JP2021154459A - 加工装置 - Google Patents

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【課題】チャックのセットアップ作業を簡便、正確かつ安全に実施する加工装置を提供する。【解決手段】加工装置1は、インデックステーブル2と、ワークWを吸着保持するチャック3と、ワークWを粗研削加工する研削砥石41を備えた粗研削装置4と、ワークWを精研削加工する精研削砥石51を備えた粗研削装置5と、インデックステーブル2の上方で所定位置に固定され、チャック3の中心点及びチャック3の外周部の少なくとも2点の高さをそれぞれ測定する高さ測定手段7a〜7cと、高さ測定手段7a〜7cの測定値に基づいて、粗研削砥石41、精研削砥石51の各回転軸に対するチャック3の傾きを演算する制御装置8と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ワークを加工する加工装置に関するものである。
半導体製造分野では、シリコンウェハ等の半導体ウェハ(以下、「ワーク」という)を薄く平坦に研削するものとして、回転する研削砥石の研削面をワークに押し当て、ワークの研削を行う研削装置が知られている。
特許文献1には、粗研削加工及び精研削加工の順にワークを加工する加工装置が開示されている。
このような加工装置では、ワークの加工を開始する前に、チャックのセットアップ作業が行われる。チャックのセットアップ作業とは、チャックの平坦度を測定したり、研削砥石の回転軸に対するチャックの傾き(研削角度)を測定することをいう。
チャックの平坦度を測定する場合には、オペレータが手作業でチャックの中心点を跨ぐように平坦度測定器を配置し、平坦度測定器に設けられたダイヤルゲージの目盛をオペレータが目視で読み取り、チャック外周上の2点に対するチャック中心の高さを測定する。
また、研削角度を測定する場合には、オペレータが研削砥石を回転させる砥石スピンドルに角度調整治具を取り付け、角度調整治具の下端に設けられた接触体をチャック内の3か所(チャックの中心点、及び平面からみて研削時に研削砥石と重なるチャック内の円弧の両端の2か所)に当てて、接触体が押し込まれた変位量を角度調整治具に設けられたダイヤルゲージの目盛をオペレータが目視で読み取り、砥石スピンドルの回転軸を基準としたチャック外周とチャック中心の相対的な位置関係を測定する。
特開2009−117648号公報
しかしながら、上述した平坦度測定器や角度調整治具を用いたチャックの高さ測定は、測定器等の校正や取り付けを測定の度に手動で行わなければならず、煩雑になりがちである。
また、平坦度測定器の配置位置や角度調整治具の接触体を当てるチャック中心の位置が作業の度に異なり、また、オペレータがダイヤルゲージの目盛を目視で読み取るため、測定結果の信頼性が低いという問題があった。
さらに、セットアップ作業後に平坦度測定器や角度調整治具を撤去し忘れて、加工装置を破損させる虞があった。
そこで、チャックのセットアップ作業を簡便、正確かつ安全に実施するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る加工装置は、ワークを加工する加工装置であって、前記ワークを吸着保持するチャックと、前記チャックを所定の軌道上で移動させるインデックステーブルと、前記ワークを研削する研削砥石を備えた研削手段と、前記インデックステーブルの上方で所定位置に固定され、前記チャックの中心点及び前記チャックの外周部の少なくとも2点の高さをそれぞれ測定する高さ測定手段と、前記高さ測定手段の測定値に基づいて、前記研削砥石の回転軸に対する前記チャックの傾きを演算する制御手段と、を備えている。
この構成によれば、チャックの中心点及びチャックの外周部の少なくとも2点の高さを自動で測定するため、従来のようなダイヤルゲージの読み取り誤差が生じず、研削角度を簡便且つ正確に測定することができる。また、高さ測定手段が所定位置に固定されていることにより、測定の度にチャック内の測定点が変動することを抑制できる。さらに、角度調整治具を用いることなく、チャックの研削角度を測定可能なため、測定後の治具の撤去忘れに起因する加工装置の破損を回避することができる。
