプル62は、外周面61のディンプル62が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。複数のディンプル62は、略同じ楕円形または円形、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル62は、外周面61の周方向に平行かつ等間隔な並びと、パンチ60の軸方向に平行かつ等間隔な並びで構成される格子状に配列される。パンチ60の円形のエッジ部にはディンプルを形成しない。これにより打抜き時にパンチ60のエッジ部に応力が集中することを抑制でき、パンチの強度を落とすことなく打抜き加工ができる。
図19,21を参照するようにステンレス鋼の厚板の打抜き加工に用いられるパンチ60の外周面61に15%の面積率でディンプル62を形成した。ディンプル62は、直径0.20mmの円形かつ深さ0.010mmで形成した。これにより従来のパンチと比べて被加工材64との食い付きまでの寿命が5倍まで向上した。また、パンチ60の食い付きを抑制することで、精度良く打抜くために設けられた貫通孔65aの内周面とパンチ60の外周面61との間のクリアランス61aを小さくできる。
本開示の第6実施形態を図22~24に基づいて説明する。第6実施形態では、図5に示すダイス20とプラグ24に代えて、ダイス70にディンプル73,74を形成し、しわ押さえ75とパンチ79にディンプル77,81をそれぞれ形成する。ディンプル73,81は、図1に示す切削工具1とディンプル加工機10を用いて、図5に示すディンプル22,26と同様にして形成される。ディンプル74,77のディンプル加工方法については後で詳述する。
図22,23に示すようにダイス70としわ押さえ75とパンチ79は、例えば金属材料で構成される被加工材83を絞り加工する際に用いられる。ダイス70の中央には円筒状の内周面72を具備する貫通孔70aが設けられる。内周面72の内径は、円柱状のパンチ79の外周面80に対して絞り加工後の被加工材83の厚みに応じたクリアランスを有する。ダイス70は、貫通孔70aの貫通方向においてしわ押さえ75と対向する平面状の対向面71を有する。
図22,23に示すように円盤状のしわ押さえ75の中央には、ダイス70の貫通孔70aと略同径の貫通孔75aが設けられる。しわ押さえ75は、ダイス70の対向面71と対向する平面上のしわ押さえ面76を有する。対向面71としわ押さえ面76の間に板状の被加工材83を挟みかつ貫通孔70aの内周面72と貫通孔75aの内周面を位置合わせする。しわ押さえ75を被加工材83に向けて所定のしわ押さえ力で押す。これにより絞り加工時に被加工材83の反り返りが抑制され、加工後の被加工材83にしわが発生することを防止できる。パンチ79によって被加工材83を貫通孔70aに向けて押込むことで、被加工材83が絞られて内周面72に沿った有底円筒状に成形される。
図22に示すようにダイス70の内周面72に複数のディンプル73が形成される。複数のディンプル73は、対向面71側の端部から、被加工材83と摺動し得る所定の深さまでの領域に形成される。複数のディンプル73は、同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル73は、楕円形または円形に形成される。複数のディンプル73は、内周面72の周方向に平行かつ等間隔な並びと、貫通孔70aの貫通方向に平行かつ等間隔な並びで構成される格子状に配列される。複数のディンプル73は、内周面72のディンプル73が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。
図22に示すように円柱状のパンチ79の外周面80にディンプル81が形成される。ディンプル81は、パンチ79の先端から被加工材83と摺動し得る所定の長さまでの領域に形成される。複数のディンプル81は、外周面80のディンプル81が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。複数のディンプル81は、ディンプル73と略同じ楕円形または円形、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。複数のディンプル81は、外周面80の周方向に平行かつ等間隔な並びと、パンチ79の軸方向に平行かつ等間隔な並びで構成される格子状に配列される。パンチ79の円形の先端面にはディンプルを形成しない。これにより絞り加工時にパンチ79の先端面と被加工材83が滑ることを抑制でき、被加工材83を精度良く絞り加工できる。
