JP7507422B2 - 切屑回収装置 - Google Patents

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本開示は、テープフィーダから排出されるテープ部材の切屑を回収する切屑回収装置に関する。
基板に部品を装着(実装)する従来の部品装着装置(部品実装装置)は、部品供給部から供給される部品を装着ヘッドによりピックアップして基板に装着する。部品供給部としては、テープ部材によって部品を供給するテープフィーダが多用されている。テープフィーダは、多数の部品が一列に並んで収納されたテープ部材(キヤリアテープ)を搬送して部品供給位置に供給する。部品を供給した後のテープ部材は、カッター装置により切断された後、シュート部を通じて自重で落下して排出される。
部品装着装置から排出されたテープ部材の切屑は、部品装着装置の下方に設置されたコンテナに収容される。作業者は、部品装着装置の下方からコンテナを引き出すことによって切屑を回収する。したがって、複数の部品装着装置が並んで形成された作業ラインでは、発生するテープ部材の切屑は膨大な量となってその回収作業は作業者にとって大きな負担となる。このため、切屑を自動回収する切屑回収装置が提案されている。例えば、特許文献1には、切断されて落下するテープ部材の切屑をチューブ状の移送経路内に誘導した後、移送経路における切屑が落下する側に正圧を与えるとともに切屑が排出される側に負圧を与えることで、切屑を移送経路の出口へ移動させる技術が開示されている。
国際公開第2017/026030号
本開示の切屑回収装置は、テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出されるテープ部材の切屑を回収する。この切屑回収装置は、管状の回収路と、正圧供給部とを有する。回収路は、第一端にエア入口を有するとともに第二端にエア出口を有する。エア入口とエア出口との間の領域には、テープフィーダから排出された切屑が進入する切屑進入開口が設けられている。正圧供給部は、回収路のエア入口に正圧を供給し、回収路内にエア入口からエア出口へ向かうエアの流れを形成する。これによって、正圧供給部は、切屑進入開口を通じて回収路内に進入した切屑をエア出口まで圧送する。また、切屑回収装置は、正圧供給部により回収路のエア入口に正圧が供給されている状態において切屑進入開口をエア出口に向かうエアの流れを受けて閉止し、正圧供給部により回収路のエア入口に正圧が供給されていない状態において切屑進入開口を開放するシャッタ部材を備えた。
本開示によれば、安価な構成でテープ部材の切屑を自動回収できる。
本開示の実施の形態1における切屑回収装置を、複数の部品装着装置を含む作業ラインとともに示す斜視図 図1に示す部品装着装置の1つの側面図 図2に示す部品装着装置の一部の拡大側断面図 図1に示す切屑回収装置の斜視図 図4に示す切屑回収装置の一部分解斜視図 図4に示す切屑回収装置の一部の切断斜視図 図6Aにおいて開閉板を開いた状態を示す図 図4に示す切屑回収装置が有する収容部の斜視図 図7Aに示す収容部の側面図 本開示の実施の形態1における切屑回収装置の動作説明図 図8Aに続く、切屑回収装置の動作説明図 図8Bに続く、切屑回収装置の動作説明図 本開示の実施の形態1における切屑回収装置の動作説明図 図9Aに続く、切屑回収装置の動作説明図 図9Bに続く、切屑回収装置の動作説明図 図7Bに示す収容部の動作説明図 図10Aに続く、収容部の動作説明図 図10Bに続く、収容部の動作説明図 本開示の実施の形態2における切屑回収装置の一部の切断斜視図 図11Aに示す切屑回収装置の一部の断面図 本開示の実施の形態3における切屑回収装置の一部の切断斜視図 図12Aにおいて屈曲型開閉板を開いた状態を示す斜視図 本開示の実施の形態3における切屑回収装置の動作説明図 図13Aに続く、切屑回収装置の動作説明図 図13Bに続く、切屑回収装置の動作説明図 本開示の実施の形態4における切屑回収装置の一部の切断斜視図 本開示の実施の形態4における切屑回収装置の動作説明図 図15Aに続く、切屑回収装置の動作説明図 本開示の実施の形態4における切屑回収装置の一部の断面図 本開示の実施の形態4における他の切屑回収装置の一部の断面図 本開示の実施の形態4における切屑回収装置の離間距離を説明する図 本開示の実施の形態5における切屑回収装置の斜視図 本開示の実施の形態6における切屑回収装置の斜視図 図19に示す切屑回収装置の一部の断面図 本開示の実施の形態7における切屑回収装置の斜視図 本開示の実施の形態8における切屑回収装置の斜視図 図22に示す切屑回収装置の一部の断面図 本開示の実施の形態9における切屑回収装置の一部の側断面図 図24に示す切屑回収装置が有する回収路の一部の切断斜視図 本開示の実施の形態9における切屑回収装置の動作説明図 図26Aに続く、切屑回収装置の動作説明図
本開示の実施の形態の説明に先立ち、本開示の着想に至った経緯を簡単に説明する。特許文献1に記載された切屑回収装置には、正圧を発生させる正圧発生装置と負圧を発生させる負圧発生装置との双方が必要である。そのため、設備が大掛かりになって製造コストが高くなる。
本開示は、安価な構成でテープ部材の切屑を自動回収できる切屑回収装置を提供する。
以下、図面を参照しながら本開示の種々の実施の形態について説明する。なお、先行する実施の形態と同様の構成には同じ符号を付して説明し、詳細な説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は本開示の実施の形態1における切屑回収装置1が適用された作業ライン2を示している。作業ライン2では、複数(ここでは3台)の部品装着装置3が直列に並んでいる。部品装着装置3は、隣接する下流の部品装着装置3に基板KBを受け渡す。部品装着装置3はそれぞれ、部品を基板KBに装着する。本実施の形態では、作業ライン2では、基板KBはX軸に沿って受け渡される。すなわち、X軸は作業者OPから見て左から右に水平に延びる軸であり、3台の部品装着装置3はX軸に沿って並んでいる。Y軸は、水平面においてX軸と直交する。すなわちY軸は、作業者OPから見て前から後に延びている。また、Z軸は下から上に延びている。X軸、Y軸、Z軸については、実施の形態2以降も同様に定義されている。
図2は、部品装着装置3の側面図である。部品装着装置3は、基台11と、基台11の上方を覆うカバー部材12とを有しており、カバー部材12によって覆われる作業空間13の内部には2台の基板搬送路14が設けられている。基板搬送路14はそれぞれ、基台11上に設けられたコンベア機構を有し、基板KBをX軸に沿って搬送して所定の作業位置に位置決めする。
基台11の前後の端部にはフィーダ台車15が取り付けられている。図1に示すように、フィーダ台車15にはそれぞれ、複数のテープフィーダ16がX軸に沿って並べられて取り付けられている。図2において、テープフィーダ16はそれぞれ、フィーダ台車15に保持されたテープリール17から繰り出されるキャリアテープ18(テープ部材)を取り込んでY軸に沿って基板搬送路14に向かって搬送する。このようにして、テープフィーダ16は、キャリアテープ18に収納された部品BHを部品供給位置16Kに供給する。