また、本発明に係る加工装置は、前記高さ測定手段が、平面から視て前記チャックの中心点の軌道上に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、高さ測定手段が、チャックの中心点及びチャック上の軌道の両端の2点の高さを測定することにより、1台の高さ測定手段を用いて研削角度を測定することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る加工装置は、ワークを加工する加工装置であって、前記ワークを吸着保持するチャックと、前記チャックを所定の軌道上で移動させるインデックステーブルと、前記インデックステーブルの上方で所定位置に固定され、前記チャックの中心点及び前記チャックの外周部の少なくとも3点の高さをそれぞれ測定する高さ測定手段と、前記高さ測定手段の測定値に基づいて、前記チャックの平坦度を演算する制御手段と、を備えている。
この構成によれば、チャックの中心点及びチャックの外周部の少なくとも3点の高さを自動で測定するため、従来のようなダイヤルゲージの読み取り誤差が生じず、チャックの平坦度を簡便且つ正確に測定することができる。また、高さ測定手段が所定位置に固定されていることにより、測定の度にチャック内の測定点が変動することを抑制できる。さらに、平坦度測定器を用いることなく、チャックの平坦度を測定可能なため、測定後の測定器の撤去忘れに起因する加工装置の破損を回避することができる。
また、本発明に係る加工装置は、前記高さ測定手段が、平面から視て前記チャックの中心点の軌道上に配置された第1の測定器と、平面から視て前記チャックの中心点の軌道を除く前記チャックの回転軌道上に配置された第2の測定器と、を備えていることが好ましい。
この構成によれば、第1の測定器及び第2の測定機が、チャックの中心点及びチャックの外周部の少なくとも3点の高さを測定することにより、2台の測定器を用いてチャックの平坦度を測定することができる。
本発明は、チャックのセットアップ作業を簡便、正確かつ安全に実施することができる。
本発明の一実施形態に係る加工装置を示す平面図。 高さ測定手段を示す斜視図。 高さ測定手段を示す正面図。 高さ測定手段の配置関係及び測定点の位置関係を示す模式図。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
加工装置1は、ワークWの粗研削加工、精研削加工及び研磨加工を連続して行うものである。なお、加工装置1は、粗研削加工、精研削加工及び研磨加工の少なくとも1つを行うものであれば、如何なるものであっても構わない。
加工装置1には、プラットフォームステージST1、粗研削ステージST2、精研削ステージST3及び研磨ステージST4の4つのステージが設けられている。
加工装置1は、図1の紙面を反時計回りに回動可能なインデックステーブル2と、インデックステーブル2の回転軸2aを中心に同心円上で等間隔に離間して配置された4つのチャック3と、を備えている。インデックステーブル2が、90°ずつステップ回転することにより、チャック3は、プラットフォームステージST1、粗研削ステージST2、精研削ステージST3、研磨ステージST4の順に移動可能である。
チャック3は、回転テーブル32の上面にアルミナ等の多孔質材料からなる吸着体31が埋設されている。チャック3は、内部を通って表面に延びる図示しない管路を備えている。管路は、図示しないロータリージョイントを介して真空源、圧縮空気源又は給水源に接続されている。真空源が起動すると、チャック3に載置されたワークWがチャック3に吸着保持される。また、圧縮空気源又は給水源が起動すると、ワークWとチャック3との吸着が解除される。
回転テーブル32は、図示しないチャックスピンドルに接続されている。チャックスピンドルは、回転軸回りに回転駆動可能に構成されている。なお、チャック3は、回転テーブル32を傾斜させる図示しないチルト機構を備えていても構わない。
プラットフォームステージST1では、研削前のワークWが図示しない搬送アームによってチャック3上に搬送される。ワークWは、その向きを所定方向に一致させる位置出しが予め行われている。なお、図1、2中の符号Nは、加工後のワークWに洗浄水を吐出する洗浄ノズルである。
粗研削ステージST2には,粗研削装置4が設けられている。粗研削装置4は、粗研削砥石41を備えている。粗研削砥石41には、例えば#600のカップ型砥石が用いられる。
粗研削砥石41は、図示しない第1のスピンドルの下端に取り付けられている。第1のスピンドルは、図1の紙面に垂直な回転軸周りに粗研削砥石41を回転可能に支持している。
