JP2022187622A - ボトルキャップ - Google Patents

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【課題】液体容器内に高温の飲料水を液体容器内に充填し、その後液体が冷えて液体容器内部の圧力が減少した場合であっても、液体容器内部の湿気が中栓内部に浸入しないボトルキャップを提供する。【解決手段】本発明におけるウォータサーバ用の液体容器の口部11に装着されるボトルキャップ10は、液体容器の口部11の上端部に嵌め込まれるキャップ本体1と、キャップ本体1と一体成形されウォータサーバの給水軸が挿入される孔部を形成する筒状体7と、筒状体7に装着され孔部を閉塞する中栓5とを備え、中栓5と筒状体7との間には嵌め合い部12が設けられる。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 納品年月日:令和2年7月29日 納品した場所:株式会社サンエス サンミネラル事業部 奥大山水工場(鳥取県日野郡江府御机813-1)
本発明は、ウォータサーバに設置される液体容器のボトルキャップに関する。
天然水など飲料水の入った液体容器を設置し、温水や冷水を簡単に取り出すことのできるウォータサーバが知られている。ウォータサーバに設置される液体容器にはウォータサーバの給水軸が挿入される口部が設けられ、この口部にボトルキャップが装着されている。ボトルキャップには筒状の空洞部を有する中栓が装着されており、保管時には液体容器内部の液体の漏れを防ぎ、使用時にウォータサーバの給水軸が筒状の空洞部に挿入された場合は、液体容器の内側に外れることにより、容器内部の液体を外部に供給できるようになっている。
従来、この種のボトルキャップとしては、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたボトルキャップの中栓は、中栓の外周面に突起を有し、中栓が挿入される円筒部に形成された係合部に前記突起を係止させることで、円筒部からの脱落を防止している。一方、特許文献2に記載されたボトルキャップの中栓は、中栓の外周面に形成された止水リブを有し、このリブを中栓が挿入される円筒部の内周面に圧接させることで、液体容器内部の液体の漏れを防ぐようにしている。
特開2019-73340号公報 特開2016-155570号公報
ところで、近年、食の安全への関心が高まっており、ウォータサーバに設置される液体容器に飲料水を充填する場合、加熱殺菌された高温の飲料水を液体容器内に充填し、その温度を保った状態でボトルキャップを締めて内容液を常温に戻すことによって、殺菌効果を高めたいとの要請がある。しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された中栓構造、すなわち中栓が、挿入される円筒部を径方向に押圧し密封する構造では、加熱殺菌された飲料水が高温の状態で中栓を締めた場合、温度変化により径方向での隙間が生じやすく密封性能を損ないやすい。さらに、その状態から常温に戻る段階において液体容器内の圧力が下がった場合、中栓の、液体容器内部内方向への動きを規制する手段がない。そうした場合、中栓の気密性の確保が不十分となって、液体容器内の湿気が中栓と円筒部との間の隙間を伝って中栓の内部に浸入するおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、液体容器内に充填された高温の飲料水により、中栓および中栓が挿入される円筒部に変形が生じても密封性能が損なわれず、常温に戻る際、液体容器内の圧力が減少したとしても、中栓の、液体容器内部内方向への動きを規制する手段を備えることにより、中栓による液体容器内部の密封性能を確保することで、液体容器内部の湿気が中栓内部に浸入しないようにしたボトルキャップを提供する。
本発明におけるボトルキャップは、ウォータサーバ用の液体容器の口部に装着されるボトルキャップであって、液体容器の口部の上端部に嵌め込まれるキャップ本体と、キャップ本体と一体成形されウォータサーバの給水軸が挿入される孔部を形成する筒状体と、筒状体に装着され孔部を閉塞する中栓とを備え、中栓と筒状体との間には嵌め合い部が設けられる。
また、本発明におけるボトルキャップは、筒状体に形成された環状溝の内周面の一部を、中栓に形成された突起の外周面の一部が垂直方向に押圧する。
本発明のボトルキャップによれば、中栓は、筒状体と中栓との間の嵌め合い部により嵌合されているので、液体容器内に充填した液体の温度変化によっても密封性能が十分なものとなり、液体容器内部の水分が中栓内部に侵入する恐れがなくなった。
また、本発明によるボトルキャップによれば、中栓に形成された突起の外周面の一部が、筒状体に形成された環状溝の内周面の一部を垂直方向に押圧するので、シール面が確実に形成される。