基台11の上方には2つの装着ヘッド21がヘッド移動機構22によって移動されるように設けられている。装着ヘッド21はそれぞれ、下方に延びたノズル21Nを有している。ヘッド移動機構22は例えば直交座標ロボットを含み、2つの装着ヘッド21を独立して水平面内に移動させる。装着ヘッド21のノズル21Nはそれぞれ、テープフィーダ16が部品供給位置16Kに供給した部品BHを下端に吸着させてピックアップする。
部品装着装置3は制御装置23を有している。制御装置23は基板搬送路14、テープフィーダ16、装着ヘッド21およびヘッド移動機構22の各動作を制御する。
部品装着作業を行うときには、制御装置23は、まず、基板搬送路14を作動させて上流(基板KBの流れの上流)の装置から基板KBを受け取らせ、基板KBを位置決めさせる。基板KBを位置決めさせたら、制御装置23は、テープフィーダ16を作動させて部品供給位置16Kに部品BHを供給させつつ、ヘッド移動機構22を作動させて、装着ヘッド21に部品移載動作を繰り返し行わせる。部品移載動作は、テープフィーダ16が供給する部品BHを装着ヘッド21がピックアップする動作と、ピックアップした部品BHを装着ヘッド21が基板KBに装着させる動作とを含む。
制御装置23は、装着ヘッド21に部品移載動作を繰り返し実行させることによって、基板KBに装着すべき全ての部品BHを装着させる。この一連の動作が完了したら、制御装置23は、基板搬送路14を作動させて、基板KBを基板KBの流れの下流に搬出させる。このようにして3台の部品装着装置3が基板KBに部品BHを装着したら、最も下流に位置する部品装着装置3は基板KBを作業ライン2の下流(基板KBの流れの下流)の装置に搬出し、基板KBの1枚当たりの部品装着作業が終了する。
次に、切屑回収装置1について説明する。まず、キャリアテープ18の切断について説明する。図2に示すように、部品装着装置3が有するフィーダ台車15はそれぞれ、カッター装置31とシュータ32とを有している。カッター装置31は、テープフィーダ16の下方に設けられている。カッター装置31は、テープフィーダ16が部品BHを供給し終えた後のキャリアテープ18を切断する。シュータ32は、カッター装置31の下方に設けられている。シュータ32は、カッター装置31により切断されて自重で落下するキャリアテープ18の切屑KZを案内する。図3は、図2における領域IIIの拡大断面図である。図3に示すように、切屑KZは、シュータ32の下端の排出開口32Kから下方に排出され、フィーダ台車15から出て、後述する受容部42に入る。
このように作業ライン2を構成する部品装着装置3からはそれぞれ、切屑KZが発生し、作業ライン2の全体で発生するキャリアテープ18の切屑KZの量は膨大である。切屑回収装置1は、作業ライン2から発生する多量の切屑KZを人手によらずに自動で一箇所にまとめて廃棄処理を容易にする。
図4に示すように、切屑回収装置1は、2つの回収路41と、6つの受容部42と、正圧供給部43と、収容部44とを有している。回収路41は、部品装着装置3の並び方向に延びた管状の部材であり、床面FL上に設置されている。すなわち、回収路41は、X軸に沿って延びている。回収路41は、前後に2つ並んで設置されている。前側に設置された回収路41は、前側に位置する3台のフィーダ台車15に対応し、後側に設置された回収路41は、後側に位置する3台のフィーダ台車15に対応する。
回収路41はそれぞれ、X軸に沿って直列に並んだ複数の部品装着装置3の下方の領域に直線状に延びている。回収路41はそれぞれ、基板KBの流れの上流に位置する第一端と、基板KBの流れの下流に位置する第二端とのそれぞれに開口を有している(図5も参照)。以下、回収路41の第一端の開口をエア入口41Aと称し、回収路41の第二端の開口をエア出口41Bと称する。
図6A,図6Bに示すように、回収路41は断面矩形の中空形状を有しており、上壁41Cと下壁41D、およびY軸に沿って並んで対向する第1垂直壁41Eと第2垂直壁41Fとを有している。第1垂直壁41Eは、第2垂直壁41Fよりもフィーダ台車15に近い。
図5に示すように、回収路41にはそれぞれ、エア入口41Aとエア出口41Bの間の領域に、複数の切屑進入開口(以下、開口)41Kが設けられている。開口41Kにはそれぞれ、フィーダ台車15のシュータ32を通じて排出されたテープフィーダ16の切屑KZが進入する。図6Bに示すように、開口41Kは、回収路41の第1垂直壁41Eに設けられている。図5に示すように、回収路41のそれぞれに3台ずつの部品装着装置3が対応しており、回収路41にはそれぞれ、部品装着装置3の並び方向に3つの開口41Kが設けられている。すなわち、3つの開口41KはX軸に沿って並んでいる。
図4および図5に示すように、回収路41のエア出口41B付近の領域は、エア出口41Bに向かって斜め上方に延びている。回収路41の斜め上方に延びた先は、水平な水平部となっており、エア出口41Bはこの水平部の下面に開口している。
図5に示すように、回収路41のそれぞれのエア出口41Bの近傍位置には通気孔41Hが設けられている。詳細には、通気孔41Hは、エア出口41Bの最も近くに位置する開口41Kとエア出口41Bとの間の部分に設けられている。言い換えれば、通気孔41Hは、開口41Kのうち、回収路41におけるエアの流れの方向の最も下流に位置する開口41Kよりも下流の位置で、回収路41に設けられている。通気孔41Hは、回収路41の内部と外部とを連通する開口部である。通気孔41Hには、切屑KZを通過させない大きさの網目を有するメッシュ状部材が取り付けられている。あるいは、通気孔41Hが切屑KZを通過させない大きさを有していてもよい。
図6A,図6Bに示すように、第1垂直壁41Eの内面には、開口41Kを開閉するシャッタ部材としての開閉板60が設けられている。開閉板60は一枚の平板矩形状の部材であり、開閉板60の基端部KTは回収路41の内面に回転可能に取り付けられている。より具体的には、基端部KTが、ヒンジ61を介して回収路41の内面に取り付けられている。ヒンジ61の軸は上下に延びている。そのため、開閉板60はヒンジ61の軸まわりに(すなわち水平面内方向に)揺動して開口41Kを開閉するように構成されている。すなわち開閉板60は扉状部材であり、基端部KTはヒンジ61の軸まわりに回動自在である。このように、開閉板60の基端部KTは、回収路41の内面に取付けられ、開閉板60は、基端部KT周りに回動可能に設けられている。
図6Aは、開閉板60が閉じて開口41Kが閉止された状態を示している。一方、図6Bは、開閉板60が開いて開口41Kが開放された状態を示している。図6Bから分かるように、開閉板60は、先端部STが回収路41の第2垂直壁41Fに当接するまで開くことができる。
図2に示すように、受容部42は、フィーダ台車15のそれぞれの下方の床面FL上に設置されている。受容部42は全体として箱形状を有しており、図5に示すように、回収路41と対向する面は開放されている。
図5~図6Bに示すように、受容部42はそれぞれ、第1垂直壁41Eの外側に取り付けられており、第1垂直壁41Eに設けられた開口41Kを回収路41の外側から覆っている。図4および図5に示すように、前側の回収路41と後側の回収路41のそれぞれに、3つずつの受容部42が接続されている。
図4~図6Bに示すように、受容部42の上面には、上方に開口した切屑受容開口42Kが設けられている。図3に示すように、切屑受容開口42Kは、フィーダ台車15のシュータ32の直下に位置している。このため、シュータ32を通じて自重により落下する切屑KZは、切屑受容開口42Kを通って受容部42の中に入る。すなわち受容部42は、テープフィーダ16から排出された切屑KZを、上方に開口して設けられた切屑受容開口42Kから受容する。
