JP2022178739A - 研削装置 - Google Patents

研削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022178739A
JP2022178739A JP2021085753A JP2021085753A JP2022178739A JP 2022178739 A JP2022178739 A JP 2022178739A JP 2021085753 A JP2021085753 A JP 2021085753A JP 2021085753 A JP2021085753 A JP 2021085753A JP 2022178739 A JP2022178739 A JP 2022178739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dresser board
measuring device
height
height measuring
grinding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021085753A
Other languages
English (en)
Inventor
大 齋藤
Masaru Saito
康行 武石
Yasuyuki Takeishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2021085753A priority Critical patent/JP2022178739A/ja
Publication of JP2022178739A publication Critical patent/JP2022178739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】研削装置において、研削砥石の種類に対応していないドレス砥石を使用してドレッシングしてしまうのを防ぐ。【解決手段】上面高さ測定器61の測定点を第1位置611としてその高さ測定をすることにより、保持面が保持しているドレッサーボードが第1ドレッサーボード11か第2ドレッサーボード12かを判別することができるため、保持されたドレッサーボードが研削砥石の種類に対応したものであるか否かを判断することができる。したがって、研削砥石の種類に対応していないドレス砥石を使用してドレッシングしてしまうのを防ぐことができる。【選択図】図3

Description

本発明は、研削砥石を用いて、チャックテーブルにおいて保持された被加工物を研削する研削装置に関する。
チャックテーブルの保持面において保持したウェーハに研削砥石の下面を接触させて研削する研削装置では、研削砥石を交換した際、研削砥石の下面を平坦にするために、チャックテーブルの保持面においてドレス砥石を備えたドレッサーボードを保持し、ドレス砥石に研削砥石の下面を接触させてドレッシングを行っている。ここで、ドレッサーボードは、保持面全面を覆う円板を備え、円板の上面にドレス砥石が配置された構成となっている(例えば特許文献1参照)。
また、研削砥石を用いて柔らかい材料からなる被加工物を研削することによって研削砥石の下面に加工屑が付着した際にも、保持面においてドレッサーボードを保持してドレス砥石に研削砥石の下面を接触させ、研削砥石の下面に付着している加工屑を除去している。
研削砥石には粗研削砥石と仕上げ研削砥石とがあり、また、粗研削砥石と仕上げ研削砥石にも様々な大きさの砥粒で形成したものがある。したがって、ドレッシング時には研削砥石の種類に応じた大きさの砥粒で形成したドレス砥石を用いる必要がある。
特開2014-217935号公報
したがって、誤って、研削砥石に対応しないドレス砥石を用いてドレッシングを行うと、その研削砥石を用いて研削した被加工物が所望の面に仕上がらないことがある。例えば、仕上げ研削砥石のドレッシングを粗研削砥石用のドレス砥石で行うと、仕上げ研削砥石の下面が粗くなり、その研削砥石の下面によって研削されたウェーハの被研削面には、ひっかき傷のような溝模様が形成されるという問題が生じる。
また、誤って、仕上げ研削用のドレス砥石を用いて粗研削砥石のドレッシングを行うと、粗研削砥石の下面にドレス砥石の砥粒などが付着して目詰まりを起こし、研削できなくなるという問題が生じる。
