JP2022185987A - 切屑回収装置および切屑回収方法 - Google Patents

切屑回収装置および切屑回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】テープ部材の切屑がテープフィーダ側に逆流することを防止して切屑を確実に回収することができる切屑回収装置および切屑回収方法を提供することを目的とする。【解決手段】切屑回収装置が、テープフィーダから排出されるキャリアテープの切屑KZを切屑受容開口42Kから受容する受容部42と、連通口41Kを通じて受容部42の内部と連通する回収路41を備える。受容部42内には、連通口41Kに向かってエアを吹き出すエア吹出し器51と、仕切り部材61を備える。仕切り部材61は、受容部42の内部を切屑受容開口42K側の下側領域SP1とエア吹出し器51側の上側領域SP2とに仕切るとともに、エア吹出し器51から連通口41Kに向かって吹き出されるエアの流路をエア吹出し器51から連通口41Kに向かって狭めるように設けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、テープフィーダから排出されるテープ部材の切屑を回収する切屑回収装置および切屑回収方法に関する。
従来、基板に部品を装着する部品装着装置が知られている。部品装着装置は、部品供給部から供給される部品を装着ヘッドによりピックアップして基板に装着する。部品装着装置における部品供給部としては、キャリアテープ(テープ部材)によって部品を供給するテープフィーダが多用されている。テープフィーダは部品を供給した後のキャリアテープをカッター装置により切断する。切断によって生じたキャリアテープの切屑は、シュート部を通じて自重落下することで部品供給装置の外部に排出される。
部品装着装置から排出されたキャリアテープの切屑は通常、部品装着装置の下方に設置されたコンテナに収容される。作業者は、切屑を回収する場合には、部品装着装置の下方からコンテナを引き出すが、発生する切屑が膨大な量となる場合には、その回収作業は大きな負担となる。このため従来、切屑を自動回収できる切屑回収装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、切断されて落下するテープ部材の切屑をチューブ状の回収路内に導かれた後、切屑の落下側に正圧を与えるとともに切屑の排出側に負圧を与えることで、切屑を回収路の出口側へ移動させる構成の切屑回収装置が開示されている。
国際公開第2017/026030号
しかしながら、従来の切屑回収装置では、切屑を回収路に導く際、切屑がテープフィーダ側に逆流してしまって切屑を十分に回収しきれないおそれがある。
そこで本発明は、テープ部材の切屑がテープフィーダ側に逆流することを防止して切屑を確実に回収することができる切屑回収装置および切屑回収方法を提供することを目的とする。
本発明の切屑回収装置は、テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を切屑受容開口から受容する受容部と、連通口を通じて前記受容部の内部と連通する回収路と、前記受容部内に設置され、前記連通口に向かってエアを吹き出すエア吹出し器と、前記受容部の内部を前記切屑受容開口側の領域と前記エア吹出し器側の領域とに仕切るとともに、前記エア吹出し器から前記連通口に向かって吹き出されるエアの流路を前記エア吹出し器から前記連通口に向かって狭めるように設けられた仕切り部材と、を備えた。
本発明の切屑回収方法は、テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を切屑受容開口から受容する受容部と、連通口を通じて前記受容部の内部と連通する回収路と、前記受容部内に設置され、前記連通口に向かってエアを吹き出すエア吹出し器と、前記受容部の内部を前記切屑受容開口側の領域と前記エア吹出し器側の領域とに仕切るとともに、前記エア吹出し器から前記連通口に向かって吹き出されるエアの流路を前記エア吹出し器から前記連通口に向かって狭めるように設けられた仕切り部材と、を備えた切屑回収装置による切屑回収方法であって、前記切屑受容開口を通じて前記切屑を受容部に受容させた後、前記エア吹出し器より前記連通口に向かってエアを吹き出させ、前記受容部内における前記エア吹出し器側の領域の圧力を前記切屑受容開口側の領域の圧力よりも相対的に低圧にすることによって、前記受容部内に前記切屑受容開口から前記連通口へ向かうエアの流れを形成させて前記受容部内の切屑を前記回収路内に移動させる。
本発明によれば、テープ部材の切屑がテープフィーダ側に逆流することを防止して切屑を確実に回収することができる。
