JP2022184309A - エレベーターの情報表示方法及びエレベーターの情報表示システム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態に係るエレベーターシステムは、利用者がスマートフォン等の移動携帯端末を使用(操作)してエレベーターの呼び出し(以下、「遠隔呼び」と称する)を実行することができるエレベーターシステムである。それゆえ、利用者が移動携帯端末を操作することにより、エレベーターシステムに対する遠隔呼びの情報が登録されると、エレベーターシステムは登録された遠隔呼びの情報に基づいて、利用者の乗車階にエレベーターを移動させる。
利用者端末10は、例えば、利用者が所有するスマートフォン、タブレット等の携帯可能であり、且つ、通信機能を備えた情報処理端末(携帯端末)で構成される。また、利用者端末10は、エレベーター53の遠隔呼び(非接触呼び)を登録することができるメッセージ交換型のSNSアプリ等(例えば、LINE(登録商標))を利用可能な装置である。すなわち、エレベーターシステム1には、利用者がエレベーター53に接触することなく、目的階をセットできる機能(非接触での目的階入力機能)が設けられている。利用者端末10は、図1に示すように、通信部11と、操作表示部12と有する。
清掃業者端末20は、例えば、清掃者や清掃者の業務を管理する管理者が所有するスマートフォン、タブレット等の携帯可能で且つ通信機能を備えた情報処理端末装置(移動携帯端末)で構成される。清掃業者端末20は、制御サーバー30との間で通知情報等の送受信を行い、受信した通知情報等を表示可能である。
次に、制御サーバー30の構成について説明する。制御サーバー30は、図1に示すように、通信部31と、演算部32と、データ記憶部35とを有する。演算部32は、通信部31及びデータ記憶部35のそれぞれに接続される。通信部31は、外部の公衆ネットワーク40に接続される。
次に、エレベーター設備50の構成について説明する。エレベーター設備50は、図1に示すように、通信部51と、呼び制御部52と、エレベーター53とを有する。呼び制御部52は、通信部51及びエレベーター53のそれぞれに接続される。通信部51は、外部の公衆ネットワーク40に接続される。なお、図1には、エレベーター設備50にエレベーター53が1台のみ設置されている例を示すが、本発明はこれに限定されない。エレベーター設備50には、複数のエレベーター53が設置されていてもよい。
通信部51は、公衆ネットワーク40を介して、エレベーター設備50と制御サーバー30との間の情報データの送受信を行う。具体的には、通信部51は、制御サーバー30からの遠隔呼びコマンドを受信する。また、通信部51は、後述の遠隔呼び受付通知、後述の押しボタン531の押下回数、後述の清掃情報及び後述の押しボタン531の清掃要請を制御サーバー30に送信する。なお、通信部51により受信された遠隔呼びコマンドは、呼び制御部52に出力される。
呼び制御部52は、エレベーター53の呼び出しに関する処理を制御する。呼び制御部52は、図1に示すように、リセット受付部521と、制御部522と、カウント制御部523と、記憶部524とを有する。制御部522は、リセット受付部521、カウント制御部523及び記憶部524のそれぞれに接続される。カウント制御部523は、記憶部524に接続される。また、リセット受付部521は、エレベーター53の後述の制御部532に接続される。制御部522は、通信部51、及び、エレベーター53の後述の制御部532に接続される。
エレベーター53は、図1に示すように、押しボタン531と、制御部532と、表示部533とを有する。制御部532は、押しボタン531及び表示部533のそれぞれに接続される。また、制御部532は、呼び制御部52のリセット受付部521及び制御部522のそれぞれに接続される。
次に、本実施形態のエレベーターシステム1における上述した遠隔呼び(非接触呼び)の利用推奨メッセージ及びボタン押下回数を含む情報の表示処理の方法について説明する。図5は、本実施形態のエレベーターシステム1における上述した遠隔呼びの利用推奨メッセージ及びボタン押下回数を含む情報(後述の第1情報又は第2情報)の表示処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下に説明する情報表示処理は、利用者が利用者端末10の操作表示部12に表示される遠隔呼びの登録画面(図2参照)においてエレベーター53への遠隔呼びを登録すると、開始される。
次に、図6を参照して、遠隔呼びの利用推奨メッセージ及びボタン押下回数を含む情報の表示処理のフローチャート(図5参照)中のステップS16で行われる押しボタンの押下回数更新処理について説明する。図6は、エレベーターシステム1において、押下呼びが受け付けられ場合に行われるエレベーター53の押しボタン531の押下回数更新処理の手順を示すフローチャートである。なお、この処理は、図5に示す遠隔呼びの利用推奨メッセージ及びボタン押下回数を含む情報の表示処理中のステップS16においてサブルーチン処理として呼び出されて開始される。
上述したエレベーターの情報表示方法では、利用者がエレベーター53に対して押下呼びを行った場合、遠隔呼びの利用推奨メッセージ、押しボタン531の押下回数及び清掃情報を含む情報がエレベーター53の表示部533に表示される。すなわち、上述した本実施形態のエレベーターの情報表示方法(情報表示システム)では、非接触での利用を推奨するメッセージとともに、ボタン押下回数(利用者の接触回数)を表示する。表示されたボタン押下回数が多ければ、利用者は、感覚的に、感染症の発生リスクが高くなっていることを認識することができるので、ボタン押下回数を表示することにより、非接触でのエレベーターの利用を促進させることが可能になる。その結果、上述した本実施形態のエレベーターの情報表示方法(情報表示システム)では、感染症の発生リスクを低減することができる。
以上では、本発明の一実施形態に係るエレベーターの情報表示方法、及び、エレベーターの情報表示システムの構成について説明した。しかしながら、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限り、その他種々の変形例の態様を取ることができる。
