JP2022178065A - 車両運転支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動装置を高効率で、自車両を追従制御により走行させる車両運転支援装置を提供する。【解決手段】車両運転支援装置10は、自車両100を先行車に追従させて走行させる追従制御であって、自車両を加速する場合、最大効率で出力できる駆動力を駆動装置20から出力させて自車両を加速する追従制御を実行する。自車両の駆動装置は最大効率で出力できる駆動力がそれぞれ異なる2つの動力源21、22を備え、先行車の駆動装置も最大効率で出力できる駆動力がそれぞれ異なる2つの動力源を備える。車両運転支援装置は、最大効率で出力できる駆動力を駆動装置から出力させて先行車を加速する制御が先行車で実行されており且つ先行車の動力源それぞれが最大効率で出力できる駆動力と自車両の動力源それぞれが最大効率で出力できる駆動力との差が所定値以下である場合、追従制御を実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、車両運転支援装置に関する。
車両に与える駆動力(車両駆動力)を出力する駆動装置として、内燃機関とモータとを備えた車両が知られている。こうした車両においては、内燃機関とモータとの両方から車両駆動力を出力するHVモードと、モータのみから車両駆動力を出力するEVモードと、を任意に選択することができる。こうした車両として、車両駆動力を出力するときの駆動装置の動力出力効率が高くなるようにHVモード及びEVモードの何れを選択するかを決定するようになっている車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
自車両の前方を走行する車両(先行車)に追従して走行するように自車両を自動で加減速する追従制御を実行する車両運転支援装置が知られている。こうした追従制御を行う場合も、駆動装置の動力出力効率が高くなるように自車両を加速することが望まれる。
一般に、動力出力効率が最も高くなるときの車両駆動力を駆動装置から出力させるようにして追従制御を実行すれば、駆動装置の動力出力効率が最大となるが、そのように追従制御を実行すると、先行車に追従して走行するという観点から見ると、自車両の加速度に過不足の状態が生じ、自車両が先行車に追従して走行しているとは言いがたい状況が生じる可能性がある。
本発明の目的は、駆動装置を高い効率で作動させても追従制御により自車両を先行車に追従して走行させることができる車両運転支援装置を提供することにある。
本願の1つ目の発明に係る車両運転支援装置は、自車両の加減速度を自動で制御して前記自車両を先行車に追従させて走行させる追従制御であって、前記自車両を加速する場合、前記自車両の駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記自車両の前記駆動装置から出力させて前記自車両を加速する追従制御を実行する。
前記自車両の前記駆動装置は、最大効率で出力することができる駆動力がそれぞれ異なる少なくとも2つの動力源を備えており、前記先行車の駆動装置も、最大効率で出力することができる駆動力がそれぞれ異なる少なくとも2つの動力源を備えている。そして、本願の1つ目の発明に係る車両運転支援装置は、前記先行車の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記先行車の前記駆動装置から出力させて前記先行車を加速する最大効率制御が前記先行車において実行されており且つ前記先行車の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力との差が所定値以下であり且つ前記先行車の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力との差も前記所定値以下である場合、前記追従制御を実行するように構成されている。
本発明によれば、追従制御の実行時、先行車が加速したときに自車両の駆動装置は、最大効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して自車両を加速する。そして、このとき、先行車の駆動装置も、最大効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して先行車を加速しており、その駆動力は、自車両の駆動装置が出力している駆動力と同じかそれに近い値である。従って、このように自車両を加速させても、自車両が先行車に追従して走行する。このため、駆動装置を高い効率で作動させても追従制御により自車両を先行車に追従して走行させることができる。
尚、本願の1つ目の発明に係る車両運転支援装置は、最大効率で出力することができる駆動力がそれぞれ異なる少なくとも2つの動力源を備えた駆動装置を備えた前記自車両周辺の車両であって、該車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を該車両の前記駆動装置から出力させて該車両を加速する最大効率制御を実行しており且つ該車両の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力との差が前記所定値以下であり且つ該車両の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力との差も前記所定値以下である車両である対象車が存在する場合、該対象車が存在することを前記自車両の運転者に通知する通知制御を実行するように構成されていてもよい。
これによれば、駆動装置を高い効率で作動させても追従制御により自車両を先行車に追従して走行させることができる対象車が自車両周辺に存在することを自車両の運転者が知ることができる。
又、本願の2つ目の発明に係る車両運転支援装置は、自車両の加減速度を自動で制御して前記自車両を先行車に追従させて走行させる追従制御であって、前記自車両を加速する場合、前記自車両の駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記自車両の前記駆動装置から出力させて前記自車両を加速する追従制御を実行する。そして、本願の2つ目の発明に係る車両運転支援装置は、前記先行車の駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記先行車の前記駆動装置から出力させて前記先行車を加速する最大効率制御が前記先行車において実行されており且つ前記先行車の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力との差が所定値以下である場合、前記追従制御を実行するように構成されている。
本発明によれば、追従制御の実行時、先行車が加速したときに自車両の駆動装置は、最大効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して自車両を加速する。そして、このとき、先行車の駆動装置も、最大効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して先行車を加速しており、その駆動力は、自車両の駆動装置が出力している駆動力と同じかそれに近い値である。従って、このように自車両を加速させても、自車両が先行車に追従して走行する。このため、駆動装置を高い効率で作動させても追従制御により自車両を先行車に追従して走行させることができる。
尚、本願の2つ目の発明に係る車両運転支援装置は、駆動装置を備えた前記自車両周辺の車両であって、該車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を該車両の前記駆動装置から出力させて該車両を加速する最大効率制御を実行しており且つ該車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力との差が前記所定値以下である車両である対象車が存在する場合、該対象車が存在することを前記自車両の運転者に通知する通知制御を実行するように構成されていてもよい。
これによれば、駆動装置を高い効率で作動させても追従制御により自車両を先行車に追従して走行させることができる対象車が自車両周辺に存在することを自車両の運転者が知ることができる。
又、本願の1つ目及び2つ目の車両運転支援装置は、前記最大効率制御が前記先行車において実行されているときに前記先行車が惰行により減速されている場合、前記先行車が減速したときに前記自車両を惰行させることにより前記自車両を減速させるように前記追従制御を実行するように構成されていてもよい。
本発明によれば、追従制御の実行時、先行車が減速したとき、自車両は惰行により減速する。そして、このとき、先行車も、惰行により減速している。従って、このように自車両を減速させても、自車両が先行車に追従して走行する。そして、自車両は、摩擦ブレーキ等により減速されるのではなく、惰行により減速されるので、自車両の減速に伴うエネルギー損失が小さい。このため、高いエネルギー効率で自車両を先行車に追従して走行させることができる。
本発明の構成要素は、図面を参照しつつ後述する本発明の実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置について説明する。図1に、本発明の実施形態に係る車両運転支援装置10が示されている。車両運転支援装置10は、自車両100に搭載される。
<ECU>
車両運転支援装置10は、ECU90を備えている。ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称である。ECU90は、マイクロコンピュータを主要部として備える。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたインストラクション又はプログラム又はルーチンを実行することにより、各種機能を実現するようになっている。
車両運転支援装置10は、ECU90を備えている。ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称である。ECU90は、マイクロコンピュータを主要部として備える。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェース等を含む。CPUは、ROMに格納されたインストラクション又はプログラム又はルーチンを実行することにより、各種機能を実現するようになっている。
<駆動装置等>
自車両100には、駆動装置20及び制動装置30が搭載されている。
自車両100には、駆動装置20及び制動装置30が搭載されている。
<駆動装置>
駆動装置20は、自車両100を走行させるために自車両100に与えられる駆動力(駆動トルク)を出力する装置であり、本例においては、異なる動力出力特性を有する2つの動力源(第1動力源21及び第2動力源22)からなる。例えば、第1動力源21及び第2動力源22は、それぞれ、内燃機関及びモータである。第1動力源21及び第2動力源22は、それぞれ、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、第1動力源21及び第2動力源22の作動をそれぞれ制御することにより第1動力源21及び第2動力源22それぞれ出力される駆動力(駆動トルク)を制御することができる。