本発明の実施の形態1における切屑回収装置を部品装着装置の作業ラインとともに示す斜視図 本発明の実施の形態1における部品装着装置の側面図 本発明の実施の形態1における部品装着装置の一部の拡大側断面側面図 本発明の実施の形態1における切屑回収装置の斜視図 本発明の実施の形態1における切屑回収装置の一部の分解斜視図 (a)(b)本発明の実施の形態1における切屑回収装置の一部の断面斜視図 本発明の実施の形態1における切屑回収装置の一部の断面側面図 (a)(b)本発明の実施の形態1における切屑回収装置の一部の断面平面図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1における切屑回収装置の動作説明図 本発明の実施の形態1における切屑回収装置が備える収容部の(a)斜視図(b)側面図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1における切屑回収装置の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1における切屑回収装置が備える収容部の動作説明図 (a)(b)本発明の実施の形態2における切屑回収装置の一部の断面斜視図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態2における切屑回収装置の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態2における切屑回収装置の一部の断面平面図 (a)(b)本発明の実施の形態2における切屑回収装置の一部の断面平面図
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における切屑回収装置1が適用された作業ライン2を示している。作業ライン2は複数(ここでは3台)の部品装着装置3が直列に並んで構成されており、隣接する部品装着装置3同士で基板KBを受け渡してその基板KBに部品を装着する。本実施の形態1では、作業ライン2において基板KBを受け渡す方向(作業者OPから見た左右方向であり、3台の部品装着装置3が並ぶ方向)をX方向、X方向と直交する水平方向(作業者OPから見た前後方向)をY方向とする。また、上下方向をZ方向とする。
図2において、部品装着装置3は基台11と基台11の上方を覆うカバー部材12を有している。基台11の上方にはカバー部材12によって覆われる作業空間13が形成されている。基台11の上面には作業空間13内をX方向に延びる基板搬送路14が設置されている。基板搬送路14はY方向に並んだ一対のコンベア機構から成る。基板搬送路14は、基板KBをX方向に搬送して、作業空間13内の所定の作業位置に基板KBを位置決めする。
図2において、基台11の前後それぞれの端部にはフィーダ台車15が取り付けられている。各フィーダ台車15には複数のテープフィーダ16がX方向に並べて取り付けられている(図1)。各テープフィーダ16は、フィーダ台車15に保持されたテープリール17から繰り出されるキャリアテープ18(テープ部材)を取り込んでY方向(基板搬送路14に向かう方向)に搬送し、キャリアテープ18に収納された部品BHを部品供給位置16Kに供給する。
図2において、基台11の上方には2つの装着ヘッド21がヘッド移動機構22によって移動自在に設けられている。各装着ヘッド21は下方に延びたノズル21Nを備えている。ヘッド移動機構22は例えば直交座標ロボットから成り、2つの装着ヘッド21を独立して水平面内で移動させる。各装着ヘッド21は、テープフィーダ16が部品供給位置16Kに供給する部品BHを、ノズル21Nの下端に吸着させてピックアップする。
図2において、部品装着装置3は制御装置23を備えている。制御装置23は基板搬送路14、テープフィーダ16、装着ヘッド21およびヘッド移動機構22の各動作の制御を行う。
部品装着装置3は、部品装着作業を行うときには、先ず、基板搬送路14を作動させて上流側から基板KBを受け取り、作業位置に位置決めする。部品装着装置3は基板KBを作業位置に位置決めしたら、テープフィーダ16を作動させて部品供給位置16Kに部品BHを供給させつつ、ヘッド移動機構22を作動させて、装着ヘッド21に部品移載動作を繰り返し行わせる。部品移載動作は、テープフィーダ16が供給する部品BHをピックアップする動作と、ピックアップした部品BHを基板KBに装着させる動作とから成る。
各部品装着装置3は、装着ヘッド21による部品移載動作を繰り返し実行することによってその基板KBに装着すべき部品BHを装着したら、基板搬送路14を作動させて基板KBを下流側に搬出する。これにより3台の部品装着装置3それぞれが基板KBに部品BHを装着し、最も下流側に位置する部品装着装置3が基板KBを搬出したら、作業ライン2によるその基板KBに対する部品装着作業が終了する。
次に、切屑回収装置1について説明する。先ず、キャリアテープ18の切断について説明する。図2に示すように、各部品装着装置3が備えるフィーダ台車15は、カッター装置31とシュータ32を有している。カッター装置31はテープフィーダ16の下方に設けられており、テープフィーダ16が部品BHを供給し終えた後のキャリアテープ18を切断する。シュータ32は、図3(図2における領域RYの拡大図)にも示すように、カッター装置31の下方に設けられている。シュータ32はカッター装置31により切断されて自重で落下するキャリアテープ18の切屑KZを案内し、下端の排出開口32Kからフィーダ台車15の外部に排出させる。
このように作業ライン2を構成する各部品装着装置3からはキャリアテープ18の切屑KZが発生し、作業ライン2の全体では発生するキャリアテープ18の切屑KZは膨大な量となる。実施の形態1における切屑回収装置1は、作業ライン2から発生する多量のキャリアテープ18の切屑KZを人手によらずに自動回収することで切屑KZの廃棄処理を容易にするものである。