本発明の第1実施形態に係るボトルキャップの中栓装着前の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るボトルキャップの中栓装着後の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るボトルキャップの中栓装着時の要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係るボトルキャップの中栓が下方に移動した時の要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係るボトルキャップにおけるウォータサーバ使用時における概略図である。 図2のB―B線断面図である。 本発明の第2実施形態に係るボトルキャップの中栓装着前の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るボトルキャップの中栓装着時の要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係るボトルキャップの、中栓が下方に移動した時の要部断面図である。 本発明の第3実施形態に係るボトルキャップの要部断面図である。 本発明の第4実施形態に係るボトルキャップの要部断面図である。
以下、本発明のボトルキャップについて、図面を参照しながら各実施形態に基づいて説明する。なお、図面は、ボトルキャップ、ボトルキャップの構成部材およびボトルキャップの周辺部材を模式的に表したものであり、これらの実寸の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、特に断らない限り、便宜上、図1に示すボトルキャップの向きを基準に、上下などの方向を表わす。重複説明は適宜省略し、同一部材には同一符号を付与することがある。
(第1実施形態)
図1乃至図6には本発明の第1実施形態に係るボトルキャップ10が示されている。本実施形態に係るボトルキャップ10は、ウォータサーバ用の液体容器の口部11に装着されるボトルキャップ10であって、液体容器の口部11の上端部36に嵌め込まれるキャップ本体1と、キャップ本体1と一体成形されウォータサーバの給水軸37が挿入される孔部38を形成する筒状体7と、筒状体7に装着され孔部38を閉塞する中栓5を備えている。
前記キャップ本体1には、前記液体容器の口部11に密接して装着される外側筒状部3が設けられ、この外側筒状体3は、ボトルキャップ10の上蓋2の外縁部から下方に向けて円筒状に形成されている。外側筒状部3は、液体容器の口部11と密接することにより液体容器内部に収容した液体が漏れ出すことを防いでいる。また、前記キャップ本体1は、円筒状の外側筒状部3と同軸方向で下方に延び、上蓋2と一体的に形成された筒状体7を有する。
前記筒状体7は、外側筒状部3と同様に上蓋2から下方に延び、その長さが外側筒状部3の約半分程であり、筒状体7の直径とほぼ同一長さに形成されている。筒状体7には中栓5が装着される。中栓5をウォータサーバ使用時に脱着させる必要があるため、筒状体7の長さは中栓5と同程度が好ましい。筒状体7の大きさは、例えば、直径10mm~30mm、長さを10mm~30mmとするのが好ましい。
前記筒状体7に装着される中栓5は、本体が円筒形状からなり、その外径が筒状体7の内径とほぼ同一に形成されている。そのため、中栓5は、筒状体7の内周面に隙間なく挿入される。また中栓5には、本体の下端部を閉塞する底板4が設けられ、中空状の内部40を形成している。中栓5は筒状体7に装着されると、底板4により筒状体7の孔部38を閉塞した状態で固定される。また、中空状の内部40にウォータサーバの給水軸37が挿入され、その先端で底板4を押し下げることで中栓5が筒状体7から離脱する。
さらに中栓5には、本体の下端に径方向外側に突出する鍔部9が形成されている。鍔部9の外縁は筒状体7の内周面よりも径方向外側に突出している。鍔部9は、中栓5の外周面に対して直角に形成されることが好ましい。また、筒状体7の端面は筒状体7の内周面に対して直角に形成されることが好ましく、このようにすることにより、中栓5は、本体の外径が筒状体7の内径と同一に形成されているため、筒状体7の端部と鍔部9の上面とが平行に配置され互いに密着しやすくなる。このように、鍔部9の上面と筒状体7の下側の端面が密着することにより、筒状体7を閉塞する押圧面が形成される。鍔部7による押圧面は、液体容器内部に収容した液体が外部への漏れ出すことを効果的に抑制する。また、液体容器内部の液体の圧力が外部より高い場合には、鍔部9は筒状体7の端面に押し付けられるので高い密封効果が得られる。例えば、液体容器に加熱殺菌された高温の飲料水を充填する場合にも密封状態を維持することができる。
