JP2022184342A - 設計プログラム、設計方法、プリント配線板 - Google Patents
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Abstract
【課題】クロストークノイズを低減する。【解決手段】処理部12は、記憶部11に記憶された、プリント配線板の設計データ11aに基づいて、プリント配線板に設けられる複数の伝送線路のうち、第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択し、第1の伝送線路に含まれるビア15a1と第2の伝送線路に含まれるビア15a2との間で発生するクロストークノイズの位相を、第1の伝送線路に含まれるビア15c1と第2の伝送線路に含まれるビア15c2との間で反転させるように、ビア15a1とビア15c1との間の第1の配線長またはビア15a2とビア15c2との間の第2の配線長を調整し、調整後のプリント配線板の設計データ11aを出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、設計プログラム、設計方法、プリント配線板に関する。
複数の電子部品が搭載されるプリント配線板には、各電子部品間の伝送線路の一部として、各電子部品の複数の接続端子と電気的に接続された複数のビアが形成されている場合がある。
上記の複数のビアのうち、隣接するビア間ではクロストークノイズが発生する可能性があり、プリント配線板を含む電子製品の誤作動の原因になる可能性があった。
従来、送信側の電子部品に設けた位相調整回路により、プリント配線板の各伝送線路での信号の位相を調整し、各伝送線路の間で信号のエッジが重ならないようにすることで、配線長共振起因のノイズを低減する技術があった(たとえば、特許文献1参照)。
従来、送信側の電子部品に設けた位相調整回路により、プリント配線板の各伝送線路での信号の位相を調整し、各伝送線路の間で信号のエッジが重ならないようにすることで、配線長共振起因のノイズを低減する技術があった(たとえば、特許文献1参照)。
また、従来、プリント配線板の表層配線と内層配線の伝搬遅延時間の違いを利用し、隣接伝送線路間で表層配線の長さの配分を異ならせて信号のエッジを互いにずらすことで、クロストーク起因のジッタを低減する技術があった(たとえば、特許文献2参照)。
また、従来、プリント配線板上の隣接伝送線路間の誘導性結合と容量性結合の値を算出し、算出結果に基づいて隣接伝送線路間に付加するキャパシタの選定などを行うことで、クロストークの影響を低減する技術があった(たとえば、特許文献3参照)。
しかしこれらの技術は、クロストークノイズそのものを低減するものではない。
一方、従来、送信側と受信側の2箇所のプリント配線板の実装部で生じるクロストークノイズのうち、一方で発生するものの位相を他方で発生するものの逆位相とすることでクロストークノイズを互いに打ち消し合う技術があった(たとえば特許文献4参照)。逆位相のクロストークノイズを発生させるため、正極性端子と負極性端子によるペアが隣接して複数配置されている送信側と受信側の電子部品の一方において、隣接ペアのうち一方のペアにおける正極性端子と負極性端子の配置を入れ替えることが行われる。そして、それらの端子に接続される2つの伝送線路(差動信号線対)も交差させることが行われる。
一方、従来、送信側と受信側の2箇所のプリント配線板の実装部で生じるクロストークノイズのうち、一方で発生するものの位相を他方で発生するものの逆位相とすることでクロストークノイズを互いに打ち消し合う技術があった(たとえば特許文献4参照)。逆位相のクロストークノイズを発生させるため、正極性端子と負極性端子によるペアが隣接して複数配置されている送信側と受信側の電子部品の一方において、隣接ペアのうち一方のペアにおける正極性端子と負極性端子の配置を入れ替えることが行われる。そして、それらの端子に接続される2つの伝送線路(差動信号線対)も交差させることが行われる。
しかし、上記の正極性端子と負極性端子の配置を入れ替える技術では、クロストークノイズを低減できない場合があった。
たとえば、送信側の電子部品で正負極性端子のペアが2つ隣接して配置されクロストークノイズが発生する場合で、これらのペアに電気的に接続される、受信側の電子部品の2つの正負極性端子のペアが離れている場合を考える。この場合、受信側の電子部品の2つのペアのうちの一方の正負極性端子の入れ替えを行っても、逆位相のクロストークを発生させることができず、クロストークノイズを互いに打ち消すことができない場合がある。また、正負極性端子の配置を変えることができない電子部品を用いる場合も、上記従来の技術は適用できない。
たとえば、送信側の電子部品で正負極性端子のペアが2つ隣接して配置されクロストークノイズが発生する場合で、これらのペアに電気的に接続される、受信側の電子部品の2つの正負極性端子のペアが離れている場合を考える。この場合、受信側の電子部品の2つのペアのうちの一方の正負極性端子の入れ替えを行っても、逆位相のクロストークを発生させることができず、クロストークノイズを互いに打ち消すことができない場合がある。また、正負極性端子の配置を変えることができない電子部品を用いる場合も、上記従来の技術は適用できない。
1つの側面では、本発明は、クロストークノイズを低減可能な設計プログラム、設計方法及びプリント配線板を提供することを目的とする。
1つの実施態様では、記憶部に記憶された、プリント配線板の設計データに基づいて、前記プリント配線板に設けられる複数の伝送線路のうち、第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択し、前記第1の伝送線路に含まれる第1のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第2のビアとの間で発生する第1のクロストークノイズの位相を、前記第1の伝送線路に含まれる第3のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第4のビアとの間で反転させるように、前記第1のビアと前記第3のビアとの間の第1の配線長、前記第2のビアと前記第4のビアとの間の第2の配線長、前記第1のビアの長さ、前記第2のビアの長さ、前記第3のビアの長さまたは前記第4のビアの長さを調整し、調整後の前記プリント配線板の前記設計データを出力する、処理をコンピュータに実行させる設計プログラムが提供される。
また、1つの実施態様では、設計方法が提供される。
また、1つの実施態様では、プリント配線板が提供される。
また、1つの実施態様では、プリント配線板が提供される。
1つの側面では、本発明は、クロストークノイズを低減できる。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の設計方法及びプリント配線板の一例を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の設計方法及びプリント配線板の一例を示す図である。
