JP2022176675A - コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム - Google Patents
コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022176675A JP2022176675A JP2021083219A JP2021083219A JP2022176675A JP 2022176675 A JP2022176675 A JP 2022176675A JP 2021083219 A JP2021083219 A JP 2021083219A JP 2021083219 A JP2021083219 A JP 2021083219A JP 2022176675 A JP2022176675 A JP 2022176675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat plate
- plate member
- coil
- space
- coil unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】コイルから基板への熱、ノイズ等の伝導を抑制することができるコイルユニットを提供する。【解決手段】凹部を有する第1金属部材と、前記凹部を塞ぐ樹脂部材と、前記第1金属部材と前記樹脂部材とによって囲まれた空間を、金属によって囲まれた第1空間と、少なくとも一部が樹脂によって囲まれた第2空間とに区分けする第2金属部材とを有する筐体と、前記第2空間に配置されるコイルと、前記コイルに接続される共振回路を少なくとも含む回路が搭載され、且つ、前記第1空間に配置される基板と、を備えるコイルユニット。【選択図】図4
Description
本開示は、コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システムに関する。
磁界を介したワイヤレス電力伝送において、電力の送電又は受電を行うコイルを備えたコイルユニットに関する技術の研究、開発が行われている。なお、本明細書において、ワイヤレス電力伝送は、ワイヤレスによる電力の伝送のことである。
これに関し、コイルとともに、コイルと接続される共振回路が搭載された基板を備えるコイルユニットが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されたようなコイルユニットは、コイルと基板とが1つの筐体に収容されているため、コイルから基板へ熱、ノイズ等が伝導されてしまうことがある。その結果、当該コイルユニットは、ワイヤレス電力伝送の伝送効率を向上させることが困難な場合があった。
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、コイルから基板への熱、ノイズ等の伝導を抑制することができるコイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システムを提供することを課題とする。
本開示の一態様は、凹部を有する第1金属部材と、前記凹部を塞ぐ樹脂部材と、前記第1金属部材と前記樹脂部材とによって囲まれた空間を、金属によって囲まれた第1空間と、少なくとも一部が樹脂によって囲まれた第2空間とに区分けする第2金属部材とを有する筐体と、前記第2空間に配置されるコイルと、前記コイルに接続される共振回路を少なくとも含む回路が搭載され、且つ、前記第1空間に配置される基板と、を備えるコイルユニットである。
本開示によれば、コイルから基板への熱、ノイズ等の伝導を抑制することができる。
<実施形態>
以下、本開示に係る技術の実施形態について、図面を参照して説明する。ここで、実施形態におけるコイルは、ある領域とある物体との少なくとも一方の周囲に巻回された導体のことを意味し、これらの導体から他の回路へと接続される引き出し線としての導体を含んでいない。しかしながら、当該コイルは、ある領域とある物体との少なくとも一方の周囲に巻回された導体から他の回路へと接続される引き出し線としての導体を含む構成であってもよい。
以下、本開示に係る技術の実施形態について、図面を参照して説明する。ここで、実施形態におけるコイルは、ある領域とある物体との少なくとも一方の周囲に巻回された導体のことを意味し、これらの導体から他の回路へと接続される引き出し線としての導体を含んでいない。しかしながら、当該コイルは、ある領域とある物体との少なくとも一方の周囲に巻回された導体から他の回路へと接続される引き出し線としての導体を含む構成であってもよい。
<ワイヤレス電力伝送システムの構成>
以下、図1を参照し、ワイヤレス電力伝送システム1の構成について説明する。図1は、ワイヤレス電力伝送システム1の構成の一例を示す図である。
以下、図1を参照し、ワイヤレス電力伝送システム1の構成について説明する。図1は、ワイヤレス電力伝送システム1の構成の一例を示す図である。
ワイヤレス電力伝送システム1は、ワイヤレス送電装置10と、ワイヤレス受電装置20を備える。
ワイヤレス送電装置10は、送電ユニット11と、送電コイルユニット12を備える。送電コイルユニット12は、送電コイルL1と、送電側共振回路121を備える。一方、ワイヤレス受電装置20は、受電コイルユニット21と、受電ユニット22を備える。受電コイルユニット21は、受電コイルL2と、受電側共振回路211を備える。そして、ワイヤレス受電装置20は、負荷と接続可能である。負荷は、電力の需要状態(貯蔵状態又は消費状態)に応じて、等価抵抗値が時間とともに変わる抵抗負荷である。図1に示した例では、ワイヤレス受電装置20には、このような負荷として、負荷LDが接続されている。負荷LDは、例えば、AGV(Automated Guided vehicle;無人搬送車)等の電気により制御される移動体に搭載されたバッテリーである。なお、負荷LDは、当該バッテリーに代えて、当該移動体のモーターであってもよく、電気により制御される他の装置であってもよい。また、ワイヤレス受電装置20は、負荷LDのような負荷と一体に構成されてもよい。
送電ユニット11は、送電コイルユニット12に接続されている。また、送電ユニット11は、図1に示したように、送電ユニット11と別体の電源Pと接続される。電源Pは、例えば、外部の商用電源であるが、これに限られるわけではない。送電ユニット11は、電源Pから供給された交流電圧を、直流電圧に変換する。送電ユニット11は、変換した直流電圧を駆動周波数の交流電圧に変換する。そして、送電ユニット11は、駆動周波数の交流電圧を送電コイルユニット12に供給する。
送電ユニット11は、AC(Alternating Current)/DC(Direct Current)コンバータ111と、インバータ112を備える。なお、送電ユニット11は、AC/DCコンバータ111と、インバータ112とに加えて、他の回路、他の部材、他の装置等を備える構成であってもよい。
AC/DCコンバータ111は、電源Pから入力された交流電圧を所望の電圧値の直流電圧に変換する。AC/DCコンバータ111は、変換した直流電圧をインバータ112に供給する。なお、送電ユニット11は、AC/DCコンバータ111に代えて、交流電圧を所望の電圧値の直流電圧に変換する他の回路を備える構成であってもよい。当該他の回路は、整流平滑回路とPFC(Power Factor Correction)回路とを組み合わせた回路であってもよく、当該整流平滑回路とスイッチング回路とを組み合わせた回路であってもよい。当該整流平滑回路は、交流電圧を整流して直流電圧に変換する回路である。当該PFC回路は、力率改善を行う回路である。当該スイッチング回路は、スイッチングコンバータ等である。
インバータ112は、AC/DCコンバータ111から供給された直流電圧を、駆動周波数の交流電圧に変換する。インバータ112は、駆動周波数の交流電圧を、送電コイルユニット12に供給する。インバータ112は、例えば、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されたスイッチング回路等により構成される。なお、送電ユニット11は、インバータ112に代えて、直流電圧を交流電圧に変換する他の回路を備える構成であってもよい。
送電コイルユニット12は、送電ユニット11から供給された交流電圧を、共振させてから送電コイルに供給し、ワイヤレス電力伝送によって電力をワイヤレス受電装置20に送電する。
送電コイルユニット12は、前述した通り、送電コイルL1とともに、送電側共振回路121を備える。なお、送電コイルユニット12は、送電側共振回路121と、送電コイルL1とに加えて、他の回路、他の部材、他の装置等を備える構成であってもよい。
送電側共振回路121は、送電ユニット11のインバータ112から供給された駆動周波数の交流電圧を、共振させてから送電コイルL1に供給する。送電側共振回路121は、例えば、共振コンデンサと、共振コイルを備える。なお、送電側共振回路121は、共振コンデンサと、共振コイルとに加えて、他の回路、他の部材、他の装置等を備える構成であってもよい。
送電コイルL1は、ワイヤレス電力伝送用のアンテナとして機能するコイルである。すなわち、送電コイルL1は、送電側共振回路121から供給される交流電圧に応じて交流磁界を発生させる。これにより、送電コイルL1は、ワイヤレス電力伝送によって電力をワイヤレス受電装置20に送電する。
送電コイルL1は、ワイヤレス電力伝送によってワイヤレス受電装置20に電力を送電する場合において、受電コイルL2と向き合うように設置される。
送電コイルL1として巻回される導体は、例えば、リッツ線である。リッツ線は、銅、アルミニウム等からなる導体である。なお、送電コイルL1として巻回される導体は、リッツ線に代えて、他の素材により構成された導体であってもよい。
ここで、送電コイルユニット12は、図1において図示しない磁性体を備える。当該磁性体は、送電コイルL1と受電コイルL2との間の磁気的結合を高める物体である。また、当該磁性体には、図1において図示しない絶縁体を介して送電コイルL1が設けられる。当該絶縁体は、例えば、空気であってもよく、空気以外の絶縁性を有する部材であってもよく、空気と当該部材との組み合わせであってもよい。なお、送電コイルユニット12は、磁性体を備えない構成であってもよい。
また、送電コイルユニット12は、このような磁性体に加えて、送電コイルL1と受電コイルL2との間の磁気的結合を高める他の物体を備える構成であってもよい。
また、送電コイルユニット12は、電磁気遮蔽体を備える構成であってもよく、当該電磁気遮蔽体を備えない構成であってもよい。ここで、当該電磁気遮蔽体は、送電コイルL1が発生させる磁界の外部への漏洩を抑制する物体である。当該電磁気遮蔽体は、例えば、金属板等である。
また、実施形態では、ワイヤレス送電装置10を制御する制御回路は、ワイヤレス送電装置10とワイヤレス受電装置20との間で行われるワイヤレス電力伝送を制御する。当該制御回路は、当該ワイヤレス電力伝送を制御可能な回路であれば、如何なる回路であってもよい。このため、実施形態では、ワイヤレス送電装置10を制御する制御回路についての説明を省略する。
受電コイルユニット21は、ワイヤレス電力伝送によってワイヤレス送電装置10から送電された電力を受電する。