上記実施形態では、利用者がエレベーター53の呼びボタン(上昇又は下降の選択ボタン)を押下した場合、すなわち、押下呼びが実行された場合に、ボタン押下回数を更新して、ボタン押下回数を表示する(図5中のステップS16~S19)例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、利用者が乗りかご内の操作盤に設けられた目的階ボタンを押下した場合(目的階をセットした場合)に、ボタン押下回数を更新して、ボタン押下回数を表示する(図5中のステップS16~S19)ようにしてもよい。このような構成においても上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態及び変形例1では、エレベーターの非接触利用の機能として、利用者端末10によりエレベーターの遠隔呼びを実行する機能を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、エレベーターの非接触利用の機能として、エレベーターの乗りかご内の操作盤に配置された目的階ボタンに対応して設けられた光学センサーが、手の動き(例えば、目的階ボタンに手をかざす動作)を検出して目的階をセットできる機能を適用してもよい。この場合、光学センサーによる非接触での目的階のセット機能を備えるエレベーターにも上述した本実施形態の情報表示方法を適用することができる。このような構成においても上記実施形態と同様の効果が得られる。また、エレベーターの非接触利用の機能として、利用者端末10によるエレベーターの遠隔呼び機能、及び、光学センサーによる非接触での目的階のセット機能の両方を適用してもよい。この場合、利用者端末10によるエレベーターの遠隔呼び機能、及び、光学センサーによる非接触での目的階のセット機能の両方を備えるエレベーター(エレベーターシステム)にも上述した本実施形態の情報表示方法を適用することができる。このような構成においても上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態では、エレベーター53の押しボタン531の押下回数更新処理では、押しボタン531に含まれるボタンの種別に関係なく、いずれかのボタンが押下されれば、押下回数を更新(1加算)する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ボタン毎に押下回数を別個にカウントしてもよいし、ボタンの種別毎(エレベーターホールの上昇又は下降の選択ボタン、乗りかご内の行先階床を示すボタン(目的階ボタン)、エレベーター53のドアの開閉ボタン)に押下回数を別個にカウントしてもよい。また、例えば、複数のボタンの中から、予め設定された2以上の所定のボタンに対する押下回数をカウントしてもよいし、2以上の種別のボタンに対する押下回数をカウントしてもよい。なお、これらの押下回数のカウント手法を採用した場合には、清掃要求を行う押下回数の閾値(規定回数)も、採用した手法に応じて適宜設定される。例えば、ボタン毎に押下回数を別個にカウントする場合には、ボタン毎に押下回数の閾値を設けてもよい。
上記実施形態では、押しボタン531の清掃情報及び押下回数のリセット要求を受け取るリセット受付部521が、エレベーター設備50の呼び制御部52の内部に設けられる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。
上記実施形態では、利用者端末10及びエレベーター設備50は、公衆ネットワーク40を介して制御サーバー30と通信可能に接続される構成例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御サーバー30が、エレベーター設備50が設置されているビル内に設けられている場合、利用者端末10及びエレベーター設備50は、当該ビル内の無線通信方法などを介して制御サーバー30と通信可能に接続される構成にしてもよい。なお、ビル内の無線通信方法としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)や、Bluetooth(商標)などが挙げられる。
Claims (5)
- ボタンへの押下による目的階入力機能と非接触での目的階入力機能とを備えるエレベーターの情報表示方法において、
カウント制御部は、前記ボタンへの押下により目的階が入力された場合に、前記ボタンを含む操作ボタン群への接触回数をカウントし、
記憶部は、カウントされた前記接触回数を格納し、
表示部は、前記記憶部に格納された前記接触回数を表示する
ことを特徴とするエレベーターの情報表示方法。 - リセット受付部が前記接触回数のリセット要求を受け付けた場合、前記カウント制御部は、前記記憶部に格納された前記接触回数をリセットする
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの情報表示方法。 - 前記非接触での目的階入力機能では、
利用者が保持する携帯端末から、前記エレベーターの乗車階及び目的階の情報を含む呼び情報を、制御サーバーに送信し、
前記制御サーバーが、受信した前記呼び情報に含まれる乗車階及び目的階の情報を、前記エレベーターの呼び出しを制御する呼び制御部に送信し、
前記呼び制御部が、受信した情報に基づいて、前記エレベーターを前記乗車階へ移動させ、前記目的階をセットする
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベーターの情報表示方法。 - 前記非接触での目的階入力機能では、
前記エレベーターの乗りかご内に設置された操作盤の目的階ボタンに対応して設けられた光学センサーが、人の手動きを検出し、
前記光学センサーが、人の手動きを検出した際に、当該光学センサーに対応する目的階ボタンの目的階をセットする
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベーターの情報表示方法。 - ボタンへの押下による目的階入力機能と非接触での目的階入力機能とを備えるエレベーターの情報表示システムにおいて、
前記ボタンへの押下により目的階が入力された場合に、前記ボタンを含む操作ボタン群への接触回数をカウントするカウント制御部と、
前記カウント制御部でカウントされた前記接触回数を格納する記憶部と、
前記記憶部に格納された前記接触回数を表示する表示部と、を備える
ことを特徴とするエレベーターの情報表示システム。
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