第1のスピンドルは、図示しない第1のスピンドル送り機構に垂直方向に昇降可能に接続されている。第1のスピンドル送り機構は、公知の構成であり、例えば、第1のスピンドルの移動方向を案内する2本のリニアガイドと、第1のスピンドルを昇降させるボールネジスライダ機構と、で構成されている。
粗研削加工では、粗研削砥石41及びチャック3をそれぞれ回転させた状態で、粗研削砥石41の研削面をワークWに押し当てて、ワークWの粗研削を行う。ワークWが所望の厚みに達すると、粗研削装置4は、粗研削を終了する。
精研削ステージST3には、精研削装置5が設けられている。精研削装置5は、精研削砥石51を備えている。精研削砥石51には、例えば#4000のカップ型砥石が用いられる。
精研削砥石51は、図示しない第2のスピンドルの下端に取り付けられている。第2のスピンドルは、図1の紙面に垂直な回転軸周りに精研削砥石51を回転可能に支持している。
第2のスピンドルは、図示しない第2のスピンドル送り機構に垂直方向に昇降可能に接続されている。第2のスピンドル送り機構は、公知の構成であり、例えば、第2のスピンドルの移動方向を案内する2本のリニアガイドと、第2のスピンドルを昇降させるボールネジスライダ機構と、で構成されている。
精研削加工では、精研削砥石51及びチャック3をそれぞれ回転させた状態で、精研削砥石51の研削面をワークWに押し当てて、ワークWの精研削を行う。ワークWが所望の厚みに達すると、精研削装置5は、精研削を終了する。
研磨ステージST4には、研磨装置6が設けられている。研磨装置6は、図示しない研磨パッドが下端に取り付けられた研磨ヘッド61と、研磨ヘッド61が下端に取り付けられるとともに研磨ヘッド61を回転可能に支持する図示しない第3のスピンドルと、第3のスピンドルを垂直方向に昇降させる図示しない第3のスピンドル送り機構と、を備えている。
研磨加工では、研磨パッド及びチャック3をそれぞれ回転させた状態で、研磨パッドの下面をワークWに押し当てて、ワークWの研磨を行う。
加工装置1には、高さ測定装置7が設けられている。高さ測定装置7は、加工装置1内に架設されたフレーム1aに固定され、インデックステーブル2の上方に配置されている。
高さ測定装置7は、センサヘッド71と、シリンダ72と、図示しない演算部と、を備えている。高さ測定装置7は、例えば株式会社キーエンス製の接触式デジタルセンサ(GT2−A12K)等である。
センサヘッド71は、チャック3の表面に接触することを検知する。
シリンダ72は、フレーム1aに固定されたシリンダチューブ72aと、シリンダチューブ72a内に一部が挿通されて進退移動するピストンロッド72bと、を備えている。ピストンロッド72bの下端には、センサヘッド71が取り付けられている。シリンダ72は、例えば、圧縮空気によってピストンロッド72bが進退移動してセンサヘッド71が垂直方向に昇降可能に構成されたエアシリンダ等である。シリンダ72の移動範囲は、例えば12mmに設定される。
演算部は、センサヘッド71の待機位置からセンサヘッド71がチャック3に接触するまでにシリンダ72が伸長した長さに基づいて、チャック3の高さを演算する。高さ測定装置7は、演算部が算出したチャック3の高さを図示しない外部装置にデジタル表示するように構成されても構わない。
このようにして、高さ測定装置7は、センサヘッド71に接触したチャック3の高さを測定することができる。なお、高さ測定装置7は、上述した構成に限定されないが、接触式の高さ測定器が好ましい。例えば、非接触式のレーザー干渉計を用いてチャック3の高さ測定を試みる場合には、レーザーが吸着体の気孔で拡散するため、正確に高さ測定を行うことができないためである。
高さ測定装置7は、インデックステーブル2の径方向に沿って3台が並んで設けられている。以下、3台の高さ測定装置7をそれぞれ区別して説明する場合には、インデックステーブル2の径方向の内側から外側に向かって順に符号7a、7b、7cを付して区別する。
高さ測定装置7aは、平面から視てチャック3の中心点の回転軌道上に配置されている。高さ測定装置7b、7cは、平面から視てチャック3の回転範囲内に配置されている。なお、図1中の破線L1は、高さ測定装置7aの測定点の軌道であり、破線L2は、高さ測定装置7bの測定点の軌道であり、破線L3は、高さ測定装置7cの測定点の軌道である。