図3および図5~図6Bに示すように、受容部42の内部にはエア吹出器51が設けられている。図4および図5に示すように、前側の3つの受容部42に設けられた3つのエア吹出器51は、管路52によって直列に連結されている。同様に、後側の3つの受容部42に設けられた3つのエア吹出器51は、管路52によって直列に連結されている。管路52は、X軸に沿って延びて設けられたエア供給路である。詳細には、平面視において、複数のエア吹出器51が管路52に接続されている。管路52は回収路41とほぼ平行に設けられている。管路52における、エアの流れの下流の端部は閉塞されており、管路52に供給されるエアが流れる方向は、回収路41内に供給されるエアが流れる方向と同じである。
図6A,図6Bに示すように、受容部42内のエア吹出器51には、管路52の延びる方向に並んだ複数のエア吹出口51Nが設けられている。すなわち、エア吹出口51Nは、X軸に沿って設けられている。エア吹出口51Nはそれぞれ、回収路41の開口41Kを向いて開口している。
図4に示すように、正圧供給部43は、外部配管71を介して正圧源72と繋がっている。正圧供給部43は制御バルブ43Vを内蔵している。回収路41のそれぞれのエア入口41Aと、管路52のそれぞれの上流端部は、正圧供給部43の内部に設けられた内部配管(図示せず)を介して制御バルブ43Vに繋がっている。外部配管71は、制御バルブ43Vを介してこれらの内部配管に繋がっている。
正圧供給部43は、外部配管71を通じて正圧源72から供給される正圧を制御バルブ43Vで制御することによって、回収路41のそれぞれのエア入口41Aに正圧を供給する。回収路41のエア入口41Aに正圧が供給されると、回収路41内に、エア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れが形成される。
正圧供給部43はまた、正圧源72から供給される正圧を制御バルブ43Vで制御することによって、管路52のそれぞれに正圧を供給する。管路52内に正圧が供給されると、管路52に繋がる受容部42それぞれの中のエア吹出器51のエア吹出口51Nからそれぞれ、エアが吹き出される。エア吹出器51からエアが吹き出されると、開閉板60が、図6Bに示すように受容部42の内側から押し開かれる。
制御バルブ43Vの動作は、作業ライン2とは別に設けられた図4に示す管理装置73により制御される。あるいは、作業ライン2を構成する複数の部品装着装置3の中のひとつの制御装置23が、制御バルブ43Vの動作を制御してもよい。
図7A,図7Bに示すように、収容部44はベルトコンベア82を有している。ベルトコンベア82は、一対のフレーム81と、複数のプーリと、ベルト82Bとを有している。フレーム81は、X軸に沿って対向して配置されている。複数のプーリは、駆動プーリ82Kと複数の従動プーリ82Jとを含み、フレーム81によって回転可能に支持されている。ベルト82Bは、これら複数のプーリに掛け渡されている。ベルト82Bの表面には、一定間隔おきに、ベルト82Bの幅に沿って延びた仕切り部82Hが設けられている。
フレーム81の一方には、駆動モータ(以下、モータ)83が取り付けられており、モータ83が駆動ベルト84を介して駆動プーリ82Kを回転させることで、ベルト82Bが走行する。フレーム81には一対のベルトガイド85が設けられており、ベルトガイド85は、ベルト82Bの両端をガイドする。そのため、ベルト82Bは所定の経路に沿って走行する。なお、モータ83の動作は、管理装置73、あるいは複数の部品装着装置3の中のひとつの制御装置23によって制御される。
ベルトコンベア82による搬送領域は、図7Bに示すように、Y軸に沿ってほぼ水平に延びる排出領域R1と、排出領域R1に連なり斜め上方へ向かう上昇領域R2と、上昇領域R2に連なりY軸に沿ってほぼ水平に延びる投棄領域R3とを有する。ベルト82B上の各部は、駆動プーリ82Kがモータ83によって回転駆動されることで、これら3つの領域をこの順で移動する。すなわち、ベルト82Bにおいて、例えば、隣接する2つの仕切り部82Hで挟まれた部分は、排出領域R1→上昇領域R2→投棄領域R3の順で移動する。
図4に示すように、ベルトコンベア82は、ベルト82Bの排出領域R1が、2つの回収路41のエア出口41Bの直下に位置するように設置されている。図4および図7A,図7Bに示すように、ベルト82Bの投棄領域R3の下方には切屑通路86が設けられており、切屑通路86の下方には収容箱87が設置されている。収容箱87は上方に開口した箱状の部材である。
次に、切屑回収装置1の動作を説明する。前述したように、フィーダ台車15からは、キャリアテープ18の切屑KZが排出される。シュータ32の下方に設置された受容部42は切屑KZを、切屑受容開口42Kを通じて、図8Aおよび図9Aに示すように受容する。
管理装置73は、作業ライン2が部品装着作業を行っている間、一定時間おきに、切屑KZの回収動作を実行する。管理装置73は、切屑KZの回収動作を行う場合にはまず、正圧供給部43の制御バルブ43Vを作動させ、管路52のそれぞれに正圧を供給する。なお管理装置73は、回収路41のそれぞれのエア入口41Aへ正圧を供給していない状態において管路52へ正圧を供給する。
管路52のそれぞれに正圧が供給されると、図8Bおよび図9B中に破線FDで示すように、エア吹出器51(エア吹出口51N)からエアが吹き出される。エアがエア吹出器51から吹き出されると、開口41Kを覆っている開閉板60はエアに押されて開き、開口41Kは開放状態になる。また、受容部42内の切屑KZは、吹き出されたエアによって開口41Kから押し出されて、回収路41内に進入する。これにより受容部42内の切屑KZは回収路41内に移送される。
このように、受容部42内に設けられたエア吹出器51は、受容部42から回収路41に向かってエアを吹き出すことで、受容部42が受容した切屑KZを回収路41内に移送する。このように、エア吹出器51は、正圧供給部43により回収路41のエア入口41Aに正圧が供給されていない状態において、受容部42が受容した切屑KZを回収路41内に移送する移送部として機能する。
管理装置73は、管路52を通じて受容部42内のエア吹出器51からエアを吹き出させたら、制御バルブ43Vを制御して、管路52への正圧の供給を停止させる。すなわち管理装置73は、エア吹出器51からのエアの吹き出しを停止させる。そして管理装置73は、図8Cの矢印Pで示すように、回収路41のそれぞれのエア入口41Aに正圧を供給する。これにより、回収路41のそれぞれの内部に、エア入口41Aからエア出口41Bに向かうエアの流れが形成される。
回収路41内に、エア入口41Aからエア出口41Bに向かうエアの流れが形成されると、図8C、図9Cに示すように、受容部42から回収路41内に移送された切屑KZは、エアの流れ(エアの圧力)によって、エア出口41Bへ向かって圧送される。このように、エア吹出器51からのエアの吹き出しが停止されて、回収路41内にエアの流れが形成されている。そのため、回収路41に設けられた開閉板60はそれぞれ、対応する開口41Kを閉じる。したがって、切屑KZは、開閉板60によって阻害されることはなく、回収路41内をスムーズにエア出口41Bへ向かって圧送される。