第1の実施の形態の設計方法は、たとえば、図1に示すような設計装置10により実行される。
設計装置10は、記憶部11、処理部12を有する。
設計装置10は、記憶部11、処理部12を有する。
記憶部11は、たとえば、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置、または、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。
記憶部11は、複数の電子部品が搭載されたプリント配線板の設計データ11aを記憶する。設計データ11aは、たとえば、配線、ビア、端子など配置や形状、物性値(抵抗率など)に関する情報を含むCAD(Computer Aided Design)データであり、予め所定の設計ルールにしたがって生成される。
なお、設計装置10が、ユーザによる入力を受け付けて、その入力に基づいて、設計データ11aを作成してもよいし、設計装置10は、別の情報処理装置によって生成された設計データ11aを取得してもよい。
処理部12は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などのハードウェアであるプロセッサにより実現できる。ただし、処理部12は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの電子回路を含んでもよい。プロセッサは、RAMなどのメモリに記憶されたプログラムを実行する。たとえば、設計プログラムが実行される。なお、複数のプロセッサの集合を「マルチプロセッサ」または単に「プロセッサ」ということがある。
処理部12は、第1の電子部品と第2の電子部品とを電気的に接続する複数の伝送線路のそれぞれに含まれるビア間で発生するクロストークノイズを低減するために、以下のように、何れかの伝送線路の長さを調整する。
処理部12は、設計データ11aに基づいて、それぞれビアを含む複数の伝送線路のうち、第1の伝送線路と第2の伝送線路とを選択する。たとえば、処理部12は、第1の電子部品の、それぞれ信号が送信される隣接する2つの接続端子(たとえば、半田バンプ)に電気的に接続される2つの伝送線路を選択する。これら隣接する2つの接続端子に電気的に接続され、第1の電子部品の下方のプリント配線板に設けられる隣接する2つのビア間では、クロストークノイズが発生しやすいためである。
なお、処理部12は、シミュレーションにより、2つのビア間で基準値以上の大きさのクロストークノイズが発生している第1の伝送線路と第2の伝送線路を特定し、それらを選択してもよい。また、処理部12は、設計データ11aに基づいて製造された試作品の実測値に基づいて、2つのビア間で基準値以上の大きさのクロストークノイズが発生している第1の伝送線路と第2の伝送線路を特定し、それらを選択してもよい。
処理部12は、たとえば、シミュレーションにより、2つのビア間で発生するクロストークノイズの周期を特定する。なお、クロストークノイズの周期は、設計データ11aに基づいて製造された試作品の実測値に基づいて特定されたものであってもよい。また、処理部12はユーザから、低減したいクロストークの周波数の入力を受け付け、その周波数から周期を特定してもよい。
そして、処理部12は、第1の伝送線路または第2の伝送線路の長さを以下のように調整する。なお、以下では、ビア間でクロストークノイズが発生する2つのビアのうち、第1の伝送線路に含まれるものを第1のビア、第2の伝送線路に含まれるものを第2のビアという。
処理部12は、第1、第2のビア間で発生するクロストークノイズの位相を、第1の伝送線路に含まれる第3のビアと第2の伝送線路に含まれる第4のビアとの間で反転させるように、第1、第3のビア間の配線長、または第2、第3のビア間の配線長を調整する。
たとえば、処理部12は、両配線長の差が、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、第1のビアと第3のビアとの間または第2のビアと第4のビアとの間を伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値になるように、調整を行う。
第2の電子部品において信号を受信する隣接する2つの接続端子に電気的に接続され、第2の電子部品の下方のプリント配線板に設けられる2つのビアがある場合、それらのビア間でクロストークノイズを発生させることができる可能性がある。そのため、第3のビアと第4のビアを、これらのビアとすることができる。
上記のような2つのビアがない場合、第1の伝送線路に第3のビアが追加され、第2の伝送線路に第3のビアに隣接する第4のビアが追加され、追加された2つのビア間でクロストークノイズを発生させることになる。
図1には、ビアを追加した設計対象の一例のプリント配線板15の模式図が示されている。プリント配線板15は、電子部品16a,16bを搭載している。
電子部品16a,16bは、たとえば、BGA(Ball Grid Array)パッケージであり、パッケージ基板16a1,16b1と半導体チップ(ダイ)16a2,16b2を有する。電子部品16a,16bは、接続端子の一例である半田バンプにより、プリント配線板15上に搭載されている。
電子部品16a,16bは、たとえば、BGA(Ball Grid Array)パッケージであり、パッケージ基板16a1,16b1と半導体チップ(ダイ)16a2,16b2を有する。電子部品16a,16bは、接続端子の一例である半田バンプにより、プリント配線板15上に搭載されている。
プリント配線板15において、電子部品16a,16bの下方に、電子部品16a,16bの複数の半田バンプと電気的に接続される複数のビアが形成されている。図1には、それらの複数のビアのうち一部が示されている。ビア15a1,15a2は、電子部品16aの下方に形成されており、ビア15b1,15b2は、電子部品16bの下方に形成されている。
さらに、図1の例では、ビア15c1,15c2が追加されている。ビア15c1は、ビア15a1,15b1を含む伝送線路に追加され、ビア15c2は、ビア15a2,15b2を含む伝送線路に追加される。
なお、ビア15c1が追加されたことにより、ビア15a1,15b1を結ぶ配線は、ビア15a1とビア15c1とを結ぶ配線15d1と、ビア15c1とビア15b1とを結ぶ配線15e1とを含むことになる。また、ビア15c2が追加されたことにより、ビア15a2,15b2を結ぶ配線は、ビア15a2とビア15c2とを結ぶ配線15d2と、ビア15c2とビア15b2とを結ぶ配線15e2とを含むことになる。
また、図1には、電子部品16a,16bの下方に形成されるビア群と、追加されるビアとが模式的に表されている。“G”は接地電位となるビアを表し、“S”は信号が伝搬されるビアを表す。