このような問題は、作業者がチャックテーブルの保持面にドレッサーボードを保持させる際に、ドレッサーボードの間違いに気づけなかったために発生する。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、研削装置において、研削砥石の種類に対応していないドレス砥石を使用してドレッシングしてしまうのを防ぐことを目的とする。
本発明は、保持面において被加工物又はドレッサーボードを保持するチャックテーブルと、該保持面に保持された被加工物を研削砥石によって研削する研削機構と、該保持面に保持された被加工物の上面高さを測定する上面高さ測定器と、該チャックテーブルと該上面高さ測定器とを相対的に水平方向に移動させ該上面高さ測定器が測定する測定点を所定の位置に位置づける移動機構と、を備える研削装置であって、
該上面高さ測定器の測定点は、該移動機構によって、該チャックテーブルの中心近傍を通過可能であって、該チャックテーブルに保持されたドレッサーボードが、該保持面全体を覆う基台の上面中央に第1の径を有する円板状のドレス砥石を配置した第1ドレッサーボードか、該基台の上面中央に該第1の径より小さい第2の径を有する円板状のドレス砥石を配置した第2ドレッサーボードか、を少なくとも判断する判断部を備え、該判断部は、該移動機構によって該チャックテーブルと該上面高さ測定器とを相対的に移動させて、該上面高さ測定器による測定点を予め設定した第1位置に位置づけ、該上面高さ測定器を用いて、該保持面に保持された該ドレッサーボードの上面高さを測定し、該上面高さ測定器が測定した値が該基台上面の高さの値か該ドレス砥石上面の高さの値かによって、該保持面が保持している該ドレッサーボードが該第1ドレッサーボードか該第2ドレッサーボードかを判別する。
該判断部は、該基台の上面の中央に該第2の径より小さい第3の径を有する円板状のドレス砥石を配置した第3ドレッサーボードを判別可能であり、該判断部は、測定点を該第1位置に位置づけた該上面高さ測定器によって該チャックテーブルに保持された該ドレッサーボードの上面高さを測定した値が該基台上面の高さの値のとき、該上面高さ測定器の測定点が該第1位置より該保持面の中心に近い位置である第2位置となるように移動させ、該第2位置において該上面高さ測定器によって該保持面に保持された該ドレッサーボードの上面高さを測定し、該上面高さ測定器が測定した値が、該基台上面の高さの値か該ドレス砥石上面の高さの値かによって、該保持面が保持している該ドレッサーボードが該第2ドレッサーボードか該第3ドレッサーボードかを判別するようにしてもよい。
また、該判断部は、該基台の上面の中心を中心とする円環板状のドレス砥石を配置した第4ドレッサーボードを判別可能であり、該判断部は、該上面高さ測定器による測定点を、該第1位置と、該第2位置と、該第1位置及び該第2位置とは異なる位置である第3位置とに移動させ、各々の位置で該上面高さ測定器が測定した値に基づき、該保持面が保持しているドレッサーボードが該第4ドレッサーボードであると判断するようにしてもよい。
本発明では、上面高さ測定器の測定点を第1位置としてその高さ測定することにより、保持面が保持しているドレッサーボードが第1ドレッサーボードか第2ドレッサーボードかを判別することができるため、保持されたドレッサーボードが研削砥石の種類に対応したものであるか否かを判断することができる。したがって、研削砥石の種類に対応していないドレス砥石を使用してドレッシングしてしまうのを防ぐことができる。
また、第1位置における測定値がドレス砥石の高さでない場合は、上面高さ測定器の測定点を第2位置に移動させることにより、チャックテーブルに保持されたドレッサーボードが、第1ドレッサーボード及び第2ドレッサーボードとは異なる第3ドレッサーボードか否かを判断することができる。
さらに、上面高さ測定器による測定点を、第1位置及び第2位置とは異なる第3位置に移動させ、それぞれの位置において上面高さ測定器による測定を行うことにより、円環板状のドレス砥石を有する第4ドレッサーボードか否かを判別することができる。
研削装置の一例を示す斜視図である。 被加工物と研削ホイールとの位置関係を示す平面図である。 4種類のドレッサーボード及びそれらに対して第1位置に位置する上面高さ測定器を用いて高さ測定を行う状態を略字的に示す端面図である。 4種類のドレッサーボードに対して第2位置に位置する上面高さ測定器を用いて高さ測定を行う状態を略字的に示す端面図である。 4種類のドレッサーボードに対して第3位置に位置する上面高さ測定器を用いて高さ測定を行う状態を略字的に示す端面図である。 円環板状のドレス砥石を有するドレッサーボードに対して第1位置、第2位置及び第3位置における高さ測定を行う状態を略字的に示す端面図である。 ドレス砥石の残量を測定する状態の第1例を示す平面図及び端面図である。 ドレス砥石の残量を測定する状態の第2例を示す平面図及び端面図である。