このように、正圧供給部43は、回収路41のエア入口41Aに正圧を供給し、回収路41内にエア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れを形成する。このエアの流れによって、開口41Kを通じて回収路41内に進入した切屑KZは、エア出口41Bまで圧送される。
回収路41内をエア出口41Bへ向かって圧送された切屑KZは、図10Aに示すように、エア出口41Bから下方に落下する。さらに切屑KZは、エア出口41Bの下方に位置するベルト82Bの排出領域R1に排出される。管理装置73は、エア入口41Aへの正圧の供給を所定時間(数秒程度)継続する。そして管理装置73は、回収路41内の切屑KZがエア出口41Bからベルト82B上に排出されたら、回収路41のエア入口41Aへの正圧の供給を停止する。
前述したように、回収路41のそれぞれのエア出口41Bの近傍には通気孔41Hが設けられている。エア入口41Aに正圧が供給されている間、回収路41内のエアは、通気孔41Hを通じて回収路41内の外部に逃がされる。このため、回収路41の下流の端部で圧力が極端に高くなってエアの流速が低下することはない。したがって、エアの流速が低下したために回収路41内の一部の切屑KZがエア出口41Bへ到達せず、切屑KZの一部が排出されないことを防止できる。特に、回収路41のエア出口41B付近の領域が上方に傾斜した形状となっており、この領域を切屑KZが自重に逆らって回収路41内の斜面を登る構成の場合には、特に有効である。
回収路41内の切屑KZが、図10Aに示すようにベルト82B上に排出されたら、管理装置73は、モータ83を作動させて、ベルト82Bを走行させる。これによりベルト82Bの排出領域R1に排出された切屑KZは、図10Bに示す上昇領域R2を矢印H1で示すように斜め上向きに運搬され、さらに図10Cに矢印H2で示すように、投棄領域R3へ運ばれる。なお、前述したように、ベルト82Bの表面にはベルト82Bの幅に沿って延びた仕切り部82Hが設けられている。そのため、切屑KZは上昇領域R2であってもベルト82Bから離脱(落下)することなく投棄領域R3まで確実に運ばれる。
投棄領域R3へ運ばれた切屑KZは、図10Cに示すように、投棄領域R3の端部から下方に投棄される。投棄領域R3の端部から投棄された切屑KZは、その直下に位置する切屑通路86を通って落下し、収容箱87に収容される。したがって2つの回収路41を通じて回収された切屑KZは、最終的には1つの収容箱87に収容される。
このように、ベルトコンベア82は、回収路41のエア出口41Bから排出された切屑KZを受け取った後、切屑KZを搬送する搬送部として機能する。さらに詳しくは、ベルトコンベア82は、回収路41のエア出口41Bから排出された切屑KZを受け取った後、切屑KZを上昇させて落下させる上昇落下部として機能する。また、収容箱87は、上昇落下部であるベルトコンベア82から落下した切屑KZを収容する切屑収容部として機能する。
切屑KZが収容箱87に収容されたら、作業者OPは収容部44から収容箱87を取り外し、所定の場所に切屑KZを処分して、収容箱87をもとの位置に戻す。これにより一連の切屑回収作業が終了する。
このように、切屑回収装置1では、管理装置73が、管路52を通じてエア吹出器51へエアを供給した後、回収路41のエア入口41Aに正圧を供給する一連の切屑回収動作を行う。この一連の動作によって、作業ライン2が複数の部品装着装置3を有し、部品装着装置3のそれぞれがフィーダ台車15を有していても、複数のフィーダ台車15から排出されたキャリアテープ18の切屑KZをまとめて収容部44に収容することができる。すなわち、切屑回収装置1によれば、正圧のみを用い負圧を用いることなく、部品装着装置3で発生したキャリアテープ18の切屑KZを一箇所(収容箱87)にまとめることができる。
管理装置73は、上記の切屑回収動作を、一定の時間が経過するごとに繰り返す。作業者OPは、切屑回収動作が行われるたびに、あるいは切屑回収動作が数回行われるたびに、収容箱87に収容された切屑KZを処分すればよい。このため、作業ライン2から発生するキャリアテープ18の切屑KZが膨大な量となる場合でも、作業者OPによる切屑KZの回収作業の負担は小さく、切屑KZの回収作業に要する労力が大きく軽減される。
(実施の形態2)
次に、図11A、図11Bを参照しながら、本開示の実施の形態2における切屑回収装置について説明する。実施の形態2における切屑回収装置は、開閉板60を揺動させるヒンジ61の位置が異なる点を除いて、実施の形態1と同じ構成を有する。実施の形態2では、開閉板60を揺動させるヒンジ61が、回収路41の第1垂直壁41Eの内面ではなく、受容部42の内面に設けられている。このような場合であっても開閉板60は実施の形態1の場合と同様の作用をするので、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、図12A~図13Cを参照しながら、本開示の実施の形態3における切屑回収装置について説明する。実施の形態3における切屑回収装置は、シャッタ部材の構成が異なる点を除いて、実施の形態1と同じ構成を有する。実施の形態1では、シャッタ部材である開閉板60は、一枚の平板状の部材である。これに対し、実際の形態3では、図12A、図12Bに示すような屈曲型開閉板(以下、開閉板)160がシャッタ部材として機能する。
開閉板160は、第1板状部162と、中間ヒンジ161と、第2板状部163とを有する。第1板状部162は、ヒンジ61を介して回収路41の第1垂直壁41Eの内面に取り付けられた基端部KTを含む。第2板状部163は、開閉板160全体における基端部KTの反対側の先端部STを含む。中間ヒンジ161は、第1板状部162と第2板状部163とを連結している。中間ヒンジ161は、基端部KTと先端部STとの間の中間部に位置し、ヒンジ61と平行な軸を有する。すなわち、基端部KTから中間ヒンジ161までの間の部分が第1板状部162であり、中間ヒンジ161から先端部STまでの部分が第2板状部163である。このため実施の形態3の開閉板160は、基端部KTだけでなく、基端部KTと先端部STとの間の中間部においても、ヒンジ61の軸と平行な、上下に延びる軸周りに揺動可能(屈曲可能)となっている。
図12Aに示すように、開口41Kを閉じた状態では、第1板状部162と第2板状部163は、同一平面内に延びる姿勢となる。一方、図12Bに示すように、開口41Kを開いた状態では、第1板状部162は、回収路41をほぼ横断するように、Y軸に沿って延びた姿勢となる。第2板状部163は第1板状部162に対して屈曲して、第2板状部163の先端部STを第2垂直壁41Fに当接させた姿勢となる。
実施の形態3では、実施の形態1の場合と同様に、図13Aに示すように受容部42内に切屑KZが受容された後、図13Bの破線FDで示すように、管理装置73によって管路52に正圧が供給されて、受容部42内のエア吹出器51からエアが吹き出される。これにより開閉板160は、図13Bに示すようにエアに押されて中間ヒンジ161で屈曲するように開口41Kを開き、開口41Kは開放状態になる。また、エア吹出器51から吹き出されたエアによって、受容部42内の切屑KZが、開口41Kから回収路41内に進入する。すなわち、受容部42内の切屑KZは回収路41内に移送される。