加工装置1の動作は、制御装置8によって制御される。制御装置8は、加工装置1を構成する構成要素をそれぞれ制御するものである。制御装置8は、例えば、CPU、メモリ等により構成される。なお、制御装置8の機能は、ソフトウェアを用いて制御することにより実現されても良く、ハードウェアを用いて動作することにより実現されても良い。
次に、チャック3のセットアップ作業の手順について、図4に基づいて説明する。図4は、チャック3と粗研削砥石41、精研削砥石51との位置関係を示す平面図である。なお、セットアップ作業は、チャック3の平坦度測定、又は、粗研削砥石41、精研削砥石51の回転軸に対するチャック3の傾き(研削角度)測定を意味する。
[高さ測定]
まず、チャック3上の点Aが高さ測定装置7aの下方に位置するように、インデックステーブル2が回転する。なお、点Aは、平面から視たチャック3内におけるチャック3の中心点の軌跡の一方端である。
次に、高さ測定装置7aのシリンダ72が起動し、センサヘッド71を点Aに接触するまでセンサヘッド71を降下させる。センサヘッド71が点Aとの接触を検知すると、シリンダ72はセンサヘッド71の降下を停止した後に上方に退避させる。また、演算部は、予め記憶された高さ測定装置7aのセンサヘッド71の初期高さから点Aにおけるシリンダ72の降下量を減じて、点Aの高さを演算する。
その後、チャック3上の点Bが高さ測定装置7cの下方に位置するように、インデックステーブル2が回転する。なお、点Bは、平面から視てチャック3と粗研削砥石41、精研削砥石51とが重なる円弧状の領域の一方端である。
次に、高さ測定装置7cのシリンダ72が起動し、センサヘッド71を点Bに接触するまでセンサヘッド71を降下させる。センサヘッド71が点Bとの接触を検知すると、シリンダ72はセンサヘッド71の降下を停止した後に上方に退避させる。また、演算部は、予め記憶された高さ測定装置7cのセンサヘッド71の初期高さから点Bにおけるシリンダ72の降下量を減じて、点Bの高さを演算する。
その後、チャック3上の点Cが高さ測定装置7aの下方に位置するように、インデックステーブル2が回転する。なお、点Cは、チャック3の中心点である。
次に、高さ測定装置7aのシリンダ72が起動し、センサヘッド71を点Cに接触するまでセンサヘッド71を降下させる。センサヘッド71が点Cとの接触を検知すると、シリンダ72はセンサヘッド71の降下を停止した後に上方に退避させる。また、演算部は、予め記憶された高さ測定装置7aのセンサヘッド71の初期高さから点Cにおけるシリンダ72の降下量を減じて、点Cの高さを演算する。
その後、チャック3上の点Dが高さ測定装置7bの下方に位置するように、インデックステーブル2が回転する。なお、点Dは、平面から視てチャック3と粗研削砥石41、精研削砥石51とが重なる円弧状の領域の他方端である。
次に、高さ測定装置7bのシリンダ72が起動し、センサヘッド71を点Dに接触するまでセンサヘッド71を降下させる。センサヘッド71が点Dとの接触を検知すると、シリンダ72はセンサヘッド71の降下を停止した後に上方に退避させる。また、演算部は、予め記憶された高さ測定装置7bのセンサヘッド71の初期高さから点Dにおけるシリンダ72の降下量を減じて、点Dの高さを演算する。
なお、点A〜Dの測定順序は上述したものに限定されず、適宜変更可能である。
[平坦度測定]
制御装置8は、高さ測定装置7a〜7cが測定した点A〜Dの高さに基づいて、点A、B、Dの3点で定まる平面に対する点Cの高さを算出することにより、チャック3表面の平坦度を演算する。例えば、点Cが、点A、B、Dで定まる平面に対して低い場合、チャック3は、中央が外周に比べて落ち込んだ中凹状に形成されていることが分かる。
また、チャック3の平坦度測定は、チャック3の中心点及びチャック3の外周部上の少なくとも3点の高さを得られれば算出可能である。したがって、3台の高さ測定装置7a〜7c全てを用いる必要はなく、例えば、点B及びチャック3の中心点の軌跡上の3点(点A、C、E)の高さを測定する場合には、高さ測定装置7a、7cを用いればよい。なお、点Eは、平面から視たチャック3内におけるチャック3の中心点の軌跡の他方端である。
このようにして、チャック3の平坦度を自動で簡便に且つ正確に測定することができる。また、高さ測定装置7がフレーム1aに固定されていることによりチャック3内の測定点が測定の度に変動しないため、チャック3の平坦度測定の再現性を向上させることができる。また、ダイヤルゲージの目盛の読み取り誤差が排除させるため、平坦度測定の再現性をさらに向上させることができる。