受電コイルユニット21は、前述した通り、受電コイルL2とともに、受電側共振回路211を備える。なお、受電コイルユニット21は、受電コイルL2と、受電側共振回路211とに加えて、他の回路、他の部材、他の装置等を備える構成であってもよい。
受電コイルL2は、ワイヤレス電力伝送用のアンテナとして機能するコイルである。すなわち、受電コイルL2は、ワイヤレス電力伝送によって電力をワイヤレス送電装置10から受電する。受電コイルL2は、受電した電力に応じた交流電圧を、受電側共振回路211に供給する。
受電コイルL2は、ワイヤレス電力伝送によってワイヤレス送電装置10から電力を受電する場合において、送電コイルL1と向き合うように設置される。
受電コイルL2として巻回される導体は、例えば、リッツ線である。なお、受電コイルL2として巻回される導体は、リッツ線に代えて、他の素材により構成された導体であってもよい。
ここで、受電コイルユニット21は、図1において図示しない磁性体を備える。当該磁性体は、受電コイルL2と送電コイルL1との間の磁気的結合を高める物体である。また、当該磁性体には、図1において図示しない絶縁体を介して受電コイルL2が設けられる。当該絶縁体は、例えば、空気であってもよく、空気以外の絶縁性を有する部材であってもよく、空気と当該部材との組み合わせであってもよい。なお、受電コイルユニット21は、磁性体を備えない構成であってもよい。
また、受電コイルユニット21は、このような磁性体に加えて、受電コイルL2と送電コイルL1との間の磁気的結合を高める他の物体を備える構成であってもよい。
また、受電コイルユニット21は、電磁気遮蔽体を備える構成であってもよく、当該電磁気遮蔽体を備えない構成であってもよい。当該電磁気遮蔽体は、受電コイルL2が発生させる磁界の外部への漏洩を抑制する物体である。当該電磁気遮蔽体は、例えば、金属板等である。
受電側共振回路211は、受電コイルL2に接続される。受電側共振回路211は、受電コイルL2から供給される交流電圧を、共振させてから受電ユニット22に供給する。受電側共振回路211は、例えば、共振コンデンサと、共振コイルを備える。なお、受電側共振回路211は、共振コンデンサと、共振コイルとに加えて、他の回路、他の部材、他の装置等を備える構成であってもよい。
受電ユニット22は、負荷LDと接続される。そして、受電ユニット22は、負荷LDと接続されている場合、変換した直流電圧を負荷LDに供給する。なお、ワイヤレス受電装置20では、受電ユニット22は、充電回路を介して負荷LDと接続される構成であってもよい。
受電ユニット22は、例えば、整流平滑化回路221を備える。なお、受電ユニット22は、整流平滑化回路221に加えて、他の回路、他の部材、他の装置等を備える構成であってもよい。
整流平滑化回路221は、受電コイルユニット21から供給された交流電圧を整流し、整流した後の電圧を平滑化して所望の直流電圧に変換可能な回路であれば、如何なる回路であってもよい。整流平滑化回路221は、受電ユニット22に負荷LDが接続されている場合、変換した後の直流電圧を、負荷LDに供給する。
なお、実施形態では、ワイヤレス受電装置20を制御する制御回路は、ワイヤレス送電装置10とワイヤレス受電装置20との間で行われるワイヤレス電力伝送を制御する。当該制御回路は、当該ワイヤレス電力伝送を制御可能な回路であれば、如何なる回路であってもよい。このため、実施形態では、ワイヤレス受電装置20を制御する制御回路についての説明を省略する。
ここで、送電コイルユニット12の構成と、受電コイルユニット21の構成とは、互いに同じ構成であってもよく、互いに異なる構成であってもよい。そこで、以下では、一例として、送電コイルユニット12の構成が、受電コイルユニット21の構成と同じ構成である場合について説明する。このため、以下では、説明の便宜上、送電コイルユニット12と受電コイルユニット21とを区別する必要がない限り、まとめてコイルユニットCUと称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、送電コイルL1と受電コイルL2とを区別する必要がない限り、まとめてコイルLと称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、送電側共振回路121と受電側共振回路211とを区別する必要がない限り、まとめて共振回路RCと称して説明する。
<コイルユニットの構成>
以下、コイルユニットCUの構成について説明する。
以下、コイルユニットCUの構成について説明する。
図2は、コイルユニットCUの構造の一例を示す分解斜視図である。図3は、図2に示したコイルユニットCUの外観の一例を示す斜視図である。図4は、図3に示したコイルユニットCUのA-A断面を示す断面図である。
ここで、三次元座標系TCは、三次元座標系TCが描かれた図における方向を示す三次元直交座標系である。以下では、説明の便宜上、三次元座標系TCにおけるX軸を、単にX軸と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、三次元座標系TCにおけるY軸を、単にY軸と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、三次元座標系TCにおけるZ軸を、単にZ軸と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、Z軸の正方向を上又は上方向と称し、Z軸の負方向を下又は下方向と称して説明する。
コイルユニットCUは、筐体CSと、コイルLと、第1保持部材HD1と、第2保持部材HD2と、磁性体MBと、絶縁部材ISと、基板SBを備える。なお、コイルユニットCUは、これらに加えて、他の部材を備える構成であってもよい。また、コイルユニットCUは、第1保持部材HD1と、第2保持部材HD2と、磁性体MBと、絶縁部材ISとのうちの一部又は全部を備えない構成であってもよい。
筐体CSは、第1金属部材MT1と、樹脂部材RSと、第2金属部材MT2を有する。そして、第1金属部材MT1と、樹脂部材RSと、第2金属部材MT2とは、第1方向に向かって第1金属部材MT1、第2金属部材MT2、樹脂部材RSの順に並んでいる。すなわち、第1方向は、第1金属部材MT1と、樹脂部材RSと、第2金属部材MT2とが、第1金属部材MT1、樹脂部材RS、第2金属部材MT2の順に積み重ねられるZ軸方向である。図2~4には、第1方向が上方向と一致している状態のコイルユニットCUが示されている。
第1金属部材MT1は、金属製の部材である。また、第1金属部材MT1は、凹部CCを有する部材である。第1金属部材MT1の材質は、磁界が印加された場合において渦電流が発生しにくい金属であれば、如何なる金属であってもよい。以下では、一例として、第1金属部材MT1がアルミニウムである場合について説明する。なお、第1金属部材MT1は、アルミニウムに代えて、銅、ステンレス等であってもよい。
樹脂部材RSは、樹脂製の部材である。樹脂部材RSの材質は、コイルLから発生する熱に対する耐熱性が高い樹脂であれば、如何なる樹脂であってもよい。樹脂部材RSは、例えば、ポリカーボネートである。なお、樹脂部材RSは、ポリカーボネートに代えて、他の樹脂であってもよい。また、樹脂部材RSは、樹脂に代えて、例えば、セラミック、ガラス、石膏等のように磁束を透過する材料であってもよい。筐体CSの外周面は、第1金属部材MT1と樹脂部材RSとによって構成される。このため、樹脂部材RSは、第1金属部材MT1の凹部CCを塞ぐ部材でもある。図2~4に示した例では、樹脂部材RSの形状は、1つのほぼ平板矩形状の部材の両端から第1方向と逆方向に別のほぼ平板矩形状の部材が延伸する形状となっている。なお、樹脂部材RSの形状は、凹部CCを塞ぐことが可能な形状であれば、如何なる形状であってもよい。
第2金属部材MT2は、金属製の部材である。また、第2金属部材MT2は、第1金属部材MT1と樹脂部材RSとによって囲まれた空間を、金属によって囲まれた第1空間S1と、少なくとも一部が樹脂によって囲まれた第2空間S2とに区分けする部材である。第2金属部材MT2の材質は、磁界が印加された場合において渦電流が発生しにくい金属であれば、如何なる金属であってもよい。また、第2金属部材MT2の材質は、第1金属部材MT1の材質と同じ材質であってもよく、第1金属部材MT1の材質と異なる材質であってもよい。以下では、一例として、第2金属部材MT2がアルミニウムである場合について説明する。なお、第2金属部材MT2は、アルミニウムに代えて、銅、ステンレス等であってもよい。
以下、第1金属部材MT1と、第2金属部材MT2とのそれぞれの構成について、より詳しく説明する。
第1金属部材MT1は、例えば、第1部材FM1と、第2部材FM2を有する。
第1部材FM1は、凹部CCの下面と筐体CSの外周面の一部との両方を構成する部材である。すなわち、第1部材FM1は、凹部CCの下面となる面と、筐体CSの外周面の一部となる面を有する部材である。以下では、一例として、図2~4に示したように、第1部材FM1が、ほぼ平板矩形状の部材である場合について説明する。また、以下では、一例として、図2~4に示したように、ほぼ平板矩形状の第1部材FM1が、第1方向と直交している場合について説明する。この場合、第1部材FM1の上面は、凹部CCの下面となる面の一例である。また、この場合、第1部材FM1の下面は、筐体CSの外周面の一部となる面の一例である。
ほぼ平板矩形状の第1部材FM1は、第11辺E11と、第12辺E12と、第13辺E13と、第14辺E14との4つの辺を有する。第11辺E11と第13辺E13は、互いに対向する辺である。また、第12辺E12と第14辺E14は、互いに対向する辺である。
第2部材FM2は、凹部CCの側面と、筐体CSの外周面の一部との両方を構成する部材である。すなわち、第2部材FM2は、凹部CCの側面となる面と、筐体CSの外周面の一部となる面を有する部材である。
より具体的には、第2部材FM2は、第11平板部材FD11と、第12平板部材FD12と、第21平板部材FD21と、第22平板部材FD22を含む。
第11平板部材FD11は、第11辺E11から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の部材である。第11平板部材FD11は、第1部材FM1と一体の部材であってもよく、第1部材FM1と別体の部材であってもよい。以下では、一例として、第11平板部材FD11が、第1部材FM1と一体の部材である場合について説明する。この場合、第11平板部材FD11は、第1部材FM1と一体の平板状の部材が、第11辺E11で折り曲げられて成形された部材である。図2~4に示した例では、第11平板部材FD11は、第1部材FM1と直交している。なお、第11平板部材FD11は、第1部材FM1と斜交する構成であってもよい。
第12平板部材FD12は、第13辺E13から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の部材である。第12平板部材FD12は、第1部材FM1と一体の部材であってもよく、第1部材FM1と別体の部材であってもよい。以下では、一例として、第12平板部材FD12が、第1部材FM1と一体の部材である場合について説明する。この場合、第12平板部材FD12は、第1部材FM1と一体の平板状の部材が、第13辺E13で折り曲げられて成形された部材である。図2~4に示した例では、第12平板部材FD12は、第1部材FM1と直交している。なお、第12平板部材FD12は、第1部材FM1と斜交する構成であってもよい。