図1の例では、電子部品16aの下方の信号が伝搬される2つのビア間で、周期Tのクロストークノイズが発生している例が示されている。たとえば、下側の“S”で表されるビアを伝搬する信号がアグレッサーで、上側の“S”で表されるビアを伝搬する信号がビクティムとなる。
電子部品16bの下方のビア群において、上記の信号が伝搬されるビア(“S”で表される2つのビア)は、図1のように隣接していない(間に“G”で表されているビアが2つ配置されている)。この場合、これらのビア間で、電子部品16aの下方のビア間で発生するクロストークノイズをキャンセルさせるためのクロストークノイズを発生させることができない可能性があるため、追加のビアが設けられる。図1の例では、追加のビアには、信号が伝搬される隣接する2つのビアと、接地電位となる2つのビアが含まれている。
そして、図1の例では、電子部品16aの下方の信号が伝搬される2つのビアと、追加された2つのビアとを結ぶ2本の配線の一方の配線長をLとしたとき、他方の配線長をL+Laとしている。Laは、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、前述の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
これにより、電子部品16aの下方の2つのビア間で発生したクロストークノイズと、追加された2つのビア間で発生するクロストークノイズとが逆相になり、クロストークノイズをキャンセルまたは低減させることができる。このような手法は、特定した周期をもつクロストークノイズの周波数で、クロストーク特性に共振をもたせてクロストークノイズをキャンセルする手法であるということもできる。
また、ビアを追加することで所望の区間Aで、クロストークノイズをキャンセルまたは低減させることができる。たとえば、クロストークノイズの発生源である。2つのビアの近くに追加の2つのビアを設けることで、クロストークノイズが信号の伝搬に与える影響をより抑えることができ、伝送効率を向上できる。
なお、上記の例では、2本の伝送線路に含まれるビア間でのクロストークノイズをキャンセルまたは低減させる方法を説明したが、他の伝送線路対についても同様に上記の方法を適用可能である。
また、半導体チップ16a2,16b2を、2つの電子部品と考えたときに、半導体チップ16a2,16b2間の2つの伝送線路に含まれる複数のビア間で、上記のような配線長の調整を行ってもよい。その場合、パッケージ基板16a1,16b1もプリント配線板の一部と考え、パッケージ基板16a1,16b1に形成される配線長を調整してもよい。また、パッケージ基板16a1,16b1に追加のビアを設けてもよい。
以下、第1の実施の形態の設計方法の流れの概略をフローチャートでまとめる。
図2は、第1の実施の形態の設計方法の概略の流れを示すフローチャートである。
処理部12は、記憶部11から設計データ11aを取得し(読み出し)(ステップS1)、上記の第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択する(ステップS2)。そして、処理部12は、第1の伝送線路に含まれる第1のビアと第2の伝送線路に含まれる第2のビアとの間に発生するクロストークノイズの周期を特定する(ステップS3)。処理部12は、第1、第2のビア間で発生するクロストークの位相を、第3のビアと第4のビアとの間で反転させるように、第1、第3のビア間の配線長、または、第2、第3のビア間の配線長を調整する(ステップS4)。その後、処理部12は、配線長の調整など(上記のようにビアが追加される場合もある)を行うことによって修正した設計データを出力し(ステップS5)、処理を終える。処理部12は、たとえば、修正した設計データを、図示しない表示装置に出力して表示させてもよいし、記憶部11に出力して記憶させてもよい。また、処理部12は、ネットワークを介して設計装置10の外部の情報処理装置に修正した設計データを送信してもよい。
図2は、第1の実施の形態の設計方法の概略の流れを示すフローチャートである。
処理部12は、記憶部11から設計データ11aを取得し(読み出し)(ステップS1)、上記の第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択する(ステップS2)。そして、処理部12は、第1の伝送線路に含まれる第1のビアと第2の伝送線路に含まれる第2のビアとの間に発生するクロストークノイズの周期を特定する(ステップS3)。処理部12は、第1、第2のビア間で発生するクロストークの位相を、第3のビアと第4のビアとの間で反転させるように、第1、第3のビア間の配線長、または、第2、第3のビア間の配線長を調整する(ステップS4)。その後、処理部12は、配線長の調整など(上記のようにビアが追加される場合もある)を行うことによって修正した設計データを出力し(ステップS5)、処理を終える。処理部12は、たとえば、修正した設計データを、図示しない表示装置に出力して表示させてもよいし、記憶部11に出力して記憶させてもよい。また、処理部12は、ネットワークを介して設計装置10の外部の情報処理装置に修正した設計データを送信してもよい。
また、処理部12は、設計データをCAM(Computer Aided Manufacturing)データなどの製造データに変換し、その製造データを出力してもよい。プリント配線板は、製造データに基づいて製造装置によって製造される。
なお、上記の処理の順序は一例であり、たとえば、基準値以上の大きさをもつクロストークノイズの周期を特定したあとに、その周期のクロストークノイズがビア間で発生する第1の伝送線路と、第2の伝送線路を選択してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。
図3は、設計装置のハードウェア例を示すブロック図である。
次に、第2の実施の形態を説明する。
図3は、設計装置のハードウェア例を示すブロック図である。
設計装置20は、図3に示すようなコンピュータにより実現できる。設計装置20は、CPU21、RAM22、HDD23、GPU(Graphics Processing Unit)24、入力インタフェース25、媒体リーダ26及び通信インタフェース27を有する。上記ユニットは、バスに接続されている。
CPU21は、プログラムの命令を実行する演算回路を含むプロセッサである。CPU21は、HDD23に記憶されたプログラムやデータの少なくとも一部をRAM22にロードし、プログラムを実行する。なお、CPU21は複数のプロセッサコアを備えてもよく、設計装置20は複数のプロセッサを備えてもよく、以下で説明する処理を複数のプロセッサまたはプロセッサコアを用いて並列に実行してもよい。また、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を「プロセッサ」と呼んでもよい。