図4において、切屑回収装置1は、回収路41、受容部42、正圧供給部43および収容部44を備えている。回収路41は部品装着装置3の並び方向(X方向)に延びた管状の部材であり、前後方向(Y方向)に2つ並んで床面FL上に設置されている。前側に設置された回収路41は前側に位置する3台のフィーダ台車15に対応し、後側に設置された回収路41は後側に位置する3台のフィーダ台車15に対応する。
図4において、前後の回収路41はそれぞれ、X方向に直列に並んだ複数の部品装着装置3の下方を直線状に延びており、上流側(一端側)と下流側(他端側)とのそれぞれに開口を有している(図5も参照)。以下、各回収路41における上流側の開口を「エア入口41A」と称し、下流側の開口を「エア出口41B」と称する。
図6(a),(b)において、回収路41は断面矩形の中空形状を有しており、上壁41Cと下壁41DおよびY方向に対向する2つの側壁を有している。2つの側壁の一方はフィーダ台車15に近い側の外側側壁41Eであり、他方はフィーダ台車15から遠い側の内側側壁41Fである。図4および図5に示すように、各回収路41の外側側壁41Eには、X方向に並んだ3台の部品装着装置3に対応して設けられた3つの連通口41Kが形成されている。
図2において、受容部42は、各フィーダ台車15の下方の床面FL上に設置されている。各受容部42は回収路41側に開放した箱形状を有しており、回収路41に形成された連通口41Kを側方から覆って設けられている(図5)。
図3、図4および図6(a),(b)において、各受容部42の上面には、上方(テープフィーダ16側)に開口した切屑受容開口42Kが設けられている。すなわち切屑受容開口42Kは上向きに開口しており、対応するフィーダ台車15のシュータ32の直下に位置している(図3)。このためシュータ32を通じて自重により落下するキャリアテープ18の切屑KZ(すなわちテープフィーダ16から排出された切屑KZ)は、その下方に位置する切屑受容開口42Kを通じて受容部42内に受容される。
図4および図5において、各回収路41のエア出口41B側の端部は、下流側に向かって斜め上方に延びている。各回収路41の斜め上方に延びた先は水平部となっている。エア出口41Bは水平部の下面に開口して設けられている。
図5において、前後の回収路41それぞれのエア出口41Bの近傍位置には通気孔41Hが設けられている。通気孔41Hは回収路41の内部と外部とを連通する開口部である。通気孔41Hには、切屑KZを通過させない大きさの網目を有するメッシュ状部材が取り付けられている。
図3、図5および図6(a),(b)において、各受容部42の内部にはエア吹出し器51が設けられている。図4および図5に示すように、前側の3つの受容部42に設けられた3つのエア吹出し器51と、後側の3つの受容部42に設けられた3つのエア吹出し器51はそれぞれ、X方向に延びて設けられたエア供給路である管路52によって直列に連結されている(図6(a),(b)も参照)。各管路52はX方向に延びており、最下流側に位置する管路52の下流側の端部は閉塞されている。
図3および図6(a),(b)において、各受容部42内のエア吹出し器51には、複数のエア吹出口51Nが、管路52の延びる方向(すなわちX方向)に並んで設けられている。各エア吹出口51Nは、回収路41の連通口41Kの方向を向いて開口している。
図6(a),(b)および図7において、各受容部42内には仕切り部材61が設けられている。仕切り部材61は、受容部42の内部において、切屑受容開口42Kとエア吹出し器51との間を通り、連通口41Kに向かって斜め下方に延びて設けられている(図7)。すなわち、仕切り部材61は、受容部42の内部を切屑受容開口42K側の領域(下側領域SP1)とエア吹出し器51側の領域(上側領域SP2)とに仕切るとともに、エア吹出し器51から連通口41Kに向かって吹き出されるエアの流路をエア吹出し器51から連通口41Kに向かって狭めるように設けられている。
受容部42の内壁と仕切り部材61はエア吹出し器51から連通口41Kへ向かって先細りとなるノズルを形成するとともに、切屑受容開口42Kから連通口41Kへ向かって末広がりとなるディフューザを形成する。このため、エア吹出し器51からエアを吹き出させると、流速の大きいエアが連通口41Kを通って回収路41内に流入し(図7中に示す矢印V1)、受容部42内における下側領域SP1の圧力は上側領域SP2内の圧力よりも相対的に低圧になる。そうすると、エジェクタの原理によって、受容部42の上側領域SP2内には、切屑受容開口42Kから連通口41Kに向かうエアの流れが形成(誘導)される(図7中に示す矢印V2)。
図6(a),(b)および図8(a),(b)において、回収路41内の外側側壁41Eには、連通口41Kを開閉するシャッタとしての平板型シャッタ62が設けられている。平板型シャッタ62は1枚の平板部材71から成る。平板型シャッタ62(平板部材71)は基端側が軸をZ方向(上下方向)に向けたヒンジ72によって外側側壁41Eの内面に取り付けられている。このため平板部材71はヒンジ72を支点にして水平面内で揺動することができる。
平板型シャッタ62は連通口41Kを閉止する閉止位置(図6(a)および図9(a))と、連通口41Kを開放する開放位置(図6(b)および図9(b))との間を移動することで、連通口41Kを開閉する。平板型シャッタ62は、閉止位置に位置した状態では、平面視においてX方向に延び、平板部材71の先端部(平板部材先端部S1)を回収路41の外側側壁41Eに当接させた姿勢となる(図6(a)および図9(a))。一方、平板型シャッタ62は、開放位置に位置した状態では、平面視においてX方向から傾いた(斜め方向に延びた)姿勢となる(図6(b)および図9(b))。