第21平板部材FD21は、第12辺E12から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の部材である。第21平板部材FD21は、第1部材FM1と一体の部材であってもよく、第1部材FM1と別体の部材であってもよい。以下では、一例として、第21平板部材FD21が、第1部材FM1と一体の部材である場合について説明する。また、以下では、一例として、第21平板部材FD21が、第211部材F211と、第212部材F212とを含む場合について説明する。第211部材F211は、第11平板部材FD11と一体の平板状の部材が、第11平板部材FD11と第1部材FM1との接合部が延伸する第2方向における第11平板部材FD11の端部のうち第12辺E12側の端部で-X軸方向に折り曲げられて成形された部材である。第212部材F212は、第12平板部材FD12と一体の平板状の部材が、第2方向における第12平板部材FD12の端部のうち第12辺E12側の端部でX軸方向に折り曲げられて成形された部材である。ここで、図2~4に示した例では、第2方向は、Y軸と平行な方向である。また、当該例では、第21平板部材FD21は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第1部材FM1のそれぞれと直交している。すなわち、当該例では、第211部材F211及び第212部材F212は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第1部材FM1のそれぞれと直交している。なお、第211部材F211及び第212部材F212の少なくとも一方は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第1部材FM1のうちの一部又は全部と斜交する構成であってもよい。
第22平板部材FD22は、第14辺E14から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の部材である。第22平板部材FD22は、第1部材FM1と一体の部材であってもよく、第1部材FM1と別体の部材であってもよい。以下では、一例として、第22平板部材FD22が、第1部材FM1と一体の部材である場合について説明する。また、以下では、一例として、第22平板部材FD22が、第221部材F221と、第222部材F222とを含む場合について説明する。なお、図1では、第222部材F222は、基板SBの後ろ側に位置しているため、見えていない。第221部材F221は、第11平板部材FD11と一体の平板状の部材が、第2方向における第11平板部材FD11の端部のうち第14辺E14側の端部で-X軸方向に折り曲げられて成形された部材である。第222部材F222は、第12平板部材FD12と一体の平板状の部材が、第2方向における第12平板部材FD12の端部のうち第14辺E14側の端部でX軸方向に折り曲げられて成形された部材である。ここで、図2~4に示した例では、第22平板部材FD22は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第1部材FM1のそれぞれと直交している。すなわち、当該例では、第221部材F221及び第222部材F222は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第1部材FM1のそれぞれと直交している。なお、第221部材F221及び第222部材F222の少なくとも一方は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第1部材FM1のうちの一部又は全部と斜交する構成であってもよい。
ここで、第1金属部材MT1は更に、第211固定部FX211、第212固定部FX212、第221固定部FX221、第222固定部FX222の4つの固定部を有する。これら4つの固定部は、第2金属部材MT2が固定される部材である。例えば、これら4つの固定部には、ねじ穴が形成される。この場合、第2金属部材MT2は、これら4つの固定部にねじ止めされる。なお、図1において、第222固定部FX222は、基板SBの後ろ側に位置しているため、見えていない。また、第2金属部材MT2は、他の方法によってこれら4つの固定部に固定される構成であってもよい。また、第1金属部材MT1は、これら4つの固定部のうちの一部又は全部を有さない構成であってもよい。第1金属部材MT1がこれら4つの固定部の全部を備えない場合、第1金属部材MT1には、他の方法によって第2金属部材MT2が固定される。この場合、第1金属部材MT1への第2金属部材MT2の固定方法は、如何なる方法であってもよい。
第211固定部FX211は、第211部材F211の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第211部材F211の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
第212固定部FX212は、第212部材F212の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第212部材F212の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
第221固定部FX221は、第221部材F221の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第221部材F221の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
第222固定部FX222は、第222部材F222の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第222部材F222の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
第212固定部FX212は、第212部材F212の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第212部材F212の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
第221固定部FX221は、第221部材F221の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第221部材F221の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
第222固定部FX222は、第222部材F222の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第222部材F222の第1方向側の端部で第1空間S1側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材MT2が固定される部材である。
図2~4に示した例では、第211固定部FX211、第212固定部FX212、第221固定部FX221、第222固定部FX222のそれぞれは、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第21平板部材FD21、第22平板部材FD22のそれぞれと直交している。なお、第211固定部FX211、第212固定部FX212、第221固定部FX221、第222固定部FX222のうちの一部又は全部は、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第21平板部材FD21、第22平板部材FD22のうちの一部又は全部と斜交する構成であってもよい。
このように、この一例では、第1金属部材MT1は、金属製であり、且つ、ほぼ平板矩形状の単一の部材が折り曲げられて成形された部材である。以下では、説明の便宜上、第1金属部材MT1に成形される金属製のほぼ平板矩形状の単一の部材を、第1成形対象部材と称して説明する。ここで、第1成形対象部材を折り曲げる工程は、適切な順序で行われなければ、失敗することがある。図5は、第1成形対象部材を折り曲げる工程の一例を示す図である。ここで、第1成形対象部材には、第1成形対象部材を第1金属部材MT1に成形するための折り曲げを行う前の工程において、当該折り曲げを行うために必要な切り込みが入れられる。
そのような切り込みが入れられた後、第1成形対象部材は、1番目の折り曲げ工程において、図5に示した折り曲げ部ST1が折り曲げられる。すなわち、第1成形対象部材には、1番目の折り曲げ工程において、第211固定部FX211、第212固定部FX212、第221固定部FX221、第222固定部FX222の4つの固定部が成形される。ここで、4つの折り曲げ部ST1のうちの1つ目は、第211部材F211の第1方向側の端部のうち、第211固定部FX211となるほぼ平板矩形状の部材と、第211部材F211との接合部を構成する端部のことである。4つの折り曲げ部ST1のうちの2つ目は、第212部材F212の第1方向側の端部のうち、第212固定部FX212となるほぼ平板矩形状の部材と、第212部材F212との接合部を構成する端部のことである。4つの折り曲げ部ST1のうちの3つ目は、第221部材F221の第1方向側の端部のうち、第221固定部FX221となるほぼ平板矩形状の部材と、第221部材F221との接合部を構成する端部のことである。4つの折り曲げ部ST1のうちの4つ目は、第222部材F222の第1方向側の端部のうち、第222固定部FX222となるほぼ平板矩形状の部材と、第222部材F222との接合部を構成する端部のことである。
次に、第1成形対象部材は、2番目の折り曲げ工程において、図5に示した折り曲げ部ST2が折り曲げられる。すなわち、第1成形対象部材には、2番目の折り曲げ工程において、第211部材F211、第212部材F212、第221部材F221、第222部材F222の4つの部材が成形される。換言すると、第1成形対象部材には、2番目の折り曲げ工程において、第21平板部材FD21、第22平板部材FD22の2つの平板部材が成形される。ここで、4つの折り曲げ部ST2のうちの1つ目は、第2方向における第11平板部材FD11の端部のうち第12辺E12側の端部のことである。4つの折り曲げ部ST2のうちの2つ目は、第2方向における第11平板部材FD11の端部のうち第14辺E14側の端部のことである。4つの折り曲げ部ST2のうちの3つ目は、第2方向における第12平板部材FD12の端部のうち第12辺E12側の端部のことである。4つの折り曲げ部ST2のうちの4つ目は、第2方向における第12平板部材FD12の端部のうち第14辺E14側の端部のことである。