RAM22は、CPU21が実行するプログラムやCPU21が演算に用いるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。なお、設計装置20は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個のメモリを備えてもよい。
HDD23は、OS(Operating System)やミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどのソフトウェアのプログラム、及び、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。プログラムには、たとえば、プリント配線板の設計処理を設計装置20に実行させる設計プログラムが含まれる。なお、設計装置20は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
GPU24は、CPU21からの命令にしたがって、設計装置20に接続されたディスプレイ24aに画像を出力する。ディスプレイ24aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
入力インタフェース25は、設計装置20に接続された入力デバイス25aから入力信号を取得し、CPU21に出力する。入力デバイス25aとしては、マウスやタッチパネルやタッチパッドやトラックボールなどのポインティングデバイス、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチなどを用いることができる。また、設計装置20に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ26は、記録媒体26aに記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体26aとして、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)、半導体メモリなどを使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ26は、たとえば、記録媒体26aから読み取ったプログラムやデータを、RAM22やHDD23などの他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、たとえば、CPU21によって実行される。なお、記録媒体26aは、可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体26aやHDD23を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ということがある。
通信インタフェース27は、ネットワーク27aに接続され、ネットワーク27aを介して他の情報処理装置と通信を行うインタフェースである。通信インタフェース27は、スイッチなどの通信装置とケーブルで接続される有線通信インタフェースでもよいし、基地局と無線リンクで接続される無線通信インタフェースでもよい。
次に、設計装置20の機能及び処理手順を説明する。
図4は、設計装置の機能例を示すブロック図である。
設計装置20は、設計データ記憶部31、設計データ修正部32、クロストークノイズ周期特定部33、レイアウト検証部34、出力部35を有する。設計データ記憶部31は、たとえば、RAM22またはHDD23に確保した記憶領域を用いて実装できる。設計データ修正部32、クロストークノイズ周期特定部33、レイアウト検証部34、出力部35は、たとえば、CPU21が実行するプログラムモジュールを用いて実装できる。
図4は、設計装置の機能例を示すブロック図である。
設計装置20は、設計データ記憶部31、設計データ修正部32、クロストークノイズ周期特定部33、レイアウト検証部34、出力部35を有する。設計データ記憶部31は、たとえば、RAM22またはHDD23に確保した記憶領域を用いて実装できる。設計データ修正部32、クロストークノイズ周期特定部33、レイアウト検証部34、出力部35は、たとえば、CPU21が実行するプログラムモジュールを用いて実装できる。
設計データ記憶部31は、複数の電子部品が搭載されたプリント配線板の設計データを記憶する。設計データ11aは、たとえば、配線、ビア、端子など配置や形状、物性値(抵抗率など)に関する情報を含むCADデータであり、予め所定の設計ルールにしたがって生成される。
設計データ修正部32は、クロストークノイズを低減するための配線長の修正など、設計データの修正を行う。
クロストークノイズ周期特定部33は、低減させるクロストークノイズの周期を、シミュレーションなどにより特定する。
クロストークノイズ周期特定部33は、低減させるクロストークノイズの周期を、シミュレーションなどにより特定する。
レイアウト検証部34は、設計データまたは修正された設計データに対して、たとえば、DRC(Design Rule Checking)やLVS(Layout Versus Schematic)などのレイアウト検証を行う。
出力部35は、修正後の設計データを出力する。また、出力部35は、修正後の設計データをCAMデータなどの製造データに変換し、その製造データを出力してもよい。
図5は、プリント配線板の設計手順の概略の流れを示すフローチャートである。
図5は、プリント配線板の設計手順の概略の流れを示すフローチャートである。
まず、プリント配線板の設計ルールが作成され(ステップS10)、設計ルールにしたがって、CAD上で、プリント配線板への部品の配置や、配線などを含む設計データ(実装レイアウト)が作成される(ステップS11)。その後、DRCやLVSなどのレイアウト検証により、設計データの検証が行われる(ステップS12)。そして、検証結果に応じて設計データの修正及び再検証が行われ(ステップS13)、たとえば、検証結果が許容されるものである場合に設計データの作成が完了する(ステップS14)。その後、設計データに基づいた製造データが出力される(ステップS15)。
設計装置20は、上記各ステップの処理のうち、少なくともステップS13の処理を行う。
図6は、設計データの修正処理の一例の流れを示すフローチャートである。
図6は、設計データの修正処理の一例の流れを示すフローチャートである。
設計データ修正部32は、設計データ記憶部31から設計データを取得する(読み出し)(ステップS20)。そして、設計データ修正部32は、設計データに基づいて、プリント配線板に搭載される2つの電子部品をつなぐ伝送線路において、ビアが複数存在し、ビア間でクロストークノイズがキャンセル可能であるか否かを判定する(ステップS21)。
ビア間でキャンセルが可能である場合とは、たとえば、プリント配線板に搭載される送信側の電子部品と受信側の電子部品とのそれぞれにおける複数の接続端子の配置の仕方が同じ場合などである(後述の図9参照)。