このように実施の形態1において、平板型シャッタ62は、回収路41内(回収路41の内面。詳細には回収路41の外側側壁41Eの内面)にヒンジ72を介して取り付けられた1枚の平板部材71から成り、ヒンジ72を支点にして揺動することで閉止位置と開放位置との間を移動して連通口41Kを開閉する構成となっている。
図6(a),(b)および図8(a),(b)に示すように、回収路41の外側側壁41Eにはストッパ73が設けられている。ストッパ73は、平板部材71の閉止位置からの開き角度Θ(図8(a))が規定の角度Θ1に達したところで、平板部材71の側面(詳細には回収路41側の側面)に当接する(図8(b))。
上記規定の角度Θ1は、開放位置の側に揺動した平板部材71の先端部(平板部材先端部S1)が回収路41の内側側壁41Fに接触しない角度に設定されている(図8(b))。このため平板型シャッタ62は規定の角度Θ1を超えた開き角度Θで開くことはなく、従って平板部材先端部S1が回収路41の側壁(内側側壁41F)に接触することはない。
このように実施の形態1において、ストッパ73は、平板型シャッタ62(平板部材71)が開放位置の側に開いた状態で平板部材先端部S1が回収路41の側壁(内側側壁41F)に接触しないように平板部材71の閉止位置からの開き角度Θを規制する規制部材となっている。
図4において、正圧供給部43は制御バルブ43Vを内蔵しており、外部配管81を介して正圧源82と繋がっている。前後の回収路41それぞれのエア入口41A、前後の管路52それぞれの上流側端部および外部配管81は、正圧供給部43に繋がっている。制御バルブ43Vの動作は、作業ライン2とは別に設けられた管理装置83(図4)、或いは作業ライン2を構成する複数の部品装着装置3の中のひとつの部品装着装置3の制御装置23によって制御される。
正圧供給部43は、外部配管81を通じて正圧源82から供給される正圧を制御バルブ43Vで制御することによって、前後の回収路41それぞれのエア入口41Aに正圧を供給する。回収路41のエア入口41Aに正圧が供給されると、その回収路41内に、エア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れが形成される。正圧供給部43はまた、正圧源82から供給される正圧を制御バルブ43Vで制御することによって、前後の管路52それぞれに正圧を供給する。管路52内に正圧が供給されると、その管路52に繋がる全てのエア吹出し器51のエア吹出口51Nからエアが吹き出される。
エア吹出し器51からエアが吹き出されると、そのエアによって平板型シャッタ62が回収路41側に押し開かれる(図6(a)→図6(b)および図9(a)→図9(b))。平板型シャッタ62が押し開かれると、受容部42内の切屑KZは、エア吹出し器51から吹き出されたエアによって誘導される上側領域SP2内のエアの流れによって、連通口41Kを通じて回収路41内に移動する(図9(b))。
図10(a),(b)において、収容部44はベルトコンベア91を有している。ベルトコンベア91は、X方向に対向して配置された一対のフレーム92、一対のフレーム92によって回転自在に支持された複数のプーリ(駆動プーリ93Kと複数の従動プーリ93J)およびこれら複数のプーリに掛け渡された搬送ベルト94を備えて構成されている。搬送ベルト94の表面には、一定間隔おきに、搬送ベルト94の幅方向に延びた区画部材95が形成されている。
図10(a),(b)において、ベルトコンベア91の一方のフレーム92には駆動モータ96が取り付けられている。駆動モータ96が駆動ベルト97を介して駆動プーリ93Kを回転駆動すると、搬送ベルト94が走行する。フレーム92には一対のベルトガイド98が設けられている、搬送ベルト94はこれら一対のベルトガイド98によって両端がガイドされることで、所定の経路に沿って走行する。駆動モータ96の動作は、管理装置83或いは複数の部品装着装置3の中のひとつの部品装着装置3の制御装置23によって制御される。
ベルトコンベア91による搬送領域は、図10(b)に示すように、前後方向にほぼ水平に延びる排出領域R1と、排出領域R1に連なり斜め上方へ向かう上昇領域R2と、上昇領域R2に連なりY方向に沿ってほぼ水平に延びる投棄領域R3から成る。駆動プーリ93Kが駆動モータ96によって回転駆動されると、搬送ベルト94がこれら3つの領域をこの順(排出領域R1→上昇領域R2→投棄領域R3の順)で移動する。
図4において、ベルトコンベア91は、搬送ベルト94の排出領域R1が2つの回収路41のエア出口41Bの直下に位置するように設置されている。図4および図10(a),(b)に示すように、搬送ベルト94の投棄領域R3の下方には切屑通路99が設けられており、切屑通路99の下方には収容箱100が設置されている。収容箱100は上方に開口した箱状の部材から構成されている。
次に、切屑回収装置1による切屑KZの回収動作について説明する。前述したように、各部品装着装置3が備えるフィーダ台車15が排出したキャリアテープ18の切屑KZは、シュータ32を通じて下方に排出される。そして、受容部42に形成された切屑受容開口42Kを通じて受容部42に受容される(図9(a)および図11(a))。