最後に、第1成形対象部材は、3番目の折り曲げ工程において、図5に示した折り曲げ部ST3が折り曲げられる。すなわち、第1成形対象部材には、3番目の折り曲げ工程において、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12の2つの平板部材が成形される。ここで、2つの折り曲げ部ST3のうちの1つ目は、第11辺E11のことである。2つの折り曲げ部ST3のうちの2つ目は、第13辺E13のことである。
このような3つの折り曲げ工程において、第1成形対象部材は、図6~8に示した三角柱状の治具BDの最鋭角の頂点を、折り曲げ部ST1~折り曲げ部ST3のそれぞれにあてがわれながら折り曲げられる。図6は、2つの折り曲げ部ST3のうちの一方に治具BDの最鋭角の頂点があてがわれている様子の一例を示す図である。図7は、図6に示した様子を他の角度から見た場合の図である。図8は、図6に示した様子を更に他の角度から見た場合の図である。
図6~8に示したように、治具BDは、第211固定部FX211と第212固定部FX212との間に入れられながら、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3にあてがわれる。このため、三角柱の高さ方向における治具BDの長さは、第11平板部材FD11と第1部材FM1との接合部、すなわち、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3の第2方向における長さよりも短くなる。この場合、3番目の折り曲げ工程において、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3の折り曲げを実行すると、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3の折り曲げに失敗してしまうことがある、又は、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3の折り曲げの精度が悪くなることがある。そこで、第11平板部材FD11と第1部材FM1との接合部が有する端部のうち第21平板部材FD21側の端部と、当該接合部が有する端部のうち第22平板部材FD22側の端部とのそれぞれには、切り欠きCOが形成されている。そして、当該接合部が有する端部のうち第21平板部材FD21側の端部に形成された切り欠きCOの第2方向における長さは、第211固定部FX211の第2方向における長さよりも長い。また、当該接合部が有する端部のうち第22平板部材FD22側の端部に形成された切り欠きCOの第2方向における長さは、第221固定部FX221の第2方向における長さよりも長い。これにより、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3の折り曲げは、第11平板部材FD11側の折り曲げ部ST3に治具BDの最鋭角の頂点をあてがうことにより、失敗してしまうことを抑制しつつ、精度よく行うことができる。
同様に、治具BDは、第221固定部FX221と第222固定部FX222との間に入れながら、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3にあてがわれる。このため、第2方向における治具BDの長さは、第12平板部材FD12と第1部材FM1との接合部、すなわち、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3の第2方向における長さよりも短くなる。この場合、3番目の折り曲げ工程において、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3の折り曲げを実行すると、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3の折り曲げに失敗してしまうことがある、又は、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3の折り曲げの精度が悪くなることがある。そこで、第12平板部材FD12と第1部材FM1との接合部が有する端部のうち第21平板部材FD21側の端部と、当該接合部が有する端部のうち第22平板部材FD22側の端部とのそれぞれには、切り欠きCOが形成されている。そして、当該接合部が有する端部のうち第21平板部材FD21側の端部に形成された切り欠きCOの第2方向における長さは、第221固定部FX221の第2方向における長さよりも長い。また、当該接合部が有する端部のうち第22平板部材FD22側の端部に形成された切り欠きCOの第2方向における長さは、第222固定部FX222の第2方向における長さよりも長い。これにより、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3の折り曲げは、第12平板部材FD12側の折り曲げ部ST3に治具BDの最鋭角の頂点をあてがうことにより、失敗してしまうことを抑制しつつ、精度よく行うことができる。
図2~4に戻る。第1金属部材MT1が第1部材FM1と第2部材FM2とを有するため、第1金属部材MT1と第2金属部材MT2とによって囲まれた空間である第1空間S1は、より具体的には、第1部材FM1と、第2部材FM2と、第2金属部材MT2によって囲まれた空間である。
第2金属部材MT2は、第3部材FM3と、第4部材FM4を有する。
第3部材FM3は、凹部CCを塞ぐ面と第2空間S2の下面との両方を構成する部材である。以下では、一例として、図2~4に示したように、第3部材FM3が、ほぼ平板矩形状の部材である場合について説明する。また、以下では、一例として、図2~4に示したように、ほぼ平板矩形状の第3部材FM3が、第1方向と直交している場合について説明する。この場合、第3部材FM3の上面は、第2空間S2の下面となる面の一例である。また、この場合、第3部材FM3の下面は、第1空間S1の上面となる面の一例である。
ほぼ平板矩形状の第3部材FM3は、第31辺E31と、第32辺E32と、第33辺E33、第34辺E34との4つの辺を有する。第31辺E31と第33辺E33は、互いに対向する辺である。また、第31辺E31と第33辺E33は、第11辺E11及び第13辺E13と平行な辺である。また、第32辺E32と第34辺E34は、互いに対向する辺である。また、第32辺E32と第34辺E34は、第12辺E12及び第14辺E14と平行な辺である。
第4部材FM4は、第2空間S2の側面の少なくとも一部を構成する部材である。すなわち、第4部材FM4は、第2空間S2の側面の一部を構成する部材である。
より具体的には、第4部材FM4は、第31平板部材FD31と、第32平板部材FD32とを含む。
第31平板部材FD31は、第32辺E32から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の部材である。第31平板部材FD31は、第3部材FM3と一体の部材であってもよく、第3部材FM3と別体の部材であってもよい。以下では、一例として、第31平板部材FD31が、第3部材FM3と一体の部材である場合について説明する。この場合、第31平板部材FD31は、第3部材FM3と一体の平板状の部材が、第32辺E32で折り曲げられて成形された部材である。図2~4に示した例では、第31平板部材FD31は、第3部材FM3と直交している。なお、第31平板部材FD31は、第3部材FM3と斜交する構成であってもよい。
第32平板部材FD32は、第34辺E34から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の部材である。第32平板部材FD32は、第3部材FM3と一体の部材であってもよく、第3部材FM3と別体の部材であってもよい。以下では、一例として、第32平板部材FD32が、第3部材FM3と一体の部材である場合について説明する。この場合、第32平板部材FD32は、第3部材FM3と一体の平板状の部材が、第34辺E34で折り曲げられて成形された部材である。図2~4に示した例では、第32平板部材FD32は、第3部材FM3と直交している。なお、第32平板部材FD32は、第3部材FM3と斜交する構成であってもよい。
このような構成の第2金属部材MT2は、前述した通り、第1金属部材MT1が有する4つの固定部に固定される。
ここで、図2~4に示した例では、第11平板部材FD11の第1方向における長さは、第12平板部材FD12の第1方向における長さと同じ長さである。また、当該例では、第21平板部材FD21の第1方向における長さは、第22平板部材FD22の第1方向における長さと同じ長さである。しかし、当該例では、第11平板部材FD11の第1方向における長さは、第21平板部材FD21の第1方向における長さよりも長い。換言すると、当該例では、第11平板部材FD11及び第12平板部材FD12それぞれの第1方向側の端部は、第3部材FM3よりも第1方向側に位置している。そして、当該例では、第31平板部材FD31は、第1金属部材MT1が第2金属部材MT2に固定されている場合において、第21平板部材FD21と接続している。また、当該例では、第32平板部材FD32は、当該場合において、第22平板部材FD22と接続している。そして、当該例では、第21平板部材FD21の第1方向における長さと、第31平板部材FD31の第1方向における長さとの和は、第22平板部材FD22の第1方向における長さと、第32平板部材FD32の第1方向における長さとの和とほぼ等しく、且つ、第11平板部材FD11の第1方向における長さとほぼ等しい。従って、第2空間S2は、第11平板部材FD11と、第12平板部材FD12と、第3部材FM3と、第4部材FM4とによって形成された凹部が樹脂部材RSによって塞がれることによって形成された空間である。換言すると、第2空間S2は、第11平板部材FD11と、第12平板部材FD12と、第3部材FM3と、第4部材FM4と、樹脂部材RSとによって囲まれた空間である。
また、第21平板部材FD21が有する面のうち第1空間S1と反対側の面を含む仮想的な面には、第31平板部材FD31が有する面のうち第2空間S2と反対側の面が含まれている。すなわち、第21平板部材FD21が有する面のうち第1空間S1と反対側の面は、第31平板部材FD31が有する面のうち第2空間S2と反対側の面と、ほぼ段差なしで接続している。この特徴は、面一と称されることもある。また、第22平板部材FD22が有する面のうち第1空間S1と反対側の面を含む仮想的な面には、第32平板部材FD32が有する面のうち第2空間S2と反対側の面が含まれている。すなわち、第22平板部材FD22が有する面のうち第1空間S1と反対側の面は、第32平板部材FD32が有する面のうち第2空間S2と反対側の面と、ほぼ段差なしで接続している。これにより、コイルユニットCUは、設置の自由度を向上させることができるとともに、他の物体との干渉時において他の物体を変形させてしまうことを抑制することができる。また、コイルユニットCUは、この特徴により、外観の美しさを担保することもできる。なお、第21平板部材FD21が有する面のうち第1空間S1と反対側の面を含む仮想的な面には、第31平板部材FD31が有する面のうち第2空間S2と反対側の面が含まれていない構成であってもよい。また、第22平板部材FD22が有する面のうち第1空間S1と反対側の面を含む仮想的な面には、第32平板部材FD32が有する面のうち第2空間S2と反対側の面が含まれていない構成であってもよい。