設計データ修正部32は、ビア間でキャンセル可能と判定した場合、ステップS22の処理を行い、ビア間でキャンセル可能ではないと判定した場合、ステップS23の処理を行う。
ステップS22の処理では、設計データ修正部32は、たとえば、シミュレーションにより、2つのビア間で基準値以上の大きさのクロストークノイズが発生している第1の伝送線路と第2の伝送線路を特定し、それらを選択する。また、設計データ修正部32は、設計データに基づいて製造された試作品の実測値に基づいて、2つのビア間で基準値以上の大きさのクロストークノイズが発生している第1の伝送線路と第2の伝送線路を特定し、それらを選択してもよい。
第1の実施の形態の説明と同様に、以下では、ビア間でクロストークノイズが発生する2つのビアのうち、第1の伝送線路に含まれるものを第1のビア、第2の伝送線路に含まれるものを第2のビアという。また、第1の伝送線路に含まれる別のビアを第3のビア、第2の伝送線路に含まれ、第3のビアに隣接するものを第4のビアという。
ステップS23の処理では、設計データ修正部32は、たとえば、ステップS22の処理と同様に第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択し、第1の伝送線路と第2の伝送線路のそれぞれに1つずつビアを追加する。追加される2つのビアは、互いに隣接するように配置される。以下、ステップS23の処理が行われる場合、第1の伝送線路に追加されるビアを第3のビア、第2の伝送線路に追加されるビアを第4のビアという。
ステップS22,S23の処理後、クロストークノイズ周期特定部33は、たとえば、シミュレーションにより、第1のビアと第2のビアとの間で発生するクロストークノイズの周期(T)を特定する(ステップS24)。たとえば、第1の伝送線路と第2の伝送線路の一方にのみ信号を伝搬させ、他方を伝搬するクロストークノイズを測定する方法などが用いられる。
なお、クロストークノイズの周期は、設計データに基づいて製造された試作品の実測値に基づいて特定されたものであってもよい。また、クロストークノイズ周期特定部33はユーザから、低減したいクロストークの周波数の入力を受け付け、その周波数から周期を特定してもよい。
その後、設計データ修正部32は、T/2を計算する(ステップS25)。T/2は、クロストークノイズが発生する信号間に付加する遅延差を示す。
そして、設計データ修正部32は、T/2を、第1、第3のビア間または第2、第4のビア間を伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割ることで、付加する第1、第3のビア間と、第2、第4のビア間との配線長差を計算する(ステップS26)。
そして、設計データ修正部32は、T/2を、第1、第3のビア間または第2、第4のビア間を伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割ることで、付加する第1、第3のビア間と、第2、第4のビア間との配線長差を計算する(ステップS26)。
設計データ修正部32は、計算した配線調査をもとに、第1、第3のビア間または第2、第4のビア間の配線長を調整する(ステップS27)。配線長の調整が行われた後の設計データ(修正後の設計データ)は、たとえば、設計データ記憶部31に記憶される。
出力部35は、修正後の設計データを出力する(ステップS28)。これにより、修正処理が終わる。出力部35は、たとえば、修正した設計データを、ディスプレイ24aに出力して表示させてもよいし、ネットワーク27aを介して設計装置20の外部の情報処理装置に修正後の設計データを送信してもよい。
なお、上記の処理の順序は一例であり、適宜処理の順序を入れ替えてもよい。
図7は、ビアを追加した後に配線長を調整する例を示す図である。
図7には、プリント配線板に搭載された送信側の第1の電子部品と、受信側の第1の電子部品との間で、シングルエンド信号を送受信する際に用いられる2つの伝送線路の例が示されている。
図7は、ビアを追加した後に配線長を調整する例を示す図である。
図7には、プリント配線板に搭載された送信側の第1の電子部品と、受信側の第1の電子部品との間で、シングルエンド信号を送受信する際に用いられる2つの伝送線路の例が示されている。
第1の電子部品と第2の電子部品はそれぞれ、パッケージ基板に搭載された半導体チップを含む。第1の電子部品の半導体チップに含まれる送信回路40a,40bが送信する信号が、パッケージ基板のビア41a,41b及び配線42a,42bを介して、プリント配線板に伝搬される。プリント配線板に伝搬された信号は、ビア43a,43b、配線44a,44b、追加されたビア45a,45b、配線46a,46b及びビア47a,47bを介して第2の電子部品に伝搬される。第2の電子部品に伝搬された信号は、パッケージ基板の配線48a,48b及びビア49a,49bを介して、半導体チップの受信回路50a,50bに伝搬される。
図7において、ビア43aとビア43bの隣接する箇所51が、クロストークノイズの発生箇所である場合、隣接するビア45a,45bを追加した箇所52で、逆相のクロストークノイズを発生させるため、配線44a,44bの配線長が調整される。追加されるビア45a,45bの間の距離は、たとえば、ビア43a,43bの間の距離と同じになるように配置される。また、追加されるビア45a,45bの長さは、たとえば、ビア43a,43bの長さと同じである。
図7の例では配線44a,44bの調整前の配線長(L2)に対して、配線長差としてLbが、配線44bに付加されている。なお、図7では、配線42a,42bの配線長はL1であり等しく、配線46a,46bの配線長はL3であり等しく、配線48a,48bの配線長はL4であり等しい。
配線長差であるLbは、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、配線44aまたは配線44bを伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
図8は、クロストークノイズの低減結果の一例を示す図である。図8において横軸は、クロストークノイズの周波数[GHz]を表し、縦軸はノイズの大きさ[dB]を表す。
特性55がクロストークノイズの低減前の特性であり、特性56がクロストークノイズの低減後の特性を示す。
特性55がクロストークノイズの低減前の特性であり、特性56がクロストークノイズの低減後の特性を示す。
たとえば、図7の箇所43aで、基準値Vth以上の大きさのクロストークノイズが発生しており、低減したいクロストークノイズの周波数を6GHzであるとする。
その場合、T=166psであるから、6GHzで共振を生じさせるために、配線44a,44bを伝搬する信号間に付加する遅延差は、166/2=83psである。単位長さ当たりの伝搬遅延を6.5ps/mmとすると、配線長差(Lb)は、約13mmとなる。