図22,24に示すようにしわ押さえ75のしわ押さえ面76に複数のディンプル77が形成される。複数のディンプル77は、しわ押さえ面76の概ね全体にわたって形成される。複数のディンプル77は、同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル77は、しわ押さえ面76の径方向に第1方向長さ77aを有し、しわ押さえ面76の周方向に第2方向長さ77bを有する楕円形に形成される。第1方向長さ77aは、第2方向長さ77bよりも長い。換言するとディンプル77は、被加工材83の絞り方向を長手方向にして形成される。
図24に示すように複数のディンプル77は、しわ押さえ面76の径方向にスペース77cを開けて形成される。複数のディンプル77は、円盤状のしわ押さえ75の中心75bを中心にして、しわ押さえ面76の周方向に所定の中心角77dを開けて形成される。そのため複数のディンプル77は、しわ押さえ75の中心75bを中心とする放射状に配列される。複数のディンプル77は、しわ押さえ面76のディンプル77が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。しわ押さえ面76の周方向に隣り合うディンプル77の距離は、しわ押さえ75の外縁から中心75bに向かうにしたがって小さくなる。そのためディンプル77の面積率は、しわ押さえ面76の外縁から中心75bに向かうにしたがって大きくなる。
図4,24を参照するように切れ刃5をしわ押さえ面76に接近させて軸心2aを中心に切削工具1を回転させる。切れ刃5は、切削工具1が1回転する毎にしわ押さえ面76に対して接近と離間を繰り返す。さらにしわ押さえ75を切削工具1に対してしわ押さえ面76の径方向に相対的に移動させる。これにより複数のディンプル77がしわ押さえ面76の径方向に沿って順に形成される。しわ押さえ面76の径方向に並んだ複数のディンプル77を1列形成する毎に、しわ押さえ75を中心75bを中心にして中心角77dだけ周方向に回転させる。そしてしわ押さえ75を切削工具1に対してしわ押さえ面76の径方向に相対的に移動させつつ、切れ刃5をしわ押さえ面76に接近させる。以上の繰り返しによりしわ押さえ面76に放射状に配列された複数のディンプル77を形成できる。
図22に示すようにダイス70の対向面71に複数のディンプル74が形成される。複数のディンプル74は、対向面71の概ね全体にわたって形成される。複数のディンプル74は、ディンプル77と略同じ楕円形、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル74は、潤滑剤の流れを被加工材83の絞り方向に誘導するために、絞り方向を長手方向にして形成される。ディンプル74は、絞り方向に対して傾斜させても良い。複数のディンプル74は、貫通孔70aの中心に対して放射状に配列される。複数のディンプル74は、対向面71のディンプル74が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。対向面71の周方向に隣り合うディンプル74の距離は、ダイス70の外縁から中心75bに向かうにしたがって小さくなる。そのためディンプル74の面積率は、対向面71の外縁から中心に向かうにしたがって大きくなる。
上述するように塑性加工(絞り加工)用工具は、図22に示すようにダイス70と、ダイス70との間に被加工材83を挟み込むしわ押さえ75を含む。ダイス70と対向するしわ押さえ75のしわ押さえ面76にディンプル77を形成する。したがってダイス70としわ押さえ75に挟まれた被加工材83を絞り方向にスムーズに送ることができる。被加工材83は、絞り加工の押込み力によって絞り加工される外側の領域でしわが発生する場合がある。被加工材83をダイス70としわ押さえ75の間で挟み、しわ押さえ力で押さえることでしわの発生を抑制できる。しかしながらしわ押さえ力が絞り方向に送られる被加工材83の摩擦抵抗になることで、被加工材83が破断する恐れがある。しわ押さえ75の内周面76にディンプル77を形成することで、被加工材83の摩擦抵抗を適度に小さくでき安定して被加工材83の破断を抑制できる。
本開示の第7実施形態を図25に基づいて説明する。第7実施形態では、図24に示すしわ押さえ75に代えて、しわ押さえ90のしわ押さえ面91に複数のディンプル92を形成する。複数のディンプル92は、しわ押さえ面91の概ね全体にわたって形成される。複数のディンプル92は、同形状、略同じ大きさおよび略同じ深さで形成される。ディンプル92は、しわ押さえ面91の径方向に第1方向長さ92aを有し、しわ押さえ面91の周方向に第2方向長さ92bを有する半円形に形成される。ディンプル92は、半円形の弦の方向をしわ押さえ面91の径方向に向けて配置される。第1方向長さ92aは、第2方向長さ92bよりも長い。換言するとディンプル92は、被加工材83の絞り方向を長手方向にして形成される。半円形のディンプル92は、図4に示す切れ刃5に代えて、すくい面7から見た稜線が稜線7aの略半分の長さの扇形状である切れ刃を用いることで形成できる。
