JP2022180782A - マスクの製造方法及びマスク - Google Patents
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Abstract
Description
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係るマスク及びマスクの製造方法について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。なお、以下の説明において、幅方向、横方向、あるいは左右方向は、マスクの着用状態での着用者の左右方向に一致する方向である。また、縦方向、あるいは上下方向は、マスクの着用状態での着用者の上下に一致する方向である。
うにマスク本体2の肌面側の幅方向の両端に設けられたエッジテープ5、6と端部が熱溶着されることにより、マスク本体2の左右両側に環状の輪をそれぞれ形成する(詳細は後述する)。なお、図2に示されるように、耳紐3、4の端部が熱溶着されるエッジテープ5、6の溶着領域15、16は、他のエッジテープ5、6の領域よりも幅広に設計されている。
しい。なお、外層シート10あるいは肌面シート13の何れか一方にスパンボンド不織布が用いられてもよい。
図5は、ステップS1の工程の概要を例示する。図5(A)は、ステップS1の工程を正面から見た図である。また、図5(B)は、ステップS1の工程を上面から見た図である。ステップS1では、図5(A)に示されるように、外層シート10、フィルタシート11、形状維持シート12,および肌面シート13の夫々の原反101、102、103、104が、送り出しローラ(図示略)から引き取りローラ(図示略)に向けてMD方向(製造流れ方向)に沿って所定の引張力が作用した状態で送り出される。なお、所定の引張力とは、例えば原反101、102、103、104が弛まない程度の力であり、また後述する連続的な積層体20の折り目88が展開されない程度の力である。また、これらの原反101、102、103、104は、搬送途中で押さえローラ22A、22Bにより厚み方向に挟み込まれて押さえられることで連続的な積層体20として積層された状態となる。また、図5(B)に示されるように、連続的な積層体20は、積層された状態で折り目88が形成されてプリーツ状となっている。なお、折り目88は、製造が完了した
場合のマスク本体2に設けられる折り目8に相当する。また、連続的な積層体20は、本開示の「連続体」の一例である。また、形状維持シート12に対応する原反103には、予め開口14が加工されているものとする。
ステップS2では、図5に示される押さえローラ22Bを通過した連続的な積層体20がMD方向と直交する直交方向に沿って切断される。図6は、切断された状態の積層体20(以降、積層体17という)の概要を例示する。なお、このように所定サイズに切断された積層体17の各層は、図3に示される外層シート10、フィルタシート11、形状維持シート12、および肌面シート13の夫々に対応する。なお、ステップS2は、本開示の「切断工程」の一例である。また、積層体17は、本開示の「各層が互いに接着され個々に切断された積層体」の一例である。
図7は、ステップS3の工程の概要を例示する。ステップS3では、図7に示されるようにステップS2において形成された積層体17を複数のレーンに分けて搬送する。より詳細には、積層体17は、コンベア25上で一列に並べられて搬送されている。また、コンベア25の途中の搬送方向からみて側方には、コンベア25とは別のコンベア26(26A、26B)が接続されている。そして、コンベア25とコンベア26A、26Bとの接続箇所には、コンベア25からコンベア26A、26Bの夫々の方向へ積層体17を押し出すプッシャー27A、27Bが設けられている。このようなプッシャー27A、27Bの動作が制御されることで、コンベア25上を流れる複数の積層体17は、コンベア26Aおよびコンベア26Bのうちの何れか一方のコンベアに乗ることで別れて搬送される。なお、コンベア26の数は3つ以上であってもよい。また、ステップS3は、本開示の「搬送工程」の一例である。
ステップS4では、ステップS3においてコンベア26Aおよびコンベア26Bに別れ
て搬送される積層体17の幅方向の両端にエッジテープ5、6を溶着させる。より詳細には、エッジテープ5、6は、積層体17の幅方向の両端を厚み方向において挟持するように配置される。そして、このように配置されたエッジテープ5、6と、外層シート10および肌面シート13とが溶着部19において溶着される。溶着部19は、溶着部9L、9Rよりも内側であって溶着部9L、9Rに沿うように設けられる。なお、このようなエッジテープ5、6の溶着は、図7におけるコンベア26A、26B毎に実行される。また、図8は、このようにエッジテープ5、6が溶着された状態の積層体を例示する。なお、図8においては、肌面シート13とエッジテープ5、6との溶着部19のみ図示しているが、外層シート10においても同様の箇所で溶着される。このようにしてマスク本体2が形成される。なお、ステップS4は、本開示の「第2接着工程」の一例である。
ステップS5では、ステップS4においてマスク本体2に設けられたエッジテープ5、6に耳紐3、4を溶着する。より詳細には、肌面シート13に溶着されたエッジテープ5、6の縦方向の端部に位置する溶着領域15、16に、肌面側から耳紐3、4を溶着させる。図9は、溶着領域15、16に肌面側から耳紐3、4を溶着させた状態のマスク本体2を例示する。なお、このように耳紐3、4が溶着される溶着領域15、16の領域は、前述したように幅広となっている。このようにして耳紐3、4がエッジテープ5、6の溶着領域15、16に溶着されることでマスク1が完成する。なお、ステップS5は、本開示の「第3接着工程」の一例である。