その場合、T=166psであるから、6GHzで共振を生じさせるために、配線44a,44bを伝搬する信号間に付加する遅延差は、166/2=83psである。単位長さ当たりの伝搬遅延を6.5ps/mmとすると、配線長差(Lb)は、約13mmとなる。
このような配線長差を配線44a,44bの間に付加することで、たとえば、図8の特性56のように、6GHzのクロストークノイズを低減できる。
図9は、ビアを追加せずに配線長を調整する第1の例を示す図である。図9において、図7と同じ要素については同一符号が付されている。また、図9には、送信側の電子部品と受信側の電子部品の下方に形成されるビア群と、追加されるビアとが模式的に表されている。“G”は接地電位となるビアを表し、“S”は信号が伝搬されるビアを表し、“Sa”、“Sb”は選択された2つの伝送線路にプリント配線板におけるビアを表す。
図9は、ビアを追加せずに配線長を調整する第1の例を示す図である。図9において、図7と同じ要素については同一符号が付されている。また、図9には、送信側の電子部品と受信側の電子部品の下方に形成されるビア群と、追加されるビアとが模式的に表されている。“G”は接地電位となるビアを表し、“S”は信号が伝搬されるビアを表し、“Sa”、“Sb”は選択された2つの伝送線路にプリント配線板におけるビアを表す。
図9では、プリント配線板に搭載される送信側の電子部品と受信側の電子部品とのそれぞれにおける複数の接続端子の配置の仕方が同じ場合の例が示されている。
第1の電子部品と第2の電子部品はそれぞれ、パッケージ基板に搭載された半導体チップを含む。第1の電子部品の半導体チップに含まれる送信回路40a,40bが送信する信号が、パッケージ基板のビア41a,41b及び配線42a,42bを介して、プリント配線板に伝搬される。プリント配線板に伝搬された信号は、ビア43a,43b、配線60a,60b及びビア61a,61bを介して第2の電子部品に伝搬される。第2の電子部品に伝搬された信号は、パッケージ基板の配線48a,48b及びビア49a,49bを介して、半導体チップの受信回路50a,50bに伝搬される。
第1の電子部品と第2の電子部品はそれぞれ、パッケージ基板に搭載された半導体チップを含む。第1の電子部品の半導体チップに含まれる送信回路40a,40bが送信する信号が、パッケージ基板のビア41a,41b及び配線42a,42bを介して、プリント配線板に伝搬される。プリント配線板に伝搬された信号は、ビア43a,43b、配線60a,60b及びビア61a,61bを介して第2の電子部品に伝搬される。第2の電子部品に伝搬された信号は、パッケージ基板の配線48a,48b及びビア49a,49bを介して、半導体チップの受信回路50a,50bに伝搬される。
図9において、第2の電子部品の下方のビア61a,61bが隣接する箇所62で、箇所51で発生するクロストークの逆相のクロストークノイズを発生させるため、配線60a,60bの配線長が調整される。
図9の例では配線60a,60bの調整前の配線長(L2)に対して、配線長差としてLcが、配線60bに付加されている。
配線長差であるLcは、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、配線60aまたは配線60bを伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
配線長差であるLcは、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、配線60aまたは配線60bを伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
このような配線長差を付加することで、箇所51で発生したクロストークノイズと、箇所62で発生するクロストークノイズとが逆相になり、クロストークノイズをキャンセルまたは低減させることができる。
図10は、ビアを追加せずに配線長を調整する第2の例を示す図である。図10には、プリント配線板に搭載された送信側の第1の電子部品と、受信側の第1の電子部品との間で、差動信号を送受信する際に用いられる2つの伝送線路(位相が逆の2つの信号が伝搬される伝送線路対を1つの伝送線路としている)の例が示されている。
第1の電子部品と第2の電子部品はそれぞれ、パッケージ基板に搭載された半導体チップを含む。第1の電子部品の半導体チップに含まれる送信回路70a,70bが送信する差動信号が、パッケージ基板のビア71a,71b,71c,71d及び配線72a,72b,72c,72dを介して、プリント配線板に伝搬される。プリント配線板に伝搬された差動信号は、ビア73a,73b,73c,73d、配線74a,74b,74c,74d、ビア75a,75b,75c,75dを介してAC(Alternating Current)結合キャパシタ76a,76b,76c,76dに伝搬される。
AC結合キャパシタ76a~76dは、差動信号の直流成分を除去する機能を有する。ビア75a~75dは、AC結合キャパシタ76a~76dの一端に接続され、AC結合キャパシタ76a~76dの下方のプリント配線板に設けられる。
AC結合キャパシタ76a~76dで直流成分が除去された差動信号は、さらに、ビア77a,77b,77c,77d、配線78a,78b,78c,78d、ビア79a,79b,79c,79dを介して第2の電子部品に伝搬される。ビア77a~77dは、AC結合キャパシタ76a~76dの他端に接続され、AC結合キャパシタ76a~76dの下方のプリント配線板に設けられる。
第2の電子部品に伝搬された差動信号は、パッケージ基板の配線80a,80b,80c,80d及びビア81a,81b,81c,81dを介して、半導体チップの受信回路82a,82bに伝搬される。
図11は、図10の一部を模式的に示した断面模式図である。図11において、図10に示した要素と同じ要素については同一符号が付されている。
プリント配線板90は、電子部品91a,91bを搭載している。
プリント配線板90は、電子部品91a,91bを搭載している。
電子部品91a,91bは、たとえば、BGAパッケージであり、パッケージ基板91a1,91b1と半導体チップ(ダイ)91a2,91b2を有する。電子部品91a,91bは、接続端子の一例である半田バンプにより、プリント配線板90上に搭載されている。
プリント配線板90において、電子部品91a,91bの下方に、電子部品91a,91bの複数の半田バンプと電気的に接続される複数のビアが形成されている。図11には、それらの複数のビアのうち一部が示されている。図10にも示したビア73b,73cは、電子部品91aの下方に形成されており、図10にも示したビア79b,79cは、電子部品91bの下方に形成されている。
さらに、ACキャパシタ76bに接続されたビア75b,77bが、ACキャパシタ76bの下方のプリント配線板90に形成されている。また、ACキャパシタ76cに接続されたビア75c,77cが、ACキャパシタ76cの下方のプリント配線板90に形成されている。