管理装置83は、作業ライン2を構成する部品装着装置3が部品装着作業を行っている間、一定時間おきに、切屑KZの回収動作を実行する。回収動作では、管理装置83は先ず、正圧供給部43の制御バルブ43Vを作動させ、前後の管路52に正圧を供給する。
前後の管路52それぞれに正圧が供給されると、各受容部42内に設けられたエア吹出し器51からエアが吹き出され(図9(b)および図11(b)中に示す矢印FD)、平板型シャッタ62が回収路41側に押し開かれて連通口41Kが開放状態になり、受容部42内の切屑KZは連通口41Kを通じて回収路41内に移動する。
ここで、前述したように、受容部42内には仕切り部材61が設けられており(図7)、エア吹出し器51からエアが吹き出されると、受容部42内におけるエア吹出し器51側の下側領域SP1の圧力が切屑受容開口42K側の上側領域SP2よりも相対的に低圧になるので、受容部42の上側領域SP2内には切屑受容開口42Kから連通口41Kへ向かうエアの流れが形成(誘導)される。このため受容部42内の切屑KZはテープフィーダ16の側に逆流することなく、スムーズに回収路41内に移動する(図9(b)および図11(b))。
また、平板型シャッタ62は、エア吹出し器51から吹き出されたエアによって回収路41の側に押し開かれるが、回収路41にはストッパ73が設けられているため、平板型シャッタ62の開き角度Θが規定の角度Θ1以下に規制(制限)される。このため平板部材71がエア吹出し器51から吹き出されたエアによって開放位置に向かって勢いよく開いた場合であっても、平板部材先端部S1が回収路41の内壁(具体的には内側側壁41F)に噛み込むおそれはない。このため開放位置に位置した平板型シャッタ62は確実に閉止位置に復帰でき、平板部材先端部S1が内側側壁41Fに噛み込んでしまって切屑回収装置1が機能停止するなどの不具合が生じることを防止することができる。
管理装置83は、前後の管路52に正圧を供給したら、その正圧の供給を停止(すなわち各エア吹出し器51からのエアの吹き出しを停止)した後、前後の回収路41のエア入口41Aに正圧を供給する(図9(c)中に示す矢印P)。これにより前後の回収路41それぞれの内部には、エア入口41Aからエア出口41Bに向かう方向のエアの流れが形成され、各受容部42から回収路41内に移動した切屑KZは、そのエアの流れ(圧力)によって、エア出口41B側へ圧送される(図9(c)および図11(c))。
このとき各平板型シャッタ62は、エア吹出し器51からのエアの吹き出しが停止されていることと、回収路41内をエア入口41A側からエア出口41B側に向かってエアが流れていることから、閉止位置に復帰して連通口41Kは閉じられる。このため回収路41内の切屑KZはスムーズに下流側に移動する。
このように、実施の形態1における切屑回収装置1は、正圧供給部43がエア入口41Aに正圧を供給し、エア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れを回収路41内に形成することによって、連通口41Kを通じて回収路41内に排出された切屑KZをエア出口41Bまで圧送するようになっている。
回収路41内をエア出口41B側へ圧送された切屑KZはエア出口41Bから下方に落下し、エア出口41Bの下方に位置する収容部44の搬送ベルト94上の排出領域R1に排出される(図12(a))。管理装置83は、回収路41内への正圧の供給を所定時間(数秒程度)継続した後、回収路41内の切屑KZがエア出口41Bから搬送ベルト94上に排出されるタイミングで、回収路41への正圧の供給を停止する。
前述したように、前後の回収路41それぞれのエア出口41Bの近傍には通気孔41Hが設けられているため、回収路41のエア入口41Aに正圧が供給されている間、回収路41内のエアは、通気孔41Hを通じて回収路41内の外部に逃がされる。このため、回収路41内のエアの流れは回収路41の下流側の端部においても停滞せず、回収路41内の切屑KZは確実にエア出口41Bから排出される。
回収路41内の切屑KZが収容部44の搬送ベルト94上に排出された状態となったら、管理装置83は収容部44の駆動モータ96を作動させて、搬送ベルト94を走行させる。これにより搬送ベルト94の排出領域R1に排出された切屑KZは上昇領域R2(図10(b)参照)を上昇方向に運搬され(図12(b)中に示す矢印H1)、投棄領域R3へ運ばれる(図12(c)中に示す矢印H2)。前述したように、搬送ベルト94の表面には搬送ベルト94の幅方向に延びた区画部材95が設けられているので、切屑KZは上昇領域R2であっても、搬送ベルト94から離脱(落下)することなく、投棄領域R3まで確実に運ばれる。
投棄領域R3へ運ばれた切屑KZは、その後、投棄領域R3の端部から下方に投棄される。投棄領域R3の端部から投棄された切屑KZは、その直下に位置する切屑通路99を通って落下し、収容箱100に収容される。従って前後の2つの回収路41を通じて回収された切屑KZは、最終的には1つの収容箱100に収容される。切屑KZが収容箱100に収容されたら、作業者OPは収容部44から収容箱100を取り外し、所定の場所に切屑KZを処分したうえで、収容箱100をもとの位置に戻す。これにより一連の切屑回収作業が終了する。
