JP2022178564A - 根菜類収穫機 - Google Patents

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英明 黒瀬
Hideaki Kurose
浩二 二宮
Koji Ninomiya
武志 弓達
Takeshi Yumitatsu
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】フレコンバッグを機体後方の圃場に降ろすので、隣接条の作物を収穫する際に圃場に降ろされたフレコンバッグが進行する機体のすぐ側方にあり、機体にフレコンバッグが接触してフレコンバッグが破れることがある。【解決手段】機体に回動自在に内側が枢支された機体内側の基側台52と基側台52外側端に回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台55よりなる載置台26を設け、載置台26を収容部材22を載置する状態と収容部材22を下方の圃場に降ろすように収容部材22の下方を開放する収納状態に変位するアクチュエータ66を設け、収容部材22を吊って機体左右方向外側の圃場及び載置台26が収納状態に変位して収容部材22の下方が開放された圃場に降ろす移動装置24を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、圃場から作物を採ってフレコンバッグ等の収容部材に収容する根菜類収穫機に関するものである。
従来、引抜搬送装置で圃場から根菜類を引抜き搬送し、選別搬送装置の搬送終端部に設けたフレコンバッグで根菜類を収容する根菜類収穫機がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2011-115069号公報
しかしながら、根菜類が満杯になったフレコンバッグを機体後方に向けて圃場に降ろすので、機体を旋回させて隣接条の作物を収穫する際に圃場に降ろされたフレコンバッグが進行する機体のすぐ側方にあり、フレコンバッグが傾いたり機体が少し蛇行したりすると、機体にフレコンバッグが接触してフレコンバッグが破れて根菜類が圃場に散乱して適正な収穫作業が行なえなくなるような事態が発生する恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、圃場に降ろしたフレコンバッグ等の収容部材に機体が接触することを回避した根菜類収穫機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、機体を走行させる走行部Aと操縦部Bと圃場から根菜類を収穫する収穫部Cと収穫した根菜類を収容する収容部Eを装備した根菜類収穫機において、機体に回動自在に内側が枢支された機体内側の基側台52と該基側台52外側端に回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台55よりなる載置台26を設け、該載置台26を収容部材22を載置する状態と収容部材22を下方の圃場に降ろすように収容部材22の下方を開放する収納状態に変位するアクチュエータ66を設けると共に、収容部材22を吊って機体左右方向外側の圃場及び載置台26が収納状態に変位して収容部材22の下方が開放された圃場に降ろす移動装置24を設けた根菜類収穫機である。
請求項1記載の発明によれば、機体に回動自在に内側が枢支された機体内側の基側台52と該基側台52外側端に回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台55よりなる載置台26を設け、該載置台26を収容部材22を載置する状態と収容部材22を下方の圃場に降ろすように収容部材22の下方を開放する収納状態に変位するアクチュエータ66を設けると共に、収容部材22を吊って機体左右方向外側の圃場及び載置台26が収納状態に変位して収容部材22の下方が開放された圃場に降ろす移動装置24を設けたので、載置台26に載置された収容部材22を移動装置24にて吊り上げて、機体左右方向外側の位置で圃場に降ろすことができ、圃場に降ろされた収容部材22が傾いたり機体が多少蛇行したりしても、機体に収容部材22が接触することを回避でき、良好で適切な収穫作業を行なうことができる。
また、圃場端の畝で側方に畦や壁等の障害物があって機体側方に収容部材22を降ろせない場合は、収容部材22を移動装置24にて吊って、基側台52と該基側台52外側端に回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台55よりなる載置台26をアクチュエータ66により収容部材22の下方を開放する収納状態にして、収容部材22を該下方が開放された圃場に降ろすことができる。
そして、載置台26は、基側台52と該基側台52外側端に回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台55を収納状態にするので、コンパクトに収納できる。