図1に示す研削装置1は、チャックテーブル2において保持した被加工物を、研削機構3を用いて研削する装置である。
チャックテーブル2は、図示しない吸引源に連通する吸引部21と、吸引部21を支持する枠体22とを備えている。吸引部21の上面は、被加工物を保持する保持面210であり、枠体22の上面220と面一となっている。
枠体22の下部は、回転支持部23によって支持されており、回転支持部23に備えたモータによって駆動されて回転軸20を軸として回転可能となっている。
枠体22の周囲にはカバー24が配設され、カバー24のY軸方向両端には蛇腹25が取り付けられている。
チャックテーブル2は、移動機構4によって駆動されてY軸方向に移動可能となっている。移動機構4は、Y軸方向の回転軸40を有するボールネジ41と、ボールネジ41と平行に配設された一対のガイドレール42と、回転軸40を中心としてボールネジ41を回転させるモータ43と、モータ43の回転角度を検出するエンコーダ44と、内部のナットがボールネジ41に螺合するとともに底部がガイドレール42に摺接するスライド基台45とを備えている。スライド基台45には、回転支持部23が固定されている。
モータ43がボールネジ41を回転させると、ガイドレール42にガイドされてスライド基台45がY軸方向にスライドし、これによってチャックテーブル2もY軸方向に移動する。チャックテーブル2のY軸方向の位置は、エンコーダ44によって認識される。
研削機構3は、Z軸方向の回転軸30を有するスピンドル31と、スピンドル31を回転可能に支持するハウジング32と、回転軸30を中心としてスピンドル31を回転させるモータ33と、スピンドル31の下端に連結されたマウント34と、マウント34に取り付けられた研削ホイール35とから構成されている。研削ホイール35は、マウントに装着されるホイール基台350と、ホイール基台350の下面に環状に固着される複数の研削砥石351とから構成されている。
研削機構3は、研削送り機構5によって昇降可能に支持されている。研削送り機構5は、Z軸方向の回転軸50を有するボールネジ51と、ボールネジ51と平行に配設された一対のガイドレール52と、ボールネジ51を回転させるモータ53と、内部のナットがボールネジ51に螺合するとともに側部がガイドレール52に摺接する昇降基台54と、昇降基台54に固定され研削機構3のハウジング32を支持するホルダ55とを備えている。
モータ53がボールネジ51を回転させると、ガイドレール52にガイドされて昇降基台54がZ軸方向に昇降し、これによって研削機構3もZ軸方向に昇降する。
チャックテーブル2のY軸方向の移動経路の側方には、チャックテーブル2に保持された被加工物等の厚さを計測する厚さ測定部6が配設されている。厚さ測定部6は、2本のゲージを備えており、一方は、チャックテーブル2に保持された被加工物の高さを測定する上面高さ測定器61であり、他方は、枠体22の上面220の高さ、すなわちチャックテーブル2の保持面210の高さを測定する保持面高さ測定器62である。厚さ測定部6は、上面高さ測定器61の測定値と保持面高さ測定器62の測定値との差を、被加工物の厚さとして認識する。
被加工物の研削時には、図2に示すように、チャックテーブル2の保持面210において被加工物8を吸引保持し、搬入出位置201にあるチャックテーブル2を移動機構4が+Y方向に移動させ、回転する研削砥石351が保持面210の中心を通るような位置にチャックテーブル2を位置付ける。このときのチャックテーブル2のY軸方向の位置を、研削加工位置202という。
そして、この状態で、研削ホイール35が回転するとともに研削送り機構5が研削機構3を降下させ、回転する研削砥石351を被加工物8に接触させて研削を行う。研削中は、被加工物8の上面に上面高さ測定器61を接触させて被加工物8の上面の高さを測定するとともに、枠体22の上面に保持面高さ測定器62を接触させて保持面210の高さを測定し、厚さ測定部6が被加工物8の上面高さと保持面210の高さとの差を算出する。そして、その算出値が所定の値になると、研削送り機構5が研削機構3を上昇させ、研削を終了する。