このように、切屑回収装置1によりキャリアテープ18の切屑KZを回収する切屑回収方法は、切屑受容開口42Kを通じて切屑KZを受容部42に受容させる工程(切屑受容工程)と、エア吹出し器51より連通口41Kに向かってエアを吹き出させ、受容部42内におけるエア吹出し器51側の領域(下側領域SP1)の圧力を切屑受容開口42K側の領域(上側領域SP2)の圧力よりも相対的に低圧にすることによって、受容部42内に切屑受容開口42Kから連通口41Kに向かうエアの流れを形成させて受容部42内の切屑KZを回収路41内に移動させる工程(切屑移動工程)と、回収路41内に移動させた切屑KZを圧送して収容箱100に収容させる工程(切屑収容工程)を含むものとなる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2における切屑回収装置1は、シャッタ以外は実施の形態1と構成が同じである。実施の形態2のシャッタは、図13(a),(b)に示すように、連結された2枚の平板状の部材から構成される屈曲型シャッタ162から成る。
図13(a),(b)において、屈曲型シャッタ162は、基端側部材171、先端側部材172および屈曲ヒンジ173を有して構成されている。基端側部材171は一端側が軸をZ方向に設けた揺動ヒンジ174によって回収路41内の外側側壁41Eの内面に取り付けられており、先端側部材172は同じく軸をZ軸方向に向けた屈曲ヒンジ173によって基端側部材171の他端側に取り付けられている。このため基端側部材171は揺動ヒンジ174を支点にして揺動することができ、先端側部材172は屈曲ヒンジ173を支点にして揺動することができる。
ここで、屈曲ヒンジ173は、先端側部材172が基端側部材171の受容部42側へ屈曲することは許容するが、基端側部材171と同一平面上に位置した状態を超えて受容部42とは反対側(内側側壁41F側)に屈曲することは規制する構成となっている。このため屈曲型シャッタ162は、内側側壁41Fの側に凸となる姿勢にはなり得るが、外側側壁41Eの側に凸となる姿勢になることはない。
屈曲型シャッタ162は、連通口41Kを閉止する閉止位置(図13(a)および図14(a))と、連通口41Kを開放する開放位置(図13(b)および図14(b))との間を移動することで、連通口41Kを開閉する。屈曲型シャッタ162は、閉止位置に位置した状態では、基端側部材171と先端側部材172がともに平面視においてX方向に延びて同一平面(XZ面)内に位置し、かつ、先端側部材172の先端部を回収路41の外側側壁41Eに回収路41の内方から当接させた姿勢となる(図13(a)および図14(a))。一方、屈曲型シャッタ162は、開放位置に位置した状態では、平面視において基端側部材171がX方向から傾いて斜めに延びるとともに、先端側部材172が基端側部材171に対して揺動(屈曲)した姿勢となる(図13(b)および図14(b))。
このように、実施の形態2において、屈曲型シャッタ162は、一端側が回収路41内(回収路41の内面。詳細には回収路41の外側側壁41Eの内面)に揺動ヒンジ174(第1のヒンジ)を介して取り付けられた基端側部材171と、基端側部材の他端側に屈曲ヒンジ173(第2のヒンジ)を介して取り付けられた先端側部材172とから成り、基端側部材171が揺動ヒンジ174を支点にして揺動し、先端側部材172が屈曲ヒンジ173を支点にして揺動(屈曲)することで閉止位置と開放位置との間を移動して連通口41Kを開閉する構成となっている。
図13(a),(b)および図15(a)に示すように、回収路41の外側側壁41Eには揺動ストッパ175が設けられている。揺動ストッパ175は、基端側部材171が閉止位置からの開き角度Θ(図15(a))が規定の角度Θ1に達したところで、基端側部材171の側面(詳細には回収路41側の側面)に当接する(図15(b))。
上記規定の角度Θ1は、開放位置の側に揺動した基端側部材171の先端部(基端側部材先端部S2。屈曲ヒンジ173と同じ)が回収路41の内側側壁41Fに接触しない角度に設定されている(図15(b))。このため基端側部材171は規定の角度Θ1を超えた開き角度Θで開くことはなく、従って基端側部材先端部S2が回収路41の側壁(内側側壁41F)に接触することはない。
このように実施の形態2において、揺動ストッパ175は、屈曲型シャッタ162の基端側部材171が開放位置の側に開いた状態で基端側部材先端部S2(屈曲ヒンジ173)が回収路41の側壁(内側側壁41F)に接触しないように基端側部材171の閉止位置からの開き角度Θを規制する第1の規制部材となっている。
また、図13(a),(b)および図15(a)に示すように、基端側部材171の先端側には屈曲ストッパ176が設けられている。屈曲ストッパ176は、基端側部材171に対する先端側部材172の受容部42側の面に設けられている。屈曲ストッパ176は、先端側部材172が基端側部材171と同じ平面内に位置する状態から受容部42側に屈曲したときの屈曲角度Φ(図15(a))が規定の角度Φ1に達したところで、先端側部材172の側面(詳細には回収路41側の側面)に当接する(図15(c))。