また、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12、第21平板部材FD21、第22平板部材FD22、第31平板部材FD31、第32平板部材FD32の6つの平板部材のうちの少なくとも1つの平板部材には、開口HOsが形成されている。開口HOsは、1つ以上の開口であれば、如何なる開口であってもよい。図2~4に示した例では、開口HOsは、複数の円形状の開口である。図2~4に示した例では、第11平板部材FD11、第12平板部材FD12のそれぞれに開口HOsが形成されている。これにより、コイルユニットCUは、第1空間S1及び第2空間S2の放熱性を向上させることができる。換言すると、コイルユニットCUは、通常使用時の温度上昇を抑制することができる。その結果、コイルユニットCUは、コイルLから基板SBへの熱の伝導を、より確実に抑制することができる。また、これにより、コイルユニットCUは、軽量化を図ることができるとともに、製造コストの増大の抑制を図ることもできる。
ここで、これら6つの平板部材のうち開口が形成されている平板部材の表面積の30%以上が、開口により占められる構成であってもよい。これは、これら6つの平板部材のうち開口が形成されている平板部材の表面積の30%以上である場合、コイルユニットCUの通常使用時における第1空間S1及び第2空間S2の温度上昇を20%程度抑制することができるからである。この事実は、図9と図10を比較することにより、明確に理解できる。
図9は、6つの平板部材のいずれにも開口が形成されていない場合におけるコイルユニットCUの温度分布の一例を示す図である。図9に示した温度分布では、コイルユニットCUが配置された部屋の室温Taが25℃の場合、コイルユニットCUが有する部分のうち最も外側に近い部分の温度が、100℃に達し、この部分より若干内側の部分の温度が125℃に達していることが分かる。なお、図9は、実際に計測された温度分布をディフォルメしたイメージ図である。このため、図9に示した温度分布は、実際の温度分布と若干の差異がある。しかしながら、実際に計測される温度分布は、図9に示した温度分布と同じような傾向を有している。
一方、図10は、第11平板部材FD11及び第12平板部材FD12のそれぞれに、表面積の30%以上を占める開口が形成されている場合におけるコイルユニットCUの温度分布の一例を示す図である。図10に示した温度分布では、コイルユニットCUが有する部分のうち最も外側に近い部分の温度が約80℃であり、この部分より若干内側の部分の温度が100℃以下であることが分かる。なお、図10も、実際に計測された温度分布をディフォルメしたイメージ図である。このため、図10に示した温度分布は、実際の温度分布と若干の差異がある。しかしながら、実際に計測される温度分布は、図10に示した温度分布と同じような傾向を有している。
このように、6つの平板部材のうち開口が形成されている平板部材の表面積の30%以上は、前述した通り、開口により占められる構成であってもよい。ここで、図2~4に示した例では、第21平板部材FD21、第22平板部材FD22、第31平板部材FD31、第32平板部材FD32のいずれかに開口が形成される場合、これら4つの平板部材の外側を覆う樹脂部材RSにも、開口が形成される。これにより、コイルユニットCUは、温度上昇をより確実に抑制することができる。
以上のような筐体CSの中には、コイルLと、基板SBと、第1保持部材HD1と、第2保持部材HD2と、磁性体MBと、絶縁部材ISのそれぞれが収容される。
コイルLは、第2空間S2に配置される。この際、コイルLは、第1保持部材HD1により保持される。すなわち、第2空間S2には、第1保持部材HD1により保持されたコイルLが配置される。第1保持部材HD1は、コイルLを保持する部材である。また、第1保持部材HD1は、中心部に開口HLが形成された円形平板状の部材である。なお、第1保持部材HD1の形状は、円形平板状に代えて、他の形状であってもよい。
ここで、コイルLの導体は、第1保持部材HD1の両面の少なくとも一方の面に巻回される。以下では、一例として、コイルLの導体が、図11に示したように、第1保持部材HD1の両面に巻回される場合について説明する。図11は、第1保持部材HD1の両面に巻回された導体により構成されるコイルLの一例を示す図である。なお、コイルLの導体が第1保持部材HD1の両面に巻回される方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。
第1保持部材HD1が有する面のうち、コイルLの導体が巻回されている領域の内側の面には、複数の切り欠きCO2が形成されている。これら複数の切り欠きCO2には、第2保持部材HD2が有する係止部LKが係合される。第2保持部材HD2は、第1保持部材HD1に保持されたコイルLを、第2空間S2内に固定しながら保持する部材である。第2保持部材HD2の形状は、係止部LKを有し、且つ、第1保持部材HD1に保持されたコイルLを、第2空間S2内に固定しながら保持可能な形状であれば、如何なる形状であってもよい。
また、第2空間S2には、第1保持部材HD1により保持されたコイルL、第2保持部材HD2のそれぞれとともに、磁性体MB、絶縁部材ISのそれぞれが配置される。ここで、第2空間S2内において、第1保持部材HD1により保持されたコイルL、第2保持部材HD2、磁性体MB、絶縁部材ISのそれぞれは、第1方向に向かって、絶縁部材IS、磁性体MB、第2保持部材HD2、第1保持部材HD1により保持されたコイルLの順に積み重ねられる。これにより、コイルL及び磁性体MBは、第2金属部材MT2と電気的に絶縁される。図2~4に示した例では、絶縁部材ISは、シート状の絶縁体製である。なお、絶縁部材ISの形状は、シート状に代えて、他の形状であってもよい。なお、コイルユニットCUでは、コイルユニットCUが絶縁部材ISを備えない場合、例えば、空気の層によってコイルL及び磁性体MBと、第2金属部材MT2との間が電気的に絶縁される。
磁性体MBは、例えば、フェライトであるが、これに限られるわけではない。磁性体MBは、単一の磁性体片であってもよく、複数の磁性体片により構成されてもよい。なお、磁性体MBは、送電コイルL1と受電コイルL2との間の磁気的結合を高める磁性体の一例である。
基板SBは、コイルLに接続される共振回路RCを少なくとも含む回路が搭載される基板である。以下では、一例として、基板SBには、共振回路RCのみが搭載されている場合について説明する。なお、図2に示した例では、図が煩雑になるのを防ぐため、基板SBに搭載された共振回路RCについては、省略されている。また、基板SBは、第1空間S1に配置される。このように、コイルユニットCUでは、基板SBとコイルLとが異なる空間に配置されており、且つ、基板SBが金属によって囲まれた第1空間S1に配置されている。これにより、コイルユニットCUは、コイルLにより発生する磁界の少なくとも一部、発熱したコイルLからの輻射熱の少なくとも一部のそれぞれを金属によって遮断することができる。その結果、コイルユニットCUは、コイルLから基板への熱、ノイズ等の伝導を抑制することができる。
より具体的には、基板SBは、基板SBが有する面のうちの第1面M1が第1部材FM1に面するように第1空間S1内に配置される。図4に示したように、第1面M1には、通電によって発熱する1個以上の回路素子HPが搭載される。回路素子HPは、通電によって発熱する素子であれば、如何なる素子であってもよい。また、第1面M1に複数個の回路素子HPが搭載される場合、これら複数個の回路素子HPのそれぞれは、互いに同じ種類の素子であってもよく、互いに異なる種類の素子であってもよい。例えば、基板SBの第1面M1には、4個の回路素子HPとして、共振コンデンサ、AC/DCコンバータ111、インバータ112のスイッチ素子、整流平滑化回路221のスイッチ素子、ダイオード等が搭載される。この場合、例えば、ワイヤレス送電装置10では、第1空間S1内にAC/DCインバータ111、インバータ112、送電側共振回路121を搭載し、第2空間S2内に送電コイルL1を搭載することで、第2空間S2内に配置されたコイルLにより発生する磁界の少なくとも一部、又は、発熱したコイルLからの伝達熱及び輻射熱の少なくとも一部の影響を、第1空間S1内に配置された送電ユニット11、送電側共振回路121等が受けることがない。また、この場合、例えば、ワイヤレス受電装置20では、第1空間S1内に整流平滑化回路221、受電側共振回路211を搭載し、第2空間S2内に受電コイルL2を搭載することで、第2空間S2内に配置されたコイルLにより発生する磁界の少なくとも一部、又は、発熱したコイルLからの伝達熱及び輻射熱の少なくとも一部の影響を、第1空間S1内に配置された受電ユニット22、送電側共振回路211が受けることがない。
また、基板SBは、4個の回路素子HPのそれぞれが第1部材FM1に接触するように第1空間S1内に配置される。これにより、コイルユニットCUは、第1金属部材MT1を介して、4個の回路素子HPから発生する熱を、効率的に放熱することができる。
ここで、基板SBは、1つ以上のスタッド部材を介して第3部材FM3に固定される。図3に示したスタッド部材SD1及びスタッド部材SD2は、基板SBを第3部材FM3に固定する1つ以上のスタッド部材の一例である。このようなスタッド部材により、基板SBは、基板SBに搭載された4個の回路素子HPのそれぞれが第1部材FM1に押圧されるように、第3部材FM3に固定される。
このように、1つ以上のスタッド部材を介して第3部材FM3に基板SBが固定されるため、第1部材FM1には、1つ以上のスタッド部材のそれぞれが貫通する貫通孔が形成されている。図3に示した貫通孔H1は、スタッド部材SD1が貫通する貫通孔である。また、図3に示した貫通孔H2は、スタッド部材SD2が貫通する貫通孔である。図12は、スタッド部材が貫通する貫通孔が形成されている第1部材FM1の下面の一例を示す図である。換言すると、図12は、貫通孔に対するネジの位置関係を示す第1部材FM1の下面の一例を示す図である。また、図13は、スタッド部材が貫通する貫通孔が形成されている第1部材FM1の上面の一例を示す図である。換言すると、図13は、貫通孔が形成されている第1部材FM1の上面の一例を示す図である。図12及び図13に示した例では、基板SBは、6つのスタッド部材によって第3部材FM3に固定されている。このため、第1部材FM1の下面には、6つの貫通孔が形成されている。図12及び図13では、これら6つの貫通孔が、貫通孔H1~貫通孔H6のそれぞれによって示されている。そして、これら6つの貫通孔それぞれの直径は、1つ以上のスタッド部材のそれぞれに基板SBを固定するねじのねじ頭の直径よりも大きい。このような貫通孔が第1部材FM1に形成されることにより、コイルユニットCUでは、1つ以上のスタッド部材のそれぞれに基板SBを固定するねじのねじ頭と第1部材FM1との接触によって、1個以上の回路素子HPのそれぞれを、第1部材FM1に接触させることができなくなってしまうことを抑制することができる。