駆動装置20は、自車両100を走行させるために自車両100に与えられる駆動力(駆動トルク)を出力する装置であり、本例においては、異なる動力出力特性を有する2つの動力源(第1動力源21及び第2動力源22)からなる。例えば、第1動力源21及び第2動力源22は、それぞれ、内燃機関及びモータである。第1動力源21及び第2動力源22は、それぞれ、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、第1動力源21及び第2動力源22の作動をそれぞれ制御することにより第1動力源21及び第2動力源22それぞれ出力される駆動力(駆動トルク)を制御することができる。
<制動装置>
制動装置30は、自車両100を制動するために自車両100に与えられる制動力を出力する装置であり、例えば、ブレーキ装置である。制動装置30は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、制動装置30の作動を制御することにより制動装置30から出力される制動力(制動トルク)を制御することができる。
制動装置30は、自車両100を制動するために自車両100に与えられる制動力を出力する装置であり、例えば、ブレーキ装置である。制動装置30は、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、制動装置30の作動を制御することにより制動装置30から出力される制動力(制動トルク)を制御することができる。
<センサ等>
更に、自車両100には、アクセルペダル41、アクセルペダル操作量センサ42、ブレーキペダル43、ブレーキペダル操作量センサ44、走行支援操作器51、エコ走行操作器52、周辺情報検出装置60、車速検出装置70、送受信装置81、ディスプレイ82及びスピーカー83が搭載されている。
更に、自車両100には、アクセルペダル41、アクセルペダル操作量センサ42、ブレーキペダル43、ブレーキペダル操作量センサ44、走行支援操作器51、エコ走行操作器52、周辺情報検出装置60、車速検出装置70、送受信装置81、ディスプレイ82及びスピーカー83が搭載されている。
<アクセルペダル操作量センサ>
アクセルペダル操作量センサ42は、アクセルペダル41の操作量を検出するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。アクセルペダル操作量センサ42は、検出した操作量の情報をECU90に送信する。ECU90は、アクセルペダル操作量センサ42から送信される情報に基づいてアクセルペダル41の操作量をアクセルペダル操作量APとして取得する。
アクセルペダル操作量センサ42は、アクセルペダル41の操作量を検出するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。アクセルペダル操作量センサ42は、検出した操作量の情報をECU90に送信する。ECU90は、アクセルペダル操作量センサ42から送信される情報に基づいてアクセルペダル41の操作量をアクセルペダル操作量APとして取得する。
<ブレーキペダル操作量センサ>
ブレーキペダル操作量センサ44は、ブレーキペダル43の操作量を検出するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。ブレーキペダル操作量センサ44は、検出した操作量の情報をECU90に送信する。ECU90は、ブレーキペダル操作量センサ44から送信される情報に基づいてブレーキペダル43の操作量をブレーキペダル操作量BPとして取得する。
ブレーキペダル操作量センサ44は、ブレーキペダル43の操作量を検出するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。ブレーキペダル操作量センサ44は、検出した操作量の情報をECU90に送信する。ECU90は、ブレーキペダル操作量センサ44から送信される情報に基づいてブレーキペダル43の操作量をブレーキペダル操作量BPとして取得する。
<走行支援操作器>
走行支援操作器51は、自車両100の運転者Dにより操作される装置であり、例えば、スイッチやボタン等からなる装置である。これらスイッチやボタン等は、例えば、自車両100のステアリングホイールに設けられ、或いは、自車両100のステアリングコラムに取り付けられたレバーに設けられる。
走行支援操作器51は、自車両100の運転者Dにより操作される装置であり、例えば、スイッチやボタン等からなる装置である。これらスイッチやボタン等は、例えば、自車両100のステアリングホイールに設けられ、或いは、自車両100のステアリングコラムに取り付けられたレバーに設けられる。
本例において、走行支援操作器51は、走行支援選択スイッチ、車速設定スイッチ、車速増加ボタン、車速減少ボタン及び車間距離設定ボタンを含んでいる。走行支援操作器51は、ECU90に電気的に接続されている。
後述する走行支援制御が実行されていないときに走行支援選択スイッチが運転者Dにより操作されると、走行支援操作器51からECU90に所定の信号が送信される。ECU90は、その信号を受信した場合、走行支援制御の実行が要求されたと判定する。一方、走行支援制御が実行されているときに走行支援選択スイッチが運転者Dにより操作されると、走行支援操作器51からECU90に所定の信号が送信される。ECU90は、その信号を受信した場合、走行支援制御の実行が要求されなくなったと判定する。即ち、ECU90は、走行支援制御の終了が要求されたと判定する。
又、走行支援制御が実行されているときに車速設定スイッチが運転者Dにより操作されると、走行支援操作器51からECU90に所定の信号が送信される。ECU90は、その信号を受信した場合、その時点の自車速V1(自車両100の走行速度)を走行支援制御における設定車速Vsetとして設定する。
又、走行支援制御が実行されているときに車速増加ボタンが運転者Dにより操作されると、走行支援操作器51からECU90に所定の信号が送信される。ECU90は、その信号を受信した場合、設定車速Vsetを大きくする。一方、走行支援制御が実行されているときに車速減少ボタンが運転者Dにより操作されると、走行支援操作器51からECU90に所定の信号が送信される。ECU90は、その信号を受信した場合、設定車速Vsetを小さくする。
又、走行支援制御が実行されているときに車間距離設定ボタンが運転者Dにより操作されると、走行支援操作器51からECU90に所定の信号が送信される。この信号は、運転者Dが車間距離設定ボタンを操作することにより走行支援制御の追従走行制御における自車両100と先行車200Fとの間の距離(前方車間距離DF)として要求している距離(要求前方車間距離DFreq)を表す信号(要求車間距離信号)である。
前方車間距離DFは、図2に示したように、自車両100と先行車200Fとの間の距離であり、後述する周辺検出情報ISに基づいて取得される。又、本例において、先行車200Fは、自車線LN(自車両100が走行している車線)を自車両100の前方で走行する車両であって、前方車間距離DFが所定の距離(先行車判定距離DFth)以下となっている車両である。自車線LNは、後述する周辺検出情報ISに基づいて取得される自車両100の左側の区画線LML及び右側の区画線LMRに係る情報に基づいて認識される。又、本例において、運転者Dが車間距離設定ボタンを操作することにより選択可能な要求前方車間距離DFreqは、長めの距離、中程度の距離及び短めの距離の3種類である。
ECU90は、要求車間距離信号を受信した場合、そのときの自車速V1を考慮せずに要求前方車間距離DFreqを設定前方車間距離DFsetとして設定してもよいが、本例においては、そのときの自車速V1及び要求前方車間距離DFreqに基づいて設定前方車間距離DFsetを設定する。
具体的には、ECU90は、そのときの自車速V1で除して得られる時間(予測到達時間TTC)が所定の時間(所定予測到達時間TTCref)となる前方車間距離DFを設定前方車間距離DFsetとして設定する。即ち、ECU90は、そのときの自車速V1と所定予測到達時間TTCrefと前方車間距離DFとの関係が下式1の関係となる前方車間距離DFを設定前方車間距離DFsetとして設定する。
TTCref=DF/V1 …(1)
所定予測到達時間TTCrefは、要求前方車間距離DFreqが長めの距離である場合、長めの時間TTClongであり、要求前方車間距離DFreqが中程度の距離である場合、中程度の時間TTCmidであり、要求前方車間距離DFreqが短めの距離である場合、短めの時間TTCshortである。
尚、先行車判定距離DFthは、設定前方車間距離DFsetよりも長い距離となるように定められている。
<エコ走行操作器>
エコ走行操作器52は、自車両100の運転者Dにより操作される装置であり、例えば、スイッチやボタン等からなる装置である。これらスイッチやボタン等は、例えば、自車両100のステアリングホイールに設けられ、或いは、自車両100のステアリングコラムに取り付けられたレバーに設けられる。
エコ走行操作器52は、自車両100の運転者Dにより操作される装置であり、例えば、スイッチやボタン等からなる装置である。これらスイッチやボタン等は、例えば、自車両100のステアリングホイールに設けられ、或いは、自車両100のステアリングコラムに取り付けられたレバーに設けられる。
エコ走行操作器52は、それがオフ位置に操作された状態にあるときに操作されるとオン位置となる。エコ走行操作器52は、オン位置に操作されると、所定の信号をECU90に送信する。ECU90は、その信号を受信した場合、後述するエコ走行支援制御の実行が要求されたと判定する。
一方、エコ走行操作器52は、それがオン位置に操作されている状態にあるときに操作されるとオフ位置となる。エコ走行操作器52は、オフ位置に操作されると、所定の信号をECU90に送信する。ECU90は、その信号を受信した場合、エコ走行支援制御の実行が要求されなくなったと判定する。
<周辺情報検出装置>
周辺情報検出装置60は、自車両100の周辺の情報を検出する装置であり、本例においては、電波センサ61及び画像センサ62を備えている。電波センサ61は、例えば、レーダセンサ(ミリ波レーダ等)である。画像センサ62は、例えば、カメラである。尚、周辺情報検出装置60は、超音波センサ(クリアランスソナー)等の音波センサやレーザーレーダ(LiDAR)等の光センサを備えていてもよい。
周辺情報検出装置60は、自車両100の周辺の情報を検出する装置であり、本例においては、電波センサ61及び画像センサ62を備えている。電波センサ61は、例えば、レーダセンサ(ミリ波レーダ等)である。画像センサ62は、例えば、カメラである。尚、周辺情報検出装置60は、超音波センサ(クリアランスソナー)等の音波センサやレーザーレーダ(LiDAR)等の光センサを備えていてもよい。
<電波センサ>