請求項2記載の発明は、先側台55の前後両側に基部が機体に枢支された前後リンク60F,60R先端を各々枢支し、前後リンク60F,60Rの前後中間位置にアクチュエータ66を配置して、前後リンク60F,60R先端近傍を連結する連結杆62の前後中央部に基部が機体に枢支されたアクチュエータ66の先端を枢支した請求項1記載の根菜類収穫機である。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、先側台55の前後両側に基部が機体に枢支された前後リンク60F,60R先端を各々枢支し、前後リンク60F,60Rの前後中間位置にアクチュエータ66を配置して、前後リンク60F,60R先端近傍を連結する連結杆62の前後中央部に基部が機体に枢支されたアクチュエータ66の先端を枢支したので、捻じれ難く剛性のある状態で載置台26を水平状態と収納状態に変更することができる。
請求項3記載の発明は、先側台55の前後連結片56F,56Rを連結する連結杆57の前後端に前後リンク60F,60R先端を各々枢支した請求項2記載の根菜類収穫機である。
請求項4記載の発明は、アクチュエータ66の基端を走行装置6Rの外側方でステップ73外端よりも機体内方の下部に配置して機体フレーム1側にボールリンク64を介して枢支した請求項1~請求項3の何れか1項に記載の根菜類収穫機である。
請求項5記載の発明は、基側台52の外側端に先側台55の内側端に接当して基側台52と先側台55を展開した際に両者が水平状になるように規制具67を設けた請求項1~請求項4の何れか1項に記載の根菜類収穫機である。
請求項6記載の発明は、載置台26の基側台52及び先側台55を収納状態とした時に、基側台52と接当する収納位置規制部材71を機体フレーム1に設けた請求項1~請求項5の何れか1項に記載の根菜類収穫機である。
本発明の一実施例の人参収穫機の平面図である。 同人参収穫機の作用説明用背面図である。 同人参収穫機の側面図である。 同人参収穫機の要部の作用説明用背面図である。 同要部の平面図である。 本発明における吊り下げハンガー25の第2実施形態を示す背面図である。
本発明の実施の形態の一実施例として示す根菜類収穫機の一種である人参収穫機を説明する。以下においては、機体の前進方向を基準に、前後、左右と謂う。
<全体構成>
人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側で圃場から人参を引き抜いて機体後上側に搬送する収穫部Cと、該収穫部Cから人参を引き継いで茎葉切断部にて機体後方に搬送しながら茎葉部を切断し、茎葉切断部から落下する人参を受けて残葉処理部にて人参に残った茎葉部を処理し、残葉処理部から人参を引き継いで人参を機体左右一側から左右他側へと搬送し、搬送中の人参を補助作業者が選別する選別搬送部Dと、該選別搬送部Dから排出される人参の収容部材を配置する収容部Eから構成される。
<走行部A>
機体フレーム1の下方に機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右従動輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右従動輪3,3との間に取り付けた複数の転輪4の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右の走行装置としてのクローラ6L,6Rを構成する。そして、該左右クローラ6L,6Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジンの動力が伝動されるミッションケースから左右両側に延出させた左右ドライブシャフトに取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ6L,6Rを該機体フレーム1に取り付ける。
<操縦部B>
前記機体フレーム1の右側上部に操縦部フレーム7を取り付け、該操縦部フレーム7には操縦座席8を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル9を取り付ける。そして、該操縦パネル9に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー10及び機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する昇降操作レバー11を取り付けると共に、後述の十字方向操作レバー27を設けている。
また、前記操縦部フレーム7の機体左右他側(機体右側)にエンジンを冷却するラジエータ(図示省略)を保護すると共に冷却風を取り込むラジエータカバー12を着脱自在に取り付けることにより。操縦部Bが構成される。
上記構成により、変速操作レバー10や昇降操作レバー11のような、1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
<収穫部C>
左右引抜フレーム13,13の機体前側に左右従動プーリを回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリを装着し、該左右従動プーリと左右駆動プーリとの間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルトを巻き掛けると共に、複数のテンションローラによって該左右挟持搬送ベルトを張圧し、左右挟持搬送ベルトの機体内側面を互いに圧接させて人参の引抜搬送経路Rを構成する。そして、前記機体フレーム1の上方に左右横軸を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレームを取り付け、該回動フレームの後端部に前記左右駆動プーリに駆動力を伝動する伝動ケースを、回動支点を中心として上下回動自在に取り付ける。また、前記機体フレーム1と回動フレームとを昇降シリンダで連結し、該昇降シリンダを操縦部Bで操作可能に取り付けて引抜搬送装置17を構成する。