こうして複数の被加工物の研削を行っていく過程においては、研削砥石351の下面を平坦にしたり、下面に付着した研削屑を除去したりする等の目的で、研削砥石351のドレッシングを行う。研削砥石351のドレッシングは、チャックテーブル2の保持面210にドレス砥石を有するドレッサーボードを保持し、回転する研削砥石351の下面をこのドレス砥石に接触させることにより行う。ドレッサーボードのドレス砥石には、研削砥石351の種類に対応して種々のものがあるが、研削砥石351の種類に対応していないドレッサーボードを用いてドレッシングを行うのを防ぐために、研削装置1には、図1に示すように、ドレッサーボードの種類を判別するための判断部7を備えている。
図3には、4種類のドレッサーボード11、12、13、14がそれぞれ示されている。これらのドレッサーボード11、12、13、14は、すべてが同径及び同厚の基台15を備えている。
第1ドレッサーボード11の基台15の上面151中央には、第1の径を有する円板状の第1ドレス砥石16が固着されている。
第2ドレッサーボード12の基台15の上面151中央には、第1の径より小さい第2の径を有する円板状の第2ドレス砥石17が固着されている。
第3ドレッサーボード13の基台15の上面151中央には、第2の径より小さい第3の径を有する円板状の第3ドレス砥石18が固着されている。
第4ドレッサーボード14の基台15の上面151中央には第4の内径及び第5の外径を有するリング状の第4ドレス砥石19が固着されている。
第1ドレス砥石16、第2ドレス砥石17,第3ドレス砥石18及び第4ドレス砥石19は、厚さが等しい。
なお、ドレッサーボードの種類はこれらには限られないが、以下ではこれらを対象としてドレッサーボードの種類を判別する場合について説明する。
ドレッサーボードの種類を判別する際には、図1に示した移動機構4を用いて、保持面210においてドレッサーボードを保持したチャックテーブル2をY軸方向に移動させ、ドレッサーボードに備えるドレス砥石に上面高さ測定器61が接触しうる位置にチャックテーブル2を位置づける。なお、それぞれのドレッサーボードの基台15は、保持面210の全体を覆っている。
具体的には、例えば最初に、図3に示すように、上面高さ測定器61の測定点が第1位置611に位置するように、移動機構4によってチャックテーブル2をY軸方向に移動させる。ここで、上面高さ測定器61の測定点は、移動機構4によってチャックテーブル2の中心近傍もしくは中心を通過可能であり、また、第1位置611とは、上面高さ測定器61が、第1ドレッサーボード11の円形の第1ドレス砥石16、第2ドレッサーボード12の円形の第2ドレス砥石17、第3ドレッサーボード13の円形の第3ドレス砥石18のうち最も大径な第1ドレス砥石16に接触しうる位置であって、第2ドレス砥石17、第3ドレス砥石18及び第4ドレス砥石19には接触しない位置である。
次に、上面高さ測定器61を下降させていき、動きが止まった時の高さを計測する。上面高さ測定器61の測定値が第1ドレス砥石16の上面161の高さだった場合は第1ドレッサーボード11が保持されていると判断し、基台15の高さだった場合は、第1ドレッサーボード11以外のものが保持されていると判断する。なお、ドレス砥石16、17、18及び19の径及び高さはあらかじめ判断部7において認識されている。
第1位置における上面高さ測定器61の計測値が第1ドレス砥石16の上面161の高さではなく基台15の上面151の高さであった場合は、チャックテーブル2を-Y方向に移動させ、図4に示すように、上面高さ測定器61の測定点を第2位置612に位置づける。ここで、第2位置612とは、第1位置611よりも保持面210の中心に近い位置であり、上面高さ測定器61が、第1ドレッサーボードの円形の第1ドレス砥石16、第2ドレッサーボードの円形の第2ドレス砥石17、第3ドレッサーボードの円形の第3ドレス砥石18のうち、円形の最も大径な第1ドレス砥石16と2番目に大径な第2ドレス砥石17とに接触しうる位置であって、最も小径な第3ドレス砥石18には接触しない位置である。上面高さ測定器61の測定値が、第1位置611においては基台15の上面151の高さであり、第2位置612においては第2ドレス砥石17の上面171の高さであった場合は、判断部7は、第2ドレス砥石17を有する第2ドレッサーボード12がチャックテーブル2に保持されていると判断する。