電波センサ61は、電波を発信するとともに、物体で反射した電波(反射波)を受信するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。電波センサ61は、発信した電波及び受信した電波(反射波)に係る情報をECU90に送信する。別の言い方をすると、電波センサ61は、自車両100の周辺に存在する物体(例えば、車両)を検知し、その検知した物体に係る情報(検知結果)をECU90に送信する。ECU90は、その情報(電波情報)に基づいて自車両100の周辺に存在する物体に係る情報(周辺検出情報IS)を取得することができる。
電波センサ61は、電波を発信するとともに、物体で反射した電波(反射波)を受信するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。電波センサ61は、発信した電波及び受信した電波(反射波)に係る情報をECU90に送信する。別の言い方をすると、電波センサ61は、自車両100の周辺に存在する物体(例えば、車両)を検知し、その検知した物体に係る情報(検知結果)をECU90に送信する。ECU90は、その情報(電波情報)に基づいて自車両100の周辺に存在する物体に係る情報(周辺検出情報IS)を取得することができる。
<画像センサ>
画像センサ62は、自車両100の周辺を撮像するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。画像センサ62は、撮像した画像に係る情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報(画像情報)に基づいて自車両100の周辺に関する情報(周辺検出情報IS)を取得することができる。
画像センサ62は、自車両100の周辺を撮像するセンサであり、ECU90に電気的に接続されている。画像センサ62は、撮像した画像に係る情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報(画像情報)に基づいて自車両100の周辺に関する情報(周辺検出情報IS)を取得することができる。
<車速検出装置>
車速検出装置70は、自車両100の走行速度(自車速V1)を検出する装置であり、例えば、車輪速センサである。車速検出装置70は、ECU90に電気的に接続されている。車速検出装置70は、検出した自車速V1に係る情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいて自車速V1を取得する。
車速検出装置70は、自車両100の走行速度(自車速V1)を検出する装置であり、例えば、車輪速センサである。車速検出装置70は、ECU90に電気的に接続されている。車速検出装置70は、検出した自車速V1に係る情報をECU90に送信する。ECU90は、その情報に基づいて自車速V1を取得する。
<送受信装置>
送受信装置81は、図3に示したように自車両100の周辺に存在する車両(周辺車200S)から発信される無線信号を受信し、又、自車両100から外部に無線信号を発信する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、送受信装置81を介して周辺車200Sから発信される無線信号を取得することができ、又、送受信装置81を介して自車両100から外部に無線信号を発信することができる。ECU90は、周辺車200Sから発信される無線信号に基づいて周辺車200Sに係る情報(車車間通信情報IV)を取得する。
送受信装置81は、図3に示したように自車両100の周辺に存在する車両(周辺車200S)から発信される無線信号を受信し、又、自車両100から外部に無線信号を発信する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、送受信装置81を介して周辺車200Sから発信される無線信号を取得することができ、又、送受信装置81を介して自車両100から外部に無線信号を発信することができる。ECU90は、周辺車200Sから発信される無線信号に基づいて周辺車200Sに係る情報(車車間通信情報IV)を取得する。
<ディスプレイ>
ディスプレイ82は、各種の画像を表示する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、ディスプレイ82に各種の画像を表示することができる。
ディスプレイ82は、各種の画像を表示する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、ディスプレイ82に各種の画像を表示することができる。
<スピーカー>
スピーカー83は、各種の音声を出力する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、スピーカー83から各種の音声を出力することができる。
スピーカー83は、各種の音声を出力する装置であり、ECU90に電気的に接続されている。ECU90は、スピーカー83から各種の音声を出力することができる。
<車両運転支援装置の作動の概要>
次に、車両運転支援装置10の作動の概要について説明する。車両運転支援装置10は、運転者Dによるアクセルペダル41の操作及びブレーキペダル43の操作とは無関係に、所定の条件が満たされるように自車両100の加減速度を自動で制御して走行させる走行支援制御を実行可能に構成されている。
次に、車両運転支援装置10の作動の概要について説明する。車両運転支援装置10は、運転者Dによるアクセルペダル41の操作及びブレーキペダル43の操作とは無関係に、所定の条件が満たされるように自車両100の加減速度を自動で制御して走行させる走行支援制御を実行可能に構成されている。
先に説明したように、駆動装置20は、第1動力源21及び第2動力源22からなり、それら第1動力源21及び第2動力源22は、それぞれ異なる動力出力特性を有している。本例においては、第1動力源21及び第2動力源22は、図4に示した動力出力特性を有している。即ち、第1動力源21(例えば、内燃機関)が駆動力を出力するときのエネルギー効率(第1動力源21のエネルギー効率E1)は、第1動力源21が出力する駆動力(第1駆動力PD1)が或る値PDaであるときに最も高くなり、第2動力源22(例えば、モータ)が駆動力を出力するときのエネルギー効率(第2動力源22のエネルギー効率E2)は、第2動力源22が出力する駆動力(第2駆動力PD2)が上記値PDaよりも小さい値PDbであるときに最も高くなる。
尚、第1動力源21が内燃機関である場合、第1動力源21のエネルギー効率E1は、いわゆる燃費であり、第2動力源22がモータである場合、第2動力源22のエネルギー効率E2は、いわゆる電費である。
このように、駆動装置20が駆動力を出力するときのエネルギー効率(駆動装置20のエネルギー効率E)には、駆動装置20が出力する駆動力PDが特定の値(最適駆動力PDopt)であるときにピークとなる(最も高くなる)特性があり、そのピークは、複数(本例においては、2つ)である。従って、最適駆動力PDoptを駆動装置20から出力させて自車両100を加速すれば、駆動装置20のエネルギー効率Eが高くなる。
そこで、車両運転支援装置10は、走行支援制御を実行する場合、先行車200Fや後続車200Rの有無等に応じて以下のように走行支援制御を実行する。
尚、先に説明したように、本例において、先行車200Fは、自車線LNを自車両100の前方で走行する車両であって、前方車間距離DFが先行車判定距離DFth以下である車両である。前方車間距離DFは、周辺検出情報ISに基づいて取得される。又、本例において、後続車200Rは、図2に示したように、自車線LNを自車両100の後方で走行する車両であって、自車両100からの距離(後方車間距離DR)が所定の距離(後続車判定距離DRth)以下である車両である。後方車間距離DRも、周辺検出情報ISに基づいて取得される。
車両運転支援装置10は、走行支援制御の実行が要求されたと判定した場合、アクセルペダル41又はブレーキペダル43が操作されているか否かを問わず、走行支援要求条件Cass_reqが成立したと判定してもよいが、本例においては、走行支援制御の実行が要求されたと判定したときにアクセルペダル41もブレーキペダル43も操作されていない場合、走行支援要求条件Cass_reqが成立したと判定する。
尚、車両運転支援装置10は、走行支援制御の実行が要求されなくなったと判定した場合、走行支援要求条件Cass_reqが成立しなくなったと判定する。更に、車両運転支援装置10は、走行支援制御を実行しているときにアクセルペダル41又はブレーキペダル43が操作された場合も、走行支援要求条件Cass_reqが成立しなくなったと判定する。
<通常走行支援制御>
車両運転支援装置10は、走行支援要求条件Cass_reqが成立したときにエコ走行要求条件Ceco_reqが成立していない場合、通常走行支援条件Cnが成立したと判定し、先行車200Fが存在するか否かに応じて通常追従制御又は通常定速制御を実行する。
車両運転支援装置10は、走行支援要求条件Cass_reqが成立したときにエコ走行要求条件Ceco_reqが成立していない場合、通常走行支援条件Cnが成立したと判定し、先行車200Fが存在するか否かに応じて通常追従制御又は通常定速制御を実行する。
尚、車両運転支援装置10は、エコ走行支援制御の実行が要求されたと判定した場合、エコ走行要求条件Ceco_reqが成立したと判定し、エコ走行支援制御の実行が要求されなくなったと判定した場合、エコ走行要求条件Ceco_reqが成立しなくなったと判定する。
車両運転支援装置10は、通常走行支援条件Cnが成立したと判定した場合、先行車200Fが存在するか否かを判定する。先行車200Fが存在する場合、車両運転支援装置10は、通常追従制御を実行する。一方、先行車200Fが存在しない場合、車両運転支援装置10は、通常定速制御を実行する。
<通常追従制御>
車両運転支援装置10は、通常追従制御を開始すると、前方車間距離DFが設定前方車間距離DFsetに維持されるように自車両100を加速したり減速したりする。本例においては、車両運転支援装置10は、通常追従制御を開始すると、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefに維持されるように自車両100を加速したり減速したりする。
車両運転支援装置10は、通常追従制御を開始すると、前方車間距離DFが設定前方車間距離DFsetに維持されるように自車両100を加速したり減速したりする。本例においては、車両運転支援装置10は、通常追従制御を開始すると、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefに維持されるように自車両100を加速したり減速したりする。
より具体的には、車両運転支援装置10は、通常追従制御の実行中は、予測到達時間TTCを所定予測到達時間TTCrefに制御するために必要な自車両100の加速度Gを要求加速度Greqとして算出する。このとき、車両運転支援装置10は、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出する。