また、該引抜搬送装置17の前方に人参の茎葉部を引き起こす縦引起し装置18と、該縦引起し装置18が引起した茎葉部を掬い上げる横引起し装置19と、該横引起し装置19の前部に設ける分草杆20と、引抜搬送装置17の下り過ぎを防止する回転自在なゲージ輪と、前記エンジンの駆動力で往復振動して土中の人参の左右の土を解す左右振動ソイラSとを設ける。
そして、前記引抜搬送通路Rの下方に引抜搬送装置17で搬送中の人参のひげ根を切断する尻尾切装置を取り付けて、収穫部Cを構成する。
上記構成により、機体前側に分草杆20を備える横引起し装置19と、縦引起し装置18を設けることによって、圃場に倒伏した人参の茎葉を掻き上げながら収穫作業ができ、収穫する人参の視認性が向上するので引き抜き位置が合わせやすく、作物の抜き残しが減少するため作業能率が向上する。
また、人参に左右振動ソイラS等が接触して傷つくことを防止できるので、人参の商品価値が向上する。
そして、機体フレーム1と左右横軸を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレームとを昇降シリンダで連結し、昇降シリンダを操縦部Bの昇降操作レバー11を操作することによって伸縮させる構成としたことによって、昇降操作レバー11の操作により収穫部C全体の上下高さを調節することができるので、収穫部Cの引抜搬送始端部の位置を上下方向に調節しするとともに圃場に植生する人参の適切な引き抜き高さに合わせて引抜搬送始端部の位置調節を行え、人参の抜き残しが防止されるので作業能率が向上する。
また、旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため、旋回動作がスムーズに行われて作業能率が向上する。
<選別搬送部D>
選別搬送部Dの選別作業用の選別搬送装置21は、収穫部Cの引抜搬送装置17の後部下方から人参を収容する収容部材であるフレコンバッグ22のある収容部Eに向けて機体左右方向に配置され、エンジンからの駆動力にて周回動する一定間隔の桟を備えるチェーンコンベアにて構成されている。なお、引抜搬送装置17にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部にて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参を残葉処理部が受けて人参に残った茎葉部を処理して選別搬送部Dに搬送する。そして、選別搬送部Dの選別搬送装置21は、人参をその左端から右方(収容部E)に搬送する。
また、選別搬送装置21は、収穫部Cの引抜搬送装置17の後部下方から機体右側に水平に設けられた水平搬送コンベア21aと該水平搬送コンベア21a右端部から収穫作物を引き継いで収容部Eに斜め右上方に向けて搬送する可動搬送コンベア21bから構成される。
可動搬送コンベア21bは、水平搬送コンベア21a右端部から収穫作物を引き継ぐ左端部が枢支軸で回動自在に支持されており、上下動用電動シリンダ21cの伸縮作動により収容部E側の右端部側が上下動して傾斜角度が変更できるようになっている。
そして、該可動搬送コンベア21bの機体後方側に補助作業座席23が設けられており、該補助作業座席23に着座した作業者が可動搬送コンベア21bにて送られてくる人参のなかから商品にならないもの(小さい人参や異形の人参)を取り出して、適正な商品価値のある人参のみを収容部Eに送るようにする。
また、補助作業座席23に着座した作業者は、足踏み式の上昇スイッチ及び下降スイッチにて前記上下動用電動シリンダ21cを伸縮作動させて可動搬送コンベア21bの右端部側を上下動させる。
<収容部E>
収容部Eは、選別搬送装置21の右側方に配置され、該選別搬送装置21の可動搬送コンベア21b右端部に設けた移動装置としての作動アーム24により上下動及び左右動する吊り下げハンガー25と、該吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22を載置する載置台26により構成されている。
可動搬送コンベア21bは、左端基部から右端上部に向けて斜め上方に向かって設けられている。即ち、エンジンからの駆動力にて周回動して人参を斜め上方に搬送し、上端部から下方に放出する。また、可動搬送コンベア21bの基部は、枢支軸にて回動自在に設けられており、中途部には、機体フレーム1に基部が枢支された上下動用電動シリンダ21cのピストン先端が連結されている。
即ち、該可動搬送コンベア21bは、補助作業座席23に着座した作業者が踏み操作する上昇スイッチを踏み込み操作している間、上下動用電動シリンダ21cが伸長して枢支軸回りに回動して上昇し、下降スイッチを踏み込み操作している間、上下動用電動シリンダ21cが縮小して枢支軸回りに回動して下降する。また、可動搬送コンベア21bは、操縦パネル9右端に設けた十字方向操作レバー27を作業者が圃場に降りて機体後方を向いた状態で右に操作すると上下動用電動シリンダ21cが伸長して枢支軸回りに回動して上昇し、左に操作すると上下動用電動シリンダ21cが縮小して枢支軸回りに回動して下降する。