図4に示されるようなマスク1の製造方法によれば、連続的な積層体20が切断される(ステップS2)前にステップS1において連続的な積層体20が押さえローラ22A、22Bにより厚み方向に膨らむことが抑制された状態で、連続的な積層体20を構成する原反101、102、103、104の4層が互いに溶着される。また、原反101、102、103、104には、MD方向に沿って所定の引張力が作用している。よって、連続的な積層体20の折り目88が縦方向に展開されることは抑制される。
して、エッジテープ5、6と、外層シート10および肌面シート13とが溶着部19において溶着される。よって、折り目8が展開されることで積層体17が立体形状を形成することは確実に抑制される。また、ノーズフィッター7が積層体17の内層として配置されることで、ノーズフィッター7の周囲のマスク本体2が膨らむ場合であっても、エッジテープ5、6がマスク本体2を厚み方向に挟持するように溶着されているため、マスク本体2およびマスク本体2の厚み方向の外表面に設けられるエッジテープ5、6の表面の平坦性は確保される。
すい状態にあるといえる。しかしながら、上述したようにステップS1およびステップS4において段階的に溶着工程が実行されることでスパンボンド不織布が採用された外層シート10および肌面シート13の立体形状の形成は抑制される。よって、マスク本体2にプリーツ状のスパンボンド不織布が含まれる場合であっても、マスク本体2およびエッジテープ5、6の外表面の平坦性は確保される。よって、ステップS5において耳紐3、4とエッジテープ5、6とが溶着される場合に、耳紐3、4とエッジテープ5、6の溶着領域15、16との接触面積が低下することは抑制される。よって、マスク本体2に対する耳紐3、4の剥離強度の低下は抑制される。
上記の実施形態では、マスク本体2は4層のシート状部材で構成されているが、層数は上記の例に限定されず、複数の層が積層されていればよい。また、フィルタシート11と形状維持シート12の積層順が逆になっていてもよい。また、外層シート10および肌面
シート13にはスパンボンド不織布が採用されなくともよい。また、形状維持シート12は、上記の形態に限定されず、曲げ剛性が向上する形態であればよい。すなわち、形状維持シート12には例えば不織布が採用され、その一部が熱により固化されていてもよい。また、例えば開口14の形状、個数、配置場所等が曲げ剛性の向上のために変更されてもよい。また、形状維持シート12自体がマスク本体2に積層されていなくともよい。また、エッジテープ5,6は、積層体17の幅方向の両端において肌面側および非肌面側のうちの何れか一方の面に貼り付けられていてもよい。また、マスク1の製造工程において連続的な積層体20をMD方向に対して直交する直交方向に沿って切断した後に連続的な積層体20を構成するシートが互いに溶着されてもよい。また、積層体17は複数のコンベア26A、26Bに別れて搬送されなくともよい。
2:マスク本体
3、4:耳紐
5、6:エッジテープ
7:ノーズフィッター
8:折り目
9U、9D、9L、9R:溶着部
10:外層シート
11:フィルタシート
12:形状維持シート
13:肌面シート
14:開口
15、16:溶着領域
17:積層体
19:溶着部
20 :連続的な積層体
22A、22B:押さえローラ
23A、23B:エンボスローラ
25 :コンベア
26A、26B:コンベア
27A、27B:プッシャー
88 :折り目
101、102、103、104:原反
Claims (9)
- 積層体の層同士を接着させる第1接着工程と、
前記第1接着工程において層同士が接着された前記積層体の外表面の幅方向の端部に第1シート状部材を接着させる第2接着工程と、
前記第2接着工程において前記積層体と接着した前記第1シート状部材の外表面と、着用者の耳に掛けることが可能な耳掛け部と、を接着させる第3接着工程と、を含む、
マスクの製造方法。 - 前記第1接着工程において、前記積層体は連続体であり、連続する方向に沿って所定の引張力が作用した状態である、
請求項1に記載のマスクの製造方法。 - 前記第1接着工程において、層同士が互いに接着された前記積層体を製造流れ方向に対して直交する直交方向に沿って切断することで、各層が互いに接着され個々に切断された前記積層体を形成する切断工程と、
前記切断工程において形成された複数の前記積層体を複数のレーンに分けて搬送する搬送工程と、を更に含む、
請求項2に記載のマスクの製造方法。 - 前記積層体は、
前記着用者の口元を被覆可能な口元層と、
系外から前記着用者の口に吸い込まれる空気を清浄可能なフィルタ層と、
前記着用者に前記マスクが装着された場合に体裁となる外側層と、を有し、
前記積層体においては、前記口元層、前記フィルタ層、前記外側層の順に積層される、
請求項1から3のうち何れか一項に記載のマスクの製造方法。 - 前記口元層および前記外側層のうちの少なくとも何れか一方の層はスパンボンド不織布である、
請求項4に記載のマスクの製造方法。 - 前記積層体は、所定の機能を有する機能層を更に有し、
前記積層体の層数は、4層以上である、
請求項4又は5に記載のマスクの製造方法。 - 前記機能層は、プラスチック製のフィルムを有する、
請求項6に記載のマスクの製造方法。 - 前記フィルムは、網の目構造を有する、
請求項7に記載のマスクの製造方法。 - 複数の第2シート状部材が互いに接着された状態で積層された積層体と、
前記積層体の外表面の幅方向の端部に接着された第3シート状部材と、
前記第3シート状部材の外表面に端部が接着された、着用者の耳に掛けることが可能な耳掛け部と、を備える、
マスク。
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