上面高さ測定器61の測定値が、第1位置611においても第2位置612においても基台15の上面151の高さであった場合は、チャックテーブル2を+Y方向に移動させ、図5に示すように、上面高さ測定器61を第3位置613に移動させる。ここで、第3位置613とは、上面高さ測定器61が、第1ドレッサーボード11の円形の第1ドレス砥石16、第2ドレッサーボード12の円形の第2ドレス砥石17、第3ドレッサーボード13の円形の第3ドレス砥石18のいずれにも接触しない位置であって、リング状の第4ドレス砥石19のみに接触しうる位置である。上面高さ測定器61の測定値が、第1位置611及び第2位置612においては基台15の上面151の高さであり、第3位置613においてはドレス砥石19の上面191の高さであった場合は、判断部7は、第4ドレス砥石19を有する第4ドレッサーボード14がチャックテーブル2に保持されていると判断する。
第1位置611においても第2位置612においても第3位置613においても、上面高さ測定器61の計測値が基台15の上面151の高さであった場合は、第3ドレッサーボード13がチャックテーブル2に保持されていると判断する。
なお、第4ドレッサーボード14の第4ドレス砥石19の外径が第1ドレッサーボード11の第1ドレス砥石16の外径と等しいこともありうる。その場合は、図6に示すように、上面高さ測定器61が第4ドレス砥石19に接触しうる位置を第1位置611、第4ドレス砥石19の内周の内側を第2位置612とし、第4ドレス砥石19の外周の外側を第3位置613とし、第1位置611のみにおいて上面高さ測定器61の測定値がドレス砥石19の上面191の高さとなった場合に、第4ドレッサーボード14がチャックテーブル2に保持されていると判断するようにしてもよい。
このようにして、どのドレッサーボードがチャックテーブル2に保持されているかが判断部7によって判断され、そのドレッサーボードが研削砥石351に対応するものである場合は、チャックテーブル2を図2に示した研削加工位置202に移動させ、研削ホイール35を回転させるとともに、研削送り機構5が研削機構3を降下させ、回転する研削砥石351をドレス砥石に接触させて研削を行う。これにより、研削砥石351の下面がドレッシングされる。
このようにしてドレッシングを行うと、ドレス砥石が摩耗するため、ドレス砥石が所定の厚さを下回ると、そのドレス砥石を有するドレッシングボードを交換する必要がある。そこで、図1に示した厚さ測定部6を用いて、ドレス砥石の厚さを測定する。以下では、第1ドレス砥石16を有する第1ドレッサーボード11及び第2ドレス砥石17を有する第2ドレッサーボード12を例に挙げて説明する。
まず、図7に示すように、図1に示した移動機構4を用いてチャックテーブル2を第1残量測定位置203に移動させる。この第1残量測定位置203は、上面高さ測定器61が第1ドレス砥石16及び第2ドレス砥石17に接触しうる位置でかつ保持面高さ測定器62が第1ドレッサーボード11及び第2ドレッサーボード12の基台15に接触しうる位置である。
この状態で、上面高さ測定器61を第1ドレス砥石16の上面161又は第2ドレス砥石17の上面171に接触させてその高さを測定するとともに、保持面高さ測定器62を基台15の上面151に接触させてその高さを測定する。そして、第1ドレス砥石16の上面161又は第2ドレス砥石17の上面171と基台15の上面151の高さとの差を厚さ測定部6において求めることにより、第1ドレス砥石16又は第2ドレス砥石17の厚さ、すなわち残量を算出することができる。そして、求めた厚さが所定の厚さを下回っている場合は、チャックテーブル2からそのドレッサーボードを取り外し、新たなドレッサーボードを保持させる。
なお、上面高さ測定器61と保持面高さ測定器62とは、例えば保持面210の高さを測定して同じ値を示すように調整されている。
なお、図8に示すように、チャックテーブル2を第2残量測定位置204に位置させてもよい。この第2残量測定位置204は、上面高さ測定器61が第1ドレス砥石16の中心に接触しうるとともに保持面高さ測定器62が第1ドレス砥石16の外周部に接触しうる位置であり、かつ、上面高さ測定器61が第2ドレス砥石17の中心に接触しうるとともに保持面高さ測定器が第2ドレッサーボードの基台15に接触しうる位置である。
この状態で、上面高さ測定器61を第1ドレス砥石16の上面161及び第2ドレス砥石17の上面171に接触させてその高さを測定するとともに、保持面高さ測定器62を第1ドレス砥石16の上面161及び基台15の上面151に接触させてその高さを測定する。そうすると、上面高さ測定器61による測定値が第1ドレス砥石16の上面161の高さであり、かつ、保持面高さ測定器62による測定値も第1ドレス砥石16の上面161の高さであると、判断部7は、チャックテーブル2に保持されているのが第1ドレッサーボード11であると判断することができる。一方、上面高さ測定器61による測定値が第2ドレス砥石17の上面171の高さであり、かつ、保持面高さ測定器62による測定値が第2ドレス砥石17の基板15の上面151の高さであると、第2ドレス砥石17の上面171と基台15の上面151の高さとの差を厚さ測定部6において求めることにより、第2ドレス砥石17の厚さ、すなわち残量を算出することができる。そして、求めた厚さが所定の厚さを下回っている場合は、チャックテーブル2からそのドレッサーボードを取り外し、新たなドレッサーボードを保持させる。