このようなコイルユニットCUには、更に、コイルLから発生する熱を効率的に放熱する工夫が成されている。具体的には、コイルユニットCUでは、コイルLの導体は、第2金属部材MT2と接触している。例えば、コイルLから引き出される2つの引出線のうち、コイルLの内側から引き出される引出線OLは、図14に示したように、第1保持部材HD1の開口HLを通って、第2金属部材MT2と接触している。図14は、第2保持部材HD2及び第2金属部材MT2の開口を通って引出線OLが第2金属部材MT2と接触している様子の一例を示す図である。なお、引出線OLが第2金属部材MT2と接触している状態は、接着剤等によって保持される。
このように、コイルユニットCUは、凹部CCを有する第1金属部材MT1と、凹部CCを塞ぐ樹脂部材RSと、第1金属部材MT1と樹脂部材RSとによって囲まれた空間を、金属によって囲まれた第1空間S1と、少なくとも一部が樹脂によって囲まれた第2空間S2とに区分けする第2金属部材MT2とを有する筐体CSと、第2空間S2に配置されるコイルLと、コイルLに接続される共振回路RCが搭載され、且つ、第1空間S1に配置される基板SBと、を備える。これにより、コイルユニットCUは、コイルLから基板SBへの熱、ノイズ等の伝導を抑制することができる。ここで、このような効果が得られる理由は、前述した通り、コイルLが第2空間S2に配置され、且つ、基板SBが第1空間S1に配置されることによって、コイルLにより発生する磁界の少なくとも一部、発熱したコイルLからの輻射熱の少なくとも一部のそれぞれを金属によって遮断することができるためである。これは、コイルユニットCUにおいて、第1空間S1の容量を大きくすることによって、コイルLから基板SBへの熱、ノイズ等の伝導を抑制しつつ、共振回路RCとともに他の回路を基板SBに搭載することができることを意味する。例えば、送電コイルユニット12の基板SBは、送電コイルL1から基板SBへの熱、ノイズ等の伝導を抑制しつつ、送電側共振回路113とともに、AC/DCコンバータ111とインバータ112とのうちの少なくとも一方を基板SBに搭載することができる。これはすなわち、送電コイルL1から基板SBへの熱、ノイズ等の伝導を抑制しつつ、送電コイルユニット12と送電ユニット11とを一体化させることができることを意味する。また、例えば、受電コイルユニット21の基板SBは、受電コイルL2から基板SBへの熱、ノイズ等の伝導を抑制しつつ、受電側共振回路211とともに、整流平滑化回路221を基板SBに搭載することができる。これはすなわち、受電コイルL2から基板SBへの熱、ノイズ等の伝導を抑制しつつ、受電コイルユニット21と受電ユニット22とを一体化させることができることを意味する。このような一体化は、ワイヤレス送電装置10、ワイヤレス受電装置20それぞれの小型化に繋がる。すなわち、このような一体化を行うことにより、ワイヤレス送電装置10、ワイヤレス受電装置20のそれぞれは、小型化することができ、その結果、部品点数の削減による製造コストの増大の抑制を図ることができる。
なお、上記において説明した第31平板部材FD31と第32平板部材FD32とのうちの少なくとも一方の一部分は、樹脂により構成されてもよい。例えば、第31平板部材FD31と第32平板部材FD32とのうちの少なくとも一方の一部分は、樹脂部材RSの一部により構成されてもよい。
以上のように、実施形態に係るコイルユニットは、凹部を有する第1金属部材と、凹部を塞ぐ樹脂部材と、第1金属部材と樹脂部材とによって囲まれた空間を、金属によって囲まれた第1空間と、少なくとも一部が樹脂によって囲まれた第2空間とに区分けする第2金属部材とを有する筐体と、第2空間に配置されるコイルと、コイルに接続される共振回路を少なくとも含む回路が搭載され、且つ、第1空間に配置される基板と、を備える。これにより、コイルユニットは、コイルから基板への熱、ノイズ等の伝導を抑制することができる。
また、コイルユニットでは、筐体の外周面は、第1金属部材と樹脂部材とによって構成される、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第1金属部材と第2金属部材とは、第1方向に向かって第1金属部材、第2金属部材の順に並んでおり、第1金属部材は、凹部の下面と筐体の外周面の一部との両方を構成する第1部材と、凹部の側面と筐体の外周面の一部との両方を構成する第2部材とを有し、第1空間は、第1部材と、第2部材と、第2金属部材とによって囲まれた空間であり、第2金属部材は、凹部を塞ぐ面と第2空間の下面との両方を構成する第3部材と、第2空間の側面の少なくとも一部を構成する第4部材とを有する、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第1部材は、ほぼ平板矩形状の部材であり、矩形状の前記第1部材は、第11辺と、第12辺と、第13辺、第14辺の4つの辺を有し、第11辺と第13辺は、互いに対向する辺であり、第12辺と第14辺は、互いに対向する辺であり、第2部材は、第11辺から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第11平板部材と、第12辺から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第21平板部材と、第13辺から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第12平板部材と、第14辺から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第22平板部材とを含み、第3部材は、ほぼ平板矩形状の部材であり、矩形状の第3部材は、第31辺と、第32辺と、第33辺、第34辺の4つの辺を有し、第31辺と第33辺は、互いに対向する辺であり、且つ、第11辺及び第13辺と平行な辺であり、第32辺と第34辺は、互いに対向する辺であり、且つ、第12辺及び第14辺と平行な辺であり、第4部材は、第32辺から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第31平板部材と、第34辺から第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第32平板部材とを含む、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第11平板部材の第1方向における長さは、第12平板部材の第1方向における長さと同じ長さであり、第21平板部材の第1方向における長さは、第22平板部材の第1方向における長さと同じ長さであり、第11平板部材の第1方向における長さは、第21平板部材の第1方向における長さよりも長く、第2空間は、第11平板部材と、第12平板部材と、第3部材と、第4部材と、樹脂部材とによって囲まれた空間である、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第11平板部材及び第12平板部材それぞれの第1方向側の端部は、第3部材よりも第1方向側に位置し、第31平板部材は、第21平板部材と接続しており、第32平板部材は、第22平板部材と接続している、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第11平板部材は、第1部材と一体の平板状の部材が、第11辺で折り曲げられて成形された部材であり、第12平板部材は、第1部材と一体の平板状の部材が、第13辺で折り曲げられて成形された部材であり、第21平板部材は、第11平板部材と一体の平板状の部材が、第11平板部材と第1部材との接合部が延伸する第2方向における第11平板部材の端部のうち第12辺側の端部で折り曲げられて成形された第211部材と、第12平板部材と一体の平板状の部材が、第2方向における第12平板部材の端部のうち第12辺側の端部で折り曲げられて成形された第212部材とを含み、第22平板部材は、第11平板部材と一体の平板状の部材が、第2方向における第11平板部材の端部のうち第14辺側の端部で折り曲げられて成形された第221部材と、第12平板部材と一体の平板状の部材が、第2方向における第12平板部材の端部のうち第14辺側の端部で折り曲げられて成形された第222部材とを含む、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第1金属部材は、第211部材の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第211部材の第1方向側の端部で第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材が固定される部材である第211固定部と、第212部材の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第212部材の第1方向側の端部で第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材が固定される部材である第212固定部と、第221部材の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第221部材の第1方向側の端部で第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材が固定される部材である第221固定部と、第222部材の第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、第222部材の第1方向側の端部で第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、第2金属部材が固定される部材である第222固定部と、を有し、第11平板部材と第1部材との接合部が有する端部のうち第21平板部材側の端部と、第11平板部材と第1部材との接合部が有する端部のうち第22平板部材側の端部とのそれぞれには、切り欠きが形成されており、第11平板部材と第1部材との接合部が有する端部のうち第21平板部材側の端部に形成された切り欠きの前記第2方向における長さは、第211固定部の第2方向における長さよりも長く、第11平板部材と第1部材との接合部が有する端部のうち第22平板部材側の端部に形成された切り欠きの第2方向における長さは、第221固定部の第2方向における長さよりも長く、第12平板部材と第1部材との接合部が有する端部のうち第21平板部材側の端部に形成された切り欠きの第2方向における長さは、第212固定部の第2方向における長さよりも長く、第12平板部材と第1部材との接合部が有する端部のうち第22平板部材側の端部に形成された切り欠きの第2方向における長さは、第222固定部の第2方向における長さよりも長い、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第31平板部材は、第3部材と一体の平板状の部材が、第32辺で折り曲げられて成形された部材であり、第32平板部材は、第3部材と一体の平板状の部材が、第34辺で折り曲げられて成形された部材である、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第21平板部材が有する面のうち第1空間と反対側の面を含む仮想的