吊り下げハンガー25は、可動搬送コンベア21b右端部に設けた作動アーム24により上下動及び左右動する。
作動アーム24は、基部が可動搬送コンベア21b右端部に背面視で反時計方向には回動するが時計方向には所定位置で回動が停止するように枢支され、先端側が機体右外側上方に向けて延設されている基部アーム24aと、該基部アーム24a先端に回動自在に枢支された回動アーム24bと、基部アーム24aと回動アーム24b間に配設された回動用アクチュエータとしての回動用電動シリンダ24cから構成される。
吊り下げハンガー25は、前後の吊り下げハンガー25を丸パイプの連結杆25bで連結し、回動アーム24bの先端に設けられている。載置台26上方で、吊り下げハンガー25の4つのフック25aをフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔に各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げ支持する。
操縦パネル9右端には、十字方向操作レバー27が設けられている。
作業者が圃場に降りて機体後方を向いた状態で十字方向操作レバー27を右に操作すると上下動用電動シリンダ21cが伸長して可動搬送コンベア21bが枢支軸回りに回動して上昇し、左に操作すると上下動用電動シリンダ21cが縮小して可動搬送コンベア21bが枢支軸回りに回動して下降し、機体後方に操作すると回動用電動シリンダ24cが伸長して回動アーム24bが枢支軸回りに回動して右外側方に開き、機体前方に操作すると回動用電動シリンダ24cが縮小して回動アーム24bが枢支軸回りに回動して左機体内側に閉じる。
この十字方向操作レバー27の操作時に、可動搬送コンベア21bが最上昇位置にないと十字方向操作レバー27を機体後方に操作しても回動用電動シリンダ24cは作動せず回動アーム24bが枢支軸回りに回動して右外側方に開くことはない。即ち、可動搬送コンベア21bが最上昇位置にある時のみ、十字方向操作レバー27を機体後方に操作して回動用電動シリンダ24cを作動させて回動アーム24bを枢支軸回りに回動して右外側方に開くことができる。
また、載置台26には荷重センサ28が設けられており、吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22が持ち上げられてフレコンバッグ22の底が載置台26から離れた時のみ(荷重センサ28がフレコンバッグ22を検出しなくなった時のみ)、十字方向操作レバー27を機体後方に操作して回動用電動シリンダ24cを作動させて回動アーム24bを枢支軸回りに回動して右外側方に開くことができる。
また、載置台26右外側端には上方に物体があることを検出するフォトセンサ29が設けられており、吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22が持ち上げられて回動用電動シリンダ24cの作動により回動アーム24bが枢支軸回りに回動して右外側方に開いて機体右外側方に移動した時に、フレコンバッグ22が載置台26右外側端上方にないこと(フレコンバッグ22が載置台26右外側端よりも右外側方に移動したこと)を検出しないと、十字方向操作レバー27を左に操作して可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して下降させようとしても、上下動用電動シリンダ21cは作動せず、可動搬送コンベア21bは下動しない。よって、吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22を圃場に降ろす際に、誤ってフレコンバッグ22が載置台26右外側端に接触することを回避できる。
また、十字方向操作レバー27の上端には、吊り下げハンガー25の4つのフック25aを開閉操作するフック開閉スイッチ30が設けられている。
フック開閉スイッチ30は、一度押すと各フック25aの回動支点部に設けた電磁ソレノイド31を作動させて各フック25aを閉じ、再度、押すと電磁ソレノイド31を作動させて各フック25aを開く。なお、各フック25aを開く操作の時は、誤操作防止の為に、フック開閉スイッチ30を0.5秒以上押していないと電磁ソレノイド31は作動せず各フック25aは開かない。
また、可動搬送コンベア21b上端部にフレコンバッグ22の口紐22aを係止する口紐フックを設ける場合には、該口紐フックの開閉もフック開閉スイッチ30にて同様にして行なう。
そして、作動アーム24の最も高い位置即ち基部アーム24a先端上部に報知手段としての警告灯の一例である赤色回転灯33を設けている。
赤色回転灯33は、載置台26に設けた荷重センサ28が吊り下げハンガー25に吊るされたフレコンバッグ22が持ち上げられてフレコンバッグ22の底が載置台26から離れたことを検出し、且つ、作動アーム24の基部アーム24a先端に枢支された回動アーム24bが回動用電動シリンダ24cにて右外側方に開き始めた時に回転点灯し、作動アーム24が作動してフレコンバッグ22を圃場に降ろしていることを周囲に報知する。なお、基部アーム24a先端に枢支された回動アーム24b基部にはポテンショメータ34が設けられていて、回動アーム24bが回動用電動シリンダ24cにて右外側方に開き始めたことを検出する。
また、赤色回転灯33が回転点灯する際に、ホーンを鳴らして報知すれば、更に安全である。なお、ホーンの音は、後進ブザー音や操縦者が鳴らす警告音とは異なる断続音とする。