さらに本実施形態では、中栓5の外周面と筒状体7の内周面との間には嵌め合い部12が設けられている。この嵌め合い部12は、筒状体7の内周面の周方向に形成された環状溝8と、中栓5の外周面の周方向に形成され、前記環状溝8に嵌まり込む突起6とにより形成されていてもよい。
本実施の形態では、環状溝8は、断面形状が円弧に形成されており、突起6は中栓5の外周面に沿って形成される環状突起6であり、断面形状が円弧に形成されている。
前記環状溝8は、筒状体7の下部の内周面に沿って連続して形成された1条の溝である。溝の大きさは、例えば、半径が約0.2mm~3mm、凹み量が約0.1mm~2mmの範囲で設定されるが、溝の大きさおよび条数は適宜設計される。突起6は中栓5の下部の外周面に沿って形成されている。本実施の形態では、突起6は環状突起6であり、中栓5の外周面の周方向に連続的に形成された1条の突起である。すなわち、環状突起6は中栓5の周方向に途切れることなく全周に亘って設けられている。なお、環状突起6の形状、数量は適宜設計される。本実施形態では、断面視において、環状突起6と底板4がほぼ直線状に配置されている。このような配置により、環状突起6の径方向における剛性が向上し径方向内側に変形しにくくなり嵌め合い部12のシール性能が向上する。なお、底板4と環状突起6との位置関係は適宜設定可能である。
また、筒状体7の環状溝8の中心位置から筒状体7の端面までの距離と、中栓5の環状突起6の中心位置から鍔部9の上面までの距離は等しく形成されていることが好ましい。このようにすることにより、筒状体7に中栓5を装着したときに環状溝8と環状突起6が軸方向で同じ位置になるように配置される。
さらに、図3に示されるように、嵌め合い部12の断面視において円弧状に視認できる環状突起6の円弧の半径が環状溝8の円弧の半径より僅かに小さく形成されていてもよい。すなわち、環状突起6は、嵌め合い部の内部において、環状溝8との間に多少動き得る僅かな隙間39を有する形状に形成されていてもよい。隙間39を有する場合は、筒状体7の環状溝8に中栓5の環状突起6が多少動き得るように嵌め込まれる。なお、嵌め合い部12において、環状突起6が環状溝8の断面形状とほぼ同一に形成されている場合には、環状突起6が環状溝8に前記のような隙間39を有することなく嵌まり合う。
例えば、液体容器の内部に充填された高温の液体の温度が冷めると、液体の体積が減少して容器内部の圧力が減少することにより中栓5が下方に引かれる。上記のように、中栓5は嵌め合い部12おいて環状突起6が動き得る構造となっているため、筒状体7に軸支されつつ下方に微動し、図4に示されるように、環状突起6の外周面の一部が環状溝8の内周面の一部を垂直方向、すなわち筒状体7の軸方向に押圧することにより、シール面24を形成する。このシール面24は、環状突起6が中栓5の外周面の周方向に連続して形成されていることから、環状溝8の全周に亘って形成されることになる。
次に、上記構成からなる嵌め合い部12の作用について詳細に説明する。液体容器内に高温の飲料水が充填されることでボトルキャップ10が膨張し、中栓5で筒状体7を押し広げる。液体容器中の飲料水が常温まで下がるのにしたがって容器内の体積が減少して容器内の圧力が下がることで、筒状体7の内周面に圧接された中栓5が下方へ引かれるものと考えられる。前記嵌め合い部12では、筒状体7の環状溝8に中栓5の環状突起6が嵌まり込んでいるので、中栓5の下方への移動が妨げられることになり、嵌め合い部12における環状溝8と環状突起6との係合が保持されることになる。さらに本実施形態では、環状突起6が環状溝8との間に僅かな隙間39を有しているので、中栓5が下方に引かれたときに、環状突起6の外周面の一部が環状溝8の内周面に一部に突き当たるまで、中栓5は下方に移動することができる。その際、環状溝8の内周面の下側面を環状突起6の外周面の下側面が垂直方向で押圧することで、環状溝8及び環状突起6の全周に亘って環状のシール面24が形成されることになる。本実施形態では、中栓5及び筒状体が軟質のプラスチックで作られているので、これらと一体に形成されている環状突起6および環状溝8も弾性作用を有する。そのため、両者の接触部分であるシール面24は密着性が高いものとなる。
このように、本発明の嵌め合い部12にあっては、環状溝8と環状突起6との係合が保持され、あるいは環状溝8と環状突起6との間に環状のシール面24が形成されることになるので、中栓5の内部40は液体容器の内部との間が遮断されることになり、気密性が確保される。そのため、液体容器内の飲料水が常温に下がる際に容器内で発生する湿気が嵌め合い部12を通過して中栓5の内部40に達することが無く、中栓5の内部に40に水滴として付着することがない。この点、従来のように、筒状体の内周面を中栓で押圧しているタイプのものでは、中栓が下方に引かれた時に中栓と筒状体との間の気密性が確保されないおそれがあり、そのような場合には、液体容器内に発生した湿気が筒状体の内周面を伝って中栓の内部に水滴となって現れることになる。ボトルキャップ開栓時に中栓の内部に水滴が確認された場合は、不衛生であるばかりでなく、ボトルキャップが既に開封されていた疑いを生じる結果となるため、中栓5の内部40の気密性を保つことは非常に重要である。