車両運転支援装置10は、要求加速度Greqを算出すると、その要求加速度Greqを達成するための要求駆動力PDreq又は要求制動力PBreqを算出し、その要求駆動力PDreq又は要求制動力PBreqが出力されるように駆動装置20及び/又は制動装置30の作動を制御する。これによれば、車両運転支援装置10は、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefを上回った場合、自車両100を加速し、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefを下回った場合、自車両100を減速することになる。
<通常定速制御>
一方、車両運転支援装置10は、通常定速制御を開始すると、自車速V1が設定車速Vsetに維持されるように自車両100を加速したり減速したりする。本例においては、車両運転支援装置10は、通常定速制御の実行中は、自車速V1を設定車速Vsetに制御するために必要な自車両100の加速度Gを要求加速度Greqとして算出する。このとき、車両運転支援装置10は、自車速V1が設定車速Vsetに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出する。
一方、車両運転支援装置10は、通常定速制御を開始すると、自車速V1が設定車速Vsetに維持されるように自車両100を加速したり減速したりする。本例においては、車両運転支援装置10は、通常定速制御の実行中は、自車速V1を設定車速Vsetに制御するために必要な自車両100の加速度Gを要求加速度Greqとして算出する。このとき、車両運転支援装置10は、自車速V1が設定車速Vsetに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出する。
車両運転支援装置10は、要求加速度Greqを算出すると、その要求加速度Greqを達成するための要求駆動力PDreq又は要求制動力PBreqを算出し、その要求駆動力PDreq又は要求制動力PBreqが出力されるように駆動装置20及び/又は制動装置30の作動を制御することにより自車両100を加速したり減速したりする。これによれば、車両運転支援装置10は、自車速V1が設定車速Vsetを下回った場合、自車両100を加速し、自車速V1が設定車速Vsetを上回った場合、自車両100を減速することになる。
尚、車両運転支援装置10は、通常定速制御の実行時、設定車速Vsetを基準として自車両100を加速したり減速したりしているが、例えば、自車両100を加速するか減速するかを判断する基準として、設定車速Vsetを含む車速範囲(第1車速範囲R1)を設定車速Vsetに応じて決定し、自車速V1が第1車速範囲R1の下限値Vlow1を下回った場合、自車両100を加速し、自車速V1が第1車速範囲R1の上限値Vup1を上回った場合、自車両100を減速するように構成されてもよい。これによれば、自車両100の平均車速Vave(自車速V1の平均値)が設定車速Vset近傍に制御される。
<エコ走行支援制御>
一方、車両運転支援装置10は、走行支援要求条件Cass_reqが成立したときにエコ走行要求条件Ceco_reqが成立している場合、エコ走行支援条件Cecoが成立したと判定する。車両運転支援装置10は、エコ走行支援条件Cecoが成立したと判定した場合、エコ追従対象車200Eが存在するか否かを判定する。
一方、車両運転支援装置10は、走行支援要求条件Cass_reqが成立したときにエコ走行要求条件Ceco_reqが成立している場合、エコ走行支援条件Cecoが成立したと判定する。車両運転支援装置10は、エコ走行支援条件Cecoが成立したと判定した場合、エコ追従対象車200Eが存在するか否かを判定する。
エコ追従対象車200Eは、少なくとも、自車両100周辺の車両(周辺車200S)であって、最大効率で出力することができる駆動力を当該周辺車200Sの駆動装置から出力させて当該周辺車200Sを加速する制御(最大効率制御)を実行しており且つ当該周辺車200Sの駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力(周辺車200Sの最適駆動力)と自車両100の駆動装置20が最大効率で出力することができる駆動力(自車両100の最適駆動力PDopt)との差が所定値以下である車両である。
本例においては、エコ追従対象車200Eは、自車両100周辺の車両(周辺車200S)であって、以下で説明するエコ走行支援制御の少なくとも1つを実行しており且つ当該周辺車200Sの駆動装置が自車両100の駆動装置20の動力出力特性と同一又は類似の動力出力特性を有している車両である。
又、所定値は、当該周辺車200Sの駆動装置の動力出力特性が自車両100の駆動装置20の動力出力特性と同一と見なせる程度に小さい値に設定されている。
尚、本例においては、周辺車200Sの駆動装置に対して実行されている制御に係る情報が車車間通信情報IVに含まれているので、車両運転支援装置10は、車車間通信情報IVに基づいて最大効率制御(当該周辺車200Sの最適駆動力を当該周辺車200Sの駆動装置から出力させて当該周辺車200Sを加速する制御)が当該周辺車200Sにおいて実行されているか否か(本例においては、以下で説明するエコ走行支援制御の少なくとも1つが当該周辺車200Sにおいて実行されているか否か)を判定する。
又、本例においては、周辺車200Sの駆動装置の動力出力特性に係る情報が車車間通信情報IVに含まれているので、車両運転支援装置10は、車車間通信情報IVに基づいて当該周辺車200Sの最適駆動力と自車両100の最適駆動力との差が所定値以下であるか否か(本例においては、当該周辺車200Sの駆動装置が自車両100の駆動装置20の動力出力特性と同一又は類似の動力出力特性を有しているか否か)を判定する。
尚、周辺車200Sの駆動装置に対して実行されている制御に係る情報が車車間通信情報IVに含まれていないこともある。この場合、車両運転支援装置10は、当該周辺車200Sの駆動装置から出力されている駆動力(当該周辺車200Sの駆動力)を周辺検出情報ISに基づいて取得し、その取得した駆動力に基づいて最大効率制御が当該周辺車200Sにおいて実行されているか否か(本例においては、以下で説明するエコ走行支援制御の少なくとも1つが当該周辺車200Sにおいて実行されているか否か)を判定する。
より具体的には、車両運転支援装置10は、周辺検出情報ISに基づいて周辺車200Sの加速度のピーク値(周辺車200Sのピーク加速度)を取得し、取得したピーク加速度が特定の2つの値に集約される場合、最大効率制御が当該周辺車200Sにおいて実行されている(本例においては、以下で説明するエコ走行支援制御の少なくとも1つが当該周辺車200Sにおいて実行されている)と判定する。
又、周辺車200Sの駆動装置の動力出力特性に係る情報が車車間通信情報IVに含まれていないこともある。この場合、車両運転支援装置10は、当該周辺車200Sの駆動力を周辺検出情報ISに基づいて取得し、その取得した駆動力に基づいて周辺車200Sの最適駆動力と自車両100の最適駆動力との差が所定値以下であるか否か(本例においては、当該周辺車200Sの駆動装置が自車両100の駆動装置20の動力出力特性と同一又は類似の動力出力特性を有しているか否か)を判定する。
より具体的には、車両運転支援装置10は、周辺検出情報ISに基づいて周辺車200Sのピーク加速度を取得し、取得したピーク加速度と駆動装置20による自車両100の加速度のピーク値(自車両100のピーク加速度)との差が所定値以下である場合、当該周辺車200Sの最適駆動力と自車両100の最適駆動力との差が所定値以下である判定する。
本例においては、車両運転支援装置10は、周辺検出情報ISに基づいて周辺車200Sのピーク加速度を取得し、取得したピーク加速度と自車両100のピーク加速度との差がゼロである場合、当該周辺車200Sの駆動装置が自車両100の駆動装置20の動力出力特性と同一の動力出力特性を有していると判定し、周辺車200Sのピーク加速度と自車両100のピーク加速度との差がゼロよりも大きいが所定値以下である場合、当該周辺車200Sの駆動装置が自車両100の駆動装置20の動力出力特性と類似の動力出力特性を有していると判定する。
車両運転支援装置10は、エコ追従対象車200Eが存在する場合、そのエコ追従対象車200Eが先行車200Fであるか否かを車車間通信情報IV及び/又は周辺検出情報ISに基づいて判定する。
車両運転支援装置10は、エコ追従対象車200Eが先行車200Fである場合において、後続車200Rが存在しないときには、最小限前方車間距離DFminの確保が可能であるか否かを判定し、後続車200Rが存在するときには、最小限前方車間距離DFmin及び最小限後方車間距離DRminの確保が可能であるか否かを判定する。
最小限前方車間距離DFminは、後述するエコ追従制御が実行されたときに自車両100が先行車200Fに追突することを回避するために最小限必要な前方車間距離DFであり、最小限後方車間距離DRminは、後述するエコ追従制御が実行されたときに自車両100が後続車200Rに追突されることを回避するために最小限必要な後方車間距離DRである。
車両運転支援装置10は、後続車200Rが存在しない場合において、最小限前方車間距離DFminの確保が可能であるとき、又は、後続車200Rが存在する場合において、最小限前方車間距離DFmin及び最小限後方車間距離DRminの確保が可能であるときには、エコ走行支援制御として、エコ追従制御を実行する。
車両運転支援装置10は、エコ追従制御を開始すると、前方車間距離DF及び/又は後方車間距離DRの調整(車間距離調整)が必要であるか否かを判定する。本例においては、前方車間距離DFが最小限前方車間距離DFminよりも短い場合、及び、後方車間距離DRが最小限後方車間距離DRminよりも短い場合、車両運転支援装置10は、車間距離調整が必要であると判定する。
車両運転支援装置10は、車間距離調整が必要であると判定した場合において、前方車間距離DFが最小限前方車間距離DFminよりも短いときには、自車両100を減速することにより前方車間距離DFを最小限前方車間距離DFminまで長くする車間距離調整を行い、後方車間距離DRが最小限後方車間距離DRminよりも短いときには、自車両100を加速することにより後方車間距離DRを最小限後方車間距離DRminまで長くする車間距離調整を行う。
車両運転支援装置10は、車間距離調整を行う必要がなくなると、エコ追従対象車200Eが加速したか否か及びエコ追従対象車200Eが減速したか否かを判定する。
本例においては、エコ追従対象車200Eの加速又は減速に係る情報が車車間通信情報IVに含まれているので、車両運転支援装置10は、車車間通信情報IVに基づいてエコ追従対象車200Eが加速したか否か及びエコ追従対象車200Eが減速したか否かを判定する。
尚、エコ追従対象車200Eの加速又は減速に係る情報が車車間通信情報IVに含まれていないこともある。この場合、車両運転支援装置10、周辺検出情報ISに基づいてエコ追従対象車200Eが加速したか否か及びエコ追従対象車200Eが減速したか否かを判定する。