このように、保持面高さ測定器62を利用することにより、ドレス砥石の残量を測定するだけでなく、チャックテーブル2に保持されているドレッサーボードのドレス砥石の種類も判別することができる。
なお、上記実施形態では、移動機構4がチャックテーブル2をY軸方向に移動させることにより、上面高さ測定器61の測定位置を調整することとしたが、上面高さ測定器61がY軸方向に移動する構成としてもよい。
また、移動機構は、チャックテーブル2と上面高さ測定器61とを直線的に相対移動させる構成には限られず、例えば、チャックテーブル2がターンテーブルによって公転可能に支持された構成としてもよい。
すなわち、移動機構は、チャックテーブル2と上面高さ測定器61とを相対的に水平方向に移動させるものであればよい。
以上のように、ドレス砥石の径がその種類に応じて異なることを利用し、上面高さ測定器の測定点を移動させながら測定を行うことにより、ドレス砥石の種類を判別することができ、研削砥石の種類に対応していないドレス砥石を使用してドレッシングしてしまうのを防ぐことができる。
1:研削装置
2:チャックテーブル
20:回転軸 21:吸引部 210:保持面
22:枠体 220:上面 23:回転支持部 24:カバー 25:蛇腹
201:搬入出位置 202:研削加工位置
203:第1残量測定位置 204:第2残量測定位置
3:研削機構
30:回転軸 31:スピンドル 32:ハウジング 33:モータ 34:マウント
35:研削ホイール 350:ホイール基台 351:研削砥石
4:移動機構
40:回転軸 41:ボールネジ 42:ガイドレール 43:モータ
44:エンコーダ 45:スライド基台
5:研削送り機構
50:回転軸 51:ボールネジ 52:ガイドレール 53:モータ 54:昇降基台
55:ホルダ
6:厚さ測定部 61:上面高さ測定器
611:第1位置 612:第2位置 613:第3位置
62:保持面高さ測定器
7:判断部
8:被加工物
11:第1ドレッサーボード 16:第1ドレス砥石 161:上面
12:第2ドレッサーボード 17:第2ドレス砥石 171:上面
13:第3ドレッサーボード 18:第3ドレス砥石 181:上面
14:第4ドレッサーボード 19:第4ドレス砥石 191:上面
15:基台 151 :上面

Claims (3)

  1. 保持面において被加工物又はドレッサーボードを保持するチャックテーブルと、該保持面に保持された被加工物を研削砥石によって研削する研削機構と、該保持面に保持された被加工物の上面高さを測定する上面高さ測定器と、該チャックテーブルと該上面高さ測定器とを相対的に水平方向に移動させ該上面高さ測定器が測定する測定点を所定の位置に位置づける移動機構と、を備える研削装置であって、
    該上面高さ測定器の測定点は、該移動機構によって、該チャックテーブルの中心近傍を通過可能であって、
    該チャックテーブルに保持されたドレッサーボードが、該保持面全体を覆う基台の上面中央に第1の径を有する円板状のドレス砥石を配置した第1ドレッサーボードか、該基台の上面中央に該第1の径より小さい第2の径を有する円板状のドレス砥石を配置した第2ドレッサーボードか、を少なくとも判断する判断部を備え、
    該判断部は、
    該移動機構によって該チャックテーブルと該上面高さ測定器とを相対的に移動させて、該上面高さ測定器による測定点を予め設定した第1位置に位置づけ、該上面高さ測定器を用いて、該保持面に保持された該ドレッサーボードの上面高さを測定し、該上面高さ測定器が測定した値が該基台上面の高さの値か該ドレス砥石上面の高さの値かによって、該保持面が保持している該ドレッサーボードが該第1ドレッサーボードか該第2ドレッサーボードかを判別する、
    研削装置。
  2. 該判断部は、該基台の上面の中央に該第2の径より小さい第3の径を有する円板状のドレス砥石を配置した第3ドレッサーボードを判別可能であり、
    該判断部は、