上記規定の角度Φ1は、先端側部材172が開放位置から閉止位置に戻る際に(図16(a)→図16(b))、先端側部材172が基端側部材171の受容部42側の領域に入り込んでしまって(図16(a)中に一点鎖線で示す先端側部材172参照)、基端側部材171が閉止位置に戻れなくなる状態(図16(b)中に一点鎖線で示す先端側部材172参照)となることのない屈曲角度Φに設定されている。すなわち屈曲ストッパ176は、先端側部材172が基端側部材171の閉止位置への戻りを阻害する位置に位置することを規制(阻止)する第2の規制部材となっている。
実施の形態2においても実施の形態1の場合と同様に、各テープフィーダ16から排出されたキャリアテープ18の切屑KZは、シュータ32の下方に設置された受容部42に収容される(図14(a))。そして、管路52に正圧が供給されて、各受容部42内のエア吹出し器51からエアが吹き出されると(図14(b)中に示す矢印FD)、屈曲型シャッタ162はエアに押されて開放位置に位置する(図14(b))。
屈曲型シャッタ162が開放位置に位置した状態では、基端側部材171は揺動ヒンジ174を支点にして揺動し、先端側部材172は屈曲ヒンジ173を支点にして揺動することで、基端側部材171に対して屈曲した姿勢となる。屈曲型シャッタ162が押し開かれると、受容部42内の切屑KZは、エア吹出し器51から吹き出されたエアによって誘導される上側領域SP2内のエアの流れによって、連通口41Kを通じて回収路41内に移動する(図14(b))。
基端側部材171は、エア吹出し器51から吹き出されたエアによって回収路41の側に押し開かれるが、回収路41には揺動ストッパ175が設けられているため、基端側部材171の開き角度Θが規定の角度Θ1以下に規制(制限)される。このため実施の形態1の場合と同様、基端側部材171がエア吹出し器51から吹き出されたエアによって開放位置に向かって勢いよく開いた場合であっても、基端側部材先端部S2が回収路41の内壁(内側側壁41F)に噛み込むおそれはない。このため開放位置に位置した屈曲型シャッタ162は確実に閉止位置に復帰でき、基端側部材先端部S2が内側側壁41Fに噛み込んでしまって切屑回収装置1が機能停止するなどの不具合が生じることを防止することができる。
受容部42内の切屑KZが回収路41内に吸い出された後、エア吹出し器51からのエアの吹き出しが停止され、次いで管路52に正圧が供給される(図14(c)中に示す矢印P)。これにより回収路41内にはエア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れが形成され、各受容部42から回収路41内の切屑KZは、エア出口41B側へ圧送される(図14(c))。このとき屈曲型シャッタ162は、エア吹出し器51からのエアの吹き出しが停止されていることと、回収路41内をエア入口41Aからエア出口41Bに向かってエアが流れていることから、閉止位置に復帰する。これにより連通口41Kは閉じられ、回収路41内の切屑KZはスムーズに下流側に移動する。
ここで、屈曲型シャッタ162には屈曲ストッパ176が設けられているため、基端側部材171が開放位置から連通口41Kを閉じようとする(すなわち閉止位置に戻ろうとする)場合に、先端側部材172が基端側部材171による連通口41Kを閉止しようとする動作を阻害することが防止される。このため屈曲型シャッタ162は閉止位置に復帰することができ、連通口41Kは屈曲型シャッタ162によって確実に閉じられることになる。
以上説明したように、本実施の形態1,2における切屑回収装置1は、テープフィーダ16から排出された切屑KZを受容する受容部42内に、切屑受容開口42Kとエア吹出し器51との間を仕切るとともに、エア吹出し器51から連通口41Kに向かって吹き出されるエアの流路をエア吹出し器51から連通口41Kに向かって狭める仕切り部材61を備えている。エア吹出し器51から連通口41Kに向けてエアが吹き出されると、受容部42内におけるエア吹出し器51側の領域(下側領域SP1)の圧力は切屑受容開口42K側の領域(上側領域SP2)の圧力よりも相対的に低圧になり、エジェクタの原理によって、受容部42の上側領域SP2内に、切屑受容開口42Kから連通口41Kへ向かうエアの流れが形成(誘導)される。
このため受容部42内の切屑KZはテープフィーダ16側に逆流することなく、スムーズに回収路41内に移動する。このため実施の形態1,2の切屑回収装置1によれば、キャリアテープ18の切屑KZがテープフィーダ16側に逆流することを防止でき、切屑KZを確実に回収することが可能である。また、これにより受容部42内に残存する切屑KZを極めて少量することができるので、受容部42内に残存する切屑KZを取り出すメンテナンス作業の頻度を小さくすることができる。このため切屑KZの自動回収において、大きな効果を発揮し得る。
これまで本発明の実施の形態1,2について説明してきたが、本発明は上述した形態のものに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、実施の形態1,2では、収容部44は回収路41のエア出口41Bから排出された切屑KZをベルトコンベア91によって搬送して収容箱100に排出する構成となっていたが、ベルトコンベア91を使用せず、収容箱100をエア出口41Bの下方に設置するようにしてもよい。また、上述の実施の形態1,2では回収路41が2つであったが、これは一例であり、回収路41の数は限定されない。
テープ部材の切屑がテープフィーダ側に逆流することを防止して切屑を確実に回収することができる切屑回収装置および切屑回収方法を提供する。