従って、作動アーム24を作動させてフレコンバッグ22を圃場に降ろす際に、作動アーム24の最も高い位置で赤色回転灯33が回転点灯するので、夕方でも目立ち周囲に適確に報知できる。
次に、載置台26の構成について詳細に説明する。
載置台26は、機体フレーム1に設けた前後支持アーム50F,50Rに枢支部としての前後基側枢支軸51F,51Rにて回動自在に内側が枢支された機体内側の基側台52と該基側台52外側端に設けた前後回動受アーム53F,53Rに枢支部としての前後先側枢支軸54F,54Rにて回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台55から構成される。なお、先側台55の内側に設けた前後回動支持アーム53F’,53R’が基側台52外側端に設けた前後回動受アーム53F,53Rに前後先側枢支軸54F,54Rにて回動自在に設けられている。
先側台55の底面前後両側に前後連結片56F,56Rを設け、該前後連結片56F,56Rを連結杆57で連結する。
そして、機体フレーム1に設けた前後リンク支持片58F,58Rに基部が各々枢支軸59F,59Rにて枢支された前後リンク60F,60Rの先端を連結杆57の前後端に各々枢支する。
そして、前後リンク60F,60Rの先端近傍に前後リンク側連結片61F,61Rを設け、該前後リンク側連結片61F,61Rをリンク側連結杆62で連結する。
そして、機体フレーム1に設けられステップ73右外端部下方に位置する前後シリンダ支持片63F,63Rに基部がボールリンク64を介してアジャスタブルロッド65に枢支されたアクチュエータとしての電動シリンダ66の先端をリンク側連結杆62の前後中央部に枢支する。
従って、先側台55の前後連結片56F,56Rを連結する連結杆57の前後端に前後リンク60F,60R先端を各々枢支しているので、前後リンク60F,60R先端部が連結した状態となり、且つ、前後リンク60F,60Rの前後中間位置に電動シリンダ66を配置して、前後リンク60F,60R先端近傍の前後リンク側連結片61F,61Rを連結するリンク側連結杆62の前後中央部に電動シリンダ66の先端を枢支し、電動シリンダ66の基端を機体フレーム1側にボールリンク64を介して枢支しているので、捻じれ難く剛性のある状態で載置台26を水平状態と収納状態に変更することができる。
そして、電動シリンダ66基部を枢支したアジャスタブルロッド65は、前後リンク60F,60R基部を枢支した枢支軸59F,59Rよりも高い位置で機体内方に位置して設けられている。
なお、電動シリンダ66のハーネス66aは、電動シリンダ66の上方又は後方に配設し、圃場に植生する人参の葉を引っ掛けないようにしている。
基側台52の外側端には、先側台55の内側端に接当して、基側台52と先側台55を展開した際に両者が水平状になるように規制具67が設けられている。
なお、規制具67は、長さ調節自在のアジャスターで構成し、基側台52と先側台55を展開した際に両者が展開時に水平になるように調節できる。また、載置台26を収納状態にした時には、機体をトラックに積み込んで運搬する際の固定用ロープのフックとして規制具67を使用できる。
電動シリンダ66の伸長及び縮小作動は、操縦パネル9に設けた載置台作動スイッチ68及び補助作業座席23近くの補助者用載置台作動スイッチ69にて行われる。
載置台作動スイッチ68又は補助者用載置台作動スイッチ69の操作により電動シリンダ66のピストン66bを伸長させると、載置台26の基側台52及び先側台55は同一平面の水平状態になって、その上面で吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22を載置支持する。
載置台作動スイッチ68又は補助者用載置台作動スイッチ69の操作により電動シリンダ66のピストン66bを縮小させると、前後先側枢支軸54F,54Rが上方に移動するように基側台52外側端及び先側台55内側端が上方に移動して回動し、基側台52は上方に向く姿勢となり、先側台55は下方に向く姿勢となって折り畳まれた収納状態になり、吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22の底面下方を開放し、吊り下げハンガー25を下げれば、フレコンバッグ22を左右及び前後移動することなくそのまま圃場に降ろすことができる。
基側台52は上方に向く姿勢となり、先側台55は下方に向く姿勢となって、高さが低く折り畳まれた収納状態になるので、水平状態から収納状態に変更する際に、先側台55が下方に向く姿勢になることと相まって、載置台26がフレコンバッグ22に引っ掛かるような事態を回避でき、また、高さの低い収納状態となるので、可動搬送コンベア21bを下降させて吊り下げハンガー25を下げてそのまま圃場に降ろす際に、可動搬送コンベア21bが収納状態にした載置台26に干渉することなくフレコンバッグ22をそのまま圃場に降ろすことができる。
載置台26の基側台52及び先側台55を同一平面の水平状態にした時に、基側台52外側端と先側台55内側端間には隙間70が設けられており、上方から収穫物の屑やゴミが落ちてきても、該隙間70から下方の圃場に落ち易くなっている。