図10、図11において、たとえば、ビア73b,73c間が、クロストークノイズの発生箇所である場合、ビア75b,75c間で、逆相のクロストークノイズを発生させるため、配線74bまたは配線74cの配線長が調整される。
図10の例では配線74bまたは配線74cの調整前の配線長(L2)に対して、配線長差としてLdが、配線74cに付加されている。また、配線74cに対して逆相の信号が伝搬される配線74dについても同じLdが付加される。
さらに、図10、図11において、たとえば、ビア77b,77c間が、クロストークノイズの発生箇所である場合、ビア79b,79c間で、逆相のクロストークノイズを発生させるため、配線78bまたは配線78cの配線長が調整される。
図10の例では配線78bまたは配線78cの調整前の配線長(L3)に対して、配線長差としてLeが、配線78bに付加されている。また、配線78bに対して逆相の信号が伝搬される配線78aについても同じLeが付加される。
配線78cではなく、配線78bにLeを付加することで、2つの伝送線路間の配線長のばらつきを抑えることができるが、配線78cにLeを付加しても、クロストークノイズの低減効果は得られる。
なお、図10では、配線72a~72dの配線長はL1であり等しく、配線80a~80dの配線長はL4であり等しい。
配線長差であるLdやLeは、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、配線74a~74d,78a~78dを伝搬する差動信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
配線長差であるLdやLeは、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、配線74a~74d,78a~78dを伝搬する差動信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
図12は、クロストークノイズの低減結果の一例を示す図である。図12において横軸は、クロストークノイズの周波数[GHz]を表し、縦軸はノイズの大きさ[dB]を表す。
特性95がクロストークノイズの低減前の特性であり、特性96がクロストークノイズの低減後の特性を示す。
たとえば、図10のビア73b,73c間と、ビア77b,77c間の2箇所で、基準値Vth以上の大きさのクロストークノイズが発生しており、低減したいクロストークノイズの周波数を4GHzと、8GHzであるとする。
たとえば、図10のビア73b,73c間と、ビア77b,77c間の2箇所で、基準値Vth以上の大きさのクロストークノイズが発生しており、低減したいクロストークノイズの周波数を4GHzと、8GHzであるとする。
その場合、たとえば、Ldを4GHzのクロストークノイズを低減させるための配線長差とし、Leを8GHzのクロストークノイズを低減させるための配線長差とすることで、図12の特性96のように、両方の周波数帯でクロストークノイズを低減できる。つまり、広範囲でクロストークノイズを低減可能となる。
図13は、ビアを追加せずにクロストークノイズをキャンセルする他の例を示す図である。図13において、図9に示した要素と同じ要素については同一符号が付されている。
第1の電子部品の下方のビア100a,100b間でクロストークノイズが発生し、第1の電子部品の下方のビア102a,102b間で、逆相のクロストークノイズを発生させることを考える。この場合、ビア100a,100b,102a,102bのビア長を調整することでも、上記の各例と同様の効果が得られる可能性がある。
第1の電子部品の下方のビア100a,100b間でクロストークノイズが発生し、第1の電子部品の下方のビア102a,102b間で、逆相のクロストークノイズを発生させることを考える。この場合、ビア100a,100b,102a,102bのビア長を調整することでも、上記の各例と同様の効果が得られる可能性がある。
図13の例では、ビア100bはビア100aよりもLf分、ビア長が長く、ビア102bはビア102aよりもLf分、ビア長が長くなるように調整されている。この場合、ビア100b,102b間を接続する配線101bは、ビア100a,102a間を接続する配線101aよりもプリント配線板の下層側に設けられることになる。つまり、この例は、配線101a,101bのそれぞれが配置される層の間の厚さ(層間厚さ)を調整することに相当する。
この場合、Lfを、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、ビア100a,100b,102a,102b、配線101a,101bを伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値である。
なお、ビア長(層間厚さ)の調整だけでは、低減させようとするクロストークノイズの周期に対応した調整を行うことが難しい場合には、ビア長とともに、配線長を調整することも可能である。
図14は、ビア長及び配線長を調整する例を示す図である。
図14の例では、ビア100bはビア100aよりもLg分、ビア長が長く、ビア102bはビア102aよりもLg分、ビア長が長くなるように調整されている。さらに、配線101bは配線101aよりもLh分、配線長が長くなるように調整されている。
図14の例では、ビア100bはビア100aよりもLg分、ビア長が長く、ビア102bはビア102aよりもLg分、ビア長が長くなるように調整されている。さらに、配線101bは配線101aよりもLh分、配線長が長くなるように調整されている。
この場合、Lg+Lhを、たとえば、上記のように、クロストークノイズの周期の2分の1の値を、ビア100a,100b,102a,102b、配線101a,101bを伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値とすればよい。
なお、前述のように、上記の処理内容は、設計装置20にプログラムを実行させることで実現できる。
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(たとえば、記録媒体26a)に記録しておくことができる。記録媒体として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどを使用できる。磁気ディスクには、FD及びHDDが含まれる。光ディスクには、CD、CD-R(Recordable)/RW(Rewritable)、DVD及びDVD-R/RWが含まれる。プログラムは、可搬型の記録媒体に記録されて配布されることがある。その場合、可搬型の記録媒体から他の記録媒体(たとえば、HDD23)にプログラムをコピーして実行してもよい。