1 切屑回収装置
16 テープフィーダ
18 キャリアテープ(テープ部材)
41 回収路
41A エア入口
41B エア出口
41F 内側側壁(側壁)
41K 連通口
42 受容部
42K 切屑受容開口
43 正圧供給部
44 収容部
51 エア吹出し器
61 仕切り部材
62 平板型シャッタ(シャッタ)
71 平板部材
72 ヒンジ
73 ストッパ(規制部材)
162 屈曲型シャッタ(シャッタ)
171 基端側部材
172 先端側部材
173 屈曲ヒンジ(第2のヒンジ)
174 揺動ヒンジ(第1のヒンジ)
175 揺動ストッパ(第1の規制部材)
176 屈曲ストッパ(第2の規制部材)
S1 平板部材先端部(先端部)
S2 基端側部材先端部(先端部)
KZ 切屑
BH 部品

Claims (12)

  1. テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を切屑受容開口から受容する受容部と、
    連通口を通じて前記受容部の内部と連通する回収路と、
    前記受容部内に設置され、前記連通口に向かってエアを吹き出すエア吹出し器と、
    前記受容部の内部を前記切屑受容開口側の領域と前記エア吹出し器側の領域とに仕切るとともに、前記エア吹出し器から前記連通口に向かって吹き出されるエアの流路を前記エア吹出し器から前記連通口に向かって狭めるように設けられた仕切り部材と、
    を備えた切屑回収装置。
  2. 前記エア吹出し器からエアを吹き出させ、前記受容部内における前記エア吹出し器側の領域の圧力を前記切屑受容開口側の領域の圧力よりも相対的に低圧にすることによって、前記受容部内に前記切屑受容開口から前記連通口へ向かうエアの流れを形成させて前記受容部内の切屑を前記回収路内に移動させる、請求項1に記載の切屑回収装置。
  3. 前記切屑受容開口は上向きに開口しており、前記仕切り部材は、前記受容部の内部において前記連通口に向かって斜め下方に延びている、請求項1または2に記載の切屑回収装置。
  4. 正圧供給部を備え、前記回収路は一端側にエア入口を有するとともに他端側にエア出口を有し、前記連通口は前記エア入口と前記エア出口の間の領域に設けられており、前記正圧供給部は前記エア入口に正圧を供給し、前記エア入口から前記エア出口へ向かうエアの流れを前記回収路内に形成することによって、前記連通口を通じて前記回収路内に排出された切屑を前記エア出口まで圧送する、請求項1~3のいずれかに記載の切屑回収装置。
  5. 前記正圧供給部により前記回収路の前記エア入口に正圧が供給されている状態においては前記連通口を閉止する閉止位置に位置し、前記正圧供給部により前記回収路の前記エア入口に正圧が供給されていない状態においては前記連通口を開放する開放位置に位置するシャッタを備えた請求項4に記載の切屑回収装置。
  6. 前記シャッタは水平面内で揺動することで前記閉止位置と前記開放位置との間で移動して前記連通口を開閉する、請求項5に記載の切屑回収装置。
  7. 前記シャッタは、基端側がヒンジを介して前記回収路内に取り付けられた1枚の平板部材から成る、請求項6に記載の切屑回収装置。
  8. 前記平板部材が前記開放位置の側に開いた状態で前記平板部材の先端部が前記回収路の側壁に接触しないように前記平板部材の前記閉止位置からの開き角度を規制する規制部材を備えた、請求項7に記載の切屑回収装置。
  9. 前記シャッタは、一端側が前記回収路内に第1のヒンジを介して取り付けられた基端側部材と、前記基端側部材の他端側に第2のヒンジを介して取り付けられた先端側部材とから成る、請求項6に記載の切屑回収装置。
  10. 前記基端側部材が前記開放位置の側に開いた状態で前記基端側部材の先端部が前記回収路の側壁に接触しないように前記基端側部材の前記閉止位置からの開き角度を規制する第1の規制部材と、前記先端部側部材が前記基端側部材の前記閉止位置への戻りを阻害する位置に位置することを規制する第2の規制部材と、を備えた請求項9に記載の切屑回収装置。
  11. 前記回収路の前記エア出口から排出された切屑を収容する収容部を備えた、請求項4~10のいずれかに記載の切屑回収装置。
  12. テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を切屑受容開口から受容する受容部と、連通口を通じて前記受容部の内部と連通する回収路と、前記受容部内に設置され、前記連通口に向かってエアを吹き出すエア吹出し器と、前記受容部の内部を前記切屑受容開口側の領域と前記エア吹出し器側の領域とに仕切るとともに、前記エア吹出し器から前記連通口に向かって吹き出されるエアの流路を前記エア吹出し器から前記連通口に向かって狭めるように設けられた仕切り部材と、を備えた切屑回収装置による切屑回収方法であって、
    前記切屑受容開口を通じて前記切屑を受容部に受容させた後、前記エア吹出し器より前記連通口に向かってエアを吹き出させ、前記受容部内における前記エア吹出し器側の領域の圧力を前記切屑受容開口側の領域の圧力よりも相対的に低圧にすることによって、前記受容部内に前記切屑受容開口から前記連通口へ向かうエアの流れを形成させて前記受容部内の切屑を前記回収路内に移動させる、切屑回収方法。
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