な面には、第31平板部材が有する面のうち第2空間と反対側の面が含まれており、第22平板部材が有する面のうち第1空間と反対側の面を含む仮想的な面には、第32平板部材が有する面のうち第2空間と反対側の面が含まれている、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第21平板部材の第1方向における長さと、第31平板部材の第1方向における長さとの和は、第22平板部材の第1方向における長さと、第32平板部材の第1方向における長さとの和とほぼ等しく、且つ、第11平板部材の第1方向における長さとほぼ等しい、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第11平板部材、第12平板部材、第21平板部材、第22平板部材、第31平板部材、第32平板部材の6つの平板部材のうちの少なくとも1つの平板部材には、開口が形成されている、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、6つの平板部材のうち開口が形成されている平板部材の表面積の30%以上は、開口により占められている、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、基板は、基板が有する面のうちの第1面が第1部材に面するように第1空間内に配置され、第1面には、通電によって発熱する回路素子が搭載され、基板は、回路素子が第1部材に接触するように第1空間内に配置される、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、基板は、1つ以上のスタッド部材を介して第3部材に固定される、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、第1部材には、1つ以上のスタッド部材のそれぞれが貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔の直径は、1つ以上のスタッド部材のそれぞれに基板を固定するねじのねじ頭の直径よりも大きい、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、コイルを保持する部材であって開口が形成された平板状の第1保持部材を更に備え、コイルの導体は、第1保持部材の両面の少なくとも一方の面に巻回されており、第1保持部材の開口の内縁には、切り欠きが形成されており、第2空間内には、第1保持部材に形成された切り欠きと係合する係止部を有する第2保持部材が配置されており、コイルは、第1保持部材の切り欠きと第2保持部材の係止部とを係合させることにより、第2空間に配置される、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、コイルの導体は、第2金属部材と接触している、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、コイルから引き出される2つの引出線のうち、コイルの内側から引き出される引出線は、第1保持部材の開口を通って、第2金属部材と接触している、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットでは、コイルから引き出される2つの引出線のうち、コイルの内側から引き出される引出線は、第1保持部材の開口を通って、第2金属部材と接触している、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットは、第2空間にコイルとともに配置される磁性体を更に備え、コイルと磁性体とは、第1方向に向かって磁性体、コイルの順に並んでいる、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、磁性体MBは、当該磁性体の一例である。
また、コイルユニットは、磁性体と第2金属部材との間に配置される絶縁部材を更に備える、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、絶縁部材ISは、当該絶縁部材の一例である。
以上、本開示の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この開示の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
1…ワイヤレス電力伝送システム、10…ワイヤレス送電装置、11…送電ユニット、12…送電コイルユニット、20…ワイヤレス受電装置、21…受電コイルユニット、22…受電ユニット、111…AC/DCコンバータ、112…インバータ、113…送電側共振回路、121…送電側共振回路、211…受電側共振回路、221…整流平滑化回路、BD…治具、CC…凹部、CS…筐体、CU…コイルユニット、E11…第11辺、E12…第12辺、E13…第13辺、E14…第14辺、E31…第31辺、E32…第32辺、E33…第33辺、E34…第34辺、F211…第211部材、F212…第212部材、F221…第221部材、F222…第222部材、FD11…第11平板部材、FD12…第12平板部材、FD21…第21平板部材、FD22…第22平板部材、FD31…第31平板部材、FD32…第32平板部材、FM1…第1部材、FM2…第2部材、FM3…第3部材、FM4…第4部材、FX211…第211固定部、FX212…第212固定部、FX221…第221固定部、FX222…第222固定部、H1~H6…貫通孔、HD1…第1保持部材、HD2…第2保持部材、HL…開口、HP…回路素子、IS…絶縁部材、L…コイル、L1…送電コイル、L2…受電コイル、LD…負荷、LK…係止部、M1…第1面、MB…磁性体、MT1…第1金属部材、MT2…第2金属部材、OL…引出線、P…電源、RC…共振回路、RS…樹脂部材、S1…第1空間、S2…第2空間、SB…基板、SD1、SD2…スタッド部材、ST1、ST2、ST3…折り曲げ部、TC…三次元座標系
Claims (24)
- 凹部を有する第1金属部材と、前記凹部を塞ぐ樹脂部材と、前記第1金属部材と前記樹脂部材とによって囲まれた空間を、金属によって囲まれた第1空間と、少なくとも一部が樹脂によって囲まれた第2空間とに区分けする第2金属部材とを有する筐体と、
前記第2空間に配置されるコイルと、
前記コイルに接続される共振回路を少なくとも含む回路が搭載され、且つ、前記第1空間に配置される基板と、
を備えるコイルユニット。 - 前記筐体の外周面は、前記第1金属部材と前記樹脂部材とによって構成される、
請求項1に記載のコイルユニット。 - 前記第1金属部材と前記第2金属部材とは、第1方向に向かって前記第1金属部材、前記第2金属部材の順に並んでおり、
前記第1金属部材は、前記凹部の下面と前記筐体の外周面の一部との両方を構成する第1部材と、前記凹部の側面と前記筐体の外周面の一部との両方を構成する第2部材とを有し、
前記第1空間は、前記第1部材と、前記第2部材と、前記第2金属部材とによって囲まれた空間であり、
前記第2金属部材は、前記凹部を塞ぐ面と前記第2空間の下面との両方を構成する第3部材と、前記第2空間の側面の少なくとも一部を構成する第4部材とを有する、
請求項1又は2に記載のコイルユニット。 - 前記第1部材は、ほぼ平板矩形状の部材であり、
矩形状の前記第1部材は、第11辺と、第12辺と、第13辺、第14辺の4つの辺を有し、
前記第11辺と前記第13辺は、互いに対向する辺であり、
前記第12辺と前記第14辺は、互いに対向する辺であり、
前記第2部材は、前記第11辺から前記第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第11平板部材と、前記第12辺から前記第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第21平板部材と、前記第13辺から前記第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第12平板部材と、前記第14辺から前記第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第22平板部材とを含み、
前記第3部材は、ほぼ平板矩形状の部材であり、
矩形状の前記第3部材は、第31辺と、第32辺と、第33辺、第34辺の4つの辺を有し、
前記第31辺と前記第33辺は、互いに対向する辺であり、且つ、前記第11辺及び前記第13辺と平行な辺であり、
前記第32辺と前記第34辺は、互いに対向する辺であり、且つ、前記第12辺及び前記第14辺と平行な辺であり、
前記第4部材は、前記第32辺から前記第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第31平板部材と、前記第34辺から前記第1方向に延伸するほぼ平板矩形状の第32平板部材とを含む、
請求項3に記載のコイルユニット。 - 前記第11平板部材の前記第1方向における長さは、前記第12平板部材の前記第1方向における長さと同じ長さであり、
前記第21平板部材の前記第1方向における長さは、前記第22平板部材の前記第1方向における長さと同じ長さであり、
前記第11平板部材の前記第1方向における長さは、前記第21平板部材の前記第1方向における長さよりも長く、
前記第2空間は、前記第11平板部材と、前記第12平板部材と、前記第3部材と、前記第31平板部材と、前記第32平板部材と、前記樹脂部材とによって囲まれた空間である、
請求項4に記載のコイルユニット。 - 前記第11平板部材及び前記第12平板部材それぞれの前記第1方向側の端部は、前記第3部材よりも前記第1方向側に位置し、
前記第31平板部材は、前記第21平板部材と接続しており、
前記第32平板部材は、前記第22平板部材と接続している、
請求項4又は5に記載のコイルユニット。 - 前記第11平板部材は、前記第1部材と一体の平板状の部材が、前記第11辺で折り曲げられて成形された部材であり、
前記第12平板部材は、前記第1部材と一体の平板状の部材が、前記第13辺で折り曲げられて成形された部材であり、
前記第21平板部材は、前記第11平板部材と一体の平板状の部材が、前記第11平板部材と前記第1部材との接合部が延伸する第2方向における前記第11平板部材の端部のうち前記第12辺側の端部で折り曲げられて成形された第211部材と、前記第12平板部材と一体の平板状の部材が、前記第2方向における前記第12平板部材の端部のうち前記第12辺側の端部で折り曲げられて成形された第212部材とを含み、
前記第22平板部材は、前記第11平板部材と一体の平板状の部材が、前記第2方向における前記第11平板部材の端部のうち前記第14辺側の端部で折り曲げられて成形された第221部材と、前記第12平板部材と一体の平板状の部材が、前記第2方向における前記第12平板部材の端部のうち前記第14辺側の端部で折り曲げられて成形された第222部材とを含む、
請求項4から6のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記第1金属部材は、