エコ追従対象車200Eが加速した場合、車両運転支援装置10は、最適加速制御を実行して自車両100を加速する。本例において、最適加速制御は、そのときの自車速V1を考慮したときに駆動装置20が駆動力PDを出力するときの当該駆動装置20のエネルギー効率Eが最大効率となる自車両100の加速度(最適加速度Gopt)を要求加速度Greqとして算出し、その要求加速度Greqを達成するための要求駆動力PDreqを算出し、その要求駆動力PDreqが出力されるように駆動装置20の作動を制御する制御である。
一方、エコ追従対象車200Eが減速した場合、車両運転支援装置10は、惰行減速制御を実行して自車両100を減速する。本例において、惰行減速制御は、駆動装置20から出力される駆動力PDがゼロとなるように駆動装置20の作動を制御する制御である。言い換えれば、惰行減速制御は、自車両100を惰行させる制御である。
尚、第2動力源22がモータである場合、車両運転支援装置10は、惰行減速制御により自車両100を減速させる場合、自車両100の走行エネルギーによりモータを回転させて電力を回生することにより自車両100を減速させるように構成されてもよい。
又、エコ追従対象車200Eが加速も減速もしていない場合、車両運転支援装置10は、定常走行制御を実行する。定常走行制御は、その時点の自車速V1を維持するための要求駆動力PDreq又は要求制動力PBreqを算出し、その要求駆動力PDreq又は要求制動力PBreqが出力されるように駆動装置20及び/又は制動装置30の作動を制御する制御である。
又、車両運転支援装置10は、最小限前方車間距離DFminの確保が可能ではない場合、又は、最小限後方車間距離DRminの確保が可能ではない場合、先に説明した通常追従制御を実行する。
又、車両運転支援装置10は、エコ追従対象車200Eが存在するが、そのエコ追従対象車200Eが先行車200Fではない場合、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していないと判定し、エコ追従対象車200Eが存在することを運転者Dに知らせるための通知制御を実行する。通知制御は、例えば、エコ追従対象車200Eが存在することを表す画像をディスプレイ82に表示する制御、及び/又は、エコ追従対象車200Eが存在することを表現する音声をスピーカー83から出力させる制御である。
尚、車両運転支援装置10は、エコ追従対象車200Eが存在するが、そのエコ追従対象車200Eが先行車200Fではない場合、自車両100がエコ追従対象車200Eの後方を走行するように自車両100の走行位置を自動で移動させるように構成されてもよい。
車両運転支援装置10は、通知制御の開始後、先行車200F又は後続車200Rが存在するか否かを判定する。
又、車両運転支援装置10は、エコ追従対象車200Eが存在しないと判定した場合、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していないと判定し、先行車200F又は後続車200Rが存在するか否かを判定する。尚、この場合、通知制御は実行されない。
<先行車なし且つ後続車なしの場合>
エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図5に示したように先行車200Fも後続車200Rも存在しないときには、車両運転支援装置10は、エコ走行支援制御として、以下で説明する第1エコ走行支援制御(エコ定速制御)を実行する。
エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図5に示したように先行車200Fも後続車200Rも存在しないときには、車両運転支援装置10は、エコ走行支援制御として、以下で説明する第1エコ走行支援制御(エコ定速制御)を実行する。
即ち、車両運転支援装置10は、第1エコ走行支援制御を開始すると、自車両100を加速するか減速するかを決定するために用いる自車速V1の範囲(第2車速範囲R2)を設定車速Vsetに応じて設定する。本例において、第2車速範囲R2は、設定車速Vsetを含む範囲であり、第1車速範囲R1よりも広い範囲に設定される。又、設定車速Vsetが同じ値である場合、第2車速範囲R2の上限値Vup2は、第1車速範囲R1の上限値Vup1よりも大きい値に設定され、第2車速範囲R2の下限値Vlow2は、第1車速範囲R1の下限値Vlow1よりも小さい値に設定される。
車両運転支援装置10は、第2車速範囲R2を設定すると、自車速V1が第2車速範囲R2の下限値Vlow2を下回った場合、最適加速制御を実行し、自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2を上回った場合、惰行減速制御を実行する。これにより、自車両100の平均車速Vave(自車速V1の平均値)が設定車速Vset近傍に制御される。
<先行車あり且つ後続車なしの場合>
一方、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図6に示したように先行車200Fは存在するが、後続車200Rは存在しないときには、車両運転支援装置10は、自車両100が先行車200Fから中程度の距離以上離れて走行しているか否か(前方中距離条件CFmが成立していないか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、前方車間距離DFが所定の距離(前方中距離判定値DFm)よりも長いか否かを判定する。前方中距離判定値DFmは、先行車判定距離DFthよりも短い距離に設定されている。
一方、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図6に示したように先行車200Fは存在するが、後続車200Rは存在しないときには、車両運転支援装置10は、自車両100が先行車200Fから中程度の距離以上離れて走行しているか否か(前方中距離条件CFmが成立していないか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、前方車間距離DFが所定の距離(前方中距離判定値DFm)よりも長いか否かを判定する。前方中距離判定値DFmは、先行車判定距離DFthよりも短い距離に設定されている。
図6の(A)に示したように前方車間距離DFが前方中距離判定値DFmよりも長い場合、車両運転支援装置10は、前方中距離条件CFmが成立していないと判定し、エコ走行支援制御として、第2エコ走行支援制御を実行する。
車両運転支援装置10は、第2エコ走行支援制御を開始すると、自車両100が先行車200Fに比較的速い速度で接近しつつあるか否か(第2減速条件CD2が成立しているか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、自車速V1が先行車200Fの車速VFよりも速く且つそれら車速の差ΔVFが所定の値(前方接近車速差ΔVFa)よりも大きいか否かを判定する。
第2減速条件CD2が成立している場合、車両運転支援装置10は、惰行減速制御を実行する。
一方、第2減速条件CD2が成立していない場合、車両運転支援装置10は、自車速V1が非常に遅く、自車両100が先行車200Fから比較的速い速度で離されつつあるか否か(第2加速条件CA2が成立しているか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、自車速V1が第2車速範囲R2の下限値Vlow2よりも低く且つ自車速V1が先行車200Fの車速VFよりも遅く且つそれら車速の差ΔVFが所定値(前方離間車速差ΔVFb)よりも大きいか否かを判定する。前方離間車速差ΔVFbは、前方接近車速差ΔVFaと同じ値でもよいし、異なる値でもよい。
第2加速条件CA2が成立している場合、車両運転支援装置10は、最適加速制御を実行する。一方、第2加速条件CA2が成立していないと判定した場合、車両運転支援装置10は、定常走行制御を実行する。
一方、図6の(B)に示したように前方車間距離DFが前方中距離判定値DFm以下である場合、車両運転支援装置10は、前方中距離条件CFmが成立していると判定する。車両運転支援装置10は、前方中距離条件CFmが成立していると判定した場合、自車両100が先行車200Fに非常に近いところを走行していないか否か(第2惰行許容条件CDP2が成立しているか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、前方車間距離DFが所定の距離(前方近距離判定値DFs)よりも長いか否かを判定する。前方近距離判定値DFsは、前方中距離判定値DFmよりも短い距離に設定されている。
図7の(A)に示したように前方車間距離DFが前方近距離判定値DFsよりも長い場合、車両運転支援装置10は、第2惰行許容条件CDP2成立していると判定し、惰行減速制御を実行する。一方、図7の(B)に示したように前方車間距離DFが前方近距離判定値DFs以下である場合、車両運転支援装置10は、第2惰行許容条件CDP2が成立していないと判定し、通常走行支援制御を実行する。このとき、先行車200Fが存在するので、車両運転支援装置10は、通常走行支援制御として、通常追従制御を実行する。
<先行車なし且つ後続車ありの場合>
又、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図8に示したように先行車200Fは存在しないが、後続車200Rは存在するときには、車両運転支援装置10は、自車両100が後続車200Rに非常に近いところを走行していないか否か(後方近距離条件CRsが成立していないか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、後方車間距離DRが所定の距離(後方近距離判定値DRs)よりも長いか否かを判定する。後方近距離判定値DRsは、後続車判定距離DRthよりも短い距離に設定されている。
又、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図8に示したように先行車200Fは存在しないが、後続車200Rは存在するときには、車両運転支援装置10は、自車両100が後続車200Rに非常に近いところを走行していないか否か(後方近距離条件CRsが成立していないか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、後方車間距離DRが所定の距離(後方近距離判定値DRs)よりも長いか否かを判定する。後方近距離判定値DRsは、後続車判定距離DRthよりも短い距離に設定されている。
図8の(A)に示したように後方車間距離DRが後方近距離判定値DRsよりも長い場合、車両運転支援装置10は、後方近距離条件CRsが成立していないと判定し、エコ走行支援制御として、第3エコ走行支援制御を実行する。
車両運転支援装置10は、第3エコ走行支援制御を開始すると、後続車200Rが自車両100に比較的速い速度で接近しつつあり且つ自車速V1の上昇が許容される状況にあるか否か(第3加速条件CA3が成立しているか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、自車速V1が後続車200Rの車速VRよりも遅く且つそれら車速の差ΔVRが所定値(後方接近車速差ΔVRa)よりも大きく且つ自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2よりも低いか否かを判定する。