受容部42内の切屑KZが回収路41内に移送されたら、管理装置73は、管路52への正圧の供給を停止し、エア吹出器51からのエアの吹き出しを停止させる。そして管理装置73は、図13Cの矢印Pで示すように、回収路41のエア入口41Aに正圧を供給させる。これにより、回収路41内にはエア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れが形成され、回収路41内に移送されていた切屑KZは、エア出口41Bへ向かって圧送される。このとき開閉板160は回収路41内を流れるエアに押されて開口41Kを閉じるので、回収路41内における切屑KZの移動は開閉板160によって阻害されることはない。
このように実施の形態3の切屑回収装置においても、実施の形態1における切屑回収装置1と同様の効果を得ることができる。実施の形態3では、図13Bから分かるように、開閉板160が開口41Kを開いた状態となったときの開口41Kが開放される領域が実施の形態1の場合(図8B参照)よりも大きくなる。そのため、受容部42から回収路41内への切屑KZの移送がよりスムーズに行われる。
(実施の形態4)
次に、図14~図17を参照しながら、実施の形態4における切屑回収装置について説明する。実施の形態4における切屑回収装置は、図14に示すように、実施の形態1のシャッタ部材(開閉板60)に替えて板状部材260が設けられている点を除いて、実施の形態1と同じ構成を有する。
板状部材260は、図14および図15A,図15Bに示すように、回収路41の第1垂直壁41Eの内面に基端部KTが固定されて片持ち状態で支持されている。基端部KTは、開口41Kよりもエアの流れの上流の位置に固定されている。先端部STは、基端部KTと反対側の端部である。基端部KTから先端部STまでの領域は、回収路41内におけるエアの流れの上流から下流に向かうほど、第2垂直壁41Fに向かって斜めに延びている。すなわち、先端部STは、したがって、板状部材260は、回収路41内のエアの流路断面積を、上流から下流に向かうほど、小さくしている。そして、板状部材260の先端部STは、回収路41の内面から離間している。したがって、先端部STは、第1垂直壁41Eの内面からも第2垂直壁41Fの内面からも離間している。
このように、板状部材260の基端部KTは、回収路41の内面であって開口41Kよりもエアの流れの上流の位置に取り付けられており、エアの流れの基端部KTの反対側の先端部STは、基端部KTよりエアの流れの下流に位置して回収路41の内面から離間している。
実施の形態4では、実施の形態1の場合と同様に、管理装置73は、まず、図15Aの破線FDで示すように、エア吹出器51からエアを吹き出させて、受容部42内の切屑KZを回収路41内に移送する。このとき受容部42内の切屑KZは、回収路41の内面(第1垂直壁41Eの内面)と板状部材260との間の領域から回収路41内に進入する。
受容部42内の切屑KZが回収路41内に移送されたら、管理装置73は、エア吹出器51からのエアの吹き出しを停止させた後、図15Bの矢印Pで示すように、回収路41のエア入口41Aに正圧を供給する。これにより回収路41内には、エア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れが形成され、切屑KZは回収路41のエア出口41Bに向かって圧送される。
回収路41内に形成されるエアの流れでは、板状部材260が設けられている箇所で局部的にエアの流路断面積が小さくなって流速が遅くなり、圧力が高くなる。このように、板状部材260の先端部STの表側の、第2垂直壁41Fと板状部材260との間の領域である表側領域HGにおいて局部的にエアの流路断面積が小さくされている。そのため、板状部材260の下流では圧力損失が発生する。これにより、板状部材260の先端部STの裏側の、板状部材260と受容部42との間の領域である裏側領域RGでは、表側領域HGよりも相対的に圧力が低くなる。
このように、裏側領域RGの圧力は、表側領域HGの圧力よりも相対的に低い。しかしながら、回収路41内のエアのほとんどは、板状部材260の表側領域HGから裏側領域RGへは流れない。これは、板状部材260が回収路41内におけるエアの流れの上流から下流に向かうほど、第2垂直壁41Fに向かって斜めに延びており、エアが板状部材260に接触しても、全体としてエアの流れ方向が上流から下流に向かう方向に概ね維持されるためである。また、裏側領域RGの圧力が、表側領域HGの圧力よりも相対的に低いことにより、受容部42の内部の圧力は、裏側領域RGの圧力よりも相対的に高くなる。これにより、受容部42の内部のエアは、回収路41へと引き込まれる。このため裏側領域RGは受容部42の内部空間と連通しているにも拘らず、回収路41内のエアが受容部42へ向かって流れることはない。したがって、回収路41内に移送された切屑KZは受容部42からシュータ32に戻る(逆流する)ことなく、回収路41の下流へ送られる。
このように実施の形態4における切屑回収装置においても第1実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。それに加え、実施の形態4では、実施の形態1の開閉板60のように可動な部材を有しておらず、構成が簡単になる。なお、実施の形態4において、板状部材260は、回収路41内のエアが受容部42のへ向かって逆流するのを防止する逆流防止部として機能する。
ところで、エア入口41Aに正圧が供給されている状態において、回収路41内の圧力は、エア入口41Aからエア出口41Bへ向けて漸減する。このため図16A,図16Bに示すように、開口41Kが回収路41のエアの流れの方向に複数並んで設けられる場合には、板状部材260の先端部STと第1垂直壁41Eの内面との間の距離である離間距離RKをエアの下流ほど漸減させてもよい。すなわち、T1>T2>T3を満たすように、板状部材260を取り付ければよい。これにより、板状部材260の先端部STの表側と裏側の間の圧力差をほぼ同程度とすることができる。
離間距離RKは、図17に示す板状部材260の長さLと、板状部材260の第1垂直壁41Eからの開き角度Θとによって調整することが可能である。長さLは、基端部KTから先端部STまでの長さである。このため、エアの流れに沿って離間距離RKが漸減するようにするには、エアの流れの下流に位置するほど板状部材260の離間距離RKが小さくなるようにすればよい。すなわち、エアの流れの方向に、複数の開口41Kが並んで設けられている場合、任意に2つの板状部材260を選択すると、下流の板状部材260における離間距離RKは、上流の板状部材260における離間距離RKより小さい。
そして、具体的には、図16Aに示すように、複数の板状部材260の長さLを同じとし、エアの流れの下流に位置するほど回収路41の内面からの開き角度Θが小さくなるようにすればよい。すなわち、任意に2つの板状部材260を選択すると、下流の板状部材260の、回収路41の内面からの開き角度は、上流の板状部材260の、回収路41の内面からの開き角度より小さい。
あるいは、図16Bに示すように、複数の板状部材260の回収路41の内面からの開き角度Θを同じとし、エアの流れの下流に位置するほど長さLが小さくなるようにすればよい。すなわち、任意に2つの板状部材260を選択すると、下流の板状部材260の長さLは、上流の板状部材260の長さLより小さい。
(実施の形態5)