図25に示すように複数のディンプル92は、しわ押さえ面91の径方向にスペース92cを開けて形成される。複数のディンプル92は、円盤状のしわ押さえ90の中心に対して放射状に配列される。複数のディンプル92は、しわ押さえ面91のディンプル92が形成される領域において5%~50%の面積率で形成される。しわ押さえ面91の周方向に隣り合うディンプル92の距離は、しわ押さえ90の外縁から中心に向かうにしたがって小さくなる。そのためディンプル92の面積率は、しわ押さえ面91の外縁から中心に向かうにしたがって大きくなる。
以上説明した各実施形態には様々な変更を加えることができる。1個の切れ刃5を有する切削工具1を例示した。これに代えて棒状本体2の軸方向に複数個の切れ刃5を有する構成としても良い。それぞれの切れ刃5は、切削工具1を1回転させる毎に表面16を一度切削して1個のディンプルを形成する。あるいは棒状本体2の周方向に複数個の切れ刃5を有する構成としても良い。それぞれの切れ刃5は、切削工具1を1回転させる間に表面16を一度切削して1個のディンプルを形成する。複数の切れ刃5は、棒状本体2の軸方向または周方向に等間隔で並んでいても良く、不等間隔で並んでいても良い。軸心2aからずれた位置から径方向に突出する切れ刃5に代えて、例えば軸心2aから径方向に突出する切れ刃を設けても良い。
すくい面7から見た稜線7aが円弧状の切れ刃5を例示した。これに代えて、例えばすくい面7から見た稜線7aが棒状本体2の径方向に突出する三角形状の切れ刃を用いても良い。この切れ刃によって表面16にいわゆる紡錘状のディンプルを形成できる。紡錘状のディンプルは、2つの点を結ぶ直線の両側において2つの点を弧状に結んだ周縁部を有する。あるいは棒状本体2の軸心2aから外れた場所に位置し、かつ軸心2a方向に突出する切れ刃を用いても良い。この切れ刃によって表面16にいわゆる三日月状のディンプルを形成できる。三日月状のディンプルは、2つの点を結ぶ直線の片側または2つの点を結ぶ直線上において2つの点を弧状または直線状に結んだ周縁部を有する。
テーパ面21aの周方向に沿って等間隔のスペース22cで同形状のディンプル22を形成するディンプル加工方法を例示した。これに代えて、例えばディンプル22をテーパ面21aの周方向に沿って不等間隔のスペースで形成しても良い。あるいはテーパ面21aの周方向に沿って次第にディンプル22の大きさが変更するようにディンプル22を形成しても良い。
ダイス20のテーパ面21aにそれぞれ離間した複数のディンプル22を形成するディンプル加工方法を例示した。これに代えて切れ刃5が一度の切削で形成するそれぞれのディンプル22を、例えばテーパ面21aの周方向または径方向に連通させて長尺の溝を形成しても良い。この長尺の溝のエッジは、複数のディンプル22のエッジが連結されることで波状に形成される。またこの長尺の溝は、同心円状の溝でも良いし、スパイラル状の溝でも良い。
ダイス20を軸心21dを中心に回転させ、テーパ面21aの周方向に順にディンプル22を形成するディンプル加工方法を例示した。これに代えて、例えばダイス20を切削工具1に対してテーパ面21aの延出方向に沿って相対的に移動させ、テーパ面21aの延出方向に順にディンプル22を形成しても良い。しわ押さえ75を切削工具1に対してしわ押さえ面76の径方向に相対的に移動させ、しわ押さえ面76の径方向に順にディンプル77を形成するディンプル加工方法を例示した。これに代えて、例えばしわ押さえ75を中心75b回りに回転させ、しわ押さえ面76の周方向に順にディンプル77を形成しても良い。
ディンプルを形成するもしくは形成しない表面は、例示したものに限定されない。例えばテーパ面21aよりも上流側の内周面21にディンプル22を形成しても良い。例えばパンチ60の先端面に部分的にディンプルを形成しても良い。
引抜き加工、冷間鍛造加工、熱間鍛造加工、打抜き加工、絞り加工に用いられる塑性加工用工具にディンプルを形成するディンプル加工方法を例示した。これに代えて、例えば転造加工、圧延加工等に用いられる塑性加工用工具にディンプルを形成しても良い。ディンプルが形成された塑性加工用工具は、金属材料に限らず、例えば樹脂材料の塑性加工に用いても良い。
図2~4に示す切削工具1の切れ刃5は、-40°~+40°のすくい角を有する。切れ刃5は、回転切削時に被削材と干渉しない程度の外径逃げ角0°~40°及び側面逃げ角0°~40°を有する。すくい角については、アルミ、銅合金等の非鉄金属の場合には0°以上の正の角度とし、焼き入れ鋼の様な高硬度鋼の場合には0°以下の負の角度とすることが望ましい。