上記環状のシール面24は、温度変化に対しても密封性能が高い構造になっている。すなわち、中栓5は、円筒形状が採用されており、同じく円筒形状の筒状体7の内周面に密接するように装着されている。しかし、円筒形状をした部材の径方向の接合面は、温度変化に伴う変形により隙間が発生しやすく密封性能が損なわれやすい。これに対して本実施形態では、上記のように環状突起6と環状溝8が軸方向で接触しているため、軸に直交する方向に環状のシール面24を形成している。このため、温度変化により部材が径方向、すなわち軸に直交する方向に変形しても、嵌め合い部12に隙間が生じることがなく、密封性能が損なわれることがない。
(第2実施形態)
図7乃至図9には本発明の第2実施形態に係るボトルキャップ20が示されている。このボトルキャップ20は、以下に説明する点で第1実施形態に係るボトルキャップと相違し、その他の点では、第1実施形態に係るボトルキャップと同一の構成からなる。したがって、同一の構成には同一の符号を用いることで詳細な説明を省略する。
本実施形態では、嵌め合い部12は、筒状体7の内周面に形成される環状凸部21と、中栓5の外周面に形成され環状凸部21が嵌まり込む環状凹部22とを有している。筒状体7の内周面には、環状凸部21が径方向内側に突出している。環状凸部21は、筒状体7の内周面に同心円状に突出した内側円筒部であり、環状凸部21の内径は、筒状体7の上部の内径よりも小さく形成されている。この内径の違いにより筒状体7の内周面に凹凸が生じ、平面視において筒状体の内径部分にリング状の平面部41を形成している。本実施形態では、環状凸部21は筒状体7の下方に、筒状体7の全長の約半分の長さにわたって形成されているが、環状凸部21の大きさは特に限定されないものである。環状凸部21の長さが長くなると、環状凸部21による中栓5の軸支が安定する。一方、環状凸部21を短くすると、ウォータサーバ使用時における中栓5の脱着が容易になる。本実施の形態では、中栓5の外周面には、環状凸部21の両端面を挟み込む上下2本の環状突起23が形成されている。
すなわち、本実施の形態においては、中栓5の外周面に形成される上下2本の環状突起23の内側に形成される環状凹部22に、環状凸部21が嵌まり込んでいる。中栓5の外周面の上方に形成される環状突起23は、外周面から径方向外側に突出している。この突出高さは、筒状体7の上部の内径と環状凸部21の内径との差の二分の一よりも小さく形成されている。すなわち、上方の環状突起23は環状凸部21の内径よりも径方向外側に突出するが、筒状体7の上部の内周面までは達していない。つまり、上方の環状突起23は平面視において筒状体7の内径部分に形成されたリング状の平面部41の上にせり出すように形成されている。このように、嵌め合い部12は、互い違いに半径方向に突出していればよく、筒状体7の内周面および中栓5の外周面のどちらに溝および突起が形成されるかは特に限定されないものである。さらに中栓5の下方にも環状突起23が形成されている。下方の環状突起の外縁は筒状体の内周面よりも半径方向外側に鍔状に突出しており、環状突起23の上面と筒状体7の下側の端面が密着することにより、筒状体を閉塞する押圧面が形成される。
平面部41には下向きのテーパ24が形成されていてもよい。さらに、2本の環状突起のうち少なくとも上側の環状突起23には、平面部41に形成された下向きのテーパ24に対応する上向きのテーパ25が形成されていてもよい。本実施の形態では、環状凸部21の軸方向の両端面に外周面方向へ拡径するようなテーパ24,26が形成されている。なおテーパ24,26の角度は適宜設計される。また本実施形態では、上側の環状突起23には、突起の上下両面に、環状凸部に形成されたテーパ24,26に対応するテーパ25,27が形成されている。このように本実施形態では、上側の環状突起23は断面形状が略三角形状に形成されている。
筒状体7に中栓5が装着された状態では、平面部41に形成された下向きのテーパ24と、上側の環状突起23の下面に形成された上向きのテーパ25が対向する。中栓5を筒状体7に組付ける過程においては、まず、環状凸部21の下面に形成された上向きのテーパ26と、上側の環状突起23の上面に形成された下向きのテーパ27が対向することになる。その後、下方の環状突起23の上面と筒状体7の下側の端面が密着することにより中栓5が装着される。本実施の形態では、環状凸部21の下面にも上向きのテーパ26が形成されていているため、ウォータサーバ使用時において中栓5の脱着が容易になる。