次に、図18を参照しながら、実施の形態5における切屑回収装置について説明する。実施の形態5における切屑回収装置は、管路52の設けられ方を除いて実施の形態1と同じ構成を有する。実施の形態1では、前後それぞれにX軸に沿って並んで配置された3つの受容部42内の3つのエア吹出器51がそれぞれ1本の管路52で直列に繋がれている。これに対し、実施の形態5では、3つのエア吹出器51がそれぞれ直接に個別の管路52によって正圧供給部43と繋がれ、エア吹出器51のそれぞれには、正圧供給部43から正圧が直接供給される。なお、管路52のそれぞれのエアの流れの下流の端部は閉塞されている。
正圧供給部43から正圧が与えられた管路52内の圧力は、エアの流れの下流にいくほど圧力が高くなっていくことから、下流に位置する受容部42ほど、エア吹出器51からは高圧のエアが吹き出される。これに対して実施の形態5では、正圧供給部43からエア吹出器51のそれぞれに、ほぼ同じ圧力のエアを吹き出させることができる。そのため、受容部42のそれぞれから回収路41内へ切屑KZを移送するときのエアの吹き出し流量をほぼ同一にすることができる。なお、この構成は実施の形態1のみならず実施の形態2~4にも適用することができる。
(実施の形態6)
次に、図19、図20を参照しながら、実施の形態6における切屑回収装置について説明する。実施の形態6における切屑回収装置は、図19に示すように、管路52の設けられ方を除いて実施の形態1と同じ構成を有する。実施の形態1では、管路52を流れるエアの方向は、回収路41内に供給されるエアの方向と同じである。これに対し、実施の形態6では、管路52を流れるエアの方向は、回収路41内に供給されるエアの方向と逆になっている。すなわち、実施の形態6では、平面視において、3つのエア吹出器51が直列に1本の管路52に接続されており、管路52は回収路41とほぼ平行に設けられている。管路52におけるエアの流れの下流の端部は閉塞されている。管路52に供給されるエアが流れる方向は、回収路41内に供給されるエアとは逆である。管路52が回収路41とほぼ平行に設けられているとは、管路52と回収路41とがなす角度が、例えば、0度以上、45度以下であることを意味する。当該角度は、より好ましくは、0度以上、10度以下であり、さらに好ましくは、0度以上、5度以下である。
正圧供給部43から正圧が与えられた管路52内の圧力は、エアの流れの下流に行くほど高くなる。同様に、1つのエア吹出器51において、複数のエア吹出口51Nから吹き出されるエアの圧力は、管路52におけるエアの流れる下流に位置するエア吹出口51Nほど高い。したがって、図20に示す構成では、回収路41内におけるエアの流れの上流に位置するエア吹出口51Nほど高圧なエアを吹き出す。このため受容部42内におけるエア吹出器51から吹き出されるエアの圧力に勾配が生じる。すなわち、回収路41内におけるエアの流れの上流ほど圧力高くなる。受容部42から回収路41内に吹き出されるエアの流れの方向は、図20に示すように、回収路41内をエアが流れる方向の成分を有した斜めの方向となる。回収路41内をエアが流れる方向とは、エア入口41Aからエア出口41Bへ向く方向であり、図20において左から右へ向く方向である。
上記のように、受容部42から回収路41内に吹き出されるエアの流れ方向は、回収路41内をエアが流れる方向の成分を有するので、受容部42内から回収路41内に移送された切屑KZは回収路41内を上流へ移動しにくい。また、複数のエア吹出口51Nから吹き出されるエアの強さは異なるため、受容部42内に切屑KZの塊が形成されていた場合であっても、その塊はバラバラにされる。このため、受容部42内の切屑KZは回収路41内にスムーズに移送される。その後に回収路41内にエアを供給すると、切屑KZは回収路41内で停滞して詰まりを起こすことなく、下流に運ばれる。なお、この構成は実施の形態1のみならず実施の形態2~4にも適用することができる。
(実施の形態7)
次に、図21を参照しながら、実施の形態7における切屑回収装置について説明する。実施の形態7における切屑回収装置は、管路52の設けられ方を除いて実施の形態1と同じ構成を有する。実施の形態1では、前後それぞれにX軸に沿って並んで配置された3つの受容部42内の3つのエア吹出器51がそれぞれ1本の管路52で直列に繋がれている。これに対し、実施の形態7では、図18に示す実施の形態5の場合と同様に、3つのエア吹出器51がそれぞれ直接に個別の管路52によって正圧供給部43と繋がれ、X軸に沿って並ぶ3つのエア吹出器51のそれぞれには、正圧供給部43から正圧が直接供給される。そして、図19に示す実施の形態6の場合と同様に、管路52を流れるエアの方向は、回収路41内に供給されるエアの方向と逆になっている。なお、それぞれの管路52のエアの流れの下流の端部は閉塞されている。
実施の形態7においても、実施の形態6の場合と同様に、正圧供給部43から正圧が与えられた管路52内の圧力は、エアの流れの下流に行くほど圧力が高くなっていく。同様に、1つのエア吹出器51が有する複数のエア吹出口51Nから吹き出されるエアの圧力は、管路52におけるエアの流れる下流に位置するエア吹出口51Nほど高い。すなわち、回収路41内におけるエアの流れの上流に位置するエア吹出口51Nほど高圧なエアを吹き出す。このため受容部42内におけるエア吹出器51から吹き出されるエアの圧力に勾配が生じる。すなわち、回収路41内におけるエアの流れの上流ほど圧力高くなる。受容部42から回収路41内に吹き出されるエアの流れの方向は、図20に示すように、回収路41内をエアが流れる方向の成分を有した斜めの方向となる。よって実施の形態7では、実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態7では、実施の形態5の場合と同様に、エア吹出器51がそれぞれ、個別の管路52によって直接に正圧供給部43と繋がれている。そのため、X軸に沿って並ぶ3つのエア吹出器51のそれぞれには、正圧供給部43から正圧が直接供給される。このため、受容部42のそれぞれから回収路41内へ切屑KZを移送するときのエアの吹き出し流量をほぼ同一にすることができ、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態8)
次に、図22、図23を参照しながら、実施の形態8における切屑回収装置について説明する。実施の形態8における切屑回収装置は、図22に示すように、管路52の設けられ方を除いて実施の形態1と同じ構成を有する。実施の形態1では、X軸に沿って並んで配置された3つの受容部42内の3つのエア吹出器51がそれぞれ1本の管路52で直列に繋がれている。これに対し、実施の形態7では、図18に示す実施の形態5の場合および図21に示す実施の形態7の場合と同様に、3つのエア吹出器51がそれぞれ直接に個別の管路52によって正圧供給部43と繋がれている。そのため、X軸に沿って並ぶ3つのエア吹出器51のそれぞれには、正圧供給部43から正圧が直接供給される。そして、図23に示すように、エア吹出器51の外方からエアが供給される。すなわち、エア吹出器51から見てY軸における外側から、エアが供給される。そのため、エア吹出器51が有する複数(ここでは3つ)のエア吹出口51Nに均等に正圧が与えられる。このため、受容部42から回収路41内へ切屑KZを移送するときのエアの吹き出し流量を、複数のエア吹出口51Nにおいてほぼ同一にすることができる。
(実施の形態9)