ディンプルのパターンについては、例えば以下の様に計算して設定する。棒状本体2の径方向において軸心2aから切れ刃5までの最大距離である切削工具半径をR1[mm]、稜線7aの輪郭形状の径をR2[mm]とする(図4参照)。切込み深さ(ディンプル深さ)をh[mm]、切削工具の回転方向のディンプル径をd1[mm]、切削工具の軸方向のディンプル径をd2[mm]とする。切削表面上のディンプル面積をS[mm2]、ディンプル面積率をAr[%]、d1方向、d2方向それぞれの中心間距離をp1[mm]、p2[mm]とする。工具回転数をN[rpm]、角速度をω[rad/s]、被削材表面と切削工具の相対移動速度をF[mm/s]とする。1つのディンプルを形成するときにおいて、切削工具の回転角をθ[rad]、切削工具の相対移動距離をδ[mm]とする。各パラメータに対して以下の(式1)~(式7)の関係が成り立つ。
(式1)θ=2・cоs-1{(R1-h)/R1}
(式2)ω=π・N/30
(式3)δ=F・θ/ω
(式4)F=N・p1
(式5)d1=2・√{R12-(R1-h)2}+δ
(式6)d2=2・√{R22-(R2-h)2
(式7)Ar/100=S/(p1・p2)
これらの関係を用いれば、切削工具形状と切削条件から形成されるディンプル径や中心間距離、面積率を計算可能である。さらにディンプル形状や中心間距離、面積率から切削工具形状や切削条件を決定することができる。なお、楕円形などの場合d1≠d2となるが、この時、p1もしくはp2を任意に決めても良いし、p1、p2とディンプル形状の間に一定の関係を持たせても良い。例えばアスペクト比As=d1/d2としてAsの関数であるα(As)を導入し、以下の(式8)、(式9)の関係を成り立たせても良い。
(式8)p1=√{α・S/(Ar/100)}
(式9)p2=p1/α
1…切削工具(回転切削工具)
2…棒状本体、2a…軸心
3…先端部、3a…頂部、3b…凹部
4…刃体
5…切れ刃
6…逃げ面、6a…稜線
7…すくい面、7a…稜線
10…ディンプル加工機
11…加工装置
12…スピンドル
13…ワーク保持装置、13a…ワーク回転軸
14…テーブル、14a…ワーク保持部
15…塑性加工用工具
16…表面
17…ディンプル、17a…深さ、17b…最大幅
20…ダイス(塑性加工用工具)、20a…貫通孔
21…内周面(表面)、21a…テーパ面、21b…小径部、21c…大径部
21d…軸心
22…ディンプル、22a…第1方向長さ、22b…第2方向長さ、22c…スペース
24…プラグ(塑性加工用工具)、24a…軸心
25…外周面(表面)、25a…テーパ面、25b…先端部、25c…中間部
26…ディンプル、26a…第1方向長さ、26b…第2方向長さ、26c…スペース
28…被加工材、28a…外周面、28b…内周面
29…キャリッジ
30…コンテナ(塑性加工用工具)、30a…貫通孔
31…内周面(表面)
32…ディンプル、32a…第1方向長さ、32b…第2方向長さ、32c…スペース
34…パンチ(塑性加工用工具)
35…外周面(表面)
36…ディンプル
38…被加工材
39…押えパンチ
40…コンテナ(塑性加工用工具)
41…内周面(表面)
42…ディンプル、42a…第1方向長さ、42b…第2方向長さ、42c…スペース
44…パンチ(塑性加工用工具)
45…外周面(表面)
46…ディンプル
50…コンテナ(塑性加工用工具)
51…内周面(表面)、51a…円筒内周面、51b…テーパ面
52…ディンプル
54…パンチ(塑性加工用工具)
55…外周面(表面)
56…ディンプル
58…被加工材
60…パンチ(塑性加工用工具)
61…外周面(表面)、61a…クリアランス
62…ディンプル
64…被加工材、64a…せん断面
65…ダイス、65a…貫通孔
70…ダイス(塑性加工用工具)
71…対向面(表面)
72…内周面(表面)
73,74…ディンプル
75…しわ押さえ(塑性加工用工具)、75a…貫通孔、75b…中心
76…しわ押さえ面(表面)
77…ディンプル、77a…第1方向長さ、77b…第2方向長さ、77c…スペース
77d…中心角
79…パンチ(塑性加工用工具)
80…外周面(表面)
81…ディンプル
83…被加工材
90…しわ押さえ(塑性加工用工具)
91…しわ押さえ面(表面)
92…ディンプル、92a…第1方向長さ、92b…第2方向長さ、92c…スペース

Claims (4)

  1. 回転切削工具を用いてディンプルを形成するディンプル加工方法であって、
    棒状本体の先端で径方向に突出する切れ刃を1つ以上備える前記回転切削工具を準備し、
    前記軸心を中心に前記回転切削工具を回転させつつ前記棒状本体の前記先端が塑性加工用工具の表面に沿って移動するように前記回転切削工具と前記塑性加工用工具を相対的に送り、