さらに、平坦度測定器を用いることなく、チャック3の平坦度を測定可能なため、測定後の測定器の撤去忘れにより加工装置1が破損することを回避できる。
[研削角度測定]
制御装置8は、高さ測定装置7a〜7cが測定した点B〜Dの高さを比較することにより、第1のスピンドル及び第2のスピンドルの各回転軸に対するチャック3の傾斜角度(研削角度)を測定する。例えば、点Cが、点A、点Bに比べて若干低い場合、点B〜Cの間が研削砥石に接触しない、いわゆる逃げの状態であることが分かる。
なお、研削角度測定は、チャック3の中心点及びチャック3の外周部上の少なくとも2点の高さを得られれば算出可能である。したがって、3台の高さ測定装置7a〜7c全てを用いる必要はなく、例えば、チャック3の中心点の軌跡上の3点(点A、C、E)の高さを測定する場合には、高さ測定装置7aのみを用いればよい。
なお、上述した高さ測定では、チャック3上の4点を測定した場合を例示しているが、研削角度のみを測定する場合には、チャック3上の少なくとも3点を測定すればよい。
このようにして、チャック3の研削角度を自動で簡便且つ正確に測定することができる。また、高さ測定装置7がフレーム1aに固定されていることにより、チャック3内の測定点が測定の度に変動しないため、研削角度測定の再現性を向上させることができる。また、ダイヤルゲージの目盛の読み取り誤差が排除させるため、研削角度測定の再現性をさらに向上させることができる。
さらに、角度調整治具を用いることなく、チャック3の研削角度を測定可能なため、測定後の治具の撤去忘れにより加工装置1が破損することを回避できる。
また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、上記以外にも種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
1 :加工装置
1a :フレーム
2 :インデックステーブル
2a :回転軸
3 :チャック
31 :吸着体
32 :回転テーブル
4 :粗研削装置(研削手段)
41 :粗研削砥石
5 :精研削装置(研削手段)
51 :精研削砥石
6 :研磨装置
61 :研磨ヘッド
7、7a、7b、7c:高さ測定装置(高さ測定手段)
71 :センサヘッド
72 :シリンダ
8 :制御装置(制御手段)
ST1:プラットフォームステージ
ST2:粗研削ステージ
ST3:精研削ステージ
ST4:研磨ステージ
W :ワーク

Claims (4)

  1. ワークを加工する加工装置であって、
    前記ワークを吸着保持するチャックと、
    前記チャックを所定の軌道上で移動させるインデックステーブルと、
    前記ワークを研削する研削砥石を備えた研削手段と、
    前記インデックステーブルの上方で所定位置に固定され、前記チャックの中心点及び前記チャックの外周部の少なくとも2点の高さをそれぞれ測定する高さ測定手段と、
    前記高さ測定手段の測定値に基づいて、前記研削砥石の回転軸に対する前記チャックの傾きを演算する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする加工装置。
  2. 前記高さ測定手段は、平面から視て前記チャックの中心点の軌道上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の加工装置。
  3. ワークを加工する加工装置であって、
    前記ワークを吸着保持するチャックと、
    前記チャックを所定の軌道上で移動させるインデックステーブルと、
    前記インデックステーブルの上方で所定位置に固定され、前記チャックの中心点及び前記チャックの外周部の少なくとも3点の高さをそれぞれ測定する高さ測定手段と、
    前記高さ測定手段の測定値に基づいて、前記チャックの平坦度を演算する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする加工装置。
  4. 前記高さ測定手段は、
    平面から視て前記チャックの中心点の軌道上に配置された第1の測定器と、
    平面から視て前記チャックの中心点の軌道を除く前記チャックの回転軌道上に配置された第2の測定器と、
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の加工装置。
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