第3加速条件CA3が成立している場合、車両運転支援装置10は、最適加速制御を実行する。一方、第3加速条件CA3が成立していない場合、車両運転支援装置10は、定常走行制御を実行する。
一方、図8の(B)に示したように後方車間距離DRが後方近距離判定値DRs以下である場合、車両運転支援装置10は、後方近距離条件CRsが成立していると判定する。車両運転支援装置10は、後方近距離条件CRsが成立していると判定した場合、自車速V1の上昇が許容される状況にあるか否か(第3加速許容条件CAP3が成立しているか否か)を判定する。本例においては、この判定として、車両運転支援装置10は、自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2よりも遅いか否かを判定する。
自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2よりも遅い場合、車両運転支援装置10は、第3加速許容条件CAP3が成立していると判定し、最適加速制御を実行する。一方、自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2以上である場合、車両運転支援装置10は、第3加速許容条件CAP3が成立していないと判定し、通常走行支援制御を実行する。このとき、先行車200Fが存在しないので、車両運転支援装置10は、通常走行支援制御として通常定速制御を実行する。
<先行車あり且つ後続車ありの場合>
又、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図2に示したように先行車200F及び後続車200Rが存在するときには、車両運転支援装置10は、通常走行支援制御を実行する。このとき、先行車200Fが存在するので、車両運転支援装置10は、通常走行支援制御として、通常追従制御を実行する。
又、エコ追従条件Cacc_ecoが成立していない場合において、図2に示したように先行車200F及び後続車200Rが存在するときには、車両運転支援装置10は、通常走行支援制御を実行する。このとき、先行車200Fが存在するので、車両運転支援装置10は、通常走行支援制御として、通常追従制御を実行する。
<効果>
車両運転支援装置10によれば、エコ追従制御の実行時、エコ追従対象車200Eである先行車200Fが加速したときに自車両100の駆動装置20は、最大のエネルギー効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して自車両100を加速する。そして、このとき、先行車200Fの駆動装置も、最大のエネルギー効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して先行車200Fを加速しており、その駆動力は、自車両100の駆動装置20が出力している駆動力と同じかそれに近い値である。従って、このように自車両100を加速させても、自車両100が先行車200Fに追従して走行する。このため、駆動装置20を高いエネルギー効率で作動させても、エコ追従制御により自車両100を先行車200Fに追従して走行させることができる。
車両運転支援装置10によれば、エコ追従制御の実行時、エコ追従対象車200Eである先行車200Fが加速したときに自車両100の駆動装置20は、最大のエネルギー効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して自車両100を加速する。そして、このとき、先行車200Fの駆動装置も、最大のエネルギー効率で出力することができる駆動力(最適駆動力)を出力して先行車200Fを加速しており、その駆動力は、自車両100の駆動装置20が出力している駆動力と同じかそれに近い値である。従って、このように自車両100を加速させても、自車両100が先行車200Fに追従して走行する。このため、駆動装置20を高いエネルギー効率で作動させても、エコ追従制御により自車両100を先行車200Fに追従して走行させることができる。
尚、車両運転支援装置10は、走行支援要求条件Cass_reqが成立していないと判定している間は、通常走行制御を実行する。通常走行制御は、アクセルペダル操作量APがゼロよりも大きい場合、アクセルペダル操作量AP及び自車両100の走行速度(自車速V1)に基づいて要求駆動トルク(要求駆動力)を演算により取得し、その要求駆動トルクが出力されるように駆動装置20の作動を制御し、ブレーキペダル操作量BPがゼロよりも大きい場合、ブレーキペダル操作量BPに基づいて要求制動トルク(要求制動力)を演算により取得し、その要求制動トルクが出力されるように制動装置30の作動を制御する制御である。
<車両運転支援装置の具体的な作動>
次に、車両運転支援装置10の具体的な作動について説明する。車両運転支援装置10のECU90のCPUは、図9に示したルーチンを所定演算周期で実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、CPUは、図9のステップ900から処理を開始し、その処理をステップ905に進め、走行支援制御の実行が要求されているか否か(即ち、走行支援要求条件Cass_reqが成立しているか否か)を判定する。
次に、車両運転支援装置10の具体的な作動について説明する。車両運転支援装置10のECU90のCPUは、図9に示したルーチンを所定演算周期で実行するようになっている。従って、所定のタイミングになると、CPUは、図9のステップ900から処理を開始し、その処理をステップ905に進め、走行支援制御の実行が要求されているか否か(即ち、走行支援要求条件Cass_reqが成立しているか否か)を判定する。
CPUは、ステップ905にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ910に進め、エコ走行支援制御の実行が要求されているか否か(即ち、エコ走行要求条件Ceco_reqが成立しているか否か)を判定する。
CPUは、ステップ910にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ915に進め、エコ追従対象車200Eが存在するか否かを判定する。
CPUは、ステップ915にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ920に進め、先行車200Fがエコ追従対象車200Eであるか否かを判定する。
CPUは、ステップ920にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ925に進め、最小限前方車間距離DFmin及び最小限後方車間距離DRminの確保が可能か否かを判定する。
CPUは、ステップ925にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ930に進め、図10又は図11に示したルーチンを実行することにより、エコ追従制御を実行する。従って、CPUは、処理をステップ930に進めたときに図10に示したルーチンを実行するようになっている場合、図10のステップ1000から処理を開始し、その処理をステップ1005に進め、車間距離調整が必要であるか否かを判定する。
CPUは、ステップ1005にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1010に進め、車間距離調整制御を実行する。車間距離調整制御は、先に説明した車間距離調整を行う制御である。CPUは、車間距離調整制御を実行すると、ステップ1095を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1005にて「No」と判定した場合、処理をステップ1015に進め、車車間通信情報IVに基づいてエコ追従対象車200Eが加速したとの情報があるか否かを判定する。
CPUは、ステップ1015にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1020に進め、最適加速制御を実行する。CPUは、最適加速制御を実行すると、ステップ1095を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1015にて「No」と判定した場合、処理をステップ1025に進め、車車間通信情報IVに基づいてエコ追従対象車200Eが減速したとの情報があるか否かを判定する。
CPUは、ステップ1025にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1030に進め、惰行減速制御を実行する。CPUは、惰行減速制御を実行すると、ステップ1095を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1025にて「No」と判定した場合、処理をステップ1035に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定速走行制御を実行すると、ステップ1095を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
或いは、CPUは、処理を図9のステップ930に進めたときに図11に示したルーチンを実行するようになっている場合、図11のステップ1100から処理を開始し、その処理をステップ1105に進め、車間距離調整が必要であるか否かを判定する。
CPUは、ステップ1105にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1110に進め、車間距離調整制御を実行する。CPUは、車間距離調整制御を実行すると、ステップ1195を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1105にて「No」と判定した場合、処理をステップ1115に進め、周辺検出情報ISに基づいてエコ追従対象車200Eが加速したか否かを判定する。
CPUは、ステップ1115にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1120に進め、最適加速制御を実行する。CPUは、最適加速制御を実行すると、ステップ1195を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1115にて「No」と判定した場合、処理をステップ1125に進め、周辺検出情報ISに基づいてエコ追従対象車200Eが減速したか否かを判定する。