    測定点を該第1位置に位置づけた該上面高さ測定器によって該チャックテーブルに保持された該ドレッサーボードの上面高さを測定した値が該基台上面の高さの値のとき、該上面高さ測定器の測定点が該第1位置より該保持面の中心に近い位置である第2位置となるように移動させ、
    該第2位置において該上面高さ測定器によって該保持面に保持された該ドレッサーボードの上面高さを測定し、
    該上面高さ測定器が測定した値が、該基台上面の高さの値か該ドレス砥石上面の高さの値かによって、該保持面が保持している該ドレッサーボードが該第2ドレッサーボードか該第3ドレッサーボードかを判別する、
    請求項1記載の研削装置。
  3. 該判断部は、該基台の上面の中心を中心とする円環板状のドレス砥石を配置した第4ドレッサーボードを判別可能であり、
    該判断部は、該上面高さ測定器による測定点を、該第1位置と、該第2位置と、該第1位置及び該第2位置とは異なる位置である第3位置とに移動させ、各々の位置で該上面高さ測定器が測定した値に基づき、該保持面が保持しているドレッサーボードが該第4ドレッサーボードであると判断する、請求項1記載の研削装置。
JP2021085753A 2021-05-21 2021-05-21 研削装置 Pending JP2022178739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085753A JP2022178739A (ja) 2021-05-21 2021-05-21 研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085753A JP2022178739A (ja) 2021-05-21 2021-05-21 研削装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022178739A true JP2022178739A (ja) 2022-12-02

Family

ID=84239242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021085753A Pending JP2022178739A (ja) 2021-05-21 2021-05-21 研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022178739A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI728181B (zh) 磨削磨石的修整方法
US20090247050A1 (en) Grinding method for grinding back-surface of semiconductor wafer and grinding apparatus for grinding back-surface of semiconductor wafer used in same
JP4916833B2 (ja) 研削加工方法
CN106563980B (zh) 磨削方法
CN111805374B (zh) 磨削装置
US11400563B2 (en) Processing method for disk-shaped workpiece
JP6424081B2 (ja) 研削方法
JP7002287B2 (ja) ドレッシング用ウェーハ及びドレッシング方法
JP7128070B2 (ja) 研削装置
TWI651163B (zh) 磨削方法
JP2022178739A (ja) 研削装置
JP2018027594A (ja) 研削装置
JP7068096B2 (ja) 被加工物の研削方法
JP6487790B2 (ja) 加工装置
JP7504616B2 (ja) 加工システム
KR20230163296A (ko) 연삭 장치 및 웨이퍼의 연삭 방법
JP7474144B2 (ja) 研削装置および研削方法
TW202112491A (zh) 研磨裝置及研磨方法
JP7364430B2 (ja) ドレッサボードの上面高さ測定方法
JP2023160031A (ja) 加工装置
JP2021154459A (ja) 加工装置
JP2022150096A (ja) 加工システム
JP2022052152A (ja) 研磨装置
JP2022032755A (ja) 加工システム及び加工方法
JP2022072120A (ja) ウェーハの研削方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240329