特に、電動シリンダ66の基部が右クローラ6Rの右外側方でステップ73右外端よりも機体内方の下部に位置し、先端が前後リンク60F,60Rの先端近傍に設けた下方に延びる前後リンク側連結片61F,61Rを連結するリンク側連結杆62の前後中央部に枢支されているので、載置台26の基側台52及び先側台55の載置面を切り欠いたり孔を開けたりすることなく電動シリンダ66を載置台26の前後中央部に機体左右方向に設けることができ、適切な載置台26の水平状態及び収納状態への切り換えが行える。
また、電動シリンダ66の基部がステップ73右外端よりも機体内方の下部に位置しているので、補助作業者の作業時の邪魔にならない。
また、電動シリンダ66は、載置台26が水平状態の時に略水平状態であり、隣接条の植生する人参の葉を引っ掛け難く、適切な収穫作業が行える。
そして、電動シリンダ66は、載置台26が収納状態の時に立ち上がった状態であり、未収穫条間を移動する際に植生する人参の葉を引っ掛け難く、適切な移動が行える。
なお、電動シリンダ66の作動回路中に過電流を感知する電流計測器を設けて、過電流を感知すると電動シリンダ66の作動を停止し、警報を発するようにすると、載置台26の水平状態及び収納状態への切り換え時に異物等がかみ込んで作動不能になっている場合に電動シリンダ66や載置台26等の破損が防止できる。
また、前後リンク60F,60Rは、長さ調節自在のアジャスターになっており、前後リンク60F,60R各々の長さを調節して載置台26の収納状態及び水平状態をがたつきのない適切な状態(姿勢)にすることができる。
載置台作動スイッチ68又は補助者用載置台作動スイッチ69の操作により電動シリンダ66のピストン66bを縮小させて載置台26の基側台52及び先側台55を収納状態とした時に、載置台26の基側台52と接当する収納位置規制部材71を機体フレーム1に設けている。収納位置規制部材71は、長さ調節自在のアジャスターで構成し、収納状態の先側台55下端の左右位置を調節し、中割作業において、先側台55下端が圃場に植生する隣接の人参の間を通るようにして、植生する人参を傷つけることを防止する。
電動シリンダ66を作動させる載置台作動スイッチ68又は補助者用載置台作動スイッチ69は、補助者用載置台作動スイッチ69が優先スイッチになっており、補助者用載置台作動スイッチ69が電動シリンダ66を伸長させて載置台26を水平状態にする操作状態になっている時は、載置台作動スイッチ68にて電動シリンダ66を縮小させて載置台26を収納状態にすることができないようにしている。
従って、操縦座席8に着座した操縦者が載置台作動スイッチ68を操作して電動シリンダ66を縮小させて載置台26を収納状態にしようとしても、補助者用載置台作動スイッチ69が電動シリンダ66を伸長させて載置台26を水平状態にする操作状態になっている時は電動シリンダ66が作動せず、載置台26近くに居る補助作業作業者の安全を確保できる。
また、補助作業座席23近傍に人感センサ72を設けて、該人感センサ72が人を感知している時(補助作業者が補助作業座席23に座っているかその近くに居る時)は、載置台作動スイッチ68を操作しても電動シリンダ66が作動しないようにしてあり、更に、載置台26近くに居る補助作業作業者の安全を確保できる。
なお、補助者用載置台作動スイッチ69は、補助作業座席23下方のステップ73右外端付近に位置する可動搬送コンベア21bの右端部後面に設けられており、補助作業者はステップ73上に居る時でも圃場に降りている時でも該補助者用載置台作動スイッチ69を操作できて作業性が良い。
また、十字方向操作レバー27の操作中であっても、補助作業座席23に着座した作業者が足踏み式の上昇スイッチ及び下降スイッチ及び停止スイッチを操作すると優先して上下動用電動シリンダ21cを伸縮作動及び停止させて可動搬送コンベア21bの右端部側を上下動及び停止させる。
<人参の収穫作業>
先ず、載置台作動スイッチ68又は補助者用載置台作動スイッチ69の操作により電動シリンダ66のピストン66bを伸長させて、載置台26の基側台52及び先側台55を同一平面の水平状態にして、吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22の底を受ける状態にする。
そして、十字方向操作レバー27を操作して、回動アーム24bが左機体内側に閉じた状態で可動搬送コンベア21bを初期下降位置にする。
吊り下げハンガー25の各フック25aにフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げ、十字方向操作レバー27のフック開閉スイッチ30を押して各フック25aを閉じ、フレコンバッグ22の底が載置台26に受けられた状態とする。
そして、操縦座席8に着座した操縦者が人参収穫機を進行させて、収穫部Cの引抜搬送装置17の引抜搬送経路R前端を圃場の人参条に合わせた後に昇降操作レバー11を操作して収穫部Cを下降させ、掘取りクラッチを「入」にして各部を駆動させて前進する。すると、分草杆20や縦引起し装置18や横引起し装置19にて人参の茎葉を掻き上げて引抜搬送装置17の引抜搬送経路Rに人参の茎葉が挟持され、左右振動ソイラSにて人参の側方及び下方の土をほぐして、人参は引抜搬送装置17にて挟持されて引き抜かれて、後方上方に搬送される。