    前記1つの切れ刃の一度の切削で前記表面に1つのディンプルを形成するディンプル加工方法。
  2. 請求項1に記載のディンプル加工方法であって、
    前記ディンプルを前記表面に5%~50%の面積率で形成可能であり、
    前記表面がテーパ面を有し、前記テーパ面の内径または外径が小さいほど前記面積率が高くなるように前記ディンプルを形成するディンプル加工方法。
  3. 請求項1または2に記載のディンプル加工方法であって、
    前記塑性加工用工具は、ダイスと、前記ダイスとの間に被加工材を挟み込むしわ押さえを含み、前記ダイスと対向する前記しわ押さえの前記表面に前記ディンプルを形成するディンプル加工方法。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載のディンプル加工方法であって、
    単結晶ダイヤモンドで構成されかつ前記切れ刃の稜線がレーザ加工で成形された刃体を用いて、超硬合金で構成された前記塑性加工用工具の前記表面に前記ディンプルを形成するディンプル加工方法。
JP2021096417A 2021-06-09 2021-06-09 ディンプル加工方法 Pending JP2022188412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021096417A JP2022188412A (ja) 2021-06-09 2021-06-09 ディンプル加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021096417A JP2022188412A (ja) 2021-06-09 2021-06-09 ディンプル加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022188412A true JP2022188412A (ja) 2022-12-21

Family

ID=84532459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021096417A Pending JP2022188412A (ja) 2021-06-09 2021-06-09 ディンプル加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022188412A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080152445A1 (en) Reaming tool and a process for manufacturing such reaming tool
JP6237894B2 (ja) せん断加工部品の製造方法及び製造装置
JP2006524139A (ja) ネジ山の形成のための方法、工具および装置
JP5939001B2 (ja) ドリル
KR20170094212A (ko) 소결 부품의 제조 방법, 소결 부품 및 드릴
CN109153086B (zh) 使用了旋转切削工具的凹坑加工方法
JP2004160651A (ja) ガンドリル
Dehghan et al. Experimental investigation on friction drilling of titanium alloy
US11292066B2 (en) Tool having a boron doped diamond coating
JP2012030306A (ja) ドリル及びそれを用いた穴加工方法
JP2014226737A (ja) 切削加工方法
JP2022188412A (ja) ディンプル加工方法
JP6723623B1 (ja) 切削加工方法
JP5617428B2 (ja) 高硬度鋼加工用小径ドリル
JP2016113659A (ja) 焼結部品の製造方法、及び焼結部品
KR0148220B1 (ko) 전착리이머 공구
JPWO2019244711A1 (ja) エンドミル
JP6278170B1 (ja) 切削インサート及び刃先交換式回転切削工具
JP6549851B2 (ja) 摺動部材のテクスチャ加工方法
JP2006088242A (ja) 穴明け工具
KR100649431B1 (ko) 유체 안내 수단이 구비된 드릴
JP6091474B2 (ja) ワークの表面加工方法
JP2017087342A (ja) ツイストドリル
JP2001287116A (ja) ブローチ加工方法
RU2814129C1 (ru) Способ фрезерования резьбы фрезой