CPUは、ステップ1125にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1130に進め、惰行減速制御を実行する。CPUは、惰行減速制御を実行すると、ステップ1195を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1125にて「No」と判定した場合、処理をステップ1135に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定常走行制御を実行すると、ステップ1195を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図9のステップ925にて「No」と判定した場合、処理をステップ950に進め、図12に示したルーチンを実行することにより、通常追従制御を実行する。従って、CPUは、処理をステップ950に進めると、図12のステップ1200から処理を開始し、その処理をステップ1205に進め、追従加速条件CAaccが成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefよりも長いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1205にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1210に進め、通常追従加速制御を実行する。本例において、通常追従加速制御は、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出し、その要求加速度Greqを達成するための要求駆動力PDreqを算出し、その要求駆動力PDreqが出力されるように駆動装置20の作動を制御する制御である。CPUは、通常追従加速制御を実行すると、ステップ1295を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1205にて「No」と判定した場合、処理をステップ1215に進め、追従減速条件CDaccが成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefよりも短いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1215にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1220に進め、通常追従減速制御を実行する。本例において、通常追従減速制御は、予測到達時間TTCが所定予測到達時間TTCrefに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出し、その要求加速度Greqを達成するための要求制動力PBreqを算出し、その要求制動力PBreqが出力されるように制動装置30の作動を制御する制御である。CPUは、通常追従減速制御を実行すると、ステップ1295を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1215にて「No」と判定した場合、処理をステップ1225に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定常走行制御を実行すると、ステップ1295を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図9のステップ920にて「No」と判定した場合、処理をステップ935に進め、上述した通知制御を実行する。次いで、CPUは、処理をステップ940に進める。
又、CPUは、ステップ915にて「No」と判定した場合、処理をステップ940に直接進める。
CPUは、処理をステップ940に進めると、先行車200Fが存在し且つ後続車200Rが存在するか否かを判定する。
CPUは、ステップ940にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ950に進め、図12に示したルーチンを実行することにより、通常追従制御を実行する。CPUは、通常追従制御を実行すると、処理をステップ995に進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ940にて「No」と判定した場合、処理をステップ945に進め、先行車200Fが存在し且つ前方近距離条件CFsが成立しているか否かを判定する。
CPUは、ステップ945にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ950に進め、図12に示したルーチンを実行することにより、通常追従制御を実行する。CPUは、通常追従制御を実行すると、処理をステップ995に進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ945にて「No」と判定した場合、処理をステップ955に進め、先行車200Fが存在せず且つ後方近距離条件CRsが成立しており且つ第3加速許容条件CAP3が成立していないか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、前方車間距離DFが先行車判定距離DFthよりも長く且つ後方車間距離DRが後方近距離判定値DRs以下であり且つ自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2以上であるか否かを判定する。
CPUは、ステップ955にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ960に進め、図13に示したルーチンを実行することにより、通常定速制御を実行する。従って、CPUは、処理をステップ960に進めると、図13のステップ1300から処理を開始し、その処理をステップ1305に進め、定速加速条件CAccが成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が設定車速Vsetよりも遅いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1305にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1310に進め、通常定速加速制御を実行する。本例において、通常定速加速制御は、自車速V1が設定車速Vsetに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出し、その要求加速度Greqを達成するための要求駆動力PDreqを算出し、その要求駆動力PDreqが出力されるように駆動装置20の作動を制御する制御である。CPUは、通常定速加速制御を実行すると、ステップ1395を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1305にて「No」と判定した場合、処理をステップ1315に進め、定速減速条件CDccが成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が設定車速Vsetよりも速いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1315にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1320に進め、通常定速減速制御を実行する。本例において、通常定速減速制御は、自車速V1が設定車速Vsetに収束する速度(収束速度)が所定速度以上となるように要求加速度Greqを算出し、その要求加速度Greqを達成するための要求制動力PBreqを算出し、その要求制動力PBreqが出力されるように制動装置30の作動を制御する制御である。CPUは、通常定速減速制御を実行すると、ステップ1395を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1315にて「No」と判定した場合、処理をステップ1325に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定常走行制御を実行すると、ステップ1395を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図9のステップ955にて「No」と判定した場合、処理をステップ965に進め、図14に示したルーチンを実行することにより、エコ走行支援制御を実行する。従って、CPUは、処理をステップ965に進めると、図14のステップ1400から処理を開始し、その処理をステップ1405進め、後続車200Rが存在しないか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、後方車間距離DRが後続車判定距離DRthよりも長いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1405にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1410に進め、先行車200Fが存在しないか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、前方車間距離DFが先行車判定距離DFthよりも長いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1410にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1415に進め、図15に示したルーチンを実行することにより、第1エコ走行支援制御(エコ定速制御)を実行する。従って、CPUは、ステップ1415に進めると、図15のステップ1500から処理を開始し、その処理をステップ1505に進め、第1減速条件CD1が成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2よりも速いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1505にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1510に進め、惰行減速制御を実行する。CPUは、惰行減速制御を実行すると、ステップ1595及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1505にて「No」と判定した場合、処理をステップ1515に進め、第1加速条件CA1が成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が第2車速範囲R2の下限値Vlow2よりも遅いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1515にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1520に進め、最適加速制御を実行する。CPUは、最適加速制御を実行すると、ステップ1595及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1515にて「No」と判定した場合、処理をステップ1525に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定常走行制御を実行すると、ステップ1595及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図14のステップ1410にて「No」と判定した場合、処理をステップ1420に進め、図16に示したルーチンを実行することにより、第2エコ走行制御を実行する。従って、CPUは、処理をステップ1420に進めると、図16のステップ1600から処理を開始し、その処理をステップ1605に進め、前方中距離条件CFmが成立していないか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、前方車間距離DFが前方中距離判定値DFmよりも長いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1605にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1610に進め、第2減速条件CD2が成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が先行車200Fの車速VFよりも速く且つそれら車速の差ΔVFが前方接近車速差ΔVFaよりも大きいか否かを判定する。