そして、引抜搬送装置17にて茎葉部が挟持されて搬送してきた人参は、その茎葉部下端(人参の頭部の少し上)が茎葉切断部にて切断されて人参が下方に落下するが、該落下する人参は残葉処理部が受けて人参に残った茎葉部を処理して選別搬送部Dに搬送される。そして、人参は、選別搬送部Dの可動搬送コンベア21bにてその左端から右方(収容部E)に搬送される。
そして、可動搬送コンベア21bの機体後方側の補助作業座席23に着座した作業者が可動搬送コンベア21bにて送られてくる人参のなかから商品にならないもの(小さい人参や異形の人参)を取り出し、商品価値のある人参のみが収容部Eに送られる。
可動搬送コンベア21bにて右端に送られてきた人参は、可動搬送コンベア21b右端の吊り下げハンガー25の各フック25aに吊下げられたフレコンバッグ22内に落下して収納される。
そして、フレコンバッグ22内に収納された人参の量が多くなるにつれて、補助作業座席23に着座した作業者が上昇スイッチを踏み込み操作して上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して順次上昇させる。
そして、フレコンバッグ22内に人参が満杯になるまで可動搬送コンベア21bを枢支軸回りに回動して上昇させると、操縦者は機体の駆動を停止して停車する。
補助作業座席23に着座した作業者は、補助作業座席23から離れて圃場に降りて操縦パネル9右端近くに立って、機体後方を向いた状態で十字方向操作レバー27を操作する。
先ず、十字方向操作レバー27を右に操作して、上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを最上昇位置まで上昇させて、フレコンバッグ22を載置台26上方に持ち上げる。
そして、十字方向操作レバー27を機体後方に操作して、回動用電動シリンダ24cを伸長させて回動アーム24bを枢支軸回りに回動して右外側方に開いて、フレコンバッグ22を載置台26の右外側方まで移動させる。
そして、十字方向操作レバー27を左に操作して、上下動用電動シリンダ21cを縮小させて可動搬送コンベア21bを最下降位置まで下降させて、フレコンバッグ22を圃場に降ろす。
そして、十字方向操作レバー27のフック開閉スイッチ30を押して各フック25aを開いて吊り下げハンガー25の各フック25aをフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔から外して、十字方向操作レバー27を操作して最初の回動アーム24bが左機体内側に閉じた状態で可動搬送コンベア21bを初期下降位置に戻して、吊り下げハンガー25の各フック25aに空のフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げてフレコンバッグ22の底が載置台26に受けられた状態とした後に、補助作業座席23に着座する。そして、各部を駆動して機体を進行させて収穫作業を再開する。
従って、吊り下げハンガー25は、可動搬送コンベア21b右端部に設けた作動アーム24により上下動及び左右動するので、吊り下げハンガー25に吊り下げられた状態で載置台26に載置されたフレコンバッグ22を作動アーム24により載置台26上方に吊り上げて、載置台26の右外側方の位置で圃場に降ろすことができ、圃場に降ろされたフレコンバッグ22が傾いたり機体が多少蛇行したりしても、機体にフレコンバッグ22が接触することを回避でき、良好で適切な収穫作業を行なうことができる。
そして、圃場端の畝で側方に畦や壁等の障害物があって機体側方にフレコンバッグ22を降ろせない場合は、十字方向操作レバー27を右に操作して、上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを最上昇位置まで上昇させて、フレコンバッグ22を載置台26上方に持ち上げる。
そして、載置台作動スイッチ68の操作により電動シリンダ66のピストン66bを縮小させて、載置台26の基側台52及び先側台55を収納状態にして、吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22底の下方を開放する。
そして、十字方向操作レバー27を左に操作して、上下動用電動シリンダ21cを縮小させて可動搬送コンベア21bを最下降位置まで下降させて、フレコンバッグ22を圃場に降ろす。
そして、十字方向操作レバー27のフック開閉スイッチ30を押して各フック25aを開いて吊り下げハンガー25の各フック25aをフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔から外す。
以上要するに、圃場端の畝で側方に畦や壁等の障害物があって機体側方にフレコンバッグ22を降ろせない場合は、載置台作動スイッチ68の操作により電動シリンダ66のピストン66bを縮小させて、載置台26の基側台52及び先側台55を収納状態にして、吊り下げハンガー25に吊り下げられたフレコンバッグ22底の下方を開放することにより、フレコンバッグ22を左右または前後移動することなくそのまま圃場に降ろすことができる。
そして、十字方向操作レバー27を右に操作して、上下動用電動シリンダ21cを伸長させて可動搬送コンベア21bを初期下降位置まで上昇し、電動シリンダ66のピストン66bを伸長させて、載置台26の基側台52及び先側台55を同一平面の水平状態にする。吊り下げハンガー25の各フック25aに空のフレコンバッグ22の上端縁部の係止孔を各々引っ掛けてフレコンバッグ22を吊下げてフレコンバッグ22の底が載置台26に受けられた状態とした後に、補助作業座席23に着座する。そして、各部を駆動して機体を進行させて収穫作業を再開する。