次に、図24~図26Bを参照しながら、実施の形態9における切屑回収装置について説明する。実施の形態9における切屑回収装置では、開口41Kが回収路41の上面に設けられ、受容部42やエア吹出器51が設けられていない。そして、開口41Kが切屑受容開口として機能する。それ以外の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態9においても、実施の形態4と同様の板状部材260が用いられている。板状部材260の基端部KTは、回収路41の上壁41Cの内面に固定されている。詳細には、図25~図26Bに示すように、板状部材260の基端部KTは、開口41Kよりもエアの流れの上流の位置に固定されている。回収路41内におけるエアの流れの上流から下流に向かうほど、回収路41内の流路断面積を小さくしていくように、板状部材260は、斜め下方に向かって延びている。
図2、図3を参照して前述したように、切屑KZは、部品装着装置3のフィーダ台車15が有するシュータ32から自重で落下する。図24、図26Aに示すように、実施の形態9では、シュータ32から自重で落下する切屑KZは、開口41Kから回収路41内に直接進入する。このため実施の形態1のようなエア吹出器51は設けられておらず、正圧供給部43は任意のタイミングで、回収路41のエア入口41Aに正圧を供給することができる。回収路41のエア入口41Aに正圧が供給されると、図26Bの矢印Pで示すように、回収路41内に、エア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れが形成される。回収路41内の切屑KZは、エア出口41Bに向かって圧送される。
回収路41内をエア入口41Aからエア出口41Bへ向かうエアの流れでは、板状部材260が設けられている箇所で局部的に流路断面積が小さくなって流速が遅くなり、圧力が高くなる。このように、板状部材260の先端部STの表側の、板状部材260の下側の領域である表側領域HGにおいて局部的にエアの流路断面積が小さくなっている。そのため、板状部材260の下流では圧力損失が発生する。これにより、板状部材260の先端部STの裏側の、板状部材260の上側の領域である裏側領域RGでは、表側領域HGよりも相対的に圧力が低くなる。したがって、実施の形態4の場合と同様の理由により、回収路41内のエアのほとんどは、板状部材260の表側領域HGから裏側領域RGへは流れない。このため裏側領域RGは受容部42の内部空間と連通しているにも拘らず、回収路41内のエアが受容部42へ向かって流れることはない。その結果、回収路41内に移送された切屑KZは受容部42からシュータ32に戻る(逆流する)ことなく、回収路41の下流へ送られる。
このように回収路41内に落下した切屑KZは、回収路41のエア入口41Aから供給された正圧によってエア出口41Bへ圧送される。したがって、実施の形態9においても、実施の形態1の形態と同様の効果を得ることができる。なお、実施の形態9においても板状部材260は、回収路41内のエアが受容部42へ向かって逆流するのを防止する逆流防止部として機能する。
以上説明したように、実施の形態1~9における切屑回収装置1は、第一端にエア入口41Aを有するとともに第二端にエア出口41Bを有し、側壁に部品装着装置3から排出された切屑KZが進入する開口41Kを有した管状の回収路41を有している。そして、エア入口41Aに正圧を供給してエア入口41Aからエア出口41Bに向かうエアの流れを形成することで、開口41Kを通じて回収路41の内部に進入した切屑KZが、エア出口41Bに向けて圧送される。実施の形態1~9における切屑回収装置1では、正圧のみで切屑KZを圧送するため負圧の発生装置が不要であり、安価な構成でキャリアテープ18の切屑KZを自動的に回収することができる。
これまで本開示の実施の形態について説明してきたが、本開示は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、収容部44は、回収路41のそれぞれのエア出口41Bの下方に収容箱87を設置した構成としてもよい。この場合、収容箱87の高さはエア出口41Bの高さ以下に制限される。この点、実施の形態1~9によれば、収容部44を構成するベルト82Bの排出領域R1の高さがエア出口41Bの高さ以下であればよく、収容箱87の高さ自体は高くてもよく、大容量の収容箱87を用いることができる。
また、実施の形態1~8では、移送部はエアを吹き出して受容部42内の切屑KZを回収路41内に移送する構成となっている。これ以外に、受容部42内にコンベア装置等を設置してもよい。このコンベア装置等が、受容部42内の切屑KZを回収路41に移送する移送部として機能する。あるいは、電動モータを用いた送風装置でエアを送るようにしてもよい。この場合、この送風装置が移送部として機能する。また、上述の実施の形態1~9では、回収路41が前後に2つ設けられていたが、部品装着装置3が、図2における中央から左右片側のみで構成されている場合などの場合には、回収路41は1つであってもよい。また、上述の実施の形態1~9では、それぞれ2台のテープフィーダ16を含む3台の部品装着装置3が直列に並んでおり、回収路41は部品装着装置3の下方の領域に直線状に延びている。しかしながら、部品装着装置3の台数は3台に限定されない。1台や2台でもよく、4台以上でもよい。
本開示は、安価な構成でテープ部材の切屑を自動回収できる切屑回収装置を提供する。そのため、テープフィーダで部品を供給してその部品を基板等に装着する部品装着装置に有用である。
1 切屑回収装置
2 作業ライン
3 部品装着装置
11 基台
12 カバー部材
13 作業空間
14 基板搬送路
15 フィーダ台車
16 テープフィーダ
16K 部品供給位置
17 テープリール
18 キャリアテープ
21 装着ヘッド
21N ノズル
22 ヘッド移動機構
23 制御装置
31 カッター装置
32 シュータ
32K 排出開口
41 回収路
41A エア入口
41B エア出口
41C 上壁
41D 下壁
41E 第1垂直壁
41F 第2垂直壁
41K 切屑進入開口(開口)
41H 通気孔
42 受容部
42K 切屑受容開口
43 正圧供給部
43V 制御バルブ
44 収容部
51 エア吹出器
51N エア吹出口
52 管路
60 開閉板
61 ヒンジ
71 外部配管
72 正圧源
73 管理装置
81 フレーム
82 ベルトコンベア
82B ベルト
82H 仕切り部
82J 従動プーリ
82K 駆動プーリ
83 駆動モータ(モータ)
84 駆動ベルト
85 ベルトガイド
86 切屑通路
87 収容箱
160 屈曲型開閉板(開閉板)
161 中間ヒンジ
162 第1板状部
163 第2板状部
260 板状部材
KT 基端部
ST 先端部
RK 離間距離
KZ 切屑
BH 部品

Claims (20)

  1. テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を回収する切屑回収装置であって、
    第一端にエア入口を有するとともに第二端にエア出口を有し、前記エア入口と前記エア出口との間の領域に前記テープフィーダから排出された前記切屑が進入する切屑進入開口が設けられた管状の回収路と、
    前記回収路の前記エア入口に正圧を供給し、前記回収路内に前記エア入口から前記エア出口へ向かうエアの流れを形成することによって、前記切屑進入開口を通じて前記回収路内に進入した前記切屑を前記エア出口まで圧送する正圧供給部と、