前記第211部材の前記第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、前記第211部材の前記第1方向側の端部で前記第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、前記第2金属部材が固定される部材である第211固定部と、
前記第212部材の前記第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、前記第212部材の前記第1方向側の端部で前記第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、前記第2金属部材が固定される部材である第212固定部と、
前記第221部材の前記第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、前記第221部材の前記第1方向側の端部で前記第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、前記第2金属部材が固定される部材である第221固定部と、
前記第222部材の前記第1方向側の端部と一体の平板状の部材が、前記第222部材の前記第1方向側の端部で前記第1空間側に折り曲げられた部材であり、且つ、前記第2金属部材が固定される部材である第222固定部と、
を有し、
前記第11平板部材と前記第1部材との接合部が有する端部のうち前記第21平板部材側の端部と、前記第11平板部材と前記第1部材との接合部が有する端部のうち前記第22平板部材側の端部とのそれぞれには、切り欠きが形成されており、
前記第11平板部材と前記第1部材との接合部が有する端部のうち前記第21平板部材側の端部に形成された切り欠きの前記第2方向における長さは、前記第211固定部の前記第2方向における長さよりも長く、
前記第11平板部材と前記第1部材との接合部が有する端部のうち前記第22平板部材側の端部に形成された切り欠きの前記第2方向における長さは、前記第221固定部の前記第2方向における長さよりも長く、
前記第12平板部材と前記第1部材との接合部が有する端部のうち前記第21平板部材側の端部に形成された切り欠きの前記第2方向における長さは、前記第212固定部の前記第2方向における長さよりも長く、
前記第12平板部材と前記第1部材との接合部が有する端部のうち前記第22平板部材側の端部に形成された切り欠きの前記第2方向における長さは、前記第222固定部の前記第2方向における長さよりも長い、
請求項7に記載のコイルユニット。 - 前記第31平板部材は、前記第3部材と一体の平板状の部材が、前記第32辺で折り曲げられて成形された部材であり、
前記第32平板部材は、前記第3部材と一体の平板状の部材が、前記第34辺で折り曲げられて成形された部材である、
請求項4から8のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記第21平板部材が有する面のうち前記第1空間と反対側の面を含む仮想的な面には、前記第31平板部材が有する面のうち前記第2空間と反対側の面が含まれており、
前記第22平板部材が有する面のうち前記第1空間と反対側の面を含む仮想的な面には、前記第32平板部材が有する面のうち前記第2空間と反対側の面が含まれている、
請求項4から9のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記第21平板部材の前記第1方向における長さと、前記第31平板部材の前記第1方向における長さとの和は、前記第22平板部材の前記第1方向における長さと、前記第32平板部材の前記第1方向における長さとの和とほぼ等しく、且つ、前記第11平板部材の前記第1方向における長さとほぼ等しい、
請求項4から10のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記第11平板部材、前記第12平板部材、前記第21平板部材、前記第22平板部材、前記第31平板部材、前記第32平板部材の6つの平板部材のうちの少なくとも1つの平板部材には、開口が形成されている、
請求項4から11のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記6つの平板部材のうち開口が形成されている平板部材の表面積の30%以上は、開口により占められている、
請求項12に記載のコイルユニット。 - 前記基板は、前記基板が有する面のうちの第1面が前記第1部材に面するように前記第1空間内に配置され、
前記第1面には、通電によって発熱する回路素子が搭載され、
前記基板は、前記回路素子が前記第1部材に接触するように前記第1空間内に配置される、
請求項3から13のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記基板は、1つ以上のスタッド部材を介して前記第3部材に固定される、
請求項14に記載のコイルユニット。 - 前記第1部材には、前記1つ以上のスタッド部材のそれぞれが貫通する貫通孔が形成されており、
前記貫通孔の直径は、前記1つ以上のスタッド部材のそれぞれに前記基板を固定するねじのねじ頭の直径よりも大きい、
請求項15に記載のコイルユニット。 - 前記コイルを保持する部材であって開口が形成された平板状の第1保持部材を更に備え、
前記コイルの導体は、前記第1保持部材の両面の少なくとも一方の面に巻回されており、
前記第1保持部材の開口の内縁には、切り欠きが形成されており、
前記第2空間内には、前記第1保持部材に形成された切り欠きと係合する係止部を有する第2保持部材が配置されており、
前記コイルは、前記第1保持部材の切り欠きと前記第2保持部材の係止部とを係合させることにより、前記第2空間に配置される、
請求項1から16のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記コイルの導体は、前記第2金属部材と接触している、
請求項17に記載のコイルユニット。 - 前記コイルから引き出される2つの引出線のうち、前記コイルの内側から引き出される引出線は、前記第1保持部材の開口を通って、前記第2金属部材と接触している、
請求項18に記載のコイルユニット。 - 前記第2空間に前記コイルとともに配置される磁性体を更に備え、
前記コイルと前記磁性体とは、前記第1方向に向かって前記磁性体、前記コイルの順に並んでいる、
請求項1から19のうちいずれか一項に記載のコイルユニット。 - 前記磁性体と前記第2金属部材との間に配置される絶縁部材を更に備える、
請求項20に記載のコイルユニット。 - 請求項1から21のうちいずれか一項に記載のコイルユニットを備え、
前記基板には、供給された電力に基づく交流電圧を、前記共振回路を介して前記コイルに供給する電源回路の少なくとも一部が前記共振回路とともに搭載される、
ワイヤレス送電装置。 - 請求項1から21のうちいずれか一項に記載のコイルユニットを備え、
前記基板には、前記コイルから前記共振回路を介して供給される交流電圧を直流電圧に変換し、変換した後の直流電圧を負荷に供給する整流回路の少なくとも一部が前記共振回路とともに搭載される、
ワイヤレス受電装置。 - 請求項1から21のうちいずれか一項に記載のコイルユニットを、ワイヤレス送電装置と、ワイヤレス受電装置との少なくとも一方が備える、
ワイヤレス電力伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021083219A JP2022176675A (ja) | 2021-05-17 | 2021-05-17 | コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021083219A JP2022176675A (ja) | 2021-05-17 | 2021-05-17 | コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022176675A true JP2022176675A (ja) | 2022-11-30 |
Family
ID=84234115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021083219A Pending JP2022176675A (ja) | 2021-05-17 | 2021-05-17 | コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022176675A (ja) |
-
2021
- 2021-05-17 JP JP2021083219A patent/JP2022176675A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6696628B2 (ja) | コイル装置 | |
JP5558543B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP6234537B1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2007221919A (ja) | Ac/dc変換モジュール基板及び車載用dc/dcコンバータ | |
WO2018193589A1 (ja) | 電力変換装置用フィルタモジュール | |
JP6327501B2 (ja) | リアクトル | |
JP4418208B2 (ja) | Dc−dcコンバータ装置 | |
CN112542898B (zh) | 线圈单元、无线送电装置、无线受电装置和无线输电系统 | |
JP2002281758A (ja) | 降圧型全波整流装置 | |
JP6234538B1 (ja) | 電磁部品 | |
JP2022176675A (ja) | コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム | |
WO2017187478A1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2017069525A (ja) | リアクトル | |
JP2023041422A (ja) | コイルユニット | |
JP6619195B2 (ja) | リアクトル | |
JP6573527B2 (ja) | 非接触電力伝送ユニット | |
JP6573816B2 (ja) | 非接触電力伝送ユニット | |
JP2011014669A (ja) | 磁気部品の冷却装置 | |
US11289261B2 (en) | Circuit assembly | |
JP6045103B2 (ja) | コイル部品及びコイル部品の実装構造 | |
JP2020061505A (ja) | リアクトルの冷却構造、及び電力変換装置 | |
WO2021144945A1 (ja) | 車載充電器 | |
JP2023135974A (ja) | コイル装置、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システム | |
JP5705263B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2022067921A (ja) | コイルユニット、移動体、受電装置、及び、電力伝送システム |