一方、作動アーム24を作動させてフレコンバッグ22を圃場に降ろす際に、作動アーム24の最も高い位置で赤色回転灯33が回転点灯するので、夕方でも目立ち周囲に適確に報知でき、安全である。
<他の実施形態>
(1)図6は、吊り下げハンガー25のフック25aを手動で開閉する第2実施形態を示す。
即ち、吊り下げハンガー25のフック25aを前後方向のフック枢支軸80で開閉自在に設ける。
フック25aは、フック枢支軸80の反対側に延設して把持部25cを一体に形成する。
フック25aに設けたピン25dと吊り下げハンガー25本体側に設けたピン25eとの間に引張ばね81を設ける。
引張ばね81は、フック25aが開位置と閉位置でフック枢支軸80を越えるように配置し(所謂、支点越え)、フック25aが開位置と閉位置で引張ばね81の付勢力で位置が保持される。
フック25aに設けたピン25dに連係ワイヤ82のインナーワイヤ82a一端を連結し、連係ワイヤ82のアウターワイヤ82bを吊り下げハンガー25本体に設けたワイヤホルダ83に止める。
連係ワイヤ82は、前後の吊り下げハンガー25を連結する丸パイプの連結杆25bの中を通して、インナーワイヤ82aの他端を機体左右方向で同じ側の前後反対側のフック25aに連結する(図6は後側の吊り下げハンガー25の機体左側のフック25aを示し、該フック25aの連係ワイヤ82のインナーワイヤ82aの他端は、前側の吊り下げハンガー25の機体左側のフック25aに連結している)。
そして、前後吊り下げハンガー25の片方の把持部25cを握ってフック25aを開位置から閉位置にすれば、連係ワイヤ82を介して前後吊り下げハンガー25の他方のフック25aも開位置から閉位置になる。同様に、前後吊り下げハンガー25の片方の把持部25cを握ってフック25aを閉位置から開位置にすれば、連係ワイヤ82を介して前後吊り下げハンガー25の他方のフック25aも閉位置から開位置になる。
従って、補助作業者が載置台26の前後何れの位置に居ても、前後何れかの把持部25cを握ってフック25aを開閉操作すれば他方のフック25aも開閉操作されるので、作業性が良い。
1 機体フレーム
6R 走行装置(右クローラ)
22 収容部材(フレコンバッグ)
24 移動装置(作動アーム)
26 載置台
52 基側台
55 先側台
56F 前連結片
56R 後連結片
57 連結杆
60F 前リンク
60R 後リンク
62 連結杆
64 ボールリンク
66 アクチュエータ(電動シリンダ66)
67 規制具
71 収納位置規制部材
73 ステップ
A 走行部
B 操縦部
C 収穫部
E 収容部

Claims (6)

  1. 機体を走行させる走行部(A)と操縦部(B)と圃場から根菜類を収穫する収穫部(C)と収穫した根菜類を収容する収容部(E)を装備した根菜類収穫機において、
    機体に回動自在に内側が枢支された機体内側の基側台(52)と該基側台(52)外側端に回動自在に内側が枢支された機体外側の先側台(55)よりなる載置台(26)を設け、該載置台(26)を収容部材(22)を載置する状態と収容部材(22)を下方の圃場に降ろすように収容部材(22)の下方を開放する収納状態に変位するアクチュエータ(66)を設けると共に、収容部材(22)を吊って機体左右方向外側の圃場及び載置台(26)が収納状態に変位して収容部材(22)の下方が開放された圃場に降ろす移動装置(24)を設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 先側台(55)の前後両側に基部が機体に枢支された前後リンク(60F,60R)先端を各々枢支し、前後リンク(60F,60R)の前後中間位置にアクチュエータ(66)を配置して、前後リンク(60F,60R)先端近傍を連結する連結杆(62)の前後中央部に基部が機体に枢支されたアクチュエータ(66)の先端を枢支したことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
  3. 先側台(55)の前後連結片(56F,56R)を連結する連結杆(57)の前後端に前後リンク(60F,60R)先端を各々枢支したことを特徴とする請求項2記載の根菜類収穫機。
  4. アクチュエータ(66)の基端を走行装置(6R)の外側方でステップ(73)外端よりも機体内方の下部に配置して機体フレーム(1)側にボールリンク(64)を介して枢支したことを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の根菜類収穫機。
  5. 基側台(52)の外側端に先側台(55)の内側端に接当して基側台(52)と先側台(55)を展開した際に両者が水平状になるように規制具(67)を設けたことを特徴とする請求項1~請求項4の何れか1項に記載の根菜類収穫機。
  6. 載置台(26)の基側台(52)及び先側台(55)を収納状態とした時に、基側台(52)と接当する収納位置規制部材(71)を機体フレーム(1)に設けたことを特徴とする請求項1~請求項5の何れか1項に記載の根菜類収穫機。
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