    前記正圧供給部により前記回収路の前記エア入口に前記正圧が供給されている状態において前記切屑進入開口を前記エア出口に向かうエアの流れを受けて閉止し、前記正圧供給部により前記回収路の前記エア入口に前記正圧が供給されていない状態において前記切屑進入開口を開放するシャッタ部材と、を備えた、切屑回収装置。
  2. 前記シャッタ部材は前記回収路の内面に取付けられた基端部を有し、前記基端部は回動自在に設けられている、請求項に記載の切屑回収装置。
  3. 前記シャッタ部材は、ヒンジを介して前記回収路の内面に取付けられた基端部を有し、
    前記シャッタ部材は、前記ヒンジの軸まわりに回動自在な扉状部材である、請求項に記載の切屑回収装置。
  4. 前記ヒンジの前記軸は上下に延びている、請求項に記載の切屑回収装置。
  5. 前記シャッタ部材は前記基端部と反対側の先端部と、前記基端部と前記先端部との間の中間部とをさらに有し、
    前記シャッタ部材は前記中間部において前記ヒンジの前記軸と平行な軸まわりに屈曲自在である、請求項に記載の切屑回収装置。
  6. テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を回収する切屑回収装置であって、
    第一端にエア入口を有するとともに第二端にエア出口を有し、前記エア入口と前記エア出口との間の領域に前記テープフィーダから排出された前記切屑が進入する切屑進入開口が設けられた管状の回収路と、
    前記回収路の前記エア入口に正圧を供給し、前記回収路内に前記エア入口から前記エア出口へ向かうエアの流れを形成することによって、前記切屑進入開口を通じて前記回収路内に進入した前記切屑を前記エア出口まで圧送する正圧供給部と、を備え、
    前記回収路の、前記切屑進入開口が設けられた内面の、前記切屑進入開口よりも前記エアの流れの上流の位置に取り付けられた基端部と、前記基端部と反対側で、前記基端部よりも前記エアの流れの下流に位置する先端部とを有する板状部材をさらに備え、
    前記板状部材の前記先端部は前記回収路の前記内面から離間している、切屑回収装置。
  7. 前記切屑進入開口は、前記回収路内の前記エアの流れの方向に並んで設けられた複数の切屑進入開口の1つであり、前記複数の切屑進入開口のそれぞれに対して前記板状部材の前記基端部が前記回収路の前記内面に取り付けられており、
    前記複数の板状部材は、任意に選択される第1板状部材と、前記第1板状部材より前記エアの流れの下流に位置し、任意に選択される第2板状部材とを含み、
    前記第2板状部材の前記先端部と前記回収路の前記内面との離間距離は、前記第1板状部材の前記先端部と前記回収路の前記内面との離間距離より小さい、請求項に記載の切屑回収装置。
  8. 前記複数の板状部材の前記基端部から前記先端部までの長さは同じであり、前記第2板状部材の前記回収路の前記内面からの開き角度は、前記第1板状部材の前記回収路の前記内面からの開き角度より小さい、請求項に記載の切屑回収装置。
  9. 前記複数の板状部材の、前記回収路の前記内面からの開き角度は同じであり、前記第2板状部材の前記基端部から前記先端部までの長さは、前記第1板状部材の前記基端部から前記先端部までの長さより小さい、請求項に記載の切屑回収装置。
  10. テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を回収する切屑回収装置であって、
    第一端にエア入口を有するとともに第二端にエア出口を有し、前記エア入口と前記エア出口との間の領域に前記テープフィーダから排出された前記切屑が進入する切屑進入開口が設けられた管状の回収路と、
    前記回収路の前記エア入口に正圧を供給し、前記回収路内に前記エア入口から前記エア出口へ向かうエアの流れを形成することによって、前記切屑進入開口を通じて前記回収路内に進入した前記切屑を前記エア出口まで圧送する正圧供給部と、
    切屑受容開口が設けられ、前記テープフィーダから排出された前記切屑を前記切屑受容開口から受容する受容部と、
    前記受容部が受容した前記切屑を前記回収路内に移送する移送部と、を備えた、切屑回収装置。
  11. 前記移送部は、前記正圧供給部により前記回収路の前記エア入口に前記正圧が供給されていない状態において、前記受容部が受容した前記切屑を前記回収路内に移送する、請求項10に記載の切屑回収装置。
  12. 前記移送部は前記受容部から前記回収路に向かってエアを吹き出すことで前記受容部が受容した前記切屑を前記回収路内に移送するエア吹出器を含む、請求項10または11に記載の切屑回収装置。
  13. 前記エア吹出器は、前記切屑回収装置が備える複数のエア吹出器の1つであり、
    前記切屑回収装置は、平面視において、前記複数のエア吹出器が接続されたエア供給路をさらに備え、
    前記エア供給路は前記回収路と実質的に平行に設けられており、
    前記エア供給路の一端は閉塞されており、
    前記エア供給路に供給されるエアが流れる方向は、前記回収路内に供給される前記エアが流れる方向とは逆である、請求項12に記載の切屑回収装置。
  14. テープ部材を用いて部品を供給するテープフィーダから排出される前記テープ部材の切屑を回収する切屑回収装置であって、
    第一端にエア入口を有するとともに第二端にエア出口を有し、前記エア入口と前記エア出口との間の領域に前記テープフィーダから排出された前記切屑が進入する切屑進入開口が設けられた管状の回収路と、
    前記回収路の前記エア入口に正圧を供給し、前記回収路内に前記エア入口から前記エア出口へ向かうエアの流れを形成することによって、前記切屑進入開口を通じて前記回収路内に進入した前記切屑を前記エア出口まで圧送する正圧供給部と、を備え、
    前記切屑進入開口は、前記回収路に設けられた1以上の切屑進入開口の1つであり、
    前記1以上の切屑進入開口のうち、前記回収路における前記エアの流れの方向の最も下流に位置する切屑進入開口よりも下流の位置で前記回収路に、前記回収路内の前記エアを前記回収路の外部に逃がす通気孔が設けられた、切屑回収装置。
  15. 前記回収路の前記エア出口から排出された前記切屑を収容する収容部をさらに備えた、請求項1~14のいずれか一項に記載の切屑回収装置。
  16. 前記収容部は、
    前記回収路の前記エア出口から排出された前記切屑を受け取った後、前記切屑を搬送する搬送部と、
    前記搬送部から前記切屑を受け取る切屑収容部と、を含む、請求項15に記載の切屑回収装置。
  17. 前記搬送部は、前記回収路の前記エア出口から排出された前記切屑を受け取った後、前記切屑を上昇させて落下させる、請求項16に記載の切屑回収装置。
  18. 前記搬送部はベルトコンベアを含む、請求項16または17に記載の切屑回収装置。
  19. 前記テープフィーダをそれぞれ有する複数の部品装着装置が直列に並んでおり、
    前記回収路は前記複数の部品装着装置の下方の領域に直線状に延びている、請求項1~18のいずれか一項に記載の切屑回収装置。
  20. 前記切屑進入開口は前記回収路の上壁に設けられており、
    前記テープフィーダから排出された前記切屑は前記切屑進入開口から前記回収路内に自重で落下して進入する、請求項6~9のいずれか一項に記載の切屑回収装置。
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