CPUは、ステップ1610にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1615に進め、惰行減速制御を実行する。CPUは、惰行減速制御を実行すると、ステップ1695及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1610にて「No」と判定した場合、処理をステップ1620に進め、第2加速条件CA2が成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が第2車速範囲R2の下限値Vlow2よりも遅く且つ自車速V1が先行車200Fの車速VFよりも遅く且つそれら車速の差ΔVFが前方離間車速差ΔVFbよりも大きいか否かを判定する。
CPUは、ステップ1620にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1625に進め、最適加速制御を実行する。CPUは、最適加速制御を実行すると、ステップ1695及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1620にて「No」と判定した場合、処理をステップ1630に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定常走行制御を実行すると、ステップ1695及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、ステップ1605にて「No」と判定した場合、処理をステップ1635に進め、惰行減速制御を実行する。CPUは、惰行減速制御を実行すると、ステップ1695及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図14のステップ1405にて「No」と判定した場合、処理をステップ1425に進め、図17に示したルーチンを実行することにより、第3エコ走行支援制御を実行する。従って、CPUは、処理をステップ1425に進めると、図17のステップ1700から処理を開始し、その処理をステップ1705に進め、後方近距離条件CRsが成立していないか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、後方車間距離DRが後方近距離判定値DRsよりも長いか否かを判定する。
CPUは、ステップ1705にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1710に進め、第3加速条件CA3が成立しているか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、自車速V1が第2車速範囲R2の上限値Vup2よりも低く且つ自車速V1が後続車200Rの車速VRよりも遅く且つそれら車速の差ΔVRが後方接近車速差ΔVRaよりも大きいか否かを判定する。
CPUは、ステップ1710にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ1715に進め、最適加速制御を実行する。CPUは、最適加速制御を実行すると、ステップ1795及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ1710にて「No」と判定した場合、処理をステップ1720に進め、定常走行制御を実行する。CPUは、定常走行制御を実行すると、ステップ1795及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、ステップ1705にて「No」と判定した場合、処理をステップ1725に進め、最適加速制御を実行する。CPUは、最適加速制御を実行すると、ステップ1795及び図14のステップ1495を経由して図9のステップ995に処理を進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図9のステップ910にて「No」と判定した場合、処理をステップ970に進め、先行車200Fが存在するか否かを判定する。本例においては、この判定として、CPUは、前方車間距離DFが先行車判定距離DFth以下であるか否かを判定する。
CPUは、ステップ970にて「Yes」と判定した場合、処理をステップ975に進め、先に説明した図12に示したルーチンを実行することにより、通常追従制御を実行する。CPUは、通常追従制御を実行すると、処理をステップ995に進め、本ルーチンを一旦終了する。
一方、CPUは、ステップ970にて「No」と判定した場合、処理をステップ980に進め、先に説明した図13に示したルーチンを実行することにより、通常定速制御を実行する。CPUは、通常定速制御を実行すると、処理を図9のステップ995に進め、本ルーチンを一旦終了する。
又、CPUは、図9のステップ905にて「No」と判定した場合、処理をステップ995に直接進め、本ルーチンを一旦終了する。この場合、CPUは、通常走行制御を実行する。
以上が、車両運転支援装置10の具体的な作動である。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
10…車両運転支援装置、20…駆動装置、21…第1動力源、22…第2動力源、30…制動装置、51…走行支援操作器、52…エコ走行操作器、60…周辺情報検出装置、61…電波センサ、62…画像センサ、70…車速検出装置、81…送受信装置、90…ECU、100…自車両、200F…先行車、200R…後続車、200E…エコ追従対象車
Claims (5)
- 自車両の加減速度を自動で制御して前記自車両を先行車に追従させて走行させる追従制御であって、前記自車両を加速する場合、前記自車両の駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記自車両の前記駆動装置から出力させて前記自車両を加速する追従制御を実行する車両運転支援装置において、
前記自車両の前記駆動装置は、最大効率で出力することができる駆動力がそれぞれ異なる少なくとも2つの動力源を備えており、
前記先行車の駆動装置も、最大効率で出力することができる駆動力がそれぞれ異なる少なくとも2つの動力源を備えており、
前記先行車の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記先行車の前記駆動装置から出力させて前記先行車を加速する最大効率制御が前記先行車において実行されており且つ前記先行車の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力との差が所定値以下であり且つ前記先行車の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力との差も前記所定値以下である場合、前記追従制御を実行するように構成されている、
車両運転支援装置。 - 請求項1に記載の車両運転支援装置において、
最大効率で出力することができる駆動力がそれぞれ異なる少なくとも2つの動力源を備えた駆動装置を備えた前記自車両周辺の車両であって、該車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を該車両の前記駆動装置から出力させて該車両を加速する最大効率制御を実行しており且つ該車両の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の一方が最大効率で出力することができる駆動力との差が前記所定値以下であり且つ該車両の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記動力源の他方が最大効率で出力することができる駆動力との差も前記所定値以下である車両である対象車が存在する場合、該対象車が存在することを前記自車両の運転者に通知する通知制御を実行するように構成されている、
車両運転支援装置。 - 自車両の加減速度を自動で制御して前記自車両を先行車に追従させて走行させる追従制御であって、前記自車両を加速する場合、前記自車両の駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記自車両の前記駆動装置から出力させて前記自車両を加速する追従制御を実行する車両運転支援装置において、
前記先行車の駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を前記先行車の前記駆動装置から出力させて前記先行車を加速する最大効率制御が前記先行車において実行されており且つ前記先行車の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力との差が所定値以下である場合、前記追従制御を実行するように構成されている、
車両運転支援装置。 - 請求項3に記載の車両運転支援装置において、
駆動装置を備えた前記自車両周辺の車両であって、該車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力を該車両の前記駆動装置から出力させて該車両を加速する最大効率制御を実行しており且つ該車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力と前記自車両の前記駆動装置が最大効率で出力することができる駆動力との差が前記所定値以下である車両である対象車が存在する場合、該対象車が存在することを前記自車両の運転者に通知する通知制御を実行するように構成されている、
車両運転支援装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の車両運転支援装置において、
前記最大効率制御が前記先行車において実行されているときに前記先行車が惰行により減速されている場合、前記先行車が減速したときに前記自車両を惰行させることにより前記自車両を減速させるように前記追従制御を実行するように構成されている、
車両運転支援装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240212 |