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(たとえば、記録媒体26a)に記録しておくことができる。記録媒体として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどを使用できる。磁気ディスクには、FD及びHDDが含まれる。光ディスクには、CD、CD-R(Recordable)/RW(Rewritable)、DVD及びDVD-R/RWが含まれる。プログラムは、可搬型の記録媒体に記録されて配布されることがある。その場合、可搬型の記録媒体から他の記録媒体(たとえば、HDD23)にプログラムをコピーして実行してもよい。
以上、実施の形態に基づき、本発明の設計プログラム、設計方法、プリント配線板の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
10 設計装置
11 記憶部
11a 設計データ
12 処理部
15 プリント配線板
15a1,15a2,15b1,15b2,15c1,15c2 ビア
15d1,15d2,15e1,15e2 配線
16a,16b 電子部品
16a1,16b1 パッケージ基板
16a2,16b2 半導体チップ(ダイ)
11 記憶部
11a 設計データ
12 処理部
15 プリント配線板
15a1,15a2,15b1,15b2,15c1,15c2 ビア
15d1,15d2,15e1,15e2 配線
16a,16b 電子部品
16a1,16b1 パッケージ基板
16a2,16b2 半導体チップ(ダイ)
Claims (10)
- 記憶部に記憶された、プリント配線板の設計データに基づいて、前記プリント配線板に設けられる複数の伝送線路のうち、第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択し、
前記第1の伝送線路に含まれる第1のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第2のビアとの間で発生する第1のクロストークノイズの位相を、前記第1の伝送線路に含まれる第3のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第4のビアとの間で反転させるように、前記第1のビアと前記第3のビアとの間の第1の配線長、前記第2のビアと前記第4のビアとの間の第2の配線長、前記第1のビアの長さ、前記第2のビアの長さ、前記第3のビアの長さまたは前記第4のビアの長さを調整し、
調整後の前記プリント配線板の前記設計データを出力する、
処理をコンピュータに実行させる設計プログラム。 - 前記第1のクロストークの周期の2分の1の値を、前記第1のビアと前記第3のビアとの間または前記第2のビアと前記第4のビアとの間を伝搬する信号の単位長さ当たりの伝搬遅延時間で割った値が、前記第1の配線長と前記第2の配線長との差になるように、前記第1の配線長または前記第2の配線長を調整する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載の設計プログラム。 - 前記第1のビアと前記第2のビアは、互いに隣接し、前記プリント配線板に搭載される第1の電子部品の下方の前記プリント配線板に設けられており、
前記第1の伝送線路に前記第3のビアを追加し、
前記第2の伝送線路に前記第3のビアに隣接する前記第4のビアを追加する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1または2に記載の設計プログラム。 - 前記第1のビアと前記第2のビアは、互いに隣接し、前記プリント配線板に搭載される第1の電子部品の下方の前記プリント配線板に設けられており、
前記第3のビアと前記第4のビアは、互いに隣接し、前記プリント配線板に搭載される第2の電子部品の下方の前記プリント配線板に設けられている、
請求項1または2に記載の設計プログラム。 - 前記第1の伝送線路は第1のキャパシタを有し、前記第2の伝送線路は第2のキャパシタを有し、
前記第1のキャパシタの一端に接続されるビアが前記第3のビアであり、前記第2のキャパシタの一端に接続されるビアが前記第4のビアである、
請求項1または2に記載の設計プログラム。 - 前記第1のキャパシタの他端に接続される第5のビアと前記第2のキャパシタの他端に接続される第6のビアとの間で発生する第2のクロストークノイズの位相を、前記第1の伝送線路に含まれる第7のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第8のビアとの間で反転させるように、前記第5のビアと前記第7のビアとの間の第3の配線長、前記第6のビアと前記第8のビアとの間の第4の配線長を調整する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項5に記載の設計プログラム。 - 前記第1のビアと前記第2のビアとの間で発生する前記第1のクロストークノイズの大きさが、基準値以上の大きさとなる前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路が選択される、
請求項1乃至6の何れか一項に記載の設計プログラム。 - 前記周期を特定する、処理を前記コンピュータに実行させる請求項2乃至7の何れか一項に記載の設計プログラム。
- コンピュータが、
記憶部に記憶された、プリント配線板の設計データに基づいて、前記プリント配線板に設けられる複数の伝送線路のうち、第1の伝送線路と第2の伝送線路を選択し、
前記第1の伝送線路に含まれる第1のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第2のビアとの間で発生するクロストークノイズの位相を、前記第1の伝送線路に含まれる第3のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第4のビアとの間で反転させるように、前記第1のビアと前記第3のビアとの間の第1の配線長、前記第2のビアと前記第4のビアとの間の第2の配線長、前記第1のビアの長さ、前記第2のビアの長さ、前記第3のビアの長さまたは前記第4のビアの長さを調整し、
調整後の前記プリント配線板の前記設計データを出力する、
設計方法。 - 第1の伝送線路及び第2の伝送線路と、
前記第1の伝送線路に含まれる第1のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第2のビアとの間で発生するクロストークノイズの位相を、前記第1の伝送線路に含まれる第3のビアと前記第2の伝送線路に含まれる第4のビアとの間で反転させるように長さが調整された、前記第1のビアと前記第3のビアとの間の第1の配線、前記第2のビアと前記第4のビアとの間の第2の配線、前記第1のビア、前記第2のビア、前記第3のビアまたは前記第4のビアと、
を有するプリント配線板。
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