本実施の形態では、上下の環状突起23の間隔が環状凸部21のより僅かに広く形成されている。すなわち、環状凸部21は、嵌め合い部の内部において、上下の環状突起23との間に多少動き得る僅かな隙間39を有する形状に形成されている。この隙間39により、筒状体7の環状凸部21に中栓5の環状凹部22が多少動き得るように嵌め込まれる。液体容器の内部の液体の温度が冷めると、液体容器内部の液体の体積が減少し、それに伴い圧力も減少するため中栓5が下方に引かれる。前述のように、中栓5は下方に多少動き得る構造となっているため、中栓5は筒状体7に軸支されつつ下方に微動する。このとき、図9に示されるように、平面部41に形成された下向きのテーパ24と、上側の環状突起23の下面に形成された上向きのテーパ25が接触して平面視で円環状のシール面28を形成する。対向するテーパは接触面積が広くシール性能が高いため中栓内部の気密性が保たれる。なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
図10には本発明の第3実施形態に係るボトルキャップ30が示されている。このボトルキャップは、以下に説明する点で第1実施形態に係るボトルキャップと相違し、その他の点では、第1実施形態に係るボトルキャップと同一の構成からなる。したがって、同一の構成には同一の符号を用いることで詳細な説明を省略する。
本実施の形態では、嵌め合い部12は、中栓5の外周面に径方向外側に突出した環状突起31と、筒状体7の内周面に形成された環状溝32とにより構成される。
環状突起31及び環状溝32は、断面視においてくさび形状をしている。液体容器内の圧力が減少した場合は、環状突起31の下面31bと環状溝32の下面32b接することにより環状のシール面を形成し気密性が保たれる。
(第4実施形態)
図11には本発明の第4実施形態に係るボトルキャップ40が示されている。このボトルキャップは、以下に説明する点で第1実施形態に係るボトルキャップと相違し、その他の点では、第1実施形態に係るボトルキャップと同一の構成からなる。したがって、同一の構成には同一の符号を用いることで詳細な説明を省略する。
本実施の形態では、嵌め合い部12は、中栓5の外周面に半径方向外側に突出した環状突起41と、筒状体7の内周面に形成された環状溝42とにより構成される。
環状突起41及び環状溝42は、断面視において三角形状をしている。液体容器内の圧力が減少した場合は、環状突起41の下面41bと環状溝42の下面42bが接触することにより環状のシール面を形成し気密性が保たれる。
1 キャップ本体
2 上蓋
3 外側筒状部
4 底板
5 中栓
6 突起
7 筒状体
8 環状溝
9 鍔部
10 ボトルキャップ
11 口部
12 嵌め合い部
13 閉塞面
21 環状凸部
22 環状凹部
23 環状突起
24 下向きのテーパ
25 上向きのテーパ
36 上端部
37 給水軸
38 孔部
39 隙間
40 内部
41 平面部

Claims (9)

  1. ウォータサーバ用の液体容器の口部に装着されるボトルキャップであって、
    前記液体容器の口部の上端部に嵌め込まれるキャップ本体と、キャップ本体と一体成形され前記ウォータサーバの給水軸が挿入される孔部を形成する筒状体と、筒状体に装着され前記孔部を閉塞する中栓、とを備え、
    前記中栓と筒状体との間には嵌め合い部が設けられるボトルキャップ
  2. 前記嵌め合い部は、前記筒状体の内周面に形成された環状溝と、前記中栓の外周面に形成され前記環状溝に嵌まり込む突起と、を有するボトルキャップ。
  3. 前記環状溝は、断面形状が円弧である請求項1又は2に記載のボトルキャップ。
  4. 前記突起は中栓の外周面に沿って形成される環状突起であり、断面形状が円弧である請求項1又は2に記載のボトルキャップ。
  5. 前記環状突起の円弧の半径が環状溝の円弧の半径より小さい請求項3又は4に記載のボトルキャップ。
  6. 前記中栓は、前記筒状体に形成された環状溝の内周面の一部を、中栓に形成された突起の外周面の一部が垂直方向に押圧する請求項1に記載のボトルキャップ。
  7. 前記嵌め合い部は、前記筒状体の内周面に形成される環状凸部と、前記中栓の外周面に形成され前記環状凸部が嵌まり込む環状凹部と、を有する請求項1に記載のボトルキャップ。
  8. 前記環状凸部の少なくとも上面には下向きのテーパが形成されている請求項7に記載のボトルキャップ。
  9. 前記環状凹部は、前記中栓の外周面に形成される上下2本の環状突起の内側に形成され、前記2本の環状突起のうち少なくとも上側の環状突起には、前記環状凸部の上面に形成された下向きのテーパに対応する上向きのテーパが形成されている請求項7に記載のボトルキャップ。

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